JP2010149981A - ロール製品の搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軸心回りに回転可能なコンベアローラと、これらのコンベアローラ間に張設され、多数の貫通孔である吸引口22を有する無端のバキュームベルト20と、所定領域に負圧を発生させる吸引手段とを備え、吸引手段によって、バキュームベルトの吸引口22を介して下方に位置するロール製品Rを吸引し、持ち上げ保持しつつ搬送するロール製品の搬送装置であって、バキュームベルト20の両側部に、バキュームベルト20の延在方向に沿って、バキュームベルト20両側縁よりも外方側に向かって突出するガード部分24aを有する一対のガイド部材24が、設置されている、ことを特徴とするロール製品の搬送装置とする。
【選択図】図3
Description
また、以上に示した従来型のロール製品の搬送装置101では、図6の(A)における矢印Gに示されるような、吸引手段による負圧を原因とする気流が発生するため、この気流によってロール製品RのテールTが、バキュームベルト120のロール製品Rの保持面と逆の面(内面)側に移動してしまいがちになり、テールTの巻き込みの一因となっていた。
このような問題は、操業異常や、製造効率の悪化に繋がるものであった。
〔請求項1に係る発明〕
本請求項に係る発明は、
軸心回りに回転可能な円筒状の複数のコンベアローラと、
これらのコンベアローラ間に張設され、コンベアローラの回転によって走行する搬送ベルトとを備え、
搬送ベルト上にロール製品を保持しつつ搬送するロール製品の搬送装置であって、
搬送ベルトの両側部に、搬送ベルトの延在方向に沿って、搬送ベルト両側縁よりも外方側に向かって突出するガード部分を有する一対のガイド部材が、設置されている、ことを特徴とするロール製品の搬送装置である。
本請求項に係る発明では、ロール製品は、搬送ベルト上に保持され、この搬送ベルトをコンベアローラの回転と共に回転走行させることによって搬送されるようになっている。本請求項に係る発明のように、搬送ベルト両側縁よりも外方側に向かって突出するガード部分を有する一対のガイド部材が、搬送ベルトの両側部に、搬送ベルトの延在方向に沿って設置されていると、ロール製品のテールが、ガード部分の存在によって搬送ベルトのロール製品の保持面と逆の面側に移動することができなくなるため、テールが、搬送ベルトのロール製品の保持面と逆の面側に巻き込まれてしまうことを防止することができる。
本請求項に係る発明は、
ロール製品の搬送装置は、
搬送ベルトが、多数の貫通孔を有する無端のバキュームベルトであり、
所定領域に負圧を発生させる吸引手段とを備え、
その吸引手段によって、バキュームベルトの貫通孔を介して下方に位置するロール製品を吸引し、持ち上げ保持しつつ搬送するロール製品の搬送装置である、請求項1に記載のロール製品の搬送装置である。
本請求項に係る発明では、ロール製品は、吸引手段によって、バキュームベルトの貫通孔を介して持ち上げ保持され、このバキュームベルトをコンベアローラの回転と共に回転走行させることによって搬送されるようになっている。本請求項に係る発明のように、バキュームベルト両側縁よりも外方側に向かって突出するガード部分を有する一対のガイド部材が、バキュームベルトの両側部に、バキュームベルトの延在方向に沿って設置されていると、ロール製品のテールが、ガード部分の存在によってバキュームベルトのロール製品の保持面と逆の面側に移動することができなくなるため、テールが、吸引手段から生じる負圧によって、バキュームベルトのロール製品の保持面と逆の面側に巻き込まれてしまうことを防止することができる。
本請求項に係る発明は、ガイド部材は、通気性を有する軟質材により形成されている請求項1或いは請求項2記載のロール製品の搬送装置である。
吸引手段によって負圧が発生されると、バキュームベルトの両側部分に一定の気流が生じ、ロール製品のテールが、バキュームベルトのロール製品の保持面と逆の面側に移動しやすくなる。そこで、本請求項に係る発明のように、ガイド部材が、通気性を有する軟質材により形成されていると、ガイド部材内を空気が通過するため、バキュームベルトの両側部分における気流の発生を抑えることが可能となる。その結果、ロール製品のテールがバキュームベルトのロール製品の保持面と逆の面側に移動し難くなる。
以下に、本発明に係るロール製品の搬送装置の第1実施形態を、添付図面である図1乃至図3を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るロール製品の搬送装置1は、符号40、41で示される一対のベルトコンベア間に設置されて用いられる。これらのベルトコンベア40、41は、その端部が相互に離間するように配置されており、載置されたロール製品Rを、矢印A方向に従って搬送するようになっている。
次に、本発明に係るロール製品の搬送装置の第2実施形態を説明する。
本実施形態に係るロール製品の搬送装置は、第1実施形態に係るロール製品の搬送装置1とは、吸引手段30を備えず、バキュームベルト20の代わりに吸引口22を有しない搬送ベルトを備えており、ロール製品が搬送ベルト上に載置されて保持されるようになっている点で異なる。
10・・・コンベアローラ
20・・・バキュームベルト
22・・・吸引口(貫通孔)
24・・・ガイド部材
24a・・・ガード部分
30・・・吸引手段
R・・・ロール製品
T・・・テール
Claims (3)
- 軸心回りに回転可能な円筒状の複数のコンベアローラと、
これらのコンベアローラ間に張設され、コンベアローラの回転によって走行する搬送ベルトとを備え、
搬送ベルト上にロール製品を保持しつつ搬送するロール製品の搬送装置であって、
搬送ベルトの両側部に、搬送ベルトの延在方向に沿って、搬送ベルト両側縁よりも外方側に向かって突出するガード部分を有する一対のガイド部材が、設置されている、ことを特徴とするロール製品の搬送装置。 - ロール製品の搬送装置は、
搬送ベルトが、多数の貫通孔を有する無端のバキュームベルトであり、
所定領域に負圧を発生させる吸引手段とを備え、
その吸引手段によって、バキュームベルトの貫通孔を介して下方に位置するロール製品を吸引し、持ち上げ保持しつつ搬送するロール製品の搬送装置である、請求項1に記載のロール製品の搬送装置。 - ガイド部材は、通気性を有する軟質材により形成されている請求項1或いは請求項2記載のロール製品の搬送装置。
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