JP2010167263A - X線診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡便なX線撮影を可能とするX線診断装置の提供。
【解決手段】X線管球22は、X線を発生する。平面検出器31は、X線管球22から発生され被検体を透過したX線を検出する。Cアーム101は、X線管球22と平面検出器31とを搭載する。Cアーム回転機構105は、Cアーム101を回転可能に支持する。天板103には、被検体Pが載置される。寝台107は、Cアーム101と天板103とに関する長軸方向の相対的な位置関係を変更可能に支持する。また、寝台107は、Cアーム101と天板103とに関する鉛直方向の相対的な位置関係を変更可能に支持する。機構制御部13は、Cアーム101の回転中、X線管球22の焦点から天板103への垂線が天板103上の一定位置で交差し、且つ、X線管球22と一定位置との間の距離間隔が固定されるようにCアーム回転機構105と寝台107とを制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、被検体をボーラスDSA(digital subtraction angiography)撮影及びステッピングDSA撮影するX線診断装置に関する。
X線診断装置によりDSA撮影が行われている。DSA撮影は、コントラスト画像からマスク画像を減算し、造影血管部分が強調された差分画像を生成する。コントラスト画像は、造影剤流入中に収集された画像である。マスク画像は、造影剤流入前に収集された画像である。ボーラスDSA撮影及びステッピングDSA撮影においてX線診断装置は、例えば、Cアーム又は寝台を被検体の体軸方向に沿って断続的に移動させながら複数のマスク画像を収集する。次にX線診断装置は、複数のマスク画像を貼り合わせて長尺マスク画像を生成する。次にX線診断装置は、Cアーム又は寝台を同様に移動させながらマスク画像と同じ撮影位置において複数のコントラスト画像を収集する。次にX線診断装置は、複数のコントラスト画像を貼り合わせて長尺コントラスト画像を生成する。次にX線診断装置は、長尺コントラスト画像から長尺マスク画像を減算し、長尺差分画像を生成する。
この方法の場合、各マスク画像(あるいは各コントラスト画像)収集時におけるX線焦点の相対的な位置関係が異なる。相対的な位置関係とは、例えば、被検体に対するX線焦点位置のことである。位置関係が異なることにより、各画像に関する幾何学的な拡大率に差異が生じてしまう。幾何学的な拡大率の差異により、被検体の厚さ方向の情報が画像上入れ替わってしまう。例えば、図17に示すように、画像上において、厚さ方向に関する位置が異なる部位Paと部位Pbとが入れ替わる。すなわち、X線焦点位置F1に関する画像I1上に描出される点Paと点Pbとの位置関係と、X線焦点位置F2に関する画像I2上に描出される点Paと点Pbとの位置関係とが入れ替わっている。なお点Paと点Paとは部位Paに由来し、点Pbと点Pbとは部位Pbに由来する。原理的に、位置関係が入れ替わっている画像を正確に貼り合わせることはできない。
一方、例えば特許文献1に示すように、X線焦点位置を空間的に不動にし、X線照射方向を変え、X線検出器を移動させて画像を収集する技術がある。この技術を利用した場合、被検体の厚さ方向の情報が画像上入れ替わらない。換言すれば、幾何学的拡大率は変化しない。例えば、図18に示すように、X線焦点位置が同一で、X線照射方向が異なる画像I3と画像I4とを考える。この場合、画像I3上における点Paと点Pbとの位置関係と、画像I4上における点Paと点Pbとの位置関係とは、入れ替わらない。なお点Paと点Paとは部位Paに由来し、点Pbと点Pbとは部位Pbに由来する。従って、画像I3と画像I4とを容易に貼り合わせることができる。
DSA撮影においても、従来方法の場合、マスク画像とコントラスト画像とを同じ撮影位置で収集する必要がある。これは以下の理由による。マスク画像に関するX線焦点位置とコントラスト画像に関するX線焦点位置とが異なる場合、マスク画像上の被写体厚の情報とコントラスト画像上の被写体厚の情報とにずれが生じる。換言すれば、マスク画像に関する幾何学的拡大率とコントラスト画像に関する幾何学的拡大率とが異なる。これに伴い、マスク画像とコントラスト画像との位置合わせ精度が悪化し、マスク画像とコントラスト画像との差分精度が悪化する。それ故、マスク画像とコントラスト画像とは、同じ位置で撮影する必要がある。
特開2004−242928号公報
本発明の目的は、簡便なX線撮影を可能とするX線診断装置を提供することにある。
本発明の第1局面に係るX線診断装置は、X線を発生するX線管球と、前記X線管球から発生され被検体を透過したX線を検出する検出器と、前記X線管球と前記検出器とを搭載するCアームと、前記Cアームを回転可能に支持するアーム回転機構と、前記被検体が載置される天板と、前記Cアームと前記天板とに関する長軸方向の相対的な位置関係を変更可能に前記Cアーム又は前記天板を支持する第1移動機構と、前記Cアームと前記天板とに関する鉛直方向の相対的な位置関係を変更可能に前記Cアーム又は前記天板を支持する第2移動機構と、前記Cアームの回転中、前記X線管球の焦点から前記天板への垂線が前記天板上の一定位置で交差し、且つ、前記X線管球と前記一定位置との間の距離間隔が固定されるように前記アーム回転機構、前記第1移動機構、及び前記第2移動機構を制御する制御部と、を具備する。
本発明の第2局面に係るX線診断装置は、X線を発生するX線管球と、前記X線管球から発生され被検体を透過したX線を検出する検出器と、前記X線管球と前記検出器とを搭載するCアームと、前記Cアームを回転可能に支持するアーム回転機構と、前記被検体が載置される天板と、前記Cアームと前記天板とに関する長軸方向の相対的な位置関係を変更可能に前記Cアーム又は前記天板を支持する第1移動機構と、前記Cアームと前記天板とに関する鉛直方向の相対的な位置関係を変更可能に前記Cアーム又は前記天板を支持する第2移動機構と、操作者から特定の指示を受けた場合、前記X線管球の焦点から前記天板への垂線が常に前記天板上の一定位置で交差し、前記X線管球と前記一定位置との距離間隔が固定され、且つ前記焦点の位置が空間上固定されるように前記アーム回転機構、前記第1移動機構、及び前記第2移動機構を制御する制御部と、を具備する。
本発明の第3局面に係るX線診断装置は、X線を発生するX線管球と、前記X線管球から発生され被検体を透過したX線を検出する検出器と、前記被検体が載置された天板を支持する寝台と、前記X線管球と前記検出器とを搭載するCアームと、前記Cアームを回転可能に支持するアーム回転機構と、前記Cアームと前記天板とに関する長軸方向の相対的な位置関係を変更可能に前記Cアーム又は前記天板を支持する移動機構と、前記X線管球を介して収集された複数のマスク画像を貼り合せて長尺マスク画像を生成し、前記検出器を介して収集された複数のコントラスト画像を貼り合せて長尺コントラスト画像を生成し、前記長尺マスク画像と前記長尺コントラスト画像との差分画像を生成する画像処理部と、前記X線管球の焦点位置が固定され、前記焦点位置から一定距離にある円弧軌道上を前記検出器が移動し、且つ前記複数のマスク画像と前記複数のコントラスト画像との撮影位置が異なるように前記アーム回転機構と前記移動機構とを制御する制御部と、を具備する。
本発明によれば、簡便なX線撮影を可能とするX線診断装置を提供することが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るX線診断装置の外観図。 図1のX線診断装置の機能ブロック図。 図1の機構制御部による第1撮影動作モードのX線診断装置の動きについて説明するための図。 図3の第1撮影動作モードをより詳細に説明するための図。 図1の機構制御部による第2撮影動作モードのX線診断装置の動きについて説明するための図。 本発明の第2実施形態における、図1の機構制御部による第1撮影動作モードのX線診断装置の動きについて説明するための図。 本発明の第3実施形態における、図1の機構制御部による第2撮影動作モードのX線診断装置の動きについて説明するための図。 天板の長軸(y軸)に関する検出面と基準平面との位置関係を示す図。 天板の横軸(x軸)に関する検出面と基準平面との位置関係を示す図。 検出面座標系上における着目画素の位置を示す図。 基準平面座標系上における着目画素の位置を示す図。 画像の貼り合わせ処理を説明するための図。 平面検出器を天板に近づける動作における平面検出器と天板との配置関係を示した図。 平面検出器を天板に近づける動作を行った場合における、画像の貼り合わせ処理を説明するための図。 第3実施形態に係る機構制御部による、平面検出器の回転半径の制御について説明するための図。 ボーラスDSAにおけるX線診断装置の動作の典型的な流れについて説明する図。 従来のX線診断装置における幾何学的な拡大率の差異による画像の乱れを説明するための図。 従来のX線診断装置における幾何学的な拡大率の差異による画像の乱れを説明するための他の図。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るX線診断装置の外観図である。図2は、X線診断装置のブロック構成図である。
図1と図2とに示すように、X線診断装置1は、撮影機構10、画像記憶回路11、操作部12、機構制御部13、画像処理部14、表示部15、及びシステム制御部16を有する。
撮影機構10は、架台100を有する。架台100は、床面に設置されている。架台100は、Cアーム101を回転可能及び移動可能に支持するCアームホルダ102を有する。より詳細には、Cアームホルダ102は、天板103の長軸Z1に平行であり水平な軸A1に沿って移動可能(D1方向)、軸A1に略直交する軸A2に沿って移動可能(D2方向)、軸A1と軸A2とに略直交する水平な軸A3回りに回転可能(D3方向)、且つ、軸A3に略直交する軸A4回りに移動可能(D4方向)にCアーム101を支持する。軸A3と軸A4との交点は、D3方向とD4方向とに関するCアーム101の回転中心PI(アイソセンタ)と呼ばれている。回転中心PIは、Cアーム101が形成する面(Cアーム面)に含まれる。軸A4は、回転中心PIを通るCアーム面の法線に一致する。
具体的には、Cアームホルダ102は、Cアーム移動機構104、Cアーム回転機構105、及びスライダ106を有する。スライダ106は、軸A1に沿って配置される。Cアーム移動機構104は、機構制御部13による制御に従ってスライダ106(D1方向)に沿って移動する。換言すれば、Cアーム移動機構104は、Cアーム101と天板103とに関するD1方向(長軸Z1方向)の相対的な位置関係を変更可能に、Cアーム101を支持する移動機構である。またCアーム移動機構104は、軸A2に沿って移動可能にCアーム回転機構105を支持する。Cアーム移動機構104は、機構制御部13による制御に従ってCアーム回転機構105を軸A2(D2方向)に沿って上下動する。換言すれば、Cアーム移動機構104は、Cアーム101と天板103とに関するD2方向(鉛直軸Z2方向)の相対的な位置関係を変更可能に、Cアーム101を支持する移動機構である。またCアーム移動機構104は、水平軸A3回りに回転可能にCアーム回転機構105を支持する。Cアーム移動機構104は、機構制御部13による制御に従ってCアーム回転機構105を水平軸A3回り(D3方向)に回転させる。Cアーム回転機構105は、Cアーム101を軸A4回りにスライド可能に支持する。Cアーム回転機構は105、機構制御部13からの制御によるCアーム101を軸A4回り(D4方向)にスライドさせる。これによりCアーム101は、C形状に沿ってスライドされる。
Cアーム101は、X線発生部20とX線検出部30とを搭載する。
X線発生部20は、高電圧発生器21、X線管球22、X線絞り23、及びフィルタ器24を有している。高電圧発生器21は、システム制御部16による制御に従ってX線管球22に管電圧を印加し、フィラメント電流を供給する。X線管球22は、高電圧発生器21からの管電圧の印加とフィラメント電流の供給とを受けてX線を発生する。X線絞り23は、X線照射野を限定するために、X線管球22から放射されるX線を遮蔽する。フィルタ器24は、例えば、高エネルギーに関する画像を収集するための第1フィルタと、低エネルギーに関する画像を収集するための第2フィルタとを切り替え可能に装備している。フィルタ器24は、システム制御部16による制御に従って第1フィルタと第2フィルタとを切り替える。
X線検出部30は、システム制御部16による制御に従って、X線管球22から発生され被検体Pを透過したX線を検出し、検出されたX線の強度に応じた画像データを生成する。具体的には、X線検出部30は、平面検出器31、ゲートドライバ32、及び画像データ生成部33を有する。平面検出器31は、X線管球22から発生され被検体Pを透過したX線を検出し、検出されたX線の強度に応じた電荷を発生する。ゲートドライバ32は、平面検出器31に発生された電荷を読み出し、読み出された電荷を画像データ生成部33に供給する。画像データ生成部33は、電荷・電圧変換器34、A/D変換器35、及びパラレル・シリアル変換器36を有する。電荷・電圧変換器34は、読み出された電荷を電圧に変換する。A/D変換器35は、電圧をデジタル変換し、画像データを生成する。生成された画像データは、パラレル・シリアル変換器36を介して画像記憶回路11に供給(収集)される。
図1に示すように、撮影機構10は、寝台107を有している。寝台107は、天板103を長軸Z1と鉛直軸Z2とに沿って移動可能に支持している。長軸Z1は、天板103の長手方向に沿う。鉛直軸Z2は、上下方向に沿う。鉛直軸Z2は、例えば、天板103の法線に規定される。天板103には、被検体Pが載置される。寝台107は、機構制御部13による制御に従って天板103を長軸Z1と鉛直軸Z2とに沿って移動させる。換言すれば、寝台107は、Cアーム101と天板103とに関するD1方向(長軸Z1方向)の相対的な位置関係を変更可能に、天板103を支持する移動機構である。また、寝台107は、Cアーム101と天板103とに関するD2方向(鉛直軸Z2方向)の相対的な位置関係を変更可能に、天板103を支持する移動機構である。
操作部12は、例えば、寝台107に設けられる。操作部12は、Cアーム101を回転・移動させるための各種スイッチやジョイスティック等のデバイスを備える。操作部12は、操作者によるデバイス操作に応じた操作信号を生成し、生成された操作信号をシステム制御部16に供給する。
機構制御部13は、操作者による操作部12を介した指示に従って又はシステム制御部16からの制御に従ってCアームホルダ102と寝台107とを制御する。機構制御部13は、収集される画像の幾何学的拡大率が撮影位置によらず略同一となるようにCアームホルダ102と寝台107とを制御する。具体的には、機構制御部13は、Cアーム101を軸A1に沿ってスライドさせるためにCアーム移動機構104を制御する。この制御によりX線管球22と平面検出器31とがD1方向に沿ってスライドされる。また、機構制御部13は、Cアーム101を軸A2に沿って上下動させるためにCアーム移動機構104を制御する。この制御によりX線管球22と平面検出器31とがD2方向に沿って上下動される。また、機構制御部13は、Cアーム101を軸A3回りにスライドさせるためにCアーム移動機構104を制御する。この制御によりX線管球22と平面検出器31とがD3方向に沿って回転される。また、機構制御部13は、Cアーム101を軸A4回りにスライドさせるためにCアーム回転機構105を制御する。この制御によりX線管球22と平面検出器31とがD4方向にスライドされる。また、機構制御部13は、天板103を長軸Z1に沿ってスライドさせるために寝台107を制御する。この制御により天板103が長手方向に沿ってスライドされる。また、機構制御部13は、天板103を鉛直軸Z2に沿って上下動させるために寝台107を制御する。この制御により天板103が上下方向に沿って上下動される。具体的な制御方法については後述する。
画像処理部14は、画像記憶回路11に記憶された画像データを読み出して、読み出された画像データを画像処理する。例えば、画像処理部14は、複数の画像を撮影位置に従って貼り合わせる。画像処理された画像データは、画像記憶回路11に記憶される。
表示部15は、表示用画像メモリ41、D/A変換器42、表示回路43、及びモニタ44を有する。表示用画像メモリ41は、表示対象の画像データを一時的に記憶する。D/A変換器42は、表示用画像メモリ41内の画像データをアナログ変換して、表示用の画像信号を生成する。表示回路43は、表示用の画像信号を信号処理する。モニタ44は、信号処理された画像信号が表現する画像を表示する。操作者は、このモニタ44に表示された画像等を確認しながら操作部12を操作することにより、X線診断治療を行う。なお典型的には、表示部15は、複数のモニタ44を有している。
システム制御部16は、X線診断装置1の中枢として機能する。システム制御部16は、被検体をX線撮影するためにX線診断装置1の各部を制御する。
次に、X線撮影時におけるX線診断装置1の動作について説明する。X線診断装置1は、機構制御部13による制御に従って第1撮影動作モードと第2撮影動作モードとを選択的に実行する。第1撮影動作モードにおいては、X線管球22、平面検出器31、及び天板103が回転・移動する。第2撮影動作モードにおいては、天板103が固定され、X線管球22と平面検出器31とが回転・移動する。なお第1撮影動作モードと第2撮影動作モードとは、操作者により操作部12を介して任意に選択可能である。
まず図3を参照しながら、第1撮影動作モード(X線管球22、平面検出器31、及び天板103が回転・移動される)におけるX線診断装置1の動作について説明する。
X線撮影中、機構制御部13は、Cアーム回転機構105を制御して軸A3回りにCアーム101を回転させる。Cアーム101の回転により、X線管球22と平面検出器31とは、円軌道51上を回転する。円軌道51は、回転中心PIを中心とし、回転半径Rxを有する。例えば、X線管球22と平面検出器31とは、撮影位置P1から撮影位置P2へ回転する。このX線管球22と平面検出器31との移動に連動して、天板103は位置P3から位置P4へ移動する。
Cアーム101の回転に連動して、機構制御部13は、第1条件と第2条件とを満たすように寝台107を制御する。第1条件と第2条件とは、X線管球22と天板103との間に成立する位置関係に関する。具体的には、第1条件は、X線管球22の焦点221から天板103への垂線53が常に天板103上の一定位置PAで交差することである。一定位置PAは、例えば、D1方向に関する天板103の中心である。第2条件は、焦点221と一定位置PAとの距離間隔DDが固定されることである。距離間隔DDは、焦点221と天板103との最短距離と同義である。第1条件と第2条件とが満たされる場合、天板103上の一定位置PAは、X線管球22の回転半径Rxと同一径を有する円弧軌道55上を移動する。第1条件と第2条件とが満たされる場合、焦点221の位置と天板103との相対的な位置関係は、Cアーム101の回転に依らず不変となる。換言すれば、機構制御部13は、焦点221の位置と一定位置PAとの相対的な位置関係が不変となるように寝台107を制御する。
なお図3は、天板103のD1方向にCアーム101が回転される場合を例に挙げている。しかしながら、Cアーム101の回転方向はこれに限定されない。すなわち、Cアーム101の回転方向は、どの方向でもよい。
次に図4を参照しながら、より詳細に天板103の移動について説明する。図4に示すように、Cアーム101が回転中心PI(軸A3)回りに回転角θだけ回転するとする。この場合、天板103のD1方向に関する移動距離LAと天板103のD2方向に関する移動距離LBとは、それぞれ以下の(1)式と(2)式とに従う。
LA=Rx×sinθ …(1)
LB=Rx(1−cosθ) …(2)
例えば、機構制御部13は、Cアーム101の回転角度θとX線管球22の回転半径Rxとに応じて、天板103の移動距離LAと移動距離LBとを制御する。
次に図5を参照しながら、第2撮影動作モード(天板103は固定される。X線管球22及び平面検出器31は回転・移動される)におけるX線診断装置1の動作について説明する。
X線撮影中、機構制御部13は、天板103を固定している。天板103を固定した状態において、機構制御部13は、第1条件と第2条件と第3条件とを満たすように寝台107を制御する。第1条件と第2条件とは、上述の通りである。第3条件は、Cアーム101の回転・移動に依らずX線管球22の焦点221が実空間上において固定されることである。第1条件と第2条件と第3条件とが満たされる場合、平面検出器31は、焦点221を回転中心とし、焦点221と平面検出器31との距離間隔(焦点221と平面検出器31の検出面中心とを結ぶ線:撮影軸SID)を半径とする円弧軌道57上を移動する。Cアーム101の回転中心PIは、撮影軸SIDよりも短い(例えば、SIDの略半分)半径を有する円弧軌道59上を移動する。この結果、焦点221と天板103との距離が一定に保たれた状態で、焦点221を中心に天板103の長軸Z1に沿ってX線管球22(X線照射方向)が振られる。例えば、図5に示すように、焦点221が固定された状態でX線管球22が角度θだけ振られると、平面検出器31は、円弧軌道57に沿って撮影位置P5から撮影位置P6へ移動する。また、第1撮影動作モードと同様に、焦点221と一定位置PAとの相対的な位置関係は、Cアーム101の回転に依らず不変となる。換言すれば、機構制御部13は、焦点221と一定位置PAとの相対的な位置関係が不変となるようにCアームホルダ102を制御する。
上述のように第1撮影動作モードにおいて機構制御部13は、D1方向に沿って複数の撮影位置をX線撮影するために、Cアーム101の動作と天板103の動作とを連動させる。そのためCアーム101がD1方向に移動できない場合においても、複数の撮影位置をX線撮影することができる。一方、第2撮影動作モードにおいて機構制御部13は、天板103を動作させずに、Cアーム101のみを動作させる。そのため天板103の移動機構が無い場合においても、複数の撮影位置をX線撮影することができる。また、第2撮影動作モードにおいて機構制御部13は、Cアーム101の動作と天板103の動作とを連動する必要がない。従って第2撮影動作モードにおいては、連動のための複雑な制御を省くことができる。
上述の動作により第1実施形態に係るX線診断装置1は、焦点221と天板103との相対的な位置関係を固定したまま、天板103に対するX線照射方向を変化させることができる。従ってX線診断装置1は、撮影位置が異なり、1箇所の焦点221から照射されたとみなせる複数の画像を収集することができる。このため第1実施形態に関るX線診断装置1は、撮影位置を厳密に調整する必要がなく、従来装置よりも簡便にX線撮影を行うことができる。
なお、上述の第1撮影動作モードにおいて機構制御部13は、第1条件と第2条件とを満たすようにCアーム回転機構105と寝台107とを制御するとした。すなわちCアーム101の回転中、天板103は、第1条件と第2条件とを満たすようにD1方向とD2方向とに移動されるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、第1撮影動作モードにおいて機構制御部13は、Cアーム101の回転中、第1条件と第2条件とを満たすように、Cアーム回転機構105とCアーム移動機構104とを制御してもよい。すなわちCアーム101の回転中、第1条件と第2条件とを満たすようにCアーム101の回転中心PIがD1方向とD2方向とに移動されてもよい。
また、天板103がD1方向に移動できない場合がある。この場合、第1撮影動作モードにおいて機構制御部13は、Cアーム101の回転中、第1条件と第2条件とを満たすように、Cアーム移動機構104とCアーム回転機構105と寝台107とを制御してもよい。すなわち、Cアーム101の回転中、第1条件と第2条件とを満たすように、Cアーム101の回転中心PIがD1方向に移動され、天板103がD2方向に移動されるとよい。
また、上述の第2撮影動作モードにおいて機構制御部13は、第1条件と第2条件と第3条件とを満たすようにCアーム移動機構104とCアーム回転機構105とを制御するとした。すなわちCアーム101の回転中、Cアーム101は、第1条件と第2条件と第3条件とを満たすようにD1方向とD2方向とに移動されるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、第2撮影動作モードにおいて機構制御部13は、Cアーム101の回転中、第1条件と第2条件と第3条件とを満たすように、Cアーム移動機構104とCアーム回転機構105とを制御してもよい。すなわちCアーム101の回転中、第1条件と第2条件と第3条件とを満たすように、Cアーム101の回転中心PIがD1方向とD2方向とに移動されてもよい。
また、第2撮影動作モードにおいて機構制御部13は、Cアーム101の回転中、第1条件と第2条件と第3条件とを満たすように、Cアーム移動機構104とCアーム回転機構105と寝台107とを制御してもよい。すなわち、Cアーム101の回転中、第1条件と第2条件と第3条件とを満たすように、Cアーム101の回転中心PIがD1方向に移動され、天板103がD2方向に移動されるとよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るX線診断装置1について説明する。
なお以下の説明において、第1実施形態と略同一の機能を有する構成要素については、同一符号を付し、必要な場合にのみ重複説明する。
以下、図6を参照しながら、第2実施形態に係るX線診断装置1の動作について、第1撮影動作モード(X線管球22、平面検出器31、及び天板103は、回転・移動される)を例に挙げて説明する。なおCアーム101は、検出面311の向きを変更可能に平面検出器31を支持している。機構制御部13は、平面検出器31が常に所定平面61に平行するようにCアーム101を制御する。所定平面61は、例えば、天板103に平行する平面に規定される。焦点221からの垂線53と所定平面61とは、点PBで交差する。
また、Cアーム101は、撮影軸SIDに沿って平面検出器31をスライド可能に支持している。機構制御部13は、撮影軸SIDに沿って平面検出器31がスライドするようにCアーム101を制御する。平面検出器31が撮影軸SIDに沿ってスライドされることで、平面検出器31の回転半径Rが調整される。
図6に示すように、X線撮影中、機構制御部13は、Cアーム回転機構105を制御して軸A3回りにCアーム101を回転させる。Cアーム101の回転により、X線管球22と平面検出器31とは、軸A3を中心とした円軌道51上を回転する。Cアーム101の回転に連動して、機構制御部13は、第1条件と第2条件とを満たすように寝台107を制御する。さらに機構制御部13は、平面検出器31が撮影位置に依らず常に所定平面61に平行するようにCアーム101を制御する。
具体的には、Cアーム101は、撮影軸SID上に平面検出器31の向きを変えるための回転中心A5を有する。平面検出器31は、Cアーム101の回転に依らず常に検出面311が天板103に平行するように回転中心A5回りに回転される。典型的には、機構制御部13は、平面検出器31の回転角度θが垂線53から撮影軸SIDへの角度θ(すなわちCアーム101の回転角度θ)に一致するように平面検出器31を回転する。また、機構制御部13は、下記(3)式に従って、焦点211と交点PBとの距離間隔LCがCアーム101の回転に依らず常に固定されるように、平面検出器31の回転半径Rと取り付け角度θとを制御する。平面検出器31の回転半径Rは、機構制御部13により平面検出器31が撮影軸SIDに沿ってスライドされることで調整される。平面検出器31の取り付け角度θは、機構制御部13により平面検出器31が回転中心A5回りに回転されることで調整される。
R=(LC/cosθ)−Rx …(3)
平面検出器31に取り付けられるグリッドの向きに注意が必要である。上述のように天板103のD1方向(長軸Z1方向)のみに平面検出器31を回転させるのであれば、グリッドは、D1方向に平行するスリットを有するものがよい。
上述の動作により第2実施形態に係るX線診断装置1は、Cアーム101の回転角度に依らず常に検出面311が天板103に平行するように平面検出器31の向きと回転半径とを制御する。また、第1実施形態と同様に寝台107を制御することでX線管球22から検出面311までの垂直距離も一定に保たれる。このようにX線診断装置1は、寝台107と平面検出器31とを制御することで、撮影位置に依らず幾何学的な拡大率が同一な複数の画像を収集することができる。幾何学的な拡大率が同一なため画像処理部14は、ピクセルシフトのみで画像の位置を調整できる。つまり画像処理部14は、各画像に拡大処理や縮小処理をすることなく、複数の画像を貼り合わせることができる。
なお第2実施形態の説明においては、第1撮影動作モードを例に挙げて説明した。しかしながら、第2実施形態はこれに限定されない。第2実施形態に係る機構制御部13は、第2撮影動作モード(天板103は固定される。X線管球22及び平面検出器31は回転・移動される)も実行できる。すなわち第2撮影動作モード時において機構制御部13は、(3)式に従って、焦点221と交点PBとの距離間隔LCがCアーム101の回転に依らず常に固定されるように、平面検出器31の回転半径Rと取り付け角度θとを制御する。
なお、上述の第1撮影動作モードにおいて機構制御部13は、第1条件と第2条件とを満たすようにCアーム回転機構105と寝台107とを制御するとした。すなわちCアーム101の回転中、天板103は、第1条件と第2条件とを満たすようにD1方向とD2方向とに移動されるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、第1撮影動作モードにおいて機構制御部13は、Cアーム101の回転中、第1条件と第2条件とを満たすように、Cアーム回転機構105とCアーム移動機構104とを制御してもよい。
また、天板103がD1方向に移動できない場合がある。この場合、第1撮影動作モードにおいて機構制御部13は、Cアーム101の回転中、第1条件と第2条件とを満たすように、Cアーム移動機構104とCアーム回転機構105と寝台107とを制御してもよい。
また、上述の第2撮影動作モードにおいて機構制御部13は、第1条件と第2条件と第3条件とを満たすようにCアーム移動機構104とCアーム回転機構105とを制御するとした。すなわちCアーム101の回転中、Cアーム101は、第1条件と第2条件と第3条件とを満たすようにD1方向とD2方向とに移動されるとした。しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。例えば、第2撮影動作モードにおいて機構制御部13は、Cアーム101の回転中、第1条件と第2条件と第3条件とを満たすように、Cアーム移動機構104とCアーム回転機構105とを制御してもよい。すなわちCアーム101の回転中、第1条件と第2条件と第3条件とを満たすように、Cアーム101の回転中心PIがD1方向とD2方向とに移動されてもよい。
また、第2撮影動作モードにおいて機構制御部13は、Cアーム101の回転中、第1条件と第2条件と第3条件とを満たすように、Cアーム移動機構104とCアーム回転機構105と寝台107とを制御してもよい。すなわち、Cアーム101の回転中、第1条件と第2条件と第3条件とを満たすように、Cアーム101の回転中心PIがD1方向に移動され、天板103がD2方向に移動されるとよい。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係るX線診断装置を説明する。
なお以下の説明において、第1実施形態及び第2実施形態と略同一の機能を有する構成要素については、同一符号を付し、必要な場合にのみ重複説明する。
まず図7を参照しながら、第3実施形態に係るX線診断装置の動作について、第2撮影動作モード(天板103は固定される。X線管球22及び平面検出器31は回転・移動される)を例に挙げて説明する。
図7に示すように機構制御部13は、X線撮影中、第1条件と第2条件と第3条件とを満たすようにCアーム移動機構104とCアーム回転機構105とを制御する。また、機構制御部13は、検出面311が常にX線照射方向(撮影軸SID)に直交するように平面検出器31を固定する。このような条件でX線検出部30により画像が収集される。画像処理部14は、収集された画像を天板103に平行する基準平面63に投影する。基準平面63は、画像処理空間上において仮想的に設定される面である。例えば、基準平面63は、図7に示すように、天板103の表面に設定される。あるいは、天板103の鉛直下に検出器31が位置する場合、基準平面63は、検出面311に設定されてもよい。
次に図8、9、10、及び11を参照しながら、検出面座標系から本座標系への座標変換について説明する。検出面座標系は、基準平面座標系を介して本座標系へ変換される。検出面座標系は、検出器31により収集された画像(検出面)に関する座標系である。検出面座標系は、XY直交系を成す。検出面座標系のX軸は、天板103の横軸(長軸Z1と鉛直軸Z2とに直交する軸)に規定され、Y軸は長軸Z1に規定される。検出面座標系の原点Oは、画像の中心に一致する。基準平面座標系は、基準平面63上に投影された画像に関する座標系である。基準平面座標系は、XY直交系を成す。基準平面座標系のX軸は、天板103の横軸(長軸Z1と鉛直軸Z2とに直交する軸)に規定され、Y軸は長軸Z1に規定される。基準平面座標系の原点Oは、撮影軸SIDと基準平面63との交点に一致する。複数の画像の各々は、個々の基準平面座標系により規定される。本座標系は、XY直交系を成す。本座標系のX軸は、天板103の横軸(長軸Z1と鉛直軸Z2とに直交する軸)に規定され、Y軸は長軸Z1に規定される。本座標系の原点Oは、焦点221から基準平面63への垂線と基準平面63との交点に一致する。複数の画像は、単一の本座標系により規定される。なお、着目画素PCの検出面座標系上での座標は(x、y)、着目画素PCの基準平面座標系上の座標は(x、y)、着目画素PCの本座標系上での座標は(x、y)であるとする。また、撮影軸SIDに沿う焦点221から検出面311までの距離をLとし、垂線53に沿う焦点221から基準平面63までの距離をHとする。
図8は、天板103の長軸Z1(y軸)に関する検出面311と基準平面63との位置関係を示す図である。図9は、天板103の横軸方向(x軸)に関する検出面311と基準平面63との位置関係を示す図である。また、図10は、検出面座標系上における着目画素PCの位置を示す図である。図11は、基準平面座標系上における着目画素PCの位置を示す図である。
検出面座標系上の着目画素PCの座標(x、y)は、下記(4)式と(5)式とによって、基準平面座標系の着目画素PCの座標(x、y)に変換される。
Figure 2010167263
Figure 2010167263
したがって、本座標系における着目画素の座標(x、y)は、下記(6)式と(7)式とによって規定される。
Figure 2010167263
Figure 2010167263
画像処理部14は、長軸Z1(Y軸)に沿って配列される複数の画像の各々について、上述の座標変換を利用して検出面座標系から本座標系へ座標変換する。本座標系を利用することで画像処理部14は、複数の画像の座標を単一の本座標系に統一できる。本座標系は、下記の貼り合わせ処理における座標系として利用される。
平面検出器31の回転半径Lが固定されたままCアーム101が回転され、複数の画像(例えば、5枚)が収集されるとする。この場合、画像処理部14は、図12に示ように、画像711、画像712、画像713、画像714、及び画像715を基準平面63上に再投影する。平面検出器31の回転半径Lを固定したままCアーム101が回転された場合、収集される画像のX軸(軸A3)に沿う視野幅は、Y軸(軸A1)に沿って中央に行くにつれて狭くなる。すなわち中央の画像713は、画像711〜715のうちで最小の視野幅Dminを有している。
再投影が行なわれると画像処理部14は、再投影された画像711〜715を、図12に示ように貼り合わせる。画像を貼りあわせると画像処理部14は、画像713の視野幅D1minで画像711〜715をトリミングし、同一幅D1minを有する画像721、画像722、画像723、画像724、及び画像725を生成する。すなわち複数の画像721〜725は、長方形状にトリミングされる。トリミングが行なわれると画像処理部14は、トリミングされた複数の画像721〜725を張り合わせ、長方形状を有する長尺画像を生成する。生成された長尺画像のX軸に沿う視野幅は、画像713の視野幅D1minと同一である。
収集される画像の視野幅を広くするため、機構制御部13は、X線撮影中、平面検出器31を天板103に近づける。より詳細には機構制御部13は、図13に示すように、天板103に干渉しない範囲内に限定して平面検出器31を天板103に近づける。この状態で平面検出器31を介して画像が収集される。より詳細には機構制御部13は、平面検出器31が天板103に最も近付く箇所(典型的には、平面検出器31の長軸Z1に沿う一端部)が常に所定平面65上に位置するように、平面検出器31の回転角度と回転半径とを変化させる。所定平面65は、例えば、天板103の近傍に位置し、天板103に平行する平面である。
画像が収集されると画像処理部14は、収集された画像を貼り合わせる。具体的には、画像処理部14は、図14に示すように、収集された画像731、画像732、画像733、画像734、及び画像735を基準平面63上に再投影する。この場合、端の画像731や画像735は、最小の視野幅D2minを有している。なお視野幅D2minは、上述の視野幅D1minより長い。すなわち、平面検出器31が天板103に近づけられることで、中央の画像733の視野幅の縮小が防止される。また、平面検出器31の端部が常に所定平面65に位置されることで、所定平面65に位置する側の視野幅(図14におにては左側)は、撮影位置に依らず略同一となる。再投影が行なわれると画像処理部14は、再投影された複数の画像731〜735を同一幅D2minでトリミングし、視野幅D2minを有する画像741、画像742、画像743、画像744、及び画像745を生成する。トリミングが行なわれると画像処理部14は、トリミングされた複数の画像741〜745を張り合わせ、長方形状を有する長尺画像を生成する。生成された長尺画像は、視野幅D2minを有する。このように平面検出器31が天板103に近づけられることで、長尺画像のX軸に沿う視野幅を広げることができる。
次に図15を参照しながら、機構制御部13による平面検出器31の回転半径Rの制御について説明する。ここで、中央位置P7での平面検出器31の回転半径をRとし、長軸方向に関する平面検出器31の幅をWとする。機構制御部13は、天板103と平面検出器31の軸A1(長軸Z1)に沿う一端部との距離間隔を固定するために、下記(8)式に従って回転半径Rを制御する。
Figure 2010167263
次に、図16を参照しながら、ボーラスDSAにおけるX線診断装置1の動作の典型的な流れについて説明する。
なお、このボーラスDSAは、システム制御部16の制御のもとに行われる。また、X線診断装置1の全体の動作については、周知であるのでここでは説明を省略する。
ステップS1においてシステム制御部16は、ボーラスDSAを実施するための始点と終点が操作部12を介して設定される。システム制御部16は、設定された始点と終点とに基づいて撮影間隔(回転角度)を決定する。またシステム制御部16は、決定された撮影間隔に基づいて収集トリガ位置を決定する。
ステップS2においてシステム制御部16は、Cアーム101の回転速度を決定する。Cアーム101の回転速度は、術者によるレバー等の操作に従って自由に変更可能である。
ステップS3においてシステム制御部16は、各部を制御して複数のマスク画像を収集する。この際、機構制御部13は、焦点221の位置が固定され、平面検出器31が円弧軌道57上を移動するようにCアーム移動機構104とCアーム回転機構105とを制御する。なお円弧軌道57は、上述のように焦点221を中心とし、撮影軸SIDの長さを回転半径とする軌道である。システム制御部16は、平面検出器31が収集トリガ位置を横切り、平面検出器31の収集タイミングが準備状態(Ready状態)になったことを契機として、X線管22にX線を照射させる。なおX線撮影時において画像収集時におけるCアーム101の回転角度とCアーム101(X線管球22と平面検出器31)の回転半径とは、記録される。また、Cアーム101は、収集トリガ位置で停止することはなく、動き続けて構わない。隣接するマスク画像に、解剖学的に重複する領域が含まれていればよい。このようにして複数の撮影位置に関する複数のマスク画像が収集される。
ステップS4においてシステム制御部16は、各部を制御して複数のコントラスト画像を収集する。典型的には、システム制御部16は、マスク画像の収集と同じ制御でコントラスト画像を収集する。すなわち、機構制御部13は、焦点221の位置が固定され、平面検出器31が円弧軌道57上を移動するようにCアームホルダ102を制御する。平面検出器31が円弧軌道上を移動することにより、複数のマスク画像と複数のコントラスト画像とは、1箇所の焦点221から照射されたとみなせる。なお術者は、造影剤等の流れを確認しながら、Cアーム101の回転速度を変更するために操作部12を操作する。システム制御部16は、術者による操作部12の操作に従って、複数のコントラスト画像を収集する。造影剤の流れに応じて、Cアーム101の移動方向が操作部12を介して任意に変更されてもよい。システム制御部16は、平面検出器31が収集トリガ位置を横切り、平面検出器31の収集タイミングが準備状態(Ready状態)になったことを契機として、X線管22にX線を照射させる。また、X線撮影時において画像収集時におけるCアーム101の回転角度とCアーム101(X線管球22と平面検出器31)の回転半径とは、記録される。
ステップS5においてシステム制御部16は、画像処理部14を制御して長尺マスク画像と長尺コントラスト画像とを生成する。画像処理部14は、撮影情報に基づいて複数のマスク画像を基準平面に再投影し、再投影された複数のマスク画像を貼り合わせる。この貼り合わせにより複数のマスク画像に基づく長尺マスク画像が生成される。画像処理部14は、操作部12からの指示に従って、貼り合わせ過程において隣接画像の重なり位置をピクセルシフトにより補正する。同様に画像処理部14は、複数のコントラスト画像を貼り合わせ、長尺コントラスト画像を生成する。
ステップS6においてシステム制御部16は、画像処理部14を制御して長尺マスク画像と長尺コントラスト画像との差分画像を生成する。具体的には、まず画像処理部14は、撮影情報に基づいて長尺マスク画像と長尺コントラスト画像とを位置合わせする。次に画像処理部14は、位置合わせされた長尺コントラスト画像から長尺マスク画像を減算する。減算により差分画像が生成される。このようにして、ボーラスDSAに関する差分画像が生成される。
尚、前述した再投影によって画像周囲に凹凸が生じることがあるので、電子マスクを施して長方形の画像とするようにした方がよい。
このように、第3実施形態に係るX線診断装置1は、焦点221の位置を固定し、平面検出器31が円弧軌道57上を移動するようにCアームホルダ102を制御する。これにより撮影位置によらず複数のマスク画像と複数のコントラスト画像とに関する焦点211位置を全て同一とみなすことができる。従って従来装置に必要であった、正確に画像を張り合わせ、正確に差分を行なうために必要であった、マスク画像の撮影位置とコントラスト画像の撮影位置との厳密な一致が不要となる。すなわち第3実施形態に係るX線診断装置1は、必ずしも決められた位置で画像が収集されなくても、おおよその位置(検出器31側のタイミング)でマスク画像とコントラスト画像とを収集すればよい。
またX線診断装置1は、不規則なタイミングで画像収集できない平面検出器31を搭載している場合がある。この場合であっても、X線診断装置1は、幾何学的な拡大率を同一とみなせる画像を得ることができるため、X線管球22や平面検出器31を特定の位置で停止させる必要がない。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
以上本発明によれば、簡便なX線撮影を可能とするX線診断装置を提供することが実現することができる。
1…X線診断装置、10…撮影機構、11…画像記憶回路、12…操作部、13…機構制御部、14…画像処理部、15…表示部、16…システム制御部、20…X線発生部、21…高電圧発生器、22…X線管球、23…X線絞り、24…フィルタ器、30…X線検出部、31…平面検出器、32…ゲートドライバ、33…画像データ生成部、34…電荷・電圧変換器、35…A/D変換器、36…パラレル・シリアル変換器、100…架台、101…Cアーム、102…Cアームホルダ、103…天板、104…Cアーム移動機構、105…Cアーム回転機構、106…スライダ、107…寝台

Claims (13)

  1. X線を発生するX線管球と、
    前記X線管球から発生され被検体を透過したX線を検出する検出器と、
    前記X線管球と前記検出器とを搭載するCアームと、
    前記Cアームを回転可能に支持するアーム回転機構と、
    前記被検体が載置される天板と、
    前記Cアームと前記天板とに関する長軸方向の相対的な位置関係を変更可能に前記Cアーム又は前記天板を支持する第1移動機構と、
    前記Cアームと前記天板とに関する鉛直方向の相対的な位置関係を変更可能に前記Cアーム又は前記天板を支持する第2移動機構と、
    前記Cアームの回転中、前記X線管球の焦点から前記天板への垂線が前記天板上の一定位置で交差し、且つ、前記X線管球と前記一定位置との間の距離間隔が固定されるように前記アーム回転機構、前記第1移動機構、及び前記第2移動機構を制御する制御部と、
    を具備するX線診断装置。
  2. 前記制御部は、前記検出器が所定の回転半径を有する第1軌道上を移動し、前記天板が前記回転半径と同一径を有する第2軌道上を移動するように、前記アーム回転機構、前記第1移動機構、及び前記第2移動機構を制御する、請求項1記載のX線診断装置。
  3. 前記Cアームは、X線の検出面の向きを変更可能に前記検出器を支持し、
    前記制御部は、前記検出器の位置に依らず前記検出面が前記天板に平行するように前記Cアームを制御する、
    請求項1記載のX線診断装置。
  4. 前記Cアームは、前記焦点と前記検出面の中心とを結ぶ軸に沿って移動可能に前記検出器を支持し、
    前記制御部は、前記焦点から前記検出面を含む平面までの垂線の長さが一定になるように前記軸に沿った前記検出器の移動を制御する、
    請求項3記載のX線診断装置。
  5. 前記検出器を介して収集された画像のデータを前記天板に平行する投影面上に投影し、前記投影された画像のデータを生成する画像処理部、をさらに備える請求項1記載のX線診断装置。
  6. 前記制御部は、前記検出器を介して収集される画像に関する幾何学的拡大率が撮影位置に依らず同一となるように前記アーム回転機構、前記第1移動機構、及び前記第2移動機構を制御する、請求項1記載のX線診断装置。
  7. 前記制御部は、前記焦点と前記一定位置との相対的な位置関係が不変となるように前記アーム回転機構、前記第1移動機構、及び前記第2移動機構を制御する、請求項1記載のX線診断装置。
  8. X線を発生するX線管球と、
    前記X線管球から発生され被検体を透過したX線を検出する検出器と、
    前記X線管球と前記検出器とを搭載するCアームと、
    前記Cアームを回転可能に支持するアーム回転機構と、
    前記被検体が載置される天板と、
    前記Cアームと前記天板とに関する長軸方向の相対的な位置関係を変更可能に前記Cアーム又は前記天板を支持する第1移動機構と、
    前記Cアームと前記天板とに関する鉛直方向の相対的な位置関係を変更可能に前記Cアーム又は前記天板を支持する第2移動機構と、
    操作者から特定の指示を受けた場合、前記X線管球の焦点から前記天板への垂線が常に前記天板上の一定位置で交差し、前記X線管球と前記一定位置との距離間隔が固定され、且つ前記焦点の位置が空間上固定されるように前記アーム回転機構、前記第1移動機構、及び前記第2移動機構を制御する制御部と、
    を具備するX線診断装置。
  9. 前記Cアームは、X線の検出面の向きを変更可能に前記検出器を支持し、
    前記制御部は、前記検出器の位置に依らず前記検出面が前記天板に平行するように前記Cアームを制御する、
    請求項8記載のX線診断装置。
  10. 前記Cアームは、前記焦点と前記検出面の中心とを結ぶ軸に沿って移動可能に前記検出器を支持し、
    前記制御部は、前記焦点から前記検出面を含む平面までの垂線の長さが一定になるように前記軸に沿った前記検出器の移動を制御する、
    請求項9記載のX線診断装置。
  11. 前記検出器を介して収集された画像のデータを前記天板に平行する基準平面上に投影し、前記投影された画像のデータを生成する画像処理部、をさらに備える請求項8記載のX線診断装置。
  12. X線を発生するX線管球と、
    前記X線管球から発生され被検体を透過したX線を検出する検出器と、
    前記被検体が載置された天板と、
    前記X線管球と前記検出器とを搭載するCアームと、
    前記Cアームを回転可能に支持するアーム回転機構と、
    前記Cアームと前記天板とに関する長軸方向の相対的な位置関係を変更可能に前記Cアーム又は前記天板を支持する移動機構と、
    前記検出器を介して収集された複数のマスク画像を貼り合せて長尺マスク画像を生成し、前記検出器を介して収集された複数のコントラスト画像を貼り合せて長尺コントラスト画像を生成し、前記長尺マスク画像と前記長尺コントラスト画像との差分画像を生成する画像処理部と、
    前記X線管球の焦点位置が固定され、前記焦点位置から一定距離にある円弧軌道上を前記検出器が移動し、且つ前記複数のマスク画像と前記複数のコントラスト画像との撮影位置が異なるように前記アーム回転機構と前記移動機構とを制御する制御部と、
    を具備するX線診断装置。
  13. 前記制御部は、前記複数のマスク画像の各々に関する撮影位置が異なるように、且つ前記複数のコントラスト画像の各々に関する撮影位置が異なるように前記アーム回転機構と前記移動機構とを制御する、請求項12記載のX線診断装置。
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