JP2010164781A - 画像形成装置及び同装置の表示制御方法並びに表示制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】表示パネルの情報表示機能や操作性を低下させることなく、表示パネルの省電力化を有効に発揮できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】消費電力の相対的に少ない小形の第1表示パネル151と、消費電力の相対的に多い大形の第2表示パネル152のON/OFFを選択制御する制御手段11とを備え、前記制御手段11は、通常動作モードでは、第2表示パネル151をOFFにする一方、第1表示パネル152のみをONにして表示可能とし、詳細表示モードでは、第1表示パネル151をOFFにする一方、第2表示パネル152をONにして設定内容の詳細確認や変更操作等が行える状態とし、休止モードでは、第1および第2表示パネル151,152の両方をOFFにするように制御する。
【選択図】 図6
【解決手段】消費電力の相対的に少ない小形の第1表示パネル151と、消費電力の相対的に多い大形の第2表示パネル152のON/OFFを選択制御する制御手段11とを備え、前記制御手段11は、通常動作モードでは、第2表示パネル151をOFFにする一方、第1表示パネル152のみをONにして表示可能とし、詳細表示モードでは、第1表示パネル151をOFFにする一方、第2表示パネル152をONにして設定内容の詳細確認や変更操作等が行える状態とし、休止モードでは、第1および第2表示パネル151,152の両方をOFFにするように制御する。
【選択図】 図6
Description
この発明は、複数の表示パネルを備えた画像形成装置及び同装置の表示制御方法並びに表示制御プログラムに関する。
従来、コピー機能、プリンタ機能、ファクシミリ(FAX)機能、スキャン機能等の複数の機能を備えた多機能デジタル複合機であるMFP(Multi Function Peripherals)等の画像形成装置においては、多機能化に伴い操作パネル部の表示パネルを使って設定できる項目が多くなり、操作性の良いタッチパネル式の大形カラー液晶(LCD)で構成されたものが主流になってきており、それに伴って装置の消費電力が大きくなってきている。
そのため、画像形成装置におけるパワーセーブモード時には、操作パネル部の表示パネルによる表示を消灯するようにしたものが案出されている。例えば、ネットワークの印刷時には表示パネルに表示を行わずに印刷できるようにしたものがある。
しかし、コピーやファックス、スキャンモードの場合には、パワーセーブモードから必ず復帰して設定内容等を表示パネルに表示させてるようになっており、設定を変更しない単純なコピー操作の場合にも表示しているため、最大限の省電力化が図られてはいなかった。
また、最近のMFPでは、プリンタモデルに原稿読み取り装置等を追加装着してMFPモデルにすることがある。その場合、プリンタモデルでは、表示専用の低消費電力の表示パネルが使用されることが多いが、MFPモデルでは各種の設定を行うことができる操作パネルが必要となる。このため、低消費電力の表示パネルに加えて、大型のタッチパネル式表示パネルが追加されることが多く、どうしても消費電力が大きくなってしまう。
ところで、従来、操作パネル部における表示パネルを2分割に構成し、各表示パネルに操作情報を表示する表示部とタッチパネルを備えた操作手段を設け、所定時間操作されていない時には省電力モードに移行し、操作手段が操作されると通常電力モードに移行させるようにし、省電力モードの時には操作されたタッチパネル以外の他のタッチパネルへの給電を停止させて、節電を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記した従来の公知技術においては、基本的に表示パネルを2つに分割し、例えば、一方の表示パネルは「コピー」、他方の表示パネルは「ファックス」といった機能毎に表示を分担させているだけであるから、有効な省電力が期待できない。
この発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、表示パネルの情報表示機能や操作性を低下させることなく、効果的に省電力化を図ることができる画像形成装置及び同装置の表示制御方法並びに表示制御プログラムを提供することを課題としている。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)消費電力の相対的に少ない小形の第1表示パネルと、消費電力の相対的に多い大形の第2表示パネルと、前記表示パネルの表示モードに応じて両表示パネルのON/OFFを選択制御するとともに、表示モードが通常動作モードの場合は、第1表示パネルをONにする一方、第2表示パネルをOFFにし、多くの情報を表示する必要のある詳細表示モードの場合は、第1表示パネルをOFFにする一方、第2表示パネルをONにし、休止モードの場合は、第1および第2表示パネルの両方をOFFにする制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(2)第2表示パネル制御ボタンを備え、前記制御手段は、前記通常動作モードまたは休止モードにおいて、前記第2表示パネル制御ボタンが押下された際には、第2表示パネルをONにして詳細表示モードに移行させる請求項1に記載の画像形成装置。
(3)モード切替え操作ボタンを備え、前記制御手段は、通常動作モードで前記モード切替え操作ボタンが操作された際には、コピーモード、ファックスモード、スキャンモードおよびボックス保存モードの各モードを切替える請求項1または2に記載の画像形成装置。
(4)パワーセーブ操作ボタンを備え、前記制御手段は、通常動作モードで前記パワーセーブ操作ボタンが操作された時、または一定期間使用しない状態が継続した時には、休止モードに移行させる前項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
(5)原稿台と、原稿台にセットされた原稿の画像を読み取る読み取り手段とを備え、前記制御手段は、休止モードにおいて前記原稿台に原稿がセットされた際には、通常動作モードに移行させる前項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
(6)前記第1表示パネルは、ドットマトリックスモノクロ液晶パネルで構成される一方、前記第2表示パネルは、大形の液晶カラータッチパネルで構成されている前項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
(7)消費電力の相対的に少ない小形の第1表示パネルと、消費電力の相対的に多い大形の第2表示パネルと、を備えた画像形成装置が実行する表示制御方法であって、前記表示パネルの表示モードに応じて両表示パネルのON/OFFを選択制御するとともに、表示モードが通常動作モードの場合は、第1表示パネルをONにする一方、第2表示パネルをOFFにし、多くの情報を表示する必要のある詳細表示モードの場合は、第1表示パネルをOFFにする一方、第2表示パネルをONにし、休止モードの場合は、第1および第2表示パネルの両方をOFFにすることを特徴とする画像形成装置の表示制御方法。
(8)消費電力の相対的に少ない小形の第1表示パネルと、消費電力の相対的に多い大形の第2表示パネルと、を備えた画像形成装置のCPUに実行させるための表示制御プログラムであって、前記表示パネルの表示モードに応じて両表示パネルのON/OFFを選択制御するとともに、表示モードが通常動作モードの場合は、第1表示パネルをONにする一方、第2表示パネルをOFFにし、多くの情報を表示する必要のある詳細表示モードの場合は、第1表示パネルをOFFにする一方、第2表示パネルをONにし、休止モードの場合は、第1および第2表示パネルの両方をOFFにするステップを、画像形成装置のCPUに実行させるための表示制御プログラム。
(1)消費電力の相対的に少ない小形の第1表示パネルと、消費電力の相対的に多い大形の第2表示パネルと、前記表示パネルの表示モードに応じて両表示パネルのON/OFFを選択制御するとともに、表示モードが通常動作モードの場合は、第1表示パネルをONにする一方、第2表示パネルをOFFにし、多くの情報を表示する必要のある詳細表示モードの場合は、第1表示パネルをOFFにする一方、第2表示パネルをONにし、休止モードの場合は、第1および第2表示パネルの両方をOFFにする制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(2)第2表示パネル制御ボタンを備え、前記制御手段は、前記通常動作モードまたは休止モードにおいて、前記第2表示パネル制御ボタンが押下された際には、第2表示パネルをONにして詳細表示モードに移行させる請求項1に記載の画像形成装置。
(3)モード切替え操作ボタンを備え、前記制御手段は、通常動作モードで前記モード切替え操作ボタンが操作された際には、コピーモード、ファックスモード、スキャンモードおよびボックス保存モードの各モードを切替える請求項1または2に記載の画像形成装置。
(4)パワーセーブ操作ボタンを備え、前記制御手段は、通常動作モードで前記パワーセーブ操作ボタンが操作された時、または一定期間使用しない状態が継続した時には、休止モードに移行させる前項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
(5)原稿台と、原稿台にセットされた原稿の画像を読み取る読み取り手段とを備え、前記制御手段は、休止モードにおいて前記原稿台に原稿がセットされた際には、通常動作モードに移行させる前項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
(6)前記第1表示パネルは、ドットマトリックスモノクロ液晶パネルで構成される一方、前記第2表示パネルは、大形の液晶カラータッチパネルで構成されている前項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
(7)消費電力の相対的に少ない小形の第1表示パネルと、消費電力の相対的に多い大形の第2表示パネルと、を備えた画像形成装置が実行する表示制御方法であって、前記表示パネルの表示モードに応じて両表示パネルのON/OFFを選択制御するとともに、表示モードが通常動作モードの場合は、第1表示パネルをONにする一方、第2表示パネルをOFFにし、多くの情報を表示する必要のある詳細表示モードの場合は、第1表示パネルをOFFにする一方、第2表示パネルをONにし、休止モードの場合は、第1および第2表示パネルの両方をOFFにすることを特徴とする画像形成装置の表示制御方法。
(8)消費電力の相対的に少ない小形の第1表示パネルと、消費電力の相対的に多い大形の第2表示パネルと、を備えた画像形成装置のCPUに実行させるための表示制御プログラムであって、前記表示パネルの表示モードに応じて両表示パネルのON/OFFを選択制御するとともに、表示モードが通常動作モードの場合は、第1表示パネルをONにする一方、第2表示パネルをOFFにし、多くの情報を表示する必要のある詳細表示モードの場合は、第1表示パネルをOFFにする一方、第2表示パネルをONにし、休止モードの場合は、第1および第2表示パネルの両方をOFFにするステップを、画像形成装置のCPUに実行させるための表示制御プログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、通常動作モードでは、大形の第2表示パネルがOFFになり、小形の第1表示パネルのみがONになるから、情報表示状態での電力消費が抑制される。また、情報の詳細を表示する場合には、詳細表示モードに移行して第1表示パネルがOFFになる一方、第2表示パネルがONになるので、大形の第2表示パネルで容易に詳細情報を把握でき、また、休止モードでは、第1および第2表示パネルの両方がOFFになるから、電力が無駄に消費されることはない。
つまり、大小の表示パネルのON/OFF状態が使用状況に応じて随時切替え制御されるから、表示パネルの情報表示機能や操作性を良好に維持しつつ、最大限の省電力化を達成することができる。
前項(2)に記載の発明によれば、通常動作モードまたは休止モードにおいて、第2表示パネル制御ボタンが押下されると、第2表示パネルがONになって詳細モードに移行するので、表示対象の情報が詳細に大形画面で表示され、情報の把握が分かりやすくなるのみならず、画面を使っての入力も簡易に行える。
前項(3)に記載の発明によれば、通常動作モードでモード切替え操作ボタンが操作されると、コピーモード、ファックスモード、スキャンモードおよびボックス保存モードを切替えることができ、選択されたモードでの実行を速やかに指示することができる。
前項(4)に記載の発明によれば、通常動作モードで前記パワーセーブ操作ボタンが操作された時、または、一定期間使用しない状態が継続した時には休止モードになり、表示パネルでの無駄な電力消費が回避される。
前項(5)に記載の発明によれば、休止モードで原稿台に原稿がセットされた際には、通常動作モードになり、原稿コピー等の設定等を画面上から速やかに行える。
前項(6)に記載の発明によれば、第1表示パネルがドットマトリックスモノクロ液晶パネルで構成されているから、基本的な情報を少ない電力消費で表示でき、また、第2表示パネルが大形の液晶カラータッチパネルで構成されているから、詳細情報に適したカラー表示状態で各種設定や選択操作等が容易に行える。
前項(7)に記載の発明によれば、大小の表示パネルのON/OFF状態が使用状況に応じて随時切替え制御されるから、表示パネルの情報表示機能や操作性を良好に維持しつつ、最大限の省電力化を達成することができる。
前項(8)に記載の発明によれば、表示パネルの表示モードに応じて両表示パネルのON/OFFを選択制御するとともに、表示モードが通常動作モードの場合は、第1表示パネルをONにする一方、第2表示パネルをOFFにし、多くの情報を表示する必要のある詳細表示モードの場合は、第1表示パネルをOFFにする一方、第2表示パネルをONにし、休止モードの場合は、第1および第2表示パネルの両方をOFFにする処理を、画像形成装置のCPUに実行させることができる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのMFPを備えた画像処理システムを示す概略構成図である。
図1において、この画像処理システムは、例えばMFP1と、ユーザ端末の一例であるパーソナルコンピュータ(PCという)2とを備えている。これら両者1,2は、LAN等のネットワーク3を介して接続されており、互いにデータの授受が行えるようになっている。
図2は、MFP1の電気的構成を示すブロック図である。
図2において、このMFP1は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、記憶部14と、操作パネル部15と、スキャナ部16と、プリンタ部17と、ネットワーク制御部18と、FAX制御部19と、画像処理部20と、電源制御部21と、表示パネル制御部22とを備えている。
前記CPU11は、MFP1の全体の動作を統括的に制御するものである。
前記ROM12は、CPU11の動作プログラムを格納しているメモリである。
前記RAM13は、CPU11が動作プログラムを実行する際の動作領域を提供するメモリある。
前記記憶部14は、各種のデータやソフトウェア等を記憶するものであり、この実施形態では、例えばハードディスク装置(HDD)が使用されている。
前記操作パネル部15は、図3に示すように、スタートキー、ストップキー、テンキー等の各種操作キーを有する操作キー部160の他に、液晶(LCD)で構成されて、各種のメッセージ表示や設定画面を表示したり、設定のための入力が行える表示パネル150を備えている。
表示パネル150は、小形の第1表示パネル151と、大形の第2表示パネル152とからなり、第1表示パネル151は、消費電力が比較的少ないドットマトリクスモノクロ液晶パネルから構成される一方、第2表示パネル152は、多くの情報を表示・入力でき、第1表示パネルよりも相対的に消費電力の大きな大形液晶カラータッチパネルから構成されている。
なお、操作パネル部15には、図3に示すように、モード切替えボタン4、パワーセーブボタン5、さらには、第2表示パネル制御ボタン6等が配備されている。
これら第1および第2表示パネル151,152の動作モードとしては、図5に示すように、通常動作モード、詳細表示モード、休止モードの3つのモードがあり、これらは、前記CPU11で切替え制御されるようになっている。
具体的には、前記CPU11は、通常動作モードでは、図5及び図8(A)に示すように、第1表示パネル151のみをONにして低消費電力状態で表示させる一方、第2表示パネル152をOFFにするよう制御する。
また、詳細表示モードでは、図5及び図8(B)に示すように、第1表示パネルをOFF、第2表示パネルをONにして設定内容の詳細確認、変更操作およびジャム等のトラブルに対する対処方法のヘルプ表示等を行う。
この詳細表示モードでは、例えば図4に示すようなコピー時の設定画面G1が表示され、設定画面G1中には、例えば「カラー」、「用紙」、「倍率」、「両面/片面」等の選択・設定項目が表示されている。
休止モードでは、図5及び図8(C)に示すように、第1表示パネル151と第2表示パネル152の両方をOFFとして、パワーセーブモードに移行し、何も表示させない。なお、パワーセーブモードとは、電力消費を抑えるために、必要最小限の部分にのみ給電される状態をいう。
第1表示パネル151における表示は、前記モード切替えボタン4を押下する毎に、例えば図7に示すように、「コピーモード」、「ファックスモード」、「スキャンモード」、「ボックス保存モード」、「メッセージ表示」等が順次切替えられるようになっている。
前記スキャナ部16は、図示しない原稿台を有し、原稿台上にセットされた原稿の画像を読み取り、電気信号である画像データを送出するものである。
前記プリンタ部17は、スキャナ部16で読み取られた原稿の画像データや、PC2から送信されたプリントデータ等を所定のジョブ条件に従って印刷するプリントエンジン機能を備えている。
前記ネットワーク制御部18は、ネットワーク3を介してPC2等の外部装置との間でデータの授受を司るものであり、受信部181と送信部182とを備えている。
前記FAX制御部19は、FAX機能の実行を制御するものであり、受信部191と送信部192とを備えている。
前記画像処理部20は、スキャナ部16で読み取られた原稿の画像データ等に対して所定の画像処理を実行するものである。
前記電源制御部21は、CPU11の指令に基づいて、表示パネル150の電源ON及びOFFを制御するものである。
前記表示パネル制御部22は、CPU11の指令に基づいて、表示パネル150の表示内容を制御するものである。
つぎに、各モードの遷移条件について、図6の動作モードの状態遷移図を参照して説明する。
図6において、まず、MFP1の起動時には、各部の初期化が行われており、操作を受け付けない状態であり、詳細情報の表示も必要がないため、通常動作モード(第1表示パネル151がON、第2表示パネル152がOFF)の状態に遷移させ、第1表示パネル151には、図7の「メッセージ表示」に示すような「Initializing ・・・」というメッセージを表示する。
ついで、初期化後の操作指示待ちの状態でも通常動作モードの状態のまま、図7に示す現在の動作モード(「コピーモード」、「ファックスモード」、「スキャンモード」、「ボックス保存モード」)を表示する。この状態では、テン・キーによる入力を受付け、例えば「コピーモード」の状態では、印刷部数等の入力が可能となる。
「ファックスモード」では、ファックス(電話)番号の入力が可能となり、「スキャンモード」では予め登録されたメールの短縮宛先番号が入力が可能となる。また、「ボックス保存モード」では、ボックス番号の入力が可能となる。
従って、通常動作モードでコピーを行う場合、「等倍片面コピー」等の単純コピーでは、第2表示パネル152を非表(OFF)で、第1表示パネル151のみでの表示動作となるので、消費電力を有効に低減することができる。
つぎに、詳細な設定を行いたい場合には、第2表示パネル制御ボタン6を押下して、詳細表示モード(第1表示パネル151がOFF、第2表示パネル152がON)の状態に遷移させ、第2表示パネル152上で種々の設定を行い、コピーを行うことができる。大形の第2表示パネル152に情報がカラー表示されるから、設定操作等を行いやすくなる。
詳細表示モードの状態で第2表示パネル制御ボタン6が押下されるか、一定時間、ユーザーによる操作がない場合には、通常動作モードに状態遷移されて、第2表示パネル152の表示がOFFされるので、電力の消費が抑えられる。
また、通常動作モードの状態でパワーセーブボタン5が押下されるか、一定時間、ユーザによる操作がない場合には、休止モード(第1、第2表示パネル151,152がOFF)の状態に遷移させ、第1表示パネル151の表示を止めることにより、表示パネル150からの電力の消費をなくすことができる。
休止モードの状態で、ユーザが原稿台に原稿をセットした時には、通常動作モードの状態に遷移させて操作待ちとする。もしくは、パワーセーブボタン5の押下により、通常動作モードの状態に遷移してもよい。
また、通常動作モードの状態で、もしも印刷時に紙詰まり等が発生した場合には、エラー発生として詳細表示モードの状態に遷移させ、ユーザーに分かりやすいように第2表示パネル152に紙詰まり位置等を図示する。なお、ユーザにより紙の取り除き作業が終了すれば、再度、通常動作モードの状態に遷移させ、再度印刷を行う。
また、休止モードの状態で、第2表示パネル制御ボタン6が押下されると、詳細表示モードに遷移し、詳細表示モードの状態でパワーセーブボタン5が押下されると休止モードに遷移するものとなされている
このように、通常動作モードでは、大形の第2表示パネル152がOFFになり、小形の第1表示パネル151のみがONになるから、情報表示状態での電力消費が抑制される。
このように、通常動作モードでは、大形の第2表示パネル152がOFFになり、小形の第1表示パネル151のみがONになるから、情報表示状態での電力消費が抑制される。
そして、情報の詳細を表示したい場合には、詳細表示モードに移行して第1表示パネル151がOFFになる一方、第2表示パネル152がONになるので、大形の第2表示パネル152で容易に詳細情報を把握できる。
また、休止モードでは、第1および第2表示パネル151,152の両方がOFFになるから、電力が無駄に消費されることはない。つまり、大小の表示パネルのON/OFF状態が使用状況に応じて随時切替え制御されるから、表示パネル15の情報表示機能を良好に維持しつつ、省電力化に大きく貢献することが可能となる。
ところで、上記実施形態では、表示パネル150の実装方法として、第1の表示パネル151と第2の表示パネル152の二つを設けた例で説明したが、これに限らず、例えば図9に示すように、1つの表示パネル150において、表示領域を複数、例えば下側の第1の表示パネル151の領域と上側の第2の表示パネル152の領域とに2分割し、それぞれを個別に表示制御する機能を持たせるようにしてもよい。
図9に例示する表示パネル150では、上側の第2の表示パネル152に限ってバックライトを備えてあり、下側の第1の表示パネル151の領域には、反射形の液晶パネルが使用されている。
この場合、動作モードに応じて表示領域の動作を制限し、表示内容を限定することにより、表示パネル150での消費電力を抑制することができる。即ち、通常動作モードでは図10(A)に示すように、下側の第1の表示パネル151の領域をONにして表示を行い、上側の第2の表示パネル152の領域はOFFとし、詳細表示モードでは、図10(B)に示すように、下側の第1の表示パネル151の領域をOFFとし、上側の第2の表示パネル152の領域をONにして詳細な表示を行う。また、休止モードでは、図10(C)に示すように、下側の第1の表示パネル151の領域も、上側の第2の表示パネル152の領域も、いずれもOFFにする。
また、上記実施形態では、MFP1の操作パネル部15における表示パネル150として、二つの表示パネル151,152を実装した例で説明したが、この表示パネル150の実装方法としては、これに限定されるものではない。
例えば、図12に示すプリンタ100のモデルにスキャナ部や原稿台等を含む操作体部101を搭載することにより、該プリンタ100のモデルを進化させて図11に示すようなMFP11のモデルを製作する場合がある。その場合、プリンタ100のモデルにおける表示パネル151はそのままにして、第1の表示パネルとして用い、新たに製作したMFP11用の操作体部101の操作パネル部15における表示パネル150を第2の表示パネルとして用いることも可能である。
図13は、第1および第2表示パネル151、152の表示制御処理を示すフローチャートである。
図13において、MFP1の電源が投入されると、ステップS1では、初期化処理を行い、ステップS2では、通常動作モードの表示処理となる。
ステップS3では、通常動作モードにおいて、操作が行われたか否かを判断し、操作が行われなければ(ステップS3でNO)、ステップS12に進む。操作が行われると(ステップS3でYES)、ステップS4では、第2表示パネル制御ボタン6の操作か否かを判断する。
第2表示パネル制御ボタン6の操作であれば(ステップS4でYES)、ステップS5では、詳細表示モードとなる。第2表示パネル制御ボタン6の操作でなければ(ステップS4でNO)、ステップS9に進む。
ステップS6では、詳細表示モードにおいて、操作が行われたか否かを判断し、操作が行われなければ(ステップS6でNO)、ステップS11に進む。操作が行われると(ステップS6でYES)、ステップS7では、その操作はパワーセーブボタン5の操作か否かを判断し、パワーセーブボタン5の操作であれば(ステップS7でYES)、ステップS13の休止モードに遷移する。
パワーセーブボタン5の操作でなければ(ステップS7でNO)、ステップS8では、詳細表示モードで第2制御ボタン6の操作であるか否かを判断する。第2制御ボタン6の操作であれば(ステップS8でYES)、ステップS2に戻って通常動作モードに遷移し、第2表示パネル制御ボタン6の操作でなければ(ステップS8でNO)、そのままステップS5に戻って、詳細表示モードを維持する。
通常動作モードにおいて、ステップS9では、ステップS3で行われた操作がパワーセーブボタン5の操作か否かを判断し、パワーセーブボタン5の操作であれば(ステップS9でYES)、ステップS13の休止モードに遷移し、パワーセーブボタン5の操作でなければ(ステップS9でNO)、ステップS10に進む。
ステップS10では、紙詰まり等のエラー表示の必要があるかどうかを判断し、エラー表示の必要があれば(ステップS10でYES)、ステップS5の詳細表示モードに遷移し、エラー表示でなければ(ステップS10でNO)、ステップS2に戻り、通常動作モードを維持する。
詳細表示モードにおいて、ステップS11では、一定時間が経過したか否かを判断し、一定時間が経過すれば(ステップS11でYES)、ステップS2に戻って通常動作モードに遷移し、一定時間が経過しなければ(ステップS11でNO)、ステップS5に戻って詳細表示モードを維持する。
通常動作モードにおいて、ステップS12では、一定時間が経過したか否かを判断し、一定時間が経過すれば(ステップS12でYES)、ステップS13で休止モードに遷移したのち、ステップS14に進む。一定時間が経過しなければ(ステップS12でNO)、ステップS2に戻って通常動作モードを維持する。
休止モードにおいて、ステップS14では、操作が行われたか否かを判断し、操作が行われなければ(ステップS14でNO)、ステップS13に戻る。操作が行われると(ステップS14でYES)、ステップS15では、第2表示パネル制御ボタン6の操作か否かを判断する。
第2制御ボタン6の操作であれば(ステップS15でYES)、ステップS5の詳細表示モードに遷移し、第2表示パネル制御ボタン6の操作でなければ(ステップS15でNO)、ステップS16に進む。
ステップS16では、パワーセーブボタン5の操作であるか否かを判断し、パワーセーブボタン5の操作であれば(ステップS16でYES)、ステップS2に戻って通常動作モードに遷移し、パワーセーブボタン5の操作でなければ(ステップS16でNO)、ステップS17に進む。
ステップS17では、原稿がセットされたか否かを判断し、原稿がセットされると(ステップS17でYES)、ステップS2に戻って通常動作モードに遷移し、原稿がセットされていなければ(ステップS17でNO)、ステップS13に戻って休止モードを維持する。
4・・・モード切替え操作ボタン
5・・・パワーセーブ操作ボタン
6・・・第2表示パネル制御ボタン
11・・・制御手段
151・・・第1表示パネル
152・・・第2表示パネル
5・・・パワーセーブ操作ボタン
6・・・第2表示パネル制御ボタン
11・・・制御手段
151・・・第1表示パネル
152・・・第2表示パネル
Claims (8)
- 消費電力の相対的に少ない小形の第1表示パネルと、
消費電力の相対的に多い大形の第2表示パネルと、
前記表示パネルの表示モードに応じて両表示パネルのON/OFFを選択制御するとともに、表示モードが通常動作モードの場合は、第1表示パネルをONにする一方、第2表示パネルをOFFにし、多くの情報を表示する必要のある詳細表示モードの場合は、第1表示パネルをOFFにする一方、第2表示パネルをONにし、休止モードの場合は、第1および第2表示パネルの両方をOFFにする制御手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 第2表示パネル制御ボタンを備え、
前記制御手段は、前記通常動作モードまたは休止モードにおいて、前記第2表示パネル制御ボタンが押下された際には、第2表示パネルをONにして詳細表示モードに移行させる請求項1に記載の画像形成装置。 - モード切替え操作ボタンを備え、
前記制御手段は、通常動作モードで前記モード切替え操作ボタンが操作された際には、コピーモード、ファックスモード、スキャンモードおよびボックス保存モードの各モードを切替える請求項1または2に記載の画像形成装置。 - パワーセーブ操作ボタンを備え、
前記制御手段は、通常動作モードで前記パワーセーブ操作ボタンが操作された時、または一定期間使用しない状態が継続した時には、休止モードに移行させる請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 原稿台と、原稿台にセットされた原稿の画像を読み取る読み取り手段とを備え、
前記制御手段は、休止モードにおいて前記原稿台に原稿がセットされた際には、通常動作モードに移行させる請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記第1表示パネルは、ドットマトリックスモノクロ液晶パネルで構成される一方、前記第2表示パネルは、大形の液晶カラータッチパネルで構成されている請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 消費電力の相対的に少ない小形の第1表示パネルと、消費電力の相対的に多い大形の第2表示パネルと、を備えた画像形成装置が実行する表示制御方法であって、
前記表示パネルの表示モードに応じて両表示パネルのON/OFFを選択制御するとともに、表示モードが通常動作モードの場合は、第1表示パネルをONにする一方、第2表示パネルをOFFにし、多くの情報を表示する必要のある詳細表示モードの場合は、第1表示パネルをOFFにする一方、第2表示パネルをONにし、休止モードの場合は、第1および第2表示パネルの両方をOFFにすることを特徴とする画像形成装置の表示制御方法。 - 消費電力の相対的に少ない小形の第1表示パネルと、消費電力の相対的に多い大形の第2表示パネルと、を備えた画像形成装置のCPUに実行させるための表示制御プログラムであって、
前記表示パネルの表示モードに応じて両表示パネルのON/OFFを選択制御するとともに、表示モードが通常動作モードの場合は、第1表示パネルをONにする一方、第2表示パネルをOFFにし、多くの情報を表示する必要のある詳細表示モードの場合は、第1表示パネルをOFFにする一方、第2表示パネルをONにし、休止モードの場合は、第1および第2表示パネルの両方をOFFにするステップを、画像形成装置のCPUに実行させるための表示制御プログラム。
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WO2017110174A1 (ja) | 2015-12-22 | 2017-06-29 | カシオ計算機株式会社 | 表示装置及びその制御方法 |
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2009
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