JP2010179487A - 凸版の製版方法、凸版及び凸版用版材 - Google Patents

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Abstract

【課題】専用の貼り込み校正機や熟練技術が不要な凸版の製版方法を提供する。
【課題を解決するための手段】 三次元的に連通した多数の孔を有する多孔性シート2を、形成しようとする版画像を含みうる外形に切り抜き、これを版画像を形成しようとする位置に対応して枚葉状のシート体3の表面に貼り付け、凸版用版材1を形成する。これをTPH4とプラテンローラ5の間に挟んで搬送しながらTPHを駆動する。多孔性シート2はTPHで加熱された部分が凹部となって凹凸による版画像が形成される。印刷時には、製版された凸版用版材1を印刷ドラムの外周面に巻装して画像の凸部にインクを塗布し、回転させながら供給した用紙に凸部を接触させてインクを転移させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、版画像を構成する凸部の表面にインキを塗布し、これを被印刷体に転写して画像の印刷を行なう凸版を製造する製版方法と、前記製版方法によって得られた凸版と、前記製版方法によって前記凸版を製造する際の材料となる凸版用版材に係り、特に大掛かりな装置や熟練技術を用いることなく位置精度の高い版画像を有する凸版を製版することができる凸版の製版方法等に関するものである。
凹凸で構成された版画像を印刷用刷版として使用し、その凸部の表面にインキを塗布し、これを被印刷体に接触させてインキを転写する凸版方式の印刷手法が各種知られている。特に、印刷用刷版である凸版に柔軟性があり、ドラムに装着して輪転式の印刷に供することができるフレキソ印刷が広く普及しており、例えば段ボール、紙、板材、食品その他の製品の包装用フィルム材、さらにアルミフォイル等を被印刷体とした印刷に用いられている。
フレキソ印刷に使用する凸版はUV硬化樹脂を使用して製造することができる。例えば、シート状の凸版用版材である感光性樹脂板を用いて凸版を製造する場合には、ネガフィルム等のマスクを介して感光性樹脂板にUV照射した後、未露光部分を除去し、さらに本露光を行なって仕上げを行なう。これによって、感光性樹脂板には、凸部と凹部からなる所望の版画像が形成される。この製版済みの感光性樹脂板のうち、画像の部分を切り取ってキャリアシート上の所望位置に位置決めして貼り込み、フレキソ印刷用の凸版とする。この凸版を輪転機に装着し、インキングロールによって凸部の表面にインキを転移し、回転する輪転機に被印刷体を供給して凸部の表面に接触させることにより、被印刷体にインキを再転移して画像の印刷を行なう。
下記特許文献1は、このようなフレキソ印刷に用いられる印刷用刷版の製版方法を開示するものであり、特に露光後に未硬化の樹脂を効果的に分離除去することができる方法を提供するものである。
また、下記特許文献2には、枚葉状のキャリアシートに、製版された画像を高い位置精度で貼り込むために使用される凸版貼り込み装置の発明が開示されている。
また、下記特許文献3には、円筒形状の版胴体の周面に、製版された画像を高い位置精度で貼り込むために使用される凸版貼り込み装置の発明が開示されている。
特開2001−183814号公報 特開昭61−256352号公報 特開2008−155550号公報
フレキソ印刷に用いられる印刷用刷版の製造においては、製版後、切り抜いた凸版をキャリアシートに貼り込む際に高い位置精度が必要になる。このため、前述した貼り込み校正機のような専用設備が必要になり、またこのような専用設備を設けない場合には貼り込みの熟練技術が必要となり、多大な時間と手間を要することになる。
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、フレキソ印刷に用いることができる凸版の製版において、専用の貼り込み校正機や熟練技術を不要とし、時間と手間を省くことができる凸版の製版方法、凸版及び凸版用版材を提供することを目的としている。
請求項1に記載された凸版の製版方法は、
凸部で構成された版画像を有する凸版の製版方法において、
三次元的に連通した多数の孔を有する多孔性シートを、形成しようとする版画像を含みうる外形に形成し、
前記多孔性シートを、前記版画像を形成しようとする位置に対応して枚葉状のシート体に貼り付け、
枚葉状の前記シート体の上にある前記多孔性シートに、製版手段で前記版画像を形成することを特徴としている。
請求項2に記載された凸版の製版方法は、
凸部で構成された版画像を有する凸版の製版方法において、
三次元的に連通した多数の孔を有する多孔性シートを、形成しようとする版画像を含みうる外形に形成し、
前記多孔性シートを、前記版画像を形成しようとする位置に対応して枚葉状のシート体に貼り付け、
枚葉状の前記シート体を円筒体の外周面に取り付けて円筒状とし、前記円筒体を回転させながら、前記円筒体の近傍に配置した前記製版手段によって、前記シート体の上にある前記多孔性シートに前記版画像を形成することを特徴としている。
請求項3に記載された凸版の製版方法は、
凸部で構成された版画像を有する凸版の製版方法において、
三次元的に連通した多数の孔を有する多孔性シートを、形成しようとする版画像を含みうる外形に形成し、
前記多孔性シートを、前記版画像を形成しようとする位置に対応して円筒状のシート体に貼り付け、
円筒状の前記シート体を円筒体の外周面に取り付け、前記円筒体を回転させながら、前記円筒体の近傍に配置した前記製版手段によって、前記シート体の上にある前記多孔性シートに前記版画像を形成することを特徴としている。
請求項4に記載された凸版は、
凸部で構成された版画像を有する凸版において、
枚葉状のシート体と、
形成された前記版画像を含む外形に形成され、前記シート体の所定位置に貼り付けられ、製版手段で前記版画像が形成された三次元的に連通する多数の孔を備えた多孔性シートと、
を有している。
請求項5に記載された凸版は、
凸部で構成された版画像を有する凸版において、
円筒状のシート体と、
形成された前記版画像を含む外形に形成され、前記シート体の所定位置に貼り付けられ、製版手段で前記版画像が形成された三次元的に連通する多数の孔を備えた多孔性シートと、
を有している。
請求項6に記載された凸版用版材は、
凸部で構成された版画像を形成するための凸版用版材において、
枚葉状のシート体と、
形成しようとする前記版画像を含みうる外形に形成され、前記版画像を形成しようとする位置に対応して前記シート体に貼り付けられた三次元的に連通する多数の孔を備えた多孔性シートと、
を有している。
請求項7に記載された凸版用版材は、
凸部で構成された版画像を形成するための凸版用版材において、
円筒状のシート体と、
形成しようとする前記版画像を含みうる外形に形成され、前記版画像を形成しようとする位置に対応して前記シート体に貼り付けられた三次元的に連通する多数の孔を備えた多孔性シートと、
を有している。
請求項1に記載された凸版の製版方法によれば、形成しようとする版画像を含んだ外形となるように多孔性シートを形成し、これを枚葉状のシート体の画像形成位置に貼り付け、シート体の上にある多孔性シートを製版手段で製版することにより、特に貼り込み校正機のような専用設備や熟練技術がなくても、位置精度の高い版画像を有する凸版を短時間で簡単に製版することができる。
請求項2に記載された凸版の製版方法によれば、形成しようとする版画像を含んだ外形となるように多孔性シートを形成し、これを枚葉状のシート体の画像形成位置に貼り付け、このシート体を円筒体の外周面に取り付けて円筒状とし、円筒体を回転させながらシート体の上にある多孔性シートを製版手段で製版することにより、特に貼り込み校正機のような専用設備や熟練技術がなくても、位置精度の高い版画像を有する凸版を短時間で簡単に製版することができる。
請求項3に記載された凸版の製版方法によれば、形成しようとする版画像を含んだ外形となるように多孔性シートを形成し、これを円筒状のシート体の画像形成位置に貼り付け、このシート体を円筒体の外周面に取り付けて円筒状とし、円筒体を回転させながらシート体の上にある多孔性シートを製版手段で製版することにより、特に貼り込み校正機のような専用設備や熟練技術がなくても、位置精度の高い版画像を有する凸版を短時間で簡単に製版することができる。
請求項4に記載された凸版は、多孔性シートを版画像を含む外形に形成し、これを枚葉状のシート体の所定位置に貼り付けた構成なので、特に貼り込み校正機のような専用設備や熟練技術がなくても、高い位置精度で短時間で簡単に製版できる。
請求項5に記載された凸版は、多孔性シートを版画像を含む外形に形成し、これを円筒状のシート体の所定位置に貼り付けた構成なので、特に貼り込み校正機のような専用設備や熟練技術がなくても、高い位置精度で短時間で簡単に製版できる。
請求項6に記載された凸版用版材は、形成しようとする版画像を含みうる外形に多孔性シートを形成し、これを枚葉状のシート体の版画像を形成しようとする位置に貼り付けた構造なので、特に貼り込み校正機のような専用設備や熟練技術がなくても、短時間で簡単に高い位置精度の凸版を製版できる。
請求項7に記載された凸版用版材は、形成しようとする版画像を含みうる外形に多孔性シートを形成し、これを円筒状のシート体の版画像を形成しようとする位置に貼り付けた構造なので、特に貼り込み校正機のような専用設備や熟練技術がなくても、短時間で簡単に高い位置精度の凸版を製版できる。
図1は第1実施形態の凸版の製版方法を示す斜視図である。 図2は第2実施形態の凸版の製版方法を示す斜視図である。
1.第1実施形態(第1例、図1)
まず、図1を参照して第1例に係る凸版の製版方法、凸版及び凸版用版材について説明する。
(1)凸版用版材
本例に係る凸版の製版方法では、凸版を製造するための凸版用版材1を利用する。この凸版用版材1は、三次元的に連通した多数の孔を有する多孔性シート2と、PETフィルム等の樹脂等からなる可撓性を備えた枚葉状のシート体3(キャリアシート)で製造する。
まず、図1に示すように、形成しようとする版画像を含みうる適当な外形(形状及び面積)となるように多孔性シート2を形成し、この片状の多孔性シート2を、版画像を形成しようとする位置に対応するように、枚葉状のシート体3の表面に貼り付けて凸版用版材1とする。すなわち、従来のように一枚の大きな多孔性シートに版画像を形成してから該版画像を切り抜き、これをシート体に位置合せして貼り付けるのではなく、本例では、形成しようとする画像よりもやや大きめの多孔性シート2の片を、シート体3上の画像を形成したい位置に予め貼り合わせて凸版用版材1を製造し、これを凸版の製版に利用する。
未製版の多孔性シート2の各片は、形成しようとする各画像よりも大きめなので、これをシート体3上に貼る場合の位置精度はそれほど高いものは要求されない。形成しようとする画像よりもやや大きめの多孔性シート2の片は、大きい多孔性シート2から切り抜いて形成してもよいし、始めから必要な外形となるように形成してもよい。多孔性シート2をシート体3に貼り付ける手段は問わないが、例えば両面テープを利用することができる。
(2)多孔性シート2の製造工程(抽出法)
凸版用版材1に使用する多孔性シート2について説明する。
この多孔性シート2は、微細な3次元連通気泡構造を有するシート状に成形したミクロ多孔体であり、その製造にあたっては、各種の熱可塑性樹脂が使用可能であり、気泡形成材の抽出時には環境負荷の少ない水を使用することができる。
具体的には、先ず原料となる熱可塑性樹脂、水溶解性気泡形成材および水溶解性高分子化合物を、所定の機器を使用して、混合・混練し、得られた混合物を押出機等を使用してシート状に成形する。これにより得られたシートを、水または所定温度の温水に浸漬して、前記水溶解性気泡形成材および水溶解性高分子化合物を抽出・除去し、微細な気泡を多数備えて3次元連通気泡構造を有するシート状のミクロ多孔体(本例の多孔性シート2)を得る。
前記熱可塑性樹脂としては、TPE( ポリエステル系、ポリエーテル系、ポリエーテルポリエステル系、スチレン系およびポリアミド系他) 、オレフィン樹脂( PE( LD- PE, HD- PE, LL- PE、αオレフィン化PE) 、PPおよびTPO) 、TPU、ポリアミド、ポリイミドまたはポリアセタールその他加熱することで溶融する樹脂であれば、如何なる樹脂であっても使用可能である。
また前記水溶解性気泡形成材としては、水に可溶性であって、かつ前記熱可塑性樹脂が熱溶融時する際にも熱的に安定な物質であれば何れも使える。例えば無機物しては、NaC1、KCl、CaC1、NH4Cl、NaNO3 、NaNO2 等が挙げられる。有機物としては、TME( トリメチロールエタン) 、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン、しょ糖、可溶性でんぷん、ソルビトール、グリシンまたは各有機酸( リンゴ酸、クエン酸、グルタミン酸、コハク酸、コハク酸) のナトリウム塩等が挙げられる。
更に前記水溶解性高分子化合物としては、ポリエチレングリコール、ポリエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジオレエート、ポリエチレングリコールジアセテート等のポリエチレングリコール誘導体その他、水に溶解し、樹脂に対して粘度を低下させる働きをする化合物であれば如何なるものであっても使用可能である。殊にポリエチレングリコールは、メルトフローが高く、かつ水溶解性が高いので好適に使用し得る。また水溶解性気泡形成材として有機系物質を選択した場合は、該水溶解性気泡形成材の抽出・除去を促進する作用も確認されている。更に成形を押出成形方法で行なう場合、前記ポリエチレングリコールの分子量は2, 000〜30, 000、好ましくは5, 000〜25, 000、更に好ましくは15, 000〜25, 000の範囲が好適である。
更に、例えば熱可塑性樹脂としてオレフィン系樹脂を使用し、水溶解性高分子化合物として、該オレフィン系樹脂に対して相溶性の低いポリエチレングリコールを利用するような場合には、この低相溶性を利用して該ポリエチレングリコールの粒径を制御することが可能になる。すなわち滑材としての水溶解性高分子化合物を、水溶解性気泡形成材としても利用可能となる。
前記熱可塑性樹脂と、水溶解性気泡形成材および水溶解性高分子化合物(水溶解性物質)との混合割合は、vol%で10:90〜40:60の範囲内が好適である。前記熱可塑性樹脂が10vol%未満の場合には、水溶解性物質の抽出・除去時に成形体自体が分離してしまう。一方、前記水溶解性物質が60vol%を越える場合には、成形体内に充分な数の気泡が形成されなくなってしまう。
前記水溶解性物質を構成する水溶解性気泡形成材と、水溶解性高分子化合物との混合割合は、vol%で45:55〜95:5の範囲内が好適である。前記水溶解性気泡形成材が45vol%未満の場合には、3次元的に連通した多孔体構造が得られなくなり、95vol%を越える場合には、水溶解性物質の抽出割合が低下して充分な気泡率、すなわち多孔度が得られなくなる。
殊に、前記熱可塑性樹脂の混合割合は12〜35vol%の範囲内が好適であり、前記水溶解性気泡形成材と、水溶解性高分子化合物との混合割合は、vol%で65:35〜88:12の範囲内が好適である。
前記熱可塑性樹脂、水溶解性気泡形成材および水溶解性高分子化合物の混合割合を上述の範囲に設定した場合、これら混合物を成形した成形体へ水を浸漬させることで、該水溶解性気泡形成材および水溶解性高分子化合物は容易かつ充分に抽出・除去され、前記熱可塑性樹脂を主材料とし、均質性および強度を備える3次元連通気泡構造のミクロ多孔体が得られる。また、前記熱可塑性樹脂、水溶解性気泡形成材および水溶解性高分子化合物の混合割合を前述の好適な範囲に設定することで、500μm以下の気泡径を有し、かつその気泡率が75〜85vol%以上の3次元連通気泡構造を有するミクロ多孔体が得られる。更に前記3者の混合割合を更に好適化することで、30μm以下の気泡径を有するミクロ多孔体も製造できる。
前述の熱可塑性樹脂、水溶解性気泡形成材および水溶解性高分子化合物の混合・混練には、特殊な装置は必要なく、また混練速度等も限定されない。混練時の温度は、使用する熱可塑性樹脂等の熱溶融点によって適宜設定される。混練時間は、該混合物が充分に混合・混練されればよく、通常では30〜40分程度で充分である。
各成分を混合して成形されたシートは、前記水溶解性気泡形成材および水溶解性高分子化合物を、溶媒である水に所定時間( 例えば24〜48時間、シートの厚さ等にもよる) 浸漬させることで抽出・除去される。また浸漬は、前記シートの全体を水に接触させる水中浸漬による抽出・除去が好適である。使用される水の温度は殊に限定がなく室温程度でよいが、前記各水溶解性物質の効率的な除去のためには15〜60℃の温水を利用してもよい。
本例によれば、気泡形成材として、水溶解性の無機物または熱的安定性の高い有機物を利用することで、如何なる熱可塑性樹脂の熱溶融温度であっても使用可能となり、該熱可塑性樹脂の種類に限定されることなく3次元連通気泡構造を有する多孔性シート2を製造できる。またこの際、複数の熱可塑性樹脂が混合状態であっても問題はない。また各原料の混合および水溶解性物質の抽出の何れにおいても、アセトン等の有機溶媒を用いないので、作業環境を改善すると共に、環境負荷も大きく低減し得る効果を有する。
(3)多孔性シート2の表面処理工程
以上のような材料、方法によって3次元連通気泡構造を有するシート状のミクロ多孔体である多孔性シート2を製造したら、次にこの多孔性シート2の表面処理を行う。表面処理の目的は、多孔性シート2の表面に開口して内部に連通している多数の孔を閉止し、表面にインキを塗布した場合に、このインキが内部に浸透しないようにすることにある。ここで、処理すべき多孔性シート2の表面とは版画像が形成される一方の面である。
本例の表面処理工程における表面処理は、多孔性シート2の表面に被覆層を形成することにより前記多孔性シート2の表面に開口した孔を閉止するものである。その方法の一つとしては、TPH(サーマルプリントヘッド)の熱により多孔性シート2の表面を溶融し、その溶融した樹脂が溶融層下に形成されている孔を塞ぐことにより被覆層を形成する方法がある。この場合TPHにより所望の版画像の凹凸を形成するため、多孔性シート2の表面とTPHとの間には、融着防止とともに高い摺動性が要求されるので、多孔性シート2の表面には剥離剤を塗布するのが好ましい。剥離剤としては、官能基を有する紫外線硬化型シリコーンが好ましい。これらの剥離剤を使用した場合、多孔性シート2の表面に開口した孔に数十μm程度浸透して固化するので、多孔性シート2の表面は滑らかな状態になり、表面の孔は全て塞がれて内部へインキが浸透することは不可能となる。また、TPHにて凹凸の版画像を形成する場合、TPHと多孔性シート2との摺動性も良く、またTPHと多孔性シート2との融着を防止することができる。
(4)製版工程
図1に示すように、前述した凸版用製版材、すなわち多孔性シート2の複数枚の片を所定位置に貼り込んだ枚葉状のシート体3を、枚葉状のままで製版手段としてのTPH(サーマルプリントヘッド)4とプラテンローラ5で挟持して搬送しながら、片状の各多孔性シート2に版画像を形成する製版工程を行なう。
TPH4は所定のパターンで密に並べられた多数の発熱素子を有しており、孔版印刷に使用されるマスターに感熱穿孔して製版画像を形成したり、感熱紙に画像を形成する場合等に使用されている。本例では、互いに近接して配置されたTPH4とプラテンローラ5との間に枚葉状の凸版用版材1を挟み、プラテンローラ5を駆動して該凸版用版材1を搬送し、この搬送に同期してTPH4の発熱素子を選択的に駆動することにより、前記凸版用版材1の多孔性シート2は表面が溶融し、孔が潰れて凹部が形成される。熱で溶融して凹部になった部分以外の部分は相対的に凸部となり、全体として凹部と凸部からなる版画像が形成される。
TPH4には、形成しようとする版画像のデータが、鏡像のネガデータとして与えられる。多孔性シート2の搬送に同期し、該データに基づいて駆動されたTPH4によって多孔性シート2の表面に加熱による作用が与えられ、版画像が形成される。多孔性シート2は空隙率が高いので、TPH4とプラテンローラ5によって加熱されながら溶融して押しつぶされることによって当該部分は容易に凹んで凹部になる。
この多孔性シート2の内部は微細な多数の気泡が連続して形成されている構造であるため、上述した熱による凹部の形成においては、TPH4によって加熱された部分のみが熱で内方に向けて溶融して孔が潰れて凹部となるが、その凹部の形状は、多孔性シート2の内部の気泡の大きさによっても異なるが、ある程度凹部と凸部との境界が明瞭になるので、この多孔性シート2を刷版として印刷した場合に、凹凸画像に忠実な版画像を得ることができる。
なお、このように精密な凹凸画像が形成できるのは、多孔性シート2の三次元的に連通した多孔構造が抽出法によって製造されるためである。すなわち、前述したように多孔性シート2の多孔構造は、水で抽出される水溶性孔形成材の粒径によって決まるので、微小なサイズに一様に揃った多数の孔からなる多孔構造とすることが容易なためである。
また、一般に多孔性シート2を製造する手法としては、樹脂材料に発泡剤と粘度を維持するための架橋剤を添加して製造する発泡法が知られているが、架橋剤を添加すると樹脂材料が熱で溶融しにくくなってしまう。しかし、本例における多孔性シート2の製造は前述した通り抽出法であり、材料中に架橋剤は添加されていないので、TPH4の熱によって多孔性シート2の必要な部分のみを選択的・効率的に加熱溶融することができ、熱による版画像の形成が可能となる。
このように本例に係る凸版の製版方法によれば、特に貼り込み校正機のような専用設備や熟練技術がなくても、凸部で構成された版画像が形成されている片状の多孔性シート2が、枚葉状のシート体3の表面の必要な位置に貼り付けられてなる凸版を、短時間で簡単に製版できる。すなわち、貼り込みに関する専用設備や熟練技術を利用しないでも、製版データ通りの版画像を高い精度で容易に製造することができる。
(4)印刷工程
以上のようにして製造された凸版は、印刷装置のドラムの外周面に巻きつけて装着し、インキングロールによって該印刷用刷版の凸部の表面にインキを転移し、供給した被印刷体に該印刷用刷版の凸部を接触させることにより、インキを被印刷体に再転移して画像の印刷を行なうことができる。
ここで、印刷用刷版の素材である多孔性シート2は、上述したように加熱により精密な製版画像を製造するという製造上の利点を得るため、三次元的に連通した多数の孔を有する構造であったが、インキが付着する凸部の表面を含めた全表面が剥離剤によってコーティングされて被覆層が形成されているので、インキが内部の連続多孔構造に浸透して浸透印のような状態になるのが防止される。従って、凸部の表面に付着するインキの量を精密に制御することが可能となり、これを転写して得られる印刷物の版画像の品位は非常に高くなる。
(5)変形例
以上説明した第1実施形態では、枚葉状の凸版用版材1をTPH4とプラテンローラ5で挟持搬送しながら製版していた。このように平面状態で製版した凸版を、印刷のために印刷ドラムに巻き付けると、凸版は平面状態から曲面状態になるために変形を生じ、画像伸びを起こしてしまう可能性を否定できない。
そこで、前述した製版前の枚葉状の凸版用版材1を回転駆動されるドラム(印刷ドラムと共通でも良い)に巻き付け、TPH4を凸版用版材1の近傍に配置し、TPH4を凸版用版材1の多孔性シート2に接触させ、ドラムを回転させながらこれに同期してTPH4を駆動することにより、多孔性シート2に版画像の凹凸を形成するように構成することもできる。
このようにすれば、凸版用版材1は最初から印刷時と同様の曲面状(筒状)で製版されるので、印刷ドラムに装着して印刷を行なう際に版の画像が変形する恐れは少なくなる。
以上説明した第1実施形態では、多孔性シート2の表面に被覆層を形成してから、版画像を形成していたが、被覆層を形成する前の多孔性シート2を直接TPH4とプラテンローラ5にかけ、加熱による版画像の形成工程における凹部の形成とともに、凸部となる部分については凹部にはならないが表面が溶融する程度の熱で加熱することとし、凸部の表面の孔が溶融によって潰れて表面処理が画像形成工程で同時に終了するようにしてもよい。
また、被覆層を形成する前の多孔性シート2をTPH4とプラテンローラ5にかけ、加熱による版画像の形成(凹部の形成)を完了し、その後に、凸部の表面の孔を炭酸カルシウムの粉末をバインダーに混ぜた物でコーティングし、その後加熱等の処理によって孔を塞ぐようにしてもよい。
また、多孔性シート2の表面に紫外線硬化型樹脂を均一に塗り、これに紫外線を照射して硬化させることによって、多孔性シート2の表面に孔を塞ぐ被覆膜を形成するようにしてもよい。
2.第2実施形態(第2例、図2)
(1)凸版用版材1
本例に係る凸版の製版方法で利用する凸版用版材21は、第1実施例と同様の多孔性シート22と、PETフィルム等からなる円筒状のシート体23で製造する。なお、円筒状のシート体23は、その形状から、スリーブ又はドラムと呼称することもできる。
まず、図2に示すように、形成しようとする版画像を含みうる適当な外形(形状及び面積)となるように多孔性シート22を形成し、この片状の多孔性シート22を、版画像を形成しようとする位置に対応するように、円筒状のシート体23の表面に貼り付けて凸版用版材21とする。すなわち、従来のように一枚の大きな多孔性シートに版画像を形成してから該版画像を切り抜き、これをシート体に位置合せして貼り付けるのではなく、本例では、形成しようとする画像よりも大きめの多孔性シート22を、円筒状のシート体23の画像を形成したい位置に予め貼り合わせた凸版用版材21を製造し、これを凸版の製版に利用する。
未製版の多孔性シート22の片は、形成しようとする画像よりも大きめなので、これをシート体23上に貼る場合の位置精度はそれほど高いものは要求されない。形成しようとする画像よりもやや大きめの多孔性シート22の片は、大きい多孔性シートから切り抜いて形成してもよいし、始めから必要な外形となるように形成してもよい。
なお、図2に示した例では、円筒状のシート体23のほぼ全面にわたって多孔性シート22が貼り付けてあり、円筒状のシート体23を展開した矩形の製版領域のほぼ全面に版画像を形成することを予定しているが、もちろん複数の版画像が製版領域の離れた部分にあるような場合には、図1に示した第1実施形態のように、複数枚の片状の多孔性シート22を、スリーブ(シート体23)の外周面の必要な位置に貼り付ける構成とすることができる。
本例における円筒状のシート体23であるスリーブ又はドラムは、PETフィルムを円筒形に丸めて両端を接続したものであるが、樹脂その他の材料を用いて最初から円筒形に成形したものを用いることもできる。その他の構成は、第1実施形態と略同様である。
(2)製版工程
図2には示していないが、本例の円筒状の凸版用版材21を、回転駆動される製版ドラムやシャフト等の円筒体の外周面に取り付ける。この円筒体は製版手段の一部であり、製版手段の他の一部であるTPH4は、図示しない円筒体の軸線と主走査方向が一致するように円筒体の近傍に配置し、円筒体に取り付けた凸版用版材21の多孔性シート22に接するように調整する。
本例では、円筒体と共に凸版用版材21を回転駆動し、円筒体及び凸版用版材21の回転に同期してTPH4の発熱素子が選択的に駆動され、これによって前記凸版用版材21の多孔性シート22の表面が溶融し、孔が潰れて凹部が形成される。熱で溶融して凹部になった部分以外の部分は相対的に凸部となり、全体として凹部と凸部からなる版画像が形成される。
本例によれば、第1実施形態の変形例で説明したように、凸版用版材21は最初から印刷時と同様の曲面状(筒状)で形成されており、製版も筒状を維持しながら行なわれるので、やはり円筒体である印刷ドラムに装着して印刷を行なう際に版の画像が変形する恐れは少ない。
なお、第2実施形態において、特に説明しない点については第1実施形態における対応部分の説明を援用する。
3.その他の実施形態
以上説明した2つの実施形態とその変形例では、製版手段としてTPH4を説明したが、製版手段は必ずしもこれに限らない。例えば、多孔性シート2,22の表面に、衝撃による作用によって所望の形状の凹部を形成し、任意の版画像を形成するものであってもよい。このような製版方法を行なうためには、ドットインパクト装置を利用することができる。このドットインパクト装置は、多孔性シート2,22の面と直交する軸方向を有する複数本のピンが所定範囲内に密集して設けられたものであり、各ピンは駆動機構により選択的に出没自在とされ、突出したピンによって版材に衝撃を与えて凹部を形成することができる。これらのピンを選択的に外方に移動させて多孔性シート2,22を所定の力で押圧する操作を、副走査方向に移動する凸版用版材1,21に対して適宜主走査方向に移動しつつ実行することにより、必要な形状の凹部を多孔性シート2,22に形成して版画像とすることができる。
以上説明したように、本発明の各実施形態によれば、必要な面積の多孔性シート2,22を予めシート体3,23の所定位置へ貼り付けておき、その後に製版手段(TPH4等)で製版を行なって版画像を形成するので、製版した多孔性シート2,22をシート体3,23に事後的に貼り込む工程をとる場合のような高い貼り込み位置精度が必要とされず、貼り込み校正機のような高額な専用設備や熟練技術がなくても、位置精度の高い版画像を有する凸版を短時間で簡単に製版することができるという効果が得られる。
特に、多孔性シート22を予め円筒状のシート体23に貼り付けた凸版用版材21を使用する場合は、製版工程と印刷工程を共に円筒状の形態で行なうため、製版された画像が印刷時に伸びる等の不都合が生じにくく、画像再現性が向上して特に高い印刷品位が得られる効果がある。
1,21…凸版用版材
2,22…多孔性シート
3,23…シート体(キャリアシート)
4…製版手段としてのTPH
5…製版手段としてのプラテンローラ

Claims (7)

  1. 凸部で構成された版画像を有する凸版の製版方法において、
    三次元的に連通した多数の孔を有する多孔性シートを、形成しようとする版画像を含みうる外形に形成し、
    前記多孔性シートを、前記版画像を形成しようとする位置に対応して枚葉状のシート体に貼り付け、
    枚葉状の前記シート体の上にある前記多孔性シートに、製版手段で前記版画像を形成することを特徴とする凸版の製版方法。
  2. 凸部で構成された版画像を有する凸版の製版方法において、
    三次元的に連通した多数の孔を有する多孔性シートを、形成しようとする版画像を含みうる外形に形成し、
    前記多孔性シートを、前記版画像を形成しようとする位置に対応して枚葉状のシート体に貼り付け、
    枚葉状の前記シート体を円筒体の外周面に取り付けて円筒状とし、前記円筒体を回転させながら、前記円筒体の近傍に配置した前記製版手段によって、前記シート体の上にある前記多孔性シートに前記版画像を形成することを特徴とする凸版の製版方法。
  3. 凸部で構成された版画像を有する凸版の製版方法において、
    三次元的に連通した多数の孔を有する多孔性シートを、形成しようとする版画像を含みうる外形に形成し、
    前記多孔性シートを、前記版画像を形成しようとする位置に対応して円筒状のシート体に貼り付け、
    円筒状の前記シート体を円筒体の外周面に取り付け、前記円筒体を回転させながら、前記円筒体の近傍に配置した前記製版手段によって、前記シート体の上にある前記多孔性シートに前記版画像を形成することを特徴とする凸版の製版方法。
  4. 凸部で構成された版画像を有する凸版において、
    枚葉状のシート体と、
    形成された前記版画像を含む外形に形成され、前記シート体の所定位置に貼り付けられ、製版手段で前記版画像が形成された三次元的に連通する多数の孔を備えた多孔性シートと、
    を有する凸版。
  5. 凸部で構成された版画像を有する凸版において、
    円筒状のシート体と、
    形成された前記版画像を含む外形に形成され、前記シート体の所定位置に貼り付けられ、製版手段で前記版画像が形成された三次元的に連通する多数の孔を備えた多孔性シートと、
    を有する凸版。
  6. 凸部で構成された版画像を形成するための凸版用版材において、
    枚葉状のシート体と、
    形成しようとする前記版画像を含みうる外形に形成され、前記版画像を形成しようとする位置に対応して前記シート体に貼り付けられた三次元的に連通する多数の孔を備えた多孔性シートと、
    を有する凸版用版材。
  7. 凸部で構成された版画像を形成するための凸版用版材において、
    円筒状のシート体と、
    形成しようとする前記版画像を含みうる外形に形成され、前記版画像を形成しようとする位置に対応して前記シート体に貼り付けられた三次元的に連通する多数の孔を備えた多孔性シートと、
    を有する凸版用版材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015063042A (ja) * 2013-09-24 2015-04-09 カシオ計算機株式会社 印面材ホルダ

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