JP2010114575A - 監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信するデータ容量を低減し、監視対象の物体を正確に監視できる監視システムを提供すること。
【解決手段】監視対象物を含む領域を撮影し、撮影した画像を画像データに符号化して出力する撮像部と、撮像部が出力した複数の画像データの中から一つの画像データを主画像データとして選択し、主画像データとして選択した画像データ以外の画像データの中から副画像データとして選択する選択部と、選択された副画像データを主画像データの解像度よりも小さい解像度の画像データに縮小して変換し、変換した副画像データを主画像データの内部に重ね合わせて配置した表示データを作成する表示データ作成部とを設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、遠隔地より特定の対象物を視覚的に監視するための監視システムであり、特に、特定の移動領域内を移動する移動体を監視するための監視システムに関する。
一般に、対象物を監視するための監視システムは、監視対象物を撮像するカメラなどの撮像手段を複数設けて、これらの撮像手段により得られた画像データを基地局などの遠隔地において動画や静止画として表示することで、対象物を監視するために用いられる。撮像手段によって撮像された画像データは、データ化された後にケーブルや光ファイバなどの通信媒体を介して基地局に送信される。
このような監視システムにおいては、撮像手段により得られた画像データの容量が大きくなると、データ通信量が膨大になり、通信に障害が生じ、適切な監視を行うことができない場合がある。一例を挙げると、一般に用いられている解像度(たとえば640×480画素)の画像データを毎秒30フレーム撮像して動画を構成した場合、この動画像のデータ容量は約221[Mbps]となる。このデータを伝送する際に、約20分の1に圧縮したとしても、このような画像を撮像する1台のカメラから、約10[Mbps]程度の通信データ容量が送信されることになる。ところが、一般的な無線LANなどで用いられている通信媒体の場合、実際の伝送速度は20[Mbps]程度であるため、撮像するカメラの台数が増大すると、これらのカメラから伝送される通信データを処理しきれなくなる場合がある。
そこで、一般的には、カメラから伝送される通信データ容量を低減するような処理が行われている。このような処理を行うための手法としては、画像データを白黒画像に変換する手法や、画像圧縮率を高めた画像圧縮手法が用いられるほか、撮像手段としてのカメラの数を減らすなどといった手法が考えられる。
たとえば、特許文献1に記載されたような遠隔対象物監視システムにおいては、複数のカメラを各々移動可能にした移動装置を設け、それらのカメラにより撮像された映像信号を、圧縮や伸張などの信号処理を行うことでデータ転送量を削減し、かつ、複数画面を一つの画面に圧縮合成することで、全体の通信量を低減させている。
また、特許文献2に記載の監視システムにおいては、複数の撮像手段(カメラなど)により取り込んだ画像データを多重化することで一つの画面とし、一つの画像データとして出力することで、全体の通信量を低減させている。
特開2004−159154号公報 特開2001−128145号公報
しかしながら、前述のような監視手段においては、画像圧縮を高い割合で行うために、撮像した画像を圧縮する際に歪みが生じる場合があり、監視対象物を正確に監視するためには適しない場合がある。さらに、このような画像圧縮を行うと、データ処理の際に原理的に微小な時間遅れ(たとえば、MPEGなどの圧縮手法の場合は数百[msec]の時間遅れ)が生じるため、実時間応答の要求に応えられない場合もある。特に、監視対象物が自律的に動作する自律移動体や、遠隔操作により制御される操作対象物といった、動きを伴う移動体の場合には、これらの時間差が生じることで正確な制御を行うことが困難になる場合もある。
また、撮像する手段として全周囲カメラなどを用いると、撮像手段の数自体を低減させることは可能であるが、このような全周囲カメラでは画像歪みを補正するための補正処理に約数百[msec]の処理時間が必要となり、前述の例と同様に、時間差が生じる問題を解決することができない。
また、物体を監視するための画像データとして、色を必要としない画像(白黒画像)を用いる場合は、表示される画像から監視対象物を詳細に判別できないため、正確に監視することができない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、遠隔地より特定の対象物を視覚的に監視するための監視システムであって、通信するデータ容量を低減するとともに、監視対象の物体を正確に監視することを可能とする監視システムを提供することを目的とするものである。
本発明にかかる監視システムは、監視対象物を視覚的に監視するものであり、前記監視対象物を含む所定の領域を撮影し、撮影した各々の画像を画像データに符号化して出力する撮像部と、前記撮像部が出力した複数の画像データの中から1つの画像データを主画像データとして選択するとともに、前記主画像データとして選択した画像データ以外の前記画像データの中から少なくとも1つを副画像データとして選択する選択部と、前記撮像部から出力された画像データの解像度よりも小さい解像度の画像データに縮小して変換するとともに、変換した副画像データを、主画像データと重ね合わせて配置した表示データを作成する表示データ作成部と、を備えることを特徴としている。
このような監視システムによれば、複数の撮像部から得られた画像データを1つの画像(表示データ)内に集約して表示することで、表示に必要なデータ容量を低減させることができる。そのため、遠隔地にある表示部にこのような画像データを表示させる場合に、通信するデータの容量を低減させることが可能となる。また、複数の撮像部から得られた画像データを一つの画像内に全て表示することで、監視対象の物体を撮像した複数のカメラから得られた画像を用いて監視を行うことができるため、監視対象の物体を正確に監視することができる。
また、前記表示データ作成部は、前記選択部により選択された副画像データを、主画像データの解像度よりも小さい解像度の画像データに縮小して変換するとともに、変換した副画像データを、主画像データの内部に重ね合わせて配置した表示データを作成するようにしてもよい。
また、複数の撮像部で撮像された、主画像データ以外の画像データが複数存在する場合は、これらの全てを副画像データとしてもよく、一部の画像データのみを副画像データとしてもよい。なお、副画像データが複数存在する場合には、前記表示データ作成部は、前記主画像データ内に複数の副画像データを重ならないように配置することが好ましい。このようにすると、表示された複数の副画像データを視覚的に同時に見ることができるため、監視対象の物体の状況を正確に把握できる。また、副画像データを表示させる必要がない場合は、主画像データのみを表示データとしてもよい。
また、このように主画像データ内に副画像データを配置する場合に、外部から入力された信号などに基づいて、配置する副画像データを選択可能にするとより好適である。すなわち、前記表示データ作成部が、外部から入力された信号に基づいて、主画像データの内部に重ねて表示する複数の副画像データを選択し、選択した副画像データを主画像データの内部に重ね合わせて配置可能であれば、より好適である。このようにすると、監視対象の物体を監視する際に必要な副画像データのみを表示させるような表示データを提供することができるため、監視対象の物体をより正確に把握することができる。
さらに、表示する画像データとしての主画像データと副画像データとを、入れ替えて表示できるようにすると、より好適である。すなわち、前記表示データ作成部が、外部から入力された信号に基づいて、選択部の選択した主画像データと、1つの副画像データとを入れ替えた表示データを作成可能であるとより好ましい。このようにすると、複数の撮像部により得られた画像データの中から、主として確認したい画像データを任意に選択して詳細に表示させることができる。
また、前記表示データ作成部が、さらに前記選択部により選択された主画像データを、前記撮像部から出力された画像データの解像度よりも小さい解像度の画像データに縮小して変換するとともに、変換した主画像データと、変換した副画像データを重ね合わせて配置した表示データを作成するようにしてもよい。
なお、本発明は、ビルのセキュリティなどに用いる監視システムなどに応用することもできるが、監視対象の物体が、物体を撮像した時間と、表示部に表示された表示データを視覚的に確認する作業とに時間差が生じないことが好ましいような対象物であるとより効果的である。このような物体の例としては、特定の領域を移動するような移動体や、遠隔操作により制御される操作対象物などが挙げられ、このような対象物を監視する際に本発明を適用すると、より好適である。
以上、説明したように、本発明によると、遠隔地より特定の対象物を視覚的に監視するための監視システムにおいて、通信するデータ容量を低減するとともに、監視対象の物体を正確に監視することが可能となる。
発明の実施形態1.
以下に、図を参照しつつ本発明の実施の形態1にかかる監視システム1について説明する。図1は、本実施形態1にかかる監視システム1を概略的に示すものであり、監視対象となる移動体Mの移動する所定の空間(移動領域)100を、撮像部としてのカメラ11,12,13,14により4つの方向から撮像している。この実施形態においては、これらのカメラにより得られた画像データが、LANなどの通信経路200を介して、空間100から離間した端末30に送信され、監視者が端末30に含まれる表示部31を見ることにより移動体Mの様子を視覚的に監視するものとする。以下、詳細に説明する。
カメラ11〜14は、空間100の4箇所に各々設置され、空間100の略中央付近に向けて撮像を行うように、その位置および撮像方向が固定されている。そして、これらのカメラは、撮像した画像をディジタル符号化し、画像データとして連続的に取得するとともに、これらの画像データをサーバ20に向けて出力する。空間100内の全ての領域は、各カメラの撮像範囲を合算した領域に含まれるため、空間100内を移動する移動体Mは、空間100内のいずれの場所に存在しても、いずれかのカメラによって撮像される。なお本実施形態においては、これらのカメラ11〜14において得られる画像の解像度は、各々640×480画素であるものとする。
サーバ20は、CPUやメモリ等を備えたコンピュータから構成されるものであり、カメラ11〜14から出力された画像データを受信し、受信した画像データから、端末30において表示するための表示データを作成する。このようなサーバ20の内部構造を簡略化して示すブロック図を図2に示す。図2に示すように、サーバ20内においては、カメラ11〜14から送信された画像データを選択するための選択部21、および選択部21において選択された主画像データおよび副画像データから、表示データを作成するための表示データ作成部22、および表示データ作成部22において作成された表示データを出力するための出力部23が備えられている。
選択部21は、カメラ11〜14から送信された画像データの中から、主画像データと、副画像データとを選択する。本実施形態においては、4つのカメラの中から一つの主画像データを選択し、その他の画像データを副画像データとして選択するものとし、本実施形態においては、初期状態において最も移動体Mを撮像しやすい位置にあるカメラ(たとえばカメラ11)から得られる画像データを主画像データとしている。
表示データ作成部22は、選択部21により選択された主画像データおよび副画像データに基づいて、表示データを作成する。表示データは、選択部21により選択された各副画像データを、主画像データよりも解像度の小さい縮小画像(たとえば解像度160×120画素の画像)に圧縮変換し、その変換した副画像データを主画像データ内部の所定の位置に重ね合わせて配置させることにより作成される。このようにして作成された表示データは、解像度640×480画素の画像である。この表示データにおいて、縮小した各副画像データを配置させる位置は予め決定されているものとし、本実施形態においては、各副画像データは、主画像データの右上部分において左右に並べるように配置するものとする。このように作成された表示データのデータ容量は、もとの全ての画像データ(640×480画素×4)のデータ容量の合計と比べて大幅に小さくなる。
このように作成された表示データの一例を、図3に示す。この表示データの一例においては、副画像データは、主画像データの右上端から順に左方向に並べぶように配置されており、主画像データと副画像データとの縦横の縮小比は4:1となるように設定されている。
このような表示データによると、監視者は、後述する端末30を用いて、カメラ11〜14において撮像された画像を全て視覚的に確認することができる。なお、本実施形態においては、副画像データは、主画像データの右上付近に左右に並べて配置されているが、本発明においては、副画像データを配置する位置は特に限られるものではなく、例えば上下方向へ並べるように配置するなど、必要に応じて任意に変更することができるものとする。
出力部23は、表示データ作成部22において作成された表示データをMPEGなどの圧縮手法で圧縮し、LANなどの通信手段を介して圧縮した表示データ(圧縮データ)を端末30に向けて出力する。このとき、圧縮したデータを暗号化するなどの処理を施してもよい。端末30においては、出力部23から出力された圧縮データを連続的に受信し、圧縮されたデータを展開するなど所定の処置を施すことで、表示データを表示部31において表示させる。
なお、前述の実施形態においては、複数のカメラにより撮像された画像データを、全て表示データとして端末30の表示部31に表示させるようにしているが、本発明はこれに限られるものではない。すなわち、端末30からの操作により、副画像データとして表示するものを選択部21に対して指定することで、選択部21が、各カメラから送信された画像データのうち、副画像データとして表示データに含める画像データを適宜選択するようにしてもよい。
また、表示データ内において表示する副画像データを縮小する程度は、特に限定されるものではないが、主画像データ内部に配置する関係上、縦横比が数分の一程度となるように縮小させることが好ましい。このような縮小比は、配置するカメラの台数に応じて、すなわち主画像データ内部に配置する副画像データの数に応じて定めてもよく、たとえば、主画像データ内部に配置する副画像データが多い場合は、縮小させる比率を低減させてもよい。また、縮小させる比率に応じて、解像度を変更してもよい。
また、上記説明した例においては、撮像部としてのカメラとして、位置を固定されたものを例に挙げて説明しているが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば撮像部が回動し、撮像方向が可変であるものや、撮像部自体が監視対象の領域を移動できるものであってもよい。
なお、この実施形態において示された移動体Mは、特に構造などが限定されるものではないが、例えば床面に接地する複数の車輪を駆動するような車輪駆動型の移動体などの、ある程度の速度で自律的に移動するような自律移動体であってもよい。このような自律移動体の例としては、例えば工場内において定められたレール上を走行し、物体を搬送するため搬送手段などが挙げられる。
発明の実施形態2.
次に、本発明の第2の実施形態について図4〜図7を用いて説明する。なお、本実施形態において、前述の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略するものとする。
図4は、第2の実施形態に係る監視システムのサーバ20'の内部構造を簡略化して示すブロック図であり、前述の実施形態と同様に、選択部21'、表示データ作成部22'、出力部23'を備えている様子を示している。本実施形態においては、サーバ20'に対して、端末30から送信される入力信号により、主画像データおよび副画像データの選択を制御することができる。以下、詳細に説明する。
選択部21'は、端末30から送信された入力信号を読み取り、読み取った信号に基づいて、カメラ11〜14から送信された画像データの中から、主画像データおよび副画像データとして選択する処理を行う。具体的には、端末30から送信された入力信号においては、主画像データの指定と、副画像データの指定を行うための信号が含まれ、選択部では、この信号に基づいて、指定された主画像データとして選択する画像データ(例えばカメラ11から送信された画像データ)および副画像データとして選択する画像データを選択する。このとき、副画像データとして選択する画像は、主画像データとして選択されなかった画像データの中から選択されるが、入力信号において、副画像データが不要である旨の信号が含まれている場合は、副画像データを選択しなくともよい。
そして、選択した主画像データと副画像データとを表示データ作成部22'に送信し、表示データ作成部22'においては、これらの画像データに基づいて表示データを作成する。このとき、表示データ作成部22'においては、選択された副画像データを主画像データ内の右上端から左方向に向けて所定の順序で配置した表示データを作成する。この実施形態においても、主画像データ内部に配置する副画像データは、解像度の小さい縮小画像(たとえば解像度160×120画素の画像)に圧縮変換されるものとする。
このようにして作成された表示データは、出力部23'に送信され、出力部23'においては、受信した表示データをMPEGなどの圧縮手法で圧縮し、LANなどの通信手段を介して圧縮した表示データ(圧縮データ)を端末30に向けて出力する。これにより、端末30においては、監視者の指定した副画像データのみを端末30の表示部(画面)に表示させることができる。図5は、端末30における表示部に表示された表示データの一例を示すものであり、カメラ11の画像データを主画像データとしたときに、その他のカメラの画像データ(例えばカメラ12から送信された画像データ)を副画像データとして選択した例を示しており、図6はその他のカメラ(カメラ12)から送信された画像データを副画像データとして選択しなかった例を示している。
このように、本実施形態においては、監視者が、端末30において表示させる画面に含める画像データのうち、表示データに表示させる副画像データを取捨選択することができる。例えば、表示する副画像データの数を変更させることで、図7に示すように、表示させる必要のある副画像データのみを表示させることが可能となる。これによって、表示させる表示データにおいて、主画像データを不要な副画像データで部分的に隠すことなく、最大限表示させることが可能となる。
発明の実施形態3.
次に、本発明の第3の実施形態について図8〜11を用いて説明する。なお、本実施形態においても、前述の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を省略するものとする。
本実施形態に係る監視システムおいては、選択部において選択した主画像データと副画像データとを、切り替え可能に表示させることを可能にする。このような主画像データと副画像データとの切り替えを行う場合、選択部において、主画像データとして選択する画像データと、副画像データとして選択する画像を入れ替えることで、新たな表示データを作成してもよいが、このような表示データを作成する作業を行うと、表示データを表示させるタイミングに若干の時間差が生じる場合がある。そこで、このような切り替え作業を迅速に行うために、表示データ作成部において、予め主画像データと副画像データとを切り替えた表示データを同時に作成し、切り替えた後の画像を一時的に記憶しておくことで、画像を切り替える必要がある場合に、新たな表示データを作成することなく迅速に表示データを表示させることができる。このような主画像データと副画像データの切り替えを迅速に行うためのサーバ20"の内部構造を簡略化して示すブロック図を図8に、サーバ20"内における画像データの切り替え処理を示すフローを図9に示す。
まず、端末30より、主画像データと副画像データとを選択するための入力信号が送信されると、選択部21"は、送信された信号に基づいて、カメラ11〜14から送信された画像データの中から、主画像データおよび副画像データとして選択する処理を行う(STEP101)。この実施例においては、副画像データとして、1つのカメラから送信される画像のみを選択したものとする。
選択部21"は、カメラ11〜14から送信された画像データの中から、主画像データとして選択した画像データおよび副画像データとして選択した画像データを表示データ作成部22"に送信する(STEP102)。
次に、表示データ作成部22"においては、選択部21"より送信された主画像データおよび副画像データに基づいて、表示データを作成する。このとき、表示データ作成部22"は、主画像データとして選択された画像データを主画像データ、副画像データとして選択された画像データを副画像データとして作成した第1の表示データの他に、主画像データとして選択された画像データを副画像データ、副画像データを主画像データとして作成した第2の表示データを作成する(STEP103)。
そして、表示データ作成部22"は、作成した第1の表示データを出力部23"に送信するとともに、作成した第2の表示データをサーバ20内のメモリなどの記憶領域に記憶する(STEP104)。この記憶領域内において、第2の表示データは圧縮した形式で記憶されることが好ましい。出力部に送信された第1の表示データは、MPEG2などの所定の圧縮形式で端末30に送信され、表示部31において表示される(STEP105)。
次に、端末30から、表示データ作成部22"は、主画像データと副画像データとを切り替える信号が入力されたか否かを判断する(STEP106)。表示データ作成部22"において、主画像データと副画像データとを切り替える信号が入力されないと判断された場合は、STEP105に戻る。
一方、STEP106において、表示データ作成部22"において、主画像データと副画像データとを切り替える信号が入力されたと判断された場合は、第1の表示データに代えて、第2の表示データを出力部に対して出力する(STEP107)。このとき、出力の停止された第1の表示データは、前述の記憶領域に記憶される。
そして、表示データ作成部22"は、このような表示データを表示させる処理を終了させるための信号が入力されたか否かを判断し(STEP108)、終了させない場合は、第2の表示データを表示する処理を行いつつ、STEP106に戻って主画像データと副画像データとを切り替える信号が入力されるか否かを判断するステップを継続する。このような主画像データと副画像データとを切り替える信号が入力されるか否かの判断は、微小な一定の時間間隔で連続的に行われることが好ましい。
また、STEP108において表示データの表示を終了させると判断された場合は、所定の終了処理を行うことで表示データの作成を終了し、必要に応じて端末30における表示データの表示を終了させる(STEP109)。
このように、主画像データと副画像データとを表示させた第1の表示データと、これらの画像を切り替えた第2の表示データとを、それぞれ図10,11に示す。このような、異なる視点により得られた画像を瞬時に切り替えて表示させることで、監視対象の物体を複数の視点からリアルタイムに監視することが可能になる。
なお、上述の例においては、副画像データとして1つの画像データを選択した例を示しているが、本発明はこれに限られるものではない。すなわち、複数の画像データを副画像データとして選択した場合であっても、本発明を適用することは可能である。この場合、選択した複数の副画像データのそれぞれを、主画像データとした別の表示データを予め作成し、記憶させておくことで、表示データ中のいずれの副画像データを主画像データに切り替えたとしても、迅速に画像を切り替えた画面を表示することができる。
また、前記実施形態においては、端末30からの操作によって主画像データと副画像データとを切り替えるようにしているが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、別のセンサからの信号により、自動的に主画像データと副画像データとを切り替えるようにしてもよい。このような例としては、例えば撮像部としてのカメラに距離センサや熱感知センサなどの監視対象の物体を検知する検知手段を設け、このような検知手段から主画像データとして選択する画像データを指定する信号を選択部に対して送信するようにしてもよい。この場合、監視対象の物体(移動体)に対して距離が最も近い位置にあるカメラにより撮像された画像データを主画像データとするような信号を選択部に対して自動的に送信するといった手法が考えられる。
発明の実施形態4.
上述の実施形態において、表示データ作成部22は、副画像データのみ主画像データの解像度よりも小さい解像度の画像データに縮小し、主画像データの内部に重ね合わせて配置した表示データを作成していたが、本実施形態4では、主画像データも副画像データと同様に縮小し、重ね合わせして表示データを作成している。
第4の実施形態に係る監視システムのサーバ20の内部構造は、図1と同様であるため、図2を参照して説明する。カメラ11〜14からは、第1の実施形態と同様に、サーバ20に対して、それぞれ640×480画素の画像データが送信される。
選択部21は、カメラ11〜14から送信された画像データの中から、主画像データと、副画像データとを選択する。本実施形態においては、4つのカメラの中から一つの主画像データを選択し、その他の画像データを副画像データとして選択するものとし、本実施形態においては、初期状態において最も移動体Mを撮像しやすい位置にあるカメラ(たとえばカメラ11)から得られる画像データを主画像データとしている。
表示データ作成部22は、選択部21により選択された主画像データおよび副画像データに基づいて、表示データを作成する。表示データは、主画像データ及び副画像データのそれぞれを、カメラ11〜14から送信された画像データよりも解像度の小さい縮小画像(たとえば解像度320×240画素の画像)に圧縮変換し、その変換した主画像データ及び副画像データを重ね合わせて作成される。本例では、主画像データと副画像データはすべて同じ解像度の縮小画像に圧縮変換されている。このようにして作成された表示データは、解像度640×480画素の画像である。
例えば、1つの主画像データと3つの副画像データを重ね合わせて表示する場合には、上下2列、左右2列に配列するよう表示データを作成する。このように作成された表示データのデータ容量は、640×480画素であるため、もとの全ての画像データ(640×480画素×4)のデータ容量の合計と比べて4分の1となり、大幅に小さくなる。
以上、説明したように、本発明にかかる監視システムは、複数の撮像部(カメラ)から得られた画像データを画像(表示データ)内に集約して表示することで、表示に必要なデータ容量を低減させることができる。そのため、遠隔地にある表示部にこのような画像データを表示させる場合に、通信するデータの容量を低減させることができる。また、複数の撮像部(カメラ)から得られた画像データを一つの画像内に全て表示することで、監視対象の物体を撮像した複数のカメラから得られた画像を用いて監視を行うことができるため、監視対象の物体を正確に監視することができる。
なお、上記説明したの実施形態においては、監視対象の物体が移動体である例を示しているが、本発明はこれに限られるものではなく、遠隔操作により制御される操作対象物(例えば遠隔操作で作業を行うロボットなど)などに対しても適用することが可能である。また、このような具体的な対象物以外にも、ビルのセキュリティなどに用いる監視システムなどに応用することもできる。
本発明の第1の実施形態に係る監視システム1を概略的に示す概略図である。 図1に示す監視システム1に含まれるサーバの内部構造を簡略化して示すブロック図である。 図1に示す監視システム1により作成された表示データの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る監視システムに含まれるサーバ20'の内部構造を簡略化して示すブロック図である。 第2の実施形態に係る監視システムおいて作成された表示データの一例を示す図である。 図5に示す表示データと同じく、第2の実施形態に係る監視システムおいて作成された表示データの一例を示す図である。 図5,6に示す表示データと同じく、第2の実施形態に係る監視システムおいて作成された表示データの一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る監視システムに含まれるサーバ20"の内部構造を簡略化して示すブロック図である。 第3の実施形態に係る監視システムにおいて、主画像データと副画像データの切り替えを行うためのフローを示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る監視システムおいて作成された表示データの一例を示す図である。 図10に示す表示データにおいて、主画像データと副画像データとを切り替えた表示データの一例を示す図である。
符号の説明
1 ・・・監視システム
11,12,13,14 ・・・カメラ(撮像部)
20,20' ・・・サーバ
21,21',21" ・・・選択部
22,22',22" ・・・データ表示部
23,23'.23" ・・・出力部
30 ・・・端末
31 ・・・表示部
200・・・通信経路
M ・・・移動体(監視対象物)

Claims (8)

  1. 監視対象物を視覚的に監視するための監視システムであって、
    前記監視対象物を含む所定の領域を撮影し、撮影した各々の画像を画像データに符号化して出力する撮像部と、
    前記撮像部から出力された複数の画像データの中から1つの画像データを主画像データとして選択するとともに、前記主画像データとして選択した画像データ以外の前記画像データの中から少なくとも1つを副画像データとして選択する選択部と、
    前記選択部により選択された副画像データを、前記撮像部から出力された画像データの解像度よりも小さい解像度の画像データに縮小して変換するとともに、変換した副画像データを、主画像データと重ね合わせて配置した表示データを作成する表示データ作成部と、を備えることを特徴とする監視システム。
  2. 前記表示データ作成部は、前記選択部により選択された副画像データを、主画像データの解像度よりも小さい解像度の画像データに縮小して変換するとともに、変換した副画像データを、主画像データの内部に重ね合わせて配置した表示データを作成することを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  3. 副画像データが複数存在する場合に、前記表示データ作成部が、前記主画像データ内に複数の副画像データを重ならないように配置することを特徴とする請求項2に記載の監視システム。
  4. 前記表示データ作成部が、外部から入力された信号に基づいて、主画像データの内部に重ねて表示する複数の副画像データを選択し、選択した副画像データを主画像データの内部に重ね合わせて配置することを特徴とする請求項3に記載の監視システム。
  5. 前記表示データ作成部が、外部から入力された信号に基づいて、選択部の選択した主画像データと、1つの副画像データとを入れ替えた表示データを作成可能であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の監視システム。
  6. 前記表示データ作成部が、さらに前記選択部により選択された主画像データを、前記撮像部から出力された画像データの解像度よりも小さい解像度の画像データに縮小して変換するとともに、変換した主画像データと、変換した副画像データを重ね合わせて配置した表示データを作成することを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  7. 前記監視対象物が、前記特定の領域を移動する移動体であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の監視システム。
  8. 前記監視対象物が、遠隔操作により制御される操作対象物であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の監視システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016096515A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 監視システム、監視サーバ及び監視システムの制御方法
JP2017015097A (ja) * 2016-10-07 2017-01-19 兵神装備株式会社 回転容積型ポンプの遠隔モニタリングシステム

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