JP2010178425A - 電力変換装置及び電力変換装置の充電方法 - Google Patents

電力変換装置及び電力変換装置の充電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】急速充電可能な蓄電素子の充電性能を十分発揮させつつ、充電を効率的に行い短時間での充電を図る。
【解決手段】起動時に無停電電源装置の定格入力電流を充電電流の目標値とし、定格入力電力を充電電力としてEDLC25への充電を行い、起動時点で、無停電電源装置を、蓄電素子を用いた性能を十分発揮させることの可能な状態を維持させる。そして、その後、負荷20への電力供給を開始する。負荷20への電力供給を行なっているときには、定格入力電流と負荷20への出力電流との差分を充電電流の目標値とし(ステップS13)、負荷20が使用していない、余剰能力相当分の電力を用いてEDLC25への充電を行なうことにより、供給可能な電力を充電電力としてEDLC25への充電を行い、EDLC25への充電をより短時間で完了させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、交流入力電力を一旦直流電力に変換した後、交流電力に変換して負荷に供給すると共に、直流電力を蓄電手段に充電するようにした電力変換装置及び電力変換装置の充電方法に関する。
負荷への電力供給を行なう装置として、交流電源からの交流入力電力を一旦直流電力に変換した後、これを再度交流電力に変換して負荷に供給すると共に、直流電力を蓄電手段に充電し、必要に応じて蓄電手段の蓄電エネルギを利用して負荷への電力供給を行なうことにより、負荷への供給電力を補償するようにした無停電電源装置が提案されている。
図4は、従来の無停電電源装置の一例を示す概略構成図である。無停電電源装置は、交流電源11からの交流入力電力を直流電力に変換する交直変換部12と、交直変換部12で変換された直流電力を交流電力に変換し負荷20に供給する直交変換部13と、交直変換部12で変換された直流電力を鉛蓄電池15に充電すると共に、必要に応じて鉛蓄電池15を放電させてその蓄電エネルギを直交変換部13に供給する直直変換部14と、を備える。
交直変換部12の容量は、負荷20相当と、直交変換部13における損失分相当と、鉛蓄電池15の蓄電電力相当と、を考慮した容量で構成される。また、鉛蓄電池15への充電及び放電を制御する直直変換部14は、放電動作を行なうことにより、負荷20で必要とする電力相当を供給する能力を備えているため、鉛蓄電池15は、負荷20で必要とする電力相当を供給することの可能な容量を有している。
ここで、図4に示すように、蓄電手段として、鉛蓄電池を主としている蓄電素子が使用されている。鉛蓄電池は、その特性上、急速充電を行なうことはできず、定電流充電を行なっている。例えば、鉛蓄電池を使用した場合、定格容量の約10分の1程度の電流(例えば7Ahのバッテリ容量の場合には、約0.7A程度の充電電流)で約8時間充電する、充電方式を用いている。
また、近年、瞬停対応装置等の、バックアップ補償時間が短くてもよい仕様の無停電電源装置に適用される蓄電手段として、電気二重層コンデンサ(EDLC:Electric Double Layer Capacitor)といった、急速充電可能な素子を使用したものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
電気二重層コンデンサは、活性炭等の多孔質炭素と電解液の界面に発生する電気二重層を動作原理として利用したコンデンサである。前記の電気二重層コンデンサは、理論上20万回以上の充放電が可能で、大電流放電、短時間放電に優れているという利点がある。
特開2002−34179号公報
上述のように、従来用いられている鉛蓄電池への充電は、定電流充電により行なっている。このため、上記のような急速充電可能な蓄電素子、例えばEDLCを蓄電手段として用いる場合、従来の鉛蓄電池を用いた無停電電源装置において、単に鉛蓄電池に替えてEDLCを適用すると、鉛蓄電池では定電流充電を行なっているため充電電流が比較的小さい。このため、EDLCが満充電状態となるまで時間を要し、急速充電を行なうことができない。そのため、EDLCのような急速充電可能な蓄電素子を用いたとしても、蓄電素子の急速充電能力を十分に発揮させることができない。
また、急速充電能力を十分に発揮させるために、鉛蓄電池等の定電流充電を行なうための定電流充電用の充電器に替えて、急速充電可能な蓄電素子用の充電器を別途設けるとなると、無停電電源装置全体を変更しなければならず、既存の設備を用いることができなくなる。
そこで、この発明は、上記従来の未解決の課題に着目してなされたものであって、定電流充電を行なう方式を用いている従来の充電器や設備を大幅に変更することなく、急速充電可能な蓄電素子の持つ急速充電能力を発揮させることの可能な電力変換装置及び電力変換装置の充電方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る電力変換装置は、交流電源入力を直流電力に変換する交直変換器と、前記直流電力を交流電力に変換して負荷へ供給する直交変換器と、前記直流電力を急速充電可能な蓄電手段と、前記直流電力を前記蓄電手段に充電する直直変換器と、前記蓄電手段への充電制御を行なう充電制御手段と、前記負荷に出力される出力電力を検出する出力電力検出手段と、を備え、前記充電制御手段は、前記交直変換器の定格入力電力と前記出力電力検出手段で検出された出力電力との差電力に相当する電力を前記蓄電手段への充電電力の目標値とし、前記蓄電手段に供給される電力が前記充電電力の目標値となるように前記充電制御を行なうことを特徴としている。
また、本発明の請求項2に係る電力変換装置は、交流電源入力を直流電力に変換する交直変換器と、前記直流電力を交流電力に変換して負荷へ供給する直交変換器と、前記直流電力を急速充電可能な蓄電手段と、前記直流電力を前記蓄電手段に充電する直直変換器と、前記蓄電手段への充電制御を行なう充電制御手段と、前記負荷が電力消費を行なっていない非電力消費状態にあるか否かを検出する負荷状態検出手段と、を備え、前記充電制御手段は、前記負荷状態検出手段の検出結果に基づき前記負荷が非電力消費状態にあるときに、前記交直変換器の定格入力電力を前記蓄電手段への充電電力の目標値とし、前記蓄電手段に供給される電力が前記充電電力の目標値となるように前記充電制御を行なうことを特徴としている。
また、請求項3に係る電力変換装置は、前記負荷が電力消費を行なっていない非電力消費状態にあるか否かを検出する負荷状態検出手段、を備え、前記充電制御手段は、前記負荷状態検出手段の検出結果に基づき前記負荷が非電力消費状態にあるときに、前記交直変換器の定格入力電力を前記蓄電手段への充電電力の目標値とし、前記蓄電手段に供給される電力が前記充電電力の目標値となるように前記充電制御を行なうことを特徴としている。
また、請求項4に係る電力変換装置は、前記負荷状態検出手段は、起動時であるか否かを検出し、起動時であるとき、前記負荷は非電力消費状態にあると判断することを特徴としている。
また、請求項5に係る電力変換装置は、前記蓄電手段を放電させる放電制御手段を有し、前記直交変換器は前記蓄電手段の蓄電エネルギも利用して前記負荷への電力供給を行なうことを特徴としている。
また、請求項6に係る電力変換装置は、前記蓄電手段は、電気二重層コンデンサであることを特徴としている。
さらに、本発明の請求項7に係る電力変換装置の充電方法は、交流電源入力を一旦直流電力に変換した後、再度交流電力に変換して負荷に供給すると共に、前記直流電力を急速充電可能な蓄電手段に蓄電するようにした電力変換装置の充電方法であって、前記負荷に出力される出力電力を検出し、前記電力変換装置の定格入力電力と検出した前記出力電力との差電力を前記蓄電手段への充電電力の目標値とし、前記蓄電手段に供給される電力が前記充電電力の目標値となるように前記蓄電手段への供給電力を制御することを特徴としている。
また、本発明の請求項8に係る電力変換装置の充電方法は、交流電源入力を一旦直流電力に変換した後、再度交流電力に変換して負荷に供給すると共に、前記直流電力を急速充電可能な蓄電手段に蓄電するようにした電力変換装置の充電方法であって、前記負荷への電力供給を開始する前に、前記電力変換装置の定格入力電力を蓄電手段に供給する充電電力の目標値とし、前記蓄電手段に供給される電力が前記充電電力の目標値となるように前記蓄電手段への供給電力を制御することを特徴としている。
また、本発明の請求項9に係る電力変換装置の充電方法は、前記蓄電手段は、電気二重層コンデンサであることを特徴としている。
本発明の請求項1に係る電力変換装置によれば、交直変換器の定格入力電力と負荷に出力される出力電力との差電力に相当する電力を蓄電手段への充電電力の目標値とし、この充電電力の目標値相当の電力を蓄電手段に供給して充電を行なうため、定格入力電力の余剰分相当を充電電力として用いることになり、可能な範囲で最大電力を用いて充電を行なうことができる。このため、蓄電手段への充電を短時間で且つ効率よく行なうことができる。
また、請求項2に係る電力変換装置によれば、負荷が非電力消費状態にあるときに、交直変換器の定格入力電力を蓄電手段への充電電力の目標値とし、この充電電力の目標値相当の電力を蓄電手段に供給して充電を行なうため、定格入力電力相当を充電電力として用いることになり、負荷が非電力消費状態にある間に、蓄電手段への充電をより短時間で行なうことができる。
また、請求項3に係る電力変換装置によれば、負荷が非電力消費状態にあるときに、交直変換器の定格入力電力を蓄電手段への充電電力の目標値とし、この充電電力の目標値相当の電力を蓄電手段に供給して充電を行なうため、定格入力電力相当を充電電力として用いることになり、負荷が非電力消費状態にある間に、蓄電手段への充電をより短時間で行なうことができる。
また、請求項4に係る電力変換装置によれば、起動時に、定格入力電力相当を充電電力として蓄電手段への充電を行なうため、電力変換装置を起動した初期の時点から、蓄電手段は十分な蓄電エネルギを提供することができる。
また、請求項5に係る電力変換装置によれば、蓄電手段への充電を短時間で行なうことができるため、蓄電手段の蓄電エネルギを利用して負荷への電力供給を行なう場合であっても、より確実に蓄電エネルギを提供することができる。
また、請求項6に係る電力変換装置によれば、蓄電手段として電気二重層コンデンサを用いたため、比較的大電流での充電を行なうことができ、より短時間で充電を行なうことができる。
また、本発明の請求項7に係る電力変換装置の充電方法によれば、交直変換器の定格入力電力と負荷に出力される出力電力との差電力に相当する電力を蓄電手段への充電電力の目標値とし、この充電電力の目標値相当の電力を蓄電手段に供給して充電を行なうため、定格入力電力の余剰分相当を充電電力として用いることになり、可能な範囲で最大電力を用いて充電を行なうことができる。このため、蓄電手段への充電を短時間で且つ効率よく行なうことができる。
また、本発明の請求項8に係る電力変換装置の充電方法によれば、負荷への電力供給を開始する前に、交直変換器の定格入力電力を蓄電手段への充電電力の目標値とし、この充電電力の目標値相当の電力を蓄電手段に供給して充電を行なうため、定格入力電力相当を充電電力として用いることになり、負荷への電力供給を開始する前に、蓄電手段への充電を短時間で行なうことができる。
また、請求項9に係る電力変換装置の充電方法によれば、蓄電手段として電気二重層コンデンサを用いたため、比較的大電流での充電を行なうことができ、より短時間で充電を行なうことができる。
本発明を適用した無停電電源装置の一例を示す概略構成図である。 本発明における起動時の充電処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明における運転時の充電処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 従来の無停電電源装置の一例を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用した無停電電源装置の一例を示す概略構成図である。
この図1における無停電電源装置は、交流電源21からの交流入力電力を直流電力に変換する交直変換部22と、交直変換部22で変換された直流電力を交流電力に変換し負荷20に供給する直交変換部23と、高速充電が可能な蓄電素子であるEDLC25と、交直変換部22で変換された直流電力をEDLC25に充電すると共に、必要に応じてEDLC25を放電させてその蓄電エネルギを直交変換部23に供給する直直変換部24と、交直変換部22、直交変換部23及び直直変換部24を制御する制御部30と、を備える。なお、図1には記載していないが、交直変換部22の出力側に交直変換部22で変換した直流出力を平滑化する平滑回路が実際には設けられている。
また、交流電源21からの入力電圧を検出する入力電圧センサ31、直直変換部24への充電電流を検出する充電電流センサ32、負荷20への出力電流を検出する出力電流センサ33、EDLC25の蓄電電圧を検出する蓄電電圧センサ34がそれぞれ適所に設けられ、これら入力電圧センサ31、充電電流センサ32、出力電流センサ33及び蓄電電圧センサ34の検出値は制御部30に入力される。
制御部30は、各種センサの検出値をもとに交直変換部22、直交変換部23、直直変換部24を制御する。すなわち、交流電源21からの交流入力電圧が予め設定したしきい値以上であって交流電源21側に停電等が生じておらず所定の電力供給が行なわれていると判断されるときには、交流電源21からの交流入力電力を交直変換部22で直流電力に変換した後、直交変換部23で交流電力に変換しこれを負荷20に供給する。また、EDLC25の蓄電電圧が予め設定した満蓄電電圧よりも低いときには、後述の運転時の充電処理を行いEDLC25への充電を行なう。また、交直変換部22の出力側の電圧である直流中間電圧が予め設定した直流中間電圧目標値よりも低下した場合には、直直変換部24を放電制御して、EDLC25を放電させることにより、直流中間電圧の増圧を図って直流中間電圧を直流中間電圧目標値に維持し、負荷20への安定した電力供給を図る。
一方、交流電源21からの交流入力電圧が予め設定したしきい値よりも低いときには交流電源21側に停電等が生じており十分な交流入力電力を交流電源21側から得ることができないとして、交直変換部22での直流電力への変換動作を停止し、直直変換部24を放電制御してEDLC25を放電させ、その蓄電エネルギを利用して直交変換部23で交流電力を生成し、これを負荷20に供給する。これにより、交流電源21側が停電している場合であっても、負荷20への電力供給を継続して行なう。
また、制御部30は、無停電電源装置の起動時には、後述の起動時の充電処理を行い、負荷20への電力供給を開始する前の時点で、EDLC25への充電を行なった後、負荷20への電力供給を開始する。
図2は、制御部30で実行される起動時の充電処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
制御部30は、起動されると、まず、EDLC25への充電が必要であるかを判断する(ステップS1)。すなわち、蓄電電圧センサ34の検出値を読み込み、この蓄電電圧センサ34の検出値が満蓄電電圧であるときには、EDLC25の蓄電電圧は満蓄電状態であって充電は不要と判断し、そのまま処理を終了する。そして、負荷20への電力供給を開始する。
一方、蓄電電圧センサ34の検出値が満蓄電電圧よりも低く、EDLC25への充電が必要と判断されるときにはステップS1からステップS2に移行し、既知の交直変換部22の定格入力電流、すなわち、無停電電源装置の定格入力電流を充電電流の目標値として設定する。そして、交直変換部22を整流制御し、交流電源21からの交流入力電力を直流電力に変換させると共に、充電電流センサ32で検出される充電電流が、ステップS2で設定した充電電流の目標値となるように直直変換部24を充電制御し、充電電流の目標値相当の電流をEDLC25に供給してEDLC25への充電を行なう(ステップS3)。そして、蓄電電圧センサ34の検出値が満蓄電電圧に達したとき、EDLC25は満蓄電状態であるとして(ステップS4)、直直変換部24での充電制御を停止させ、EDLC25への充電を停止する。
ここで、EDLC25への充電は、交直変換部22の定格入力電流相当を、EDLC25に供給するように制御が行なわれる。つまり、無停電電源装置の定格入力電力の全てが充電電力として用いられることになる。したがって、起動時にEDLC25の蓄電電圧が比較的低い場合であっても、定格入力電流相当の比較的大きな電流が供給されることにより充電が行なわれるため、比較的短時間で充電することができる。
したがって、負荷20への電力供給を開始するために無停電電源装置を起動させたときには、起動させた時点でEDLC25への充電を速やかに完了させることができる。このため、EDLC25は起動後速やかに満蓄電状態となることになり、この時点で、EDLC25の蓄電エネルギを用いた無停電電源装置の性能を十分発揮することのできる状態となる。したがって、起動後の初期の時点で、交流電源21側に停電が生じている場合であっても、EDLC25の蓄電エネルギを利用することによって、速やかに負荷20への電力供給を開始することができる。
図3は、制御部30における、運転時の充電処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。
制御部30では、この運転時の充電処理を、負荷20への電力供給を行なっている間、予め設定した所定周期で実行する。具体的には、まず、EDLC25への充電が必要であるか否かを判断する(ステップS11)。つまり、蓄電電圧センサ34の検出値が満蓄電電圧よりも低いか否かを判断し、満蓄電電圧に達したときにはEDLC25は満蓄電状態であると判断し、そのまま処理を終了する。
一方、蓄電電圧センサ34の検出値に基づきEDLC25が満蓄電状態ではないと判断されるときにはステップS12に移行し、出力電流センサ33で検出される負荷20への出力電流と、交直変換部22の既知の定格入力電流、すなわち無停電電源装置の定格入力電流とから充電電流の目標値を設定する(ステップS13)。すなわち、定格入力電流から負荷20への出力電流を減算した値を充電電流の目標値とする。
そして、充電電流センサ32で検出される充電電流が、ステップS13で設定した充電電流の目標値となるように直直変換部24を充電制御して、EDLC25への充電を行なう(ステップS14)。そして、蓄電電圧センサ34の検出値に基づき、EDLC25が満蓄電状態となったことを検出したとき処理を終了する。
ここで、上述のようにEDLC25は、比較的大電流の充電が可能であり、且つ比較的短時間で充電を行なうことができる。したがって、EDLC25の蓄電電圧が低下した場合であっても、速やかに満蓄電状態に復帰させることができ、無停電電源装置を、その最大能力を発揮することの可能な状態に復帰させることができる。
また、上述のように、無停電電源装置の定格入力電流と実際の負荷20への出力電流との差を充電電流の目標値として設定している。
ここで、負荷20は、必ずしも定格負荷で動作していない場合がある。つまり、無停電電源装置に余剰能力が生じる場合がある。しかしながら、上述のように、定格入力電流と実際の負荷20への出力電流との差を充電電流の目標値とし、無停電電源装置の余剰能力を用いて充電を行なうことにより、無停電電源装置の能力を有効に活用することができる。
例えば、定格入力電力が10〔kVA〕の無停電電源装置において、負荷20に対して5〔kVA〕の電力供給を行なっている場合、無停電電源装置の装置容量(10〔kVA〕)のうちの、負荷20に電力供給する5〔kVA〕を除いた残り分相当、すなわち5〔kVA〕が余力分となる。この余力分を充電電力にまわし、供給可能な最大電力を、充電電力の目標値としてEDLC25の充電を行なうことにより、可能な範囲で速やかに充電を行なうことができ、短時間で満蓄電状態に復帰させることができる。
また、制御部30では、入力電圧センサ31、充電電流センサ32、出力電流センサ33、及び蓄電電圧センサ34の検出値を用いてEDLC25への充電制御を行なっており、これら入力電圧センサ31、充電電流センサ32、出力電流センサ33、及び蓄電電圧センサ34は、二次電池を用いた無停電電源装置においても通常設けられているため、二次電池を用いた無停電電源装置において、二次電池をEDLCに変更した場合であっても、無停電電源装置の大幅な変更を伴うことなく、制御部30での制御方法を変更するだけで、EDLCの性能を十分に発揮することのできる無停電電源装置を容易に実現することができる。
なお、上記実施の形態においては、急速充電可能な蓄電素子としてEDLCを適用した場合について説明したが、これに限るものではなく、大電流での充電が可能であって急速充電が可能な蓄電素子であれば適用することができる。
また、上記実施の形態においては、交流電源21が停電したときにEDLCの蓄電エネルギを用いて負荷20への電力供給を継続するようにした無停電電源装置に適用した場合について説明したが、これに限るものではなく、入力される交流電力を負荷20に伝達するための経路に設けられた、急速充電可能な蓄電手段に対して充電を行なうようにした電力変換装置であれば適用することができる。
また、上記実施の形態においては、起動時に、定格入力電流相当を充電電流の目標値としてEDLC25への充電を行なう場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、負荷20側が遮断された場合など、負荷20での電力消費が行なわれず、定格入力電流相当を充電電流の目標値とし、すなわち定格入力電力全てを充電電力として用いた場合であっても、負荷20側に影響を及ぼすことのないときに、定格入力電力を充電電力として充電を行なうようにしてもよい。
また、上記実施の形態においては、起動時及び運転時共に充電処理を行なう場合について説明したが、必ずしも、起動時及び運転時共に充電処理を行なう必要はなく、無停電電源装置を構成要素とするシステム全体の運転状況などに応じて、起動時のみ、或いは運転時のみに充電処理を行なう構成とすることも可能である。
なお、上記実施の形態において、交直変換部22が交直変換器に対応し、直交変換部23が直交変換器に対応し、EDLC25が蓄電手段に対応し、直直変換部24が直直変換器に対応し、制御部30が充電制御手段に対応し、出力電流センサ33が出力電力検出手段に対応している。
また、図2の起動時の充電処理を実行する際に、起動時であることを検出する処理が負荷状態検出手段に対応している。また、制御部30において、交直変換部22の出力側の電圧である直流中間電圧が予め設定した直流中間電圧目標値よりも低下した場合、或いは、交流電源21からの交流入力電圧が予め設定したしきい値よりも低いときに、直直変換部24を放電制御してEDLC25を放電させる処理が放電制御手段に対応している。
20 負荷
21 交流電源
22 交直変換部
23 直交変換部
24 直直変換部
25 EDLC
30 制御部
31 入力電圧センサ
32 充電電流センサ
33 出力電流センサ
34 蓄電電圧センサ

Claims (9)

  1. 交流電源入力を直流電力に変換する交直変換器と、
    前記直流電力を交流電力に変換して負荷へ供給する直交変換器と、
    前記直流電力を急速充電可能な蓄電手段と、
    前記直流電力を前記蓄電手段に充電する直直変換器と、
    前記蓄電手段への充電制御を行なう充電制御手段と、
    前記負荷に出力される出力電力を検出する出力電力検出手段と、を備え、
    前記充電制御手段は、前記交直変換器の定格入力電力と前記出力電力検出手段で検出された出力電力との差電力に相当する電力を前記蓄電手段への充電電力の目標値とし、前記蓄電手段に供給される電力が前記充電電力の目標値となるように前記充電制御を行なうことを特徴とする電力変換装置。
  2. 交流電源入力を直流電力に変換する交直変換器と、
    前記直流電力を交流電力に変換して負荷へ供給する直交変換器と、
    前記直流電力を急速充電可能な蓄電手段と、
    前記直流電力を前記蓄電手段に充電する直直変換器と、
    前記蓄電手段への充電制御を行なう充電制御手段と、
    前記負荷が電力消費を行なっていない非電力消費状態にあるか否かを検出する負荷状態検出手段と、を備え、
    前記充電制御手段は、前記負荷状態検出手段の検出結果に基づき前記負荷が非電力消費状態にあるときに、前記交直変換器の定格入力電力を前記蓄電手段への充電電力の目標値とし、前記蓄電手段に供給される電力が前記充電電力の目標値となるように前記充電制御を行なうことを特徴とする電力変換装置。
  3. 前記負荷が電力消費を行なっていない非電力消費状態にあるか否かを検出する負荷状態検出手段、を備え、
    前記充電制御手段は、前記負荷状態検出手段の検出結果に基づき前記負荷が非電力消費状態にあるときに、前記交直変換器の定格入力電力を前記蓄電手段への充電電力の目標値とし、前記蓄電手段に供給される電力が前記充電電力の目標値となるように前記充電制御を行なうことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  4. 前記負荷状態検出手段は、起動時であるか否かを検出し、起動時であるとき、前記負荷は非電力消費状態にあると判断することを特徴とする請求項2又は請求項3記載の電力変換装置。
  5. 前記蓄電手段を放電させる放電制御手段を有し、
    前記直交変換器は前記蓄電手段の蓄電エネルギも利用して前記負荷への電力供給を行なうことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の電力変換装置。
  6. 前記蓄電手段は、電気二重層コンデンサであることを特徴とする請求項1から請求項5の何れか1項に記載の電力変換装置。
  7. 交流電源入力を一旦直流電力に変換した後、再度交流電力に変換して負荷に供給すると共に、前記直流電力を急速充電可能な蓄電手段に蓄電するようにした電力変換装置の充電方法であって、
    前記負荷に出力される出力電力を検出し、前記電力変換装置の定格入力電力と検出した前記出力電力との差電力を前記蓄電手段への充電電力の目標値とし、前記蓄電手段に供給される電力が前記充電電力の目標値となるように前記蓄電手段への供給電力を制御することを特徴とする電力変換装置の充電方法。
  8. 交流電源入力を一旦直流電力に変換した後、再度交流電力に変換して負荷に供給すると共に、前記直流電力を急速充電可能な蓄電手段に蓄電するようにした電力変換装置の充電方法であって、
    前記負荷への電力供給を開始する前に、前記電力変換装置の定格入力電力を蓄電手段に供給する充電電力の目標値とし、前記蓄電手段に供給される電力が前記充電電力の目標値となるように前記蓄電手段への供給電力を制御することを特徴とする電力変換装置の充電方法。
  9. 前記蓄電手段は、電気二重層コンデンサであることを特徴とする請求項7又は請求項8記載の電力変換装置の充電方法。
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