JP2010117107A - 電装品モジュール、それを組み込んだ冷凍装置及びその製造方法 - Google Patents

電装品モジュール、それを組み込んだ冷凍装置及びその製造方法 Download PDF

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Akio Yoshimoto
昭雄 吉本
Mitsuhiro Tanaka
三博 田中
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Abstract

【課題】配管内を流れる流体によって冷却される発熱部品を備えた構成において、発熱部品の冷却性能が阻害されることなく、機器への組み込みを容易に且つ確実に行うことのできる低コストな構成を得る。
【解決手段】発熱部品(13)と該発熱部品(13)を冷却する冷却配管(15)とを一体化することにより、電装品モジュール(8)を構成する。この電装品モジュール(8)は、電装品ユニット(12)と電気的に接続するための電気配線(16)を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、配管内を流れる流体によって冷却される発熱部品を備えた電装品モジュールに関し、該電装品モジュールの取付作業における作業性向上の技術分野に属する。
従来より、スイッチング素子などの発熱部品を含む電装品を備えた電装品ユニットが知られている。このような電装品ユニットでは、一般的に、放熱フィンを設けたり発熱部品に接続された冷却部材に冷却水などの流体を流したりすることにより発熱部品を冷却するようにしている。
一方、冷媒回路内に冷媒を循環させることにより冷凍サイクルを行う冷凍装置も一般的に知られており、この冷凍装置の室外機内には、圧縮機等を駆動制御するための電装品ユニットが組み込まれている。この冷凍装置の電装品ユニット内の発熱部品を冷却するための構成としては、例えば特許文献1に開示されるように、発熱部品が収納される電装品箱の下部に設けられた放熱フィンの間を蛇行するように冷媒細管を設ける構成が知られている。このような構成にすることで、上記冷媒細管を流れる冷媒によって放熱フィンが冷却されるため、該放熱フィンと熱的に接続された電装品箱の内部が冷却され、該電装品箱内に収納された発熱部品が冷却される。
上記冷凍装置内の電装品ユニットを冷却する構成として、上述の構成以外にも、例えば図7に示すように、冷媒配管(103)と熱的に接続された冷却部材(105)とを、比較的、熱伝導率の高い材料からなる取付板(108)を介して発熱部品(104)に熱的に接続する構成も考えられる。
具体的には、上記取付板(108)は、発熱部品(104)等を収納する電装品ユニット(102)のケース(101)に設けられた開口穴(106)を塞ぐように、該ケース(101)にネジ(111,111)によって固定されている。また、上記取付板(108)には、その電装品ユニット(102)外方側に冷媒配管(103)が接続された冷却部材(105)がネジ(109,109)によって固定されている一方、上記取付板(108)の電装品ユニット(102)内方側には発熱部品(104)がネジ(110)によって固定されている。このような構成にすることで、冷媒配管(103)内を流れる冷媒によって、冷媒ジャケット(105)及び取付板(108)を介して上記発熱部品(104)を冷却することができる。
ここで、上述のような構成の電装品ユニット(102)を備えた室外機の製造方法を、図8に示すフローに基づいて説明する。この図8に示すように、上記室外機は、電装品ユニット(102)のケース(101)に電装品(113〜116)や取付板(108)を取り付ける一方、冷却部材(105)と冷媒配管(103)とを接続し、これらの電装品ユニット(102)及び冷却部材(105)を室外機ケーシング内に取り付けることにより得られる。
具体的には、ステップSA1’でケース(101)にネジ(111,111)によって取付板(108)を取り付けた後、ステップSA2’で該ケース(101)に発熱部品(104)や電装品(113〜116)等が実装された基板(112)を取り付けるとともに、ネジ(110)によって該発熱部品(104)を取付板(108)に取り付ける。一方、ステップSB1’で冷却部材(105)と冷媒配管(103)とを接続して配管ASSYを形成する。
これらのステップSA1’、SA2’、SB1’と並行して、ステップSC1’では、室外機ケーシングに、圧縮機等が取り付けられる。
続くステップSC2’では、上記ステップSB1’で形成された配管ASSYが取り付けられる。
そして、ステップSC3’で、上記ステップSA1’、SA2’によって電装品(113〜116)や取付板(108)などが取り付けられた電装品ユニット(102)を、室外機ケーシング内に取り付けた後、上記ステップSC2’で室外機ケーシング内に取り付けられた配管ASSYの冷却部材(105)を、ネジ(109,109)によって電装品ユニット(102)の取付板(108)に対して取り付ける(ステップSC4’)。
最後に、ステップSC5’で、室外機ケーシングにカバー等のその他の部品を取り付ける。
ここで、上記ステップSC4’では、上記取付板(108)に対する上記冷却部材(105)の取り付け作業が、室外機ケーシングに取り付けられた電装品ユニット(102)に対して行われることから、この取り付け作業は、室外機ケーシングに対する一連の組立工程の中で行われることになる。
特開2000−205605号公報
ところで、上述のような発熱部品等が組み込まれた電装品ユニットは、室外機内の他の構成機器と干渉しないように、且つ、該電装品ユニットに取り付けられた冷却部材に冷媒配管を接続できるような位置に配置しなければならず、設計上の制約が大きい。また、上記冷却部材を上記取付板にネジ止め固定する際には、これらの間の接触熱抵抗を低減するために、上記冷却部材を上記取付板に対して正確に位置決めを行った上で強固にネジ止めする必要があり、ガイド等の位置決め機構や治具が必要になる。さらに、上述したとおり、電装品ユニットは、室外機内の配置に制約を受けるため、該電装品ユニットに冷媒配管を接続しようとすると、その位置まで冷媒配管を延ばす必要があり、配管長が長くなって高コストになる場合がある。
また、上記室外機の組立工程では、冷媒配管同士を接続するためのロウ付け等の作業が行われるため、該室外機の組立作業を行う環境は清浄度が低く、そのような環境下で図7に示す従来構成のように取付板に対して冷却部材をネジで取り付けると、それらの間にゴミ等が付着して両者間の接触熱抵抗が増大することになる。そうすると上記取付板と上記冷却部材との間で熱が伝わりにくくなり、発熱部品を十分に冷却できなくなってしまう。
さらに、上記図7に示す構成のように、上記取付板を設けると、熱伝導率が比較的高い材料を使用する必要があること、及び発熱部品及び冷却部材をネジ止めするためのネジ穴を取付板に加工する必要があることから、その分、コストの増大を招く。加えて、取付板側から取付板と発熱部品とをネジ止めすると、ネジの頭部が冷却部材と干渉してしまうことから、該取付板と発熱部品とのネジ止めを発熱部品側から行う必要があるが、このように発熱部品側からネジ止めを行うと、電動ドライバーなどのネジ締め治具が発熱部品やその周辺部品と衝突して、それらの部品が破損するおそれもある。
本発明はかかる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、配管内を流れる流体によって冷却される発熱部品を備えた構成において、発熱部品の冷却性能が阻害されることなく、機器への組み込みを容易に且つ確実に行うことのできる低コストな構成を得ることにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る電装品モジュールでは、上記発熱部品(13)と、該発熱部品(13)を冷却する冷却配管部(15,42)とを一体化し、且つ接続手段(16)を介して該発熱部品(13)を他の電装品ユニット(12)と電気的に接続可能な構成とした。これにより、発熱部品(13)の冷却性能が阻害されることなく、上記電装品モジュールを機器に容易に取り付けることができる。
具体的には、第1の発明は、配管(9)内を流れる流体によって冷却される発熱部品(13)を備えた電装品モジュールを対象とする。
そして、少なくとも、上記発熱部品(13)と、上記配管(9)のうち該発熱部品(13)を冷却する冷却配管部(15,42)とが一体化されてなり、上記発熱部品(13)を他の電装品ユニット(12)に電気的に接続するための接続手段(16)を備えているものとする。
以上の構成により、電装品モジュール(8,31,41)は、他の電装品ユニット(12)と接続手段(16)によって電気的に接続されるため、該電装品モジュール(8,31,41)と上記電装品ユニット(12)とが離れて配置される場合であっても、両者を電気的に接続することができる。しかも、上記電装品モジュール(8,31,41)は、従来の電装品ユニット(102)から発熱部品(104)等の一部の部品を抜き出して一体化したものであるため、比較的、大型の電装品ユニット(12)とは別に配置することができ、機器内におけるレイアウトの自由度の向上を図れる。これらの構成により、上記電装品モジュール(8,31,41)を、冷却配管部(15,42)に接続される配管(9)の長さができるだけ短くなるような位置に配置することが可能となり、その分、コスト低減を図れる。
また、上述のように、上記電装品モジュール(8,31,41)は、上記接続手段(16)によって他の電装品ユニット(12)と電気的に接続されるため、該電装品モジュール(8,31,41)の組み立てを他の構成部品の組み立てとは別に行うことができる。よって、上記電装品モジュール(8,31,41)のみを清浄度の高い環境で組み立てることが可能になり、発熱部品(13)と配管(9)との間にゴミ等が介在するのを防止でき、該発熱部品(13)と配管(9)との間の接触熱抵抗の増大を防止できる。
さらに、上述のように発熱部品(13)と冷却配管部(15,42)とを一体化することで、該発熱部品(13)に対して配管(9)を取り付けるための取付板などの取付部材が不要になるため、該取付部材のネジ穴加工や、該取付部材に対して配管(9)側を接続する際に用いる位置決め治具なども不要になる。
上述の構成において、上記電装品モジュール(8,31)は、上記冷却配管部(15)を上記発熱部品(13)に熱的に接続するための冷却部材(14)を備えているものとする(第2の発明)。このような構成にすることで、発熱部品(13)は、冷却部材(14)を介して冷却配管部(15、42)を流れる流体によって、効率良く冷却される。
また、上記電装品モジュールは、上記発熱部品(13)が外気と接触しないように、該発熱部品(13)の周りを囲んで設けられるケーシング(17,32)を備えているのが好ましい(第3の発明)。これにより、発熱部品(13)はケーシング(17,32)によって密閉されるため、発熱部品(13)が搬送中等に損傷を受けたり該発熱部品(13)にゴミ等が付着したりするのを防止することができる。なお、上記ケーシング(17,32)は、上記発熱部品(13)が外気と触れないような構成であればよいため、該発熱部品(13)の周囲を覆う箱状のものであっても、発熱部品(13)を封止樹脂等で封止したものであっても、また、これらを組み合わせたものであってもよい。
特に、上記ケーシング(17,32)は、上記冷却部材(14)に一体的に設けられているのが好ましい(第4の発明)。こうすることで、発熱部品(13)は、冷却部材(14)を介して冷却されるとともに、該冷却部材(14)に一体的に設けられたケーシング(17,32)を介しても冷却される。したがって、上記発熱部品(13)をより効率良く冷却することができる。
また、上記冷却配管部(42)において、上記発熱部品(13)と接触する部分に平面部(42a)を設けてもよい(第5の発明)。このような構成にすることで、冷却配管部(42)の発熱部品(13)側の伝熱面積を、配管の断面が円管形状の場合に比べて拡大できる。特に、冷却配管部(42)を発熱部品(13)に直接接触させる構造であっても、上述のような構成にすることで、該冷却配管部(42)によって発熱部品(13)を効率よく冷却することができる。
第6の発明は、第1〜第5の発明に係る電装品モジュール(8,31,41)を備えた冷凍装置に関する。
具体的には、室内機(3)及び室外機(2)を備え、該室内機(3)内の冷媒配管(9)と該室外機(2)内の冷媒配管(9)とを接続することにより冷媒回路(10)が形成される冷凍装置を対象とする。
そして、上記室外機(2)には、第1〜第5の発明に係る電装品モジュール(8,31,41)が組み込まれていて、上記配管は、上記冷媒回路(10)を構成する冷媒配管(9)であるものとする。
以上の構成により、発熱部品(13)と冷却配管部(15,42)とが一体化されることで電装品モジュール(8,31,41)が構成されるため、該発熱部品(13)に対して冷媒配管(9)を取り付けるための取付板が不要になり、該取付板のネジ穴加工や、該取付板に対して冷媒配管(9)を接続する際に用いる位置決め治具も不要になる。
また、上記電装品モジュール(8,31,41)は、室外機(2)内の電装品ユニット(12)と接続手段(16)によって電気的に接続されるため、該電装品モジュール(8,31,41)と上記電装品ユニット(12)とが離れて配置される場合であっても、両者を電気的に接続することができる。しかも、上記電装品モジュール(8,31,41)は、従来の電装品ユニット(102)から発熱部品(104)等の一部の部品を抜き出して一体化したものであるため、比較的、大型の電装品ユニット(12)とは別に配置することができ、室外機(2)内におけるレイアウトの自由度の向上を図れる。これらの構成により、上記電装品モジュール(8,31,41)を、冷媒配管(9)の長さができるだけ短くなるような位置に配置することが可能となり、その分、コスト低減を図れる。
さらに、上述のように、上記電装品モジュール(8,31,41)は、室外機(2)内の電装品ユニット(12)と接続手段(16)によって電気的に接続されているため、該電装品モジュール(8,31,41)の組み立てを、清浄度の低い環境下で組立作業が行われる室外機(2)の組立工程とは別に行うことができる。よって、上記電装品モジュール(8,31,41)の組立工程において、該電装品モジュール(8,31,41)内にゴミ等が付着するのを防止でき、発熱部品(13)と配管(9)との間の接触熱抵抗の増大を防止できる。
第7の発明は、室内機(3)と、第1〜第5の発明に係る電装品モジュール(8,31,41)が組み込まれる室外機(2)とを備えた冷凍装置(1)の製造方法に関する。
具体的には、室内機(3)と、第1〜第5の発明に係る電装品モジュール(8,31,41)が組み込まれる室外機(2)とを備え、該室外機(2)の冷媒配管(9)と該室内機(3)の冷媒配管(9)とを接続することにより冷媒回路(10)が形成される冷凍装置(1)の製造方法を対象とする。
そして、上記室外機(2)における電装品モジュール(8,31,41)以外の構成部品(5,6,12)の組み立てとは別に、上記電装品モジュール(8,31,41)の組み立てを行う電装品モジュール組立工程(SB1〜SB3)と、上記電装品モジュール(8,31,41)の接続手段(16)を上記電装品ユニット(12)と電気的に接続するとともに、上記電装品モジュール(8,31,41)の冷却配管部(15,42)を上記冷媒配管(9)と接続して、上記電装品モジュール(8,31,41)を室外機(2)内に組み付ける組立工程(SC2〜SC5)とを備えているものとする。
上記製造方法によれば、電装品モジュール(8,31,41)を組み立てた後、該電装品モジュール(8,31,41)の接続手段(16)を電装品ユニット(12)と接続するとともに、冷却配管部(15,42)を冷媒配管(9)と接続することで、電装品モジュール(8,31,41)の組立工程(SB1〜SB3)と、室外機(2)における該電装品モジュール(8,31,41)以外の構成部品の組立工程(SA1,SC2)とを分けることができ、電装品モジュール(8,31,41)の組み立てを清浄度の高い環境下で行うことができる。よって、電装品モジュール(8,31,41)内部におけるゴミ等の付着を防止することができ、該発熱部品(13)と冷媒配管(9)との間の接触熱抵抗の増大を防止することができる。
以上説明したように、第1の発明によれば、発熱部品(13)と冷却配管部(15,42)とを一体化して電装品モジュール(8,31,41)を構成したため、該発熱部品(13)に対する配管(9)の取付構造を簡略化することができ、これにより、該電装品モジュール(8,31,41)の機器への組み込みを容易且つ確実に行うことができるとともに、製造コストの低減を図れる。しかも、上記電装品モジュール(8,31,41)を他の電装品ユニット(12)と接続手段(16)によって電気的に接続可能な構成にすることで、該電装品モジュール(8,31,41)の機器への組み込みを容易に行いつつ、該電装品モジュール(8,31,41)内の接触熱抵抗の増大に伴う発熱部品(13)の冷却性能の低下を防止することができる。さらに、上述のような構成にすることで、該電装品モジュール(8,31,41)の機器内におけるレイアウトの自由度の向上や上記冷却配管部(15,42)に繋がる配管長さの短縮等によるコスト低減も図れる。
第2の発明によれば、上記電装品モジュール(8,31)は、上記冷却配管部(15,42)と上記発熱部品(13)とを熱的に接続するための冷却部材(14)を備えているため、該冷却部材(14)によって上記発熱部品(13)を効率良く冷却することができる。
第3の発明によれば、上記電装品モジュール(8,31)は、上記発熱部品(13)が外気と接触しないようなケーシング(17,32)を備えているため、上記発熱部品(13)が損傷を受けたり該発熱部品(13)にゴミ等が付着したりするのを防止することができる。
第4の発明によれば、上記ケーシング(17,32)は、上記冷却部材(14)と一体的に設けられているため、上記発熱部品(13)は、冷却部材(14)だけでなくケーシング(17,32)によっても効率良く冷却される。
第5の発明によれば、上記冷却配管部(42)には、上記発熱部品(13)と接触する部分に平面部(42a)が設けられているため、該冷却配管部(42)によって上記発熱部品(13)を効率よく冷却することができる。
第6の発明によれば、冷凍装置の室外機(2)の構成部品である発熱部品(13)と冷却配管部(15,42)とを一体化して電装品モジュール(8,31,41)を構成したため、冷凍装置(1)の室外機(2)においても上記第1の発明と同様の効果が得られる。
第7の発明によれば、冷凍装置(1)の室外機(2)の製造方法は、電装品モジュール(8,31,41)の組立工程(SB1〜SB3)と室外機(2)における電装品モジュール(8,31,41)以外の構成部品(5,6,12)の組立工程(SA1,SC1)とに分けられているため、該電装品モジュール(8,31,41)の組立を清浄度の高い環境で行うことができ、発熱部品(13)へのゴミ等の付着を防止できるため、該電装品モジュール(8,31,41)内の接触抵抗の増大による発熱部品(13)の冷却性能の低下を防ぐことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的な例示に過ぎず、本発明、その適用あるいはその用途を制限することを意図するものではない。
−冷凍装置の冷媒回路構成−
図1に、本発明の実施形態に係る電装品モジュール(8)が組み込まれる冷凍装置(1)の冷媒回路(10)の概略構成を示す。この冷凍装置(1)は、室外機ケーシング内に圧縮機(5)、室外熱交換機(6)、膨張弁(7)、図示しない電装品ユニット(12)及び電装品モジュール(8)などが収容された室外機(2)と、室内機ケーシング内に室内熱交換機(4)が収容された室内機(3)とを備えている。これらの圧縮機(5)、室外熱交換機(6)、膨張弁(7)及び室内熱交換機(4)を冷媒配管(9)によって接続することにより、該冷媒配管(9)内を冷媒が循環して冷凍サイクルを行う上記冷媒回路(10)が構成される。
上記図1の回路の例では、上記圧縮機(5)の吐出側には上記室外熱交換機(6)の一端が、該圧縮機(5)の吸入側には上記室内熱交換機(4)の一端が、それぞれ接続されていて、上記室外熱交換機(6)と室内熱交換機(4)との間に上記膨張弁(7)が設けられている。これにより、上記図1の冷媒回路(10)では、冷媒が冷媒回路(10)内を循環して室内空気を冷却するような冷凍サイクルが行われる。
なお、上記図1の冷媒回路(10)の例では、冷房運転専用の回路構成であったが、暖房運転専用の回路構成であってもよいし、冷房運転と暖房運転とを切り替え可能な回路構成であってもよい。
図2に、上記電装品モジュール(8)及び電装品ユニット(12)の概略構成図を示す。この図2に示すように、上記電装品ユニット(12)は、箱状のケース(11)と、該ケース(11)内に収納された基板(23)と、該基板(23)上に実装された複数の電装品(24〜27)と、を備えている。また、この電装品ユニット(12)は、上記基板(23)に一端側で接続される一方、他端側にコネクタ(28a)が設けられた電気配線(28)を備えていて、該コネクタ(28a)がケース(11)外で室外機(2)内の構成機器(例えば圧縮機(5)など)と電気的に接続されている。
上記電装品モジュール(8)は、詳しくは後述するように、基板(20)上に実装される発熱部品(13)や該発熱部品(13)を冷却するための冷却ジャケット(14)(冷却部材)などが一体化されたもので、上記電装品ユニット(12)と電気的に接続されることで、該電装品ユニット(12)に電気的に接続された上記構成機器の動作を制御するように構成されている。
具体的には、上記電装品モジュール(8)及び電装品ユニット(12)には、それぞれ、電気配線(16,22)(接続手段)が設けられていて、それらの電気配線(16,22)はコネクタ(16a,22a)によって互いに接続されている。これにより、上記電装品モジュール(8)内の電装品(21a,21b)と上記電装品ユニット(12)内の電装品(24〜27)とは信号の授受が可能となり、両者が一体となって上記室外機(2)内の各構成機器を駆動制御することができる。なお、上記電装品モジュール(8)は、圧縮機(5)やセンサー等と、配線によってフレキシブルに接続されていてもよい。
−電装品モジュールの構成−
上記図2に示すように、上記電装品モジュール(8)は、基板(20)上に実装されるスイッチング素子などの発熱部品(13)と、該発熱部品(13)を冷却するための冷却配管(15)(冷却配管部)と、上記発熱部品(13)と冷却配管(15)とを熱的に接続するための冷却ジャケット(14)と、上記発熱部品(13)と上記電装品ユニット(12)とを電気的に接続するための電気配線(16)と、少なくとも上記発熱部品(13)を覆うように設けられたケーシング(17)とを備えている。なお、上記基板(20)には、上記発熱部品(13)以外の電装品(21a,21b)も実装されている。
上記発熱部品(13)は、上記圧縮機(5)等を駆動制御するためのスイッチング素子などからなり、上記冷却ジャケット(14)に対してネジ(18)によって固定されている。また、この冷却ジャケット(14)の発熱部品(13)との接触面にはグリース(19)が塗布されている。このように発熱部品(13)と冷却ジャケット(14)とをネジ(18)によって接続することで、該発熱部品(13)と冷却ジャケット(14)との接触圧力を高めることができ、両者の間の接触熱抵抗を低減することができる。また、上記発熱部品(13)と冷却ジャケット(14)との間にグリース(19)を塗布することで、発熱部品(13)と冷却ジャケット(14)とをより密着させることができ、両者の間の接触熱抵抗をより低減することができる。
図3に電装品モジュール(8)に用いられる冷却ジャケット(14)の概略構成図を示す。この冷却ジャケット(14)は、熱伝導率が比較的高いアルミニウムからなる直方体状の部材であり、上記冷却配管(15)に対して熱的に接続されている。具体的には、例えば上記図3に示すように、冷却ジャケット(14)には、長手方向に貫通するように幅方向に並んで2つの貫通穴(14a,14a)が形成されていて、それらの貫通穴(14a,14a)に連通するように略U字状に折曲してなる断面円形状の冷却配管(15)が接続されている。
この冷却ジャケット(14)と冷却配管(15)との接続構造は、例えば、上記貫通穴(14a,14a)内に該冷却配管(15)を挿通させる構造や、該貫通穴(14a,14a)の出入口部分に冷却配管(15)を接続する構造などが考えられる。また、それ以外の構造として、冷却ジャケット(14)に貫通穴(14a,14a)を設ける代わりに、冷却ジャケットに断面略半円の2本の溝部を設けて、該溝部に冷却配管を圧入する構造等が考えられる。
上記図2に示すように、上記冷却ジャケット(14)に接続される冷却配管(15)は、内部を冷媒回路(10)内の冷媒が流れるように、上述の冷媒回路(10)を構成する冷媒配管(9)とロウ付け等によって接続されている。具体的には、略U字状に折曲された上記冷却配管(15)の端部(15a,15a)の一方と冷媒配管(9)とをロウ付けによって接続し、他方の端部(15a)と冷媒配管(9)とをロウ付けによって接続する。これにより、上記冷却配管(15)内を流れる冷媒によって、冷却ジャケット(14)を介して上記発熱部品(13)を冷却することができる。
上記ケーシング(17)は、上記冷却ジャケット(14)上に一体的に設けられる封止樹脂からなるもので、上記発熱部品(13)が外気と接触しないように該発熱部品(13)を封止している。
より詳しくは、上記ケーシング(17)は、上記発熱部品(13)だけでなく、その他の電装品(21a,21b)も合わせて封止するように設けられている。すなわち、上記ケーシング(17)は、冷却ジャケット(14)上で該冷却ジャケット(14)以外の部品をすべて樹脂で封止して、これらの部品を一体化している。
ここで、上記ケーシング(17)を構成している樹脂は、空気よりも熱伝導率が高いため、上述のようにケーシング(17)を設けることによって、発熱部品(13)は冷却ジャケット(14)から直接、冷却されるだけでなく、該冷却ジャケット(14)によって冷却されたケーシング(17)を介しても冷却される。したがって、上述のようなケーシング(17)を設けることで、上記発熱部品(13)を効率良く冷却することができる。
以上の構成のように、電装品モジュール(8)は、発熱部品(13)と冷却配管(15)とを一体化した構成であるため、従来の構成では電装品ユニット(102)内の発熱部品(104)に対して冷却ジャケット(105)を取り付けるために必要であった取付板(108)(図7参照)が不要になる。さらに、上述のような構成にすることで、取付板(108)のネジ穴加工や、該取付板(108)に対して冷却ジャケット(105)を接続する際に用いる該冷却ジャケット(105)の位置決め治具等も不要になるため、その分、コスト低減を図ることができる。
上記電気配線(16)は、一端が電装品モジュール(8)の基板(20)に接続されている一方、他端には電装品ユニット(12)の電気配線(22)のコネクタ(22a)と接続可能なコネクタ(16a)が設けられている。このような電気配線(16)を設けることで、発熱部品(13)を、電装品ユニット(12)とは別のモジュールにすることができるため、比較的、大型の電装品ユニット(12)に比べて室外機ケーシング内でのレイアウトの自由度の向上を図れる。これにより、上記電装品モジュール(8)を、冷却配管(15)と接続する冷媒配管(9)の長さができるだけ短くなるような位置に配置することが可能となり、冷媒配管(9)の長さを短くできる分、コスト低減を図ることができる。
なお、本実施形態では電気配線(16)を用いているが、該電気配線(16)の代わりに電装品ユニット(12)と電装品モジュール(8)とを電気的に且つフレキシブルに接続できるような構成であれば、どのようなものであってもよい。
−室外機の製造方法−
上述のような構成を有する室外機(2)の製造方法について、図4に示すフローに基づいて以下で説明する。この室外機(2)の組立工程は、電装品ユニット(12)や電装品モジュール(8)をそれぞれ組み立てる工程と、室外機ケーシング内に圧縮機(5)や組み立てた電装品ユニット(12)及び電装品モジュール(8)を組み付ける工程とを有している。
具体的には、電装品ユニット(12)の組立工程では、ステップSA1において、電気配線(22,28)やその他の電装品(24〜27)を基板(23)に取り付け、該基板(23)を電装品ユニット(12)のケース(11)内に組み込む。
一方、電装品モジュール(8)の組立工程では、ステップSB1において、発熱部品(13)や電気配線(16)、その他の部品(21a,21b)を基板(20)に取り付けた後、該発熱部品(13)を冷却ジャケット(14)に対してネジ(18)で固定する(ステップSB2)。そして、ステップSB3で、上記発熱部品(13)、電気配線(16)、基板(20)及びその他の部品(21a,21b)を樹脂によって封止してケーシング(17)を形成する。
これらのステップSA1、SB1〜SB3と並行して、ステップSC1では、室外機ケーシング内に、圧縮機(5)等を取り付ける。
続くステップSC2において、上記ステップSB1〜SB3によって形成された電装品モジュール(8)の冷却配管(15)と冷媒配管(9)とを接続した後、ステップSC3で、冷媒配管(9)と接続された該電装品モジュール(8)を室外機ケーシングに取り付ける。
そして、上記ステップSA1で形成された電装品ユニット(12)を、室外機ケーシングに対して取り付けた後(ステップSC4)、続くステップSC5で、上記電装品モジュール(8)の電気配線(16)のコネクタ(16a)を、上記電装品ユニット(12)の電気配線(22)のコネクタ(22a)と接続し、上記電装品モジュール(8)と電装品ユニット(12)とを電気的に接続する。
最後に、ステップSC6において、室外機ケーシングにカバーなどのその他の部品を取り付ける。
ここで、上記ステップSB1〜SB3が電装品モジュール組立工程に、上記ステップSC2〜SC5が組立工程に、それぞれ対応している。また、圧縮機(5)や室外熱交換機(6)、電装品ユニット(12)などが、電装品モジュール以外の構成部品に対応している。
上述のとおり、室外機(2)の組立工程は、電装品モジュール(8)の組立工程(SB1〜SB3)と、室外機(2)における該電装品モジュール(8)以外の組立工程(SC1〜SC6)とに分かれているため、電装品モジュール(8)の組み立てを室外機ケーシングの組み立てよりも清浄度の高い環境下で行うことが可能である。これにより、電装品モジュール(8)内部のゴミ等の付着を防止することができ、上記発熱部品(13)と冷却ジャケット(14)との接触熱抵抗の増加を防ぐことができる。
−実施形態の効果−
以上より、この実施形態によれば、室外機(2)及び室内機(3)を備えた冷凍装置(1)において、発熱部品(13)と該発熱部品(13)を冷却するための冷却ジャケット(14)及び冷却配管(15)を一体化して電装品モジュール(8)を構成するとともに、該電装品モジュール(8)に電装品ユニット(12)と電気的に接続するためのフレキシブルな電気配線(16)を設けたため、上記電装品モジュール(8)を比較的、サイズの大きい上記電装品ユニット(12)とは別に配置することが可能となり、室外機(2)内のレイアウトの自由度の向上を図れる。
また、上述のように、上記発熱部品(13)を、電装品ユニット(12)とは別に電装品モジュール(8)として冷却ジャケット(14)や冷却配管(15)とともに一体化することで、従来のような取付板が不要になるとともに、上記電装品モジュール(8)を、該電装品モジュール(8)の冷却配管(15)に接続される冷媒配管(9)の長さができるだけ短くなるような位置に配置することが可能となり、コスト低減を図れる。
また、上述のように、上記電装品モジュール(8)及び上記電装品ユニット(12)は、それぞれのコネクタ(16a,22a)を互いに接続することにより、容易に電気的に接続されるため、上記電装品モジュール(8)とそれ以外の室外機(2)の構成部品とを別々に組み立てることが可能となる。よって、上記電装品モジュール(8)の組み立てを清浄度の高い環境下で行うことが可能となり、発熱部品(13)と冷却ジャケット(14)との間にゴミ等が入り込むのを防止することができる。これにより、発熱部品(13)と冷却ジャケット(14)とをより確実に接触させることができ、両者間の接触熱抵抗の増大による冷却性能の低下をさらに確実に防止することができる。加えて、上記冷却ジャケット(14)は、比較的、熱伝導率の高いアルミニウム板からなるため、冷却配管(15)はこのような冷却ジャケット(14)を介して、発熱部品(13)を効率的に冷却することができる。
また、上記発熱部品(13)は、上記冷却ジャケット(14)上で空気よりも熱伝導率が高い封止樹脂からなるケーシング(17)によって封止されているため、上記発熱部品(13)は、上記冷却ジャケット(14)との接触面を介して冷却されるだけでなく、冷却ジャケット(14)によって冷却されたケーシング(17)を介しても冷却される。したがって、上述の構成により、上記発熱部品(13)は効率良く冷却される。さらに、上述のように、電装品モジュール(8)を封止樹脂からなるケーシング(17)によって封止することで、発熱部品(13)は外気と遮断されるため、搬送中等に損傷を受けたり、該発熱部品(13)にゴミが付着したりするのを防止することができる。
(実施形態の変形例1)
この変形例1は、図5に示すように、電装品モジュールのケーシングの形状が二重構造となっている点で上記実施形態とは異なる。その他の構成については上記実施形態と同様なので、以下の説明では異なる部分についてのみ説明する。
具体的には、電装品モジュール(31)のケーシング(32)は、上記発熱部品(13)を覆う箱状のケース(32a)と、該ケース(32a)の内部に充填されている封止樹脂(32b)とを備えている。このような構造にすることで、上記ケース(32a)を樹脂成形の際の成形型として利用できるため、成形型を別途用意する必要がなくなり、その分コスト低減を図れる。
なお、この場合において、上記ケーシング(32)の構造を、封止樹脂(32b)で封止しない構造、すなわち上記ケース(32a)のみを備える構造としてもよい。これにより、封止樹脂(32b)が不要となり、その分、コストの低減を図ることができる。
(実施形態の変形例2)
この変形例2は、図6に示すように、電装品モジュールが、発熱部品(13)を冷却配管で直接冷却するように構成されている点で上記実施形態と異なる。その他の構成については上記実施形態と同様なので以下の説明では異なる部分についてのみ説明する。
具体的には、電装品モジュール(41)の上記冷却配管(42)は、略U字状に折曲してなる断面半円筒の配管であって、その平面部(42a)の上記発熱部品(13)との接触面にグリース(43)が塗布された状態で、該発熱部品(13)と接続されている。このような平面部(42a)を設けることで、冷却配管(42)の発熱部品(13)側の伝熱面積は、冷却配管の断面が円管形状の場合に比べて大きくなる。よって、上述のように、冷却配管(42)が冷却ジャケット(14)を介さずに発熱部品(13)を直接冷却する構造であっても、上記冷却配管(42)によって発熱部品(13)を効率よく冷却することができる。
また、上述のように、上記冷却配管(42)と発熱部品(13)との間にはグリース(43)が介在しているため、これによって両者の間の接触熱抵抗を低減することができる。
なお、上記冷却配管(42)の発熱部品(13)との接触面は平面でなくてもよく、冷却配管(42)が発熱部品(13)を冷却できるような形状であれば、どのような形状でもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態では、冷凍装置(1)の室外機(2)内の電装品によって電装品モジュール(8,31,41)を構成しているが、この限りでなく、発熱する電装品を冷却配管によって冷却する構成であれば、どのようなものに適用してもよい。
また、上記実施形態では、電装品モジュール(8,31)はケーシング(17,32)を備えているが、この限りではなく、上記実施形態のようなケーシング(17,32)を備えておらず、上記発熱部品(13)が露出した構成であってもよい。
また、上記実施形態では、発熱部品(13)と冷却ジャケット(14)との間の接触熱抵抗を低減するために、該冷却ジャケット(14)の発熱部品(13)との接触面にグリース(1943)を塗布しているが、この限りではなく、伝熱シートのように上記発熱部品(13)と冷却ジャケット(14)との間の接触熱抵抗を低減できる材料であればどのようなものを挟み込んでもよい。なお、上記グリース(17,32)や伝熱シートの代わりに、上記発熱部品(13)と、上記冷却ジャケット(14)又は上記冷却配管(15,42)との間に、絶縁性を高めるための絶縁シートを挟んだ構造としてもよい。
以上説明したように、本発明は、発熱部品を、該発熱部品を冷却する冷却配管とともにモジュール化することによって、組立作業性の向上及びコストの低減を図れるようにしたため、例えば冷凍装置の室外機などの電装品の冷却構造として特に有用である。
本発明の実施形態に係る電装品モジュールが組み込まれる冷凍装置の概略構成を示す冷媒回路図である。 本発明の実施形態に係る電装品モジュール及び電装品ユニットの概略構成を示す部分断面図である。 本発明の実施形態に係る電装品モジュールの冷却ジャケットの概略構成を示す斜視図である。 冷凍装置の室外機の組立工程を示すフローである。 実施形態の変形例1に係る電装品モジュールの概略構成を示す部分断面図である。 実施形態の変形例2に係る電装品モジュールの概略構成を示す、(a)部分断面図、(b)(a)におけるVIb−VIb線断面図である。 従来の冷凍装置における電装品箱の概略構成を示す部分断面図である。 従来の冷凍装置の室外機の組立工程を示すフローである。
符号の説明
1 冷凍装置
2 室外機
3 室内機
8,31,41 電装品モジュール
9 冷媒配管(配管)
10 冷媒回路
12 電装品ユニット
13 発熱部品
14 冷却ジャケット(冷却部材)
15,42 冷却配管(冷却配管部)
16,22,28 電気配線(接続手段)
17,32 ケーシング
42a 平面部

Claims (7)

  1. 配管(9)内を流れる流体によって冷却される発熱部品(13)を備えた電装品モジュールであって、
    少なくとも、上記発熱部品(13)と、上記配管(9)のうち該発熱部品(13)を冷却する冷却配管部(15,42)とが一体化されてなり、上記発熱部品(13)を他の電装品ユニット(12)に電気的に接続するための接続手段(16)を備えていることを特徴とする電装品モジュール。
  2. 請求項1において、
    上記冷却配管部(15)を上記発熱部品(13)に熱的に接続するための冷却部材(14)を備えていることを特徴とする電装品モジュール。
  3. 請求項1又は2において、
    上記発熱部品(13)が外気と接触しないように、該発熱部品(13)を囲んで設けられるケーシング(17,32)を備えていることを特徴とする電装品モジュール。
  4. 請求項2において、
    上記発熱部品(13)が外気と接触しないように、該発熱部品(13)を囲んで設けられるケーシング(17,32)を備えていて、
    上記ケーシング(17,32)は、上記冷却部材(14)の上に一体的に設けられていることを特徴とする電装品モジュール。
  5. 請求項1において、
    上記冷却配管部(42)には、上記発熱部品(13)との接触する部分に平面部(42a)が設けられていることを特徴とする電装品モジュール。
  6. 室内機(3)及び室外機(2)を備え、該室内機(3)内の冷媒配管(9)と該室外機(2)内の冷媒配管(9)とを接続することにより冷媒回路(10)が形成される冷凍装置であって、
    上記室外機(2)には、請求項1〜5に記載の電装品モジュール(8,31,41)が組み込まれていて、
    上記配管は、上記冷媒回路(10)を構成する冷媒配管(9)であることを特徴とする冷凍装置。
  7. 室内機(3)と、請求項1〜5に記載の電装品モジュール(8,31,41)が組み込まれる室外機(2)とを備え、該室外機(2)の冷媒配管(9)と該室内機(3)の冷媒配管(9)とを接続することにより冷媒回路(10)が形成される冷凍装置の製造方法であって、
    上記室外機(2)における電装品モジュール(8,31,41)以外の構成部品(5,6,12)の組み立てとは別に、上記電装品モジュール(8,31,41)の組み立てを行う電装品モジュール組立工程(SB1〜SB3)と、
    上記電装品モジュール(8,31,41)の接続手段(16)を上記電装品ユニット(12)と電気的に接続するとともに、上記電装品モジュール(8,31,41)の冷却配管部(15,42)を上記冷媒配管(9)と接続して、上記電装品モジュール(8,31,41)を室外機(2)に組み付ける組立工程(SC2〜SC5)とを備えていることを特徴とする冷凍装置の製造方法。
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