JP2010157021A - 情報処理装置 - Google Patents

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清和 宮澤
Kazuya Usuda
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Abstract

【課題】堅牢性と薄型化とを両立させつつ、部品点数の増加及びコストの上昇を抑え、作業性を向上させることが可能な情報処理装置を提供すること。
【解決手段】緩衝部材は、記録部に装着される装着部と、装着部に一体に設けられ、収容部の内壁面に当接する凹凸部とを有し、記録部を収容部内に弾性的に支持する。これにより、情報処理装置が外部から衝撃を受けたとき、記録部を弾性的に支持する緩衝部材の凹凸部が衝撃を吸収し記録部を保護することができる。この構造により、緩衝部材自体を薄型化できるとともに、記録部近傍の空間を縮小化することができるので、情報処理装置を薄型化及び小型化することができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、堅牢性と薄型化とを両立する情報処理装置に関する。
一般に、ノート型のパーソナルコンピュータ(PC;Personal Computer)にハードディスクドライブ等の記録部を取り付ける場合、緩衝部材や弾性部材等を使用して記録部を筐体に取り付ける(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1では、記録部の上にクッション及びホルダが順に重ねられ、これら各部材がPCのケース部材に取り付けられる。
特開平11−086519号公報(段落[0019]〜[0020]、図4)
特許文献1に記載された技術によれば、ホルダにより記録部が支持されるとともに、クッションにより記録部が外部の衝撃等から保護される。その結果、堅牢性は向上するものの、部品点数が増加し、コストが上昇するとともに、作業性が煩雑になる。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、堅牢性と薄型化とを両立させつつ、部品点数の増加及びコストの上昇を抑え、作業性を向上させることが可能な情報処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、記録部と、筐体と、弾性部材とを有する。記録部は、直方体の外形を有し、情報の書込みが可能である。筐体は、前記記録部の各面に対応する複数の内壁面を持ち、前記記録部を着脱可能に収容する収容部を有する。弾性部材は、前記記録部と前記収容部の前記内壁面との間に介在されるように配置され、前記収容部の前記内壁面に対向する部位に凹凸が設けられる。
本発明によれば、情報処理装置が外部から衝撃を受けたとき、記録部と収容部の内壁面との間に介在された弾性部材の凹凸が衝撃を吸収し記録部を保護することができる。この構造により、弾性部材自体を薄型化できるとともに、記録部近傍の空間を縮小化することができるので、情報処理装置を薄型化及び小型化することができる。
本発明において、前記弾性部材は、前記記録部の複数のコーナ部に装着される。
本発明によれば、記録部を支持するための部材として複数のコーナ部の弾性部材だけを設ければよく、取り付けシャーシや螺子等が不要となる。これにより、部品点数が削減でき製造コストを削減できるとともに、記録部着脱時の作業性が向上する。
本発明において、前記弾性部材は、前記記録部の前記コーナ部に、前記記録部の直方体の3軸方向に対して装着される。
本発明によれば、弾性部材が記録部のコーナ部に3軸方向に対して装着されるので、弾性部材と記録部との装着が解除され難い。これにより、記録部の安全性を向上させることができる。
本発明において、前記弾性部材の前記凹凸は、前記直方体の3軸方向のいずれかに沿って溝状に設けられる。
本発明によれば、情報処理装置が外部から衝撃を受けたとき、記録部のコーナ部に装着される弾性部材の凹凸が3軸方向に対して弾性的に変形することで衝撃を吸収し、記録部を衝撃から保護することができる。
本発明において、前記筐体は、第1の筐体部と、前記第1の筐体部に対向する第2の筐体部と、前記記録部の4つの側面に対応する4つの側壁部とを有する。前記収容部は、前記第1の筐体部の前記4つの側壁部により囲われた領域に対応する第1の部位と、前記第2の筐体部の前記4つの側壁部により囲われた領域に対応する第2の部位と、前記4つの側壁部とにより構成される。
本発明によれば、記録部を収容する収容部は、上下面が情報処理装置の筐体部により構成される。これにより、情報処理装置を薄型化することが可能となる。
本発明において、情報処理装置は、前記第1の筐体に設けられた入力操作部をさらに具備する。前記弾性部材は、前記第1の部位に対応する前記凹凸の溝の深さに対して、前記第2の部位に対応する前記凹凸の溝の深さが大きい。
本発明によれば、入力操作部が設けられていない領域すなわち高い安全性が必要な領域において弾性部材の溝の深さを大きくすることで、凹凸がより大きな衝撃に耐えうる。これにより、記録部の保護性能を向上させることができる。
以上のように、本発明の情報処理装置によれば、堅牢性と薄型化とを両立させつつ、部品点数の増加及びコストの上昇を抑え、作業性を向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。以下の実施形態では、情報処理装置としてノート型のパーソナルコンピュータ(以下、単にPCと呼ぶ。)を一例に挙げて説明する。
[PCの構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るPCの開いた状態を示す斜視図である。
同図に示すように、PC1は、本体部2と、表示部3と、本体部2と表示部3とを連結するヒンジ4とを備える。表示部3は、ヒンジ4を介して本体部2に対して開閉(折り畳み)可能である。
図2は、PCの本体部の内部構造を示す図である。
同図に示すように、PC1の本体部2は、内部にシステムボード5と、冷却ファン6と、記録部10、20とを備え、これらを収容する筐体30をさらに備える。
システムボード5の表面及び裏面にはCPU(Central Processing Unit)やメインメモリ、各種のインタフェース用の制御回路などの電子部品が実装されている。
冷却ファン6は、システムボード5に実装されたCPUや、その他の発熱素子を冷却する。
筐体30は、表示部3が本体部2に対して閉じたとき表示部3に対面する第1の筐体部31と、この第1の筐体部に対向する第2の筐体部32とを有する。第1の筐体部31には、表示部3が本体部2に対して閉じたとき表示部3に対面する領域に、キーボード等の入力操作部7aと、ユーザが入力操作時に手首等を置くためのパームレスト7bとが設けられている。第2の筐体部32は、机等に載置される面と、この面の端部に設けられたテーパ部32aとを有する。
なお、本実施形態において、筐体30とは、PC1の外装部材のみならず、この外装部材の内部に設けられた後述する枠部材50、60等のシャーシ等も包含して示すものとする。同様に、第1の筐体部31及び第2の筐体部32も、PC1の外装部材のみならず、この外装部材に設けられたシャーシ等も包含して示すものとする。
記録部10、20は、互いに対向する略長方形の2つの主面と、これら主面を連結する4つの側面とを有する略直方体状の部材である。記録部10、20は、それぞれ内部に図示しない磁気ディスクを有し、この磁気ディスクに対して情報の読み書きを行う。記録部10、20はそれぞれフレキシブルケーブルを介してシステムボード5のコネクタ端子に接続される。
記録部10は例えば2.5インチハードディスクドライブである。記録部10は、第1の筐体部31に対向する略長方形状の主面11と、第2の筐体部32に対向し、主面11と略等しい形状を有する主面12と、表裏対応する主面11、12を連続的かつ直交するように連結する複数の側面13を有する。
記録部10は、筐体30内部に設けられた収容部8に着脱自在に収容される。筐体30には、この収容部8を区画するための環状の枠部材50が例えば螺子止めにより固定されている。枠部材50は4つの側壁部51を有し、この側壁部51は第1の筐体部31と第2の筐体部32とを連結するように設けられている。すなわち収容部8は、第1の筐体部31の、枠部材50の側壁部51により囲われた領域に対応する部位と、第2の筐体部32の、この側壁部51により囲われた領域に対応する部位と、この側壁部51とにより区画された領域である。この収容部8内に、複数の弾性部材100、200を用いて記録部10が収容される。
記録部20は例えば1.8インチハードディスクドライブである。記録部20は、第1の筐体部31に対向する略長方形状の主面21と、第2の筐体部32に対向し、主面21と略等しい形状を有する主面22と、表裏対応する主面21、22を連続的かつ直交するように連結する複数の側面23を有する。なお、記録部10、20は上記サイズ及び形状に限定されない。
記録部20は、筐体30内部に設けられた収容部9に着脱自在に収容される。筐体30には、この収容部9を区画するための環状の枠部材60が例えば螺子止めにより固定されている。枠部材60は、4つの側壁部61と、この側壁部61と連続的に形成され、第1の筐体部31と平行に設けられた上壁部62とを有する。すなわち収容部9は、枠部材60の上壁部62と、テーパ部32aを含む第2の筐体部32の、枠部材60の側壁部61により囲われた領域に対応する部位と、この側壁部61とにより区画された領域である。この収容部9内に、複数の弾性部材300、400を用いて記録部20が収容される。
弾性部材100、200、300、400は、それぞれ弾性を有する材料例えばゴム材料(JIS A 30°)からなる、一体的に形成された部材である。
[記録部10の収容構造]
次に、記録部10の収容部8への収容構造をより詳細に説明する。
図3は、弾性部材100を示す斜視図であり、図4は、この弾性部材100を示す6面図である。
同図に示すように弾性部材100は、記録部10の隣り合う2つのコーナ部にそれぞれ装着可能な一組の装着部110、120と、装着部110、120を連結する連結装着部130と、装着部110、120にそれぞれ設けられた凹凸部140、150とを有する。
装着部110は、互いに平行な一組の板状部111、112と、これら板状部111、112を連結する、互いに直交した連続する板状部113、114を有する。
装着部120も同様に、互いに平行な一組の板状部121、122と、これら板状部121、122を連結する、互いに直交した連続する板状部123、124を有する。板状部121は、装着部110の板状部111と等しい厚さを有する。板状部122もまた、装着部110の板状部112と等しい厚さを有する。板状部111、121の厚さは、板状部112の厚さより大きい。
連結装着部130は、一組の装着部110、120の板状部111、121同士を、板状部113、123が互いに平行に位置するように、また板状部114、124の対応する主面同士が同一平面状に位置するように連結する。互いに連結された板状部111、連結装着部130及び板状部121は、均一な厚さを有する一つのプレート状の部品を構成する。互いに平行に位置する板状部113、123間の距離は、記録部10の長方形状の主面21、22のいずれか一辺例えば短辺の長さと略等しい。また、板状部111、121と、板状部112、122との間の距離は、記録部10の主面11、12間の距離すなわち記録部10の厚さと略等しい。
凹凸部140は、装着部110の板状部111、112、113、114にそれぞれ設けられた凹凸部141、142、143、144を含む。同様に、凹凸部150は、装着部120の板状部121、122、123、124にそれぞれ設けられた凹凸部151、152、153、154を含む。より詳細には、凹凸部140、150はそれぞれ以下のようにしてそれぞれ装着部110、120に設けられる。
装着部110において、板状部111には、板状部112に対向する面と反対側の面に複数の凹凸部141が板状部114に直交する方向に溝状に設けられる。板状部112には、板状部111に対向する面と反対側の面に複数の凹凸部142が凹凸部141に平行な方向に溝状に設けられる。凹凸部142の厚さは、凹凸部141の厚さよりも小さい。板状部113には、装着部120の板状部123に対向する面と反対側の面に複数の凹凸部143が凹凸部141、142に平行な方向に溝状に設けられる。板状部114には、複数の凹凸部144が溝状に設けられる。凹凸部144は、板状部111に設けられた凹凸部141の一部及び板状部113に設けられた凹凸部142の一部とそれぞれ連続的に形成されている。溝状に形成された各凹凸部140は、この形状によりそれぞれ弾性を有する。
凹凸部141、142、142、144の厚さは、それぞれ凹凸部141、142、143、144及び板状部111、112、113、114の合計厚さのおよそ50〜60%である。以下の説明において、各凹凸部の厚さは原則的に上記の割合で構成されている。成型時の離型容易性や筐体30内の他の構成部品への接触及び衝突防止を考慮したものである。図19は、各弾性部材100、200、300、400の材料であるゴム材料(JIS A 30°)の材料特性線図である。同図に示すように、凹凸部の厚さを合計厚さの50〜60%とすることで、応力に対する歪みの遷移が小さくなり、材料が変形しにくくなる。
弾性部材100の説明に戻る。装着部120において、板状部121には、板状部122に対向する面と反対側の面に複数の凹凸部151が板状部124に直交する方向に溝状に設けられる。凹凸部151の厚さは、凹凸部141の厚さと等しい。板状部122には、板状部121に対向する面と反対側の面に複数の凹凸部152が凹凸部151に平行な方向に溝状に設けられる。凹凸部152の厚さは、凹凸部142の厚さよりも大きい。板状部123には、装着部110の板状部113に対向する面と反対側の面に複数の凹凸部153が凹凸部151、152に平行な方向に溝状に設けられる。板状部124には、複数の凹凸部154が溝状に設けられる。凹凸部154は、板状部121に設けられた凹凸部151と連続的に形成されている。溝状に形成された各凹凸部150もまた、それぞれ弾性を有する。
以上のように、弾性部材100は、内周側に位置する装着部110、120及び連結装着部130は平面状に構成される一方、外周側には弾性を有する溝状の凹凸部140、150が設けられた形状を有する。
図5は、弾性部材200を示す斜視図であり、図6は、この弾性部材200を示す6面図である。
弾性部材200は、弾性部材100と同様の技術思想に基き構成された部材であり、弾性部材100と類似の形状を有するが、収容部8に配置されるときの他の構成部品との位置関係等との兼ね合いで設計上の変更が加えられている点でのみ異なる。従って、弾性部材200に関しては弾性部材100と同様の参照符号を付すことで同様の形状及び機能等を示すものとし、その詳細な説明は省略する。
同図に示すように、弾性部材200は、一組の装着部210、220と、装着部210、220を連結する連結装着部230と、装着部210、220からそれぞれ突出する凹凸部240、250とを有する。
装着部210は、互いに平行な一組の板状部211、212と、これら板状部211、212を連結する、互いに直交した連続する板状部213、214を有する。
装着部220も同様に、互いに平行な一組の板状部221、222と、これら板状部221、222を連結する、互いに直交した連続する板状部223、224を有する。板状部221は、装着部210の板状部211と等しい厚さを有する。板状部222もまた、装着部210の板状部212と等しい厚さを有する。板状部211、221の厚さは、板状部212、222の厚さより大きい。
連結装着部230は、一組の装着部210、220の板状部211、221同士を、均一な厚さを有する一つのプレート状となるように連結する。互いに平行に位置する板状部213、223間の距離は、記録部10の長方形一辺例えば短辺の長さと略等しい。また、板状部211、221と、板状部212、222との間の距離は、記録部10の厚さと略等しい。
凹凸部240は、装着部210の板状部211、212、213、214にそれぞれ設けられた凹凸部241、242、243、244を含む。凹凸部250は、装着部220の板状部221、222、223、224にそれぞれ設けられた凹凸部251、252、253、254を含む。より詳細には、凹凸部240、250はそれぞれ以下のようにして装着部210、220に設けられる。
装着部210の板状部211には、板状部212に対向する面と反対側の面に複数の凹凸部241が、板状部214に直交する方向に溝状に設けられる。板状部212には凹凸部242が設けられる。より詳細には、板状部212には、板状部211に対向する面と反対側の面に複数の凹凸部242aと、凹凸部242aより肉厚であり段差を有する凹凸部242bとが、凹凸部241に平行な方向に溝状に設けられる。凹凸部242aの厚さは、凹凸部241の厚さよりも小さく構成される。板状部213には、装着部220の板状部223に対向する面と反対側の面に複数の凹凸部243が、凹凸部241、242に平行な方向に溝状に設けられる。板状部214には、複数の凹凸部244が溝状に設けられる。凹凸部244は、板状部211に設けられた凹凸部241及び板状部213に設けられた凹凸部242a、242bとそれぞれ連続的に形成されている。溝状に形成された各凹凸部240は、それぞれ弾性を有する。
装着部220の板状部221には、板状部222に対向する面と反対側の面に複数の凹凸部251が、板状部224に直交する方向に溝状に設けられる。凹凸部251の厚さは、凹凸部241の厚さと等しい。板状部222には、板状部221に対向する面と反対側の面に複数の凹凸部252が、凹凸部251に平行な方向に溝状に設けられる。凹凸部252の厚さは、凹凸部242aの厚さと等しい。板状部223には、装着部210の板状部213に対向する面と反対側の面に複数の凹凸部253が、凹凸部251、252に平行な方向に溝状に設けられる。板状部224には、複数の凹凸部254が溝状に設けられる。凹凸部254は、板状部221に設けられた凹凸部251と連続的に形成されている。溝状に形成された各凹凸部250もまた、それぞれ弾性を有する。
以上のように、弾性部材200は、弾性部材100と同様に、内周側に位置する装着部210、220及び連結装着部230は平面状に構成される一方、外周側には弾性を有する溝状の凹凸部240、250が設けられた形状を有する。
図7は、弾性部材100、200が記録部10に装着された状態を示す斜視図であり、図8は、弾性部材100、200が記録部10に装着された状態を示す6面図である。
同図に示すように、弾性部材100の装着部110、120及び弾性部材200の210、220が、記録部10の4つのコーナ部に装着される。ここで、記録部10に設けられたコネクタは、連結装着部130、230等により干渉されることなく、接続性が悪くなるおそれは無い。
図9は、弾性部材100、200及び記録部10と、収容部8との関係を示す分解斜視図である。
同図に示すように、弾性部材100、200が装着された記録部10は、収容部8に着脱自在に収容される。収容部8を区画する環状の枠部材50の側壁部51には、弾性部材100、200の、記録部10の側面13に対応する箇所に設けられた凹凸部143、144、153、154、243、244、253、254が当接する。
図10は、収容部8に収容された記録部10及び弾性部材200を示す説明図である。
同図に示すように、弾性部材200の記録部10の主面12に対応する箇所に設けられた凹凸部241、251は、筐体30の第2の筐体部32の内面に当接する。記録部10の主面11に対応する箇所に設けられた凹凸部242a、242b、252は、第1の筐体部31の内面に当接する。より詳細には、凹凸部242a、252は、第1の筐体部31の入力操作部7aが設置された領域の内面に当接し、凹凸部242bは、第1の筐体部31の入力操作部7aが設置されていない領域すなわちパームレスト7bの内面に当接する。記録部10の側面13に対応する箇所に設けられた凹凸部243、253は、上述のように枠部材50の側壁部51に当接する。本図には示されないが、同様に凹凸部244、254も、枠部材50の側壁部51に当接する。
さらに、弾性部材100においても弾性部材200と同様に、各凹凸部140、150が、第1の筐体部31の内面、第2の筐体部32の内面及び枠部材50の側壁部51に当接する。
上記構成により、弾性部材100、200は、記録部10の6面に対して直方体の3軸方向に装着されるとともに記録部10を収容部8の6面に対して3軸方向に弾性的に支持する。
この結果、弾性部材100、200に弾性的により支持された記録部10は、3軸方向からの衝撃に耐え得る。すなわち、PC1が外部から衝撃を受けたとき、弾性を有する溝状の各凹凸部140、150、240、250が3軸方向に対して歪むことで衝撃を吸収し、記録部10を衝撃から保護する。また、弾性部材100、200に弾性を持たせることで、弾性部材100、200を薄型化し、記録部10近傍の空間を縮小化することができるので、PC1を薄型化及び小型化することができる。
また、上述のように、凹凸部241、251の溝の深さは凹凸部242a、252の溝の深さよりも大きく、板状部211、221の厚さは板状部212、222の厚さより大きい。PC1が閉じられた状態にあるとき、第1の筐体部31は表示部3により覆われているが、第2の筐体部32は外部に露出している。この状態にあるPC1が外部からの衝撃を受ける場合、第2の筐体部32は第1の筐体部31より大きな衝撃を受けやすい。そこで、凹凸部241、251の溝の深さを大きくすることで、凹凸部241、251がより歪みやすくなりより大きな衝撃を吸収することが可能となる。ここで、凹凸部241、251が大きく歪む場合、板状部211、221が肉薄であると板状部211、221が破損してしまうおそれがある。そこで、板状部211、212を肉厚とすることで板状部211、221の破損を防止し、記録部10の保護性能を向上させている。
さらに、記録部10を収容部8に支持するための部材として、一体成形品である弾性部材100、200だけを使用すればよく、取り付けシャーシや螺子等が不要である。これにより、部品点数が削減でき製造コストを削減できるとともに、記録部10の着脱時の作業性が向上する。
また、記録部10を収容する収容部8は、上下面が第1の筐体部31及び第2の筐体部32により構成される。これにより、PC1を薄型化することが可能となる。
[記録部20の収容構造]
次に、記録部20の収容部9への収容構造をより詳細に説明する。
図11は、弾性部材300を示す斜視図であり、図12は、この弾性部材300を示す6面図である。
同図に示すように弾性部材300は、記録部20のコーナ部に装着可能な装着部310と、装着部310から突出する凹凸部340とを有する。
装着部310は、互いに平行な一組の板状部311、312と、これら板状部311、312を連結する、互いに直交した連続する板状部313、314を有する。板状部311の厚さは、板状部312の厚さより大きい。板状部311、312の間の距離は、記録部20の主面21、22間の距離と略等しい。
凹凸部340は、装着部310の板状部311、312、313にそれぞれ設けられた凹凸部341、342、343を含む。より詳細には、凹凸部340は以下のようにしてそれぞれ装着部310に設けられる。
板状部311には、板状部312に対向する面と反対側の面に、複数の凹凸部341が板状部313に直交する方向に溝状に設けられる。複数の凹凸部341のうち板状部314側に設けられた凹凸部341aは、板状部314から連続するようにして設けられている。その他の凹凸部341bは、溝方向に凹凸部341aより短く形成される。凹凸部341a、341bにおいて、板状部313側に位置する領域は、テーパ面部341cを構成する。凹凸部341bは、テーパ面部341cと反対側に位置する面に、板状部313に平行な面部341dを有する。凹凸部341aは、凹凸部341bに対して溝方向に長く形成された領域に、面部341dと連続的かつ直交する面部341eを有する。
板状部312には、板状部311に対向する面と反対側の面に板状部313に直交する方向に一部溝形状を有する凹凸部342が設けられる。この凹凸部342は、板状部312から突出する凹凸部342aと、凹凸部342aから延出する板状部342bとを有する。より詳細には、凹凸部342aの板状部313と反対側に位置する先端が、板状部312から段差をなすようにして延出する。凹凸部342aの先端には、板状部342bが連続的に形成される。この板状部342bは、さらに、板状部314と連続的かつ直交するように形成される。凹凸部342の厚さは、凹凸部341の厚さよりも小さい。
板状部313には、複数の凹凸部343が、凹凸部341、342とそれぞれ連続的に溝状に設けられる。より詳細には、凹凸部343は凹凸部341のテーパ面部341c及び凹凸部342の凹凸部342aと連続的に形成される。溝状に形成された各凹凸部340は、それぞれ弾性を有する。
以上のように、弾性部材300は、装着部310として機能する内周側は平面状に構成される一方、外周側には弾性を有する溝状の凹凸部340が設けられた形状を有する。
図13は、弾性部材400を示す斜視図であり、図14は、この弾性部材400を示す6面図である。
弾性部材400は、弾性部材300と同様の形状を有するが、鏡面対象に形成される点でのみ異なる。従って、弾性部材400に関しては弾性部材300と同様の参照符号を付すことで同様の形状及び機能等を示すものとし、その詳細な説明は省略する。
同図に示すように、弾性部材400も弾性部材300と同様に、記録部20のコーナ部に装着可能な装着部410と、装着部410から突出する凹凸部440とを有する。装着部410は、互いに平行な一組の板状部411、412と、これら板状部411、412を連結する、互いに直交した連続する板状部413、414を有する。凹凸部440は、装着部410の板状部411、412、413からそれぞれ突出するようにして設けられた凹凸部441、442、443を含む。各凹凸部440は、凹凸部340と同様の形状を有する。すなわち、弾性部材400もまた、内周面は平面状に構成される一方、外周面には弾性を有する溝状の凹凸部440が設けられた形状を有する。
図15は、弾性部材300、400が記録部20に装着された状態を示す斜視図であり、図16は、弾性部材300、400が記録部20に装着された状態を示す6面図である。
同図に示すように、2つの弾性部材300がそれぞれ記録部20の対角線位置の2つのコーナ部に装着され、2つの弾性部材400がそれぞれ記録部20のもう一方の対角線位置の2つのコーナ部に装着される。なお、記録部20の主面21には、主面21より突出するとともに主面21に平行な表面を有する突出領域24が設けられ、主面22には、主面22より突出するとともに主面22に平行な表面を有する突出領域25が設けられる。
詳細には、各板状部311、411が主面22に接し、各板状部312、412が主面21に接し、凹凸部342、442の板状部342b、442bが主面21の突出領域24の外周面に接する。また、各板状部313、413が互いに対向する側面23、23に接し、各板状部314、414がもう一方の互いに対向する側面23、23に接する。さらに、凹凸部341、441の面部341d、341e、441d、441eが主面22の突出領域25の外周面に接する。このように弾性部材300、400は、記録部20に装着される。
図17は、収容部9に収容された記録部20及び弾性部材300、400を示す説明図である。
同図に示すように、弾性部材300、400の記録部20の主面22に対応する箇所に設けられた凹凸部341、441は、筐体30の第2の筐体部32の内面に当接する。より詳細には、凹凸部341、441の突出端部は第2の筐体部32の載置領域における内面に当接し、テーパ面部341cは、第2の筐体部32のテーパ部32aに当接する。記録部20の主面21に対応する箇所に設けられた凹凸部342、442は、枠部材60の上壁部62に当接する。記録部10の側面13に対応する箇所に設けられた凹凸部343、443は、枠部材60の側壁部61に当接する。本図には示されないが、同様に板状部314、414も、枠部材60の側壁部61に当接する。
さらに、図示されないもう一方の弾性部材300、400においても上記と同様に、各凹凸部340、440が、第2の筐体部32の内面及び枠部材60の側壁部61及び上壁部62に当接する。
すなわち、弾性部材300、400は、記録部20の6面に対して装着されるとともに記録部20を収容部9の6面に対して支持する。これにより、弾性部材300、400は、互いに協働して記録部20を収容部9内に直方体の3軸方向において弾性的に支持する。これにより、弾性部材300、400においても、上述した弾性部材100、200により得られる機能を得ることができ、さらに、弾性部材300、400によれば、以下の機能も得ることができる。
すなわち、弾性部材300、400に設けられた凹凸部341、441の面部341d、341e、441d、441eが主面22の突出領域25の外周面に当接し、板状部312、412の先端部が、主面21の突出領域24の外周面に接触可能である。これにより、弾性部材300、400が、突出領域24、25においても記録部20をXY方向に支持することができ、記録部20の保護性能を向上させることができる。
また、凹凸部341が第2の筐体部32のテーパ部32aに当接する。凹凸部341は肉厚に形成された311に設けられ、さらに凹凸部341自体の厚さも大きく、外部からの衝撃に対して強い構造を有する。従って、記録部20を筐体30の側面部近傍に配置することができ、PC1を小型化とすることが可能となる。
[変形例]
本実施形態では、弾性部材300、400の溝状の凹凸部341、343、342、441、443、442において、3つの凸部の間に2つの凹部(スリット)が形成された。しかしながらこれに限定されず、スリットが1つ設けられるように凹凸部を形成してもよいし、2つ設けられるように凹凸部を形成してもよい。或いは、弾性部材の材質や要求する堅牢性によってはスリットを形成しなくてもよい。
図18は、異なる数のスリットがそれぞれ設けられた弾性部材の機能を比較するグラフである。
ここでは、弾性部材300、400のようにスリットが2つ設けられた弾性部材、スリット無しの弾性部材、スリットが1つ設けられた弾性部材及びスリットが3つ設けられた弾性部材で実験を行った。1.8インチハードディスクドライブの4つのコーナ部にそれぞれ弾性部材を装着し、中心部に加速度センサを取り付けた。PCが机上で用いられることを想定し、76cmの高さからカーペット敷きのフロアに対してこの記録部を落下させた。落下実験を5回行い、落下衝撃時の重力加速度(G値)の平均を求めた。
同図に示すように、スリットの数を増加させると落下衝撃時のG値が減少する。すなわち、スリット数が多いほど弾性部材が撓みやすく、より大きな衝撃エネルギーを吸収する。しかしながら、場合によっては、弾性部材が撓みすぎると、筐体内部の各部材に接触するおそれが生じる。従って、弾性部材の材質、要求するクッション効果、スリットの幅や深さ等を考慮してスリットの数を決めればよい。
本発明に係る実施形態は、以上説明した実施形態に限定されず、他の種々の実施形態が考えられる。例えば、本実施形態においては、弾性部材は、例えばハードディスクドライブ等の記録部を支持するのに使用された。しかしながら、これに限定されず、この弾性部材を不揮発性半導体メモリ等のストレージ装置又はその他衝撃に弱い部材を支持するのに使用してもよい。
また、弾性部材100、200、300、400は、それぞれ弾性を有する材料例えばゴム材料(JIS A 30°)で形成した。しかしながら、これに限定されず、異なる硬度を有するゴム材料その他の弾性を有する材料で形成してもよい。使用する材料に応じて、凹凸部の厚さや溝幅等を適宜変更すればよい。
本発明の一実施形態に係るPCの開いた状態を示す斜視図である。 PCの本体部の内部構造を示す図である。 弾性部材100を示す斜視図である 弾性部材100を示す6面図である。 弾性部材200を示す斜視図である。 弾性部材200を示す6面図である。 弾性部材100、200が記録部10に装着された状態を示す斜視図である。 弾性部材100、200が記録部10に装着された状態を示す6面図である。 弾性部材100、200及び記録部10と、収容部8との関係を示す分解斜視図である。 収容部8に収容された記録部10及び弾性部材200を示す説明図である。 弾性部材300を示す斜視図である。 弾性部材300を示す6面図である。 弾性部材400を示す斜視図である。 弾性部材400を示す6面図である。 弾性部材300、400が記録部20に装着された状態を示す斜視図である。 弾性部材300、400が記録部20に装着された状態を示す6面図である。 収容部9に収容された記録部20及び弾性部材300、400を示す説明図である。 異なる数のスリットがそれぞれ設けられた弾性部材の機能を比較するグラフである。 弾性部材の材料特性線図である。
符号の説明
1…PC
2…本体部
8、9…収容部
10、20…記録部
30…筐体
31…第1の筐体部
32…第2の筐体部
32a…テーパ部
50、60…枠部材
100、200、300、400…弾性部材
110、120、210、220、310、410…装着部
140、150、240、250、340、440…凹凸部

Claims (6)

  1. 直方体の外形を有し、情報の書込みが可能な記録部と、
    前記記録部の各面に対応する複数の内壁面を持ち、前記記録部を着脱可能に収容する収容部を有する筐体と、
    前記記録部と前記収容部の前記内壁面との間に介在されるように配置され、前記収容部の前記内壁面に対向する部位に凹凸が設けられた弾性部材と
    を具備する情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記弾性部材は、前記記録部の複数のコーナ部に装着される
    情報処理装置。
  3. 請求項2に記載の情報処理装置であって、
    前記弾性部材は、前記記録部の前記コーナ部に、前記記録部の直方体の3軸方向に対して装着される
    情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置であって、
    前記弾性部材の前記凹凸は、前記直方体の3軸方向のいずれかに沿って溝状に設けられる
    情報処理装置。
  5. 請求項4に記載の情報処理装置であって、
    前記筐体は、第1の筐体部と、前記第1の筐体部に対向する第2の筐体部と、前記記録部の4つの側面に対応する4つの側壁部とを有し、
    前記収容部は、前記第1の筐体部の前記4つの側壁部により囲われた領域に対応する第1の部位と、前記第2の筐体部の前記4つの側壁部により囲われた領域に対応する第2の部位と、前記4つの側壁部とにより構成される
    情報処理装置。
  6. 請求項5に記載の情報処理装置であって、
    前記第1の筐体に設けられた入力操作部をさらに具備し、
    前記弾性部材は、前記第1の部位に対応する前記凹凸の溝の深さに対して、前記第2の部位に対応する前記凹凸の溝の深さが大きい
    情報処理装置。
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WO2014147727A1 (ja) * 2013-03-18 2014-09-25 富士通株式会社 電子機器、内蔵装置、及び弾性部材

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