JP2010112865A - 白色干渉計測装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】白色干渉計測装置において、比較的短時間でカラー画像を取得し、かつ同時に複数の波長を使用して高さ情報を求める。
【解決手段】白色干渉計測装置(1)は、対象物(600)に対して、相互に異なる波長を夫々有する第1光、第2光及び第3光を相互に独立に照射可能な照明手段(110)と、照明手段から照射された第1光、第2光及び第3光の各々の光路に配置された干渉対物レンズ(130)と、対象物を撮像可能な撮像手段(120)と、対象物及び干渉対物レンズ間の距離を変更可能な距離変更手段(140)と、距離を連続的に変更するように距離変更手段を制御しつつ、第1光、第2光及び第3光の各々を、所定の時間間隔で順次照射するように照明手段を制御すると共に、干渉対物レンズを介し、第1光、第2光及び第3光の各々の照射と同期して対象物のモノクローム干渉画像を複数撮像するように撮像手段を制御する制御手段(250)とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば白色干渉顕微鏡等の白色干渉法を用いて対象物を計測する白色干渉計測装置及び方法の技術分野に関する。
この種の装置は、例えば白色光源、光の分割手段、光の重ね合わせ手段及び検出手段を含んで構成されている。装置の動作時に、白色光源から出射された光を、2つ以上の光に分割し、夫々別々の光路を経由させた後に再び重ね合わせ、光路差に起因して発生する干渉を解析して、対象物の表面形状や透過波面形状等を取得している。これにより、対象物の3次元構造を非接触で計測することができる。
ここで、光の分割手段及び光の重ね合わせ手段の一例としての干渉対物レンズでは、2つに分割された光の一方が対象物に照射され、他方が参照ミラーに照射される。そして、対象物及び参照ミラーの各々で反射された光が再び合成され、検出手段に入射する。反射された光が合成される際に、2つに分割された光各々の光路差に起因して、2つの光が干渉する。
具体的には、光路差がない場合、光の波の位相が一致しているため、互いに強めあう。他方、光路差が半波長だけずれていた場合、光の波の山と谷とが重なることとなり互いに弱めあう。光路差が一定でない場合には、検出手段によって明暗の干渉縞が検出される。このため、対象物にピントが合う位置(即ち、合焦位置)と共役な位置に参照ミラーを配置することで、干渉縞が最も明るくなる位置をピントが合った位置と判定することが可能となる。
このような、白色光源を用いた干渉計測方法として、例えば垂直走査型干渉方式(Vertical Scanning Interferometry:VSI)が知られている。
例えば干渉対物レンズを介して撮像された干渉画像から対象物の高さ情報を求める方法として、例えば、位相を用いる方法(非特許文献1参照)、コントラスト最大の位置を求める方法(非特許文献2参照)、位相及びコントラスト最大の位置を用いる方法(非特許文献3参照)、周波数空間において位相を求める方法(特許文献1参照)等が提案されている。更に、複数の波長の光を用いて、位相飛びに起因する高さの誤認を防止する方法(特許文献2参照)も提案されている。
また、この種の装置では、撮像された画像の視認性を向上させるために、画像のカラー化が図られる。例えば、特許文献3には、干渉対物レンズの高さを維持したまま(即ち、干渉対物レンズ及び対象物間の距離を変えずに)、照明光を青色光、緑色光、赤色光の順に切り替えて、モノクロームCCD(Charge Coupled Device)カメラで青色画像、緑色画像及び赤色画像を夫々撮像した後に、干渉対物レンズの高さを所定幅移動させる(即ち、干渉対物レンズ及び対象物間の距離を変える)という動作を繰り返すことによって、カラー画像を取得する技術が記載されている。或いは、特許文献4には、白色光の干渉縞を取得した後に、単位画素毎に干渉縞強度のパターンを抜き出しフーリエ変換を実行することにより、周波数空間に変換して相対強度情報を取得し、該取得された相対強度情報に基づいて赤色成分、緑色成分及び青色成分各々に関する色情報を演算し、該演算された色情報から単位画素の色を再現してカラー画像を構築する技術が記載されている。
尚、対象物の色と無関係に、出力画像の表現方法として、干渉画像に基づいて取得された高さ情報の別等で色付けをする等のカラー画像を構築する技術もある。
特許2679876号公報 特開2006−250853号公報 特開2007−33217号公報 特開2007−33216号公報 P. Hariharan, B. F. Oreb, and T. Eiju, "Digital Phase-shifting interferometry: A Simple Error-Compensating Phase Calculation Algorithm," Appl. Opt. 26, 2504-2506 (1987) Kieran G. Larkin, "Efficient nonlinear algorithm for envelope detection in white light interferometry," J. Opt. Soc. Am. A, vol.13, No4, 832-843 (1996) Akiko Harasaki, Joanna Schmit, James C. Wyant, "Improved vertical-scanning interferometry," Applied Optics, vol.39, No13, 2107-2115 (2000)
しかしながら、特許文献3に記載の技術では、干渉対物レンズの高さを維持したまま3枚の画像(即ち、青色画像、緑色画像及び赤色画像)を撮像している。このため、撮像時間が比較的長くなる可能性があるという技術的問題点がある。
また、特許文献4に記載の技術では、対象物の高さ方向にスキャンして干渉縞に係る画像情報を複数取得する必要がある。このため、カラー画像の取得に時間を要すると共に、干渉縞の無い位置ではカラー画像を取得することができないという技術的問題点がある。特許文献4に記載の技術では、更に、色情報の演算等の処理時間も比較的長くなる可能性があるという技術的問題点がある。
尚、特許文献2に記載の技術では波長毎に1回のスキャンが必要であり、撮像時間が比較的長くなるという技術的問題点がある。
本発明は、例えば上記問題点に鑑みてなされたものであり、比較的短時間でカラー画像が取得可能であり、かつ同時に複数の波長を使用して高さ情報を求めることが可能な白色干渉計測装置及び方法を提供することを課題とする。
本発明の白色干渉計測装置は、上記課題を解決するために、対象物に対して、相互に異なる波長を夫々有する第1光、第2光及び第3光を相互に独立に照射可能な照明手段と、前記照明手段から照射された、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々の光路に配置された干渉対物レンズと、前記対象物を撮像可能な撮像手段と、前記対象物及び前記干渉対物レンズ間の距離を変更可能な距離変更手段と、前記距離を連続的に変更するように前記距離変更手段を制御しつつ、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々を、所定の時間間隔で順次照射するように前記照明手段を制御すると共に、前記干渉対物レンズを介し、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々の照射と同期して前記対象物のモノクローム干渉画像を複数撮像するように前記撮像手段を制御する制御手段とを備える。
本発明の白色干渉計測装置によれば、照明手段は、対象物に対して、相互に異なる波長を夫々有する第1光、第2光及び第3光を相互に独立に照射可能である。ここに「独立に」とは、時間的に相前後して別々にという意味であり、言い換えれば「時間的に独立に」という意味である。このような照明手段は、例えば、第1光を照射可能な光源、第2光を照射可能な光源及び第3光を照射可能な光源を備えて構成すればよい。或いは、一つの白色光源と、第1光に対応する波長を選択的に透過させるフィルタ、第2光に対応する波長を選択的に透過させるフィルタ及び第3光を選択的に透過させるフィルタを有し、該3つのフィルタを相互に切り替え可能な機構とを備えて構成すればよい。
ここで特に、本発明に係る第1光、第2光及び第3光は、例えばレーザーのような、ほぼ単一波長とみなせる急峻な波長分布を有する光ではなく、例えば半値幅が40nm(ナノメートル)程度の幅を持った光である。これにより、各光単独でも、例えば白色光を用いたVSI方式のように、対象物の高さ分布が比較的広い場合であっても、正確な高さ情報の演算が可能である。
干渉対物レンズは、既存の各種構成のものを採用可能であるが、照射手段から照射された第1光、第2光及び第3光の各々に光路差に起因する干渉を生じさせる光学系を有する。言い換えれば、同一光路或いは殆ど同一光路に存在する同一波長帯の光に、相互に光路長が異なる光成分に起因する干渉を生じさせる光学系を有する。光学系は、例えばビームスプリッタ及びミラーを含んで構成されている。
この場合、光学系は、ビームスプリッタにより、照射手段から照射された光を少なくとも2つの光に分割し、一方を対象物に導き、他方をミラーに導く。ここで、対象物から反射した光(以下、適宜“反射光”と称する)と、ミラーから反射した光(以下、適宜“参照光”と称する)を再度同一光路に導くことによって、対象物表面の高さ分布に応じた光路差が生じ、各光の干渉に起因して干渉縞が発生する。
例えばCCD等の撮像素子、メモリ等を備えて構成される撮像手段は、対象物の、典型的には、モノクローム画像を撮像可能である。尚、本発明に係る撮像手段は、典型的には、撮像素子を一つのみ備えて構成されている。
ここで、本発明に係る「モノクローム画像」とは、撮像領域を平面内で複数に分割した単位画素(以下、適宜“ピクセル”と称する)毎の光強度(即ち、輝度)情報からなる画像を意味する。対象物表面に高さ分布が存在する場合は、該高さ分布に起因してピクセル毎の輝度が変化するため、撮像されたモノクローム画像に干渉縞が現れることとなる。
距離変更手段は、対象物及び干渉対物レンズ間の距離である距離を変更可能である。具体的には例えば、距離変更手段は、例えばピエゾ素子等により、干渉対物レンズを駆動することによって、或いは、対象物を支持する、例えばステージ等を駆動することによって、対象物及び干渉対物レンズ間の距離を変更する。
例えばメモリ、プロセッサ等を備えて構成される制御手段は、距離を連続的に変更するように距離変更手段を制御しつつ、第1光、第2光及び第3光の各々を、所定の時間間隔で順次照射するように照明手段を制御すると共に、干渉対物レンズを介し、第1光、第2光及び第3光の各々の照射と同期して対象物のモノクローム干渉画像を複数撮像するように撮像手段を制御する。
「距離を連続的に変更」とは、距離が留まることなく変わるように、距離を変更することを意味する。具体的には例えば、横軸に時間をとり、縦軸に距離をとった場合に、距離及び時間の関係が階段状にならないように、距離を変更することを意味する。言い換えれば、干渉対物レンズ又はステージが留まることなく移動するように、干渉対物レンズ又はステージを駆動することを意味する。
但し、距離が、次に説明する相前後して行われる二つの撮像動作間の時間間隔と比べて、十分に短時間だけ一定に留まることは、ここでの「連続的に変更」に含まれる。言い換えれば、撮像時間及び撮像動作間の時間間隔との関係で「連続的に変更」であると見做せれば足りる趣旨である。
「所定の時間間隔」とは、例えば1/60秒等であり、典型的には、予め設定されている画質を満たす光量を取得可能な時間(即ち、シャッタースピード)を確保可能な時間間隔を意味する。つまり、「所定の時間間隔」が短くなると、高速な測定が可能となるため、所定の時間間隔は短いほど好ましい。しかしながら、所定の時間間隔は、主に撮像手段の性能により決定され、通常1/60秒以下が好ましい。また、距離の変更のスピードは所定の時間間隔に応じて設定されており、第1光に対応する波長、第2光に対応する波長及び第3光に対応する波長の3つの波長のうち波長の長さが真ん中の波長の1/24もしくは1/8になるように、画像の取得間隔が設定されるのが好ましい。
「第1光、第2光及び第3光の各々の照射と同期して対象物のモノクローム干渉画像を複数撮像」とは、第1光が対象物に照射されている際に、第1光が照射された対象物を撮像し、第2光が対象物に照射されている際に、第2光が照射された対象物を撮像し、第3光が対象物に照射されている際に、第3光が照射された対象物を撮像することを意味する。
本願発明者の研究によれば、白色干渉計測装置では、対象物に係る干渉縞を高精度且つ短時間に測定するために、モノクロームカメラが用いられることが多い。他方で、対象物の観察用画像もモノクローム画像となってしまうため、画像をカラー化することによって、観察用画像の視認性の向上が図られる。
カラー化の方法として、例えば、対象物からの戻り光を、例えば赤色光、緑色光及び青色光に分離し、各色に夫々対応する3つのCCDで赤色画像、緑色画像及び青色画像を夫々撮像した後に、該撮像された3つの画像を合成する方法(所謂、3板式カメラ)が提案されている。或いは、CCDの画素毎に、例えばベイヤ(Bayer)配置で、カラーフィルタを設ける方法(所謂、カラーCCDカメラ)が提案されている。或いは、モノクロームCCDカメラ及びカラーCCDカメラを備え、対象物を両方のカメラで夫々撮像した後に、例えばパターンマッチング等により画像を合成する方法が提案されている。
しかしながら、3板式カメラでは、その製造工程において3つのCCDを所定位置に正確に配置するための手間及びコストが比較的多くなったり、3つのCCD各々で撮像された3枚の画像をピクセル単位で合成することが困難になったりする可能性がある。カラーCCDカメラでは、画素間で色情報の補間が必要となり、画像の分解能が低下してしまう。加えて、画像の分解能が低下するため、対象物に係る干渉縞の測定精度が低下する可能性がある。
モノクロームCCDカメラ及びカラーCCDカメラを備える方法では、両方のカメラに光を導くために、ビームスプリッタ等により光を分割することによって光量が低下してしまい、例えば低反射材料の測定が困難になる可能性がある。また、モノクロームCCDカメラで撮像する際には干渉対物レンズを用い、カラーCCDカメラで撮像する際には、典型的には、明視野レンズを用いるため、レンズを切り替える手間に加えてカメラの光路を切り替える手間が生じてしまう。更に、部品点数が増加することによって、製造コストが増加してしまうことが判明している。
尚、対象物の色と無関係に、出力画像の表現方法として、撮像された干渉画像に基づいて取得された高さ情報に応じて色付けをしてカラー画像を構築する技術が提案されているが、対象物の実際の色を観察することはできない。
しかるに本発明では、制御手段によって、距離を連続的に変更するように距離変更手段が制御されつつ、第1光、第2光及び第3光の各々を、所定の時間間隔で順次照射するように照明手段が制御されると共に、干渉対物レンズを介し、第1光、第2光及び第3光の各々の照射と同期して対象物のモノクローム干渉画像を複数撮像するように撮像手段が制御される。
即ち、本発明では、干渉対物レンズ、又は対象物を支持する、例えばステージが連続的に移動しながら、所定の時間間隔で、対象物に照射される光が切り替わると共に対象物のモノクローム干渉画像が複数撮像される。このため、撮像された複数のモノクローム干渉画像の、対象物に照射される光の光軸方向に沿う軸上の座標(例えば、高さ軸上の座標)は、相互に異なることとなる。
従って、光軸方向に沿う軸上には、互いに所定間隔(即ち、単位時間当りの距離の変更量及び所定の時間間隔により定まる間隔)を隔てて、複数の撮像されたモノクローム干渉画像が並ぶこととなる。より具体的には、光軸方向に沿う軸上に、例えば、第1光の照射と同期して撮像されたモノクローム干渉画像、第2光の照射と同期して撮像されたモノクローム干渉画像、第3光の照射と同期して撮像されたモノクローム干渉画像、第1光の照射と同期して撮像されたモノクローム干渉画像、・・・と互いに所定間隔を隔てて並ぶこととなる。
撮像された複数のモノクローム干渉画像から対象物の高さ情報(即ち、対象物表面の任意の点の光軸方向における座標)を求める際には、例えば、先ず、撮像された複数のモノクローム干渉画像を、第1光の照射と同期して撮像された干渉画像群、第2光の照射と同期して撮像された干渉画像群、及び第3光の照射と同期して撮像された干渉画像群に分類する。次に、該分類された3つの干渉画像群のうち少なくとも一つの干渉画像群に基づいて、対象物の高さ情報を求めればよい。
ここで、高さ情報を求める手法として、例えば、位相を用いる手法、コントラストを用いる手法、位相及びコントラストを用いる手法等の各種手法を適用してよい。尚、分類された3つの干渉画像群を用いれば、例えば位相飛び等の不具合を回避することができる。
他方、撮像された複数のモノクローム干渉画像からカラー画像を生成する際には、例えば、分類された3つの干渉画像群各々の干渉の影響を除去して、該分類された3つの干渉画像群に夫々対応する干渉の影響が除去された3つの無干渉画像を生成する。ここで、第1光、第2光及び第3光を、夫々、赤色光、緑色光及び青色光とすれば、3つの無干渉画像の各々は、赤色光、緑色光及び青色光各々の波長に対応する光強度の情報を有することとなる。このため、3つの無干渉画像の各々を示す信号を、例えばRGBカラーモニタ等に出力して、カラー画像を生成すればよい。
尚、本発明に係る「干渉の影響」とは、撮像されたモノクローム干渉画像の一のピクセルの光強度が、反射光と参照光との干渉に起因して、撮像位置によって大きくなったり小さくなったりする現象を意味する。従って、「干渉の影響を除去」とは、反射光と参照光との干渉に起因して生じる光強度の変動を無くす又は補正することを意味する。
本発明では特に、上述の如く、距離を連続的に変更しながら、対象物のモノクローム干渉画像が複数撮像される。このため、例えば距離をある距離に維持したまま、第1光、第2光及び第3光の各々の照射と同期して対象物のモノクローム干渉画像を複数撮像する場合に比べて、撮像時間を大幅に(例えば1/3に)短縮することができる。従って、本発明の白色干渉計測装置によれば、比較的短時間でカラー画像を取得することができる。
加えて、典型的には、対象物のモノクローム干渉画像を一つの撮像素子によって撮像しているので、第1光、第2光及び第3光の各々に同期して撮像されたモノクローム干渉画像を合成する際に、例えばパターンマッチング等の処理を省略することができ、処理時間を短縮することができる。また、別途、カラーCCDを設けたり、複数の撮像素子を設けたりする必要がないので、部品点数を抑制して、製造コストを抑制することができ、実用上非常に有利である。
更に、第1光、第2光及び第3光を用いているが、撮像される干渉画像は、モノクロームであるので、対象物に係る干渉縞を精度良く測定することができる。このため、比較的容易にして、対象物の高さ情報を取得することができる。加えて、モノクローム干渉画像を撮像する際に、複数の光を用いているので、例えば位相飛び等の不具合を回避することができる。この結果、対象物の表面形状や透過波面形状等を高精度に取得することができる。
本発明の白色干渉計測装置の一態様では、前記撮像手段は、モノクロームCCDを含む。
この態様によれば、比較的安価に、当該白色干渉計測装置を製造することができ、実用上非常に有利である。尚、本発明に係る「モノクロームCCD」とは、カラーフィルタ等の波長により光を分ける機構を有しないCCDを意味する。
本発明の白色干渉計測装置の他の態様では、前記撮像された複数のモノクローム干渉画像のうち、前記第1光、前記第2光及び前記第3光のうちいずれか一光の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像に基づいて、前記対象物の高さ情報である第1高さ情報を演算する高さ演算手段を更に備える。
この態様によれば、例えばメモリ、プロセッサを備えて構成される高さ演算手段は、撮像された複数のモノクローム干渉画像のうち、第1光、第2光及び第3光のうちいずれか一光の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像に基づいて、対象物の高さ情報である第1高さ情報を演算する。
例えば、高さ演算手段は、先ず、撮像された複数のモノクローム干渉画像を、第1光の照射と同期して撮像された干渉画像群、第2光の照射と同期して撮像された干渉画像群、及び第3光の照射と同期して撮像された干渉画像群に分類する。次に、高さ演算手段は、分類された三つの干渉画像群のうちいずれか一つの干渉画像群を用いて第1高さ情報を演算する。これは、互いに波長の異なる光で撮像された複数のモノクローム干渉画像からは、高さ情報の正確な演算はできないためである。
より具体的には、先ず、分類された三つの干渉画像群のうち一の干渉画像群に含まれる複数の干渉画像各々のピクセル毎の光強度と撮像位置との関係を求める。言い換えれば、撮像素子の一ピクセルに入射する光の強度と干渉対物レンズ及び対象物間の距離との関係を、ピクセル毎に求める。
次に、求められた関係のエンベロープ(例えば、光強度の変動を示す包絡線)を求める。ここで、エンベロープは、例えば、上述の非特許文献2に記載されている方法を用いて求めてもよいし、ヒルベルト変換等を用いて求めてもよい。次に、求められたエンベロープの最大値の撮像位置を第1高さ情報として求める。尚、本発明に係る「高さ情報」とは、対象物表面の任意の点の光軸方向における座標を意味する。この高さ情報は、算出方法により異なる値をとる可能性のある算出データである。
高さ演算手段は、上記エンベロープに加えて、位相を用いて第1高さ情報を演算してもよい。具体的には例えば、エンベロープが最大値をとる撮像位置を含む前後連続した4枚以上のモノクローム干渉画像を用いて、エンベロープが最大値となる撮像位置の位相を求める。尚、前後連続した5枚以上のモノクローム干渉画像を用いる場合は、例えば非特許文献1に記載の方法を適用することができる。そして、高さ演算手段は、求められた位相及び光の波長と、撮像位置とから第1高さ情報を演算する。
高さ演算手段を備える態様では、前記高さ演算手段は、前記撮像された複数のモノクローム干渉画像のうち、前記第1光、前記第2光及び前記第3光のうち前記一光を除く他の二つの光の各々の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像に基づいて、高さ補正情報を演算し、前記演算された第1高さ情報を、前記演算された高さ補正情報により補正することによって、第2高さ情報を演算する高さ情報補正手段を含んでよい。
このように構成すれば、第1光、第2光及び第3光のうち一光の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像に基づいて演算される第1高さ情報に比べ、より高い精度で合焦位置に対応すると考えられる第2高さ情報を算出することができ、実用上非常に有利である。
高さ演算手段は、例えばメモリ、プロセッサ等を備えて構成される高さ情報補正手段を含んでいる。高さ情報補正手段は、撮像された複数のモノクローム干渉画像のうち、第1光、第2光及び第3光のうち、第1高さ情報の演算に用いられた一光を除く、他の二つの光の各々の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像に基づいて、第1高さ情報を補正するために用いられる高さ補正情報を演算する。
ここで、「高さ補正情報」とは、第1高さ情報を演算するために用いられる一光以外の二つの光の各々の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像から導き出される光強度に関するデータである。詳細については後述するが、具体的には例えば、第1高さ情報の座標近傍における、前記二つの光の各々の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像の光強度データ、若しくはそれらから算出される位相データ等である。また、「他の二つの光の各々の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像」とは、他の二つの光の一方の光の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像と、他の二つの光の他方の光の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像とを意味する。
高さ情報補正手段は、演算された高さ補正情報に基づいて、第1高さ情報を補正し、より精度の高い第2高さ情報を演算する。
本願発明者の研究によれば、上述の如く、エンベロープが最大値となる撮像位置の位相を求めた場合、該求められた位相は2πの不定性を有する。このため、演算される第1高さ情報は、光の波長の整数倍の不定性を有することとなる。この結果、光の波長の整数倍だけ高さ情報が誤認される(所謂、位相飛びが生じる)可能性があることが判明している。
しかるに本発明では、高さ情報補正手段により、演算された高さ補正情報に基づいて、第1高さ情報が補正される。具体的には、正しい合焦位置では、求められる位相が全ての光の波長でゼロとなるので、高さ情報補正手段は、求められる位相が全ての光の波長でゼロとなるように、第1高さ情報を補正し、より合焦位置に近い第2高さ情報を演算する。本発明では以下、第2高さ情報に相当する位置を合焦位置とみなして記載する。
ここで、相互に異なる波長を夫々有する第1光、第2光及び第3光を用いて第2高さ情報を演算する理由は以下の通りである。
本願発明者の研究によれば、波長が相互に異なる二つの光を用いて高さ情報を求める場合、二つの光に夫々対応する二つの波長は相互に近接している方が高さ情報を補正できる範囲が広がる。しかし、波長が相互に異なる三つの光を使うことにより、三つの光に夫々対応する三つの波長が相互に近接していなくても、高さ情報を補正できる範囲を広げることができる。この結果、後述するカラー画像を生成するために波長の間隔を広げることが可能であることが判明している。
このため、第1光、第2光及び第3光の各々の波長の中心波長を、赤色光に対応する680±70nm、緑色光に対応する530±30nm、及び青色光に対応する470±30nmとすれば、第2高さ情報の精度をより向上させることができると共に、カラー情報を比較的容易にして取得することができる。
本発明の白色干渉計測装置の他の態様では、前記撮像された複数のモノクローム干渉画像は、前記第1光の照射と同期して撮像された第1干渉画像群、前記第2光の照射と同期して撮像された第2干渉画像群、及び前記第3光の照射と同期して撮像された第3干渉画像群を含み、当該白色干渉計測装置は、前記第1干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第1無干渉画像、前記第2干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第2無干渉画像、及び前記第3干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第3無干渉画像を生成する無干渉画像生成手段と、前記生成された第1無干渉画像、前記生成された第2無干渉画像及び前記生成された第3無干渉画像から、第1カラー画像を生成する第1カラー画像生成手段とを更に備える。
この態様によれば、例えばメモリ、プロセッサ等を備えて構成される無干渉画像生成手段は、第1干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第1無干渉画像、第2干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第2無干渉画像、及び第3干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第3無干渉画像を生成する。
ここで、干渉対物レンズを介して撮像された第1干渉画像群、第2干渉画像群及び第3干渉画像群の各々に含まれる複数の干渉画像は、反射光と参照光との干渉に起因する干渉縞の影響により、対象物の実際の表面状態を正確には示していない。無干渉画像生成手段は、撮像された第1干渉画像群、第2干渉画像群及び第3干渉画像群の各々に基づいて、干渉の影響を除去して、対象物の実際の表面状態を正確に示す第1無干渉画像、第2無干渉画像及び第3無干渉画像を生成する。
例えばメモリ、プロセッサ等を備えて構成される第1カラー画像生成手段は、生成された第1無干渉画像、生成された第2無干渉画像及び生成された第3無干渉画像から、第1カラー画像を生成する。
これにより、例えば明視野レンズ等を、別途備えることなくカラー画像を生成することができ、実用上非常に有利である。更に、明視野レンズを備える場合は、干渉対物レンズ及び明視野レンズを切り替える必要があるが、この態様では、レンズの切り替えが不要であるため、撮像時間を短縮することができる。
加えて、同一のモノクローム画像を用いて、高さ情報の取得及びカラー画像の生成を行っているので、比較的容易にして、高さ情報と色情報とを対応付けることができる。この結果、比較的容易にして、対象物の3次元カラー画像を生成することができ、実用上非常に有利である。
干渉縞除去画像生成手段を備える態様では、前記無干渉画像生成手段は、前記第1干渉画像群、前記第2干渉画像群及び前記第3干渉画像群の各々におけるピクセル毎の光強度の変動データに基づいて、前記光強度の平均曲線を演算することにより、前記第1無干渉画像、前記第2無干渉画像及び前記第3無干渉画像を生成してよい。
このように構成すれば、比較的容易にして、第1干渉画像群、第2干渉画像群及び第3干渉画像群の各々に基づいて、干渉の影響が除去された第1無干渉画像、第2無干渉画像及び第3無干渉画像を生成することができる。
具体的には例えば、無干渉画像生成手段は、先ず、第1干渉画像群に含まれる複数のモノクローム干渉画像から、ピクセル毎に、光強度と撮像位置との関係(即ち、光強度の変動データ)を求める。次に、該求められた関係の光強度の平均曲線を演算する。そして、該演算された光強度の平均曲線の合焦位置(即ち、高さ情報演算手段に基づいて演算された第2高さ情報)における光強度を求める。上記の処理を全てのピクセルに対して実施して、全てのピクセルに夫々対応する光強度の平均曲線の合焦位置における光強度を求めることにより、干渉の影響が除去された第1無干渉画像が生成される。第2無干渉画像及び第3無干渉画像についても同様である。
尚、光強度の平均曲線は、光強度の実データを、例えば一次式や低次(例えば4次等)の多項式等を用いてフィッティングして求めればよい。また、第1無干渉画像、第2無干渉画像及び第3無干渉画像から生成された第1カラー画像に対して、例えば色調補正が必要な場合、光強度の平均曲線を補正すれば、該補正された光強度の平均曲線に対応する無干渉画像における光強度が自動的に補正されることとなり、実用上非常に有利である。
尚、何らかの理由(例えば、対象物のスキャン範囲の設定等)により、合焦位置における光強度の実データが得られない場合であっても、測定された範囲における光強度の平均曲線に基づいてカラー画像を生成することができ、実用上非常に有利である。
或いは、干渉縞除去画像生成手段を備える態様では、前記無干渉画像生成手段は、前記第1干渉画像群、前記第2干渉画像群及び前記第3干渉画像群の各々におけるピクセル毎の光強度の変動データに基づいて、前記光強度の振幅を演算することにより、前記第1無干渉画像、前記第2無干渉画像及び前記第3無干渉画像を生成してよい。
このように構成すれば、対象物の表面の色を示すカラー画像(具体的には例えば、対象物が光透過性の材料で構成されている場合に、例えばステージ等の対象物の背景となる色の影響を受けないカラー画像)を生成することができる。
具体的には、無干渉画像生成手段は、先ず、第1干渉画像群に含まれる複数のモノクローム干渉画像から、ピクセル毎に、光強度と撮像位置との関係を求める。次に、該求められた関係のエンベロープを演算する。続いて、演算されたエンベロープの合焦位置における光強度を求める。尚、本発明に係る「光強度の振幅」とは、エンベロープの合焦位置における光強度を意味する。
上記の処理を全てのピクセルに対して実施して、全てのピクセルに夫々対応する光強度の振幅を求めることにより、干渉の影響が除去された第1無干渉画像が生成される。第2無干渉画像及び第3無干渉画像についても同様である。
本発明の白色干渉計測装置の他の態様では、前記照明手段は、前記第1光を照射可能な第1光源と、前記第2光を照射可能な第2光源と、前記第3光を照射可能な第3光源とを含む。
この態様によれば、照明手段は、第1光を照射可能な例えば赤色LED(Light Emitting Diode)である第1光源と、第2光を照射可能な例えば緑色LEDである第2光源と、第3光を照射可能な例えば青色LEDなどである第3光源とを含んで構成されている。このため、例えば照明手段を、一つの白色光源と、第1光に対応する波長を選択的に透過させるフィルタ、第2光に対応する波長を選択的に透過させるフィルタ及び第3光を選択的に透過させるフィルタを有し、該3つのフィルタを相互に切り替え可能な機構とを備えて構成する場合に比べ、計測時間を短くすることができ、実用上非常に有利である。加えて、例えばフィルタを切り替えるための駆動部等の駆動機構が無いため、照明手段が故障する可能性を低減することができ、実用上非常に有利である。
本発明の白色干渉計測装置の他の態様では、明視野レンズと、前記干渉対物レンズ及び前記明視野レンズを相互に切り替え可能なレンズ切替手段とを更に備え、前記制御手段は、前記干渉対物レンズから前記明視野レンズに切り替えるように前記レンズ切替手段を制御した後に、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々を、所定の時間間隔で順次照射するように前記照明手段を制御すると共に、前記明視野レンズを介し、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々の照射と同期して前記対象物のモノクローム画像を複数撮像するように前記撮像手段を制御し、前記撮像された複数のモノクローム画像は、前記第1光の照射と同期して撮像された第1モノクローム画像、前記第2光の照射と同期して撮像された第2モノクローム画像、及び前記第3光の照射と同期して撮像された第3モノクローム画像を含み、当該白色干渉計測装置は、前記第1モノクローム画像、前記第2モノクローム画像及び前記第3モノクローム画像から、第2カラー画像を生成する第2カラー画像生成手段を更に備える。
この態様によれば、当該白色干渉計測装置は、明視野レンズ、レンズ切替手段及び第2カラー画像生成手段を更に備える。ここで、本発明に係る「明視野レンズ」とは、干渉対物レンズのような干渉を発生させるための光学系を有しておらず、通常の目視での観察に用いられるレンズである。レンズ切替手段は、干渉対物レンズ及び明視野レンズを相互に切替可能である。
制御手段は、干渉対物レンズから明視野レンズに切り替えるようにレンズ切替手段を制御する。その後、制御手段は、第1光、第2光及び第3光の各々を、所定の時間間隔で順次照射するように照明手段を制御すると共に、明視野レンズを介し、第1光、第2光及び第3光の各々の照射と同期して対象物のモノクローム画像を複数撮像するように撮像手段を制御する。
例えばメモリ、プロセッサ等を備えて構成される第2カラー画像生成手段は、第1光の照射と同期して撮像された第1モノクローム画像、第2光の照射と同期して撮像された第2モノクローム画像、及び第3光の照射と同期して撮像された第3モノクローム画像から、第2カラー画像を生成する。
この態様によれば、撮像された複数のモノクローム画像は、対象物の実際の表面状態を示しているため、干渉対物レンズを用いる場合に比べて、短時間でカラー画像を生成することができる。このため、例えば、対象物の色情報のみ取得したい場合や計測位置の当たりを付ける場合等に、比較的速やかに、色情報を取得したり、計測位置の当たりを付けたりでき、実用上非常に有利である。
本発明の第1の白色干渉計測方法では、上記課題を解決するために、対象物に対して、相互に異なる波長を夫々有する第1光、第2光及び第3光を相互に独立に照射可能な照明手段と、前記照明手段から照射された、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々の光路に配置された干渉対物レンズと、前記対象物を撮像可能な撮像手段と、前記対象物及び前記干渉対物レンズ間の距離を変更可能な距離変更手段とを備える白色干渉計測装置における白色干渉計測方法であって、前記距離を連続的に変更するように前記距離変更手段を制御しつつ、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々を、所定の時間間隔で順次照射するように前記照明手段を制御すると共に、前記干渉対物レンズを介し、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々の照射と同期して前記対象物のモノクローム干渉画像を複数撮像するように前記撮像手段を制御する制御工程を備える。
本発明の第1の白色干渉計測方法によれば、上述した本発明の白色干渉計測装置と同様に、比較的短時間でカラー画像を取得することができる。
尚、本発明の第1の白色干渉計測方法においても、上述した本発明の白色干渉計測装置における各種態様を採ることが可能である。
本発明の第2の白色干渉計測方法では、上記課題を解決するために、対象物に対して、相互に異なる波長を有する第1光、第2光及び第3光を相互に独立に照射可能な照明手段と、前記照明手段から照射された、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々の光路に配置された干渉対物レンズと、前記対象物を撮像可能な撮像手段とを備える白色干渉計測装置における白色干渉計測方法であって、前記第1光の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像を含む第1干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第1無干渉画像、前記第2光の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像を含む第2干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第2無干渉画像、及び前記第3光の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像を含む第3干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第3無干渉画像を生成する無干渉画像生成工程と、前記生成された第1無干渉画像、前記生成された第2無干渉画像及び前記生成された第3無干渉画像から、第1カラー画像を生成する第1カラー画像生成工程とを備える。
本発明の第2の白色干渉計測方法によれば、当該第2の白色干渉計測方法は、対象物に対して、相互に異なる波長を夫々有する第1光、第2光及び第3光を相互に独立に照射可能な照明手段と、照明手段から照射された第1光、第2光及び第3光の各々の光路に配置された干渉対物レンズと、対象物を撮像可能な撮像手段とを備える白色干渉計測装置における白色干渉計測方法である。
無干渉画像生成工程において、第1光の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像を含む第1干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第1無干渉画像、第2光の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像を含む第2干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第2無干渉画像、及び第3光の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像を含む第3干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第3無干渉画像が生成される。
尚、第1干渉画像群に含まれる一のモノクローム干渉画像、第2干渉画像群に含まれる一のモノクローム干渉画像及び第3干渉画像群に含まれる一のモノクローム干渉画像の各々は、干渉対物レンズ及び対象物間の距離が連続的に変更されながら撮像されてもよいし、干渉対物レンズ及び対象物間の距離が、ある距離に維持されたまま撮像されてもよい。
次に、第1カラー画像生成工程において、生成された第1無干渉画像、生成された第2無干渉画像及び生成された第3無干渉画像から、第1カラー画像が生成される。
本発明の第2の白色干渉計測方法によれば、典型的には、対象物の画像を一つの撮像素子によって撮像しているので、比較的短時間にして、カラー画像を生成することができ、実用上非常に有利である。
本発明の作用及びその他の利得は次に説明する実施するための最良の形態から明らかにされよう。
以下、本発明の白色干渉計測装置に係る実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の白色干渉計測装置に係る第1実施形態を、図1乃至図8を参照して説明する。
(白色干渉計測装置の構成)
先ず、本実施形態に係る白色干渉計測装置の全体構成について、図1を参照して説明する。ここに、図1は、本実施形態に係る白色干渉計測装置の構成を示すブロック図である。尚、図1における一点鎖線は、後述する光源110から出射された光Lの光路を示している。
図1において、白色干渉計測装置1は、干渉計測装置本体100、コントローラ部200、入力デバイス310及びカラーモニタ320を備えて構成されている。入力デバイス310は、コントローラ部200を介して、干渉計測装置本体100の操作や設定を可能とする部材であり、例えば、キーボード、マウス、コンソール、各種スイッチ等である。
干渉計測装置本体100は、光源110、モノクロームCCDカメラ120、干渉対物レンズ130、レンズ駆動機構140、コレクタレンズ150、ビームスプリッタ160及び結像レンズ170を備えて構成されている。ここに、本実施形態に係る「光源110」、「モノクロームCCDカメラ120」及び「レンズ駆動機構140」は、夫々、本発明に係る「照明手段」、「撮像手段」及び「距離変更手段」の一例である。
光源110は、赤色光源111、緑色光源112及び青色光源113を備えて構成されている。干渉対物レンズ130は、レンズ131、ビームスプリッタ132及び参照面133を備えて構成されている。ここに、本実施形態に係る「赤色光源111」、「緑色光源112」及び「青色光源113」は、夫々、本発明に係る「第1光源」、「第2光源」及び「第3光源」の一例である。尚、干渉対物レンズ130は、マイケルソン型に限らず、例えばミラウ型等であってよい。
光源110から出射された光Lは、コレクタレンズ150及びビームスプリッタ160を介して、干渉対物レンズ130に入射する。該干渉対物レンズ130に入射した光は、レンズ131を透過した後に、ビームスプリッタ132により2つの光に分割される。分割された光のうち一方は対象物600に到達して反射され、分割された光のうち他方は、例えばミラーである参照面133に到達して反射される。
対象物600からの反射光及び参照面133からの参照光は、ビームスプリッタ132によって合成され、レンズ131、ビームスプリッタ160及び結像レンズ170を介して、モノクロームCCDカメラ120に入射する。この際、ビームスプリッタ132及び対象物600間の距離とビームスプリッタ132及び参照面133間の距離との差(即ち、光路差)に起因して干渉が生じる。
コントローラ部200は、画像キャプチャブロック210、光源制御部220、駆動機構用ドライバ230、データ処理ブロック240、CPU(Central Processing Unit)250及び表示データ生成ブロック260を備えて構成されている。ここに、本実施形態に係る「データ処理ブロック240」及び「CPU250」は、夫々、本発明に係る「高さ演算手段」、「高さ情報補正手段」及び「制御手段」の一例である。また、本実施形態に係る「表示データ生成ブロック260」は、本発明に係る「無干渉画像生成手段」、「第1カラー画像生成手段」及び「第2カラー画像生成手段」の一例である。
画像キャプチャブロック210は、モノクロームCCDカメラ120によって撮像された画像を取り込む。光源制御部220は、対象物600の撮像時に、赤色光、緑色光及び青色光の各々が、赤色光源111、緑色光源112及び青色光源113から所定の時間間隔で順次出射されるように、照明装置110を制御可能である。駆動機構用ドライバ230は、干渉対物レンズ130及び対象物600間の距離を光軸に沿う軸(以下、適宜“Z軸”と称する)に沿って変更するように、即ち、干渉対物レンズ130のZ軸上の位置を変更するように、レンズ駆動機構140を制御可能である。
尚、本実施形態に係る「赤色光」、「緑色光」及び「青色光」は、夫々、本発明に係る「第1光」、「第2光」及び「第3光」の一例である。
データ処理ブロック240は、干渉対物レンズ130を介して撮像され、画像キャプチャブロック210に取り込まれた複数のモノクローム干渉画像に基づいて第2高さ情報を演算する。表示データ生成ブロック260は、画像キャプチャブロック210に取り込まれた複数のモノクローム干渉画像に基づいて干渉の影響が除去された無干渉画像を生成すると共に、該生成された無干渉画像からカラー画像を生成する。表示データ生成ブロック260は、更に、該生成されたカラー画像、及びデータ処理ブロック240により演算された高さ情報に基づいて、例えば3次元カラー画像を生成する。
CPU250は、画像キャプチャブロック210、光源制御部220、駆動機構用ドライバ230、データ処理ブロック240及び表示データ生成ブロック260を統括する。
次に、以上のように構成された白色干渉計測装置1において実行される画像のカラー化処理について、図2、4及び6のフローチャートを参照して説明する。
(画像取り込み)
図2において、先ず、入力デバイス310を介して、ユーザによってZスキャン範囲(即ち、干渉対物レンズ130を移動させる範囲)を示す情報が入力されると、CPU250は、該入力された情報に基づいてZスキャン範囲を決定する(ステップS101)。
具体的には例えば、ユーザは、対象物600に対する焦点調節によりピント合わせを行った後に、ピントを合わせた位置を基準としたZスキャン範囲を、入力デバイス310を介して入力する。尚、ピント合わせは、手動により行われてもよいし、自動により行われてもよい(即ち、当該白色干渉計測装置1がオートフォーカス機能を備えていてもよい)。
CPU250は、入力されたZスキャン範囲をそのままZスキャン範囲として決定する。或いは、CPU250は、入力されたZスキャン範囲を含みつつ、干渉縞が生じない位置から始まり、干渉縞が生じない位置で終わるような範囲を、Zスキャン範囲として決定する。後者のように、Zスキャン範囲を決定することにより、高さ情報が欠落することを防止することができ、実用上非常に有利である。
次に、CPU250は、上記ステップS101の処理において決定されたZスキャン範囲の開始位置に干渉対物レンズ130を移動するように、駆動機構用ドライバ230を介してレンズ駆動機構140を制御する(ステップS102)。次に、CPU250は、干渉対物レンズ130を等速で移動するように、駆動機構用ドライバ230を介してレンズ駆動機構140を制御する(ステップS103)。
続いて、CPU250は、赤色光、緑色光及び青色光の各々を、例えば1/60秒等の所定の時間間隔で順次照射するように、光源制御部220を介して照明装置110を制御すると共に、干渉対物レンズ130を介し、赤色光、緑色光及び青色光の各々の照射と同期してモノクローム干渉画像を複数撮像するように、画像キャプチャブロック210を介してモノクロームCCDカメラ120を制御する。
即ち、CPU250は、赤色光を照射するように、光源制御部220を介して照明装置110を制御する(ステップS104)。続いて、CPU250は、赤色光が照射されている期間内に(即ち、赤色光の照射と同期して)モノクローム干渉画像を撮像するように、画像キャプチャブロック210を介してモノクロームCCDカメラ120を制御する(ステップS105)。
次に、CPU250は、緑色光を照射するように、光源制御部220を介して照明装置110を制御する(ステップS106)。続いて、CPU250は、緑色光が照射されている期間内に(即ち、緑色光の照射と同期して)モノクローム干渉画像を撮像するように、画像キャプチャブロック210を介してモノクロームCCDカメラ120を制御する(ステップS107)。
次に、CPU250は、青色光を照射するように、光源制御部220を介して照明装置110を制御する(ステップS108)。続いて、CPU250は、青色光が照射されている期間内に(即ち、青色光の照射と同期して)モノクローム干渉画像を撮像するように、画像キャプチャブロック210を介してモノクロームCCDカメラ120を制御する(ステップS109)。
次に、CPU250は、干渉対物レンズ130が、決定されたZスキャン範囲の終了位置に到達したか否かを判定する(ステップS110)。到達していないと判定された場合(ステップS110:No)、CPU250は、ステップS104以下の処理を繰り返す。到達したと判定された場合(ステップS110:Yes)、CPU250は、図4におけるステップS111及びS112の処理を実行する。
尚、決定されたZスキャン範囲の終了位置に到達したか否かは、例えば、干渉対物レンズ130の移動速度及びスキャン開始からの経過時間に基づいて判定すればよい。或いは、干渉対物レンズ130の移動時間及び撮像されたモノクローム干渉画像の枚数に基づいて判定すればよい。
ここで、上記ステップS104からステップS109までの処理が繰り返し実行されることによって撮像されたモノクローム干渉画像と、撮像位置との関係について、図3を参照して説明する。ここに、図3は、撮像されたモノクローム干渉画像と撮像位置との関係を示す概念図である。
本実施形態では、干渉対物レンズ130を等速で移動させながら、所定の時間間隔で、対象物600に照射される光が切り替わると共に対象物600の画像が撮像される。このため、撮像された画像は、図3に示すように、Z軸上(即ち、高さ方向に沿う軸上)に、赤色光が照射されている期間内に撮像されたモノクローム干渉画像(以下、適宜“R干渉画像”と称する)、緑色光が照射されている期間内に撮像されたモノクローム干渉画像(以下、適宜“G干渉画像”と称する)、青色光が照射されている期間内に撮像されたモノクローム干渉画像(以下、適宜“B干渉画像”と称する)、R干渉画像、・・・と互いに所定間隔を隔てて並ぶこととなる。
尚、上述の如く、干渉対物レンズ130が連続的に移動しながら、対象物600の画像が撮像されるので、撮像された画像の撮像位置(即ち、Z軸上の座標)から撮像時刻を知ることができる。即ち、図3における「Z軸」を、本発明に係る「時間軸」の一例とみなすことができる。
尚、本実施形態においては、干渉対物レンズと対象物の距離を連続的に変更しているため、1つのモノクローム干渉画像を撮像している間にもZ軸上の座標が変化することになるが、距離の変化幅の中心値を当該モノクローム画像の撮像位置とみなすこととする。
(高さ情報演算)
次に、図4において、CPU250は、撮像されたモノクローム干渉画像のうち一色の光の照射と同期して撮像された干渉画像群(即ち、R干渉画像群、G干渉画像群及びB干渉画像群のうちいずれか一つ)に基づいて、対象物600の第1高さ情報を演算するように、データ処理ブロック240を制御する(ステップS111)。
具体的には、CPU250は、先ず、Z軸上に所定間隔を隔てて並ぶ複数のモノクローム干渉画像(図3参照)を、図5に示すように、R干渉画像群、G干渉画像群及びB干渉画像群に夫々分別するように、画像キャプチャブロック210を制御する。ここに、図5は、色毎に分別された干渉画像群を示す概念図である。尚、本実施形態に係る「R干渉画像群」、「G干渉画像群」及び「B干渉画像群」は、夫々、本発明に係る「第1干渉画像群」、「第2干渉画像群」及び「第3干渉画像群」の一例である。
続いて、CPU250は、分別された干渉画像群のうちいずれか一つの干渉画像群(典型的には、G干渉画像群)に基づいて、対象物600の第1高さ情報を演算するように、データ処理ブロック240を制御する。
ここで、第1高さ情報の演算について、図6を参照して詳細に説明する。ここに、図6は、撮像位置と光強度との関係の一例を示す概念図である。尚、図6右側の実線で示した波形は、G干渉画像上の点Pにおける光強度(ここでは、輝度)のZ軸に対する変動を示したものである。
CPU250は、先ず、G干渉画像群に基づいて、各ピクセルに夫々対応する撮像位置と光強度との関係を複数求めるように(即ち、図6右側の波形を全てのピクセルについて求めるように)、データ処理ブロック240を制御する。
次に、CPU250は、求められた複数の関係の各々について、例えばヒルベルト変換等を用いて、エンベロープ(図6右側の点線)を演算するように、データ処理ブロック240を制御する。
次に、CPU250は、演算されたエンベロープが最大値となる撮像位置(例えば、図6における矢印aの位置)を特定するように、データ処理ブロック240を制御する。続いて、CPU250は、特定された撮像位置を、1次高さ情報として、ここでは図示しないメモリに格納する。
次に、CPU250は、格納された1次高さ情報に対応する撮像位置を含む前後連続した4枚以上のモノクローム干渉画像を用いて、格納された1次高さ情報により示される撮像位置の位相を演算するように、データ処理ブロック240を制御する。
続いて、CPU250は、演算された位相がゼロとなるZ軸上の位置を特定するように、データ処理ブロック240を制御する。続いて、CPU250は、該特定されたZ軸上の位置を、2次高さ情報として、ここでは図示しないメモリに格納する。
尚、CPU250は、1次高さ情報及び2次高さ情報のうちいずれを第1高さ情報としてもよいが、本実施形態では、説明の便宜上、2次高さ情報を第1高さ情報とする。
格納された2次高さ情報により示される第1高さ情報を対象物600の高さ情報とみなすこともできるが、位相飛びの発生を防止し、より精度の高い高さ情報を算出するために、CPU250は、更に、第1高さ情報を補正するための以下の処理を実施するようにデータ処理ブロック240を制御してもよい(ステップS112)。
図7において、G干渉画像群に基づいて特定された1次高さ情報により示される撮像位置(図7における位置Z1(図6において矢印aにより示された位置に対応))の位相g1が演算された後に、CPU250は、位置Z1に対応するG干渉画像と相隣接するR干渉画像及びB干渉画像各々の撮像位置における該R干渉画像及びB干渉画像各々の位相r1及びb1を夫々演算するように、データ処理ブロック240を制御する。
ここに、図7は、本実施形態に係る第1高さ情報の補正方法の概念を示す概念図である。図7における実線は、図6のG干渉画像上の点Pの光強度のZ軸に対する変動を示しており、一点鎖線及び点線の各々は、該点Pに夫々対応するR干渉画像上の点及びB干渉画像上の点各々の光強度のZ軸に対する変動を示している。
尚、本実施形態に係る「位置Z1に対応するG干渉画像と相隣接するR干渉画像に対応する撮像位置における位相r1」及び「位置Z1に対応するG干渉画像と相隣接するB干渉画像に対応する撮像位置における位相b1」は、本発明に係る「高さ補正情報」の一例である。
次に、CPU250は、演算された位相r1及びb1から、位置Z1におけるR干渉画像データの位相r2及びB干渉画像データの位相b2を夫々演算するように、データ処理ブロック240を制御する。続いて、CPU250は、例えば、式(φ+2πm)λ/2π=(φ+2πm)λ/2π-=(φ+2πm)λ/2πを解くように、データ処理ブロック240を制御する。ここで、φ、φ及びφは、夫々、位相r2、g1及びb2を示しており、m、m及びmは、夫々、赤色光、緑色光及び青色光各々の縞次数を示しており、λ、λ及びλは、夫々、赤色光、緑色光及び青色光各々の干渉波の波長(即ち、赤色光、緑色光及び青色光各々の波長の半分の波長)を示している。
次に、CPU250は、上記式を解いて求められた縞次数m、m及びmから第2高さ情報、即ち合焦位置(図7における位置Z0)を演算するように、データ処理ブロック240を制御する。続いて、CPU250は、該演算された合焦位置を、ここでは図示しないメモリに格納する。
(カラー画像生成)
次に、図8において、CPU250は、R干渉画像群に基づいて、干渉の影響が除去されたR無干渉画像を生成するように、表示データ生成ブロック260を制御する(ステップS113)。続いて、CPU250は、G干渉画像群に基づいて、干渉の影響が除去されたG無干渉画像を生成するように、表示データ生成ブロック260を制御する(ステップS114)。続いて、CPU250は、B干渉画像群に基づいて、干渉の影響が除去されたB無干渉画像を生成するように、表示データ生成ブロック260を制御する(ステップS115)。
尚、本実施形態に係る「R無干渉画像」、「G無干渉画像」及び「B無干渉画像」は、夫々、本発明に係る「第1無干渉画像」、「第2無干渉画像」及び「第3無干渉画像」の一例である。
ここで、干渉の影響を除去する方法について、具体的に説明する。CPU250は、先ず、例えばG干渉画像群に基づいて、各ピクセルに夫々対応する撮像位置と光強度との関係を複数求めるように(即ち、図6右側の波形を全てのピクセルについて求めるように)、表示データブロック260を制御する。尚、撮像位置と光強度との関係は、上述の高さ情報演算処理において求められたものを、例えばメモリ等に格納し、該格納された撮像位置と光強度との関係を用いてもよい。
次に、CPU250は、求められた撮像位置と光強度との関係の平均曲線(図6右側における一点鎖線)を演算するように、表示データブロック260を制御する。尚、平均曲線は、例えば、撮像位置と光強度との関係を構成する実データを、一次式や低次(例えば4次等)の多項式等を用いてフィッティングすることによって求められる。
次に、CPU250は、演算された平均曲線における、上述の高さ情報演算処理において特定された合焦位置に対応する光強度を求めるように、表示データブロック260を制御する。尚、特定された合焦位置は撮像位置と必ずしも一致しないので、本実施形態のように、平均曲線を用いることによって、モノクローム干渉画像が撮像されていない位置における光強度を求めることができ、実用上非常に有利である。
CPU250が、上記処理を、G干渉画像の全てのピクセルについて実施することによって、干渉の影響が除去されたG無干渉画像が生成される。CPU250は、同様の処理を、R干渉画像群及びB干渉画像群について実施することによって、R無干渉画像及びB無干渉画像が生成される。
続いて、CPU250は、R無干渉画像、G無干渉画像及びB無干渉画像から、本発明に係る「第1カラー画像」の一例としてのカラー画像を生成するように、表示データブロック260を制御する(ステップS116)。尚、生成されたカラー画像は、各ピクセルで焦点が合っているので、「全焦点画像」とも呼ばれる。
次に、CPU250は、必要に応じて、生成されたカラー画像を補正するように、表示データブロック260を制御する(ステップS117)。生成されたカラー画像を補正するか否かは、例えばユーザが、モニタ320に表示された画像を見て判断される。尚、生成されたカラー画像を補正する際は、RGB画像のまま各色を補正してもよいし、例えばHSL(色相(Hue)、彩度(Saturation)、明度(Lightness))等の他の色空間に変換してから補正してもよい。
次に、CPU250は、データ処理ブロック240により演算された高さ情報と、表示データブロック260により生成されたカラー画像とを合成するように、表示データブロック260を制御する(ステップS118)。
尚、高さの別に応じて着色する(例えば濃淡、彩度、色彩等を変更する)などの既存の画像処理技術を本実施形態に組み合わせて、このカラーの観察用画像上で更なる着色を施すことも可能である。
<変形例>
次に、本実施形態に係る白色干渉計測装置の変形例について説明する。変形例では、上述のステップS113乃至ステップS115の処理において、CPU250は、平均曲線に代えて、図6に点線で示したエンベロープに基づいて、干渉の影響が除去されたR無干渉画像、G無干渉画像及びB無干渉画像を生成するように、表示データブロック260を制御する。
具体的には、CPU250は、求められた撮像位置と光強度との関係のエンベロープを演算するように、表示データブロック260を制御する。尚、エンベロープは、上述の高さ情報演算処理において演算されたものを、例えばメモリ等に格納し、該格納されたエンベロープを用いてもよい。
続いて、CPU250は、演算されたエンベロープの合焦位置の光強度を求めるように、表示データブロック260を制御する。CPU250が、同様の処理を、全ての干渉画像群について実施することによって、R無干渉画像、G無干渉画像及びB無干渉画像が生成される。
エンベロープは、対象物600の表面からの反射光の光強度を示している。このため、背景の色の影響を受けることなく、対象物600の表面の色を観察することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の白色干渉計測装置に係る第2実施形態を、図9及び図10を参照して説明する。第2実施形態では、明視野レンズ、並びに該明視野レンズ及び干渉対物レンズを相互に切り換え可能なレボルバを備える以外は、第1実施形態と同様である。よって、第2実施形態について、第1実施形態と重複する説明を省略すると共に、図面上における共通箇所には同一符号を付して示し、基本的に異なる点についてのみ、図9及び図10を参照して説明する。ここに、図9は、本実施形態に係る白色干渉計測装置のブロック図であり、図10は、本実施形態に係るカラー画像生成処理を示す概念図である。
図9において、白色干渉計測装置2は、明視野レンズ400、及び本発明に係る「レンズ切替手段」の一例であるレボルバ500を備えて構成されている。
対象物600に対する焦点調節によりピント合わせを行う場合、先ず、コントローラ部200により明視野レンズ400に切り替えるようにレボルバ500が制御されることによって、或いは、ユーザが手動でレボルバ500を回転させることによって、干渉対物レンズ130から明視野レンズ400に切り替えられる。
次に、CPU250は、赤色光、緑色光及び青色光の各々を所定の時間間隔で順次照射するように、光源制御部220を介して照明装置110を制御すると共に、明視野レンズ400を介し、赤色光、緑色光及び青色光の各々の照射と同期して画像を撮像するように、画像キャプチャブロック210を介してモノクロームCCDカメラ120を制御する。
続いて、CPU250は、赤色光と同期して撮像されたモノクローム画像(以下、適宜“R画像”と称する)、緑色光と同期して撮像されたモノクローム画像(以下、適宜“G画像”と称する)、及び青色光と同期して撮像されたモノクローム画像(以下、適宜“B画像”と称する)から、本発明に係る「第2カラー画像」の一例としてのカラー画像を生成するように、表示データブロック260を制御する。
尚、本実施形態に係る「R画像」、「G画像」及び「B画像」は、夫々、本発明に係る「第1モノクローム画像」、「第2モノクローム画像」及び「第3モノクローム画像」の一例である。
明視野レンズ400を介して対象物を撮像する場合、典型的には、対象物600と明視野レンズ400との間の距離は変更されない。このため、撮像された画像の位置合わせ(即ち、高さ合わせ)を行う必要がないので、CPU250は、図10に示すように、R画像、G画像及びB画像の3枚の画像が撮像された時点で、該撮像された3枚の画像に基づいてカラー画像を生成するように、表示データブロック260を制御する。この結果、リアルタイムでカラー画像を、モニタ320に表示することが可能となる。
尚、R画像、G画像及びB画像から生成されたカラー画像も、必要に応じて補正されてよい。この場合も、第1実施形態と同様に、RGB画像のまま各色を補正してもよいし、例えばHSL等の他の色空間に変換してから補正してもよい。
尚、本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う白色干渉計測装置及び方法もまた、本発明の技術的範囲に含まれるものである。
第1実施形態に係る白色干渉計測装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係る画像のカラー化処理を示すフローチャートである。 撮像されたモノクローム干渉画像と撮像位置との関係を示す概念図である。 第1実施形態に係る画像のカラー化処理を示すフローチャートである。 色毎に分別された干渉画像群を示す概念図である。 撮像位置と光強度との関係の一例を示す概念図である。 第1実施形態に係る第2高さ情報の算出方法の概念を示す概念図である。 第1実施形態に係る画像のカラー化処理を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る白色干渉計測装置のブロック図である。 第2実施形態に係るカラー画像生成処理を示す概念図である。
符号の説明
1、2…白色干渉計測装置、100…干渉計測装置本体、110…照明装置、111…赤色光源、112…緑色光源、113…青色光源、120…モノクロームCCDカメラ、130…干渉対物レンズ、140…レンズ駆動機構、200…コントローラ部、210…画像キャプチャブロック、220…光源制御部、230…駆動機構用ドライバ、240…データ処理ブロック、250…CPU、260…表示データ生成ブロック、310…入力デバイス、320…カラーモニタ

Claims (11)

  1. 対象物に対して、相互に異なる波長を夫々有する第1光、第2光及び第3光を相互に独立に照射可能な照明手段と、
    前記照明手段から照射された、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々の光路に配置された干渉対物レンズと、
    前記対象物を撮像可能な撮像手段と、
    前記対象物及び前記干渉対物レンズ間の距離を変更可能な距離変更手段と、
    前記距離を連続的に変更するように前記距離変更手段を制御しつつ、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々を、所定の時間間隔で順次照射するように前記照明手段を制御すると共に、前記干渉対物レンズを介し、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々の照射と同期して前記対象物のモノクローム干渉画像を複数撮像するように前記撮像手段を制御する制御手段と
    を備えることを特徴とする白色干渉計測装置。
  2. 前記撮像手段は、モノクロームCCDを含むことを特徴とする請求項1に記載の白色干渉計測装置。
  3. 前記撮像された複数のモノクローム干渉画像のうち、前記第1光、前記第2光及び前記第3光のうちいずれか一光の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像に基づいて、前記対象物の高さ情報である第1高さ情報を演算する高さ演算手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の白色干渉計測装置。
  4. 前記高さ演算手段は、前記撮像された複数のモノクローム干渉画像のうち、前記第1光、前記第2光及び前記第3光のうち前記一光を除く他の二つの光の各々の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像に基づいて、高さ補正情報を演算し、前記演算された第1高さ情報を、前記演算された高さ補正情報により補正することによって、第2高さ情報を演算する高さ情報補正手段を含むことを特徴とする請求項3に記載の白色干渉計測装置。
  5. 前記撮像された複数のモノクローム干渉画像は、前記第1光の照射と同期して撮像された第1干渉画像群、前記第2光の照射と同期して撮像された第2干渉画像群、及び前記第3光の照射と同期して撮像された第3干渉画像群を含み、
    当該白色干渉計測装置は、
    前記第1干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第1無干渉画像、前記第2干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第2無干渉画像、及び前記第3干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第3無干渉画像を生成する無干渉画像生成手段と、
    前記生成された第1無干渉画像、前記生成された第2無干渉画像及び前記生成された第3無干渉画像から、第1カラー画像を生成する第1カラー画像生成手段と
    を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の白色干渉計測装置。
  6. 前記無干渉画像生成手段は、前記第1干渉画像群、前記第2干渉画像群及び前記第3干渉画像群の各々におけるピクセル毎の光強度の変動データに基づいて、前記光強度の平均曲線を演算することにより、前記第1無干渉画像、前記第2無干渉画像及び前記第3無干渉画像を生成することを特徴とする請求項5に記載の白色干渉計測装置。
  7. 前記無干渉画像生成手段は、前記第1干渉画像群、前記第2干渉画像群及び前記第3干渉画像群の各々におけるピクセル毎の光強度の変動データに基づいて、前記光強度の振幅を演算することにより、前記第1無干渉画像、前記第2無干渉画像及び前記第3無干渉画像を生成することを特徴とする請求項5に記載の白色干渉計測装置。
  8. 前記照明手段は、
    前記第1光を照射可能な第1光源と、
    前記第2光を照射可能な第2光源と、
    前記第3光を照射可能な第3光源と
    を含むことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の白色干渉計測装置。
  9. 明視野レンズと、
    前記干渉対物レンズ及び前記明視野レンズを相互に切り替え可能なレンズ切替手段と
    を更に備え、
    前記制御手段は、前記干渉対物レンズから前記明視野レンズに切り替えるように前記レンズ切替手段を制御した後に、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々を、所定の時間間隔で順次照射するように前記照明手段を制御すると共に、前記明視野レンズを介し、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々の照射と同期して前記対象物のモノクローム画像を複数撮像するように前記撮像手段を制御し、
    前記撮像された複数のモノクローム画像は、前記第1光の照射と同期して撮像された第1モノクローム画像、前記第2光の照射と同期して撮像された第2モノクローム画像、及び前記第3光の照射と同期して撮像された第3モノクローム画像を含み、
    当該白色干渉計測装置は、前記第1モノクローム画像、前記第2モノクローム画像及び前記第3モノクローム画像から、第2カラー画像を生成する第2カラー画像生成手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の白色干渉計測装置。
  10. 対象物に対して、相互に異なる波長を夫々有する第1光、第2光及び第3光を相互に独立に照射可能な照明手段と、前記照明手段から照射された、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々の光路に配置された干渉対物レンズと、前記対象物を撮像可能な撮像手段と、前記対象物及び前記干渉対物レンズ間の距離を変更可能な距離変更手段と距離を備える白色干渉計測装置における白色干渉計測方法であって、
    前記距離を連続的に変更するように前記距離変更手段を制御しつつ、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々を、所定の時間間隔で順次照射するように前記照明手段を制御すると共に、前記干渉対物レンズを介し、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々の照射と同期して前記対象物のモノクローム干渉画像を複数撮像するように前記撮像手段を制御する距離制御工程を備えることを特徴とする白色干渉計測方法。
  11. 対象物に対して、相互に異なる波長を有する第1光、第2光及び第3光を相互に独立に照射可能な照明手段と、前記照明手段から照射された、前記第1光、前記第2光及び前記第3光の各々の光路に配置された干渉対物レンズと、前記対象物を撮像可能な撮像手段とを備える白色干渉計測装置における白色干渉計測方法であって、
    前記第1光の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像を含む第1干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第1無干渉画像、前記第2光の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像を含む第2干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第2無干渉画像、及び前記第3光の照射と同期して撮像された複数のモノクローム干渉画像を含む第3干渉画像群に基づいて干渉の影響が除去された第3無干渉画像を生成する無干渉画像生成工程と、
    前記生成された第1無干渉画像、前記生成された第2無干渉画像及び前記生成された第3無干渉画像から、第1カラー画像を生成する第1カラー画像生成工程と
    を備えることを特徴とする白色干渉計測方法。
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