JP2010149757A - 覚醒持続支援システム - Google Patents

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博昭 関山
Yoshihiro Oe
義博 大栄
Takayoshi Shinozaki
貴良 篠▲崎▼
Tomohiro Junmatsu
智洋 馴松
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【課題】音声が運転者に与える心的影響を学習しながら音声を選択再生させて運転者を覚醒させる上で効果的な心的影響を与えることで運転者の覚醒状態の持続を支援する覚醒持続支援システムを提供すること。
【解決手段】運転者の覚醒状態の持続を支援する覚醒持続支援システム100は、車室内で音声を音声出力した際の運転者の発話内容を認識する音声認識手段10と、その発話内容に基づいてその音声による覚醒効果の度合いを判定する覚醒効果度判定手段11と、音声と音声による覚醒効果の度合いとを関連付けて記憶する覚醒効果度記憶手段12と、運転者の覚醒度を判定する覚醒度判定手段13と、運転者の覚醒度が所定レベルより低いと判定された場合に覚醒効果の度合いが高い音声を音声出力させ運転者の覚醒度を高める覚醒手段14と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声が運転者に与える心的影響を学習しながら音声を選択再生させて運転者を覚醒させる上で効果的な心的影響を与えることで運転者の覚醒状態の持続を支援する覚醒持続支援システムに関する。
従来、運転者等のユーザの嗜好に合った音楽等の音声を再生しながら、運転者の覚醒を持続させることができる再生制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
この再生制御装置は、ユーザの心拍変動情報に基づいてユーザの疲労、眠気、緊張等の心身状態を判断し、ユーザが予め登録しておいた音楽データのうちからそれらの心身状態を解消するのに適した音楽データを選択して再生させるようにする。
なお、この再生制御装置は、既登録の音楽データに関する解析データ(テンポ、拍子、リズムパターン及び特定和音に関する情報である。)に基づいてユーザの心身状態に最も適した音楽データを選択する。
特開2004−90724号公報
しかしながら、特許文献1に記載の再生制御装置は、上述のような解析データに基づいて再生すべき音楽データを選択するので、ユーザの嗜好を十分に反映させることができず、高い覚醒効果を実現できない場合がある。
上述の点に鑑み、本発明は、音声が運転者に与える心的影響を学習しながら音声を選択再生させ運転者を覚醒させる上で効果的な心的影響を与えることで運転者の覚醒状態の持続を支援する覚醒持続支援システムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、第一の発明に係る覚醒持続支援システムは、運転者の覚醒状態の持続を支援する覚醒持続支援システムであって、車室内で音声を音声出力した際の運転者の発話を認識する音声認識手段と、前記発話に基づいて前記音声による覚醒効果の度合いを判定する覚醒効果度判定手段と、前記音声と前記音声による覚醒効果の度合いとを関連付けて記憶する覚醒効果度記憶手段と、運転者の覚醒度を判定する覚醒度判定手段と、運転者の覚醒度が所定レベルより低いと判定された場合に覚醒効果の度合いが高い音声を音声出力させ運転者の覚醒度を高める覚醒手段と、を備えることを特徴とする。
また、第二の発明は、第一の発明に係る覚醒持続支援システムであって、前記発話は、運転者が前記音声に合わせて口ずさむ行為、又は、運転者が前記音声に合わせてハミングする行為を含むことを特徴とする。
また、第三の発明は、第一又は第二の発明に係る覚醒持続支援システムであって、前記覚醒手段は、前記覚醒効果度判定手段により覚醒効果の度合いが高いと判定された音声と運転者のプロフィールとに基づいて、運転者の覚醒度が所定レベルより低いと判定された場合に音声出力させる音声を選択することを特徴とする。
また、第四の発明に係る覚醒持続支援システムは、運転者の覚醒状態の持続を支援する覚醒持続支援システムであって、運転者のプロフィールに基づいて車室内で出力する音声の覚醒効果の度合いを判定する覚醒効果度判定手段と、前記音声と前記音声による覚醒効果の度合いとを関連付けて記憶する覚醒効果度記憶手段と、運転者の覚醒度を判定する覚醒度判定手段と、運転者の覚醒度が所定レベルより低いと判定された場合に覚醒効果の度合いが高い音声を音声出力させ運転者の覚醒度を高める覚醒手段と、を備えることを特徴とする。
上述の手段により、本発明は、音声が運転者に与える心的影響を学習しながら音声を選択再生させて運転者を覚醒させる上で効果的な心的影響を与えることで運転者の覚醒状態の持続を支援する覚醒持続支援システムを提供することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。
図1は、本発明に係る覚醒持続支援システムの第一実施例を示す図であり、覚醒持続支援システム100は、制御装置1、音声入力装置2、画像センサ3、走行状態検知装置4、オーディオ装置5、記憶装置6及び音声出力装置7を含む。
制御装置1は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えたコンピュータであって、例えば、音声認識手段10、覚醒効果度判定手段11、覚醒効果度記憶手段12、覚醒度判定手段13及び覚醒手段14のそれぞれに対応するプログラムをROMに記憶しながら、各手段に対応する処理をCPUに実行させる。
音声入力装置2は、車室内の音声を採取するための装置であり、例えば、車載マイクであって、運転者の発話を採取したり、車載スピーカから出力される音声を採取したりする。
音声入力装置2は、運転者の発話を採取するためのマイクと、車載スピーカの音声出力を採取するマイクとをそれぞれ別々に設置するようにしてもよく、一台のマイクで運転者の発話と車載スピーカの音声出力とを採取するようにしてもよい。
画像センサ3は、運転者の画像を取得するための装置であり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子を備えたカメラであって、ルームミラー付近やダッシュボード上に設置され、運転者の顔画像を取得する。
走行状態検知装置4は、車両の走行状態を検知するための装置であり、例えば、ヘッドライトの状態に基づいて夜間走行であることを検知したり、ワイパーの状態に基づいて雨天走行であることを検知したり、或いは、走行速度に基づいて渋滞走行を検知したりする。
オーディオ装置5は、音声データを再生するための装置であり、例えば、液晶ディスプレイやタッチパネル等の入出力インターフェースを備え、運転者の操作に応じてCD、DVD、ハードディスク、フラッシュメモリ等に記憶された音楽データ、又は、ラジオ放送や双方向通信を介して取得した音楽データを車載スピーカでアナログ再生させるようにする。
なお、音楽データは、音楽を再生させるためのデータ本体の他、楽曲の識別番号、ジャンル、アーティスト名、発行年月日(所属する年代)等の情報を含むものとする。
記憶装置6は、各種情報を記憶するための装置であり、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリ等の書き換え可能な記憶媒体であって、音楽データや音声情報データベース60(以下、「音声情報DB60」とする。)を記憶する。
図2は、音声情報DB60の構成例を示す図であり、音声情報DB60の一レコードは、「音声情報ID」、「覚醒効果度」、「前回再生時刻」及び「走行状態」のフィールドを含む。
「音声情報ID」は、再生出力された音声データ(例えば、音楽データである。)の識別番号であり、「覚醒効果度」は、後述の覚醒効果度判定手段11によって判定される、その音声データが運転者を覚醒させる効果の度合いを表す値であり、「前回再生時刻」は、その音声データの直近の再生時刻であり、「走行状態」は、その音声データを再生させたときの車両の走行状態を表す識別番号である。
音声出力装置7は、音声データをアナログ出力するための装置であり、例えば、車載スピーカであって、オーディオ装置5の出力に基づいて音楽データをアナログ再生する。
次に、制御装置1が有する各種手段について説明する。
音声認識手段10は、車室内で発生された発話の内容を認識するための装置であり、例えば、音声入力装置2が採取した運転者の発話を音素毎に分解し、所定の単語辞書を用いて発話内容を認識する。
なお、音声認識手段10は、音声認識に関する他の如何なる公知技術を用いて発話を認識するようにしてもよく、発話内容には、発話に含まれる単語やフレーズの他、声の高低若しくは抑揚、又は、発話速度等が含まれるものとする。
また、音声認識手段10は、音声入力装置2が採取した、オーディオ装置5の出力に応じて音声出力装置7でアナログ出力された音声(例えば、音楽である。)を音素毎に分解し、所定の単語辞書を用いてその音楽の歌詞を認識するようにしてもよい。
また、音声認識手段10は、音声入力装置2が採取した音声データを用いることなく、オーディオ装置5がデジタル出力する音声データ(音楽データ)を直接解析してその音楽の歌詞を認識するようにしてもよい。
覚醒効果度判定手段11は、音声データの運転者に対する覚醒効果の度合いを判定するための手段であり、例えば、音声認識手段10が認識した運転者の発話内容と、音声認識手段10が認識した音声出力装置7がアナログ出力する音楽データの発話内容とを比較し、両者の一致度合いに応じてその音楽データの覚醒効果度を決定する。
従って、覚醒効果度判定手段11は、運転者がその音楽の歌詞を口ずさんでいることを認識した場合や運転者がその音楽に合わせてハミングした場合には、単語、声の高低若しくは抑揚の一致度合い、又は、運転者の発話時間等に応じて音声出力装置7がアナログ出力する音楽データの覚醒効果度を決定する。
運転者が音声出力装置7からアナログ出力された音楽の歌詞を口ずさんだり、そのメロディに合わせてハミングしたりした場合、覚醒効果度判定手段11は、運転者がその音楽の歌詞やメロディを知っていて、或いは、好んでいて、次回にその音楽がアナログ出力された場合にも何らかの反応を起こすと推定できるからであり、運転者を覚醒させる作用があると推定できるからである。
また、制御装置1は、運転者がその音楽の歌詞を口ずさんだりハミングしたりする時間が長いほどその覚醒効果度をより増大させるようにし、歌詞の一致度が高いほどその覚醒効果度をより増大させるようにする。
また、覚醒効果度判定手段11は、音声認識手段10の認識結果に基づいて、例えば、ある音楽がアナログ出力されている際にその音楽の歌詞やその音楽のアーティスト名等の単語が発話されたことを認識した場合、運転者が他の搭乗者とその音楽に関する話をしているものと認識し、それら単語が会話に出現する頻度等に応じてその音楽の覚醒効果度を増大させるようにしてもよい。
覚醒効果度記憶手段12は、音声出力装置7がアナログ出力する音声データと、覚醒効果度判定手段11が判定したその音声データの覚醒効果度とを関連付けて記憶するための手段であり、例えば、覚醒効果度判定手段11によって覚醒効果度が所定のレベル以上であると判定された音声データとその覚醒効果度とを記憶装置6の音声情報DB60に関連付けて記憶する。
また、覚醒効果度記憶手段12は、覚醒効果度判定手段11によって音声データの覚醒効果度が所定値以上であると判定された場合、走行状態検知装置4が検知したその時点の走行状態を表す識別番号とその音声データとその音声データをアナログ再生した時刻とを記憶装置6の音声情報DB60に関連付けて記憶するようにしてもよい。
後述の覚醒手段14が、覚醒度の低下した運転者(例えば、眠気を催した運転者である。)を覚醒させるために再生する音声データを迅速且つ適切に選択できるようにするためである。
覚醒度判定手段13は、運転者の覚醒度を判定するための手段であり、例えば、画像センサ3が取得した運転者の顔画像にグレースケール化、エッジ検出、パターンマッチング等の各種画像処理を施しながら運転者の目の動きを監視し、運転者が所定時間に亘って一点を見つめていたり、或いは、運転者が所定時間に亘って目を閉じたことを検出したりした場合に、運転者の覚醒度が所定レベル以下に低下していると判定する。
また、覚醒度判定手段13は、ステアリング等、運転者の体の一部が触れる部分に設置された心拍センサや運転者の頭部に取り付けられた脳波センサ等の出力に基づいて運転者の覚醒度を判定するようにしてもよい。
覚醒手段14は、運転者の覚醒度を増大させるための手段であり、例えば、覚醒度判定手段13により運転者の覚醒度が所定レベル以下であると判定された場合に、覚醒効果度判定手段11により判定された覚醒効果度が最大の音声データをオーディオ装置5からデジタル出力させ、かつ、音声出力装置7からアナログ出力させるようにする。
また、覚醒手段14は、覚醒度判定手段13により運転者の覚醒度が所定レベル以下であると判定された場合に、走行状態検知装置4によりその時点における走行状態を検知し、音声情報DB60を参照しながら、走行状態が一致するレコードのうち覚醒効果度が最大の音声データを音声出力装置7からアナログ出力させるようにしてもよい。音声データによる覚醒効果度は、走行状態に応じて変化するものと推定されるからである。
更に、覚醒手段14は、直近の再生時刻からの経過時間が所定時間未満の音声データを除いた上で、覚醒効果度が最大の音声データを音声出力装置7からアナログ出力させるようにしてもよい。
前回の再生時刻からの経過時間が短いと運転者に与える意外性が小さいことから、その音声データによる覚醒効果は低下するものと推定されるからであり、前回の再生時刻からの経過時間が長いと運転者に与える意外性がより大きくなり、より大きな反応を引き出すことができるものと推定されるからである。
次に、図3を参照しながら、音声出力装置7からアナログ出力されている音声データの覚醒効果の度合いを制御装置1が学習する処理(以下、「覚醒効果度学習処理」とする。)について説明する。
なお、図3は、覚醒効果度学習処理の流れを示すフローチャートであり、制御装置1は、音楽データが音声出力装置7からアナログ出力されている場合に繰り返しこの処理を実行するものとする。
最初に、制御装置1は、音声入力装置2の出力に基づいて運転者による発話が行われるのを監視し(ステップS1)、運転者による発話が行われない場合(ステップS1のNO)、この処理を終了させる。
運転者による発話が行われたことを検知した場合(ステップS1のYES)、制御装置1は、音声認識手段10により、運転者の発話内容(単語、声の高低、声の抑揚、発話速度等)と音声出力装置7からアナログ出力されている音楽データの発話内容とを認識し、覚醒効果度判定手段11により、運転者が音声出力装置7からアナログ出力されている音楽データの歌詞を口ずさんでいるか否かを判定する(ステップS2)。
運転者がその音楽データの発話内容と異なる内容の発話を行っており、その音楽データの歌詞を口ずさんでいないと判定した場合(ステップS2のNO)、制御装置1は、その音楽データによる覚醒効果の度合いを判定することなくこの処理を終了させる。
一方、運転者がその音楽データの歌詞を口ずさんでいると判定した場合(ステップS2のYES)、制御装置1は、覚醒効果度判定手段11により、運転者が口ずさんでいる時間、歌詞の一致度、又は、声の高低若しくはイントネーションの一致度等に基づいてその音楽データによる覚醒効果の度合いを決定し(ステップS3)、決定した覚醒効果度と所定の閾値とを比較する(ステップS4)。
決定した覚醒効果度が所定の閾値よりも小さい場合(ステップS4のNO)、制御装置1は、その音楽データによる覚醒効果の度合いを記憶装置6の音声情報DB60に記憶することなくこの処理を終了させる。
覚醒効果度の低い音楽データに関する情報までをも音声情報DB60に記憶して記憶装置6の残容量を圧迫してしまうことがないようにするためであるが、全ての音楽データに関する情報を音声情報DB60に記憶するようにしてもよい。
決定した覚醒効果度が所定の閾値以上の場合(ステップS4のYES)、制御装置1は、覚醒効果度記憶手段12により、決定した覚醒効果度とその音楽データに関する情報とを関連付けて音声情報DB60に記憶する(ステップS5)。
次に、図4を参照しながら、運転者の覚醒度が低下した場合に、制御装置1が特定の音楽データを音声出力装置7からアナログ出力させ運転者の覚醒の持続を支援する処理(以下、「覚醒持続支援処理」とする。)について説明する。
なお、図4は、覚醒持続支援処理の流れを示すフローチャートであり、制御装置1は、車両が走行している場合に繰り返しこの処理を実行するものとする。
最初に、制御装置1は、覚醒度判定手段13により運転者の覚醒度を判定し(ステップS11)、運転者の覚醒度が所定の閾値以上であると判定した場合(ステップS11のNO)、この処理を終了させる。運転者が既に覚醒状態にあるため、運転者を覚醒させる必要がないからである。
一方、運転者の覚醒度が所定の閾値未満であると判定した場合(ステップS11のYES)、制御装置1は、覚醒手段14により、覚醒効果度学習処理によって更新される記憶装置6の音声情報DB60を参照して最大の覚醒効果度を持つ音楽データを選択し(ステップS12)、選択した音楽データを音声出力装置7からアナログ出力させる(ステップS13)。
これにより、運転者は、注意力が散漫となったり、眠気を催したりした場合に、自身がその歌詞やメロディを知っている、或いは、自身が気に入っている音楽データを突然聞かされることで心的影響を受け、覚醒状態を回復させることとなる。
以上の構成により、覚醒持続支援システム100は、運転者が予め登録しておいた音声データではなく、運転者が無意識のうちに口ずさんだりハミングしたりすることで反応を示した音声データを、その運転者の覚醒度が低下したときに自動的にアナログ再生させるので、その音声データを聞いた運転者に嬉しさ、懐かしさ又は意外さ等の心的影響を与え、より効果的に運転者の覚醒状態の持続を支援することができる。
また、覚醒持続支援システム100は、運転者がアナログ出力された音声データに合わせて口ずさみ、運転者がアナログ出力された音声データに合わせてハミングし、或いは、運転者がアナログ出力された音声データに関して会話したことを認識することでその音声データによる覚醒効果度を決定し、覚醒度が低下したときに自動的にアナログ再生させる音声データを決定するので、覚醒度が低下したときに自動的にアナログ再生させる音声データを運転者に予め登録させておく必要がなく、運転者の利便性を向上させることができ、また、その音声データがアナログ再生されたときの意外性を高め、覚醒効果を更に増大させることができる。
図5は、本発明に係る覚醒持続支援システムの第二実施例を示す図であり、覚醒持続支援システム200は、個人認証装置8を備え、記憶装置6に個人情報データベース61(以下、「個人情報DB61」とする。)を記憶する点で覚醒持続支援システム100と異なるが、その他の点で共通する。
従って、以下の説明では、共通する構成要素について同じ参照番号を用いながら、相違点について詳述するものとする。
個人認証装置8は、運転者を識別するための装置であり、例えば、指紋、声紋、静脈パターン等の生体情報を利用した認証装置であってもよく、パスワードを入力させたり、個別情報が記憶されたスマートキーやICカードの提示を求めたりする装置であってもよい。
個人情報DB61は、運転者の個人情報(プロフィール)を体系的に記憶するためのデータベースであり、その一レコードは、例えば、個人認証ID、生年月日、好きな音楽のジャンル、出身地、性別等のフィールドを有し、各運転者によって予めそれらの値が登録される。
覚醒持続支援システム200は、例えば、運転者毎に音声情報DB60を用意し、各音声情報DB60の一レコードは、例えば、その音声データが音楽データである場合には、その音楽のジャンル、アーティスト名、発行年月日(所属する年代)等に関する情報を関連付けて保持するようにしてもよい。
覚醒持続支援システム200は、個人認証装置8により運転者を識別すると、その識別された運転者に対応する、個人情報DB61のレコードと音声情報DB60とを有効(参照可能)にする。
覚醒効果度記憶手段12は、例えば、覚醒効果度判定手段11によって覚醒効果度が所定値以上であると判定された音楽データとその覚醒効果度とを関連付けてその運転者に対応する音声情報DB60に記憶する。
具体的には、覚醒効果度判定手段11は、ハードディスク等の記憶媒体から音楽データを読み出し、或いは、通信を介して音楽データをダウンロードした上で、個人情報DB61を参照してその運転者のプロフィールを抽出し、そのプロフィールに基づいて音楽データの覚醒効果度を判定する。なお、覚醒効果度は、運転者のプロフィールに合致する度合いが大きい音楽データほど高い値が設定されるものとし、例えば、年代及び出身地が合致する音楽データの覚醒効果度は、年代のみが合致する音楽データの覚醒効果度よりも高くなるものとする。
その後、覚醒効果度記憶手段12は、その運転者のプロフィールに合致する、所定値以上の覚醒効果度を有する音声データ(例えば、運転者が十代又は二十代のときに流行した音楽データである。)をその運転者に対応する音声情報DB60に記憶する。
覚醒手段14は、覚醒度判定手段13により運転者の覚醒度が所定レベル以下であると判定された場合、その運転者に対応する音声情報DB60を参照してその運転者のプロフィールに合致する音楽データであって、その覚醒効果度が最大の音楽データを音声出力装置7からアナログ出力させる。
なお、覚醒手段14は、音声出力装置7からアナログ出力させる音楽データに意外性を持たせるため、その運転者の好きな音楽のジャンルや年代と一致しない音楽データであってその覚醒効果度が最大の音楽データを所定のタイミングで(例えば、運転者のプロフィールに合致する音楽データを所定回数音声出力した後である。)、音声出力装置7からアナログ出力させるようにしてもよい。
また、覚醒持続支援システム200は、無線通信を介して、各運転者が携帯する携帯電話が保持する個人情報を取得し、個人の識別と、個人情報DB61への個人情報の登録とを自動的に行うようにしてもよい。
また、覚醒持続支援システム200は、運転者のプロフィールに基づいて各運転者の好きな音楽のジャンル、年代、又はアーティスト名等を学習し、覚醒度判定手段13により運転者の覚醒度が所定レベル以下であると判定された場合に、学習したジャンル、年代、又はアーティスト名等を有する音楽データをハードディスク等の記憶媒体から読み出し、或いは、通信を介してダウンロードして、音声出力装置7からアナログ出力させるようにしてもよい。
また、覚醒持続支援システム200は、運転者が無意識のうちに口ずさんだりすることで示した音楽データに対する反応と運転者のプロフィールとに基づいて運転者を覚醒させる上で効果的な心的影響を与える音楽データ(運転者の琴線に触れるような音楽データ)のジャンル、年代、又はアーティスト名等を運転者毎に学習し、学習したジャンル、年代、又はアーティスト名等に合う音楽データを記憶媒体から抽出したり、或いは、通信を介してダウンロードしたりしてアナログ再生させるようにしてもよい。
以上の構成により、覚醒持続支援システム200は、各運転者が無意識のうちに口ずさんだりすることで反応を示した音楽データや運転者のプロフィールに合致する音楽データを運転者毎に登録し、或いは、その登録した音楽データに基づいて運転者を覚醒させる上で効果的な心的影響を与える音楽データを学習し、各運転者の覚醒度が低下したときにその音楽データをアナログ再生させるので、その音楽データを聞いた各運転者に嬉しさ、懐かしさ又は意外さ等の心的影響を与え、より効果的に各運転者のテンションを高めることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなしに上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例において、音声データは、音楽データの他、ギャグやCMでのキャッチコピー等、運転者が声を出して真似ることができる音声メッセージであってもよい。
本発明に係る覚醒持続支援システムの第一実施例を示す図である。 音声情報データベースの構成例を示す図である。 覚醒効果度学習処理の流れを示すフローチャートである。 覚醒持続支援処理の流れを示すフローチャートである。 本発明に係る覚醒持続支援システムの第二実施例を示す図である。
符号の説明
1 制御装置
2 音声入力装置
3 画像センサ
4 走行状態検知装置
5 オーディオ装置
6 記憶装置
7 音声出力装置
8 個人認証装置
10 音声認識手段
11 覚醒効果度判定手段
12 覚醒効果度記憶手段
13 覚醒度判定手段
14 覚醒手段
60 音声情報データベース
61 個人情報データベース
100、200 覚醒持続支援システム

Claims (4)

  1. 運転者の覚醒状態の持続を支援する覚醒持続支援システムであって、
    車室内で音声を音声出力した際の運転者の発話を認識する音声認識手段と、
    前記発話に基づいて前記音声による覚醒効果の度合いを判定する覚醒効果度判定手段と、
    前記音声と前記音声による覚醒効果の度合いとを関連付けて記憶する覚醒効果度記憶手段と、
    運転者の覚醒度を判定する覚醒度判定手段と、
    運転者の覚醒度が所定レベルより低いと判定された場合に覚醒効果の度合いが高い音声を音声出力させ運転者の覚醒度を高める覚醒手段と、
    を備えることを特徴とする覚醒持続支援システム。
  2. 前記発話は、運転者が前記音声に合わせて口ずさむ行為、運転者が前記音声に合わせてハミングする行為、又は、運転者が前記音声に関して会話する行為を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の覚醒持続支援システム。
  3. 前記覚醒手段は、前記覚醒効果度判定手段により覚醒効果の度合いが高いと判定された音声と運転者のプロフィールとに基づいて、運転者の覚醒度が所定レベルより低いと判定された場合に音声出力させる音声を選択する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の覚醒持続支援システム。
  4. 運転者の覚醒状態の持続を支援する覚醒持続支援システムであって、
    運転者のプロフィールに基づいて車室内で出力する音声の覚醒効果の度合いを判定する覚醒効果度判定手段と、
    前記音声と前記音声による覚醒効果の度合いとを関連付けて記憶する覚醒効果度記憶手段と、
    運転者の覚醒度を判定する覚醒度判定手段と、
    運転者の覚醒度が所定レベルより低いと判定された場合に覚醒効果の度合いが高い音声を音声出力させ運転者の覚醒度を高める覚醒手段と、
    を備えることを特徴とする覚醒持続支援システム。
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