JP2010128968A - アダマール変換回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】2種類のアダマール変換を演算可能であって、変換回路面積の増大を抑制することの出来るアダマール変換回路を提供する。
【解決手段】4×4アダマール変換回路によって演算が行われた4×4アダマール変換結果は、レジスタアレイに格納される。8×8アダマール変換回路は、レジスタアレイから4×4アダマール変換結果を読出し、これを利用して8×8アダマール変換を行う。また、4×4アダマール変換の処理と8×8アダマール変換の処理を同時に行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画像エンコード装置のアダマール変換回路に関する。
従来、MPEGやH.261, H.263では、8×8画素のブロックを単位として、原画像ないしフレーム間予測の予測誤差画像の離散コサイン変換(DCT)係数を求め、その係数により符号化している。
H.264(非特許文献1)では、圧縮効率向上のために、離散コサイン変換(DCT)では4×4画素と8×8画素の2種類ブロックサイズを用い,ブロックごとに符号化効率の高いサイズを選択することでMPEGやH.261, H.263より高い符号化効率を得るようにしている。16×16画素のマクロブロックに対して、ブロックサイズ判定処理は以下の通り:
(1)各4×4ブロックに対して、4×4アダマール変換の周波数係数の絶対値を計算する。1マクロブロックにおいて、16個の4×4ブロックの和を求める。
(2)各8×8ブロックに対して、8×8アダマール変換の周波数係数の絶対値を計算する。1マクロブロックにおいて4個の8×8ブロックの和を求める。
(3)上記(1)と(2)の値を比較し、この値の小さい方のブロックサイズを離散コサイン変換(DCT)のブロックサイズとする。
H.264における4×4アダマール変換の計算式を(1)式で示す。X4は入力4×4差分画、Y4は4×4変換後のデータである。H4は4×4アダマール変換行列である。
Figure 2010128968
H.264における8×8アダマール変換の計算式を(2)式で示す。X8は入力8×8差分画、Y8は8×8変換後データである。H4は上記式と同じである。
Figure 2010128968
既存の4×4アダマール変換演算回路は図9に示す。
この4×4アダマール変換演算回路は、非特許文献2に示されたものである。図9において、X00〜X33は、4×4ブロックの入力画素値である。Y00〜Y33は、4×4アダマール変換の出力結果である。2-D H2部9−1〜9−4は、みな同じ回路であり、図9の下に示
されているような二次元H2アダマール変換回路である。一番上の入力と2番目の入力を相互に加算し、3番目の入力と4番目の入力を相互に加算し、ついで、1番目の加算器の出力を4番目の加算器の出力と、2番目の加算器の出力を3番目の加算器の出力と、3番目の加算器の出力を2番目の加算器の出力と、4番目の加算器の出力を1番目の加算器の出力と、それぞれ加算し、4つの出力値を得ている。加減算器10−1〜10−4は、それぞれ4つの入力を2つの異なる2-D H2部9−1〜9−4から得て、四角の中に示される+や−の記号にしたがって、加算や減算を行う。例えば、加減算器10−1は、4つの入力の上から4つすべてについて、2-D H2部9−1と9−2からの値を加算する。加減算器10−2は、2-D H2部9−1からの4つの出力から、2-D H2部9−2からの4つの出力にマイナスを乗算した値を減算する。他の加減算器10−3、10−4も同様である。また、加減算器11−1は、加減算器10−1からの4つの出力と、加減算器10−4からの4つの出力を加算し、出力する。加減算器11−2〜11−4についても、図9内の矢印が示すような入出力関係で加減算を行う。
また、既存の8×8アダマール変換演算回路に関する発表論文や特許は、本発明者の知る限り発表されていない。
「H.264規格書」Joint Video Team of ITU-T and ISO/IEC JTC 1, "Draft ITU-T Recommendation and Final Draft International Standard of Joint Video Specification (ITU-T Rec. H.264 | ISO/IEC 14496-10 AVC)," document JVT-G050r1, May 2003; technical corrigendum 1 documents JVT-K050r1 (non-integrated form) and JVT-K051r1 (integrated form), March 2004; and Fidelity Range Extensions documents JVT-L047 (non-integrated form) and JVT-L050 (integrated form), July 2004 W. Hwangbo, J. Kim, and C.M. Kyung, "A High-Performance 2-D Inverse Transform Architecture for the H.264/AVC Decoder", Proceedings of the 2007 IEEE International Symposium on Circuits and Systems (ISCAS 2007), pp.1613-1616, May 2007.
H.264エンコードは4×4と8×8二種類のアダマール変換回路を用いる。ところで、動画像の高解像度化に伴い、2種類のアダマール変換を同時計算することによって、処理速度の向上を図ることが必要となる。さらに、LSIのコストを抑えるために、変換回路面積大幅増加の抑制も不可欠である。
本発明の課題は、2種類のアダマール変換を演算可能であって、変換回路面積の増大を抑制することの出来るアダマール変換回路を提供することである。
本発明のアダマール変換回路は、画像のマクロブロックに対し、異なる大きさのブロック単位でアダマール変換を行うアダマール変換回路において、第1のブロック単位でアダマール変換を行う第1のアダマール変換手段と、該第1のアダマール変換手段の変換結果を格納するレジスタ手段と、該レジスタ手段に格納された、該第1のアダマール変換手段の変換結果を用いて、該第1のブロックより大きい第2のブロック単位でアダマール変換を行う第2のアダマール変換手段と、を備える。
本発明によれば、2種類のアダマール変換を演算可能であって、変換回路面積の増大を抑制することの出来るアダマール変換回路を提供することができる。
本発明の実施形態においては、
・新しい4×4アダマール変換式を利用して、4×4アダマール変換を規則化する。これにより、実装と検証工数を削減する。
・新しい8×8アダマール変換式を利用して、4×4アダマール変換結果を利用して、8×8アダマール変換を行うようにする。これにより、8×8アダマール変換の処理速度向上と回路面積増加抑制を両立させる。
・4×4変換と8×8変換を同時計算することで、処理時間が短縮する。
・4×4アダマール変換結果を保存したレジスタアレイの行/列アクセス方法を入れ替えることで、レジスタアレイのサイズを1/2に 削減し、回路面積増加を抑制する。
上記実施形態によれば、4×4アダマール変換と8×8アダマール変換同時計算することで、処理速度を向上することができる。今までの設計に比べ、処理速度は最も速い(21サイクル/1マクロブロック)。さらに、回路面積の大幅な増加も抑制できる。
図1は、本発明の実施形態のアダマール変換回路の構成例である。
図1において、アダマール変換回路は、4×4アダマール変換回路21、4×4アダマール変換結果を再利用する8×8アダマール変換回路22、4×4アダマール変換結果を保存したレジスタアレイ23、4×4アダマール変換結果累計回路24、8×8アダマール変換結果累計回路25からなっている。
4×4アダマール変換回路21には、差分画データとして、1画素9ビットの16画素分のデータが入力される。4×4アダマール変換回路21の出力は、1画素13ビットの16画素分のデータとなる。これは、レジスタアレイ23に入力される。レジスタアレイ23は、1ワード208ビットの4ワード分の格納容量を有する。レジスタアレイ23内部はセルに分割されており、1つのセルは、1画素13ビットの4画素分の格納容量を有し、レジスタアレイ23全体で、4×4アダマール変換結果を4つ格納できるようになっている。
レジスタアレイ23から出力される4×4アダマール変換結果を用いて、4×4変換結果累計回路24は、1マクロブロック内の16個の4×4アダマール変換結果について変換結果を累計し、4×4アダマール値として出力する。また、4×4アダマール変換結果は、8×8アダマール変換回路22に入力され、8×8アダマール変換の演算に使用される。8×8アダマール変換結果は、8×8変換結果累計回路25に入力され、1マクロブロックの4個の8×8画素ブロックについて、8×8アダマール変換結果が累計されて、8×8アダマール値として出力される。
図2に、本実施形態のブロック処理順番を示す。
1マクロブロック差分画(16×16画素)において、16個の4×4画素ブロックの処理順番は、図2(a)に示されるように、図2(a)内のブロックに記載されているブロックの番号の順番に従う。同様に、4個の8×8画素ブロックの処理順番は、図2(b)内のブロックに記載されているブロックの番号の順番に従う。
図3は、本実施形態のフローチャートである。
4×4変換の結果を利用し、4×4変換と8×8変換を同時計算する。4×4アダマール変換回路と4×4変換結果累計回路は、ステップS10において、4×4ブロック00〜03を演算し、ステップS11で、4×4ブロック04〜07を演算し、ステップS12で、4×4ブロック08〜11を演算し、ステップS13で、4×4ブロック12〜15を演算する。また、8×8アダマール変換回路と、8×8変換結果累計回路は、ステップS10の結果を用いて、ステップS14において、8×8ブロック0を演算し、ステップS15において、ステップS11の演算結果を用いて、8×8ブロック1を演算し、ステップS16において、ステップS12の演算結果を用いて、8×8ブロック2を演算し、ステップS17において、ステップS13の演算結果を用いて、8×8ブロック3を演算する。ここで、4×4アダマール変換を行う回路と、8×8アダマール変換を行う回路は、別ハードウェアなので、同時動作が可能である。したがって、ステップS11とS14、ステップS12とS15、ステップS13とS16を同時に実行し、4×4アダマール変換と8×8アダマール変換を同時計算することにより、処理速度を速くすることが出来る。
図4は、本実施形態の4×4アダマール変換回路の構成図である。
処理速度は毎4×4ブロック当り1サイクルである。以下に示す、新しい4×4アダマール変換式を図4のようにハードウェアとして実装することにより、従来の図9の構成より、本実施形態の方法は簡単になり、実装や検証工数が削減できる。
具体的な計算式は(3)式で表される。計算式中、X4は入力4×4差分画素値の行列、X40、X41、X42、X43は、その行列の各行であり、Y4は4×4変換後データである、H4は4×4アダマール変換行列である。
Figure 2010128968
図4(a)において、入力は、4×4画素値である。X00〜X03が4×4ブロックの入力行0のデータであり、X10〜X13が4×4ブロックの入力行1のデータであり、X20〜X23が4×4ブロックの入力行2のデータであり、X30〜X33が4×4ブロックの入力行3のデータである。加減算器30−1〜30−4、31−1〜31−4の+と−の符号の読み方は、図9と同じである。すなわち、加減算器30−1は、矢印が示すように、4×4ブロックの入力行0と1からデータを得、それぞれ4つずつのデータを加算して、4つの加算結果を出力する。加減算器30−2は、矢印が示すように、4×4ブロック入力行0と1からそれぞれ4つずつのデータを取得し、行0のデータから行1のデータを減算して、4つのデータを出力する。加減算器30−3、30−4についても、矢印が示すように、4×4ブロック入力行2と3からデータを取得し、加減算器30−3は、それぞれ加算を行い、加減算器30−4は、減算を行って、それぞれ4つずつのデータを出力する。加減算器31−1は、矢印が示すように、加減算器30−1と30−3から4つずつデータを取得し、加算を行って、1-D H4部32−1に結果を出力する。同様に、加減算器31−2は加減算器30−1と30−3から、加減算器31−3は、加減算器30−2と30−4から、加減算器31−4は、加減算器30−1と30−4から4つずつデータを取得し、図4(a)の符号が示すように、加算あるいは減算を行って、結果をそれぞれ、1-D H4部32−2〜32−4に出力する。1-D H4部32−1〜32−4は同じ構成であり、図4(b)に示される構成をしている。1-D H4部32−1〜32−4は、一次元アダマール変換部である。
例えば、加減算器30−1は、X00とX10を加算し、X00+X10を得る。加減算器30−2は、X00からX10を減算し、X00-X10を得る。加減算器30−3は、X20からX30を減算し、X
20+X30を得る。加減算器30−4は、X20からX30を減算し、X20-X30を得る。加減算器31−1は、加減算器30−1からのX00+X10と加減算器30−3からのX20+X30を加算し、X00+X10+ X20+X30を得る。加減算器31−2は、加減算器30−1からのX00+X10から加減算器30−3からのX20+X30を減算し、X00+X10- X20-X30を得る。加減算器31−3は、加減算器30−2からのX00-X10から加減算器30−4からのX20-X30から減算し、X00-X10-( X20-X30)を得る。加減算器31−4は、加減算器30−2からのX00-X10と加減算器30−4からのX20-X30とを加算し、X00-X10+ X20-X30を得る。これらの結果は、それぞれ1-D H432−1〜32−4において、一次元4×4アダマール変換され、Y00、Y10、Y20、Y30として出力される。他のデータについても同様である。
図4(b)において、X0〜X3は、4つの入力であり、図4(a)の加減算器31−1〜31−4から与えられる。加算器35−1は、X0+X3を、加算器35−2は、X1+X2を、加算器35−3は、X1-X2を、加算器35−4は、X0-X3を、計算する。加算器36−1は、X0+X1+X2+X3を、加算器36−2は、X0-X1-X2+X3を、加算器36−3は、X0+X1-X2-X3を、加算器36−4は、X0-X1+X2-X3を計算する。結果は、それぞれ、Y0〜Y3として出力される。1-D H4部32−1〜32−4は、それぞれ、変換結果の行0〜行3の分をそれぞれ、Y4=(Y00〜Y03、Y10〜Y13、Y20〜Y23、Y30〜Y33)として得る。
図5は、本実施形態の8×8アダマール変換回路の構成図である。
4×4アダマール変換結果を利用し、8×8変換結果を計算する回路である。処理速度は1つの8×8ブロック/4サイクルである。具体的な計算式は(4)式で表される。計算式中には、X8は入力8×8差分画、Y8は8×8変換後データ、H8は8×8アダマール変換行列である。Y400、Y401、Y410、Y411は、Y8の左上、右上、左下、右下の位置に対しての四つの4×4ブロックの変換の結果を一般的に表したものであり、
Figure 2010128968
例えば、図2のブロック1に対するY8を示すY81に対しては、Y400はY404、Y401はY405、Y410はY406、Y411はY407に相当する。
加減算器40−1には、4×4アダマール変換結果であって、8×8ブロックの左上のデータY400と、右上のデータY401を入力し、加算を行う。加減算器40−2には、4×4アダマール変換結果であって、8×8ブロックの左上のデータY400と、右上のデータY401を入力し、減算を行う。加減算器40−3には、4×4アダマール変換結果であって、8
×8ブロックの左下のデータY410と、右下のデータY411を入力し、減算を行う。加減算器40−4には、4×4アダマール変換結果であって、8×8ブロックの左下のデータY410と、右下のデータY411を入力し、加算を行う。加減算器41−1は、加減算器40−1と40−4から演算結果を受け取って、加算を行い、8×8アダマール変換結果として、8×8ブロックの左上データY80 ULを出力する。加減算器41−2は、加減算器40−2と40−3から演算結果を受け取って、加算を行い、8×8アダマール変換結果として、8×8ブロックの右上データY80 URを出力する。加減算器41−3は、加減算器40−2と40−3から演算結果を受け取って、減算を行い、8×8アダマール変換結果として、8×8ブロックの右下データY80 BRを出力する。加減算器41−4は、加減算器40−1と40−4から演算結果を受け取って、減算を行い、8×8アダマール変換結果として、8×8ブロックの左下データY80 BLを出力する。
図6は、本実施形態のレジスタアレイの構成図である。
4行4列のレジスタアレイであり、一つレジスタは52ビットである。一つのレジスタには、4×4ブロックの行方向の4画素分の4×4アダマール変換結果が格納される。1列あるいは1行のレジスタを使って、1つの4×4アダマール変換のすべてのデータを格納し、図6のレジスタアレイで、4個分の4×4アダマール変換のデータを格納する。
図7は、本実施形態のレジスタアレイのアクセスフローチャートである。
図7において、4×4変換結果のブロック00などは、図2(a)のブロック番号を示している。レジスタの行と列は、図6に従う。8×8変換結果のブロック0〜3は、図2(b)のブロック番号である。
図7(a)は、4×4アダマール変換結果を書き込むフローであり、図7(b)は、4×4アダマール変換結果を読み出すフロー、あるいは、同義であるが、8×8アダマール変換結果を計算するフローである。
図7(a)のサイクル番号と図7(b)のサイクル番号は対応しており、同じサイクル番号で示されている処理は、1サイクル内で、両方の処理を行うことを意味する。図7(a)において、4×4変換結果のブロック00〜15を、サイクル0〜15の間に、レジスタアレイの行と列に、書き込む方向を切り替えて書き込む。すなわち、最初、サイクル0〜3では、行方向に書込み、次のサイクル4〜7では、列方向に書き込んでいる。また、サイクル8〜11では、行方向、サイクル12〜15では、列方向に書き込む。このように、書き込む方向を行方向か列方向か、8×8ブロックが1つ格納されるごとに切り替える。
図7(b)では、サイクル4〜19の間に、レジスタアレイに書き込まれたデータを読み出す。この場合も、読み出す方向を行方向と列方向で切り替える。サイクル4〜7では、行方向に読出し、サイクル8〜11では、列方向に読出し、サイクル12〜15では、行方向に読出し、サイクル16〜19では、列方向に読み出す。この結果、8×8変換結果は、サイクル4では、ブロック0の行0と行4、サイクル5では、ブロック0の行1と行5というように、8×8ブロックの一部の行ずつ結果が得られる。
行アクセスと列アクセスを8×8ブロック毎に切り替えるので、レジスタアレイが1つのみでよく、回路面積の増大を抑えることが出来る。
図8は、本実施形態の処理の流れを示すタイムチャートである。
4×4変換を、ブロック番号順に1サイクルに1ブロックというペースで処理を行う。8×8変換は、4×4変換4つ分(8×8ブロック1つ分)が計算し終わった後で、開始することが出来、4×4変換の4サイクル後に演算を開始する。8×8変換は、1サイクルで、1つのブロックの2つの行についての計算を行うことが出来る。8×8変換が開始した後、4×4変換が終了するまでの間は、8×8変換と4×4変換を並行して同時に実行する。これにより、処理速度を速くすることができる。4×4変換や8×8変換の後、結果をそれぞれ累計するが、これには、それぞれ1サイクルを必要とする。したがって、図8にあるように、1マクロブロックの4×4アダマール変換と8×8アダマール変換の両方を終了するには、21サイクルかかることになる。
本実施形態によれば、4×4アダマール変換と8×8アダマール変換を同時計算できる回路としたことにより、処理速度を高速化できる。さらに、8×8アダマール変換を、4×4アダマール変換の結果を使って処理する回路構成としたことにより、8×8アダマール変換回路から4×4アダマール変換に相当する演算を行う回路を削除でき、回路面積増加を抑えることができる。
上記実施形態の開示のほかに、以下の付記を開示する。
(付記1)
画像のマクロブロックに対し、異なる大きさのブロック単位でアダマール変換を行うアダマール変換回路において、
第1のブロック単位でアダマール変換を行う第1のアダマール変換手段と、
該第1のアダマール変換手段の変換結果を格納するレジスタ手段と、
該レジスタ手段に格納された、該第1のアダマール変換手段の変換結果を用いて、該第1のブロックより大きい第2のブロック単位でアダマール変換を行う第2のアダマール変換手段と、
を備えることを特徴とするアダマール変換回路。
(付記2)
前記第1のブロックは、4×4画素のブロックであり、前記第2のブロックは、8×8画素のブロックであることを特徴とする付記1に記載のアダマール変換回路。
(付記3)
前記第1のアダマール変換手段は、
X4を、入力4×4ブロックの画素値の一行(X40、X41、X42、X43はX4の行0、行1、行2、行3である)であるとし、Y4を4×4アダマール変換後データである、H4を4×4アダマール変換行列とした場合、
Figure 2010128968
で表される演算を行う複数の加減算器と複数の1次元アダマール変換部からなることを特徴とする付記2に記載のアダマール変換回路。
(付記4)
前記第2のアダマール変換手段は、
X8を入力8×8ブロックの画素値、Y8は8×8アダマール変換後データ、H8は8×8アダマール変換行列、Y400、Y401、Y410、Y411を、Y8の左上、右上、左下、右下の位置対しての4×4ブロックのアダマール変換の結果とした場合、
Figure 2010128968
で表される演算を行う複数の加減算器からなることを特徴とする付記3に記載のアダマール変換回路。
(付記5)
前記レジスタ手段は、行方向と列方向に配列された単位レジスタからなり、前記第1のアダマール変換手段の変換結果の書込み、あるいは、読出しは、8×8ブロックの書込み、あるいは、読出しが完了するごとに、行方向へ行うか、列方向へ行うかを切り替えることを特徴とする付記1に記載のアダマール変換回路。
(付記6)
前記第1のアダマール変換手段の処理と、前記第2のアダマール変換手段の処理とを並行して行うことを特徴とする付記1に記載のアダマール変換回路。
(付記7)
画像のマクロブロックに対し、異なる大きさのブロック単位でアダマール変換を行うアダマール変換処理方法において、
ある大きさの第1のブロック単位でアダマール変換を行い、
該第1のブロック単位のアダマール変換ステップの変換結果を格納し、
該格納された、該第1のブロック単位のアダマール変換ステップの変換結果を用いて、該第1のブロックより大きい第2のブロック単位でアダマール変換を行う、
ことを特徴とするアダマール変換処理方法。
本発明の実施形態のアダマール変換回路の構成例である。 本実施形態のブロック処理順番を示す図である。 本実施形態のフローチャートである。 本実施形態の4×4アダマール変換回路の構成図である。 本実施形態の8×8アダマール変換回路の構成図である。 本実施形態のレジスタアレイの構成図である。 本実施形態のレジスタアレイのアクセスフローチャートである。 本実施形態の処理の流れを示すタイムチャートである。 既存の4×4アダマール変換演算回路図である。
符号の説明
21 4×4アダマール変換回路
22 8×8アダマール変換回路
23 レジスタアレイ
24 4×4変換結果累計回路
25 8×8変換結果累計回路
30−1〜30−4、31−1〜31−4 加減算器
32−1〜32−4 1-D H4部(一次元アダマール変換部)
35−1〜35−4、36−1〜36−4 加算器
40−1〜40−4、41−1〜41−4 加減算器

Claims (5)

  1. 画像のマクロブロックに対し、異なる大きさのブロック単位でアダマール変換を行うアダマール変換回路において、
    第1のブロック単位でアダマール変換を行う第1のアダマール変換手段と、
    該第1のアダマール変換手段の変換結果を格納するレジスタ手段と、
    該レジスタ手段に格納された、該第1のアダマール変換手段の変換結果を用いて、該第1のブロックより大きい第2のブロック単位でアダマール変換を行う第2のアダマール変換手段と、
    を備えることを特徴とするアダマール変換回路。
  2. 前記第1のブロックは、4×4画素のブロックであり、前記第2のブロックは、8×8画素のブロックであることを特徴とする請求項1に記載のアダマール変換回路。
  3. 前記第1のアダマール変換手段は、
    X4を入力4×4ブロックの画素値の行列、X40、X41、X42、X43を該行列の各行であるとし、Y4を4×4アダマール変換後データとし、H4を4×4アダマール変換行列とした場合、
    Figure 2010128968
    で表される演算を行う複数の加減算器と複数の1次元アダマール変換部からなることを特徴とする請求項2に記載のアダマール変換回路。
  4. 前記第2のアダマール変換手段は、
    X8を入力8×8ブロックの画素値行列、Y8を8×8アダマール変換後行列、H8を8×8アダマール変換行列、Y400、Y401、Y410、Y411を、Y8の左上、右上、左下、右下の位置に対しての4×4ブロックのアダマール変換の結果とした場合、
    Figure 2010128968
    で表される演算を行う複数の加減算器からなることを特徴とする請求項3に記載のアダマール変換回路。
  5. 前記レジスタ手段は、行方向と列方向に配列された単位レジスタからなり、前記第1のアダマール変換手段の変換結果の書込み、あるいは、読出しは、8×8ブロックの書込み、あるいは、読出しが完了するごとに、行方向へ行うか、列方向へ行うかを切り替えることを特徴とする請求項1に記載のアダマール変換回路。
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