JP2010118113A - ディスクドライブ装置およびディスク判別方法 - Google Patents

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Toshiyuki Murayama
敏之 村山
Ayumi Kobayashi
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Abstract

【課題】ディスク層数を判別するセンサが壊れた場合でもディスクを使用できる。
【解決手段】判別用穴の有無によってセンサの出力信号が変化する。センサの出力信号が読み込まれ、層数が判定される(S3)。センサの故障により挿入されたディスクと無関係に、常に2層ディスクと判定され、2層ディスク用のパラメータ設定が行われる。S8でフォーカスサーボおよびトラッキングサーボがロックしたか否かが判定される。ロックしない場合、S24で1層ディスク用パラメータ設定がなされ、ロックしたか否かが判定される。ロックした場合、S25でディスクから読み込まれた情報に基づいて1層ディスクか否かが判定される。1層ディスクであることが確認できると、記録・再生可能状態となる(S26)。
【選択図】図6

Description

この発明は、記録層の数が異なる複数の種類の光ディスクを記録および/または再生するディスクドライブ装置、並びに層数の異なる光ディスクを判別するディスク判別方法に関する。
実用に供されている光ディスクの種類として、コンパクトディスク(以下、CDと表記する)、DVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク(以下、BDと表記する)等が知られている。ディスクドライブ装置として、これらの複数種類の光ディスクを扱う(記録/再生を行う)ことができる装置が望ましい。CD、DVD、BD等は、ディスクの直径が同一であるので、ドライブ装置を共通化することができる。
しかしながら、記録および/または再生に用いるレーザ光の波長、ライトストラテジ(記録時におけるレーザパワーの制御)、その他のパラメータがディスクの種類によって異なるので、装着されたディスクの種類を判別することが必要となる。さらに、DVD−R(Recordable :追記型DVD)、DVD−RW(ReWritable :書き換え可能なDVD)、DVD−ROM(Read Only Memory :読み出し専用DVD)、DVD+R、DVD+RWの判別も必要である。BDについても同様にBD−ROM、BD−R、BD−RWの判別が必要とされる。加えて、DVDおよびBDでは、一層ディスクと二層ディスクとでライトストラテジやその他各種パラメータが異なるため、何層ディスクかの判別も必要である。
これらの、CD、DVD、BD等は、何れもベアディスクであり、ディスク判別の際には、ディスクに対してレーザビームを照射し、ディスクからの反射光(再生信号)に基づいてディスク種類を判別するようになされる。下記の特許文献1には、光ディスクの種類を判別し、光ピックアップを切り替えることが記載されている。特許文献1では、プルイン信号およびフォーカスエラー信号の一方を使用してディスク表面(光ディスクに記録されている情報を読み取る側の面)と信号面との距離の相違を検出し、検出結果から光ディスクの種類を判別している。
特開平10−198984号公報
プルイン信号は、例えば4分割フォトディテクタによって光ディスクからの戻り光を受光し、各分割ディテクタの出力信号を加算し、加算信号をローパスフィルタに供給し、ローパスフィルタによって高域成分を除去した信号である。プルイン信号は、光ディスクにレーザ光を照射した結果、ディスクから戻ってくる反射光の強度に応じた振幅レベルを有する。フォーカスエラー信号は、4分割光ディテクタの各分割ディテクタの出力信号を演算して得られる信号である。フォーカスエラー信号は、照射されるレーザ光のフォーカスが合っている場合に中心値例えばゼロレベルの振幅となる。したがって、ディスクに対して対物レンズを徐々に接近させると、フォーカスエラー信号がS字状の振幅変化を有する信号となる。
しかしながら、実際には、ディスクの種類が多いために、各パラメータを各々のディスクに合わせて設定し直して何度も読み出し動作を繰り返す必要がある。その結果、ディスク判別に時間がかかるという問題が生じる。
一方、カートリッジに光ディスクを収納したディスク媒体(以下、かかるディスク媒体をディスクカートリッジと称する)が知られている。例えば放送・業務用で用いられているプロフェッショナルディスクシステムがある。プロフェッショナルディスクシステムにおけるディスクカートリッジは、相変化型ディスクが耐久性および防塵性に優れたカートリッジに収納されたものである。ディスクカートリッジとしては、記録容量が23.3GB(ギガバイト)の1層ディスクと、記録容量が50GB(ギガバイト)の2層ディスクとが知られている。
ディスクカートリッジの場合、例えばカートリッジに所定規則に沿ったパターンで穴を開け、穴の有無に対応してビットパターンがセンサによって検出される。検出されたビットパターンによってディスク種類を判別をすることができる。この判別方法は、ディスクカートリッジがレコーダに対して挿入されて、センサ位置に搬送された瞬間に判別が可能であるので、ベアディスクに対する判別方法に比してはるかに短時間で判別できる利点がある。
例えば下記の特許文献2には、記録再生時の回転速度が異なる複数の光ディスクをカートリッジに設けた穴の有無によって判別する場合に、判別用のスイッチが故障した場合の処理が記載されている。特許文献2には、回転速度を切り換えて正しい記録データが再生されるように、回転速度を設定することが記載されている。
特許第3140796号
さらに、下記の特許文献3には、IDホールに基づいて検出されたディスクタイプと、TOCにより検知されたディスクタイプとが異なっている場合に、TOCにより検知されたディスクタイプに対応する制御内容が設定されることが記載されている。
特開平07−235125号公報
光ディスクの種類として、記録層の数が異なる光ディスクが知られている。例えば記録層が単層の光ディスクと、記録層が2層の光ディスクとが知られている。記録層の違いに対応してカートリッジに判別用穴が形成されている。この判別用穴を検出するセンサが何らかの原因で正常に機能しなくなると、ディスク種類の判別を間違うことが起こりうる。判別が誤まると、挿入されたディスクカートリッジの記録および/または再生のために最適な各種パラメータ設定することができない。その結果、そのディスクカートリッジを正常に記録および/または再生することができなくなるという重大な不具合が生じる。この不具合は、ユーザーがセンサの異常に気付いてディスクドライブ装置を修理するまでの間、放置されることになる。
したがって、この発明の目的は、センサが故障しても、装着されたディスクカートリッジの記録および/または再生に最適な各種のパラメータを設定することができるディスクドライブ装置およびディスク判別方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、この発明は、光ディスクがカートリッジ内に回転自在に収納されたディスクカートリッジが装着され、該光ディスクを記録および/または再生するディスクドライブ装置であって、
光ディスクにアクセスするための光学ヘッド部と、
光ディスクの記録層の数に対応してカートリッジに設けられた標示部を検出するセンサ部と、
センサ部の検出信号が供給され、記録層が第1の数の光ディスクを記録および/または再生するための第1のパラメータを設定し、設定された第1のパラメータでサーボがロックするか否かを判定し、サーボがロックする場合に記録層が第1の数であると判定し、
サーボがロックしない場合に、記録層が第1の数と異なる第2の数の光ディスクを記録および/または再生するための第2のパラメータを設定し、設定された第2のパラメータでサーボがロックするか否かを判定し、サーボがロックし、且つ光ディスクから読み取られた判別信号が第2の数を示す場合に、記録層が第2の数であると判定する制御部と
を備えるディスクドライブ装置である。
サーボがロックしない場合になされるリトライの回数が予め設定した上限値を超える場合に、エラー退避処理が行われる。
第1および第2のパラメータは、レーザパワーおよびサーボ特性の少なくとも一方である。
記録層が第2の数であると判定する場合に、センサ部の故障についての警告を行うようになされる。
光ディスクの記録層の数が3以上であり、
サーボがロックするまで、パラメータを順次変更して装填された光ディスクの記録層の数が判定される。
この発明は、光ディスクの記録層の数に対応してカートリッジに設けられた標示部をセンサによって検出する検出ステップと、
検出ステップで得られた検出信号が供給され、記録層が第1の数の光ディスクを記録および/または再生するための第1のパラメータを設定し、設定された第1のパラメータでサーボがロックするか否かを判定し、サーボがロックする場合に記録層が第1の数であると判定し、
サーボがロックしない場合に、記録層が第1の数と異なる第2の数の光ディスクを記録および/または再生するための第2のパラメータを設定し、設定された第2のパラメータでサーボがロックするか否かを判定し、サーボがロックし、且つ光ディスクから読み取られた判別信号が第2の数を示す場合に、記録層が第2の数であると判定する制御ステップと
を備えるディスク判別方法である。
この発明によれば、センサの異状によりディスク層数の判別を間違えた場合に、間違えたことを検出し、そのディスクの記録再生に最適な各種パラメータ設定を改めて行うことによって、正常な記録および/または再生を実現するものである。また、センサに異常がある可能性をユーザーに警告表示等によって通知し、装置の点検を促すことができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明する。なお、説明は、以下の順序で行う。
1.第1の実施の形態
2.第2の実施の形態
3.変形例
なお、以下に説明する実施の形態は、この発明の好適な具体例であり、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、この発明の範囲は、以下の説明において、特にこの発明を限定する旨の記載がない限り、これらの実施の形態に限定されないものとする。
<1.第1の実施の形態>
「ディスクドライブ装置の構成」
図1は、この発明を適用することができるディスクドライブ装置の概略的構成を示す。再生専用ディスクドライブ装置および記録・再生可能なディスクドライブ装置の何れであってもこの発明を適用できる。
ディスクカートリッジ1は、光ディスク2をカートリッジ3に収納した構成を有する。ディスクカートリッジ1の具体的例については、後述する。光ディスク2は、例えば相変化記録の方式でデータを記録できる。波長が405nmのレーザ光が使用される。記録層が一つの1層(単層)ディスクと、記録層が二つの2層ディスクとの一方がディスクドライブ装置に対して挿入される。例えば1層ディスクの記録容量が23.3GBとされ、2層ディスクの記録容量が50GBとされている。
ディスクドライブ装置に対して挿入された光ディスク2に対して光学ヘッド4によって、情報信号の記録/再生がなされる。光ディスク2がスピンドルモータ5によって所定の回転速度で回転される。光学ヘッド4からの記録レーザ光または再生レーザ光が光ディスク2に照射される。
光学ヘッド4は、対物レンズと、対物レンズ(レーザ光位置)をフォーカス方向およびトラッキング方向に変位させるための2軸アクチュエータと、レーザダイオードと、光ディスク2からの反射光を受光するフォトディテクタと、レンズ等の光学系とを有する。2軸アクチュエータが電磁アクチュエータで構成される。光学ヘッド4の全体がスレッドモータ(図示しない)によって、光ディスク2の径方向に移動される。
ディスクカートリッジ1がディスクドライブ装置に対して水平方向に挿入され、次に、ディスクカートリッジ1が下方に移動し、スピンドルモータ5の回転軸が光ディスク2の中央部の穴に挿入されるようにディスクカートリッジ1が着座する。ディスクカートリッジ1のカートリッジ3の下面に判別用穴6が形成されている。判別用穴6の有無によって、ディスクカートリッジ1の種類が判別される。一例として、1層ディスクの場合には、判別用穴が形成されず、2層ディスクの場合にのみ、判別用穴6が形成されている。
ディスクカートリッジ1がスピンドルモータ5上に着座した時に、判別用穴6と同一位置に突起部8が位置するセンサ7が設けられている。突起部8は、一例として上方向にスプリングによって持ち上げられており、ディスクカートリッジ1が2層ディスクであって、カートリッジ3に判別用穴6が形成されている場合には、突起部8が判別用穴6内に挿入される。図示しないが、センサ7の内部にメカニカルなセンサスイッチが設けられている。
突起部8が判別用穴6内に挿入される状態では、センサスイッチがOFFする。ディスクカートリッジ1が1層ディスクであって、判別用穴6が無い場合には、カートリッジ3の下面によって突起部8が押し下げられることによって、センサスイッチがONする。このように、判別用穴6の有無がセンサスイッチのON・OFFによって検出される。判別用穴6の有無に対応するセンサ7のセンサスイッチがON/OFF信号が制御部26に対して供給される。
記録時には、ホストプロセッサ21からの記録データがインターフェース23を介して記録信号処理部24に供給される。記録信号処理部24において、記録データが生成される。記録データが光学ヘッド4に供給され、記録データに応じて強度が変調された記録ビームが光学ヘッド4から出力され、記録データが光ディスク2の記録層に相変化として記録される。
ディスクカートリッジ1の光ディスク2から光学ヘッド4により読み出された再生RF信号が再生信号処理部25に供給される。再生信号処理部25から出力される再生データがインターフェース23を介してホストプロセッサ21に対して出力される。なお、ホストプロセッサ21は、表示部22を有する。ホストプロセッサ21の一例は、パーソナルコンピュータである。
ディスクドライブ装置全体の動作を制御する制御部26が設けられている。制御部26は、例えばCPU(Central Processing Unit )またはDSP(Digital Signal Processor)を含むマイクロプロセッサである。制御部26は、制御部26のCPUに接続されるメモリに記憶されているプログラムを実行することにより、ディスクドライブ装置の各部を統括的に制御する。
制御部26のサーボ制御機能によって、スピンドルモータ5の回転数が所定速度に保たれる。光学ヘッド4からフォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号が制御部26に供給される。制御部26から光学ヘッド4の2軸アクチュエータに対して光学ヘッド制御信号が供給され、光学ヘッド4のトラッキング位置、フォーカス位置が適切なものに制御される。さらに、制御部26から光学ヘッド4を移動させるためのスレッドモータに対して制御信号が供給される。制御部26のサーボ制御において、フォーカスエラー信号のレベル、トラッキングエラー信号のレベルからそれぞれのサーボがロックしているか否かが判定できる。
記録時には、制御部26からの制御信号が記録信号処理部24に対して供給され、光ディスクの層数に応じて記録時のパラメータ設定例えば記録レーザ光のパワーが制御される。記録レーザ光のパワーの制御は、ライトストラテジ処理と称される。再生時には、制御部26からの制御信号が再生信号処理部25に対して供給され、再生時のパラメータ設定例えば再生レーザ光のパワーが制御される。レーザパワー以外に、光ディスクの層数に応じて、フォーカスサーボのサーボ特性(例えばゲイン特性)およびトラッキングサーボのサーボ特性(例えばゲイン特性)が設定される。再生信号処理部25では、再生RF信号を再生データに変換し、エラー訂正符号の復号(エラー訂正)を行う。エラー訂正ができたか否かがエラー訂正情報として制御部26のCPUに供給される。
「ディスクカートリッジの一例」
この発明を適用できるディスクカートリッジ1の具体例について図2、図3および図4を参照して説明する。図2乃至図4に示すように、ディスクカートリッジ1は、記録媒体となる光ディスク2をカートリッジ3内に回転自在に収納している。具体的に、カートリッジ3の内部に、光ディスク2を回転可能に収納するインナーロータ11と一対のシャッタ板12a,12bとを収納している。
このディスクカートリッジ1に収納された光ディスク2は、例えばCDやDVDと同じ直径(12cm)を有する。中心部に、ドライブ装置側のディスク回転駆動機構が係合されるセンタ孔2aが形成されている。記録および/又は再生に当たって、波長が400nm程度の光ビームを用い、光学ヘッド4の対物レンズに、CDやDVDで用いる対物レンズより高開口数のものを用いる。その結果、CDやDVDより高密度に、静止画データ、動画データ、楽曲データ、コンピュータで処理される処理データ等のデータを記録することができる。
光ディスク2を収納するカートリッジ3は、上シェル13と、この上シェル13に突き合わされる2分割された下シェル14とにより構成されている。上シェル13および下シェル14は、例えば高耐熱、高強度のポリカーボネート樹脂からなる。カートリッジ3の底面には、下シェル14を構成するシェル半体14a,14bとの間に、光学ヘッド4並びにディスク回転駆動機構を構成するディスクテーブルが進入する開口部15が形成される。
この開口部15は、カートリッジ3の前面側がドライブ装置側の光学ヘッド4が進入する開口部15aと、カートリッジ本体の背面側が光学ヘッド4が進入する開口部15bとを有する。開口部15aと開口部15bとの間のカートリッジ3の底面の略中央部がディスク回転駆動用の開口部15cとなる。開口部15a,15bは、光学ヘッド4をカートリッジ3の内部に進入させるのに足る大きさに形成されている。回転駆動用の開口部15cは、ドライブ装置のディスク回転駆動機構を構成するディスクテーブルを内部へ進入させるのに足る大きさに形成されている。
下シェル14が構成するカートリッジ3の下面には、ドライブ装置に装着した際の位置決めを行う複数の位置決め孔16a,16bが設けられている。さらに、位置決め孔16aの近傍に判別用穴6が設けられている。上述したように、判別用穴6の有無によって、ディスクカートリッジ1の種類が判別される。1層ディスクの場合には、判別用穴が形成されず、2層ディスクの場合にのみ、判別用穴6が形成されている。さらに、ディスクカートリッジ1は、プロフェッショナルディスクであり、民生用のディスクと識別するための識別凹部17がカートリッジ3の上面側に形成されている。
上述したような構成を有するディスクカートリッジ1がドライブ装置に装着される前には、一対のシャッタ板12a,12bが開口部15の閉塞位置にロックされている。ディスクカートリッジ1は、略円弧の前面を挿入端として、ドライブ装置に装填される。ディスクカートリッジ1は、ドライブ装置に水平方向に挿入されると、先ず、シャッタ板12a,12bの開放動作が開始する。
次に、ディスクカートリッジ1が下方に移動し、スピンドルモータの回転部がセンタ孔2aに嵌合する着座状態となる。ディスクカートリッジ1の開放された開口部15からは、前面側および/又は背面側から光学ヘッド4が進入する。そして、光ディスク2は、ディスク回転駆動機構によって回転駆動される。信号記録面に光学ヘッド4から出射された光ビームが照射され、光学ヘッド4が信号記録面で反射された戻りの光ビームを検出することで、記録および再生を行う。ドライブ装置からディスクカートリッジ1を排出する際は、一対のシャッタ板12a,12bがカートリッジ3の開口部15を閉塞する。
「従来のディスク挿入後の動作」
図5のフローチャートを参照して従来のディスク挿入後の動作について説明する。このフローチャートで示す処理または制御は、制御部のCPUの制御の下で行われる。ステップS0において、ディスクカートリッジを挿入すると、ステップS1の動作がなされる。すなわち、ディスクカートリッジが水平方向に搬送される。次に、垂直方向にディスクカートリッジが移動し、光ディスクのセンタ孔にスピンドルモータの回転軸が挿入される状態に着座される。搬送が終了すると、記録および/または再生が可能となる。着座時に、判別用穴6の有無によってセンサ7の出力信号が変化する。
ステップS2において、制御部26がセンサ7の出力信号を読み込む。ステップS3において、ディスクの層数が判定される。判別用穴6が無いときは、1層ディスクと判定され、ステップS4において、1層ディスク用パラメータが選定される。判別用穴6が有るときは、2層ディスクと判定され、ステップS5において、2層ディスク用パラメータが設定される。
ステップS6において、スピンドルモータ5が起動され、光ディスク2が回転を開始する。ステップS7において、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボの引き込みが開始する。ステップS8において、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボがロックしたか否かが判定される。サーボがロックしない場合、ステップS9において、タイムアウトしたか否かが判定される。
ステップS9において、タイムアウトしたと判定されると、エラー退避処理(ステップS10)がなされる。例えばホストプロセッサの表示装置に挿入されたディスクが使用できない旨のメッセージを表示する。なお、ステップS7、ステップS8およびステップS9では、フォーカスサーボとトラッキングサーボとの両者が行われるものと説明している。しかしながら、実際には、先にフォーカスサーボによってフォーカスをロックさせて、次に、トラッキングサーボをロックさせるようになされる。
ステップS8において、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボがロックしたと判定されると、ステップS11において、ディスクの最内周部分のエリアに管理データとして予め記録されているそのディスクカートリッジに関する情報が読み込まれる。例えばディスク1枚毎に付されている固有の番号、ディスクの構造の情報、ディスクの記録に必要な情報等が最内周部分のエリアに予め記録されている。ステップS11において、必要な情報が読み込まれると、記録および/または再生が可能な状態となる。
ここで、センサ7の突起部8が何らかの原因で根本から折れてしまった場合を考える。すると、突起部8がディスクカートリッジ1の底面によって押されることがないので、センサ7が常に“穴が開いている”状態を出力し続ける。つまり、図5中の判定ステップS3において、実際に挿入されたディスクと無関係に、判別用穴6が形成されているディスク(すなわち、2層ディスク)が挿入されたものと判定される。この判定結果によって、ステップS5において、2層ディスク用のパラメータ設定が行われてしまう。
実際に、ディスクドライブ装置に対して装着されたディスクカートリッジが1層ディスクであるにもかかわらず、2層ディスク用のパラメータ設定がなされると、不適切なライトストラテジやリードパワーで記録および/または再生がなされる。その結果、正常な記録および/または再生ができなくなる。さらに、サーボ用のパラメータも1層ディスクと2層ディスクとでは異なるので、フォーカスサーボやトラッキングサーボが非常に不安定となる。特に、フォーカスサーボでは、フォーカス対象面の見つけ方が1層ディスクと2層ディスクとで異なるので、フォーカスサーボをかけることができなくなる。すなわち、パラメータ設定が正しくない場合には、サーボがロックできずにタイムアウトしてエラー退避処理(ステップS10)へ処理が移行することになる。
「第1の実施の形態のディスク挿入後の動作」
図6のフローチャートを参照してこの発明の第1の実施の形態のディスク挿入後の動作について説明する。上述した図5のフローチャートの対応するステップについては、同一の参照符号を付して示すことにする。このフローチャートで示す処理または制御は、制御部26のCPUの制御の下で行われる。
ステップS0において、ディスクカートリッジを挿入すると、ステップS1の動作がなされる。すなわち、ディスクカートリッジが水平方向に搬送される。次に、垂直方向にディスクカートリッジが移動し、光ディスクのセンタ孔にスピンドルモータの回転軸が挿入される状態に着座される。搬送が終了すると、記録および/または再生が可能となる。着座時に、判別用穴6の有無によってセンサ7の出力信号が変化する。
ステップS2において、制御部26がセンサ7の出力信号を読み込み、センサ7の出力信号によってディスクの層数が判定される(ステップS3)。センサ7の突起部8が何らかの原因で根本から折れてしまった場合を想定しているので、センサ7が常に“穴が開いている”状態を出力し続ける。したがって、ステップS3において、実際に挿入されたディスクと無関係に、判別用穴6が形成されているディスク(すなわち、2層ディスク)が挿入されたものと判定される。そして、ステップS5において、2層ディスク用のパラメータ設定が行われる。
ステップS21において、リトライカウンタのカウント値が0に初期化される。リトライカウンタは、パラメータ設定を変更してフォーカスサーボおよびトラッキングサーボを開始する度に、カウント値が+1される。リトライカウンタは、制御部26に設けられている。その後、ステップS6において、スピンドルモータ5が起動され、光ディスク2が回転を開始する。ステップS7において、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボの引き込みが開始する。ステップS8において、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボがロックしたか否かが判定される。
センサ7が上述したように故障しているディスクドライブ装置に対して、実際に2層ディスクを挿入した場合には、ステップS5において、2層ディスク用パラメータが設定される。設定されたパラメータが実際に挿入されたディスクに合っているので、ステップS8において、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボがロックしたと判定される。ステップS11において、ディスクの最内周部分のエリアに予め管理情報として記録されているそのディスクカートリッジに関する情報が読み込まれる。例えばディスク1枚毎に付されている固有の番号、ディスクの構造の情報、ディスクの記録に必要な情報等が最内周部分のエリアに予め記録されている。
ステップS11において、必要な情報が読み込まれると、記録および/または再生が可能な状態となる。ステップS25がステップS11の後に設けられ、ステップS25において、1層ディスクか否かが判定される。このステップS25は、1層用パラメータを設定してサーボがロックした場合に、確認用になされる処理である。
センサ7が上述したように故障しているディスクドライブ装置に対して、実際に1層ディスクを挿入した場合に、ステップS5において、2層ディスク用パラメータが設定される。その結果、フォーカスサーボおよび/またはトラッキングサーボがロックせず、ステップS9において、タイムアウトしたと判定される可能性がかなり高い。
ステップS9において、タイムアウトしたと判定されると、ステップS22において、リトライカウンタがカウントアップ(すなわち、カウント値が+1)される。リトライ回数(カウント値)が予め設定されている上限値に達したか否かがステップS23において、判定される。リトライ回数が上限値に達した場合には、リトライを行うことができなくなる。
ステップS23において、リトライ回数が上限値に達したと判定されると、ステップS10において、エラー退避処理がなされる。例えばホストプロセッサの表示装置に挿入されたディスクが使用できない旨のメッセージを表示する。エラー退避処理時には、スピンドルモータによる回転が停止してスタンバイ状態となされる。ステップS23において、リトライ回数が上限値に達していないと判定されると、ステップS24において、1層ディスク用パラメータ設定がなされる。すなわち、ステップS24において、設定されるパラメータが2層ディスク用パラメータから1層ディスク用パラメータへ変更される。
ステップS24の後にステップS7(フォーカスサーボおよびトラッキングサーボの開始)に処理が移る。1層ディスク用パラメータが設定されたので、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボがロックし、ステップS8の判定結果が肯定となる。そして、ステップS11において、ディスクの最内周部分のエリアに予め記録されているそのディスクカートリッジに関する情報が読み込まれる。
ステップS11において、必要な情報が読み込まれると、ステップS25において、読み込んだ情報に基づいて1層ディスクか否かが判定される。このステップS25において、1層ディスクであることが確認できると、設定されているパラメータとディスク種類が一致していることになり、記録および/または再生可能状態(ステップS26)となる。ステップS26において、ユーザに対して警告表示が出される。警告表示は、ホストプロセッサ21の表示部22を使用してなされる。
例えば「センサによる判別結果に従ってパラメータ設定を行ったのに、サーボロックできずタイムアウトしたので、別のディスク用のパラメータ設定をし直してリトライしたところ正常に復帰できました。よってセンサが壊れている可能性があります」という意味の警告表示がなされる。メッセージの表示以外に、メッセージ(警告)音声を再生するようにしても良い。このような警告を行う理由は、リトライで復帰できるとはいえ、時間がかかるというデメリットがあるので、ユーザーにセンサの修理を促しドライブ本来の快適な操作感を早く取り戻すためである。
「第1の実施の形態の変形例」
上述した説明では、2層ディスクの場合に判別用穴が形成されているものとしている。しかしながら、この発明は、1層ディスクの場合に判別用穴が形成されている場合に対しても適用できる。この場合は、穴が開いていれば、1層ディスクと判定され、ステップS5においては、1層ディスク用パラメータが設定される。さらに、ステップS24では、2層ディスク用パラメータが設定される。さらに、最初に1層用および2層用の何れのパラメータを決定したかをフラグによって記憶しておき、フラグを参照して次に設定するパラメータを選択するようにしても良い。
<2.第2の実施の形態>
「判別用穴とセンサ」
次に、この発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態においては、ディスクカートリッジに複数例えば2個の判別用穴が形成され、複数種類例えば4種類のディスクカートリッジが判別される。
図7に示すように、1層、2層、4層、8層のディスクカートリッジに対応して判別用穴の有無が規定されている。黒丸が判別用穴が無いことを表し、白丸が判別用穴が有ることを表している。SE1およびSE2は、2個のセンサを表している。例えば1層ディスクの場合では、センサSE1およびSE2の出力が共に、判別用穴が無いことを示す。8層ディスクの場合には、センサSE1およびSE2の出力が共に、判別用穴が有ることを示す。
センサが故障すると、2個のセンサが設けられているので、図8に示すようなセンサの故障の態様が生じる。図8において、二重丸がセンサが正常であることを表し、黒丸が判別用穴が無いことを常に出力する故障を表し、白丸が判別用穴が有ることを常に出力する故障を表している。例えばセンサSE2のみが壊れた場合としては、センサSE2が判別用穴が無いことを常に出力する故障と、センサSE2が判別用穴が有ることを常に出力する故障との2通りの可能性がある。
センサSE2が判別用穴が無いことを常に出力する故障の場合には、4層および8層のディスクカートリッジを判別することが不可能であり、1層および2層のディスクカートリッジを判別することが可能である。すなわち、図7に示すように、4層および8層のディスクカートリッジの場合では、センサSE2が判別用穴が有ることを表す出力を発生することが必要であるからである。このような故障を故障例1と称する。
一方、センサSE2が判別用穴が有ることを常に出力する故障の場合には、1層および2層のディスクカートリッジを判別することが不可能であり、4層および8層のディスクカートリッジを判別することが可能である。すなわち、図7に示すように、1層および2層のディスクカートリッジの場合では、センサSE2が判別用穴が無いことを表す出力を発生することが必要であるからである。
センサSE1のみが壊れた場合も、上述したセンサSE2のみの故障と同様に判別不可能な場合が生じる。さらに、センサSE1およびSE2の両方が故障した場合には、センサSE1およびSE2が4種類の出力を発生する。例えばセンサSE1およびSE2が判別用穴が無いことを常に出力する故障の場合には、1層ディスクカートリッジのみが判別可能であり、他の3種類のディスクカートリッジを判別することが不可能である。このような故障を故障例2と称する。
上述した故障例1の場合は、若しスピンドルモータ起動後にサーボがロックできなければ、装着したディスクカートリッジが4層ディスクか8層ディスクの何れかであると判断できる。したがって、センサSE1の出力を参照する。センサSE1は故障していないので、センサSE1の出力が判別用穴が無いことを示す場合には、4層ディスクと判別でき、センサSE1の出力が判別用穴が有ることを示す場合には、8層ディスクと判別できる。したがって、リトライ回数を減らすためには、センサSE1の出力が判別用穴が無いことを示す場合には、次に4層ディスク用のパラメータ設定をしてリトライする。一方、センサSE1の出力が判別用穴が有ることを示す場合には、次に8層ディスク用のパラメータ設定をしてリトライする。センサSE2のみが故障した場合でも、次にパラメータ設定するディスクの種類を予測することができる。
一方、故障例2のように、センサSE1およびSE2の両方が故障した場合にはそのような予測ができない。この場合においては、予めリトライの順番を決めておき、次に2層ディスク用パラメータを設定し、それでもサーボがロックしないのならば、4層ディスク用パラメータを設定する、というようにする。
実際には、どのセンサが故障しているのかを前もって知ることはできないので、次にパラメータ設定するディスクの種類を予測することは、困難である。センサの故障を検出する検出装置を別個設ければ、センサの故障の状態を知ることができる。しかしながら、その場合には、センサ部の構造が複雑化する問題がある。したがって、第2の実施の形態では、予めリトライの順番を決めておく方法が採用される。例えばリトライを層数の少ないディスクから開始し、層数が多いディスクに向って行うようになされる。
「第2の実施の形態のディスク挿入後の動作」
図9のフローチャートを参照してこの発明の第2の実施の形態のディスク挿入後の動作について説明する。上述した図5および図6のフローチャート中のステップと対応するステップについては、同一の参照符号を付して示すことにする。このフローチャートで示す処理または制御は、制御部26のCPUの制御の下で行われる。
ステップS0において、ディスクカートリッジを挿入すると、ステップS1の動作(ディスクカートリッジの搬送、シャッターを開く、判別用穴6の有無の検出)がなされる。ステップS2において、制御部26がセンサ7の出力信号を読み込み、センサ7の出力信号によってディスクの層数が判定される(ステップS3)。
検出された穴が1層ディスクのパターン、2層ディスクのパターン、4層ディスクのパターン、8層ディスクのパターンの何れであるかがステップS3において判定される。判定の結果が1層ディスクのパターンの場合には、ステップS4において1層ディスク用パラメータが設定される。判定の結果が2層ディスクのパターンの場合には、ステップS51において2層ディスク用パラメータが設定される。判定の結果が4層ディスクのパターンの場合には、ステップS52において4層ディスク用パラメータが設定される。判定の結果が8層ディスクのパターンの場合には、ステップS53において8層ディスク用パラメータが設定される。
ステップS21において、リトライカウンタのカウント値が0に初期化される。リトライカウンタは、パラメータ設定を変更してフォーカスサーボおよびトラッキングサーボを開始する度に、カウント値が+1される。リトライカウンタは、制御部26に設けられている。その後、ステップS6において、スピンドルモータ5が起動され、光ディスク2が回転を開始する。ステップS7において、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボの引き込みが開始する。ステップS8において、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボがロックしたか否かが判定される。
ステップS8において、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボがロックしたと判定されると、ステップS11において、ディスクの最内周部分のエリアに予め管理情報として記録されているそのディスクカートリッジに関する情報が読み込まれる。例えばディスク1枚毎に付されている固有の番号、ディスクの構造の情報、ディスクの記録に必要な情報等が最内周部分のエリアに予め記録されている。
ステップS11において、必要な情報が読み込まれると、記録および/または再生が可能な状態となる。ステップS25がステップS11の後に設けられ、ステップS25において、パラメータが設定された層数とディスク再生信号から得られた判別結果とが一致するか否かが判定される。
センサ7が故障しているディスクドライブ装置において、パラメータが設定された層数とディスク再生信号から得られた判別結果とが不一致の場合が生じる。この場合では、ステップS8において、フォーカスサーボ、トラッキングサーボがロックしたと判定されず、ステップS9において、タイムアウトしたと判定される可能性がかなり高い。
ステップS9において、タイムアウトしたと判定されると、ステップS22において、リトライカウンタがカウントアップ(すなわち、カウント値が+1)される。リトライ回数(カウント値)が予め設定されている上限値に達したか否かがステップS23において、判定される。リトライ回数が上限値に達した場合には、リトライを行うことができなくなる。
ステップS23において、リトライ回数が上限値に達したと判定されると、ステップS10において、エラー退避処理がなされる。例えばホストプロセッサの表示装置に挿入されたディスクが使用できない旨のメッセージを表示する。
ステップS23において、リトライ回数が上限値に達していないと判定されると、ステップS61において、今の時点でのパラメータ設定が1層ディスク用か否かが判定される。1層ディスク用でないと判定されると、ステップS62において、今の時点でのパラメータ設定が2層ディスク用か否かが判定される。2層ディスク用でないと判定されると、ステップS63において、今の時点でのパラメータ設定が4層ディスク用か否かが判定される。4層ディスク用でないと判定されると、ステップS64において、今の時点でのパラメータ設定が8層ディスク用か否かが判定される。
ステップS61において、今の時点でのパラメータ設定が1層ディスク用であると判定されると、ステップS71において、2層ディスク用パラメータが設定される。そして、ステップS7において、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボが開始される。そして、フォーカスサーボおよびトラッキングサーボのロックの判定ステップS8に処理が移る。サーボがロックした場合は、2層ディスクと判定される。
サーボがロックしない場合には、ステップS9(タイムアウトの判定)、ステップS22(リトライカウンタのカウントアップ)、ステップS23(リトライ回数が上限値に達したかの判定)がなされる。リトライ回数が上限値に達していない場合には、ステップS72において、4層ディスク用パラメータが設定される。この後は、2層ディスク用パラメータが設定された後と同様の動作がなされる。
このように、1層用ディスクのパラメータ設定から開始してサーボがロックするまで、2層用ディスクのパラメータ設定、4層用ディスクのパラメータ設定、8層用ディスクのパラメータ設定が順次なされる。ステップS25において、パラメータが設定された層数とディスク再生信号から得られた判別結果とが一致するか否かが判定される。一致する場合に、記録および/または再生可能状態となる(ステップS26)。さらに、ホストプロセッサの表示部を使用してユーザに対してセンサが故障している可能性があることを警告する表示がなされる。
<3.変形例>
この発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変形が可能である。例えば光ディスクの層数を示す標示部としては、判別用穴と突起とが嵌合する構成に限らない。例えば穴と光学的センサとを組み合わせた構成、カートリッジ表面の反射部と光学センサとを組み合わせた構成、カートリッジ内に設けた半導体メモリの記憶情報等を使用できる。
この発明の第1の実施の形態のブロック図である。 この発明の第1の実施の形態に使用できる光ディスクの一例の底面図である。 この発明の第1の実施の形態に使用できる光ディスクの一例の上面側から見た斜視図である。 この発明の第1の実施の形態に使用できる光ディスクの一例の底面側から見た斜視図である。 この発明の説明に使用する従来のディスクドライブ装置のディスク挿入後の動作を説明するためのフローチャートである。 この発明の第1の実施の形態の動作説明に使用するフローチャートである。 この発明の第2の実施の形態の判別用穴とセンサ出力との関係を示す略線図である。 この発明の第2の実施の形態において、センサの故障した場合に判別可能なディスクの種類を示す略線図である。 この発明の第2の実施の形態の動作説明に使用するフローチャートである。
符号の説明
1・・・ディスクカートリッジ
2・・・光ディスク
3・・・カートリッジ
4・・・光学ヘッド
6・・・判別用穴
7・・・センサ
8・・・突起部
12a,12b・・・シャッター板
24・・・記録信号処理部
25・・・再生信号処理部
26・・・制御部

Claims (6)

  1. 光ディスクがカートリッジ内に回転自在に収納されたディスクカートリッジが装着され、該光ディスクを記録および/または再生するディスクドライブ装置であって、
    上記光ディスクにアクセスするための光学ヘッド部と、
    上記光ディスクの記録層の数に対応して上記カートリッジに設けられた標示部を検出するセンサ部と、
    上記センサ部の検出信号が供給され、上記記録層が第1の数の光ディスクを記録および/または再生するための第1のパラメータを設定し、設定された上記第1のパラメータでサーボがロックするか否かを判定し、サーボがロックする場合に上記記録層が第1の数であると判定し、
    サーボがロックしない場合に、上記記録層が上記第1の数と異なる第2の数の光ディスクを記録および/または再生するための第2のパラメータを設定し、設定された上記第2のパラメータでサーボがロックするか否かを判定し、サーボがロックし、且つ上記光ディスクから読み取られた判別信号が上記第2の数を示す場合に、上記記録層が上記第2の数であると判定する制御部と
    を備えるディスクドライブ装置。
  2. 上記サーボがロックしない場合になされるリトライの回数が予め設定した上限値を超える場合に、エラー退避処理を行う請求項記載のドライブ装置。
  3. 上記第1および第2のパラメータは、レーザパワーおよびサーボ特性の少なくとも一方である請求項1記載のディスクドライブ装置。
  4. 上記記録層が上記第2の数であると判定する場合に、上記センサ部の故障についての警告を行う請求項1記載のディスクドライブ装置。
  5. 上記光ディスクの記録層の数が3以上であり、
    上記サーボがロックするまで、上記パラメータを順次変更して装填された上記光ディスクの記録層の数を判定する請求項1記載のディスクドライブ装置。
  6. 光ディスクの記録層の数に対応して上記カートリッジに設けられた標示部をセンサによって検出する検出ステップと、
    上記検出ステップで得られた検出信号が供給され、上記記録層が第1の数の光ディスクを記録および/または再生するための第1のパラメータを設定し、設定された上記第1のパラメータでサーボがロックするか否かを判定し、サーボがロックする場合に上記記録層が第1の数であると判定し、
    サーボがロックしない場合に、上記記録層が上記第1の数と異なる第2の数の光ディスクを記録および/または再生するための第2のパラメータを設定し、設定された上記第2のパラメータでサーボがロックするか否かを判定し、サーボがロックし、且つ上記光ディスクから読み取られた判別信号が上記第2の数を示す場合に、上記記録層が上記第2の数であると判定する制御ステップと
    を備えるディスク判別方法。
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