JP2010151393A - アキュムレータ - Google Patents

アキュムレータ Download PDF

Info

Publication number
JP2010151393A
JP2010151393A JP2008331322A JP2008331322A JP2010151393A JP 2010151393 A JP2010151393 A JP 2010151393A JP 2008331322 A JP2008331322 A JP 2008331322A JP 2008331322 A JP2008331322 A JP 2008331322A JP 2010151393 A JP2010151393 A JP 2010151393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
refrigerant
hole
cylindrical portion
lid member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008331322A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinnosuke Maeta
信之介 前多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Kansei Corp filed Critical Calsonic Kansei Corp
Priority to JP2008331322A priority Critical patent/JP2010151393A/ja
Publication of JP2010151393A publication Critical patent/JP2010151393A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Compressor (AREA)

Abstract

【課題】衝撃などによって吸込管が振動してしまうことがないアキュムレータを提供すること。
【解決手段】
容器本体17の上端近傍の周壁面に雌ネジ17aを形成するとともにヘッド部18の頂壁部18gの下端近傍の外周壁面に雌ネジ17aに螺合する雄ネジ18cを形成し、2重管20を容器本体17内に配置し、容器本体17とヘッド部18との締結により、2重管20を挟持するとともに2重管20の吐出口と冷媒流出通路18bを連通させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、二酸化炭素(CO)を冷媒とした超臨界冷凍サイクルに用いられるアキュムレータに関する。
従来、冷凍装置用のアキュムレータが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
この特許文献1のアキュムレータ1は、図9に示すように、密閉されたアキュムレータ容器本体1aと、蒸発器から気液混合冷媒と潤滑油をアキュムレータ容器本体1a内に取り込むための入口管1bと、取り込んだ気液混合冷媒を気液分離して気冷媒と潤滑油を圧縮機へ送るためのU字状の出口管1cを備えている。また、出口管1cの一端側は貫通穴1hに嵌入されて出口管1cがアキュムレータ1に取り付けられている。
特許文献2のアキュムレータは、上端が開口したタンク本体およびこの上端開口を閉塞するヘッダーとからなるタンクと、タンク本体の底壁に固定されたホルダ等とを備えている。このヘッダーには、冷媒流入口と冷媒流出口が形成されている。また、タンク本体内には、気冷媒を取り込む吸い込みパイプが設けられている。この吸い込みパイプは、小径の内管と大径の外管からなる2重管で、内管の上端はヘッダーの下面に固定され、外管の下端は前記ホルダに保持されている。
実公平5−39409号公報 特開2008−32270号公報
しかしながら、前者の特許文献1のアキュムレータ1にあっては、出口管1cの一端側だけが貫通穴1hに固定されているため、アキュムレータ容器本体1aに衝撃が加わったりすると出口管1cが振動してしまう虞があり、好ましいものではなかった。
また、パイプをU字状に曲げて出口管1cとして用いているため、出口管1cを収容するためには容器本体の直径が大きくなってしまう。
後者の特許文献2のアキュムレータにあっては、2重管の内管と外管は一体ではなく、また内管の上端だけが固定され、外管の下端だけが固定されているため、タンクに衝撃が加わったりすると2重管が振動してしまう虞があり、好ましいものではなかった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、衝撃などによって吸込管が振動してしまうことがないアキュムレータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、上部に開口部を有し冷媒および潤滑油を貯留するための容器本体と、下端が開口するとともに前記冷媒および潤滑油を流入させるための流入口および前記冷媒のうち気相の冷媒を流出させるための流出口が形成され前記容器本体の開口部を塞ぐヘッド部と、
前記容器本体の潤滑油を取り込む潤滑油取込孔、前記容器本体の冷媒のうち気相の冷媒を取り込む気冷媒取込孔およびこの取り込んだ気相の冷媒および潤滑油を吐き出すための吐出孔を有して前記容器本体内に配置される吸込管とを備えたアキュムレータであって、
前記容器本体の開口部に前記ヘッド部を締結し、
この締結により、前記容器本体の底部とヘッド部とで前記吸込管を挟持するとともに前記吸込管の吐出孔を前記ヘッド部の流出口に連通させたことを特徴とする。
本発明によれば、容器本体に衝撃が加わっても吸込管が振動してしまうことを防止することができる。
本実施例のアキュムレータは、例えば、CO冷凍サイクル(超臨界冷凍サイクル)用のアキュムレータである。
近年、環境にあまり負荷をかけないCOを冷媒に用いたCO冷凍サイクルによる冷却システムの開発が進められている。
二酸化炭素COは、臨界温度(圧縮してもそれ以下の温度でなければ液体にできない境界温度)が31.1℃と低く、このCOを冷媒とするCO冷凍サイクルにおいて高圧側では冷媒圧力をCOの臨界圧(7.4MPa)を超えるように設定することで冷媒を高温高圧の超臨界状態として、超臨界冷凍サイクルにおいて高温となる高圧側を設け、この超臨界冷凍サイクルにおいて低温度となる低圧側との熱交換に利用する。このようにCO臨界圧を超えるように冷媒圧力を設定するため、CO冷凍サイクルは超臨界冷凍サイクルと呼ばれる。
CO冷凍サイクル100を循環するCOが飽和した高圧のガス冷媒は、従来のフロン類(代替フロン)の冷媒に比べて約7倍の密度であり、フロン類(代替フロン)の約1.2倍の蒸発潜熱(単位質量あたり)であるので、単位体積当たりの冷房能力(蒸発潜熱×気体密度)は、約8倍となる。このため、コンプレッサの吐き出し容量は、15〜30cc程度で十分性能が発揮できる。
以下、本発明のアキュムレータを実現する最良の形態を、図面に示す実施例1乃至実施例3に基づいて説明する。
図1は、実施例のアキュムレータが適用された車両用空調装置のCO冷凍サイクル(超臨界冷凍サイクル用)100を示すサイクルシステム図である。図2は、図1のエバポレータ13を示す平面図である。
自然冷媒であるCO冷媒を用いたCO冷凍サイクル100は、図1に示すように、コンプレッサ10と、ガスクーラ11と、膨張弁12と、エバポレータ13と、アキュムレータ15をこの順で環状に金属管で接続して構成される。また、CO冷凍サイクル100は内部熱交換器16を有している。
ガスクーラ11は、車両の前面に配置されていてコンプレッサ10からの高温・高圧のガス冷媒を外気と熱交換し、中温・高圧のガス冷媒とする熱交換器である。
膨張弁12は、エンジンルーム内に設置され、ガスクーラ11からの中温・高圧のガス冷媒を減圧し低温・低圧の液ガス混合冷媒にする。この膨張弁12は、ガスクーラ11出口の冷媒温度および冷媒圧力に基づいて、最大の冷房性能を保持するように弁の開度を制御する。
エバポレータ13は、車室内の空調を行う車両用空調装置14内(図示せず)に、送風機等と共に配置される熱交換器である。膨張弁12からの低温・低圧の液ガス混合冷媒を循環させることで周囲の空気から熱を奪い、冷媒温度を高めてガス化を促進する(図2参照)。
アキュムレータ15は、エバポレータ13から導入される液ガス混合冷媒から気液分離(液冷媒とガス冷媒とに分離)し、ガス冷媒をコンプレッサ10に供給し、CO冷凍サイクル100中の余剰液冷媒を本体内部に貯留し、CO冷凍サイクル100の冷媒適正量を管理する。
内部熱交換器16は、ガスクーラ11を出た中温高圧の冷媒とアキュムレータ15を出た低温低圧の冷媒との間で熱交換する。
この内部熱交換器16により、膨張弁12の入口における冷媒温度をさらに下げて、CO冷凍サイクル100の成績係数(COP、Coefficient of Performance)を向上させる。
図3は、実施例1のアキュムレータ15の全体構成を示す垂直縦断面図である。図4(a)は、アキュムレータ15の2重管(吸込管)20を示す斜視図である。図4(b)は、2重管20の部分断面図である。図4(c)は、アキュムレータ15のオイルブリーダ23を示す斜視図である。
アキュムレータ15は、図3に示すように、上部に口部17Aを有する円筒状の容器本体17と、その口部17Aに取り付けられたヘッド部18と、気液分離された冷媒のうち気冷媒を取り込むための2重管20と、2重管20の上端の開口を塞ぐ蓋部材19と、2重管20の下端に取り付けられるオイルブリーダ23等とを有している。
容器本体17は、潤滑油と液冷媒を貯留するためのもので、容器本体17の口部17Aの内周壁面には、周方向に沿って雌ネジ17aが切られている。そして、容器本体17とヘッド部18は溶接により固定されている。このようにネジを切るのは、この固定を締結により、さらに強固にするためである。また、この容器本体17には、液冷媒と潤滑油が比重の違いから上層と下層とに2層に分かれた状態で貯留される(一部不図示)。
ヘッド部18は、容器本体17の口部17Aの内径と略同一且つ上下端が開口された円筒部(筒部)18fとこの円筒部18fの上端に一体形成されこの上端開口を閉塞する頂壁部18gを有している。
円筒部18fの下端近傍の外周壁面には雄ネジ18cが切られており、容器本体17の雌ネジ17aに螺合している。この螺合により、容器本体17とヘッド部18が締結され、容器本体17とヘッド部18を溶接のみでつなぐ場合より強固に固定される。
また、この雄ネジ18cより上の円筒部18fの周壁には、側方(図3において左側)に突出する口部18Aが形成され、この口部18Aの孔が、冷媒流入口(流入口)18a(図3において左側)となっている。この口部18Aには、コネクタ22が装着され、コネクタ22の孔22Aと口部18Aの冷媒流入口18aとが連通している。
この頂壁部18gには冷媒流出通路18bが上下方向に貫通して形成されている。また、この冷媒流出通路18bの上部は径の大きい冷媒流出口18dとなっており、この冷媒流出口18dにコネクタ21の口部21aが嵌入され、コネクタ21の孔21Aとヘッド部の冷媒流出通路18bとが連通している。コネクタ21,22のそれぞれには配管された冷媒用の金属管9,8が連結される。
このヘッド部18の頂壁部18gの冷媒流出通路18bは、好ましくは容器本体17の中心軸線と一致するように形成する。
2重管20は、図3および図4(a)に示すように、外管部(外管)20bとこの外管部20bより長さが短い内管部(内管)20aを有している。内管部20aの両端の開口面は外管部20bの両端の開口面から没した状態となっている。
外管部20bと内管部20aは、押し出し加工等により成形され、一体形成された連結壁20dによって繋がっている。また、外管部20bの周壁上部には、図4(a)および(b)に示すように、気冷媒を取り込むためのスリット(気冷媒取込孔)20cが内側から外側に向かって斜め下方に形成され、外管部20bの外部がスリット20cを介して外管部20bと内管部20aとの間の空間に連通している。
また、このスリット20cは、図3に示すように、ヘッド部18の冷媒流入口18aに対して反対側となる外管部20bの周壁部分に形成されている。このように構成されていることにより、冷媒流入口18aから流入した冷媒のうち、液冷媒が外管部20bの外壁を流れてきても上記空間に流れ込まないようにしている。
このスリット20cは、液冷媒の液面より高い高さ位置(液冷媒の液面から所定の距離をとった高さ位置)であれば、一つに限らず複数も形成してもよい。
この所定の距離は、例えば、CO冷凍サイクル100が一般車両に搭載された場合、通常の走行による振動で液冷媒の液面が2重管20の外管部20bを伝って上方に到達することがない高さ位置である。
オイルブリーダ23は、図3および図4(c)に示すように、一端が閉塞され他端が開口した円筒部23bを有し、この円筒部23bの他端部には径方向外方へ突出したフランジ23dが形成され、このフランジ23dに対して円筒部23bと反対の面に、複数の脚部23c,23c,23cが形成されている。円筒部23bの閉塞壁部23eには潤滑油取込孔23aが形成されている。
この脚部23c,23c,23cは、例えば容器本体17の底壁17bの中央部にロウ接で固定されている。ロウ接に限らず容器本体17の底壁17bの中央部に脚部23cに係合する係合部を固設してここに脚部23cを係合させて固定しても良い。また、脚部23cを形成せずに、容器本体17の底壁17bの中央部に筒状部を固設してこの筒状部をオイルブリーダ23の円筒部23bの他端開口に嵌入させて固定しても良い。
上述した脚部23c,23c,23cはオイルブリーダ23に設けられているが、2重管20側にロウ接等して設けてもよい。
また、上記したものではヘッド部18に雄ネジ18cを形成し、容器本体17に雌ネジ17aを形成したが、これに限らずヘッド部18の円筒部18f下部の内周壁に雌ネジを形成し、容器本体17の口部17Aの外周壁面に雄ネジを形成して、この口部17Aをヘッド部18の円筒部18f内に取り付けるようにしても良い。
オイルブリーダ23の円筒部23bは、2重管20の外管部20bの下端開口に嵌入している。この円筒部23bの高さは、外管部20bの下端面から内管部20aの下端面までの高さより低く設定されており、円筒部23bの閉塞壁部23eと内管部20aの下端面との間に所定の隙間が形成されている、この隙間に拠り外管部20bと内管部20aとの間に形成された流路20fと内管部20a内の流路20eとが連通している。
また、オイルブリーダ23は、オイルブリーダ23の内を流れるガス冷媒の流れを利用して、容器本体17内底部に溜まった潤滑油を潤滑油取込孔23aを介して上記隙間部分へ吸引して取り込むようになっている。
蓋部材19は、図3に示すように、大径筒部(大径凸部)19aとこの大径筒部19aの一方の面に一体形成された小径筒部(小径凸部)19bと有し、大径筒部19aに対して小径筒部19bと反対側の端部にフランジ19cが形成され、このフランジ19cがヘッド部18の頂壁部18gの面に固定されている。また、この小径筒部19bの孔19eと大径筒部19aの孔19dとが連通されている。
この小径筒部19bは内管部20aの上端開口に嵌入しており、この内管部20a内は蓋部材19の孔19e,19dを介してヘッド部18の冷媒流出通路18bに連通している。また、大径筒部19aは外管部20bの他端開口に嵌入しており、この嵌入によりこの他端開口が閉塞されている。また、蓋部材19を用いずにヘッド部18に開口した冷媒流出口18bを外管部20bの外径と同等にして外管部20bを冷媒流出口18bに直接嵌入するようにしてもよい。
次に、実施例1のアキュムレータ15の作用を説明する。
ヘッド部18の雄ネジ18cと容器本体17の雌ネジ17aとを螺合させてヘッド部18と容器本体17を締結することにより、ヘッド部18の頂壁部18gの下面と容器本体17の底壁17bとにより2重管20である内管部20aおよび外管部20bを上下から挟持し、この挟持により内管部20aおよび外管部20bの上下端部が固定されるため、容器本体17に衝撃が加えられてもこの衝撃によって内管部20aおよび外管部20bが振動してしまうことがない。
上記した挟持により2重管20の外管部20bの上端開口が閉塞されているので、ヘッド部18の冷媒流入口18aから流入してくる気液混合冷媒および潤滑油が内管部20aおよび外管部20bの上端開口から入ってしまうことがない。
また、スリット20cを冷媒流入口18aに対して反対側となる外管部20bの周壁部分に形成し、しかもスリット20cを図3に示すように傾斜させたので、冷媒流入口18aから流入した液冷媒および潤滑油がスリット20cから外管部20b内へ入ることが防止される。このため、このスリット20cから混合冷媒および潤滑油が直接入るのを防止するための傘部材を設ける必要がなく、容器本体17の径を小さくできる。
また、オイルブリーダ23を容器本体17の底壁17bに固定したので、2重管20を容器本体17に取り付ける際にその位置決めが容易となる。
冷媒流入口18aをヘッド部18の円筒部18fの周壁に形成したので、ヘッド部18の頂壁部18gに冷媒流入口を形成しなくてもよいものとなり、その分ヘッド部18の径を小さくできる。そのため、冷媒の圧力を受けるヘッド部18の頂壁部18g下面の面積が小さくなり、この結果、ヘッド部18の頂壁部18gの下面を押し上げる力を低減させることができる。このため、ヘッド部18の雄ネジ18cと容器本体17の雌ネジ17aとが螺合している部分(接続部分)に働く応力が低減し、アキュムレータ15の耐圧性を向上させることができる。
図5は、実施例2のアキュムレータ150の垂直縦断面図である。図6(a)は、図5の管本体200を示す斜視図である。(b)は、(a)のA−A線に沿う管本体200の断面を示す斜視図である。
実施例2のアキュムレータ150の構成を説明する。
実施例2のアキュムレータ150は、図5に示すように、気液分離された冷媒のうち気冷媒を取り込むための管本体200と、管本体200の上端の開口を塞ぐ蓋部材190等とを備えている。
管本体200は、図5および図6に示すように、その内部に管本体200の長手方向に沿って併設され且つ貫通した第1穴200a,第2穴200bを有している。
また、管本体200の第1穴200aと第2穴200bとの間の仕切壁部200dは管本体200より短く、その仕切壁部200dの上端および下端は、管本体200の上端および下端の開口面から没した状態となっている(図6(a)参照)。
図5に示すように、第1穴200aは左側に、第2穴200bは右側に位置している。また、管本体200の周壁の右側上部には、スリット200cが形成されている。
オイルブリーダ23の円筒部23bは、管本体200の下端開口に嵌入している。円筒部23bの高さは、この管本体200の下端面から仕切壁部200dの下端までの高さより低く設定されており、円筒部23bの閉塞壁部23eと仕切壁部200dの下端面との間に所定の隙間が形成されている。この隙間により第1穴200aと第2穴200bとが連通している。また、オイルブリーダ23はこの隙間部分に潤滑油取込孔23aを介して容器本体17内の潤滑油を取り込む。
蓋部材190は、円柱状の基部190eを有し、この基部190eの上部にフランジ190cが形成されている。また、基部190eの下面には、より小径の嵌入部190fが形成されており、管本体200の上端開口200A(図6の(a)参照)に嵌入している。また、嵌入部190fの下面から下方に突出する第1,2凸部190a,190bが併設されており、それぞれ第1穴,第2穴200a,200bに嵌入している。
また、蓋部材190には、その第1凸部190aおよび基部190eを貫通する貫通穴(連通孔)190dが形成されており、第1穴200aと冷媒流出通路18bがこの貫通穴190dを介して連通している。
なお、他の構成は、実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
このアキュムレータ150によれば、実施例1と同様な作用・効果が得られ、管本体200を用いたことにより、実施例1の2重管20より簡単な構造となり、また管本体200の第1,2穴200a,200bの上下端の開口が大きいので組み付けが容易となる。また、管本体200の成形時の管の押し出しが実施例1の2重管20に比べて良くなり管の加工が安価となる。また、管本体200は構造が簡単であるので、管本体200の径やその開口形状を容易に変更することができレイアウト自由度が高いものとなる。
図6(c)に示すように、管本体200の仕切壁部200dの厚さを薄くしてもよい。このようにすれば管本体の小型化および軽量化が達成できる。
図7は、実施例3のアキュムレータ151の垂直縦断面図である。図8は、図7に示す2つの丸パイプ(直管)300A,300Bおよびオイルブリーダ231を示す斜視図である。
まず、実施例3のアキュムレータ151構成を説明する。
実施例3のアキュムレータ151は、図7に示すように、気液分離された冷媒のうち気冷媒を取り込むための2つの丸パイプ300A,300Bと、この2つの丸パイプ300A,300Bの下端開口に取り付けられるオイルブリーダ231等とを備えている。
丸パイプ300Bの周壁上部には、図7および図8に示すように、このスリット300Bc,300Bcが形成されている。
オイルブリーダ231には、丸パイプ300A,300Bと略同一径の開口を有する嵌合凹部231A,231Bが形成されている。また、この嵌合凹部231A,231Bには2つの丸パイプ300A,300Bの下部が嵌入している。また、この嵌合凹部231A,231Bを仕切る仕切壁231dの下部に穴(流路)231bが形成され、穴231bを介してこの丸パイプ300A,300Bが連通している。また、この嵌合凹部231Aの底壁231Aaには、潤滑油取込孔231aが形成されており、嵌合凹部231A内に容器本体17から潤滑油を取り込む。
なお、他の構成は、実施例1,2と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
このアキュムレータ151によれば、実施例2と同様な作用・効果が得られ、丸パイプ300A,300Bが別体であるので丸パイプ300A,300Bへのスリット300Bcの形成が容易である。
また、丸パイプ300A,300Bは簡単な構造であるので、加工コストがかからず安価となる。
丸パイプ300A,300Bが別体であるので、丸パイプ300Aに対向する丸パイプ300Bの周壁部分のみにスリット300Bcを形成しても良い。このようにすれば、ヘッド部18の冷媒流入口18aから入ってくる混合冷媒や潤滑油がかかりにくく、また容器本体17が振動した場合、左右方向から液冷媒がかかりにくいものとなる。
以上、本発明の実施例に係るアキュムレータ15,150,151を説明してきたが、具体的な構成については、これらに限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1〜実施例3では、CO冷凍サイクル100に対しアキュムレータ15,150,151を適用する例を示したが、フロン類を用いる冷凍サイクルのアキュムレータに対しても適用することができる。
実施例のアキュムレータが適用されたCO冷凍サイクル(超臨界冷凍サイクル用)を示すサイクルシステム図である。 図1のエバポレータ13を示す平面図である。 実施例1のアキュムレータ15の全体構成を示す垂直縦断面図である。 (a)アキュムレータ15の2重管20を示す斜視図である。(b)2重管20の部分断面図である。(c)アキュムレータ15のオイルブリーダ23を示す斜視図である。 実施例2のアキュムレータ150の垂直縦断面図である。 (a)図6の管本体200を示す斜視図である。(b)この管本体200のA−A線に沿って切断した断面斜視図である。(c)(a)の管本体の厚さをより薄くした実施例2の他の例の管本体の断面斜視図を示す。 実施例3のアキュムレータ151の垂直縦断面図である。 図7に示す2つの丸パイプ300A,300Bおよびオイルブリーダ231を示す斜視図である。 従来のアキュムレータ1の垂直縦断面図である。
符号の説明
17 容器本体
17a 雌ネジ(第1ネジ部)
18 ヘッド部
18b 冷媒流出通路
18c 雄ネジ(第2ネジ部)
18f 円筒部
20 2重管(吸込管)
20b 外管(外管部)
20c スリット(気冷媒取込孔)

Claims (8)

  1. 上部に開口部を有し冷媒および潤滑油を貯留するための容器本体と、下端が開口するとともに前記冷媒および潤滑油を流入させるための流入口および前記冷媒のうち気相の冷媒を流出させるための流出口が形成され前記容器本体の開口部を塞ぐヘッド部と、
    前記容器本体の潤滑油を取り込む潤滑油取込孔、前記容器本体の冷媒のうち気相の冷媒を取り込む気冷媒取込孔およびこの取り込んだ気相の冷媒および潤滑油を吐き出すための吐出孔を有して前記容器本体内に配置される吸込管とを備えたアキュムレータであって、
    前記容器本体の開口部に前記ヘッド部を締結し、
    この締結により、前記容器本体の底部とヘッド部とで前記吸込管を挟持するとともに前記吸込管の吐出孔を前記ヘッド部の流出口に連通させたことを特徴とするアキュムレータ。
  2. 前記吸込管の気冷媒取込孔を、前記冷媒取込管の内側から外側に向かって斜め下方に傾斜して形成したことを特徴とする請求項1に記載のアキュムレータ。
  3. 前記吸込管の両端が開口し、この吸込管の一端の開口は前記吐出孔であり、
    前記潤滑油取込孔が形成されたオイルブリーダを前記容器本体内の底部に固定し、
    前記吸込管の他端の開口に前記オイルブリーダを嵌合させたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアキュムレータ。
  4. 前記吸込管は、上下方向に延びた外管と、この外管内に配置され且つ外管より長さが短い内管を有した2重管であり、
    前記ヘッド部は、上下端が開口した筒部と、この筒部の上端開口を閉塞するとともに前記筒部内に連通する前記流出口を形成した頂壁部を有し、
    大径凸部とこの大径凸部の下端面に一体形成された小径凸部とを有する蓋部材を前記ヘッド部の頂壁部の下面に接合し、
    前記内管の上端開口に前記蓋部材の小径凸部を嵌入させるとともに前記外管の上端開口に前記大径凸部を嵌入させ、
    前記頂壁部の流出口と前記内管内とを連通させる連通孔を前記蓋部材に形成し、
    前記気冷媒取込孔は前記外管の周壁に形成され、
    前記オイルブリーダは、前記外管の下端開口に嵌入されて前記内管の下端面と該オイルブリーダとの間に隙間が形成されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のアキュムレータ。
  5. 前記吸込管は、上下に延びた管本体と、この管本体内に長手方向に沿って並設され且つ貫通した2つの第1,第2穴を有し、
    前記ヘッド部は、上下端が開口した筒部と、この筒部の上端開口を閉塞するとともに前記筒部内に連通する前記流出口を形成した頂壁部を有し、
    下方に突出する第1,2凸部が並設された蓋部材を前記ヘッド部の頂壁部の下面に接合し、
    前記蓋部材の第1凸部を前記管本体の第1穴に嵌入させるとともに前記蓋部材の第2凸部を前記管本体の第2穴に嵌入させ、
    前記頂壁部の流出口と前記管本体の第1穴とを連通させる連通孔を前記蓋部材に形成し、
    前記気冷媒取込孔は、前記管本体の第2穴側の周壁に形成され、
    前記オイルブリーダは、前記管本体の下端開口に嵌入され、前記管本体の第1穴と第2穴を仕切る仕切壁の下端と前記オイルブリーダとの間に隙間が形成されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のアキュムレータ。
  6. 前記吸込管は、上下方向に延びた2つの直管を有し、
    前記ヘッド部は、上下端が開口した筒部とこの筒部の上端開口を閉塞するとともに前記筒部内に連通する前記流出口を形成した頂壁部を有し、
    下方に突出する第1,2凸部が並設された蓋部材を前記ヘッド部の頂壁部の下面に接合し、
    一方の直管の上端開口に前記蓋部材の第1凸部を嵌入させるとともに他方の直管の上端開口に第2凸部を嵌入させ、
    前記頂壁部の流出口と前記一方の直管内とを連通させる連通孔を前記蓋部材に形成し、
    前記気冷媒取込孔は、前記他方の直管の周壁に形成され
    前記オイルブリーダは、2つの嵌入穴と、この2つの嵌入穴が連通した流路とを有し、
    前記2つの直管の下端が前記オイルブリーダの2つの嵌入穴にそれぞれ嵌入されたことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のアキュムレータ。
  7. 前記ヘッド部の円筒部の周壁に前記流入口を形成したことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載のアキュムレータ。
  8. 前記冷媒取込孔が前記流入口に対して反対側となる位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1つに記載のアキュムレータ。
JP2008331322A 2008-12-25 2008-12-25 アキュムレータ Pending JP2010151393A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008331322A JP2010151393A (ja) 2008-12-25 2008-12-25 アキュムレータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008331322A JP2010151393A (ja) 2008-12-25 2008-12-25 アキュムレータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010151393A true JP2010151393A (ja) 2010-07-08

Family

ID=42570689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008331322A Pending JP2010151393A (ja) 2008-12-25 2008-12-25 アキュムレータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010151393A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102734992A (zh) * 2011-04-15 2012-10-17 株式会社不二工机 储存器
CN103673435A (zh) * 2013-12-23 2014-03-26 陈焕祥 一种卧式气液分离器的固定装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102734992A (zh) * 2011-04-15 2012-10-17 株式会社不二工机 储存器
JP2012225519A (ja) * 2011-04-15 2012-11-15 Fuji Koki Corp アキュムレータ
CN103673435A (zh) * 2013-12-23 2014-03-26 陈焕祥 一种卧式气液分离器的固定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7654108B2 (en) Unit for refrigerant cycle device
US7832229B2 (en) Integrated unit for refrigerant cycle device
JP5775715B2 (ja) コンデンサ
US6698235B2 (en) Refrigerant cycle system having discharge function of gas refrigerant in receiver
US10935288B2 (en) Condenser
JP2012102900A (ja) コンデンサ
US20110146332A1 (en) Accumulator of air conditioner
JP5497419B2 (ja) 内部熱交換器とアキュムレータの複合装置
JP2009180469A (ja) 超臨界冷凍サイクル用アキュムレータ
JP2019039624A (ja) コンデンサ
JP2003336938A (ja) 熱交換器
JP2012154604A (ja) コンデンサ
JP2011152827A (ja) 車両用空調システムの冷媒体貯留構造
JP6572040B2 (ja) コンデンサ
JP2010151393A (ja) アキュムレータ
JP2001174103A (ja) 冷媒凝縮器
JP2007218441A (ja) 冷凍サイクル用受液器
JP2010156538A (ja) 空調回路の内部熱交換器とアキュムレータを備える複合装置
JP3955766B2 (ja) レシーバタンク付き熱交換器、レシーバタンク結合部材、熱交換器のレシーバタンク組付構造及び冷凍システム
JP5622411B2 (ja) コンデンサ
JP5746872B2 (ja) コンデンサ
JP2018036041A (ja) コンデンサ
JP3955770B2 (ja) レシーバタンク付き熱交換器及び冷凍システム
JP2007071433A (ja) 乾燥剤ユニットおよびこれを用いた熱交換器
JP6572031B2 (ja) コンデンサ