JP2010127309A - 等速自在継手の検査装置及び検査方法 - Google Patents

等速自在継手の検査装置及び検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】安定した回転トルクを得ることができ、しかも、起動安定時間を最小限に抑えることができて、検査時間の短縮を図ることが可能な等速自在継手の検査装置及び検査方法を提供する。
【解決手段】内部部品12が内嵌された状態の外側継手部材に対してその内側継手部材に軸部材16を嵌入する。軸部材16を外側継手部材の軸線Lに対して所定角度に傾斜させる。この状態で、外側継手部材をその軸線L廻りに回転させて、軸部材16への回転伝達力である回転トルクを検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、等速自在継手の検査装置及び検査方法に関する。
等速自在継手の製造工程においては、一般的に、組立られた等速自在継手に対して曲げトルクおよび回転トルクの測定が行われ、これらの測定にもとづく良品・不良品の検査が行われる(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の等速自在継手(等速ボールジョイント)の検査装置は、傾動されかつ所定の傾斜角度に保持されるインナーレース傾動アームを設け、インナーレース傾動アームによりインナーレースを傾動させて主軸(等速ボールジョイントのアウタレースを支持している軸)を回転したときの回転トルクを測定するものである。
また、回転トルクは、トルクメータで測定するものであり、その上限値、下限値、変動幅を測定するものである。そして、回転トルクに関する良品、不良品の判断は、予め良品の回転トルクを測定し、基準値を設定しておき、基準値と測定値とを比較するようにしている。
また、回転トルクと折り曲げトルクとには一定の関係があるとして、回転トルクの上限値、下限値、変動幅とを測定することによって、折り曲げトルクに関する良品と不良品の判断を行うものである。
実開昭62−201631号公報
前記特許文献1では、主軸を、上側の第1回転軸と下側の第2回転軸とに分け、この第1回転軸と第2回転軸との間にトルクメータを配置している。すなわち、回転駆動機構側にトルクメータを配置することになっている。このため、主軸としては、大型化及び重量化することになって、慣性力が大きくなって、正確な回転トルクを計測できないおそれがある。
また、前記特許文献1に、「回転は、起動トルクを除去するため1.5回転以上必要であり」と記載されているように、駆動ユニットの回転の負荷が安定するまでは回転トルクの判定ができない。このため、検査時間の増大を招いていた。
さらに、前記特許文献1では、折り曲げトルクを、回転トルクと折り曲げトルクとの関係に基づいて求めるようにするものであり、直接的に折り曲げトルクを測定するものではない。このため、この場合の折り曲げトルクに基づく良品と不良品の判断は信頼性にかけるものである。
本発明は、上記課題に鑑みて、安定した回転トルクを得ることができ、しかも、起動安定時間を最小限に抑えることができて、検査時間の短縮を図ることが可能な等速自在継手の検査装置及び検査方法を提供する。
本発明の等速自在継手の検査装置は、外側継手部材に内側継手部材を含む内部部品が内嵌された等速自在継手の検査装置であって、前記内部部品が内嵌された状態の外側継手部材を回転自在に支持する支持台と、この支持台に支持されている前記外側継手部材を回転駆動する駆動手段と、前記外側継手部材内の内部部品の内側継手部材に嵌入される軸部材と、この軸部材を前記外側継手部材の軸線に対して所定角度に傾斜させる角度調整手段と、前記駆動手段の駆動によって外側継手部材を回転させたときの前記軸部材への回転伝達力である回転トルクを検出する回転トルク検出手段とを備えたものである。
本発明の等速自在継手の検査装置によれば、外側継手部材を支持台に支持させた状態で、外側継手部材を回転駆動させ、この状態で、外側継手部材の軸線に対して所定角度に傾斜している軸部材の回転トルクを検出することができる。すなわち、外側継手部材を駆動したときの軸部材(内側継手部材に嵌入されている軸部材)の負荷を検出することができ、安定した回転トルクを得ることができる。しかも、このようにすることによって、トルクの立上りが早く、立上りと同時に回転トルク検査を開始できる。
前記回転トルク検出手段を反駆動手段側に配置するのが好ましい。これによって、駆動側の慣性力を抑えることができる。
軸部材を前記外側継手部材の軸線に対して所定角度に傾斜させるときの折り曲げトルクである作動角トルクを検出する作動角トルク検出手段を備えるようにできる。この際、回転トルク検出手段と折り曲げトルク検出手段とを一つのユニットとして構成することが望ましい。ここでいうユニットとは一体として取り扱われる一単位のことをいい、ユニット化とは複数の部品により一つのユニットを構成することをいう。
例えば、前記回転トルク検出手段はトルクメータにて構成され、作動角トルク検出手段はロードセルにて構成される。
支持台は、外側継手部材の開口部が上方に開口するように、外側継手部材を回転自在に支持するのが好ましい。
本発明の等速自在継手の検査方法は、外側継手部材に内側継手部材を含む内部部品が内嵌された等速自在継手の検査方法であって、前記内部部品が内嵌された状態の外側継手部材に対してその内側継手部材に軸部材を嵌入して、この軸部材を外側継手部材の軸線に対して所定角度に傾斜させ、この状態で、前記外側継手部材をその軸線廻りに回転させて、前記軸部材への回転伝達力である回転トルクを検出するものである。
本発明の等速自在継手の検査方法によれば、外側継手部材を回転駆動させた状態で、外側継手部材の軸線に対して所定角度に傾斜している軸部材の回転トルクを検出することができ、安定した回転トルクを得ることができる。しかも、トルクの立が上りが早く、立が上りと同時に回転トルク検査を開始できる。
本発明では、安定した回転トルクを得ることができ、製品検査の信頼性の向上を図ることができる。回転トルク測定を従来のものに比べて短時間で開始でき、作業時間の短縮を図ることができる。
また、回転トルク検出手段を反駆動手段側に配置することによって、駆動側の慣性力を抑えることができ、より高精度の回転トルクの測定が可能となる。
作動角トルクを検出するようにすれば、高品質の製品を安定して提供できるようになる。
折り曲げトルク検出手段と回転トルク検出手段とを一つのユニットとして構成することによって、装置全体のコンパクト化を図ることができる。また、折り曲げトルク検出手段による回転トルクの検出と回転トルク検出手段による回転トルクの検出とを一つのユニットとして検出するようにすれば、一つのユニットとして折り曲げトルクおよび回転トルクを検出することによって、検査の作業時間の短縮を図ることができる。
また、回転トルク検出手段はトルクメータにて構成でき、作動角トルク検出手段はロードセルにて構成できる。このため、これらの検出手段を既存の検出器で構成でき、低コスト化を図ることがきる。
支持台は、外側継手部材の開口部が上方に開口するように、外側継手部材を回転自在に支持するようにすれば、外側継手部材の回転が安定して、作動角トルクや回転トルクの検出精度の向上を図ることができる。しかも、軸部材を所定の角度に傾斜させやすい利点もある。
以下本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
本発明に係る等速自在継手の検査装置は、図1と図2に示すように、等速自在継手の回転トルクと折り曲げトルク(作動角トルク)とを測定(検出)するものである。等速自在継手は、図3に示すように、内径面1に複数のトラック溝2が軸方向に沿って形成された外側継手部材としての外輪3と、外径面4に複数のトラック溝5が軸方向に沿って形成された内側継手部材としての内輪6とを備える。そして、外輪3のトラック溝2と内輪6のトラック溝5とが対をなし、トルクを伝達するボール7が外輪3のトラック溝2と内輪6のトラック溝5との間に介在する。外輪3の内径面1と内輪6の外径面4との間にケージ8が介在され、このケージ8の周方向に沿って所定ピッチで配設された複数の窓部(ポケット)8aにボール7が保持される。
外輪3は、マウス部10と、このマウス部10の底部から突設される軸部11とからなり、マウス部10の内径面に前記トラック溝2が形成されている。また、外輪3のマウス部10には、内側継手部材としての内輪6と、ボール7と、ケージ8とが組み付けられてなる内部部品12が嵌入されている。
等速自在継手の検査装置は、外側継手部材である外輪3を回転自在に支持する支持台15と、この支持台に支持されている外輪3を回転駆動する駆動手段(図示省略)と、前記外輪3内の内部部品12の内輪6に嵌入される軸部材16と、この軸部材16を外輪3の軸線に対して所定角度に傾斜させる角度調整手段17と、前記駆動手段の駆動によって外輪3を回転させたときの軸部材16への回転伝達力である回転トルクを検出する回転トルク検出手段18と、軸部材16を外輪3の軸線Lに対して所定角度に傾斜させた状態での折り曲げトルクである作動角トルクを検出する作動角トルク検出手段55とを備える。
支持台15は、マウス部10の開口部が上方に向くようにその軸線Lが鉛直状に配置された状態で、軸部11が嵌入されて、外輪3が支持機構(例えばチャック機構)を介して支持される。すなわち、マウス部10の底面10aが、支持台15のテーブル上面15aに載置される。そして、この支持台15内の駆動手段が内装されている。駆動手段としては、汎用モータ、サーボモータ、ステッピングモータ等の動力源と、この動力源を前記支持機構に伝達する伝動機構(例えば、ギア機構、ベルト機構等)を介して連結されている。このため、動力源の駆動によって、外輪3がその軸線L廻りに回転する。
軸部材16が、図3に示すように、内輪6の孔部に挿通される先端側の挿通部20と、軸部材支持部21に嵌入される基端部22と、挿通部20が挿通された際に内輪6の外輪開口側の端面に当接する外鍔部23と、基端支持部22と外鍔部23との間の中間軸部24とからなる。この場合、この挿通部20が内輪6の孔部に挿通された際には、内輪6の回転にともなって一体に回転する。なお、挿通部20には雄スプライン(図示省略)が形成されるとともに、内輪6の内径面には雌スプライン(図示省略)が形成されている。そして、挿通部20が内輪6の孔部に挿通された際には、挿通部20の雄スプラインが内輪6の孔部の雌スプラインに嵌合する。これによって、内輪6と軸部材16とが一体に回転する。
角度調整手段17は、シリンダ機構25と、前記軸部材支持部21を支持する支持機構26とを備え、このシリンダ機構25および支持機構26は、高さ調整機構30によって、上下動自在に支持されている。
すなわち、高さ調整機構30は、載置面31から立設される支柱32と、この支柱32に付設される上下動機構33とを備える。上下動機構33は、支柱32の上端部に固定されるシリンダ本体35と、支柱32の上下方向略中間部の支持片36から立設されているガイドロッド37と、このガイドロッド37に沿って上下動する移動ブロック38とを備える。このため、シリンダ本体35から移動ブロック38に対して下降する方向への押圧力の作用によって、移動ブロック38が下降し、逆にシリンダ本体35から移動ブロック38に対して上昇する方向への押圧力の作用によって、移動ブロック38が上昇する。
そして、角度調整手段17のシリンダ機構25は、そのシリンダ本体40aが支持板41に支持される。この支持板41は、上下方向に延びる本体41aを備え、この本体41aに、倒立L字状の枠体42が連結されている。そして、この枠体42と本体41aの下部でもって、下方開口状の枠部43が形成される。枠体42は、上壁42aと、この上壁42aの一方の端部から垂下される垂下壁42bとを備える。上壁42aの他方の端部は支持板41の本体41aに固着される。
また、前記支持機構26は、基板46とこの基板46の両端から垂下される脚部47a,47bとを有する支持体45を備える。そして、一方の脚部47aが、枠体42の垂下壁42bに軸部50を介して揺動自在に枢結され、他方の他方の脚部47bが、支持板41の本体41aの下部に軸部51を介して揺動自在に枢結される。
軸部51は、前記シリンダ機構25のピストンロッド40bに連結構造53を介して連結されている。この連結構造53はピストンロッド40bの往復動によって、軸部51をその軸心廻りに回動させ、これによって、支持体45を軸線L1を中心に揺動させることになる。
また、シリンダ機構25には、作動角トルク検出手段55が設けられている。ここで、作動角トルクとは、前記軸部材を外輪の軸線に対して所定角度に傾斜させるときの折り曲げトルクである。この実施形態においては、作動角トルク検出手段55にロードセル56を用いている。ここで、ロードセルとは、一般に力(質量、トルク)を検出するセンサーであり、荷重(力)を電気信号に変換する荷重変換器である。なお、ロードセルには、磁歪式ロードセル、静電容量型ロードセル、ジャイロ式ロードセル、ひずみケージ式ロードセル等がある。ロードセルといえば通常ひずみゲージ式ロードセル(ストレーンゲージ式ロードセル)である。このため、ひずみゲージ式ロードセルの基本原理を説明すると、ひずみゲージを接着した鋼材などの起歪体に荷重がかかると起歪体に変形が生じ、貼り付けられたひずみゲージは変形により抵抗値が変化する。これを電気信号として取り出して荷重の大きさを求める。
また、下方開口状の枠部43の上部には、回転トルク検出手段18としてのトルクメータ61が配置されている。ところで、トルクメータ61すなわちトルクセンサは、例えば、励磁コイルと検出コイルとを備える。この場合、励磁コイルには交流電流を通電し、交流磁界を発生させ、トルク伝達軸表面を円周方向に交流磁化させる。検出コイルは、励磁コイルと直交する方向、つまりトルク伝達軸表面の軸方向の交流磁化成分を検出する。トルク伝達軸にトルクが印加されると軸方向に対して45°方向に引張り応力+σ、及び圧縮応力−σが発生する。励磁コイルにより発生させられた円周方向の磁化ベクトルが、磁歪効果により応力発生方向である45°方向に回転させられ、磁化ベクトルの軸方向成分が生じる。この磁化ベクトルの軸方向成分は印加トルクの増加にともなって大きくなる。したがって、磁化ベクトルの軸方向成分を検出する検出コイルからの誘起電圧が、軸に加わるトルクに対応することになる。
この場合、このトルクメータ61は、前記移動ブロック38に固定される取付板62に保持される。すなわち、取付板62は、移動ブロック38の前面にねじ部材からなる固着具63を介して固定される鉛直壁64と、この鉛直壁64の上部に固着具63を介して固定される連結枠65とを備える。連結枠65は、鉛直片65aと、この鉛直片65aの上端縁に連結される水平片65bとを備え、この水平片65bにトルクメータ61が垂下されている。
このため、移動ブロック38が上下動することによって、検査ユニット70が上下動する。ここで、検査ユニット70とは、角度調整手段17と、この角度調整手段17に連設された作動角トルク検出手段55と、軸部材16と、軸部材16を支持する軸部材支持部21と、軸部材支持部21を保持する支持体45等で構成される。
次に、前記のように構成された等速自在継手の検査装置を用いて、等速自在継手の検査方法を説明する。まず、図1に示すように、支持台15に、内部部品が内装された外輪3を、その開口部が上方を向くように配置する。この際、外輪3の軸線Lと、軸部材16の軸心L2とを一致させる。
この状態で、移動ブロック38を下降させて、検査ユニット70の軸部材16を下降させる。これによって軸部材16を継手の内部部品の内輪6の孔部に嵌入して、軸部材16と内輪6とを一体化する。その後、角度調整機構17にて軸部材16を、外輪3の軸線に対して所定角度θ(この場合、40度)に傾斜させる。すなわち、角度調整手段17のシリンダ機構25のピストンロッド40bを延ばして、支持体45を軸線L1廻りに回動させる。
このように、軸部材16を折り曲げた時に、折り曲げトルク(作動角トルク)を作動角トルク検出手段55にて検出(測定)する。そして、支持台15内の駆動手段を駆動して外輪3をその軸線廻りに回転させる。このときの回転伝達力(回転トルク)を検出(測定)する。傾いたシャフト間にトルクを伝達するとき、ここで生じる摩擦に因って、シャフトが同軸の場合と比べて、出力側のシャフトで必要とされる負荷よりも大きいトルクを入力側のシャフトに与えなければならない。このトルク増加分が曲げトルクと言われる。
このため、図4に示すように、作動角トルク及び回転トルクを得ることができる。図4において、上側のグラフが作動角トルクの検出波形を示し、下側のグラフが回転トルクの検出波形を示している。
ところで、トラック溝が8本である場合、通常は、原点位置、及び周方向に45度に3回ずつ旋回させ、それぞれのポジション(45度ずつ旋回させた位置)で、軸線に対して45度と反対側に45度傾けた状態で、それぞれ作動角トルクを検出する。
そこで、本発明では、軸部材16を所定の一定方向に一定角度だけ傾斜させ、順次支持台15上の外輪3をその軸線廻りに所定角ずつ回動させて、それぞれの位置で、作動角トルクと、回転トルクとを検出することになる。
本発明では、外輪3を支持台15に支持させた状態で、外輪3を回転駆動させ、この状態で、外輪3の軸線Lに対して所定角度θに傾斜している軸部材16の回転トルクを検出することができる。すなわち、外輪3を駆動したときの軸部材16(内輪6に嵌入されている軸部材)の負荷を検出することができ、これによって、安定した回転トルクを得ることができ、製品検査の信頼性の向上を図ることができる。また、トルクの立上りが早く、立上りと同時に回転トルク検査を開始できる。すなわち、回転トルク測定を従来のものに比べて短時間で開始でき、作業時間の短縮を図ることができる。
前記検査装置では、回転トルク検出手段18は、支持台側に設けずに、反駆動手段側に配置することになっている。このため、駆動側の慣性力が大きくなるのを抑えることができ、回転トルク検出の精度の向上を図ることができる。
前記検査装置では、軸部材16を外輪3の軸線Lに対して所定角度θに傾斜させるときの折り曲げトルクである作動角トルクを検出する作動角トルク検出手段55を備えているので、検査における良品・不良品の判定精度の向上を図ることができる。しかも、回転トルク検出手段18と折り曲げトルク検出手段55とを一つのユニットとして構成している。このため、装置全体のコンパクト化を図ることができる。また、回転トルク検出手段18による回転トルクの検出と折り曲げトルク検出手段55による回転トルクの検出とを一つのユニットとして検出することができる。一つのユニットとして検出することによって、検査の作業時間の短縮を図ることができる。
回転トルク検出手段18はトルクメータにて構成でき、作動角トルク検出手段55はロードセルにて構成できる。このため、これらの検出手段を既存の検出器で構成でき、低コスト化を図ることがきる。
支持台15は、外輪3の開口部が上方に開口するように、外輪3を回転自在に支持するようにすれば、外輪3の回転が安定して、作動角トルクや回転トルクの検出精度の向上を図ることができる。しかも、軸部材16を所定の角度に傾斜させやすい利点もある。
角度調整手段17による軸部材16の所定角度θの傾斜を一方向のみ許容し、外輪3の位相の変更を可能とすることによって、各姿勢への変更を短時間で行うことができ、全体としての検査時間の短縮を図ることができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、例えば、等速自在継手として、バーフィールド型(BJ)やアンダーカットフリー型(UJ)等の固定式等速自在継手であっても、ダブルオフセット型やクロスグルーブ型の摺動式等速自在継手であってもよい。
また、トラック溝の数も8本のものにかぎらず、種々のものに対応でき、溝の数に対応した検査を行うことができる。軸部材16の傾斜角度としても40度に限るものではない。
本発明の実施形態を示す等速自在継手の検査装置の正面図である。 前記検査装置の側面図である。 前記検査装置の要部拡大断面図である。 検出した回転トルクと折り曲げトルクのグラフ図である。
符号の説明
12 内部部品
15 支持台
16 軸部材
17 角度調整手段
18 回転トルク検出手段
55 作動角トルク検出手段
56 ロードセル
61 トルクメータ

Claims (8)

  1. 外側継手部材に内側継手部材を含む内部部品が内嵌された等速自在継手の検査装置であって、
    前記内部部品が内嵌された状態の外側継手部材を回転自在に支持する支持台と、この支持台に支持されている前記外側継手部材を回転駆動する駆動手段と、前記外側継手部材内の内部部品の内側継手部材に嵌入される軸部材と、この軸部材を前記外側継手部材の軸線に対して所定角度に傾斜させる角度調整手段と、前記駆動手段の駆動によって外側継手部材を回転させたときの前記軸部材への回転伝達力である回転トルクを検出する回転トルク検出手段とを備えたことを特徴とする等速自在継手の検査装置。
  2. 前記回転トルク検出手段を反駆動手段側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の等速自在継手の検査装置。
  3. 軸部材を前記外側継手部材の軸線に対して所定角度に傾斜させるときの折り曲げトルクである作動角トルクを検出する作動角トルク検出手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の等速自在継手の検査装置。
  4. 回転トルク検出手段と折り曲げトルク検出手段とを一つのユニットとして構成することを特徴とする請求項3に記載の等速自在継手の検査装置。
  5. 前記検出手段はトルクメータにて構成され、作動角トルク検出手段はロードセルにて構成されることを特徴とする請求項3に記載の等速自在継手の検査装置。
  6. 支持台は、外側継手部材の開口部が上方に開口するように、外側継手部材を回転自在に支持することを特徴とする請求項3に記載の等速自在継手の検査装置。
  7. 外側継手部材に内側継手部材を含む内部部品が内嵌された等速自在継手の検査方法であって、
    前記内部部品が内嵌された状態の外側継手部材に対してその内側継手部材に軸部材を嵌入して、この軸部材を外側継手部材の軸線に対して所定角度に傾斜させ、この状態で、前記外側継手部材をその軸線廻りに回転させて、前記軸部材への回転伝達力である回転トルクを検出することを特徴とする等速自在継手の検査方法。
  8. 軸部材への回転伝達力である回転トルクの検出に加えて、折り曲げトルクである作動角トルクを検出することを特徴とする請求項7に記載の等速自在継手の検査方法。
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