JP2010137753A - 車両の内装材構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車体のルーフサイド部からフロントピラー部に沿ってその車内側に折り畳み状態で配設されたカーテンエアバッグの展開時におけるピラートリムの破損を防止することができる車両の内装材構造を提供する。
【解決手段】フロントピラートリム12とトップシーリング11との隣接部Xに、折り畳み状態のカーテンエアバッグ21をルーフサイド部5及びフロントピラー部6とで包囲する包囲部材40を配設する。包囲部材40を、カーテンエアバッグ21の展開方向とは反対側の縁部40aがフロントピラー部6に固定し、カーテンエアバッグ21の展開を案内可能なように構成すると共に、展開方向側の縁部40cを、カーテンエアバッグ21の展開時におけるフロントピラートリム12の後縁部12aの変形を抑制可能なように、フロントピラートリム12の後縁部12aに近接して設ける。
【選択図】図6

Description

本発明は、カーテンエアバッグ装置を有する車両の内装材構造に関し、車両の内装の技術分野に属する。
近年、車両においては、前方からの衝撃荷重から乗員を保護するためのエアバッグに加えて、側方からの衝撃荷重からも乗員を保護するためのカーテンエアバッグが備えられることがある。このカーテンエアバッグは、車体のルーフサイド部からフロントピラー部に沿って車内側に折り畳み状態で配設され、車体への側方からの衝撃荷重の作用時にインフレータからガスが供給されることにより膨張し、ウインドガラスやピラー内面に沿って展開するように構成されている。
ここで、カーテンエアバッグユニットの車内側には、前記ルーフサイド部及びルーフパネルを覆うトップシーリング、並びに前記フロントピラー部を覆うフロントピラートリムが一般に設けられており、この場合、前記カーテンエアバッグは、その膨張圧力によりトップシーリングの側縁部、及び該側縁部に連続するフロントピラートリムの後縁部を押し広げて展開する。
ところで、カーテンエアバッグの所望の性能を発揮させるには、該エアバッグをウインドガラス及びピラー内面に沿って確実に展開させる必要があり、特許文献1には、該カーテンエアバッグの展開を案内する案内部材を設けたことが開示されている。
特開2002−225658号公報
ところで、一般に、トップシーリングは軟質の樹脂等により構成される一方で、ピラートリムは比較的硬質の樹脂により構成されているが、これに起因して、カーテンエアバッグの展開時に、トップシーリングとピラートリムとの隣接部において以下のような問題が生じる虞がある。すなわち、トップシーリングは、軟質なのでカーテンエアバッグの展開時にその展開圧力により側縁部が容易に下方へ大きく押し広げられるように変形することとなるが、このとき、ピラートリムとトップシーリングとの隣接部において、ピラートリムも硬質にもかかわらず、後縁部が、前記展開の勢いによりトップシーリング同様に大きく押し広げられることとなり、その結果、ピラートリムの上部側が破損し、飛散する虞があるのである。
そこで、本発明は、カーテンエアバッグを良好に展開させることができ、かつカーテンエアバッグの展開時におけるピラートリムの破損を防止することができる車両の内装材構造を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、車体のルーフサイド部からフロントピラー部に沿ってその車内側に折り畳み状態で配設されたカーテンエアバッグと、前記ルーフサイド部に配設されて、前記カーテンエアバッグを覆うトップシーリングと、前記フロントピラー部に配設されて、前記カーテンエアバッグを覆うフロントピラートリムとを有し、該フロントピラートリムの上端部が前記トップシーリングに隣接するように設けられていると共に、前記カーテンエアバッグが、前記トップシーリングの側縁部及び該側縁部に連続するフロントピラートリムの後縁部を押し広げて展開するように構成された車両の内装材構造であって、前記フロントピラートリムとトップシーリングとの隣接部に、折り畳み状態のカーテンエアバッグを前記ルーフサイド部及びフロントピラー部とで包囲する包囲部材が配設されていると共に、該包囲部材は、前記カーテンエアバッグの展開方向とは反対側の縁部が前記ルーフサイド部とフロントピラー部との少なくとも一方に固定されて、カーテンエアバッグの展開を案内可能なように構成されていると共に、展開方向側の縁部が、前記カーテンエアバッグの展開時におけるフロントピラートリムの後縁部の変形を抑制可能なように、該フロントピラートリムの後縁部に近接して設けられていることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の車両の内装材構造において、前記フロントピラートリムと前記トップシーリングとの隣接部において、フロントピラートリムがトップシーリングに車内側から重ね合せられていると共に、前記包囲部材に、フロントピラートリム側に突出し、トップシーリングとフロントピラートリムとの隣接部において該トップシーリングをフロントピラートリムに押し付ける第1突出部が設けられていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の車両の内装材構造において、前記第1突出部は、所定以上の荷重が作用したときに変形するように構成されていることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の車両の内装材構造において、前記包囲部材に、前記隣接部の重ね合わせ部以外の部分においてフロントピラートリムに近接するように突出し、かつ車内側から所定以上の荷重が作用したときに変形する第2突出部が設けられていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記請求項4に記載の車両の内装材構造において、前記フロントピラートリムに、前記包囲部材側に突出し、かつ車内側から所定以上の荷重が作用したときに変形する突出部が設けられていることを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、前記請求項5に記載の車両の内装材構造において、前記包囲部材の第1、第2突出部、及びフロントピラートリムの突出部は、カーテンエアバッグの配設方向に略直交させて設けられたリブ状とされていると共に、少なくともいずれかの突出部が複数設けられていることを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、前記請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両の内装材構造において、前記包囲部材は、前記隣接部からルーフサイド部に沿って後方に所定量延伸していると共に、前記展開方向側の縁部は、前記延伸部分において、後側ほどルーフサイド部から離れるように形成されていることを特徴とする。
次に、本発明の効果について説明する。
まず、請求項1に記載の発明によれば、前記フロントピラートリムとトップシーリングとの隣接部に、折り畳み状態のカーテンエアバッグを前記ルーフサイド部及びフロントピラー部とで包囲する包囲部材が配設されていると共に、該包囲部材は、前記カーテンエアバッグの展開方向とは反対側の縁部が前記ルーフサイド部とフロントピラー部との少なくとも一方に固定されて、カーテンエアバッグの展開を案内可能なように構成されているから、カーテンエアバッグが所定の方向に展開することなる。すなわち、カーテンエアバッグの展開性が良好なものとなる。
また、包囲部材は、展開方向側の縁部が、前記カーテンエアバッグの展開時におけるフロントピラートリムの後縁部の変形を抑制可能なように、該フロントピラートリムの後縁部に近接して設けられているから、カーテンエアバッグの展開時には、フロントピラートリムの後縁部と包囲部材における展開方向側の縁部とを同時に押し広げなくてはならず、その結果、該フロントピラートリムが、カーテンエアバッグの展開の勢いにより大きく下方へ押し広げられるのが防止されることとなる。すなわち、ピラートリムにおける隣接部部分が破損して、飛散するのが防止されることとなる。
ところで、前記フロントピラートリムと前記トップシーリングとの隣接部において、フロントピラートリムがトップシーリングに車内側から重ね合せられることがあるが、重ね合わせ方向においてフロントピラートリムとトップシーリングとの間に隙間が生じ、その結果、見栄えが損なわれることがある。
しかし、請求項2に記載の発明によれば、前記包囲部材に、フロントピラートリム側に突出し、トップシーリングとフロントピラートリムとの隣接部において該トップシーリングをフロントピラートリムに押し付ける第1突出部が設けられているから、前記隙間が生じることがなく、良好な見栄えが得られることなる。しかも、包囲部材を利用して本効果を達成することができる。
ところで、エアバッグが展開状態を維持するのは短い時間であり、その後の衝撃等により乗員がフロントピラーとルーフサイドレールとの接合部等の剛性の高い部位に当接する虞があり、これに対する対策が望まれる。
そこで、請求項3に記載の発明においては、前記第1突出部を、所定以上の荷重が作用したときに変形するように構成したものであり、これによれば、乗員が側突等により隣接部付近に当接したときにおける衝撃吸収を行うことができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、前記包囲部材に、前記隣接部の重ね合わせ部以外の部分においてフロントピラートリムに近接するように突出し、かつ車内側から所定以上の荷重が作用したときに変形する第2突出部が設けられているから、乗員側突等によりが隣接部付近に当接したときにおける衝撃吸収を前記第1突出部とでより良好に行うことができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、前記フロントピラートリムに、前記包囲部材側に突出し、かつ車内側から所定以上の荷重が作用したときに変形する突出部が設けられているから、乗員がフロントピラーに当接したときにおける衝撃吸収を良好に行うことができる。また、前記隣接部付近において、前記包囲部材の第1、第2突出部とで一層良好に衝撃吸収を行うことができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、前記包囲部材の第1、第2突出部、及び前記フロントピラートリムの突出部は、カーテンエアバッグの配設方向に略直交させて設けられたリブ状とされていると共に、少なくともいずれかの突出部が複数設けられているから、包囲部材やフロントピラートリムの剛性を向上させつつ、前記衝撃吸収性能をさらに一層向上させることができる。
ところで、包囲部材が存在していると、包囲部材の存在している部分と、それよりも上方の部分とにおいて、カーテンエアバッグの展開性に差が生じ、包囲部材の上端において、カーテンエアバッグの展開に際して引っ掛かりが生じる虞がある。
しかし、請求項7に記載の発明によれば、前記包囲部材は、前記隣接部からルーフサイド部に沿って後方に所定量延伸していると共に、前記展開方向側の縁部は、前記延伸部分において、後側ほどルーフサイド部から離れるように形成されているから、包囲部材の存在している部分と、それよりも後方の部分とにおいて、カーテンエアバッグの展開性がなだらかに変化することとなり、その結果、包囲部材におけるルーフサイド部側において、カーテンエアバッグの展開に際して引っ掛かりが生じるのが防止されることとなる。
以下、本発明の実施の形態に係る車両の内装材構造について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る車両の内装材構造が適用された車両1の内部の概略側面図である。この図1に示すように、車両1の車室内には、前席シート2、及び後席シート3が配設されている。また、車両1の車体側面には、フロントドアFD及びリヤドアRDにより開閉される開口部4が設けられていると共に、該開口部4の上端部を構成するルーフサイドレール5の前後には、該レール5に連してフロントピラー6及びリヤピラー7が設けられている。
また、車両1には、車室の内装材として、車内側からルーフパネル8及びルーフサイドレール5を覆うトップシーリング11と、車内側からフロントピラー6及びリヤピラー7を覆うフロントピラートリム12及びリヤピラートリム13とが設けられている。
また、車両1には、前方からの衝撃荷重から前席シート2の乗員を保護するためのエアバッグユニット(図示せず)に加え、各シート2、3の乗員を側方からの衝撃荷重から保護するためのカーテンエアバッグユニット20が、前記フロントピラートリム12、トップシーリング11、及びリヤピラートリム13により車内側から覆われた状態で配設されている。
このカーテンエアバッグユニット20は、図2にも示すように、前記フロントピラー6、ルーフサイドレール5、及びリヤピラー7に沿ってその車内側に配設されたカーテンエアバッグ21(図1および図2では展開状態のエアバッグ21を二点鎖線で示している)を有している。このカーテンエアバッグ21は、布製袋状の本体部21aと、該本体部21aの前端部から前方に延びる布状のテザー部21bと、前記フロントピラー6、ルーフサイドレール5、及びリヤピラー7に固定するための固定片部21c…21cとを有し、棒状に折り畳まれた状態とで配設されている。また、カーテンエアバッグユニット20は、前記カーテンエアバッグ21の後端部に設けられ、該バッグ21に膨張、展開用のガスを供給するインフレータ22と、側突を検出(例えば側方からの衝撃荷重の検出)及び(または)予知してインフレータ22に起爆信号を出力する制御装置(図示せず)とを有し、側突が検出または予知されると制御装置からインフレータ22に起爆信号が出力されて、該インフレータ22でガスが発生し、このガスがカーテンエアバッグ21の本体部21aの後端部から供給されることにより、該本体部21aが後部側から膨張し、前記フロントピラートリム12の後縁部12a、トップシーリング11の側縁部11a、リヤピラートリム13の前縁部13aを押し広げて、その間隙から、前記フロントドアFD及びリヤドアRDの内面に沿って車室内に展開するようになっている。
次に、図1に矢印Aで示すフロントピラー6とルーフサイドレール5との接続部近傍部分の構造の詳細について図〜図7により説明する。図3は図1の矢印A部分の拡大図、図4は図3のB−B断面図、図5は図3のC−C拡大断面図、図6は図3のD−D断面図、図7は図3のE矢視図である。なお、本実施の形態においては、フロントピラー6とルーフサイドレール5とは、滑らかに湾曲させることにより連続して同一部材により形成されている。すなわち、図4〜図7に示すように、車内側の面を構成するインナーパネル31と、車外側の面を構成するアウターパネル32と、これらの間に設けられたレインフォースメント33とで中空体として構成されている。
また、図4〜図6に示すように、ルーフサイドレール5の下部側及びフロントピラー6の後部側の接合フランジ部5r,6rには、フロントドアFDとの隙間をシールするウェザーストリップ34が取り付けられている。
また、図4、図5に示すように、フロントピラー6の前部側接合フランジ部6fには、フロントウインドガラス35の側端部がシール36を介して取り付けられている。また、図6に示すように、ルーフサイドレール5を構成する部分においては、上部側の接合フランジ5fには、ルーフパネル8の側端部が接合されている。
そして、図3〜図6に示すように、前記カーテンエアバッグ21は、フロントピラーの後部側及びルーフサイドレール5の下部側に寄せて配設されている。
また、図4に示すように、トップシーリング11は、側縁部11a側が、ルーフサイドレール5のインナパネル31に対して車幅方向において所定量離間させて配設されており、ルーフのフロントヘッダ等にクリップにより固定されている。また、トップシーリング11は、側縁部11aの近傍において下部側の接合フランジ部5r側へ湾曲し、側縁部11aが前記ウェザーストリップ34の内縁部34aにより支持されるようになっている。
また、図5、図6に示すように、フロントピラートリム12は、上端部が前記トップシーリング11に隣接するように設けられていると共に、フロントピラー6のインナパネル31に対して車幅方向において所定量離間させて配設されており、フロントピラー6の下部側及び上部側においてそれぞれフロントピラー6側へ突出して設けられたクリップ12xをインナパネル31及びレインフォースメント33に形成された孔部に挿通することにより、フロントピラー6に係止されている。また、フロントピラートリム12は、後縁部12aの近傍において、後部側の接合フランジ部6r側へ湾曲し、後縁部12aに車内側から前記ウェザーストリップ34の内縁部34aが重ね合わせられている。
また、図3、図6に示すように、前記フロントピラートリムと前記トップシーリングとの隣接部Xにおいては、フロントピラートリム12がトップシーリング11に車内側から重ね合せられている。
ここで、本実施の形態においては、図3、図7に示すように、前記フロントピラートリム12とトップシーリング11との隣接部Xに、折り畳み状態のカーテンエアバッグ21をルーフサイドレール5及びフロントピラー6とで包囲する包囲部材40が配設されている。
また、この包囲部材40は、図4〜図6に示すように、フロントピラー5側が開口する略コ字状とされている。また、カーテンエアバッグ21の展開方向αとは反対側の縁部40a側に取付部40bが設けられて、該取付部40bがボルト41、ナット42で前記インナパネル31に固定されている。なお、ナット42は、インナパネル31に固着されたウエルドナットである。一方、展開方向側の縁部40cは、フロントピラートリム12の後縁部12a及びトップシ−リング11の側縁部11aに近接して設けられている。
また、図3、図6、図7に示すように、この包囲部材40には、トップシーリング11とフロントピラートリム12との隣接部Xにおいて、フロントピラートリム12側に突出し、トップシーリング11をフロントピラートリム12に押し付ける第1突出部40dが設けられている。この第1突出部40dは、カーテンエアバッグ21の配設方向に略直交させて設けられたリブ状とされており、所定以上の荷重が作用したときに変形(圧潰)するように構成されている(例えば側突等により乗員がフロントピラートリム12に当接したときに、変形(圧潰)するようになっている。以後登場する各突出部において同じ)
また、包囲部材40には、前記隣接部Xよりも下方(前方)の重ね合わせ部以外の部分において、フロントピラートリム12に近接するように突出する第2突出部40eが設けられている。この第2突出部40dは、カーテンエアバッグ21の配設方向に略直交させて設けられたリブ状とされ、所定以上の荷重が作用したときに変形(圧潰)するように構成されている。
また、包囲部材40は、前記隣接部Xからルーフサイド部5に沿って後方に所定量延伸している(延伸部40g)と共に、この延伸部40gには、車内側に突出し、トップシーリング11を車内側に押し付ける第3突出部40fが設けられている。この第3突出部40fは、カーテンエアバッグ21の配設方向に略直交させて設けられたリブ状とされ、所定以上の荷重が作用したときに変形(圧潰)するように構成されている。
また、フロントピラートリム12には、包囲部材40側に突出する複数の突出部12b…12bが設けられている。これらの突出部12b…12bは、カーテンエアバッグ21の配設方向に略直交させて設けられたリブ状とされ、所定以上の荷重が作用したときに変形(圧潰)するように構成されている。
また、図7に矢印Yで示すように、包囲部材40の延伸部40dにおける展開方向側の縁部40cが後側ほど車幅方向内側に位置するように連続的に後退している。
そして、包囲部材40は、前述のように第1〜第3突出部40d,40e,40f…40が設けられていることにより、取付部40b以外の本体部40′の剛性が比較的高くなり、その結果、カーテンエアバッグ21の展開圧力がかかると、図8に矢印γで示すように、縁部40aと取付部40bの間の折曲部40xを中心として、前記本体部40′が時計回り方向に所定量回動するようになっている。また、このように回動したとき、包囲部材40の展開方向側の縁部40cは、図8からわかるように、フロントピラー6の後縁よりも若干後方を指向する。したがって、カーテンエアバッグ21は、展開方向側の縁部40cにより、当該指向方向に案内され、フロントドアFDの内面に当たった後、該ドアFDの内面に沿って矢印α方向に展開することとなる。
次に、本実施の形態に係る車両の内装構造の作用、効果について説明する。
まず、側突が検出または予知されると、インフレータ22でガスが発生し、このガスがカーテンエアバッグ21の本体部21aの後端部から供給されることにより、該本体部21aが後部側から膨張し、前記フロントピラートリム12の後縁部12a、トップシーリング11の側縁部11a、リヤピラートリム13の前縁部13aを押し広げて、その間隙から、前記フロントドアFD及びリヤドアRDの内面に沿って車室内に展開することとなる。
その場合に、フロントピラートリム12とトップシーリング11との隣接部Xに、折り畳み状態のカーテンエアバッグ21を前記ルーフサイドレール5及びフロントピラー6とで包囲する包囲部材40が配設されていると共に、該包囲部材40は、カーテンエアバッグ21の展開方向とは反対側の縁部40aがフロントピラー6に固定されて、カーテンエアバッグ21の展開を案内可能なように構成されているから、カーテンエアバッグ21が予定方向に展開することなる。すなわち、カーテンエアバッグ21の展開性が良好なものとなる。なお、包囲部材40は、ルーフサイドレール5に固定してもよいし、フロントピラー6とルーフサイドレール5との両方に固定してもよい。
また、包囲部材40は、展開方向側の縁部40cが、前記カーテンエアバッグ21の展開時におけるフロントピラートリム12の後縁部12aの変形を抑制可能なように、該フロントピラートリム12の後縁部12aに近接して設けられているから、カーテンエアバッグ21の展開時には、フロントピラートリム12の後縁部12aと包囲部材40における展開方向側の縁部40cとを同時に押し広げなくてはならず、その結果、該フロントピラートリム12が、カーテンエアバッグ21の展開の勢いにより例えば図8に一点鎖線で示すように大きく下方へ押し広げられるのが防止されることとなる。すなわち、ピラートリム12における隣接部X部分が破損して、飛散するのが防止されることとなる。
また、本実施の形態においては、前記フロントピラートリム12と前記トップシーリング11との隣接部Xにおいて、フロントピラートリム12がトップシーリング11に車内側から重ね合せられているが、前記包囲部材40に、フロントピラートリム12側に突出し、トップシーリング11とフロントピラートリム12との隣接部Xにおいて該トップシーリング11をフロントピラートリム12に押し付ける第1突出部40dが設けられているから、トップシーリング11とフロントピラートリム12との重ね合わせ部分に隙間が生じることがなく、良好な見栄えが得られることなる。しかも、包囲部材40を利用して本効果を達成することができる。なお、本実施の形態においては、トップシーリング11を車内側に押し付ける第3突出部40f…40fも設けられており、これにより一層前記効果が向上する。
ところで、カーテンエアバッグ21が展開状態を維持するのは短い時間であり、その後の衝撃等により乗員がフロントピラー6とルーフサイドレール5との接合部等の剛性の高い部位に当接する虞があり、これに対する対策が望まれる。
そこで、本実施の形態においては、第1突出部40dを、所定以上の荷重が作用したときに変形するように構成したものであり、これによれば、乗員が側突等により隣接部X付近に当接したときにおける衝撃吸収を行うことができる。
また、これに加えて、包囲部材40には、前記隣接部Xの重ね合わせ部以外の部分においてフロントピラートリム12に近接するように突出し、かつ車内側から所定以上の荷重が作用したときに変形する第2突出部40eが設けられているから、乗員側突等によりが隣接部X付近に当接したときにおける衝撃吸収を前記第1突出部40dとでより良好に行うことができる。
また、フロントピラートリム12に、包囲部材40側に突出し、かつ車内側から所定以上の荷重が作用したときに変形する突出部12b…12bが設けられているから、乗員がフロントピラー6に当接したときにおける衝撃吸収を良好に行うことができる。また、前記隣接部X付近において、前記包囲部材40の第1、第2突出部40d,40eとで一層良好に衝撃吸収を行うことができる。
また、包囲部材40の第1、第2突出部40d,40e、及びフロントピラートリム12の突出部12b…12bは、カーテンエアバッグ21の配設方向に略直交させて設けられたリブ状とされていると共に、突出部12b…12bが複数設けられているから、包囲部材40やフロントピラートリム12の剛性を向上させつつ、前記衝撃吸収性能をさらに一層向上させることができる。
また、包囲部材40は、前記隣接部Xからルーフサイドレール5に沿って後方に所定量延伸していると共に、前記展開方向側の縁部40cは、前記延伸部分40gにおいて、後側ほどルーフサイドレール5から離れるように形成されているから、包囲部材40の存在している部分と、それよりも後方の部分とにおいて、カーテンエアバッグ21の展開性がなだらかに変化することとなり、その結果、包囲部材40のルーフサイドレール5側において、カーテンエアバッグ21の展開に際して引っ掛かりが生じるのが防止されることとなる。
次に、第2の実施の形態について説明する。
この第2の実施の形態においては、図9に示すように、フロントピラートリム12′のクリップ12x′の構造が、第1の実施の形態とは異なっている。なお、それ以外の構造は第1の実施の形態と同様とされている。クリップ12x′は、フロントピラートリム12′からフロントピラー側へ突出して形成されたトリム側係合部12x1′と、フロントピラー6のインナパネル31及びレンフォースメント33に固定されたピラー側係合部材12x2′とで構成され、トリム側係合部12x1′がピラー側係合部材12x2′に挿通されることにより係合されるようになっている。なお、この係止された状態において、トリム側係合部12x1′は、先端側に余長を残した状態となっている。そして、エアバッグ21の展開時に、フロントピラートリム12′にフロントピラー6から離れる方向の力が加わると、トリム側係合部12x1′とピラー側係合部材12x2′との係合が解除され、トリム側係合部12x1′先端の鍵部が12x1″がピラー側係合部材12x2′に当接するまで、フロントピラートリム12′が矢印βで示すようにフロントピラー6から離れる方向に移動可能に構成されている。
この第2の実施の形態によれば、カーテンエアバッグ21の展開時に、前記包囲部材40がフロントピラートリム6′側へ第1の実施形態のように変形すると、該包囲部材40のリブ40eにより(図示していないがリブ40dによっても)、フロントピラートリム12′にフロントピラー6から離れる方向の力が加わり、その結果、該トリム12′が前記矢印βで示すように移動して、フロントピラー6とフロントピラートリム12′の後縁部12a′との間の間隔が拡大される。したがって、フロントピラートリム12′の後縁部12a′の変形量が第1の実施の形態よりも抑制されることとなる。すなわち、フロントピラートリム12′の後縁部12a′の破損を一層良好に抑制することができる。
なお、第1、第2の実施の形態においては、前記フロントピラートリム12と前記トップシーリング11との隣接部Xにおいて、フロントピラートリム12がトップシーリング11に車内側から重ね合せられているが、請求項1の隣接部は、重ね合わせられておらず、縁端が接しているだけの場合も含む。
本発明によれば、カーテンエアバッグを良好に展開させることができ、かつカーテンエアバッグの展開時におけるピラートリムの破損を防止することができる車両の内装材構造を提供することができ、自動車産業に広く利用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る車両の内装材構造が適用された車両の内部の概略側面図である。 カーテンエアバッグの単体側面部である。 図1の矢印A部分の拡大図である。 図3のB−B断面図である。 図3のC−C断面図である。 図3のD−D断面図である。 図3のE矢視図である。 エアバッグ展開状態における図4相当の図である。 第2の実施の形態における図5相当の図である。
符号の説明
1 車両
5 ルーフサイド部
6 フロントピラー部
11 トップシーリング
11a 側縁部
12 フロントピラートリム
12a 後縁部
12b 突出部
21 カーテンエアバッグ
40 包囲部材
40a 縁部(展開方向とは反対側の縁部)
40c 縁部(展開方向側の縁部)
40d 第1突出部
40e 第2突出部
40g 延伸部分
X フロントピラートリムとトップシーリングとの隣接部

Claims (7)

  1. 車体のルーフサイド部からフロントピラー部に沿ってその車内側に折り畳み状態で配設されたカーテンエアバッグと、前記ルーフサイド部に配設されて、前記カーテンエアバッグを覆うトップシーリングと、前記フロントピラー部に配設されて、前記カーテンエアバッグを覆うフロントピラートリムとを有し、該フロントピラートリムの上端部が前記トップシーリングに隣接するように設けられていると共に、前記カーテンエアバッグが、前記トップシーリングの側縁部及び該側縁部に連続するフロントピラートリムの後縁部を押し広げて展開するように構成された車両の内装材構造であって、
    前記フロントピラートリムとトップシーリングとの隣接部に、折り畳み状態のカーテンエアバッグを前記ルーフサイド部及びフロントピラー部とで包囲する包囲部材が配設されていると共に、
    該包囲部材は、前記カーテンエアバッグの展開方向とは反対側の縁部が前記ルーフサイド部とフロントピラー部との少なくとも一方に固定されて、カーテンエアバッグの展開を案内可能なように構成されていると共に、展開方向側の縁部が、前記カーテンエアバッグの展開時におけるフロントピラートリムの後縁部の変形を抑制可能なように、該フロントピラートリムの後縁部に近接して設けられていることを特徴とする車両の内装材構造。
  2. 前記請求項1に記載の車両の内装材構造において、
    前記フロントピラートリムと前記トップシーリングとの隣接部において、フロントピラートリムがトップシーリングに車内側から重ね合せられていると共に、
    前記包囲部材に、フロントピラートリム側に突出し、トップシーリングとフロントピラートリムとの隣接部において該トップシーリングをフロントピラートリムに押し付ける第1突出部が設けられていることを特徴とする車両の内装材構造。
  3. 前記請求項2に記載の車両の内装材構造において、
    前記第1突出部は、所定以上の荷重が作用したときに変形するように構成されていることを特徴とする車両の内装材構造。
  4. 前記請求項3に記載の車両の内装材構造において、
    前記包囲部材に、前記隣接部の重ね合わせ部以外の部分においてフロントピラートリムに近接するように突出し、かつ車内側から所定以上の荷重が作用したときに変形する第2突出部が設けられていることを特徴とする車両の内装材構造。
  5. 前記請求項4に記載の車両の内装材構造において、
    前記フロントピラートリムに、前記包囲部材側に突出し、かつ車内側から所定以上の荷重が作用したときに変形する突出部が設けられていることを特徴とする車両の内装材構造。
  6. 前記請求項5に記載の車両の内装材構造において、
    前記包囲部材の第1、第2突出部、及び前記フロントピラートリムの突出部は、カーテンエアバッグの配設方向に略直交させて設けられたリブ状とされていると共に、少なくともいずれかの突出部が複数設けられていることを特徴とする車両の内装材構造。
  7. 前記請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車両の内装材構造において、
    前記包囲部材は、前記隣接部からルーフサイド部に沿って後方に所定量延伸していると共に、
    前記展開方向側の縁部は、前記延伸部分において、後側ほどルーフサイド部から離れるように形成されていることを特徴とする車両の内装材構造。
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