JP2010149237A - 衝撃緩衝機構を有するテレスコピックカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】機械が高速・高加減速な移動を行っても、それによって発生する衝撃や騒音を防止でき、信頼性の高いテレスコピックカバーを提供すること。
【解決手段】複数のカバーを順次入れ子状に重ね合わせて全体を入れ子の向きに伸縮自在に形成してテーブルを駆動するための送り機構を保護する工作機械のテレスコピックカバーにおいて、テーブル4に固定された一対の第1のカバー部材12L,12Rと、一対の第1のカバー部材12L,12Rに支持された一対の第2のカバー部材14L,14Rと、一対の第2のカバー部材14L,14Rを互いに連結する連結手段16と、一端が連結手段16の中心部に設けられた第1の取り付け部材3に取り付けられ、他端が一対の第1のカバー部材12L,12Rのそれぞれの側部あるいはテーブル4の側面または下面に第1の取り付け部材3を挟んで設けられた一対の第2の取り付け部材5L,5Rに取り付けられた一対の弾性部材1L,1Rと、を備えた衝撃緩衝機構を有するテレスコピックカバーとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、工作機械の可動式カバーであるテレスコピックカバーに関する。
縦型の工作機械、例えば、縦型のフライス盤などでは、ワークをX−Yテーブルに固定し、このワークをX−Y平面上で所定の経路に沿って移動させて、回転切削工具により所望の形状に切削加工を行う。X―Yテーブルは、例えば、工作機械のベッド上においてX軸またはY軸方向に往復運動可能に設けられたサドルと、該サドル上においてサドルの動作方向に垂直なY軸またはX軸に往復運動可能なテーブルとからなる。サドルおよびテーブルは、各々の送り方向であるX軸またはY軸に沿って配設されたガイドやレールやボールネジなどからなる送り機構を有する。そして、工作機械のテーブル等の送り軸や案内面などの送り機構を覆い、切削液や切粉などから前記送り機構を保護するためにテレスコピックカバーが用いられている。
図9は、従来技術であるテレスコピックカバーの一形態の側面透視図である。図10は、前記テレスコピックカバーの要部の平面透視図である。ここで、図9および図10を紙面真上から見て右側を「右」、左側を「左」として説明する。他の図面も同様である。なお、この「右」、「左」に特別な意味はなく、単に説明を解り易くするために便宜的に称するものである。
テーブル4は、ガイド4a、4bおよびボールネジ(図示省略)などの送り機構により、矢印Xで示す方向に往復動作可能にサドル2の上面に取り付けられている。また、サドル2は、ガイド2a、2bおよびボールネジ(図示省略)などの送り機構により、矢印Xとは垂直方向に移動可能に工作機械のベッド(図示省略)またはコラム(図示省略)に取り付けられている。
テーブル4がX方向の何れか右方向の最大行程に移動すると、右側の第1のカバー部材12Rの停止部材12aが右側の第2のカバー部材14Rの停止部材14aと当接する。これにより、右側の第2のカバー部材14Rが右側の第1のカバー部材12Rから脱落することが防止される。また、サドル2の両端に、一対の第2のカバー14の動作範囲を限定するための行程限定手段18が取り付けられている。
テレスコピックカバー10は、X方向に往復動作可能なテーブル4の下部に配置され、左右一対よりなるテレスコピックカバー集成体10L、10Rを具備している。左側のテレスコピックカバー集成体10Lは左側の第1のカバー部材12Lと左側の第2のカバー部材14Lを有し、右側のテレスコピックカバー集成体10Rは右側の第1のカバー部材12Rと右側の第2のカバー部材14Rを有する。左側の第1のカバー部材12Lと右側の第1のカバー部材12Rはそれぞれテーブル4に固定されている。したがって、左側の第1のカバー部材12Lと右側の第1のカバー部材12Rはテーブル4の動作に連動して往復動作する。
左側の第1のカバー部材12Lと右側の第1のカバー部材12Rとで左右一対の第1のカバー12を構成し、左側の第2のカバー部材14Lと右側の第2のカバー部材14Rとで左右一対の第2のカバー14を構成する。
一対の第1のカバー部材12L,12Rにおいて、X方向の各端部には停止部材12aが取り付けられている。同様に、一対の第2のカバー部材14L,14Rにおいて、X方向の内側の端部にはクッション材付きの停止部材14aが取り付けられている。
また、左側の第2のカバー部材14Lと右側の第2のカバー部材14Rは2本の棒状の連結手段16により互いに連結されている。そして、第2のカバー14は、第1のカバー12の内部においてX軸方向に摺動自在に設けられており、左右一対の第2のカバー14R,14Lは一体として左右一対の第1のカバー部材12L,12R内を摺動動作する。これにより、テーブル4がX方向に往復運動を繰り返す間に、一対の第2のカバー14が一対の第1のカバーから大きく突出した場合でも、一対の第2のカバー14が連結手段16により一体として一対の第1のカバー部材12に支持される。
上記のテレスコピックカバーを開示する文献として特許文献1があり、特許文献1には、テレスコピックカバーが、所定の直線方向に往復運動可能な工作機械の移動要素に取り付けられ該移動要素と共に移動可能に設けた一対の第1のカバーと、第1のカバーに支持された一対の第2のカバーとを具備し、第2のカバーが、第1のカバーの動作に連動して前記直線方向に移動可能に構成され、更に、一対の第2のカバーを互いに連結する連結手段を有するテレスコピックカバーが開示されている。
また、特許文献2には、異物が保護対象物に接触するのを防止するために、カバーが複数枚異物発生領域と保護対象物との間に配置され、隣接する2つのカバーが一部重なる部分を有する場合、異物発生領域側に位置するカバーの移動方向端縁が下向に傾斜する面として形成され、各カバーがパンタグラフ機構で連結されているテレスコピックカバーが開示されている。
特許文献3には、お互いにはめ込まれた複数のボックスからなるテレスコピックカバーにおいて、該複数のボックスが機械の動きに連動するように、かつ連動時の衝撃を緩和するように各ボックス間に鋼管あるいは樹脂を躯体とする油圧・空気圧・バネ圧およびゴム弾性体またはその複合体からなる衝撃吸収装置を用いる技術が開示されている。
特開平8−57741号公報 特開2003−80437号公報 実用新案登録第3140414号公報
図11を用いて、従来技術では機械が高速・高加減速な移動した際には、それによって衝撃や騒音が発生することを説明する。図11に示されるように、右側の第2のカバー部材14Rが矢印に示される移動方向に移動し停止部材14aと停止部材12aとが衝突する。機械が高速・高加減速化するにつれて該衝突も激しくなり、その結果、停止部材14aに取り付けられているクッションゴムの磨耗や脱落が発生し、騒音も大きくなる。
このように、背景技術で説明した一対のカバーが連結手段により連結されたテレスコピックカバーでは、カバー間の衝突音や衝突による強度的な問題を避けるためにゴム弾性体などが用いられている。しかしながら、更なる工作機械の高速化・高加減速化に伴い衝突音や衝突による強度的な問題をクッションゴムのみによっては解決できなくなっている。
また、特許文献2に開示されるようなパンタグラフを備えたテレスコピックカバーでは、機械の急激な移動によりパンタグラフのリンク軸に負担がかかり、リンク軸の磨耗や破損の問題がある。さらに、特許文献3に開示されるような衝撃吸収装置を備えたテレスコピックカバーでは、その衝撃吸収装置は、ボックスの内部に交叉するように配置されるなど構造が複雑となっている。
そこで本発明の目的は、機械が高速・高加減速な移動を行っても、それによって発生する衝撃や騒音を防止でき、信頼性の高いテレスコピックカバーを提供することである。
本願の請求項1に係る発明は、複数のカバーを順次入れ子状に重ね合わせて全体を入れ子の向きに伸縮自在に形成してテーブルを駆動するための送り機構を保護する工作機械のテレスコピックカバーにおいて、前記テーブルに固定された一対の第1のカバーと、
該一対の第1のカバーに支持された一対の第2のカバーと、該一対の第2のカバーを互いに連結する連結手段と、一端が前記連結手段の中心部に設けられた第1の取り付け部材に取り付けられ、他端が前記一対の第1のカバーのそれぞれの側部または前記テーブルの側面もしくは下面に前記第1の取り付け部材を挟んで設けられた一対の第2の取り付け部材に取り付けられた一対の弾性部材と、を備えたことを特徴とする衝撃緩衝機構を有するテレスコピックカバーである。
請求項2に係る発明は、複数のカバーを順次入れ子状に重ね合わせて全体を入れ子の向きに伸縮自在に形成してテーブルを駆動するための送り機構を保護する工作機械のテレスコピックカバーにおいて、前記テーブルに固定された一対の第1のカバーと、該一対の第1のカバーに支持された一対の第2のカバーと、該一対の第2のカバーを互いに連結する連結手段と、一端が前記一対の第2のカバーのそれぞれの側部に設けられた一対の取り付け部材に取り付けられ、他端が前記テーブルの側面または下面に設けられた一対の第3の取り付け部材もしくは前記一対の第1のカバーに設けられた一対の第4の取り付け部材に取り付けられた一対の弾性部材と、を備えたことを特徴とする衝撃緩衝機構を有するテレスコピックカバーである。
本発明により、機械が高速・高加減速な移動を行っても、それによって発生する衝撃や騒音を防止でき、信頼性の高いテレスコピックカバーを提供できる。
以下、本発明の実施形態を図面とともに説明する。なお、従来技術と同一の要素については同じ符号を使って説明する。
図1は、弾性部材により連結手段と一対の第1のカバーとを連結する本発明の実施形態を説明する図である。本発明の実施形態であるテレスコピックカバー10は、左右一対の第1のカバー12と左右一対の第2のカバー14を備えている。ここで、紙面上から見て右側を「右」、左側を「左」として説明している。他の図面も同様である。この「右」、「左」に特別な意味はなく、単に説明を解り易くするために便宜的に称するものである。
テレスコピックカバー10は、サドル2の上面においてX方向に往復動作可能なテーブル4の下部に配置され、左右一対よりなるテレスコピックカバー集成体10L、10Rを具備している。左側のテレスコピックカバー集成体10Lは左側の第1のカバー部材12Lと左側の第2のカバー部材14Lを備え、左側のテレスコピックカバーは右側の第1のカバー部材12Rと右側の第2のカバー部材14Rを備えている。左側の第1のカバー部材12Lと右側の第1のカバー部材12Rとで左右一対の第1のカバーを構成し、左側の第2のカバー部材14Lと右側の第2のカバー部材14Rとで左右一対の第2のカバーを構成する。
左側の第1のカバー部材12Lと右側の第1のカバー部材12Rはテーブル4に固定されており、テーブルの動作と連動する。一方、左側の第2のカバー部材14Lと右側の第2のカバー部材14Rは内側の端部において2本の棒状の連結手段16により互いに連結されており、左右一対の第2のカバー部材14L,14Rは一体として動作するように構成されている。
一対の第1のカバー部材12L,12Rにおいて、X方向には停止部材12aが取り付けられている。同様に、一対の第2のカバー部材14L,14Rにおいて、X方向の内側の端部にはクッション材付きの停止部材14aが取り付けられている。
次に図2を用いて第1のカバー12と第2のカバー14の断面形状を説明する。図2は、図1に示す一点破線部の断面において矢印線Aの方向に見た場合の概略図である。左右一対の第1のカバー部材12L,12Rは下向きに開いた概ねコの字型に形成された部材であり、下端部に概ね水平に形成された支持部12cを有している。そして、左右一対の第1のカバー部材12L,12Rの内部において、左右一対の第2のカバー14L,14RがX方向(紙面に対して垂直方向)に摺動自在に設けられている。
第2のカバー14は、下向きに開いた概ねコの字形に形成された部材であり、下端部に概ね水平に形成された摺動部14bを有している。第2のカバー部材14L,14Rは、その摺動部14bにおいて、第1のカバー部材12L,12Rの支持部12cの上面に摺動自在に支持されている。
なお、図1および図2では停止部材12a、14aがカバーの上側面に配置されているが、カバーの両側面に停止部材を設けてもよい。
そして、図1に示される本発明の一実施形態は、左側の弾性体固定用フック5L、右側の弾性体固定用フック5R、および中心部の弾性体固定用フック3を更に備えている。左側の弾性体固定用フック5Lは左側の第1のカバー部材12Lに取り付けられ、右側の弾性体固定用フック5Rは右側の第1のカバー部材12Rに取り付けられている。左側の弾性体固定用フック5Lと右側の弾性体固定用フック5Rとは左右対称な位置に取り付けられている。また、中心部の弾性体固定用フック3は連結手段16の一方に取り付けられている。中心部の弾性体固定用フック3は連結手段16の中心部に設ける。
左側の弾性体固定用フック5Lと中心部の弾性体固定用フック3とを第1の弾性体1Lで連結し、右側の弾性体固定用フック5Rと中心部の弾性体固定用フック3とも同様に第2の弾性体1Rで連結する。第1の弾性体1Lと第2の弾性体1Rとは長さと弾性定数は同じである。なお、中心部の弾性体固定用フック3は、連結手段16の中心部に1つでもよいし、それぞれの第1の弾性体1Lと第2の弾性体1R毎に2つ設けてもよい。
第1の弾性体1L、第2の弾性体1Rの弾性定数は、第2のカバー14および連結手段16の質量と、機械の速度と、第2のカバー14が摺動する時の抵抗などを考慮して、クッション材付きの停止部材14aへの衝撃が十分に緩衝されるように設定する。
ここで弾性体とは、バネ、ゴム、あるいはそれらの複合体である。第1の弾性体1Lと第2の弾性体1Rは、1本のバネやゴムから構成されるものだけでなく、複数本のバネやゴム、あるいはそれらの複合体から構成されてもよい。なお、弾性体をテーブル4の両側に配置する構成としてもよい。
次に、図3を用いて、本発明の上記実施形態により機械が高速・高加減速な移動を行っても、それによって発生する衝撃や騒音を防止でき、信頼性の高いテレスコピックカバーを提供できることを説明する。
図3は、図1に示されるテレスコピックカバーの要部の側面透視図である(但し、テーブル4が右方向に移動している状態)。テーブル4が右方向に移動すると、左右一対の第1のカバー部材12R,12Lも右方向に連動して移動する。そうすると、左側の弾性体固定用フック5Lと中心部の弾性体固定用フック3の距離は狭まり(つまり、第1の弾性体1Lは縮まる)、他方、右側の弾性体固定用フック5Rと中心部の弾性体固定用フック3の距離は広くなる(つまり、第2の弾性体1Rは伸びる)。
このような状態では、第1の弾性体1Lと第2の弾性体1Rとによる弾性力の合成力は、図中の矢印で示される右方向の力となる。中心部の弾性体固定用フック3が連結手段16に取り付けられているので、連結手段16には紙面右方向に移動させる力が作用することになる。左右一対の第2のカバー14に連結手段16は固定されていることから、結局、左右一対の第2のカバー14にも紙面右方向に移動させる力が作用する。
最初、テーブル4が左側にあり該テーブル4が右方向へ移動するとき、第1のカバー12もテーブル4と共に右方向に移動する。何故なら、前述したように、第1のカバー12はテーブル4に取り付けられているからである。
そして、第1のカバーに支持された第2のカバー14は、両者間に作用する摩擦力によって第2のカバー14も右方向に移動する(図2の支持部12c参照)。右方向の移動が継続し第2のカバー部材14Lの端部に設けられた制止手段(図示省略)がサドル2に設けられた行程限定手段18に衝突するとその反力で、左側の第2のカバー部材14Lは左方向に跳ね返る。
連結手段16によって左側の第2のカバーに連結された右側の第2のカバー部材14Rも左方向に移動する。テーブル4に固定された第1のカバー12は右側への移動を継続するので、右側の第1のカバー部材12Rと右側の第2のカバー部材14Rの移動方向は互いに接近する方向となる。
弾性体1L,1Rによる第2のカバーに前記作用する力は、右から左方向へ移動する右側の第2のカバー部材14Rを減速させる方向の力であるので、右側の第2のカバー部材14Rと右側の第1のカバー部材12Rとの相対的な速度は低下し、第1のカバー12と第2のカバー14とが衝突する際の速度が小さくなる。これにより、衝撃や騒音の発生を低減することができ、クッションゴムの寿命が延びる。
なお、図11に示した弾性体を用いない従来技術では、右側の第1のカバー部材12Rと右側の第2のカバー部材14Rの相対速度が低下することはないことから、停止部材12aと停止部材14aとの衝突による衝撃は軽減されない。
図4は、可動側カバーが弾性力の釣り合う位置まで移動することを説明する図である。第1の弾性体1Lと第2の弾性体1Rの弾性力が釣り合っていない場合には、連結手段16を移動させる力が作用する。したがって、図3に示されるように、第2のカバー14に連結された連結手段16は、第1の弾性体1Lと第2の弾性体1Rの弾性力の差によって生じる力が作用し、該力によって移動を開始した連結手段16は、第1の弾性体1Lと第2の弾性体1Rの弾性力とが釣り合う位置まで移動する。
図5は、弾性部材により連結手段とテーブルとを連結する本発明の実施形態を説明する図である。この実施形態では、左側の弾性体固定用フック5Lはテーブル4の側面左側の位置に取り付け、右側の弾性体固定用フック5Rはテーブル4の側面右側位置に取り付ける。中心部の弾性体固定用フック3は連結手段16に取り付ける。テーブル4への取り付け箇所は、中心部の弾性体固定用フック3を挟んでテーブル4の側面あるいは下面の所定位置を選択して取り付ける。
図6は、弾性部材によりテーブルと第2のカバーとを連結する本発明の実施形態を説明する図である。この実施形態では、中心部の弾性体固定用フック3をテーブル4に取り付け、左側の弾性体固定用フック5Lを左側の第2のカバー部材14Lに、右側の弾性体固定用フック5Rを右側の第2のカバー部材14Rに取り付ける。
図7は、弾性部材により第1のカバーと第1のカバーとを連結する本発明の実施形態を説明する図である。この実施形態では、左側の弾性体固定用フック5Lを左側の第2のカバー部材14Lに、右側の弾性体固定用フック5Rを右側の第2のカバー部材14Rに取り付ける。また、中心部の弾性体固定用フック3は、それぞれの弾性体1Rと1L毎に2つ設ける形態である。2つの中心部の弾性体固定用フック3L,3Rは、テーブル4の側面または下面あるいは第1のカバー部材12L,12Rに取り付けてもよい。上述した実施形態では、一対の弾性体1L,1Rを固定用フック5L,5R,3,3L,3Rを用いて取り付けたが、直接弾性部材を固定するようにしてもよい。
図5〜図7に示した実施形態とも第2のカバー14の移動状態を図3に示されるように減速ないし反転することができ、クッションゴムの磨耗・脱落を防止することができ、騒音も少なくすることができる。
なお、図8は、本発明の実施形態の構成とは相違して、連結手段16を弾性体に置き換えた場合を説明する図である。この構成は、本発明の構成によって効果を発揮することを対比して説明するための参考とするものである。
図8に示されるように、左右一対の第2のカバーを棒状の連結手段16に替えて弾性体に置き換える。そうすると、左側の第2のカバー14Lと右側の第2のカバー14Rとの距離が広がると弾性体に引っ張り力が発生し、右側の第2のカバー14Rは増速し右側の第1のカバー12Rとの相対速度が増加することになる。そうすると、衝撃や衝突音が大きくなり、クッションゴムに与える負荷も増大しクッションゴムの耐久性が低下する。
弾性部材により連結手段と一対の第1のカバーとを連結する本発明の実施形態を説明する図である。 図1において矢印線A−Aに沿う断面図である。 図1に示されるテレスコピックカバーの要部の側面透視図である。 可動側カバーが弾性力の釣り合う位置まで移動することを説明する図である。 弾性部材により連結手段とテーブルとを連結する本発明の実施形態を説明する図である。 弾性部材によりテーブルと第2のカバーとを連結する本発明の実施形態を説明する図である。 弾性部材により第1のカバーと第1のカバーとを連結する本発明の実施形態を説明する図である。 本発明の実施形態の構成とは相違して連結手段16を弾性体に置き換えた場合を説明する図である。 従来のテレスコピックカバーの一形態の側面透視図である。 図9に示されるテレスコピックカバーの要部の平面透視図である。 図9に示されるテレスコピックカバーの要部の側面透視図である。
符号の説明
1L 第1の弾性体
1R 第2の弾性体
2 サドル
3 中心部の弾性体固定用フック
4 テーブル
5L 左側の弾性体固定用フック
5R 右側の弾性体固定用フック
10 テレスコピックカバー
12 第1のカバー
12L 左側の第1のカバー部材
12R 右側の第1のカバー部材
12a 停止部材
12b 停止部材
12c 支持部
14 第2のカバー
14L 左側の第2のカバー部材
14R 右側の第2のカバー部材
14a 停止部材
16 連結手段
18 行程限定手段

Claims (2)

  1. 複数のカバーを順次入れ子状に重ね合わせて全体を入れ子の向きに伸縮自在に形成してテーブルを駆動するための送り機構を保護する工作機械のテレスコピックカバーにおいて、
    前記テーブルに固定された一対の第1のカバーと、
    該一対の第1のカバーに支持された一対の第2のカバーと、
    該一対の第2のカバーを互いに連結する連結手段と、
    一端が前記連結手段の中心部に設けられた第1の取り付け部材に取り付けられ、他端が前記一対の第1のカバーのそれぞれの側部または前記テーブルの側面もしくは下面に前記第1の取り付け部材を挟んで設けられた一対の第2の取り付け部材に取り付けられた一対の弾性部材と、
    を備えたことを特徴とする衝撃緩衝機構を有するテレスコピックカバー。
  2. 複数のカバーを順次入れ子状に重ね合わせて全体を入れ子の向きに伸縮自在に形成してテーブルを駆動するための送り機構を保護する工作機械のテレスコピックカバーにおいて、
    前記テーブルに固定された一対の第1のカバーと、
    該一対の第1のカバーに支持された一対の第2のカバーと、
    該一対の第2のカバーを互いに連結する連結手段と、
    一端が前記一対の第2のカバーのそれぞれの側部に設けられた一対の取り付け部材に取り付けられ、他端が前記テーブルの側面または下面に設けられた一対の第3の取り付け部材もしくは前記一対の第1のカバーに設けられた一対の第4の取り付け部材に取り付けられた一対の弾性部材と、
    を備えたことを特徴とする衝撃緩衝機構を有するテレスコピックカバー。
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