JP2010178058A - プロトコル変換装置及び遠隔監視制御システム - Google Patents

プロトコル変換装置及び遠隔監視制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】配電用変電所等における遠隔監視制御システムにおいて、親局に対して、複数の子局を1つの子局に見せ、アナログ配電盤とデジタル配電盤を混在できるようにするためのプロトコル変換装置を提供する。
【解決手段】TC/DTC変換装置7は、アナログ配電盤が接続されたアナログ用遠隔監視制御装置(TC)と通信するためのCDT用回線制御部72と、デジタル配電盤が接続されたデジタル用遠隔監視制御装置(DTC)と通信するためのLAN用回線制御部76と、アナログ用遠隔監視制御装置(TC)と通信するためのCDTプロトコルとデジタル用遠隔監視制御装置(DTC)と通信するためのIPプロトコルとを相互に変換するメインCPU71とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、プロトコル変換装置及び遠隔監視制御システムに関し、アナログ配電盤が接続されるアナログ用遠隔監視制御装置(TC)と、デジタル配電盤が接続されるデジタル用遠隔監視制御装置(DTC)との間でプロトコル変換を行うプロトコル変換装置及び該装置を備えた遠隔監視制御システムに関する。
配電用変電所等において、従来のアナログ配電盤の監視制御に係る情報伝送には、アナログ用遠隔監視制御装置(以下、TC(テレコン)子局という)が使用されていたが、最近では、このアナログ配電盤に代わり、デジタル配電盤が使用されるようになってきた。このデジタル配電盤は、従来のアナログ配電盤と通信インタフェースが異なることから、アナログ用のTC子局ではなく、デジタル用遠隔監視制御装置(以下、DTC(デジタルテレコン)子局という)が使用される。
図28は、従来の配電用変電所設備の監視制御系の基本構成を示す図である。図28(A)はアナログ配電盤とTC子局を含むシステム構成を示し、図28(B)はデジタル配電盤とDTC子局を含むシステム構成を示す。図中、100は制御所、101は制御CPU、102はITC親局、103は配電用変電所、104はTC(テレコン)/TM(テレメータ)子局、105a〜105cはアナログ配電盤、106はDTC(デジタルテレコン)子局、107はハブ、108a〜108cはデジタル配電盤を示す。なお、本明細書では、ITC親局102は、監視制御親局である制御所100におけるTC子局あるいはDTC子局との通信制御装置を意味しており、ITCをインテリジェントテレコンの略語として使用するものとする。
図28(A),(B)に示すシステム構成は、それぞれ独立した遠隔監視制御システムとして構成されたものであり、1つの親局(ITC親局102)に対して1つの子局(TC/TM子局104またはDTC子局106)がCDT(Cyclic Digital Transmission:サイクリックデジタル伝送)方式またはHDLC(High level Data Link Control)方式により通信可能に接続されている。
図28(A)において、TC/TM子局104とアナログ配電盤105a〜105cとは接点・アナログ接続される。また、図28(B)において、DTC子局106とデジタル配電盤108a〜108cとはハブ107を介してLAN(Local Area Network)で接続される。ここで、デジタル配電盤108a〜108cは、DTC子局106とTCP(Transmission Control Protocol)/IP(Internet Protocol)プロトコルにより通信可能に接続される。
図29,図30は、アナログ配電盤の一部をデジタル配電盤に更新しようとした場合について説明するための図である。既存のアナログ配電盤システムにおいて、例えば、アナログ配電盤105cをデジタル配電盤108に更新しようとした場合、TC/TM子局104は通信インタフェース(LAN)を持たないため、デジタル配電盤108をTC/TM子局104に接続して通信することができない。また、DTC子局106は既存のアナログ配電盤105a,105bに対応した通信インタフェースを持たないため、アナログ配電盤105a,105bをDTC子局106に接続することもできない。
従って、図30に示すように、デジタル配電盤108を接続するためにはDTC子局106が必要となり、このDTC子局106をITC親局102に接続することになってしまう。この場合、ITC親局102から見ると、1つの配電用変電所103に対して、TC/TM子局104及びDTC子局106の2つの子局を監視対象とすることになり、効率的な監視制御の妨げとなってしまう。このため、これまでアナログ配電盤の一部をデジタル配電盤に更新するような方法は取られておらず、使用可能なアナログ配電盤を含む全てのアナログ配電盤をデジタル配電盤に更新するようにしていた。
上記において、ITC親局102から見て、2つの子局を仮想的に1つの子局に見せるためには、TC/TM子局104をITC親局102ではなく、DTC子局106に接続することが考えられる。しかし、DTC子局106の配電盤(下位)側の通信プロトコルはTCP/IP方式であり、TC/TM子局104の親局(上位)側の通信プロトコルはCDT方式であるため、両者の通信プロトコルの相違により、通信可能に接続することはできない。
これに対して、特許文献1には、従来の監視制御システムの伝送方式であるCDTやHDLC方式からIP方式に移行するために、親局と子局間において伝送情報を変換する技術が記載されている。これによれば、親局をIP伝送方式に更新する場合に伝送情報変換器を親局内に実装するようにし、子局とはCDT方式で伝送を行うようにしている。
特開2008−109417号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術は、親局と子局との間でプロトコル変換を行うようにしたものに過ぎず、アナログ配電盤が接続されるTC/TM子局と、デジタル配電盤が接続されるDTC子局との間におけるプロトコル変換を行うものではない。すなわち、前述したように、親局から見て、2つの子局を仮想的に1つの子局に見せ、アナログ配電盤とデジタル配電盤を混在させるためには、CDT/IPプロトコル変換において、アナログ配電盤の監視(制御,表示,計測)項目を識別するためのアドレスを変換する機能や、TC子局から選択表示項目を取り込むために、TC子局、アナログ配電盤向けに自動的に選択出力を行う機能などを実現する必要があるが、特許文献1に記載の技術では、このような機能を実現することはできないため、アナログ配電盤とデジタル配電盤が混在するシステムに適用することはできない。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、配電用変電所等における遠隔監視制御システムにおいて、親局に対して、複数の子局を1つの子局に見せ、アナログ配電盤とデジタル配電盤を混在できるようにするためのプロトコル変換装置及び該装置を備えた遠隔監視制御システムを提供すること、を目的とする。
上記課題を解決するために、第1の技術手段は、プロトコル変換装置において、アナログ配電盤が接続されたアナログ用遠隔監視制御装置と通信するための第1の通信インタフェースと、デジタル配電盤が接続されたデジタル用遠隔監視制御装置と通信するための第2の通信インタフェースと、前記アナログ用遠隔監視制御装置と通信するための第1の通信プロトコルと前記デジタル用遠隔監視制御装置と通信するための第2の通信プロトコルとを相互に変換するプロトコル変換手段とを備えたことを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記第1の通信プロトコルはCDT方式であり、前記第2の通信プロトコルはIP方式であり、前記プロトコル変換手段は、前記CDT方式から前記IP方式へ、または、前記IP方式から前記CDT方式へ通信プロトコルの変換を行うことを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第2の技術手段において、前記デジタル用遠隔監視制御装置から前記アナログ用遠隔監視制御装置へ、前記アナログ配電盤を制御するための制御情報を伝送する場合、前記プロトコル変換手段は、前記制御情報の制御項目を識別するための前記IP方式に対応したアドレスを、前記CDT方式に対応したアドレスに変換することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第3の技術手段において、前記プロトコル変換手段は、前記制御情報の項目毎に制御方式を指定するための前記IP方式に対応したアドレスを、前記CDT方式に対応したアドレスに変換することを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第2の技術手段において、前記アナログ用遠隔監視制御装置から前記デジタル用遠隔監視制御装置へ、前記アナログ配電盤の状態情報を表示させるための表示情報を伝送する場合、前記プロトコル変換手段は、前記表示情報の表示項目を識別するための前記CDT方式に対応したアドレスを、前記IP方式に対応したアドレスに変換することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第5の技術手段において、前記表示項目のいずれかに状態変化を検出した場合、前記プロトコル変換手段は、前記状態変化を検出した表示項目を識別するための前記CDT方式に対応したアドレスを、前記IP方式に対応したアドレスに変換することを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第2の技術手段において、前記アナログ用遠隔監視制御装置から前記デジタル用遠隔監視制御装置へ、前記アナログ配電盤の計測情報を伝送する場合、前記プロトコル変換手段は、前記計測情報の計測項目を識別するための前記CDT方式に対応したアドレスを、前記IP方式に対応したアドレスに変換することを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第1〜第7のいずれか1の技術手段において、前記アナログ用遠隔監視制御装置から前記アナログ配電盤に係る故障発生が通知されると、該通知に対する選択信号を前記アナログ用遠隔監視制御装置へ送信し、前記選択信号に応じた詳細故障情報を前記アナログ用遠隔監視制御装置から取得することを特徴としたものである。
第9の技術手段は、集中監視制御を行うための監視制御親局と、デジタル配電盤が接続されたデジタル用遠隔監視制御装置とを備え、前記監視制御親局と前記デジタル用遠隔監視制御装置とが接続された遠隔監視制御システムであって、前記デジタル用遠隔監視制御装置にはプロトコル変換装置を介して、アナログ配電盤が接続されたアナログ用遠隔監視制御装置が接続され、前記プロトコル変換装置は、前記アナログ用遠隔監視制御装置と通信するための第1の通信プロトコルと、前記デジタル用遠隔監視制御装置と通信するための第2の通信プロトコルとを相互に変換することを特徴としたものである。
第10の技術手段は、第9の技術手段において、前記第1の通信プロトコルはCDT方式であり、前記第2の通信プロトコルはIP方式であり、前記プロトコル変換装置は、前記CDT方式から前記IP方式へ、または、前記IP方式から前記CDT方式へ通信プロトコルの変換を行うことを特徴としたものである。
第11の技術手段は、第9又は第10の技術手段において、前記プロトコル変換装置は、前記アナログ用遠隔監視制御装置から前記アナログ配電盤に係る故障発生が通知されると、該通知に対する選択信号を前記アナログ用遠隔監視制御装置へ送信し、前記アナログ用遠隔監視制御装置は、前記選択信号に応じた詳細故障情報を前記プロトコル変換装置へ送信し、前記プロトコル変換装置は、前記詳細故障情報をプロトコル変換した後に前記デジタル用遠隔監視制御装置へ送信することを特徴としたものである。
本発明によれば、配電用変電所等における遠隔監視制御システムにおいて、親局に対して、複数の子局を1つの子局に見せ、アナログ配電盤とデジタル配電盤を混在させることができるため、アナログ配電盤の一部をデジタル配電盤に容易に更新することができる。
また、更新時において、DTC子局や、TC子局、アナログ配電盤、デジタル配電盤などの既存装置をそのまま利用することができるため、コストをかけずにシステムを構築することができる。
本発明の一実施形態に係る遠隔監視制御システムの構成例を示す図である。 図1に示したTC/DTC変換装置の構成例を示すブロック図である。 TC子局とTC/DTC変換装置間で伝送されるCDT方式によるCDT伝送フォーマットの一例を示す図である。 情報ワードの符号構成における選択制御ワードの構成例を示す図である。 情報ワードの符号構成における表示ワード及び計測ワードの構成例を示す図である。 DTC子局とTC/DTC変換装置間で伝送されるIP方式によるITCパケットフォーマットの一例を示す図である。 TC/DTC変換装置内のメモリに格納される制御情報管理テーブルの一例を示す図である。 、TC/DTC変換装置内のメモリに格納される表示情報管理テーブルの一例を示す図である。 TC/DTC変換装置内のメモリに格納される計測情報管理テーブルの一例を示す図である。 本発明のTC/DTC変換装置が備えるCDT/IP変換機能を説明するための図である。 従来の子局側と親局側との間における自動選択機能を説明するための図である。 図11に示すシステム構成に基づき実行される自動選択処理の一例を説明するための図である。 デジタル配電盤を備えた場合における子局側と親局側との間における自動選択機能を説明するための図である。 図13に示すシステム構成に基づき実行される自動選択処理の一例を説明するための図である。 本発明のシステム構成に基づき実行される自動選択処理の一例を説明するための図である。 本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の一例を説明するための図である。 本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。 本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。 本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。 本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。 本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。 本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。 本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。 本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。 本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。 本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。 本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。 従来の配電用変電所設備の監視制御系の基本構成を示す図である。 アナログ配電盤の一部をデジタル配電盤に更新しようとした場合について説明するための図である。 アナログ配電盤の一部をデジタル配電盤に更新しようとした場合について説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明のプロトコル変換装置及び該装置を備えた遠隔監視制御システムの好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る遠隔監視制御システムの構成例を示す図で、図中、1は制御所、4は配電用変電所を示す。制御所(監視制御親局に相当)1には、制御CPU2、ITC(インテリジェントテレコン)親局3が設置されている。また、配電用変電所4には、アナログ配電盤6a〜6cが接点・アナログ接続されたTC(テレコン)/TM(テレメータ)子局(以下、単にTC子局という)5と、デジタル配電盤10a〜10cがハブ9を介してLAN接続されたDTC子局8と、本発明の主たる特徴部分であるプロトコル変換装置に相当するTC/DTC変換装置7とが設置されている。なお、TC子局5はアナログ用遠隔監視制御装置に相当し、DTC子局8はデジタル用遠隔監視制御装置に相当する。
DTC子局8は、その上位側がITC親局とHDLC方式により通信可能に接続され、下位側がデジタル配電盤10a〜10cとTCP/IP方式(LAN)により通信可能に接続される。また、TC/DTC変換装置7は、その上位側がDTC子局8とTCP/IP方式により通信可能に接続され、下位側がTC子局5とCDT方式により通信可能に接続される。なお、本例では、TC/DTC変換装置7は、ハブ9を介してDTC子局8と外部接続されるものとして示しているが、DTC子局8に内蔵する構成としてもよい。
図2は、図1に示したTC/DTC変換装置7の構成例を示すブロック図である。図中、TC/DTC変換装置7は、プロトコル変換手段に相当するメインCPU71と、第1の通信インフェースに相当するCDT用回線制御部72と、1回線2ルートの回線に対応しTC子局5からの信号を復調する復調部73と、1回線2ルートの回線に対応しTC子局5への信号を変調する変調部74と、TC/DTC変換装置7に電力を供給する電源部75と、第2の通信インタフェースに相当するLAN用回線制御部76と、各種警報を出力する警報出力部77と、制御プログラムやアドレス変換テーブルなどを格納するメモリ78とを備える。上記の復調部73と変調部74とによりモデム部を構成する。
本発明の主たる特徴部分は、配電用変電所等における遠隔監視制御システムにおいて、親局から見て、複数の子局を仮想的に1つの子局に見せアナログ配電盤とデジタル配電盤を混在できるようにすることにある。このための構成として、TC/DTC変換装置7は、アナログ配電盤6a〜6cが接続されたTC子局5と通信するためのCDT用回線制御部72と、デジタル配電盤10a〜10cが接続されたDTC子局8と通信するためのLAN用回線制御部76と、TC子局5と通信するための第1の通信プロトコルとDTC子局8と通信するための第2の通信プロトコルとを相互に変換するメインCPU71とを備える。
本例の場合、第1の通信プロトコルはCDT(サイクリックデジタル伝送)方式であり、第2の通信プロトコルはIP(インターネットプロトコル)方式である。メインCPU71は、CDT方式からIP方式へ、あるいは、IP方式からCDT方式へ通信プロトコルの変換を行う。これにより、ITC親局3とTC子局5との相互通信を可能にするが、TC子局5はDTC子局8の下位側にぶら下がる形で接続されるため、ITC親局3は1つのDTC子局8と接続するだけでよい。このような構成としたことにより、図1において、例えば、アナログ配電盤6cをデジタル配電盤に更新しようとした場合、既存のアナログ配電盤6a,6bを生かした状態で、アナログ配電盤6cだけをデジタル配電盤に更新することができる。
ここで、本発明の遠隔監視制御システムにおいて、DTC子局8(ITC親局3)とTC子局5との間で伝送される監視情報として、アナログ配電盤6の状態情報を表示させるための表示情報と、アナログ配電盤6の計測情報と、アナログ配電盤6を制御するための制御情報とが含まれる。これらの表示情報,計測情報,制御情報は、TC子局5のCDT伝送フォーマット(CDT方式)では、「群・個アドレス」として管理され、DTC子局8のITCパケットフォーマット(IP方式)では、「データアドレス」として管理される。これらのCDT伝送フォーマットとITCパケットフォーマットについては後述の図3〜図6に基づき説明する。
図2において、DTC子局8からTC子局5へ、アナログ配電盤6を制御するための制御情報を伝送する場合、メインCPU71は、制御情報の制御項目を識別するためのIP方式に対応したデータアドレスを、CDT方式に対応した群・個アドレスに変換する。これらの群・個アドレス,データアドレスによれば、どの配電盤のどの項目を制御するのかが特定される。
上記において、メインCPU71は、制御情報の項目毎に制御方式を指定するためのデータアドレスを、CDT方式に対応した群・個アドレスに変換する。ここでいう制御方式とは、後述の図7に示すように、2挙動制御,1挙動制御に区別される。また、通常の2挙動制御,1挙動制御の処理の流れは後述の図20に示すようなフローとなる。2挙動制御の制御方式としては、CL(Close:入り制御),OP(Open:切り制御),RS(Reset:復帰制御)があり、後述の図4(C)に示す3C2コードに対応している。これらCL,OP,RSは機器選択後に出力される。
また、TC子局5からDTC子局8へ、アナログ配電盤6の状態情報を表示させるための表示情報を伝送する場合、メインCPU71は、表示情報の表示項目を識別するためのCDT方式に対応した群・個アドレスを、IP方式に対応したデータアドレスに変換する。これらの群・個アドレス,データアドレスによれば、どの配電盤のどの項目を表示するのかが特定される。
上記において、表示項目のいずれかに状態変化を検出した場合、メインCPU71は、状態変化を検出した表示項目を識別するためのCDT方式に対応した群・個アドレスを、IP方式に対応したデータアドレスに変換する。この状態変化(以下、しばしば状変という)の検出は、各表示項目に含まれる所定のビットのオン/オフを切り替えることで行うことができる。
また、TC子局5からDTC子局8へ、アナログ配電盤6の計測情報を伝送する場合、メインCPU71は、計測情報の計測項目を識別するためのCDT方式に対応したワードアドレスを、IP方式に対応したデータアドレスに変換する。これらのワードアドレス,データアドレスによれば、各配電盤の計測項目について要求に応じてあるいは定期的に計測値が伝送される。
図3は、TC子局とTC/DTC変換装置間で伝送されるCDT方式によるCDT伝送フォーマットの一例を示す図である。図3(A)に示すように、CDT伝送フォーマットによれば、1サイクルで第1フレームと第2フレームの2つのフレームが伝送される。また、図3(B)に示すように、第1フレームには、1つの同期ワードと、1〜31の情報ワードが格納され、第2フレームには、1つの同期ワードと、33〜63の情報ワードが格納される。また、図3(C)に示すように、1つの同期ワードは44ビットで構成され、1つの情報ワードは初送22ビット,連送22ビットの44ビットで構成される。
以下、図4,図5に基づいて、CDT伝送フォーマットの具体的な構成例を、制御情報,表示情報,計測情報のそれぞれに区別して説明する。
図4は、情報ワードの符号構成における選択制御ワードの構成例を示す図である。図4(A)に示すように、選択制御ワード(制御情報)は22ビットで構成され、ビット番号9〜13には5C2群選択コード、ビット番号14〜18には5C2個選択コードが割り当てられており、この5C2群選択コード,5C2個選択コードは、図4(B)の5C2群・個コード変換表によりそれぞれ群と個(すなわち、群・個アドレス)が特定される。この群・個には予め制御対象・制御項目が関連付けされており、群・個アドレスが特定されると、制御対象と制御項目を特定することができる。
また、ビット番号19〜21には3C2制御コードが割り当てられており、この3C2制御コードは、図4(C)の3C2制御コード変換表により制御方式(CL(入),OP(切),RS(復帰),非制御時)が指定される。この制御方式は、制御項目に対応させて管理される。
TC/DTC変換装置7は、図4(B)の5C2群・個コード変換表、図4(C)の3C2制御コード変換表をメモリ78に保持している。例えば、5C2群選択コードが“00011”であれば、“1群”となり、5C2個選択コードが“00110”であれば、“3個”となる。すなわち、5C2群選択コードが“00011”,5C2個選択コードが“00110”であれば、対応する群・個アドレスは“1群3個”となる。
図5は、情報ワードの符号構成における表示ワード及び計測ワードの構成例を示す図である。図5(A)は表示ワード(表示情報)の構成を示し、図5(B)は計測ワード(計測情報)の構成を示す。これら表示情報,計測情報の群・個アドレスによる管理は、前述の制御情報の群・個アドレスによる管理に準じているが、制御情報とは群・個の割り当て方が異なる。
図5(A)において、表示情報における群・個アドレスの場合、ビット番号1〜6には群・個アドレスの“群”に相当するワードアドレスが割り当てられ、ビット番号12〜21には群・個アドレスの“個”に相当する表示項目が割り当てられる。この表示項目には制御項目より多くの項目が割り当てられるようにビット数が多くなっている。
図5(B)において、計測情報におけるワードアドレスの場合、ビット番号1〜6にはワードアドレスが割り当てられ、ビット番号10〜21には計測項目(計測数値)が割り当てられる。この計測数値は、例えば、後述の図9において、「LT1二次電流」は伝送数値「0〜300」となっているが、この範囲に対応した現在値を下位側から受信し、上位側に出力される。現在値が例えば150とすると、図5(B)のビット番号13,15,17がオンとなり伝送される。このとき、ワードアドレスのビット番号2,4,6がオンで21ワードとなる。
図6は、DTC子局とTC/DTC変換装置間で伝送されるIP方式によるITCパケットフォーマットの一例を示す図である。このITCパケットには、フレーム長,送信元装置アドレス,種別コード(ID),日・時・分・秒,データ部,送信先装置アドレスなどが含まれる。ITCパケットでは、前述したCDT伝送フォーマットにおける群・個アドレスがデータアドレスとして管理されるため、TC/DTC変換装置7では、群・個アドレスとデータアドレスとを相互に変換する機能を備える。
図6において、フレーム長にはITCヘッダ情報及び個別フォーマット部のバイトサイズが格納される。送信元装置アドレスにはパケット発信元の電気所(図1では配電用変電所3)のアドレスが格納される。種別コードには以下に説明する監視情報の種別を識別するためのIDが格納される。日・時・分・秒にはパケットの生成時刻が格納される。データ部には監視情報のデータアドレスが格納される。送信先装置アドレスにはパケット送信先の電気所(図1では制御所1)のアドレスが格納される。
ここで、前述したように、配電盤(アナログ,デジタル)に係る監視情報としては、大きく、制御情報、表示情報、計測情報に分けられる。また、この監視情報の伝送方向は、TC子局5からITC親局3に向かう方向を上り方向、ITC親局3からTC子局5に向かう方向を下り方向としている。制御情報は親局から子局に出力され、この制御情報に対して、子局から親局に対して返信を行うため、上り/下りの両方向で伝送される。表示情報は子局から親局に出力されるため、上り方向に伝送される。計測情報は子局から親局に出力されるため、上り方向に伝送される。
上記の監視情報にはIDが付与される。例えば、イニシャライズ情報伝送要求の下り用のIDとして、“01h”が割り当てられ、システム間装置診断情報の上り用,下り用のIDとして、“03h”が割り当てられている。表示イニシャライズ情報の上り用のIDとして、“10h”が割り当てられ、表示状変情報の上り用のIDとして、“14h”が割り当てられている。また、計測情報要求の下り用のIDとして、“24h”,上り用のIDとして、“28h”が割り当てられている。また、計測情報には高速定周期計測情報,定時計測情報,要求時計測情報が含まれ、上り用のIDとしてそれぞれ、“20h”,“24h”,“28h”が割り当てられている。
また、制御情報には選択制御情報,応動状変表示情報が含まれ、選択制御情報の上り用,下り用のIDは共に、“30h”が割り当てられ、応動状変表示情報の上り用のIDとして、“31h”が割り当てられている。また、一挙動制御情報の下り用のIDとして、“39h”が割り当てられ、時刻同期情報の下り用のIDとして、“50h”が割り当てられている。
TC/DTC変換装置7のメモリ78には、CDT方式に対応した群・個アドレスと、IP方式に対応したデータアドレスとを相互に変換するための変換テーブルが、制御情報、表示情報、計測情報毎に格納されている。この変換テーブルにより、群・個アドレスとデータアドレスとを相互に変換することができる。
図7は、TC/DTC変換装置内のメモリに格納される制御情報管理テーブルの一例を示す図である。図中、データアドレスは、IP方式におけるアドレスであり、従来TCPOS(群・個アドレスに相当)は、CDT方式におけるアドレスである。また、項目内容は、制御情報の制御項目である。TC/DTC変換装置7は、例えば、DTC子局8から下り用の選択制御情報として、データアドレスが“01群00個”,IDが“30h”のパケットを受け取ると、この制御情報管理テーブルを参照し、CDT方式の“9群1個”の群・個アドレスに変換し、これを選択信号としてTC子局5に送信する。なお、各データアドレス(群・個アドレス)には、「論理回線番号」が割り当てられており、これにより、制御対象となる配電盤を特定することができる。
ここで、データアドレスが“01群04個”の「LT1一次CB」のID(30h)を受信した場合、CDT方式の“9群4個”に変換出力し選択を実行後、再度ID(30h)のCL(入)制御を受信し、これをCDT方式へ変換出力する。これにより、「LT1一次CB(遮断機)」を入り(投入)制御することができる。また、切り制御の場合、OP(切)を受信しCDT方式へ変換出力する。また、RSの場合、復帰制御となり、選択表示の取り込み後に選択表示を復帰させる制御のコードとして用いられる。例えば、後述の図22では、自動選択により選択表示を取り込んだ後の“個別復帰制御”(S138)の出力となる。
図8は、TC/DTC変換装置内のメモリに格納される表示情報管理テーブルの一例を示す図である。図6と同様に、図中、データアドレスは、IP方式におけるアドレスであり、従来TCPOS(群・個アドレス)は、CDT方式におけるアドレスである。また、項目内容は、表示情報の表示項目である。TC/DTC変換装置7は、例えば、アナログ配電盤において「LT1 43LR」という項目に状変(状態変化)が発生し、TC子局5から、CDT方式の群・個アドレスとして、“9群1個”を受け取ると、この群・個アドレスを、上位向け(上り方向)に、“01群00個”のデータアドレスに変換し、これに対応するパケットIDとして“14h”を生成してDTC子局8側に送信する。なお、各データアドレス(群・個アドレス)には、「論理回線番号」が割り当てられており、これにより、表示対象となる配電盤を特定することができる。なお、表示情報としては、例えば、図7,図8に示す項目内容が表示される。具体的には、CB(遮断機)の入り・切りの状態表示や、送電線の故障内容として、OCH(短絡)やDG(地絡)などが表示される。
図9は、TC/DTC変換装置内のメモリに格納される計測情報管理テーブルの一例を示す図である。図中、データアドレスは、IP方式におけるアドレスであり、従来TCワードは、CDT方式におけるアドレスである。また、項目内容は、計測情報の計測項目である。例えば、TC子局5から、アナログ配電盤の「LT1 二次電流」という項目の計測情報を定期的に送信する際に、TC/DTC変換装置7は、CDT方式のワードアドレスとして、“21”を受け取る。そして、TC/DTC変換装置7は、このワードアドレスを、上位向け(上り方向)に、“1”のデータアドレスに変換し、これに対応するパケットIDとして“20h(高速定周期計測情報)”を生成してDTC子局8側に送信する。なお、各データアドレス(ワードアドレス)には、「論理回線番号」が割り当てられており、これにより、計測対象となる配電盤を特定することができる。
図10は、本発明のTC/DTC変換装置7が備えるCDT/IP変換機能を説明するための図である。前述の図7〜図9に示した変換テーブルにより、TC/DTC変換装置7は、DTC子局8向けのITCパケットと、TC子局5向けのCDTデータとを相互にプロトコル変換を行い、制御情報,表示情報,計測情報について、DTC子局8のデータアドレスと、TC子局5の群・個アドレス(計測情報の場合はワードアドレス)とを相互に変換することができる。
図11〜図15は、本発明のTC/DTC変換装置7が備える自動選択機能を説明するための図である。
図11は、従来の子局側と親局側との間における自動選択機能を説明するための図である。従来のTC子局5の場合、表示項目数に制限(最大約320項目)があるため、親局側の制御CPU2からの表示選択信号により、TC子局5から詳細故障情報を伝送するようにしていた。
図12は、図11に示すシステム構成に基づき実行される自動選択処理の一例を説明するための図である。まず、アナログ配電盤6にCB(遮断器)トリップなどの故障が発生すると(S1)、TC子局5は、CB断情報を制御CPU2に伝送し(S2)、このCB断情報を受けた制御CPU2は、選択信号をTC子局5に出力する(S3)。そして、TC子局5は、選択信号に応じた選択接点をアナログ配電盤6に出力し(S4)、アナログ配電盤6は、選択接点に応じた詳細故障情報をTC子局5に出力する(S5)。そして、TC子局5は、詳細故障情報に応じた選択表示情報を制御CPU2に伝送する(S6)。
図13は、デジタル配電盤を備えた場合における子局側と親局側との間における自動選択機能を説明するための図である。DTC子局8の場合、表示項目数に特に制限はなく、1000項目以上が伝送可能であるため、DTC子局8から常時表示として詳細故障情報を伝送するようにしている。すなわち、デジタル配電盤の場合、アナログ配電盤における自動選択という処理を行うことなく、詳細故障情報を取り込めるため、自動選択処理を行っていない。
図14は、図13に示すシステム構成に基づき実行される自動選択処理の一例を説明するための図である。まず、デジタル配電盤10にCB(遮断器)トリップなどの故障が発生すると(S11)、DTC子局8は、CB断情報を制御CPU2に伝送し(S12)、さらに、デジタル配電盤10は、詳細故障情報をDTC子局8に出力する(S13)。そして、DTC子局8は、詳細故障情報に応じた常時表示情報を制御CPU2に伝送する(S14)。
図15において、本発明に係る遠隔監視制御システムの場合、図11,図12に示したような、親局側の制御CPU2からTC子局5に対する自動選択処理が行われないため、TC/DTC変換装置7が親局に代わって、自動選択処理を実行する。すなわち、TC/DTC変換装置7は、TC子局5からアナログ配電盤6に係る故障発生が通知されると、この通知に対する選択信号をTC子局5へ送信し、選択信号に応じた詳細故障情報(選択表示項目)をTC子局5から取得する。そして、TC/DTC変換装置7は、TC子局5から取得した選択表示項目を、IP方式のデータアドレスに変換してITCパケットを生成し、これを上位局側に伝送する。
このように、TC/DTC変換装置7によれば、CDT/IPプロトコル変換を行うと共に、アナログ配電盤の監視情報(制御・表示・計測)を管理するための群・個アドレスをIP方式のデータアドレスに変換する機能や、TC子局から選択表示項目を取り込むために、TC子局、アナログ配電盤向けに自動的に選択出力を行う機能を実現することができる。これにより、親局に対して、複数の子局を1つの子局に見せ、アナログ配電盤とデジタル配電盤を混在させることができるため、アナログ配電盤の一部をデジタル配電盤に容易に更新することができる。また、更新時において、DTC子局や、TC子局、アナログ配電盤、デジタル配電盤などの既存装置をそのまま利用することができるため、コストをかけずにシステムを構築することができる。
以下、図16〜図27に基づいて、本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法について説明するものとするが、TC/DTC変換装置7と下位(TC子局5)側との間ではCDT方式によるCDT信号が伝送され、また、TC/DTC変換装置7と上位(DTC子局8)側との間ではIP方式によるITCパケットが伝送されるものとする。なお、DTC子局8とITC親局3との間はHDLC方式により伝送される。これらCDT信号とITCパケットとの変換処理はTC/DTC変換装置7で実行される。
図16は、本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の一例を説明するための図である。本例では、DTC子局8が起動した場合について説明する。まず、制御CPU2は、ITC親局3との間で、システム間装置診断情報(ID=03h)を相互にやり取りする(S21)。また、TC/DTC変換装置7は、TC子局5との間で、CDT信号を相互にやり取りする(S22)。そして、DTC子局8が起動すると、DTC子局8とITC親局3との回線リンクと、DTC子局8とTC/DTC変換装置7との回線リンクとが確立され(S23)、ITC親局3は、DTC子局8との間で、システム間装置診断情報(ID=03h)を相互にやり取りし、DTC子局8は、TC/DTC変換装置7との間で、システム間装置診断情報(ID=03h)を相互にやり取りする。
次に、DTC子局8は、システム起動を通知し、ITC親局3に装置故障集約状変時情報(ID=08h)を伝送し、ITC親局3は、この装置故障集約状変時情報を制御用CPU2に伝送する(S25)。そして、ITC親局3は、イニシャライズ情報伝送要求(ID=01h)をDTC子局8に伝送し、DTC子局8は、このイニシャライズ情報伝送要求をTC/DTC変換装置7に伝送する(S26)。また、ITC親局3は、時刻同期(ID=50h)をDTC子局8に伝送し、DTC子局8は、この時刻同期をTC/DTC変換装置7に伝送する(S27)。S27での時刻同期は、起動時に最初のイニシャル要求電文の時刻データで時刻同期を行うための処理である。
次に、制御用CPU2は、ITC親局3に対してイニシャライズ情報伝送要求(ID=01h)を伝送するが(S28)、これに対してITC親局3は、DTC子局8からの情報が到着していないため、応答を返さない。そして、DTC子局8は、ITC親局3に装置故障集約イニシャライズ情報(ID=04h)を伝送する(S29)。また、TC/DTC変換装置7は、DTC子局8からのイニシャライズ情報伝送要求を受けて、DTC子局8に表示イニシャル情報(ID=10h)を伝送し、DTC子局8は、この表示イニシャル情報をITC親局3に伝送する(S30)。
次に、S28でのイニシャライズ情報伝送要求を伝送した後に所定時間が経過した場合、タイムアウト時のリトライ要求として、制御用CPU2は、イニシャライズ情報伝送要求(ID=01h)をITC親局3に伝送し(S31)、ITC親局3は、このイニシャライズ情報伝送要求を受けて、装置故障集約イニシャライズ情報(ID=04h)と、表示イニシャル情報(ID=10h)とを制御CPU2に伝送する(S32,S33)。そして、TC/DTC変換装置7は、高速定周期計測情報(ID=20h)をDTC子局8に伝送し、DTC子局8は、高速定周期計測情報をITC親局3に伝送し、ITC親局3は、この高速定周期計測情報を制御用CPU2に伝送する(S34)。さらに、TC/DTC変換装置7は、定時計測情報(ID=24h)をDTC子局8に伝送し、DTC子局8は、定時計測情報をITC親局3に伝送し、ITC親局3は、この定時計測情報を制御用CPU2に伝送する(S35)。
図17は、本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。本例では、TC/DTC変換装置7が起動した場合について説明する。まず、制御用CPU2とITC親局3との間でシステム間装置診断情報(ID=03h)を相互に伝送すると共に、ITC親局3とDTC子局8との間でシステム間装置診断情報(ID=03h)を相互に伝送する(S41)。また、TC/DTC変換装置7の電源が切ってあるため、TC/DTC変換装置7とTC子局5との間ではCDT信号が相互にやり取りされない(S42)。これに伴いDTC子局8ではイーサネット(登録商標)LANの異常を検出する(S43)。
次に、TC/DTC変換装置7の電源が入ったときに(S44)、回線断が復帰し、TC/DTC変換装置7とTC子局5との間でCDT信号が相互にやり取りされる(S45)。そして、DCT子局8とTC/DTC変換装置7との間で回線リンクが確立し(S46)、システム間装置診断情報(ID=03h)が相互に伝送される(S47)。このS47におけるT1,T2はモードを示し、計測情報はT2モード移行後に伝送が許可される。
次に、DTC子局8は、システム起動を通知し、ITC親局3に装置故障集約状変時情報(ID=08h)を伝送し、ITC親局3は、この装置故障集約状変時情報を制御用CPU2に伝送する(S48)。そして、ITC親局3は、イニシャライズ情報伝送要求(ID=01h)をDTC子局8に伝送し、DTC子局8は、このイニシャライズ情報伝送要求をTC/DTC変換装置7に伝送する(S49)。また、ITC親局3は、時刻同期(ID=50h)をDTC子局8に伝送し、DTC子局8は、この時刻同期をTC/DTC変換装置7に伝送する(S50)。S50での時刻同期は、起動時に最初のイニシャル要求電文の時刻データで時刻同期を行うための処理である。
次に、制御用CPU2は、ITC親局3に対してイニシャライズ情報伝送要求(ID=01h)を伝送するが(S51)、これに対してITC親局3は、DTC子局8からの情報が到着していないため、応答を返さない。そして、DTC子局8は、ITC親局3に装置故障集約イニシャライズ情報(ID=04h)を伝送する(S52)。TC/DTC変換装置7は、DTC子局8からのイニシャライズ情報伝送要求を受けて、DTC子局8に表示イニシャル情報(ID=10h)を伝送し、DTC子局8は、この表示イニシャル情報をITC親局3に伝送する(S53)。なお、S46の回線リンク確立から、S53の表示イニシャル情報の伝送までの期間をイニシャル情報収集時間とし、この時間を15秒としている。
次に、S51でのイニシャライズ情報伝送要求を伝送した後に所定時間が経過した場合、タイムアウト時のリトライ要求として、制御用CPU2は、イニシャライズ情報伝送要求(ID=01h)をITC親局3に伝送し(S54)、ITC親局3は、このイニシャライズ情報伝送要求を受けて、装置故障集約イニシャライズ情報(ID=04h)と、表示イニシャル情報(ID=10h)とを制御CPU2に伝送する(S55,S56)。そして、TC/DTC変換装置7は、高速定周期計測情報(ID=20h)をDTC子局8に伝送し、DTC子局8は、高速定周期計測情報をITC親局3に伝送し、ITC親局3は、この高速定周期計測情報を制御用CPU2に伝送する(S57)。さらに、TC/DTC変換装置7は、定時計測情報(ID=24h)をDTC子局8に伝送し、DTC子局8は、定時計測情報をITC親局3に伝送し、ITC親局3は、定時計測情報を制御用CPU2に伝送する(S58)。
図18は、本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。本例では、TC子局5が起動した場合について説明する。まず、制御用CPU2とITC親局3との間でシステム間装置診断情報(ID=03h)を相互に伝送すると共に、ITC親局3とDTC子局8との間でシステム間装置診断情報を相互に伝送する(S61)。DTC子局8とTC/DTC変換装置7との間は回線リンクが切断されており(S62)、これによりDTC子局8は、イーサネット(登録商標)LANの異常を検出する(S63)。TC子局5は、電源が入ると(S64)、TC/DTC変換装置7とTC子局5との間でCDT信号が相互にやり取りする(S65)。そして、DCT子局8とTC/DTC変換装置7との間で回線リンクが復帰・確立する(S66)。
次に、DTC子局8は、システム起動を通知し、ITC親局3に装置故障集約状変時情報(ID=08h)を伝送し、ITC親局3は、この装置故障集約状変時情報を制御用CPU2に伝送する(S67)。そして、ITC親局3は、イニシャライズ情報伝送要求(ID=01h)をDTC子局8に伝送し、DTC子局8は、このイニシャライズ情報伝送要求をTC/DTC変換装置7に伝送する(S68)。また、ITC親局3は、時刻同期(ID=50h)をDTC子局8に伝送し、DTC子局8は、この時刻同期をTC/DTC変換装置7に伝送する(S69)。S69での時刻同期は、起動時に最初のイニシャル要求電文の時刻データで時刻同期を行うための処理である。
次に、制御用CPU2は、ITC親局3に対してイニシャライズ情報伝送要求(ID=01h)を伝送するが(S70)、これに対してITC親局3は、DTC子局8からの情報が到着していないため、応答を返さない。そして、DTC子局8は、ITC親局3に装置故障集約イニシャライズ情報(ID=04h)を伝送する(S71)。TC/DTC変換装置7は、DTC子局8からイニシャライズ情報伝送要求を受けて、DTC子局8に表示イニシャル情報(ID=10h)を伝送し、DTC子局8は、この表示イニシャル情報をITC親局3に伝送する(S72)。なお、S66の回線リンク確立から、S72の表示イニシャル情報の伝送までの期間をイニシャル情報収集時間とし、この時間を15秒としている。
次に、S70でのイニシャライズ情報伝送要求を伝送した後に所定時間が経過した場合、タイムアウト時のリトライ要求として、制御用CPU2は、イニシャライズ情報伝送要求(ID=01h)をITC親局3に伝送し(S73)、ITC親局3は、このイニシャライズ情報伝送要求を受けて、装置故障集約イニシャライズ情報(ID=04h)と、表示イニシャル情報(ID=10h)とを制御CPU2に伝送する(S74,S75)。そして、TC/DTC変換装置7は、高速定周期計測情報(ID=20h)をDTC子局8に伝送し、DTC子局8は、高速定周期計測情報をITC親局3に伝送し、ITC親局3は、この高速定周期計測情報を制御用CPU2に伝送する(S76)。さらに、TC/DTC変換装置7は、定時計測情報(ID=24h)をDTC子局8に伝送し、DTC子局8は、定時計測情報をITC親局3に伝送し、ITC親局3は、この定時計測情報を制御用CPU2に伝送する(S77)。
図19は、本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。本例では、監視(表示・計測)情報を伝送する処理について説明するものとする。まず、TC/DTC変換装置7とTC子局5との間では、CDT信号が相互に伝送される(S81)。TC子局5は、表示項目のいずれかに状態変化(状変)が起こった場合、TC/DTC変換装置7に対して表示状変を示すCDT信号を伝送する(S82)。
そして、TC/DTC変換装置7は、TC子局5からのCDT信号に基づき状変を検出すると、CDT信号に応じた表示状変情報をITCパケット化し、このITCパケット化した表示状変情報(ID=14h)をDTC子局8に伝送する。そして、この表示状変情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S83)。
次に、制御用CPU2は、事故解析用情報の要求に応じて、事故解析用情報要求(ID=19h)をITC親局3に伝送し、ITC親局3は、この事故解析用情報要求をDTC子局8に伝送する(S84)。そして、DTC子局8は、事故解析用情報要求を受けて、事故解析用情報(ID=19h)をITC親局3に伝送し、ITC親局3は、この事故解析用情報を制御用CPU2に伝送する(S85)。
次に、TC子局5は、計測項目を伝送するための計測情報を示すCDT信号を、TC/DTC変換装置7に伝送し(S86)、TC/DTC変換装置7は1サイクル毎に1アドレス分の計測情報を更新する。そして、TC/DTC変換装置7は、CDT信号に応じた高速定周期計測情報をITCパケット化し、このITCパケット化した高速定周期計測情報(ID=20h)をDTC子局8に伝送し、この高速定周期計測情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S87)。また、TC/DTC変換装置7は、ITCパケット化した定時計測情報(ID=24h)をDTC子局8に伝送し、この定時計測情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S88)。なお、TC/DTC変換装置7からの高速定周期計測情報の伝送周期は3秒(固定)とし、定時計測情報の伝送周期は1分または5分とする。
次に、制御用CPU2は、選択制御情報(ID=30h)をITC親局3に伝送し、この選択制御情報は、ITC親局3からDTC子局8、DTC子局8からTC/DTC変換装置7に順次伝送される(S89)。そして、TC/DTC変換装置7は、この選択制御情報をCDTフォーマット化し、このCDTフォーマット化した選択信号(5C2:図4(B)参照)をTC子局5に出力し(S90)、TC子局5は、選択信号に応じた選択計測情報をTC/DTC変換装置7に伝送する(S91)。TC/DTC変換装置7では該当する計測項目を更新する。
次に、制御用CPU2は、ITC親局3に、定時計測情報要求(ID=24h)と、要求時計測情報要求(ID=28h)とを伝送し、これら定時計測情報要求と要求時計測情報要求とは、ITC親局3からDTC子局8、DTC子局8からTC/DTC変換装置7に順次伝送される(S92)。そして、TC/DTC変換装置7は、DTC子局8に、定時計測情報(ID=24h)と、要求時計測情報(ID=28h)とを伝送し、これら定時計測情報と要求時計測情報とは、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S93)。
図20は、本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。本例では、制御情報(正常時)を伝送する処理について説明するものとする。まず、TC/DTC変換装置7とTC子局5との間では、CDT信号が相互に伝送される(S101)。制御用CPU2は、一挙動制御の要求がなされると、ITC親局3に一挙動制御情報(ID=39h)を伝送し、この一挙動制御情報は、ITC親局3からDTC子局8、DTC子局8からTC/DTC変換装置7に順次伝送される(S102)。TC/DTC変換装置7は、一挙動制御を示すCDT信号をTC子局5に出力し(S103)、TC子局5はこれを制御出力する。
次に、TC子局5は、表示項目のいずれかに応動状変を検出すると、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送する(S104)。TC/DTC変換装置7は、TC子局5からのCDT信号に基づき応動状変を検出すると、表示状変情報(ID=14h)をDTC子局8に伝送し、この表示状変情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S105)。なお、一挙動制御に対する制御結果は、表示状変情報で行うものとする。
次に、制御用CPU2は、二挙動制御の要求がなされると、選択制御(選択)情報(ID=30h)をITC親局3に伝送し、この選択制御情報は、ITC親局3からDTC子局8、DTC子局8からTC/DTC変換装置7に順次伝送される(S106)。TC/DTC変換装置7は、CDTフォーマット化した選択信号(5C2)をTC子局5に出力し(S107)、TC子局5は、選択完了出力をオンにして、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送する(S108)。
TC/DTC変換装置7は、TC子局5からのCDT信号に基づき状変を検出すると、選択制御返送(選択完了)情報(ID=30h)をDTC子局8に伝送し、この選択制御返送情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S109)。
次に、制御用CPU2は、制御実行が要求されると、選択制御(制御実行)情報(ID=30h)をITC親局3に伝送し、この選択制御情報は、ITC親局3からDTC子局8、DTC子局8からTC/DTC変換装置7に順次伝送される(S110)。TC/DTC変換装置7は、CDTフォーマット化した制御信号(3C2:図4(C)参照)をTC子局5に1秒間出力し(S111)、TC子局5は、これを1秒間制御出力する。
そして、TC子局5は、表示項目のいずれかに応動状変を検出すると、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送する(S112)。TC/DTC変換装置7は、TC子局5からのCDT信号に基づき応動状変を検出すると、応動状変表示情報(ID=31h)をDTC子局8に伝送し、この応動状変表示情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S113)。TC子局5は、制御信号(3C2)の出力から15秒以内に応動状変が検出されない場合、「不応動」で返送する。なお、二挙動制御に対する制御結果は、応動状変表示情報で行うものとする。
次に、制御用CPU2は、選択解除の要求がなされると、選択制御(選択解除)情報(ID=30h)をITC親局3に伝送し、この選択制御情報は、ITC親局3からDTC子局8、DTC子局8からTC/DTC変換装置7に順次伝送される(S114)。TC/DTC変換装置7は、CDTフォーマット化した無選択信号(5C2)をTC子局5に出力し(S115)、TC子局5は、選択完了出力をオフにして、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送する(S116)。
そして、TC/DTC変換装置7は、TC子局5からのCDT信号に基づき状変を検出すると、選択制御(選択復帰)情報(ID=30h)をDTC子局8に伝送し、この選択制御情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S117)。
図21は、本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。本例では、診断情報を伝送する処理について説明するものとする。まず、TC/DTC変換装置7とTC子局5との間では、CDT信号が相互に伝送される(S120)。ITC親局3は、システム間情報診断情報要求(ID=02h)をDTC子局8に伝送し(S121)、DTC子局8は、この要求を受けて、装置故障集約情報診断情報(ID=06h)と、表示システム間情報診断情報(ID=12h)とをITC親局3に伝送する(S122,S123)。
次に、制御用CPU2は、システム間情報診断情報要求(ID=02h)をITC親局3に伝送し(S124)、ITC親局3は、この要求を受けて、装置故障集約情報診断情報(ID=06h)と、表示システム間情報診断情報(ID=12h)とを制御用CPU2に伝送する(S125,S126)。
そして、制御用CPU2とITC親局3との間、ITC親局3とDTC子局8との間、DTC子局8とTC/DTC変換装置7との間において、システム間装置診断情報(ID=03h)が相互に伝送される(S127)。
図22は、本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。本例では、自動選択処理について説明するものとする。まず、TC/DTC変換装置7とTC子局5との間では、CDT信号が相互に伝送される(S131)。
そして、TC子局5は、送電線故障などの自動選択故障取り込みのトリガとなる自動選択トリガ設定ポジションの状態変化(状変)を検出すると、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送する(S132)。TC/DTC変換装置7は、このCDT信号に基づき状変を検出すると、ITCパケット化した表示状変情報(ID=14h)をDTC子局8に伝送し、この表示状変情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S133)。
そして、TC/DTC変換装置7は、状変検出した後に、CDTフォーマット化した選択信号(5C2)をTC子局5に伝送し(S134)、TC子局5が選択完了出力をオンにすると、TC子局5からTC/DTC変換装置7に表示状変を示すCDT信号が伝送される(S135)。
次に、TC子局5は、表示項目のいずれかに選択表示状変を検出すると、選択表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送し(S136)、TC/DTC変換装置7は、CDT信号に基づき選択表示状変を検出すると、ITCパケット化した表示状変情報(ID=14h)をDTC子局8に伝送し、この表示状変情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S137)。
次に、TC/DTC変換装置7は、個別復帰制御が要求されると、CDTフォーマット化した制御信号(3C2)をTC子局5に出力する(S138)。なお、この個別復帰制御は自動選択処理のためn秒後に自動的に出力される。TC子局5はこれを制御出力する。
次に、TC子局5は、表示項目のいずれかに選択表示状変を検出すると、選択表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送し(S139)、TC/DTC変換装置7は、CDT信号に基づき選択表示状変を検出すると、ITCパケット化した表示状変情報(ID=14h)をDTC子局8に伝送し、この表示状変情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S140)。
次に、TC/DTC変換装置7は、選択解除出力が要求されると、CDTフォーマット化した無選択信号(5C2)をTC子局5に出力する(S141)。この選択解除は自動選択処理のためn+5秒後に自動的に出力される。そして、TC子局5は、選択完了出力をオフにすると、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送し(S142)、TC/DTC変換装置7は、CDT信号に基づき状変を検出すると、ITCパケット化した表示状変情報(ID=14h)をDTC子局8に伝送し、この表示状変情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S143)。
次に、TC子局5は、自動選択トリガ設定ポジションの状変を検出すると、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送する(S144,S145)。なお、TC/DTC変換装置7において、自動選択トリガ設定ポジションの状変保存件数はn個とし、このnを超えた状変については破棄され、自動選択処理を行わないように制御される。
図23は、本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。本例では、TC/DTC変換装置7にて自動選択中に制御CPU2から選択の割り込みがあった場合の処理について説明するものとする。まず、TC/DTC変換装置7とTC子局5との間では、CDT信号が相互に伝送される(S151)。
TC子局5は、自動選択トリガ設定ポジションの状変を検出すると、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送する(S152)。TC/DTC変換装置7は、CDT信号に基づき状変を検出すると、本例では5秒後に、CDTフォーマット化した選択信号(5C2)をTC子局5に伝送する(S153)。TC子局5は、選択完了出力をオンにすると、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送し(S154)、TC/DTC変換装置7はCDT信号に基づき状変を検出する。
次に、TC子局5は、表示項目のいずれかに選択表示状変を検出すると、選択表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送し(S155)、TC/DTC変換装置7は、このCDT信号に基づき状変を検出すると、ITCパケット化した表示状変情報(ID=14h)をDTC子局8に伝送し、この表示状変情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S156)。
次に、制御CPU2は、選択要求に応じて、ITCパケット化された選択制御(制御実行)情報(ID=30h)をITC親局3に伝送し、この選択制御情報は、ITC親局3からDTC子局8、DTC子局8からTC/DTC変換装置7に順次伝送される(S157)。TC/DTC変換装置7は、CDTフォーマット化した無選択信号(5C2)をTC子局5に出力し(S158)、TC子局5は、選択完了出力をオフにすると、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送する(S159)。TC/DTC変換装置7は、状変を検出し、選択が解除されたことを確認する。
次に、TC/DTC変換装置7は、状変を検出し、選択が解除されたことを確認した後に、S157での選択制御を受けて、CDTフォーマット化した選択信号(5C2)をTC子局5に出力し(S160)、TC子局5は、選択完了出力をオンにすると、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送する(S161)。TC/DTC変換装置7は、CDT信号に基づき状変を検出すると、ITCパケット化した選択制御返送(選択完了)情報(ID=30h)をDTC子局8に伝送し、この選択制御返送情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S162)。
次に、制御用CPU2は、制御実行要求に応じて、ITCパケット化された選択制御(制御実行)情報(ID=30h)をITC親局3に伝送し、この選択制御情報は、ITC親局3からDTC子局8、DTC子局8からTC/DTC変換装置7に順次伝送される(S163)。TC/DTC変換装置7は、この選択制御情報を受けて、CDTフォーマット化した制御信号(3C2)をTC子局5に出力し(S164)、TC子局5はこれを制御出力する。
次に、TC子局5は、表示項目のいずれかに応動状変を検出すると、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送し(S165)、TC/DTC変換装置7は、CDT信号に基づき状変を検出すると、ITCパケット化した応動状変表示情報(ID=31h)をDTC子局8に伝送し、この応動状変表示情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S166)。
次に、制御用CPU2は、選択解除の要求がなされると、選択制御(選択解除)情報(ID=30h)をITC親局3に伝送し、この選択制御情報は、ITC親局3からDTC子局8、DTC子局8からTC/DTC変換装置7に順次伝送される(S167)。TC/DTC変換装置7は、CDTフォーマット化した選択信号(5C2)をTC子局5に出力し(S168)、TC子局5は、選択完了出力をオフにして、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送する(S169)。
TC/DTC変換装置7は、TC子局5からのCDT信号に基づき状変を検出すると、選択制御(選択復帰)情報(ID=30h)をDTC子局8に伝送し、この選択制御情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S170)。以下、自動選択処理がリトライされ、TC/DTC変換装置7は、CDT信号に基づき状変を検出すると、例えば5秒後にCDTフォーマット化した選択信号(5C2)をTC子局5に伝送する(S171)。TC子局5は、選択完了出力をオンにすると、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送し(S172)、TC/DTC変換装置7はCDT信号に基づき状変を検出する。
次に、TC子局5は、表示項目のいずれかに選択表示状変を検出すると、選択表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送し(S173)、TC/DTC変換装置7は、CDT信号に基づき状変を検出すると、ITCパケット化した表示状変情報(ID=14h)をDTC子局8に伝送し、この表示状変情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S174)。
このように、TC/DTC変換装置7による自動選択中に制御CPU2から選択要求があった場合には、制御CPU2からの要求を優先し、自動選択を解除後に、制御CPU2からの選択要求処理(選択表示取込シーケンス)を実行するように制御される。
図24は、本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。本例では、選択表示処理について説明するものとする。まず、TC/DTC変換装置7とTC子局5との間では、CDT信号が相互に伝送される(S181)。
次に、TC子局5は、自動選択トリガ設定ポジションの状態変化(状変)を検出すると、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送する(S182)。TC/DTC変換装置7は、CDT信号に基づき状変を検出すると、CDTフォーマット化した選択信号(5C2)をTC子局5に伝送し(S183)、TC子局5が選択完了出力をオンにすると、TC子局5からTC/DTC変換装置7に表示状変を示すCDT信号が伝送される(S184)。
次に、TC子局5は、表示項目のいずれかに選択表示状変を検出すると、選択表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送し(S185)、TC/DTC変換装置7は、CDT信号に基づき状変を検出すると、ITCパケット化した表示状変情報(ID=14h)をDTC子局8に伝送し、この表示状変情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S186)。
次に、TC/DTC変換装置7は、個別復帰制御が要求されると、CDTフォーマット化した制御信号(3C2)をTC子局5に出力する(S187)。TC子局5はこれを制御出力する。
次に、TC子局5は、表示項目のいずれかに選択表示状変を検出すると、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送し(S188)、TC/DTC変換装置7は、CDT信号に基づき状変を検出すると、ITCパケット化した表示状変情報(ID=14h)をDTC子局8に伝送し、この表示状変情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S189)。
次に、TC/DTC変換装置7は、選択解除出力が要求されると、CDTフォーマット化した無選択信号(5C2)をTC子局5に出力する(S190)。そして、TC子局5は、選択完了出力をオフにすると、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送する(S191)。そして、TC/DTC変換装置7は、CDT信号に基づき状変を検出すると、ITCパケット化した表示状変情報(ID=14h)をDTC子局8に伝送し、この表示状変情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S192)。
次に、TC子局5は、自動選択トリガ設定ポジションの状変を検出すると、表示状変を示すCDT信号をTC/DTC変換装置7に伝送する(S193,S194)。なお、TC/DTC変換装置7において、自動選択トリガ設定ポジションの状変保存件数はn個とし、このnを超えた状変については破棄され、自動選択処理を行わないように制御される。
図25は、本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。本例では、CDT回線の異常時における処理について説明するものとする。TC/DTC変換装置7とTC子局5との間に、制御回線断で制御渋滞が発生しており、CDT信号が相互に伝送されない(S201)。この場合、TC/DTC変換装置7は、ITCパケット化した表示状変情報(ID=14h)をDTC子局8に伝送し、この表示状変情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S202)。その後、制御渋滞から復帰し、TC/DTC変換装置7とTC子局5との間で、CDT信号が相互に伝送されるようになると(S203)、TC/DTC変換装置7は、ITCパケット化した表示状変情報(ID=14h)をDTC子局8に伝送し、この表示状変情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S204)。
図26は、本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。本例では、CDT回線の異常時における他の処理について説明するものとする。TC/DTC変換装置7とTC子局5との間に、表示回線断で表示渋滞が発生しており、CDT信号が相互に伝送されない(S211)。この場合、TC/DTC変換装置7は、ITCパケット化した表示状変情報(ID=14h)をDTC子局8に伝送し、この表示状変情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S212)。
その後、DTC子局8とTC/DTC変換装置7との間のTC/DTC変換装置7が自ら回線リンクを切断すると(S213)、DTC子局8はイーサネット(登録商標)LANの異常を検出する。回線リンクが切断されているため、DTC子局8とTC/DTC変換装置7との間において、システム間装置診断情報(ID=03h)を相互に伝送することができない(S214)。この場合、DTC子局8が、ITCパケット化した装置故障集約状変時情報(ID=08h)をITC親局3に伝送し、ITC親局3は、この装置故障集約状変時情報を制御用CPU2に伝送する(S215)。そして、DTC子局8は、高速定周期計測情報(ID=20h)と、定時計測情報(ID=24h)とをITC親局3に伝送し、ITC親局3は、これら高速定周期計測情報と定時計測情報とを制御用CPU2に伝送する(S216,S217)。なお、これらの計測情報としては、フラグ反転し保持している前値データを出力する。
その後、表示渋滞から復帰し、TC/DTC変換装置7とTC子局5との間で、CDT信号が相互に伝送されるようになると(S218)、DTC子局8とTC/DTC変換装置7との間で回線リンクが確立され(S219)、TC起動時処理に移行する。
DTC子局8は、異常復帰を通知し、ITC親局3に装置故障集約状変時情報(ID=08h)を伝送し、ITC親局3は、この装置故障集約状変時情報を制御用CPU2に伝送する(S220)。そして、ITC親局3は、イニシャライズ情報伝送要求(ID=01h)をDTC子局8に伝送し、DTC子局8は、このイニシャライズ情報伝送要求をTC/DTC変換装置7に伝送する(S221)。
次に、DTC子局8は、ITC親局3に装置故障集約イニシャライズ情報(ID=04h)を伝送する(S222)。TC/DTC変換装置7は、DTC子局8からイニシャライズ情報伝送要求を受けて、DTC子局8に表示イニシャル情報(ID=10h)を伝送し、DTC子局8は、この表示イニシャル情報をITC親局3に伝送する(S223)。なお、TC/DTC変換装置7において、表示回線異常の項目は復帰状態にあるものとする。
次に、TC/DTC変換装置7は、ITCパケット化した表示状変情報(ID=14h)をDTC子局8に伝送し、この表示状変情報は、DTC子局8からITC親局3、ITC親局3から制御用CPU2に順次伝送される(S224)。
図27は、本発明の遠隔監視制御システムによる遠隔監視制御方法の他の例を説明するための図である。本例では、CDT回線の異常時における他の処理について説明するものとする。TC/DTC変換装置7とTC子局5との間では、CDT信号が相互に伝送される(S231)。ここではDTC子局8とTC/DTC変換装置7との間でLANケーブルに異常があるか、あるいは、ハブ9に異常があるものとする。この異常により、DTC子局8とTC/DTC変換装置7との間の回線リンクが切断され(S232)、DTC子局8はイーサネット(登録商標)LANの異常を検出する。回線リンクが切断されているため、DTC子局8とTC/DTC変換装置7との間において、システム間装置診断情報(ID=03h)を相互に伝送することができない(S233)。
この場合、DTC子局8が、ITCパケット化された装置故障集約状変時情報(ID=08h)をITC親局3に伝送し、ITC親局3は、この装置故障集約状変時情報を制御用CPU2に伝送する(S234)。そして、DTC子局8は、高速定周期計測情報(ID=20h)と、定時計測情報(ID=24h)とをITC親局3に伝送し、ITC親局3は、これら高速定周期計測情報と定時計測情報とを制御用CPU2に伝送する(S235,S236)。なお、これらの計測情報としては、フラグ反転し保持している前値データを出力する。
その後、LANケーブルあるいはハブ9の異常が解消され、DTC子局8とTC/DTC変換装置7との間で回線リンクが確立されると(S237)、TC/DTC起動時処理へ移行する。
DTC子局8とTC/DTC変換装置7との間では、システム間装置診断情報(ID=03h)を相互に伝送する(S238)。そして、DTC子局8は、ITC親局3に装置故障集約状変時情報(ID=08h)を伝送し、ITC親局3は、この装置故障集約状変時情報を制御用CPU2に伝送する(S239)。そして、ITC親局3は、イニシャライズ情報伝送要求(ID=01h)をDTC子局8に伝送し、DTC子局8は、このイニシャライズ情報伝送要求をTC/DTC変換装置7に伝送する(S240)。また、ITC親局3は、時刻同期(ID=50h)をDTC子局8に伝送し、DTC子局8は、この時刻同期をTC/DTC変換装置7に伝送する(S241)。
次に、制御用CPU2は、ITC親局3に対してイニシャライズ情報伝送要求(ID=01h)を伝送する(S242)。DTC子局8は、ITC親局3に装置故障集約イニシャライズ情報(ID=04h)を伝送する(S243)。また、TC/DTC変換装置7は、DTC子局8からのイニシャライズ情報伝送要求を受けて、DTC子局8に表示イニシャル情報(ID=10h)を伝送し、DTC子局8は、この表示イニシャル情報をITC親局3に伝送する(S244)。なお、ここでは、TC向け表示回線は正常であるため、S237の回線リンク確立後からのイニシャル情報収集時間(15秒)は考慮しなくてもよい。
1…制御所、2…制御CPU、3…ITC親局、4…配電用変電所、5…TC子局、6…アナログ配電盤、7…TC/DTC変換装置、8…DTC子局、9…ハブ、10…デジタル配電盤、11…CDT、12…LAN、13…HDLC、71…メインCPU、72…CDT用回線制御部、73…復調部、74…変調部、75…電源部、76…LAN用回線制御部、77…警報出力部、78…メモリ。

Claims (11)

  1. アナログ配電盤が接続されたアナログ用遠隔監視制御装置と通信するための第1の通信インタフェースと、デジタル配電盤が接続されたデジタル用遠隔監視制御装置と通信するための第2の通信インタフェースと、前記アナログ用遠隔監視制御装置と通信するための第1の通信プロトコルと前記デジタル用遠隔監視制御装置と通信するための第2の通信プロトコルとを相互に変換するプロトコル変換手段とを備えたことを特徴とするプロトコル変換装置。
  2. 請求項1に記載のプロトコル変換装置において、前記第1の通信プロトコルはCDT方式であり、前記第2の通信プロトコルはIP方式であり、
    前記プロトコル変換手段は、前記CDT方式から前記IP方式へ、または、前記IP方式から前記CDT方式へ通信プロトコルの変換を行うことを特徴とするプロトコル変換装置。
  3. 請求項2に記載のプロトコル変換装置において、前記デジタル用遠隔監視制御装置から前記アナログ用遠隔監視制御装置へ、前記アナログ配電盤を制御するための制御情報を伝送する場合、前記プロトコル変換手段は、前記制御情報の制御項目を識別するための前記IP方式に対応したアドレスを、前記CDT方式に対応したアドレスに変換することを特徴とするプロトコル変換装置。
  4. 請求項3に記載のプロトコル変換装置において、前記プロトコル変換手段は、前記制御情報の項目毎に制御方式を指定するための前記IP方式に対応したアドレスを、前記CDT方式に対応したアドレスに変換することを特徴とするプロトコル変換装置。
  5. 請求項2に記載のプロトコル変換装置において、前記アナログ用遠隔監視制御装置から前記デジタル用遠隔監視制御装置へ、前記アナログ配電盤の状態情報を表示させるための表示情報を伝送する場合、前記プロトコル変換手段は、前記表示情報の表示項目を識別するための前記CDT方式に対応したアドレスを、前記IP方式に対応したアドレスに変換することを特徴とするプロトコル変換装置。
  6. 請求項5に記載のプロトコル変換装置において、前記表示項目のいずれかに状態変化を検出した場合、前記プロトコル変換手段は、前記状態変化を検出した表示項目を識別するための前記CDT方式に対応したアドレスを、前記IP方式に対応したアドレスに変換することを特徴とするプロトコル変換装置。
  7. 請求項2に記載のプロトコル変換装置において、前記アナログ用遠隔監視制御装置から前記デジタル用遠隔監視制御装置へ、前記アナログ配電盤の計測情報を伝送する場合、前記プロトコル変換手段は、前記計測情報の計測項目を識別するための前記CDT方式に対応したアドレスを、前記IP方式に対応したアドレスに変換することを特徴とするプロトコル変換装置。
  8. 請求項1〜7に記載のプロトコル変換装置において、前記アナログ用遠隔監視制御装置から前記アナログ配電盤に係る故障発生が通知されると、該通知に対する選択信号を前記アナログ用遠隔監視制御装置へ送信し、前記選択信号に応じた詳細故障情報を前記アナログ用遠隔監視制御装置から取得することを特徴とするプロトコル変換装置。
  9. 集中監視制御を行うための監視制御親局と、デジタル配電盤が接続されたデジタル用遠隔監視制御装置とを備え、前記監視制御親局と前記デジタル用遠隔監視制御装置とが接続された遠隔監視制御システムであって、
    前記デジタル用遠隔監視制御装置にはプロトコル変換装置を介して、アナログ配電盤が接続されたアナログ用遠隔監視制御装置が接続され、
    前記プロトコル変換装置は、前記アナログ用遠隔監視制御装置と通信するための第1の通信プロトコルと、前記デジタル用遠隔監視制御装置と通信するための第2の通信プロトコルとを相互に変換することを特徴とする遠隔監視制御システム。
  10. 請求項9に記載の遠隔監視制御システムにおいて、前記第1の通信プロトコルはCDT方式であり、前記第2の通信プロトコルはIP方式であり、
    前記プロトコル変換装置は、前記CDT方式から前記IP方式へ、または、前記IP方式から前記CDT方式へ通信プロトコルの変換を行うことを特徴とする遠隔監視制御システム。
  11. 請求項9又は10に記載の遠隔監視制御システムにおいて、前記プロトコル変換装置は、前記アナログ用遠隔監視制御装置から前記アナログ配電盤に係る故障発生が通知されると、該通知に対する選択信号を前記アナログ用遠隔監視制御装置へ送信し、
    前記アナログ用遠隔監視制御装置は、前記選択信号に応じた詳細故障情報を前記プロトコル変換装置へ送信し、
    前記プロトコル変換装置は、前記詳細故障情報をプロトコル変換した後に前記デジタル用遠隔監視制御装置へ送信することを特徴とする遠隔監視制御システム。
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