JP2010125537A - クランプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワークのボルト穴に螺合されるネジ軸部と、クランプ可能なグリップ穴とを有するアダプタ部材を介してクランプするように構成したクランプ装置を提供する。
【解決手段】クランプ対象物の穴に挿入後拡径された状態で穴の内周面をグリップ可能なグリップ部材2と、グリップ部材に内嵌係合させたテーパ軸部31を有するクランプロッド3と、前記グリップ部材2とクランプロッド3とを軸心方向へ進退駆動可能な流体圧シリンダ4とを有するクランプ装置Cにおいて、アダプタ本体81と、アダプタ本体81に形成されワークWを着座可能な副着座面82と、副着座面82から突出するようにアダプタ本体81に形成されワークWのボルト穴BHに螺合されるネジ軸部83と、グリップ部材2とクランプロッド3とを挿入してグリップ可能なグリップ穴84とを有するアダプタ部材80を設け、アダプタ部材80を介してワークWをクランプする。
【選択図】図2

Description

本発明は、ワークの穴にグリップ部材のグリップ爪を係合させて着座面の方へ引き付けることでワークをクランプするクランプ装置に関し、特にワークのボルト穴に螺合させるネジ軸部を有するアダプタ部材を介してクランプするクランプ装置に関する。
ワークの全面に亙って機械加工するような場合には、ワークの端部を上方から押圧具で押圧する形式のクランプ装置を採用することができないため、上記のようなクランプ装置(所謂、ホールクランプ装置)が採用される。このクランプ装置では、本体部材にクランプ対象のワークを着座させる着座面が形成され、ワーク投入時にワークを着座面に搭載して支持し、ワークの穴にグリップ部材と、このグリップ部材に挿入されたテーパ軸部を有するクランプロッドを挿入し、クランプロッドを着座面側へ引き付けることで、テーパ軸部によりグリップ爪を拡径させて穴の内周面に係合させてから、そのグリップ部材を更に着座面側へ引き付けることで、ワークを着座面に固定する。
特許文献1,2には、上記のようなクランプ装置が開示されている。
特に、特許文献1に記載されたクランプ装置では、ワークの穴の位置のバラツキに対処するために、グリップ部材と、テーパ軸部を有するクランプロッドを軸心と直交方向へ可動に構成し、ワークの穴の位置が本来の正規の位置から多少ズレている場合にも、確実にクランプ可能に構成してある。
特許第3550010号公報 ドイツ特許第4020981号公報
ワークのなかには、クランプ可能なグリップ穴が全く存在しないか、又はクランプに適した部位にグリップ穴が存在しないが、グリップ穴の代わりにボルト穴が形成されている場合がある。ボルト穴に対して、グリップ穴と同様に、従来のホールクランプ装置を適用すると、グリップ爪によりボルト穴を損傷する可能性があるため、ボルト穴を活用してクランプすることはできなかった。
一方、ボルト穴をグリップしてクランプするボルト穴専用のクランプ装置を製作することも不可能ではないが、そのボルト穴専用のクランプ装置は、通常のグリップ穴をクランプすることができないため、クランプ装置の汎用性を確保することができない。
本発明の目的は、ワークのボルト穴に螺合されるネジ軸部と、クランプ可能なグリップ穴とを有するアダプタ部材を介してクランプするように構成したクランプ装置を提供することである。
請求項1のクランプ装置は、クランプ対象物の穴に挿入後拡径された状態で穴の内周面をグリップ可能なグリップ部材と、このグリップ部材に内嵌係合させたテーパ軸部を有するクランプロッドと、前記グリップ部材とクランプロッドとを軸心方向へ進退駆動可能な流体圧シリンダとを有するクランプ装置において、ワークに形成されたボルト穴に螺合されるネジ軸部と、前記グリップ部材とクランプロッドとを挿入してグリップ可能なグリップ穴とを有するアダプタ部材を設け、前記アダプタ部材を介してワークをクランプするように構成したことを特徴としている。
請求項2のクランプ装置は、請求項1の発明において、前記グリップ部材とクランプロッドと流体圧シリンダとが付設される本体部材と、前記本体部材のワーク側端部にクランプロッドと直交する方向と平行に形成された着座面とを有することを特徴としている。
請求項3のクランプ装置は、請求項2の発明において、前記アダプタ部材は、前記着座面上に着座可能なアダプタ本体と、このアダプタ本体に形成されてワークを着座可能な副着座面とを備え、前記ネジ軸部は前記副着座面よりもワーク側へ突出するように構成され、前記グリップ穴は前記アダプタ本体の前記クランプ本体側の端部に開放状に形成されたことを特徴としている。
請求項4のクランプ装置は、請求項1又は3の発明において、前記アダプタ部材は、前記ネジ軸部をボルト穴に螺合させる為に工具で操作される***作部を有することを特徴としている。
請求項5のクランプ装置は、請求項4の発明において、前記***作部は、前記アダプタ本体に形成された六角筒状外周部であることを特徴としている。
請求項6のクランプ装置は、請求項4の発明において、前記***作部は、前記グリップ穴の奥端から凹入状にアダプタ本体に形成された六角レンチ穴であることを特徴としている。
請求項7のクランプ装置は、請求項1又は3の発明において、前記グリップ穴は、円筒状の穴に形成されたことを特徴としている。
請求項8のクランプ装置は、請求項1又は3の発明において、前記グリップ穴は、前記クランプ本体に向かって徐々に小径化する逆テーパ穴に形成されたことを特徴としている。請求項9のクランプ装置は、請求項1又は3の発明において、前記クランプ本体に、ワークを支持可能な複数の支持部材を着脱可能に設けたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、ワークに形成されたボルト穴に螺合されるネジ軸部と、前記グリップ部材とクランプロッドとを挿入してグリップ可能なグリップ穴とを有するアダプタ部材を設け、前記アダプタ部材を介してワークをクランプするように構成したため、ワークに形成されたボルト穴にアダプタ部材のネジ軸部を螺合させ且つグリップ穴にグリップ部材とクランプロッドとを挿入してグリップすることができる。そのため、ボルト穴を活用してクランプしたとしても、ボルト穴を損傷することがない。クランプ装置を適用可能なワークの種類が増し、クランプ装置の汎用性を高めることできる。
しかも、アダプタ部材を使用しない場合には、ワークに形成された通常の穴をクランプすることも可能であるから、クランプ装置の汎用性を確保することができる。
請求項2の発明によれば、前記グリップ部材とクランプロッドと流体圧シリンダとが付設される本体部材と、前記本体部材のワーク側端部にクランプロッドと直交する方向と平行に形成された着座面とを有するため、着座面にアダプタ部材を着座させることができる。
請求項3の発明によれば、前記ネジ軸部はアダプタ本体の副着座面よりもワーク側へ突出しているため、前記副着座面にワークを着座させ、アダプタ本体を本体部材の着座面に着座させることで、クランプ装置の本体部材に対するワークの位置を所期の位置に設定することできる。前記グリップ穴は前記アダプタ本体の前記クランプ本体側の端部に開放状に形成されたため、クランプ本体側のグリップ部材とクランプロッドとをグリップ穴に挿入することができる。
請求項4の発明によれば、前記アダプタ部材は、前記ネジ軸部をボルト穴に螺合させる為に工具で操作される***作部を有するため、この***作部を回動させることで、前記ネジ軸部をボルト穴に螺合させることができる。
請求項5の発明によれば、前記***作部は、前記アダプタ本体に形成された六角筒状外周部であるため、***作部の構造が簡単になる。
請求項6の発明によれば、前記***作部は、前記グリップ穴の奥端から凹入状にアダプタ本体に形成された六角レンチ穴であるため、***作部を簡単且つ安価に形成することができる。
請求項7の発明によれば、前記グリップ穴は円筒状の穴に形成されたため、グリップ穴を簡単且つ安価に形成することができる。
請求項8の発明によれば、前記グリップ穴は、前記クランプ本体に向かって徐々に小径化する逆テーパ穴に形成されたため、グリップ性能を高めることができる。
請求項9の発明によれば、前記クランプ本体に、ワークを支持可能な複数の支持部材を着脱可能に設けたため、複雑な形状のワークの場合には、ワークの形状に応じた複数の支持部材を適当部位に設けることにより、ワークを支持する安定性を確保することができる。複数の支持部材が不要の場合には、取り外すことができるため、クランプ装置の汎用性を確保することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、実施例に基づいて説明する。
図1〜図4に示すように、このクランプ装置Cは、本体部材1と、グリップ部材2と、クランプロッド3と、グリップ部材2とクランプロッド3を軸心方向(上下方向)に駆動可能な油圧シリンダ4と、油圧シリンダ4に含まれる環状受圧部材5とを備えている。前記本体部材1は、 上部本体部材11と下部本体部材12と基部本体部材13とで構成されている。更に、このクランプ装置Cには、ワークWのボルト穴BHに連結されるアダプタ部材80が着脱可能に設けられ、このクランプ装置Cは、アダプタ部材80を介してワークWのボルト穴BHをクランプするように構成されている。但し、このクランプ装置Cは、アダプタ部材80を省略してワークWの通常の穴をクランプすることもできる。
最初に、上記のアダプタ部材80について説明する。
図1〜図4に示すように、アダプタ部材80は、アダプタ本体81と、このアダプタ本体81の上面に形成された副着座面82と、ネジ軸部83と、グリップ穴84と、工具で操作される***作部85を備えている。アダプタ本体81は、その下端に、クランプ装置Cの本体部材1に形成された後述する着座面18に着座可能な平坦な被支持面86を有する。副着座面82は、アダプタ本体81の上部に形成されてワークWを着座可能に形成されている。
前記ネジ軸部83は、ワークWに形成されたボルト穴BHに螺合されるものであり、このネジ軸部83は副着座面82よりもワークW側へ突出するようにアダプタ本体81に一体的に形成されている。前記グリップ穴84は、クランプ装置Cのグリップ部材2とクランプロッド3とを挿入してグリップ可能な円筒穴であり、このグリップ穴84は、アダプタ本体81のクランプ本体(本体部材1)側の端部に開放状に形成されている。
前記***作部85はネジ軸部83をワークWのボルト穴BHに螺合させる際に工具で操作する為のものであり、この***作部85は、アダプタ本体81に形成された六角筒状外周部でからなる。つまり、アダプタ本体81の外形の形状は正六角形である。尚、ワークWの種類別に、ワークWのボルト穴BHのサイズに適合するネジ軸部83を形成したアダプタ部材80が採用される。
次に、クランプ装置Cのうちの上記アダプタ部材80以外の部分について説明する。
上部本体部材11は平面視にてほぼ長円形であり、この上部本体部材11は4つのボルト穴に挿入される4つのボルト14で基部本体部材13に固定される。下部本体部材12はシリンダ穴41を形成する筒状部材であり、この下部本体部材12の上端部が上部本体部材11の下面側の凹部15に嵌合され、4つのボルト16により上部本体部材11に固定されている。
図1〜図3に示すように、前記グリップ部材2は、上部本体部材11の中心部分の開口穴17を上下に貫通するように配設されている。上部本体部材11の上面には、グリップ部材2を囲む4つの円弧状の着座面18が形成され、ワークWをクランプした状態では、これら着座面18にワークWを着座させることができる。上部本体部材11の上面には、加圧エアのエアブローが流れる4つの凹溝19が十文字状に形成されている。4つの着座面18と4つの凹溝19を除き、上部本体部材11の上面は、緩い傾斜角の部分円錐面に形成されている。
前記グリップ部材2はアダプタ部材80のグリップ穴84に挿入後に拡径された状態でグリップ穴84の内周面をグリップ可能なものである。但し、ワークWに形成された上記グリップ穴84と同様の穴についても同様にグリップ可能である。このグリップ部材2は、ロッド挿通孔21と、中段部に形成された中段筒部23と、中段筒部23より上部に形成されたグリップ爪部24と、中段筒部23よりも基端側の基端鍔部26とを備えている。グリップ部材2は、中段筒部23、グリップ爪部24、基端鍔部26がスリット27により周方向に4等分に分割された4つのグリップ分割体からなる。
グリップ部材2は金属部材で構成され、グリップ爪部24の外周面には、アダプタ部材 のグリップ穴84やワークWの穴の内周面をグリップし易くする3段の歯が形成されている。グリップ部材2には、クランプロッド3を挿通させるロッド挿通孔21が形成され、このロッド孔21のうちのグリップ爪部対応部分は、クランプロッド3のテーパ軸部31が密着状に係合するテーパ孔部21aに形成されている。
図1〜図3に示すように、上部本体部材11の開口穴17にはグリップ部材2の中段筒部23の外周面に摺接するゴムや合成樹脂等の弾性材料製のスレクーパ28が装着されている。グリップ部材2の外周部には分割されたグリップ部材爪部2を縮径方向へ付勢するOリング29が装着されている。グリップ部材2の基端鍔部26は、上部本体部材11の円形凹部6に収容され、円形凹部6の上壁部と環状受圧部材5の水平板部62との間に挟着されている。グリップ部材2は、環状受圧部材5と一体的に昇降可能であると共に、円形凹部6の外周部の環状隙間7とスクレーパ28の弾性変形を介して、油圧シリンダ4の軸心と直交する水平方向へ移動可能に装着されている。
クランプロッド3は、テーパ軸部31と、このテーパ軸部31の下端に連なる小径ロッド部32と、この小径ロッド部32の下端に連なる大径ロッド部33と、この大径ロッド部33の下端に連なる大径鍔部34とを一体形成したものである。テーパ軸部31と小径ロッド部32とがグリップ部材2のロッド孔21に挿通されている。上記テーパ軸部31は、上方程大径化するようにクランプロッド3の上端部分に形成され、テーパ軸部31がグリップ部材2のテーパ孔部21aに内嵌係合している。
図1〜図3に示すように、前記油圧シリンダ4は、グリップ部材2とクランプロッド3とを軸心方向へ進退駆動する為のものである。この油圧シリンダ4は、下部本体部材12と基部本体部材13とで形成された立向きのシリンダ穴41と、このシリンダ穴41に装着されたピストン部材42と、このピストン部材42と一体でそのピストン部43から上方へ延びる筒状ピストンロッド44と、ピストン部43の上側のクランプ用油室45及びピストン部43の下側のアンクランプ用油室46と、環状受圧部材5とを備えている。
シリンダ穴41の底面は基部本体部材13で塞がれ、シリンダ穴41の下端近傍部の環状溝には、ピストン部材42の下方移動を規制するストップリング47が装着されている。ピストン部材42はストップリング47で受け止められて下限位置になる。ピストン部材42には中央孔が形成され、この中央孔は、筒状ピストンロッド44に形成された上部の小径孔48と中段部の中径孔49と下部の大径孔50とで構成されている。この大径孔50には封鎖部材51が装着され、ストップリング52aで抜け止めされている。
前記クランプロッド3の大径ロッド部33が小径孔48内に位置し、大径鍔部34が中径孔49内に位置している。大径ロッド部33と小径孔48の内周面との間には約2mmの環状隙間48aが形成され、大径ロッド部33の外周の環状溝に太いOリング52(弾性リング部材)が装着され、このOリング52は大径ロッド部33と筒状ピストンロッド44の間に僅かに圧縮させた状態に装着されている。
大径鍔部34の厚さは中径孔49の厚さとほぼ等しい。大径鍔部34の外周面と中径孔49の内周面との間には僅かな隙間が形成されている。それ故、クランプロッド3は、ピストン部材42と一体的に昇降移動するが、ピストン部材42に対して相対的に軸心と直交する水平方向へ移動可能になっている。グリップ部材2はクランプロッド3と一体的に上記軸心と直交する水平方向へ移動可能である。ここで、スクレーパ28とOリング52が、グリップ部材2とクランプロッド3の軸心を油圧シリンダ4の軸心に一致させるように、グリップ部材2とクランプロッド3を弾性付勢する。
図1〜図3に示すように、環状受圧部材5は、受圧筒部61と、この受圧筒部61の上端に連なる水平板部62とを有し、この水平板部62の上面にグリップ部材2の基端鍔部26が載置されてグリップ部材2の基端面が支持されている。水平板部62の中心部の円形穴63に、クランプロッド3の大径ロッド部33が遊嵌状に挿通しており、水平板部62の外周部には、受圧筒部61よりも僅かに大径の係止鍔62aが形成されている。下部本体部材12には、シリンダ穴41の上端に連なるシリンダ穴41より小径の上部シリンダ穴64が形成されている。
上部本体部材11には、上部シリンダ穴64の上端に連なる収容穴65が形成されている。この収容穴65の厚さは水平板部62の厚さよりも例えば 1.2〜 2.0mm位大きい。 環状受圧部材5の受圧筒部61は、上部シリンダ穴64の内周面と筒状ピストンロッド44の間の環状穴に油密に且つ上下方向に摺動自在に装着され、水平板部62は、収容穴65に上下方向に摺動自在に装着されている。尚、油室からの油圧の油のリークを防止する為の複数のシール部材(符号省略)が設けられている。
上記環状受圧部材5の受圧筒部61の下端は、クランプ用油圧室45に臨んでその油圧を受圧する。クランプ用油室45は、油路67,68を介して油圧供給源に接続され、油路68の油圧を検出する油圧検出センサも設けられる。アンクランプ用油室46は、油路71を介して油圧供給源に接続され、油路71の油圧を検出する油圧検出センサも設けられる。環状受圧部材5は、収容穴65の厚さと、水平板部62の係止鍔62aの厚さの差だけ軸心方向(上下方向)に移動可能になっている。
図1〜図4に示すように、ワークWをクランプした状態で、ワークWの下面が着座面18に密着したことを検出する着座センサ(図示略)が設けられている。この着座センサは、着座面18に開口された加圧エア噴出孔81と、この加圧エア噴出孔81に連通するように上部本体部材1内に形成されたエア通路(図示略)と、このエア通路に加圧エアを供給する加圧エア供給源と、エア通路内の加圧エアの圧力が所定値に以上に昇圧したことを検出する圧力スイッチなどで構成されている。
エアブローの為に、開口穴17に加圧エアを供給するエア通路(図示略)が上部本体部材11内に形成されている。開口穴17に供給されたエアはグリップ部材2のスリット27から上方へ流れ、着座面18をエアブローし且つ余分なエアは凹溝19から外部へ流れる。
以上のクランプ装置Cの作用、効果について説明する。
図1、図2に示すように、所望の1又は複数のクランプ装置Cにより、ワークWを固定する場合、最初に、ワークWのボルト穴BHにアダプタ部材80のネジ軸部83を螺合させ、副着座面82にワークWを着座させた状態に準備しておく。
次に、クランプ用油室45とアンクランプ用油室46にほぼ同圧の油圧を供給する。すると、ピストン部材42におけるクランプ用油室45の受圧面積よりもアンクランプ用油室46の受圧面積の方が大きいため、図2に示すように、ピストン部材42は上限位置まで上昇して停止状態となる。また、環状受圧部材5はクランプ用油室45の油圧を受圧するため上限位置を保持し、グリップ部材2も上限位置を保持する。
この状態において、アダプタ部材80を装着したワークWを上方から投入して、図2に示すように、アダプタ部材80のグリップ穴84にグリップ部材2とクランプロッド3とを挿入し、アダプタ部材80の被支持面86を着座面18に着座させる。
次に、アンクランプ用油室46の油圧をクランプ用油室45の油圧よりも低い所定の油圧に切換え、ピストン部材42に下方向きのある程度強い所定の油圧力を作用させる。すると、クランプ用油室45の油圧を受圧する環状受圧部材5は、前記と同様に上限位置を保持し、グリップ部材2も上限位置を保持するが、ピストン部材42には下方向きの油圧力が作用し、ピストン部材42が下方へ駆動されるため、クランプロッド3がグリップ部材2に対して相対的に下方へ移動する。
その結果、クランプロッド3のテーパ軸部31によりグリップ部材2のグリップ爪部24が拡径駆動されて、ワークWの穴Hの内周面に食いついて係合状態になる。この状態において、アンクランプ用油室46の油圧をドレン圧まで低下させると、ピストン部材42には下方向きの大きな油圧力が作用し、グリップ部材2とクランプロッド3とは相対移動不能であるため、ピストン部材42とグリップ部材2とクランプロッド3と環状受圧部材5は一体的に下方へ駆動され、アダプタ部材80が着座面18に着座し、着座面18に強く押圧されたクランプ状態になる。
前記のようなアダプタ部材80を介してワークWをクランプするように構成したため、ワークWに形成されたボルト穴BHにアダプタ部材80のネジ軸部83を螺合させ且つグリップ穴84にグリップ部材2とクランプロッド3とを挿入してグリップすることができる。そのため、ボルト穴BHを活用してクランプしたとしても、ボルト穴BHを損傷することがない。クランプ装置Cを適用可能なワークWの種類が増し、クランプ装置Cの汎用性を高めることできる。しかも、アダプタ部材80を使用しない場合には、ワークWに形成された通常の穴をグリップしてクランプすることも可能であるから、クランプ装置Cの汎用性を確保することができる。
前記グリップ部材2とクランプロッド3と油圧シリンダ4とが付設される本体部材1のワーク側端部にクランプロッド3と直交する方向と平行に形成された着座面18とを有するため、着座面18にアダプタ部材80を着座させることができる。
前記ネジ軸部83はアダプタ本体81の副着座面82よりもワーク側へ突出しているため、副着座面82にワークWを着座させ、アダプタ本体81を本体部材1の着座面18に着座させることで、クランプ装置Cの本体部材1に対するワークWの位置を所定の位置に設定することできる。前記グリップ穴84はアダプタ本体81のクランプ本体側の端部に開放状に形成されたため、クランプ本体側のグリップ部材2とクランプロッド3とをグリップ穴に挿入することができる。
前記アダプタ部材80は、ネジ軸部83をボルト穴BHに螺合させる為に工具で操作される***作部85を有するため、この***作部85を回動させることで、ネジ軸部83をボルト穴BHに螺合させることができる。***作部85は、アダプタ本体81に形成された六角筒状外周部であるため、***作部85の構造が簡単になる。尚、グリップ穴84は円筒状の穴に形成されたため、グリップ穴84を簡単且つ安価に形成することができる。
複数のクランプ装置CでワークWをクランプするような場合、個々のワークWの製作誤差によりワークWの複数のボルト穴BHの中心の位置が僅かにズレている場合には、クランプロッド3とグリップ部材2をグリップ穴84に挿入したとき、又はクランプしたとき、スクレーパ28とOリング52の弾性変形を介して、クランプロッド3とグリップ部材2の軸心が、油圧シリンダ4の軸心からズレることなる。
しかし、ワークWの機械加工後に、クランプ装置Cをアンクランプ状態に復帰させると、スクレーパ28とOリング52の弾性力により、クランプロッド3とグリップ部材2の軸心が、油圧シリンダ4の軸心と一致するように自動的に復帰する。この場合、クランプロッド3に上下2箇所で弾性力を付与して復帰させるため、クランプロッド3をガタなくスムーズに復帰させることが可能になる。
それ故、アンクランプ状態になる毎に、それら両軸心を一致させる復帰作業を手動操作で行う必要がないので、ワークをクランプする作業の作業能率を高めることができる。しかも、Oリング52により、クランプロッド3の大径鍔部34と筒状ピストンロッド44の中径孔49との摺動部分に切粉等の異物が侵入することを確実に防いで、クランプロッド3の軸心方向と直交する方向へ円滑なスライド移動を確実に確保できる。尚、前記ワークWに形成されたボルト穴BHは、ワークWに必須のボルト穴であるとは限らず、クランプ装置Cによりクランプする為に特別に形成したボルト穴であってもよい。
次に、実施例2のクランプ装置CAについて説明するが、このクランプ装置CAは、***作部85Aの構造と、アダプタ部材80Aの外形の形状以外の構成については実施例1のクランプ装置Cと同様であるので、同様の構成については主要構成要素に同一符号を付して説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
図5に示すように、前記アダプタ部材80Aのアダプタ本体81Aの外形は円筒形状に形成されている。そのため、***作部85Aとして、アダプタ本体81Aのうちのグリップ穴84よりも奥端(上端)側部分に六角レンチ穴が形成されている。前記***作部85Aは、グリップ穴84の奥端から凹入状にアダプタ本体81Aに形成された六角レンチ穴であるため、***作部85Aを簡単且つ安価に形成することができる。
次に、実施例3のクランプ装置CBについて図6に基づいて説明するが、このクランプ装置CBは、グリップ部材2Bのグリップ爪部24Bの構造とグリップ穴84Bの構造以外の構成については実施例1のクランプ装置Cと同様であるので、同様の構成については主要構成要素に同一符号を付して説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
図6に示すように、このクランプ装置CBでは、アダプタ部材80Bのグリップ本体81Bに形成されるグリップ穴84Bが、本体部材1(クランプ本体)に向かって徐々に小径化する逆テーパ穴に形成されている。グリップ穴84Bの軸心と直交する平面における断面形状は円形である。グリップ部材2Bのグリップ爪部24Bの外周面は、グリップ穴84Bに密着可能な環状の逆テーパ面に形成されている。但し、グリップ穴84Bの最小直径は、縮径状態のグリップ部材2とクランプロッド3を挿入可能とする大きさに形成されている。前記グリップ穴84Bが、本体部材1に向かって徐々に小径化する逆テーパ穴に形成されたため、グリップ性能を高めることができる。
次に、実施例4のクランプ装置CCについて説明するが、このクランプ装置CCは、***作部85Cの構造と、アダプタ部材80Cの外形の形状と、ワークWを支持するための4本の支持部材90以外の構成については実施例1のクランプ装置Cと同様であるので、同様の構成については主要構成要素に同一符号を付して説明を省略し、異なる構成についてのみ説明する。
図7、図8に示すように、本実施例のワークWでは、その中央部に1つのボルト穴BHが形成されており、1組のクランプ装置CCによりワークWを固定する。このクランプ装置CCの本体部材1Cは、上部本体部材11と、下部本体部材12と、基部本体部材13Cとからなり、本実施例の基部本体部材13Cは平面視にて正方形に形成されている。
クランプ装置CCには、実施例2に記載したアダプタ部材80Aと同様のアダプタ部材80Cが採用されている。 このアダプタ部材80Cにおいては、アダプタ本体81Cの外形は円筒形状に形成されている。***作部85Cとして、アダプタ本体81Aのうちのグリップ穴84よりも奥端(上端)側部分に六角レンチ穴が形成されている。
前記クランプ本体(本体部材1C)に、ワークWを支持可能な複数(例えば4つ)の支持部材90が着脱可能に設けられている。4つの支持部材90は、基部本体部材13Cの4隅近傍部に立設された円柱状部材からなり、各支持部材90は、基部本体部材13Cに形成されたボルト穴(図示略)に着脱可能に螺合されている。
4つの支持部材90の上端は共通の水平面をなすように平坦面に構成され、4つの支持部材90によりワークWを支持しクランプした状態において、アダプタ部材80Cのアダプタ本体81Cの被支持面86と着座面18の間には小さな隙間91が形成される。
このように、複数の支持部材90によりワークWを支持した状態でクランプすることができるため、小型のワークWなど、1つのボルト穴BHしか備えていないワークWでも、1つのクランプ装置CCで安定性よく固定することができる。尚、***作部85Cの代わりに、実施例1のアダプタ部材80の***作部85と同様の***作部を設けてもよい。
次に、前記実施例1〜4を部分的に変更する例について説明する。
1]実施例1のクランプ装置のように、必ずしも2組のクランプ装置を併設する必要性はなく、1組のクランプ装置でもよいし、3組以上のクランプ装置でもよい。
ワークのボルト穴BHは袋穴でもよいが、貫通状の穴でもよい。
2]前記ワークWによってボルト穴BHのサイズが異なるため、ワークWのボルト穴BHに応じた大きさのネジ軸部83を有する種々のアダプタ部材を用いるものとする。
3]前記アダプタ部材におけるグリップ穴の内周面にグリップ部材のグリップ爪と噛み易くする為の1又は複数の円周状の浅い凹溝を形成してもよい。
4]実施例4のクランプ装置において、支持部材90の形状は角柱状に構成してもよく、また、支持部材90の数は4個に限定されず、3個でもよく、5個以上でもよい。
また、ワークWの下面に段付面がある場合には、複数の支持部材90の長さを異ならせることも可能である。
5]その他、当業者ならば、前記実施例のクランプ装置に種々の変更を付加した形態で実施することができる。
本発明の実施例1に係るクランプ装置の一部切欠き縦断正面図である。 クランプ装置の縦断正面図である。 クランプ装置(アダプタ部材取り外し状態)の平面図である。 アダプタ部材の平面図である。 実施例2のクランプ装置の図1相当図である。 実施例3のクランプ装置の図1相当図である。 実施例4のクランプ装置の縦断正面図である。 図7のクランプ装置(アダプタ部材取り外し状態)の平面図である。
符号の説明
W ワーク
C,CA,CB,CC クランプ装置
1 本体部材
2 グリップ部材
3 クランプロッド
4 油圧シリンダ
18 着座面
80,80A,80B,80C アダプタ部材
81,81A,81B,81C アダプタ本体
82 副着座面
83 ネジ軸部
84,84B グリップ穴
85,85A,85C ***作部
86 被支持面
90 支持部材

Claims (9)

  1. クランプ対象物の穴に挿入後拡径された状態で穴の内周面をグリップ可能なグリップ部材と、このグリップ部材に内嵌係合させたテーパ軸部を有するクランプロッドと、前記グリップ部材とクランプロッドとを軸心方向へ進退駆動可能な流体圧シリンダとを有するクランプ装置において、
    ワークに形成されたボルト穴に螺合されるネジ軸部と、前記グリップ部材とクランプロッドとを挿入してグリップ可能なグリップ穴とを有するアダプタ部材を設け、
    前記アダプタ部材を介してワークをクランプするように構成したことを特徴とするクランプ装置。
  2. 前記グリップ部材とクランプロッドと流体圧シリンダとが付設される本体部材と、
    前記本体部材のワーク側端部にクランプロッドと直交する方向と平行に形成された着座面とを有することを特徴とする請求項1に記載のクランプ装置。
  3. 前記アダプタ部材は、前記着座面上に着座可能なアダプタ本体と、このアダプタ本体に形成されてワークを着座可能な副着座面とを備え、前記ネジ軸部は前記副着座面よりもワーク側へ突出するように構成され、前記グリップ穴は前記アダプタ本体の前記クランプ本体側の端部に開放状に形成されたことを特徴とする請求項2に記載のクランプ装置。
  4. 前記アダプタ部材は、前記ネジ軸部をボルト穴に螺合させる為に工具で操作される***作部を有することを特徴とする請求項1又は3に記載のクランプ装置。
  5. 前記***作部は、前記アダプタ本体に形成された六角筒状外周部であることを特徴とする請求項4に記載のクランプ装置。
  6. 前記***作部は、前記グリップ穴の奥端から凹入状にアダプタ本体に形成された六角レンチ穴であることを特徴とする請求項4に記載のクランプ装置。
  7. 前記グリップ穴は、円筒状の穴に形成されたことを特徴とする請求項1又は3に記載のクランプ装置。
  8. 前記グリップ穴は、前記クランプ本体に向かって徐々に小径化する逆テーパ穴に形成されたことを特徴とする請求項1又は3に記載のクランプ装置。
  9. 前記クランプ本体に、ワークを支持可能な複数の支持部材を着脱可能に設けたことを特徴とする請求項1又は3に記載のクランプ装置。
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