JP2010137397A - 液体吐出装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体吐出ヘッドからの液体の吐出量が増大した場合でも、液体貯留タンクから液体吐出ヘッドに液体供給を安定して行える液体吐出装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】ノズル92から液滴を吐出する液体吐出ヘッド34と、液体を貯留する液体貯留タンク8と、液体吐出ヘッドと液体貯留タンクとを第1のフィルタ部材135aを介して繋ぐ第1の液体移送管36aと、液体吐出ヘッドと液体貯留タンクとを第2のフィルタ部材135bを介して繋ぐ、第1の移送管とは異なる第2の液体移送管36bと、第1の液体移送管または第2の液体移送管に設けられ、第1の液体移送管及び第2の液体移送管を介して液体吐出ヘッドと液体貯留タンクとの間で液体を循環させる液体循環手段143とを備えた液体吐出装置において、液体貯留タンクから液体吐出ヘッドへの液体供給を、第1の液体移送管と第2の液体移送管との両方から同時に行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、液滴を吐出する液体吐出装置、及び、その液体吐出装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
この種の画像形成装置においては、一般にインク中の異物などが液体吐出ヘッド内へ流入しないようにするため、貯留タンクから液体吐出ヘッドにインクを供給するための供給流路にインク中の異物などを除去するフィルタ部材が設けられている。
また、貯留タンクから液体吐出ヘッドに供給されるインクには気泡が含まれており、その気泡が供給流路に設けられたフィルタ部材を通過せずに、フィルタ部材で留まることがある。このように気泡がフィルタ部材で留まると、インクが通過できるフィルタ部材の実質的な有効面積が小さくなり、貯留タンクから液体吐出ヘッドへのインク供給量が減少してインク供給不良が生じてしまう。
そのため、従来から液体吐出ヘッドに設けられた液滴を吐出するノズルからポンプを用いてインクと共に気泡を吸引してフィルタ部材を通過させ、ノズルから液体吐出ヘッド外部に設けた廃液タンクにインクと共に気泡を排出する気泡排出動作を行う画像形成装置が知られている。ところが、この気泡排出動作によって廃液タンクに排出されたインクは、画像形成のために再利用されておらず、インクが無駄に消費されていた。
特許文献1に記載の画像形成装置が備える液体吐出装置は、インクを貯留する貯留タンクと液体吐出ヘッドとを繋ぐとともに、インクを圧送するインク圧送手段と第1のフィルタ部材とが設けられた供給管と、貯蔵タンクと液体吐出ヘッドとをつなぐとともに第2のフィルタ部材が設けられた戻し管とを有している。この液体吐出装置では、供給管を介して貯留タンクから液体吐出ヘッドに送ったインクを、戻し管を介して液体吐出ヘッドから貯留タンクに送るという循環処理がインク圧送手段によって行えるように構成されている。そして、このような循環処理が行われることで、各フィルタ部材で留まっていた気泡がインクと共に貯留タンクへと排出され、フィルタ部材に気泡が留まり続けて液体吐出ヘッドへのインク供給量が減少してしまうのを抑制することができる。また、この循環処理による気泡排出動作は、液体吐出ヘッドと貯留タンクとの間でインクを循環させて行われるので、気泡排出動作によってインクが無駄に消費されるのを防止することができる。
特許第3054115号公報
印字動作中の特許文献1に記載の画像形成装置では、インク圧送手段によって供給管内の流路が閉ざれており、液体吐出ヘッドのノズルからインクが噴射され液体吐出ヘッドのインクが消費されると、流路が開放されている戻し管を介して貯留タンクから液体吐出ヘッドにインクの供給が行われる。
ここで、昨今の画像形成装置においては、大きな紙面に対する高速印刷の要求が高まっている。そして、大きな紙面に対して高速印刷を行う場合には、液体吐出ヘッドのノズルからのインクの吐出量が増大する。
そのため、液体吐出ヘッドのノズルからのインク吐出量が増大した際に、戻し管を介して貯留タンクから液体吐出ヘッドに供給されるインクの供給量が追いつかなくなる虞がある。このように液体吐出ヘッドへのインクの供給が追いつかないと、液体吐出ヘッドへのインク供給不足に伴う吐出不良が引き起こされ、良好な画像形成を行えないといった問題が生じる。
本発明は以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、液体貯留タンクと液体吐出ヘッドとの間で液体循環が行える装置構成において、液体吐出ヘッドからの液体の吐出量が増大した場合でも、液体貯留タンクから液体吐出ヘッドに液体供給を安定して行うことができる液体吐出装置、及び、その液体吐出装置を備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、ノズルから液滴を吐出する液体吐出ヘッドと、液体を貯留する液体貯留タンクと、該液体吐出ヘッドと該液体貯留タンクとを第1のフィルタ部材を介して繋ぎ、該液体吐出ヘッドと該液体貯留タンクとの間で液体が移送される第1の液体移送管と、該液体吐出ヘッドと該液体貯留タンクとを第2のフィルタ部材を介して繋ぎ、該液体吐出ヘッドと該液体貯留タンクとの間で液体が移送される第2の液体移送管と、該第1の液体移送管または該第2の液体移送管に設けられ、該第1の液体移送管及び該第2の液体移送管を介して該液体吐出ヘッドと該液体貯留タンクとの間で液体を循環させる液体循環手段とを備えた液体吐出装置において、前記液体貯留タンクから前記液体吐出ヘッドへの液体供給を、前記第1の液体移送管と前記第2の液体移送管との両方から同時に行うことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の液体吐出装置において、上記液体貯留タンクから上記液体吐出ヘッドへの液体供給を上記第1の液体移送管と上記第2の液体移送管との両方から同時に行うときには、上記液体循環手段に、これが設けられた該第1の液体移送管または該第2の液体移送管の管内での液体の流動を阻止しない状態をとらせて、上記ノズルから液滴を吐出することで該ノズルに生じる毛細管作用により、上記第1の液体移送管及び上記第2の液体移送管を介して該液体貯留タンクから該液体吐出ヘッドに液体が供給されることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の液体吐出装置において、上記液体循環手段は上記第2の液体移送管に設けられており、該インク送液手段によって該第2の液体移送管内に形成された液体移送路を開放及び密閉できるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の液体吐出装置において、上記液体循環手段は、液体循環手段自身に設けられたコロの停止位置によって上記第2の液体移送管の上記液体移送路を開放及び密閉できるチューブポンプであることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1、2、3または4の液体吐出装置において、上記第2のフィルタ部材の面積が上記第1のフィルタ部材の面積の1/2〜3/4であることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項3、4または5の液体吐出装置において、上記第1の液体移送管と第1のフィルタ部材での圧力損失の和が、上記第2の液体移送管、上記第2のフィルタ部材及び上記液体循環手段での圧力損失の和と等しくなるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の液体吐出装置において、上記液体貯留タンクは該液体貯留タンクの内部を大気に連通するための大気開放手段を有することを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項7の液体吐出装置において、上記大気開放手段は上記液体貯留タンク外側表面に直接成型され、水分蒸発を抑えながら該液体貯留タンク内部と外部とを連通する谷部の迷路型連通流路であることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項7の液体吐出装置において、上記大気開放手段は電磁ソレノイド弁であることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項7の液体吐出装置において、上記大気開放手段は非接触型の強磁性体を用いたマグネット弁であることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の液体吐出装置において、上記液体がインクであることを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、液滴を吐出する液体吐出手段を備え、該液体吐出手段から記録体に向かって液滴を吐出して該記録体上に画像を形成する画像形成装置において、前記液体吐出手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の液体吐出装置を用いることを特徴とするものである。
本発明においては、液体貯留タンクから液体吐出ヘッドへの液体供給を、第1の液体供給管と第2の液体供給管との両方から同時に行うことができる。これにより、液体貯留タンクから液体吐出ヘッドへの液体供給を1つの液体移送管だけを用いて行う場合よりも、液体貯留タンクから液体吐出ヘッドへの液体供給能力を高めることができ、その分、液体吐出ヘッドへのインク供給不足を生じ難くすることができる。
以上、本発明によれば、液体貯留タンクと液体吐出ヘッドとの間で液体循環が行える装置構成において、液体吐出ヘッドからの液体の吐出量が増大した場合でも、液体貯留タンクから液体吐出ヘッドに液体供給を安定して行うことができるという優れた効果がある。
[実施形態1]
以下、本発明のを画像形成装置に適用した一実施形態について添付図面を参照して説明する。
なお、プリンタ、ファクシミリ、複写機、または、これらの複合機の画像形成装置として、例えば記録液の液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッドを含む液体吐出装置を用いて、媒体(以下「用紙」ともいうが材質を限定するものではなく、また、被記録媒体、記録媒体、転写材、記録紙なども同義で使用する。)を搬送しながら、液体としての記録液(以下「インク」ともいう。)を用紙に付着させて画像形成(記録、印刷、印写、印字も同義語で用いる。)を行うものがある。
また、画像形成装置は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味も持たない画像を媒体に付与することも意味する。また、液体とは記録液、インクに限るものではなく、画像形成を行うことができる液体であれば特に限定されるものではない。また、液体吐出装置とは、液体吐出ヘッドから液体を吐出する装置を意味する。
図2は本発明の第1の実施形態に係るインク循環システムを含む画像形成装置の液体吐出装置を前方側から見た斜視説明図である。
この液体吐出装置は、装置本体1と、装置本体1に装着された用紙を装填するための給紙トレイ2と、装置本体1に着脱自在に装着されて画像が記録(形成)された用紙をストックするための排紙トレイ3とを備えている。さらに、装置本体1の前面の一端部側(給排紙トレイ部の側方)には、前面から装置本体1の前方側に突き出し、上面よりも低くなったインクカートリッジを装填するためのカートリッジ装填部4を有し、このカートリッジ装填部4の上面は操作ボタンや表示器などを設ける操作/表示部5としている。
このカートリッジ装填部4には、色の異なる色材であるインク、例えば黒(K)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクをそれぞれ収容した複数のインクカートリッジ10k、10c、10m、10y(色を区別しないときは「インクカートリッジ10」という。)を、装置本体1の前面側から後方側に向って挿入して装填可能とし、このカートリッジ装填部4の前面側には、インクカートリッジ10を着脱するときに開く前カバー(カートリッジカバー)6を開閉可能に設けている。
次に、この液体吐出装置の機構部について図3及び図4を参照して説明する。なお、図3は同機構部の概要を示す側面模式的説明図、図4は同じく要部平面説明図である。左右の側板21A、21Bに横架したガイド部材であるガイドロッド31とステー32とでキャリッジ33を主走査方向に摺動自在に保持し、図示しない主走査モータによってタイミングベルトを介して図4で矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
このキャリッジ33には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための液体吐出ヘッド34a、34b(区別しないときは「液体吐出ヘッド34」という。)を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けて装着している。
液体吐出ヘッド34は、それぞれ2つのノズル列を有し、液体吐出ヘッド34aの一方のノズル列はブラック(K)の液滴を、他方のノズル列はシアン(C)の液滴を、液体吐出ヘッド34bの一方のノズル列はマゼンタ(M)の液滴を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液滴を、それぞれ吐出することが可能であるし、2つのノズルから同色のインク滴を吐出することもできる。
液体吐出ヘッド34を構成するインクジェットヘッドとしては、圧電素子などの圧電アクチュエータ、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ、温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ、静電力を用いる静電アクチュエータなどを、液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
また、キャリッジ33には、キャリッジの主走査動作による圧力変動を抑制するための圧力ダンパ機構35a、35b(区別しないときは「圧力ダンパ機構35」という。)を搭載している。液体吐出ヘッドは各色のインク供給チューブ36aを介して、所定の位置に配置されたサブタンク8k、8c、8m、8y(色を区別しないときは「サブタンク8」という。)に貯蔵されているインクが供給される。サブタンクには、前述したように、カートリッジ装填部4に装着された各色のインクカートリッジ10から各色のインクが補充供給される。なお、このカートリッジ装填部4にはインクカートリッジ10内のインクを送液するための供給ポンプユニット7が設けられている。
一方、給紙トレイ2の用紙積載部(圧板)41上に積載した用紙42を給紙するための給紙部として、用紙積載部41から用紙42を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)43及び給紙コロ43に対向し、摩擦係数の大きな材質からなる分離パッド44を備え、この分離パッド44は給紙コロ43側に付勢されている。
そして、この給紙部から給紙された用紙42を液体吐出ヘッド34の下方側に送り込むために、用紙42を案内するガイド部材45と、カウンタローラ46と、搬送ガイド部材47と、先端加圧コロ49を有する押さえ部材48とを備えるとともに、給送された用紙42を静電吸着して液体吐出ヘッド34に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト51を備えている。
この搬送ベルト51は、無端状ベルトであり、搬送ローラ52とテンションローラ53との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、この搬送ベルト51の表面を帯電させるための帯電手段である帯電ローラ56を備えている。この帯電ローラ56は、搬送ベルト51の表層に接触し、搬送ベルト51の回動に従動して回転するように配置されている。この搬送ベルト51は、図示しない副走査モータによってタイミングを介して搬送ローラ52が回転駆動されることによって図4のベルト搬送方向に周回移動する。
さらに、液体吐出ヘッド34で記録された用紙42を排紙するための排紙部として、搬送ベルト51から用紙42を分離するための分離爪61と、排紙ローラ62及び排紙コロ63とを備え、排紙ローラ62の下方に排紙トレイ3を備えている。
また、装置本体1の背面部には両面ユニット71が着脱自在に装着されている。この両面ユニット71は搬送ベルト51の逆方向回転で戻される用紙42を取り込んで反転させて再度カウンタローラ46と搬送ベルト51との間に給紙する。また、この両面ユニット71の上面は手差しトレイ72としている。
さらに、図4に示すように、キャリッジ33の走査方向一方側の非印字領域には、液体吐出ヘッド34のノズルの状態を維持し、回復するための回復手段を含む維持回復機構81を配置している。
この維持回復機構81には、液体吐出ヘッド34の各ノズル面をキャピングするための各キャップ部材(以下「キャップ」という。)82a、82b、82c、82d(区別しないときは「キャップ82」という。)と、ノズル面をワイピングするためのブレード部材であるワイパーブレード83と、増粘したインクを排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け84などを備えている。
また、図4に示すように、キャリッジ33の走査方向他方側の非印字領域には、記録中などに増粘したインクを排出するために記録に寄与しない液滴を吐出させる空吐出を行うときの液滴を受ける空吐出受け88を配置し、この空吐出受け88には液体吐出ヘッド34のノズル列方向に沿った開口89などを備えている。
このように構成したインク液体吐出装置においては、給紙トレイ2から用紙42が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙42はガイド部材45で案内され、搬送ベルト51とカウンタローラ46との間に挟まれて搬送され、更に先端を搬送ガイド部材47で案内されて先端加圧コロ49で搬送ベルト51に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
このとき、帯電ローラ56に対してプラス出力とマイナス出力とが交互に繰り返すように、つまり交番する電圧が印加され、搬送ベルト51が交番する帯電電圧パターン、すなわち、周回方向である副走査方向に、プラスとマイナスとが所定の幅で帯状に交互に帯電されたものとなる。このプラスとマイナスとが交互に帯電した搬送ベルト51上に用紙42が給送されると、用紙42が搬送ベルト51に吸着され、搬送ベルト51の周回移動によって用紙42が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ33を移動させながら画像信号に応じて液体吐出ヘッド34を駆動することにより、停止している用紙42にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙42を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号又は用紙42の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙42を排紙トレイ3に排紙する。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ33は維持回復機構81側に移動されて、キャップ82で液体吐出ヘッド34がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、キャップ82で液体吐出ヘッド34をキャッピングした状態で図示しない吸引ポンプによってノズルからインクを吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘したインクや気泡を排出する回復動作を行う。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出する空吐出動作を行う。これによって、液体吐出ヘッド34の安定した吐出性能を維持する。
次に、このインク循環システムに係る液体吐出ヘッドの一例に関して図5ないし図7を参照して説明する。なお、図5は同液体吐出ヘッドの外観斜視図、図6は同液体吐出ヘッドの短手方向(図5中のA−A断面)の断面模式図、図7は同液体吐出ヘッドの長手方向(図5中のB−B断面)の断面模式図である。
この液体吐出ヘッド34は、液滴を吐出する複数のノズル92が直線状に並べられて構成される複数のノズル列が形成された、例えばNi電鋳によって作製したノズル板91と、このノズル板91のノズル92が連通する圧力室96及び圧力室96にインクを供給するインク供給路97を形成した流路板94と、例えばNi電鋳によって作製した振動板95とを積層接合している。
流路板94は、例えばSi単結晶基板を異方性エッチングすることによって振動板95側に圧力室96及びインク供給路97を形成する凹部や圧力室96とノズル92を連通する連通管(ノズル連通路)を形成したものである。圧力室96には振動板95に形成した図示しない供給穴を介して共通液室98から液体であるインクが供給される。
また、圧力室96のインクを加圧する圧力を発生するための駆動手段(圧力変換手段、アクチュエータ手段)としての圧電素子100をノズル92の列に対応するようにベース101上に接合配置している。なお、圧電素子100は具体的には2つの圧電素子をノズル92の各々に対応するように櫛歯状に溝加工して形成している。そして、圧電素子100に駆動のためのFPC110を接合した状態で、振動板95に当接するように組み立てている。この圧電素子100の変位により振動板95が変形し、圧力室96内部の圧力上昇により、内部のインクがノズル92より液滴となって吐出される。
振動板95の上記供給穴に対しては共通液室の構造部材でもあるフレーム部材105によって形成した共通液室98からインクが分配供給される。このフレーム部材105は、シリカの粉末を含有する熱硬化性エポキシ樹脂などによって形成している。
このフレーム部材105には、各ノズル列に対応する共通液室98に外部の液体供給手段、例えばインクカートリッジやサブタンクからインクを供給するための液体供給口99が形成されるとともに、圧電素子100及び上記ベースからなる圧電ユニットを収納するための開口部106が形成されている。さらに、フレーム部材105には共通液室98からのインクをサブタンク8への戻すための排出口149も形成されている。また、フレーム部材105のノズル板91側の外周面には、ノズル板91のノズル面周縁部を覆うノズルカバー107を装着している。
そして、このフレーム部材105の液体供給口99の上流側に設けられる図示しないフィルタ部材(後述する図1に示したフィルタ部材135a及びフィルタ部材135bであり、フィルタ部材135aとフィルタ部材135bとを区別しないときは単に「フィルタ部材135」という)を内蔵するフィルタ室136は、フレーム部材105の液体供給口99の少なくとも一部を形成する部分(これを「液体供給口部」という)109をノズル面と平行な方向から拘束するための固定板111を備えている。
この固定板111は、フレーム部材105の液体供給口部109を挿入する貫通穴112を有している。そして、フレーム部材105の液体供給口部109の外側にスペーサ113及びO−リング114を嵌め込んだ状態で、固定板111の貫通穴112内に液体供給口部109を挿入することで、液体供給口部109をノズル面と平行な方向から拘束して固定板111に固定している。なお、O−リング114に代えてその他の弾性部材、或いは封止部材を用いることもできる。
このように、フレーム部材105の液体供給口部109同士は固定板111によってO−リング114を介してノズル面と平行な方向で拘束されているので、フレーム部材105単体では上下に開口し開いた断面形状になっているものの、両側を流路板94と固定板111によって閉じた断面を形成している。
これによって、フレーム部材105の剛性を確保することができ、剛性不足によって滴吐出が不安定になることを防止でき、安定した滴吐出を行うことができる。
次に、本実施形態のインク循環システムを含画像形成装置の動作について図1、図8、図9、図10、図11などを参照して説明する。なお図1はインク循環システムの概略説明図、図8はサブタンクの内部を大気に連通するための大気開放手段の一例である迷路型連通口の説明図、図9はインク送液手段の一例であるチューブポンプの動作説明図、図10はサブタンクにおける気液分離動作の説明図、図11は各動作のフローチャート図、詳しくは、図11(a)が後述する初期充填動作のフローチャート図、図11(b)が後述する通常の回復動作のフローチャート図、図11(c)は後述する気泡排出動作のフローチャート図をそれぞれ示している。なお、図10中の矢印はインクの送液方向を示している。
記録動作時には、上述した図4に示すキャリッジ33が図示しない主走査モータおよびタイミングベルトによって図中の左右に移動されるとともに、各液体吐出ヘッド34から各色のインクがそれぞれ記録される画像に応じて吐出されることにより、用紙42に前記画像が印字されていく。用紙42は1スキャン分の印字が終了されるごとに、図示しない副走査モータ、搬送ローラ52によって図中上から下にシート送りされる。
<1>初期充填動作
インクカートリッジ10内部に貯蔵されたインクはまず供給ポンプユニット7によってサブタンク8に送られる。サブタンク8内部には送液されたインクの液面を検知する複数の電極ピン142、サブタンク8内部を大気に解放するための大気連通口140、大気連通口の外部に設けられサブタンク内の水分蒸発量を抑えるための迷路型大気連通流路141が設けられており、サブタンク内に送られたインクは、サブタンク8内部の空気を大気連通口140、迷路型大気連通流路141を介して外部へと排出しながら供給され、インクの液面が複数の電極ピン142に触れた時点で、供給ポンプユニット7によるインク送液を停止する。この動作によってサブタンク8内のインクを一定量にコントロールすることができる。
図8に示すように迷路型大気連通流路141は、サブタンク8の外側表面中に直接成型された谷部144と、サブタンク8の外側表面に溶着または接着された疎水性フィルム部材145とで形成される。また、疎水性フィルム部材145自体も高いバリア性を有していると共に、大気連通口140の径や、迷路型大気連通流路141の流路径及び流路長などは、水分蒸発をできるだけ抑えるように設計されている。
なお、本実施形態においては、図1中に示すように電極ピン142の本数を2本としているが、これに限定されるものではなく、さらに長さを異ならせた電極ピン142の本数を増やすことで、液面を検知する段階をより細かく制御することができる。
液体吐出ヘッド34へのインク充填は、キャップ82で液体吐出ヘッド34がキャッピングされた状態で、循環ポンプ143を図1中矢印aの方向に送液することで行われる。循環ポンプ143を駆動すると、液体吐出ヘッド34、インク供給チューブ36a及びインク循環チューブ36b内の空気がサブタンク8内へと送られ、この動作によって負圧になった液体吐出ヘッド34、インク供給チューブ36a及びインク循環チューブ36b内がインクで満たされる。つまり、インク供給チューブ36a及びインク循環チューブ36bを介してサブタンク8と液体吐出ヘッド34との間でインクが循環される。また、この動作だけでは液体吐出ヘッド34の圧力室96及びインク供給路97内へはインクが充填されないので、吸引ポンプ85によってノズルからインクを吸引することで圧力室96及びインク供給路97をインクで満たすことができる。吸引ポンプ85にて吸引されたインクは廃液タンク86に収容される。
図10に示すように、この一連の動作でサブタンク8内のインクが減少し、インク液面が電極ピン142よりも低下すると、再び供給ポンプユニット7を駆動させサブタンク8内にインクを補充する。
<2>インク供給
図9(a)、図9(b)、図9(c)、図9(d)に示すように循環ポンプ143は、図9(e)に示す一般のチューブポンプ148と比較してコロ146の数を少なくするとともに、隣り合うコロの間隔を狭くすることで図示しないモータが、ある回転角度範囲のときにコロ146がチューブ147に殆ど接触していない、つまり、インク循環経路を開放する領域(図9(a)の状態)を有している。電源がオフの状態や非印字状態などではコロ146によってインク循環経路が閉鎖された状態になるように、コロ146の位置を図9(b)、図9(c)、図9(d)等に示すようなインク循環経路を閉鎖する位置となるように制御する。一方、印字状態ではインク循環経路が開放された状態になるように、コロ146の位置を図9(a)に示すようなインク循環経路を開放する位置となるように制御する。
また、図1に示すように、液体吐出ヘッド34のノズルの位置とサブタンク8内のインク液面の位置との間に一定範囲の高低差h[mm]が得られるようにコントロールされている。これによって液体吐出ヘッド34のノズルにh[mmAq]の負圧が作用し、ノズルからの液垂れを簡単な構成で抑制することができる。
印字状態の際に、液体吐出ヘッド34からインクが噴射、即ち消費されると、液体吐出ヘッド34内のインク噴射チャンネル及びノズル孔の毛細管作用によりサブタンク8からインク供給チューブ36a及びインク循環チューブ36bを介して液体吐出ヘッド34にインクが供給される。このとき、インクと共にサブタンク8から運ばれてくる異物はフィルタ部材135aやフィルタ部材135bに捕捉されるため、記録動作時に異物によってノズルが詰まることがないので、液体吐出ヘッド34から安定的にインクを吐出させることができる。
一般に、インク供給系は液体吐出ヘッド34の全チャンネルから最大流量で吐出をしてもインク補給が行えるように設計されている。ところが、供給経路中に空気が混入し、インク供給系の中でも流体抵抗の大部分を占めるフィルタ室136に空気が滞在してしまうと、インク供給を妨げ、吐出不良を引き起こす原因となる。
これに対し本実施形態においては、仮にフィルタ室136aに気泡が侵入し、サブタンク8からインク供給チューブ36aを介して液体吐出ヘッド34へのインク供給が阻害されても、サブタンク8からインク循環チューブ36b及びフィルタ室136bを介して液体吐出ヘッド34へのインク供給がなされるので、液体吐出ヘッド34へのインク供給不足に伴う吐出不良を引き起こさずに済む。
また、フィルタ部材135aとフィルタ部材135bとの有効面積を同等にする、フィルタ部材135bの有効面積をフィルタ部材135aの1/2〜3/4に設定する、または、インク供給チューブ36aから液体吐出ヘッド34までの流体抵抗(インク供給チューブ36a、圧力ダンパ機構35a、フィルタ室136aの流体抵抗の和)とインク循環チューブ36bから液体吐出ヘッド34までの流体抵抗(インク循環チューブ36b、圧力ダンパ機構35b、フィルタ室136b、循環ポンプ143の流体抵抗の和)を同等にすることで、サブタンク8からインク供給チューブ36a経由のみでしか液体吐出ヘッド34にインク供給を行えない場合と比較して、流体抵抗を約半分に抑えることができる。
<3>通常の回復動作
液体吐出ヘッド34の圧力室96及びインク供給路97内の気泡や増粘インク除去、及び、前述した初期充填での圧力室96及びインク供給路97へのインク充填動作に行われる通常の回復動作時には、キャリッジ33が、図4に示す維持回復機構81側に移動し、キャップ82で液体吐出ヘッド34がキャッピングされた状態で図1に示した吸引ポンプ85によってノズルからインクを吸引する。インク吸引後、液体吐出ヘッド34のノズル面をワイパーブレード83でワイピングを行い、ノズル面に付着したインクや異物などを拭き取る。
<4>気泡排出動作
前述したように混入した気泡がフィルタ室136に到達したときやそれによって吐出不良を生じたときは、通常の回復動作時と同様にキャリッジ33が、図4に示す維持回復機構81側に移動し、キャップ82で液体吐出ヘッド34をキャッピングする。その後、循環ポンプ143であるチューブポンプを図1中矢印a方向に低速駆動することでフィルタ室136b中の気泡をインクと共にサブタンク8へと導き、サブタンク8内で気泡は自身の浮力によってサブタンク8上部へと蓄積されサブタンク8内で気泡とインクとが気液分離される。サブタンク8上部に蓄積した気泡は、サブタンク8に設けられた大気連通口140と迷路型大気連通流路141とを介して大気中へ放出される。また、図1からわかるように、インク供給チューブ36aはサブタンク8下部に接続されているのでインクを優先的に流すことができ、このような循環動作がなされることで、フィルタ室136b内の気泡を除去することができる。同様にしてフィルタ室136aに気泡が混入した場合には、循環ポンプ143であるチューブポンプを図1中の矢印b方向に逆回転させ、低速駆動することでフィルタ室136a内の気泡を排出することができる。
なお、上述した気泡排出動作によって共通液室98に侵入した気泡も除去することができる。また、これら一連の動作によって無駄に廃棄されるインクはない。気泡排出動作でサブタンク8内のインク液面が電極ピン142よりも低下すると再び、供給ポンプユニット7を駆動させサブタンク8内にインクを補充する。
また、本実施形態では、図を簡単にするためにサブタンク8が一つの色を貯蔵する場合の構造で説明したが、多色の液滴を貯蔵するようにした場合には、複数のサブタンクを一体形成する。
[実施形態2]
本発明の実施形態2のインク循環システムを含む本発明に係る画像形成装置について図12、図13、図14を参照して説明する。なお、図12は、本実施形態に係る画像形成装置の外観斜視説明図であり、図13は同画像形成装置の全体構成を示す概略構成図であり、図14は同画像形成装置の画像形成部及び副走査搬送部の側面説明図である。
本実施形態の画像形成装置は、実施形態1に係る画像形成装置よりも多数の液体吐出ヘッドを用いる、大判の被記録媒体に記録する際に好ましい実施形態である。
この画像形成装置は、装置本体201の内部に、用紙を搬送しながら画像を形成するための画像形成部202及び用紙を搬送するための副走査搬送部203等が設けられている。装置本体201の底部に設けられた給紙カセットを含む給紙部204から1枚ずつ給紙された用紙42を、副走査搬送部203によって画像形成部202に対向する位置で搬送しながら、画像形成部202によって用紙42に液滴を吐出して所要の画像を形成する。その後、片面印刷の場合には排紙搬送部207を通じて装置本体201の上面に形成した排紙トレイ208上に用紙42を排紙する。両面印刷の場合には、排紙搬送部207の途中から装置本体201の底部に備えた両面ユニット210に用紙42を送り込み、スイッチバック搬送を行って、再度、副走査搬送部203に給紙して、用紙42の先程画像が形成された面とは反対側の面に画像を形成し、両面に画像が形成された用紙42を排紙搬送部207によって排紙トレイ208上に排紙する。
また、装置本体201の上部で排紙トレイ208の上方には、装置本体201の画像形成部202で形成する画像データ(印刷データ)の入力系として、画像を読み取るための画像読取部211を備えている。この画像読取部211は、照明光源213とミラー214とを含む走査光学系215と、ミラー216,217を含む走査光学系218とが移動して、コンタクトガラス212上に載置された原稿の画像の読み取りを行い、走査された原稿画像がレンズ219の後方に配置した画像読み取り素子220で画像信号として読み込まれ、読み込まれた画像信号はデジタル化され画像処理され、画像処理した印刷データを印刷することができる。
さらに、この画像形成装置は、画像形成部202で形成する画像データ(印刷データ)の入力系として、外部のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、イメージスキャナなどの画像読取り装置、デジタルカメラなどの撮像装置などのホスト側からの画像データを含む印刷データ等をケーブル或いはネットワークを介して受信可能であり、受信した印刷データを処理して印刷することができる。
副走査搬送部203は、図14にも示すように、装置本体下方から給紙された用紙42を略90度搬送方向を転換させて画像形成部202に対向させて搬送するための、駆動ローラである搬送ローラ232とテンションローラである従動ローラ233間に架け渡した無端状の搬送ベルト231と、この搬送ベルト231の表面を帯電させるために高圧電源から交番電圧である高電圧が印加される帯電手段である帯電ローラ234と、搬送ベルト231を画像形成部202の対向する領域でガイドするガイド部材235と、用紙42を搬送ローラ232に対向する位置で搬送ベルト231に押し付ける2個の押さえコロ(加圧コロ)236と、画像形成部202によって画像が形成された用紙42の上面側を押える2個の拍車ローラ237と、画像が形成された用紙42を搬送ベルト231から分離するための分離爪238とを備えている。
この副走査搬送部203の搬送ベルト231は、副走査モータ331からタイミングベルト332及びタイミングローラ333を介して搬送ローラ232が回転されることで、図14の用紙搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。なお、搬送ベルト231は、例えば、抵抗制御を行っていない純粋な樹脂材、例えばETFEピュア材で形成した用紙吸着面となる表層と、この表層と同材質でカーボンによる抵抗制御を行った裏層(中抵抗層、アース層)との2層構造としているが、これに限るものではなく、1層構造あるいは3層以上の構造でも良い。
さらに、搬送ローラ232の軸232aには高分解能のコードホイール337を取り付け、このコードホイール337に形成した図示しないスリットを検出する透過型のフォトセンサ338を設けて、これらのコードホイール337とフォトセンサ338とによってロータリエンコーダを構成している。
図13に示す給紙部204は、装置本体201の前面側(図13中紙面手前側)から抜き差し可能で、多数枚の用紙42を積載して収納する給紙カセット241と、給紙カセット241内の用紙42を1枚ずつ分離して送り出すための給紙コロ242及びフリクションパッド243と、給紙された用紙42をレジストするレジストローラ244を備えている。また、この給紙部204は、多数枚の用紙42を積載して収容するための手差しトレイ246及び手差しトレイ246から1枚ずつ用紙42を給紙するための手差しコロ247と、装置本体201の下部に設けられた両面ユニット210から給紙される用紙42を搬送するための搬送コロ248を備えている。給紙コロ242、レジストローラ244、手差しコロ247、搬送コロ248などの副走査搬送部203へ用紙42を給送するための部材は図示しない電磁クラッチを介してHB型ステッピングモータからなる給紙モータ(駆動手段)249によって回転駆動される。
排紙搬送部207は、副走査搬送部203の分離爪238で分離された用紙42を搬送する3個の搬送ローラ271a,271b.271c(区別しないときは「搬送ローラ271」という)及びこれにそれぞれ対向する拍車272a,272b,272c(区別しないときは「拍車272」という)と、搬送ローラ271と拍車272との間に挟まれて搬送される用紙42をガイドする下ガイド部273及び上ガイド部274と、下ガイド部273及び上ガイド部274の間から送り出される用紙42を、第1の搬送経路である反転排紙経路281を通じて反転してフェイスダウンで排紙トレイ208へ送り出すための反転ローラ対277及び反転排紙ローラ対278とを備えている。なお、下ガイド部273及び上ガイド部274の間で用紙42を搬送する搬送路を搬送路270といい、この搬送路270の距離を画像が形成された用紙42を反転排紙しても画像の擦れなどが生じない程度に乾燥するための時間を確保できる長さにしている。
なお、搬送路270の出口側には、排紙トレイ208に反転排紙するための反転排紙経路281、後述するストレート排紙トレイ381に排紙するための排紙経路282及び両面ユニット210に送る排紙経路(両面排紙経路)のいずれかの搬送経路に切り替えるための分岐機構250を設けている。
そして、装置本体201の側面にはこの分岐機構250で分岐された用紙42を両面ユニット210に送り込むために下方に搬送する垂直両面搬送路283を設けている。この垂直両面搬送路283には、送り込まれた用紙42を下方に搬送する入口ローラ対291及び出口ローラ対292が備えられている。また、この垂直両面搬送路283を形成するために装置本体201の側部にはガイド板284を設けている。
両面ユニット210は、垂直両面搬送路283から送り込まれた用紙42を水平方向に搬送する水平取り込み搬送路290a及びスイッチバック搬送路290bを有している。水平取り込み搬送路290aには5つの両面搬送ローラ対293を備え、スイッチバック搬送路290bには取り込み搬送路290aから送られる用紙42を反転して再給紙するためのリバースローラからなる両面出口ローラ294及び3個の両面搬送ローラ対295を備えている。
また、取り込み搬送路290aからスイッチバック搬送路290bへの用紙42の搬送経路とスイッチバック搬送路290bから搬送コロ248への再給紙のための搬送経路とを切り替える図示しない分岐板を揺動可能に設けている。この分岐板は、スイッチバック側位置と再給紙側位置との間で揺動可能である。
この両面ユニット210から送り出された用紙42は、前述した搬送コロ248に送り込まれてレジストローラ244に送られる。
そして、上述した給紙部204の給紙カセット241、手差しトレイ246、両面ユニット210から給紙された用紙42がレジストローラ244で搬送されるとき、副走査搬送部203の搬送ローラ232及び押さえコロ236間とレジストローラ244との間で、用紙42にループ(弛み)を形成して用紙42に対するバックテンションなどを防止するため、図13に示すように、開閉ガイド板310を揺動可能に設けている。
この開閉ガイド板310は、レジストローラ244から用紙42を副走査搬送部203に送り出すときには、図示の状態から矢示方向に揺動して用紙42を案内し、用紙42が副走査搬送部203の達したタイミングで図示の状態に復帰してループを形成可能な状態にする。
さらに、この画像形成装置においては、1枚手差し給紙を行なうために、図13にも示すように、装置本体201の一側部側に、1枚手差し給紙トレイ341を装置本体201に対して開閉可能(開倒可能)に設け、1枚手差しを行なうときには1枚手差し給紙トレイ341を仮想線図示の位置に開倒する。この1枚手差し給紙トレイ341からの手差し給紙される用紙42は、開閉ガイド板310の上面でガイドされてそのまま副走査搬送部203の搬送ローラ232と押さえコロ236との間に直線的に差し込むことができる。
一方、画像形成が行われた用紙42をフェイスアップでストレートに排紙するため、装置本体201の他側部側にストレート排紙トレイ381を開閉可能(開倒可能)に設けている。このストレート排紙トレイ381を開く(開倒)ことで、排紙搬送部207の下ガイド部273及び上ガイド部274から送り出される用紙42を直線的にストレート排紙トレイ381に排紙するための第2の排紙経路であるストレート排紙経路350が形成される。
これにより、例えばOHP、厚手の用紙など曲線搬送が難しい用紙を使用するときには1枚手差し給紙トレイ341から1枚手差し給紙を行いストレート排紙トレイ381まで直線的に用紙42を搬送することができるようになる。勿論、普通紙などの通常の用紙であっても1枚手差し給紙トレイ341から給紙し、ストレート排紙トレイ381に直線的に排紙することはできる。
この画像形成装置における画像形成動作について簡単に説明すると、図示しないACバイアス供給部から帯電ローラ234に交番電圧である正負極の矩形波の高電圧を印加することによって、帯電ローラ234は搬送ベルト231の絶縁層(表層)に当接しているので、搬送ベルト231の表層には、正と負の電荷が搬送ベルト231の搬送方向に対して交互に帯状に印加され、搬送ベルト231上に所定の帯電幅で帯電が行われて不平等電界が生成される。
そして、給紙部204、手差し給紙部206、両面ユニット210、または、1枚手差し給紙トレイ341などから用紙42が、給紙されて搬送ローラ232と押さえコロ236との間の、正負極の電荷が形成されることによって不平等電界が発生している搬送ベルト231上へと送り込まれると、用紙42は電界の向きにならって瞬時に分極し、静電吸着力で搬送ベルト231上に吸着され、搬送ベルト231の移動に伴って搬送される。
そして、この搬送ベルト231で用紙42を間歇的に搬送しながら、用紙42上に印刷データに応じて画像形成部202に設けられた図15に示す液体吐出ヘッド34から記録液の液滴を吐出して画像を形成(印刷)し、画像形成が行なわれた用紙42の先端側を分離爪238で搬送ベルト231から分離して排紙搬送部207によって、適宜、排紙トレイ208またはストレート排紙トレイ381に排紙し、あるいは、両面ユニット210に送り込んで他面に画像の形成を行なった後、排紙する。
この画像形成装置は、画像形成部202及び副走査搬送部203をユニット化してエンジンユニット(エンジン部)223とし、装置本体201内に、エンジンユニット223、給紙部204、排紙搬送部207などを備え、この装置本体201上に画像読取部211を配置して、装置本体201の上部に用紙を排出する排紙トレイ208を設け、排紙トレイ208の上方であって装置本体201の前側には、装置本体201及び画像読取部211などに所定の指示を与え、所要の情報を表示するための操作部(オペレーションパネル、操作パネル)401を、チルト方式として装置本体201上の前側に揺動可能に備え、フロント操作方式としている。
ここで、この装置本体201においては、エンジンユニット223を装置本体201の右側(逆からみれば左側になる。)に配置し、このエンジンユニット223で画像が形成された用紙42を直線的に搬送する搬送路270を有する排紙搬送部207をエンジンユニット223の側方に配置し、更に、この排紙搬送部207の下方に、記録液カートリッジであるインクカートリッジ10を着脱自在に装着するカートリッジ装着部30を配置している。
また、装置本体201の前面側には、画像形成部202及び副走査搬送部203をユニット化したエンジンユニット223を装置本体201に対して着脱自在に装着するために開閉可能な右前カバー351と、カートリッジ装着部230に対してインクカートリッジ10を交換するために開閉可能な左前カバー352とを備えている。
なお、図13には、インクカートリッジ10及びサブタンク8を5個設けた構成で示しているが、これらの数は5個に限るものではない。
次に、本実施形態のインク循環システムを含む画像形成装置の動作について図15のインク循環システムの概略説明図を参照して説明する。
記録動作時には、図14に示すキャリッジ33が図示しない主走査モータおよびタイミングベルトによって搬送ベルト231上方へ移動する。なお、本実施形態で使用する液体吐出ヘッドユニット37は実施形態1と構成が同じであり、長手方向の長さが用紙42の幅方向の長さ以上である長尺ヘッド、もしくは、図16に示すように、実施形態1と同一な液体吐出ヘッド34を複数個を直列に配置した(並列または千鳥配置でも可能)ヘッドユニットである。記録中においては、キャリッジ33は静止しており液体吐出ヘッドユニット37の真下を用紙42が通過する際に各液体吐出ヘッド34から各色のインクがそれぞれ記録される画像に応じて吐出される。これにより、用紙42に前記画像が印字されていく。また、記録中にキャリッジ33が静止しているため、実施形態1では必須構成要素であった圧力ダンパ機構(本実施形態においては圧力ダンパ機構35a及び圧力ダンパ機構35b)を本実施形態の液体吐出ヘッドユニット37では省略することもできる。
印字終了後は再びキャリッジ33は、図示しない主走査モータおよびタイミングベルトによってホームポジションである、実施形態1と同構成の図示しない維持回復機構の真上に移動し、液体吐出ヘッド34の各ノズル面を図15に示すキャップ82によってキャピングした状態で待機する。
なお、図16中では、液体吐出ヘッド34を2個直列配置した構成を示したが、液体吐出ヘッド34の数や配置の仕方などはこれに限るものではない。
<1>初期充填動作
図15に示すように、サブタンク8より高さHだけ上方に配置されたインクカートリッジ10内部に貯蔵されたインクは、インクカートリッジ10とサブタンク8との間のチューブに設けられた開閉弁150aが開放されると、インクの自重によってサブタンク8に送られる。サブタンク8内部には、送液されたインクの液面を検知する複数の電極ピン102や、サブタンク8内部を大気に解放するための開閉弁150b(この状態では開放)などが設けられており、インクカートリッジ10からサブタンク8内に送られたインクは、サブタンク8内部の空気を開閉弁150bを介して外部へと排出しながら供給され、インクの液面が複数の電極ピン102に触れた時点で、開閉弁150aを閉鎖する。この動作によってサブタンク8内のインクを一定量にコントロールすることができる。
液体吐出ヘッドユニット37へのインク充填は、開閉弁150a及び開閉弁150bの両方が閉じた状態、そして、キャップ82で液体吐出ヘッド34がキャッピングされた状態で、実施形態1で用いたものと同様のチューブポンプである循環ポンプ143によってインクを図15中矢印aの方向に送液することで行われる。循環ポンプ143を駆動すると、液体吐出ヘッド34、インク供給チューブ36a及びインク循環チューブ36b内の空気がサブタンク8内へと送られ、この動作によって負圧になった液体吐出ヘッド34、インク供給チューブ36a及びインク循環チューブ36b内がインクで満たされる。つまり、インク供給チューブ36a及びインク循環チューブ36bを介してサブタンク8と液体吐出ヘッド34との間でインクが循環される。この動作だけでは液体吐出ヘッド34の圧力室96及びインク供給路97内へはインクが充填されないので、吸引ポンプ85によってノズルからインクを吸引することで個別液体室はインクで満たされる。そして、吸引ポンプにて吸引されたインクは廃液タンク86に収容される。また、この一連の動作でサブタンク8内のインクが減少し、インク液面が電極ピン102よりも低下すると、再び開閉弁150aを開放してサブタンク8内にインクを補充する。
なお、実施形態1のように、サブタンク8内の大気開放手段としては大気連通口と迷路型大気連通流路とで構成することも可能であるが、本実施形態においては実施形態1よりも高い信頼性が求められる場合が多いので、開閉弁150bを用い、待機時には開閉弁150bを閉鎖することでサブタンク8を密閉し、サブタンク8内のインクが蒸発し増粘することを防止している。開閉弁150aや開閉弁150bなどは電磁ソレノイド弁やマグネット弁、その他の開閉弁を選択し、使用することが可能である。例えば、開閉弁150bに電磁ソレノイド弁を用いると、サブタンク8内を大気に開放及び閉鎖するタイミングを制御できると共に、サブタンクが複数の場合は各サブタンクを個別に制御することとができる。また、開閉弁150bにマグネット弁を用いると、サブタンク8内を大気に開放及び閉鎖するタイミングを制御できると共に、サブタンクが複数の場合は一つの駆動源で複数のサブタンクを同時に制御することができる。
また、液体吐出ヘッドユニット37は長尺ヘッド、もしくは、液体吐出ヘッド34を複数個を直列、並列、又は千鳥配置したヘッドユニットであり、実施形態1に比べるとインク循環処理を行うためにより大きなポンプ流量が必要になる。実施形態1のように、サブタンク8内の大気開放手段を大気連通口と迷路型大気連通流路とで構成した場合、大きなポンプ流量でインク循環を行うと、サブタンク8へ流入したインクが勢い余って大気連通口から外部に漏れてしまう危険もある。そのため、本実施形態のように上記大気開放手段として開閉弁150bを採用し、開閉弁150bを閉鎖した状態で循環処理を行う方が良いと言える。
さらに、本実施形態ではインクカートリッジ10からサブタンク8へのインク供給を、画像形成装置内におけるインクカートリッジ10の設置位置とサブタンク8の設置位置との高低差を利用することで実現したが、このような高低差を設けるほど画像形成装置内の高さ方向のレイアウトに余裕が無い場合などには、実施形態1と同様にインクカートリッジ10とサブタンク8との間に供給ポンプユニットを配置し、供給ポンプユニットによってインクカートリッジ10からサブタンク8へのインク供給を行うようにすれば、画像形成装置内におけるサブタンク8及びインクカートリッジ10の配置に制限を無くすことができる。
<2>インク供給
図15に示すように、液体吐出ヘッドユニット37のノズルの位置とサブタンク8内のインク液面の位置との間に一定範囲の高低差h[mm]が得られるようにコントロールされている。これによって液体吐出ヘッドユニット37のノズルにh[mmAq]の負圧が作用し、ノズルからの液垂れを簡単な構成で抑制することができる。
印字状態の際に、液体吐出ヘッドユニット37からインクが噴射、即ち消費されると、液体吐出ヘッドユニット37内のインク噴射チャンネル及びノズル孔の毛細管作用によりサブタンク8からインク供給チューブ36a及びインク循環チューブ36bを介して液体吐出ヘッドユニット37にインクが供給される。なお、循環ポンプ143は図9(a)に示す状態となっている。また、このとき、インクと共にサブタンク8から運ばれてくる異物はフィルタ部材135aやフィルタ部材135bに捕捉されるため、記録動作時に異物によってノズルが詰まることがないので、液体吐出ヘッドユニット37から安定的にインクを吐出させることができる。
一般に、インク供給系は液体吐出ヘッドユニット37のノズルの全チャンネルから最大流量で吐出をしてもインク補給が行えるように設計されている。ところが、供給経路中に空気が混入し、インク供給系の中でも流体抵抗の大部分を占めるフィルタ室136に空気が滞在してしまうと、インク供給を妨げ、吐出不良を引き起こす原因となる。
これに対し本実施形態においては、仮にフィルタ室136aに気泡が侵入し、サブタンク8からインク供給チューブ36aを介して液体吐出ヘッドユニット37へのインク供給が阻害されても、サブタンク8からインク循環チューブ36b及びフィルタ室136bを介して液体吐出ヘッドユニット37へのインク供給がなされるので、液体吐出ヘッドユニット37へのインク供給不足に伴う吐出不良を引き起こさずに済む。
また、フィルタ部材135aとフィルタ部材135bとの有効面積を同等にする、または、インク供給チューブ36aから液体吐出ヘッドユニット37までの流体抵抗(インク供給チューブ36a、フィルタ室136aの流体抵抗の和)とインク循環チューブ36bから液体吐出ヘッドユニット37までの流体抵抗(インク循環チューブ36b、フィルタ室136b、循環ポンプ143の流体抵抗の和)を同等にすることで、サブタンク8からインク供給チューブ36a経由のみでしか液体吐出ヘッドユニット37にインク供給を行えない場合と比較して、流体抵抗を約半分に抑えることができる。
なお、印字はサブタンク8の開閉弁150bを開放した状態で行う。また、図を簡単にするために、図15中では液体吐出ヘッドユニット37を1個の構成で示しているが、これらの数または配置はこれに限るものではなく、これらの数が複数個になった場合にはインク供給チューブ36a、インク循環チューブ36b及びその他必要構成要素の数が増えることは容易に想像できるものである。
<3>通常の回復動作
液体吐出ヘッドユニット37の個別液室内の気泡や増粘インク除去、及び、前述した初期充填での圧力室96及びインク供給路97へのインク充填動作に行われる通常の回復動作時には、キャリッジ33が上記維持回復機構側に移動し、キャップ82で液体吐出ヘッドユニット37のノズルがキャッピングされた状態で図15に示した吸引ポンプ85によってノズルからインクを吸引する。インク吸引後、液体吐出ヘッドユニット37のノズル面を上記維持回復機構に設けられたワイパーブレードでワイピングを行い、ノズル面に付着したインクや異物などを拭き取る。
ここで、液体吐出ヘッドユニット37に長尺ヘッドを用いる場合には、圧力室96及びインク供給路97内の気泡や増粘インク除去、及び、前述した初期充填での圧力室96及びインク供給路97へのインク充填動作時に行われるノズル吸引で、長尺ヘッドの両端のノズルから充分な吸引を行えない場合がある。このときは、液体吐出ヘッドユニット37のノズルがキャップ82によってキャッピングされていない状態で開閉弁150bを閉鎖し、循環ポンプ143によって、まず図15中の矢印aの方向にインクを送液する。この動作によって、液体吐出ヘッドユニット37内のインクなどが加圧され、図15中のノズルの約右半分から気泡がインクと共に排出される。その後、循環ポンプ143によって図15中の矢印bの方向にインクを送液することで今度はノズルの約左半分から気泡及びインクを排出することができる。これにより、長尺ヘッドを用いた液体吐出ヘッドユニット37の気泡排出及びインク充填が完了する。
<4>気泡排出動作
前述したように混入した気泡がフィルタ室136に到達したときやそれによって吐出不良を生じたときは、通常の回復動作時と同様にキャリッジ33が、上記維持回復機構側に移動し、キャップ82で液体吐出ヘッドユニット37のノズルをキャッピングする。その後、チューブポンプである循環ポンプ143を図15中矢印a方向に低速駆動することでフィルタ室136b中の気泡をインクと共にサブタンク8へと導き、サブタンク8内で気泡は自身の浮力によってサブタンク8上部へと蓄積され、サブタンク8内で気泡とインクとが気液分離される。サブタンク8上部に蓄積した気泡は、サブタンク8に設けられ開放された開閉弁150bを介して大気中へ放出される。また、図15からわかるように、インク供給チューブ36aの先端がサブタンク8下部まで伸びているのでインクを優先的に流すことができ、このような循環動作がなされることで、フィルタ室136b内の気泡を除去することができる。同様にしてフィルタ室136aに気泡が混入した場合には、循環ポンプ143を図15中の矢印b方向に逆回転させ、低速駆動することでフィルタ室136a内の気泡を排出することができる。
なお、上述した気泡排出動作によって共通液室98に侵入した気泡も除去することができる。また、これら一連の動作によって無駄に廃棄されるインクはない。
また、気泡排出動作でサブタンク8内のインク液面が電極ピン102よりも低下すると、再び、開閉弁150aと開閉弁150bとが開放されてサブタンク8内にインクが補充される。
このように、本実施形態に係る画像形成装置においては、上述したようなインク循環システムを備えているので、液体吐出ヘッドユニット37の吐出流量が増大した時や、インク供給経路内に気泡が侵入したときでも、インク供給不足を生じることなく高速で、高画質画像を安定して形成することができる。また、混入気泡が蓄積した時でも、インクを消費することなく気泡排出することができる。
以上、本実施形態によれば、ノズル92から液滴を吐出する液体吐出ヘッド34と、液体を貯留する液体貯留タンクであるサブタンク8と、液体吐出ヘッド34とサブタンク8とを第1のフィルタ部材であるフィルタ135aを介して繋ぎ、液体吐出ヘッド34とサブタンク8との間で液体が移送される第1の液体移送管であるインク供給チューブ36aと、液体吐出ヘッド34とサブタンク8とを第2のフィルタ部材であるフィルタ135bを介して繋ぎ、液体吐出ヘッド34とサブタンク8との間で液体が移送される、インク供給チューブ36aとは異なる第2の液体移送管であるインク循環チューブ36bと、インク供給チューブ36aまたはインク循環チューブ36bに設けられ、インク供給チューブ36a及びインク循環チューブ36bを介して液体吐出ヘッド34とサブタンク8との間で液体を循環させる液体循環手段である循環ポンプ143とを備えた液体吐出装置において、サブタンク8から液体吐出ヘッド34への液体供給を、インク供給チューブ36aとインク循環チューブ36bとの両方から同時に行える。このように、本実施形態においては、液体供給機構によってサブタンク8から液体吐出ヘッド34への液体供給を、インク供給チューブ36aとインク循環チューブ36bとの両方から同時に行うことができる。これにより、サブタンク8から液体吐出ヘッド34への液体供給を1つの液体移送管だけを用いて行う場合よりも、液体吐出ヘッド34への液体供給能力を高めることができ、その分、液体吐出ヘッド34への液体供給を安定に行うことができる。したがって、サブタンク8と液体吐出ヘッド34との間で液体循環が行える装置構成において、液体吐出ヘッド34からの液体の吐出量が増大した場合でも、サブタンク8から液体吐出ヘッド34に液体供給を安定して行うことができる。また、液体吐出ヘッド34が長尺化したときや液体吐出ヘッド34の個数が増加したときでも、構成を大幅に変更することなく、サブタンク8から液体吐出ヘッド34へインク供給を安定的に行うことができる。
また、本実施形態によれば、サブタンク8から液体吐出ヘッド34への液体供給をインク供給チューブ36aとインク循環チューブ36bとの両方から同時に行うときには、循環ポンプ143に、循環ポンプ143が設けられたインク供給チューブ36aまたはインク循環チューブ36bのチューブ内での液体の流動を阻止しない状態をとらせて、ノズル92から液滴を吐出することでノズル92に生じる毛細管作用により、インク供給チューブ36a及びインク循環チューブ36bを介してサブタンク8から液体吐出ヘッド34に液体が供給される。これにより、簡単な構成でサブタンク8から液体吐出ヘッド34に液体供給を安定して行うことができる。
また、本実施形態によれば、循環ポンプ143はインク循環チューブ36bに設けられており、循環ポンプ143によってインク循環チューブ36b内に形成された液体移送路を開放及び密閉できるように構成したことで、インク循環チューブ36bに別途バルブを設けることなく流路の開閉ができるとともに、インク送液も行うことができ、低コスト化などを図ることができる。
また、本実施形態によれば、循環ポンプ143は、循環ポンプ143自身に設けられたコロ146の停止位置によってインク循環チューブ36bの上記液体移送路を開放及び密閉できるチューブポンプである。これにより、簡単な構成でポンプを作成することができる。
また、本実施形態によれば、フィルタ部材135bの面積がフィルタ部材135aの面積の1/2〜3/4である。これにより、流体抵抗の比より、インク循環チューブ36bよりもインク供給チューブ36aを介してのインク供給を優先的に行うことができる。
また、本実施形態によれば、インク供給チューブ136aとフィルタ部材135aでの圧力損失の和が、インク循環チューブ136b、フィルタ部材135b及び循環ポンプ143での圧力損失の和と等しくなるように構成したことで、フィルタ室136における流体抵抗を約半分に抑えることができる。
また、本実施形態によれば、サブタンク8はサブタンク8の内部を大気に連通するための大気開放手段を有する。これにより、サブタンク8にて気液分離を行うことができる。
また、本実施形態によれば、上記大気開放手段はサブタンク8の外側表面に直接成型され、水分蒸発を抑えながらサブタンク内部と外部とを連通する谷部の迷路型連通流路であることで、より安価な構成でサブタンク8を大気に開放することができ、サブタンク8内のインクの水分蒸発を抑制することができる。
また、本実施形態によれば、上記大気開放手段が電磁ソレノイド弁であることで、サブタンク8内を大気に開放・閉鎖するタイミングを制御できると共に、サブタンク8が複数の場合は各サブタンクを個別に制御することができる。
また、本実施形態によれば、上記大気開放手段は非接触型の強磁性体を用いたマグネット弁であることで、サブタンク8内を大気に開放・閉鎖するタイミングを制御できると共に、サブタンク8が複数の場合は一つの駆動源で、複数のサブタンクを同時に制御することができる。
また、本実施形態によれば、液滴を吐出する液体吐出手段を備え、液体吐出手段から記録体である用紙に向かって液滴を吐出して用紙上に画像を形成する画像形成装置において、液体吐出手段として、本発明の液体吐出装置を用いることで、液体吐出ヘッド34へのインク供給不足に伴う吐出不良が引き起こされることなく、良好な画像形成を行うことができる。
なお、本発明に係る画像形成装置は、プリンタ単機能構成のものに限らず、プリンタ機能、ファクシミリ機能及び複写機能などの複合機能を有する画像形成装置であっても良い。また、液体容器もこれらの画像形成装置に適用するものであっても良い。また、液体容器の構成も上記実施形態に限定されるものではない。
インク循環システムの概略説明図。 実施形態1に係る画像形成装置の斜視説明図。 液体吐出装置の機構部の概要を示す側面模式的説明図。 液体吐出装置の機構部の要部平面説明図。 液体吐出ヘッドの外観斜視図。 液体吐出ヘッドの短手方向(図5中のA−A断面)の断面模式図。 液体吐出ヘッドの長手方向(図5中のB−B断面)の断面模式図。 サブタンクの内部を大気に連通するための大気開放手段の一例である迷路型連通口の説明図。 インク送液手段の一例であるチューブポンプの動作説明図。 サブタンクにおける気液分離動作の説明図。 (a)初期充填動作のフローチャート図。(b)通常の回復動作のフローチャート図。(c)気泡排出動作のフローチャート図。 実施形態2に係る画像形成装置の外観斜視説明図。 同画像形成装置の全体構成を示す概略構成図。 同画像形成装置の画像形成部及び副走査搬送部の側面説明図。 インク循環システムの概略説明図。 液体吐出ヘッドを複数個を直列に配置したヘッドユニットの一例を示した模式図。
符号の説明
1 装置本体
2 給紙トレイ
3 排紙トレイ
4 カートリッジ装填部
5 表示部
7 供給ポンプユニット
8 サブタンク
10 インクカートリッジ
21A 側板
21B 側板
30 カートリッジ装着部
31 ガイドロッド
32 ステー
33 キャリッジ
34 液体吐出ヘッド
34a 液体吐出ヘッド
34b 液体吐出ヘッド
35 圧力ダンパ機構
35a 圧力ダンパ機構
35b 圧力ダンパ機構
36a インク供給チューブ
36b インク循環チューブ
37 液体吐出ヘッドユニット
41 用紙積載部
42 用紙
43 給紙コロ
44 分離パッド
45 ガイド部材
46 カウンタローラ
47 搬送ガイド部材
48 押さえ部材
49 先端加圧コロ
51 搬送ベルト
52 搬送ローラ
53 テンションローラ
56 帯電ローラ
61 分離爪
62 排紙ローラ
63 排紙コロ
71 両面ユニット
72 トレイ
81 維持回復機構
82 キャップ
83 ワイパーブレード
85 吸引ポンプ
86 廃液タンク
89 開口
91 ノズル板
92 ノズル
94 流路板
95 振動板
96 圧力室
97 インク供給路
98 共通液室
99 液体供給口
100 圧電素子
101 ベース
102 電極ピン
105 フレーム部材
106 開口部
107 ノズルカバー
109 液体供給口部
111 固定板
112 貫通穴
113 スペーサ
114 リング
135 フィルタ部材
135a フィルタ部材
135b フィルタ部材
136 フィルタ室
136a フィルタ室
136b フィルタ室
140 大気連通口
141 迷路型大気連通流路
142 電極ピン
143 循環ポンプ
144 谷部
145 疎水性フィルム部材
146 コロ
147 チューブ
148 チューブポンプ
149 排出口
150a 開閉弁
150b 開閉弁
201 装置本体
202 画像形成部
203 副走査搬送部
204 給紙部
206 手差し給紙部
207 排紙搬送部
208 排紙トレイ
210 両面ユニット
211 画像読取部
212 コンタクトガラス
213 照明光源
214 ミラー
215 走査光学系
216 ミラー
217 ミラー
218 走査光学系
219 レンズ
220 素子
223 エンジンユニット
230 カートリッジ装着部
231 搬送ベルト
232 搬送ローラ
232a 軸
233 従動ローラ
234 帯電ローラ
235 ガイド部材
236 押さえコロ
237 拍車ローラ
238 分離爪
241 給紙カセット
242 給紙コロ
243 フリクションパッド
244 レジストローラ
246 手差しトレイ
247 手差しコロ
248 搬送コロ
250 分岐機構
270 搬送路
271 搬送ローラ
272 拍車
273 下ガイド部
274 上ガイド部
277 反転ローラ対
278 反転排紙ローラ対
281 反転排紙経路
282 排紙経路
283 垂直両面搬送路
284 ガイド板
290a 搬送路
290b スイッチバック搬送路
291 入口ローラ対
292 出口ローラ対
293 両面搬送ローラ対
294 両面出口ローラ
295 両面搬送ローラ対
310 開閉ガイド板
331 副走査モータ
332 タイミングベルト
333 タイミングローラ
337 コードホイール
338 フォトセンサ
341 給紙トレイ
350 ストレート排紙経路
351 右前カバー
352 左前カバー
381 ストレート排紙トレイ

Claims (12)

  1. ノズルから液滴を吐出する液体吐出ヘッドと、
    液体を貯留する液体貯留タンクと、
    該液体吐出ヘッドと該液体貯留タンクとを第1のフィルタ部材を介して繋ぎ、該液体吐出ヘッドと該液体貯留タンクとの間で液体が移送される第1の液体移送管と、
    該液体吐出ヘッドと該液体貯留タンクとを第2のフィルタ部材を介して繋ぎ、該液体吐出ヘッドと該液体貯留タンクとの間で液体が移送される第2の液体移送管と、
    該第1の液体移送管または該第2の液体移送管に設けられ、該第1の液体移送管及び該第2の液体移送管を介して該液体吐出ヘッドと該液体貯留タンクとの間で液体を循環させる液体循環手段とを備えた液体吐出装置において、
    前記液体貯留タンクから前記液体吐出ヘッドへの液体供給を、前記第1の液体移送管と前記第2の液体移送管との両方から同時に行うことを特徴とする液体吐出装置。
  2. 請求項1の液体吐出装置において、
    上記液体貯留タンクから上記液体吐出ヘッドへの液体供給を上記第1の液体移送管と上記第2の液体移送管との両方から同時に行うときには、上記液体循環手段に、これが設けられた該第1の液体移送管または該第2の液体移送管の管内での液体の流動を阻止しない状態をとらせて、上記ノズルから液滴を吐出することで該ノズルに生じる毛細管作用により、上記第1の液体移送管及び上記第2の液体移送管を介して該液体貯留タンクから該液体吐出ヘッドに液体が供給されることを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項1または2の液体吐出装置において、
    上記液体循環手段は上記第2の液体移送管に設けられており、該インク送液手段によって該第2の液体移送管内に形成された液体移送路を開放及び密閉できるように構成したことを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項3の液体吐出装置において、
    上記液体循環手段は、液体循環手段自身に設けられたコロの停止位置によって上記第2の液体移送管の上記液体移送路を開放及び密閉できるチューブポンプであることを特徴とする液体吐出装置。
  5. 請求項1、2、3または4の液体吐出装置において、
    上記第2のフィルタ部材の面積が上記第1のフィルタ部材の面積の1/2〜3/4であることを特徴とする液体吐出装置。
  6. 請求項3、4または5の液体吐出装置において、
    上記第1の液体移送管と第1のフィルタ部材での圧力損失の和が、上記第2の液体移送管、上記第2のフィルタ部材及び上記液体循環手段での圧力損失の和と等しくなるように構成したことを特徴とする液体吐出装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6の液体吐出装置において、
    上記液体貯留タンクは該液体貯留タンクの内部を大気に連通するための大気開放手段を有することを特徴とする液体吐出装置。
  8. 請求項7の液体吐出装置において、
    上記大気開放手段は上記液体貯留タンク外側表面に直接成型され、水分蒸発を抑えながら該液体貯留タンク内部と外部とを連通する谷部の迷路型連通流路であることを特徴とする液体吐出装置。
  9. 請求項7の液体吐出装置において、
    上記大気開放手段は電磁ソレノイド弁であることを特徴とする液体吐出装置。
  10. 請求項7の液体吐出装置において、
    上記大気開放手段は非接触型の強磁性体を用いたマグネット弁であることを特徴とする液体吐出装置。
  11. 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の液体吐出装置において、
    上記液体がインクであることを特徴とする液体吐出装置。
  12. 液滴を吐出する液体吐出手段を備え、該液体吐出手段から記録体に向かって液滴を吐出して該記録体上に画像を形成する画像形成装置において、
    前記液体吐出手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の液体吐出装置を用いることを特徴とする画像形成装置。
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