JP2010116850A - エンジン制御装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】デュアルインジェクション方式のエンジンにおいて、直噴エンジンにおける還流排出ガスの層と同等の還流排出ガスの層を形成する。
【解決手段】エンジン制御手段(100、200)は、相互に独立した第1及び第2吸気ポート(14a、14b)を備えるデュアルインジェクション方式のエンジンを制御する。ここで、第1吸気ポートは、第1吸気ポートを介する流体が点火プラグ(17)の近傍に第1層(191)を形成するように構成され、第2吸気ポートは、第2吸気ポートを介する流体が第1層の周囲に第2層(192)を形成するように構成されている。エンジン制御手段は、EGR成層運転領域において、燃料を供給するように第1インジェクタ(16a)を制御すると共に、第2吸気ポートに還流排出ガスを導くようにEGR弁(151)を制御しつつ、燃料を供給しないように第2インジェクタ(16b)を制御する制御手段(20)を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、吸気ポート毎にインジェクタを備えるデュアルインジェクション方式のエンジンを制御するエンジン制御装置及び方法の技術分野に関する。
この種の装置では、例えば燃費の向上、排出ガスの改質等が図られる。例えば、特許文献1には、シリンダ内に直接燃料が噴射されるエンジンにおいて、エンジンの点火プラグ近傍に混合気の層を形成すると共に、該混合気の周囲にEGR(Exhaust Gas Recirculation)ガスの層を形成して、理論空燃比にて成層燃焼させることによって、燃費の向上と排気浄化効果の向上とを図る技術が記載されている。
或いは、特許文献2には、燃焼室に接続された二つの吸気ポートと二つの排気ポートとを備え、該二つの吸気ポートの各々の内部が隔壁により上下の流路に分割され、二つの吸気ポートのうち一方の吸気ポートの上下の流路の一方に排気還流通路の還流口が接続されているエンジンが記載されている。ここでは特に、エンジンホット状態での低負荷運転時に、前記一方の吸気ポートの上側流路に還流口を介して還流排気を流入させ、二つの吸気ポートのうち他方の吸気ポートの上側流路に吸気を流入させることによって、NOxの低減を図る技術が記載されている。
或いは、特許文献3には、燃焼室に二本の吸気バルブ及び二本の排気バルブが配置されると共に、隔壁によって燃焼室が二分割されているエンジンにおいて、一方の分割燃焼室に理論空燃比の混合気を供給すると共に、他方の分割燃焼室にEGRパイプを介してエキゾーストガスを含む混合気を供給することによって、燃費を向上させると共に、窒素酸化物の排出量を抑制する技術が記載されている。
特開2003−193841号公報 特開2003−314339号公報 特開平5−141302号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術を、吸気ポート毎にインジェクタを備えるデュアルインジェクション方式のエンジンに適用することは非常に困難であるという技術的問題点がある。また、特許文献2及び3に夫々記載の技術では、例えば特許文献1に記載されたような、直噴エンジンにおける還流排出ガスの層を形成することが困難であるという技術的問題点がある。
本発明は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、デュアルインジェクション方式のエンジンにおいて、直噴エンジンにおける還流排出ガスの層と同等の還流排出ガスの層を形成することができるエンジン制御装置及び方法を提案することを課題とする。
本発明のエンジン制御装置は、上記課題を解決するために、燃焼室に接続され、相互に独立した第1及び第2吸気ポートと、前記第1吸気ポートに設けられ、前記燃焼室に燃料を供給可能な第1インジェクタと、前記第2吸気ポートに設けられ、前記燃焼室に前記燃料を供給可能な第2インジェクタと、前記第2吸気ポートに接続され、前記第2吸気ポートに導かれる還流排出ガスの流量を変更可能なEGR弁を有するEGR通路と、前記第1及び第2吸気ポートに夫々対応して設けられた第1及び第2吸気弁と、前記燃焼室に設けられた点火プラグとを備え、前記第1吸気ポートは、前記第1吸気ポートを介する流体が前記燃焼室において前記点火プラグの近傍に第1層を形成するように構成され、前記第2吸気ポートは、前記第2吸気ポートを介する流体が前記燃焼室において前記第1層の周囲に第2層を形成するように構成されているエンジンを制御するエンジン制御装置であって、EGR成層運転領域において、前記燃料を前記燃焼室に供給するように前記第1インジェクタを制御すると共に、前記第2吸気ポートに前記還流排出ガスを導くように前記EGR弁を制御しつつ、前記燃料を前記燃焼室に供給しないように前記第2インジェクタを制御する制御手段を備える。
本発明のエンジン制御装置によれば、当該エンジン制御装置は、燃焼室に接続され、相互に独立した第1及び第2吸気ポートと、第1吸気ポートに設けられ、燃焼室に、例えばガソリン等の燃料を供給可能な第1インジェクタと、第2吸気ポートに設けられ、燃焼室に燃料を供給可能な第2インジェクタと、第2吸気ポートに接続され、第2吸気ポートに導かれる還流排出ガスの流量を変更可能なEGR弁を有するEGR通路と、第1及び第2吸気ポートに夫々対応して設けられた第1及び第2吸気弁と、燃焼室に設けられた点火プラグとを備えるエンジンを制御する。即ち、当該エンジン制御装置は、二つの吸気ポートのうちの一方にEGR通路が接続されたデュアルインジェクション方式のエンジンを制御する。
本発明に係るエンジンでは、第1吸気ポートは、該第1吸気ポートを介する流体が燃焼室において点火プラグの近傍に第1層を形成するように構成され、第2吸気ポートは、該第2吸気ポートを介する流体が燃焼室において第1層の周囲に第2層を形成するように構成されている。ここに、「点火プラグの近傍」とは、典型的には、混合気に点火してから、エンジンの排気弁が開くまでに火炎伝播が可能な範囲を意味する。
具体的には例えば、第1吸気ポートは、シリンダボアの延びる方向と交わる方向に延びるように構成されており、第2吸気ポートは、エンジンのシリンダボアの延びる方向に沿う方向に延びるように構成されている。ここで、「シリンダボアの延びる方向と交わる方向」とは、シリンダボアの延びる方向と交わる方向とが互いになす角が直角に近づくような方向を意味する。
尚、「シリンダボアの延びる方向に沿う方向」とは、シリンダボアの延びる方向と平行という意味に限らず、シリンダボアの延びる方向に対して所定角だけずれた方向を含んでよい。即ち、実用上、シリンダボアの延びる方向に沿っているとみなせる限りにおいて、第2吸気ポートは、シリンダボアの延びる方向に対して所定角だけずれた方向に延びていてよい。
また、本発明に係る「流体」は、典型的には、吸気(即ち、空気)、吸気及び燃料が混合された混合気、並びに還流排出ガスを意味する。
例えばメモリ、プロセッサ等を備えて構成される制御手段は、EGR成層運転領域において、燃料を燃焼室に供給するように第1インジェクタを制御すると共に、第2吸気ポートに還流排出ガスを導くようにEGR弁を制御しつつ、燃料を燃焼室に供給しないように第2インジェクタを制御する。
ここで、「EGR成層運転領域」とは、還流排出ガスを用いて成層燃焼を実施する領域を意味する。このような領域は、実験的若しくは経験的に、又はシミュレーションによって、例えば、エンジン回転数、エンジントルク等と燃費との関係を求めて、該求められた関係に基づいて設定すればよい。
本願発明者の研究によれば、デュアルインジェクション方式のエンジンにおいて、燃焼室の上側(即ち、点火プラグ近傍)に混合気の層を形成し、燃焼室の下側(即ち、ピストン上面近傍)に還流排出ガスの層を形成すること、換言すれば、燃焼室において、混合気の層の下側に還流排出ガスの層を形成することは困難であることが判明している。
具体的には例えば、上述の特許文献2に記載の技術では、二つの吸気ポートのうち一方の吸気ポートから燃焼室に導かれた混合気は、ピストン上面の一部を介して、二つの排気ポートのうち一方の吸気ポートに対応する一方の排気ポートへ向う流れとなり、他方、二つの吸気ポートのうち他方の吸気ポートから燃焼室に導かれた還流排出ガスは、ピストン上面の他の部分を介して、二つの排気ポートのうち他の排気ポートへ向う流れとなってしまう。即ち、燃焼室において、混合気の層の下側に還流排出ガスの層は形成されない。
しかるに本発明では、第1吸気ポートは、該第1吸気ポートを介する流体が燃焼室において点火プラグの近傍に第1層を形成するように構成され、第2吸気ポートは、該第2吸気ポートを介する流体が燃焼室において第1層の周囲に第2層を形成するように構成されている。そして、EGR成層運転領域において、制御手段によって、燃料を燃焼室に供給するように第1インジェクタが制御されると共に、第2吸気ポートに還流排出ガスを導くようにEGR弁が制御されつつ、燃料を燃焼室に供給しないように第2インジェクタが制御される。
このため、例えば第1吸気ポートを、シリンダボアの延びる方向と交わる方向に延びるように構成し、第2吸気ポートを、エンジンのシリンダボアの延びる方向に沿う方向に延びるように構成した場合、第1吸気ポートを介して燃焼室に導かれた混合気は、点火プラグ近傍を介して、シリンダボアの壁面に沿って下降する(即ち、ピストン上面に向かう)タンブル流となる。他方、第2吸気ポートを介して燃焼室に導かれた還流排出ガスは、ピストン上面を介し、シリンダボアの壁面を上昇(即ち、排気ポートに向かう)逆タンブル流となる。
この結果、燃焼室において、混合気のタンブル流と還流排出ガスの逆タンブル流とが衝突し、点火プラグの近傍に第1層としての混合気の層が形成され、第1層の周囲に第2層としての還流排出ガスの層が形成される。即ち、燃焼室において、混合気の層の下側に還流排出ガスの層を形成することができる。
従って、本発明のエンジン制御装置によれば、デュアルインジェクション方式のエンジンにおいて、直噴エンジンにおける還流排出ガスの層と同等の還流排出ガスの層を形成することができる。
この結果、還流排出ガスの層が形成された燃焼室の下部は、燃焼しないため、例えばピストン、シリンダボアの壁面等への冷損が減少し、燃費を改善することができる。加えて、燃料は、第1インジェクタからのみ供給される(即ち、新規空気側にのみ燃料が供給される)ので、未燃炭化水素を低減することができる。更に、還流排出ガスは燃焼には寄与しないため、例えば燃焼速度の低下、失火等を防止することができ、実用上非常に有利である。
本発明のエンジン制御装置の一態様では、前記第2吸気ポートは、前記エンジンのシリンダボアの延びる方向に沿う方向に延びており、前記第1吸気ポートは、前記第2吸気ポートの延びる方向と交わる方向に延びている。
この態様によれば、比較的容易にして、第1吸気ポートを、該第1吸気ポートを介する流体が燃焼室において点火プラグの近傍に第1層を形成するように構成することができると共に、第2吸気ポートを、該第2吸気ポートを介する流体が燃焼室において第1層の周囲に第2層を形成するように構成することができる。
本発明のエンジン制御装置の他の態様では、前記制御手段は、前記EGR成層運転領域であるか否かを判定する判定手段を含み、前記EGR成層運転領域であると判定されたことを条件に、前記燃料を前記燃焼室に供給するように前記第1インジェクタを制御すると共に、前記第2吸気ポートに前記還流排出ガスを導くように前記EGR弁を制御しつつ、前記燃料を前記燃焼室に供給しないように前記第2インジェクタを制御する。
この態様によれば、比較的容易にして、EGR成層運転領域であるか否かを判定することができ、実用上非常に有利である。
例えばメモリ、プロセッサ、コンパレータ等を備えて構成されている判定手段は、例えばエンジンの回転数や負荷等を検出して、該検出された回転数や負荷等に基づいて、EGR成層運転領域であるか否かを判定する。
制御手段は、EGR成層運転領域であると判定された場合、燃料を燃焼室に供給するように第1インジェクタを制御すると共に、第2吸気ポートに還流排出ガスを導くようにEGR弁を制御しつつ、燃料を燃焼室に供給しないように第2インジェクタを制御する。他方、制御手段は、EGR成層運転領域でないと判定された場合、典型的には、還流排出ガスを第2吸気ポートに導かないようにEGR弁を制御すると共に、燃料を燃焼室に供給するように第1及び第2インジェクタを制御する。
本発明のエンジン制御装置の他の態様では、前記第1及び第2吸気弁各々の開閉タイミングを変更可能なタイミング変更手段を更に備え、前記制御手段は、更に、前記EGR成層運転領域において、前記第2吸気弁が前記第1吸気弁よりも早く開き、且つ、前記第2吸気弁が前記第1吸気弁よりも早く閉じるように、前記タイミング変更手段を制御する。
この態様によれば、当該エンジン制御装置は、例えば可変バルブタイミング機構であるタイミング変更手段は、第1及び第2吸気弁各々の開閉タイミングを変更可能である。制御手段は、EGR成層運転領域において、第2吸気弁が第1吸気弁よりも早く開き、且つ、第2吸気弁が第1吸気弁よりも早く閉じるように、タイミング変更手段を制御する。
ここで、「第2吸気弁が第1吸気弁よりも早く開き、且つ、第2吸気弁が第1吸気弁よりも早く閉じるように」とは、第2吸気弁の開きタイミングが第1吸気弁の開きタイミングより早く、且つ、第2吸気弁の閉じタイミングが第1吸気弁の閉じタイミングより早いことを意味する。従って、第2吸気弁の開きタイミングが第1吸気弁の開きタイミングより早く、且つ、第2吸気弁の閉じタイミングが第1吸気弁の閉じタイミングより早ければ、第1吸気弁と第2吸気弁との両方が開いている期間が存在してもよい。或いは、第2吸気弁が開け閉めされた後に、第1吸気弁が開け閉めされてもよい。
上述のようにタイミング変更手段が制御されることによって、還流排出ガスが混合気よりも先に燃焼室に導かれる。この結果、比較的容易にして、還流排出ガスの層を混合気の層の下側に形成することができ、実用上非常に有利である。
本発明のエンジン制御方法は、上記課題を解決するために、燃焼室に接続され、相互に独立した第1及び第2吸気ポートと、前記第1吸気ポートに設けられ、前記燃焼室に燃料を供給可能な第1インジェクタと、前記第2吸気ポートに設けられ、前記燃焼室に前記燃料を供給可能な第2インジェクタと、前記第2吸気ポートに接続され、前記第2吸気ポートに導かれる還流排出ガスの流量を変更可能なEGR弁を有するEGR通路と、前記第1及び第2吸気ポートに夫々対応して設けられた第1及び第2吸気弁と、前記燃焼室に設けられた点火プラグとを備え、前記第1吸気ポートは、前記第1吸気ポートを介する流体が前記燃焼室において前記点火プラグの近傍に第1層を形成するように構成され、前記第2吸気ポートは、前記第2吸気ポートを介する流体が前記燃焼室において前記第1層の周囲に第2層を形成するように構成されているエンジンを制御するエンジン制御方法であって、EGR成層運転領域において、前記燃料を前記燃焼室に供給するように前記第1インジェクタを制御すると共に、前記第2吸気ポートに前記還流排出ガスを導くように前記EGR弁を制御しつつ、前記燃料を前記燃焼室に供給しないように前記第2インジェクタを制御する制御工程を備える。
本発明のエンジン制御方法によれば、上述した本発明のエンジン制御装置と同様に、デュアルインジェクション方式のエンジンにおいて、直噴エンジンにおける還流排出ガスの層と同等の還流排出ガスの層を形成することができる。
尚、本発明のエンジン制御方法においても、上述した本発明のエンジン制御装置における各種態様を採ることが可能である。
本発明の作用及びその他の利得は次に説明する実施するための最良の形態から明らかにされよう。
以下、本発明のエンジン制御装置に係る実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明のエンジン制御装置に係る第1実施形態を、図1及び図2を参照して説明する。ここに、図1は、本実施形態に係るエンジン制御装置の構成を示すブロック図であり、図2は、本実施形態に係るエンジンの側面図である。尚、図1及び図2では、説明の便宜上、本発明に直接関係する部材のみを示し、他の部材については図示を省略している。以降の図についても同様である。
図1及び図2において、エンジン1は、シリンダ11、吸気弁12a及び12b、排気弁13a及び13b、吸気ポート14a及び14b、EGR通路15、インジェクタ16a及び16b、点火プラグ17、並びにピストン18を備えて構成されている。シリン11ダ内には、シリンダ11の壁面及びピストン18の上面等により燃焼室19が形成されている。
尚、本実施形態に係る「吸気弁12a」、「吸気弁12b」、「吸気ポート14a」、「吸気ポート14b」、「インジェクタ16a」及び「インジェクタ16b」は、夫々、本発明に係る「第1吸気弁」、「第2吸気弁」、「第1吸気ポート」、「第2吸気ポート」、「第1インジェクタ」及び「第2インジェクタ」の一例である。
吸気ポート14bには、吸気制御弁141が設けられている。尚、ここでは図示しないが、吸気ポート14aにも吸気制御弁が設けられている。EGR通路15は、一端が吸気ポート14bに接続していると共に、他端が、ここでは図示しない排気ポートに接続されている。EGR通路15には、吸気ポート14bに導かれる還流排気ガスの流量を変更可能なEGR弁151と、還流排出ガスを一時的に貯留可能なEGRサージタンク152とが設けられている。
尚、図1では、一つのシリンダのみを示しているが、エンジン1は、複数のシリンダを備えて構成されてよい。
本実施形態に係るエンジン制御装置100は、EGR成層運転領域であるか否かを判定し、EGR成層運転領域であると判定されたことを条件に、燃料を燃焼室19に供給するようにインジェクタ16aを制御すると共に、吸気ポート14bに還流排出ガスを導くようにEGR弁151を制御しつつ、燃料を燃焼室19に供給しないようにインジェクタ16bを制御するECU(Electronic Control Unit)20を備えて構成されている。ここで、本実施形態に係る「ECU20」は、本発明に係る「制御手段」及び「判定手段」の一例である。本実施形態では、各種電子制御用のECU20の一部を、エンジン制御装置100の一部として用いている。
以上のように構成されたエンジン制御装置100におけるECU20は、該エンジン制御装置100が搭載される車両の主に走行中に、先ず、例えばアクセル開度やエンジン1の回転数を検出して、該検出されたアクセル開度やエンジン1の回転数に基づいて、EGR成層運転領域であるか否かを判定する。
EGR成層運転領域であると判定された場合、ECU20は、燃料を燃焼室19に供給するようにインジェクタ16aを制御すると共に、吸気ポート14bに還流排出ガスを導くようにEGR弁151を制御しつつ、燃料を燃焼室19に供給しないようにインジェクタ16bを制御する。
ここで、図2に示すように、本実施形態では特に、吸気ポート14bが、エンジン1のシリンダボアの延びる方向(即ち、図2における上下方向)に沿う方向に延びるように構成されている。また、吸気ポート14aが、吸気ポート14bの延びる方向と交わる方向に延びるように構成されている。
このため、インジェクタ16aから噴射された燃料を含む混合気は、図2において破線矢印aで示すように、点火プラグ17の近傍を介して、シリンダ11の壁面に沿って下降するタンブル流となる。他方、吸気ポート14bから燃焼室19に導かれた還流排出ガスは、図2において破線矢印bで示すように、ピストン18の上面を介してシリンダ11の壁面を上昇する逆タンブル流となる。この結果、混合気のタンブル流と還流排出ガスの逆タンブル流とが燃焼室内で衝突し、混合気の成層である混合気成層191と還流排気ガスの成層であるEGR成層192とが形成される。尚、本実施形態に係る「混合気成層191」及び「EGR成層192」は、夫々、本発明に係る「第1層」及び「第2層」の一例である。
他方、EGR成層運転領域でないと判定された場合、ECU20は、還流排出ガスを吸気ポート14bに導かないようにEGR弁151を制御すると共に、燃料を燃焼室19に供給するようにインジェクタ16a及び16bを制御する。
<第1変形例>
次に、本実施形態に係るエンジン制御装置の第1変形例を、図3及び図4を参照して説明する。ここに、図3は、図1と同趣旨の、本実施形態の第1変形例に係るエンジン制御装置の構成を示すブロック図であり、図4は、図2と同趣旨の、本実施形態の第1変形例に係るエンジンの側面図である。
本変形例に係るエンジン2では、吸気ポート14aが、該吸気ポート14aを介する流体が燃焼室19において点火プラグ17の近傍に層を形成するように構成され、吸気ポート14bが、該吸気ポート14bを介する流体が燃焼室19において、点火プラグ17の近傍に形成された層の周囲に層を形成するように構成されている。
このため、EGR成層運転領域であると判定された場合に、ECU20によって、燃料を燃焼室19に供給するようにインジェクタ16aが制御されると共に、吸気ポート14bに還流排出ガスを導くようにEGR弁151が制御されつつ、燃料を燃焼室19に供給しないようにインジェクタ16bが制御されると、図4において破線矢印aで示すように混合気が流れ、点火プラグ17の近傍に混合気成層191が形成される。他方、図4において破線矢印bで示すように還流排出ガスが流れ、形成された混合気成層191の周囲にEGR成層192が形成される。
<第2変形例>
次に、本実施形態に係るエンジン制御装置の第2変形例を、図5及び図6を参照して説明する。ここに、図5は、図1と同趣旨の、本実施形態の第2変形例に係るエンジン制御装置の構成を示すブロック図であり、図6は、図2と同趣旨の、本実施形態の第2変形例に係るエンジンの側面図である。
本変形例に係るエンジン3では、吸気ポート14bが、該吸気ポート14bを介する流体が燃焼室19においてスワール流となるように、エンジン3を点火プラグ17の側から平面的に見た場合に、所定の曲率を有している。
このため、EGR成層運転領域であると判定された場合に、ECU20によって、燃料を燃焼室19に供給するようにインジェクタ16aが制御されると共に、吸気ポート14bに還流排出ガスを導くようにEGR弁151が制御されつつ、燃料を燃焼室19に供給しないようにインジェクタ16bが制御されると、図5及び図6において破線矢印aで示すように混合気が流れ、点火プラグ17の近傍に混合気成層191が形成される。他方、吸気ポート14bを介して燃焼室19に導かれた還流排出ガスは、図5及び図6において破線矢印bで示すように、シリンダ11の壁面に沿って螺旋状にピストン18の上面に向かうスワール流となる。
この結果、点火プラグ17の近傍に混合気成層191が形成され、該形成された混合気成層191の周囲にEGR成層192が形成される。
<第2実施形態>
本発明のエンジン制御装置に係る第2実施形態を、図7乃至図11を参照して説明する。第2実施形態では、可変バルブタイミング機構を備えることに起因して、ECUが実施する制御が異なる以外は、第1実施形態の構成と同様である。よって、第2実施形態について、第1実施形態と重複する説明を省略すると共に、図面上における共通箇所には同一符号を付して示し、基本的に異なる点についてのみ、図7乃至図11を参照して説明する。
図7において、本実施形態に係るエンジン制御装置200は、エンジン4の冷却水40の温度を検出する温度センサ21と、吸気弁12a及び12b、並びに排気弁13a及び13bの開閉タイミングを変更可能な、本発明に係る「タイミング変更手段」の一例としての可変バルブタイミング機構(VVT)30とを更に備えて構成されている。ここに、図7は、本実施形態に係るエンジン制御装置の構成を示すブロック図である。
エンジン制御装置200におけるECU20は、EGR成層運転領域と判定された場合に、吸気弁12bが吸気弁12aよりも早く開き、且つ、吸気弁12bが吸気弁12aよりも早く閉じるように、可変バルブタイミング機構30を制御する。
具体的には例えば、ECU20は、図8のように、吸気弁12a及び12b、並びに排気弁13a及び13bを制御する。ここに、図8は、本実施形態に係るエンジンのクランク角と吸気弁及び排気弁の開閉タイミングの概念を示す概念図である。尚、図8では、上死点(TDC)のクランク角を0度としている。
次に、以上のように構成されたエンジン制御装置200におけるECU20が、該エンジン制御装置200が搭載される車両の主に走行中に実施するエンジン制御処理について、図9のフローチャートを参照して説明する。このエンジン制御処理は主に車両の走行中に、例えば定期的に又は不定期的に、或いは連続してコンマ数秒〜数秒毎に周期的に実行される。
図9において、先ず、ECU20は、温度センサ21を介してエンジン4の冷却水40の温度を取得する(ステップS101)。続いて、ECU20は、取得された温度が摂氏70度より高いか否かを判定する(ステップS102)。
取得された温度が摂氏70度より高いと判定された場合(ステップS102:Yes)、ECU20は、例えばアクセルペダル22の踏み込み量等を検出して、アクセル開度を取得する(ステップS103)。続いて、ECU20は、取得されたアクセル開度が30%より小さいか否かを判定する(ステップS104)。
取得されたアクセル開度が30%より小さいと判定された場合(ステップS104:Yes)、ECU20は、エンジン4の回転数及び負荷を検出する(ステップS105)。続いて、ECU20は、検出されたエンジン4の回転数及び負荷に基づいて、EGR成層運転領域であるか否かを判定する(ステップS106)。
具体的には、ECU20は、検出されたエンジン4の回転数及び負荷、並びにECU20に予め格納されている、図10に示すようなEGR成層運転領域を定めるマップに基づいて、EGR成層運転領域であるか否かを判定する。より具体的には、ECU20は、検出されたエンジン4の回転数及び負荷により示される状態が、EGR成層運転領域内(図10における角丸四角の範囲内)にあるか否かを判定して、EGR成層運転領域であるか否かを判定する。
ここに、図10は、本実施形態に係るEGR成層運転領域を定めるマップの一例である。尚、図10における実線Tは、エンジン4の全負荷トルクを示している。また、図10における角丸四角は、等EGR率線を示している。即ち、例えばEGR率0%の等EGR率線(図10における最も外側の角丸四角)とEGR率10%の等EGR率線(図10における外から2番目の角丸四角)との間は、EGR率0%の等EGR率線からEGR率10%の等EGR率線に向かって、連続的にEGR率が増加することとなる。
EGR成層運転領域であると判定された場合(ステップS106:Yes)、ECU20は、図10に示したマップから、検出されたエンジン4の回転数及び負荷に基づいてEGR率を特定する(ステップS107)。ECU20は、更に、検出されたエンジン4の回転数及び負荷、並びにECU20に予め格納されている、図11に示すような燃料噴射時期を定めるマップに基づいて、インジェクタ16aから燃料を噴射する時期を特定する。
ここに、図11は、本実施形態に係る燃料噴射時期を定めるマップの一例である。尚、図11における実線Tは、エンジン4の全負荷トルクを示している。また、図11における点線の角丸四角は、図10に示したEGR率0%の等EGR率線に対応している。また、図11において、「B270」、「B300」及び「B330」は、夫々、「上死点前(Before Top Dead Center:BTDC)270度」、「上死点前300度」及び「上死点前330度」を示している。
ECU20は、該ステップS107の処理と並行して、吸気ポート14bに新規空気が導かれないように、吸気ポート14bに設けられた吸気制御弁141を制御する(ステップS108)。即ち、吸気ポート14bからは還流排出ガスのみが、燃焼室19に供給される。
続いて、ECU20は、ステップS107の処理と相前後して、特定された燃料噴射時期に燃料を噴射するようにインジェクタ16aを制御すると共に、還流排出ガスを吸気ポート14bに導いて、特定されたEGR率となるようにEGR弁151を制御しつつ、燃料を噴射しないようにインジェクタ16bを制御する(ステップS109)。ここで、インジェクタ16aが燃料を噴射する燃料噴射時間TAUは、インジェクタ16a及び16bの各々から燃料を噴射する場合の燃料噴射時間の2倍の長さである。
ECU20は、ステップS109の処理と並行して、例えば図8に示すようなタイミングで吸気弁12a及び12bが開閉するように可変バルブタイミング機構30を制御する(ステップS110)。
ステップS107乃至ステップS110の処理により、還流排出ガスが混合気よりも先に燃焼室19に導かれる。この結果、比較的容易にして、EGR成層192を混合気成層191の下側に形成することができる。
他方、ステップS102の処理において、取得されたエンジン4の冷却水40の水温が摂氏70度より低いと判定された場合(ステップS102:No)、ステップS104の処理において取得されたアクセル開度が30%より大きいと判定された場合(ステップS104:No)、又はステップS106の処理において、EGR成層運転領域でないと判定された場合(ステップS106:No)、ECU20は、還流排出ガスを吸気ポート14bに導かないようにEGR弁151を制御する(ステップS111)。
続いて、ECU20は、新規空気を吸気ポート14a及び14bに導くように吸気制御弁141を制御する(ステップS112)。続いて、ECU20は、燃料を噴射するようにインジェクタ16a及び16bを制御する(ステップS113)。そして、ECU20は、上死点前400度に達した時点で燃料を噴射しないようにインジェクタ16a及び16bを制御する(ステップS114)。
尚、ステップS111乃至ステップS114の処理と並行して、ECU20は、吸気弁12a及び12bの開閉タイミングが同じになるように、可変バルブタイミング機構30を制御する。
尚、図9に示したステップS102において、取得されたエンジン4の冷却水40の水温が摂氏70度と「等しい」場合にはどちらかに含めて扱えばよい。同様に、ステップS104において、取得されたアクセル開度が30%と「等しい」場合にもどちらかに含めて扱えばよい。
尚、本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うエンジン制御装置及び方法もまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
第1実施形態に係るエンジン制御装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るエンジンの側面図である。 第1実施形態の第1変形例に係るエンジン制御装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の第1変形例に係るエンジンの側面図である。 第1実施形態の第2変形例に係るエンジン制御装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態の第2変形例に係るエンジンの側面図である。 第2実施形態に係るエンジン制御装置の構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るエンジンのクランク角と吸気弁及び排気弁の開閉タイミングの概念を示す概念図である。 第2実施形態に係るECUが実行するエンジン制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るEGR成層運転領域を定めるマップの一例である。 第2実施形態に係る燃料噴射時期を定めるマップの一例である。
符号の説明
1、2、3、4…エンジン、11…シリンダ、12a、12b…吸気バルブ、13a、13b…排気バルブ、14a、14b…吸気ポート、15…EGR通路、16a、16b…インジェクタ、17…点火プラグ、18…ピストン、19…燃焼室、20…ECU、100、200…エンジン制御装置、141…吸気制御弁、151…EGR弁、152…EGRサージタンク、191…混合気成層、192…EGR成層

Claims (5)

  1. 燃焼室に接続され、相互に独立した第1及び第2吸気ポートと、前記第1吸気ポートに設けられ、前記燃焼室に燃料を供給可能な第1インジェクタと、前記第2吸気ポートに設けられ、前記燃焼室に前記燃料を供給可能な第2インジェクタと、前記第2吸気ポートに接続され、前記第2吸気ポートに導かれる還流排出ガスの流量を変更可能なEGR弁を有するEGR通路と、前記第1及び第2吸気ポートに夫々対応して設けられた第1及び第2吸気弁と、前記燃焼室に設けられた点火プラグとを備え、前記第1吸気ポートは、前記第1吸気ポートを介する流体が前記燃焼室において前記点火プラグの近傍に第1層を形成するように構成され、前記第2吸気ポートは、前記第2吸気ポートを介する流体が前記燃焼室において前記第1層の周囲に第2層を形成するように構成されているエンジンを制御するエンジン制御装置であって、
    EGR成層運転領域において、前記燃料を前記燃焼室に供給するように前記第1インジェクタを制御すると共に、前記第2吸気ポートに前記還流排出ガスを導くように前記EGR弁を制御しつつ、前記燃料を前記燃焼室に供給しないように前記第2インジェクタを制御する制御手段を備えることを特徴とするエンジン制御装置。
  2. 前記第2吸気ポートは、前記エンジンのシリンダボアの延びる方向に沿う方向に延びており、
    前記第1吸気ポートは、前記第2吸気ポートの延びる方向と交わる方向に延びている
    ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン制御装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記EGR成層運転領域であるか否かを判定する判定手段を含み、
    前記EGR成層運転領域であると判定されたことを条件に、前記燃料を前記燃焼室に供給するように前記第1インジェクタを制御すると共に、前記第2吸気ポートに前記還流排出ガスを導くように前記EGR弁を制御しつつ、前記燃料を前記燃焼室に供給しないように前記第2インジェクタを制御する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジン制御装置。
  4. 前記第1及び第2吸気弁各々の開閉タイミングを変更可能なタイミング変更手段を更に備え、
    前記制御手段は、更に、前記EGR成層運転領域において、前記第2吸気弁が前記第1吸気弁よりも早く開き、且つ、前記第2吸気弁が前記第1吸気弁よりも早く閉じるように、前記タイミング変更手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
  5. 燃焼室に接続され、相互に独立した第1及び第2吸気ポートと、前記第1吸気ポートに設けられ、前記燃焼室に燃料を供給可能な第1インジェクタと、前記第2吸気ポートに設けられ、前記燃焼室に前記燃料を供給可能な第2インジェクタと、前記第2吸気ポートに接続され、前記第2吸気ポートに導かれる還流排出ガスの流量を変更可能なEGR弁を有するEGR通路と、前記第1及び第2吸気ポートに夫々対応して設けられた第1及び第2吸気弁と、前記燃焼室に設けられた点火プラグとを備え、前記第1吸気ポートは、前記第1吸気ポートを介する流体が前記燃焼室において前記点火プラグの近傍に第1層を形成するように構成され、前記第2吸気ポートは、前記第2吸気ポートを介する流体が前記燃焼室において前記第1層の周囲に第2層を形成するように構成されているエンジンを制御するエンジン制御方法であって、
    EGR成層運転領域において、前記燃料を前記燃焼室に供給するように前記第1インジェクタを制御すると共に、前記第2吸気ポートに前記還流排出ガスを導くように前記EGR弁を制御しつつ、前記燃料を前記燃焼室に供給しないように前記第2インジェクタを制御する制御工程を備えることを特徴とするエンジン制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014095307A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Denso Corp ガスエンジンの燃料供給装置
JP2015113718A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 スズキ株式会社 圧縮着火式内燃機関

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