JP2010110694A - 水膜形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水膜形成装置3の環状の開口部7から下方に噴水された水が、環状の凹曲面6aと、その外側で変曲面を共有して連結した環状の凸曲面6bとにより形成された環状凹凸曲面状の案内体6に案内されて、その案内体6の外周縁9から半径方向外方へ水膜状に放水されるようにした。
【選択図】図1
Description
以下、本発明を具体化した実施形態を図1〜4を用いて説明する。
図4に示すように、親水装置1においては、コンクリートや敷石等で舗装した地表面1c上に配水管兼用のポール4が立設され、そのポール4の上端に水膜形成装置3が支持されている。その水膜形成装置3にはポール4内の供給路4aを介して水が供給され、その水が水膜形成装置3から放出されることにより、水膜2が形成される。この水膜2は全体としてドーム状をなし、内部に佇む人M1や椅子1bに座る人M2を収容可能な大きさに形成される。そして、水膜2を形成する水が地表面1cに衝突して周囲に飛散しないように、水の落下地点には環状溝1aが設けられている。環状溝1a内に落下した水は、この環状溝1aから図示しない排水溝へ流される。なお、水膜形成装置3への水の供給は、水道水等の水源から得た水をポンプで加圧するとともに、バルブを開放した状態で行われるが、そのポンプやバルブの図示及び説明は省略する。
次に、図1〜3を用いて水膜2を形成するための水膜形成装置3を詳細に説明する。
ポール4の供給路4aからノズル6dへと供給された水は、ノズル6dの先端から噴出される。その噴出された水は、整流板10bの整流作用を受けながら、反転案内面を構成する支持体10の張り出し部10c及びキャップ5の内面5aに案内されて、流れの方向が上向きから下向きへ反転される。そして、その下方を向いた水は、ノズル6dとキャップ5の内面5aとの間の環状流路8を層流状態で流れて開口部7から、案内体6の凹曲面6aに向かって放出される。このとき、ノズル6dの外周面は、断面放物線を描いている。また、ノズル6dの外周面と、支持体10の張り出し部10c及びキャップ5の内面とは、放物線を描いているため、環状流路8内の水は乱流になることなく、下方へ円滑に流れる。さらに、開口部7が絞られているため、開口部7において増速される。そして、増速されて、高速流となり、凹曲面6aによって案内された水は、流れの方向を変更されて斜め上向きになる。さらに、その水は、凹曲面6aから凸曲面6bに至り、凸曲面6b上を外方へ流れる。そして、その水は凸曲面6bの外周縁9から半径方向外方へ放水され、表面張力により水膜が形成される。
(1)上記実施形態では、水膜形成装置3の環状の開口部7から下方へ層流状態に噴水された水を、案内体6の凹曲面6aにより斜め上向きとなるようにした後、凸曲面6bの案内により案内フランジ6eの外周縁9から半径方向外方へ放出されるようにした。そのため、狭い噴射口から薄い水膜が形成される前記特許文献2や、平面衝突物に水を衝突させるだけの特許文献3とは異なり、適切な厚さの層流状態の水膜を形成できる。従って、水膜が空気抵抗を受けて水滴状に飛散されたり、乱流状態の水膜が形成されたりすることを回避して、全周均等な厚さで形成される。そして、水は開口部7において増速されるため、案内フランジ6eの外周縁9から放出されて形成される水膜を、人をゆうに収容できるほどの大きさに形成することができる。
次に、本発明を具体化した第2の実施形態を、第1実施形態と異なる部分を中心に図5及び図6を用いて説明する。
(4)上記実施形態では、水膜2の形成予定部の外側において地表面1cにポール40が立設され、そのポール40の上端部から横方向に延在する梁部40aにより水膜形成装置30が支持されるようにした。そのため、水膜2の内部は構築物が存在しない空間とすることが可能となり、内部空間を有効に利用できる。
次に、本発明を具体化した第3の実施形態を、第1実施形態と異なる部分を中心に図7を用いて説明する。
すなわち、ポール4の上端部には収容室71が形成され、その内部には遮蔽板72が収容されている。前記供給路4aを介して収容室71の反対側には受け入れ室74が形成されている。そして、前記遮蔽板72は、電磁ソレノイド73の作用により、収容室71内の位置と、その位置から矢印方向に受け入れ室74内まで進出されて供給路4aを遮断する位置との間を移動される。遮蔽板72の上流側において、ポール4の外側には排水路77が形成されている。この排水路77と供給路4aとの間において、ポール4の管壁にはリリーフ弁75が設けられ、供給路4a内の水圧が高騰した際に、このリリーフ弁75がスプリング76の付勢力に抗して開放される。
(5)水膜が瞬時に形成されるとともに、瞬時に消滅されるため、水膜の形成開始時及び消滅時にその水膜が小さい状態から拡大したり、拡大状態から収縮したりすることを回避できる。このため、水膜形成領域の内部空間に水が落ちることはなく、その位置の人物や物に水がかかることを防止できる。
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 前記実施形態においては、水膜形成装置3、30を構成するキャップ5、50、案内体6、60及び支持体10、70のいずれもステンレス製としたが、防錆処理をした鉄あるいは鉄系金属、又は非鉄金属とすること。
・ 整流板10bの数を3枚としたが、2枚あるいは4枚以上とすること。
・ ポール4、40をコンクリート等で舗装した地表面1cに立設したが、通水性がある砂又は砂利等が敷き詰められた地表面1cに立設すること。この場合、水膜の落下によって砂利が流されることがなければ、環状溝1aを省くことができ、その水を暗渠に流すこともできる。
・ 前記第3実施形態においては、瞬時開閉装置をポール4に設けたが、この瞬時開閉装置を水膜形成装置3,30に設けること。
・第2実施形態において、キャップ50を省略すること。この場合には、例えば、第2実施形態の流路形成軸61の頂部61aにその軸線方向から、整流されたビーム状の放水を供給することにより、案内フランジ6eを経て水膜を形成することができる。
・水膜形成装置3,30を前記実施形態とは上下逆にして用いること。
前記実施形態や変更例から把握されるが、特許請求の範囲に記載されていない技術的思想は以下の通りである。
(C) 前記キャップの内面とノズルの外周との間に環状流路が形成され、その環状流路の先端に形成された開口部は、その上部側の環状流路の断面積より小さな開口面積となるように絞られていることを特徴とする前記他の技術的思想(A)項または(B)項に記載の水膜形成装置。
Claims (3)
- 環状流路を形成する流路形成軸の外周に案内フランジを一体形成し、
その案内フランジと前記流路形成軸との境界部には凹曲面を形成するとともに、その案内フランジの外周側には変曲面を介して凸曲面を前記凹曲面と連続させ、
前記環状流路からの水が前記凹曲面を経て凸曲面の周縁から膜状に放水されように構成したことを特徴とする水膜形成装置。 - 前記流路形成軸と協働して環状流路を形成するためのキャップを流路形成軸の先端部に遊嵌したことを特徴とする請求項1に記載の水膜形成装置。
- 前記流路形成軸を放水ノズルにより形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の水膜形成装置。
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2008
- 2008-11-06 JP JP2008285192A patent/JP2010110694A/ja active Pending
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