JP2010140106A - ジョブ実行システム、該システムに用いられるジョブフロー引継ぎ方法及びジョブフロー引継ぎ制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通常状態のとき、稼働系サーバ70からジョブ実行サーバ100,110に対してジョブが投入されて実行される。ジョブ実行サーバ100,110にて、ジョブの開始、実行中又は終了を示すジョブ実行状況情報が記録される。ジョブ実行サーバ100,110がジョブの実行中に、系切替え状態となったとき、待機系サーバ80により、同ジョブ実行サーバ100,110からジョブ実行状況情報が収集され、同ジョブ実行状況情報に基づいてジョブフローの再開箇所(再開ポイント)が決定されると共に、同ジョブ実行サーバ100,110に対して再開箇所(再開ポイント)からジョブの実行の継続が指示される。
【選択図】図1
Description
この解析方法では、管理マネージャ計算機により、各ジョブ実行計算機からジョブの実行履歴が収集され、後に実行されるジョブから前に実行されるジョブに向けて、順次、ジョブの遅延が検出されなくなるまで、各ジョブの履歴が参照され、各ジョブに遅延が生じた要因が判断される。
すなわち、図7のジョブ実行システムでは、稼動系サーバ10及び待機系サーバ20は、互いに遠隔地に配置されることがあるが、スケジュール情報記憶部31及びジョブフロー情報記憶部32が共有され、ネットワークを介して接続されているので、系切替え状態となったとき、稼動系サーバ10から待機系サーバ20へジョブ実行状況情報を引継ぐことは、ネットワークにかかる負荷が大きくなるため、困難になる。また、実行状況情報の引継ぎができない場合、オペレータがジョブフロー中の個々のジョブ実行状況を確認し、ジョブフロー中の実行再開ポイントを決定する必要があり、操作に手間がかかるという問題点がある。
この形態のジョブ実行システムは、同図に示すように、稼動系サーバ70と、待機系サーバ80と、系切替え部91,92と、ジョブ実行サーバ100,110とから構成されている。ジョブ実行サーバ100,110は、投入されたジョブを実行する。稼動系サーバ70は、通常状態のとき、各ジョブ実行サーバ100,110に対して該当するジョブを投入して実行させる。待機系サーバ80は、稼働系サーバ70に対して通常状態で予備となる。系切替え部91,92は、系切替え信号scにより制御され、通常状態のとき、各ジョブ実行サーバ100,110と稼働系サーバ70とを接続する一方、系切替え状態となったとき、各ジョブ実行サーバ100,110と待機系サーバ80とを接続する。上記系切替え信号scは、たとえば、このジョブ実行システムの管理者により入力される。
これらの図を参照して、この形態のジョブ実行システムに用いられるジョブフロー引継ぎ方法の処理内容について説明する。
このジョブ実行システムでは、通常状態のとき、稼働系サーバ70により、ジョブ実行サーバ100,110に対して該当するジョブが投入される。ジョブ実行サーバ100,110では、投入されたジョブが実行される。待機系サーバ80は、稼働系サーバ70に対して通常状態で予備となっている。通常状態のとき、系切替え部91,92により、ジョブ実行サーバ100,110と稼働系サーバ70とが接続される一方、系切替え状態となったとき、ジョブ実行サーバ100,110と待機系サーバ80とが接続される。ジョブ実行サーバ100,110にて、ジョブの開始、実行中又は終了を示すジョブ実行状況情報が記録される。ジョブ実行サーバ100,110がジョブの実行中に、系切替え状態となったとき、待機系サーバ80により、同ジョブ実行サーバ100,110からジョブ実行状況情報が収集され、同ジョブ実行状況情報に基づいてジョブフローの再開ポイントが決定されると共に、同ジョブ実行サーバ100,110に対して再開ポイントからジョブの実行の継続が指示される(ジョブ実行引継ぎ指示処理)。
この形態のジョブ実行システムでは、同図6に示すように、図1中の待機系サーバ80に代えて、新たな機能が付加された待機系サーバ80Aが設けられている。待機系サーバ80Aでは、待機系サーバ80の構成に加え、実行再開ポイント確認部86が設けられている。実行再開ポイント確認部86は、たとえば液晶表示装置などで構成され、再開ポイント判断部85bで決定された上記実行中のジョブの再開ポイントを、このジョブ実行システムの管理者に提示して確認させるためのものである。
たとえば、系切替え信号scは、上記各実施形態では、管理者により入力されるが、たとえば自然災害が発生した場合に気象庁などから通信回線を介して供給されるものでも良く、また、自然災害を検出する装置(たとえば、地震計など)から供給されるものでも良い。
71,81 スケジュール情報記憶部
72,82 ジョブフロー情報記憶部
73,83 スケジュール判断部
74 ジョブフロー制御部
80,80A 待機系サーバ(ジョブ実行システムの一部)
84 ジョブフロー制御部(ジョブ実行引継ぎ指示手段の一部)
85 ジョブフロー引継ぎ部(ジョブ実行引継ぎ指示手段の一部)
85a ジョブ実行状況情報収集部
85b 実行再開ポイント判断部
85c CPU(中央処理装置)
85d ROM(Read Only Memory)
86 実行再開ポイント確認部(実行再開箇所判断部)
91,92 系切替え部(ジョブ実行システムの一部)
100,110 ジョブ実行サーバ(ジョブ実行システムの一部)
101,111 ジョブ実行部
102,112 ジョブ実行状況情報記録部
Claims (9)
- 投入されたジョブを実行する1つ又は複数のジョブ実行サーバと、
通常状態のとき、前記各ジョブ実行サーバに対して該当するジョブを投入して実行させる稼働系サーバと、
該稼働系サーバに対して前記通常状態で予備となる待機系サーバと、
前記通常状態のとき、前記各ジョブ実行サーバと前記稼働系サーバとを接続する一方、系切替え状態となったとき、前記各ジョブ実行サーバと前記待機系サーバとを接続する系切替え部とを有し、
前記待機系サーバは、
前記各ジョブ実行サーバが前記ジョブの実行中に、前記系切替え状態となったとき、ジョブフローの再開箇所を決定すると共に、前記各ジョブ実行サーバに対して該再開箇所から前記ジョブの実行の継続を指示するジョブ実行引継ぎ指示手段が設けられていることを特徴とするジョブ実行システム。 - 前記各ジョブ実行サーバは、
少なくとも前記ジョブの開始、実行中又は終了を示すジョブ実行状況情報を記録する構成とされ、
前記待機系サーバの前記ジョブ実行引継ぎ指示手段は、
前記各ジョブ実行サーバが前記ジョブの実行中に、前記系切替え状態となったとき、前記各ジョブ実行サーバから前記ジョブ実行状況情報を収集し、該ジョブ実行状況情報に基づいてジョブフローの再開箇所を決定すると共に、前記各ジョブ実行サーバに対して該再開箇所から前記ジョブの実行の継続を指示する構成とされていることを特徴とする請求項1記載のジョブ実行システム。 - 前記稼働系サーバは、
前記各ジョブ実行サーバがジョブを実行するための日時がスケジュール情報としてあらかじめ記憶されている第1のスケジュール情報記憶部と、
該第1のスケジュール情報記憶部に記憶されている前記スケジュール情報に基づいて、起動するためのジョブフローがあるか否かを判断し、起動するためのジョブフローがある場合は、ジョブフローの投入要求を行う第1のスケジュール判断部と、
ジョブの実行順序及び実行サーバがジョブフロー情報としてあらかじめ記憶されている第1のジョブフロー情報記憶部と、
前記スケジュール判断部から前記ジョブフローの投入要求が行われたとき、前記ジョブフロー情報記憶部に記憶されている前記ジョブフロー情報に基づいて、前記ジョブの実行順序及び実行サーバを特定し、該当するジョブを前記各ジョブ実行サーバへ投入すると共に、前記各ジョブ実行サーバからのジョブの終了通知を待ち合わせ、前記ジョブがジョブフロー中の最後のジョブであるか否かを判断し、後続のジョブが存在するとき、次に実行するためのジョブを決定して投入する第1のジョブフロー制御部とを備え、
前記各ジョブ実行サーバは、
前記ジョブフロー制御部から投入されたジョブの実行を開始すると共に、該ジョブの終了時に該ジョブの終了を前記ジョブフロー制御部に通知するジョブ実行部と、
前記ジョブ実行部で実行されたジョブの前記ジョブ実行状況情報を記録するジョブ実行状況情報記録部とを備え、
前記待機系サーバは、
前記稼働系サーバの前記第1のスケジュール情報記憶部と同一のスケジュール情報があらかじめ記憶されている第2のスケジュール情報記憶部と、
該第2のスケジュール情報記憶部に記憶されている前記スケジュール情報に基づいて、起動するためのジョブフローがあるか否かを判断し、起動するためのジョブフローがある場合は、ジョブフローの投入要求を行う第2のスケジュール判断部と、
前記稼働系サーバの前記第1のジョブフロー情報記憶部と同一のジョブフロー情報があらかじめ記憶されている第2のジョブフロー情報記憶部とを有し、
前記ジョブ実行引継ぎ指示手段は、
前記系切替え状態となったとき、前記各ジョブ実行サーバの前記ジョブ実行状況情報記録部から前記ジョブ実行状況情報を収集してジョブフロー中の実行中のジョブを決定するジョブフロー引継ぎ部と、
該ジョブフロー引継ぎ部で決定された前記実行中のジョブの通知を受け、該ジョブを該当する前記各ジョブ実行サーバへ投入して前記ジョブの実行の継続を指示する第2のジョブフロー制御部とを備えてなることを特徴とする請求項2記載のジョブ実行システム。 - 前記ジョブフロー引継ぎ部は、
前記系切替え状態となったとき、前記各ジョブ実行サーバの前記ジョブ実行状況情報記録部から前記ジョブ実行状況情報を収集するジョブ実行状況情報収集部と、
該ジョブ実行状況情報収集部で収集された前記ジョブ実行状況情報に基づいて、実行中のジョブの再開箇所を決定する実行再開箇所判断部とから構成され、
前記第2のジョブフロー制御部は、
前記実行再開箇所判断部で決定された前記実行中のジョブの再開箇所から前記各ジョブ実行サーバに前記ジョブの実行を継続させる構成とされていることを特徴とする請求項3記載のジョブ実行システム。 - 前記ジョブ実行状況情報収集部は、
前記系切替え状態となったとき、前記各ジョブ実行サーバの前記ジョブ実行状況情報記録部から前記ジョブ実行状況情報のうちの実行中のジョブの情報を優先して収集する構成とされていることを特徴とする請求項4記載のジョブ実行システム。 - 前記実行再開箇所判断部で決定された前記実行中のジョブの再開箇所を前記ジョブ実行システムの管理者に提示して確認させるための実行再開箇所確認部が設けられていることを特徴とする請求項4又は5記載のジョブ実行システム。
- 投入されたジョブを実行する1つ又は複数のジョブ実行サーバと、
通常状態のとき、前記各ジョブ実行サーバに対して該当するジョブを投入して実行させる稼働系サーバと、
該稼働系サーバに対して前記通常状態で予備となる待機系サーバと、
前記通常状態のとき、前記各ジョブ実行サーバと前記稼働系サーバとを接続する一方、系切替え状態となったとき、前記各ジョブ実行サーバと前記待機系サーバとを接続する系切替え部とを有するジョブ実行システムに用いられ、
前記待機系サーバが、前記各ジョブ実行サーバが前記ジョブの実行中に、前記系切替え状態となったとき、ジョブフローの再開箇所を決定すると共に、前記各ジョブ実行サーバに対して該再開箇所から前記ジョブの実行の継続を指示するジョブ実行引継ぎ指示処理を行うことを特徴とするジョブフロー引継ぎ方法。 - 前記各ジョブ実行サーバが、少なくとも前記ジョブの開始、実行中又は終了を示すジョブ実行状況情報を記録する構成とされ、
前記ジョブ実行引継ぎ指示処理では、
前記各ジョブ実行サーバが前記ジョブの実行中に、前記系切替え状態となったとき、
前記待機系サーバが、前記各ジョブ実行サーバから前記ジョブ実行状況情報を収集し、該ジョブ実行状況情報に基づいてジョブフローの再開箇所を決定すると共に、前記各ジョブ実行サーバに対して該再開箇所から前記ジョブの実行の継続を指示することを特徴とする請求項7記載のジョブフロー引継ぎ方法。 - コンピュータを請求項1乃至6のいずれか一に記載のジョブ実行引継ぎ指示手段として機能させるためのコンピュータ読み取り可能なジョブフロー引継ぎ制御プログラム。
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