JP2010145440A - 画像形成方法および画像 - Google Patents

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Abstract

【課題】 省エネルギー化が達成されながら形成される印画物に高い画像品位が得られる画像形成方法およびこれにより得られる画像の提供。
【解決手段】 画像形成方法は、少なくとも樹脂が含有されてなるトナー粒子により形成されたトナー像を、画像支持基材上に形成されたトナー保持材層に保持させるトナー像保持処理工程を経る方法であって、前記保持処理工程に供されるトナー粒子の、(投影像の最小径/当該投影像の最大径)で表される粒子形状度をA、当該保持処理後における、(投影像の最小径/当該投影像の最大径)で表されるトナー粒子の粒子形状度をBとしたときに関係式(1):1≧B/A≧0.9を満たすと共に、トナー粒子を構成する樹脂の屈折率をC、トナー保持材層を構成する材料の屈折率をDとしたときに関係式(2):1.4≧C/D≧0.7を満たすことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば電子写真方式の画像形成方法およびこれによって得られる画像に関する。
従来から、静電的にトナーを現像して画像を形成する電子写真方式の画像形成方法におけるトナーの画像支持体への定着方法としては、熱加圧ローラ、フラッシュ光などによる方法が利用されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。
しかしながら、これらの方法はトナーを変形させることにより画像支持体に固着させて定着させるものであるために、多大なエネルギーを必要とし、省エネルギーの観点からは好ましくない。
省エネルギー化された定着方法として、熱を用いずに加圧力のみによって定着させる方法が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。また、画像支持体の表面に凹部を設け、この中にトナー粒子を静電的に付着させて定着させる方法も提案されている(例えば、特許文献4参照。)。
しかしながら、加圧力のみによる方法によっては、画像支持体への十分な固着が得られずに形成される画像が低品質のものとなる、という問題がある。また、凹部を設ける方法によっては、凹部からのトナー粒子の脱離が避けられずに脱離トナーによる汚染が生じる、という問題がある。
さらに、特許文献1〜4に開示される画像形成方法によっては、画像部にはトナーが存在し、非画像部にはトナーが存在しない画像が形成されるところ、このような画像においては、画像部−非画像部間に微小な段差が形成されるために高い画像品位が得られない、という問題がある。
このような画像部−非画像部間の段差の問題を解決するために、非画像部にもトナーを存在させる方法が提案されている(例えば、特許文献5参照。)。また、画像支持体を表面に樹脂層を設けたものとして構成し、定着時の加熱および圧力により、トナーと画像支持体の樹脂層を溶融させて画像支持体の表面にトナーを固着させて定着させる方法も提案されている(例えば、特許文献6参照。)。
しかしながら、特許文献5に開示される方法によっても、トナーとトナーとの間に隙間が生じてしまい、形成される印画物の白濁度が高く、十分な色の深みが得られない。また、特許文献6に開示される樹脂層とトナーとを溶融させる方法によっても、十分な画像品位が得られるとはいえない。
このように、従来は、省エネルギー化が達成されながら形成される画像に高い画像品位が得られる画像形成方法はなかった。
特開2004−101648号公報 特開平5−297626号公報 特開平6−242627号公報 特許4085505号公報 特開平9−197858号公報 特開平11−160905号公報
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、省エネルギー化が達成されながら形成される印画物に高い画像品位が得られる画像形成方法およびこれにより得られる画像を提供することにある。
本発明の画像形成方法は、少なくとも樹脂が含有されてなるトナー粒子により形成されたトナー像を、画像支持基材上に形成されたトナー保持材層に保持させるトナー像保持処理工程を経る画像形成方法であって、
前記保持処理工程に供されるトナー粒子の、(投影像の最小径/当該投影像の最大径)で表される粒子形状度をA、当該保持処理後における、(投影像の最小径/当該投影像の最大径)で表されるトナー粒子の粒子形状度をBとしたときに下記関係式(1)を満たすと共に、
トナー粒子を構成する樹脂の屈折率をC、トナー保持材層を構成する材料の屈折率をDとしたときに下記関係式(2)を満たすことを特徴とする。
関係式(1):1≧B/A≧0.9
関係式(2):1.4≧C/D≧0.7
本発明の画像形成方法においては、前記トナー像保持処理工程が、画像支持基材上に形成されたトナー保持材層に、トナー粒子を外力により埋没させることによって行われる構成とすることができる。
また、本発明の画像形成方法においては、前記トナー像保持処理工程が、中間転写体上に積層されたトナー保持材層に、トナー粒子を外力により埋没させた後、トナー像が保持された状態のトナー保持材層を、画像支持基材上に重畳させることによって行われる構成とすることができる。
本発明の画像は、画像支持基材上に、少なくとも樹脂が含有されてなるトナー粒子により形成されたトナー像が保持されたトナー保持材層が担持されてなる画像であって、
トナー粒子を構成する樹脂の屈折率をC、トナー保持材層を構成する材料の屈折率をDとするときに下記関係式(2)を満たすことを特徴とする。
関係式(2):1.4≧C/D≧0.7
本発明の画像形成方法によれば、基本的に、熱を与えることなく画像支持体に対してトナー像を定着させることができるために省エネルギー化が達成され、しかも、画像支持体がトナー保持材層を有するものであるために得られる印画物の表面が均一性の高い状態となり、画像部と非画像部との間の高さレベルの差が小さく抑制され、かつ、トナー像を形成するトナー粒子の樹脂の屈折率とトナー保持材層を構成する材料の屈折率との差が特定の小さい範囲内にあるために、白濁度が低く十分な色深みを有する画像部が形成され、従って高い画像品位を有する印画物を得ることができる。
以下、本発明の画像形成方法および画像について詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
本発明の画像形成方法は、少なくとも樹脂が含有されてなるトナー粒子により静電的に形成されたトナー像を、画像支持基材上に形成されたトナー保持材層に保持させるトナー像保持処理工程を経る方法である。
この例の画像形成方法のトナー像保持処理工程においては、具体的には、図1(a)および(b)に示されるように、画像支持基材11上に形成されたトナー保持材層15に、直接的にトナー粒子によるトナー像Tを外力により埋没させる処理が行われる。このトナー像保持処理によってトナー像Tの定着が行われる。
トナー像Tのトナー粒子を埋没させるために付与する外力は、1.00×103 〜1.00×108 Paの大きさの押圧力とすることができる。
トナー保持材層15に定着されたトナー像Tは、少なくとも当該トナー像Tを構成する全トナー粒子が、図2に示されるように、各々50体積%以上埋没され、特に、図1(b)に示されるように、全トナー粒子が各々100体積%埋没されていることが好ましい。
そして、本発明の画像形成方法においては、トナー像保持処理工程に供されるトナー粒子の粒子形状度をA、当該トナー像保持処理後におけるトナー粒子の粒子形状度をBとしたときに下記関係式(1)を満たすと共に、トナー粒子を構成する樹脂(以下、「トナー樹脂」ともいう。)の屈折率をC、トナー保持材層15を構成する材料の屈折率をDとしたときに下記関係式(2)を満たす。
関係式(1):1≧B/A≧0.9
関係式(2):1.4≧C/D≧0.7
ここに、トナー粒子の粒子形状度とは、投影像の最小径/当該投影像の最大径で表されるものである。
トナー像保持処理前後の粒子形状度の変化の程度を示す(B/A)が上記関係式(1)の範囲にあることにより、少量のエネルギーによって高い画像品位の印画物を形成することができる。一方、粒子形状度の変化の程度を示す(B/A)が0.9未満である場合は、印画物を得るために必要とされるエネルギーが多量となり、環境負荷が大きいために好ましくない。
トナー像保持処理工程に供される粒子形状度Aは、具体的には、感光体K(図1参照。)上に静電的に形成されたトナー像Tを剥離し、走査型電子顕微鏡(SEM)「JSM−7401F」(日本電子社製)によって観察し、2,000倍の倍率の画像を「ルーゼックス画像解析装置」(ニレコ社製)に取り込み、個々のトナー粒子について、それぞれ、粒子の投影像の最大径と最小径を測定し、当該最大径を当該最小径で除した粒子形状度を求め、100個のトナー粒子についての粒子形状度の平均値を算出することにより、求められるものである。
このトナー像保持処理工程に供される粒子形状度Aは、具体的には0.40〜1.00であることが好ましく、より好ましくは0.60〜1.00である。
また、トナー像保持処理後におけるトナー粒子の粒子形状度Bは、具体的には、この画像形成方法により得られた印画物Pの断面切片を、透過型電子顕微鏡(TEM)「JEM−1400」(日本電子社製)によって観察し、2,000倍の倍率の画像を「ルーゼックス画像解析装置」(ニレコ社製)に取り込み、個々のトナー粒子について、それぞれ、粒子の投影像の最大径と最小径を測定し、当該最大径を当該最小径で除した粒子形状度を求め、100個のトナー粒子についての粒子形状度の平均値を算出することにより、求められるものである。
また、トナー樹脂の屈折率Cおよびトナー保持材層15を構成する材料の屈折率Dの比(以下、「屈折率比」ともいう。)が上記関係式(2)の範囲にあることにより、光散乱が抑制される結果、得られる画像部Qの白濁度が低いものとなって十分な色深みが得られ、従って、得られる印画物Pの画像品位が高いものとなる。一方、屈折率比が上記関係式(2)の範囲を逸脱する、その屈折率比が過大である場合は、光散乱が大きく生じ、その結果、得られる画像部Qが白濁化して十分な色深みが得られず、従って、得られる印画物Pの画像品位が低いものとなる。
〔画像支持体〕
本発明の画像形成方法に用いられる画像支持体10は、画像支持基材11上にトナー保持材層15が形成されてなるものである。
画像支持基材11としては、適宜のものを用いることができ、例えば、薄紙から厚紙までの普通紙、上質紙、アート紙あるいはコート紙などの塗工された印刷用紙、市販されている和紙やはがき用紙、ポリプロピレン合成紙、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム、ポリイミドフィルム、布などの各種を挙げることができる。
本発明において、トナー保持材層15は、外力を付与されていない状態においては流動性を有さず、外力を付与されることによって流動状態を発現するものであることが好ましい。具体的には、例えば常態においてはゲル状であり、外力を付与されることによってゾル状に変化するチクソトロピー性を有する材料よりなるものとすることができる。
トナー保持材層15を構成する材料としては、その屈折率がトナー樹脂の屈折率との関係において上記関係式(2)を満たすと共に、トナー樹脂と非相溶性であり、かつ、外力によりトナー粒子を埋没させるときに、その粒子形状度の変化の程度(B/A)を上記関係式(1)の範囲内とすることができるレベルの流動性(以下、「特定の流動性」ともいう。)を有するものを、適宜に選択することができる。
特定の流動性を有するものとは、具体的には、トナー粒子を埋没させるための外力を付与した状態において、JIS K2207に準じて測定される針入度が30以上であるものをいい、トナー保持材層15を構成する材料としては、この針入度が高いものほど好ましい。
このような特定の流動性を有するものを用いることにより、感光体K上に各トナー粒子が静電的に付着して形成されているトナー像Tを、各トナー粒子における静電電荷を維持した状態においてトナー保持材層15に埋没させることができる。
トナー保持材層15にトナー粒子を埋没させる外力は、トナー粒子の粒子形状度の変化の程度(B/A)を上記関係式(1)の範囲内とすることができる方法によって付与されたものであればよく、例えば適宜の転写装置によって与えられる静電的な力、感光体K上のトナー像Tに画像支持体10が押し付けられる押圧力、およびこれらの組み合わせが挙げられる。
また、トナー保持材層15を構成する材料としては、トナー粒子との親和性の高い材料が好ましい。
トナー保持材層15を構成する材料としては、シリコーン系、アクリル系、ビニル系、ウレタン系などの樹脂やエラストマーやゴム、およびそれらと有機溶剤およびオイルとのゲルやゾル、それらの水系エマルジョンや水溶性高分子、およびそれらと水系溶媒とのゲルやゾルなどを用いることができる。
具体的には、シリコーン系の樹脂としては、ジメチルシロキサン、ジフェニルシロキサン、メチルビニルシロキサン、メチルフェニルシロキサン、フルオロシロキサン、トリフルオロシロキサン、トリフルオロプロピルシロキサン、クロロメチルシロキサン、シアノエチルシロキサン、ポリエーテルシロキサン、フルオロポリエーテルシロキサン、アミノシロキサンなどによるものが挙げられる。
また、アクリル系の樹脂としては、2−エチルヘキシルアクリレート、n−ブチルアクリレートなどやメチルアクリレート、エチルアクリレート、メチルメタクリレート、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、アクリルアミド誘導体、ヒドロキシエチルアクリレート、グリシジルアクリレートなどによる共重合物が挙げられる。
また、ビニル系の樹脂としては、ポリ酢酸ビニル、エチレン-酢酸ビニル共重合体、アクリル-酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアセタール、ポリビニルブチラール、フェノール-ビニルブチラール共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリ塩化ビニルなどが挙げられる。
また、ウレタン系の樹脂としては、ポリオールとポリイソシアネートを反応して得られるポリウレタンプレポリマーが挙げられ、ポリオールとしては1,2−ポリブタジエンポリオール、1,4−ポリブタジエンポリオール、ポリ(ペンタジエン・ブタジエン)ポリオール、ポリ(ブタジエン・スチレン)ポリオール、ポリ(ブタジエン・アクリロニトリル)ポリオールなどがあり、ポリイソシアネートとしては、ジフェニルメタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネート)などがある。
さらに、水溶性高分子としては、キサンタンガム、カラギナン、プルラン、ファーセレラン、カードラン、ゼラチン、コラーゲンなどの天然高分子多糖類;アルギン酸ナトリウム、アルギン酸カルシウム天然低分子多糖類;ポリアクリル酸;ポリアクリル酸ナトリウム;ポリビニルアルコールなどと、水、メチルアルコール、エチルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセリンなどの溶媒との混合物などが挙げられる。
トナー保持材層15を構成する材料の屈折率は、公知の種々の方法で測定することができるところ、本発明におけるトナー保持材層15を構成する材料の屈折率は、別個にトナー保持材層15を構成する材料のみよりなる薄膜を作成し、この薄膜をアッベ屈折率計にて測定した値とされる。
トナー保持材層15を構成する材料の屈折率の具体的な例としては、例えばゼラチンが1.53、ポリビニルアルコールが1.51、ポリアクリル酸ナトリウムが1.51、フッ素変性アクリル樹脂が1.34、シリコーンゲルが1.41、フッ素変性シリコーンゲルが1.34である。
トナー保持材層15の厚みは、保持すべきトナー像Tの厚みとの関係において設定され、例えば1〜500μmとされる。
本発明の画像形成方法において、トナー保持材層15が外力を付与されていない状態においても粘着性を有するものである場合は、当該トナー保持材層15の表面に、保管性、追記性の観点から、表面保護層を設けてもよい。
表面保護層は、トナー保持材層15の表面に、これを構成する材料と同一の組成のものを塗布してこの塗布層のみを光、熱および蒸気などによって硬化させる方法や、トナー保持材層15の表面にこれを構成する材料と別の組成のものを塗布する方法などによって設けることができる。別の組成のものとしては、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂などの有機溶剤可溶樹脂、光硬化剤、熱硬化剤、湿気硬化剤などが挙げられる。
また、表面保護層としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリプロピレン(PP)、ポリスチレン(PS)などのシートを被覆させることにより設けることもできる。
〔トナー粒子〕
本発明の画像形成方法に用いられるトナー粒子は、少なくとも樹脂を含有し、さらに所望に応じて着色剤、荷電制御剤、磁性粉、離型剤などを含有するものとすることができる。このようなトナー粒子の集合体を下記においてトナーと記す。
以下に、使用前のトナー粒子について説明する。
〔トナー粒子の製造方法〕
このようなトナー粒子を製造する方法としては、特に限定されるものではなく、粉砕法、乳化分散法、懸濁重合法、分散重合法、乳化重合法、乳化重合凝集法、その他の公知の方法などを挙げることができる。
〔トナー樹脂〕
トナー樹脂としては、トナー保持材層15を構成する材料との屈折率比の関係において上記関係式(2)を満たすよう選択する必要があるが、例えばその屈折率Cが1.30〜1.70であるものを選択することが好ましく、より好ましくは1.40〜1.60である。
トナー樹脂の屈折率は、公知の種々の方法で測定することができるところ、本発明におけるトナー樹脂の屈折率は、別個にトナー樹脂のみよりなる薄膜を作成し、この薄膜をアッベ屈折率計にて測定した値とされる。
トナー粒子が粉砕法、乳化分散法などによって製造される場合には、トナーを構成する樹脂として、スチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、スチレン−(メタ)アクリル系共重合体樹脂、オレフィン系樹脂などのビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエーテル、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリスルフォン、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、尿素樹脂などの公知の種々の樹脂を用いることができる。これらは1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。
一方、トナー粒子が懸濁重合法、分散重合法、乳化重合法、乳化重合凝集法などによって製造される場合には、トナーを構成する樹脂を得るための重合性単量体として、例えばスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−クロロスチレン、3,4−ジクロロスチレン、p−フェニルスチレン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチレンなどのスチレンあるいはスチレン誘導体;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸イソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸ジメチルアミノエチルなどのメタクリル酸エステル誘導体;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸フェニルなどのアクリル酸エステル誘導体;エチレン、プロピレン、イソブチレンなどのオレフィン類;塩化ビニル、塩化ビニリデン、臭化ビニル、フッ化ビニル、フッ化ビニリデンなどのハロゲン化ビニル類;プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、ベンゾエ酸ビニルなどのビニルエステル類;ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテルなどのビニルエーテル類;ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニルヘキシルケトンなどのビニルケトン類;N−ビニルカルバゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリドンなどのN−ビニル化合物類;ビニルナフタレン、ビニルピリジンなどのビニル化合物類;アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アクリルアミドなどのアクリル酸またはメタクリル酸誘導体などのビニル系単量体を挙げることができる。これらのビニル系単量体は、1種または2種以上を組み合わせて使用することができる。
また、重合性単量体としてイオン性解離基を有するものを組み合わせて用いることが好ましい。イオン性解離基を有する重合性単量体は、例えばカルボキシル基、スルフォン酸基、リン酸基などの置換基を構成基として有するものであって、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸、ケイ皮酸、フマール酸、マレイン酸モノアルキルエステル、イタコン酸モノアルキルエステル、スチレンスルフォン酸、アリルスルフォコハク酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルフォン酸、アシッドホスホオキシエチルメタクリレート、3−クロロ−2−アシッドホスホオキシプロピルメタクリレートなどが挙げられる。
さらに、重合性単量体として、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレートなどの多官能性ビニル類を用いて架橋構造の結着樹脂を得ることもできる。
〔着色剤〕
トナー粒子が着色剤を含有するものとして構成される場合において、着色剤としては、下記に例示するような有機または無機の各種、各色の顔料を使用することができる。
すなわち、黒色の顔料としては、カーボンブラック、酸化銅、二酸化マンガン、アニリン・ブラック、活性炭、非磁性フェライト、磁性フェライト、マグネタイトなどが挙げられる。
黄色の顔料としては、黄鉛、亜鉛黄、カドミウムイエロー、黄色酸化鉄、ミネラルファストイエロー、ニッケルチタンイエロー、ネーブルイエロー、ナフトールイエローS、ハンザイエローG、ハンザイエロー10G、ベンジジンイエローG、ベンジジンイエローGR、キノリンイエローレーキ、パーマネントイエローNCG、タートラジンレーキなどが挙げられる。
橙色の顔料としては、赤色黄鉛、モリブデンオレンジ、パーマネントオレンジGTR、ピラゾロンオレンジ、バルカンオレンジ、インダスレンブリリアントオレンジRK、ベンジジンオレンジG、インダスレンブリリアントオレンジGKなどが挙げられる。
赤色の顔料としては、キナクリドン、ベンガラ、カドミウムレッド、鉛丹、硫化水銀、カドミウム、パーマネントレッド4R、リソールレッド、ピラゾロンレッド、ウォッチングレッド、カルシウム塩、レーキレッドC、レーキレッドD、ブリリアントカーミン6B、エオシンレーキ、ロンダミンレーキB、アリザリンレーキ、ブリリアントカーミン3Bなどが挙げられる。
紫色の顔料としては、マンガン紫、ファストバイオレットB、メチルバイオレットレーキなどが挙げられる。
青色の顔料としては、紺青、コバルトブルー、アルカリブルーレーキ、ビクトジアブルーレーキ、金属フタロシアニンブルー、無金属フタロシアニンブルー、フタロシアニンブルー部分塩素化物、ファーストスカイブルー、インダスレンブルーBCなどが挙げられる。
緑色の顔料としては、クロムグリーン、酸化クロム、ピグメントグリーンB、マイカライトグリーンレーキ、ファイナルイエローグリーンGなどが挙げられる。
白色の顔料としては、亜鉛華、酸化チタン、アンチモン白、硫化亜鉛などがある。
また、体質顔料としては、バライト粉、炭酸バリウム、クレー、シリカ、ホワイトカーボン、タルク、アルミナホワイトなどが挙げられる。
これらの顔料は、1種単独であるいは2種以上を併用して用いることができる。
着色剤の添加量は、トナー100質量部に対して0.5〜20質量部であることが好ましく、より好ましくは2〜10質量部である。
〔磁性粉〕
また、トナー粒子が磁性粉を含有するものとして構成される場合において、磁性粉としては、例えばマグネタイト、γ−ヘマタイト、または各種フェライトなどを使用することができる。
磁性粉の添加量は、トナー100質量部に対して10〜500質量部であることが好ましく、より好ましくは20〜200質量部である。
〔荷電制御剤〕
また、トナー粒子が荷電制御剤を含有するものとして構成される場合において、荷電制御剤としては、摩擦帯電により正または負の帯電を与えることのできる物質であれば特に限定されず、公知の種々のものを使用することができる。具体的には、正帯電制御剤としては、例えば「ニグロシンベースEX」(オリエント化学工業社製)などのニグロシン系染料、「第4級アンモニウム塩P−51」(オリエント化学工業社製)、「コピーチャージPX VP435」(ヘキストジャパン社製)などの第4級アンモニウム塩、アルコキシ化アミン、アルキルアミド、モリブデン酸キレート顔料、および「PLZ1001」(四国化成工業社製)などのイミダゾール化合物などが挙げられ、また、負帯電制御剤としては、例えば、「ボントロンS−22」(オリエント化学工業社製)、「ボントロンS−34」(オリエント化学工業社製)、「ボントロンE−81」(オリエント化学工業社製)、「ボントロンE−84」(オリエント化学工業社製)、「スピロンブラックTRH」(保土谷化学工業杜製)などの金属錯体、チオインジゴ系顔料、「コピーチャージNX VP434」(ヘキストジャパン社製)などの第4級アンモニウム塩、「ボントロンE−89」(オリエント化学工業社製)などのカリックスアレーン化合物、「LR147」(日本カーリット社製)などのホウ素化合物、フッ化マグネシウム、フッ化カーボンなどのフッ素化合物などが挙げられる。負帯電制御剤として用いられる金属錯体としては、上記に示したもの以外にもオキシカルボン酸金属錯体、ジカルボン酸金属錯体、アミノ酸金属錯体、ジケトン金属錯体、ジアミン金属錯体、アゾ基含有ベンゼン−ベンゼン誘導体骨格金属体、アゾ基含有ベンゼン−ナフタレン誘導体骨格金属錯体などの各種の構造を有したものなどを使用することができる。
このようにトナー粒子が荷電制御剤を含有するものとして構成されることにより、トナーの帯電性が向上される。
荷電制御剤の添加量は、トナー100質量部に対して0.01〜30質量部であることが好ましく、より好ましくは0.1〜10質量部である。
〔離型剤〕
さらに、トナー粒子が離型剤を含有するものとして構成される場合において、離型剤としては、公知の種々のワックスを用いることができる。ワックスとしては、特に低分子量ポリプロピレン、ポリエチレン、または酸化型のポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン系ワックスを用いることが好ましい。
このようにトナー粒子が離型剤を含有するものとして構成されることにより、トナーの定着性が向上される。
離型剤の添加量は、トナー100質量部に対して0.1〜30質量部であることが好ましく、より好ましくは1〜10質量部である。
〔トナー粒子の粒径〕
トナー粒子の粒径は、体積基準のメジアン径で3〜8μmであることが好ましい。体積基準のメジアン径が3〜8μmであることにより、細線の再現性や、写真画像の高画質化が達成できると共に、トナーの消費量を大粒径トナーを用いた場合に比して削減することができる。
トナーの体積基準のメジアン径は「コールターマルチサイザー3」(ベックマン・コールター社製)に、データ処理用ソフト「Software V3.51」を搭載したコンピューターシステムを接続した測定装置を用いて測定・算出されるものである。具体的には、トナー0.02gを、界面活性剤溶液20mL(トナーの分散を目的として、例えば界面活性剤成分を含む中性洗剤を純水で10倍希釈した界面活性剤溶液)に添加して馴染ませた後、超音波分散を1分間行い、トナー分散液を調製し、このトナー分散液を、サンプルスタンド内の「ISOTONII」(ベックマン・コールター社製)の入ったビーカーに、測定装置の表示濃度が8%になるまでピペットにて注入する。ここで、この濃度範囲にすることにより、再現性のある測定値を得ることができる。そして、測定装置において、測定粒子カウント数を25000個、アパーチャ径を50μmにし、測定範囲である1〜30μmの範囲を256分割しての頻度値を算出し、体積積算分率の大きい方から50%の粒子径が体積基準のメジアン径とされる。
〔トナー粒子の平均円形度〕
以上のトナー粒子は、下記式(S)で示される平均円形度が0.700〜1.000であることが好ましく、より好ましくは0.850〜1.000である。
式(S);平均円形度=円相当径から求めた円の周囲長/粒子投影像の周囲長
〔外添剤〕
上記のトナー粒子は、そのままでトナーを構成することができるが、流動性、帯電性、クリーニング性などを改良するために、当該トナー粒子に、いわゆる後処理剤である流動化剤、クリーニング助剤などの外添剤を添加してトナーを構成してもよい。
後処理剤としては、例えば、シリカ微粒子、アルミナ微粒子、酸化チタン微粒子などよりなる無機酸化物微粒子や、ステアリン酸アルミニウム微粒子、ステアリン酸亜鉛微粒子などの無機ステアリン酸化合物微粒子、あるいは、チタン酸ストロンチウム、チタン酸亜鉛などの無機チタン酸化合物微粒子などが挙げられる。これらは1種単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
これら無機微粒子はシランカップリング剤やチタンカップリング剤、高級脂肪酸、シリコーンオイルなどによって、耐熱保管性の向上、環境安定性の向上のために、表面処理が行われていることが好ましい。
これらの種々の外添剤の添加量は、その合計が、トナー100質量部に対して0.05〜5質量部、好ましくは0.1〜3質量部とされる。また、外添剤としては種々のものを組み合わせて使用してもよい。
〔現像剤〕
以上のようなトナーは、磁性または非磁性の一成分現像剤として使用することもできるが、キャリアと混合して二成分現像剤として使用してもよい。トナーを一成分現像剤として用いる場合は、非磁性一成分現像剤、あるいはトナー中に0.1〜0.5μm程度の磁性粒子を含有させて磁性一成分現像剤としたものが挙げられ、いずれも使用することができる。また、トナーを二成分現像剤として使用する場合において、キャリアとしては、鉄、フェライト、マグネタイトなどの金属、それらの金属とアルミニウム、鉛などの金属との合金などの従来から公知の材料からなる磁性粒子を用いることができ、特にフェライト粒子が好ましい。また、キャリアとしては、磁性粒子の表面を樹脂などの被覆剤で被覆したコートキャリアや、バインダー樹脂中に磁性体微粉末を分散してなる樹脂分散型キャリアなど用いてもよい。
以上の画像形成方法によれば、基本的に、熱を与えることなく画像支持体10に対してトナー像Tを定着させることができるために省エネルギー化が達成され、しかも、画像支持体10がトナー保持材層15を有するものであるために得られる印画物Pの表面が均一性の高い状態となり、画像部Qと非画像部との間の高さレベルに差がなく、かつ、トナー像Tを形成するトナー樹脂の屈折率とトナー保持材層15を構成する材料の屈折率との差が特定の小さい範囲内にあるために、白濁度が低く十分な色深みを有する画像部Qが形成され、従って高い画像品位を有する印画物Pを得ることができる。
<第2の実施の形態>
本発明の画像形成方法に係る第2の実施の形態は、トナー保持処理工程において、図3(a)〜(c)に示されるように、中間転写体C上に積層されて担持されたトナー保持材層25に、トナー粒子を外力により埋没させた後、トナー像Tが保持された状態のトナー保持材層25を、画像支持基材21上に重畳させることによってトナー像Tの定着が行われることの他は、第1の実施の形態と同様の要件を有する方法である。
以上説明したような画像形成方法によれば、第1の実施の形態の画像形成方法と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態について具体的に説明したが、本発明の実施の形態は上記の例に限定されるものではなく、種々の変更を加えることができる。
例えば、トナー保持処理工程が、図4(a)および(b)に示されるように、まず、感光体K上にトナー粒子により静電的に形成されたトナー像Tを画像支持基材11上に転写し、次いで、トナー像Tが担持された画像支持基材11上に固形化することによりトナー保持材層35となる充填剤を導入し、これを固形化してトナー像Tを保持するものであってもよい。
このような画像形成方法によれば、形成される印画物P中に保持されるトナー粒子が、未使用のトナー粒子の粒子形状からほとんど変形されないために、印画物Pからトナー粒子を分離して再生使用することができる。
以下、本発明の具体的な実施例について説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔トナー粒子の合成例1〕
(1)着色剤微粒子分散液の調製
ドデシルスルホン酸ナトリウム2.5質量部をイオン交換水1600質量部に溶解させた界面活性剤溶液を撹拌しながら、キナクリドン顔料400質量部を徐々に添加し、次いで、アイメックス社製のサンドグラインダーを用いて分散処理することにより、体積平均粒径が215nmである着色剤微粒子が分散された着色剤微粒子分散液〔1〕を調製した。なお、分散液中の微粒子の体積平均粒径は、「UPA−150」(日機装社製)によって測定した。
(2)トナーの調製
撹拌装置、加熱冷却装置、窒素導入装置、および原料・助剤仕込み装置を備えた反応容器に、ドデシルスルホン酸ナトリウム4質量部をイオン交換水2800質量部に溶解させた界面活性剤溶液を仕込み、窒素気流下200rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を80℃に昇温させた。この溶液に、過硫酸カリウム10質量部をイオン交換水400質量部に溶解させた重合開始剤溶液を添加し、スチレン530質量部、n−ブチルアクリレート200質量部、メタクリル酸70質量部、n−オクチルメルカプタン16質量部からなる単量体混合液を90分間かけて滴下した後120分間加熱を保持して重合処理を行うことにより、ラテックス〔Lx1〕を得た。
一方、スチレン116質量部、n−ブチルアクリレート47質量部、メタクリル酸12質量部、n−オクチルメルカプタン2質量部からなる単量体混合液に、ポリエチレンワックス70質量部を添加し、80℃に加温し溶解させて単量体溶液を調製した。一方、ドデシルスルホン酸ナトリウム3質量部をイオン交換水700質量部に溶解させた界面活性剤溶液を80℃に加熱し、単量体混合液と界面活性剤溶液を混合した後、機械式分散機「クレアミックス(CLEARMIX)」(エム・テクニック社製)によって30分間分散処理を行って乳化分散液〔1〕を調製した。
そして、撹拌装置、加熱冷却装置、窒素導入装置、および原料助剤仕込み装置を備えた反応容器に、イオン交換水1700質量部と上記のラテックス〔Lx1〕160質量部を仕込み、窒素気流下200rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を80℃に昇温させた。この溶液に上記の乳化分散液〔1〕と過硫酸カリウム6質量部をイオン交換水240質量部に溶解させた溶液を添加し、2時間重合させてラテックス〔Lx2〕を得た。
その後、このラテックス〔Lx2〕に、過硫酸カリウム5質量部をイオン交換水220質量部に溶解させた溶液を添加し、スチレン338質量部、n−ブチルアクリレート110質量部、n−オクチルメルカプタン7質量部からなる単量体混合液を90分間かけて滴下した後120分間加熱を保持して重合処理を行うことにより、体積平均粒径が156nmである微粒子が分散されたラテックス〔Lx3〕を得た。
さらに、撹拌装置、加熱冷却装置、および原料・助剤仕込み装置を備えた反応容器に、イオン交換水1300質量部と上記のラテックス〔Lx3〕790質量部、上記の着色剤分散液〔1〕163質量部を仕込み、200rpmの撹拌速度で撹拌しながら、5Mの水酸化ナトリウム水溶液を加えてpHを10に調整した。次いで、塩化マグネシウム6水和物27質量部をイオン交換水27質量部に溶解した溶液を添加し、86℃まで昇温し、この温度で粒子成長反応を継続した。そして、会合粒子の粒径が体積平均粒径で6.6μmとなった時点で、塩化ナトリウム67質量部をイオン交換水270質量部に溶解した溶液を添加して粒子成長を停止させ、さらに加熱を継続させて平均円形度が0.94となるまで球形化処理し、その後、冷却し、濾過、水洗を繰り返し行い、乾燥させることにより、体積平均粒径が6.4μmであるトナー母体粒子〔1〕を得た。
このトナー母体粒子〔1〕100質量部に対して0.5質量%のシリカ微粒子「H−2000」(ヘキストジャパン社製)および1質量%の二酸化チタン微粒子「T−805」(日本アエロジル社製)を加え、ヘンシェルミキサーによって処理することによって、トナー粒子〔1〕によるトナー〔1〕を得た。
なお、以上において、ラテックス〔Lx3〕中の微粒子の体積平均粒径、およびトナー母体粒子〔1〕の体積平均粒径は、「コールターマルチサイザー」(ベックマン・コールター社製)によって測定し、トナー粒子の平均円形度は、フロー式粒子像測定装置「FPIA−2000」(シスメックス社製)を用いて測定した値である。また、トナー母体粒子〔1〕について、シリカおよび二酸化チタンの添加によっては、その形状および粒径は変化しなかった。以下において同じである。
〔トナー粒子の合成例2〕
銅フタロシアンニン顔料6.0g、ポリカプロラクトン系ポリエステル1.64g、メタクリル酸メチル100g、1mmφガラスビーズ260gを11ポリボトルに入れ、ベンドシェーカーで4時間分散した後、メッシュでガラスビーズと分離し色材分散液〔1〕を調製した。
次いで、撹拌装置、加熱冷却装置、窒素導入装置、および原料・助剤仕込み装置を備えた反応容器に、ポリビニルピロリドン6.3gをエタノール242gに溶解させた溶液を仕込み、窒素気流下100rpmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を70℃に昇温させた。この溶液に、上記の色材分散液〔1〕72.25gおよびアゾビスイソブチロニトリル1.60gを投入し、24時間重合を行って単分散性の高い真珠様の粒子の分散液を得た。この真珠微粒子の分散液から遠心分離機によって粒子を分離し、エタノール置換により2回洗浄した後、水で5回洗浄することにより、体積平均粒径が5.0μm、平均円形度が1.00であるトナー母体粒子〔2〕を得た。
このトナー母体粒子〔2〕100質量部に対して0.5質量%のシリカ微粒子「H−2000」(ヘキストジャパン社製)および1質量%の二酸化チタン微粒子「T−805」(日本アエロジル社製)を加え、ヘンシェルミキサーによって処理することによって、トナー粒子〔2〕によるトナー〔2〕を得た。
〔トナー粒子の合成例3〕
ポリエステル樹脂(Tg61℃、Mn=4,200、Mw/Mn=5.5)100質量部、銅フタロシアンニン顔料6質量部、ポリエチレンワックス5質量部、帯電制御剤「ボントロンE−84」(オリエント化学社製)2質量部を溶融混練機にかけて混合物を得、これを粉砕機にかけ、さらに分級機にかけることにより、体積平均粒径が7.5μm、平均円形度が0.78であるトナー母体粒子〔3〕を得た。
このトナー母体粒子〔3〕100質量部に対して0.5質量%のシリカ微粒子「H−2000」(ヘキストジャパン社製)および1質量%の二酸化チタン微粒子「T−805」(日本アエロジル社製)を加え、ヘンシェルミキサーによって処理することによって、トナー粒子〔3〕によるトナー〔3〕を得た。
〔トナー粒子の合成例4〕
ポリエステル樹脂(Tg61℃、Mn=4,200、Mw/Mn=5.5)100質量部、ポリエチレンワックス5質量部、帯電制御剤「ボントロンE−84」(オリエント化学社製)2質量部を溶融混練機にかけて混合物を得、これを粉砕機にかけ、さらに分級機にかけることにより、体積平均粒径7.5μm、平均円形度が0.78であるトナー母体粒子〔4〕を得た。
このトナー母体粒子〔4〕100質量部に対して0.5質量%のシリカ微粒子「H−2000」(ヘキストジャパン社製)および1質量%の二酸化チタン微粒子「T−805」(日本アエロジル社製)を加え、ヘンシェルミキサーによって処理することによって、トナー粒子〔4〕によるトナー〔4〕を得た。
〔現像剤の調製例1〜4〕
トナー〔1〕〜〔4〕について、これらのそれぞれと、シリコンアクリルコートキャリアを、質量比率が6:94となるよう混合することにより、二成分現像剤である現像剤〔1〕〜〔4〕を調製した。
〔実施例1〕
コート紙上にシリコーンゲル「SE1891H」(東レ・ダウコーニング社製)をバーコーターで塗布したのち、日当たりの良い場所に静置して太陽光によって硬化させることにより、厚みが50μm、針入度が45である柔軟なトナー保持材層を有する画像支持体〔1〕を作製した。
この画像支持体〔1〕上に、現像剤〔1〕を用いて定着器を取り外した「bizhub C 253」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)によってトナー像を形成し、前記の取り外した定着器を加熱しない状態で通過させることにより、印画物〔1〕を得た。
この印画物〔1〕における粒子形状度の変化の程度(B/A)および屈折率比(C/D)を表1に示す。
この印画物〔1〕について、以下のメンディングテープ剥離法による定着強度の測定を行って定着率を算出したところ、その定着率が80%以上であったことにより、トナー像の定着が確認された。
−メンディングテープ剥離法−
1)画像部における絶対反射濃度D0 を測定する。
2)メンディングテープ「No.810−3−12」(住友3M社製)を、画像部に軽く貼り付ける。
3)1kPaの圧力でメンディングテープの上を3.5回往復擦り付ける。
4)180度の角度、200gの力でメンディングテープを剥がす。
5)剥離後の絶対反射濃度D1 を測定する。
6)下記式(M)に基づいて定着率を算出する。
式(M):定着率(%)=D1 /D0 ×100
なお、絶対反射濃度の測定には、反射濃度計「RD−918」(マクベス社製)を使用した。
〔実施例2〕
親水化処理した白色ポリエチレンテレフタレート(PET)に、pH3.0に調整したゼラチン溶液(二酸化チタン20質量%含有)を塗布した後、柔軟なゲル状になるまで乾燥させることにより、厚みが20μm、針入度が45である柔軟なトナー保持材層を有する画像支持体〔2〕を作製した。
この画像支持体〔2〕上に、現像剤〔2〕を用いて定着器を取り外した「bizhub C 253」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)によってトナー像を形成し、前記の取り外した定着器を加熱しない状態で通過させた後、ホルマリン液に浸漬させてゼラチンによるトナー保持材層を硬化させることにより、印画物〔2〕を得た。この印画物〔2〕について、実施例1と同様にして定着率を算出したところ、トナー像の定着が確認された。
この印画物〔2〕における粒子形状度の変化の程度(B/A)および屈折率比(C/D)を表1に示す。
〔実施例3〕
白色ポリエチレンテレフタレート(PET)上に、現像剤〔3〕を用いて「bizhub C 253」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)によって画像を形成した。この画像上にフッ素変性シリコーンゲル「SIFEL8370」(信越化学社製)を滴下し、次いで5μmの透明PETフィルムを被覆させた後、日当たりの良い場所に静置して太陽光に曝して硬化させることにより、印画物〔3〕を得た。この印画物〔3〕について、実施例1と同様にして定着率を算出したところ、トナー像の定着が確認された。
この印画物〔3〕における粒子形状度の変化の程度(B/A)および屈折率比(C/D)を表1に示す。
〔実施例4〕
フッ素コート液により処理したPET上にシリコーンゲル「SE1885」(東レ・ダウコーニング社製)を塗布することにより、厚みが50μm、針入度が90である柔軟なトナー保持材層を有する転写体を作製した。
この転写体上に、現像剤〔1〕を用いて定着器を取り外した「bizhub C 253」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)によって形成させたトナー像を転写した後、コート紙に当該転写体を重畳し、その後、前記の取り外した定着器を加熱しない状態で通過させ、さらに、PETを剥離した後、紫外線硬化樹脂「A−1753」(テスク社製)を塗布し、日当たりの良い場所に静置して太陽光によって硬化させることにより、印画物〔4〕を得た。この印画物〔4〕について、実施例1と同様にして定着率を算出したところ、トナー像の定着が確認された。
この印画物〔4〕における粒子形状度の変化の程度(B/A)および屈折率比(C/D)を表1に示す。
〔比較例1〕
紙「Jペーパー」(コニカミノルタビジネスソリューションズ社製)上に、現像剤〔1〕を用いて定着器を取り外した「bizhub C 253」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)によってトナー像を形成し、前記の取り外した定着器を、定着温度を180℃に設定した状態で通過させることにより、比較用の印画物〔5〕を得た。この比較用の印画物〔5〕について、実施例1と同様にして定着率を算出したところ、トナー像の定着が確認された。
この比較用の印画物〔5〕における粒子形状度の変化の程度(B/A)を表1に示す。
〔比較例2〕
紙「CFペーパー」(コニカミノルタビジネスソリューションズ社製)上に、現像剤〔3〕を用いて定着器を取り外した「bizhub C 253」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)によって画像部となるトナー像を形成すると共に、現像剤〔4〕を用いて画像部以外の非画像部に対応するトナー像を形成し、前記の取り外した定着器を、定着温度を180℃に設定した状態で通過させることにより、比較用の印画物〔6〕を得た。この比較用の印画物〔6〕について、実施例1と同様にして定着率を算出したところ、トナー像の定着が確認された。
この比較用の印画物〔6〕における粒子形状度の変化の程度(B/A)および屈折率比(C/D)を表1に示す。
〔比較例3〕
500μm厚のA4サイズのPETシートに対して、求める画像に基づいて幅100μm、深さ50μmのトナー受容部を切削することにより、画像支持体〔3〕を作製した。この画像支持体〔3〕のトナー受容部に現像剤〔1〕を供与することにより、比較用の印画物〔7〕を得た。この比較用の印画物〔7〕について、実施例1と同様にして定着率を算出したところ、トナー像の定着が確認された。
この比較用の印画物〔7〕における粒子形状度の変化の程度(B/A)および屈折率比(C/D)を表1に示す。
〔比較例4〕
実施例1において、画像支持体〔1〕の代わりにコート紙を用いたことの他は同様にしてコート紙上にトナー像を形成した。これを定着器を加熱しない状態で通過させることにより、比較用の印画物〔8〕を得た。観察の結果、定着器の定着ローラに部分的にトナー粒子が付着していた。この比較用の印画物〔8〕について、実施例1と同様にしてメンディングテープ剥離法による定着率を算出したところ、トナー像は定着されていないことが確認された。
この比較用の印画物〔8〕における粒子形状度の変化の程度(B/A)を表1に示す。
〔比較例5〕
表面に樹脂層を有する「スーパーグロスコート紙」(王子製紙社製)上に、現像剤〔1〕を用いて定着器を取り外した「bizhub C 253」(コニカミノルタビジネステクノロジーズ社製)によってトナー像を形成し、前記の取り外した定着器を、定着温度を180℃に設定した状態で通過させることにより、比較用の印画物〔9〕を得た。この比較用の印画物〔9〕について、実施例1と同様にして定着率を算出したところ、トナー像の定着が確認された。
この比較用の印画物〔9〕における粒子形状度の変化の程度(B/A)を表1に示す。
〔評価〕
以上の実施例1〜4および比較例1〜5の印画物を得るために要した電力量、並びに、以下のように、得られた印画物の画像部の白濁度および色深みについて評価した。結果を表1に示す。
〔白濁度〕
印画物を、20人のモニターの目視によって、以下の官能評価基準によって評価した。
−官能評価基準−
◎:20人すべての人が白濁していないと評価した。
○:15人以上20人未満が白濁していないと評価したもの。
△:10人以上15人未満が白濁していないと評価したもの。
×:10人未満が白濁していないと評価したもの。
〔色深み〕
印画物を、20人のモニターの目視によって、以下の官能評価基準によって評価した。
−官能評価基準−
◎:20人すべての人が色に深みがあると評価した。
○:15人以上20人未満が色に深みがあると評価したもの。
△:10人以上15人未満が色に深みがあると評価したもの。
×:10人未満が色に深みがあると評価したもの。
Figure 2010145440
本発明の第1の実施の形態に係る画像形成方法を説明するための模式図であって、(a)は感光体上にトナー像が形成された状態を示す図、(b)は画像支持体にトナー像が保持された状態を示す図である。 本発明の画像の形態の一例を示す模式図である。 本発明の画像形成方法の変形例を説明するための模式図であって、(a)は感光体上にトナー像が形成された状態を示す図、(b)は中間転写体上にトナー保持材層が担持された状態を示す図、(c)は画像支持体にトナー像が保持された状態を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像形成方法を説明するための模式図であって、(a)は画像支持基材上にトナー像が形成された状態を示す図、(b)は画像支持体にトナー像が保持された状態を示す図である。
符号の説明
10 画像支持体
11 画像支持基体
15,25,35 トナー保持材層
C 中間転写材
K 感光体
P 印画物
Q 画像部
T トナー像

Claims (4)

  1. 少なくとも樹脂が含有されてなるトナー粒子により形成されたトナー像を、画像支持基材上に形成されたトナー保持材層に保持させるトナー像保持処理工程を経る画像形成方法であって、
    前記保持処理工程に供されるトナー粒子の、(投影像の最小径/当該投影像の最大径)で表される粒子形状度をA、当該保持処理後における、(投影像の最小径/当該投影像の最大径)で表されるトナー粒子の粒子形状度をBとしたときに下記関係式(1)を満たすと共に、
    トナー粒子を構成する樹脂の屈折率をC、トナー保持材層を構成する材料の屈折率をDとしたときに下記関係式(2)を満たすことを特徴とする画像形成方法。
    関係式(1):1≧B/A≧0.9
    関係式(2):1.4≧C/D≧0.7
  2. 前記トナー像保持処理工程が、画像支持基材上に形成されたトナー保持材層に、トナー粒子を外力により埋没させることによって行われることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 前記トナー像保持処理工程が、中間転写体上に積層されたトナー保持材層に、トナー粒子を外力により埋没させた後、トナー像が保持された状態のトナー保持材層を、画像支持基材上に重畳させることによって行われることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  4. 画像支持基材上に、少なくとも樹脂が含有されてなるトナー粒子により形成されたトナー像が保持されたトナー保持材層が担持されてなる画像であって、
    トナー粒子を構成する樹脂の屈折率をC、トナー保持材層を構成する材料の屈折率をDとするときに下記関係式(2)を満たすことを特徴とする画像。
    関係式(2):1.4≧C/D≧0.7

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