JP2010172562A - 電気筋肉刺激ベルト - Google Patents

電気筋肉刺激ベルト Download PDF

Info

Publication number
JP2010172562A
JP2010172562A JP2009019960A JP2009019960A JP2010172562A JP 2010172562 A JP2010172562 A JP 2010172562A JP 2009019960 A JP2009019960 A JP 2009019960A JP 2009019960 A JP2009019960 A JP 2009019960A JP 2010172562 A JP2010172562 A JP 2010172562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
common electrode
user
electrodes
pole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009019960A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Tabata
斌 田幡
Masahiro Saito
雅弘 斉藤
Hiroshi Nakamura
博史 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Didy
DIDY KK
JAPAN ESTHETIQUE KYOKAI KK
Original Assignee
Didy
DIDY KK
JAPAN ESTHETIQUE KYOKAI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Didy, DIDY KK, JAPAN ESTHETIQUE KYOKAI KK filed Critical Didy
Priority to JP2009019960A priority Critical patent/JP2010172562A/ja
Publication of JP2010172562A publication Critical patent/JP2010172562A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrotherapy Devices (AREA)

Abstract

【課題】 身体深部の筋肉に電気刺激を付与し、充分なトレーニング効果を得ることが可能な電気筋肉刺激ベルトを提供する。
【解決手段】 利用者の身体内部の筋肉を電気刺激するための電気筋肉刺激ベルトに、利用者の身体に巻きつけて装着されるベルト本体と、該ベルト本体の利用者の身体との当接面に配設される少なくとも一つの第1対電極と、ベルト本体に電気的に接続され、各第1対電極に対向する位置で、利用者の身体に当接して固定される第1共通電極と、第1共通電極及び各第1対電極間に低周波パルス電圧を供給する第1供給部と、ベルト本体の当接面に配設される複数の電極と、各電極のうち何れか一つを第2共通電極とし、該第2共通電極を除く各電極を第2対電極として、第2共通電極及び各第2対電極間に低周波パルス電圧を供給する第2供給部とを、2つ以上組み合わせて設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、利用者の身体に巻きつけて装着され、該利用者の身体内部の筋肉を電気的に刺激してトリートメントを行う電気筋肉刺激ベルトに関する。
従来、腹部や腕、足等の身体の所定部位に電極を接触させて、パルス状の低周波電圧を付与し、筋肉を電気的に刺激することにより、筋肉のトレーニングや痩身のためのトリートメントを行う電気筋肉刺激装置が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2005−13593号公報
しかしながら、上記した従来の電気筋肉刺激装置では、身体深部の筋肉にまで刺激を与えることができず、充分な効果を得ることができなかった。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
〈構成〉
本発明に係る電気筋肉刺激ベルトは、利用者の身体内部の筋肉を電気刺激するために、利用者の身体に巻きつけて装着されるベルト本体と、該ベルト本体の利用者の身体との当接面に配設される少なくとも一つの第1対電極と、ベルト本体に電気的に接続され、各第1対電極に対向する位置で、利用者の身体に当接して固定される第1共通電極と、第1共通電極及び各第1対電極間に低周波パルス電圧を供給する第1供給部と、ベルト本体の当接面に配設される複数の電極と、各電極のうち何れか一つを第2共通電極とし、該第2共通電極を除く各電極を第2対電極として、第2共通電極及び各第2対電極間に低周波パルス電圧を供給する第2供給部とを備え、第1対電極、第1共通電極及び第1供給部と、複数の電極及び第2供給部とを、2つ以上組み合わせて成ることを特徴とする。
本発明の電気筋肉刺激ベルトによれば、例えば身体の正面及び背面に接触させた各電極間と、両側面に接触させた各電極間とに、それぞれ通電が行われるので、各面から身体深部の筋肉にまで電気的な刺激を与えることが可能となる。したがって、より効果的な筋肉のトレーニングが可能となると共に、内臓に刺激を与えて活性化させることができるので、内臓脂肪を減少させて痩身効果を得ることが可能となる。
本発明の実施例に係る電気筋肉刺激ベルトの概略構成図である。 本発明の実施例に係る電気筋肉刺激ベルトのコントローラの機能構成を示すブロック図である。 11極ベルトの外形を示す図である。 11極ベルトの接続例を示す部分構成図である。 コントローラの外形を示す図である。 定常パルス信号の信号パターンを示す説明図である。 EMS信号の信号パターンを示す説明図である。 5極回転モードの出力パターンを示す説明図である。 サージモードの出力パターンを示す説明図である。 電気筋肉刺激ベルトのトリートメント動作を説明する図である。 電気筋肉刺激ベルトの装着例を示す図(その1)である。 電気筋肉刺激ベルトの装着例を示す図(その2)である。 電気筋肉刺激ベルトの装着例を示す図(その3)である。 各導電部及び1極パッド間の通電を説明する図である。
以下、本発明の実施形態として、各電極とこれらの電極間に通電を行う供給部とを2つ組み合わせた場合の一例を、図を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る電気筋肉刺激ベルトの概略構成図である。
本実施例の電気筋肉刺激ベルト10は、図1に示されるように、11極ベルト11と、該11極ベルトに接続して使用される1極パッド12と、コントローラ13とを含んで構成される。
図5は、コントローラの外形を示す図である。
図5(a)は、コントローラ13の側面部13aを示す図であり、図5(b)は、コントローラ13の正面部13bを示す図である。また、図5(c)は、コントローラ13の側面部13cを示す図である。
コントローラ13は、CH1(チャネル1)及びCH2(チャネル2)からなる2つの出力系を有し、低周波パルス信号を出力して、11極ベルト11及び1極パッド12への低周波パルス電圧の供給を行う。
コントローラ13の側面部13aには、図5(a)に示されるように、4つの差込口20−1〜4が設けられている。
差込口20−1a、20−1bは、CH1の出力口である。差込口20−1aは、アース用の出力口であり、図1に示されるように、接続コード18−1の片側端部に設けられたプラグ18−1bを挿入して使用される。また、差込口20−1bには、接続コード18−2の片側端部に設けられたプラグ18−2bが挿入される。コントローラ13は、CH1に対応する差込口20−1a、20−1bを介して、トリートメント部位の筋肉に、電気刺激を与えるべく、低周波パルス電圧の供給を行う。
差込口20−2a、20−2bは、CH2の出力口である。差込口20−2aは、アース用の出力口であり、図1に示されるように、接続コード19−1のプラグ19−1bを挿入して使用される。また、差込口20−2bには、図1に示されるように、接続コード19−2のプラグ19−2bが挿入される。コントローラ13は、CH2に対応する差込口20−2a、20−2bを介して、トリートメント部位の筋肉に、電気刺激を与えるべく、低周波パルス電圧の供給を行う。
コントローラ13の正面部13bには、図5(b)に示されるように、液晶パネル21と、6つの操作ボタンとが、それぞれ設けられている。
電源ボタン22は、コントローラ13の電源をON/OFFするための操作ボタンである。
モードボタン23は、動作モードを選択するための操作ボタンである。
本実施例の電気筋肉刺激ベルト10は、トリートメント部位に応じて選択可能な3つの動作モードを有する。利用者は、電源ボタン22を押下して、電源をONにした後、モードボタン23を押下して、所望の動作モードを選択する。動作モードが選択されると、その識別番号であるモード番号が、液晶パネル21のモード表示部21aに表示される。
本実施例では、モード番号「1」は、腹部及び横腹部をトリートメント部位とする「腹・横腹モード」に対応する。モード番号「2」は、腰部及び横腹部をトリートメント部位とする「腰・横腹モード」に対応する。また、モード番号「3」は、臀部をトリートメント部位とする「ヒップモード」に対応する。
ボリューム設定ボタン24a、24bは、CH1の出力レベルを設定するための操作ボタンであり、ボリューム設定ボタン25a、25bは、CH2の出力レベルを設定するための操作ボタンである。本実施例の電気筋肉刺激ベルト10では、0〜40段階の出力レベルを設定可能である。CH1及びCH2に設定された出力レベルは、それぞれ、液晶パネル21のレベル表示部21c及び21dに表示される。
液晶パネル21は、上記したモード表示部21a及びレベル表示部21c、21dの他に、タイマ表示部21bを有する。タイマ表示部21bには、動作時間の残り時間が表示される。なお、本実施例の電気筋肉刺激ベルト10では、1回のトリートメント処理に要する動作時間は、30分に設定されている。
コントローラ13の側面部13cには、図5(c)に示されるように、接続口26が設けられている。接続口26には、図1に示されるように、電源コード27が接続される。
次に、11極ベルト11の構成について、図1及び図3を用いて説明する。
図3は、11極ベルトの外形を示す図である。
11極ベルト11は、腹部や臀部に巻きつけて装着するためのベルトであり、ベルト本体として、図3に示されるように、11の導電部14−1〜11と、第1接続部15−1及び第2接続部15−2からなる接続部15と、通電コード16とを備えている。
導電部14−1〜11は、それぞれ、導電性ゴムからなり、11極ベルト11の片側表面の所定位置に配設されている。本実施例では、11極ベルト11において、各導電部14−1〜11が設けられた面を、導電部面11aと記すこととする。図1には、導電部面11aの裏面11bが示されている。
11の導電部14−1〜11のうち、5つの導電部14−1〜5は、図3に示されるように、円弧に沿って所定間隔で配列される。これらの導電部14−1〜5には、それぞれ、図示せぬ通電コードが接続されている。
導電部14−6〜8と、導電部14−9〜11とは、それぞれ、図3に示されるように、5つの導電部14−1〜5を間に、11極ベルト11の長手方向に略直線状に配列される。これらの導電部14−6〜11にも、それぞれ、図示せぬ通電コードが接続されている。
また、11極ベルト11の長手方向端部には、図3に示されるように、ベロクロファスナ17が設けられている。
次に、11極ベルト11のコントローラ13との接続部分について、図1及び図4を用いて説明する。
図4は、11極ベルトの接続例を示す部分構成図である。
第1接続部15−1は、11極ベルト11の側面方向に、2つの入力用の接続口15−1a、15−1bを備えている。これらの接続口15−1a、15−1bには、図1及び図4に示されるように、2本の接続コード18−1、2からなる接続コード18が接続される。
接続コード18−1は、両端部にそれぞれプラグ18−1a、18−1bを有し、プラグ18−1bが、コントローラ13において、CH1に対応するアース用の差込口20−1aに接続される(図5(a))。この接続コード18−1のプラグ18−1aは、第1接続部15−1の接続口15−1aに挿入されて、コントローラ13に電気的に接続される。
第1接続部15−1には、また、通電コード16が接続されている。この通電コード16は、接続口15−1aの出力側に接続され、その端部が、図1及び図4に示されるように、1極パッド12に挿入される。1極パッド12は、円盤状の導電性ゴムからなり、通電コード16を介して11極ベルト11及びコントローラ13に電気的に接続され、第1共通電極として使用される。
接続コード18−2は、両端部にそれぞれプラグ18−2a、18−2bを有し、プラグ18−2bが、コントローラ13において、CH1に対応する差込口20−1aに接続される(図5(a))。この接続コード18−2のプラグ18−2aは、第1接続部15−1に設けられたもう一つの接続口15−1bに挿入されて、コントローラ13に電気的に接続される。
接続口15−1bの出力側には、図示せぬ5本の通電コードが接続されている。これらの通電コードは、それぞれ、導電部14−1〜5に接続される。各導電部14−1〜5は、第1対電極として、第1共通電極としての1極パッド12と対をなして、CH1に対応する5チャネルの出力系を構成する。
第2接続部15−2は、第1接続部15−1と同様に、11極ベルト11の側面方向に、2つの入力用の接続口15−2a、15−2bを備えている。これらの接続口15−2a、15−2bには、図1及び図4に示されるように、2本の接続コード19−1、2からなる接続コード19が接続される。
接続コード19−1は、両端部にそれぞれプラグ19−1a、19−1bを有し、プラグ19−1bが、コントローラ13において、CH2に対応するアース用の差込口20−2aに接続される(図5(a))。この接続コード19−1のプラグ19−1aは、第2接続部15−2の接続口15−2aに挿入されて、コントローラ13に電気的に接続される。
接続口15−2aの出力側には、図示せぬ通電コードが接続されている。この通電コードは、第2共通電極としての導電部14−11に接続される。
接続コード19−2は、両端部にそれぞれプラグ19−2a、19−2bを有し、プラグ19−2bが、コントローラ13において、CH2に対応する差込口20−2bに接続される(図5(a))。この接続コード19−2のプラグ19−2aは、第2接続部15−2の接続口15−2bに挿入されて、コントローラ13に電気的に接続される。
接続口15−2bの出力側には、図示せぬ5本の通電コードが接続されている。これらの通電コードは、それぞれ、導電部14−6〜10に接続される。各導電部14−6〜10は、第2対電極として、第2共通電極としての導電部14−11と対をなして、CH2に対応する5チャネルの出力系を構成する。
次に、コントローラ13の制御系統について、図2を用いて説明する。
図2は、本発明の実施例に係る電気筋肉刺激ベルトのコントローラの機能構成を示すブロック図である。
電気筋肉刺激ベルト10は、図2に示されるように、電源回路28、スイッチ回路29、ブザー回路30、表示パネル部31、チャネル制御部32−1、チャネル制御部32−2及び制御部33を含んで構成される。
電源回路28は、電源コード27(図1)を介して商用交流電源に接続し、各部への電力供給を行う回路である。
スイッチ回路29は、電源ボタン22、モードボタン23及びボリューム設定ボタン24a、24b、25a、25bの各操作ボタンを含んで構成される。スイッチ回路29は、各操作ボタンの操作に基づき、対応する信号を生成し、制御部33に入力する。
ブザー回路30は、制御部33の制御に基づき、ブザー音を出力し、動作時間の終了やエラー発生等の報知を行う。
表示パネル部31は、液晶パネル21及び図示せぬパネル駆動回路を含み、制御部33の制御に基づき、選択された動作モードのモード番号や出力レベル、残り時間等の表示を行う。
チャネル制御部32−1及びチャネル制御部32−2は、制御部33の制御に基づき、低周波パルス信号の出力を制御する回路からなる。
チャネル制御部32−1は、第1供給部として、CH1の出力口である各差込口20−1a、20−1bを介する出力を制御するために、定常パルス信号発生部34−1、EMS信号発生部35−1及び出力制御部36−1を備えている。
同様に、チャネル制御部32−2は、第2供給部として、CH2の出力口である各差込口20−2a、20−2bを介する出力を制御するために、定常パルス信号発生部34−2、EMS信号発生部35−2及び出力制御部36−2を備えている。
定常パルス信号発生部34−1、2は、定常パルス信号を発生させる回路からなる。
図6は、定常パルス信号の信号パターンを示す説明図である。
定常パルス信号は、図6に示されるように、所定の振幅電圧Vp及びパルス幅Wpを有するプラス及びマイナス電圧の各パルス信号からなり、パルス周波数fpで出力される。ここで、振幅電圧Vp、パルス幅Wp及びパルス周波数fpは、それぞれパラメータであり、各動作モードに応じて設定される。定常パルス信号は、トリートメント部位の筋肉に、後述する回転刺激を与えるために利用される。
EMS信号発生部35−1、2は、EMS信号を発生させる回路からなる。
図7は、EMS信号の信号パターンを示す説明図である。
EMS信号は、図7に示されるように、パルス幅Wpは一定で、出力電圧Vが変調する複数のパルス信号からなる。EMS信号発生部35−1、2は、パルス信号の出力電圧Vを0から所定の振幅電圧Vpまで上昇させ、一定時間Th維持した後、Vpから0まで下降させる。その後、休止時間Trをはさんで、次のEMS信号が出力される。出力電圧Vを0からVpまで上昇させるために要する時間を、ランプアップ時間Tuとし、Vpから0まで下降させるために要する時間を、ランプダウン時間Tdとすると、各EMS信号の通電時間Toは、To=Tu+Th+Tdとなる。通電時間To及び休止時間Trは、パラメータであり、各動作モードに応じて設定される。また、EMS信号において、振幅電圧Vpと、各パルス信号のパルス幅Wp及びパルス周波数fpは、同様に、それぞれパラメータであり、各動作モードに応じて設定される。EMS信号は、トリートメント部位の筋肉に、後述するサージ刺激を与えるために利用される。
出力制御部36−1、2は、後述する5極回転モード及びサージモードからなる2つの出力モードで、5チャネルの出力系を制御する機能を有する。即ち、出力制御部36−1は、CH1の差込口20−1a、20−1bを介する出力を制御する。また、出力制御部36−2は、CH2の差込口20−2a、20−2bを介する出力を制御する。
図8は、5極回転モードの出力パターンを示す説明図である。
5極回転モードは、トリートメント部位の筋肉に回転刺激を与えるために、図8に示されるように、所定の通電時間To及び休止時間Trからなる1ブロックの出力を、チャネル毎に順に移行させる出力モードである。各ブロックは、図6に示される定常パルス信号を複数含む。各ブロックにおいて、定常パルス信号の振幅電圧Vp及びパルス周波数fpは、それぞれ一定に保たれるが、パルス幅Wpは、所定の時間範囲で変調する。また、各ブロックにおける休止時間Tr及び通電時間Toは、それぞれパラメータであり、各動作モードに応じて設定される。
図9は、サージモードの出力パターンを示す説明図である。
サージモードは、トリートメント部位の筋肉にサージ刺激を与えるために、図7に示されるEMS信号を、図9に示されるように、1パルス毎にチャネルを移行させて出力する出力モードである。各パルス信号の出力電圧Vは、0から振幅電圧Vpの間で変調する。本実施例では、EMS信号のパルス周波数fp、通電時間To及び休止時間Trは、それぞれパラメータであり、各動作モードに応じて設定される。
制御部33は、図2に示されるように、メモリ37及びCPU38を含んで構成される。
メモリ37には、コントローラ13の各部を制御するための各種プログラムやデータ等が記憶されている。
CPU38は、メモリ37のプログラムを実行して、各部の制御を行う。
例えば、メモリ37には、低周波パルス信号の信号データとして、定常パルス信号データ及びEMS信号データが記憶されている。定常パルス信号発生部34−1、2は、この定常パルス信号データに基づいて、図6に示される信号パターンの定常パルス信号を発生させる。同様に、EMS信号発生部35−1、2は、EMS信号データに基づいて、図7に示される信号パターンのEMS信号を発生させる。
また、メモリ37には、各出力モードに応じて、出力パターンを示すパターンデータが記憶されている。例えば、メモリ37には、5極回転モードに対応して、図8に示される出力パターンを示す回転パターンデータが記憶されている。また、メモリ37には、サージモードに対応して、図9に示される出力パターンを示すサージパターンデータが記憶されている。
更に、メモリ37には、各動作モードに対応して、動作プログラムが記憶されている。これらの動作プログラムにより、5極回転モード及びサージモードの組み合わせデータや、定常パルス信号及びEMS信号のパラメータ値が、動作モード毎に設定される。本実施例の電気筋肉刺激ベルト10のコントローラ13では、メモリ37には、モード番号「1」〜「3」の3つの動作モードに対応して、3つの動作プログラムが記憶されている。制御部33は、選択された動作モードに対応する動作プログラムに基づいて、各CHにおける低周波パルス信号の出力パターン、即ち出力レベルや出力タイミングを制御する。
次に、本実施例の電気筋肉刺激ベルト10の動作について、説明する。
ここでは、動作モード「腹・横腹モード」を選択して、利用者の腹部及び横腹部へのトリートメントを実行させる場合を例に、説明を行う。
図10は、電気筋肉刺激ベルトのトリートメント動作を説明する図であり、図11は、電気筋肉刺激ベルトの装着例を示す図(その1)である。
電気筋肉刺激ベルト10のコントローラ13には、CH1の差込口20−1a、20−1bに、それぞれ、接続コード18のプラグ18−1b、18−2bが接続される。また、CH2の差込口20−2a、20−2bには、それぞれ、接続コード19のプラグ19−1b、19−2bが接続される。
また、接続コード18の他方のプラグ18−1a、18−1bは、それぞれ、11極ベルト11の第1接続部15−1に設けられたCH1の接続口15−1a、15−1bに挿入される。同様に、接続コード19の他方のプラグ19−1a、19−1bは、それぞれ、第2接続部15−2に設けられたCH2の接続口15−2a、15−2bに挿入される。
更に、11極ベルト11の通電コード16の端部は、1極パッド12に挿入される。
そして、11極ベルト11及び1極パッド12は、図11(a)及び図11(b)に示されるように、利用者の腹部及び背面に装着される。
なお、11極ベルト11及び1極パッド12の装着に先立ち、利用者のトリートメント部位の皮膚面や、11極ベルト11の各導電部14−1〜11及び1極パッド12の皮膚との当接面には、導通用ジェルが塗布される。導通用ジェルは、トリートメント部位における通電性や、各導電部14−1〜11及び1極パッド12の皮膚面への密着性を高めると共に、皮膚を保護して肌荒れを防ぐ役割を果たす。
利用者は、まず、11極ベルト11を、導電部面11aが皮膚に当接するように、腹部に巻きつけて装着する。このとき、利用者は、CH1に対応する5つの導電部14−1〜5が臍を取り囲むように、装着位置を調整し、ベロクロファスナ17(図3)により、11極ベルト11を固定する。11極ベルト11には、予め、ベルト中心に中心マークが付されており、利用者は、この中心マークを目視して、臍の上に配置することにより、各導電部14−1〜5を適切な位置に配することができる。この11極ベルト11の装着時、3つの導電部14−6〜8は、利用者の正面及び背面の右横腹部の皮膚面に当接し、そして3つの導電部14−9〜11は、正面及び背面の左横腹部の皮膚面に当接して、それぞれ配置されることとなる。
更に、利用者は、図11(b)に示されるように、1極パッド12を、11極ベルト11と背中の皮膚面との間に挿し込んで固定させる。これにより、1極パッド12が、5つの導電部14−1〜5に対向する背中の皮膚面に、当接して固定されることとなる。
そして、コントローラ13の電源ボタン22が押下され、電源がONされた後、モードボタン23が押下され、「腹・横腹モード」に対応するモード番号「1」が選択される。また、利用者は、ボリューム設定ボタン24a、24b、25a、25bを操作して、所望の出力レベルを選択する。
スイッチ回路29は、利用者による各操作ボタンの操作に基づき、対応する信号を生成して出力する。制御部33は、スイッチ回路29からの入力信号に基づき、表示パネル部31による表示を実行させると共に、モード番号「1」の「腹・横腹モード」に対応する動作プログラムを実行して、CH1のチャネル制御部32−1及びCH2のチャネル制御部32−2に対して、制御を行う。
CH1のチャネル制御部32−1は、メモリ37に記憶されている動作プログラムに基づいて、5極回転モード及びサージモードを組み合わせた所定の出力パターンで、定常パルス信号及びEMS信号を、差込口20−1aを介して出力する。
この出力に伴い、11極ベルト11の5つの導電部14−1〜5には、1極パッド12をGNDとして、図10に矢印で示されるように、右回りで順に電位が付与される、即ち、各導電部14−1〜5をch1〜ch5として、図8或いは図9に示されるように、低周波パルス信号が出力される。チャネル制御部32−1は、出力先を順に切り替えながら、各導電部14−1〜5に、プラス及びマイナスのパルス電位を交互に付与する。
第1対電極としての各導電部14−1〜5にパルス電位が付与されると、第1共通電極としての1極パッド12との間に、パルス状の電位差、即ちパルス電圧が発生する。例えば、導電部14−1にプラス電位が付与されると、導電部14−1及び1極パッド12間には、パルス電圧が供給される。このパルス電圧に基づき、導電部14−1から1極パッド12へ、パルス電流が流れることとなる。同様に、導電部14−1にマイナス電位が付与されると、導電部14−1及び1極パッド12間には、逆極性のパルス電圧が生じ、1極パッド12から導電部14−1へ、パルス電流が流れることとなる。
利用者の腹部に当接するように配置された各導電部14−1〜5と、これらの導電部14−1〜5に対向すべく背中側に配置された1極パッド12との間にパルス電流が発生すると、利用者の腹部から背中に向けて、或いは背中から腹部に向けて、低周波パルス電流が流れる。これにより、利用者の身体内部の筋肉に電気刺激が付与されることとなる。
図14は、各導電部及び1極パッド間の通電を説明する図である。
11極ベルト11の5つの導電部14−1〜5には、上記したように、プラス及びマイナスの電位が交互に付与される。これにより、これらの導電部14−1〜5が当接する皮膚の表皮層には、図14に示されるように、プラス或いはマイナスの電位が付与されることとなる。対向する裏側の皮膚面には、1極パッド12が当接している。この1極パッド12が、GNDとして作用し、電位が付与された表皮層との間に、低周波パルス電圧が発生することとなる。これにより、導電部14−1〜5の当接面の表皮層と、1極パッド12の当接面との間に、図14に破線で示されるように、低周波パルス電流が発生する。即ち、利用者の身体内部に低周波パルス電流が流れ、身体深部の筋肉にまで、電気刺激が付与されることとなる。
同様に、CH2のチャネル制御部32−2は、メモリ37に記憶されている動作プログラムに基づいて、5極回転モード及びサージモードを組み合わせた所定の出力パターンで、定常パルス信号及びEMS信号を、差込口20−2aを介して出力する。この出力に伴い、11極ベルト11の5つの導電部14−6〜10には、導電部14−11をGNDとして、順に電位が付与される。即ち、各導電部14−6〜10をch1〜ch5として、図8或いは図9に示されるように、低周波パルス信号が出力される。チャネル制御部32−2は、出力先を順に切り替えながら、各導電部14−6〜10に、プラス及びマイナスのパルス電位を交互に付与する。
これにより、第2対電極としての各導電部14−6〜10と、第2共通電極としての導電部14−11との間に、パルス電圧が発生する。このパルス電圧に基づき、各導電部14−6〜10及び導電部14−11間に、パルス電流が流れることとなる。
左右前後の両横腹部に当接するように配置された各導電部14−6〜10と、左の横腹部に当接するように配置された導電部14−11との間にパルス電流が発生すると、利用者の身体の左側面から右側面に向けて、或いは右側面から左側面に向けて、身体内部を通過する低周波パルス電流が発生する。これにより、利用者の身体深部の筋肉に、CH1とは異なる方向から、電気刺激が付与されることとなる。
30分間の動作時間が終了すると、チャネル制御部32−1及びチャネル制御部32−2は、出力を停止する。そして、制御部33の制御に基づき、ブザー回路30がブザー音を出力して、トリートメント処理の終了を利用者に報知する。これにより、電気筋肉刺激ベルト10は、トリートメント処理を終了する。
上記のように、電気筋肉刺激ベルト10により、腹部及び背中間と、左右両横腹部間とに、それぞれ通電が行われ、身体内部の筋肉に、複数の方向からの電気刺激が付与される。この電気刺激の付与により、体幹部の筋肉へのトレーニング効果が得られ、筋肉量の増加や皮下脂肪の減少、基礎代謝量の増加等の効果が得られる。また、内臓周辺の浮腫や水分量、内臓脂肪の減少が見込まれる。更に、腹部に対して、右回転の回転刺激が付与されることにより、腸の蠕動運動が促され、便秘が解消されるなど、内臓の活性化が期待される。
動作モード「腰・横腹モード」を選択して、腰部及び横腹部へのトリートメントを実行させる場合、利用者は、コントローラ13を操作して、モード番号「2」を選択する。また、CH1に対応する5つの導電部14−1〜5が、腰部の皮膚面に当接するように、11極ベルト11を装着する。
図12は、電気筋肉刺激ベルトの装着例を示す図(その2)である。
11極ベルト11は、図12(b)に示されるように、利用者の腰部に装着される。このとき、CH2の各導電部14−6〜11は、利用者の正面及び背面の左右両横腹部の皮膚面に当接して、固定される。
更に、1極パッド12が、図12(a)に示されるように、11極ベルト11と腹部の皮膚面との間に挿し込まれ、臍の上で固定される。これにより、1極パッド12は、5つの導電部14−1〜5に対向する腹部の皮膚面に、当接して固定されることとなる。
そして、電気筋肉刺激ベルト10による出力が開始されると、利用者の腰部及び横腹部の皮膚面に電位が付与され、身体内部に通電が行われる。これにより、腰部及び身体内部の筋肉に、電気刺激が付与され、引き締め等の効果が得られる。
また、動作モード「ヒップモード」を選択して、臀部のトリートメントを実行させる場合、利用者は、コントローラ13を操作して、モード番号「3」を選択する。また、CH1に対応する5つの導電部14−1〜5が、臀部の皮膚面に当接するように、11極ベルト11を装着する。
図13は、電気筋肉刺激ベルトの装着例を示す図(その3)である。
11極ベルト11は、図13(b)に示されるように、利用者の臀部に装着される。このとき、利用者は、臀部全体を持ち上げるように、11極ベルト11を巻きつけて装着する。また、1極パッド12は、図13(a)に示されるように、11極ベルト11と下腹部の皮膚面との間に挿し込まれ、臍の下で固定される。これにより、1極パッド12は、5つの導電部14−1〜5に対向する下腹部の皮膚面に、当接して固定されることとなる。
そして、電気筋肉刺激ベルト10による出力が開始されると、利用者の臀部の皮膚面に電位が付与され、身体内部に通電が行われる。これにより、臀部及び身体内部の筋肉に、電気刺激が付与され、引き締めやヒップアップ等の効果が得られる。
以上のように、本実施例の電気筋肉刺激ベルト10は、導電部14−1〜11と1極パッド12とを、利用者の身体の正面及び背面や、左右両側面に当接させ、これらに低周波パルス信号を出力することにより、身体内部への通電を行って、身体深部の筋肉に、複数の方向から電気刺激を付与できる。したがって、筋肉を効果的にトレーニング可能となり、内臓脂肪を含む体脂肪の減少が可能となる。
また、各導電部14−1〜11は、11極ベルト11上に設けられるので、利用者本人が容易に装着可能であると共に、小型軽量に構成されたコントローラ13と共に、自在に持ち運び可能であるため、使用する場所を選ばず、利便性が向上される。
更に、円弧に沿って配列された5つの導電部14−1〜5に、順次電位を付与することにより、内臓に回転刺激を与えて活性化させることが可能となる。また、複数の導電部14−6〜11が、11極ベルト11の長手方向に配列されるので、身体サイズの異なる様々な利用者及び様々なトリートメント部位に対して、同一の11極ベルト11を使用して、トリートメント処理の実施が可能となる。
また、定常パルス信号やEMS信号を組み合わせると共に、パルス電圧やパルス周波数を変化させるので、めりはりのある刺激を付与して、より高いトリートメント効果を得ることができる。
なお、本実施例では、CH2に対応するGNDとして、導電部14−11が選択され、該導電部14−11と各導電部14−6〜10との間に、パルス電圧が付与されたが、本発明はこれに限定されない。例えば、GNDとして選択する導電部を順に切り替えて、出力を行うことも可能である。これにより、身体内部の筋肉に、より多くの方向から電気刺激を与えることができるので、更なるトリートメント効果を得ることが可能となる。
10 電気筋肉刺激ベルト
11 11極ベルト
12 1極パッド
13 コントローラ
14−1〜11 導電部

Claims (3)

  1. 利用者の身体内部の筋肉を電気刺激するための電気筋肉刺激ベルトであって、
    前記利用者の身体に巻きつけて装着されるベルト本体と、
    該ベルト本体の前記利用者の身体との当接面に配設される少なくとも一つの第1対電極と、
    前記ベルト本体に電気的に接続され、各前記第1対電極に対向する位置で、前記利用者の身体に当接して固定される第1共通電極と、
    前記第1共通電極及び各前記第1対電極間に低周波パルス電圧を供給する第1供給部と、
    前記ベルト本体の前記当接面に配設される複数の電極と、
    各前記電極のうち何れか一つを第2共通電極とし、該第2共通電極を除く各前記電極を第2対電極として、前記第2共通電極及び各前記第2対電極間に低周波パルス電圧を供給する第2供給部と、
    を備え、
    前記第1対電極、前記第1共通電極及び前記第1供給部と、前記複数の電極及び前記第2供給部とを、2つ以上組み合わせて成る
    ことを特徴とする電気筋肉刺激ベルト。
  2. 各前記第1対電極は、所定間隔で配列され、
    前記第1供給部は、前記第1共通電極及び各前記第1対電極間に、順に低周波パルス電圧の供給を行うことを特徴とする請求項1記載の電気筋肉刺激ベルト。
  3. 前記第2供給部は、前記第2共通電極及び各前記第2対電極間に、順に低周波パルス電圧の供給を行うことを特徴とする請求項1記載の電気筋肉刺激ベルト。
JP2009019960A 2009-01-30 2009-01-30 電気筋肉刺激ベルト Pending JP2010172562A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009019960A JP2010172562A (ja) 2009-01-30 2009-01-30 電気筋肉刺激ベルト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009019960A JP2010172562A (ja) 2009-01-30 2009-01-30 電気筋肉刺激ベルト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010172562A true JP2010172562A (ja) 2010-08-12

Family

ID=42704068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009019960A Pending JP2010172562A (ja) 2009-01-30 2009-01-30 電気筋肉刺激ベルト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010172562A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018082870A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 株式会社ジーウェーブ 電気治療器
JP2020168270A (ja) * 2019-04-05 2020-10-15 Tbcグループ株式会社 トレーニング装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018082870A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 株式会社ジーウェーブ 電気治療器
JP2020168270A (ja) * 2019-04-05 2020-10-15 Tbcグループ株式会社 トレーニング装置
JP7233287B2 (ja) 2019-04-05 2023-03-06 Tbcグループ株式会社 トレーニング装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR200412781Y1 (ko) 복합 기능 물리치료기
KR20190078440A (ko) 복부의 코어 근육 강화를 위한 전극 채널의 구동장치
JP7048121B2 (ja) 電気刺激装置
JP6159626B2 (ja) 電気治療器
TW201408346A (zh) 電位治療裝置
JP2008054701A (ja) 超音波および低周波パルスを用いた美容装置
JP4807176B2 (ja) 低周波治療器及びその制御方法
JP2008125694A (ja) 低周波治療器
JP6488499B1 (ja) 電気刺激治療器
JP2015163145A (ja) 生体電気刺激装置
JP2010172562A (ja) 電気筋肉刺激ベルト
KR101289441B1 (ko) 비대칭 면적 전극패드를 구비한 간섭전류형 저주파 자극기
JP2010131253A (ja) 電気筋肉刺激装置
JP3183459U (ja) 電気筋肉刺激ベルト
JP3217111U (ja) 電気刺激装置
TW200831150A (en) Low-frequency electric therapy apparatus
KR101990560B1 (ko) 복부의 코어 근육 강화를 위한 전기 자극 장치
GB2408210A (en) Electro-therapy apparatus having computer storing modulation parameters describing output waveforms
JP2005245585A (ja) 顔面マッサージのための電気的刺激装置
JP2013146369A (ja) 老化遅延装置
JP2006020947A (ja) 低周波治療器
JP2011078633A (ja) 生体刺激装置および生体の美容方法
JP2016158716A (ja) 低周波にバースト波及び高周波を組み合わせた波形を用いた痩身器具
JP6489439B2 (ja) 電気刺激装置
JP2016150245A (ja) 熱および電撃による血行促進の装置およびその使用方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Effective date: 20120127

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712