JP2010113057A - プロジェクタ - Google Patents
プロジェクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010113057A JP2010113057A JP2008284123A JP2008284123A JP2010113057A JP 2010113057 A JP2010113057 A JP 2010113057A JP 2008284123 A JP2008284123 A JP 2008284123A JP 2008284123 A JP2008284123 A JP 2008284123A JP 2010113057 A JP2010113057 A JP 2010113057A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- projector
- setting
- operation mode
- input terminal
- history
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Projection Apparatus (AREA)
- Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
Abstract
【課題】ユーザが特別な操作をしなくても、好適な動作モードの設定を行うことができるプロジェクタを提供する。
【解決手段】プロジェクタ1は、動作モードの過去の設定値の設定履歴を履歴情報として記憶する履歴記憶部23と、履歴記憶部23に記憶された履歴情報に基づいて、動作モードの次期設定値を決定する動作モード決定部(制御部20)と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】プロジェクタ1は、動作モードの過去の設定値の設定履歴を履歴情報として記憶する履歴記憶部23と、履歴記憶部23に記憶された履歴情報に基づいて、動作モードの次期設定値を決定する動作モード決定部(制御部20)と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、プロジェクタに関する。
従来、プロジェクタは、各種の入力端子を備えており、ユーザは、好みの入力端子に画像信号を入力することが可能になっている。このようなプロジェクタにおいて、画像を投写するためには、ユーザは、画像信号を入力している入力端子を選択して設定する操作が必要であった。しかし、このように複数の入力端子の中から画像信号が入力されている入力端子を選択して設定する操作は、ユーザにとって分かりにくく、手間が掛かるという問題があった。特許文献1では、複数の信号入力系を備え、さらに信号入力系毎に複数の入力端子を有する画像表示装置(プロジェクタ)であって、選択された信号入力系毎に入力端子の設定を記憶し、記憶された設定に基づいて入力端子の設定を行うことで、入力端子の切り替えの操作回数を低減させるものが開示されている。
しかしながら、特許文献1のプロジェクタでは、信号入力系毎に入力端子の設定を記憶するため、信号入力系の切替操作については、ユーザが行う必要があった。また、信号入力系毎に記憶する入力端子の設定は、プロジェクタが電源オフされた際に選択されていた入力端子としている。このため、前回使用していたユーザと異なるユーザがプロジェクタを使用する場合には、意図しない設定になっている場合があった。例えば、学校などの教育機関で使用されているプロジェクタは、複数のユーザに共用されている場合が多いため、プロジェクタを使用するユーザは、前に使用していたユーザの設定から、自分の好みの設定に変更する必要があった。したがって、前回のユーザ設定に固定されることがなく、また、ユーザが特別な操作をしなくても、好適な設定を行うことができるプロジェクタが求められていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクタは、設定された動作モードの設定値に基づいて動作するプロジェクタであって、前記動作モードの過去の設定値の設定履歴を履歴情報として記憶する履歴記憶部と、前記履歴記憶部に記憶された前記履歴情報に基づいて、前記動作モードの次期設定値を決定する動作モード決定部と、を備えることを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、履歴記憶部は、動作モードの過去の設定値の履歴情報を記憶する。そして、動作モード決定部は、履歴情報に基づいて、次期設定値を決定する。即ち、プロジェクタは、過去の設定値の履歴情報に基づいて動作モードの次期設定値を決定する。これにより、ユーザが動作モードの設定操作をしなくても、プロジェクタは、履歴情報に基づいた好適な動作モードの次期設定値を決定することができる。ここで、「次期設定値」とは、プロジェクタが次に設定する動作モードの設定値を示している。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記履歴記憶部が記憶する前記履歴情報には、前記過去の設定値の設定頻度情報を含み、前記動作モード決定部は、前記履歴情報の前記設定頻度情報に基づいて、前記次期設定値を決定することを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、履歴記憶部の履歴情報には過去の設定値の設定頻度情報を含む。そして、動作モード決定部は、設定頻度情報に基づいて、動作モードの次期設定値を決定する。即ち、プロジェクタは、過去の設定頻度を反映して動作モードを決定する。これにより、ユーザが動作モードの設定操作をしなくても、プロジェクタは、過去の設定頻度に応じた好適な動作モードの次期設定値を決定することができる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、曜日および時刻の情報としての日時情報を計時する時計部をさらに備え、前記履歴記憶部の前記設定頻度情報は、前記動作モードの前記過去の設定値についての前記日時情報毎の度数分布とすることを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、履歴記憶部の設定頻度情報は、動作モードの過去の設定値についての日時情報毎の度数分布とする。これにより、曜日および時刻毎の動作モードの過去の設定値の度数分布を把握することができる。よって、ユーザが動作モードの設定操作をしなくても、プロジェクタは、過去の度数分布に応じた好適な動作モードの次期設定値を決定することができる。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記動作モード決定部は、前記度数分布から、前記プロジェクタが電源オンされたときの前記日時情報に基づいて、最も度数の多い設定値を選択して、前記次期設定値とすることを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、動作モード決定部は、履歴記憶部の度数分布から、プロジェクタが電源オンされたときの日時情報に基づいて、最も度数の多い設定値を選択して、次期設定値とする。これにより、プロジェクタは、曜日および時刻に対応した動作モードの次期設定値を決定することができるため、例えば、複数のユーザが曜日および時刻によってプロジェクタを使い分けている場合に、それぞれのユーザに適した動作モードの次期設定値を決定することができる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記動作モードは、入力端子の種別設定モードであることを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、動作モードは、入力端子の種別設定モードである。これにより、プロジェクタの入力端子の種別を過去の履歴に基づいて設定することができるため、ユーザが入力端子の設定操作をしなくても、プロジェクタは、好適な入力端子の次期設定値を決定することができる。
[適用例6]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記動作モードは、画質調整の種別設定モードであることを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、動作モードは、画質調整の種別設定モードである。これにより、プロジェクタの画質調整の種別を過去の履歴に基づいて設定することができるため、ユーザが画質調整の設定操作をしなくても、プロジェクタは、好適な画質調整の次期設定値を決定することができる。
以下、実施形態について説明する。
(実施形態)
図1は、実施形態に係るプロジェクタ1の概略構成を示すブロック図である。図1を使用して、プロジェクタ1の内部構成について説明する。
図1は、実施形態に係るプロジェクタ1の概略構成を示すブロック図である。図1を使用して、プロジェクタ1の内部構成について説明する。
プロジェクタ1は、画像投写部10、制御部20、入力操作部21、時計部22、履歴記憶部23、光源制御部24、入力端子群30、入力選択部31、画像処理部32、OSD処理部33等を備えている。また、図1には、プロジェクタ1の外部に、スクリーンSCを図示している。
画像投写部10は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等の放電型光源やLED(Light Emitting Diode)等の固体光源からなる光源11と、光変調装置としての液晶ライトバルブ12と、投写光学系としての投写レンズ13と、液晶ライトバルブ12を駆動するライトバルブ駆動部14とを備えている。
液晶ライトバルブ12は、一対の透明基板間に液晶が封入された透過型液晶パネル等によって構成される。ライトバルブ駆動部14の駆動によって、液晶ライトバルブ12の各画素に画像信号に応じた駆動電圧が印加されると、各画素は、画像信号に応じた光透過率で光源光を透過させる。
光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12を透過することによって変調され、変調後の光が投写レンズ13によって投写されることにより、スクリーンSC等に画像信号に応じた画像が表示される。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、各種データの一時記憶等に用いられるRAM(Random Access Memory)、および、マスクROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ、FeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリ)等の不揮発性のメモリ等(いずれも図示せず)を備え、コンピュータとして機能するものである。制御部20は、CPUが不揮発性のメモリに記憶されている制御プログラムに従って動作することにより、プロジェクタ1の動作を統括制御する。
また、制御部20は、フラッシュメモリやFeRAM等の書き替え可能な不揮発性メモリにより構成され、入力端子の種別設定モードの設定値を記憶する入力端子記憶部20aと、同じく書き替え可能な不揮発性メモリにより構成され、画質調整の種別設定モードの設定値を記憶するカラーモード記憶部20bと、を有している。なお、本実施形態では、書き替え可能な不揮発性メモリはフラッシュメモリとする。
入力端子記憶部20aは、選択して決定された入力端子の種別を設定値として記憶する。また、カラーモード記憶部20bは、選択して決定されたカラーモードの種別を設定値として記憶する。いずれも、制御部20によって、書き込みおよび読み出しが行われる。
入力操作部21は、プロジェクタ1に対して各種指示を行うための複数のキー等を備えている。入力操作部21が備えるキーとしては、電源のオン/オフを行うための「電源キー」や、入力端子を切り替えるための「入力切替キー」、各種設定を行うためのメニュー画面の表示/非表示を切り替える「メニューキー」、メニュー画面におけるカーソルの移動等に用いられる「カーソルキー」、各種設定を決定するための「決定キー」等がある。ユーザが入力操作部21を操作すると、入力操作部21は、ユーザの操作内容に応じた操作信号を制御部20に出力する。なお、入力操作部21は、リモコン信号受信部(図示せず)と遠隔操作が可能なリモートコントローラ(図示せず)を有した構成としてもよい。この場合、リモートコントローラは、ユーザの操作内容に応じた赤外線等の操作信号を発し、リモコン信号受信部がこれを受信して制御部20に伝達する。
時計部22は、カレンダー機能および時計機能を有しており、曜日および時刻を計時して、日時情報とする。日時情報は、制御部20によって読み出される。また、時計部22は、所定の時間毎に、制御部20に現在の日時情報を出力する。本実施形態では、所定の時間は15分とする。なお、所定の時間は15分に限定するものではない。
履歴記憶部23は、不揮発性のメモリからなり、入力端子の過去の設定値およびカラーモードの過去の設定値の履歴情報をテーブルとして記憶する。履歴情報テーブルは、制御部20によって、読み出しおよび書き込みが行われる。
ここで、履歴記憶部23に記憶される履歴情報テーブルについて説明する。図2は、履歴情報テーブルの図である。
ここで、履歴記憶部23に記憶される履歴情報テーブルについて説明する。図2は、履歴情報テーブルの図である。
図2に示すように、履歴情報テーブルT1では、行方向は、月曜日から日曜日までの1週間を15分単位(即ち所定の時間単位)で分割した時間の階級(区間)で構成されている。また、列方向は、入力端子の設定値の階級(区間)としての「コンピュータ1」、「コンピュータ2」、「ビデオ1」、「ビデオ2」、「ビデオ3」と、カラーモードの設定値の階級(区間)としての「リビング」、「ナチュラル」、「シアター」と、で構成されている。このように構成された履歴情報テーブルT1は、統計的に利用可能な度数分布表となっている。
履歴情報テーブルT1は、制御部20が入力端子およびカラーモードの設定値を所定の時間単位で取得し、その設定値毎の取得回数を加算して度数とし、記憶する。これは、即ち設定頻度情報を表している。これにより、日時情報(曜日および時刻)毎に、最も設定頻度(即ち設定時間)の多い入力端子およびカラーモードの設定値を把握することができる。
図1に戻り、光源制御部24は、制御部20の指示に基づいて、光源11に対する電力の供給と停止とを制御し、光源11の点灯および消灯を切り替える。
入力端子群30は、パーソナルコンピュータやビデオプレーヤ等、外部の画像供給装置(図示せず)から、各種形式の画像信号を入力可能な複数の入力端子30aを備えている。各入力端子30aに入力された画像信号は、入力選択部31に供給される。
入力選択部31は、複数の入力端子30aのうち、制御部20の指示に基づく1つの入力端子30aを選択し、この入力端子30aに入力される画像信号を画像処理部32に出力する。
画像処理部32は、入力選択部31から入力される画像信号を、液晶ライトバルブ12の各画素の階調を表す画像データ、即ち各画素に印加する駆動電圧を規定するための画像データに変換する。そして、制御部20の指示に基づいて、変換した画像データに対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等を調整するための処理等を行う。さらに、画像の内容や、投写環境に応じて画像の表現力を高めるため、画像の基本階調特性である基準γ特性を調整する「ガンマ」調整、および、基準γ特性に特性のアクセント付けを行う「カラーモード」調整機能を有している。画像処理部32で画質調整等がなされた画像データは、OSD処理部33に出力される。
OSD処理部33は、制御部20の指示に基づいて、メニュー画面やメッセージ画面等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を、画像処理部32から入力される画像データに重畳する処理を行う。OSD処理部33は、図示しないOSDメモリを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像データを記憶している。制御部20が、OSD画像の重畳を指示すると、OSD処理部33は、必要なOSD画像データをOSDメモリから読み出し、入力画像の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像処理部32から入力される画像データにこのOSD画像データを合成する。OSD画像データが合成された画像データは、ライトバルブ駆動部14に出力される。なお、制御部20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理部33は、画像処理部32から出力される画像データを、そのままライトバルブ駆動部14に出力する。
ライトバルブ駆動部14は、入力される画像データに従って液晶ライトバルブ12を駆動する。この結果、画像データに基づいた画像が画像投写部10からスクリーンSCに投写される。
次に、プロジェクタ1における入力端子30aの切替機能について説明する。プロジェクタ1が起動している状態において、ユーザが入力操作部21に備わる入力切替キーを操作すると、プロジェクタ1の投写画像に入力端子30aの設定を行うための画面が表示される。
図3は、入力端子設定画面の説明図である。
ユーザが、上述した操作を行うと、制御部20は、OSD処理部33に指示をして、図3に示すOSD画像(入力端子設定画面M1)を投写画像上に重畳させる。
ユーザが、上述した操作を行うと、制御部20は、OSD処理部33に指示をして、図3に示すOSD画像(入力端子設定画面M1)を投写画像上に重畳させる。
図3に示すように、入力端子設定画面M1には、選択可能な複数の入力端子30aが表示される。選択可能な入力端子30aとしては、「コンピュータ1」、「コンピュータ2」、「ビデオ1」、「ビデオ2」、および「ビデオ3」があり、ユーザは、入力操作部21のカーソルキーおよび決定キーを操作することにより、所望の入力端子30aを選択する。制御部20は、ユーザにより入力端子30aが選択されると、入力選択部31に対して、選択された入力端子30aを選択するように指示を行うとともに、入力端子記憶部20aに選択された入力端子30aを設定値として記憶する。そして、制御部20は、OSD処理部33に指示をして入力端子設定画面M1の重畳を終了させる。
次に、プロジェクタ1におけるカラーモードの切替機能について説明する。プロジェクタ1が起動している状態において、ユーザが入力操作部21に備わるメニューキーやカーソルキーを使用して所定の操作を行うと、プロジェクタ1の投写画像にカラーモードの設定を行うための画面が表示される。
図4は、カラーモード設定画面の説明図である。
ユーザが、上述した所定の操作を行うと、制御部20は、OSD処理部33に指示をして、図4に示すOSD画像(カラーモード設定画面M2)を投写画像上に重畳させる。
ユーザが、上述した所定の操作を行うと、制御部20は、OSD処理部33に指示をして、図4に示すOSD画像(カラーモード設定画面M2)を投写画像上に重畳させる。
図4に示すように、カラーモード設定画面M2には、選択可能な複数のカラーモードが表示される。選択可能なカラーモードとしては、比較的明るい環境での視聴に適する「リビング」、映像ソースに忠実な絵作りを行う「ナチュラル」、映画鑑賞に適する「シアター」があり、ユーザは、入力操作部21のカーソルキーおよび決定キーを操作することにより、所望のカラーモードを選択する。制御部20は、ユーザによりカラーモードが選択されると、画像処理部32に対して、選択されたカラーモードに応じた指示を行うとともに、カラーモード記憶部20bに選択されたカラーモードを設定値として記憶する。そして、制御部20は、OSD処理部33に指示をしてカラーモード設定画面M2の重畳を終了させる。
上述したように、本実施形態では、ユーザが入力操作部21を操作することで、入力端子30aを切り替えたり、カラーモードを切り替えたりすることができる。
次に、プロジェクタ1が所定の時間毎に行う履歴情報テーブルT1の更新処理について説明する。プロジェクタ1が起動された状態において、所定の時間(15分)毎に時計部22から制御部20に現在の日時情報が出力されると、制御部20は、履歴情報更新処理を行う。図5は、プロジェクタ1の履歴情報更新処理のフローチャートである。
制御部20は、時計部22から現在の日時情報を入力する(ステップS101)。そして、制御部20は、現在の日時情報と、入力端子記憶部20aに記憶されている現在の入力端子30aの設定値に基づいて、履歴情報テーブルT1の該当階級に度数を加算する(ステップS102)。さらに、制御部20は、現在の日時情報と、カラーモード記憶部20bに記憶されている現在のカラーモードの設定値に基づいて、履歴情報テーブルT1(度数分布表)の該当階級に度数を加算する(ステップS103)。このときの制御部20が、履歴記憶部に相当する。そして、履歴情報更新処理を終了する。
上述したように、プロジェクタ1は、所定の時間毎に、入力端子30aおよびカラーモードの設定値の設定履歴を記憶する履歴情報テーブルT1を更新する。
次に、プロジェクタ1が履歴情報テーブルT1に基づいて、入力端子30aおよびカラーモードを選択して設定する処理について説明する。本実施形態では、プロジェクタ1は、電源オンされた際に、入力端子30aおよびカラーモードを選択して設定する。図6は、プロジェクタ1の電源オン処理のフローチャートである。
入力操作部21に備わる電源キーが押下され、プロジェクタ1の電源オン信号が入力されると、制御部20は、初期処理を行う(ステップS201)。本実施形態では、初期処理は、CPUの初期化やRAM等のメモリの初期化を行う。また、その他のソフトウェアやハードウェアの初期化等も行われる。次に、制御部20は、光源制御部24に指示を出して、光源11を点灯させる(ステップS202)。
次に、制御部20は、時計部22から現在の日時情報として、曜日および時刻の情報を取得する(ステップS203)。そして、制御部20は、履歴記憶部23の履歴情報テーブルT1の現在の日時情報に該当する階級の中で、最も度数の多い入力端子30aを選択する(ステップS204)。さらに、制御部20は、履歴情報テーブルT1の現在の日時情報に該当する階級の中で、最も度数の多いカラーモードを選択する(ステップS205)。このときの制御部20が、動作モード決定部に相当する。そして、選択した入力端子30aおよびカラーモードが次期設定値に相当する。
制御部20は、入力選択部31に指示を出して、選択した入力端子30aに切り替えさせる(ステップS206)。そして、制御部20は、入力端子記憶部20aに選択した入力端子30aを設定値として記憶する(ステップS207)。また、制御部20は、画像処理部32に指示を出して、選択したカラーモードに切り替えさせる(ステップS208)。そして、制御部20は、カラーモード記憶部20bに選択したカラーモードを設定値として記憶する。(ステップS209)。そして、電源オン処理を終了する。
上述したように、プロジェクタ1は、電源オンされた際に、履歴情報テーブルT1の度数分布から統計的に判断をして、入力端子30aおよびカラーモードを選択して切り替えることができる。
上述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)プロジェクタ1は、所定の時間毎に、入力端子30aおよびカラーモードの設定の度数を加算し、履歴情報テーブルT1を更新する。これにより、履歴情報テーブルT1に基づいて、過去の入力端子30aおよびカラーモードの設定値の傾向を、統計的に把握することができる。
(1)プロジェクタ1は、所定の時間毎に、入力端子30aおよびカラーモードの設定の度数を加算し、履歴情報テーブルT1を更新する。これにより、履歴情報テーブルT1に基づいて、過去の入力端子30aおよびカラーモードの設定値の傾向を、統計的に把握することができる。
(2)プロジェクタ1は、履歴情報テーブルT1に記憶された入力端子30aおよびカラーモードの設定値の度数分布から、プロジェクタ1が電源オンされたときの日時情報に対応した階級の中で、最も度数の多い入力端子30aおよびカラーモードの設定値を選択して切り替える。即ち、プロジェクタ1が電源オンされた日時情報において、最も使用頻度が多い入力端子30aおよびカラーモードの設定値に切り替えることができる。これにより、ユーザが特別な操作をしなくても、プロジェクタ1は、設定頻度に応じた好適な入力端子30aおよびカラーモードを設定することができる。
(3)プロジェクタ1は、電源オンされたときの日時情報に対応した入力端子30aおよびカラーモードを選択して切り替えることができるため、複数のユーザが、曜日および時刻によってプロジェクタを使い分けている場合に、それぞれのユーザは、自分に適した入力端子30aおよびカラーモードの設定を得ることができる。例えば、プロジェクタ1が学校等の教育機関で、複数のユーザに時間割毎に使用されている場合には、時間割に対応した履歴情報テーブルT1が自動的に作成される。これにより、ユーザが使用する際には、時間割に対応した履歴情報テーブルT1に基づいて、好適な入力端子30aおよびカラーモードが選択されて切り替えられるため、有益である。
(4)プロジェクタ1は、電源オンされた際に入力端子30aおよびカラーモードを選択して切り替えを行うため、ユーザは、入力端子30aおよびカラーモードを設定するための操作を行う必要がなく、利便性が高い。
なお、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良等を加えて実施することが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態では、プロジェクタ1が電源オンされた際に履歴情報テーブルT1に基づいて入力端子30aおよびカラーモードを選択して切り替えるものとしたが、所定のキー操作が行われた際に、履歴情報テーブルT1に基づいて入力端子30aおよびカラーモードを選択して切り替えるものとしてもよい。こうすれば、ユーザがプロジェクタ1の電源をオンした後でも、所望のタイミング(時刻)で、入力端子30aおよびカラーモードの設定を行うことができる。
(変形例2)上記実施形態では、プロジェクタ1が電源オンされた際に、その日時情報に対応した履歴情報テーブルT1の階級から、最も度数が多い入力端子30aおよびカラーモードを選択するものとしたが、当該階級から所定の範囲の階級を選択範囲として、最も度数が多い入力端子30aおよびカラーモードを選択するものとしてもよい。例えば、当該階級から1時間の範囲の階級を選択範囲とし、度数の合計が最も多い入力端子30aおよびカラーモードを選択することができる。こうすれば、プロジェクタ1が電源オンされた時間の周辺を参照して入力端子30aおよびカラーモードを選択することができる。
(変形例3)上記実施形態では、履歴情報テーブルT1に履歴を記憶し、プロジェクタ1の電源オン時に選択して切り替えるのは、入力端子30aおよびカラーモードの2つの動作モードとしたが、いずれか一方としてもよい。
(変形例4)上記実施形態では、履歴情報テーブルT1に履歴を記憶し、プロジェクタ1の電源オン時に選択して切り替えるのは、入力端子30aおよびカラーモードとしたが、この2つの動作モードの設定に限定するものではない。例えば、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等の動作モードの設定としてもよい。
(変形例5)上記実施形態では、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ12を用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
1…プロジェクタ、10…画像投写部、11…光源、12…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…ライトバルブ駆動部、20…制御部、20a…入力端子記憶部、20b…カラーモード記憶部、21…入力操作部、22…時計部、23…履歴記憶部、24…光源制御部、30…入力端子群、30a…入力端子、31…入力選択部、32…画像処理部、33…OSD処理部。
Claims (6)
- 設定された動作モードの設定値に基づいて動作するプロジェクタであって、
前記動作モードの過去の設定値の設定履歴を履歴情報として記憶する履歴記憶部と、
前記履歴記憶部に記憶された前記履歴情報に基づいて、前記動作モードの次期設定値を決定する動作モード決定部と、
を備えることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1に記載のプロジェクタであって、
前記履歴記憶部が記憶する前記履歴情報には、前記過去の設定値の設定頻度情報を含み、
前記動作モード決定部は、前記履歴情報の前記設定頻度情報に基づいて、前記次期設定値を決定することを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項2に記載のプロジェクタであって、
曜日および時刻の情報としての日時情報を計時する時計部をさらに備え、
前記履歴記憶部の前記設定頻度情報は、前記動作モードの前記過去の設定値についての前記日時情報毎の度数分布とすることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項3に記載のプロジェクタであって、
前記動作モード決定部は、前記度数分布から、前記プロジェクタが電源オンされたときの前記日時情報に基づいて、最も度数の多い設定値を選択して、前記次期設定値とすることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のプロジェクタであって、
前記動作モードは、入力端子の種別設定モードであることを特徴とするプロジェクタ。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のプロジェクタであって、
前記動作モードは、画質調整の種別設定モードであることを特徴とするプロジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008284123A JP2010113057A (ja) | 2008-11-05 | 2008-11-05 | プロジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008284123A JP2010113057A (ja) | 2008-11-05 | 2008-11-05 | プロジェクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010113057A true JP2010113057A (ja) | 2010-05-20 |
Family
ID=42301672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008284123A Withdrawn JP2010113057A (ja) | 2008-11-05 | 2008-11-05 | プロジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010113057A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012194225A (ja) * | 2011-03-15 | 2012-10-11 | Seiko Epson Corp | プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法 |
JP2014157523A (ja) * | 2013-02-18 | 2014-08-28 | Hioki Ee Corp | 測定装置 |
WO2018051488A1 (ja) * | 2016-09-16 | 2018-03-22 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 画像表示装置、画像表示装置の入力設定方法、及び画像表示装置の入力設定プログラム |
-
2008
- 2008-11-05 JP JP2008284123A patent/JP2010113057A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012194225A (ja) * | 2011-03-15 | 2012-10-11 | Seiko Epson Corp | プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法 |
JP2014157523A (ja) * | 2013-02-18 | 2014-08-28 | Hioki Ee Corp | 測定装置 |
WO2018051488A1 (ja) * | 2016-09-16 | 2018-03-22 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | 画像表示装置、画像表示装置の入力設定方法、及び画像表示装置の入力設定プログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4645486B2 (ja) | 画像表示装置及びプロジェクタ | |
US20140092117A1 (en) | Image display apparatus and method for correcting luminance unevenness produced by image display apparatus | |
JP2012088636A (ja) | プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法 | |
JP2010154168A (ja) | プロジェクタおよびその制御方法 | |
US8933779B2 (en) | Image display device, image display system, and method of controlling image display device | |
JP2009092801A (ja) | プロジェクタ | |
JP2007047440A (ja) | 画像表示装置、プロジェクタ、画像表示装置の画像調整方法 | |
JP2010113057A (ja) | プロジェクタ | |
JP2008058454A (ja) | プロジェクタ及びその制御方法 | |
JP2008304668A (ja) | 画像表示装置及びその制御方法 | |
JP2009271226A (ja) | 画像表示装置、プロジェクタ、及び画像表示装置の制御方法 | |
JP2015158619A (ja) | プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法 | |
US10674126B2 (en) | Projector and method for controlling projector | |
JP2018060035A (ja) | 投影装置及びその制御方法、プログラム、並びに記憶媒体 | |
EP3522147A1 (en) | Image display apparatus and control method thereof | |
JP2008268624A (ja) | プロジェクタ | |
JP2009003318A (ja) | 画像表示装置及びその制御方法 | |
JP5685972B2 (ja) | プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法 | |
JP6369082B2 (ja) | プロジェクター、表示装置、およびプロジェクターの制御方法 | |
JP5617575B2 (ja) | 画像表示装置、およびその制御方法 | |
JP2010243870A (ja) | プロジェクター及びその制御方法 | |
JP2011227119A (ja) | プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法 | |
JP2020118744A (ja) | 表示方法、及び表示装置 | |
JP2008277953A (ja) | プロジェクタ | |
JP2015184649A (ja) | 表示装置、方法及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20120110 |