JP2010178474A - 電気部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】バスバーを収容する第一、第二ケースのロック結合部のガタ付きを防ぐ。
【解決手段】第一ケース31の両側壁34に、両側枠53、53の先端に連結枠54を設けたコ字枠状の第一ロック部51を突設している一方、第二ケース32の両側壁44に第一ロック部51が挿入される挿入部55とロック爪56とからなる第二ロック部52を設け、ロック爪56の係止面58を傾斜面としてロック爪56の先端側から基端側に向けて爪を深くし、かつ、挿入部55の両側内面55b、55bまたは第一ロック部51の両側枠外面53a、53aのいずれか一方をV形状に突出する傾斜面とし、第一ロック部51の連結枠54の内面を第二ロック部52のロック爪56の傾斜した係止面58に接触させると共に、第一ロック部51の両側枠外面53a、53aと第二ロック部52の挿入部55の両側内面55b、55bとをV形状傾斜面の頂点位置57で接触させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気部品に関し、詳しくは、互いにロック結合する第一ケースと第二ケースの内部にヒュージブルリンク一体型のバスバーを収容した電気部品に関するものにおいて、第一、第二ケース間のガタつきを防止するものである。
近年、ヒュージブルリンク一体型のバスバーが車両用電気接続箱等で用いられている。このバスバーは、入力部と複数の溶断部および出力部とを導電性金属板から一体に形成しているものであり、専用ハウジングに収容されてヒュージブルリンクユニットを形成し、電気接続箱のケース内部に取り付けられる。
図7は、この種のヒュージブルリンクユニットの一例を示す。ヒュージブルリンクユニット1は、互いにロック結合する第一ケース3と第二ケース4の内部にヒュージブルリンク一体型バスバー2を収容している。該バスバー2は、入力端子部2bと、複数の細幅とした溶断部2cと、複数の出力端子部2dとを共通入力部2aを介して一体的に形成している。この種のヒュージブルリンクユニットを、本出願人は特開2007−288934号で提供している。
前記図7に示すヒュージブルリンクユニットの第一ケース3はバスバー2の裏面側を覆い、第二ケース4はバスバー2の表面側を覆い、第二ケース4の周壁からはコ字枠状のロック枠部5を第一ケース3側に向けて突設し、第一ケース3の周壁外面には、前記ロック枠部5が収まる挿入凹部6を設け、該挿入凹部6の底面に前記ロック枠部5に係止されるロック爪7を突設している。
しかしながら、このようなロック構造においては、前記ロック枠部5にロック爪7が係止された状態においてクリアランスをもつように設計されている。詳しくは、図8(A)に示すように、ロック枠部5の両側枠外面5a、5aと、前記挿入凹部6の両側内面6a、6aとの間にクリアランスC1が設けられている。また、図8(B)に示すように、ロック枠部5の係止面5bとロック爪7の係止面7aとの間にもクリアランスC2が設けられている。よって、このロック結合部は前後方向にも上下方向にもガタが生じるため、第一ケース3と第二ケース4がガタつくうえ、このガタつきに因る振動でバスバー2に負荷がかかり、損傷や接続不良が発生しやすい点に問題がある。さらに、公差を考慮すると、最悪公差の場合には設定以上のクリアランスが発生してガタつきも大きくなる。
特開2007−288934号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、互いにロック結合した第一ケースと第二ケースの内部にヒュージブルリンク一体型バスバーを収容した電気部品において、前記第一ケースと第二ケースのロック結合部のガタつきをなくし、このガタつきに起因するバスバーの損傷や接続不良を防ぐことを課題としている。
前記課題を解決するために、本発明は、共通入力部に複数の出力部がそれぞれ溶断部を介して並列に連結されたヒュージブルリンク一体型のバスバーを、周壁に設けたロック部で結合する第一ケースと第二ケース内に収容している電気部品であり、
前記第一ケースの周壁から第二ケース側に向けて、X方向に立設する両側枠の先端にY方向に延在する連結枠を設けたコ字枠状の第一ロック部を突設している一方、前記第二ケースの周壁に前記第一ロック部が挿入される挿入部と、該挿入部内に設けられ前記第一ロック部の前記連結枠に係止されるロック爪とからなる第二ロック部を設け、該ロック爪の係止面を傾斜面とし、かつ、前記挿入部の両側内面または前記第一ロック部の両側枠の外面のいずれか一方をV形状に突出する傾斜面とし、
前記第一ロック部と前記第二ロック部とが係止された状態で、前記第一ロック部の連結枠の内面を第二ロック部のロック爪の傾斜面に接触させると共に、前記第一ロック部の両側枠の外面と第二ロック部の挿入部の両側内面とを前記V形状の傾斜面の頂点位置で接触させ、前記第一ロック部と第二ロック部とをX方向およびY方向においてガタ付きを発生させない構成としていることを特徴とする電気部品を提供している。
このように、前記第二ロック部のロック爪を傾斜面とすることにより、第一ロック部と第二ロック部間にできるX方向のクリアランスを埋めることができる。また、第一ロック部の両側枠の外面または第二ロック部の挿入部の両側内面を前記V形状に突出させることにより、第一ロック部と第二ロック部間にできるY方向のクリアランスも埋めることができる。よって、第一ロック部と第二ロック部をX方向にもY方向にもガタつかせることなくロック結合でき、第一ケースと第二ケースのガタつきも防止でき、このガタ付きに起因する振動で内部に収容したヒュージブルリンク一体型バスバーが損傷したり接続不良を発生することを防止できる。
さらに、ロック爪の係止面を傾斜面とし、該ロック爪の爪の深さを先端側から基端側に向かって漸増させているため、第一ロック部の連結枠の内面と第二ロック部のロック爪の係止面との間のクリアランスの公差は、前記ロック爪の係止面の傾斜によって十分に吸収することができる。
また、第一ロック部の両側枠の外面と第二ロック部の挿入部の両側内面との接触面積は少なく、前記V形状の傾斜面の頂点位置のみで線接触する構成であるため、第一ロック部の両側枠外面と第二ロック部の挿入部の両側内面との間のクリアランスの公差は、第一ロック部の両側枠の撓み変形を利用して十分に吸収が可能となる。
よって、クリアランスの公差を考慮しても、第一ロック部と第二ロック部のX方向およびY方向のガタつきを有効に防ぐことができる。
一方、第一ロック部と第二ロック部との間のクリアランスがなくなると、通常は第一、第二ロック部の係止作業がしづらくなると考えられる。しかしながら、前記第二ロック部のロック爪の係止面は傾斜面であり、該ロック爪の爪の深さは基端側で深く先端に向かって浅くなるため、該ロック爪の先端側から第一ロック部の連結枠を嵌め込むことにより、該ロック爪の係止面の所望の位置に第一ロック部の連結枠を接触させて無理なく係止することができる。また、第一ロック部の両側枠外面または第二ロック部の挿入部の両側内面もV形状の傾斜面としているため、該V形状の頂点位置を挟む一方の傾斜面がテーパー部として機能し、第一ロック部の第二ロック部への挿入係止を無理なく受け入れて案内することができる。よって、第一ロック部と第二ロック部との係止作業も容易に行うことができる。
前記第一ケースの周壁と第二ケースの周壁とは少なくとも両側壁において、前記第一ロック部と第二ロック部が係止されることによって同一平面で連続して位置し、かつ、前記第一ロック部の外面も前記同一平面上に隣接して配置されることが好ましい。
これにより、第一ロック部は、第一ケースおよび第二ケースの両側壁の外面から外方に突出しないため、該第一ロック部が周辺部品等に引っ掛かることを防ぎ、第一ロック部と第二ロック部との結合が解除される不具合を防止できる。
上述したように、本発明によれば、第一ケースに形成したコ字枠状の第一ロック部の連結枠の内面と、第二ケースに形成した第二ロック部のロック爪の係止面との間のX方向のクリアランスを、前記ロック爪の係止面を傾斜状に突出させて前記第一ロック部の連結枠の内面と接触させることにより埋めることができる。また、前記第一ロック部の両側枠の外面と、前記第二ロック部の挿入部の両側内面との間のY方向のクリアランスは、対向するこれらの面の一方をV形状に突出させ、該V形状の頂点位置で互いに接触させることにより埋めることができる。よって、第一ロック部と第二ロック部のX方向およびY方向のガタつきをなくすことができるため、第一ケースと第二ケースのガタつきも防止できるうえ、このガタつきに起因する振動によってケース内に収容したバスバーに負荷がかかり損傷や接続不良が発生することも有効に防止できる。
さらに、第二ロック部のロック爪の先端側から基端側に向かって爪の深さが漸増するように該ロック爪の係止面を傾斜させているため、第一ロック部と第二ロック部のX方向のクリアランスの公差はこの傾斜面によって吸収することができる。また、第一ロック部の両側枠外面と第二ロック部の挿入部の両側内面とは、前記V形状の頂点位置のみで接触し、接触面積が小さいため、第一ロック部と第二ロック部のY方向のクリアランスの公差は第一ロック部の両側枠の撓み変形を利用して吸収することができる。よって、クリアランスの公差を考慮しても、第一ロック部と第二ロック部のガタつきを有効に防止することができる
本発明の実施形態に係るヒュージブルリンクユニットの分解斜視図である。 図1に示す専用ハウジングのロック結合前の第一ロック部と第二ロック部とを示す拡大図、(A)は斜視図、(B)は側面図、(C)は(B)のC−C線断面図である。 第一ロック部と第二ロック部を結合した状態を示す拡大図であり、(A)は斜視図、(B)は側面図、(C)は(B)のC−C線断面図である。 第一ケースと第二ケースをロック結合した状態のヒュージブルリンクユニットを示し、(A)は正面図、(B)は側面図である。 実施形態の変形例1を示す要部拡大側面図である。 実施形態の変形例2を示す要部拡大側面図である。 従来例を示す分解斜視図である。 (A)(B)は、従来例のロック結合部の問題点を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
本発明の電気部品は、図1乃至図4に示すヒュージブルリンクユニット10からなり、自動車のエンジンルームに搭載される電気接続箱(図示せず)に収容固定されるものである。
ヒュージブルリンクユニット10は、図1に示すように、ヒュージブルリンク一体型バスバー11と、該バスバー11を垂直方向に収容する樹脂製の専用ハウジング30とからなる。
前記バスバー11は、図1に示すように、1枚の導電性金属板を打抜加工して形成している。詳細には、バスバー11の上側部を横長の共通入力部12とし、該共通入力部12の左右一方側をバッテリ系入力部12Aとし、他方側をオルタネータ系入力部12Bとし、該バッテリ系入力部12Aとオルタネータ系入力部12Bとを、細幅のS字状とした1本の第二溶断部17を介して連続している。
バッテリ系入力部12Aの上端からは、バッテリと接続するバッテリ用端子部13を水平方向に屈曲させて突設していると共に、該バッテリ系入力部12Aの下端からは間隔をあけて複数の細幅のS字状とした第一溶断部15Aを突設し、該第一溶断部15Aの先端にバッテリ系回路と接続する出力端子部16Aを形成している。一方、前記オルタネータ系入力部12Bの上端からは、オルタネータと接続するオルタネータ用端子部14を前記バッテリ用端子部13と同一方向に突設していると共に、下端からは、間隔をあけて複数の細幅のS字状とした第一溶断部15Bを突設し、該第一溶断部15Bの先端にオルタネータ系回路と接続する出力端子部16Bを形成している。
前記バッテリ用端子部13とオルタネータ用端子部14にはそれぞれボルト穴18を穿設し、バッテリに接続している電源線端末(図示せず)をボルト締めにより接続する。
前記出力端子部16Bにもボルト穴19を穿設しており、オルタネータ等の電装品に接続されている電線端末(図示せず)をボルト締めにより接続する。前記出力端子部16Aには、その他の電装品に接続される電線端末(図示せず)を接続する。
前記出力端子部16A、16Bの上側部には、それぞれ複数のクリップ穴20を穿設している。前記共通入力部12の上側部には、横方向に間隔をあけて複数のクリップ穴21を穿設している。
前記専用ハウジング30は、図1に示すように、前記バスバー11の裏面側を覆う第一ケース31と、表面側を覆う第二ケース32とからなり、いずれもポリプロピレン製の樹脂成形品からなる。
前記第一ケース31は、バスバー11の裏面と対向する裏壁33と、該裏壁33の周縁より立設した両側壁34、上壁35および下壁36を備えている。
前記裏壁33の内面側には、バスバー11の前記第一溶断部15A、15Bと対向する位置に第一凹部37を、前記第二溶断部17と対向する位置に第二凹部38を形成するとともに、第一凹部37間には仕切壁39を突設している。
前記裏壁33の下側部の内面には、バスバー11の前記出力端子部16A、16Bの上側部を収容する第3凹部40を形成し、該第3凹部40は前記下壁36を貫通して下面側に開口している。各第3凹部40からは、出力端子部16A、16Bの前記クリップ穴20に挿入係止される複数のクリップ41を突設している。
また、裏壁33の上側部の内面には、バスバー11の共通入力部12の前記クリップ穴21に挿入係止される複数のクリップ42を突設している。
前記第二ケース32は、バスバー11の表面と対向する表壁43と、該表壁43の周縁より内面側に突設した両側壁44、上壁45および下壁46を備えている。
前記表壁43には、バスバー11の前記第一溶断部15A、15Bおよび第二溶断部17と対向する位置にそれぞれ開口部47を設け、該開口部47を通して各溶断部15A、15B、17の溶断状態を外部から目視できるようにしている。
また、前記上壁45の外面には、前記バッテリ用端子部13とオルタネータ用端子部14とを外部へと突出させる凹部48を形成している。
前記第一ケース31と第二ケース32とは、第一ケース31の両側壁34に形成した第一ロック部51と、第二ケース32の両側壁44に形成した第二ロック部52とで互いにロック結合される。
このロック結合状態において、前記バスバー11は第一ケース31と第二ケース32とで表裏両面から挟持され、かつ、図4(A)(B)に示すように、バッテリ端子部13とオルタネータ端子部14は第二ケース32の前記凹部48と第一ケース31の前記上壁35との隙間から外部へ水平に突出し、各出力端子部16A、16Bは、第一ケース31の第3凹部40と第二ケース32の下壁46との隙間から下方に突出する。また、第一ケース31の両側壁34と第二ケース32の両側壁44は、図3(A)にも示すように同一平面上で連続する。
前記第一ロック部51は、図2(A)(B)に示すように、第一ケース31の両側壁34から第二ケース32に向かってX方向に立設する両側枠53、53の先端を、Y方向に延在する連結枠54で連結したコ字枠状よりなる。該第一ロック部51の外周面の形状は、前記両側枠53、53の外面53a、53aを互いに近接方向に僅かに傾斜させて台形状としている。
前記第二ロック部52は、図2(A)(B)に示すように、第二ケース32の両側壁44の外面に凹設した前記第一ロック部が挿入される挿入部55と、該挿入部55の底面55aより突設したロック爪56とからなる。該挿入部55の深さは、前記第一ロック部51の両側枠53、53の厚みと同一寸法としている。
前記第二ロック部52の挿入部55の両側内面55b、55bは、互いに近接方向にV形状に突出させた傾斜面としている。詳しくは、前記両側内面55b、55bは、前記第一ロック部51の挿入方向Aの前後両端からV形状の頂点位置57にかけて突出方向に傾斜させており、該頂点位置57は、両側内面55b、55bの前記前後方向の中間位置よりも前方寄りの位置に設定している。前記傾斜面の傾斜角度は、第一ロック部51の前記両側枠外面53a、53aの傾斜角度よりも大としている。
前記第二ロック部52の前記ロック爪56の係止面58は、図2(C)に示すように、ロック爪56の先端側56aから基端側56bに向けて爪の深さが漸増するように傾斜面としている。
前記ロック爪56の先端側56aを挟んで係止面58とは反対側にテーパ面56cを設けており、第一ロック部51の連結枠54がスムーズに先端側56aへ案内されるようになっている。係止面58はテーパ面56cより急な傾斜となっている。
第一ケース31の裏壁33の下側部内面には、図1に示すように、コ字枠形状の第一補助ロック部71を突設しており、第二ケース32の表壁43の内面側からは、前記第一補助ロック部71と対向する位置にロック爪からなる第二補助ロック部72を突設しており、前記第一ロック部51と第二ロック部52とをロック係止したときに、前記第一補助ロック部71と第二補助ロック部72もロック係止される構成としている。
前記構成のヒュージブルリンクユニット10は、第一ケース31の第一ロック部51と第二ケース32の第二ロック部52とを係止させたとき、図3(A)(B)に示すように、第一ロック部51の両側枠53、53の外面53a、53aに、第二ロック部52の挿入部55の両側内面55b、55bの前記V形状の頂点位置57が接触する。かつ、図3(C)に示すように、第一ロック部51の連結枠54の内面54aと、第二ロック部52のロック爪56の前記傾斜面からなる係止面58とが接触する。従って、第一ロック部51の連結枠54の内面54aと第二ロック部52のロック爪56の係止面58との間のX方向のクリアランスと、第一ロック部51の両側枠外面53a、53aと第二ロック部52の挿入部55の両側内面55b、55bとの間のY方向のクリアランスとを、前記各接触によって埋めることができるため、第一ロック部51と第二ロック部52のガタ付きをX方向およびY方向の双方において無くすことができる。
さらに、これによって第一ケース31と第二ケース32間のガタ付きも防止できるため、第一ケース31と第二ケース32内に収容した前記バスバー11が、このガタ付きに起因する振動によって負荷をうけ、損傷や接続不良を発生することを防止できる。
また、第二ロック部52のロック爪56の係止面58を前記傾斜面としていることにより、第一ロック部51と第二ロック部52とのX方向のクリアランスの公差はこの傾斜部分で吸収することができる。
さらに、前記第二ロック部52の挿入部55の両側内面55b、55bをV形状の傾斜面としているため、該両側内面55b、55bと第一ロック部51の両側枠外面53a、53aとの接触箇所は前記V形状の傾斜面の頂点位置57のみとなり、接触面積を小さくすることができる。これにより、第一ロック部51と第二ロック部52との前記Y方向のクリアランスの公差は、第一ロック部51の両側枠53、53の撓み変形を利用して吸収することが可能となる。
よって、前記クリアランスの公差を考慮しても、第一ロック部51と第二ロック部52とをX方向およびY方向の双方においてガタつきなく結合させることができる。
また、第二ロック部52のロック爪56の係止面58を、該ロック爪56の基端側56bから先端側56aに向けて爪の深さが浅くなるように傾斜させているため、該ロック爪56の先端側56aから第一ロック部51を無理なく嵌めこんで、所望の深さの接触位置で係止することができる。
さらに、第二ロック部52の挿入部55の両側内面55b、55bをV形状の傾斜面としているため、頂点位置57を挟む一方側の傾斜面59は第一ロック部51の挿入を受け入れるテーパー部として機能することができる。よって、第一ロック部51と第二ロック部52との係止作業を容易に行うことができる。
また、前記第一ロック部51の両側枠53、53の厚みと第二ロック部52の挿入部55の深さとを同一寸法としているため、第一ロック部51と第二ロック部52とを係止した状態において、図3(A)に示すように、第一ロック部51の外面は第二ケース32の両側壁44の外面と同一平面上に隣接して配置される。これにより、第一ロック部51はハウジング30の周壁から突出しないため、該第一ロック部51が周辺部品に引っ掛かるなどしてロック解除してしまうことを防止できる。
なお、第二ロック部52の挿入部55の両側内面55b、55bは、図5に示す変形例1のように、第一ロック部51の挿入方向Aの後端から頂点位置57までは互いに近接方向に突出する傾斜面59とし、該頂点位置57から前端までは水平面60としてもよい。
また、図6に示す変形例2のように、第二ロック部52の挿入部55の両側内面55b、55bは略水平面とし、第一ロック部51の両側枠53、53の外面53a、53aをV形状に突出させた傾斜面として、第一ロック部51と第二ロック部52を係止させた状態において、前記傾斜面の頂点位置61を第二ロック部52の挿入部55の両側内面55b、55bに接触させる構成としてもよい。
10 ヒュージブルリンクユニット(電気部品)
11 バスバー
12 共通入力部
15A、15B (第一)溶断部
16A、16B 出力端子部
30 専用ハウジング
31 第一ケース
32 第二ケース
51 第一ロック部
52 第二ロック部
53 両側枠
53a 両側枠外面
54 連結枠
55 挿入部
55b 両側内面
56 ロック爪

Claims (2)

  1. 共通入力部に複数の出力部がそれぞれ溶断部を介して並列に連結されたヒュージブルリンク一体型のバスバーを、周壁に設けたロック部で結合する第一ケースと第二ケース内に収容している電気部品であり、
    前記第一ケースの周壁から第二ケース側に向けて、X方向に立設する両側枠の先端にY方向に延在する連結枠を設けたコ字枠状の第一ロック部を突設している一方、前記第二ケースの周壁に前記第一ロック部が挿入される挿入部と、該挿入部内に設けられ前記第一ロック部の前記連結枠に係止されるロック爪とからなる第二ロック部を設け、該ロック爪の係止面を傾斜面とし、かつ、前記挿入部の両側内面または前記第一ロック部の両側枠の外面のいずれか一方をV形状に突出する傾斜面とし、
    前記第一ロック部と前記第二ロック部とが係止された状態で、前記第一ロック部の連結枠の内面を第二ロック部のロック爪の傾斜面に接触させると共に、前記第一ロック部の両側枠の外面と第二ロック部の挿入部の両側内面とを前記V形状の傾斜面の頂点位置で接触させ、前記第一ロック部と第二ロック部とをX方向およびY方向においてガタ付きを発生させない構成としていることを特徴とする電気部品。
  2. 前記第一ケースの周壁と第二ケースの周壁とは少なくとも両側壁において、前記第一ロック部と第二ロック部が係止されることによって同一平面で連続して位置し、かつ、前記第一ロック部の外面も前記同一平面上に隣接して配置される請求項1に記載の電気部品。
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