JP2010174785A - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓄熱装置内や冷却系内にエアが溜ることを防止する。
【解決手段】蓄熱タンク8の冷却水出口側の冷却水通路に第2制御弁(蓄熱サーモスタット9)を設けるとともに、第2制御弁と第1制御弁(ラジエータ用サーモスタット4)とを連通する温水回収路104にリザーブタンク10を設け、温水回収時に、ヒータ回路102に加えて、[ウォータポンプ2]→[エンジン1]→[蓄熱タンク8]→[蓄熱サーモスタット9]→[リザーブタンク10]→[ラジエータ用サーモスタット4]→[ウォータポンプ2]の冷却水循環路が形成されるようにする。このような冷却水循環路を形成することにより、蓄熱タンク8から流出した冷却水(エアを含む)がリザーブタンク10に流入し、このタンク内で気液分離されるので、蓄熱タンク8内や冷却系内にエアが溜りにくくなる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両などに搭載される内燃機関(以下、エンジンともいう)の冷却水を保温状態で貯蔵する蓄熱装置(蓄熱タンク)を備えた内燃機関の冷却装置に関する。
車両に搭載される水冷式エンジンでは、エンジンに冷却水通路としてウォータジャケットを設け、冷却水をウォータポンプによりウォータジャケットを経由して循環させることで、エンジン全体を均一に冷却するようにしている。ところが、エンジンを冷間始動するときには、低温の冷却水がエンジンのウォータジャケットを循環することとなり、エンジンを早期に暖機することができない。この場合、エンジンの吸気ポートや燃焼室等の壁面温度が低くなるため、燃料が霧化し難くなり、始動性の低下や排気エミッションの悪化などが発生する可能性がある。また、冷間始動時には、潤滑油の温度が低くて粘性が高いため、シリンダとピストンとの間のような摺動部分におけるフリクション損失が高くなる場合もある。
このような点を解消する技術として、エンジン運転中に暖められた冷却水(高温水)の一部を蓄熱タンクに回収して保温状態で貯蔵しておき、この蓄熱タンクに貯蔵した高温水を利用して、次回のエンジン始動の際にエンジンを暖める方式の冷却装置がある(例えば特許文献1参照)。
このような蓄熱タンクが組み込まれた冷却装置では、自然注水時などにおいて蓄熱タンク内にエアが溜る場合がある。これを解消するものとして、下記の特許文献2に記載の技術がある。この特許文献2に記載の技術では、冷却水をエンジン及びヒータコアを経由して循環させる冷却水通路と、エンジンにより駆動されて冷却水を循環する機械式ウォータポンプと、高温の冷却水を貯蔵する蓄熱タンクと、エンジンの冷却水取出し口と蓄熱タンクを結ぶ冷却水通路に設けられた電動ウォータポンプとを備えたシステムにおいて、エンジンから蓄熱タンクへの冷却水取出し口を、蓄熱タンクの頂部よりも高い位置に配置し、さらに、エンジンの冷却水取出し口と蓄熱タンクを結ぶ冷却水通路を、蓄熱タンクに近づくにつれて下がる方向に傾斜させることにより、自然注水時に蓄熱タンク内にエアが溜らないようにしている。
特開平10−71838号公報 特開2005−337155号公報 特開2000−73764号公報
ところで、上記した特許文献2に記載のシステム(以下、従来システムという)では、温水回収時に冷却系内のエアが蓄熱タンクに溜っていく。この蓄熱タンクに溜ったエアは温水供給時に冷却系内に排出されるが、次回の温水回収時に冷却系内のエアが再び蓄熱タンクに溜る。
この点について具体的に説明すると、まず、蓄熱タンクは容積が大きくてタンク内での冷却水の流速が低いため、蓄熱タンク内のエアが流れ出しにくいという事情があり、しかも、従来システムでは、温水回収時の蓄熱タンクの冷却水入口が冷却水出口よりも高いため、冷却系内から蓄熱タンク内に流入したエアは浮力によってタンク上部に溜るのでタンク外部に出ることができない。次に、温水供給時には蓄熱タンクの冷却水入口が冷却水出口よりも低いので蓄熱タンク内に溜っているエアは冷却系に排出されるが、その排出されたエアは冷却系内に漂うため、次の温水回収時において再び蓄熱タンク内に流入してタンク上部に溜るようになる。そして、このように蓄熱タンク内にエアが溜り、その溜ったエアが冷却系内に流出すると、例えばヒータから異音が発生する場合がある。また、エンジンのウォータジャケット内にエアが流入すると、エンジンの冷却効率が低下する場合がある。
なお、従来システムでは、機械式ウォータポンプ及び電動ウォータポンプの2台のポンプが必要であるので、コスト面の問題もある。
本発明はそのような実情を考慮してなされたもので、車両などに搭載される内燃機関にて加熱された冷却水を保温状態で貯蔵する蓄熱装置が組み込まれた冷却装置において、蓄熱装置や冷却系内にエアが溜ることを防止することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明は、内燃機関にて加熱された冷却水の一部を保温状態で貯蔵する蓄熱装置(蓄熱タンク)を備えた冷却装置を対象としており、このような冷却装置において、冷却水を前記内燃機関及び熱交換器(例えばヒータなど)を経由して循環させる第1冷却水通路と、冷却水を前記内燃機関及び前記蓄熱装置を経由して循環させる第2冷却水通路と、冷却水の循環を行うウォータポンプと、前記第1冷却水通路の循環状態を制御する第1制御弁(例えばラジエータ用サーモスタット)と、前記蓄熱装置の冷却水出口側の前記第2冷却水通路に設けられた第2制御弁と、前記第1制御弁及び前記第2制御弁に連通する第3冷却水通路と、前記第3冷却水通路に設けられたリザーブタンクとを備えている。そして、前記第2制御弁は、前記第3冷却水通路を遮断して前記蓄熱装置の冷却水出口を前記ウォータポンプの冷却水入口に連通させる第1の状態、または、前記第2冷却水通路を遮断して前記蓄熱装置の冷却水出口を前記第3冷却水通路に連通させる第2の状態のいずれか一方の状態に選択的に切り替わるように構成されていることを特徴としている。
本発明に用いる第2制御弁の具体的な例として、感熱部に接触する冷却水の温度(冷却水温)が作動温度よりも低いときに第1の状態となり、冷却水温が作動温度以上のときに第1の状態から第2の状態に切り替わるサーモスタットを挙げることができる。
本発明によれば、第2制御弁が第2の状態になると、第2冷却水通路が遮断され、蓄熱装置の冷却水出口が第3冷却水通路に連通する状態となるので、暖機後の温水回収時に第2制御弁が第2の状態となるように構成することにより、蓄熱装置の冷却水出口から流出した冷却水(エアを含む)がリザーブタンクに流入し、そのリザーブタンク内で気液分離されるようになる。これによって、蓄熱タンク内や冷却系内のエア抜きを効率よく行うことができ、例えばヒータからの異音発生を防止することができる。また、エンジンの冷却効率を確保することができる。
次に、本発明の具体的な構成について説明する。
まず、蓄熱装置の放熱時(温水供給時)には、第2制御弁が第1の状態となるようにする。この状態でウォータポンプを作動することにより、蓄熱装置に貯蔵されている高温の冷却水を前記内燃機関に供給することができる。また、蓄熱装置の放熱終了の際には、第2制御弁が第1の状態から第2の状態(第2冷却水通路遮断)に切り替わるようにし、その第2制御弁が第2の状態に完全に切り替わる前にウォータポンプを停止する。さらに、この場合、第2制御弁の第1の状態から第2の状態への切り替わりの応答性を考慮し、内燃機関から蓄熱装置に回収した低温水が内燃機関側に流入しないタイミングでウォータポンプを停止する。このようにすると、内燃機関に供給した高温水に低温水が混ざることがなくなるので、内燃機関運転による暖機をより効果的に促進することができる。なお、このような温水回収後に内燃機関の暖機を開始する際には、一旦停止していたウォータポンプを機関運転に応じて作動する。
次に、蓄熱装置の放熱後の暖機過程においては、第2制御弁が第2の状態となるように構成して、[ウォータポンプ]→[内燃機関]→[熱交換器]→[第1制御弁]→[ウォータポンプ]の冷却水循環路が形成されるようにする。このような冷却水循環路を形成すると、蓄熱装置を経由しないで冷却水を循環させることができるので、暖機性を高めることができ、暖機を早期に完了することができる。
また、暖機後は、上記した[ウォータポンプ]→[内燃機関]→[熱交換器]→[第1制御弁]→[ウォータポンプ]の冷却水循環路に加えて、[ウォータポンプ]→[内燃機関]→[蓄熱装置]→[第2制御弁]→[リザーブタンク]→[第1制御弁]→[ウォータポンプ]の冷却水循環路が形成されるようにする。このような冷却水循環路を形成すると、内燃機関で暖められた冷却水の一部が蓄熱装置内に流入するので、蓄熱装置内に高温水を回収することができる。また、リザーブタンクで気液分離を行うことができるので、蓄熱装置内や冷却系内のエア抜きを効率よく行うことができる。
本発明の冷却装置の一例を示す概略構成図である。 温水供給時の冷却水循環通路及び冷却水の流れを示す図である。 暖機過程の冷却水循環通路及び冷却水の流れを示す図である。 暖機後(温水回収)の冷却水循環通路及び冷却水の流れを示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の冷却装置の一例を示す概略構成図である。
この例の冷却装置は、エンジン1が搭載された車両に適用される冷却装置であって、電動ウォータポンプ2、ラジエータ3、ラジエータ用サーモスタット4、ヒータ5、EGR(Exhaust Gas Recirculation)クーラ6、デバイスリリーフバルブ7、蓄熱タンク8、蓄熱サーモスタット9、完全密閉リザーブタンク10、及び、これら機器に冷却水を循環する冷却水回路100などを備えている。
冷却水回路100は、冷却水(例えばLLC:Long Life Coolant)を、エンジン1、ラジエータ3及びラジエータ用サーモスタット4を経由して循環させるラジエータ回路101と、冷却水を、エンジン1、ヒータ5、EGRクーラ6、デバイスリリーフバルブ7及びラジエータ用サーモスタット4を経由して循環させるヒータ回路(第1冷却水通路)102と、冷却水を、エンジン1、蓄熱タンク8及び蓄熱サーモスタット9を経由して循環させる蓄熱回路(第2冷却水通路)103とを備えている。そして、この例では、これらラジエータ回路101と、ヒータ回路102と、蓄熱回路103との冷却水循環に、1台の電動ウォータポンプ2を併用している。
電動ウォータポンプ2は、電動機の回転数を制御することにより吐出流量(吐出圧)を可変に設定することが可能なウォータポンプであって、吐出口がエンジン1の冷却水入口(ウォータジャケットの入口)1aに連通するように配設されている。
ラジエータ用サーモスタット4は、例えば感熱部のサーモワックスの膨張・収縮によって弁体(サーモスタットバルブ)4aが作動する弁装置であって、第1ポート41,第2ポート42及び第3ポート43が設けられている。
ラジエータ用サーモスタット4は、後述する冷却水還流管122に設けられており、その第1ポート41は冷却水還流管122を通じてEGRクーラ6の冷却水出口に連通しており、第2ポート42は冷却水還流管122を通じて電動ウォータポンプ2の冷却水入口2aに連通している。ラジエータ用サーモスタット4の第3ポート43はラジエータ3に連通している。
ラジエータ用サーモスタット4は、冷却水温が比較的低い場合(冷間時)には、エンジン1とラジエータ3との間の冷却水通路(第3ポート43)を遮断してラジエータ3(ラジエータ回路101)に冷却水を流さないことで、エンジン1の暖機運転の早期完了を図るようになっている。一方、エンジン1の冷却水温が暖機温度B(例えば82℃)以上になった後(暖機完了後)は、その冷却水温に応じてラジエータ用サーモスタット4が作動(弁体4aが開弁)してラジエータ3に冷却水の一部が流れることにより、冷却水が回収した熱がラジエータ3から大気に放出される。
ヒータ回路102には、エンジン1からの冷却水をヒータ5及びEGRクーラ6に供給する冷却水供給管121と、ヒータ5及びEGRクーラ6を通過した冷却水をエンジン1側に戻す冷却水還流管122とが形成されている。冷却水供給管121はエンジン1の冷却水出口1bに接続されている。冷却水還流管122は電動ウォータポンプ2の吸込口2aに接続されており、ヒータ5及びEGRクーラ6の冷却水出口(熱交換器の冷却水出口)が、冷却水還流管122及び電動ウォータポンプ2を介してエンジン1の冷却水入口1aに接続されている。冷却水還流管122にはデバイスリリーフバルブ7及び上記したラジエータ用サーモスタット4が上流側(冷却水流れの上流側)から順に配置されている。
ヒータ5は、冷却水の熱を利用して車室内を暖房するためのものであって、エアコンディショナの送風ダクトに臨んで配置されている。つまり、車室内の暖房時には送風ダクト内を流れる空調風をヒータ5に通過させて温風として車室内に供給する一方、それ以外(例えば冷房時)では空調風がヒータ5をバイパスするようになっている。
EGRクーラ6は、エンジン1の排気通路を流れる排気ガスの一部を吸気通路に還流させるEGR通路に配置され、このEGR通路を通過(還流)するEGRガスを冷却するための熱交換器である。
デバイスリリーフバルブ7は、電動ウォータポンプ2のポンプ吐出圧Pw[kPa]が設定値αよりも小さい(Pw<α)ときに閉じ、ポンプ吐出圧Pwが設定値α以上(α≦Pw)であるときに開く。デバイスリリーフバルブ7が閉じているときには、EGRクーラ6とラジエータ用サーモスタット4との間の冷却水通路(冷却水還流管122)は遮断される。ポンプ吐出圧Pwに対して設定する設定値αは、例えば、通常走行時における電動ウォータポンプ2の吐出流量(ウォータポンプ吐出圧)の使用範囲を考慮し、ポンプ吐出圧Pwが通常走行使用範囲以下の圧力ではデバイスリリーフバルブ7が開かないような値を適合して設定する。
蓄熱タンク8は、エンジン1にて加熱された冷却水(高温水)を保温状態で貯蔵する断熱構造のタンクである。蓄熱タンク8内には、タンク下部から上部近傍まで延びる内管81が設けられており、その内管81の上端開口が冷却水出口8bとなっている。また、蓄熱タンク8の底壁に冷却水入口8aが設けられている。蓄熱タンク8の冷却水入口8aには冷却水導入管131の一端が接続されている。この冷却水導入管131の他端は、ヒータ5の上流側(冷却水流れの上流側)の冷却水供給管121に接続されている。
蓄熱タンク8の内管81には冷却水導出管132の一端が接続されており、蓄熱タンク8の冷却水出口8bと冷却水導出管132とが連通している。冷却水導出管132の他端は電動ウォータポンプ2の冷却水入口2aに連通しており、この冷却水導出管132及び電動ウォータポンプ2を介して蓄熱タンク8の冷却水出口8bがエンジン1の冷却水入口1aに接続されている。また、冷却水導出管132には蓄熱サーモスタット9が設けられている。
蓄熱サーモスタット9は、例えば感熱部のサーモワックスの膨張・収縮によって弁体(サーモスタットバルブ)9aが作動する弁装置であって、第1ポート91,第2ポート92及び第3ポート93が設けられている。
蓄熱サーモスタット9の第1ポート91は冷却水導出管132を通じて蓄熱タンク8の冷却水出口8bに連通しており、第2ポート92は冷却水導出管132を通じて電動ウォータポンプ2の冷却水入口2aに連通している。蓄熱サーモスタット9の第3ポート93には温水回収路104の一端が接続されている。温水回収路104の他端はラジエータ用サーモスタット4の第3ポート43に連通している。温水回収路104には完全密閉リザーブタンク10が設けられている。
蓄熱サーモスタット9は、感熱部に接触する冷却水の水温(冷却水温Thw[℃])が設定値A(例えば40℃:A<暖機温度B)よりも低い[Thw<A]ときには開状態(図2の状態(第1の状態))となり、冷却水温Thwが設定値A以上[A≦Thw]になると、感熱部のサーモワックスが膨張し弁体9aが作動して閉状態となる(図3の状態(第2の状態))。
そして、蓄熱サーモスタット9が開状態であるときには、図2に示すように、第1ポート91と第2ポート92とが連通して蓄熱タンク8の冷却水導出管132が開放状態となるとともに、温水回収路104が遮断される。これによって[蓄熱タンク8の冷却水出口8b]→[蓄熱サーモスタット9]→[電動ウォータポンプ2の冷却水入口2a]の冷却水通路が形成される。一方、蓄熱サーモスタット9が閉じると、図3及び図4に示すように、蓄熱タンク8の冷却水導出管132が遮断されるとともに、第1ポート91と第3ポート93とが連通して蓄熱タンク8の冷却水出口8bと温水回収路104とが連通状態になる。これによって[蓄熱タンク8の冷却水出口8b]→[蓄熱サーモスタット9]→[完全密閉リザーブタンク10]→[ラジエータ用サーモスタット4(第3ポート43)]の冷却水通路が形成される。
なお、蓄熱サーモスタット9は、サーモワックスの膨張・収縮によって作動する弁装置であるので応答遅れが存在する。このため、蓄熱サーモスタット9は、冷却水温Thwが設定値A以上となった時点で直ぐに全閉状態(第2の状態)となるのではなく、感熱部に接触する冷却水の冷却水温Thwが設定値A以上となった時点から完全に閉じるまで(図3の状態になるまで)に遅延時間が存在する。
以上の冷却装置において、電動ウォータポンプ2の作動はECU(Electronic Control Unit)200によって制御される。このECU200により実行されるプログラムによって本発明の冷却装置の制御が実現される。
−ECU−
ECU200は、CPU、ROM、RAM及びバックアップRAMなどを備えている。ROMには、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップ等が記憶されている。CPUは、ROMに記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて演算処理を実行する。また、RAMはCPUでの演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAMはエンジン1の停止時にその保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。
ECU200には、エンジン1のウォータジャケットを流れる冷却水の温度(冷却水温)を検出する水温センサ11などのエンジン1の運転状態を検出する各種センサが接続されている。また、ECU200には、エンジン始動用のイグニッションスイッチ12が接続されている。
そして、ECU200は、エンジン運転状態を検出する各種センサの出力信号に基づいてエンジン1のスロットルバルブの開度制御、点火時期制御、燃料噴射量制御(インジェクタの開閉制御)などを含むエンジン1の各種制御を実行する。また、ECU200は、上記した冷却装置の冷却水循環制御時において電動ウォータポンプ2を後述する動作で制御する。
−動作説明−
次に、以上の冷却装置の各動作(温水供給時、暖機過程、暖機後(温水回収)の各動作)について図2〜図4を参照して説明する。
<温水供給時>
この例の冷却装置ではエンジン始動の際に温水供給を行う。具体的には、イグニッションスイッチ12がオン操作された時点(IG−ON)で温水供給が開始される。温水供給時には、ECU200は、電動ウォータポンプ2を、ポンプ吐出圧Pwが上記した設定値αよりも小さい圧力(Pw<α)となるような微小流量で作動する。
この電動ウォータポンプ2の作動時(エンジン始動時)において蓄熱サーモスタット9に接触している冷却水の温度(冷却水温Thw)は低い(Thw<A)ので蓄熱サーモスタット9は開いた状態となっており、ラジエータ用サーモスタット4は閉じた状態となっている。この状態で電動ウォータポンプ2を微小流量で作動すると、図2に示すように、エンジン1からの冷却水(低温水)が冷却水導入管131を通じて蓄熱タンク8内に流入し、これに伴って蓄熱タンク8に貯蔵されている高温水(蓄熱タンク8への高温水の貯蔵については後述する)が、冷却水出口8bを通じて冷却水導出管132に流出し、蓄熱サーモスタット9を通過した後にエンジン1内部のウォータジャケットに供給される。
次に、電動ウォータポンプ2の作動を開始した時点から一定時間taが経過した時点で電動ウォータポンプ2を停止する。ここで、電動ウォータポンプ2を作動する時間ta(一定時間)は、エンジン1内に存在していた低温水が、蓄熱タンク8からの高温水に交換されるまでの時間であり、電動ウォータポンプ2による循環によりエンジン1に低温水が再び戻ってこないような時間とする。
具体的には、蓄熱サーモスタット9が開状態から閉状態(第1の状態→第2の状態)になるまでの応答時間が長いため、その応答遅れ(タイムラグ)と蓄熱タンク8の容積(蓄熱回路103の配管系の容積も含む)とを考慮し、蓄熱タンク8からの高温水が蓄熱サーモスタット9内に存在するタイミング(例えば図2のX位置まで高温水が存在し、蓄熱タンク8を通過した低温水が蓄熱サーモスタット9に到達しないタイミング)で蓄熱サーモスタット9の閉鎖(第1の状態から第2の状態への切り替り)が完了するように電動ウォータポンプ2の作動時間taを設定して、電動ウォータポンプ2を蓄熱サーモスタット9が完全に閉じる前(切り替わる前)のタイミングで停止する。
以上のようにして蓄熱タンク8からエンジン1に高温水を供給して、エンジン1を暖めることにより、早期に燃料の揮発性を高めることができ、混合気の着火性を高めることができる。その結果として、冷間始動時等におけるエンジン始動性が良好となり、燃費性能や排気エミッションの向上を図ることができる。また、上記したタイミングで電動ウォータポンプ2を停止することで、温水供給時にエンジン1に供給した高温水と、蓄熱装置8に回収した低温水とが混合することを回避することができる。
<暖機過程>
以上の温水回収が完了(蓄熱サーモスタット9の応答が完了)し、蓄熱サーモスタット9が完全に閉じた状態となった後に電動ウォータポンプ2を再び作動して暖機過程に移行する。このとき、ECU200は、電動ウォータポンプ2をエンジン1の運転状態に応じた吐出流量(ポンプ吐出圧Pw≧α)となるように制御する。この電動ウォータポンプ2の制御によってデバイスリリーフバルブ7が作動(開弁)する。
ここで、温水供給が完了した時点では、冷却水温Thwは暖機温度Bに達していないのでラジエータ用サーモスタット4は閉じている。また、蓄熱サーモスタット9も閉弁状態であり、蓄熱回路103のヒータ回路102への繋がりは1点(図3のP点)だけとなるので、蓄熱回路103には冷却水が流れない。従って、暖機過程時には、図3に示すように、[電動ウォータポンプ2]→[エンジン1]→[ヒータ5]→[EGRクーラ6]→[デバイスリリーフバルブ7]→[ラジエータ用サーモスタット4]→[電動ウォータポンプ2]の冷却水循環路(ヒータ回路102)が形成され、その循環過程においてエンジン1によって冷却水が加熱されて冷却水温が上昇する。
このようなエンジン運転による暖機中には、電動ウォータポンプ2の吸込口2aと蓄熱タンク8の冷却水出口8bとの間の冷却水通路(冷却水導出管132)が蓄熱サーモスタット9によって遮断されているので(温水回収路104もラジエータ用サーモスタット4にて遮断)、上記した温水供給過程において蓄熱タンク8内に溜った低温水がヒータ回路102に流出することがない。しかも、ヒータ回路102に流れる冷却水の容量を、蓄熱タンク8内(蓄熱回路103の配管内も含む)に溜っている冷却水の分だけ少なくすることがきるので、エンジン運転による暖機性を高めることができ、暖機を早期に完了することができる。
ここで、暖機中には、蓄熱サーモスタット9の感熱部に高温水が接触した状態であり(図2のX点まで高温水が残っている状態)、また、蓄熱サーモスタット9には冷却水が流れないので、蓄熱サーモスタット9は閉の状態が維持される。
なお、以上の暖機が完了した後(暖機後)においても、ECU200は、電動ウォータポンプ2をエンジン1の運転状態に応じた吐出流量(ポンプ吐出圧Pw≧α)となるように制御する。
<暖機後(温水回収)>
暖機が完了すると冷却水温Thwが暖機温度B以上になるので、ラジエータ用サーモスタット4が作動して弁体4aが開く。このラジエータ用サーモスタット4の作動により、図4に示すように、ヒータ回路102に加えて、[電動ウォータポンプ2]→[エンジン1]→[冷却水導入管131]→[蓄熱タンク8]→[蓄熱サーモスタット9]→[完全密閉リザーブタンク10]→[ラジエータ用サーモスタット4]→[電動ウォータポンプ2]の冷却水循環路が形成される。すなわち、蓄熱タンク8がヒータ回路102にヒータ5及びEGRクーラ6に対して並列接続されるので、ヒータ回路102を循環する冷却水(高温水)の一部がエンジン1から蓄熱タンク8に供給されて蓄熱タンク8内に高温水が回収される。この蓄熱タンク8に回収した高温水は保温状態で貯蔵され、次回のエンジン始動の際に利用される。なお、温水回収時において、蓄熱サーモスタット9の感熱部に蓄熱タンク8からの低温水が接触するが、上記したように蓄熱サーモスタット9は応答遅れがあり、蓄熱サーモスタット9が開くまでにエンジン1からの高温水が感熱部に接触するようになるので、蓄熱サーモスタット9は閉状態が維持される。
さらに、温水回収時には、図4に示すように、蓄熱タンク8の冷却水出口8bから流出した冷却水(エアを含む)が完全密閉リザーブタンク10に流入し、その完全密閉リザーブタンク10内で気液分離されるので、蓄熱タンク8内(蓄熱回路103内も含む)や、ヒータ回路102及び温水回収路104等によって構成される冷却系内のエア抜きを効率よく行うことができ、温水回収時に蓄熱タンク8内にエアが溜ることを防止することができる。これによって、次回の温水供給時において冷却系に流れる冷却水にエアが混入することを抑制することができ、例えばヒータ5からの異音の発生を防止することができるとともに、エンジン1の冷却効率を確保することが可能になる。
また、この例では、1台の電動ウォータポンプ2の吐出制御によって、電子制御の切替弁(3方弁)などを用いることなく、蓄熱タンク8からエンジン1への温水供給(熱放出)、ヒータ回路102の冷却水循環、及び、エンジン1から蓄熱タンク8への温水回収(熱回収)を行うことができるので、従来システム(機械式ウォータポンプ、電動ウォータポンプ及び電子制御の切替弁(3方弁)を使用)と比較してコストの低減化を図ることができる。
なお、電子制御の切替弁を使用せずに、電動ウォータポンプとサーモスタットでシステムを構築する場合、温水供給及び冷却水遮断用のサーモスタットと、温水回収用のサーモスタットとの2つのサーモスタット(ラジエータ用サーモスタットを含めると3つのサーモスタット)が必要なるが、この例では、ラジエータ用サーモスタット4を温水回収用サーモスタットに共用しているので、部品点数を削減することができ、コストの低減化を図ることができる。
そして、この例では、イグニッションスイッチ12がオフ操作された時点(IG−OFF)で、ECU200は、以上の冷却水循環制御(電動ウォータポンプ2の制御)を終了する。この制御終了後、蓄熱タンク8の冷却水導出管132の冷却水が外気によって冷やされて、蓄熱サーモスタット9の感熱部に接触している冷却水の温度Thwが上記設定値Aよりも低くなった時点から、蓄熱サーモスタット9が開いていき、図2に示す開状態に戻る。なお、蓄熱サーモスタット9が開くときには、冷却水温Thwは[Thw<暖機温度B]であり、ラジエータ用サーモスタット4は閉じているので、蓄熱回路103には冷却水が流れない。従って、蓄熱タンク8内に回収した高温水がタンク外部に流出することはない。
−他の実施形態−
以上の例では、冷却水の循環に電動ウォータポンプを用いているが、本発明はこれに限られることなく、吐出流量(吐出圧)が可変の機械式ウォータポンプを冷却水循環に用いてもよい。
以上の例では、デバイスリリーフバルブ7を、熱交換器(ヒータ5及びEGRクーラ6)の下流側(冷却水流れの下流側)に設けているが、デバイスリリーフバルブ7を熱交換器の上流側に設けてもよい。
以上の例では、熱交換器としてヒータ及びEGRクーラが冷却水回路に組み込まれた冷却装置に本発明を適用した例を示したが、例えば、ATF(Automatic Transmission fluid)ウォーマ、ATFクーラ、排気熱回収器などの他の熱交換器が組み込まれた冷却装置にも本発明を適用できる。
本発明は、車両などに搭載される内燃機関(エンジン)の冷却水を保温状態で貯蔵する蓄熱装置を備えた冷却装置に利用することができる。
1 エンジン
2 電動ウォータポンプ
3 ラジエータ
4 ラジエータ用サーモスタット(第1制御弁)
5 ヒータ
6 EGRクーラ
8 蓄熱タンク
8a 冷却水入口
8b 冷却水出口
9 蓄熱サーモスタット(第2制御弁)
10 完全密閉リザーブタンク
100 冷却水回路
101 ラジエータ回路
102 ヒータ回路(第1冷却水通路)
103 蓄熱回路(第2冷却水通路)
104 温水回収路(第3冷却水通路)
200 ECU

Claims (6)

  1. 内燃機関にて加熱された冷却水の一部を保温状態で貯蔵する蓄熱装置を備えた冷却装置であって、
    冷却水を前記内燃機関及び熱交換器を経由して循環させる第1冷却水通路と、冷却水を前記内燃機関及び前記蓄熱装置を経由して循環させる第2冷却水通路と、冷却水の循環を行うウォータポンプと、前記第1冷却水通路の循環状態を制御する第1制御弁と、前記蓄熱装置の冷却水出口側の前記第2冷却水通路に設けられた第2制御弁と、前記第1制御弁及び前記第2制御弁に連通する第3冷却水通路と、前記第3冷却水通路に設けられたリザーブタンクとを備え、
    前記第2制御弁は、前記第3冷却水通路を遮断して前記蓄熱装置の冷却水出口を前記ウォータポンプの冷却水入口に連通させる第1の状態、または、前記第2冷却水通路を遮断して前記蓄熱装置の冷却水出口を前記第3冷却水通路に連通させる第2の状態のいずれか一方の状態に選択的に切り替わるように構成されていることを特徴とする内燃機関の冷却装置。
  2. 請求項1記載の内燃機関の冷却装置において、
    前記蓄熱装置の放熱時には、前記第2制御弁が第1の状態となり、この状態で前記ウォータポンプを作動することにより、前記蓄熱装置に貯蔵されている高温の冷却水を前記内燃機関に供給することを特徴とする内燃機関の冷却装置。
  3. 請求項2記載の内燃機関の冷却装置において、
    前記蓄熱装置の放熱終了の際に、前記第2制御弁が第1の状態から第2の状態に切り替わるように構成し、その第2制御弁が第2の状態に完全に切り替わる前に前記ウォータポンプを停止することを特徴とする内燃機関の冷却装置。
  4. 請求項3記載の内燃機関の冷却装置において、
    前記第2制御弁の第1の状態から第2の状態への切り替わりの応答性を考慮して、前記内燃機関から前記蓄熱装置に回収した低温水が前記内燃機関側に流入しないタイミングで前記ウォータポンプを停止することを特徴とする内燃機関の冷却装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の内燃機関の冷却装置において、
    前記蓄熱装置の放熱後の暖機過程では、前記第2制御弁は第2の状態となり、[ウォータポンプ]→[内燃機関]→[熱交換器]→[第1制御弁]→[ウォータポンプ]の冷却水循環路が形成されることを特徴とする内燃機関の冷却装置。
  6. 請求項5記載の内燃機関の冷却装置において、
    暖機後は、上記した[ウォータポンプ]→[内燃機関]→[熱交換器]→[第1制御弁]→[ウォータポンプ]の冷却水循環路に加えて、[ウォータポンプ]→[内燃機関]→[蓄熱装置]→[第2制御弁]→[リザーブタンク]→[第1制御弁]→[ウォータポンプ]の冷却水循環路が形成され、前記内燃機関で暖められた冷却水の一部が前記蓄熱装置内に流入するように構成されていることを特徴とする内燃機関の冷却装置。
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