JP2010128672A - 電子機器および文字変換方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易なキー操作で文字を入力することができる電子機器および文字変換方法を提供する
【解決手段】携帯端末10は、第1の文字が割り当てられたキーを複数有し、複数のキーの内、少なくとも1つのキーには第1の文字に対応した第2の文字が割り当てられている操作部17と、操作部17によって入力された複数の第1の文字の内、第1の文字から第2の文字に変換可能な変換可能文字を検出する検出部131と、検出部131が検出した変換可能文字を、第1の文字から第2の文字に自動的に変換する文字変換部132と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】携帯端末10は、第1の文字が割り当てられたキーを複数有し、複数のキーの内、少なくとも1つのキーには第1の文字に対応した第2の文字が割り当てられている操作部17と、操作部17によって入力された複数の第1の文字の内、第1の文字から第2の文字に変換可能な変換可能文字を検出する検出部131と、検出部131が検出した変換可能文字を、第1の文字から第2の文字に自動的に変換する文字変換部132と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、複数の文字が割り当てられたキーを複数有し、入力文字の文字変換を行う携帯電話機等の電子機器および文字変換方法に関するものである。
携帯電話機等の携帯端末では、1つのキーに「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」、「ぁ」、「ぃ」、「ぅ」、「ぇ」、「ぉ」など、複数の文字が割り当てられている。例えば、このキーを用いて大文字の「う」を入力する場合には、キーを3回押下する必要がある。小文字の「ぅ」を入力する場合には、キーを8回押下する必要がある。
このような不便さを解消する技術が特許文献1に開示されている。これによれば、「ぅ」のような小文字を入力する場合には、「あ」が割り当てられたキーと特殊キーとを押下すればよい。
特開2008−108228号公報
しかしながら、特許文献1が開示する技術では、1文字を入力する毎に特殊キーを押下する必要がある上、「あ」のような大文字(第1の文字の一例)と「ぁ」のような小文字(第2の文字の一例)とでキーの操作方法が異なるという不利益がある。
本発明は、容易なキー操作で文字を入力することができる電子機器および文字変換方法を提供することにある。
本発明の電子機器は、第1の文字が割り当てられたキーを複数有し、前記複数のキーの内、少なくとも1つのキーには前記第1の文字に対応した第2の文字が割り当てられている操作部と、前記操作部によって入力された複数の第1の文字の内、前記第1の文字から前記第2の文字に変換可能な変換可能文字を検出する検出部と、前記検出部が検出した前記変換可能文字を、前記第1の文字から前記第2の文字に自動的に変換する文字変換部と、を有する。
好適には、前記電子機器は、前記操作部によって入力された文字を表示する表示部を有し、前記表示部は、前記操作部によって入力された前記複数の第1の文字を表示する第1の表示領域と、前記第1の表示領域に表示された前記変換可能文字が前記文字変換部によって前記第2の文字に自動的に変換されたときに、変換後の前記第2の文字を表示する第2の表示領域と、を有する。
好適には、前記検出部は、前記操作部によって前記複数の第1の文字が1文字単位で入力される度に、入力された文字が前記変換可能文字であるか否かの判定を行い、前記文字変換部は、前記検出部が前記変換可能文字を検出する度に、検出した前記変換可能文字を前記第1の文字から前記第2の文字に変換する。
好適には、前記電子機器は、前記第1の表示領域と前記第2の表示領域とは、タッチパネルによって構成され、前記第1の表示領域に表示された前記複数の第1の文字を前記第2の表示領域にドラッグアンドドロップされたか否かを検出する制御部を有し、前記文字変換部は、前記第2の表示領域に前記複数の第1の文字がドラッグアンドドロップされたことを検出した場合には、ドラッグアンドドロップされた前記変換可能文字を前記第1の文字から前記第2の文字に変換する。
好適には、前記電子機器は、前記第2の表示領域には、前記第1の文字と変換された前記第2の文字とが、表示され、前記第2の表示領域において、前記第1の文字と前記第2の文字の内の前記第2の文字のみを選択し、選択した前記第2の文字を変換前の第1の文字に再変換する制御部を有する。
好適には、前記電子機器は、年齢に関する情報を含む個人情報を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記個人情報を参照し、前記年齢が規定値以下であるか否かを判別する判別部と、を有し、前記制御部は、前記判別部によって前記年齢が規定値以下であるものと判別された場合には、前記変換可能文字に対する変換を許可し、前記判別部によって前記年齢が規定値以下でないものと判別された場合には、前記変換可能文字に対する変換を禁止する。
本発明の文字変換方法は、電子機器にて複数の第1の文字を入力するステップと、入力された前記複数の第1の文字の内、前記第1の文字から前記第2の文字に変換可能な変換可能文字を検出するステップと、検出した前記変換可能文字を前記第1の文字から前記第2の文字に自動的に変換するステップと、を有する。
本発明によれば、容易なキー操作で文字を入力することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
〈第1実施形態〉
[携帯端末10の構成例]
図1は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末の主要部の構成例を示す概略ブロック図である。
図1に図示する携帯端末10は、アンテナ11、通信部12、制御部13、記憶部14、音声入出力部15、スピーカ(SP)151、マイクロフォン(MIC)152、表示部16および操作部17を有する。制御部13は、検出部131および文字変換部132を有する。
なお、携帯端末10は、本発明の電子機器に対応する。
[携帯端末10の構成例]
図1は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末の主要部の構成例を示す概略ブロック図である。
図1に図示する携帯端末10は、アンテナ11、通信部12、制御部13、記憶部14、音声入出力部15、スピーカ(SP)151、マイクロフォン(MIC)152、表示部16および操作部17を有する。制御部13は、検出部131および文字変換部132を有する。
なお、携帯端末10は、本発明の電子機器に対応する。
携帯端末10は、例えば、携帯電話機である。携帯端末10は、例えば、PHS(Personal Handy phone System)であってもよい。携帯端末10は、例えば、音声通話、電子メールの作成とその送受信、WEB(World Wide Web)サイトの閲覧を行う機能を有する。
携帯端末10は、入力した大文字を小文字に自動的に変換可能な文字変換機能を有する。この文字変換機能により、例えば、「あけましておめでとうございます」という大文字の文字列を入力するだけで、この文字列を「ぁけましてぉめでとぅござぃます」という大文字と小文字が混合した文字列に自動的に変換することができる。
この文字変換機能では、例えば「あ」のような、大文字と小文字とが存在する文字に対してのみ文字変換が行われる。具体的には、文字が1文字単位で入力される毎に、例えば、「あ」という大文字が「ぁ」という小文字に自動的に文字変換(単変換)される。
なお、「大文字(第1の文字)」とは、平仮名の「あ」、片仮名の「ア」のような文字を指す。「小文字(第2の文字)」とは、平仮名の「ぁ」、片仮名の「ァ」のような文字(捨て仮名)を指す。
説明の便宜上、例えば、平仮名の「あ」のように、大文字から小文字に変換可能な文字を「変換可能文字」という。「ぁけましてぉめでとぅござぃます」のように、大文字と小文字が混合した文字列を単に「混合文字列」ともいう。
説明の便宜上、例えば、平仮名の「あ」のように、大文字から小文字に変換可能な文字を「変換可能文字」という。「ぁけましてぉめでとぅござぃます」のように、大文字と小文字が混合した文字列を単に「混合文字列」ともいう。
アンテナ11は、例えば、内蔵型アンテナである。アンテナ11は、例えば、ロッドアンテナであってもよい。アンテナ11は、所定の周波数帯域における電磁波を基地局(不図示)に向けて送信、あるいはこれを基地局から受信する。
通信部12は、制御部13が出力した送信信号を所定の変調方式に変調し、変調した送信信号を電波信号としてアンテナ11を介して基地局に送信する。
通信部12は、アンテナ11を介して基地局から受信した電波信号を変調方式に対応した復調を行い、復調した信号を受信信号として制御部13に出力する。
通信部12は、アンテナ11を介して基地局から受信した電波信号を変調方式に対応した復調を行い、復調した信号を受信信号として制御部13に出力する。
制御部13は、たとえばマイクロコンピュータ(CPU)、DSP等で構成されている。制御部13は、ユーザによる操作部17の操作に応じて、各種処理が適切な手順で実行されるように、携帯端末10の全般の動作を制御する。
制御部13が行う処理には、文字変換機能を実行する処理、電子メールやWEBの閲覧を行うためのアプリケーションの処理等が含まれる。制御部13が行う制御には、たとえば、通信部12の通信制御、制御部13と記憶部14とのアクセス、入力文字、文字変換されたデータ、画像等を表示部16に表示させるための制御、音声入出力部15における音声処理の制御が含まれる。
検出部131は、大文字から小文字に変換可能である変換可能文字を検出する。例えば、検出部131に入力された文字列が、「あけましておめでとうございます」である場合、大文字と小文字とを有する、「あ」、「お」、「う」、「い」が変換可能文字として検出される。
文字変換部132は、検出部131が検出した変換可能文字に対して、大文字を小文字に文字変換する。例えば、「あ」が「ぁ」に、「お」が「ぉ」に、「う」が「ぅ」に、「い」が「ぃ」に文字変換される。
記憶部14は、たとえば不揮発性の記憶デバイス(フラッシュメモリ)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(SRAM、DRAM)等で構成されている。
記憶部14には、文字変換機能を実行するためのアプリケーションプログラム、エディタ、電子メールを実行するためのプログラム、オペレーティングシステム等が格納されている。この他、記憶部14には、制御部13の出力結果、プログラムの処理過程で利用される一時的なデータ等が格納される。
記憶部14には、文字変換機能を実行するためのアプリケーションプログラム、エディタ、電子メールを実行するためのプログラム、オペレーティングシステム等が格納されている。この他、記憶部14には、制御部13の出力結果、プログラムの処理過程で利用される一時的なデータ等が格納される。
音声入出力部15は、制御部13から供給されたデジタルの音声データをスピーカ151を介して出力するため、デジタルの音声データに対して、デジタル・アナログ(D/A)変換、増幅等の信号処理を施す。
音声入出力部15は、マイクロフォン152から入力されたアナログの音声信号をデジタルの音声データに変換して制御部13に出力するため、アナログの音声信号に対して、増幅、アナログ・デジタル(A/D)変換、符号化等の処理を施す。
音声入出力部15は、マイクロフォン152から入力されたアナログの音声信号をデジタルの音声データに変換して制御部13に出力するため、アナログの音声信号に対して、増幅、アナログ・デジタル(A/D)変換、符号化等の処理を施す。
表示部16は、たとえば液晶表示パネルや有機EL(Electro-Luminescence)パネル等の表示デバイスで構成されている。表示部16は、制御部13から供給された映像信号に応じた種々の情報を表示する。この情報には、入力文字や文字変換処理されたデータ等が含まれる。
操作部17は、たとえば文字確定キー、通話キー、テンキー、方向キー、確定キー、発信キーなど各種機能が割り当てられた複数のキーを有する。操作部17は、これらのキーがユーザによって操作された場合、その操作内容に対応する信号を発生し、これをユーザの指示として制御部13に出力する。
[携帯端末10の外観]
携帯端末10の各構成要素は、図2に図示する第1筐体および第2筐体の所定の場所に格納されている。
図2は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末の外観の一例を示す斜視図である。
携帯端末10の各構成要素は、図2に図示する第1筐体および第2筐体の所定の場所に格納されている。
図2は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末の外観の一例を示す斜視図である。
図2に図示する携帯端末10は、第1筐体101および第2筐体102がヒンジ部103によって連結され、両筐体をヒンジ部103にて開閉することができる折りたたみ型(フォルダ型ともいう)の携帯電話機である。図2には、両筐体が開いた開状態の様子が図示されている。
第1筐体101の面101Fには、表示部16と、その上部にスピーカ151とが配置されている。なお、この面101Fは、携帯端末10の閉状態(不図示)にて、第2筐体102の操作部17と対向する面である。
第2筐体102の面102Fには、操作部17の各種キーと、その下部にマイクロフォン152とが配置されている。
第2筐体102の面102Fには、操作部17の各種キーと、その下部にマイクロフォン152とが配置されている。
[キーへの文字の割当]
キーへの文字の割当を図3および図4に関連付けて説明する。
図3は、本発明の第1実施形態に係る操作部のテンキーを示す外観平面図である。
図4は、本発明の第1実施形態に係るキーの割当の一例を示す図である。
キーへの文字の割当を図3および図4に関連付けて説明する。
図3は、本発明の第1実施形態に係る操作部のテンキーを示す外観平面図である。
図4は、本発明の第1実施形態に係るキーの割当の一例を示す図である。
図3には、操作部17を構成するテンキー171が例示されている。テンキー171は、数字キー、「*」キーおよび「♯」キーによって構成されている。なお、数字キーは、「0」〜「9」キーで構成されている。
携帯端末10には、テンキー171を使用して文字入力を行う、所謂「かな方式(5タッチ方式)」が採用されている。このため、テンキー171を構成する各キーには、図4に図示するように、文字入力モードに応じて、各文字が割り当てられている。
携帯端末10には、テンキー171を使用して文字入力を行う、所謂「かな方式(5タッチ方式)」が採用されている。このため、テンキー171を構成する各キーには、図4に図示するように、文字入力モードに応じて、各文字が割り当てられている。
詳細には、携帯端末10での文字入力時には、「漢字ひらがなモード」、「カタカナモード」、「英字モード」および「数字モード」の内、いずれかが文字入力モードとして選択される。「1」キーに対しては、以下のように文字が割り当てられている。
「漢字ひらがなモード」では、「1」キーに、「あ」行の大文字と小文字とが割り当てられている。具体的には、「1」キーに、「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」、「ぁ」、「ぃ」、「ぅ」、「ぇ」、「ぉ」が順に割り当てられている。
「カタカナモード」では、「1」キーに、「ア」行の大文字と小文字とが割り当てられている。具体体には、「1」キーに、「ア」、「イ」、「ウ」、「エ」、「オ」、「ァ」、「ィ」、「ゥ」、「ェ」、「ォ」が順に割り当てられている。
「英字モード」では、「1」キーに、「.」等の記号が順に割り当てられ、「数字モード」では、「1」キーに「1」が割り当てられている。
「カタカナモード」では、「1」キーに、「ア」行の大文字と小文字とが割り当てられている。具体体には、「1」キーに、「ア」、「イ」、「ウ」、「エ」、「オ」、「ァ」、「ィ」、「ゥ」、「ェ」、「ォ」が順に割り当てられている。
「英字モード」では、「1」キーに、「.」等の記号が順に割り当てられ、「数字モード」では、「1」キーに「1」が割り当てられている。
このように、「1」キー、「4」キー、「8」キーには、大文字と小文字とが割り当てられ、他のキーには、大文字のみが割り当てられている。
例えば、大文字の「お」を入力する場合には、「1」キーを5回押下し、文字確定キー(不図示)を押下することで、「お」の入力が確定される。小文字の「ォ」を入力する場合には、「1」キーを10回押下することで、「ォ」の文字が確定される。
例えば、大文字の「お」を入力する場合には、「1」キーを5回押下し、文字確定キー(不図示)を押下することで、「お」の入力が確定される。小文字の「ォ」を入力する場合には、「1」キーを10回押下することで、「ォ」の文字が確定される。
[表示画面の構成例]
表示部の16における表示画面の構成例について説明する。
図5は、本発明の第1実施形態に係る表示部における表示画面の構成例を示す模式図である。
表示部の16における表示画面の構成例について説明する。
図5は、本発明の第1実施形態に係る表示部における表示画面の構成例を示す模式図である。
図5に図示するように、表示部16の表示画面は、文字入力ボックス161、変換ボックス162および確定文字ボックス163という、3つの表示領域に分割されている。これら3つの表示領域を単に「変換ボックス」ともいう。
なお、文字入力ボックス161は、本発明の第1の表示領域に対応する。変換ボックス162は、本発明の第2の表示領域に対応する。
なお、文字入力ボックス161は、本発明の第1の表示領域に対応する。変換ボックス162は、本発明の第2の表示領域に対応する。
文字入力ボックス161は、操作部17の操作によって入力された大文字を表示するための表示領域である。
変換ボックス162は、文字入力ボックス161に入力された変換可能文字の内、文字変換部132によって文字変換された小文字をトライアル表示(試行表示)するための表示領域である。換言すれば、この変換ボックス162に表示された文字は、アプリケーションへの文字入力が反映される前の未確定の文字である。
なお、例えば「け」のように、大文字のみ存在する文字は、大文字で表示される。
なお、例えば「け」のように、大文字のみ存在する文字は、大文字で表示される。
確定文字ボックス163は、操作部17の確定キー等の押下によって、アプリケーションへの文字入力が確定された文字を表示するための表示領域である。
図5に図示する破線で囲まれた領域は、アクティブ領域と呼ばれる。このアクティブ領域164は、3つの表示領域(文字入力ボックス161、変換ボックス162、確定文字ボックス163の表示領域)の内、操作対象の表示領域を選択するためのものである。アクティブ領域164は、例えば、操作部17の方向キー(例えば「↑」キー、「↓」キー等)の押下によって、選択することができる。図5には、文字入力ボックス161がアクティブ領域164として選択されている様子が例示されている。
[携帯端末10の動作例]
携帯端末10の動作例を図6および図7に関連付けて説明する。
図6は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末の動作例を示すシーケンス図である。
図7(A)〜(K)は、本発明の第1実施形態に係る表示画面の表示例を示す概念図である。
携帯端末10の動作例を図6および図7に関連付けて説明する。
図6は、本発明の第1実施形態に係る携帯端末の動作例を示すシーケンス図である。
図7(A)〜(K)は、本発明の第1実施形態に係る表示画面の表示例を示す概念図である。
以下、アプリケーションとしてのエディタに「あけましておめでとうございます」という文字列を入力し、これを「ぁけましてぉめでとぅござぃます」という混合文字列に文字変換する場合を例に挙げて説明する。
図6に図示するように、ユーザは、操作部17を操作し、エディタを起動させるための操作を行う(ステップST11)。
携帯端末10の制御部13は、この操作を検知し(ステップST12)、エディタを起動する(ステップST13)。これにより、表示部16の表示画面には、図7(A)に図示するエディタが表示される。
携帯端末10の制御部13は、この操作を検知し(ステップST12)、エディタを起動する(ステップST13)。これにより、表示部16の表示画面には、図7(A)に図示するエディタが表示される。
次に、制御部13は、文字変換を実行するか否かという選択肢を表示部16に表示させる(ステップST14)。このとき、表示部16の表示画面には、図7(B)に図示するように、「自動文字変換」と表記されたコマンドボタン1661がウインドウ166上に表示される。このコマンドボタン1661は、「文字変換を実行する」または「文字変換を実行しない」という選択を行うためのコマンドボタンである。文字変換を実行する場合には、例えば、操作部17の確定キーを押下することによって、コマンドボタン1661が押下され、文字変換が行われる。
そして、ユーザは、操作部17の操作により、2つの選択肢の内、いずれかを選択する(ステップST15)。
制御部13は、この操作を検知する(ステップST16)。制御部13は、「文字変換を実行する」という選択肢が選択されたことを検知した場合には(ステップST17のYES)、文字変換機能の実行を許可する。
一方、制御部13は、「文字変換を実行しない」という選択肢が選択されたことを検知した場合には(ステップST17のNO)、文字変換機能の実行を禁止する。
制御部13は、この操作を検知する(ステップST16)。制御部13は、「文字変換を実行する」という選択肢が選択されたことを検知した場合には(ステップST17のYES)、文字変換機能の実行を許可する。
一方、制御部13は、「文字変換を実行しない」という選択肢が選択されたことを検知した場合には(ステップST17のNO)、文字変換機能の実行を禁止する。
始めに、「文字変換を実行する」という選択肢が選択された場合(ステップST17のYES)について説明する。
この場合、制御部13は、図7(C)に図示する変換ボックスを表示部16に表示させる(ステップST18)。これにより、文字変換機能の実行が可能となる。このとき、文字入力ボックス161がアクティブ領域164に設定されている。
この場合、制御部13は、図7(C)に図示する変換ボックスを表示部16に表示させる(ステップST18)。これにより、文字変換機能の実行が可能となる。このとき、文字入力ボックス161がアクティブ領域164に設定されている。
そして、ユーザは、エディタに「あけましておめでとうございます」という文字列を入力する。始めに、ユーザは、第1文字目の「あ」が割り当てられた「1」キーを押下する(ステップST19)。
制御部13は、この操作を検知し(ステップST110)、ステップST19の処理によって入力された大文字「あ」を、表示部16の文字入力ボックス161に表示させる(ステップST111)。これにより、表示部16の文字入力ボックス161には、図7(D)に図示するように、「あけましておめでとうございます」という文字列の第1文字目の「あ」が表示される。
制御部13は、この操作を検知し(ステップST110)、ステップST19の処理によって入力された大文字「あ」を、表示部16の文字入力ボックス161に表示させる(ステップST111)。これにより、表示部16の文字入力ボックス161には、図7(D)に図示するように、「あけましておめでとうございます」という文字列の第1文字目の「あ」が表示される。
このとき、検出部131は、操作部17の操作によって入力された文字において、大文字から小文字に変換可能な変換可能文字を検出する(ステップST112)。
そして、文字変換部132は、入力文字が変換可能文字であった場合には(ステップST113のYES)、大文字から小文字への文字変換を行う(ステップST114)。この場合、大文字の「あ」が小文字の「ぁ」に文字変換される。このように、ユーザの操作による文字変換が不要となり、小文字の入力のためのキー操作が容易になる。
その後、制御部13は、文字変換部132によって文字変換された小文字を表示部16の変換ボックス162に表示する(ステップST115)。これにより、表示部16には、図7(E)に図示するように、文字変換された小文字の「ぁ」が表示される。
そして、文字変換部132は、入力文字が変換可能文字であった場合には(ステップST113のYES)、大文字から小文字への文字変換を行う(ステップST114)。この場合、大文字の「あ」が小文字の「ぁ」に文字変換される。このように、ユーザの操作による文字変換が不要となり、小文字の入力のためのキー操作が容易になる。
その後、制御部13は、文字変換部132によって文字変換された小文字を表示部16の変換ボックス162に表示する(ステップST115)。これにより、表示部16には、図7(E)に図示するように、文字変換された小文字の「ぁ」が表示される。
一方、文字変換部132は、入力文字が変換可能文字でなかった場合には(ステップST113のNO)、文字変換を停止する。
制御部13は、入力文字を表示部16の変換ボックス162に表示する(ステップST115)。例えば、「け」のような入力文字は、文字変換されることなく、表示部16の変換ボックス162に表示される。
制御部13は、入力文字を表示部16の変換ボックス162に表示する(ステップST115)。例えば、「け」のような入力文字は、文字変換されることなく、表示部16の変換ボックス162に表示される。
そして、入力対象の文字が最後の文字、即ち、「あけましておめでとうございます」という文字列の最後の文字「す」でない場合には(ステップST116のNO)、次の文字「け」を入力するため、ステップST110の処理が行われる。以後、ステップST110〜ST115の処理を文字数分だけ繰り返す。
その結果、図7(F)に図示するように、表示部16の文字入力ボックス161には、「あけましておめでとうございます」という文字列が表示され、変換ボックス162には、文字変換された「ぁけましてぉめでとぅござぃます」という混合文字列が表示される。
なお、この段階では、変換ボックス162に表示されている文字列は、トライアル表示であるため、エディタには反映されていない。
その結果、図7(F)に図示するように、表示部16の文字入力ボックス161には、「あけましておめでとうございます」という文字列が表示され、変換ボックス162には、文字変換された「ぁけましてぉめでとぅござぃます」という混合文字列が表示される。
なお、この段階では、変換ボックス162に表示されている文字列は、トライアル表示であるため、エディタには反映されていない。
[小文字から大文字への修正]
ところで、上述したように、変換可能文字は、自動的に大文字から小文字に文字変換されるが、特定の文字については大文字で入力したい場合がある。携帯端末10では、文字変換された小文字を大文字に修正(逆変換)することができる。
以下、文字変換された「ぁけましてぉめでとぅござぃます」という混合文字列の内、第6文字目の小文字の「ぉ」を大文字の「お」に修正する場合を例に挙げて説明する。
ところで、上述したように、変換可能文字は、自動的に大文字から小文字に文字変換されるが、特定の文字については大文字で入力したい場合がある。携帯端末10では、文字変換された小文字を大文字に修正(逆変換)することができる。
以下、文字変換された「ぁけましてぉめでとぅござぃます」という混合文字列の内、第6文字目の小文字の「ぉ」を大文字の「お」に修正する場合を例に挙げて説明する。
図7(F)に図示するように、アクティブ領域164が文字入力ボックス161に設定されている。ユーザは、操作部17の方向キー(例えば「↑」キー)を押下して、図7(G)に図示するように、アクティブ領域164を変換ボックス162に設定する。
制御部13は、表示部16の変換ボックス162表示された文字列の内、変換可能文字に対してのみカーソル165を表示させる。このとき、制御部13は、始めの変換可能文字である、「ぁ」の下部にカーソル165を表示させる。
ユーザは、文字変換された「ぉ」を修正するため、操作部17の方向キー(例えば「→」キー)を押下する。
制御部13は、変換可能文字に対してのみ、カーソル165を表示するため、次の変換可能文字である、「ぉ」も下部にカーソル165を移動させる。
制御部13は、変換可能文字に対してのみ、カーソル165を表示するため、次の変換可能文字である、「ぉ」も下部にカーソル165を移動させる。
そして、ユーザが確定キーを押下する(ここでは、「お」に対応するキーを1回だけ押下する)ことにより、文字変換部132は、小文字の「ぉ」を大文字の「お」に逆変換する。つまり、通常の操作キーによる文字変換では、小文字の「ぉ」から大文字の「お」へ変換するためには、「お」に対応するキーを5回押下するのに対し、本実施形態では、1回の押下で済むため、逆変換のためのキー操作が容易になる。図7(H)には、子文字の「ぉ」が大文字の「お」に逆変換され、「お」の下部にカーソル165が表示されている様子が例示されている。
上述の修正後、ユーザは、入力文字をエディタに反映するため、例えば操作部17の確定キーを押下する(ステップST117)。
制御部13は、確定キーの押下を検知し(ステップST118)、文字変換部132によって文字変換された文字列を表示部16の確定文字ボックス163に表示させる(ステップST119)。これにより、表示部16の確定文字ボックス163には、図7(I)に図示するように、文字変換された「ぁけましてぉめでとぅござぃます」という混合文字列が表示される。
制御部13は、確定キーの押下を検知し(ステップST118)、文字変換部132によって文字変換された文字列を表示部16の確定文字ボックス163に表示させる(ステップST119)。これにより、表示部16の確定文字ボックス163には、図7(I)に図示するように、文字変換された「ぁけましてぉめでとぅござぃます」という混合文字列が表示される。
[混合文字列の修正]
ユーザによっては、文字変換された混合文字列を修正したい場合がある。なお、ここでの修正は、大文字および小文字の修正を意味する。以下においては、小文字の「ぉ」から大文字に逆変換した「お」を、再び小文字の「ぉ」に変換する場合を例に挙げて説明する。
ユーザによっては、文字変換された混合文字列を修正したい場合がある。なお、ここでの修正は、大文字および小文字の修正を意味する。以下においては、小文字の「ぉ」から大文字に逆変換した「お」を、再び小文字の「ぉ」に変換する場合を例に挙げて説明する。
図7(I)に図示するように、アクティブ領域164が変換ボックス162に設定されている。ユーザは、操作部17の方向キー(例えば「↑」キー)を押下して、図7(J)に図示するように、アクティブ領域164を確定文字ボックス163に設定する。
制御部13は、表示部16の確定文字ボックス163表示された文字列の各文字に対してカーソル165を表示させる。制御部13は、始めの文字である、「ぁ」の下部にカーソル165を表示させる。
ユーザは、文字変換された「ぉ」を修正するため、操作部17の方向キー(例えば「→」キー)を押下する。
これにより、制御部13は、「ぉ」の下部にカーソル165を移動させる。
これにより、制御部13は、「ぉ」の下部にカーソル165を移動させる。
そして、ユーザが確定キーを押下することにより、文字変換部132は、大文字の「お」を小文字の「ぉ」に変換する。図7(J)には、大文字の「お」が小文字の「ぉ」に変換され、「ぉ」の下部にカーソル165が表示されている様子が例示されている。
上述した修正後、制御部13は、確定した文字列をエディタに反映させた後、この文字列を記憶部14に格納する(ステップST120)。
そして、全ての文字列(文章)の入力が終了した場合には(ステップST121のYES)、制御部13は、変換ボックスを閉じた後に、図7(K)に図示するように、確定文字列を反映させたエディタを表示部16に表示させる(ステップST120)。
一方、更に、文字列(文章)を入力する場合には、(ステップST121のNO)、ステップST110の処理が再開される。
そして、全ての文字列(文章)の入力が終了した場合には(ステップST121のYES)、制御部13は、変換ボックスを閉じた後に、図7(K)に図示するように、確定文字列を反映させたエディタを表示部16に表示させる(ステップST120)。
一方、更に、文字列(文章)を入力する場合には、(ステップST121のNO)、ステップST110の処理が再開される。
ところで、ステップST17にて、「文字変換を実行しない」という選択肢が選択された場合には(ステップST17のNO)、操作部17の操作によって入力された文字列(文字)がエディタに直接反映される(ステップST122)。
以上、第1実施形態によれば、少ないキー操作で、大文字、小文字の切り替え操作等を意識することなく、容易に小文字を入力することができる。例えば、本実施形態におけるキー操作で「ぁけましてぉめでとぅござぃます」という混合文字列を入力する場合、一般的なキー操作で混合文字列を入力する場合と比較して、20回のキー操作を削減することができる。更に、小文字を入力するための特殊キー等が必要なく、面倒なキー操作を覚える必要が無いという利益が得られる。
上述の第1実施形態では、ステップST11〜ST13の処理にて、エディタを起動させ、ステップST18の処理にて変換ボックス162を表示させた後に、文字変換が行われる。これとは逆に、先に、変換ボックス162を表示させた後に、エディタを起動させ、これに文字変換を反映させるようにすることもできる。
〈第2実施形態〉
第2実施形態について説明する。第2実施形態では、タッチパネルの採用し、ドラッグアンドドロップ(drag and drop)操作で、入力文字を一括して文字変換可能な携帯端末10aについて説明する。
なお、ドラッグアンドドロップとは、表示画面上のアイテムを仮想的に掴んで他の場所に移動させ(ドラッグ)、掴んだアイテムを離す(ドロップ)ことをいう。アイテムをドロップすることにより、所定のアプリケーション動作を実行することもできる。
第2実施形態について説明する。第2実施形態では、タッチパネルの採用し、ドラッグアンドドロップ(drag and drop)操作で、入力文字を一括して文字変換可能な携帯端末10aについて説明する。
なお、ドラッグアンドドロップとは、表示画面上のアイテムを仮想的に掴んで他の場所に移動させ(ドラッグ)、掴んだアイテムを離す(ドロップ)ことをいう。アイテムをドロップすることにより、所定のアプリケーション動作を実行することもできる。
[表示部16aの構成例]
図8は、本発明の第2実施形態に係る表示部の外観例を示す平面模式図である。
図8に図示するように、表示部16aには、タッチパネルが搭載されている。このタッチパネルは、例えば携帯端末10の第2筐体102に、指で押下可能に装着されている。
図8は、本発明の第2実施形態に係る表示部の外観例を示す平面模式図である。
図8に図示するように、表示部16aには、タッチパネルが搭載されている。このタッチパネルは、例えば携帯端末10の第2筐体102に、指で押下可能に装着されている。
この表示部16aは、ドラッグアンドドロップ操作が可能に構成されている。タッチパネルへの操作は、指でタッチパネル上に表示されたキー(アイテム)を軽く押下することによって行われる。この押下は、タッチパネルが入力を検出可能であれば、接触(軽い押下等のタッチ)でもよい。指の代わりに、たとえばペン(タッチペン)を用いて文字を入力することもできる。タッチパネルは、このような押下や接触を検出することができるように構成されている。この表示部16aによれば、指で軽くタッチパネルを押下するだけで、感覚的な操作が可能である。
図8には、表示部16aに変換ボックスが表示されている様子が例示されている。第1実施形態と同様に、変換ボックスは、文字入力ボックス161、変換ボックス162および確定文字ボックス163で構成されているが、変換ボックス162は、さらに3つの表示領域に分割されている。
詳細には、漢字変換ボックス1621は、文字入力ボックス161に入力された平仮名を漢字に変換するための表示領域である。
小文字変換ボックス1622は、文字入力ボックス161に入力された平仮名の大文字を小文字に変換するための表示領域である。これは、図5に図示する変換ボックス162と同様のものである。
英語変換ボックス1623は、文字入力ボックス161に入力された平仮名をアルファベットに変換するための表示領域である。
小文字変換ボックス1622は、文字入力ボックス161に入力された平仮名の大文字を小文字に変換するための表示領域である。これは、図5に図示する変換ボックス162と同様のものである。
英語変換ボックス1623は、文字入力ボックス161に入力された平仮名をアルファベットに変換するための表示領域である。
[携帯端末10aの動作例]
携帯端末10aの動作例を図9および図10に関連付けて説明する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る携帯端末の動作例を示すシーケンス図である。
図10(A)、(B)は、本発明の第2実施形態に係る表示画面の表示例を示す概念図である。
携帯端末10aの動作例を図9および図10に関連付けて説明する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る携帯端末の動作例を示すシーケンス図である。
図10(A)、(B)は、本発明の第2実施形態に係る表示画面の表示例を示す概念図である。
以下、第1実施形態と同様に、アプリケーションとしてのエディタに「あけましておめでとうございます」という文字列を入力し、これを「ぁけましてぉめでとぅござぃます」という混合文字列に文字変換する場合を例に挙げて説明する。
図9に図示するように、ユーザは、エディタに文字入力を行うため、変換ボックスを起動させる操作を行う(ステップST21)。
制御部13は、操作を検知し(ステップST22)、図8に図示する変換ボックスを表示部16aに表示させる(ステップST23)。これにより、文字変換機能の実行が可能となる。
制御部13は、操作を検知し(ステップST22)、図8に図示する変換ボックスを表示部16aに表示させる(ステップST23)。これにより、文字変換機能の実行が可能となる。
そして、ユーザは、操作部17を操作し、「あけましておめでとうございます」という文字列を大文字で入力する(ステップST24)。
制御部13は、この操作を検知し(ステップST25)、ステップST25の処理によって入力された文字列を表示部16aの文字入力ボックス161に表示させる(ステップST26)。これにより、表示部16aの文字入力ボックス161には、「あけましておめでとうございます」という文字列が表示される。
その後、制御部13は、この文字列を記憶部14に格納する(ステップST27)。
制御部13は、この操作を検知し(ステップST25)、ステップST25の処理によって入力された文字列を表示部16aの文字入力ボックス161に表示させる(ステップST26)。これにより、表示部16aの文字入力ボックス161には、「あけましておめでとうございます」という文字列が表示される。
その後、制御部13は、この文字列を記憶部14に格納する(ステップST27)。
ユーザは、図10(A)に図示するように、指を文字入力ボックス161にタッチさせ、表示されている文字列をひと纏まりのアイテムとして、これを小文字変換ボックス1622までドラッグする(ステップST28)。
このとき、制御部13は、このドラッグ操作を検知する(ステップST29)。
このとき、制御部13は、このドラッグ操作を検知する(ステップST29)。
ユーザは、指をアイテムから離し、アイテムを小文字変換ボックス1622にてドロップする(ステップST210)。
制御部13は、このドロップ操作を検知する(ステップST211)。そして、制御部13は、アイテムがドロップされたX−Y座標(図8参照)を検出する(ステップST212)。制御部13は検出したX−Y座標に基づいて、字列としてのアイテムのドロップ先が3つの変換ボックスの内、いずれの変換ボックスであるかということを認識する(ステップST213)。
この場合、制御部13は、アイテムのドロップ先として、小文字変換ボックス1622を認識する。
制御部13は、このドロップ操作を検知する(ステップST211)。そして、制御部13は、アイテムがドロップされたX−Y座標(図8参照)を検出する(ステップST212)。制御部13は検出したX−Y座標に基づいて、字列としてのアイテムのドロップ先が3つの変換ボックスの内、いずれの変換ボックスであるかということを認識する(ステップST213)。
この場合、制御部13は、アイテムのドロップ先として、小文字変換ボックス1622を認識する。
制御部13が、アイテムのドロップ先を認識すると、検出部131は、小文字変換ボックス1622に入力された文字列から、大文字から小文字に変換可能な変換可能文字を検出する(ステップST214)。
そして、文字変換部132は、入力文字が変換可能文字であった場合には、大文字から小文字への文字変換を行い、入力文字が変換可能文字でなかった場合には、文字変換を停止する(ステップST215)。
これにより、表示部16aの小文字変換ボックス1622には、文字変換された「ぁけましてぉめでとぅござぃます」という混合文字列が表示される(ステップST216)。
そして、文字変換部132は、入力文字が変換可能文字であった場合には、大文字から小文字への文字変換を行い、入力文字が変換可能文字でなかった場合には、文字変換を停止する(ステップST215)。
これにより、表示部16aの小文字変換ボックス1622には、文字変換された「ぁけましてぉめでとぅござぃます」という混合文字列が表示される(ステップST216)。
ユーザは、入力した文字列を確定するため、操作部17の確定キーを押下する(ステップST217)する。
制御部13は、確定キーが押下されたことを検知する(ステップST218)。そして、制御部13は、図10(B)に図示するように、表示部16aの確定文字ボックス163に確定された文字を表示する(ステップST219)。
制御部13は、確定キーが押下されたことを検知する(ステップST218)。そして、制御部13は、図10(B)に図示するように、表示部16aの確定文字ボックス163に確定された文字を表示する(ステップST219)。
その後、全ての文字列(文章)の入力が終了した場合には(ステップST220のYES)、制御部13は、確定文字列を反映させたエディタを表示部16aに表示させる。
一方、更に、文字列(文章)を入力する場合には、(ステップST220のNO)、ステップST25の処理が再開される。
一方、更に、文字列(文章)を入力する場合には、(ステップST220のNO)、ステップST25の処理が再開される。
なお、文字入力ボックス161に表示された文字列をアイテムとして、漢字変換ボックス1621にドラッグアンドドロップした場合には、平仮名を漢字に変換することができる。例えば、「あけましておめでとうございます」という文字列の場合には、「明けましておめでとうございます。」という漢字を含む文字列に文字変換される。
文字入力ボックス161に表示された文字列をアイテムとして、英語変換ボックス1623にドラッグアンドドロップした場合には、平仮名をアルファベットに変換することができる。例えば、「あ」という文字の場合には、「A」または「a」というアルファベットに変換される。
なお、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、文字変換を実行するか否かを促す選択肢を表示する処理(例えば、ステップST13〜ST17)を行ってもよい。
第2実施形態によれば、変換可能文字に対して、入力した文字列を一括して文字変換できるという利益がある。この他、タッチパネルを採用し、ドラッグアンドドロップによって容易かつ感覚的な操作を行えるという利点がある。
〈第3実施形態〉
第3実施形態について説明する。第3実施形態では、携帯端末10bに登録されているユーザの個人情報に基づいて、入力された変換可能文字が自動的に文字変換される。より詳細には、個人情報に登録されている年齢が、所定の年齢(例えば18歳)以下の場合には、変換可能文字を自動的に文字変換することができる。なお、所定の年齢以下の場合に文字変換する理由は、若年ほど混合文字列の使用頻度が高いためである。
以下、第1および第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
第3実施形態について説明する。第3実施形態では、携帯端末10bに登録されているユーザの個人情報に基づいて、入力された変換可能文字が自動的に文字変換される。より詳細には、個人情報に登録されている年齢が、所定の年齢(例えば18歳)以下の場合には、変換可能文字を自動的に文字変換することができる。なお、所定の年齢以下の場合に文字変換する理由は、若年ほど混合文字列の使用頻度が高いためである。
以下、第1および第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
図11は、本発明の第3実施形態に係る携帯端末10bの主要部の構成例を示す概略ブロック図である。
図11に図示する携帯端末10bは、制御部13が判別部133を有する。記憶部14には、個人情報141が格納されている。個人情報141は、例えば、ユーザの年齢、電話番号、住所等の情報で構成されている。
図11に図示する携帯端末10bは、制御部13が判別部133を有する。記憶部14には、個人情報141が格納されている。個人情報141は、例えば、ユーザの年齢、電話番号、住所等の情報で構成されている。
判別部133は、記憶部14に格納されている個人情報141を読み出す。そして、判別部133は、この個人情報141に登録されている年齢が規定値以下であるか否かを判別する。この規定値は、例えば18歳であって、好適に設定することができる。
判別部133は、年齢が規定値以下であった場合には、文字変換を許可する許可信号S1を検出部131および文字変換部132に出力する。
一方、判別部133は、年齢が規定値以上であった場合には、文字変換を禁止する禁止信号S2を検出部131および文字変換部132に出力する。
一方、判別部133は、年齢が規定値以上であった場合には、文字変換を禁止する禁止信号S2を検出部131および文字変換部132に出力する。
検出部131は、年齢が規定値以下であった場合には、許可信号S1に応答して変換可能文字を検出する。その後、文字変換部132は、許可信号S1に応答し、検出部131が検出した変換可能文字に対して、大文字を小文字に文字変換する。
これにより、エディタなどのアプリケーションに入力された変換可能文字は、自動的に文字変換される。
これにより、エディタなどのアプリケーションに入力された変換可能文字は、自動的に文字変換される。
一方、検出部131および文字変換部132は、年齢が規定値以上であった場合には、禁止信号S2に応答して各々の処理を停止する。
このため、エディタなどのアプリケーションに入力された変換可能文字は、文字変換されることなく、アプリケーションに反映される。
このため、エディタなどのアプリケーションに入力された変換可能文字は、文字変換されることなく、アプリケーションに反映される。
第3実施形態によれば、ユーザの年齢に応じて、文字変換を自動的に行うことができる。この結果、ユーザに適した文字変換を実現することができる。更に、第1および第2実施形態と同様の効果を得ることもできる。
上述の各実施形態において、文字を入力するアプリケーションにエディタを例に挙げたが、電子メールの作成、WEBサイトなどへの書き込み等、種々のアプリケーションに適用することができる。
本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内において、好適に改変することができる。例えば、「おめでとう」という文字列の語尾に「ございます」のような文字列を加えることにより、「おめでとう」という文字列を「おめでとうございます」という文字列に変換することもできる。各々の実施形態を好適に組み合わせることもできる。
携帯端末の制御部が有する機能は、ソフトウェア的に処理されるが、その一部あるいは全てをハードウェア的に処理することもできる。
本発明の文字変換システムにおける携帯端末は、携帯電話機やPHSのように、複数の文字が割り当てられたキーを複数有する種々の電子機器に適用することができる。
上述した携帯端末に、混合文字列を表示する表示部16が設けられることとしたが、これに限定されない。例えば、混合文字列を表示する表示部は、携帯端末に接続された外部装置に設けられていても良い。
本発明の文字変換システムにおける携帯端末は、携帯電話機やPHSのように、複数の文字が割り当てられたキーを複数有する種々の電子機器に適用することができる。
上述した携帯端末に、混合文字列を表示する表示部16が設けられることとしたが、これに限定されない。例えば、混合文字列を表示する表示部は、携帯端末に接続された外部装置に設けられていても良い。
10…携帯端末、11…アンテナ、12…通信部、13…制御部、14…記憶部、15…音声入出力部、16…表示部、17…操作部、19…マイクロフォン、101…第1筐体、102…第2筐体、103…ヒンジ部、131…検出部、132…文字変換部、133…判別部、141…個人情報、151…スピーカ、152…マイクロフォン、161…文字入力ボックス、162…変換ボックス、163…確定文字ボックス、164…アクティブ領域、165…カーソル、166…ウインドウ、1661…コマンドボタン、171…テンキー、1621…漢字変換ボックス、1622…小文字変換ボックス、1623…英語変換ボックス
Claims (7)
- 第1の文字が割り当てられたキーを複数有し、前記複数のキーの内、少なくとも1つのキーには前記第1の文字に対応した第2の文字が割り当てられている操作部と、
前記操作部によって入力された複数の第1の文字の内、前記第1の文字から前記第2の文字に変換可能な変換可能文字を検出する検出部と、
前記検出部が検出した前記変換可能文字を、前記第1の文字から前記第2の文字に自動的に変換する文字変換部と、
を有する電子機器。 - 前記操作部によって入力された文字を表示する表示部を有し、
前記表示部は、
前記操作部によって入力された前記複数の第1の文字を表示する第1の表示領域と、
前記第1の表示領域に表示された前記変換可能文字が前記文字変換部によって前記第2の文字に自動的に変換されたときに、変換後の前記第2の文字を表示する第2の表示領域と、
を有する
請求項1記載の電子機器。 - 前記検出部は、
前記操作部によって前記複数の第1の文字が1文字単位で入力される度に、入力された文字が前記変換可能文字であるか否かの判定を行い、
前記文字変換部は、
前記検出部が前記変換可能文字を検出する度に、検出した前記変換可能文字を前記第1の文字から前記第2の文字に変換する
請求項2記載の電子機器。 - 前記第1の表示領域と前記第2の表示領域とは、タッチパネルによって構成され、
前記第1の表示領域に表示された前記複数の第1の文字を前記第2の表示領域にドラッグアンドドロップされたか否かを検出する制御部を有し、
前記文字変換部は、
前記第2の表示領域に前記複数の第1の文字がドラッグアンドドロップされたことを検出した場合には、ドラッグアンドドロップされた前記変換可能文字を前記第1の文字から前記第2の文字に変換する
請求項2記載の電子機器。 - 前記第2の表示領域には、前記第1の文字と変換された前記第2の文字とが、表示され、
前記第2の表示領域において、前記第1の文字と前記第2の文字の内の前記第2の文字のみを選択し、選択した前記第2の文字を変換前の第1の文字に再変換する制御部を有する
請求項2から4のいずれか一に記載の電子機器。 - 年齢に関する情報を含む個人情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記個人情報を参照し、前記年齢が規定値以下であるか否かを判別する判別部と、
を有し、
前記制御部は、
前記判別部によって前記年齢が規定値以下であるものと判別された場合には、前記変換可能文字に対する変換を許可し、
前記判別部によって前記年齢が規定値以下でないものと判別された場合には、前記変換可能文字に対する変換を禁止する
請求項1から5のいずれか一に記載の電子機器。 - 電子機器にて複数の第1の文字を入力するステップと、
入力された前記複数の第1の文字の内、前記第1の文字から前記第2の文字に変換可能な変換可能文字を検出するステップと、
検出した前記変換可能文字を前記第1の文字から前記第2の文字に自動的に変換するステップと、
を有する文字変換方法。
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- 2008-11-26 JP JP2008301020A patent/JP2010128672A/ja active Pending
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111027 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130129 |
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A02 | Decision of refusal |
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