JP2010157910A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】路面上に立体物が存在する場合により効率的に視点変換に対する不要な調整を排除して適切な出力画像を表示することができる画像表示装置を提供すること。
【解決手段】撮像手段(12a)により得られた車両周辺の画像を視点変換して表示する画像表示装置(10)は、撮像手段(12a)と被写体との間の距離を検出する距離検出手段(16a)と、撮像手段(12a)の撮像軸を含む鉛直平面内にありその距離が所定値(L)となる被写体上の点と撮像手段(12a)とを結ぶ線が鉛直軸に対して形成する角度を算出する角度算出手段(22)と、その角度に基づいて視点変換の度合いを調整する視点変換度調整手段(28)と、その角度の時間変化に基づいて立体物の存否を判定する立体物存否判定手段(26)とを備え、視点変換調整手段(28)は、立体物が存在すると判定された場合に調整を中止する。
【選択図】図1

Description

本発明は画像表示装置に関し、特に、撮像手段により得られた車両周辺の画像を視点変換して表示する画像表示装置に関する。
従来、運転者による駐車を支援する駐車アシスト装置が知られている。これらの装置は、車両に搭載されたカメラによって車両周辺を撮像して得られる入力画像を視点変換して出力画像を生成し、その出力画像を運転者に対して表示する。しかし、これらの装置は、路面の起伏及び傾斜や、車両への荷物の搭載や、車両の経年変化等により、路面に対するカメラの角度(カメラの撮像軸(光軸)の角度)が変化した場合には、所望とする出力画像への視点変換ができなくなる場合があり、その結果、スケールが異なる出力画像や歪み補正が自然ではない出力画像を生成してしまう場合がある。
この問題を解決するために、特許文献1は、指向性のあるレーザ光線を発するレーザ発光装置やハイトセンサを使用して、路面に対するカメラの角度を測定し、その測定結果に基づいて視点変換の度合いを調整し、路面に対するカメラの角度の変化に応じた出力画像を生成する技術を記載する。
しかし、特許文献1に記載された装置は、路面上に縁石や輪止め等の立体物が存在しないことを前提としている。そのため、路面上に立体物がある場合、実際にはその立体物が路面に対するカメラの角度に影響を与えないにも関わらず、その立体物の表面を路面であると誤認して視点変換の度合いを調整してしまうので、運転者に違和感を与える出力画像を表示してしまうことになる。
これに対し、特許文献2に記載された装置は、カメラが連続的に取得した二つの画像データに基づいて縁石や輪止め等の立体物が存在する画像データ内の領域を特定し、且つ、そのカメラに対応するレーザレーダを用いてそのカメラからの距離が所定距離となる地点を検出し、その上で、検出した地点に対応する画像がその立体物が存在するとされる画像領域に含まれる場合には、その地点を路面でないと認識することで、路面上に立体物が存在する場合であっても視点変換における不要な調整を行うことなく、適切な出力画像を表示できるようにする。
特開2003−274394号公報 特開2008−34966号公報
しかしながら、特許文献2に記載の装置は、カメラが連続的に取得した少なくとも二つの画像データに対する画像処理によって立体物が存在する画像データ内の領域を特定する必要があるので、その処理負荷が大きく、リアルタイム性に悪影響を与える場合がある。
この点に鑑み、本発明は、路面上に立体物が存在する場合により効率的に視点変換に対する不要な調整を排除して適切な出力画像を表示することができる画像表示装置を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、第一の発明に係る画像表示装置は、撮像手段により得られた車両周辺の画像を視点変換して表示する画像表示装置であって、前記撮像手段と被写体との間の距離を検出する距離検出手段と、前記撮像手段の撮像軸を含む鉛直平面内にあり前記距離が所定値となる被写体上の点と前記撮像手段とを結ぶ線が鉛直軸に対して形成する角度を算出する角度算出手段と、前記角度算出手段が算出する角度に基づいて視点変換の度合いを調整する視点変換度調整手段と、前記角度算出手段が算出する角度の変化に基づいて立体物の存否を判定する立体物存否判定手段と、を備え、前記視点変換調整手段は、前記立体物存否判定手段により立体物が存在すると判定された場合に調整を中止することを特徴とする。
上述の手段により、本発明は、路面上に立体物が存在する場合により効率的に視点変換に対する不要な調整を排除して適切な出力画像を表示することができる画像表示装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る画像表示装置について添付図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態の画像表示装置10は、車体11に、カメラ(撮像手段)12a〜12d、画像入力装置14、レーザレーダ(距離検出手段)16a〜16d、レーダ信号入力装置18、入力同期装置20、角度算出装置(角度算出手段)22、初期セットアップ情報格納部24、立体物検出装置(立体物存否判定手段)26、視点変換装置28(視点変換度調整手段)、映像合成装置30、映像出力装置32、及びディスプレイ34を備えている。
カメラ12a〜12dは、CCD又はCMOS等の半導体素子を用いた単眼カメラであり、広角レンズ又は魚眼レンズが装着されている。図2は、実施形態に係るカメラの配置例を示す斜視図であり、魚眼レンズが装着された4台のカメラ12a〜12dが、車体11の前後左右にそれぞれ一台ずつ設置されており、車体11の全周囲を撮像して確認できることを示す。
画像入力装置14は、カメラ12a〜12dのそれぞれが出力するカメラ画像を取得するための装置であり、好適には、一定周期毎に同期を取りながらカメラ12a〜12dのそれぞれが出力する画像を取得する。
レーザレーダ16a〜16dは、カメラ12a〜12dのそれぞれと被写体(例えば、路面である。)との間の距離を検出するための装置であり、例えば、レーザを照射する方向を周期的に左右上下に走査してカメラ12a〜12dの撮像範囲内にある被写体までの距離を検出する二次元スキャンレーザレーダである。なお、レーザレーダ16a〜16dは、カメラ12a〜12dのそれぞれに対応付けて配置されている。なお、レーザレーダ16a〜16dは、一次元スキャンレーザレーダであってもよい。
レーダ信号入力装置18は、レーザレーダ16a〜16dのそれぞれが出力するレーザレーダ計測信号(水平方向角度、垂直方向角度、対象までの距離)を取得するための装置であり、実際には、ある一定周期毎に非同期にレーザレーダ16a〜16dのそれぞれが出力するレーダ計測信号を取得する。
入力同期装置20は、画像入力装置14及びレーダ信号入力装置18の信号の入力タイミングを調整する装置であり、例えば、時刻Tにおいて、画像IM(T)とレーザレーダ計測信号LM(T)とを対応付けることができ、同様に、時刻T+1において、画像IM(T+1)とレーザレーダ計測信号LM(T+1)とを対応付けることができる。
角度算出装置22は、レーザレーダ16a〜16dの出力に基づいて算出される、カメラ12a〜12dのそれぞれから被写体までの距離を用いて、カメラ12a〜12dのそれぞれの撮像軸を含む鉛直平面内にありその距離が所定値Lとなる被写体上の点とカメラ12a〜12dの中心点のそれぞれとを結ぶ線(以下、「視点変換基準線」とする。)が鉛直軸に対して形成する角度(以下、「視点変換基準角度」とする。)を算出する装置である。なお、角度算出装置22は、視点変換基準線の俯角を視点変換基準角度として算出するようにしてもよい。
所定値Lは、初期セットアップ情報格納部24に格納されている初期セットアップ情報のうちの一つであり、路面が水平である場合におけるカメラ12a〜12dのそれぞれから路面までの撮像軸(光軸)上の距離である。
初期セットアップ情報格納部24は、各種情報を記憶するための装置であり、レーザレーダ距離計測初期情報(路面が水平である場合の水平方向角度HA、垂直方向角度VA、対象までの距離(上述の所定値Lに相当する。))や、車両が水平面にいる際に計測したカメラ12a〜12dの俯角τ、焦点距離f、設置高さHを格納する。また、初期セットアップ情報格納部24は、カメラ12a〜12dのそれぞれとレーザレーダ16a〜16dのそれぞれとの間の相対的な位置関係に関する情報を格納する。
立体物検出装置26は、角度算出装置22が算出する視点変換基準角度に基づいて立体物の存否を判定する装置であり、例えば、角度算出装置22が算出する視点変換基準角度の時間変化に基づいてカメラ12a〜12dのそれぞれのカメラ画像における立体物の存否を判定する。
視点変換装置28は、例えば、特開平10−211849号公報、特開2003−274394号公報等に記載の手法を用いて、画像入力装置14が取得した画像を平面投影やお椀型モデル等にマッピングして、平面視の画像に変換し、映像合成の準備を行うための装置であり、初期セットアップ情報格納部24に記憶されたカメラ12a〜12dの俯角τに基づいて、カメラ12a〜12dが撮像したカメラ画像の視点を変換する。
また、視点変換装置28は、車両が上り坂や下り坂に接近してカメラ12a〜12dのそれぞれから路面までの撮像軸上の距離が所定値Lではない値となった場合、角度算出装置22が出力する視点変換基準角度に応じて視点変換の度合いを調整する。
なお、視点変換装置28は、立体物検出装置26によりレーザレーダ16a〜16dのレーザビームを照射する位置に立体物が存在すると判定された場合には、角度算出装置22が出力する視点変換基準角度に応じた視点変換の度合いの調整を中止する。立体物の表面を路面と誤認しながら視点変換を実行してしまうことがないようにするためである。
図3は、実施形態に係る透視変換原理を示す図である。図3に示す透視変換では、路面の画像の位置データをカメラ位置Rから焦点距離fにあるスクリーン平面Pに投影するときの透視変換を実行する。カメラ12aは、Z軸上の点R(0、0、H)に位置し、俯角(見下ろし角)τで路面(xy座標面)における画像をモニタしているとする。この場合、次式(1)に示すようにして、スクリーン平面P(撮像画面上)の2次元座標(α,β)を路面上の座標(俯瞰図座標)に変換(逆の透視変換)できる。
Figure 2010157910
つまり、上記式(1)を用いることにより、図4に示すように変換前イメージI1を変換後イメージI2へと変換でき、投影画像データ(俯瞰画像)を作成できる。
映像合成装置30は、例えば、特開2003−91720号公報、特開2002−166802号公報、特許第3300334号公報等に記載の手法を用いて、視点変換装置28によって調整されたカメラ12a〜12dからの4枚の画像を1枚の画像に合成する装置である。
映像出力装置32は、合成された俯瞰画像をビデオ信号等に変換して出力するための装置である。
ディスプレイ34は、輝度補正処理を施した俯瞰画像をドライバーに提示するためのものである。一般的には、ディスプレイ34には、液晶モニタやナビゲーション用モニタを適用することができる。
次に、図5を参照して、本実施形態の画像表示装置10の動作について説明する。図5は、実施形態に係る画像表示装置10の動作を示すフローチャートである。
最初に、画像表示装置10は、画像入力装置14によりカメラ12a〜12dからシステム内に画像を取り込む(ステップS1)。画像表示装置10は、任意のタイミングで画像を取り込むようにしてもよいが、全てのカメラ12a〜12dの同期を取って取り込むことが望ましく、画像取り込みの速度は、リアルタイムに近いものとするため、30fps以上であることが望ましい。
また、画像表示装置10は、レーダ信号入力装置18によりレーザレーダ16a〜16dからシステム内にレーザレーダ計測信号を取り込む(ステップS2)。信号を取り込む速度は、リアルタイムに近いものとするため、30Hz以上であることが望ましい。
その後、画像表示装置10は、入力同期装置20により、ステップS1で取り込んだ画像及びステップS2で取り込んだレーザレーダ計測信号を取得するためのトリガーを発生させ、情報取得を行う(ステップS3)。
画像表示装置10は、ステップS1及びステップS2において並列処理でシステムにデータを取り込むため、情報取得のトリガーをステップS1及びステップS2の処理とは別に非同期で発生させ、リアルタイムに近いものとするため、30回/s以上の頻度でデータ取得を行う。
データ取得は、ステップS1及びステップS2の処理で取り込まれるデータのうち、最新の情報を取得するようにする。画像表示装置10は、ステップS1からステップS3までの処理を、カメラ12a〜12d及びレーザレーダ16a〜16dの全ての組に対して行う。
その後、画像表示装置10は、視点変換装置28により、初期セットアップ情報格納部24に格納された初期セットアップ情報(例えば、俯角τである。)に基づいてステップS1で取り込んだ画像の視点変換を行い、その画像を仮想水平面に投影する(ステップS4)。
その後、画像表示装置10は、角度算出装置22により、ステップS3のトリガーで取得したレーザレーダ計測信号を基に、カメラ12a〜12d及びレーザレーダ16a〜16dのそれぞれの組に対して視点変換基準角度を算出する。
図6〜10は、角度算出装置22が視点変換基準角度を算出する方法を示す図であり、カメラの光軸を路面(水平面)に投影した軸をY軸とし、そのY軸方向に直交する水平軸をX軸、XY平面に直交しカメラの中心点を通る軸をZ軸として定義する。これを前方に取り付けたカメラ12aとレーザレーダ16aの組に対して適用すると、図6及び図7に示すとおりの座標系をとることになる。なお、車両の左側、右側及び後側に設置されたカメラ12b〜12d及びレーザレーダ16b〜16dの組についても、座標位置関係は同様とする。
初期セットアップ情報格納部24に格納しているレーザレーダ距離計測初期情報(路面が水平である場合に、視点変換基準線とY軸とが為すXY平面上の角度θHA、視点変換基準線とZ軸とが為すYZ平面上の角度θVA、対象までの距離L)は、図6及び図7に示すように、θHA=0°、θVA=135°に予め設定されている。
図8は、上り坂の場合におけるレーザレーダ16aと路面との間の位置関係を示す図であり、点sは、初期セットアップ情報格納部24に格納されているレーザレーダ16aの中心点であり、点dは、レーザレーダ16aのレーザビームが着地する仮想水平面H上の点であり、点sと点dとの間の距離は予め設定された値Lとなっている。
図8のような傾斜に車両が差し掛かった場合、レーザレーダ16aは、点dではなく点dで反射したレーザビームを受信し、点sと点dとの間の距離Lを検出する。角度算出手段22は、距離Lの値が所定値Lと異なるため、レーザレーダ16aをY軸上で車両前後方向に走査して距離が所定値Lとなる点cを導き出し、所定の視点変換基準角度θ(例えば、初期セットアップ情報格納部24に格納された角度θVAであり、俯角τであってもよい。)からのズレ角Δθを算出する。ズレ角Δθは、線分s・dと線分s・cとの間に形成される角度であり、例えば、上り坂が原点Oから勾配Φで延在する場合には、以下の式(2)のようなLの関数で表わされる。
Figure 2010157910
図9は、下り坂の場合における位置関係を示す図である。この場合、レーザレーダ16aの中心点sとレーザレーダ16aで検出した点dとの間の距離Lは、初期セットアップ情報格納部24に格納されている所定値L(点sと点dとの間の距離)よりも長い距離となる。角度算出装置22は、上り坂の場合と同様に、レーザレーダ16aをY軸上で車両前後方向に走査して距離が所定値Lとなる点cを導き出し、所定の視点変換基準角度θからのズレ角Δθを算出する。ズレ角Δθは、線分s・dと線分s・cとの間に形成される角度であり、例えば、下り坂が原点Oから勾配Φで始まる場合には、以下の式(3)のようなLの関数で表わされる。
Figure 2010157910
図10は、路面上に立体物が存在する場合の位置関係を示す図である。この場合、レーザレーダ16aの中心点sとレーザレーダ16aで検出した点dとの間の距離Lは、初期セットアップ情報格納部24に格納されている所定値L(点sと点dとの間の距離)よりも短い距離となる。角度算出装置22は、上り坂や下り坂の場合と同様に、レーザレーダ16aをY軸上で車両前後方向に走査して距離が所定値Lとなる点cを導き出し、所定の視点変換基準角度θからのズレ角Δθを算出する。ズレ角Δθは、線分s・dと線分s・cとの間に形成される角度であり、上り坂や下り坂の場合と比べて大きな値となる。なお、距離Lが所定値Lとなる点が存在せず点cを導き出せない場合、角度算出装置22は、ズレ角Δθを所定の最大値に設定する。
その後、画像表示装置10は、角度算出装置22が算出した所定の視点変換基準角度θからのズレ角Δθを取得し、ズレ角Δθがゼロにほぼ等しい場合には(ステップS6のYES)、路面は水平であるとして視点変換度合いの調整を行うことなくステップS9に移行する。
一方、ズレ角Δθがゼロでない場合には(ステップS6のNO)、画像表示装置10は、立体物検出装置26により、ズレ角Δθの大きさに基づいてカメラ画像内に立体物が存在するか否かを判定する(ステップS7)。
図11は、ズレ角Δθの時間的推移を示す図であり、縦軸にズレ角Δθを配し、横軸に時間tを配する。また、図11は、自車両が上り坂又は下り坂に接近する場合におけるズレ角Δθの推移を破線で示し、自車両が立体物に接近する場合におけるズレ角Δθの推移を実線で示す。
画像表示装置10は、立体物検出装置26により、ズレ角Δθの値が閾値THを超えた場合にはカメラ画像内に立体物が存在すると判定し(ステップS7のYES)、路面上に立体物が存在するものの路面自体は水平のままであるとして視点変換度合いの調整を行うことなくステップS9に移行する。
また、画像表示装置10は、立体物検出装置26により、ズレ角Δθの値がゼロではないが閾値THを超えない場合にはカメラ画像内に立体物が存在しないと判定し(ステップS7のNO)、自車両が斜面に接近しているとして角度算出装置22が算出した所定の視点変換基準角度θに対するズレ角Δθの値に基づいて視点変換度合いを調整する(ステップS8)。
その後、画像表示装置10は、映像合成装置30により、ステップS4において視点変換したカメラ12a〜12dからの4枚の画像、又は、ステップS8において視点変換の度合いを調整したカメラ12a〜12dからの4枚の画像を、先行技術にあるような手法を用いて合成する(ステップS9)。画像の合成は、例えばαブレンディングを用いて、前後左右の重複領域の合成を実施する。本実施形態では前後画像はα値=100%で合成し、左右画像はα値=0%で合成する。
その後、画像表示装置10は、映像出力装置32により、ステップS9で合成した画像をビデオ信号等に変換して、ディスプレイ34に出力する(ステップS10)。
その後、画像表示装置10は、車両のエンジンが停止されること等により表示処理を終了すべきと判断するまで(ステップS11のNO)、ステップS1からステップS10までのステップを繰り返し、表示処理を終了すべきと判断した場合に(ステップS11のYES)、処理を終了させる。
このように、実施形態に係る画像表示装置10は、所定の視点変換基準角度θに対するズレ角Δθに基づいて路面上における立体物の存否を判定し、そのズレ角Δθがゼロでない場合であって、且つ、立体物が存在しないと判定された場合に限り、視点変換に対する調整を実行するので、立体物の表面を路面であると誤認することによる視点変換に対する不要な調整を効率的に排除して適切に視点変換された出力画像をディスプレイ34上に表示することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳説したが、本発明は、上述した実施形態に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施形態において、立体物検出装置26は、所定の視点変換基準角度θからのズレ角Δθの時間的推移に基づいて視点変換の度合いを調整するが、視点変換基準角度自体(所定の視点変換基準角度θにズレ角Δθを加算又は減算した角度)の時間的推移に基づいて視点変換の度合いを調整するようにしてもよく、レーザレーダが検出する距離Lの時間的推移に基づいて視点変換の度合いを調整するようにしてもよい。
また、立体物検出装置26は、視点変換基準角度、ズレ角Δθ、距離Lにおける、自車両の移動距離に対する推移に基づいて視点変換の度合いを調整するようにしてもよい。自車両が速度を変更しながら断続的に移動する場合にも対応できるようにするためである。
また、立体物検出装置26は、路面上に立体物が存在する場合に視点変換の度合いの調整を中止するが、路面に局所的な凹みや溝が存在する場合に視点変換の度合いの調整を中止するようにしてもよい。
実施形態に係る画像表示装置の構成を示すブロック図である。 実施形態に係るカメラの配置を示す斜視図である。 実施形態に係る透視変換原理を示す図である。 実施形態に係る透視変換前後のイメージを示す図である。 実施形態に係る画像表示装置の動作を示すフローチャートである。 実施形態に係るカメラとレーザレーダの座標系を示す図(その1)である。 実施形態に係るカメラとレーザレーダの座標系を示す図(その2)である。 上り坂の場合におけるレーザレーダと路面との間の位置関係を示す図である。 下り坂の場合におけるレーザレーダと路面との間の位置関係を示す図である。 路面上に立体物が存在する場合におけるレーザレーダと路面との間の位置関係を示す図である。 視点変換基準角からのズレ角の時間的推移を示す図である。
符号の説明
10 画像表示装置
11 車体
12a、12b、12c、12d カメラ
14 画像入力装置
16a、16b、16c、16d レーザレーダ
18 レーダ信号入力装置
20 入力同期装置
22 角度算出装置
24 初期セットアップ情報格納部
26 立体物検出装置
28 視点変換装置
30 映像合成装置
32 映像出力装置
34 ディスプレイ
P スクリーン平面
I1 変換前イメージ
I2 変換後イメージ

Claims (1)

  1. 撮像手段により得られた車両周辺の画像を視点変換して表示する画像表示装置であって、
    前記撮像手段と被写体との間の距離を検出する距離検出手段と、
    前記撮像手段の撮像軸を含む鉛直平面内にあり前記距離が所定値となる被写体上の点と前記撮像手段とを結ぶ線が鉛直軸に対して形成する角度を算出する角度算出手段と、
    前記角度算出手段が算出する角度に基づいて視点変換の度合いを調整する視点変換度調整手段と、
    前記角度算出手段が算出する角度の変化に基づいて立体物の存否を判定する立体物存否判定手段と、を備え、
    前記視点変換調整手段は、前記立体物存否判定手段により立体物が存在すると判定された場合に調整を中止する、
    ことを特徴とする画像表示装置。
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