JP2010118721A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像読取装置におけるライン光源を点滅制御しながら原稿画像の読み取りを、原稿の読取データの色合いに変化を生じさせずに行うことが可能な画像読取装置を提供する。
【解決手段】原稿に光を照射しその反射光を読み取ることによって当該原稿の画像データを取得する画像読取装置であって、原稿に光を照射するライン光源と、前記原稿又は前記ライン光源を搭載するキャリッジを移動させる駆動手段と、前記キャリッジに対して副走査方向に相対移動する前記原稿の反射光を受光して画像データに変換するラインセンサと、前記ライン光源の点滅制御、前記駆動手段の駆動制御及び前記ラインセンサからの画像データの取り込み制御を行う制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記ライン光源の光量調整を、所定の点灯時間幅を有する点灯信号の回数制御により行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機やファクシミリ装置に搭載され、原稿に光を照射しその反射光を受光して原稿の画像データを得る画像読取装置に関し、特に、原稿に光を照射するライン光源の光量調整に関する。
原稿画像を読み取る一般的な方式としては、原稿を一定速度で読取搬送させながら固定位置で読取搬送される原稿に光を照射しその反射光を得るようにした自動原稿搬送装置(ADF:Auto Document Feeder)を備えた画像読取方式と、透明ガラスの原稿載置台(プラテン)上に載置された原稿に光を照射してその反射光を読み取るようにしたキャリッジ走行方式の画像読取方式がある。
何れの画像読取方式による画像読取装置においても、その読取解像度に対応して、原稿の副走査方向における所定ピッチ毎の光学画像をCCD等の光電変換装置(本願では、「ラインセンサ」という)によって電気信号に変換することにより画像データを取得する。
従来から、ラインセンサにより原稿画像を高S/N比で読み取ると共にラインセンサの輝度のバラツキ(初期及び経年変化によるバラツキ)を調整したり、更には、ラインセンサの光電変換レンジをなるべく広く確保するために、光源へ印加する電圧を可変するインバータ調光や、光源への電圧印加時間を調整するためのPWM調光が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
また、原稿に光を照射する光源として、従来は冷陰極管が広く使用されてきたが、近年、発光効率が高く光の三原色領域においてバランスよく発光するLEDが開発されてきたことから、LEDを組み合わせたライン光源が利用されるに至っている(例えば、特許文献3、特許文献4を参照)。
さらに、原稿はキャリッジ等の読取手段と相対的に移動することから、各読取ライン時における光源の点灯時間を短くすることによって読取解像度を改善させることも知られている(例えば、特許文献3、特許文献5を参照)。
特開2007−36770号公報 特開2003−244395号公報 特開平6−198958号公報 特開2008−160582号公報 特開2006−201766号公報
しかし、冷陰極管はもとよりLEDによるライン光源であっても、図12に示すように、その点灯時(立上り A)及び消灯時(立下り C)における照射光の色合いは、安定点灯時(定常状態 B)の色合いとは異なる。従って、原稿に光を照射するライン光源を、点滅調光又はPWM調光すると、その点灯時間の長短によって、照射光における波長領域の分布が変動してしまうので原稿の読取データの色合いに変化を生じさせてしまうことになる。特に、青色光を蛍光体に照射しそれによって赤色光と緑色光を蛍光発光させるようにした青色励起方式の白色LED光源の場合は、立上り時(A)は安定点灯時(B)に比較して青色が強く、また立下り時(C)は赤色と緑色が強いというように、点灯時間に基づく色合いの変化が顕著である。
図13(a)は光源が暗くてよい場合のLEDの点灯駆動、図13(b)は明るい光源が必要な場合のLEDの従来の点灯駆動について説明するための模式図である。この図13(b)から分かるように、従来は、明るい光源が必要な場合、LEDの点灯回数は図13(a)の暗い光源の場合と同じままで、LEDの1回の点灯時間を長くしていた。しかし、この場合、定常状態Bに対する立上り/立下り(A及びC)の比が、図13(a)の場合と異なってしまう。このため、上記のような色合いの変化が生じることとなる。
本発明は、上記した従来技術の課題に鑑みてなされたものであって、画像読取装置におけるライン光源を点滅制御しながら原稿画像の読み取りを行う場合に、原稿の読取データの色合いに変化を生じさせずに読み取ることが可能な画像読取装置を提供することを目的とする。
このため、本発明は、原稿に光を照射しその反射光を読み取ることによって当該原稿の画像データを取得する画像読取装置であって、原稿に光を照射するライン光源と、前記原稿又は前記ライン光源を搭載するキャリッジを移動させる駆動手段と、前記キャリッジに対して副走査方向に相対移動する前記原稿の反射光を受光して画像データに変換するラインセンサと、前記ライン光源の点滅制御、前記駆動手段の駆動制御及び前記ラインセンサからの画像データの取り込み制御を行う制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記ライン光源の光量調整を、所定の点灯時間幅を有する点灯信号の回数制御により行うことを特徴とする画像読取装置を提供するものである。
ここで、本画像読取装置によりその基本分解能の1/N倍の分解能による画像読み取りを行う場合には、前記ライン光源の点灯信号の回数をN回以上とすることを特徴とする。また、前記基本分解能の1/N倍の分解能による画像読み取り時における点灯信号の回数が2回以上になるように、前記基本分解能による画像読み取り時の点灯信号の回数を設定する。
そして、本画像読取装置の制御手段は、前記ラインセンサから画像データの取り込むライン同期信号間における前記ライン光源の最初の点灯と最後の点灯のタイミングを読み取り分解能に関わらず一定となるようにしている。これにより、LED光源の経時変化を補正するための点灯回数増加による、出荷後や使用時間増加による読み取り分解能の劣化を防止している。
本画像読取装置のライン光源は、1又は複数のLEDにより構成され、当該ライン光源の点灯信号は、前記駆動手段を構成するステッピングモータへのモータクロック信号もしくは1ラインの蓄積時間を決める信号に同期して出力することを特徴とする。
本発明の画像読取装置によれば、画像読取装置におけるライン光源を点滅制御しながら原稿画像の読み取りを行う場合に、原稿の読取データの色合いに変化を生じさせずに読み取ることが可能となる。
以下、本発明に係る画像読取装置の具体例について、図面に基づいて説明する。
上述したように、原稿の画像読み取りの方式として、ADFにより原稿を搬送しながら読み取るADF搬送読取方式と、プラテン上に載置された静止原稿に対してキャリッジを走行させながら原稿を読み取るキャリッジ走行読取方式があるが、以下、キャリッジ走行読取方式の例を挙げて説明する。
図8は、このようなキャリッジ走行方式の画像読取装置100の動作を説明するための模式図である。図8に示すように、シャーシ1上に取り付けられたプラテン2に原稿(図示せず)を載置して第1キャリッジ3と第2キャリッジ7で協働して原稿上のイメージをCCD等の光電変換素子(ラインセンサ)12上に投影させるようにしている。ラインセンサ12は、直線状に並べられた複数の光電変換素子を備え、この素子の並べられた方向を主走査方向、この主走査方向に直行したキャリッジの移動方向(図8矢印A方向)を副走査方向という。
載置された原稿は、第1キャリッジ3に配置された光源(例えば、一または複数のLEDから構成されるLEDライン光源、以下「LED」という)4によって照射され、照射された光の拡散光は、第1キャリッジ3の開口部5を経て第1ミラー6によって副走査方向に光路変更される。光路変更された原稿上のイメージは、第2キャリッジ7の第2ミラー8で下方へ、次いで第3ミラー9によってレンズ11の方へ導かれる。そして、レンズ11で集光された画像データはアングル14でシャーシ1に止められたCCD基板13のラインセンサ12に照射される。なお、本実施例では、LED4は青色LED発光部とその青色LED発光部を覆う黄色系の蛍光物質含有のコーティング部材から構成され、青色LED発光部から発光した光で黄色系の蛍光物質を励起し、その黄色系のスペクトルを青色LEDのスペクトルと合わせることにより白色光を発光するLEDチップを複数主走査方向に並べた白色のLEDライン光源を使用している。
原稿面から複数のミラー6、8、9を辿ってレンズ11に至るまでの光路長さが常に一定となるよう、第1キャリッジ3は第2キャリッジ7の倍のスピードで副走査する(図中矢印A方向に移動する)ように駆動系が構成されている。
また、図8に示す2キャリッジ走行方式の画像読取装置100の他に、第1キャリッジ3、第2キャリッジ7及びCCD基板13が一体的に形成された1キャリッジ走行方式の画像読取装置であっても構わない。
図11は画像読取装置100の電気的ハード構成を示すブロック図である。制御手段を構成するCPU200に、システムバス201を介してROM202,RAM203,画像処理回路204、外部インタフェース205、I/Oポート206が接続されている。そして、第1、第2キャリッジ3,7を副走査方向に移動させるためのモータ208(ステッピングモータで構成)を駆動制御するモータ駆動回路207、ラインセンサ12の読取動作を制御するラインセンサ駆動回路209、LED4の点灯制御を行うLED駆動回路210がI/Oポート206を介してCPU200に接続されている。
モータ208は、CPU200から出力される所定周期の駆動クロックCKLに応じて駆動され、ラインセンサ12は、ラインセンサ12の電荷転送タイミング及び蓄積時間を定めるライン信号SHに基づいて原稿の読取を行い、LED4は、LED駆動回路210から出力されるLED点灯信号ON/OFFに基づいて点灯制御される。
ラインセンサ12から出力されたアナログの画像信号は、ラインセンサ駆動回路209内のA/Dコンバータでデジタル信号へ変換された後、I/Oポート206、システムバス201を介して画像処理回路204に入力され、そこで種々の画像処理が施された後、外部インタフェースIF205を介して装置外部へ転送される。
本発明の画像読み取りの特徴は、LED4の点灯時間の長短によって生じる色合いの変化を防ぐため、LED4の点灯時間を一定にするところにある。
図1に本発明におけるライン光源の点灯制御の原理を示す。この図に示すように、明るい光源が必要な場合でも、定常状態Bを一定にして複数回LEDを点灯する(即ち、LED点灯信号のONの出力時間は常に一定にして、そのON回数の増減で調光する)ようにすれば、定常状態Bに対するLEDの立上り時、立下り時(A、C)の比が一定になる。これにより、図13(b)のような光量調整による色合いの変化は発生せず、光量を増加させても図13(a)と同じ色合いの画像を得ることができる。
このように、本発明では、LEDの点灯時間を一定にし、光量の調節が必要な場合は点灯回数を増減させることによって行うこととする。
次に、一般に、蓄積時間中に光源を点滅させる画像読取装置における副走査方向のMTF(Modulation Transfer Function)を向上する手段として、蓄積時間中の光源の点灯回数を減らす手法がある。しかし、単純に点灯回数を減らすと読取が行われない領域が出てきてしまうため、適切な点灯回数を設定する必要がある。
図2は、点灯回数の制御について説明するための模式図である。例として、基本解像度が600dpiの装置について以下に説明する。なお、基本解像度とは、ラインセンサのメカ的解像度であり、光学系との組み合わせによって決まる。ここでは基本解像度が600dpiなので、ラインセンサ12の読取エリアが約42μmとなっている。また、モータ駆動信号CLK1個につき原稿面上で第1キャリッジ3が約42μm副走査方向に移動するよう駆動系を構成してある。またラインセンサ12はLEDが点灯しているときのみ読み取りを行う。
図2(a)に示すように、読取解像度が基本解像度600dpiの場合は、モータ駆動信号CLKに同期してLED信号も同期させてLEDを点灯させ、さらにモータ駆動信号CLK1個で第1キャリッジ3が移動する距離(42μm)とラインセンサ12の読取エリア(42μm)が等しいので、矢印Aで示す副走査方向においてラインセンサ12が読み取りを行う各読取エリア〔読取エリア(1)〜読取エリア(4)〕は隙間なく隣接し、正常に読み取りが行われる。
しかし図2(b)に示すように、基本解像度が600dpiで、読取解像度200dpiのスキャンを行う場合、1蓄積時間T中にラインセンサ12が読み取るべき領域(126μm)がラインセンサ12の読取領域(42μm)よりも大きく、LEDの点灯回数が少ないと(つまり2回以下では)、読み込みができないエリアができてしまう。そのため、図2(c)に示すように、最低でも3回以上の点灯が必要になる。これがその解像度における必要点灯回数である。LEDを1蓄積時間Tで点灯する回数(必要点灯回数)は、基本分解能÷読取分解能で求める。読取解像度がいくつかある場合は、最低解像度での必要点灯回数を求め、その回数以上を点灯回数として用いればよい。画像読取装置の基本解像度が600dpi、読取解像度が200dpi、300dpi、600dpiの場合を例にとって説明すると、600dpi(基本解像度)÷200dpi(最低読取解像度)が3となることから、点灯回数は3回以上とすればよい。そして、その点灯のタイミングは、図2(c)のように、各読取エリアが隙間なく隣接するようなタイミングを各解像度毎に定めればいい。なお、各解像度における点灯回数及び点灯タイミングは制御手段のCPU200が求める。
さらに、解像度に係らず点灯回数を同じにすることで解像度毎に明るさが変わるという不具合は生じない。そこで、このとき、CCDの出力電荷量は、光源の光量とCCDの感度にて決定し、一般には、図3に示すように、読み取り解像度が異なっていても、CCDの蓄積時間は同じでLEDの必要光量は変化しないため、各解像度でのスキャンにおいて1ライン中の点灯回数は同じにする必要がある。
イメージセンサは常に移動しているため、図4に示すように、1蓄積時間T中に2回LEDを点灯させると、イメージセンサ11が読み取る副走査方向の読取エリアは、1回目の点灯時に読み取る読取エリアarea1と2回目の点灯時に読み取る読取エリアarea2を足し合わせたtotal areaとなる。よって、1蓄積時間中の点灯回数が増えるほどイメージセンサが読み取る領域が長くなり、結果として副走査方向のMTFが低下してしまう。
ここで、光源はその使用年数に従って光量が低下してしまうが、イメージセンサの各画素がランプの光量低下にかかわらず常に一定電荷を出力することで良好な画質を維持することができる。従って、ランプの使用年数等でランプ光量が低下した場合、1蓄積時間中の点灯回数を増やす必要がある。しかし、単純に点灯回数を増やしてしまうと、図4と図5を比較すれば分かる通り、1ライン(1蓄積時間中)で読み取るエリア(total area)が広くなってしまうので、MTFが低下してしまう。
そこで、上記のような、MTFが点灯回数で変化してしまうのを防ぐためには、1ラインの点灯回数を2回以上にして、点灯のタイミングをLEDの点灯調整範囲の最初と最後を必ず点灯させるようにし、その最初と最後の間で点灯回数をコントロールする。つまり、明るい光源で1蓄積時間内に2回点灯させればよい場合は、図6に示すように点灯調整範囲の最初(1)と最後(2)を点灯させ、暗い光源で1蓄積時間内に4回点灯させる必要がある場合は図7に示すように、図6と同様点灯調整範囲の最初(1)と最後(4)、さらに両者の間の(2)、(3)を点灯させる。これにより、点灯回数を増加(変化)させても1蓄積時間内でラインセンサが読み取るエリア(total area)は変化しないので、MTFの低下を低く抑えることができる。
なお、上記のライン光源の点灯信号は、キャリッジを駆動するステッピングモータへのモータクロック信号もしくは1ラインの蓄積時間を決める信号に同期して出力する。
LEDの調整範囲を決める方法として、例えば下記のような方法が考えられる。まず、基本解像度以上でスキャンする場合を考える。LEDの1回の点灯時間tについては、蓄積時間や調光の細かさなどから、装置に必要な1回の点灯時間tを予め設定する。次に、使用する機種で最も暗い光源で光量が径時変化したもの(すなわち最低光量のLED)と最も感度の低いラインセンサの組み合わせ(ワースト条件)で、読み取りに必要となる一定レベルのイメージセンサ出力を得るために必要な1ライン内(1蓄積時間内)での点灯回数(最大点灯回数)を試験等で求める。すなわち、上記のワースト条件で基準白板の読み取りを行い、その時のイメージセンサ出力がある目標レベルとなるLEDの点灯回数を求め、この点灯回数を最大点灯回数としている。
図9の(a)は最大点灯回数が10回であった場合の例であり、1回の点灯時間tと最大点灯回数が決まれば、点灯調整範囲の最初と最後の点灯タイミング〔ここでは(1)と(10)〕が求まる。以上が製品出荷前に行う点灯調整範囲の求め方であり、上述の最初と最後の点灯タイミングはROM202などの所定の記憶領域に記憶させておく。
次に、具体的な点灯回数の調整方法について説明する。
まず、ユーザーが装置の電源を投入した直後、LEDを点灯させて基準白板の読み取りを行う。その時のイメージセンサ出力がある目標レベルとなるLEDの点灯回数を求める。そして図9(b)に示すように、LEDの光量が高くイメージセンサの出力が目標レベルとなるLEDの点灯回数が2回の場合は、CPU200は、点灯調整範囲の最初(1)と最後(10)の2回のタイミングでLED4を点灯させる。また、図9の(c)に示すように、点灯回数が2回以上(ここでは5回)の場合は、CPU200は、最初(1)と最後(10)の点灯に加え、最初の点灯(1)と最後の点灯(10)の間の点灯回数を増減させることで、調光する。
なお、基本解像度より低い解像度でスキャンする場合は、上述の通り最大点灯回数を求めるが、図10に示すように、最大点灯回数もしくは、画像読み取り抜けが出ない最低必要点灯エリアのどちらかを点灯の最後とする。例えば、図10の(a)、(b)に示すように、最大点灯回数が10回の場合、読み取り画像抜けが発生しないようにするための点灯タイミングxの方が最大点灯回数の最後の点灯(10)よりも後ろにある。よって、読み取り画像抜けが発生しないようにするための点灯タイミング(x)を、点灯調整範囲の最後とする。従って、図10(c)に示すように、LEDの光量が高くイメージセンサの出力が目標レベルとなるLEDの点灯回数が2回の場合は、点灯調整範囲の最初(1)と点灯タイミング(x)2回のタイミングで点灯させる。また、図9の(c)に示すように、点灯回数が2回以上(ここでは5回)の場合は、最初(1)と最後(x)の間の点灯回数を増減させることで、調光するようにすればよい。
上記のように構成したため、本発明の画像読取装置によれば、画像読取装置におけるライン光源を点滅制御しながら原稿画像の読み取りを行う場合に、原稿の読取データの色合いに変化を生じさせずに読み取ることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明は、複写機やファクシミリ装置に搭載され原稿に光を照射しその反射光を受光して原稿の画像データを得る画像読取装置に関し、特に、原稿に光を照射するライン光源の光量調整に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。
本発明におけるライン光源の点灯制御の原理を示す模式図である。 本発明におけるライン光源の点灯回数の制御について説明するための模式図である。 本発明におけるライン光源の点灯回数について説明するための模式図である。 本発明におけるライン光源の点灯とMTFの関係について説明するための模式図(明るい光源の場合)である。 本発明におけるライン光源の点灯とMTFの関係について説明するための模式図(暗い光源の場合)である。 本発明におけるライン光源の点灯のタイミングについて説明するための模式図(明るい光源の場合)である。 本発明におけるライン光源の点灯のタイミングについて説明するための模式図(暗い光源の場合)である。 キャリッジ走行方式の画像読取装置の動作を説明するための模式図である。 本発明におけるライン光源の点灯回数の調整方法について説明するための模式図(基本解像度の場合)である。 本発明におけるライン光源の点灯回数の調整方法について説明するための模式図(基本解像度以下の場合)である。 画像読取装置の電気的ハード構成を示すブロック図である。 LEDの点灯信号に対するLEDの発光状態について説明する模式図である。 従来のLEDの点灯駆動について説明するための模式図である。
符号の説明
1 シャーシ
2 プラテン
3 第1キャリッジ
4 光源
5 開口部
6 第1ミラー
7 第2キャリッジ
8 第2ミラー
9 第3ミラー
11 レンズ
12 光電変換素子(ラインセンサ)
13 CCD基板
14 アングル
100 画像読取装置
200 CPU
201 システムバス
202 ROM
203 RAM
204 画像処理回路
205 外部インタフェース
206 I/Oポート
207 モータ駆動回路
208 モータ
209 ラインセンサ駆動回路
210 LED駆動回路

Claims (5)

  1. 原稿に光を照射しその反射光を読み取ることによって当該原稿の画像データを取得する画像読取装置であって、
    原稿に光を照射するライン光源と、
    前記原稿又は前記ライン光源を搭載するキャリッジを移動させる駆動手段と、
    前記キャリッジに対して副走査方向に相対移動する前記原稿の反射光を受光して画像データに変換するラインセンサと、
    前記ライン光源の点滅制御、前記駆動手段の駆動制御及び前記ラインセンサからの画像データの取り込み制御を行う制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記ライン光源の光量調整を、所定の点灯時間幅を有する点灯信号の回数制御により行うことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記画像読取装置の基本分解能の1/N倍の分解能による画像読み取りを行う場合には、前記ライン光源の点灯信号の回数をN回以上とすることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記基本分解能の1/N倍の分解能による画像読み取り時における点灯信号の回数が2回以上になるように、前記基本分解能による画像読み取り時の点灯信号の回数を設定することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御手段は、前記ラインセンサから画像データの取り込むライン同期信号間における前記ライン光源の最初の点灯と最後の点灯のタイミングを読み取り分解能に関わらず一定となるようにしたことを特徴とする請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記ライン光源は、1又は複数のLEDにより構成され、
    前記ライン光源の点灯信号は、前記駆動手段を構成するステッピングモータへのモータクロック信号もしくは1ラインの蓄積時間を決める信号に同期して出力することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
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