JP2010149215A - ブラスト装置 - Google Patents

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武幸 佐藤
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Abstract

【課題】反転機構がワークを反転させ、第1および第2のブラスト部が同側(例えば、上側)からブラスト処理を行うことで、ワーク全体をブラスト処理することができ、かつブラスト装置の小型化を実現できるブラスト装置を提供する。
【解決手段】ワークを搬送する第1の搬送部と、第1の搬送部により搬送されるワークを研削する第1のブラスト部と、第1のブラスト部により研削されたワークを反転させる反転機構と、反転機構により反転したワークを搬送する第2の搬送部と、第2の搬送部により搬送されるワークを研削する第2のブラスト部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明はブラスト装置に関し、特に、1個流しにより1つずつ搬入されるワークを反転させることにより効率良くブラスト処理を行うことができるブラスト装置に関する。
従来の主なブラスト装置として、コンベアー式、ハンガー式、およびタンブラー式などがある(例えば、特許文献1乃至3参照)。コンベアー式のブラスト装置とは、搬入口からワーク(加工物)をコンベアー上に載せることにより、ワークが順次キャビネット内に搬送され、ブラスト処理された後に搬出口から搬出されるブラスト装置である。コンベアー式のブラスト装置は、搬入口と搬出口にそれぞれ前段および後段の処理装置を一連に設けることができ、複数の処理工程から成る連続処理には適している。
一方、ハンガー式のブラスト装置とは、ワークをハンガーに吊して回転させながらワーク全体をブラスト処理するブラスト装置である。ハンガー式およびタンブラー式のブラスト装置は、ワーク全体をブラスト処理することに優れている。
特開2003−080458号公報 特開2005−669729号公報 特開2003−326460号公報
しかしながら、コンベアー式のブラスト装置では、ワークの全体にブラスト処理を行うためには、作業員がブラスト装置の搬出口から搬出されたワークを反転もしくは回転させ、再びブラスト装置の搬入口に搬入しなければならず、作業員の労力が大きく、大量のワークを短時間でブラスト処理することは困難であった。
また、コンベアー式のブラスト装置であって、上下から投射材を噴射することでワーク全体をブラスト処理するブラスト装置が考案されているが、投射材を噴射するブラスト部をコンベアーの上下に設けなければならず、ブラスト装置が大型化するといった問題点があった。
一方、ハンガー式およびタンブラー式のブラスト装置は、ワーク全体をブラスト処理することに優れているが、作業員がワークを1つずつハンガーに吊したり、ワークをタンブラーに出し入れしなければならず、作業員の労力が大きくなっていた。また、ハンガー式およびタンブラー式のブラスト装置は、コンベアー式のブラスト装置とは異なり、搬入口と搬出口が同一であるため、前段および後段の処理装置を一連に設けることができず、複数の処理工程から成る連続処理には適していないという問題点があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、複数の処理工程から成る連続処理に適しているというコンベアー式のブラスト装置の特徴を活かしつつ、ワーク全体をブラスト処理することのできるブラスト装置を提供することを目的とする。
本発明のブラスト装置は、ワークを搬送する第1の搬送部と、第1の搬送部により搬送されるワークを研削する第1のブラスト部と、第1のブラスト部により研削されたワークを反転させる反転機構と、反転機構により反転したワークを搬送する第2の搬送部と、第2の搬送部により搬送されるワークを研削する第2のブラスト部とを備える。
この構成により、反転機構がワークを反転させ、第1および第2のブラスト部が同側(例えば、上側)からブラスト処理を行うことで、ワーク全体をブラスト処理することができ、かつブラスト装置の小型化を実現できる。
本発明のブラスト装置では、反転機構は、第1の搬送部の端部から落下するワークを傾斜面で受止め、傾斜面における反力によってワークを反転させる受止部を備える。
この構成により、傾斜面の反力を利用することで、簡易な手段を用いてワークを反転させることができ、低コストで反転機構を構成することができる。
本発明のブラスト装置では、受止部は、ワークの形状、ワークの重さ、第1および第2の搬送部の搬送速度、第1および第2の搬送部の搬送加速度、および端部の形状のうち少なくとも1つに応じて、傾斜面の角度および位置の少なくとも1つを調整する。
この構成により、ワークや搬送部の特性に応じて傾斜面の角度や位置を調整することで、ワークを確実に反転させることができる。
本発明のブラスト装置では、受止部は、駆動部と回転軸とを備え、駆動部によって回転軸を中心に回動可能であり、ワークを受止める際に、傾斜が反力によってワークを反転させる位置に回動し、ワークを受止めた後に、ワークの重力によってワークが第2の搬送部に送出される位置に回動する。
この構成により、受止部を回動させて傾斜角を変化させることで、ワークを反転させるとともに、反転したワークをワークの重力によって搬送部に送出することができる。
本発明のブラスト装置では、受止部は、曲面から構成され、傾斜面で反転したワークの重力によってワークが曲面を滑走して、受止部の下端部から第2の搬送部に送出される。
この構成により、曲面を利用することで、反転したワークを水平方向に送出し、確実に搬送部に送出することができるとともに、簡易な構成により、低コストで反転機構を構成することができる。
本発明のブラスト装置では、受止部は、複数の板部を備え、板部は、回転軸を中心にそれぞれ回動可能であり、ワークの形状、ワークの重さ、第1および第2の搬送部の搬送速度、第1および第2の搬送部の搬送加速度、および端部の形状のうち少なくとも1つに応じて、傾斜面の角度および位置の少なくとも1つを調整する。
この構成により、ワークや搬送部の特性に応じて傾斜面を調整することで、ワークを確実に反転させることができる。
本発明のブラスト装置では、受止部は、複数のローラー部を備える。
この構成により、受止部の傾斜面の摩擦係数を低減することで、ワークの重力を利用して確実に搬送部へ送出することができる。
本発明のブラスト装置は、ワークが反転機構に進入したことを検知する第1のセンサと、ワークが第2の搬送部に送出されたことを検出する第2のセンサとをさらに備え、第1のセンサが検知した場合に、第1の搬送部が停止し、第2のセンサが検知した場合に、第1の搬送部が起動する。
この構成により、複数のワークが一度に反転機構に進入することを防止することができ、確実にワークを反転させることができる。
本発明のブラスト装置では、第1のブラスト部は、ワークに投射材を噴射する第1の噴射口を備え、第1の噴射口は、投射材がワークの頂点方向から噴射されるように位置し、第2のブラスト部は、ワークに投射材を噴射する第2の噴射口を備え、第2の噴射口は、投射材が対頂点方向から噴射されるように位置する。
この構成により、2つのブラスト部でワークの六面方向からブラスト処理を行うことができ、ブラスト装置の小型化を実現できる。
本発明のブラスト処理システムは、上記のブラスト装置と、ブラスト装置の前段に設けられる前段処理装置と、ブラスト装置の後段に設けられる後段処理装置とを備え、前段処理装置、ブラスト装置、および後段装置を一連に設ける。
この構成により、ブラスト装置の搬入口と搬出口にそれぞれ前段および後段の処理装置を一連に設けることができ、複数の処理工程から成る連続処理を行うことができる。
本発明は、ワークを搬送する第1の搬送部と、第1の搬送部により搬送されるワークを研削する第1のブラスト部と、第1のブラスト部により研削されたワークを反転させる反転機構と、反転機構により反転したワークを搬送する第2の搬送部と、第2の搬送部により搬送されるワークを研削する第2のブラスト部とを設けることにより、複数の処理工程から成る連続処理に適しているというコンベアー式のブラスト装置の特徴を活かしつつ、ワーク全体をブラスト処理することのできるブラスト装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態にかかるブラスト装置について詳細に説明するが、本発明はかかる実施の形態のみに限定されるものではない。
(第1の実施の形態)
以下、本発明にかかる第1の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるブラスト装置100を示した図である。
第1の実施の形態にかかるブラスト装置100は、第1の搬送部に相当するベルトコンベア1と、第1のブラスト部111と、反転機構2と、第2の搬送部に相当するベルトコンベア3と、第2のブラスト部112とを備える。ブラスト部111,112は、噴射口12,14と、ローター15,16とをさらに備える。
また、第1の実施の形態にかかるブラスト装置は、ストレージホッパ10と、投射材供給パイプ11,13と、カットゲート17と、支持部材7と、接触式センサ8,9と、ワークの搬入口101と、ワークの搬出口102とをさらに備える。
加工物であるワークWは、搬入口101から搬入される。ベルトコンベア1は、搬入されたワークWを搬送する。ベルトコンベア3は、ワークWを搬送し、搬出口102へ搬出する。ブラスト部111,112は、ベルトコンベア1,3が搬送するワークWに対し、ローター15,16により噴射口12,14から投射材を噴射する。ストレージホッパ10は、投射材供給パイプ11,13を介して、ブラスト部111,112に投射材を供給する。カットゲート17は、開閉することにより、投射材供給パイプ11からブラスト部111へ供給される投射材の供給量を調整する。接触センサ8,9は、ワークWが所定の位置を通過したことを検知する。支持部材7は、反転機構2を回動可能に支持ずる。
図2は、本発明の第1の実施の形態にかかる反転機構2を示した図である。反転機構2は、回転軸22、駆動部に相当する回転式シリンダー23、受止部に相当する底面部21、側面部24、背面部25、および上面部26を備える。底面部21は、第1の搬送部1の端部Eから落下するワークWを受止め、底面部21の傾斜における反力によってワークWを反転させる。反転機構2は、回転軸22を中心に回動可能であり、回転式シリンダー23によって、ワークWの形状、ワークWの重さ、ベルトコンベア1およびベルトコンベア3の搬送速度、ベルトコンベア1およびベルトコンベア3の搬送加速度、および端部Eの形状のうち少なくとも1つに応じて、回動範囲、回動速度、および回動加速度が制御される。側面部24、背面部25、および上面部26は、底面部21で受止めたワークWを反転機構2内に保持する。
次に、ブラスト装置100の動作について説明する。まず、図1に示すように、搬入口101からワークWがベルトコンベア1により、ブラスト装置100内に順次搬入される。ベルトコンベア1により搬送されている途中で、ワークWはブラスト部111の噴射口12の下を通過する。ブラスト部111でブラスト処理されたワークWは、ベルトコンベア1の端部Eまで搬送され、端部Eから反転機構2へ落下する。ワークWは、反転機構2へ落下する際に、接触センサ8に接触し、接触センサ8は、ワークWが反転機構2に進入したことを検知する。接触センサ8がワークWの通過を検知した場合、ベルトコンベア1は停止する。ベルトコンベア1が停止することにより、複数のワークWが一度に反転機構2に進入することを防止することができ、一つずつ確実にワークWを反転させることができる。また、接触センサ8がワークWの通過を検知した場合、カットゲート17は閉状態になり、投射材供給パイプ11からブラスト部111への投射材の供給を停止する。ベルトコンベア1を停止すると同時に投射材の供給を停止することにより、ブラスト部111の下で静止しているワークWの一部が長時間ブラスト処理されることを防止し、ワークWにおけるブラスト処理が不均一に行われることを防止するとともに、投射材の無駄を省く。
次に、図3を参照しながら反転機構2の動作について説明する。ワークWがベルトコンベア1の端部Eから落下する際に、反転機構2は、傾斜面が反力によってワークを反転させる位置になるように、回転式シリンダー23によって上方に傾斜して停止する。ワークWは、前方部から反転機構2へ落下し、ワークWの前方部が反転機構2の背面部25により保持され、ワークWの上面部が反転機構2の底面部21により保持される。ここでは、底面部21が受止部に相当し、底面部21における反力によってワークWが反転し、反転機構2に収容される。なお、落下するワークWが反転機構2の背面部25に先に接触し、背面部25における反力によって反転してもよい。この場合、背面部25が受止部に相当する。
ワークWが反転機構2に収容された後、反転機構2は、回転式シリンダー23によって下方に傾斜して、ワークWがベルトコンベア3に送出される位置まで回動する。ここで、反転機構2は、ワークWの形状、ワークWの重さ、ベルトコンベア1およびベルトコンベア3の搬送速度、ベルトコンベア1およびベルトコンベア3の搬送加速度、および端部Eの形状のうち少なくとも1つに応じて、反転機構2の底面部21の角度および位置の少なくとも1つを調整することができる。底面部21の角度および位置を調整することにより、ワークWが確実に反転し、反転機構2内に収容される。この場合、底面部21の角度は、回転式シリンダー23により調整され、底面部21の位置は、回転軸22の位置によって調整される。回転軸22の位置は、回転軸22が支持部材7内を移動することにより調整されてもよいし、支持部材7自体が移動することにより調整されてもよい。
反転機構2が下方に傾斜すると、ワークWはベルトコンベア3に送出される。ベルトコンベア3に送出されたワークWは、ベルトコンベア3により搬送され、接触センサ9に接触する。接触センサ9は、ワークWがベルトコンベア3に送出されたことを検出する。接触センサ9がワークWの通過を検知した場合、ベルトコンベア1が起動し、次のワークWがベルトコンベア1から反転機構2に落下する。また、接触センサ9がワークWの通過を検知した場合、カットゲート17は開状態になり、投射材供給パイプ11からブラスト部111への投射材の供給を開始する。
ここで、上記の反転機構2の変形例を示す。図4に示すように、受止部に相当する底面部21は、複数のローラー部27を備えてもよい。このように、複数のローラー部27を設けることにより、底面部21の傾斜面の摩擦係数を低減することで、反転機構2が下方に傾斜した際にワークWが確実にベルトコンベア3へ送出される。
図1に示すように、ベルトコンベア3に送出されたワークWは、接触センサ9を通過し、ブラスト部112の噴射口14の下を通過する。ブラスト部112でブラスト処理されたワークWは、ベルトコンベア3の搬出口102まで搬送され、搬出口102から搬出される。
次に、図5乃至7を参照して、ブラスト部111,112におけるブラスト処理について説明する。図5は、ブラスト部111,112の噴射口12,14の位置を示した上面図である。図6は、ブラスト部111の噴射口12の噴射方向を示した図である。図7は、ブラスト部112の噴射口14の噴射方向を示した図である。
図5に示すように、ベルトコンベア1により搬送されるワークWは、噴射口12の下を通過する。噴射口12は、ワークWの進行方向(ベルトコンベア1の搬送方向)に対して、所定の角度をなして設けられ、ワークWの上面部33の他、ワークWの前面部31および右側面部32にもブラスト処理が行われるように位置している。具体的には、図6に示すように、噴射口12は、ワークWの頂点方向から噴射されるように位置し、ワークWの前面部31、右側面部32、および上面部33に投射材を噴射してブラスト処理を行う。例えば、図6に示すように、ワークWの進行方向と反対の方向をx軸、水平方向をy軸、および垂直方向をz軸とすると、投射材の噴射方向D1は、x−y面およびz−x面においてx軸に対して鋭角をなし、y−z面においてz軸に対して鋭角をなす。
また、図5に示すように、ベルトコンベア3により搬送されるワークWは、噴射口14の下を通過する。噴射口14は、ワークWの進行方向(ベルトコンベア3の搬送方向)に対して、所定の角度をなして設けられ、反転したワークWの下面部36の他、ワークWの後面部34および左側面部35にもブラスト処理が行われるように位置している。具体的には、図7に示すように、噴射口14は、ワークWの対頂点方向から噴射されるように位置し、ワークWの後面部34、左側面部35、および下面部36に投射材を噴射してブラスト処理を行う。例えば、図7に示すように、ワークWの進行方向と反対の方向をx軸、水平方向をy軸、および垂直方向をz軸とすると、投射材の噴射方向D2は、x−y面およびy−z面において、x軸に対して、噴射口12の噴射方向D1と反対側に鋭角をなし、z−x面において、z軸に対して、噴射口12の噴射方向D1と同側に鋭角をなす。
このように、ワークWの上側および下側の両側にブラスト部を設けることなく、上側の片側にブラスト部を2つ設け、それぞれの噴射口の噴射方向を頂点および対頂点に向けることにより、ワークWの六面方向からブラスト処理を行うことができ、ブラスト装置の小型化を実現できる。
(第2の実施の形態)
以下、本発明にかかる第2の実施の形態について、図面を用いて説明する。特に言及しない場合は、他の構成は、第1の実施の形態にかかるブラスト装置100と同様である。
図8は、本発明の第2の実施の形態にかかる反転機構を示した図である。図8に示すように、受止部に相当するシューター40は、曲面から構成され、傾斜面で反転したワークWの重力によってワークが曲面を滑走して、シューター40の下端部Bからベルトコンベア3に送出される。この構成により、シューター曲面を利用することで、反転したワークWを水平方向に送出し、確実にベルトコンベア3に送出することができるとともに、簡易な構成により、低コストで反転機構を構成することができる。
シューター40は、支持部材7により回動可能に支持されており、所定の角度で支持部材7に固定可能である。また、シューター40は、位置も調整可能である。シューター40の角度および位置の少なくとも1つは、ワークWの形状、ワークWの重さ、ベルトコンベア1およびベルトコンベア3の搬送速度、ベルトコンベア1およびベルトコンベア3の搬送加速度、および端部Eの形状のうち少なくとも1つに応じて調整される。シューター40の角度および位置を調整することにより、ワークWが確実に反転し、ベルトコンベア3に送出される。
ここで、上記のシューター40の変形例を示す。図9に示すように、受止部に相当するシューター40は、複数のローラー部41を備えてもよい。このように、複数のローラー部41を設けることにより、シューター40の傾斜面の摩擦係数を低減することで、ワークWが確実にベルトコンベア3へ送出される。また、図10に示すように、シューター40は、複数の板部42を備え、板部42は、回転軸43を中心にそれぞれ回動可能であり、ワークWの形状、ワークWの重さ、ベルトコンベア1およびベルトコンベア3の搬送速度、ベルトコンベア1およびベルトコンベア3の搬送加速度、および端部Eの形状のうち少なくとも1つに応じて、傾斜面の角度および位置の少なくとも1つを調整する。この構成により、ワークやベルトコンベア1,3の特性に応じて傾斜面の角度や位置を調整することで、ワークを確実に反転させることができる。
(第3の実施の形態)
以下、本発明にかかる第3の実施の形態について、図面を用いて説明する。特に言及しない場合は、他の構成は、第1および第2の実施の形態にかかるブラスト装置100と同様である。
図11は、本発明のブラスト装置を利用したブラスト処理システムを例示した図である。図11に示すように、ブラスト処理システム300は、第1および第2の実施の形態にかかるブラスト装置100の前段に設けられる前段処理装置と、ブラスト装置の後段に設けられる後段処理装置とを備え、前段処理装置、ブラスト装置、および後段装置を一連に設ける。このように、ブラスト処理システムを構築することにより、コンベアー式のブラスト装置の利点を活かして、搬入口と搬出口にそれぞれ前段および後段の処理装置を一連に設けることができ、複数の処理工程から成る連続処理を行うことができる。
例えば、図11(1)に示すように、ワイヤーブラシ機110を前段処理装置として、ブラスト装置100の前段に設け、矯正プレス機120を後段処理装置として、ブラスト装置100の後段に設ける。ワイヤーブラシ機110は、ワークWにブラッシング処理を行い、ワークWのバリを予め除去する。矯正プレス機120は、ブラスト装置100によりバリを除去されたワークWの歪みを矯正するために、プレス処理を行う。このように、各工程を処理する装置を、ブラスト装置100の前後段に一連に設けることにより、作業員がブラスト装置の搬出口から搬出されたワークを反転もしくは回転させ、再びブラスト装置の搬入口に搬入する必要がなくなる。その結果、作業員の作業動線が短くなり、作業員の労力が軽減され、大量のワークWを短時間でブラスト処理することができる。
また、図11(2)に示すように、各工程を処理する装置を、ベルトコンベア133を介して、ブラスト装置100の前後段に一連に設けることにより、作業員がワークWを各工程に移動させる作業が不要となり、作業員の労力が軽減されるとともに、大量のワークWを短時間でブラスト処理することができる。
以上、本発明にかかる実施の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、請求項に記載された範囲内において変更・変形することが可能である。
例えば、第1の実施の形態における駆動部として、回転式シリンダー用いたが、駆動部はサーボモータでもよく、ギアなどの動力伝達部を含んでもよい。
また、図5に示すように、ワークWが所定の方向を向くように、ガイド30を設けてもよい。
また、ワークWは、金属、セラミック、ガラス、プラスチックなど硬質なものが主ではあるが、ゴムのような軟質なものであっても、冷却硬化させてからブラスト処理を行ってもよい。
また、ブラスト装置100は、ワークWのバリの除去の他、表面研削、梨地加工などの研削に用いられてもよく、金属表面の疲労強度および耐応力腐食割れの向上などを目的とするショットピーニング処理に用いられてもよい。また、投射材の素材そのものをワークWに転写することにより、ワークWの表面を改質コーティングするために用いられてもよい。
本発明にかかるブラスト装置は、反転機構がワークを反転させ、ワーク全体をブラスト処理することができ、かつブラスト装置の小型化を実現できるという効果を有し、特に、1個流しにより1つずつ搬入されるワークを反転させることにより効率良くブラスト処理を行うことができるブラスト装置として有用である。
本発明の第1の実施の形態にかかるブラスト装置を示した図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる反転機構を示した図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる反転機構の動作を示した側面図である。 本発明の第1の実施の形態にかかる反転機構の変形例を示した図である。 本発明の第1の実施の形態にかかるブラスト部の噴射口の位置を示した上面図である。 本発明の第1のブラスト部の噴射方向を示した図である。 本発明の第2のブラスト部の噴射方向を示した図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる反転機構を示した図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる反転機構の変形例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態にかかる反転機構の変形例を示した図である。 本発明のブラスト装置を利用したブラスト処理システムを例示した図である。
符号の説明
1,3 ベルトコンベア
2 反転機構
7 支持部材
8,9 接触センサ
10 ストレージホッパ
11,13 投射材供給パイプ
12,14 噴射口
15,16 ローター
17 カットゲート
111,112 ブラスト部

Claims (10)

  1. ワークを搬送する第1の搬送部と、
    前記第1の搬送部により搬送されるワークを研削する第1のブラスト部と、
    前記第1のブラスト部により研削された前記ワークを反転させる反転機構と、
    前記反転機構により反転した前記ワークを搬送する第2の搬送部と、
    前記第2の搬送部により搬送される前記ワークを研削する第2のブラスト部と
    を備えることを特徴とするブラスト装置。
  2. 前記反転機構は、前記第1の搬送部の端部から落下する前記ワークを傾斜面で受止め、前記傾斜面における反力によって前記ワークを反転させる受止部を備えることを特徴とする請求項1に記載のブラスト装置。
  3. 前記受止部は、前記ワークの形状、前記ワークの重さ、前記第1および第2の搬送部の搬送速度、前記第1および第2の搬送部の搬送加速度、および前記端部の形状のうち少なくとも1つに応じて、傾斜面の角度および位置の少なくとも1つを調整することを特徴とする請求項2に記載のブラスト装置。
  4. 前記受止部は、駆動部と回転軸とを備え、前記駆動部によって前記回転軸を中心に回動可能であり、前記ワークを受止める際に、前記傾斜面が反力によって前記ワークを反転させる位置に回動し、前記ワークを受止めた後に、前記ワークが前記第2の搬送部に送出される位置に回動することを特徴とする請求項2または3に記載のブラスト装置。
  5. 前記受止部は、曲面から構成され、前記傾斜面で反転した前記ワークの重力によって前記ワークが前記曲面を滑走して、前記受止部の下端部から前記第2の搬送部に送出されることを特徴とする請求項2または3に記載のブラスト装置。
  6. 前記受止部は、複数の板部を備え、
    前記板部は、回転軸を中心にそれぞれ回動可能であり、前記ワークの形状、前記ワークの重さ、前記第1および第2の搬送部の搬送速度、前記第1および第2の搬送部の搬送加速度、および前記端部の形状のうち少なくとも1つに応じて、前記傾斜面の角度および位置の少なくとも1つを調整することを特徴とする請求項5に記載のブラスト装置。
  7. 前記受止部は、複数のローラー部を備えることを特徴とする請求項2乃至6の何れかに記載のブラスト装置。
  8. 前記ワークが前記反転機構に進入したことを検知する第1のセンサと、
    前記ワークが前記第2の搬送部に送出されたことを検出する第2のセンサと
    をさらに備え、
    前記第1のセンサが検知した場合に、前記第1の搬送部が停止し、前記第2のセンサが検知した場合に、前記第1の搬送部が起動することを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載のブラスト装置。
  9. 前記第1のブラスト部は、前記ワークに投射材を噴射する第1の噴射口を備え、前記第1の噴射口は、前記投射材が前記ワークの頂点方向から噴射されるように位置し、
    前記第2のブラスト部は、前記ワークに投射材を噴射する第2の噴射口を備え、前記第2の噴射口は、前記投射材が前記頂点の対頂点方向から噴射されるように位置することを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のブラスト装置。
  10. 請求項1乃至9の何れかに記載のブラスト装置と、
    前記ブラスト装置の前段に設けられる前段処理装置と、
    前記ブラスト装置の後段に設けられる後段処理装置とを備え、
    前記前段処理装置、前記ブラスト装置、および前記後段装置を一連に設けることを特徴とするブラスト処理システム。
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