JP2010174945A - トルクコンバータ - Google Patents

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修一 藤本
Naohito Nishida
尚人 西田
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Abstract

【課題】 コンパクトな構造で出力回転数を2段階に切り替え可能なトルクコンバータを提供する。
【解決手段】 遊星歯車機構21をトルクコンバータケース13の内部に配置し、リングギヤ17をエンジンEにより回転するタービン15に接続し、サンギヤ18をステータ16に接続し、プラネタリキャリヤ19をトランスミッションTの入力軸12に接続し、かつリングギヤ17およびプラネタリキャリヤ19を切替クラッチ25を介して結合可能とする。切替クラッチ25を係合解除すればエンジンEの回転を減速してトランスミッションTに伝達することができ、切替クラッチ25を係合すればエンジンEの回転を減速せずにトランスミッションTに伝達することができる。このとき、ハウジング23に第2一方向クラッチ24Bを介して接続されるステータシャフト22にサンギヤ18を接続したので、切替クラッチ25の係合時に第2一方向クラッチ24Bをスリップさせ、エンジンEの回転を直接トランスミッションTに伝達することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原動機の出力軸に接続されるポンプと、トランスミッションの入力軸に接続されるタービンと、固定部に一方向クラッチを介して接続されるステータとを備えるトルクコンバータに関する。
下記特許文献1には、第1入力軸31および第2入力軸32を有する変速機3と、遊星歯車列11、ロックアップクラッチ装置12および一方向クラッチ35を有するトルクコンバータ2とを組み合わせた自動変速装置において、遊星歯車列11は、トルクコンバータ2のタービン16に連結されたリングギヤr1と、リングギヤr1に噛合する遊星ギヤp1と、変速機2の第1入力軸31に連結されるとともに遊星ギヤp1を支持するキャリヤ20と、リアクタ(ステータ)17に連結されるとともに遊星ギヤp1に噛合するサンギヤs1とを有しており、一方向クラッチ35はトルクコンバータ2のリアクタ17がインペラ(ポンプ)15およびタービン16と逆方向に回転するときのみ動力を変速機3の第2入力軸32に伝達するものが開示されている。
特開平10−26211号公報
ところで、近年自動車用トランスミッションの多段化が要求されているが、トランスミッション自体を多段化すると軸方向寸法が増加する問題がある。そこでエンジンとトランスミッションとの間に配置されるトルクコンバータの出力回転数を2段階に切り替え可能にすれば、そのトルクコンバータを既存のトランスミッションと組み合わせることで、軸方向寸法を大型化することなく変速段数を2倍に増加させることができる。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、コンパクトな構造で出力回転数を2段階に切り替え可能なトルクコンバータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、原動機の出力軸に接続されるポンプと、トランスミッションの入力軸に接続されるタービンと、固定部に第1一方向クラッチを介して接続されるステータとを備えるトルクコンバータにおいて、リングギヤ、サンギヤおよびプラネタリキャリヤの三要素を備える遊星歯車機構をトルクコンバータケースの内部に配置し、前記三要素のうちの第1要素を前記タービンに接続し、前記三要素のうちの第2要素を第2一方向クラッチを介して固定部に接続し、前記三要素のうちの第3要素を前記入力軸に接続し、かつ前記第1要素および前記第3要素を切替クラッチにより結合可能としたことを特徴とするトルクコンバータが提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、前記ステータを固定部に支持する部材と、前記第2要素を固定部に支持する部材とを一体に形成することを特徴とするトルクコンバータが提案される。
尚、実施の形態のエンジンEは本発明の原動機に対応し、実施の形態のクランクシャフト11は本発明の出力軸に対応し、実施の形態の第1入力軸12は本発明の入力軸に対応し、実施の形態のリングギヤ17は本発明の第1要素に対応し、実施の形態のサンギヤ18は本発明の第2要素に対応し、実施の形態のプラネタリキャリヤ19は本発明の第3要素に対応し、実施の形態のステータシャフト22は本発明の部材に対応し、実施の形態のハウジング23は本発明の固定部に対応する。
請求項1の構成によれば、リングギヤ、サンギヤおよびプラネタリキャリヤの三要素を備える遊星歯車機構をトルクコンバータケースの内部に配置し、三要素のうちの第1要素を原動機の出力軸により回転するタービンに接続し、三要素のうちの第2要素を第2一方向クラッチを介して固定部に接続し、三要素のうちの第3要素をトランスミッションの入力軸に接続し、かつ第1、第3要素を切替クラッチを介して結合可能としたので、切替クラッチを係合解除すれば、第2一方向クラッチが係合して原動機の出力軸の回転を遊星歯車機構で減速してトランスミッションの入力軸に伝達することができ、切替クラッチを係合して遊星歯車機構をロック状態にすれば、第2一方向クラッチが係合解除して原動機の出力軸の回転を直接トランスミッションの入力軸に伝達することができる。
また請求項2の構成によれば、ステータを固定部に支持する部材と、第2要素を固定部に支持する部材とを一体に形成したので、部品点数の削減および構造の簡素化に寄与することができる。
自動車の駆動力伝達系のスケルトン図(第1の実施の形態)。 1速変速段の確立時の作用説明図(第1の実施の形態)。 2速変速段の確立時の作用説明図(第1の実施の形態)。 3速変速段の確立時の作用説明図(第1の実施の形態)。 4速変速段の確立時の作用説明図(第1の実施の形態)。 5速変速段の確立時の作用説明図(第1の実施の形態)。 6速変速段の確立時の作用説明図(第1の実施の形態)。 7速変速段の確立時の作用説明図(第1の実施の形態)。 8速変速段の確立時の作用説明図(第1の実施の形態)。 リバース変速段の確立時の作用説明図(第1の実施の形態)。 各変速段に対応する切替クラッチ、第1、第2クラッチ、ドグクラッチおよび同期装置の作動表(第1の実施の形態)。 自動車の駆動力伝達系のスケルトン図(第2の実施の形態)。 各変速段に対応する切替クラッチ、1速−2速クラッチ、3速−4速クラッチ、5速−6速クラッチ、7速−8速クラッチおよびドグクラッチの作動表(第2の実施の形態)。 自動車の駆動力伝達系のスケルトン図(参考例)。
以下、本発明の実施の形態を添付の図面に基づいて説明する。
図1〜図11は本発明の第1の実施の形態を示すもので、図1は自動車の駆動力伝達系のスケルトン図、図2は1速変速段の確立時の作用説明図、図3は2速変速段の確立時の作用説明図、図4は3速変速段の確立時の作用説明図、図5は4速変速段の確立時の作用説明図、図6は5速変速段の確立時の作用説明図、図7は6速変速段の確立時の作用説明図、図8は7速変速段の確立時の作用説明図、図9は8速変速段の確立時の作用説明図、図10はリバース変速段の確立時の作用説明図、図11は各変速段に対応する切替クラッチ、第1、第2クラッチ、ドグクラッチおよび同期装置の作動表である。
図1に示すように、エンジンEの駆動力はトルクコンバータTC、トランスミッションTおよびディファレンシャルギヤDを介して駆動輪W,Wに伝達される。
トルクコンバータTCは、エンジンEの出力軸であるクランクシャフト11の駆動力を、トランスミッションTの第1入力軸12に伝達するもので、クランクシャフト11に接続されたトルクコンバータケース13に設けられたポンプ14と、ポンプ14に対向するタービン15と、ポンプ14およびタービン15間に配置されたステータ16とを備えており、これらポンプ14、タービン15およびステータ16は第1入力軸12の外周に同軸に配置される。
トルクコンバータTCの内部には、リングギヤ17と、サンギヤ18と、プラネタリキャリヤ19と、プラネタリキャリヤ19に回転自在に支持されてリングギヤ17およびサンギヤ18に同時に噛合する複数のピニオン20…とを備える遊星歯車機構21が収納される。リングギヤ17はタービン15に固定され、サンギヤ18はステータシャフト22に固定され、ステータシャフト22はトルクコンバータTCのハウジング23に第2一方向クラッチ24Bを介して支持されるとともに、ステータシャフト22と一体の腕部22aに第1一方向クラッチ24Aを介してステータ16が支持される。遊星歯車機構21のリングギヤ17とプラネタリキャリヤ19とは、多板クラッチよりなる切替クラッチ25を介して一体に結合可能である。
トルクコンバータTCの速度比が所定値(一般的に0.8程度の値)を超えてステータ16のブレードの背面側の作動流体が流入するようになったとき、第1一方向クラッチ24Aが係合解除してステータ16がステータシャフト22に対して空転するのを許容することで、トルクコンバータTCの効率低下を防止する。
切替クラッチ25が非係合状態にあるとき、遊星歯車機構21のサンギヤ18は第2一方向クラッチ24Bを介してハウジング23に固定されていることから、タービン15からリングギヤ17に入力された回転は減速されてプラネタリキャリヤ19に伝達され、プラネタリキャリヤ19と一体の第1入力軸12に出力される。切替クラッチ25が係合状態にあるとき、タービン15と一体のリングギヤ17が、第1入力軸12と一体のプラネタリキャリヤ19に結合されるため、タービン15の回転はそのまま第1入力軸12に出力される。このとき、リングギヤ17、サンギヤ18、プラネタリキャリヤ19およびピニオン20…が一体化されて遊星歯車機構21はロック状態になるが、サンギヤ18をハウジング23に拘束する第2一方向クラッチ24Bがスリップすることで、第1入力軸12を支障なく駆動することができる。
ポンプ14と一体のトルクコンバータケース13にタービン15を結合するロックアップクラッチ26は、タービン15に接続したピストン27と、ピストン27に設けられてトルクコンバータケース13に当接可能な摩擦部材28とを備える。ピストン27を駆動して摩擦部材28をトルクコンバータケース13に当接させるとロックアップクラッチ26は係合状態となり、ポンプ14とタービン15とが一体化され、トルクコンバータTCの速度比は1となる。
トランスミッションTは、第1入力軸12と平行に配置された第2入力軸31、出力軸32およびアイドル軸33を備える。第1入力軸12に固設したアイドルドライブギヤ34が、アイドル軸33に固定したアイドルギヤ35に噛合し、アイドルギヤ35が第2入力軸31に固設したアイドルドリブンギヤ36に噛合する。従って、第1入力軸12および第2入力軸31は、アイドルドライブギヤ34、アイドルギヤ35およびアイドルドリブンギヤ36の歯数によって決まる一定の回転数比で回転する。
第1入力軸12には3速−4速ドライブギヤ37、7速−8速ドライブギヤ38および第1スリーブ39が相対回転自在に支持されており、第1入力軸12と第1スリーブ39とが第1クラッチC1により結合可能である。3速−4速ドライブギヤ37および7速−8速ドライブギヤ38は、第1同期装置40により第1スリーブ39に選択的に結合可能である。
第2入力軸31には1速−2速ドライブギヤ41、5速−6速ドライブギヤ42および第2スリーブ43が相対回転自在に支持されており、第2入力軸31と第2スリーブ43とが第2クラッチC2により結合可能である。1速−2速ドライブギヤ41および5速−6速ドライブギヤ42は、第2同期装置44により第2スリーブ43に選択的に結合可能である。
アイドル軸33にはリバースアイドルギヤ45が相対回転自在に支持されており、このリバースアイドルギヤ45はドグクラッチ46でアイドル軸33に結合可能である。
出力軸32には1速〜4速−リバースドリブンギヤ47と、5速〜8速ドリブンギヤ48とが固設されており、1速〜4速−リバースドリブンギヤ47には1速−2速ドライブギヤ41、3速−4速ドライブギヤ37およびリバースアイドルギヤ45が噛合するとともに、5速〜8速ドリブンギヤ48には5速−6速ドライブギヤ42および7速−8速ドライブギヤ38が噛合する。
出力軸32に固設したファイナルドライブギヤ49がディファレンシャルギヤDのファイナルドリブンギヤ50に噛合する。
次に、図2〜図11を参照して各変速段の確立状態を説明する。
図2に示すように、1速変速段の確立時には、第2クラッチC2が係合して第2入力軸31を第2スリーブ43に結合し、第2同期装置44が右位置になって1速−2速ドライブギヤ41を第2スリーブ43に結合する。その結果、エンジンEの駆動力はクランクシャフト11→ポンプ14→タービン15→リングギヤ17→ピニオン20…→プラネタリキャリヤ19→第1入力軸12→アイドルドライブギヤ34→アイドルギヤ35→アイドルドリブンギヤ36→第2入力軸31→第2クラッチC2→第2スリーブ43→第2同期装置44→1速−2速ドライブギヤ41→1速〜4速−リバースドリブンギヤ47→出力軸32→ファイナルドライブギヤ49→ファイナルドリブンギヤ50→ディファレンシャルギヤDを介して駆動輪W,Wに伝達される。
図3に示すように、2速変速段の確立時には、上述した1速変速段の確立状態から、切替クラッチ25が係合する。その結果、1速変速段では減速機能を発揮していた遊星歯車機構21が2速変速段では減速機能を発揮しなくなり、1速変速段よりも減速比が小さい2速変速段が確立する。
図4に示すように、3速変速段の確立時には、第1クラッチC1が係合して第1入力軸12を第1スリーブ39に結合し、第1同期装置40が右位置になって3速−4速ドライブギヤ37を第1スリーブ39に結合する。その結果、エンジンEの駆動力はクランクシャフト11→ポンプ14→タービン15→リングギヤ17→ピニオン20…→プラネタリキャリヤ19→第1入力軸12→第1クラッチC1→第1スリーブ39→第1同期装置40→3速−4速ドライブギヤ37→1速〜4速−リバースドリブンギヤ47→出力軸32→ファイナルドライブギヤ49→ファイナルドリブンギヤ50→ディファレンシャルギヤDを介して駆動輪W,Wに伝達される。
図5に示すように、4速変速段の確立時には、上述した3速変速段の確立状態から、切替クラッチ25が係合する。その結果、3速変速段では減速機能を発揮していた遊星歯車機構21が4速変速段では減速機能を発揮しなくなり、3速変速段よりも減速比が小さい4速変速段が確立する。
図6に示すように、5速変速段の確立時には、第2クラッチC2が係合して第2入力軸31を第2スリーブ43に結合し、第2同期装置44が左位置になって5速−6速ドライブギヤ42を第2スリーブ43に結合する。その結果、エンジンEの駆動力はクランクシャフト11→ポンプ14→タービン15→リングギヤ17→ピニオン20…→プラネタリキャリヤ19→第1入力軸12→アイドルドライブギヤ34→アイドルギヤ35→アイドルドリブンギヤ36→第2入力軸31→第2クラッチC2→第2スリーブ43→第2同期装置44→5速−6速ドライブギヤ42→5速〜8速ドリブンギヤ48→出力軸32→ファイナルドライブギヤ49→ファイナルドリブンギヤ50→ディファレンシャルギヤDを介して駆動輪W,Wに伝達される。
図7に示すように、6速変速段の確立時には、上述した5速変速段の確立状態から、切替クラッチ25が係合する。その結果、5速変速段では減速機能を発揮していた遊星歯車機構21が6速変速段では減速機能を発揮しなくなり、5速変速段よりも減速比が小さい6速変速段が確立する。
図8に示すように、7速変速段の確立時には、第1クラッチC1が係合して第1入力軸12を第1スリーブ39に結合し、第1同期装置40が左位置になって7速−8速ドライブギヤ38を第1スリーブ39に結合する。その結果、エンジンEの駆動力はクランクシャフト11→ポンプ14→タービン15→リングギヤ17→ピニオン20…→プラネタリキャリヤ19→第1入力軸12→第1クラッチC1→第1スリーブ39→第1同期装置40→7速−8速ドライブギヤ38→5速〜8速ドリブンギヤ48→出力軸32→ファイナルドライブギヤ49→ファイナルドリブンギヤ50→ディファレンシャルギヤDを介して駆動輪W,Wに伝達される。
図9に示すように、8速変速段の確立時には、上述した7速変速段の確立状態から、切替クラッチ25が係合する。その結果、7速変速段では減速機能を発揮していた遊星歯車機構21が8速変速段では減速機能を発揮しなくなり、7速変速段よりも減速比が小さい8速変速段が確立する。
リバース変速段の確立時には、切替クラッチ25および第1、第2クラッチC1,C2を全て係合解除した状態で、ドグクラッチ46が係合してリバースアイドルギヤ45をアイドル軸33に結合する。その結果、エンジンEの駆動力はクランクシャフト11→ポンプ14→タービン15→リングギヤ17→ピニオン20…→プラネタリキャリヤ19→第1入力軸12→アイドルドライブギヤ34→アイドルギヤ35→アイドル軸33→ドグクラッチ46→リバースアイドルギヤ45→1速〜4速−リバースドリブンギヤ47→出力軸32→ファイナルドライブギヤ49→ファイナルドリブンギヤ50→ディファレンシャルギヤDを介して、逆回転となって駆動輪W,Wに伝達される。
尚、この状態で切替クラッチ25を係合してもリバース変速段を確立することができるが、その減速比は切替クラッチ25を係合しない場合に比べて小さくなる。
以上のように、トルクコンバータTCの内部に遊星歯車機構21および切替クラッチ25を配置し、切替クラッチ25の係合解除により遊星歯車機構21に減速機能を発揮させるとともに、切替クラッチ25の係合により遊星歯車機構21を減速機能を発揮しないロック状態にするので、コンパクトな構造でトルクコンバータTCの出力回転数を2段階に切り替えることができる。
またステータシャフト22を、ステータ16をハウジング23に支持する部材と、サンギヤ18をハウジング23に支持する部材とに兼用したので、部品点数の削減および構造の簡素化に寄与することができる。
また実質的に前進4速のトランスミッションTに本実施の形態のトルクコンバータTCを組み合わせることで、トランスミッションTの軸方向寸法を最小限に抑えながら前進8速の変速段を確立することが可能となる。
次に、図12および図13に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態は、トランスミッションTの構造だけが第1の実施の形態と異なっており、その他の構造は第1の実施の形態と同一である。
第2の実施の形態のトランスミッションTは、第2入力軸31上に1速−2速クラッチC12および5速−6速クラッチC56を備えており、1速−2速クラッチC12が係合すると1速−2速ドライブギヤ41が第2入力軸31に結合され、切替クラッチ25の非係合および係合に応じて1速変速段あるいは2速変速段が確立するとともに、5速−6速クラッチC56が係合すると5速−6速ドライブギヤ42が第2入力軸31に結合され、切替クラッチ25の非係合および係合に応じて5速変速段あるいは6速変速段が確立する。
またトランスミッションTは、第1入力軸12上に3速−4速クラッチC34および7速−8速クラッチC78を備えており、3速−4速クラッチC34が係合すると3速−4速ドライブギヤ37が第1入力軸12に結合され、切替クラッチ25の非係合および係合に応じて3速変速段あるいは4速変速段が確立するとともに、7速−8速クラッチC78が係合すると7速−8速ドライブギヤ38が第1入力軸12に結合され、切替クラッチ25の非係合および係合に応じて7速変速段あるいは8速変速段が確立する。
リバース変速段は、切替クラッチ25、1速−2速クラッチC12、3速−4速クラッチC34、5速−6速クラッチC56および7速−8速クラッチC78を全て係合解除した状態で、ドグクラッチ46が係合してリバースアイドルギヤ45をアイドル軸33に結合することで確立することができる。
この第2の実施の形態によっても、上述した第1の実施の形態と同様の作用効果を達成することができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、トランスミッションTの構造は第1、第2の実施の形態のものに限定されず、無段変速が可能なものを含む任意の構造のものを採用することができる。
また実施の形態ではトルクコンバータTCのリングギヤ17、サンギヤ18およびプラネタリキャリヤ19の三要素のうち、リングギヤ17を入力要素とし、サンギヤ18を固定要素とし、プラネタリキャリヤ19を出力要素としているが、三要素の何れを入力要素、固定要素、出力要素とするかは任意である。
また本発明の原動機は実施の形態のエンジンEに限定されず、電動モータであっても良く、エンジンおよび電動モータの組み合わせであっても良い。
また実施の形態ではハウジング23をトルクコンバータTCのハウジングとしているが、トランスミッションTのハウジングであっても良い。
尚、図14には本発明に含まれない参考例が示される。参考例はトルクコンバータTCを、ステータ16を備えていない単なる流体継ぎ手で構成したものである。この参考例によれば、トルクコンバータTCの性能は低下するものの、本願発明と同様の機能を発揮することができ。
E エンジン(原動機)
T トランスミッション
11 クランクシャフト(出力軸)
12 第1入力軸(入力軸)
13 トルクコンバータケース
14 ポンプ
15 タービン
16 ステータ
17 リングギヤ(第1要素)
18 サンギヤ(第2要素)
19 プラネタリキャリヤ(第3要素)
21 遊星歯車機構
22 ステータシャフト(部材)
23 ハウジング(固定部)
24A 第1一方向クラッチ
24B 第2一方向クラッチ

Claims (2)

  1. 原動機(E)の出力軸(11)に接続されるポンプ(14)と、トランスミッション(T)の入力軸(12)に接続されるタービン(15)と、固定部(23)に第1一方向クラッチ(24A)を介して接続されるステータ(16)とを備えるトルクコンバータにおいて、
    リングギヤ(17)、サンギヤ(18)およびプラネタリキャリヤ(19)の三要素を備える遊星歯車機構(21)をトルクコンバータケース(13)の内部に配置し、
    前記三要素のうちの第1要素(17)を前記タービン(15)に接続し、前記三要素のうちの第2要素(18)を第2一方向クラッチ(24B)を介して固定部(23)に接続し、前記三要素のうちの第3要素(19)を前記入力軸(12)に接続し、かつ前記第1要素(17)および前記第3要素(19)を切替クラッチ(25)により結合可能としたことを特徴とするトルクコンバータ。
  2. 前記ステータ(16)を固定部(23)に支持する部材(22)と、前記第2要素(18)を固定部(23)に支持する部材(22)とを一体に形成することを特徴とする、請求項1に記載のトルクコンバータ。
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