JP2010159851A - 歯車伝動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸線方向の長さが短い歯車伝動装置を実現する。
【解決手段】歯車伝動装置100は、内歯歯車86と、外歯歯車24と、クランクシャフト14と、2段歯車72と、第2歯車64を備える。クランクシャフト14の一端に、第1歯車65が固定されている。クランクシャフト14は、内歯歯車86と外歯歯車24の一方を偏心回転させる。2段歯車72は、センター歯車70と外歯リング歯車66で構成されている。センター歯車70は、第1歯車65に噛み合っている。外歯リング歯車66は、第1歯車65を囲っている。第2歯車64は、外歯リング歯車66に噛み合っており、モータのトルクを2段歯車72に伝達する。歯車伝動装置100では、センター歯車70と外歯リング歯車66が、歯車伝動装置100の軸線78に交差する一平面に位置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、偏心揺動型の歯車伝動装置に関する。
内歯歯車と外歯歯車を有しており、それらの歯車の一方が他方に噛み合いながら偏心回転する歯車伝動装置が知られている。例えば特許文献1に、そのような歯車伝動装置の一例が開示されている。特許文献1の歯車伝動装置は、内歯歯車と外歯歯車とクランクシャフトと2段歯車を備えている。クランクシャフトは、歯車伝動装置の軸線に沿って延びている。クランクシャフトには偏心体が固定されており、その偏心体が外歯歯車に係合している。クランクシャフトが回転すると、外歯歯車が内歯歯車に噛み合いながら偏心回転する。外歯歯車と内歯歯車の歯数差に応じて、外歯歯車が内歯歯車に対して相対回転する。クランクシャフトの一端には、第1歯車が固定されている。第1歯車は、2段歯車の一方の歯車に噛み合っている。2段歯車の他方の歯車には、モータのトルクを2段歯車に伝達する第2歯車が噛み合っている。
国際公開WO2007/125835号公報
特許文献1の歯車伝動装置では、2段歯車の一方の歯車と他方の歯車が、歯車伝動装置の軸線方向にオフセットしている。また、2段歯車の一方の歯車に第1歯車が噛み合っており、他方の歯車に第2歯車が噛み合っている。第1歯車と第2歯車は、歯車伝動装置の軸線方向に相互にずれて配置されている。別言すると、第1歯車と第2歯車は軸線方向にオフセットしている。第1歯車と第2歯車のオフセット量を小さくすれば、歯車伝動装置の軸線方向の長さを短くすることができる。しかしながら、2段歯車を2つの平歯車で構成する限り、第1歯車と第2歯車のオフセット量を小さくすることには限界がある。本明細書は、斬新な形状の2段歯車を導入することにより、第1歯車と第2歯車のオフセット量を小さくし、軸線方向の長さが短い歯車伝動装置を実現する技術を提供する。
本明細書が開示する技術は、内歯歯車と外歯歯車の一方が他方に噛み合いながら偏心回転する歯車伝動装置に具現化することができる。以下の説明では、外歯歯車が偏心回転する歯車伝動装置について説明する。偏心揺動型の歯車伝動装置は、内歯歯車と外歯歯車とクランクシャフトとキャリアを備えている。内歯歯車は、歯車伝動装置のケースの内側に形成されている。キャリアは、内歯歯車と同軸に配置されており、ケースに回転可能に支持されている。なお、本明細書の歯車伝動装置では、キャリアの軸線(内歯歯車の軸線)が、歯車伝動装置の軸線に相当する。キャリアはまた、外歯歯車とクランクシャフトを支持している。外歯歯車は、偏心回転が許容された状態でキャリアに支持されている。外歯歯車は、キャリアの軸線周りに偏心回転しながら、キャリアとともに内歯歯車に対して相対回転する。クランクシャフトは、歯車伝動装置の軸線(キャリアの軸線)からオフセットした位置で歯車伝動装置の軸線に沿って延びており、キャリアに回転可能に支持されている。クランクシャフトには偏心体が固定されており、その偏心体が外歯歯車に設けられている貫通孔に係合している。クランクシャフトの一端には、モータのトルクが伝達される第1歯車が固定されている。クランクシャフトが回転すると、外歯歯車が内歯歯車と噛み合ったまま偏心回転する。外歯歯車が内歯歯車に対して相対回転するので、キャリアが内歯歯車に対して相対回転する。
本明細書が開示する歯車伝動装置は、さらに、第2歯車と、従来とは異なる形状の2段歯車を備えることを特徴とする。2段歯車は、歯車伝動装置の軸線と同軸に配置されている。2段歯車は、センター歯車と、センター歯車と同軸に配置されている外歯リング歯車で構成されている。センター歯車は、第1歯車に噛み合っている。外歯リング歯車は、第1歯車を囲う位置に配置されている。外歯リング歯車には、モータのトルクを2段歯車に伝達する第2歯車が噛み合っている。センター歯車と外歯リング歯車は、歯車伝動装置の軸線に交差する一平面に位置する。上記の2段歯車の構造によって、第1歯車と第2歯車のオフセット量を小さくすることができる。なお、本明細書でいう「センター歯車と外歯リング歯車一平面に位置する」とは、センター歯車の歯が形成されている部分を水平に広げた空間が画定する範囲内に外歯リング歯車の少なくとも一部が位置することをいう。別言すると、「センター歯車と外歯リング歯車が一平面に位置する」とは、歯車伝動装置の軸線に直交する方向からみると、センター歯車が外歯リング歯車の少なくとも一部とオーバーラップしていることをいう。
上記の歯車伝動装置は、外歯リング歯車が第1歯車を囲っている。そのため、歯車伝動装置の軸線方向において、第2歯車と外歯リング歯車の噛み合い位置を、第1歯車とセンター歯車の噛み合い位置と独立して決定することができる。第1歯車と第2歯車のオフセット量を小さくすることができるので、歯車伝動装置の軸線方向の長さを短くすることができる。
上記の歯車伝動装置は、第1歯車と第2歯車が、歯車伝動装置の軸線に交差する一平面に位置することが好ましい。上記したように、第2歯車と外歯リング歯車の噛み合い位置は、第1歯車とセンター歯車の噛み合い位置と独立して決定することができる。第1歯車と第2歯車が歯車伝動装置の軸線に交差する一平面に位置すれば、歯車伝動装置の軸線方向の長さをさらに短くすることができる。
第2歯車を支持するシャフトが、第1歯車からクランクシャフトが延びる第1方向とは反対の第2方向に延びており、そのシャフトが片持ち支持されていることが好ましい。すなわち、第2歯車を回転可能に支持するための軸受を、第2歯車に対して第2方向側に配置することが好ましい。さらに、傘歯車が、第2歯車の第1方向側で第2歯車に同軸に固定されていることが好ましい。別言すると、傘歯車は、第2歯車を支持するシャフトが延びる方向とは反対側で第2歯車に固定されていることが好ましい。
上記したように、第1歯車は、クランクシャフトの一端に固定されている。第1歯車からクランクシャフトが延びる第1方向には、外歯歯車等の主要部品が密集している。そのため、第2歯車に対して第1方向側に、第2歯車を回転可能に支持するための軸受を配置することは困難である。第1方向と反対方向(すなわち、第2方向)であれば、第2歯車を回転可能に支持するための軸受を配置する空間を容易に確保することができる。また、傘歯車が第2歯車に同軸に固定されていると、第2歯車を支持するシャフトの軸線方向とは異なる方向に、モータの出力シャフトが延びる構造を実現することができる。その結果、モータと歯車伝動装置を合わせた装置の軸線方向の長さを短くすることができる。上記の歯車伝動装置では、傘歯車は、第1方向側(第2歯車を支持するシャフトが延びる方向とは反対側)で第2歯車に固定されている。そのため、第2歯車を回転可能に支持するための軸受を、第2歯車の近くに配置することができる。第2歯車を支持するシャフトの長さを短くすることができるので、歯車伝動装置の軸線方向の長さをさらに短くすることができる。
本明細書に開示する技術によると、軸線方向の長さが短い歯車伝動装置を提供することができる。
実施例の歯車伝動装置の断面図を示す。 図1の破線で囲っている範囲の部分拡大図を示す。
実施例を説明する前に、実施例の技術的特徴のいくつかを以下に記す。
(特徴1)外歯リング歯車は、センター歯車のハブに固定されている。
(特徴2)2段歯車には、外歯リング歯車とセンター歯車の間に周方向に一巡する溝が形成されている。第1歯車は、その溝内に位置している。
図面を参照し、歯車伝動装置100について説明する。図1は、歯車伝動装置100の断面図を示す。図2は、図1の破線74で囲っている範囲の部分拡大図を示す。歯車伝動装置100は、減速ユニット10と軸方向変換ユニット40と台座95で構成されている。まず減速ユニット10について説明する。なお、2段歯車72を除いて、減速ユニット10の基本的な構造は従来から知られているので、ここでは簡単に説明する。
減速ユニット10は、内歯歯車86と外歯歯車24とクランクシャフト14とキャリア2と2段歯車72を備えている。2段歯車72については後述する。内歯歯車86は、ケース90の内周面に形成されており、2個の外歯歯車24と噛み合っている。キャリア2は、キャリア上部2aとキャリア下部2cと柱状部2bで構成されている。キャリア上部2aとキャリア下部2cは、柱状部2bを介して固定されている。キャリア2は、内歯歯車86の軸線78と同軸に配置されている。以下の説明では、軸線78を、キャリア2の軸線あるいは歯車伝動装置100の軸線と呼ぶこともある。キャリア2は、一対のアンギュラ玉軸受84によって、ケース90(内歯歯車86)に回転可能に支持されている。なお、ケース90は台座95に固定されている。
キャリア2は、クランクシャフト14を支持している。クランクシャフト14は、円錐ころ軸受8によって、キャリア2に回転可能に支持されている。クランクシャフト14の軸線16は、キャリア2の軸線78からオフセットしており、軸線78に平行である。すなわち、クランクシャフト14は、歯車伝動装置100の軸線78からオフセットした位置で、歯車伝動装置100の軸線78に沿って延びている。クランクシャフト14には2個の偏心体18が固定されている。夫々の偏心体18が、針状ころ軸受12を介して、夫々の外歯歯車24の貫通孔22に嵌合している。すなわち、外歯歯車24は、クランクシャフト14を介してキャリア2に支持されている。クランクシャフト14の一端には、第1歯車65が固定されている。第1歯車65は、後述する2段歯車72のセンター歯車70に噛み合っている。2段歯車72によって、モータ(図示省略)のトルクが第1歯車65に伝達される。
上記したように、クランクシャフト14の偏心体18が、外歯歯車24の貫通孔22に嵌合している。クランクシャフト14が回転すると、外歯歯車24が内歯歯車86の軸線78の周りを偏心回転する。外歯歯車24の歯数は、内歯歯車86の歯数と相違する。そのため、外歯歯車24が偏心回転すると、外歯歯車24が内歯歯車86(ケース90)に対して回転する。外歯歯車24はキャリア2とともに回転するので、外歯歯車24が偏心回転すると、キャリア2がケース90に対して回転する。
次に、軸方向変換ユニット40について説明する。軸方向変換ユニット40の基本的な構造も従来から知られているので、ここでは簡単に説明する。軸方向変換ユニット40は、第1傘歯車44と第2傘歯車42を備えている。第1傘歯車44は、第1シャフト50に支持されている。第1シャフト50は、第1傘歯車44のハブに相当する。第1シャフト50は、アンギュラ玉軸受46によって、第1シャフト50を収容する第1スリーブ48に回転可能に支持されている。第1スリーブ48は、台座95に固定されている。第1シャフト50には孔50aが形成されており、孔50a内にはモータの出力シャフト(図示省略)が固定される。
第2傘歯車42は、第2シャフト60に支持されている。第2シャフト60は、第2傘歯車42のハブに相当する。第2シャフト60は、アンギュラ玉軸受56によって、第2シャフト60を収容する第2スリーブ54に支持されている。第2スリーブ54は、台座95に固定されている。第2シャフト60には、第2歯車64が固定されている。
第2歯車64と第2傘歯車42の軸線58は、歯車伝動装置100の軸線78に平行であり、第1傘歯車44の軸線53に直交している。そのため、モータの回転トルクの方向は、第1傘歯車44と第2傘歯車42によって変換され、減速ユニット10に伝達される。モータを歯車伝動装置100の軸線78に直交する方向に配置することができるので、軸線78方向において、モータと歯車伝動装置100を併せた装置の長さを短くすることができる。なお、第2シャフト60は、第2歯車64を支持している。そのため、第2傘歯車42は第2歯車64に固定されていると表現することもできる。また、第2歯車64は、後述する2段歯車72の外歯リング歯車66に噛み合っている。
2段歯車72について説明する。2段歯車72は、センター歯車70と外歯リング歯車66で構成されている。外歯リング歯車66は、センター歯車70に同軸に固定されている。より正確にいうと、外歯リング歯車66は、センター歯車70のハブ68に固定されている。センター歯車70は、一対の深溝玉軸受80によって、キャリア2と台座95に支持されている。2段歯車72によって、第2歯車64のトルクが第1歯車65に伝達される。すなわち、モータのトルクは、2段歯車72によって、軸方向変換ユニット40から減速ユニット10に伝達される。
図2に示すように、外歯リング歯車66の中央部分に、溝67が形成されている。溝67は、センター歯車70の周りに環状に形成されている。第1歯車65は、外歯リング歯車66の溝67内に位置しており、外歯リング歯車66に囲まれている。第1歯車65が外歯リング歯車66に囲まれているので、歯車伝動装置100の軸線78方向において、第1歯車65とセンター歯車70の噛み合い位置を、第2歯車64と外歯リング歯車66の噛み合い位置と独立して決定することができる。その結果、第1歯車65と第2歯車64を一平面に位置させることができる。
図2の範囲W70は、センター歯車70の外歯が形成されている範囲を水平に広げた空間範囲を示している。また、範囲W66は、外歯リング歯車66の外歯が形成されている範囲を水平に広げた空間範囲を示している。図2から明らかなように、範囲W70と範囲W66はオーバーラップしている。センター歯車70と外歯リング歯車66は、歯車伝動装置100の軸線78に交差する一平面に位置している。より正確には、センター歯車70と外歯リング歯車66は、歯車伝動装置100の軸線78に直交する一平面に位置している。別言すると、歯車伝動装置100の軸線78(図1を参照)に直交する方向から見ると、センター歯車70が外歯リング歯車66の一部とオーバーラップしている。2段歯車72は、第1歯車65と第2歯車64の軸線方向のオフセット量を2つの平歯車で構成されている従来の2段歯車よりも小さくすることができる。その結果、歯車伝動装置100の軸線78方向の長さを、従来の歯車伝動装置よりも短くすることができる。
なお、本実施例の歯車伝動装置100では、第1歯車65の外歯が形成されている範囲を水平に広げた空間範囲W65が、第2歯車64の外歯が形成されている範囲を水平に広げた空間範囲W64の一部とオーバーラップしている。別言すると、第1歯車65と第2歯車64は、歯車伝動装置100の軸線78に直交する一平面に位置している。第1歯車65と第2歯車64を軸線78に直交する一平面に位置させることができるのは、外歯リング歯車66が第1歯車65を囲った状態で、センター歯車70と外歯リング歯車66が、軸線78に直交する一平面に位置しているからである。すなわち、歯車伝動装置100の軸線78方向において、第1歯車65とセンター歯車70の噛み合い位置を、第2歯車64と外歯リング歯車66の噛み合い位置と独立して決定することができるからである。第1歯車65と第2歯車64を軸線78に直交する一平面に位置させると、歯車伝動装置100の軸線78方向の長さを、さらに短くすることができる。
歯車伝動装置100の他の特徴を説明する。図1の符号「+Z」は、図1において上方に向かう方向を示しており、符号「−Z」は、図1において下方に向かう方向を示している。+Z方向を第1方向と換言し、−Z方向を第2方向と換言してもよい。第2歯車64を支持している第2シャフト60は、第2歯車64から−Z方向に延びている。すなわち、第2シャフト60は、第2歯車64に対して、第1歯車65からクランクシャフト14が延びる+Z方向とは反対方向に延びている。第1歯車65よりも+Z方向側には、減速ユニット10を構成する部品が密集している。第2シャフト60が第2歯車64から+Z方向に延びていると、アンギュラ玉軸受56と第2スリーブ54を配置する範囲を確保することが困難である。第2シャフト60が第2歯車64から−Z方向に延びていれば、減速ユニット10の主要部品が密集していない領域で第2シャフト60を支持することができる。アンギュラ玉軸受56と第2スリーブ54を配置する空間を確保しやすい。
また、第2傘歯車42は、第2歯車64よりも+Z方向側で第2歯車64に固定されている。別言すると、第2傘歯車42は、第2歯車64に対して、第2シャフト60を支持するアンギュラ玉軸受56と反対側で第2歯車に固定されている。そのため、第2歯車64とアンギュラ玉軸受56の距離を短くすることができる。第2傘歯車42を第2歯車64と第2シャフト60の間に配置する構造に比べ、第2シャフト60の軸線58方向の長さを短くすることができる。その結果、歯車伝動装置100の軸線78方向の長さを一層短くすることができる。
第1傘歯車44を支持している第1シャフト50は、第1スリーブ48に回転可能に支持されている。さらに、第2傘歯車42を支持している第2シャフト60は、第2スリーブ54に回転可能に支持されている。すなわち、第1傘歯車44と第2傘歯車42は、夫々ユニット化されている。第1傘歯車44と第2傘歯車42の噛み合わせを簡単に調整することができるので、第1傘歯車44と第2傘歯車42の噛み合わせ状態が、第2歯車64と外歯リング歯車66の噛み合わせ状態に悪影響を及ぼすこと抑制することができる。
キャリア2と外歯歯車24と2段歯車72の夫々の中央部分に、貫通孔が設けられている。その貫通孔内を、筒部材4が通過している。筒部材4内に、配線や配管等を配設することができる。キャリア上部2aと筒部材4の間にオイルシール6が配置されており、台座95と筒部材4の間にOリング76が配置されており、ケース90とキャリア上部2aの間にオイルシール20が配置されており、第1スリーブ48と第1シャフト50の間にオイルシール52が配置されている。また、キャップ62が第2シャフト60の一端を覆って、第2スリーブ54に固定されている。オイルシール6、20、及び52とOリング76とキャップ62によって、歯車伝動装置100内の潤滑剤(オイルやグリース)が歯車伝動装置100外に漏れることを防止している。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
14:クランクシャフト
24:外歯歯車
42:傘歯車(第2傘歯車)
64:第2歯車
65:第1歯車
66:外歯リング歯車
70:センター歯車
72:2段歯車
86:内歯歯車
100:歯車伝動装置

Claims (3)

  1. 内歯歯車と外歯歯車の一方が他方に噛み合いながら偏心回転する歯車伝動装置であり、
    一端に第1歯車が固定されており、内歯歯車と外歯歯車の一方を偏心回転させるクランクシャフトと、
    第1歯車に噛み合っているセンター歯車と、そのセンター歯車と同軸に配置されているとともに第1歯車を囲う外歯リング歯車とで構成されている2段歯車と、
    外歯リング歯車に噛み合っており、モータのトルクを2段歯車に伝達する第2歯車を備えており、
    センター歯車と外歯リング歯車が、歯車伝動装置の軸線に交差する一平面に位置していることを特徴とする歯車伝動装置。
  2. 第1歯車と第2歯車が、歯車伝動装置の軸線に交差する一平面に位置することを特徴とする請求項1に記載の歯車伝動装置。
  3. 第2歯車を支持するシャフトが、第1歯車からクランクシャフトが延びる第1方向とは反対の第2方向に延びており、
    傘歯車が、第1方向側から第2歯車に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の歯車伝動装置。
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