JP2010145186A - 形状測定装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】重複画像における誤対応点を自動判定することで、三次元形状の測定に必要な初期値を始めとする測定値を自動で取得する。
【解決手段】
形状測定装置1は、重複撮影領域で測定対象物18を撮影する撮影部2〜9と、撮影部2〜9によって撮影された重複画像における測定対象物18の特徴点の位置を対応付ける特徴点対応付部21と、特徴点対応付部21で対応付けた特徴点に基づき、測定対象物18のモデルを形成する測定モデル形成部23と、測定モデル形成部23で形成した測定モデルと、別の測定対象物の基準モデルとに基づいて、誤対応点を判定する誤対応点判定部24と、誤対応点判定部24で誤対応点と判定された点を除いた特徴点の位置等に基づき、測定対象物18の三次元形状を求める三次元形状測定部25とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の撮影位置から測定対象物を撮影した重複画像に基づいて、測定対象物の三次元形状を測定する形状測定技術に係り、特に三次元形状の測定に必要な初期値を始めとする測定値を自動で取得する技術に関する。
従来から写真測量の理論が研究されている。近年では、写真測量の理論を用いて、複数の撮影位置から撮影した重複画像に基づき、測定対象物の三次元形状を測定する技術が開示されている。測定対象物の三次元位置を測定するためには、左右画像で6点以上の点を対応付ける必要があるが、この処理は手動で行うか、測定対象物にマークを貼り付けて自動で行う必要があった。
また、測定対象物の三次元形状を測定するために、測定対象物の画素についてステレオマッチングを行う。ステレオマッチングには、テンプレート画像を変形させながら探索する最小二乗マッチング(Least−Square Matching:LSM)や正規化相関法などが用いられる。この処理には、左右画像で対応付けた多くの点や線が必要であるが、これらの点や線などの初期値を手動で設定するのは煩雑でスキルを伴う。
このような課題を解決する技術が、例えば、特許文献1や2に開示されている。特許文献1に記載の発明では、基準となる特徴パターンが設けられた測定対象物を異なる方向から撮影した一対の第1撮影画像と、基準となる特徴パターンが設けられていない測定対象物を第1撮影画像の撮影方向と同じ方向から撮影した一対の第2撮影画像とに基づいて、各方向で得られた第1撮影画像と第2撮影画像との差をとり特徴パターンを抽出する。
この態様によれば、特徴パターンのみの画像が作成できることから、特徴パターンの位置検出を自動で精度よく行うことができる。また、特徴パターンの点の数を増やすことにより、左右画像で対応する面の検出を自動で行うことできる。
また、特許文献2に記載の発明では、測定対象の撮影位置と設計データによって決定されている測定対象の基準位置との位置補正を行い、測定対象の三次元形状と設計データを比較することによって、誤って対応付けられた誤対応点を削除する。この態様によれば、三次元形状の測定処理を自動化することができる。
特開平10−318732号公報 特開2007−212430号公報
このような背景を鑑み、本発明は、重複画像における誤対応点を自動判定することで、三次元形状の測定に必要な初期値を始めとする測定値を自動で取得する技術を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、複数の撮影位置から重複した撮影領域で、測定対象物を撮影する撮影部と、前記撮影部によって撮影された重複画像における前記測定対象物の特徴点の位置を対応付ける特徴点対応付部と、前記特徴点対応付部で対応付けた前記重複画像上での特徴点に基づき、前記測定対象物のモデルを形成する測定モデル形成部と、前記測定モデル形成部で形成した測定モデルと、前記測定対象物の形態に基づき形成された基準モデルとに基づいて、誤対応点を判定する誤対応点判定部と、前記誤対応点判定部で誤対応点と判定された点を除いた特徴点の位置および前記複数の撮影位置に基づき、前記測定対象物の特徴点の三次元座標または前記測定対象物の三次元形状を求める三次元形状測定部と、を備えることを特徴とする形状測定装置である。
請求項1に記載の発明によれば、重複画像における誤対応点を自動判定することで、三次元形状の測定に必要な初期値を始めとする測定値を自動で取得することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記基準モデルは、MRI、CT、CAD、および別の形状測定装置によるデータならびに過去に求められた形状データのうちの少なくとも一つであることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、測定モデルの形状に類似する基準モデルを用いて、誤対応点を自動判定することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記基準モデルは、実際の寸法が与えられた実寸データであることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、測定モデルの実際の寸法が、絶対標定によって与えられている場合、測定モデルと基準モデルを比較する際にスケール調整をする必要がない。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記基準モデルは、前記測定対象物の形状に類似し、実際の寸法が与えられていない疑似モデルであり、体積が同程度になるように座標変換を行った後に、前記誤対応点判定部が、誤対応点を判定することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、寸法の異なる基準モデル(疑似モデル)を用いて、測定モデルの誤対応点を自動判定することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記基準モデルは、前記測定対象物の形状に類似し、実際の寸法が与えられていない疑似モデルであり、重心からの距離が同程度になるように座標変換を行った後に、前記誤対応点判定部が、誤対応点を判定することを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、寸法の異なる基準モデル(疑似モデル)を用いて、測定モデルの誤対応点を自動判定することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記基準モデルは、前記測定対象物の形状に類似し、実際の寸法が与えられていない疑似モデルであり、少なくとも4点以上の特徴点の位置を合わせるように座標変換を行った後に、前記誤対応点判定部が、誤対応点を判定することを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、寸法の異なる基準モデル(疑似モデル)を用いて、測定モデルの誤対応点を自動判定することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記基準モデルの点と、これに最も近い前記測定モデルの点との距離を最小化することで、前記基準モデルと前記測定モデルの位置合わせを行うことを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、基準モデルと測定モデルの位置合わせを自動で行うことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記基準モデルの点と対応する前記測定モデルの点を4点上指定することで、前記基準モデルと前記測定モデルの位置合わせを行うことを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、基準モデルと測定モデルの位置合わせをマニュアル、半自動または全自動のいずれかで行うことができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記基準モデルの点と、これに最も近い前記測定モデルの点との距離が、所定範囲外である場合には、前記測定モデルの点を誤対応点と判定することを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、基準モデルと測定モデルとの点間距離のみに基づいて誤対応点を判定するため、誤対応点の判定処理を簡略化することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれかに記載の発明において、前記撮影部で撮影された測定対象物の画像から、前記測定対象物のテクスチャーを抽出するテクスチャー抽出部と、前記測定モデル形成部が形成した測定モデルおよび前記基準モデルの少なくとも一つに前記テクスチャーを貼り付けるテクスチャー合成部と、前記テクスチャー合成部で合成されたテクスチャー付きモデルに基づき、テクスチャー付きモデル画像を表示する表示部と、をさらに備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、基準モデルに測定対象物のテクスチャーを貼り付けることで、ある測定対象物と他の測定対象物との形状の比較が容易になる。また、基準モデルに貼り付けたテクスチャーと、測定モデルに貼り付けたテクスチャーとを比較することで、設計データ(基準モデル)と実物(測定モデル)との比較検証も可能となる。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜9のいずれかに記載の発明において、前記誤対応点判定部が誤対応点であると判定した場合には、前記誤対応点に相当する特徴点の指定が解除されることを特徴とする。
請求項11に記載の発明によれば、誤対応点を除いた特徴点群を、三次元形状の測定に必要な初期値を始めとする測定値とすることができる。
請求項12に記載の発明は、複数の撮影位置から撮影した重複画像における測定対象物の特徴点の位置を対応付ける特徴点対応付ステップと、前記特徴点対応付ステップで対応付けた前記重複画像上での特徴点に基づき、前記測定対象物のモデルを形成する測定モデル形成ステップと、前記測定モデル形成ステップで形成した測定モデルと、前記測定対象物の形態に基づき形成された基準モデルとに基づいて、誤対応点を判定する誤対応点判定ステップと、前記誤対応点判定ステップで誤対応点と判定された点を除いた特徴点の位置および前記複数の撮影位置に基づき、前記測定対象物の特徴点の三次元座標または前記測定対象物の三次元形状を求める三次元形状測定ステップと、を実行させるためのプログラムである。
請求項12に記載の発明によれば、重複画像における誤対応点を自動判定することで、三次元形状の測定に必要な初期値を始めとする測定値を自動で取得することができる。
本発明によれば、重複画像における誤対応点を自動判定することで、三次元形状の測定に必要な初期値を始めとする測定値を自動で取得することができる。
1.第1の実施形態
以下、形状測定装置およびプログラムの一例について、図面を参照して説明する。
(形状測定装置の構成)
図1は、形状測定装置の上面図である。形状測定装置1は、撮影部2〜9、特徴投影部10〜13、中継部14、計算処理部15、表示部17、操作部16を備える。形状測定装置1は、撮影部2〜9の中央に配置された測定対象物18の形状を測定する。
撮影部2〜9には、例えば、ビデオカメラ、工業計測用のCCDカメラ(Charge Coupled Device Camera)、CMOSカメラ(Complementary Metal Oxide Semiconductor Camera)等を用いる。また、市販のデジタルカメラを利用して、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリや、USBケーブルなどでデータを計算処理部15に転送することもできる。
撮影部2〜9は、測定対象物18の周囲に配置される。撮影部2〜9は、複数の撮影位置から重複した撮影領域で測定対象物18を撮影する。
撮影部2〜9は、所定の基線長だけ離して横方向または縦方向に並べられる。なお、撮影部を追加して、横方向および縦方向の両方に並べてもよい。形状測定装置1は、少なくとも一対の重複画像に基づき、測定対象物18の三次元形状を測定する。したがって、撮影部2〜9は、撮影被写体の大きさや形状により、一つもしくは複数に適宜することができる。
特徴投影部10〜13には、例えば、プロジェクター、レーザー装置などが用いられる。特徴投影部10〜13は、測定対象物18に対してランダムドットパターン、点状のスポット光、線状のスリット光などのパターンを投影する。これにより、測定対象物18の特徴が乏しい部分に特徴が入る。特徴投影部10〜13は、撮影部2と3の間、撮影部4と5の間、撮影部6と7の間、および撮影部8と9の間に配置される。なお、測定対象物18に特徴がある場合、あるいは模様を塗布できる場合には、特徴投影部10〜13を省略することもできる。
撮影部2〜9は、イーサネット(登録商標)、または、カメラリンクもしくはIEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1394)などのインターフェースを介して中継部14に接続する。中継部14には、スイッチングハブ、または、画像キャプチャボード等を用いる。撮影部2〜9が撮影した画像は、中継部14を介して、計算処理部15に入力される。
計算処理部15には、パーソナルコンピューター(Personal Computer:PC)、または、FPGA(Field Programmable Gate Array)もしくはASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのPLD(Programmable Logic Device)で構成したハードウェアを用いる。計算処理部15は、操作部16によって操作され、計算処理部15の処理内容および計算結果は、表示部17に表示される。操作部16には、キーボードやマウスが用いられ、表示部17には、液晶モニタが用いられる。また、操作部16および表示部17は、タッチパネル式液晶モニタで一体として構成してもよい。
図2は、形状測定装置のブロック図である。計算処理部15は、撮影位置姿勢測定部20、特徴点対応付部21、三次元座標演算部22、三角形網形成部23、誤対応点判定部24、三次元形状測定部25を備える。これらは、PCで実行可能なプログラムのモジュールとして実装してもよいし、FPGAなどのPLDとして実装してもよい。
撮影位置姿勢測定部20は、図1の校正用被写体19を撮影した画像に基づき、撮影部2〜9の外部標定要素(撮影位置および姿勢)を測定する。なお、撮影位置姿勢測定部20は、撮影部2〜9の内部標定要素(主点、焦点距離、レンズ歪み)が既知でない場合は、これも同時に求める。校正用被写体19は、複数の基準点を配置した立方体形状のキャリブレーションボックスである。
基準点には、カラーコードターゲットを用いる(特開2007−64627号公報参照)。カラーコードターゲットは、3つのレトロターゲット(再帰反射性ターゲット)を有する。まず、撮影位置姿勢測定部20は、校正用被写体19を撮影した画像を二値化することで、レトロターゲットを検出し、その重心位置(基準点の画像座標)を求める。また、撮影位置姿勢測定部20は、カラーコードターゲットの配色(カラーコード)に基づき、各基準点にラベルをつける。これにより、重複画像内で対応する基準点の位置が分かる。
そして、撮影位置姿勢測定部20は、相互標定法、または、単写真標定法もしくはDLT法、あるいはバンドル調整法を使うことによって、撮影部2〜9の外部標定要素を算出する。これらは単独で使っても、組み合わせて使ってもよい。なお、相互標定法による具体的な処理については、後述する。
本実施形態は、2台以上の撮影部2〜9を固定し、事前に校正用被写体19を撮影して、撮影部2〜9の位置と姿勢を算出しておく第1方式を採用している。この第1方法の利点は、動きのあるようなもの(たとえば生体)を計測するときでも、一瞬にして測定対象物18をとらえて計測ができることである。また、一度撮影部2〜9の位置姿勢を校正用被写体19で求めておけば、測定対象物18をその空間内に置くことで、三次元計測がいつでも可能である。なお、測定対象物18と一緒に校正用被写体を撮影し、外部標定要素と測定対象物18の特徴点の三次元座標を並列的に求めてもよい。
特徴点対応付部21は、少なくとも一対のステレオ画像から測定対象物18の特徴点を抽出し、ステレオ画像中の特徴点の位置を対応付ける。なお、撮影部2〜9を横方向に並べた場合には、特徴点対応付部21は、横方向に特徴点の位置を探索し、撮影部2〜9を縦方向に並べた場合には、縦方向に特徴点の位置を探索し、撮影部2〜9を横方向および縦方向に並べた場合には、横方向および縦方向に特徴点の位置を探索する。
特徴点対応付部21は、背景除去部26、特徴点抽出部27、対応点探索部28を備える。背景除去部26は、測定対象物18が写された処理画像から背景画像を差分することで、測定対象物18のみが写された背景除去画像を生成する。
特徴点抽出部27は、背景除去画像から特徴点を抽出する。この際、対応点の探索範囲を制限するため、左右のステレオ画像から特徴点を抽出する。特徴点の抽出方法としては、ソーベル、ラプラシアン、プリューウィット、ロバーツなどの微分フィルタが用いられる。
対応点探索部28は、一方の画像で抽出された特徴点に対応する対応点を他方の画像内で探索する。対応点の探索方法としては、残差逐次検定法(Sequential Similarity Detection Algorithm Method:SSDA)、正規化相関法、方向符号照合法(Orientation Code Matching:OCM)などのテンプレートマッチングが用いられる。
三次元座標演算部22は、撮影位置姿勢測定部20で測定された外部標定要素、および、特徴点対応付部21で対応付けた特徴点の画像座標に基づき、測定対象物18の特徴点の三次元座標を演算する。
三角形網形成部23(測定モデル形成部)は、特徴点対応付部21で対応付けた特徴点同士を線分で結んだ不整三角形網(TIN:Triangulated Irregular Network)を形成する。TINの形成には、ドロネー(Delaunay)法が用いられる。また、TINは、特徴点対応付部21で対応付けた特徴点の画像座標、または、三次元座標演算部22で求めた三次元座標に基づいて形成される。TINについての詳細は、「伊理正夫、腰塚武志:計算幾何学と地理情報処理、p127」、「Franz Aurenhammer,杉原厚吉訳:Voronoi図、一つの基本的な幾何データ構造に関する概論、ACM Computing Surveys,Vol.23,p345−405」等を参照する。
誤対応点判定部24は、形状マッチング部29、形状モデル比較部30を備える。形状マッチング部29は、三角形網形成部23で形成した測定モデルと、別の測定対象物の基準モデルとの位置合わせを行う。基準モデルには、測定対象物18に類似した別の測定対象物のモデルであり、実際の寸法が与えられている実寸モデルと、実際の寸法が与えられていない疑似モデルとを用いることができる。実寸モデルについては本実施形態で、疑似モデルについては第2の実施形態以降に詳述する。
実寸モデルには、例えば、MRI(Magnetic Resonance Imaging:核磁気共鳴画像法)、CT(Computed Tomography:コンピュータ断層撮影)、CAD(Computer Aided Design:コンピュータ支援設計)、または別の形状測定装置で測定されたデータを用いることができる。また、本装置が過去に求めた形状データを用いても良い。
形状マッチング部29による位置合わせには、ICP(Iteractive Closest Point)法、測定モデルと基準モデルの点間距離を最小化する方法、または、測定モデルの点と対応する基準モデルの点を4点以上指定する方法が用いられる。ICP法については、「金子俊一他著、M推定を導入したロバストICP位置決め法、精密工学会誌、Vol.67、No.8」、または、「Besl,P.J. and McKay,N.D.,A Method for Registration of 3−D Shapes,IEEE TRANSACTIONS ON PATTERN ANALYSIS AND MACHINE INTELLIGENCE,VOL.14,NO.2」を参照する。また、その他の位置合わせ方法については、後述する。
測定モデルと基準モデルの位置合わせが終了すると、形状モデル比較部30が、測定モデルと基準モデルとを比較することで、誤対応点を判定する。形状モデル比較部30は、測定モデルを構成する点と、基準モデルを構成する点との点間距離に基づき、誤対応点を判定する。特徴点が誤対応点であると判定された場合には、その特徴点の指定が解除される。
三次元形状測定部25は、誤対応点判定部24で誤対応点と判定された点を除いた特徴点群を初期値として、所定領域内の画素についてステレオマッチングを行い、測定対象物18の三次元形状を求める。ステレオマッチングには、テンプレート画像を変形させながら探索するLSM、または正規化相関法などが用いられる。三次元形状は、点群またはTINとして、表示部17に表示される。
さらに、誤対応点判定部24で初期値を求める際に行った誤対応点の除去の処理を、三次元形状測定部25が、その後に測定値を求める際にも、同様に行うことができる。
また、三次元形状を測定した後、誤対応点を除去した測定モデル、および、基準モデルの少なくとも一つにテクスチャーを貼り付けることが可能である。テクスチャー抽出部34は、撮影部2〜9で撮影された画像から測定対象物18のテクスチャー(画像)を抽出する。また、テクスチャー合成部35は、誤対応点を除去した測定モデル、および、基準モデルの少なくとも一つにテクスチャーを貼り付ける。
(形状測定装置の処理)
以下、形状測定装置の詳細な処理について図3を参照して説明する。図3は、形状測定装置のプログラムのフローチャートである。なお、このフローチャートを実行するプログラム、および、後述する実施形態に係るプログラムは、CDROMなどの記録媒体に格納して提供が可能である。
まず、処理画像と背景画像を入力する(ステップS10)。次に、背景除去部26によって、測定対象物18の背景が除去される(ステップS11)。図4は、処理画像を示す図面代用写真(A)と、背景画像を示す図面代用写真(B)と、背景除去画像を示す図面代用写真(C)である。背景除去画像は、処理画像から背景画像を差分することで生成される。背景除去は、左右画像に対して行われる。なお、背景画像が得られない場合には、この処理を行わなくてもよい。
次に、特徴点抽出部27によって、左右画像から特徴点が抽出される(ステップS12)。左右の両画像から特徴点を抽出することによって、対応点の探索範囲を小さくすることができる。
特徴点抽出部27は、必要に応じて縮小処理、明度補正、コントラスト補正などの前処理を行う(ステップS12−1)。次に、ソーベルフィルタによって、前処理された左右画像からエッジ強度が算出される(ステップS12−2)。図5は、x方向およびy方向のソーベルフィルタである。ソーベルフィルタのマトリクスに対応する9つの画素の輝度値を、左上から右下へ向かってI〜Iとし、x方向の強度をdx、y方向の強度をdyとすると、注目画素(中央の画素)のエッジ強度Magは、以下の数1で算出される。
Figure 2010145186
図6は、1/4圧縮した入力画像を示す図面代用写真(A)と、ソーベルフィルタによるエッジ強度画像を示す図面代用写真(B)である。特徴点抽出部27は、図6(B)のエッジ強度画像に対して細線化などの後処理を行う(ステップS12−3)。細線化することで、エッジは1画素幅になる。この結果、最終的に抽出される特徴点の位置が間引かれるため、画像中で偏りのなく特徴点が抽出される。
次に、特徴点抽出部27は、二値化処理を行う(ステップS12−4)。二値化の閾値を自動で決定するため、エッジ強度のヒストグラムが作成される。図7は、エッジ強度のヒストグラムである。特徴点抽出部27は、作成したヒストグラムにおいて、エッジ強度の強い方から数えた累積度数が全エッジ画素数の50%の位置に相当するエッジ強度を二値化の閾値とする。
図7の場合、エッジの画素数は56986画素であり、強度の強い方から数えた累積度数が全エッジ画素数の50%となる28493画素目のエッジ強度は、52である。したがって、二値化の閾値は52となる。図8は、閾値52で二値化した結果を示す図面代用写真であり、図9は、左右画像で抽出された特徴点を示す図面代用写真である。
次に、対応点探索部28によって、左右画像中の特徴点が対応付けられる(ステップS13)。対応点探索部28は、左画像中の各特徴点を中心としたテンプレート画像を作成し、右画像中の所定の領域でテンプレート画像に最も相関の強い対応点を探索する。
図10は、テンプレート作成法を説明する説明図(A)と、探索ラインの決定方法を説明する説明図(B)と、探索幅の決定方法を説明する説明図(C)である。図10(A)に示すように、テンプレート画像は、注目特徴点を中心とした21画素×21画素で構成される。ステレオ画像は縦視差が除去されているため、図10(B)に示すように、x軸に平行に探索ラインが設けられる。また、図10(C)に示すように、対応点探索部28は、右画像の探索ライン上で最も左側の特徴点と、最も右側の特徴点を検出し、最も左側の特徴点と最も右側の特徴点までを探索幅として対応点を探索する。
この結果、テンプレート画像と最も相関の強い点が対応点となる。なお、撮影部2〜9を縦方向に並べた場合、探索ラインはy軸に平行となる。また、撮影部2〜9を縦方向および横方向に並べた場合、探索ラインはx軸およびy軸となる。
次に、誤対応点判定部24が、誤って対応付けた特徴点(誤対応点)を判定する(ステップS14)。誤対応点の判定処理は、まず、重複画像で対応付けた特徴点の三次元座標を算出し、測定モデルを形成するステップS14−1と、この測定モデルと基準モデルとを位置合わせ(形状マッチング)するステップS14−2と、測定モデルと基準モデルとを比較することで誤対応点を判定するステップS14−3とで構成される。
ステップS14−1では、まず、特徴点対応付部21が対応付けた特徴点の位置に基づき、特徴点の三次元座標を算出する。そして、特徴点の三次元座標に基づき、三角形網形成部23が、三次元上でTINを形成する。TINの形成には、ドロネー(Delaunay)法が用いられる。
次に、測定モデルと基準モデルとの形状マッチングを行う(ステップS14−2)。以下、測定モデルの点と基準モデルの点との点間距離を最小化する方法について説明する。まず、測定モデルと基準モデルの重心位置を合わせた後、基準モデルの各点に最も近い測定モデルの点を探索する。基準モデルの点の三次元座標を(x1i,y1i,z1i)とし、その点に最も近い測定モデルの点の三次元座標を(x2i,y2i,z2i)とすると、以下の数2に示すように、全点間距離の合計を最小化するように、測定モデルまたは基準モデルの全点を移動する。なお、iは点番号、nは基準モデルの点数である。
Figure 2010145186
次に、測定モデルの点と対応する基準モデルの点を4点以上指定する方法について説明する。図11は、測定モデルの図面代用写真(A)と、基準モデルの図面代用写真(B)である。図11に示すように、画面に表示された測定モデルと基準モデルの対応点を4点以上マニュアルで指定する。この対応点の座標が一致するように、測定モデルまたは基準モデルを座標変換することで、測定モデルと基準モデルの位置を合わせる。
形状マッチングが終了すると、基準モデルと測定モデルを比較する(ステップS14−3)。図12は、基準モデルの図面代用写真(A)と、測定モデルの図面代用写真(B)と、誤対応点を表示した図面代用写真(C)である。基準モデルと測定モデルの比較は、基準モデルの点に最も近い測定モデルの点を探索し、この点間距離が予測精度±σの±2σ〜±3σの範囲内にあるか否かによって行われる。範囲外の点は、誤対応点として判定される。例えば、予測精度が±0.5mmであれば、その点間距離が1mm以上の点は誤対応点として判定される。
誤対応点の判定が終了すると、測定対象物18の三次元形状が測定される(ステップS15)。三次元形状測定部25は、誤対応点と判定された点を除いた特徴点群をLSMの初期値としてステレオマッチングを行い、三次元形状(密面)を測定する。図13は、MRIによる基準モデルを示す図面代用写真(A)と、誤対応点を判定しない場合の密面測定結果の図面代用写真(B)と、誤対応点を判定した場合の密面測定結果の図面代用写真(C)である。
図13(C)に示す三次元形状は、図13(A)に示す基準モデルに基づいて、誤対応点を判定した密面測定結果である。図13(B)に示すように、誤対応点を判定しない場合には、顔の輪郭部分(背景部分)において、不要なTINが形成される。一方、図13(C)に示すように、誤対応点を判定した場合には、その部分に不要なTINが形成されない。
なお、初期値を求める際に行った誤対応点の除去の処理を、三次元形状測定部25が、その後に測定値を求める際にも、同様に行うことができる。
また、測定モデルまたは基準モデルにテクスチャーを貼り付けることが可能である。以下、テクスチャマッピングの詳細について説明する。まず、撮影部2〜9で撮影された画像から測定対象物18のテクスチャー(画像)を抽出する。測定対象物18のテクスチャーは、誤対応点を除いた特徴点群を凸包線で囲み、凸包線の領域内の画像を抽出することで得られる。
次に、抽出した画像上の各画素(ピクセル)の空間座標を計算する。この処理では、テクスチャマッピングした画像を作成するために、写真上の画像座標(x,y)を空間座標(X,Y,Z)に変換する。空間座標(X,Y,Z)は、三次元座標演算部22で計算した値である。
写真の画像座標(x,y)に対応する空間座標(X,Y,Z)は、以下の数3の式で与えられる。なお、数3の係数(a,b,c,d)は、TIN形成時における三角形内挿処理の平面方程式の係数である。このようにして、写真上の各ピクセルの濃度取得位置を求め、画像を三次元空間上に貼り付ける。図14は、ワイヤーフレームを示す図面代用写真(A)であり、テクスチャーをマッピングした画像を示す図面代用写真(B)である。
Figure 2010145186
以下、測定対象物の撮影前に校正用被写体を撮影し、撮影部の位置を事前に求める方法において、撮影位置姿勢測定部20が、相互標定法を採用した場合の具体的処理の例について、以下に説明する。
相互標定法によれば、重複画像に写された6点以上の対応する基準点に基づき、外部標定要素を求めることができる。また、基準点の三次元上の位置が既知であれば、絶対標定によって撮影部2〜9の絶対座標が求められる。この場合、最終的に求める測定モデルは、実際のスケールとなる。
図15は、相互標定を説明する説明図である。相互標定は、左右2枚の画像における6点以上の対応点(パスポイント)によって外部標定要素を求める。相互標定では、投影中心OとOと基準点Pを結ぶ2本の光線が同一平面内になければならいという共面条件を用いる。以下の数4に、共面条件式を示す。
Figure 2010145186
図15に示すように、モデル座標系の原点を左側の投影中心Oにとり、右側の投影中心Oを結ぶ線をX軸にとるようにする。縮尺は、基線長を単位長さとする。このとき、求めるパラメータは、左側のカメラのZ軸の回転角κ、Y軸の回転角φ、右側のカメラのZ軸の回転角κ、Y軸の回転角φ、X軸の回転角ωの5つの回転角となる。この場合、左側のカメラのX軸の回転角ωは0なので、考慮する必要はない。このような条件にすると、数4の共面条件式は数5のようになり、この式を解けば各パラメータが求められる。
Figure 2010145186
ここで、モデル座標系XYZとカメラ座標系xyzの間には、次に示すような座標変換の関係式が成り立つ。
Figure 2010145186
これらの式を用いて、次の手順により、未知パラメータ(外部標定要素)を求める。
(1)未知パラメータ(κ,φ,κ,φ,ω)の初期近似値は通常0とする。
(2)数5の共面条件式を近似値のまわりにテーラー展開し、線形化したときの微分係数の値を数6により求め、観測方程式をたてる。
(3)最小二乗法をあてはめ、近似値に対する補正量を求める。
(4)近似値を補正する。
(5)補正された近似値を用いて、(1)〜(4)までの操作を収束するまで繰り返す。
相互標定が収束した場合、さらに接続標定が行われる。接続標定とは、複数のモデル間の傾き、縮尺を統一して同一座標系とする処理である。この処理を行った場合、以下の数7で表される接続較差を算出する。算出した結果、ΔZおよびΔDが、所定値(例えば、0.0005(1/2000))以下であれば、接続標定が正常に行われたと判定する。
Figure 2010145186
(第1の実施形態の優位性)
第1の実施形態によれば、左右の重複画像における誤対応点を自動判定することで、ステレオマッチングに用いられるLSMまたは正規化相関法の初期値を始めとする測定値を自動で取得することができる。
また、測定モデルが絶対標定によって実際の寸法が与えられている場合、実際の寸法が与えられた基準モデルを用いることで、測定モデルと基準モデルとのスケール調整が不要となる。
また、基準モデルの点と、これに最も近い測定モデルの点との距離を最小化することで、基準モデルと測定モデルの位置合わせを自動で行うことができる。なお、基準モデルの点と対応する測定モデルの点を4点上指定した場合には、基準モデルと測定モデルの位置合わせをマニュアル、半自動または全自動で行うことも可能である。
また、基準モデルと測定モデルとの点間距離のみに基づいて誤対応点を判定するため、誤対応点の判定処理を簡略化することができる。
また、基準モデルに測定対象物18のテクスチャーを貼り付けることで、ある測定対象物と他の測定対象物との形状の比較が容易になる。また、基準モデルに貼り付けたテクスチャーと、測定モデルに貼り付けたテクスチャーとを比較することで、設計データ(基準モデル)と実物(測定モデル)との比較検証も可能となる。
さらに、撮影部2〜9の撮影位置および姿勢を校正用被写体19により測定することができる。撮影位置および姿勢を求めた後には、三次元計測は、測定対象物18をその空間内に置くことでいつでもできる。また動きをもった動的な測定対象物18でも、撮影部2〜9により同時撮影すれば計測が可能である。
2.第2の実施形態
以下、第1の実施形態の変形例について説明する。第2の実施形態では、基準モデルとして実際の寸法(スケール)が与えられていない疑似モデルを用いる。疑似モデルは、その特徴量(体積)が測定モデルと同程度になるようにスケール調整される。
図16は、第2〜第4の実施形態に係る形状測定装置のブロック図である。形状測定装置の計算処理部15は、特徴量(体積)を算出する特徴量計算部31と、測定モデルと疑似モデルの体積に基づいて縮尺率を計算する縮尺率計算部32と、算出した縮尺率に基づいてスケールを変更するスケール変更部33とをさらに備える。
図17は、第2〜第4の実施形態に係る形状測定装置のプログラムのフローチャートである。ステップS24−1において、三角形網形成部23(測定モデル形成部)は、複数の測定モデルを合成して測定対象物18全周の測定モデル(全周モデル)を形成する。
全周モデルが形成された後、全周モデルの特徴量(体積)が算出される(ステップS24−2)。全周モデルの体積は、全周モデルを輪切りして、輪切りした部分の面積を計算し、各面積を積算することで、算出される。図18は、全周モデルを示す図面代用写真(A)と、全周モデルを輪切りにした様子を示す図面代用写真(B)である。
次に、疑似モデルの体積を全周モデルの体積で除算することで、縮尺率を計算する(ステップS24−3)。なお、疑似モデルの体積データは、予め計算または用意しておく。そして、算出した縮尺率で、疑似モデルのスケールを変更する(ステップS24−4)。スケールの変更は、疑似モデルの各点の座標値に縮尺率を乗算することで行われる。
疑似モデルのスケールを変更した後、全周モデルと疑似モデルの位置合わせ(形状マッチング)を行う(ステップS24−5)。形状マッチングには、上述したICP法、測定モデルと基準モデルの点間距離を最小化する方法、または測定モデルの点と対応する基準モデルの点を4点以上指定する方法が用いられる。
また、位置合わせした全周モデル(測定モデル)と疑似モデル(基準モデル)を比較して、誤対応点を判定する(ステップS24−6)。測定モデルと基準モデルの比較は、基準モデルの点に最も近い測定モデルの点を探索し、この点間距離が予測精度±σの±2σ〜±3σの範囲内にあるか否かによって行われる。この範囲外の点は、誤対応点として判定される。
なお、この誤対応点の判定処理を、三次元形状測定部25が、その後に測定値を求める際にも、同様に行うことができる。
(第2の実施形態の優位性)
第2の実施形態によれば、寸法の異なる基準モデル(疑似モデル)を用いて、測定モデルの誤対応点を自動判定することができる。
3.第3の実施形態
以下、第1の実施形態の変形例について説明する。第3の実施形態では、疑似モデルの重心位置(特徴量)から表面までの距離が、測定モデルと同程度になるように疑似モデルをスケール調整する。
第3の実施形態に係る形状測定装置のブロック図および形状測定装置のプログラムのフローチャートは、図16および図17と同一である。三角形網形成部23(測定モデル形成部)は、複数の測定モデルを合成して全周モデルを形成し(ステップS24−1)、特徴量計算部31は、全周モデルの重心位置を計算する(ステップS24−2)。重心位置(xm,ym,zm)は、以下の数8によって算出される。
Figure 2010145186
次に、縮尺率を計算する(ステップS24−3)。縮尺率は、重心位置から表面までの距離の最大値および最小値、もしくは、水平方向(X軸またはY軸方向)および垂直方向(Z軸方向)における重心位置から表面までの距離を比較することで求められる。図19は、基準モデルの重心位置を示す図面代用写真(A)と、測定モデルの重心位置を示す図面代用写真(B)である。図19(A)および(B)では、水平方向および垂直方向における重心位置から表面までの距離が描かれている。
縮尺率を算出後、この縮尺率に基づき、疑似モデルのスケールを変更する(ステップS24−4)。スケールの変更は、疑似モデルの各点の座標値に縮尺率を乗算することで行われる。
疑似モデルのスケールを変更した後、全周モデルと疑似モデルの形状マッチングを行う(ステップS24−5)。形状マッチングには、上述したICP法、測定モデルと基準モデルの点間距離を最小化する方法、または、測定モデルの点と対応する基準モデルの点を4点以上指定する方法が用いられる。
また、位置合わせした全周モデル(測定モデル)と疑似モデル(基準モデル)を比較して、誤対応点を判定する(ステップS24−6)。測定モデルと基準モデルの比較は、基準モデルの点に最も近い測定モデルの点を探索し、この点間距離が予測精度±σの±2σ〜±3σの範囲内にあるか否かによって行われる。この範囲外の点は、誤対応点として判定される。
なお、この誤対応点の判定処理を、三次元形状測定部25が、その後に測定値を求める際にも、同様に行うことができる。
(第3の実施形態の優位性)
第3の実施形態によれば、スケールの異なる基準モデル(疑似モデル)を用いて、測定モデルの誤対応点を自動判定することができる。
4.第4の実施形態
以下、第2の実施形態の変形例について説明する。第4の実施形態では、測定モデルと疑似モデルで対応する4点以上の特徴点(特徴量)を抽出または指定し、スケール変更から位置合わせ(形状マッチング)までを同時に行う。
第4の実施形態に係る形状測定装置のブロック図および形状測定装置のプログラムのフローチャートは、図16および図17と同一である。三角形網形成部23(測定モデル形成部)は、一つの測定モデルまたは全周モデルを形成する(ステップS24−1)。
特徴量計算部31は、測定モデルと疑似モデルで対応する4点以上の特徴点を抽出する(ステップS24−2)。図20は、基準モデルの特徴点位置を示す図面代用写真(A)と、測定モデルの特徴点位置を示す図面代用写真(B)である。図20に示すように、例えば、測定対象物18が人体の頭部である場合、目や鼻の穴、頭頂部、後頭部、側頭部の位置を抽出する。目や鼻の穴の位置は、エッジ強度および輝度値を二値化処理することによって抽出される。頭頂部や側頭部の位置は、垂直方向や水平方向の最大値を求めることで抽出される。なお、これら特徴点を画面上でマニュアル指定する態様でもよい。
次に、抽出または指定した4点以上の特徴点の位置に基づき、縮尺率の計算(ステップS24−3)から形状マッチングまでの処理(ステップS24−5)を同時に行う。図21は、スケール変更および位置合わせのフローチャートである。まず、測定モデルの座標を(XM,YM,ZM)、基準モデルの座標を(X,Y,Z)、3軸周りの回転角を(ω,φ,κ)、平行移動量を(X0,Y0,Z0)とすると、測定モデルと基準モデルとの座標間には、以下の数9が成立する。
Figure 2010145186
上記数9において、測定モデルと基準モデルで対応する4点以上の特徴点の座標を入力し、4つ以上の連立方程式を立てる。このとき、求める未知変量は、縮尺S、3軸周りの回転角(ω,φ,κ)、および平行移動量(X0,Y0,Z0)であるが、平行移動量(X0,Y0,Z0)を無視すれば、未知変量は、縮尺S、3軸周りの回転角(ω,φ,κ)の4つとなる。
これらの連立方程式から、縮尺S(スケール係数)を計算し(ステップS31)、3軸周りの回転角(ω,φ,κ)で構成される回転行列Rを計算する(ステップS32)。また、代入する特徴点数に応じて、平行移動量を計算する(ステップS33)。そして、求めた縮尺S、3軸周りの回転角(ω,φ,κ)、および平行移動量(X0,Y0,Z0)に基づき、上記数8により、疑似モデルの全点について座標変換する(ステップS34)。これにより、疑似モデルのスケール変更および位置合わせが同時に行われる。
その後、測定モデルと疑似モデル(基準モデル)を比較して、誤対応点が判定される(ステップS24−6)。測定モデルと基準モデルの比較は、基準モデルの点に最も近い測定モデルの点を探索し、この点間距離が予測精度±σの±2σ〜±3σの範囲内にあるか否かによって行われ、この範囲外の点は、誤対応点として判定される。
なお、この誤対応点の判定処理を、三次元形状測定部25が、その後に測定値を求める際にも、同様に行うことができる。
(第4の実施形態の優位性)
第4の実施形態によれば、スケールの異なる基準モデル(疑似モデル)を用いて、測定モデルの誤対応点を自動判定することができる。また、全周モデルを作成しなくとも、基準モデルと測定モデルのスケール調整および位置合わせを行うことができる。
5.第5の実施形態
第5の実施形態は、撮影部の位置を、測定対象物と一緒に基準尺(校正用被写体)を撮影し、並列的に求める第2方式に基づくものであり、第1の実施形態における撮影位置姿勢測定部20の処理方法の一変形例である。
第2方式は、計測対象である測定対象物と校正用被写体を同時に写し込み、撮影部の位置姿勢を求めて三次元計測する方法である。この場合は、撮影部を固定する必要がなく、撮影部は1台から複数台でもよく、撮影枚数が2枚以上あれば、計測可能である。この方法の利点は、撮影部の位置は自由でかつ1台からでも計測できるため、構成が簡単にできるという点である。また、測定対象物を撮影するのと同時に撮影部の位置姿勢を求めるので、事前に撮影部の位置姿勢を求めておく必要はない。一緒に写し込む校正用被写体は、基準尺のような長さの決まったものや、あるいは、座標が決まったものなどを使用する。
撮影部は基本的に固定する必要がなく、どこに置くのも自由である。図22は、第5の実施形態に係る形状測定装置の上面図であり、図23は、第5の実施形態に係る形状測定装置の変形例の上面図である。図22は、撮影部1台で場所を移動しながら撮影する態様における、基準尺19、撮影部2と測定対象物18、計算処理部15、操作部16、および表示部17の関係を示している。一方、図23は、2台でステレオカメラ構成にしたり、複数台でマルチカメラ構成とした態様における変形例を示している。
この場合、計算処理部15と、操作部16と、表示部17の三者は、PCを利用すれば、撮影部とPCだけで構成できる。また対象物に模様がない場合は、プロジェクターでパターンを投影するか、もしくは対象に模様を塗布する。撮影部の撮影位置、姿勢を求める方法は、相互標定法、または、単写真標定法もしくはDLT法、バンドル調整法を使い、これらは単独でも組み合わせて使ってもよい。
撮影部の撮影位置および姿勢(外部標定要素)を、単写真標定またはDLT法により求めれば、1枚の写真に写された基準点の相対的な位置関係に基づき、外部標定要素を求めることができる。
図24は、基準尺と測定対象物を撮影した左画像を示す図面代用写真(A)と、右画像を示す図面代用写真(B)である。図24に示すように、測定対象物18は、カラーコードターゲット36a〜36dを相対的な位置関係で配置した基準尺35(校正用被写体)とともに撮影される。
図2に示す撮影位置姿勢測定部20は、図24に示す重複画像を取得する。撮影位置姿勢測定部20は、重複画像を2値化することで、カラーコードターゲット36a〜36dの重心位置(基準点の画像座標)を求める。また、撮影位置姿勢測定部20は、カラーコードターゲット36a〜36dの配色からカラーコードを読み取り、各カラーコードターゲット36a〜36dにラベルを付ける。
このラベルによって、重複画像における基準点の対応が分かる。撮影位置姿勢測定部20は、基準点の画像座標、および基準点の三次元上の相対的な位置関係に基づき、相互標定法、単写真標定またはDLT法、あるいはバンドル調整法によって、撮影部2〜9の撮影位置と姿勢を求める。これらを組み合わせることでも高精度な位置姿勢が求められる。
本実施形態において採用した撮影位置姿勢測定部20の処理方式である第2方式は、第1の実施形態で採用した第1方式の変形例であり、それ以外の構成や処理については、第1〜第4の実施形態で示した構成や処理を採用できる。
(第5の実施形態の優位性)
第5の実施形態によれば、第2方式を採用しており、測定対象物18と校正用被写体を同時に撮影することにより、撮影部の位置姿勢を求め、三次元測定することが可能なので、撮影部は1台から何台でも構成でき、また撮影部を固定する必要がないので簡単な構成にできる。
本発明は、測定対象物の三次元形状を測定する形状測定装置およびそのプログラムに利用することができる。
形状測定装置の上面図である。 第1の実施形態に係る形状測定装置のブロック図である。 第1の実施形態に係る形状測定装置のフローチャートである。 処理画像を示す図面代用写真(A)と、背景画像を示す図面代用写真(B)と、背景除去画像を示す図面代用写真(C)である。 x方向およびy方向のソーベルフィルタである。 1/4圧縮した入力画像を示す図面代用写真(A)と、ソーベルフィルタによるエッジ強度画像を示す図面代用写真(B)である。 エッジ強度のヒストグラムである。 閾値52で二値化した結果を示す図面代用写真である。 左右画像で抽出された特徴点を示す図面代用写真である。 テンプレート作成法を説明する説明図(A)と、探索ラインの決定方法を説明する説明図(B)と、探索幅の決定方法を説明する説明図(C)である。 測定モデルの図面代用写真(A)と、基準モデルの図面代用写真(B)である。 基準モデルの図面代用写真(A)と、測定モデルの図面代用写真(B)と、誤対応点を表示した図面代用写真(C)である。 MRIによる基準モデルを示す図面代用写真(A)と、誤対応点を判定しない場合の密面測定結果の図面代用写真(B)と、誤対応点を判定した場合の密面測定結果の図面代用写真(C)である。 ワイヤーフレームを示す図面代用写真(A)であり、テクスチャーをマッピングした画像を示す図面代用写真(B)である。 相互標定を説明する説明図である。 第2〜第4の実施形態に係る形状測定装置のブロック図である。 第2〜第4の実施形態に係る形状測定装置のプログラムのフローチャートである。 全周モデルを示す図面代用写真(A)と、全周モデルを輪切りにした様子を示す図面代用写真(B)である。 基準モデルの重心位置を示す図面代用写真(A)と、測定モデルの重心位置を示す図面代用写真(B)である。 基準モデルの特徴点位置を示す図面代用写真(A)と、測定モデルの特徴点位置を示す図面代用写真(B)である。 スケール変更および位置合わせのフローチャートである。 第5の実施形態に係る形状測定装置の上面図である。 第5の実施形態に係る形状測定装置の変形例の上面図である。 基準尺と測定対象物を撮影した左画像を示す図面代用写真(A)と、右画像を示す図面代用写真(B)である。
符号の説明
1…形状測定装置、2〜9…撮影部、10〜13…特徴投影部、14…中継部、15…計算処理部、16…操作部、17…表示部、18…測定対象物、19…校正用被写体、20…撮影位置姿勢測定部、21…特徴点対応付部、22…三次元座標演算部、23…三角形網形成部(測定モデル形成部)、24…誤対応点判定部、25…三次元形状測定部、26…背景除去部、27…特徴点抽出部、28…対応点探索部、29…形状マッチング部、30…形状モデル比較部、31…特徴量計算部、32…縮尺率計算部、33…スケール変更部、34…テクスチャー抽出部、35…テクスチャー合成部。

Claims (12)

  1. 複数の撮影位置から重複した撮影領域で、測定対象物を撮影する撮影部と、
    前記撮影部によって撮影された重複画像における前記測定対象物の特徴点の位置を対応付ける特徴点対応付部と、
    前記特徴点対応付部で対応付けた前記重複画像上での特徴点に基づき、前記測定対象物のモデルを形成する測定モデル形成部と、
    前記測定モデル形成部で形成した測定モデルと、前記測定対象物の形態に基づき形成された基準モデルとに基づいて、誤対応点を判定する誤対応点判定部と、
    前記誤対応点判定部で誤対応点と判定された点を除いた特徴点の位置および前記複数の撮影位置に基づき、前記測定対象物の特徴点の三次元座標または前記測定対象物の三次元形状を求める三次元形状測定部と、を備えることを特徴とする形状測定装置。
  2. 前記基準モデルは、MRI、CT、CAD、および別の形状測定装置によるデータならびに過去に求められた形状データのうちの少なくとも一つであることを特徴とする請求項1に記載の形状測定装置。
  3. 前記基準モデルは、実際の寸法が与えられた実寸データであることを特徴とする請求項2に記載の形状測定装置。
  4. 前記基準モデルは、前記測定対象物の形状に類似し、実際の寸法が与えられていない疑似モデルであり、体積が同程度になるように座標変換を行った後に、前記誤対応点判定部が、誤対応点を判定することを特徴とする請求項1に記載の形状測定装置。
  5. 前記基準モデルは、前記測定対象物の形状に類似し、実際の寸法が与えられていない疑似モデルであり、重心からの距離が同程度になるように座標変換を行った後に、前記誤対応点判定部が、誤対応点を判定することを特徴とする請求項1に記載の形状測定装置。
  6. 前記基準モデルは、前記測定対象物の形状に類似し、実際の寸法が与えられていない疑似モデルであり、少なくとも4点以上の特徴点の位置を合わせるように座標変換を行った後に、前記誤対応点判定部が、誤対応点を判定することを特徴とする請求項1に記載の形状測定装置。
  7. 前記基準モデルの点と、これに最も近い前記測定モデルの点との距離を最小化することで、前記基準モデルと前記測定モデルの位置合わせを行うことを特徴とする請求項1に記載の形状測定装置。
  8. 前記基準モデルの点と対応する前記測定モデルの点を4点以上指定することで、前記基準モデルと前記測定モデルの位置合わせを行うことを特徴とする請求項1に記載の形状測定装置。
  9. 前記基準モデルの点と、これに最も近い前記測定モデルの点との距離が、所定範囲外である場合には、前記測定モデルの点を誤対応点と判定することを特徴とする請求項1に記載の形状測定装置。
  10. 前記撮影部で撮影された測定対象物の画像から、前記測定対象物のテクスチャーを抽出するテクスチャー抽出部と、
    前記測定モデル形成部が形成した測定モデルおよび前記基準モデルの少なくとも一つに前記テクスチャーを貼り付けるテクスチャー合成部と、
    前記テクスチャー合成部で合成されたテクスチャー付きモデルに基づき、テクスチャー付きモデル画像を表示する表示部と、をさらに備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の形状測定装置。
  11. 前記誤対応点判定部が誤対応点であると判定した場合には、前記誤対応点に相当する特徴点の指定が解除されることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の形状測定装置。
  12. 複数の撮影位置から撮影した重複画像における測定対象物の特徴点の位置を対応付ける特徴点対応付ステップと、
    前記特徴点対応付ステップで対応付けた前記重複画像上での特徴点に基づき、前記測定対象物のモデルを形成する測定モデル形成ステップと、
    前記測定モデル形成ステップで形成した測定モデルと、前記測定対象物の形態に基づき形成された基準モデルとに基づいて、誤対応点を判定する誤対応点判定ステップと、
    前記誤対応点判定ステップで誤対応点と判定された点を除いた特徴点の位置および前記複数の撮影位置に基づき、前記測定対象物の特徴点の三次元座標または前記測定対象物の三次元形状を求める三次元形状測定ステップと、を実行させるためのプログラム。
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