JP2010154967A - ヘッドレスト - Google Patents

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Abstract

【課題】プレート部材全体を良好に薄肉化するとともに、前記プレート部材自体の剛性を確保することができ、ヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することを可能にする。
【解決手段】ヘッドレスト10は、ヘッドレスト本体22から延出するスティ18a、18bを備え、前記スティ18a、18bの上端部は、横架部18cにより連結される。横架部18cには、回転部26を介してプレート部材28が連結される。プレート部材28は、回転部26に固定される幅狭な揺動プレート部40と、幅広なプレート本体部42とを有する。プレート本体部42には、蓋取り付け部46が固着される。揺動プレート部40とプレート本体部42との連結部位55には、補強部56が設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、シートの背もたれ部に挿入されるスティと、前記スティの上部に固定される後部材と、着座者の頭部を支持するとともに、前記後部材の上部に連結されて前後方向に揺動可能な前部材と、前記前部材に内装され、外方から蓋部材を着脱自在な蓋取り付け部が固着されるプレート部材とを備えるヘッドレストに関する。
シート、特に自動車用シートでは、着座者の頭部を外部衝撃から保護するために、背もたれ部の上部にヘッドレストが設けられている。従来から、この種のヘッドレストに関して、種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1に開示されている車両用ヘッドレストが知られている。このヘッドレストは、図15に示すように、芯材(スティ)1を固定した後部補強部材2と、前記後部補強部材2にヒンジ部3を介して連結される前部補強部材4とを備えている。
後部補強部材2と前部補強部材4とには、それぞれ内側の面に角度調整用筒状体5、6が一体に形成されている。従って、筒状体5への筒状体6の挿入の程度により、後部補強部材2と前部補強部材4との間隔が変化するように構成されている。
特開2005−102763号公報
最近、この種のヘッドレストでは、特に幅方向の寸法を大きくすることが望まれている。このため、ヘッドレスト全体として、剛性や強度を向上させる必要がある。
しかしながら、上記の特許文献1では、補強部材として合成樹脂製の後部補強部材2及び前部補強部材4が用いられており、ヘッドレストの大型化に伴って前記後部補強部材2及び前記前部補強部材4を相当に肉厚に設定しなければならない。従って、ヘッドレストは、前後方向や上下方向等、不要な方向に寸法の増加が惹起されてしまう。しかも、ヘッドレスト自体が重量物となり、芯材1に大きな荷重が付与されるという問題がある。
そこで、後部補強部材2及び前部補強部材4に代えて、例えば、金属プレート(プレート部材)を用いることが考えられる。しかしながら、ヘッドレストが幅方向に大型化すると、このヘッドレストを補強する金属プレートも大型化してしまう。これにより、特にスティに装着されて金属プレートを揺動させる揺動プレート部は、幅寸法が比較的小さいために歪み等の変形が生じ易く、剛性が低下するおそれがある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、プレート部材全体を良好に薄肉化するとともに、前記プレート部材自体の剛性を確保することができ、ヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能なヘッドレストを提供することを目的とする。
本発明は、シートの背もたれ部に挿入されるスティと、前記スティの上部に固定される後部材と、着座者の頭部を支持するとともに、前記後部材の上部に連結されて前後方向に揺動可能な前部材と、前記前部材に内装され、外方から蓋部材を着脱自在な蓋取り付け部が固着されるプレート部材とを備えるヘッドレストに関するものである。
プレート部材は、スティの上部に揺動自在に連結される揺動プレート部と、前記揺動プレート部の端部に連結され、前記揺動プレート部よりも幅寸法の大きなプレート本体部とを備えるとともに、前記揺動プレート部と前記プレート本体部との連結部位には、補強部が設けられている(請求項1)。
また、補強部は、連結部位から蓋取り付け部とプレート本体部との間を通って、前記プレート本体部の連結部位とは反対側に延在することが好ましい(請求項2)。
さらに、補強部は、プレート本体部の長手方向に沿って揺動プレート部の幅よりも広く延在することが好ましい(請求項3)。
さらにまた、補強部は、プレート部材に一体成形される複数のビードであることが好ましい(請求項4)。
また、ビードは、揺動プレート部がスティの上部に装着される締結部まで延在することが好ましい(請求項5)。
さらに、スティの上部に揺動自在に装着されるとともに、揺動プレート部が固着される揺動部材を備え、前記揺動部材は、連結部位まで延在して補強部を構成することが好ましい(請求項6)。
また、本発明に係るヘッドレストでは、プレート部材は、スティの上部に揺動自在に連結される揺動プレート部と、前記揺動プレート部の端部に連結され、前記揺動プレート部よりも幅寸法の大きなプレート本体部とを備えるとともに、前記プレート部材には、前記揺動プレート部に沿って補強部が配置されている(請求項7)。
さらに、本発明に係るヘッドレストでは、プレート部材は、スティの上部に揺動自在に連結される揺動プレート部と、前記揺動プレート部の端部に連結され、前記揺動プレート部よりも幅寸法の大きなプレート本体部とを備えるとともに、蓋取り付け部は、前記揺動プレート部と前記プレート本体部との連結部位に配置される補強部を一体に設けている(請求項8)。
さらにまた、本発明に係るヘッドレストでは、プレート部材は、スティの上部に揺動自在に連結される揺動プレート部と、前記揺動プレート部の端部に連結され、前記揺動プレート部よりも幅寸法の大きなプレート本体部とを備えるとともに、前記揺動プレート部の幅寸法は、蓋取り付け部の全長よりも大きく設定されている(請求項9)。
請求項1の発明によれば、プレート部材を構成する幅狭な揺動プレート部と幅広なプレート本体部との連結部位に、補強部が設けられるため、特に応力が集中し易い前記連結部位の剛性が良好に向上する。従って、プレート部材が大型化されても、肉厚を大きくすることなく、前記プレート部材自体の剛性の低下を抑制することができる。
これにより、プレート部材を良好に薄肉化するとともに、前記プレート部材自体の剛性を確保することができ、ヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
請求項2に係る発明によれば、補強部が、連結部位からプレート本体部の反対側に延在するため、前記連結部位の剛性が向上するとともに、プレート部材自体の剛性も向上させることができ、前記プレート部材を良好に薄肉化してヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
請求項3に係る発明によれば、補強部が、揺動プレート部の幅よりも広く延在するため、連結部位周辺の剛性が良好に向上するとともに、プレート本体部の剛性も向上させることが可能になる。
請求項4に係る発明によれば、複数のビードが、プレート部材に一体成形されるため、簡単な構成で、部品点数が増加することなく、前記プレート部材自体の剛性の低下を抑制することができ、前記プレート部材を良好に薄肉化してヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
請求項5に係る発明によれば、ビードが、揺動プレート部の締結部まで延在するため、前記揺動プレート部の剛性が良好に向上し、プレート部材を薄肉化してヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
請求項6に係る発明によれば、揺動プレート部が固着される揺動部材は、連結部位まで延在して補強部を構成するため、簡単な構成で、部品点数が増加することなく、前記揺動プレート部自体の剛性の低下を抑制することができ、前記プレート部材を良好に薄肉化してヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
請求項7に係る発明によれば、補強部が、プレート部材に揺動プレート部に沿って配置されるため、連結部位周辺の剛性を向上させることが可能になる。
請求項8に係る発明によれば、蓋取り付け部は、揺動プレート部とプレート本体部との連結部位に配置される補強部を一体に設けている。このため、部品点数が増加することがなく、プレート部材の変形を良好に阻止することができる。
請求項9に係る発明によれば、揺動プレート部の幅寸法は、蓋取り付け部の全長よりも大きく設定されている。従って、連結範囲が広くなるため、蓋取り付け部からの荷重が連結部端に伝達され難くなり、揺動プレート部の剛性を良好に向上させることが可能になる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るヘッドレスト10が装着される自動車用シート12の一部斜視説明図である。なお、本発明は、以下に説明する図及び実施形態に限定されるものではない。
シート12は、座部14と、前記座部14の後端側に連結される背もたれ部(シートバック)16とを備え、前記背もたれ部16の上部には、ヘッドレスト10が装着される。
ヘッドレスト10は、前記ヘッドレスト10から下方に突出する一対のスティ18a、18bが、背もたれ部16の上部に設けられているスティサポート20a、20bに挿入されることにより、前記背もたれ部16に装着される。
図2〜図4に示すように、スティ18a、18bの上部側は、ヘッドレスト本体22内に配置されるとともに、前記スティ18a、18bの屈曲部の近傍は、梁部材24を介して固定される。
スティ18a、18bの上端部は、横架部18cを介して一体化されており、この横架部18cに回転部26を介してプレート部材28が揺動可能に連結される。回転部26は、横架部18cに摺動可能に外装されるばねクリップ(揺動部材)30を備え、前記ばねクリップ30は、カラー32を介装してボルト34及びナット(締結部)36により締め付け保持される。
横架部18cには、ばねクリップ30の揺動範囲を規制するためのストッパピン38が固定されるとともに、前記ばねクリップ30の一端部にプレート部材28が溶接固定される。
プレート部材28は、例えば、鋼板で構成されており、ばねクリップ30に固定される揺動プレート部40を設ける。幅狭な揺動プレート部40の端部には、スティ18a、18b側(互いに離間する側)に突出する幅広なプレート本体部42が一体成形される。
図2、図3及び図5に示すように、プレート本体部42の外周部は、折り返されてフランジ部44を構成する。プレート本体部42の略中央部には、後述する蓋部材を着脱自在な蓋取り付け部46が溶接固着される。
蓋取り付け部46は、金属板(例えば、鉄板)を略コ字状に屈曲成形しており、プレート本体部42に溶接される接合部48a、48bを有する。蓋取り付け部46は、プレート本体部42との間に隙間を形成する取り付け面50を設けるとともに、前記取り付け面50には、長孔52a、52bが形成される。
プレート本体部42には、蓋取り付け部46の外方に、後述するトリムカバー取り付け用の爪部54が複数形成される。各爪部54は、プレート本体部42を部分的に切り欠いて上方に屈曲させて構成される。
プレート部材28には、揺動プレート部40とプレート本体部42との連結部位55を覆って補強部56が設けられる。補強部56は、金属製又は樹脂製の補強板部材58を備え、前記補強板部材58がプレート部材28に固着される。補強板部材58は、矩形状を有し、プレート部材28の強度を維持するために、所定の厚さ及び所定の材質に設定される。
図4に示すように、ヘッドレスト本体22は、スティ18a、18bを収容する後ろパッド部(後部材)60aと、プレート部材28を覆う前パッド部(前部材)60bと、前記後ろパッド部60a及び前記前パッド部60bを被覆するトリムカバー62とを備える。前パッド部60bは、着座者の頭部を支持するとともに、後ろパッド部60aの上部に回転部26を支点にして前後方向に揺動可能であり、任意の角度姿勢に保持される。
トリムカバー62は、一端側が後ろパッド部60aを被覆してこの後ろパッド部60aの下部側に固定されるとともに、他端側が前パッド部60bを被覆してプレート部材28の複数の爪部54に保持される。
プレート部材28には、蓋取り付け部46に樹脂製蓋部材64が装着される(図2及び図4参照)。蓋部材64は、蓋取り付け部46の長孔52a、52bに圧入されるクリップ66a、66bを備えるとともに、回転部26の形状に対応して湾曲部68が形成される。
このように構成されるヘッドレスト10では、幅方向(矢印A方向)の寸法を大きく設定するために、このヘッドレスト10の補強部材であるプレート部材28が、矢印A方向に長尺状に構成されている(図3参照)。
そして、第1の実施形態では、プレート部材28には、幅狭な揺動プレート部40と幅広なプレート本体部42との連結部位55を覆って補強部56が設けられている。このため、特に応力が集中し易い連結部位55の剛性が良好に向上する。従って、プレート部材28は、矢印A方向に大型化されても、特に揺動プレート部40の肉厚を大きくすることなく、補強板部材58を介して剛性の低下を抑制することができる。
これにより、第1の実施形態では、連結部位55を覆って補強部56を設けるだけで、プレート部材28全体を良好に薄肉化するとともに、前記プレート部材28自体の剛性を確保することができる。従って、ヘッドレスト10を良好に大型化且つ軽量化することが可能になるという効果が得られる。
図6は、本発明の第2の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材80の正面説明図である。なお、第1の実施形態に係るヘッドレスト10を構成するプレート部材28と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態以降においても同様に、その詳細な説明は省略する。
プレート部材80には、連結部位55を覆って補強部82が設けられる。補強部82は、連結部位55を覆う第1補強板部材84aと、前記第1補強板部材84aよりも幅広に構成されてプレート本体部42側に固着されるとともに、前記第1補強板部材84aに一体化される第2補強板部材84bとを有する。第2補強板部材84bは、揺動プレート部40の幅よりも広く延在する。
これにより、第2の実施形態では、連結部位55周辺の剛性が良好に向上するとともに、プレート本体部42の剛性も向上させることが可能になる。
図7は、本発明の第3の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材90の正面説明図である。
プレート部材90には、補強部92が設けられる。補強部92は、連結部位55を覆う第1補強板部材94aと、前記第1補強板部材94aよりも幅広に構成されてプレート本体部42側に固着される第2補強板部材94bと、前記第1補強板部材94aと同等の幅寸法に設定され、蓋取り付け部46の内側(取り付け面50とプレート本体部42との間隙)を通る第3補強板部材94cと、前記第3補強板部材94cよりも幅広に構成され、前記蓋取り付け部46を挟んで前記第2補強板部材94bに平行する第4補強板部材94dとを、一体に有する。
第2及び第4補強板部材94b、94dは、揺動プレート部40及び蓋取り付け部46より矢印A方向に広く設けられる。補強部92に切り欠き部を設けて第3補強板部材94cを形成し、蓋取り付け部46が、この第3補強板部材94cを跨いで前記切り欠き部に対応してプレート本体部42に固着される。
従って、第3の実施形態では、上記の第2の実施形態と同様の効果が得られるとともに、補強部92が、連結部位55からプレート本体部42の反対側に延在する。このため、プレート部材90自体の剛性の低下を抑制することができ、前記プレート部材90を良好に薄肉化してヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
図8は、本発明の第4の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材100の正面説明図である。
プレート部材100には、補強部102を構成する補強板部材104が固着される。補強板部材104は、プレート部材100に幅方向に長尺な矩形状を有し、連結部位55から蓋取り付け部46の内側を通ってプレート本体部42の端部近傍まで配置される。
これにより、第4の実施形態では、補強部102が、連結部位55からプレート本体部42の反対側に延在するため、前記連結部位55の剛性が向上するとともに、プレート部材100自体の剛性も向上させることができ、前記プレート部材100を良好に薄肉化してヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
図9は、本発明の第5の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材110の正面説明図である。
プレート部材110には、補強部112が設けられる。補強部112は、連結部位55を覆う第1補強板部材114aと、前記第1補強板部材114aよりも幅広に構成されてプレート本体部42側に固着されるとともに、蓋取り付け部46が面内に固着される第2補強板部材114bとを、一体に有する。
このため、第5の実施形態では、上記の第1〜第4の実施形態と同様の効果が得られる。
図10は、本発明の第6の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材120の正面説明図である。
プレート部材120には、補強部122が設けられる。補強部122は、プレート本体部42の中央部に且つ蓋取り付け部46の内側(取り付け面50とプレート本体部42との間隙)を通る1本以上、例えば、2本の第1及び第2ビード124a、124bを備える。第1及び第2ビード124a、124bは、揺動プレート部40の横架部18cに装着されるナット(締結部)36の近傍まで延在する。第1及び第2ビード124a、124bは、プレート本体部42にプレス加工等によって一体成形される。
従って、第6の実施形態では、第1及び第2ビード124a、124bが、プレート本体部42に一体成形されるため、簡単な構成で、部品点数が増加することなく、プレート部材120自体の剛性の低下を抑制することができ、前記プレート部材120を良好に薄肉化してヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
さらに、第1及び第2ビード124a、124bが、ナット(締結部)36の近傍まで延在するため、揺動プレート部40の剛性が良好に向上し、プレート部材120を薄肉化してヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
なお、第1及び第2ビード124a、124bに代えて、これらと略同一形状の金属製補強板部材(金属補強部材)をプレート部材28に溶接により固定してもよい。
図11は、本発明の第7の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材130の正面説明図である。
プレート部材130には、補強部132が一体化された蓋取り付け部134が固着される。蓋取り付け部134は、プレート本体部42に固着される接合部48a、48bを有するとともに、補強部132は、連結部位55側に突出して設けられる。
これにより、第7の実施形態では、蓋取り付け部134が、連結部位55に配置される補強部132を一体に設けている。このため、部品点数が増加することがなく、プレート部材130の変形を良好に阻止することができる。
図12は、本発明の第8の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材140の正面説明図である。
プレート部材140には、補強部142が一体化された蓋取り付け部144が固着される。蓋取り付け部144は、揺動プレート部40とプレート本体部42との連結部位55に沿って配置されており、前記揺動プレート部40の補強機能を兼用する。
このため、第8の実施形態では、補強部142が、プレート部材140に揺動プレート部40に沿って配置されるため、連結部位55の周辺の剛性を向上させることが可能になる。
図13は、本発明の第9の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材150の正面説明図である。
プレート部材150は、幅寸法H1に設定される揺動プレート部40を備える一方、蓋取り付け部46の全長(矢印A方向の寸法)H2が設定される。揺動プレート部40の幅寸法H1は、蓋取り付け部46の全長H2よりも大きく設定される。従って、揺動プレート部40は、蓋取り付け部46よりも幅広に構成されるため、前記揺動プレート部40の剛性が有効に向上するという効果が得られる。
これにより、第9の実施形態では、連結範囲が広くなるため、蓋取り付け部46からの荷重が連結部端に伝達され難くなり、揺動プレート部40の剛性を良好に向上させることが可能になる。
なお、蓋取り付け部46は、プレート本体部42に設けられているが、第8の実施形態と同様に、蓋取り付け部46は、揺動プレート部40とプレート本体部42との連結部位55に沿って配置されてもよい。
図14は、本発明の第10の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材160の正面説明図である。
プレート部材160は、揺動プレート部40に固着されるばねクリップ(揺動部材)162を備える。このばねクリップ162は、横架部18cに摺動可能に外装されるとともに、揺動プレート部40に固着される一端164は、前記揺動プレート部40から連結部位55を越えてプレート本体部42に距離Sだけ延在する。
このため、第10の実施形態では、簡単な構成で、部品点数が増加することなく、揺動プレート部40自体の剛性の低下を抑制することができ、プレート部材160を良好に薄肉化してヘッドレストを良好に大型化且つ軽量化することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係るヘッドレストが装着される自動車用シートの一部斜視説明図である。 前記ヘッドレストを構成するスティ及びプレート部材の側面説明図である。 前記スティ及び前記プレート部材の正面説明図である。 前記ヘッドレストの断面説明図である。 前記プレート部材の斜視説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 本発明の第4の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 本発明の第5の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 本発明の第6の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 本発明の第7の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 本発明の第8の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 本発明の第9の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 本発明の第10の実施形態に係るヘッドレストを構成するプレート部材の正面説明図である。 特許文献1に開示されている車両用ヘッドレストの説明図である。
符号の説明
10…ヘッドレスト 12…シート
16…背もたれ部 18a、18b…スティ
18c…横架部 26…回転部
28、80、90、100、110、120、130、140、150、160…プレート部材
30、162…ばねクリップ 40…揺動プレート部
42…プレート本体部
46、134、144…蓋取り付け部 48a、48b…接合部
50…取り付け面 52a、52b…長孔
56、82、92、102、112、122、132、142…補強部
58、84a、84b、94a〜94d、104、114a、114b…補強板部材
60a…後ろパッド部 60b…前パッド部
62…トリムカバー 124a、124b…ビード

Claims (9)

  1. シートの背もたれ部に挿入されるスティと、
    前記スティの上部に固定される後部材と、
    着座者の頭部を支持するとともに、前記後部材の上部に連結されて前後方向に揺動可能な前部材と、
    前記前部材に内装され、外方から蓋部材を着脱自在な蓋取り付け部が固着されるプレート部材と、
    を備えるヘッドレストであって、
    前記プレート部材は、前記スティの上部に揺動自在に連結される揺動プレート部と、
    前記揺動プレート部の端部に連結され、前記揺動プレート部よりも幅寸法の大きなプレート本体部と、
    を備えるとともに、
    前記揺動プレート部と前記プレート本体部との連結部位には、補強部が設けられることを特徴とするヘッドレスト。
  2. 請求項1記載のヘッドレストにおいて、前記補強部は、前記連結部位から前記蓋取り付け部と前記プレート本体部との間を通って、前記プレート本体部の前記連結部位とは反対側に延在することを特徴とするヘッドレスト。
  3. 請求項1又は2記載のヘッドレストにおいて、前記補強部は、前記プレート本体部の長手方向に沿って前記揺動プレート部の幅よりも広く延在することを特徴とするヘッドレスト。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘッドレストにおいて、前記補強部は、前記プレート部材に一体成形される複数のビードであることを特徴とするヘッドレスト。
  5. 請求項4記載のヘッドレストにおいて、前記ビードは、前記揺動プレート部が前記スティの上部に装着される締結部まで延在することを特徴とするヘッドレスト。
  6. 請求項1記載のヘッドレストにおいて、前記スティの上部に揺動自在に保持されるとともに、前記揺動プレート部が固着される揺動部材を備え、
    前記揺動部材は、前記連結部位まで延在して前記補強部を構成することを特徴とするヘッドレスト。
  7. シートの背もたれ部に挿入されるスティと、
    前記スティの上部に固定される後部材と、
    着座者の頭部を支持するとともに、前記後部材の上部に連結されて前後方向に揺動可能な前部材と、
    前記前部材に内装され、外方から蓋部材を着脱自在な蓋取り付け部が固着されるプレート部材と、
    を備えるヘッドレストであって、
    前記プレート部材は、前記スティの上部に揺動自在に連結される揺動プレート部と、
    前記揺動プレート部の端部に連結され、前記揺動プレート部よりも幅寸法の大きなプレート本体部と、
    を備えるとともに、
    前記プレート部材には、前記揺動プレート部に沿って補強部が配置されることを特徴とするヘッドレスト。
  8. シートの背もたれ部に挿入されるスティと、
    前記スティの上部に固定される後部材と、
    着座者の頭部を支持するとともに、前記後部材の上部に連結されて前後方向に揺動可能な前部材と、
    前記前部材に内装され、外方から蓋部材を着脱自在な蓋取り付け部が固着されるプレート部材と、
    を備えるヘッドレストであって、
    前記プレート部材は、前記スティの上部に揺動自在に連結される揺動プレート部と、
    前記揺動プレート部の端部に連結され、前記揺動プレート部よりも幅寸法の大きなプレート本体部と、
    を備えるとともに、
    前記蓋取り付け部は、前記揺動プレート部と前記プレート本体部との連結部位に配置される補強部を一体に設けることを特徴とするヘッドレスト。
  9. シートの背もたれ部に挿入されるスティと、
    前記スティの上部に固定される後部材と、
    着座者の頭部を支持するとともに、前記後部材の上部に連結されて前後方向に揺動可能な前部材と、
    前記前部材に内装され、外方から蓋部材を着脱自在な蓋取り付け部が固着されるプレート部材と、
    を備えるヘッドレストであって、
    前記プレート部材は、前記スティの上部に揺動自在に連結される揺動プレート部と、
    前記揺動プレート部の端部に連結され、前記揺動プレート部よりも幅寸法の大きなプレート本体部と、
    を備えるとともに、
    前記揺動プレート部の幅寸法は、前記蓋取り付け部の全長よりも大きく設定されることを特徴とするヘッドレスト。
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