JP2010166305A - 撮像装置 - Google Patents

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Makoto Kawada
誠 川田
Kenichi Honjo
謙一 本庄
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Abstract

【課題】ズーム調節時間を短縮しやすい撮像装置を提供する。
【解決手段】デジタルカメラ1は、光学系19と、ズーム調節部111と、記憶部11と、システム制御部12と、を備えている。光学系19は被写体の光学像を形成する。ズーム調節部111は光学系19の焦点距離が変化するように光学系19のズームレンズ112を駆動する。記憶部11は光学系19の焦点距離の使用頻度に関する使用頻度情報を記憶する。システム制御部12は記憶部11に記憶された使用頻度情報に基づいてズーム調節部111を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、焦点距離を変更できる撮像装置に関する。
被写体の光学的な像を電気的な画像信号に変換して出力可能な撮像装置が知られている。撮像装置としては、例えばデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラが挙げられる。撮像装置におけるオートフォーカスの方式として、コントラスト検出方式が広く利用されている。
コントラスト検出方式では、フォーカスレンズを光軸方向に移動させながら、合焦状態を判定するための評価値を画像信号から算出する。評価値がピークとなるフォーカスレンズの位置が合焦位置であるため、評価値がピークとなる位置へフォーカスレンズを駆動する。これにより、精度の高いオートフォーカスが可能となる。
しかし、コントラスト検出方式では、評価値は画像のコントラストに関連している値であるため、焦点を合わせたいエリアに高輝度な被写体がある場合や暗い場所で撮影する場合には、フォーカシングに要する時間が増大する傾向にある。
そこで、撮影者の操作によって焦点を調節するマニュアルフォーカス機能を兼ね備えた撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1)。この特許文献1に記載の撮像装置によれば、オートフォーカスでは焦点が合わせにくい場合にでも、フォーカスモードを瞬時にマニュアルフォーカスに切り換えて迅速に焦点を合わすことができるため、撮像装置のフォーカシングに要する時間の短縮が可能となる。
特開平5−14793号公報
一方、従来の撮像装置においては、ズーム調節(焦点距離調節)は撮影者のマニュアル操作に委ねられているため、ズーム調節が完了するまでに要する時間が長くなる場合があり、前述のようにフォーカシングに要する時間を短縮できたとしても、シャッターチャンスを逃してしまうおそれがある。
本発明の課題は、ズーム調節時間を短縮しやすい撮像装置を提供することにある。
本発明に係る撮像装置は、被写体を撮影する装置であって、光学系と、ズーム調節部と、記憶部と、システム制御部と、を備えている。光学系は被写体の光学像を形成する。ズーム調節部は光学系の焦点距離が変化するように光学系を駆動する。記憶部は光学系の焦点距離の使用頻度に関する使用頻度情報を記憶する。システム制御部は記憶部に記憶された使用頻度情報に基づいてズーム調節部を制御する。
ここで、撮像装置としては、静止画撮影が可能な装置、動画撮影が可能な装置、そして静止画および動画の両方を撮影可能な装置が考えられる。
この撮像装置では、光学系の焦点距離の使用頻度に関する使用頻度情報が記憶部に記憶されている。システム制御部は、記憶部に記憶された使用頻度情報に基づいてズーム調節部を制御する。これらの構成により、例えば、光学系の焦点距離が使用頻度の多い焦点距離あるいはその近傍の焦点距離になるように、自動的に調節することができる。
このように、本発明に係る撮像装置では、ユーザーが所望の焦点距離になるように手動でズーム調節を行う時間を短縮しやすくなり、ズーム調節時間を短縮しやすくなる。
<デジタルカメラの全体構成>
図1は第1実施形態に係るデジタルカメラ1の全体構成図である。
デジタルカメラ1(撮像装置の一例)は主に、主に静止画を撮影するためのデジタルスチルカメラであり、光学系19と、フォーカス調節部101と、ズーム調節部111と、振れ補正部131と、振れ検出部18と、シャッターユニット15と、画像取得部14と、記憶部11と、システム制御部12と、操作部13と、画像表示部16と、評価値演算部17と、を備えている。
光学系19は、光軸Xを有しており、被写体の光学像を形成する。光学系19は、フォーカスレンズ102と、ズームレンズ112と、補正レンズ132と、絞り部121と、を有している。
フォーカスレンズ102は、焦点が合う被写体距離を調節するためのレンズであり、レンズ鏡筒(図示せず)により光軸Xに平行な方向(以下、光軸方向ともいう)に移動可能に支持されている。フォーカスレンズ102はフォーカスモータ103(後述)により光軸方向に駆動される。
ズームレンズ112は、焦点距離を望遠側および広角側に調節するためのレンズであり、フォーカスレンズ102と同様にレンズ鏡筒により光軸方向に移動可能に支持されている。ズームレンズ112はズームモータ113(後述)により光軸方向に駆動される。
補正レンズ132は、デジタルカメラ1の動きにより生じる光学像の画像取得部14に対する振れを抑制するためのレンズであり、アクチュエータ134により駆動される。絞り部121は、光学系19の絞り値を調節するためのユニットであり、絞り駆動ユニット(図示せず)により駆動される。
フォーカス調節部101は、フォーカスモータ103と、フォーカスレンズ制御部104と、を有している。フォーカスモータ103はフォーカスレンズ102を光軸方向に駆動する。フォーカスレンズ制御部104はフォーカスモータ103の駆動を制御する。
ズーム調節部111は、ズームモータ113と、ズームレンズ制御部114と、を有している。ズームモータ113は、例えばステッピングモータであり、ズームレンズ112を光軸方向に駆動する。ズームレンズ制御部114はズームモータ113へ制御信号を送信する。ズームモータ113の回転位置は、制御パルス数をカウントすることで把握することができる。制御パルスは例えば、システム制御部12によりカウントされる。つまり、システム制御部12はズームモータ113の位置(光学系19の焦点距離)を把握することができる。
振れ補正部131は、アクチュエータ134と、補正レンズ制御部133と、を有している。例えば、アクチュエータ134は、光学系19の光軸Xに直行する平面内で、補正レンズ132を2方向に駆動する。補正レンズ制御部133はアクチュエータの駆動を制御する。振れ検出部18は、デジタルカメラ1の筐体(図示せず)の振れ量を検知するためのセンサである。アクチュエータ134の制御は、振れ検出部18で検知された振れ量に基づいて補正レンズ制御部133により行われる。
画像取得部14は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子であり、光学系19を透過した光を受光する。画像取得部14は、光学系19で形成された被写体の光学像を光電変換して光学像の画像信号(つまり画像データ)を取得する。
シャッターユニット15は、画像取得部14の露光状態を調節するためのユニットであり、画像取得部14の被写体側に配置されている。シャッターユニット15はシャッターユニット制御部(図示せず)により制御される。
画像表示部16は、画像取得部14で取得された画像データを可視画像として表示する。また、画像表示部16は設定値などの各種情報も表示する。
評価値演算部17は、コントラスト検出方式で用いられる評価値を算出するためのユニットであり、画像取得部14に接続されている。評価値演算部17により算出された評価値に基づいてフォーカスレンズ102がフォーカスモータ103により駆動される。
<操作部の構成>
操作部13は、ユーザーがデジタルカメラ1を操作するためのユニットであり、電源スイッチ21と、撮影モード選択スイッチ22と、焦点距離切換ボタン23と、ズーム調節スイッチ24と、を有している。
電源スイッチ21はデジタルカメラ1の電源をON/OFFするためのスイッチである。撮影モード選択スイッチ22は、撮影モードとして人物撮影モード、風景撮影モードおよびマクロ撮影モードのうち1つを選択するためのスイッチである。
ズーム調節スイッチ24は、ズーム倍率を変更するためのスイッチであり、望遠側および広角側にズーム倍率を操作することができる。ズーム調節スイッチ24の操作に応じて、ズームモータ113によりズームレンズ112が駆動される。
焦点距離切換ボタン23は、撮影中に焦点距離を切り換えるためスイッチであり、焦点距離を切り換えるという操作情報を外部から入力可能である。例えば、撮影可能状態でユーザーが焦点距離切換ボタン23を押すと、記憶部11に記憶された使用頻度情報(後述)の中から、現在使用されている撮影モード(以下、設定撮影モードともいう)における焦点距離範囲(焦点距離情報の一例)の次に当該撮影モードにおいて使用回数の多い焦点距離範囲を順次選択できる。
また、操作部13は、リレーズボタン(図示せず)と、リレーズボタンの半押しで作動する第1スイッチ(図示せず)と、リレーズボタンの全押しで作動する第2スイッチ(図示せず)と、を有している。第1スイッチの作動に応じて焦点調節が開始され、合焦後、第2スイッチの作動に応じて画像取得部14により被写体の画像データが生成される。
<記憶部の構成>
記憶部11は、例えば不揮発性メモリであり、デジタルカメラ1を制御するためのプログラムや撮影条件を記憶する。撮影条件としては、例えば、撮影者が撮影前に予め設定した又は撮影途中に変更した撮影画質、各撮影モード(人物撮影モード、風景撮影モード、マクロ撮影モード)、および露出補正が考えられる。
また、記憶部11は焦点距離の使用頻度を表す使用頻度情報を記憶する。記憶部11に記憶される使用頻度情報の一例を図2に示す。
図2に示すように、使用頻度情報は、光学系19の可動範囲を分割して得られる6つの焦点距離範囲(焦点距離情報の一例)と、各焦点距離範囲の使用回数と、を有している。具体的には、6つの焦点距離範囲は、焦点距離0mm〜60mm(例えば35mm換算)が10mm刻みで6分割されて形成されている。光学系19で調節が可能な最大焦点距離範囲は、例えば0mm〜60mmの一部である。
各焦点距離範囲に対して、人物撮影モード、風景撮影モードおよびマクロ撮影モードの使用回数がカウントできるようになっており、システム制御部12により各使用回数がカウントされ、新しい使用回数が記憶部11に使用頻度情報の一部として記憶される。つまり、使用頻度情報は撮影モード別の使用頻度を示すモード別使用頻度情報を有している。例えば図2に示すように、人物撮影モードで108回、風景撮影モードで3回、マクロ撮影モードで2回、合計113回だけ、10mmから20mmの範囲の焦点距離が使用されたことが使用頻度情報から分かる。
さらに、焦点距離範囲がある特定の幅を有しているため、使用頻度情報は、各焦点距離範囲に対応する中間値(代表焦点距離の一例)をさらに有している。
以上に説明した使用頻度情報は、デジタルカメラ1の電源ON時や撮影モード変更時に利用される。
<システム制御部の構成>
システム制御部12は、デジタルカメラ1の各部の動作を制御するためのユニットであり、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)およびCPU(Central Processing Unit)を有している。ROMに格納されたプログラムがCPUに読み込まれることにより、システム制御部12は様々な機能を実現できる。例えば、システム制御部12は、電源投入後、記憶部11に予め格納された制御プログラムを読み込み、操作部13の操作に応じてオートフォーカス等の制御を行う。
システム制御部12は、操作部13(電源スイッチ21、撮影モード選択スイッチ22、焦点距離切換ボタン23、ズーム調節スイッチ24、レリーズボタン)に入力された操作情報を検出する機能を有している。
また、システム制御部12は、前述の使用頻度情報を更新および利用する機能を有している。具体的には、システム制御部12は、画像取得部14が画像データを生成する際に使用された焦点距離を撮影モードごとにカウントし、画像取得部14が画像データを生成するたびに使用頻度情報を更新する。例えば、人物撮影モードにおいて焦点距離が35mmの状態で画像データが生成された場合、システム制御部12は焦点距離範囲30mm〜40mmの人物撮影モードの使用回数に1を加算する。
このように、システム制御部12により、焦点距離範囲の使用頻度を学習する機能が実現されている。
さらに、システム制御部12は、第1選択部12a(選択部の一例)と、第2選択部12c(選択部の一例)と、調節制御部12bと、を有している。第1選択部12aは、電源ON時に、各焦点距離範囲の合計使用回数を比較し、撮影モードに関わらず使用頻度の順位が所定の順位である焦点距離範囲を使用頻度情報から選択する。ここでは、所定の順位とは1番目であるため、第1選択部12aは最も使用頻度の高い焦点距離範囲を使用頻度情報から選択する。さらに、第1選択部12aは、同じ合計使用回数の焦点距離範囲が存在する場合には、焦点距離範囲を比較し、望遠側または広角側のうち予め定められた方の焦点距離範囲を選択する。
第2選択部12cは、撮影モード変更時あるいは焦点距離切換ボタン23操作時に、各焦点距離範囲の使用回数を比較し、設定された撮影モードにおいて使用頻度の順位が所定の順位である焦点距離範囲を使用頻度情報から選択する。具体的には、第2選択部12cは、m番目に使用頻度の高い焦点距離範囲(より詳細には、その焦点距離範囲の中間値)を使用頻度情報から選択する。パラメータmは記憶部11に記憶されている。第2選択部12cは、1つの撮影モードで同じ使用回数の焦点距離範囲が存在する場合には、焦点距離範囲を比較し、望遠側または広角側のうち予め定められた方の焦点距離範囲を選択する。
調節制御部12bは、第1選択部12aあるいは第2選択部12cにより選択された焦点距離範囲(選択焦点距離情報の一例)の中間値(代表焦点距離の一例)に光学系19の焦点距離が設定されるようにズームレンズ制御部114に制御信号を送信する。ズームレンズ制御部114はこの制御信号に基づいてズームモータ113を制御する。この結果、ズームレンズ112が光軸方向に駆動され、m番目に使用頻度の高い焦点距離範囲の中間値に光学系19の焦点距離を設定することができる。
<デジタルカメラの動作>
図3および図4を用いてデジタルカメラ1の具体的な動作を説明する。
図3に示すように、撮影者が電源スイッチ21を押圧すると、デジタルカメラ1の各部に電源が供給され、システム制御部12は、人物撮影モード、風景撮影モードおよびマクロモードの中から、撮影モード選択スイッチ22で選択されている撮影モードにデジタルカメラ1の状態を設定する(ST10)。具体的には、システム制御部12は選択された撮影モードの各設定値を記憶部11から読み出し、読み出した設定値に基づいてデジタルカメラ1の各部の設定を行う。以下、撮影モード選択スイッチ22により選択され設定された撮影モードを設定撮影モードと称する。
次に、システム制御部12は、パラメータmを1に設定する(ST11)。このパラメータmは、選択されるべき焦点距離範囲の使用頻度の順位を示しており、後述する焦点距離設定処理において焦点距離範囲を選択する際に使用される。パラメータmの設定後、図4に示す第1焦点距離設定処理がシステム制御部12により実行される(ST12)。
具体的には図4に示すように、システム制御部12の第1選択部12aは、記憶部11に記憶された使用頻度情報に基づいて最も使用頻度の高い焦点距離範囲を選択する。より詳細には、第1選択部12aは、各焦点距離範囲の合計使用回数を比較し(ST30)、最も合計使用回数の多い焦点距離範囲を選択する(ST31)。合計使用回数の多い焦点距離範囲が複数存在する場合は、第1選択部12aは望遠側または広角側のうち予め定められた方の焦点距離範囲を選択する。システム制御部12の調節制御部12bは、第1選択部12aにより選択された焦点距離範囲(選択焦点距離範囲の一例)の中間値を目標値として設定する(ST32)。
図2に示す使用頻度情報では、最も合計使用回数の多い焦点距離範囲は10mm〜20mmであるため、その中間値である15mmが目標値として設定される。
第1焦点距離設定処理が終了すると、光学系19の焦点距離が目標値になるようにズームモータ113がズームレンズ112を駆動する(ST13)。具体的には、ズームレンズ制御部114はズームレンズ112が目標値に対応する位置まで移動するようにズームモータ113を制御する。
ズームレンズ112の駆動後、システム制御部12は撮影モード選択スイッチ22により撮影モードが変更されたか否かの判定を行う(ST14)。撮影モード選択スイッチ22が操作されると(ST14)、システム制御部12は撮影モード選択スイッチ22により選択された撮影モードを新たに設定撮影モードとして設定し、撮影モードの変更を行う(ST20)。撮影モード変更後、システム制御部12は、パラメータmを1に設定し(ST21)、図5に示す第2焦点距離設定処理を実行する(ST22)。
具体的には図5に示すように、システム制御部12の第2選択部12cは、設定撮影モードにおける各焦点距離範囲の使用回数を比較し(ST40)、パラメータmを用いてm番目に使用回数の多い焦点距離範囲を使用頻度情報から選択する(ST41)。この場合、m=1であるため、設定撮影モードにおいて最も使用回数の多い焦点距離範囲をシステム制御部12は選択する。1つの撮影モードにおいてm番目に使用回数の多い焦点距離範囲が複数存在する場合は、第2選択部12cは望遠側または広角側のうち予め定められた方の焦点距離範囲を選択する。システム制御部12は選択した焦点距離範囲の中間値を目標値として設定する(ST42)。
第2焦点距離設定処理が終了すると、光学系19の焦点距離が目標値になるようにズームモータ113がズームレンズ112を駆動する(ST23)。具体的には、ズームレンズ制御部114はズームレンズ112が目標値に対応する位置まで移動するようにズームモータ113を制御する。
ステップST23でのズームレンズの駆動後、あるいは、ステップST14において撮影モードが変更されなければ、システム制御部12はリレーズボタンが半押し(第1スイッチON)されたか否かを判定する(ST15)。第1スイッチがONになると、システム制御部12は、コントラスト検出方式により光学系19を合焦位置に移動させ(ST16)、リレーズボタンが全押し(第2スイッチON)されたか否かを判定する(ST17)。
ステップST17においてレリーズボタンが全押しされない場合、レリーズボタンの半押しが解除されたか否かをシステム制御部12が判定する(ST17A)。半押しが解除されていれば、処理がステップST14に戻り、半押しが解除されていなければ、全押しの有無をシステム制御部12が監視する(ST17)。
ステップST17においてレリーズボタンが全押しされると、撮影動作が行われる。具体的には、レリーズボタンが全押しされると、設定された(あるいは各設定値から算出された)シャッタースピードでシャッターユニット15が作動し、画像取得部14が被写体の画像データを生成する(ST18)。記憶部11が画像取得部14で生成された画像データを記憶し、画像データの取得が完了する。
画像データの取得後、システム制御部12が使用頻度情報の更新処理を実行する(ST19)。具体的には、画像取得部14が画像データを生成した際に使用された焦点距離を含む焦点距離範囲をシステム制御部12が使用頻度情報から選択する。システム制御部12は、選択した焦点距離範囲の使用回数をカウントする。このとき、システム制御部12は、画像データ生成時の撮影モードでの使用回数と合計使用回数とをカウントし、記憶部11に記憶された使用頻度情報を更新する。つまり、ある撮影モードでの焦点距離範囲の使用回数を記憶部11に記憶された使用頻度情報から求めることができる。更新処理が終了すると、ステップST14に処理が戻る。
一方、ステップST15において、レリーズボタンが一定時間半押しされない場合、システム制御部12は、撮影者により焦点距離切換ボタン23が押されたか否かを判定する(ST24)。焦点距離切換ボタン23が押された場合、システム制御部12は、パラメータmに1を加えて(ST25)、第2焦点距離設定処理を実行する(ST26)。
第2焦点距離設定処理では、現在選択されている設定撮影モードにおいて、現在設定されている焦点距離を含む焦点距離範囲(選択焦点距離範囲)の次に使用頻度の高い焦点距離範囲をシステム制御部12が選択および設定する。具体的には図4に示すように、システム制御部12の第2選択部12cは、設定撮影モードにおける各焦点距離範囲の使用回数を比較し(ST40)、パラメータmを用いてm番目に使用回数の多い焦点距離範囲を選択する(ST41)。この場合、m=2であるため、設定撮影モードにおいて2番目に使用回数の多い焦点距離範囲をシステム制御部12は選択する。システム制御部12の調節制御部12bは、選択した焦点距離範囲の中間値を目標値として設定する(ST42)。2番目に使用回数の多い焦点距離範囲が複数存在する場合は、第2選択部12cは望遠側または広角側のうち予め定められた方の焦点距離範囲を選択する。
このように、焦点距離切換ボタン23を押すことで、使用頻度の高い方から低い方へ順に選択された焦点距離範囲を切り換えることができる。これにより、選択された焦点距離範囲が撮影に使用したい焦点距離と大きくずれていても、焦点距離切換ボタン23を操作することで、使用したい焦点距離に近い焦点距離範囲に容易に切り換えることができ、様々な撮影状況でズーム調節時間を短縮しやすくなる。
図3に示すように、ステップST27において第2焦点距離設定処理が終了すると、光学系19の焦点距離が目標値になるようにズームモータ113がズームレンズ112を駆動する(ST27)。具体的には、ズームレンズ制御部114はズームレンズ112が目標値に対応する位置まで移動するようにズームモータ113を制御する。
また、ステップST24において焦点距離切換ボタン23が一定時間ONされない場合、システム制御部12は、撮影者によりマニュアルズーム操作が行われたか否かを判定し(ST28)、マニュアルズーム操作が行われたと判定すると、当該操作に基づきズームモータ113がズームレンズ112を駆動する(ST29)。その後、撮影モード選択スイッチがONされたか否かをシステム制御部12が再び確認する(ST14)。
<デジタルカメラの特徴>
以上に説明したデジタルカメラ1の特徴を以下にまとめる。
(1)
このデジタルカメラ1では、光学系19の焦点距離の使用頻度に関する使用頻度情報が記憶部11に記憶されている。システム制御部12は、最も使用頻度の高い焦点距離範囲の中間値に(つまり、最も使用頻度の高い焦点距離あるいはその近傍に)光学系19を調節するように、使用頻度情報に基づいてズーム調節部111を制御する。これらの構成により、ユーザーが手動でズーム調節を行う時間を短縮しやすくなる。
特に、電源スイッチ21が操作され電源が投入された際に、使用頻度情報に基づいて最も使用頻度の高い焦点距離範囲の中間値に光学系19の焦点距離が自動的に調節されるため、デジタルカメラ1の起動開始から撮影するまでの時間を短縮しやすくなり、シャッターチャンスを逃しにくくなる。
(2)
画像取得部14が画像データを生成する際に使用される光学系19の焦点距離の使用頻度が使用頻度情報として記憶部11に記憶されている。より詳細には、使用頻度情報は、光学系19の最大焦点距離範囲を分割して得られる複数の焦点距離範囲と、画像取得部14が画像データを生成する際に使用される焦点距離範囲の使用回数と、を有している。このため、実際に使用されている焦点距離の使用頻度をデジタルカメラ1に学習させることができる。
また、複数の焦点距離範囲が代表的な焦点距離である中間値をそれぞれ有しているため、焦点距離範囲がある特定の幅を有していても、使用頻度の高い焦点距離あるいはその近傍に光学系19を調節することができる。
(3)
焦点距離切換ボタン23が操作された場合、システム制御部12の第2選択部12cが、選択焦点距離範囲の次に使用頻度の高い焦点距離範囲を、新たに選択焦点距離範囲として選択する。このため、焦点距離切換ボタン23を操作することで、使用頻度の高い方から低い方へ順に選択焦点距離範囲を切り換えることができる。つまり、選択焦点距離範囲が撮影に使用したい焦点距離と大きくずれていても、焦点距離切換ボタン23を操作することで、使用したい焦点距離に近い焦点距離範囲に容易に切り換えることができ、様々な撮影状況でズーム調節時間を短縮しやすくなる。
(4)
設定撮影モードにおける各焦点距離範囲の使用回数に基づいてシステム制御部12がズーム調節部111を制御するため、設定撮影モードに応じて使用頻度の高い焦点距離に光学系19を調節することができ、ズーム調節時間をさらに短縮しやすくなる。
(5)
画像取得部14が画像データを生成するたびにシステム制御部12が使用頻度情報を更新するため、使用頻度情報の精度を高めることができ、使用すればするほどズーム調節時間が短縮しやすくなる。
<他の実施形態>
本発明の具体的構成は、前述の実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更および修正が可能である。
なお、以下の説明では、前述の実施形態と実質的に同じ機能を有する構成については同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
(A)
前述の実施形態では、ステップST12において、システム制御部12が、設定撮影モードに関わらず合計使用回数が最も多い焦点距離範囲を選択しているが、設定撮影モードにおける各焦点距離範囲の使用回数を比較し選択する焦点距離範囲を決定してもよい。
例えば図6に示すように、ステップST12に対応するステップST112で図5に示す第2焦点距離設定処理が実行されてもよい。この場合、ステップST11でパラメータmが1に設定されているため、ステップST112では、設定撮影モード(撮影モード選択スイッチ22で選択されている撮影モード)において最も使用回数が多い焦点距離範囲がシステム制御部12により選択される。この場合であっても、ズーム調節の時間を短縮しやすくなる。
(B)
使用頻度情報は図2に示す構成に限られない。例えば、焦点距離範囲の分割方法が図2に示す分割方法と異なっていてもよく、また焦点距離範囲の幅が、デジタルカメラ1で実現可能な焦点距離の最高分解能と同じであってもよい。この場合、焦点距離範囲が中間値と同じになるため、中間値は不要となる。
また、各焦点距離範囲の代表焦点距離として、各焦点距離範囲の中間値を採用しているが、他の値であってもよい。さらに、撮影モードは上記3つの撮影モードに限られない。
(C)
なお、前述の実施形態では、電源投入から撮影までの時間を短縮する方法として、光学系19の状態が使用頻度の高い焦点距離に自動的に調節されるが、焦点調節において同様の方法を用いても良く、また焦点距離調節および焦点調節に同様の方法を用いて、電源投入から撮影までの時間を短縮する方法をとっても良い。
(D)
前述の実施形態では、デジタルスチルカメラを例に実施形態について説明しているが、撮像装置としては、デジタルビデオカメラも考えられる。つまり、撮像装置としては、静止画撮影が可能な装置、動画撮影が可能な装置、そして静止画および動画の両方を撮影可能な装置が考えられる。
本発明に係る撮像装置はズーム調節時間が短縮しやすいため、本発明は撮像装置として有用である。
デジタルカメラの全体構成図 使用頻度情報の一例 デジタルカメラの撮影時のフローチャート 第1焦点距離設定処理のフローチャート 第2焦点距離設定処理のフローチャート デジタルカメラの撮影時のフローチャート(他の実施形態)
1 デジタルカメラ(撮像装置の一例)
11 記憶部
12 システム制御部
12a 第1選択部(選択部の一例)
12b 調節制御部
12c 第2選択部(選択部の一例)
13 操作部
14 画像取得部
19 光学系
111 ズーム調節部
113 ズームモータ

Claims (10)

  1. 被写体を撮影する撮像装置であって、
    前記被写体の光学像を形成する光学系と、
    前記光学系の焦点距離が変化するように前記光学系を駆動するズーム調節部と、
    前記光学系の焦点距離の使用頻度に関する使用頻度情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記使用頻度情報に基づいて前記ズーム調節部を制御するシステム制御部と、
    を備えた撮像装置。
  2. 前記光学像を画像信号に変換して前記被写体の画像データを生成する画像取得部をさらに備え、
    前記記憶部は、前記画像取得部が前記画像データを生成する際に使用される前記光学系の焦点距離の使用頻度を前記使用頻度情報として記憶する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 外部から操作情報を入力可能な操作部をさらに備え、
    前記システム制御部は、前記使用頻度情報および前記操作部に入力された前記操作情報に基づいて、最も使用頻度の高い前記焦点距離あるいはその近傍に前記光学系の焦点距離が調節されるように前記ズーム調節部を制御する、
    請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記使用頻度情報は、前記光学系の最大焦点距離範囲を分割して得られる複数の焦点距離情報と、前記画像取得部が前記画像データを生成する際に使用される前記焦点距離情報の使用回数と、を有している、
    請求項1から3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記システム制御部は、前記使用頻度情報に基づいて前記使用回数の順位が所定の順位である前記焦点距離情報を選択焦点距離情報として選択する選択部と、前記選択焦点距離情報が示す焦点距離に前記光学系の焦点距離が調節されるように前記ズーム調節部を制御する調節制御部と、を有している、
    請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記複数の焦点距離情報は、代表焦点距離をそれぞれ有しており、
    前記調節制御部は、前記光学系の焦点距離が前記代表焦点距離に調節されるように前記ズーム調節部を制御する、
    請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記代表焦点距離は、前記焦点距離情報が示す焦点距離範囲の中間値である、
    請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記選択部は、前記操作部に入力された前記操作情報に基づいて、前記選択焦点距離情報の次に前記使用頻度の高い前記焦点距離情報を、前記選択焦点距離情報として新たに選択する、
    請求項3に記載の撮像装置。
  9. 前記操作部は、撮影モードを選択するためのモード選択部を有しており、
    前記使用頻度情報は、前記撮影モードごとの前記焦点距離の使用頻度を示すモード別使用頻度情報を有しており、
    前記システム制御部は、前記モード選択部で選択された前記撮影モードに対応する前記モード別使用頻度情報に基づいて前記ズーム調節部を制御する、
    請求項1から8のいずれかに記載の撮像装置。
  10. 前記システム制御部は、前記画像取得部が前記画像データを生成するたびに前記使用頻度情報を更新する、
    請求項1から9のいずれかに記載の撮像装置。
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