JP2010128969A - アダマール変換回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる大きさのブロックのアダマール変換を行う回路の全体の回路面積を削減することのできる構成を有するアダマール変換回路を提供する。
【解決手段】変換前処理回路を、4×4アダマール変換のための前処理と、8×8アダマール変換の前処理の両方を実行可能なように構成する。変換前処理回路は、4×4アダマール変換の演算のうち、一次元4×4アダマール変換を行う前までの演算を行う。8×8アダマール変換もその演算のうち、一次元4×4アダマール変換を行う前までの演算を行う。前処理の後、一次元4×4アダマール変換を行い、変換結果を累計して、最終的な演算結果を得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画像エンコード装置のアダマール変換回路に関する。
従来、MPEGやH.261, H.263では、8×8画素のブロックを単位として、原画像ないしフレーム間予測の予測誤差画像の離散コサイン変換(DCT)係数を求め、その係数により符号化している。
H.264(非特許文献1)では、圧縮効率向上のために、離散コサイン変換(DCT)では4×4画素と8×8画素の2種類ブロックサイズを用い,ブロックごとに符号化効率の高いサイズを選択することでMPEGやH.261, H.263より高い符号化効率を得るようにしている。16×16画素のマクロブロックに対して、ブロックサイズ判定処理は以下の通り:
(1)各4×4ブロックに対して、4×4アダマール変換の周波数係数の絶対値を計算する。1マクロブロックにおいて、16個の4×4ブロックの和を求める。
(2)各8×8ブロックに対して、8×8アダマール変換の周波数係数の絶対値を計算する。1マクロブロックにおいて4個の8×8ブロックの和を求める。
(3)上記(1)と(2)の値を比較し、この値の小さい方のブロックサイズを離散コサイン変換(DCT)のブロックサイズとする。
アダマール変換とは、直交変換の1つであり、高能率符号化(データ圧縮)に使われる。アダマール行列を使って変換を行う。アダマール行列は,変換行列の要素が+1または−1のため,変換が加減算だけで構成できるため、他の直交変換に比べて,ハードウエアが簡単になるという特徴がある。
H.264における4×4アダマール変換の計算式を(1)式で示す。X4は入力4×4差分画、Y4は4×4変換後のデータである。H4は4×4アダマール変換行列である。X00〜X33は、入力4×4差分画の各画素の画素値である。
4×4アダマール変換は、上記式で定義される。
H.264における8×8アダマール変換の計算式を(2)式で示す。X8は入力8×8差分画、Y8は8×8変換後データである。H4は上記式と同じである。X00〜X77は、入力8×8差分画の各画素の画素値である。
8×8アダマール変換は、上記式で定義される。
既存の4×4アダマール変換演算回路は図9に示す。
図9の回路は、非特許文献2に記載されたものである。図9に示されるように、プロセッサエレメントPEが、4×4のマトリックス状に配列されている。各PEは、入力されたデータをマルチプレクサ12で切り替え、レジスタ13に格納する構成となっている。PEが行うべき演算によって、加算したデータをそのまま出力する場合もあれば、レジスタ13内のデータを再びマルチプレクサ12に入力する場合もある。図9の4×4アダマール変換演算回路への入力である4×4差分画像は、一次元アダマール変換部10において、変換された後、4つのデータが、順次、PEに入力される。PEへのデータの入力順序は、図9において、括弧付き数字で示された順番であり、最初に、(1)の行のPEにデータが入力され、演算が終わると、(1)の行のデータは、(2)の行のPEに入力される。また、(1)の行のPEには、新たに、一次元アダマール変換部10からデータが入力される。同様の処理を(4)の行のPEまで行い、PEの演算がすべて終わると、(5)の列のデータから順次マルチプレクサを介して、一次元アダマール変換部11に入力される。(5)の列のデータが出力されると、(6)の列からのデータが(5)の列のPEに入力される。(6)の列のPEには、(7)の列のPEのデータが、(7)の列のPEには、(8)の列のPEのデータが入力される。以上のようにして、右側の列のPEのデータが処理されながら、順次左側の列のPEに入力される処理を、すべてのデータが(5)の列のPEから一次元アダマール変換部11へ出力されるまで繰り返される。一次元アダマール変換部11は、入力されたデータにアダマール変換を施し、4×4変換結果として出力する。
また、既存の8×8アダマール変換演算回路に関する発表論文や特許は、本発明者の知る限り発表されていない。
「H.264規格書」Joint Video Team of ITU-T and ISO/IEC JTC 1, "Draft ITU-T Recommendation and Final Draft International Standard of Joint Video Specification (ITU-T Rec. H.264 | ISO/IEC 14496-10 AVC)," document JVT-G050r1, May 2003; technical corrigendum 1 documents JVT-K050r1 (non-integrated form) and JVT-K051r1 (integrated form), March 2004; and Fidelity Range Extensions documents JVT-L047 (non-integrated form) and JVT-L050 (integrated form), July 2004 T.C. Wang, Y.W. Huang, H.C. Fang, L.G. Chen, "Parallel 4x4 2D Transform And Inverse Transform Architecture for MPEG-4 AVC/H.264", Proceedings of the 2007 IEEE International Symposium on Circuits and Systems (ISCAS 2003), pp.II.800-803, May 2003.
本発明の課題は、異なる大きさのブロックのアダマール変換を行う回路の全体の回路面積を削減することのできる構成を有するアダマール変換回路を提供することである。
本発明のアダマール変換回路は、画像のマクロブロックに対し、異なる大きさのブロック単位でアダマール変換を行うアダマール変換回路において、第1のブロックのアダマール変換の演算のうち、一次元4×4アダマール変換演算の前までの処理を行い、該第1のブロックよりも大きい第2のブロックのアダマール変換の演算についても、一次元4×4アダマール変換演算の前までの処理を行う前処理手段と、該前処理手段の処理結果に対し、一次元4×4アダマール変換を行う一次元4×4アダマール変換手段と、該一次元4×4アダマール変換手段の変換結果を、アダマール変換対象のブロックについて累計計算を行う累計計算手段とを備える。
本発明によれば、異なる大きさのブロックのアダマール変換を行う回路の全体の回路面積を削減することのできる構成を有するアダマール変換回路を提供することができる。
本発明の実施形態では、新しい4×4アダマール変換式を利用して、4×4アダマール変換回路を構成することにより、回路面積を削減する。また、同様に、新しい8×8アダマール変換式を利用して、8×8アダマール変換を4×4アダマール変換と同等の処理に変える。従って、8×8アダマール変換は4×4アダマール変換回路を再利用し、独立演算回路をなくした上で回路面積を大幅に削減する。同じ回路で4×4アダマール変換と8×8アダマール変換を両方とも計算することで、4×4アダマール変換と8×8アダマール変換の両方を行う全体の回路面積を削減する。
図1は、本発明の実施形態のアダマール変換回路の全体構成例である。
図1において、本実施形態のアダマール変換回路は、4×4前処理と8×8前処理を行う変換前処理回路21と、1次元アダマール変換回路22と、変換結果の累計回路23を備えている。
変換前処理回路21は、外部差分画データ入力とレジスタアレイBデータ入力とを受け、加減算器A32にデータを切り替えて入力するマルチプレクサ30と、外部差分画データ入力と、レジスタアレイRデータ入力と、レジスタアレイBデータ入力とを受け、加減算器B33に切り替えて入力するマルチプレクサ31を備える。加減算器A32と加減算器B33は、4×4アダマール変換の前処理を行うか、8×8アダマール変換の前処理を行うかに応じて、入力データに適切な加減算を施す。レジスタアレイR34と、レジスタアレイB35とは、加減算器A32と加減算器B33が演算を行うデータを一時的に格納しておく。
一次元アダマール変換回路22は、図1下に示される構成をしている。すなわち、変換前処理回路21で得られた4つのデータX00〜X11を入力して、図の矢印が示すように加算器36−1〜36−4に入力して、加算処理を行わせる。図中の−1は、データに−1を乗算することを示す。加算器36−1には、X00とX01が入力されて、加算される。加算器36−2には、X00と-X01が入力されて、加算される。加算器36−3には、X10と-X11が入力されて、加算される。加算器36−4には、X10とX11が入力されて、加算される。
加算器37−1〜37−4には、加算器36−1〜36−4の出力が、図中の矢印がしめすように入力されて、結果として、Y00〜Y11が出力される。加算器37−1には、加算
器36−1の出力と、加算器36−4の出力が入力され、Y00が出力される。加算器37−2には、加算器36−2の出力と、加算器36−3の出力が入力され、Y01が出力される。加算器37−3には、加算器36−2の出力と、加算器36−3の出力に−1を掛けた値が入力され、Y11が出力される。加算器37−4には、加算器36−1の出力と、加算器36−4の出力に−1を掛けた値が入力され、Y10が出力される。
図2に、本発明のブロックの処理順番を示す。
1個のマクロブロック(16×16画素)において、16個の4×4画素ブロックを順番に処理する。その後に、1個のマクロブロック内の4個の8×8画素ブロックを順番に処理する。1個の8×8ブロック内部を4個の4×4サブブロックに分割して計算する。8×8ブロック内部の処理順番は、左上4×4サブブロック(サブブロックUL)、右上4×4サブブロック(サブブロックUR)、左下4×4サブブロック(サブブロックBL)、右下4×4サブブロック(サブブロックBR)である。
図3は、本実施形態の処理のフローチャートである。
最初に16個の4×4ブロックのアダマール変換を計算する、次に同じ回路で4個の8×8ブロックのアダマール変換を計算する。毎8×8ブロック当り、内部4個4×4ブロックを分割して計算する。
ステップS10において、4×4アダマール変換の前処理を行う。これは、変換前処理回路の2つの機能のうちの前処理機能Iに当たる。ステップS11において、一次元4×4アダマール変換を行う。ステップS12において、4×4アダマール変換結果の累計を求める。ステップS13において、16個の4×4ブロックについて、処理が完了したか否かを判断する。ステップS13の判断がNoの場合には、ステップS10にもどり、他の4×4ブロックを処理する。ステップS13の判断がYesの場合には、ステップS14において、8×8アダマール変換の前処理を行う。これは、変換前処理回路の2つの機能のうちの前処理機能IIに当たる。ステップS15において、4×4アダマール変換の前処理(前処理機能I)を行う。ステップS16において、一次元4×4アダマール変換を行い、ステップS17において、8×8アダマール変換結果の累計処理を行う。ステップS18において、4個の4×4サブブロックの処理が完了したか否かを判断する。ステップS18の判断がNoの場合には、ステップS14に戻って、他のサブブロックを処理する。ステップS18の判断がYesの場合には、ステップS19において、4個の8×8ブロックの処理が完了したか否かを判断する。ステップS19の判断がNoの場合には、ステップS14に戻って、他の8×8ブロックを処理する。ステップS19の判断がYesの場合には、処理を終了する。
図4は、本実施形態の各回路の配置方法である。
前処理回路は二つの機能を持っている。4×4アダマール変換の時(図4(a)に示す)、変換前処理回路21では入力4×4差分画を前処理回路機能Iで処理して、一次元アダマール変換回路22で一次元アダマール変換を処理し、変換結果累計回路23で累計計算して、4×4変換の結果を求める。
8×8アダマール変換の時(図4(b)に示す)、変換前処理回路21では、入力8×8差分画を前処理回路機能IIで処理して、新しい4×4サブブロックを保存して、後に前処理回路機能Iで再処理する。そして、一次元アダマール変換回路22で一次元アダマール変換を行い、8×8ブロック内1つの4×4サブブロック変換の結果を獲得する。このプロセスは4回で繰り返し、変換結果累計回路23で累計計算して、一個の8×8ブロックの変換結果を求める。
図5は、本実施形態の4×4アダマール変換アーキテクチャを示す図である。
変換前処理回路21は前処理回路機能Iを持っている。変換前処理回路21の実際の構成は、図1に示したとおりであるが、図5では、4×4アダマール変換においては、前処理回路機能Iのみを使うので、4×4アダマール変換の場合に用いる構成だけを示している。ここでは処理速度は4×4ブロック当たり4サイクル。変換前処理回路21が実際に計算する具体的な計算式は(3)式で表される。計算式中では、X4は入力4×4差分画である(X40、X41、X42、X43は、X4の行0、行1、行2、行3である)、Y4は4×4変換後データである、H4は4×4アダマール変換行列である。
図5の変換前処理回路21への入力は、外部4×4差分画データ入力X4として与えられる。加減算器Aには、X4の行0と行1、あるいは、行2と行3が入力され、加算あるいは、減算され、レジスタアレイRに格納される。(3)式が示すように、必要なのは、X40+X41と、X40-X41と、X42+X43と、X42-X43との4つのベクトル値である。これらをレジスタアレイRに格納する。次に、マルチプレクサは、レジスタアレイRから必要なデータを読み出して、加減算器Bに与える。加減算器Bでは、必要な加算、あるいは、減算を行う。(3)式から明らかなように、必要なのは、X40+X41とX42+X43との加算と減算、及び、X40-X41とX42-X43との加算と減算である。これらを求めたら、結果を一次元4×4アダマール変換回路22に渡す。一次元4×4アダマール変換回路22では、(3)式の、H4を変換前処理回路21からのデータに乗算する演算を行う。この乗算はX40+X41とX42+X43との加算と減算、及び、X40-X41とX42-X43との加算と減算から得られるベクトル値の配列である4×4行列に、右から4×4アダマール変換行列を乗算する処理である。
上記実施形態と図9に示す従来技術を比べると、両方の処理速度を同じで、本実施形態のほうが回路面積は小さくになる。具体的には、以下の表で説明する。以下の表は、4×4アダマール変換回路の構成を示す。表1は、一般的な変換結果累計回路の構成を考慮していない。MUXは、変換前処理回路内のMUXを除いている。
上記表のように、レジスタは、個数は同じであるが、ビット数が少なくてすんでいる。また、MUXが本実施形態ではなくなっているので、それだけ回路規模を縮小できており、回路面積も狭くすることができる。
図6は、本実施形態の4×4アダマール変換アーキテクチャのシーケンス図である。
図6に示すシーケンスは、一個の4×4ブロックの処理順番である。一個のマクロブロック内の16個の4×4ブロックは同じフローで繰り返し計算する。
加減算器Aで、4×4ブロックの行0〜行3までを処理し終わると、加減算器Bは、処理を開始できる。加減算器Aの処理開始から2サイクル後に加減算器Bが処理を開始する。加減算器Bから得られた結果にそのまま一次元アダマール変換を行うことにより、加減算器Bの処理と一次元アダマール変換の処理は、1サイクル以内の遅延時間で実行が可能である。
図7は、本実施形態の8×8アダマール変換アーキテクチャである。
図7において、変化前処理回路は、前処理回路機能I21bとII21aに分けて記載しているが、実際の構成は、図1の通り1つの回路であり、ここでは、説明の便宜のため、分けて図示した。
始めに、変換前処理回路は前処理回路機能II21aによって、1個の8×8ブロックを4個の4×4サブブブロックに分割して、一つ一つを計算する。生成した新しい4×4サブブロックは、内部レジスタアレイBで保持する。そして、変換前処理回路は、前処理回路機能I21bによって、4×4変換と同じ処理を実行する(入力に対して図5、図6で説明した処理と同じ処理を施す)。具体的な計算式は(4)式で表される。計算式中において、X8は入力8×8差分画である、H8は8×8アダマール変換行列である、Y8は8×8変換後データである。8×8差分画X8中において、X8ULはX8の左上4×4サブブロックであり、X8URはX8の右上4×4サブブロックであり、X8BLはX8の左下4×4サブブロックであり、X8BRは右下4×4サブブロックである。
すなわち、前処理回路機能IIでは、4×4サブブロックX8UL〜X8BRのそれぞれの対応する要素(左上の要素同士、右上の要素同士など)について、X8UL+ X8UR+ X8BL+ X8BR、X8UL- X8UR+ X8BL- X8BR、X8UL+ X8UR- X8BL- X8BR、X8UL- X8UR- X8BL+ X8BRを計算し、4つの4×4サブブロックの演算結果を得る。これに、右からH4を演算する処理を前処理回路機能Iで演算する。(3)式から明らかなように、前処理回路機能Iは、4×4行列に左から4×4のアダマール変換行列H4を掛ける演算となっている。前処理回路機能Iの演算結果に対し、次に、一次元4×4アダマール変換回路22において、右から、4×4アダマール変換行列H4を乗算する変換を行う。そして、最後に、4×4変換結果累計回路23において、累計演算を行って、結果を出力する。
図8は、本実施形態の8×8アダマール変換アーキテクチャのシーケンス図である。
図8の示すシーケンスは、一個の8×8ブロックの処理順番である。一個のマクロブロック内の4個の8×8ブロックは同じフローで繰り返し計算する。
一個の8×8ブロックにおいて、4個の4×4サブブロックを一つ一つ計算する。処理
順番は8×8ブロック内の左上4×4サブブロック(UL:X8UL+ X8UR+ X8BL+ X8BRを計算する)、右上4×4サブブロック(UR:X8UL- X8UR+ X8BL- X8BRを計算する)、左下4×4サブブロック(BL:X8UL+ X8UR- X8BL- X8BRを計算する)、右下4×4サブブロックである(BR:X8UL- X8UR- X8BL+ X8BRを計算する)。毎4×4サブブロックの処理は2段階がある。第一段階は前処理回路機能IIで処理する。第二段階は前処理回路機能Iで処理する。前処理回路機能Iの処理は、図5と同じである。
前処理回路機能IIでは、図8に示されるように、4×4サブブロックは、左上から右上、左下、右下の順に処理する。それぞれの4×4サブブロックの処理においては、加減算器Aが、サブブロックの0行と2行を、それぞれレジスタアレイBのB0とB2を使って計算し、結果を入れる。加減算器Bは、サブブロックの1行と3行を、それぞれレジスタアレイBのB1とB3を使って計算し、結果を入れる。前処理回路機能IIの処理の後は、前処理回路機能Iの処理を行う。
上記実施形態のほかに、以下の付記を開示する。
(付記1)
画像のマクロブロックに対し、異なる大きさのブロック単位でアダマール変換を行うアダマール変換回路において、
第1のブロックのアダマール変換の演算のうち、一次元4×4アダマール変換演算の前までの処理を行い、該第1のブロックよりも大きい第2のブロックのアダマール変換の演算についても、一次元4×4アダマール変換演算の前までの処理を行う前処理手段と、
該前処理手段の処理結果に対し、一次元4×4アダマール変換を行う一次元4×4アダマール変換手段と、
該一次元4×4アダマール変換手段の変換結果を、アダマール変換対象のブロックについて累計計算を行う累計計算手段と、
を備えることを特徴とするアダマール変換回路。
(付記2)
前記第1のブロックは、4×4画素のブロックであり、前記第2のブロックは、8×8画素のブロックであることを特徴とする付記1に記載のアダマール変換回路。
(付記3)
前記一次元4×4アダマール変換は、前記前処理手段の出力に右から4×4のアダマール変換行列を乗算する演算であることを特徴とする付記2に記載のアダマール変換回路。(付記4)
前記前処理手段は、前記第1のブロックに対し、X4は入力4×4画素とし、X40、X41、X42、X43を、X4の行0、行1、行2、行3であるとした場合、(X40+X41)+ (X42+X43)、(X40+X41)- (X42+X43)、(X40-X41)-(X42-X43)、(X40-X41)+(X42-X43)の4つの値を計算する加減算器及びレジスタアレイからなることを特徴とする付記2に記載のアダマール変換回路。
(付記5)
前記前処理手段は、前記第2のブロックに対し、X8は入力8×8画素とし、8×8画素X8中において、X8ULはX8の左上4×4サブブロックであり、X8URはX8の右上4×4サブブロックであり、X8BLはX8の左下4×4サブブロックであり、X8BRは右下4×4サブブロックであるとした場合、X8UL+ X8UR+ X8BL+ X8BR、X8UL- X8UR+ X8BL- X8BR、X8UL+ X8UR- X8BL- X8BR、X8UL- X8UR- X8BL+ X8BRの4つの4×4行列値を計算し、更に、これらの4×4行列値に対し、左から4×4アダマール変換行列を乗算する加減算器及びレジスタアレイからなることを特徴とする付記2に記載のアダマール変換回路。
(付記6)
前記第1のブロックは、nを整数として、2n×2nブロックであることを特徴とする付記1に記載のアダマール変換回路。
(付記7)
前記第2のブロックは、nを整数として、2n+1×2n+1ブロックであることを特徴とする付記6に記載のアダマール変換回路。
本発明の実施形態のアダマール変換回路の全体構成例である。 本発明のブロックの処理順番を示す図である。 本実施形態の処理のフローチャートである。 本実施形態の各回路の配置方法である。 本実施形態の4×4アダマール変換アーキテクチャを示す図である。 本実施形態の4×4アダマール変換アーキテクチャのシーケンス図である。 本実施形態の8×8アダマール変換アーキテクチャである。 本実施形態の8×8アダマール変換アーキテクチャのシーケンス図である。 既存の4×4アダマール変換演算回路を示す図である。
符号の説明
21、21a、21b 変換前処理回路
22 一次元4×4アダマール変換回路
23 変換結果累計回路
30、31 マルチプレクサ
32、33 加減算器
34、35 レジスタアレイ
36−1〜36−4、37−1〜37−4 加算器

Claims (5)

  1. 画像のマクロブロックに対し、異なる大きさのブロック単位でアダマール変換を行うアダマール変換回路において、
    第1のブロックのアダマール変換の演算のうち、一次元4×4アダマール変換演算の前までの処理を行い、該第1のブロックよりも大きい第2のブロックのアダマール変換の演算についても、一次元4×4アダマール変換演算の前までの処理を行う前処理手段と、
    該前処理手段の処理結果に対し、一次元4×4アダマール変換を行う一次元4×4アダマール変換手段と、
    該一次元4×4アダマール変換手段の変換結果を、アダマール変換対象のブロックについて累計計算を行う累計計算手段と、
    を備えることを特徴とするアダマール変換回路。
  2. 前記第1のブロックは、4×4画素のブロックであり、前記第2のブロックは、8×8画素のブロックであることを特徴とする請求項1に記載のアダマール変換回路。
  3. 前記一次元4×4アダマール変換は、前記前処理手段の出力に右から4×4のアダマール変換行列を乗算する演算であることを特徴とする請求項2に記載のアダマール変換回路。
  4. 前記前処理手段は、前記第1のブロックに対し、X4は入力4×4画素とし、X40、X41、X42、X43を、X4の行0、行1、行2、行3であるとした場合、(X40+X41)+ (X42+X43)、(X40+X41)- (X42+X43)、(X40-X41)-(X42-X43)、(X40-X41)+(X42-X43)の4つの値を計算する加減算器及びレジスタアレイからなることを特徴とする請求項2に記載のアダマール変換回路。
  5. 前記前処理手段は、前記第2のブロックに対し、X8は入力8×8画素とし、8×8画素X8中において、X8ULはX8の左上4×4サブブロックであり、X8URはX8の右上4×4サブブロックであり、X8BLはX8の左下4×4サブブロックであり、X8BRは右下4×4サブブロックであるとした場合、X8UL+ X8UR+ X8BL+ X8BR、X8UL- X8UR+ X8BL- X8BR、X8UL+ X8UR- X8BL- X8BR、X8UL- X8UR- X8BL+ X8BRの4つの4×4行列値を計算し、更に、これらの4×4行列値に対し、左から4×4アダマール変換行列を乗算する加減算器及びレジスタアレイからなることを特徴とする請求項2に記載のアダマール変換回路。
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