JP2010176964A - 電流測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池セルの交流インピーダンスを計測する際にセルを流れる電流を測定する電流測定装置において、セルの積層方向の厚み寸法の増大を抑制しつつ、電流測定精度を向上させる。
【解決手段】セル10a間に配置され、複数の基板110〜140が積層された積層体100aと、積層体100aの両面に配置されセル10aに接触する一対の電極111、141、および各電極111、141を接続して各電極111、141間を流れる電流により磁界を発生させる励磁コイル部121からなる電流測定部101と、励磁コイル部121で発生した磁界の変化を検出する磁界検出手段102と、その検出値に基づいてセル10aにおける電流測定部101に対応する部位の電流を測定する電流測定手段51とを備え、励磁コイル部121は、積層体100aを構成する基板120に形成された渦巻き状の配線パターン121a、121bにて構成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、燃料電池の内部を流れる電流を測定する電流測定装置に関する。
従来、特許文献1に、電気エネルギを出力する複数のセルを積層配置して構成された燃料電池に適用されて、この燃料電池の内部を流れる電流を測定する電流測定装置が開示されている。この特許文献1の電流測定装置は、隣合うセルのうち一方のセルに電気的に接触する第1電極、他方のセルに電気的に接触する第2電極、および、第1電極と第2電極とを電気的に接続する板状の抵抗体を有して構成された電流測定部を備えている。
そして、電流測定部の第1電極と抵抗体とを接続する第1接続部および抵抗体と第2電極とを接続する第2接続部間の電位差を電流測定用電圧センサで検出し、検出された電位差を抵抗体の電気抵抗値で除することによって、燃料電池セルを流れる電流を測定している。
さらに、特許文献1の電流測定部では、第1、第2電極および抵抗体を、それぞれ異なるプリント基板に配置して、それぞれのプリント基板を積層体(積層基板)として一体に構成することで、ホールIC等を用いて電流測定部を構成する場合に対して、電流測定装置におけるセルの積層方向の厚み寸法を大幅に低減させている。
特開2007−280643号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電流測定装置では、セルの積層方向の厚みを低減できるものの、電流測定装置を燃料電池の交流インピーダンスを計測するための電流検出手段として用いる際には、燃料電池に印加する交流電流が高周波になると、交流インピーダンスを正確に計測できないといった問題があった。
そこで、本発明者らがこの原因を調査したところ、高周波電流が電流測定装置内の抵抗体の電流経路を流れると、抵抗体の電流経路に生じる磁束の逆起電力によってインダクタンスが発生し、このインダクタンスの影響によって、抵抗体の抵抗値が変化して正確な電流測定ができなくなることが分かった。
本発明は、上記点に鑑み、燃料電池セルの交流インピーダンスを計測する際に燃料電池セルを流れる電流を測定する電流測定装置において、電流測定装置におけるセルの積層方向の厚み寸法の増大を抑制するとともに、電流測定精度を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、酸化剤ガスと燃料ガスとを電気化学反応させて電気エネルギを出力する複数のセル(10a)を積層配置して構成された燃料電池(10)に適用され、セル(10a)の交流インピーダンスを計測する際にセル(10a)を流れる電流を測定する電流測定装置であって、隣合うセル(10a)間に配置されて、複数の基板(110〜140)が積層された積層体(100a)と、積層体(100a)の両板面に配置されて隣合うセル(10a)に電気的に接触する一対の電極(111、141)、一対の電極(111、141)を電気的に接続するとともに、一対の電極(111、141)間を流れる電流によって磁界を発生させる励磁コイル部(121)を含んで構成される電流測定部(101)と、励磁コイル部(121)にて発生した磁界の変化を検出する磁界検出手段(102)と、磁界検出手段(102)の検出値に基づいて、セル(10a)における電流測定部(101)に対応する部位の電流を測定する電流測定手段(51)とを備え、励磁コイル部(121)は、積層体(101a)を構成する複数の基板(110〜140)のうち少なくとも1つの基板(120)の板面に形成された渦巻き状の配線パターン(121a、121b)にて構成されていることを特徴とする。
これによれば、励磁コイル部(121)を、積層体(101a)を構成する基板(120)の板面に形成しているので、セル(10a)の積層方向の厚み寸法の増大を抑制することができる。さらに、励磁コイル部(121)にて発生した磁界の変化に基づいて燃料電池(10)内部の電流を測定する構成なので、セル(10a)の交流インピーダンスを計測する際に高周波電流を印加したとしてもインダクタンスの影響を受けずに適切に電流を測定することができる。
従って、電流測定装置におけるセル(10a)の積層方向の厚み寸法の増大を抑制するとともに、電流測定精度を向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の電流測定装置において、複数の基板(110〜140)は、それぞれの板面方向が並行となるように配置されており、励磁コイル部(121)にて発生した磁界の向きが一対の電極(111、141)を直交する方向となっていることを特徴とする。
これによれば、励磁コイル(121)にて発生する磁束の向きが、各電極(111、141)にて発生する磁界を直交するので、各電極(111、141)にて発生する磁界が、磁界検出手段(102)の検出値に影響することを防止することができる。なお、励磁コイル(121)にて発生する磁束の向きは、基板(120)の板面の直交方向となり、各電極(111、141)にて発生する磁界は、基板(120)の板面の並行方向に形成される。
具体的には、請求項3に記載の発明のように、請求項1または2に記載の電流測定装置において、電流測定部(101)が、励磁コイル部(121)にて発生した磁束が鎖交するとともに、鎖交する磁束の変化に応じて誘導起電圧および誘導電流が生ずる検出コイル部(131)を有し、磁界検出手段(102)を、励磁コイル部(121)にて発生した磁界の変化によって検出コイル部(131)に誘起される誘導起電圧又は誘導電流を検出するように構成することができる。
また、請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の電流測定装置において、検出コイル部(131)は、複数の基板(110〜140)のうち励磁コイル部(121)を構成する配線パターン(121a、121b)が形成された基板(120)とは異なる基板(130)の板面に形成された渦巻き状の配線パターン(131a、131b)にて構成されていることを特徴とする。
これによれば、励磁コイル部(121)と同様に、検出コイル部(131)を、積層体(100a)を構成する基板(120)の板面に形成しているので、セル(10a)の積層方向の厚み寸法の増大を効果的に抑制することができる。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電流測定装置において、励磁コイル部(121)を構成する配線パターン(121a、121b)と検出コイル部(131)を構成する配線パターン(131a、131b)とは、互いの渦中心部分が複数の基板(110〜140)の積層方向に対応するように形成されており、励磁コイル部(121)を構成する配線パターン(121a、121b)が形成された基板(120)には、励磁コイル部(121)を構成する渦巻き状の配線パターン(121a、121b)の渦中心部分に強磁性体(123)が配置されていることを特徴とする。
これによれば、励磁コイル部(121)の渦中心部分に強磁性体(123)を設けることで、検出コイル部(131)を鎖交する磁束の磁束密度を大きくすることができるので、漏れ磁束を低減することができる。その結果、電流測定装置の電流測定精度を向上させることができる。
また、請求項6に記載の発明では、請求項5に記載の電流測定装置において、検出コイル部(131)を構成する配線パターン(131a、131b)が形成された基板(130)には、検出コイル部(131)を構成する配線パターン(131a、131b)の渦中心部分に強磁性体(123)が配置されていることを特徴とする。
これによれば、励磁コイル部(121)にて発生する磁束が検出コイル部(131)を鎖交し易くなるため、電流測定装置の電流測定精度を向上させることができる。
また、請求項7に記載の発明では、請求項6に記載の電流測定装置において、検出コイル部(131)を構成する配線パターン(131a、131b)を、強磁性体(123)の外周縁に沿って形成することで、外部からの磁界の影響を低減することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
実施形態に係る燃料電池システムの全体構成図である。 実施形態に係る燃料電池の斜視図である。 実施形態に係る電流測定部集合板の分解図である。 実施形態に係る電流測定部の構成を示す分解斜視図である。 励磁コイル部のコイルパターンの正面図である。 検知コイル部の検出パターンの正面図である。 実施形態に係る電流測定部の電流の流れを示す説明図である。
以下、本発明の一実施形態について図1〜図7に基づいて説明する。図1は、本実施形態の電流測定装置100を適用した燃料電池システムの全体構成図である。この燃料電池システムは、電気自動車の一種である、いわゆる燃料電池車両に適用されており、車両走行用電動モータ等の電気負荷に電力を供給するものである。
まず、燃料電池システムは、図1に示すように、水素と酸素との電気化学反応を利用して電力を発生する燃料電池10を備えている。燃料電池10は、図示しない車両走行用電動モータ、二次電池、車両用各種補機類等の電気負荷に供給される電気エネルギを出力するもので、本実施形態では、固体高分子電解質型燃料電池を採用している。
より具体的には、燃料電池10は、基本単位となる燃料電池セル10a(以下、単にセル10aと称する。)が複数個、電気的に直列に接続されて構成されたものである。各セル10aでは、以下に示すように、水素と酸素とを電気化学反応させて、電気エネルギを出力する。
(負極側)H→2H+2e
(正極側)2H+1/2O+2e→H
この燃料電池10は、図示しないDC−DCコンバータを介して二次電池に電気的に接続されている。DC−DCコンバータは、燃料電池10から二次電池あるいは二次電池から燃料電池10への電力の流れを制御するもので、電圧の大きさに関わらず双方向に電力のやり取りが可能となっている。
燃料電池10から出力される電気エネルギは、燃料電池10の各セル10aから出力される電圧を検出するセルモニタ11、および、燃料電池10全体として出力される電流を検出する電流センサ12によって計測される。なお、セルモニタ11および電流センサ12の検出信号は、後述する制御装置50に入力されている。
さらに、燃料電池10には、隣合うセル10aの間に配置されて、燃料電池10のセル10aの交流インピーダンスを計測する際に、セル面内の電流分布を測定するための電流測定装置100が設けられている。電流測定装置100の検出信号は、後述する制御装置50に入力される。電流測定装置100の詳細については後述する。
また、燃料電池10の空気極(正極)側には、酸化剤ガスである空気(酸素)を燃料電池10に供給するための空気供給配管20a、並びに、燃料電池10にて電気化学反応を終えた余剰空気および空気極で生成された生成水を燃料電池10から外気へ排出するための空気排出配管20bが接続されている。
空気供給配管20aの最上流部には、大気中から吸入した空気を燃料電池10に圧送するための空気ポンプ21が設けられ、空気排出配管20bには、燃料電池10内の空気の圧力を調整するための空気調圧弁23が設けられている。
さらに、空気供給配管20aおよび空気排出配管20bには、空気調圧弁23から流出した空気の有する湿度(水蒸気)を空気ポンプ21から圧送された空気へ移動させるための加湿器22が設けられている。この加湿器22は、複数本の中空糸にて構成されており、燃料電池10へ供給される空気を加湿する機能を果たす。
燃料電池10の水素極(負極)側には、燃料ガスである水素を燃料電池10に供給するための水素供給配管30a、水素極側に溜まった生成水を微量な水素とともに燃料電池10から外気へ排出するための水素排出配管30bが接続されている。さらに、水素供給配管30aおよび水素排出配管30bは、水素循環配管30cを介して接続されている。
水素供給配管30aの最上流部には、高圧水素が充填された高圧水素タンク31が設けられ、水素供給配管30aにおける高圧水素タンク31と燃料電池10との間には、燃料電池10に供給される水素の圧力を調整する水素調圧弁32が設けられている。
水素排出配管30bには、生成水を微量な水素とともに外気へ排出するために所定の時間間隔で開閉する電磁弁34が設けられている。なお、上述の電気化学反応では、水素極側において生成水は発生しないものの、水素極側には、酸素極側から各セル10aの電解質膜を透過した生成水が溜まるおそれがある。そこで、本実施形態では、水素排出配管30bおよび電磁弁34を設けている。
水素循環配管30cは、水素供給配管30aの水素調圧弁32下流側と水素排出配管30bの電磁弁34上流側とを接続するように設けられている。これにより、燃料電池10から流出した未反応の水素を、燃料電池10に循環させて再供給している。また、水素循環配管30cには、水素流路30内で水素を循環させるための水素ポンプ33が配置されている。
ところで、燃料電池10は発電効率を確保するために運転中一定温度(例えば80℃程度)に維持する必要がある。このため、燃料電池10には、燃料電池10を冷却するための冷却水回路40が接続されている。この冷却水回路40には、燃料電池10に冷却水(熱媒体)を循環させるウォータポンプ41、電動ファン42を備えたラジエータ(放熱器)43が設けられている。
さらに、冷却水回路40には、冷却水を、ラジエータ43を迂回するように流すバイパス流路44が設けられている。冷却水回路40とバイパス流路44との合流点には、バイパス流路44に流れる冷却水流量を調整するための流路切替弁45が設けられている。この流路切替弁45の弁開度が調整されることによって、冷却水回路40の冷却能力が調整される。
また、冷却水回路40の燃料電池10の出口側近傍には、燃料電池10から流出した冷却水の温度を検出する温度検出手段としての温度センサ46が設けられている。この温度センサ46により冷却水温度を検出することで、燃料電池10の温度を間接的に検出することができる。なお、この温度センサ46の検出信号も、制御装置50に入力される。
制御装置50は、入力信号に基づいて、燃料電池システムを構成する各種電気式アクチュエータの作動を制御するもので、CPU、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュータとその周辺回路にて構成されている。
具体的には、制御装置50の入力側には、上述のセルモニタ11、電流センサ12および温度センサ46の検出信号等の他に、後述する電流測定装置100の電流検出回路51から出力される電流信号が入力される。一方、出力側には、上述の空気ポンプ21、空気調圧弁23、水素調圧弁32、水素ポンプ33、電磁弁34、ウォータポンプ41、流路切替弁45等の各種電気式アクチュエータが接続されている。
次に、本実施形態の電流測定装置100の詳細について説明する。電流測定装置100は、複数の電流測定部101が板状部材として一体的に構成された電流測定部集合板100a、各電流測定部101の所定部位間の電位差を検出する電流測定用電圧センサ102、および、セル10aの板面のうち各電流測定部101配置箇所に対応する部位の電流を検出して制御装置50へ出力する電流検出回路51を備えている。
まず、図2、図3により、電流測定部集合板100aについて説明する。なお、図2は、燃料電池10の外観斜視図であり、図3は、電流測定部集合板100aの分解図である。図2に示すように、電流測定部集合板100aは複数枚設けられており、それぞれ隣合うセル10a間に配置されている。
さらに、図3に示すように、電流測定部集合板100aは、表面に配線パターンが形成された複数のプリント基板を積層した積層体(積層基板)として構成されている。プリント基板としては、一般的なガラスエポキシ基板を用いることができる。
本実施形態の電流測定部集合板100aは、第1基板110、第2基板140、第3基板120、および第4基板130の4枚のプリント基板が積層されて構成されている。なお、第1〜第4基板110〜140は、電気絶縁性を有する絶縁性接着剤(図示せず)を介在させてホットプレスによって一体化されている。
電流測定部集合板100aのうち、対向する2辺(図3では、左右両辺)の近傍には、それぞれ積層体の表裏を貫通する貫通穴が3つ形成されている。これらの貫通穴は、セル10aを積層した際に、空気、水素および冷却水を流通させるためのマニホールドとして機能する。
さらに、両側のマニホールドの間には、複数の電流測定部101が、直交する二方向にマトリックス状(格子状)に配置されている。より具体的には、本実施形態の電流測定部101は、図3に示すように、紙面上下方向に6個、紙面左右方向に7個のマトリックス状に配置されている。
つまり、本実施形態では、電流測定部101が、同一の隣合うセル10a間に複数配置されている。これにより、複数個の電流測定部101が電流測定部集合板100aの板面の全体に渡って配置されることになるので、本実施形態の電流測定装置100では、セル10aの面内における電流密度分布を測定することができる。
ここで、電流測定部101の概要について図4に基づいて説明する。図4は、電流測定部101の構成を示す分解斜視図である。図4に示すように、電流測定部101は、隣合うセル10aのうち一方のセル10aに電気的に接触する第1電極111、隣合うセル10aのうち他方のセル10aに電気的に接触する第2電極141を有している。
この第1電極111および第2電極141は一対の電極として構成されて、板状の電流測定部集合板100aの両板面に配置されている。具体的には、第1電極111が第1基板110における一方のセル10aに対向する面(図4の紙面手前側の面)に配置され、第2電極141が第2基板140における他方のセル10aに対向する面(図4の紙面奥側の面)に配置されている。本実施形態の第1、第2電極111、141は、それぞれ金属箔(例えば、銅箔)にて構成されている。
また、電流測定部101は、第1電極111と第2電極141とを電気的に接続するともに第1、第2電極111、141間に磁界を発生させる励磁コイル部121と、発生した磁界の変化によって誘起されて誘導起電圧および誘導電流が生ずる検出コイル部131とを有している。
励磁コイル部121は、電流測定部集合板100aを構成する複数の基板のうち第3基板120の両面(両板面)に形成された金属箔(例えば銅箔)からなる配線パターンにて構成されている。また、検出コイル部131は、電流測定部集合板100aを構成する複数の基板のうち第4基板130の両面(両板面)に形成された金属箔(例えば銅箔)からなる配線パターンにて構成されている。
ここで、電流測定部集合板100aを構成する各基板110〜140は、配線パターンが形成された板面の板面方向が、それぞれ並行となるように配置され、励磁コイル部121にて発生した磁界の向きが第1、第2電極111、141に直交する方向となっている。
次に、本実施形態の励磁コイル部121の詳細について図5に基づいて説明する。図4は、励磁コイル部121を構成する各配線パターンの正面図であり、図5(a)が第3基板の第1電極側の配線パターン(以下、第1コイルパターン121aと称する。)、図5(b)が第3基板の第2電極側の配線パターン(以下、第2コイルパターン121bと称する。)を示している。なお、図5(a)は、第1コイルパターンを第1電極側から見た図であり、図5(b)は、第2コイルパターンを第2電極側から見た図である。
図5に示すように、励磁コイル部121を構成する各コイルパターン121a、121bは、いずれも渦巻き状となるように形成されている。さらに、各コイルパターン121a、121bは、渦中心部分を除いた周辺部分にドーナツ形状となるように形成されている。なお、励磁コイル部121を構成する各コイルパターン121a、121bは、第3基板120の板面に形成されているため、各コイルパターン121a、121bの渦軸の方向が、第3基板120の板面の直交方向となる。
第1コイルパターン121aは、第1コイルパターン121aの外周側端部に第1電極111に接続するための第1接続部120a、および内周側端部に第2コイルパターン122の内周側端部に接続するための第3接続部120cが設けられている(図5(a)参照)。また、第2コイルパターン121bの外周側端部に第2電極141に接続するための第2接続部120bが設けられている(図5(b)参照)。このように、第1、第2電極111、141、および第1、第2コイルパターン121a、121bは、第1〜第3接続部120a〜120cを介して電気的に接続されている。
そのため、第1電極111から第2電極141に向かって電流が流れると、第1電極111→第1接続部120a→第1コイルパターン121a→第3接続部120c→第2コイルパターン121b→第2接続部120b→第2電極141の順に電流が流れる。また、第1、第2コイルパターン121a、121bを流れる電流は、第1電極111側から見て時計回り(第2電極141側から見て反時計回り)に渦巻くように流れる(図5の矢印参照)。
ここで、本実施形態の励磁コイル部121では、1つのコイルパターンの巻き数を2ターンとしており、各コイルパターンによって4ターンの巻き数(N1=4)のコイルが第3基板120上に形成されることになる。
さらに、本実施形態の第3基板120における励磁コイル部121の渦中心部分には、第3基板120を厚さ方向に貫通する貫通穴部122が設けられている。この貫通穴部122には、鉄等で構成される強磁性体123の一端側が配置されている。なお、強磁性体123の他端側は、後述する第4基板130に形成された貫通穴部132に配置されている。
次に、検出コイル部131の詳細について図6に基づいて説明する。図6は、検出コイル部131を構成する各配線パターンの正面図であり、図6(a)が第4基板の第1電極側の配線パターン(以下、第1検出パターン131aと称する。)、図6(b)が第4基板の第2電極側の配線パターン(以下、第2検出パターン131bと称する。)を示している。なお、図6(a)は、第1検出パターンを第1電極側から見た図であり、図6(b)は、第2検出パターンを第2電極側から見た図である。
図6に示すように、検出コイル部131を構成する各検出パターン131a、131bは、上述のコイルパターンと同様に、いずれも渦巻き状となるように形成されている。各検出パターン131a、131bは、第4基板130における第3基板120の第1、第2コイルパターン121a、121bに対向する位置に形成されている。
また、本実施形態の第4基板130における各検出パターン131a、131bの渦中心部分は、第3基板における第1、第2コイルパターン121a、121bの渦中心部分に対応する位置に形成されている。
第1検出パターン131aの内周側端部と第2検出パターン131bの内周側端部とは、プリント基板を厚さ方向に貫通する第4接続部130aにて接続されている。また、第1検出パターン131aの外周側端部と第2検出パターン131bの外周側端部には、第5、第6接続部130b、130cが設けられている。
第5、第6接続部130b、130cは、図3に示す電流測定用配線132に接続されている。電流測定用配線132は、信号取り出し用のコネクタ133および外部配線を介して起電圧測定用センサ102に接続されている。この起電圧測定用センサ102は、検出コイル部131に生ずる誘導起電圧を検出して、検出信号を電流検出回路51に出力する磁界検出手段を構成している。なお、図3では、第4基板130における第3基板120側の電流測定用配線132を実線で囲まれた斜線で示している。
図6に戻り、第4基板130の各検出パターン131a、131bの渦中心部分には、第3基板120を貫通する貫通穴部122に対応する貫通穴部134が設けられている。この貫通穴部134には、第3基板120の貫通穴部122に埋設された強磁性体123の他端側が配置されている。
さらに、第1、第2検出パターン131a、131bは、第4基板130の貫通穴部134の周縁に沿って設けられている。具体的には、第1、第2検出パターン131a、131bは、第4基板130の貫通穴部134を最小半径で取り囲むように設けられている。
ここで、図4、図6に示すように、第4基板130には、第3基板120の第2コイルパターン121bの外周側端部と第2電極141とを接続する第2接続部120bが設けられている。なお、第1〜第4接続部120a〜120c、130aについては、例えば、内部が導電体で構成されるブラインドビアホールとすることができる。
本実施形態の検出コイル部131では、1つの検出パターンの巻き数を8ターンとしており、各検出パターン121a、121bによって16ターンの巻き数(N2=16)のコイルが第4基板130上に形成されていることになる。
上記構成の電流測定装置100は、燃料電池10におけるセル10aの交流インピーダンスを計測する際に、燃料電池10のセル面内の電流分布を測定する手段として用いられている。
燃料電池10のセル10aの交流インピーダンスの計測は、燃料電池10の内部水分量(セル10a内の電解質膜の湿潤度)を推定するために行っている。なお、燃料電池10の内部水分量と燃料電池10のセル10aの複素インピーダンスとが相関関係があるため、セル10aの交流インピーダンスを計測することで、間接的に燃料電池10の内部水分量を推定することができる。
まず、燃料電池10のセル10aの交流インピーダンスの計測方法について簡単に説明する。燃料電池システムの二次電池、DC−DCコンバータ等を用いて所定電流の交流を燃料電池10に印加する。燃料電池10に交流を印加している際に、セルモニタ11でセル10aの電圧を測定するとともに、電流測定装置100にてセル面内の電流分布を測定する。
そして、セルモニタ11で測定した電圧値の変化と電流測定装置100で測定した電流分布の変化に基づいて、演算により各セル10aの交流インピーダンスを計測することができる。なお、二次電池、DC−DCコンバータ等が燃料電池10に交流を印加する交流印加手段を構成している。
次に、本実施形態の電流測定装置100の電流測定方法について図4、図7に基づいて説明する。図7は、電流測定部における電流測定方法を説明する説明図である。なお、図7では、電流の流れが理解し易いように、励磁コイル部121および検知コイル部131をバネ状のコイルとして描画しているが、実際には、図4〜図6に示すようになっている。
二次電池、DC−DCコンバータ等を用いて燃料電池10に所定電流の交流が印加されると、電流測定装置100の各電圧測定部101では、図4、図7に示すように、電流流れ方向上流側のセル10aから第1電極111の板面に電流が流れる。そして、励磁コイル部121を介して第2電極141に電流が流れ、第2電極141の板面から電流流れ方向下流側のセル10aに電流が流れる。
ここで、上述のように、励磁コイル部121は、第1電極111側から見て時計回りに渦巻くように形成されており、第1、第2コイルパターン121a、121bの電流の流れは、第1電極111側から見て時計回りに渦巻くように流れる。
また、励磁コイル部121の渦軸方向が第1、第2電極111、141に直交するように設けられていることから、第1、第2コイルパターン121a、121bを流れる電流によって、第1電極111から第2電極141に向かう磁束(図7の破線で示す矢印)が発生する。励磁コイル部121にて発生した磁束の向きは、各基板110〜140の板面に直交方向となる。
ここで、第1、第2電極111、141に電流が流れることで、第1、第2電極111、141にも磁界が発生するが、第1、第2電極111、141で発生する磁界は、基板110〜140の板面の並行方向に形成される。
そのため、電流測定部101は、励磁コイル121にて発生する磁束が、各電極111、141に発生する磁界を直交する。これにより、各電極111、141にて発生する磁界が、各電極111、141にて発生する磁界が、起電圧検出センサ102の検出値に影響することを防止することができる。
次に、励磁コイル部121にて発生した磁束は、第2基板130に配置された検出コイル部131を鎖交する。励磁コイル部121にて発生した磁束は、第3基板120の各コイルパターン121a、121bおよび第4基板130の各検出パターン131a、131bの渦中心部分に設けられた強磁性体123によって、渦中心部分近傍を鎖交する磁束の磁束密度が大きくなる。
そして、検出コイル部131には、検出コイル部131の検出パターン131a、131bを鎖交する磁束の時間的変化に応じた誘導起電圧V2が生ずる。ここで、理論上、誘導起電圧V2と励磁コイル部121における電圧V1との電圧比は、励磁コイル部121の巻き数N1(ターン数)と検出コイル部131の巻き数N2との巻き数比と等しくなる。つまり、V2=(N2/N1)×V1の関係が成立する。
本実施形態では、検出コイル部131の巻き数N2を16ターンとし、励磁コイル部121の巻き数N1を4ターンとしているため、検出コイル部131の誘導起電圧V2は、励磁コイル部121における電圧V1に対して4倍に昇圧した電圧値となる。
そして、検出コイル部131に生じた誘導起電圧を起電圧測定用センサ102で測定し、検出信号を電流検出回路51に出力する。電流検出回路51にて、検出コイル部131に生じた誘導起電圧を積分等の演算処理を行うことで、セル10aにおける電流測定部101に対応する部位を流れる電流を測定する。電流検出回路51では、演算処理によって得られた電流値を制御装置50へ出力する。
また、制御装置50では、セル10aの面内における電流分布を検出するとともに、検出された電流分布の変化とセルモニタ11で測定した電圧値の変化によって燃料電池10のセル10aの交流インピーダンスを算出する。算出した交流インピーダンスに基づいて燃料電池10の発電状態を推定し、空気供給量および供給圧、水素供給圧、冷却水循環量の制御等を行う。
このように、電流測定装置100は、励磁コイル部121を第1、第2電極111、141間に配置した第3基板120上に形成しているので、隣合うセル10a間に電流測定装置100を配置したとしても、燃料電池10のセル10aの積層方向の厚み寸法の増大を抑制することができる。また、検出コイル部131を第4基板130上に形成しているので、燃料電池10のセル10aの積層方向の厚み寸法の増大を効果的に抑制することができる。
また、電流測定装置100は、励磁コイル部121にて発生した磁束により検出コイル部131に誘導起電圧を生じさせることで、燃料電池10のセル面内の電流を測定する構成なので、高周波の交流電流を印加しても、燃料電池10のセル面内を流れる電流をインダクタンスの影響を受けることなく適切に測定することができる。
さらに、従来のように抵抗体を配置する場合には、抵抗体の抵抗値が燃料電池10内部の温度に影響して変化するため、電流を測定する際に温度補正を行う必要がある。これに対して、本実施形態の電流測定装置100では、磁界の変化に基づいて電流を測定する構成であるため、燃料電池10内部の温度に影響を受けず、燃料電池10のセル面内を流れる電流を適切に測定することができる。
また、第3基板120の各コイルパターン121a、121bの渦中心部、および第4基板130の貫通穴部122、134に強磁性体123が埋設されているため、検出コイル部131を鎖交しない漏れ磁束を低減することができる。その結果、電流測定装置100の電流測定精度をより向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態の電流測定装置100によれば、電流測定装置100におけるセルの積層方向の厚み寸法の増大を抑制するとともに、電流測定精度を向上させることができる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の実施形態では、起電圧検出センサ102で検知コイル部131に誘起される誘導起電圧を検出する構成としたが、これに限らず、検知コイル部131に誘起される誘導電流を検出するようにしてもよい。この場合、電流センサ(磁界検出手段)にて検知コイル部131を流れる誘導電流を検出し、検出した誘導電流を電流検出回路51にと検知コイル部131と励磁コイル部121の巻き数比とから、電流検出回路51からセル10aにおける電流測定部101に対応する部位を流れる電流を測定すればよい。
(2)上述の実施形態では、励磁コイル部121を第3基板120の両面に形成した第1、第2コイルパターン121a、121bにて構成したが、これに限らず、渦巻き状のコイルパターンが形成された複数の基板を積層して構成してもよい。
これによれば、複数の基板によって励磁コイル部121を構成する場合には、励磁コイル部121の巻き数を増加させることが可能となり、励磁コイル部121にて発生する磁界の磁束密度を大きくすることができ、電流測定精度の向上を図ることができる。なお、実施形態では励磁コイル部121の巻き数N1を4ターンとして説明したが、これに限らず、1ターンとしてもよいし、複数ターンとしてもよい。
同様に、検知コイル部131についても、第4基板130の両面に形成した第1検出パターン131a、131bにて構成するものに限らず、渦巻き状の検知パターンが形成された複数の基板を積層して構成してもよい。なお、実施形態では検知コイル部131の巻き数N2を16ターンとして説明したが、これに限らず、1ターンとしてもよいし、複数ターンとしてもよい。ここで、複数基板上に形成された配線パターンに励磁コイル部121、検知コイル部131を構成する場合、各配線パターンを順次接続すればよい。
(3)上述の実施形態では、電流測定部101を、同一の隣合うセル10a間に複数配置する構成としているが、これに限定されず、例えば、同一の隣合うセル10a間に電流測定部101を1つ配置する構成としてもよい。
(4)上述の実施形態では、図2において、図示の明確化のため3枚の電流測定部集合板100aを記載しているが、電流測定部集合板100aの数はこれに限定されない。電流測定部集合板100aの数を増加させることで、セル10aの面内における電流分布をより精度良く検出できる。例えば、2枚のセル10aに対して1枚の電流測定部集合板100aを配置することが望ましい。
10 燃料電池
10a セル
51 電流検出回路
100a 電流測定部集合板(積層体)
101 電流測定部
102 電流測定用電圧センサ(磁界検出手段)
111 第1電極
120 第3基板
121 励磁コイル部
123 強磁性体
130 第4基板
141 第2電極

Claims (7)

  1. 酸化剤ガスと燃料ガスとを電気化学反応させて電気エネルギを出力する複数のセル(10a)を積層配置して構成された燃料電池(10)に適用され、前記セル(10a)の交流インピーダンスを計測する際に前記セル(10a)を流れる電流を測定する電流測定装置であって、
    前記隣合う前記セル(10a)間に配置されて、複数の基板(110〜140)が積層された積層体(100a)と、
    前記積層体(100a)の両板面に配置されて前記隣合うセル(10a)に電気的に接触する一対の電極(111、141)、前記一対の電極(111、141)を電気的に接続するとともに、前記一対の電極(111、141)間を流れる電流によって磁界を発生させる励磁コイル部(121)を含んで構成される電流測定部(101)と、
    前記励磁コイル部(121)にて発生した磁界の変化を検出する磁界検出手段(102)と、
    前記磁界検出手段(102)の検出値に基づいて、前記セル(10a)における前記電流測定部(101)に対応する部位の電流を測定する電流測定手段(51)とを備え、
    前記励磁コイル部(121)は、前記積層体(101a)を構成する前記複数の基板(110〜140)のうち少なくとも1つの基板(120)の板面に形成された渦巻き状の配線パターン(121a、121b)にて構成されていることを特徴とする電流測定装置。
  2. 前記複数の基板(110〜140)は、それぞれの板面方向が並行となるように配置されており、前記励磁コイル部(121)にて発生した磁界の向きが前記一対の電極(111、141)を直交する方向となっていることを特徴とする請求項1に記載の電流測定装置。
  3. 前記電流測定部(101)は、前記励磁コイル部(121)にて発生した磁束が鎖交するとともに、鎖交する磁束の変化に応じて誘導起電圧および誘導電流が生ずる検出コイル部(131)を有し、
    前記磁界検出手段(102)は、前記励磁コイル部(121)にて発生した磁界の変化によって前記検出コイル部(131)に誘起される誘導起電圧又は誘導電流を検出するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電流測定装置。
  4. 前記検出コイル部(131)は、前記複数の基板(110〜140)のうち前記励磁コイル部(121)を構成する配線パターン(121a、121b)が形成された基板(120)とは異なる基板(130)の板面に形成された渦巻き状の配線パターン(131a、131b)にて構成されていることを特徴とする請求項3に記載の電流測定装置。
  5. 前記励磁コイル部(121)を構成する配線パターン(121a、121b)と前記検出コイル部(131)を構成する配線パターン(131a、131b)とは、互いの渦中心部分が前記複数の基板(110〜140)の積層方向に対応するように形成されており、
    前記励磁コイル部(121)を構成する配線パターン(121a、121b)が形成された基板(120)には、前記励磁コイル部(121)を構成する渦巻き状の配線パターン(121a、121b)の渦中心部分に強磁性体(123)が配置されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電流測定装置。
  6. 前記検出コイル部(131)を構成する配線パターン(131a、131b)が形成された基板(130)には、前記検出コイル部(131)を構成する配線パターン(131a、131b)の渦中心部分に前記強磁性体(123)が配置されていることを特徴とする請求項5に記載の電流測定装置。
  7. 前記検出コイル部(131)を構成する配線パターン(131a、131b)は、前記強磁性体(123)の外周縁に沿って形成されていることを特徴とする請求項6に記載の電流測定装置。
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