JP2010135909A - 無線通信装置および無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチチャネル(Multi-Channel)送信における送信データの再送制御の管理を簡易な構成で実現する。
【解決手段】本発明の無線通信装置は、それぞれ異なる周波数チャネルを用いた通信を行う複数の通信処理部と、前記送信フレームを前記複数の通信処理部に振り分けるフロー制御部と、を備え、各前記通信処理部は、振り分けられた前記送信フレームを送信する送信手段と、前記送信フレームの送信先から送達確認フレームを受信する受信手段と、未送達フレームの再送制御を行うとともに前記振り分けられた送信フレームの送達状況を前記フロー制御部に通知する再送制御手段と、を有し、前記フロー制御部は、各前記通信処理部に振り分けた前記送信フレームのフレームサイズおよび送達状況と、前記送信先の受信バッファサイズとから求まる前記送信先に送信可能なデータ量の範囲内で前記バッファから送信フレームを選択して各前記通信処理部にそれぞれの送達状況に応じて振り分ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、無線通信の技術分野に関し、例えば、複数の周波数チャネルのそれぞれにおいて選択再送制御を用いたパケット送信を行なう無線通信装置および無線通信方法に関する。
CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance:キャリア検知多重アクセス/衝突回避)を用いた送信が行なわれるIEEE802.11無線LAN規格において、周波数帯域を拡張し、複数の周波数チャネルを用いて同一宛先に対してそれぞれ異なるデータフレームを送信する方法(以降、Multi-Channel送信と呼ぶ)が検討されている。
従来より、Multi-Channel送信において受信エラーが検出されると、受信側から送信側にデータの再送を要求し、再送要求を受けた送信側が受信側にデータの再送を行なう再送制御方式が検討されている。(例えば、特許文献1参照)
特許文献1におけるMulti-Channel送信におけるデータ再送方法を説明する。まず、送信側端末はチャネルCh1を示すフラグX1を付加したデータ列(データA、Bを含む)と、チャネルCh2を示すフラグX2を付加したデータ列(データC、Dを含む)をそれぞれ、チャネルCh1とチャネルCh2を用いて同時に送信を行なう。それと同時に、送信側端末はチャネル(Ch)毎に送信データを管理しておく。受信側端末では、エラー検出によってチャネルCh2で送信されたデータのエラーを検出すると、エラー検出したデータを含むデータ列を廃棄し、チャネルCh2のデータ列の再送要求を送信側端末に送る。送信側端末は、再送要求を受信すると、この再送要求の内容を認識して、チャネル毎に送信データ管理している情報を基に、チャネルCh2で送信したデータ列の再送を行なう。このように特許文献1では、送信データをチャネル毎に管理し、再送要求内にチャネル番号を含めることで、エラーが発生したチャネルで送信したデータ列のみを再送することが可能なシステムが開示されている。
また特許文献2では、データの送達確認をチャネル単位で実施し、各チャネルでの送達確認信号に基づいて再送や送信バッファメモリの解放を行なう方式の提案がなされている。
特開2002-281002号公報 特開平11-41281号公報
しかしながら、これらはいずれも選択再送(Selective Repeat)方式による自動誤り再送(ARQ:Auto Repeat reQuest)制御を想定したものではない。例えば、特許文献1では、チャネルCh2で送信したデータ列において、データCのみにエラー検出されたとき、再送要求時にはチャネル番号のみを通知するため、データ列のうちエラー検出されなかったデータDも再送することになる。そこで特許文献1のシステムで選択再送ARQ方式を適用した場合、受信側端末にて、再送要求時にエラー検出されたデータのシーケンス番号も通知をすることにより、送信側端末では、エラー検出したデータ(データC)だけを再送することが可能となる。ただし、選択再送ARQ方式を用いた場合、誤りのあったデータのみを再送することが可能なため効率が向上できる一方、各々のデータ単位(つまりシーケンス番号毎)で送信データを再送制御のために管理する必要があり、実装的には制御が複雑になる。
特許文献2に開示されたシステムは、送信を行なうデータに付加されるシーケンス番号は、それぞれの周波数チャネルで独立に付加され、再送も該周波数チャネルにて行なわれることを想定した構成・システムである。そのため、送信データの再送制御・管理は、お互いの周波数チャネルでの状態等を何ら意識することなく(お互いの周波数チャネルでの管理情報をやりとりすることなく)、各周波数チャネル毎に独立に実施すれば良いため、Multi-Channel送信を想定した場合でも、それほど複雑化にはならないと考えられる。しかしながら、Multi-Channel送信では、それぞれの周波数チャネルでは一般的に伝搬路環境は異なるため、ある周波数チャネルで送信後、再送要求があった場合に、より良い伝搬路環境である別の周波数チャネルに変更して送信を行なう方法等が考えられる。このような方法を行う場合、特許文献2のように周波数チャネル毎の送信・再送を独立に管理するだけでは実施できず、お互いの周波数チャネルでの管理情報をやりとりし、それぞれの周波数チャネルを跨った一括したシーケンス番号等の管理が必要になり、実装が更に複雑になることが容易に想像される。また、同一の受信側端末に対してMulti-Channel送信を行なう場合は、単純に各周波数チャネル毎に独立したシーケンス番号の付加だけでは、受信側端末において異なる周波数チャネルで受信したデータの順序制御(Re-Ordering制御)が不可能である。
また、CSMA/CAを用いたMulti-Channel送信では、各周波数チャネルで独立にキャリアセンスを行い、送信権が獲得できた時点で、その都度該周波数チャネルにてデータ送信が行なわれるものと考えられる。そのため、一般的に各周波数チャネルでのデータ送信タイミングは、独立であり同期が取れているわけではない。また、IEEE802.11規格ではキャリアセンスの関係上、SIFSと呼ばれる時間で再送要求信号(送達確認信号)を返信する必要がある。以上の事から、CSMA/CAを用いたMulti-Channel送信では、特許文献1や特許文献2が想定されているように、各周波数チャネルでのデータ送信タイミングや再送要求フレームの送信タイミングは同期が取れたものとはならず、各周波数チャネルにて独立したタイミングかつ場合によっては並列にやりとりが行なわれる。このように、それぞれの周波数チャネルでの再送要求信号が独立したタイミングで返信されるシステムでは、送信データの再送制御・管理は更に複雑化してしまうことが予想される。
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、マルチチャネル(Multi-Channel)送信における送信データの再送制御の管理を簡易な構成で実現することが可能な無線通信装置及び無線通信方法を提供する。
本発明の一態様としての無線通信装置は、
複数の周波数チャネルを用いて複数のフレームを同一宛先に並列に送信可能な無線通信装置であって、
前記同一宛先に送信する複数のフレームに対しそれぞれ連続したシーケンス番号を付加することにより複数の送信フレームを生成するシーケンス番号付加部と、
前記シーケンス番号付加部により生成された前記送信フレームを一時的に記憶するバッファと、
前記複数の周波数チャネルのうちそれぞれ異なる周波数チャネルを用いた通信を行う複数の通信処理部と、
前記バッファ内の送信フレームを前記複数の通信処理部に振り分けるフロー制御部と、を備え、
各前記通信処理部は、
前記フロー制御部により振り分けられた前記送信フレームのシーケンス番号を記憶する記憶手段と、
前記フロー制御部により振り分けられた前記送信フレームを送信する送信手段と、
前記振り分けられた送信フレームの送達状況を表した送達確認フレームを、前記送信フレームの送信先から受信する受信手段と、
前記送達確認フレームに基づき前記振り分けられた送信フレームの送達状況を管理し、前記振り分けられた送信フレームのうち未送達フレームの再送制御を行い、前記振り分けられた送信フレームの送達状況を前記フロー制御部に通知する再送制御手段と、を有し、
前記フロー制御部は、各前記通信処理部に振り分けた前記送信フレームのフレームサイズおよび各前記再送制御手段から通知される送達状況と、あらかじめ取得した前記送信先の受信バッファサイズとから前記送信先に送信可能なデータ量を計算し、計算したデータ量の範囲内で前記バッファから送信フレームを選択し、選択した送信フレームを各前記通信処理部にそれぞれにおける前記送信フレームの送達状況に応じて振り分ける
ことを特徴とする。
本発明の一態様としての無線通信装置は、
複数の周波数チャネルを用いて複数のフレームを同一宛先に並列に送信可能な無線通信装置であって、
前記同一宛先に送信する複数のフレームに対しそれぞれ連続したシーケンス番号を付加することにより複数の送信フレームを生成するシーケンス番号付加部と、
前記シーケンス番号付加部により生成された前記送信フレームを一時的に記憶するバッファと、
前記複数の周波数チャネルのうちそれぞれ異なる周波数チャネルを用いた通信を行う複数の通信処理部と、
前記バッファ内の送信フレームを前記複数の通信処理部に振り分けるフロー制御部と、を備え、
各前記通信処理部は、
前記フロー制御部により振り分けられた前記送信フレームのシーケンス番号を記憶する記憶手段と、
前記振り分けられた送信フレームを送信する送信手段と、
前記振り分けられた送信フレームの送達状況を表す送達確認フレームを、前記送信フレームの送信先から受信する受信手段と、
前記送達確認フレームに基づき前記振り分けられた送信フレームの送達状況を管理し、前記振り分けられた送信フレームのうち未送達フレームの再送制御を行い、前記振り分けられた送信フレームの送達状況を前記フロー制御部に通知する再送制御手段と、を有し、
前記フロー制御部は、各前記通信処理部に振り分けた前記送信フレームの送達状況に応じて、前記バッファ内の前記送信フレームを各前記通信処理部に振り分ける
ことを特徴とする。
本発明の一態様としての無線通信方法は、
複数の周波数チャネルを用いて複数のフレームを同一宛先に並列に送信可能な無線通信方法であって、
前記同一宛先に送信する複数のフレームに対しそれぞれ連続したシーケンス番号を付加することにより複数の送信フレームを生成するシーケンス番号付ステップと、
前記シーケンス番号付加部により生成された前記送信フレームをバッファに一時的に記憶するバッファリングステップと、
前記バッファ内の送信フレームを前記複数の周波数チャネルに振り分ける振り分けステップと、
前記周波数チャネル毎に振り分けられた前記送信フレームのシーケンス番号をそれぞれ記憶する記憶ステップと、
前記周波数チャネル毎に、前記振り分けられた送信フレームを前記周波数チャネルにより送信する送信ステップと、
前記周波数チャネル毎に、前記振り分けられた送信フレームの送達状況を表す送達確認フレームを、前記送信フレームの送信先から受信する受信ステップと、
前記周波数チャネル毎に、前記送達確認フレームに基づき前記振り分けられた送信フレームの送達状況を管理し、前記振り分けられた送信フレームのうち未送達フレームの再送制御を行う再送制御ステップと、
前記振り分けステップは、各前記周波数チャネルにおける前記送信フレームの送達状況に応じて、前記バッファ内の前記送信フレームを各前記周波数チャネルに振り分ける
ことを特徴とする。
本発明によりマルチチャネル(Multi-Channel)送信における送信データの再送制御の管理を簡易な構成で実現できる。
以下、図面を参照しながら本実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態としての無線通信装置の構成例を示すブロック図である。
以下では、システムとしてIEEE802.11無線LAN規格を前提とした説明を行なうが、必ずしもIEEE802.11無線LANを想定したものではなく、どのようなシステムであっても構わない。また、通信に用いる周波数チャネルとして4チャネルを想定して説明を行なうが、実際に用いる周波数チャネル数は何チャネルであっても構わない。この場合、各周波数チャネル毎に必要となる処理部の数が変更になるだけである。
図1の無線通信装置は、4つのアンテナ部31と、4つの送受信部32と、4つのMAC制御部33と、1つのフロー制御部34と、シーケンス番号付加部35とを備える。アンテナ部31、送受信部32、MAC制御部33はそれぞれ4つの周波数チャネルにて独立に動作するように、各周波数チャネルに対応してそれぞれ4つずつ構成されているが、実装上は各周波数チャネルの送受信部の間で回路の共用などがしばしば行われ、必ずしも独立していなくてもよい。
各アンテナ部31は、それぞれ対応する周波数チャネルで信号の送受信を行なう。
各送受信部32は、それぞれ対応するアンテナ部31を介して変調処理および復調処理等のデータの送受信処理を行なう。
各MAC(Media Access Control)制御部33は、それぞれ対応する送受信部32の周波数チャネルにおいてCSMA/CAに基づくMAC送受信処理及び再送制御・管理を行う。また、MAC制御部33内には、キャリアセンス処理を実施するキャリアセンス部36と、再送制御処理を司る再送制御部37とが備えられる。再送制御部37には、送受信部32で受信された自局宛ての送達確認フレーム(Block Ackフレーム)の中からBitmap情報を抽出するBitmap抽出部38が含まれる。MAC制御部33と送受信部32との組はたとえば本発明の通信処理部に相当する。
シーケンス番号付加部35は、上位レイヤから送信要求されたデータ(フレーム)を受け取り、シーケンス番号を付加する。シーケンス番号が付加されたデータ(フレーム)は送信データ(送信フレーム)と称される。シーケンス番号は、上位レイヤから受け取った順に、順次1ずつインクリメントするように付加する。
フロー制御部34は、各周波数チャネルに依存せず、送信データの送信フロー制御を行う。フロー制御部34は、シーケンス番号付加部35からシーケンス番号が付加されたデータ(送信データ)を受け取り、送信データをいずれの周波数チャネルで送信するかに応じて各MAC制御部33に振り分けるデータ振り分け部39を備えている。MAC制御部33は、送受信が行なわれる周波数チャネル分の数だけ独立に備えられるが、フロー制御部34は、送受信が行なわれる周波数チャネルの数に因らず1つだけ備えられる。
図2は 図1の無線通信装置で行われるデータ送信処理及び再送処理の流れを示すフローチャートである。
まず、上位レイヤでデータの送信要求が起こり(S101)、送信要求されたデータはシーケンス番号付加部35に送られ、シーケンス番号が付加される(S102)。
シーケンス番号付加部35では、データの送信宛先毎にシーケンス番号を管理しており、同一宛先毎にデータの発生順にインクリメントされたシーケンス番号を付加する。
シーケンス番号が付加されたデータ(送信データ)は、フロー制御部34へ入力され、送信データを一時的に記憶する記憶バッファに格納される。記憶バッファはここではフロー制御部34内に配置されているとするが、フロー制御部34の外部に配置されていてもよい。フロー制御部34におけるデータ振分け部39にて、送信を行なう送信データと送信を行なう周波数チャネルを決定し、決定した周波数チャネルのMAC制御部33に送信データをそれぞれ振分ける(S103、S104)。
より詳細には、フロー制御部34では、送信宛先毎に、予め取得した送信先の受信バッファサイズと、各周波数チャネルのMAC制御部33に振り分け済みの送信データのデータサイズおよび当該送信データの送達確認状況に基づき、送信先の受信バッファのオーバーフローが起こらないように送信データ量を決定する(S103)。
この際、フロー制御部34では、各MAC制御部33に振り分け済みの送信データのシーケンス番号全体の中で最も小さいシーケンス番号を基準として、送達確認の取れていない最も小さいシーケンス番号(Unrecieved Starting Sequence Number:USSN)を把握・管理し、このUSSNを利用して送信データ量を決定する。送信先の受信バッファサイズは、送信先との間で事前のマネジメントフレームをやり取りすることで取得する。フロー制御部34は送信データ量の決定のため、各MAC制御部33に振り分けた送信データのデータサイズを保持する。送達確認の取れた送信データのデータサイズは消去してもよい。
フロー制御部34は、決定した送信データ量の範囲内でシーケンス番号の小さい順に記憶バッファから送信データを選択して、各周波数チャネルのMAC制御部33にそれぞれの送達確認状況に応じて振り分ける(S104)。振り分けの一例を図3に示す。図3の例では、各周波数チャネルに対してそれぞれシーケンス番号(SN)1〜4, 5〜8, 9〜12, 13〜15の複数の送信データを振り分けている。振り分けた各送信データは、送信が完了するまで送信バッファに蓄えられる。その際、送信バッファは各周波数チャネルのMAC制御部33内に備えられていても良いし、フロー制御部34内に備えられていても良いし、MAC制御部33及びフロー制御部34とは別にそれぞれからアクセスできるところに備えられていても良い。フロー制御部34内に備えられている場合は、上述した一時的に記憶する記憶バッファと兼ねることができる。送信バッファがどこに備えられるかによって、それぞれの処理において各ブロック間でやりとりされる情報が異なるのみである。なお、フロー制御部34では、いずれの周波数チャネルに対してどのシーケンス番号の送信データを振分けたかという情報の保持は不要である。
フロー制御部34から送信データの振分け、すなわちデータ送信要求が行われた各MAC制御部33は、振り分けられた送信データのシーケンス番号(SN)をシーケンス番号記憶手段に保持するとともに(S105)、キャリアセンス部36を用いてそれぞれの周波数チャネルにおけるCSMA/CAによる送信権獲得処理を独立に行なう(S106)。
各周波数チャネルでのMAC制御部33は、それぞれ送信権獲得ができたタイミングで、それぞれの送受信部32に送信データを出力し、送受信部32では送信に必要な変調処理やD/A変換等を施した後、アンテナ部31を介して送信相手端末にデータ送信を行う(S107)。
ここで、上記ステップS106でシーケンス番号を保持したMAC制御部33内の再送制御部37では、シーケンス番号の保持とともに、シーケンス番号毎の送達状況(送信ステート)の管理を行なう。
図3の例では、周波数チャネルCh_1の再送制御部37は、SN=1〜4の値の保持及び送信ステートの管理を行なう。ここで、他の周波数チャネルに送信データがどのように振分けられているといった情報の保持は不要であり、各周波数チャネルの再送制御部37は、フロー制御部34から自らに対して振分けられた送信データのシーケンス番号の保持のみを行なう。
この際、各再送制御部37は、フロー制御部34から送信データが振分けられる度に、シーケンス番号記憶手段内のシーケンス番号情報をフラッシュし、新たなシーケンス番号をシーケンス番号記憶手段に保持するものとする。つまり、再送制御部37でのシーケンス番号の保持タイミングは、フロー制御部34からの振分け時(データ送信要求時)のみとし、それ以外でのタイミングでは保持する必要の無いようにする。また新規のデータ振分けが入力された場合には、それまで保持していたシーケンス番号情報及び送信ステートは一旦廃棄し、新規のデータ振分けによるシーケンス番号のみを保持するようにする。このようにすることで、実装的な複雑さの軽減を可能としている。
このように、それぞれの周波数チャネル毎に独立したシーケンス番号を付加するのではなく、シーケンス番号を付加したデータをそれぞれの周波数チャネルに振分ける事で、送信宛先である受信端末側では、各周波数チャネルで受信したデータの順序制御(Re-Ordering制御)が可能となる。すなわち、受信端末側では各周波数チャネルで受信したデータのシーケンス番号をチェックする事で、それぞれの周波数チャネル間での受信データのシーケンス番号順序も把握可能となる。なお、シーケンス番号付加部35でのシーケンス番号付加方法は、上記のように受信端末側との間で、複数の周波数チャネルに跨って受信したデータの順序制御が出来るようにシーケンス番号が付加されるようになっていればどのようなものでも良い。
続いて、上記のフローによりそれぞれの周波数チャネルを用いて独立に送信された各送信データに対しての再送時のフローを説明する。図3にも示すように、各周波数チャネルでデータ送信後、受信端末側からSIFS(=16us)時間経過後にそれぞれの周波数チャネルで送信した送信データに対する選択再送用の送達確認フレームが返信される。IEEE802.11無線LANシステムでは、選択再送用の送達確認フレームは図4に示すBlock Ackフレームと呼ばれるフォーマットで返信される(S108)。
Block Ackフレームでは、フレーム長を一定とするため、図4のように固定長のビットマップ(Bitmap)を利用して、受信した各シーケンス番号の受信成否結果(送達状況)を通知する事になっている。Bitmapにおける各ビット(Bit)は、Starting Sequence Number Control(SSN)フィールドで示すシーケンス番号を基準とした各々のシーケンス番号に対応しており、それぞれのBitを参照する事により、各シーケンス番号のフレームの送達状況を把握できる。すなわち、送信側端末はどのシーケンス番号のフレームが正しく受信され、どのシーケンス番号のフレームに誤りがあったかを把握できる。送信側端末は、誤りのあったシーケンス番号のフレームの再送を行なう。
図5に、Block AckフレームにおけるSSNフィールドとBitmapフィールドの一例を示す。
シーケンス番号(SN)=1,2,3,4の送信データを送信し、受信側端末にてSN=1,2,4の送信データが正しく受信され、SN=3の送信データが正しく受信できない場合の例が示される。なお受信側では、当然のことながら、SN=5以降の送信データは受信していないため、SN=5以降に対応したフィールドには、全て0が設定されて返信が行なわれる。
本実施形態の無線通信装置では、それぞれのタイミングにて各周波数チャネルで返信されたBlock Ackフレームをそれぞれのアンテナ部31にて受信し、それぞれの送受信部32にて復調等の処理が施された後、それぞれのMAC制御部33の再送制御部37に入力される。再送制御部37では、Bitmap抽出部38にて、受信したBlock AckフレームのBitmapを抽出する(S109)。そして再送制御部37は、抽出したBitmapと、フロー制御部34からデータ振分けが行なわれた際に保持したシーケンス番号とを比較して送信ステートの更新を行ない、Ack未応答の送信データについてはこれを再送フレームとして再度送信する(S110)。
例えば、図3のCh_1において、Bitmapの結果が図5の例であった場合、自ら保持しているシーケンス番号と、Bitmapとの比較とから、シーケンス番号SN=3の送信データに誤りが発生した事を把握する。そして、保持している各シーケンス番号に対する送信ステートの更新を行なう。具体的には、SN=1,2,4に対しては“ACK応答済みデータ”として更新し、SN=3に対しては“ACK未応答データ”のままとして、SN=3の送信データを再送フレームとして、再度、送受信部32及びアンテナ部31を介して再送を行なう。このように各再送制御部37で保持しているシーケンス番号に対する送信ステートの更新は、該周波数チャネルで返信されるBlock Ackフレームを受信する度に行う。
ここで、それぞれの周波数チャネルのMAC制御部33では、保持しているシーケンス番号に含まれないBitmap情報についてはdon’t careとして無視する。例えば図3のCh_1の場合、SN=5以降はすべて0が返信されるが、自らがその周波数チャネルで送信した送信データはSN=4までであることは保持するシーケンス番号から把握できるため、SN=5以降の送信ステートに関しては、don’t careとして無視する。つまり、Bitmap内のSN=5以降に該当するBitが0であっても、該周波数チャネルにおける再送制御部37は、SN=5以降を再送対象のデータとして扱わない事になる。
Multi-Channel送信を想定していない従来の再送制御でも、送信を行なったそれぞれのデータに対しては、送信ステートを“ACK応答済みデータ”と“ACK未応答データ”の2値のみで管理しており、また送信を行なっていないデータに関しては、Bitmapで0であったとしてもdon’t careとして扱われていた。しかしながら、Multi-Channel送信では図3の例に示すように、Ch_1での送達確認信号(Block Ackフレーム)を受信したタイミングでは、Ch_2において既にSN=5〜8のデータ送信も行なわれている。そのため、Multi-Channel送信を想定していない従来のような再送制御管理では、Ch_1でのBlock Ackフレームを受信した際には、SN=5〜8のデータは送信済みのデータであるため、don’t careの対象とはならない。すなわちSN=5〜8のデータは、ACK応答が得られていないため、送信ステートは“ACK未応答データ”の状態として管理されてしまう。そのため、Ch_1でのBlock Ackフレーム内のBitmapでSN=5以降のデータに該当するBitが0であった場合にも、これらのデータに誤りが発生したと認識してしまい、SN=5以降のデータも再送されてしまう可能性がある。SN=5以降のデータはその後のCh_2でのBlock AckフレームでACK応答の確認がなされるため、Ch_1でのBlock Ackフレーム受信時点でSN=5以降のデータ再送を行なってしまう事は、本来そのタイミングでは不必要な再送であるため、スループット劣化の原因となってしまう。
この点、本発明の実施形態は、各周波数チャネルにおいて異なる任意のタイミングで送信されうるMulti-Channel送信において、このような再送の問題を引き起こさないように構成されるとともに、従来のように全ての周波数チャネルを一括に管理・制御を行う場合に比べて、各MAC制御部33とフロー制御部34とで、それぞれの処理内容を切り分けて、管理することとしている。すなわち、MAC制御部33内の再送制御部37では他の周波数チャネルでの送信状況等を一切意識する必要なく、自らの周波数チャネルで送信したデータのみを管理・制御するようにしている。このようにする事で、不必要な再送を防止できる装置を、実装を複雑化させることなく実現することを可能としている。
各周波数チャネルでの送信データの再送処理は、(1)フロー制御部34から振分けられた全ての送信データが”ACK応答済みデータ”のステートになる、つまり全ての送信データの送信が完了する(S111のYES)、(2)もしくは送信データの許容遅延時間(Tx Lifetime)に達する(S112のYES)(3)もしくは再送回数が閾値に達する(S113のYES)、まで、繰り返し行なわれる(S116)。
上記(3)での再送回数の閾値は、IEEE802.11規格に規定されているRetry Limit値(最大再送回数)そのものでも良いし、Retry Limit値よりも小さい値に設定されていても良い。例えば、他の周波数チャネルに切替えて再送を行なう事を想定しない場合等は、あえて、Retry Limit値よりも小さい値に設定する必要はない。逆に言うと、Retry Limit値よりも小さい値に設定する事で、Retry Limit値までは他の周波数チャネルに切替えて再送を行なう事が可能となる。
各MAC制御部33は、上記のいずれかの条件(1)〜(3)を満たすと、該周波数チャネルでの送信(再送)処理を止め、それぞれの送信バッファを解放し(S114)、フロー制御部34への通知を行なう(S117)。それまでの間(フロー制御部34からデータ振分けが行なわれてから、上記のいずれかの条件に達するまで)は、MAC制御部33はフロー制御部34とは切り分けて処理が行なわれる。
つまり、フロー制御部34でのデータ振分けは、一旦それぞれの周波数チャネルのMAC制御部33に対してデータ振分けを行なった後、それぞれのMAC制御部33からの上記通知が行なわれるまでは、該MAC制御部33に対しては次のデータ振分けを行なわない事とする。これにより、それぞれのMAC制御部33での処理とフロー制御部34での処理を切り分ける事ができ、フロー制御部34では、各MAC制御部33からの通知があるまでは各周波数チャネルでの送達成否状況や再送状況を把握しなくても良い。またMAC制御部33ではフロー制御部34からのデータ振分けがあった時点で処理を開始し、その後の再送制御に関しては他の周波数チャネルでの状況を一切把握することなく、かつ、フロー制御部34からの影響もなく、自らの周波数チャネルで送信する送信データのシーケンス番号のみを把握・管理し再送制御することが可能である。このようにして、複雑な再送制御を回避することが可能となる。また、ステップS105で述べたように、MAC制御部33での送信データのシーケンス番号保持は、フロー制御部34から送信データが振分けられる度に、シーケンス番号記憶手段内のそれまでのシーケンス番号情報をフラッシュ(消去)し、新たなシーケンス番号のみの保持を行なうとするが、フロー制御部34からの次のデータ振分けは、MAC制御部33からの上記いずれかの条件による通知があるまでは実施されないようにするため、このような構成にしても特に問題は発生しない。
次に、MAC制御部33からフロー制御部34への通知処理(S117)の詳細およびその後の処理について述べる。通知処理の詳細および通知後の処理は、満たした条件によって内容が変わる。
まず、全ての送信データの送信が完了したことによる通知(S111のYES)の場合、少なくともその旨と保持していた最も大きいシーケンス番号の値(つまり送信完了が確認できた最も大きいシーケンス番号との値)と最も小さいシーケンス番号の値(つまり送信完了が確認できた最も小さいシーケンス番号との値)を、フロー制御部34に通知する。例えば図3のCh_1の場合には、最も大きいシーケンス番号の値はSN=4が該当し、最も小さいシーケンス番号の値はSN=1が該当することになる。
これにより、これらを通知されたフロー制御部34では、通知された最も小さいシーケンス番号の値と、自らが保持しているUSSN(各MAC制御部33に振り分けずみの送信データのシーケンス番号全体のうちの送達確認が取れていない最も小さいシーケンス番号)との比較を行なう。比較の結果、フロー制御部34が保持しているUSSNとMAC制御部33から通知のあった最も小さいシーケンス番号の値が一致していた場合、フロー制御部34は保持しているUSSNの値を「MAC制御部33から通知された最も大きいシーケンス番号+1」の値に更新する(S118)。フロー制御部34では、本通知を受ける事で、それまで保持していたUSSNから連続して、通知のあった最も大きいシーケンス番号の送信データまでは送達確認が行なわれたことを把握できる。
これは、受信端末側において、受信データの順序制御(Re-Ordering制御)のため受信バッファにバッファリングされているデータのうち通知のあった最も大きいシーケンス番号のデータまでは抜けがなく正しく順序制御され、受信バッファから解放され上位レイヤへ転送されていることを意味する。そのため、フロー制御部34では、それに合わせて保持するUSSNを更新し、更新後のUSSNは、その後の該受信端末宛てのデータ送信時に、受信バッファのオーバーフローが起こらない範囲で送信データ量を決めるのに用いることができる。たとえばUSSNから各MAC制御部33に振り分けたうち最大のシーケンス番号までの送信データが未到達である、つまり受信端末の受信バッファに順序制御(Re-Ordering制御)のためバッファリングされているものと仮定して送信先の受信バッファサイズに基づき、新たに送信可能なデータ量を決定できる。
フロー制御部34は、保持しているUSSNと、MAC制御部33から通知された最も小さいシーケンス番号との値が一致しないときは、他の周波数チャネルでのMAC制御部33がこれらの間のシーケンス番号の送信データを送信中であると認識し、USSNは更新せず、通知された最も小さいシーケンス番号と、通知された最も大きいシーケンス番号とを内部に記憶する。そして後に他の周波数チャネルに関連してUSSNの更新が起こったとき、更新されたUSSNと、記憶した最も小さいシーケンス番号とを比較し、一致したときは、当該USSNを、記憶した最も大きいシーケンス番号+1の値に更新する。
ステップS118において必要に応じてUSSNを更新した後は、データ量の決定および送信データの振り分けの処理に戻る(S103、S104)。たとえばフロー制御部34は、上記のようにしてデータ量を決定し、決定したデータ量に収まるように送信データを記憶バッファから選択して取り出し、取り出した送信データを、上記通知を行ったMAC制御部33に振り分ける。
上記では、フロー制御部34への通知の際、少なくともその旨と保持していた最も大きいシーケンス番号の値と最も小さいシーケンス番号の値を通知する事としている。しかしながら、フロー制御部34にてデータ振分け時にそれぞれどのシーケンス番号の送信データを振分けたかを保持するように構成して、MAC制御部33からシーケンス番号の通知せずにUSSNを更新することも可能である。(これは他の条件(2)または(3)の場合でも同様)
また、いずれの送信データも送達確認が取れ、送信が完了しているため、MAC制御部33は、送信バッファに蓄えられていたそれらの全送信データのバッファメモリの解放も実施する(S114)。ただし、送信バッファの解放は、フロー制御部34への通知より前に行っても、後に行ってもよい(図2のフローでは前者の場合の例を示している)。また、バッファメモリの解放は、MAC制御部33ではなく、フロー制御部34が行うように構成してもよい。
次に、送信データの許容遅延時間(送信タイムアウト)に達したことによる通知(S112のYES)、もしくは、再送回数が閾値(ここではIEEE802.11規格で規定されているRetry Limit値(最大再送回数))に達したことによる通知(S113のYES)、の場合、少なくともその旨と保持していた最も大きいシーケンス番号の値及び最も小さいシーケンス番号を、フロー制御部34に通知する。
この場合、振り分けられた送信データの中に送達確認が取れていないものがある (つまり、“ACK応答済みデータ”と“ACK未応答データ”が混在している)が、“ACK未応答データ”に該当する送信データに関しても、Retry Outもしくは送信タイムアウトにより、それ以上送信する必要のない(意味のない)データとして、送達確認できた送信データと同じように扱う。この場合、当該送信データは上位レイヤによって必要に応じて再送され得る。
これにより、これらを通知されたフロー制御部34では、通知された最も小さいシーケンス番号の値と、自らが保持しているシーケンス番号(USSN)の比較を行なう。比較の結果、フロー制御部34が保持しているUSSNとMAC制御部33から通知のあった最も小さいシーケンス番号の値が一致していた場合、フロー制御部34は保持しているUSSNの値をMAC制御部33から通知された最も大きいシーケンス番号+1の値に更新する(S118)。ステップS118の後は、データ量の決定および送信データの振り分けの処理に戻る(S103、S104)。
フロー制御部34は、保持しているUSSNと、MAC制御部33から通知された最も小さいシーケンス番号との値が一致しないときは、他の周波数チャネルでのMAC制御部33がこれらの間のシーケンス番号の送信データを送信中と認識し、USSNは更新せず、通知された最も小さいシーケンス番号と、通知された最も大きいシーケンス番号とを内部に記憶する。そして後に他の周波数チャネルに関連してUSSNの更新が起こったとき、更新されたUSSNと、記憶した最も小さいシーケンス番号とを比較し、一致したときは、当該USSNを、記憶した最も大きいシーケンス番号+1の値に更新する。
また、いずれの送信データも、送達確認が取れたデータ、もしくは、それ以上送信する必要がないため破棄するデータのいずれかであるため、MAC制御部33は、送信バッファに蓄えられていたそれらの全送信データのバッファメモリの解放も実施する(S114)。ただし、送信バッファの解放は、フロー制御部34への通知より前に行っても後に行ってもよい(図2のフローでは前者の場合の例を示している)。またバッファメモリの解放は、MAC制御部33ではなく、フロー制御部34が行うように構成してもよい。
次に、再送回数が閾値(ここではRetry Limit値より小さい閾値)に達したことによる通知の場合(S113のYES)、少なくともその旨と、保持していた最も小さいシーケンス番号の値と、送達確認が取れていない送信データ(送信ステートが“ ACK未応答データ”である送信データ)のシーケンス番号の値とを、フロー制御部34に通知する(S117)。
これらを通知されたフロー制御部34では、通知された最も小さいシーケンス番号の値と、自らが保持しているシーケンス番号(USSN)の比較を行なう。比較の結果、フロー制御部34が保持しているUSSNとMAC制御部33から通知のあった最も小さいシーケンス番号の値が一致していた場合、フロー制御部34は保持しているUSSNの値をMAC制御部33から通知された、送達確認が取れていない送信データのうち最も小さいシーケンス番号の値に更新する(S118)。
例えば、MAC制御部33で保持しているシーケンス番号がSN=1〜5であり、それぞれの送信ステートがSN=1から順に“ACK応答済みデータ”、“ACK応答済みデータ”、“ACK未応答データ”、 “ACK応答済みデータ”、 “ACK未応答データ”であった場合、送達確認が取れていない送信データのシーケンス番号の値として通知するシーケンス番号の値はSN=3,5となる。また、保持していた最も小さいシーケンス番号の値として通知するシーケンス番号はSN=1である。フロー制御部34において、シーケンス番号USSNが1であった場合、USSNは3に更新される。(つまりSN=2までは抜けがなく送達確認が取れたデータとして、USSN=3に更新する。比較した段階で、USSNと通知のあった最も小さいシーケンス番号の値とが一致していない場合には、これらの間のシーケンス番号のデータが、他の周波数チャネルでのMAC制御部33が送信中(再送中)と認識し、USSNは更新しない。後に他の周波数チャネルに関連してUSSNが更新された際に、再度比較を行い、一致したときは更新を行う。)
また、フロー制御部34は、通知された送達確認が取れていない送信データ(上記の例ではSN=3,5)に関しては、まだRetry Limit値に達していないため、該送信フレーム内のフィールドにリトライビットの設定を行い、その後、元々送信を行なっていた周波数チャネルも含めそれぞれの周波数チャネルでの伝搬路環境等を考慮して、いずれかの周波数チャネルのMAC制御部33に対して再度、データ振分けを実施し、再送を行なう(S103、S104)。この再送用のデータ振分け時には、現時点での再送回数を、送信データを振り分けるMAC制御部33に通知する。
また、送達確認が取れた送信データに関してのみは、送信が完了しているため、MAC制御部33は、送信バッファに蓄えられていたそれらのバッファメモリの解放も実施する(S114)。送信バッファの解放は、フロー制御部34への通知より前に行っても、後に行ってもよい(図2のフローでは前者の場合の例を示している)。またバッファメモリの解放は、MAC制御部33ではなく、フロー制御部34が行うように構成してもよい。
上記(1)または(2)または(3)のいずれかの条件を満たした場合(S111のYES、S112のYES、S113のYES)以外にも、以下の条件を満たした場合(S115のYES)にも通知を行なうようにしてもよい。本通知を行なう事で、フロー制御部34で保持しているUSSNの更新をより早いタイミングで実施可能となる。以下これについて詳細に説明する。
MAC制御部33は、Block Ackフレーム受信に伴い、送達確認が取れていない送信データ(送信ステートが“ACK未応答データ”である送信データ)のうち最も小さいシーケンス番号の値が変更になった時(大きくなった時)(S115のYES)に、フロー制御部34へ通知を行なう(S119)。フロー制御部34へ通知する情報及び通知後のフロー制御部34の処理は、再送回数がRetry Limit値より小さい値の閾値に達したときの通知の場合と同様である。
すなわち、MAC制御部33は、保持していた最も小さいシーケンス番号の値と、送達確認が取れていない送信データ(送信ステートが“ ACK未応答データ”である送信データ)のシーケンス番号の値とをフロー制御部34に通知する。フロー制御部34は、保持しているUSSNとMAC制御部33から通知のあった、送達確認が取れていない最も小さいシーケンス番号の値とを比較し、これらが一致していた場合、フロー制御部34は保持しているUSSNの値をMAC制御部33から通知された、送達確認が取れていない最も小さいシーケンス番号の値に更新する(S120)。このようにしてフロー制御部34での保持情報の更新タイミングをより早いタイミングで実施可能となり、送信するデータ量の決定を行う上でも、その都度、より正確な決定を行うことができる。
ただし本通知(S119の通知)の場合は、フロー制御部34ではMAC制御部33からの通知があった時点では、該MAC制御部33に対しては次のデータ振分けは行なわない。つまり、本通知はあくまでもフロー制御部34で保持しているシーケンス番号USSNの更新をより早いタイミングで実施できるようにするための通知であり、MAC制御部33は、本通知を実施後も、前述したいずれかの通知(S117の通知)を実施する条件が満たされるまでは(S111のYES、S112のYESまたはS113のYESのいずれかが成立するまでは)、該周波数チャネルにて再送制御を継続する(S116)。また、フロー制御部34も、本通知(S119の通知)以外のいずれかの通知(S117の通知)を受けるまでは、該MAC制御部33に対して次のデータ振分けは行なわないものとする。
以上のように、本発明の実施形態では、各周波数チャネル毎のMAC制御部33と、周波数チャネル数に依存せず常に1つであるフロー制御部34とを備え、それぞれ2種類の制御部での役割を分担し、それぞれに必要な制御のための情報のみをそれぞれの制御部でのタイミングで保持・更新を行う。このようにすることで、Multi-Channel送信において選択再送ARQによる再送制御を行う場合の送信データの再送制御及び送信バッファメモリ開放等の管理に関して、お互いの周波数チャネルでの送信状況等を意識することなく独立に制御することが可能になる。
つまり、フロー制御部34は、各周波数チャネルでの再送状況をその都度把握する必要なく、また、各周波数チャネルに跨った管理等も必要なく、各再送制御部からの通知をトリガとして保持情報を更新するのみで良いため、フロー制御部での制御(管理)が容易となる(フロー制御部からすると、再送制御部からの通知があるまでは、それぞれの周波数チャネルでの再送制御部がそれぞれ独立に再送を継続しているようにみえる)。また、各再送制御部は、お互いの周波数チャネルでの状況等をやりとりすることなく、それぞれ独立に再送制御を行うことが可能であり、各周波数チャネルでのフレーム送信タイミングが異なる場合でも、容易に実現できる。このように構成することで、各周波数チャネルの再送制御部ではフレーム振分けが行なわれた際には、それ以前の保持情報は廃棄しても問題なく、その都度割切ったシーケンス番号の保持が行なうことができる。これらによって再送時に周波数チャネルを変更する場合であっても、複雑化させることなく処理を実現できる。
また、本発明の実施形態では、フロー制御部34によりMulti-Channel送信の場合でも送信相手の受信バッファ状況を考慮した送信を行なうことで、送信相手が受信バッファオーバーフロー発生を防止することができる。
また、本発明の実施形態では、Multi-Channel送信における受信端末側でのそれぞれの周波数チャネルでの受信フレームの順序制御(Re-Ordering制御)も念頭に入れたシーケンス番号の付加を行なっており、CSMA/CAによりそれぞれの周波数チャネルでの送信が独立なタイミングで送信される場合であっても、受信端末が、順序制御によりシーケンス番号を並べ替えて、上位レイヤへ受信フレームを転送できるようになる。
更に、本発明の実施形態では、送達確認フレーム内のBitmap情報を用いて再送フレームの決定を行う際、少なくとも該当する周波数チャネルで送信を行なっていないフレームのシーケンス番号の情報に関しては無視するため、Multi-Channel送信において各周波数チャネルにて異なるタイミングで送信する場合に発生する可能性のある不必要な再送も防止することが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態としての無線通信装置の構成例を示すブロック図。 図2の無線通信装置における処理の流れを示すフロー図。 CSMA/CAを用いたMulti-Channel送信の一例を説明する図。 IEEE802.11規格における送達確認フレーム(Block Ackフレーム)フォーマットを示す図。 Block AckフレームのBitmapの例を示す図。
符号の説明
31:アンテナ
32:送受信部
33:MAC制御部
34:フロー制御部
35:データ振り分け部
36:キャリアセンス部
37:再送制御部
38:ビットマップ(Bitmap)抽出部
39:データ振り分け部

Claims (11)

  1. 複数の周波数チャネルを用いて複数のフレームを同一宛先に並列に送信可能な無線通信装置であって、
    前記同一宛先に送信する複数のフレームに対しそれぞれ連続したシーケンス番号を付加することにより複数の送信フレームを生成するシーケンス番号付加部と、
    前記シーケンス番号付加部により生成された前記送信フレームを一時的に記憶するバッファと、
    前記複数の周波数チャネルのうちそれぞれ異なる周波数チャネルを用いた通信を行う複数の通信処理部と、
    前記バッファ内の送信フレームを前記複数の通信処理部に振り分けるフロー制御部と、を備え、
    各前記通信処理部は、
    前記フロー制御部により振り分けられた前記送信フレームのシーケンス番号を記憶する記憶手段と、
    前記フロー制御部により振り分けられた前記送信フレームを送信する送信手段と、
    前記振り分けられた送信フレームの送達状況を表した送達確認フレームを、前記送信フレームの送信先から受信する受信手段と、
    前記送達確認フレームに基づき前記振り分けられた送信フレームの送達状況を管理し、前記振り分けられた送信フレームのうち未送達フレームの再送制御を行い、前記振り分けられた送信フレームの送達状況を前記フロー制御部に通知する再送制御手段と、を有し、
    前記フロー制御部は、各前記通信処理部に振り分けた前記送信フレームのフレームサイズおよび各前記再送制御手段から通知される送達状況と、あらかじめ取得した前記送信先の受信バッファサイズとから前記送信先に送信可能なデータ量を計算し、計算したデータ量の範囲内で前記バッファから送信フレームを選択し、選択した送信フレームを各前記通信処理部にそれぞれにおける前記送信フレームの送達状況に応じて振り分ける
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記各通信処理部における前記再送制御手段は、前記フロー制御部から振り分けられたすべての前記送信フレームに対する送達状況が送達確認済みになったとき、前記送達状況の通知を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記各通信処理部における前記再送制御手段は、前記フロー制御部から振り分けられたすべての前記送信フレームの送達状況が送達確認済みになる前に、少なくとも1つの送信フレームの連続再送回数が所定の閾値に達したとき、前記送達状況の通知を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記各通信処理部における前記再送制御手段は、前記フロー制御部から振り分けられたすべての前記送信フレームの送達状況が送達確認済みになる前に、所定の送信許容遅延時間が経過したとき、前記送達状況の通知を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  5. 前記各通信処理部における前記再送制御手段は、前記送達状況が未到達である送信フレームのうち、最もシーケンス番号の小さいフレームの送達状況が送達確認済みになるごとに前記送達状況の通知を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  6. 前記フロー制御部は、前記データ量の計算、前記送信フレームの選択および振り分けを、各前記再送制御手段のうち少なくとも1つから前記送達状況の通知を受けたときに行い、前記送信フレームを振り分けた後、各前記再生制御手段のうち少なくとも1つから前記送達状況の通知を受ける前は行わない
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  7. 前記フロー制御部は、前記各再送制御手段から通知される送達状況に基づき前記各通信処理部に振り分けた送信フレームのうち送達確認のとれていない最も小さいシーケンス番号USSNを管理し、前記シーケンス番号USSNと、前記あらかじめ取得した前記送信先の受信バッファサイズとから前記送信先に送信可能なデータ量を計算する
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  8. 前記各通信処理部は、
    前記フロー制御部から前記送信フレームを振り分けられたとき、以前に振り分けられた送信フレームのシーケンス番号を前記記憶手段から消去し、
    前記以前に割り分けられた送信フレームの送達状況の情報を消去する
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  9. 複数の周波数チャネルを用いて複数のフレームを同一宛先に並列に送信可能な無線通信装置であって、
    前記同一宛先に送信する複数のフレームに対しそれぞれ連続したシーケンス番号を付加することにより複数の送信フレームを生成するシーケンス番号付加部と、
    前記シーケンス番号付加部により生成された前記送信フレームを一時的に記憶するバッファと、
    前記複数の周波数チャネルのうちそれぞれ異なる周波数チャネルを用いた通信を行う複数の通信処理部と、
    前記バッファ内の送信フレームを前記複数の通信処理部に振り分けるフロー制御部と、を備え、
    各前記通信処理部は、
    前記フロー制御部により振り分けられた前記送信フレームのシーケンス番号を記憶する記憶手段と、
    前記フロー制御部により振り分けられた前記送信フレームを送信する送信手段と、
    前記振り分けられた送信フレームの送達状況を表す送達確認フレームを、前記送信フレームの送信先から受信する受信手段と、
    前記送達確認フレームに基づき前記振り分けられた送信フレームの送達状況を管理し、前記振り分けられた送信フレームのうち未送達フレームの再送制御を行い、前記振り分けられた送信フレームの送達状況を前記フロー制御部に通知する再送制御手段と、を有し、
    前記フロー制御部は、各前記通信処理部に振り分けた前記送信フレームの送達状況に応じて、前記バッファ内の前記送信フレームを各前記通信処理部に振り分ける
    ことを特徴とする無線通信装置。
  10. 前記送達確認フレームにはシーケンス番号と送達の有無を表すビットとを対応づけたビットマップ情報が含まれ、
    前記再送制御手段は、前記ビットマップ情報において、前記振り分けられた送信フレームのシーケンス番号とは異なるシーケンス番号の情報を無視する
    ことを特徴とする請求項9に記載の無線通信装置。
  11. 複数の周波数チャネルを用いて複数のフレームを同一宛先に並列に送信可能な無線通信方法であって、
    前記同一宛先に送信する複数のフレームに対しそれぞれ連続したシーケンス番号を付加することにより複数の送信フレームを生成するシーケンス番号付ステップと、
    前記シーケンス番号付加部により生成された前記送信フレームをバッファに一時的に記憶するバッファリングステップと、
    前記バッファ内の送信フレームを前記複数の周波数チャネルに振り分ける振り分けステップと、
    前記周波数チャネル毎に振り分けられた前記送信フレームのシーケンス番号をそれぞれ記憶する記憶ステップと、
    前記周波数チャネル毎に、前記振り分けられた送信フレームを前記周波数チャネルにより送信する送信ステップと、
    前記周波数チャネル毎に、前記振り分けられた送信フレームの送達状況を表す送達確認フレームを、前記送信フレームの送信先から受信する受信ステップと、
    前記周波数チャネル毎に、前記送達確認フレームに基づき前記振り分けられた送信フレームの送達状況を管理し、前記振り分けられた送信フレームのうち未送達フレームの再送制御を行う再送制御ステップと、
    前記振り分けステップは、各前記周波数チャネルにおける前記送信フレームの送達状況に応じて、前記バッファ内の前記送信フレームを各前記周波数チャネルに振り分ける
    ことを特徴とする無線通信方法。
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