JP2010108379A - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、記憶媒体及びプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】 ジョブチケットの処理内容を、予め記憶された表示パターンに従ってユーザにとってわかりやすく表示する。
【解決手段】 ジョブチケットに定義された処理を実行可能な画像処理装置であって、格納手段に格納された、ジョブチケットに定義された処理内容を表示する表示手段と、ジョブチケットに定義された処理内容を表示するための表示パターンを記憶する記憶手段と、格納手段に格納されたジョブチケットに定義された処理内容を、記憶手段に記憶された表示パターンに従って、表示手段に表示するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】 図９

Description

本発明は、画像処理装置、画像処理装置の制御方法、記憶媒体及びプログラムに関するものである。

従来、スキャナ、ファクシミリ装置、複合機等の画像処理装置において、予め作成されたジョブチケットを受信し、受信したジョブチケットに定義されたパラメータに従って動作するものがある。

このような画像処理装置の中には、複数のジョブチケットを表示し、表示された複数のジョブチケットの中から所望のジョブチケットを選択することによって、選択されたジョブチケットに従った処理を実行させるものがある。（特許文献１参照）
特開２００４−２８７８６０号公報

しかしながら、従来の画像処理装置では、ジョブチケットを表示するための画面が簡素なものであり、ジョブチケットによってどのような処理が行われるのかが、ユーザにとって分かりづらかった。

本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、ジョブチケットの処理内容を、ユーザにとってわかりやすく表示することを目的とする。

ジョブチケットに定義された処理を実行可能な画像処理装置であって、格納手段に格納された、ジョブチケットに定義された処理内容を表示する表示手段と、ジョブチケットに定義された処理内容を表示するための表示パターンを記憶する記憶手段と、格納手段に格納されたジョブチケットに定義された処理内容を、記憶手段に記憶された表示パターンに従って、表示手段に表示するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする。

本発明によれば、ジョブチケットの処理内容を、予め記憶された表示パターンに従ってユーザにとってわかりやすく表示することができる。

（実施例１）
本実施形態について、図面を参照しながら説明する。

図１は本実施形態のシステム構成を示す図である。本実施形態における画像処理システムは、ジョブチケット処理サーバ１０１、ジョブチケット管理サーバ１０２、管理者ＰＣ１０３、装置１０５、装置１０６、装置１０７が互いにネットワーク４で接続されて構成される。

装置１０５、装置１０６、装置１０７はスキャナを備え、スキャナによって原稿の読み取りを行い、読み取られた原稿の画像データを、ネットワーク４に接続された他の装置や端末に送信する装置である。これらの装置１０５、装置１０６、装置１０７はスキャナ機能のみからなる単一機能の装置であってもよいし、スキャン、プリント、ＦＡＸなどの複数の機能を実行可能なＭＦＰ（Ｍｕｌｔｉ Ｆｕｎｃｔｉｏｎ Ｐｅｒｉｐｈｅｒａｌ）であってもよい。

管理者ＰＣ１０３は、装置１０５、装置１０６、装置１０７や、ジョブチケット処理サーバ１０１の処理内容を記述したジョブチケットを、作成または編集するための端末である。

ジョブチケットに記述される処理内容としては、画像データを読み取る際の解像度、読取サイズ、カラー読取／モノクロ読取、輝度調整などの指定や、画像読取後の処理内容（Ｅ−ｍａｉｌ送信やＦｉｌｅ送信、ＯＣＲ処理など）が記述されている。

ジョブチケット管理サーバ１０２は、管理者ＰＣ１０３で作成されたジョブチケットを、ユーザ情報と関連させて記憶／管理するためのサーバである。ジョブチケット管理サーバ１０２は、ジョブチケットに記述された処理内容を実行する装置１０５、装置１０６、装置１０７や、ジョブチケット処理サーバ１０１から、ジョブチケットの取得も行う。ジョブチケット管理サーバ１０２にはジョブチケットの保存およびジョブチケットの取得ができる構成であれば、ディレクトリ・サービス（例えばアクティブ・ディレクトリ）等を採用してもよい。

ジョブチケット処理サーバ１０１は、装置１０５、装置１０６、装置１０７から送られてきた画像データに対してジョブチケットに記述された、一連の後処理を行うサーバである。ここでいう後処理の一例として、画像データをジョブチケットの設定に従って、ファイルサーバへファイル送信する処理がある。他の例としては、ジョブチケットの設定に従って、Ｅ−ｍａｉｌサーバに対してＥ−ｍａｉｌ送信の実行を行ったりする処理等がある。

ユーザ１０８とユーザ１０９は、実際に装置を操作するユーザである。

図２は、実施形態１における、装置１０５〜１０７の構成の例を示すブロック図である。

装置１０５は、制御部２０１と操作部２０５、スキャナ２２０、プリンタ２２１を有する。

制御部２０１は、ＣＰＵ２０２、ＲＡＭ２０３、操作部Ｉ／Ｆ２０４、ＮｅｔｗｏｒｋＩ／Ｆ２０６、ＭＯＤＥＭ２０８、ＩＣ Ｃａｒｄ Ｓｌｏｔ２１０、ＲＯＭ２１２、ＨＤＤ２１３、ＩｍａｇｅＢｕｓＩ／Ｆ２１４を有する。これらのユニットは、システムバス２１１によって接続される。

また、制御部２０１は、ＲＩＰ２１８、デバイスＩ／Ｆ２１９、スキャナ画像処理部２２２、プリンタ画像処理部２２３、画像回転部２２４、画像圧縮部２２５、暗号・復号処理部２１６を有する。これらのユニットは、画像バス２１５によって接続される。画像バス２１５は、ＰＣＩバス又はＩＥＥＥ１３９４等で構成される。

ＩｍａｇｅＢｕｓＩ／Ｆ２１４はシステムバス２１１と画像データを高速で転送する画像バス２１５を接続し、データ構造を変換するバスブリッジである。

さらに、制御部２０１は、操作部２０５、スキャナ２２０、プリンタ２２１と接続されている。

ＣＰＵ２０２は、ＲＯＭ２１２に格納されたプログラムに従って、装置１０５全体を統括的に制御する。

ＲＡＭ２０３は、ＣＰＵ２０２が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。ＣＰＵ２０２のワークメモリとして機能する。

操作部Ｉ／Ｆ部２０４は、操作部２０５とのインターフェース部であり、操作部２０５に表示する画像データを操作部２０５に対して出力する。また、操作部Ｉ／Ｆ２０４は、操作部２０５を介してユーザから受付けた指示をＣＰＵ２０２に伝える。

ＮｅｔｗｏｒｋＩ／Ｆ２０６は、ＬＡＮ２０７とのインタフェース部であり、ＬＡＮ２０７を介した通信データの入出力を行う。

ＭＯＤＥＭ２０８は、電話回線２０８を介したデータの送受信を制御する。

ＲＯＭ２１２は、システムのブートプログラムや、ＣＰＵ２０２によって読み出される各種プログラムが格納されている。

ＨＤＤ２１３は、アプリケーションプログラムや、画像データを格納する。

ＲＩＰ２１８（ラスタイメージプロセッサ）は、ＰＤＬコードをビットマップイメージに展開する。

デバイスＩ／Ｆ部２１９は、画像入出力デバイスであるスキャナ２２０やプリンタ２２１とのインタフェース部であり、スキャナ２２０やプリンタ２２１との画像データのデータの入出力制御を行う。

スキャナ画像処理部２２２は、入力画像データに対し補正、加工、編集を行う。

プリンタ画像処理部２２３は、プリント出力画像データに対して、プリンタの補正、解像度変換等を行う。

画像回転部２２４は画像データの回転を行う。

画像圧縮部２２５は、多値画像データはＪＰＥＧ、２値画像データはＪＢＩＧ、ＭＭＲ、ＭＨ等の画像データの圧縮伸張処理を行う。

ＩＣ Ｃａｒｄ Ｓｌｏｔ２１０は、ＩＣカードメディアを挿入した後に適切なＰＩＮ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ Ｎｕｍｂｅｒ）コードを入力することにより、暗号・復号に用いる鍵の入出力を行うことが可能となる。

暗号・復号処理部２１６はＩＣ Ｃａｒｄ Ｓｌｏｔ２１０の鍵を用いてデータの暗号化・復号化処理を行うハードウェアアクセラレータボードである。

なお、図２の構成は、ＭＦＰとしての装置１０５を例に説明したが、装置１０６、装置１０７も同様の構成を持つ。ただし、装置１０６は、ＩＣ Ｃａｒｄ Ｓｌｏｔ２１０、暗号・復号処理部２１６を持たない構成とし、装置１０７は、プリンタ２２１を持たない構成として説明する。

図３は本実施形態における、ジョブチケット管理サーバ１０２の機器構成図の一例である。ジョブチケット管理サーバ１０２は、ＣＰＵ３０１、ＲＡＭ３０２、操作部３０３、ＨＤＤ３０４、表示部３０５、通信Ｉ／Ｆ３０７を備え、それらは、メインバス３０８を介して接続されている。

ＣＰＵ３０１は、ジョブチケット管理サーバ１０２を統括的に制御する。
ＲＡＭ３０２は、ＣＰＵ３０１によって読み出されるプログラムを格納する。
操作部３０３は、キーボードやマウス等であり、ユーザからの操作を受付ける。
ＨＤＤ３０４は、ジョブチケットを格納する。なお、ＨＤＤ３０４は、ＮＶＲＡＭ等の不揮発メモリでもよい。
表示部３０５は、ディスプレイであり、各種画面を表示する。
通信Ｉ／Ｆ３０７は、他の装置とネットワークを介してデータの送受を行う。

図４は、ジョブチケット処理サーバ１０１の機器構成図の一例である。ジョブチケット処理サーバ１０１は、ＣＰＵ４０１、ＲＡＭ４０２、操作部４０３、ＨＤＤ４０４、表示部４０５、通信Ｉ／Ｆ４０７を備え、それらは、メインバス４０８を介して接続されている。

ＣＰＵ４０１は、ジョブチケット処理サーバ１０１を統括的に制御する。
ＲＡＭ４０２は、ＣＰＵ４０１によって読み出されるプログラムを格納する。
操作部４０３は、キーボードやマウス等であり、ユーザからの操作を受付ける。
ＨＤＤ４０４は、ジョブチケットを格納する。なお、ＨＤＤ４０４は、ＮＶＲＡＭ等の不揮発メモリでもよい。
通信Ｉ／Ｆ４０７は、他の装置とネットワークを介してデータの送受を行う。

図５は、管理者ＰＣ１０３の機器構成図の一例である。管理者ＰＣ１０３は、ＣＰＵ５０１、ＲＡＭ５０２、操作部５０３、ハードディスク５０４、表示部５０６、通信Ｉ／Ｆ５０７を備え、それらは、メインバス５０８を介して接続されている。

ＣＰＵ５０１は、管理者ＰＣ１０３を統括的に制御する。
ＲＡＭ５０２は、ＣＰＵ５０１によって読み出されるプログラムを格納する。
操作部５０３は、キーボードやマウス等であり、ユーザからの操作を受付ける。
ハードディスク５０４は、アプリケーションプログラム、及び様々な設定を記憶する。なお、ハードディスク５０４は、ＮＶＲＡＭ等の不揮発メモリでもよい。
操作部５０５は、キーボードやマウス等であり、ユーザからの操作を受付ける。
表示部５０６は、ディスプレイであり、各種画面を表示する。
通信Ｉ／Ｆ５０７は、他の装置とネットワークを介してデータの送受を行う。

上述のような構成を有する画像処理システムで、ユーザが装置１０５を使用する際に、ジョブチケットを用いて、装置１０５の機能の使用を制限する方法について説明する。ジョブチケットは、装置１０５が有する機能のうち、ユーザが使用可能な機能について定義したファイルである。なお、本実施形態では、装置１０５の処理にジョブチケットを用いる場合について説明するが、装置１０６、装置１０７にジョブチケットを用いることもできる。

図６を用いて、実際の処理の流れについて説明する。

まず、管理者が、管理者ＰＣ１０３によって、ジョブチケットを作成する（Ｓ１０）。管理者ＰＣ１０３には、ジョブチケットを作成、編集するためのアプリケーションソフトが予めインストールされており、管理者はジョブチケットを作成する場合に、そのアプリケーションソフトを起動する。そして、管理者は、起動したアプリケーションソフトを操作して、ジョブチケットを作成し、作成したジョブチケットをジョブチケット管理サーバ１０２に登録する（Ｓ１１）。このとき、ジョブチケットは、ジョブチケット管理サーバ１０２によって、ユーザを識別するユーザＩＤに対応付けて登録される。

そして、装置１０５のユーザは、装置１０５を使用する際に、装置１０５に、ユーザＩＤとパスワードを入力し、装置１０５にログインする。その後、ユーザは、装置１０５にインストールされているウェブブラウザを起動し、ジョブチケット管理サーバ１０２のアドレスを入力することによって、ジョブチケット管理サーバ１０２にアクセスする（Ｓ１２）。この際に、装置１０５は、ユーザがログインする際に入力したユーザＩＤをジョブチケット管理サーバ１０２に送信する。

アクセスを受けたジョブチケット管理サーバ１０２は、装置１０５から送信されたユーザＩＤによってユーザを特定し、ユーザに対応付けて管理されているジョブチケットを装置１０５に送信する。ジョブチケットを受信した装置１０５は、装置１０５の操作部２０５に、ジョブチケットのリストを表示する。

ユーザは、表示されたジョブチケットのリストの中から、所望のジョブチケットを選択する。装置１０５は、選択されたジョブチケットに含まれるパラメータに従って、スキャナ２２０による原稿の読取りや、原稿を読み取って得た画像データのＮｅｔｗｏｒｋ Ｉ／Ｆ２０６による送信に関する制御を行う。例えば、ジョブチケットに、画像フォーマットや、読取り解像度等の規定があった場合、原稿の読取りを、ジョブチケットに規定された読取り解像度で行い、得られた画像データを、ジョブチケットに規定された画像フォーマットに変換してＨＤＤ２１３に格納する。

そして、装置１０５は、ＨＤＤ２１３に格納された画像データと、ジョブチケットとを、ジョブチケット処理サーバ１０１に送信する（Ｓ１５）。

ジョブチケット処理サーバ１０１は、装置１０５から受信した原稿の画像データを、同様に装置１０５から受信したジョブチケットの内容に従って処理する（Ｓ１６）。例えば、ジョブチケットの内容として、宛先Ａに電子メールで送信するように規定されていた場合、ジョブチケット処理サーバ１０１は、受信した画像データを電子メールに添付して宛先Ａに対して送信する（Ｓ１７）。

装置１０５も、ジョブチケット処理サーバ１０１も、ジョブチケットに規定されていない処理内容については、ユーザからの指示を受付けず、ジョブチケットに規定されたパラメータで決められる処理内容のみに従って動作する。このように、ジョブチケットは、装置１０５やジョブ処理サーバ１０１にて行うべき処理内容をパラメータとして規定している。

このように、装置１０５も、ジョブチケット処理サーバ１０１も、ジョブチケットに規定された内容のみに従って処理を実行することによって、装置１０５による処理の内容を、ジョブチケットに規定された内容に制限することができる。

次に、装置１０５においてジョブチケットを生成する場合の、具体的な処理の流れについて、フローチャートを用いて説明する。

まず、管理者ＰＣ１０３における処理流れを図７のフローチャートを用いて説明する。図７のフローチャートに示す各ステップは、管理者ＰＣ１０３のＣＰＵ５０１が、ＲＯＭから読み出したプログラムを実行することによって行われる。

ＣＰＵ４０１は、ユーザによってジョブチケットを生成するためのアプリケーションが起動された場合に、図７に示すフローチャートを開始する。

まず、Ｓ６０１で、ＣＰＵ４０１は、ネットワーク４に接続された装置を検索する。

Ｓ６０２で、ＣＰＵ４０１は、検索された装置を表示するための画面を表示し、ユーザから装置の選択を受付ける。

Ｓ６０３で、ＣＰＵ４０１は、選択された装置に対して、装置の構成情報を取得するための要求を、ネットワーク４を介して送信し、その応答として当該装置の構成情報を受信する。

Ｓ６０４で、ＣＰＵ４０１は、受信した装置の構成情報に基づいて、ジョブチケットの設定を行うための設定画面を表示部に表示する。

Ｓ６０５で、ＣＰＵ４０１は、図８に示す設定画面で表示されたパラメータの設定を管理者から受付ける。

管理者は、図８のような画面を表示した状態で、各パラメータの設定を行う。各パラメータは、チェックボックスによって選択できるように構成されており、選択されたパラメータに対応するチェックボックスにはマークが付与される。

名称７００は、ジョブチケットの名称を設定するための項目である。

“構成情報７０１”は、装置１０５の構成に基づいて、管理者から設定可能な項目を列挙した列である。“パラメータ７０２”は、各構成情報について設定可能なパラメータ群を表示する列である。“装置での変更許可７０３”は、管理者ＰＣ１０３で設定されたパラメータを、装置１０５の操作部を介して設定変更可能にするか否かを設定するための列である。

７０４は、画像フォーマットの設定を行うための項目であり、装置１０５が、スキャナ２２０によって原稿の画像を読み取る際に、どの形式の画像データに変換してＨＤＤ２１３に保存しておくかを設定するための項目である。画像フォーマットについて設定可能なパラメータとして、ＪＰＥＧ、ＲＡＷ、ＴＩＦＦ、ＢＭＰが表示されている。

７０５は、読取り解像度の設定を行うための項目であり、装置１０５が、原稿をスキャナで読み取る際の読取り解像度を設定するための項目である。読取り解像度の項目に関しては、Ｘ方向（主走査方向）とＹ方向（副走査方向）のそれぞれに対応したパラメータが列挙される。読取り解像度７０５のＸ方向の読取り解像度、Ｙ方向の読取り解像度について設定可能なパラメータとして、１００ｄｐｉ、２００ｄｐｉ、３００ｄｐｉ、４００ｄｐｉ、６００ｄｐｉ、１２００ｄｐｉが表示されている。

７０６は、装置１０５のスキャナ２２０で読み取った画像データを送信する際の送信方式について設定する項目である。データの送信方式について設定可能なパラメータとして、Ｅ−ｍａｉｌ、ＦＴＰ、ＦＡＸが表示されている。

７０７は、装置１０５のスキャナ２２０で読み取った画像データを送信する送信先について設定する項目である。管理者は、データの送信先をキーボード等の入力手段を用いて入力する。なお、７０６でＥ−ｍａｉｌが選択された場合には、データの送信方式として、電子メールアドレス以外の形式を持つデータを入力できないようにしてもよい。

７０９は、ジョブチケットの説明を記入する項目である。

なお、本実施形態では、画像フォーマット、読取り解像度、データの送信方式、データの送信先のうち、データの送信先のみ、装置１０５での変更を許可するよう設定されている。

以上に説明したようなジョブチケットの設定を行うための設定画面を介して、管理者ＰＣ１０３は、ユーザからジョブチケットについての設定を受付ける。

以上のように、各設定項目についての設定が行われた状態で、ジョブチケット生成ボタン７０８が押された場合、管理者ＰＣ１０３は、設定された項目に基づいてジョブチケットを生成する。図７の説明に戻り、ジョブチケット生成ボタン７２０が押されると、Ｓ６０６で、ＣＰＵ４０１は、ジョブチケットの生成指示を受付けたと判定し、Ｓ６０７に処理を進める。

Ｓ６０７で、ＣＰＵ４０１は、Ｓ６０５で受付けたパラメータをジョブチケットに設定し、ジョブチケットを生成する。例えば、図８のような設定がなされた状態で、ジョブチケット生成ボタン７０８が押されると、図１８に示されるようなジョブチケットが生成される。図１８に示す２００１には、ジョブチケットを識別するためのＰｒｏｃｅｓｓ ｉｄ、作成者を示すＣｒｅａｔｏｒ、ジョブチケットの名前を示すＣａｐｔｉｏｎ、ジョブチケットの説明を示すｃｏｍｍｅｎｔが含まれる。２００２は、設定項目名を示しており、画像フォーマットについての設定がｆｏｒｍａｔとして定義されている。また、２００３は、設定項目について設定されたパラメータの値である。ジョブチケットを受けた装置は、２００２で定義された設定項目について２００３にて定義されたパラメータに従って動作する。２００４、２００５も同様に他の設定項目についての設定を規定したものであり、ジョブチケットは、このような設定項目が複数組み合わされて定義されている。なお、設定項目について、ｃｈａｎｇｅａｂｌｅが１に設定されているものは、装置１０５の操作部２０５によって設定を変更可能にする項目である。一方、設定項目について、ｃｈａｎｇｅａｂｌｅが０に設定されているものは、装置１０５の操作部２０５によって設定を変更不可能にする項目である。

そして、Ｓ６０８にて、ＣＰＵ４０１は、生成したジョブチケットを、ジョブチケット管理サーバ１０２に登録する。

このようにして、管理者ＰＣ１０３によるジョブチケットの生成、及びジョブチケット管理サーバ１０２へのジョブチケットの登録は完了する。

以上のような方法によって、ジョブチケット管理サーバ１０２に登録されたジョブチケットを、ユーザは、装置１０５にダウンロードし、ダウンロードしたジョブチケットの内容に従って装置１０５やジョブチケット処理サーバ１０２を動作させることができる。ここで、装置１０５は、ユーザにジョブチケットを選択させるために、ダウンロードしたジョブチケットを表示部７１３に表示する。本実施形態では、ダウンロードしたジョブチケットをユーザが選択する際に、選択を容易にするための表示制御を行う。

ユーザがジョブチケットを選択しやすくするために、装置１０５のＣＰＵ２０２が行う制御について図９、１０を用いて説明する。図９、１０のフローチャートに示す各ステップは、ＣＰＵ２０２が、ＲＯＭ２１２に格納されたプログラムを実行することによって行われる。

まず、Ｓ９０１にて、ＣＰＵ２０２は、図１１に示す操作部２０５に図１２に示すログイン画面を表示する。操作部２０５は、図１１に示すように、表示部７１３、スタートキー７１４、ストップキー７１５、ＩＤキー７１６、リセットキー７１７を備える。表示部７１３は、ＬＣＤ上にタッチパネルシートが貼られた構造となっており、装置１０５の操作画面を表示するとともに、該画面に表示されたキーが押されるとその位置情報をコントローラユニット２００のＣＰＵ２０１に伝える。スタートキー７１４は、装置１０５のスキャナ２２０によって、原稿の画像の読取り動作を開始する場合に用いられる。ストップキー７１５は、装置１０５が動作中である場合に、その動作を止めるときに用いられる。ＩＤキー７１６は、装置１０５にログインするために、ユーザＩＤとパスワードを入力するための画面を表示するためのキーである。なお、このとき、既に装置１０５にログインしているユーザが存在する場合には、当該ユーザは装置１０５からログアウトされる。リセットキー７１７は、操作部２０５に対してなされた設定を初期化する場合に用いられる。図１２は、操作部２０５の表示部７１３に表示される画面の一例である。図１２に示す画面は、装置１０５の起動時またはＩＤキー７１６が押された場合に表示部７１３に表示される。入力欄１００１は、ユーザＩＤを入力するための領域であり、入力欄１００２は、パスワードを入力するための領域である。なお、それぞれの入力欄が押された場合、表示部７１３に、ソフトウェアキーボードが表示され、ユーザは、表示されたソフトウェアキーボードを用いて、ユーザＩＤとパスワードを入力することができる。

Ｓ９０２にて、ＣＰＵ２０２は、ユーザによって、ユーザＩＤとパスワードが入力されるのを待ち、入力されたユーザＩＤとパスワードによってユーザを認証し、認証に成功したら、Ｓ９０３に処理を進める。認証に失敗した場合、ＣＰＵ２０２は、所定時間エラーメッセージを表示部７１３に表示し、その後、図１０のログイン画面を表示部７１３に表示する。

Ｓ９０３にて、ＣＰＵ２０２は、ユーザによって入力されたユーザＩＤと当該ユーザＩＤに対応するジョブチケットの取得要求をジョブチケット管理サーバ１０２に送信する。ジョブチケット管理サーバ１０２は、受信した取得要求からユーザＩＤを特定し、当該ユーザＩＤに関連付けてＨＤＤ３０４に格納されたジョブチケットを装置１０５に送信する。

Ｓ９０４にて、ＣＰＵ２０２は、ジョブチケット管理サーバ１０２から送信されたジョブチケットを受信し、ＨＤＤ２１３に格納し、解析する。

Ｓ９０５にて、ＣＰＵ２０２は、ジョブチケットを解析した解析結果に基づいて、ジョブチケットに対応するアイコンを生成する。

Ｓ９０５におけるＣＰＵ２０２の具体的な制御を、図１０を用いて説明する。

図１０のＳ１００１にて、ＣＰＵ２０２は、ＨＤＤ２１３に格納した全てのジョブチケットの表示が完了したか否かを判定する。完了した場合には、図１３に示す処理を終了し、図９のＳ９０６に処理を進め、完了していない場合には、Ｓ１００２に処理を進める。

Ｓ１００２にて、ＣＰＵ２０２は、ＨＤＤ２１３に格納したジョブチケットのうち、まだ取得していないジョブチケットを取得する。このとき、ジョブチケットの生成日時が最も古いものから取得するようにする。この生成日時は、ジョブチケットに対応付けて、ジョブチケット管理サーバ１０２が管理しておくとよい。装置１０５は、ジョブチケット管理サーバ１０２から、ジョブチケットを、生成日時とともにダウンロードしてＨＤＤ２１３に格納する。

Ｓ１００３にて、ＣＰＵ２０２は、取得したジョブチケットが編集可能か否かを、ジョブチケットに、Ｃｈａｎｇｅａｂｌｅ＝“１”のパラメータが含まれているか否かに基づいて判定する。Ｃｈａｎｇｅａｂｌｅ＝“１”のパラメータが含まれていないと判定した場合には、Ｓ１００４でＣＰＵ２０２は、アイコンの背景色を青に決定し、Ｓ１００８に処理を進める。一方、Ｃｈａｎｇｅａｂｌｅ＝“１”のパラメータが含まれていると判定した場合には、Ｓ１００５に処理を進める。

Ｓ１００５にてＣＰＵは、ジョブチケットのパラメータが変更されているか否かを、ジョブチケットのプロセスｉｄに基づいて判定する。ジョブチケットが、パラメータが変更されたものである場合、ＣＰＵ２０２は、ジョブチケットのプロセスｉｄを、パラメータが変更される前のものとは異なる形式で付けるように制御する。例えば、図１８に示すジョブチケットの宛先アドレスが、装置１０５の操作パネル２０５によって変更された場合、図１９に示すようなジョブチケットが、ＣＰＵ２０２によって元のジョブチケットとは別のジョブチケットとして生成されてＨＤＤ２１３に格納される。このとき、元のジョブチケットのＰｒｏｃｅｓｓ ｉｄを“０００１”とすると、ＣＰＵ２０２は、当該ジョブチケットのパラメータを変更することによって新たに生成するジョブチケットのＰｒｏｃｅｓｓ ｉｄを“０００１−１”とする。このように、Ｐｒｏｃｅｓｓ ｉｄにハイフンを含むｉｄが付与されている場合、Ｓ１００５にて、ＣＰＵ２０２は、ジョブチケット内のパラメータが変更されているものであると判定し、Ｓ１００７に処理を進める。Ｓ１００７にて、ＣＰＵ２０２は、アイコンの背景色を赤に決定し、Ｓ１００７に処理を進める。一方、Ｓ１００５にて、ＣＰＵ２０２は、ジョブチケットのＰｒｏｃｅｓｓ ｉｄにハイフンを含むｉｄが付与されていないと判定した場合、Ｓ１００６に処理を進め、アイコンの背景色を黄色に決定し、Ｓ１００８に処理を進める。

Ｓ１００８にて、ＣＰＵ２０２は、決定した背景色にてアイコンを生成する。ここでＣＰＵ２０２は、予め、ＨＤＤ２１３に予めアイコンの画像データを保持しておき、受信したジョブチケット内のパラメータの情報をアイコンに付加することによって、アイコンを生成する。Ｓ１００９以降の処理で、生成したアイコンに、ジョブチケット内のパラメータを付加する処理について説明する。なお、アイコンとは、図１４の２１０１〜２１０７に示すジョブチケットに対応して表示されるオブジェクトであり、ユーザは、アイコンを選択することによって、所望のジョブチケットを選択することができる。

Ｓ１００９にて、ＣＰＵ２０２は、フラグｉを１に初期化する。

Ｓ１０１０にて、ＣＰＵ２０２は、図２０に示す表示優先度管理テーブルを参照し、表示優先度がｉのパラメータがジョブチケット内にあるか否かを判定する。図２０に示す表示優先度管理テーブルは、ＨＤＤ２１３によって管理されている。表示優先度が１のパラメータがジョブチケット内にあると判定した場合には、Ｓ１０１１に処理を進め、ないと判定した場合には、Ｓ１０１６に処理を進める。

Ｓ１０１１にて、ＣＰＵ２０２は、表示優先度が１のパラメータは、変更可能か否かを判定する。ＣＰＵ２０２は、Ｃｈａｎｇｅａｂｌｅが１に設定されたパラメータであれば、変更可能であると判定し、Ｓ１０１２に処理を進め、それ以外のパラメータについては、Ｓ１０１５に処理を進める。Ｓ１０１５に処理を進めた場合、ＣＰＵ２０２は、パラメータの表示色を黒に決定して、黒の文字を用いて当該パラメータをアイコンに表示するよう制御する。そして、Ｓ１０１６に処理を進める。

一方、Ｓ１０１２に処理を進めた場合、ＣＰＵ２０２は、表示優先度が１のパラメータは、既に変更されたものか否かを判定し、変更されているものであると判定した場合には、Ｓ１０１３に処理を進める。変更されていないものであると判定した場合には、ＣＰＵ２０２は、Ｓ１０１４に処理を進める。Ｓ１０１３に処理を進めた場合、ＣＰＵ２０２は、表示優先度が１のパラメータの表示色を緑色に決定し、当該パラメータを緑の文字を用いてアイコンに表示するよう制御する。一方、Ｓ１０１３に処理を進めた場合、ＣＰＵ２０２は、表示優先度が１のパラメータをジョブチケットに橙色の文字を用いてアイコンに表示するよう制御する。

このような処理を、表示優先度管理テーブルに規定された表示優先度の数だけ繰り返した後、ＣＰＵ２０２は、Ｓ１０１６に処理を進める。

Ｓ１００３〜Ｓ１０１７までの処理の具体例として、装置１０５が、図１８に示すジョブチケットを表示する場合について説明する。なお、装置１０５は、ＨＤＤ２１３に、図２０に示す表示優先度管理テーブルを有しているとする。

まず、ＣＰＵ２０１は、図１８に示すジョブチケットが変更されたものであるか否かを判定する。図１８に示すジョブチケットは、宛先アドレスについてｃｈａｎｇｅａｂｌｅが１に設定され、Ｐｒｏｃｅｓｓ ｉｄにハイフンが含まれないため、アイコンの背景色を黄色に決定し、アイコンを生成する。

次に、ＣＰＵ２０２は、表示優先度が１のパラメータ“名称”（ｃａｐｔｉｏｎで定義される）についてアイコンに追加する処理を行う。ここで、図１８に示すパラメータ“名称”は、変更可能なパラメータではないため、名称「メールで送信」が黒色でアイコンに追加される。次に表示優先度が２のパラメータ“説明”（ｃｏｍｍｅｎｔで定義される）についてアイコンに追加する処理を行う。図１８に示すパラメータ“説明”は、変更可能なパラメータではないため、説明「スキャンした文書をメールに添付して送信」が黒色でアイコンに追加される。最後に、表示優先度が３のパラメータ“宛先”（ａｄｄｒｅｓｓで定義される）についてアイコンに追加する処理を行う。図１８に示すパラメータａｄｄｒｅｓｓは、変更可能なパラメータであり、まだ変更されていないパラメータであるため、宛先「ｔａｒｏ＠ｘｘｘ．ｙｙｙ」が緑色で追加される。

なお、ＣＰＵ２０２は、ジョブチケットの各パラメータが変更されたものであるか否かを、図２１に示す編集管理テーブルによって管理する。例えば、Ｐｒｏｃｅｓｓ ｉｄが「０００１−１」で示されるジョブチケットは、Ｐｒｏｃｅｓｓ ｉｄが「０００１」で示されるジョブチケットのパラメータ（ａｄｄｒｅｓｓ）が変更されたものことが示される。

以上のＳ１０１０〜Ｓ１０１７のような処理を繰り返すことによって、表示優先度管理テーブルに、表示するように設定された各パラメータを追加したアイコンが生成される。図１８に示すジョブチケットに対応するアイコンは、例えば、図１４のアイコン２１０１のように表示される。また、ＣＰＵ２０２は、アイコン上に、アイコンに対応するジョブチケットに規定された処理の流れを、処理種別を特定可能な図を用いて表示するよう制御する。例えば、図１８に示すジョブチケットは、３００ｄｐｉ×３００ｄｐｉで原稿を読み取ってＪＰＥＧ形式に変換した後、Ｅ−ｍａｉｌで送信するように定義されているため、アイコン２１０１の上部に、それぞれの処理の流れがわかる図として表示する。これらの図は、ＨＤＤ２１３に予め格納しておき、ＣＰＵ２０２が、ジョブチケットの内容に従って、図を選択して表示するように制御する。

そして、Ｓ１００１〜Ｓ１０１７に示される処理を、ＨＤＤ２１３に格納されたジョブチケットの数だけ繰り返した後、図１３に示す処理を終了し、図１２のＳ９０６に処理を進める。

Ｓ９０６にて、ＣＰＵ２０２は、Ｓ９０５で生成したアイコンの表示形式をユーザに選択させるために、図１３に示す画面を操作部２０５に表示する。

Ｓ９０６にて、「一覧で表示」ボタンがユーザによって押された場合、ＣＰＵ２０２は、Ｓ９０７に処理を進め、「折りたたんで表示」ボタンがユーザによって押された場合、ＣＰＵ２０２は、Ｓ９０８に処理を進める。

Ｓ９０７に処理を進めた場合、ＣＰＵ２０２は、図１４に示すように、複数のジョブチケットを並べて表示する。

一方、Ｓ９０８に処理を進めた場合、ＣＰＵ２０２は、図１５に示すように、複数のジョブチケットのうち、変更されたジョブチケットのアイコンを、変更前のジョブチケットのアイコンに重ねて表示する。このとき、ＣＰＵ２０２は、編集管理テーブルに従って、変更前のジョブチケットを先頭に表示し、変更されたジョブチケットを、変更前のジョブチケットに隠れるように表示する。

このようにジョブチケットがアイコンとして表示された状態で、Ｓ９０９に処理を進め、ＣＰＵ２０２は、ユーザによるジョブチケットの選択を受付ける。一度、選択されたジョブチケットは、再度選択されることによって選択が解除される。

Ｓ９１０にて、ＣＰＵ２０２は、選択されたジョブチケットについて、パラメータが変更されたか否かを判定する。ユーザは、図１４に示す「詳細／編集」ボタン２１１１または図１５に示す「詳細／編集」ボタン２２１０を押すことによって、ジョブチケットに含まれるパラメータのうち、変更可能に設定されたパラメータを変更するための画面を表示させることができる。そして、変更可能に設定されたパラメータを変更した状態で、確定するための指示がなされた場合に、Ｓ９１１に処理を進める。

Ｓ９１１にて、ＣＰＵ２０２は、変更されたパラメータを反映したジョブチケットを、変更される前のジョブチケットとは別のジョブチケットとしてＨＤＤ２１３に格納し、Ｓ９０５に処理を進める。

一方、Ｓ９１０にて、ＣＰＵ２０２は、ジョブチケットのパラメータが変更されていないと判定した場合には、Ｓ９１２に処理を進める。Ｓ９１２で、ＣＰＵ２０２は、ジョブチケットが選択された状態で実行ボタンが押されたか否かを判定し、押されていないと判定した場合には、Ｓ９０９に処理を戻し、押されたと判定した場合に、Ｓ９１３に処理を進める。

Ｓ９１３にて、ＣＰＵ２０２は、選択された状態のジョブチケットの各パラメータに従った処理を実行する。

例えば、図１４に示すジョブチケット２１０１が選択された状態で、実行ボタン２１１２が押された場合、ＣＰＵ２０２は、スキャナ２２０によって、３００ｄｐｉ×３００ｄｐｉの読取り解像度によって原稿の画像を読み取る。そして、ＣＰＵ２０２は、当該画像をＪＰＥＧ形式に変換した後、変換された画像と、ジョブチケットをジョブチケット処理サーバ１０２に送信する。ジョブチケット処理サーバ１０２は、受信したジョブチケットに従って、装置１０５から送信された画像を、メールに添付して“ｔａｒｏ＠ｘｘｘ．ｙｙｙ”に送信する。

そして、Ｓ９１４にて、ＣＰＵ２０２は、ユーザから、ＩＤキー７１６によってログアウトするための指示を受けたか否かを判定し、ログアウトするための指示を受けていない場合にＳ９０９に処理を戻す。また、ＣＰＵ２０２は、ログアウトするための指示を受けた場合に、Ｓ９１５に処理を進める。

Ｓ９１５にて、ＣＰＵ２０２は、ＨＤＤ２１３に格納された、パラメータを変更する前のジョブチケットと、パラメータを変更した後のジョブチケットとを、ユーザＩＤとともにジョブチケット管理サーバ１０２に送信して処理を終了する。

ジョブチケット管理サーバ１０２は、ユーザＩＤとともに、ジョブチケットを受信し、受信したユーザＩＤに対応付けてジョブチケットを格納する。それによって、次に、ジョブチケットの取得要求があった場合に、装置１０５は、ユーザＩＤに対応付けて格納された、パラメータを変更した後のジョブチケットを、装置１０５に送信することができる。

なお、図１５の画面に示す画面が表示されている際に、ユーザは、重ねて表示されたジョブチケットの情報を見たい場合が考えられる。その場合、ユーザは、グループ展開ボタン２２１１またはツリー展開ボタン２２１２を押すことによって、重ねて表示されたジョブチケットの情報を見ることができる。

例えば、グループ展開ボタン２２１１が押された場合、図１６に示す画面が表示される。この画面は、パラメータが変更される前のジョブチケットと、当該ジョブチケットのパラメータを変更した後のジョブチケットが、異なる表示領域に表示される。

また、ツリー展開ボタン２２１２が押された場合、図１７に示す画面が表示される。この画面は、パラメータが変更される前のジョブチケットと、当該ジョブチケットのパラメータを変更した後のジョブチケットが、階層構造として表示される。

ＣＰＵ２０２は、これらの表示形式で表示する場合に、編集管理テーブルの情報に従ってジョブチケットを表示する。

以上のように、装置１０５のＣＰＵ２０２は、ジョブチケットの処理内容や、ＨＤＤ２１３に予め記憶されたアイコンの画像データや、表示優先度管理テーブル等の表示方法（表示パターン）に従ってジョブチケットをアイコンとして表示する。例えば、ＣＰＵ２０２は、ジョブチケットをアイコンとして表示し、ジョブチケットに含まれる処理内容をパラメータとしてアイコンに付加して表示することによって、ユーザがジョブチケットの処理内容を理解しやすくなる。

また、ジョブチケットに、変更可能なパラメータが含まれる場合と、含まれない場合とでジョブチケットの背景色を変更して表示するため、ユーザはジョブチケットに変更可能なパラメータが含まれるか否かを識別しやすくなる。

さらに、ジョブチケットに含まれる複数のパラメータのうち、変更可能なパラメータを、変更不可能なパラメータとは文字の色を変えて表示することによって識別可能に表示することによって、ユーザはいずれのパラメータが変更可能であるかを識別しやすくなる。

そして、ジョブチケットに含まれる複数のパラメータのうち、変更されたパラメータを、変更前のパラメータとは文字の色を変えて表示することによって、変更されたパラメータがいずれのパラメータであるのかを識別しやすくする。

また、ユーザは、複数のジョブチケットを並べて表示するか、重ねて表示するかを切り替えることができる。

なお、上述の実施形態では、ジョブチケットに変更可能なパラメータが含まれる場合に、ジョブチケットの色を変えて表示する例について説明したが、ジョブチケットの形を変えて表示したり、ジョブチケットに含まれる文字列のフォントを変更したりしてもよい。その他、ジョブチケットの表示形態を変更する方法であればよい。

また、ジョブチケットに含まれるパラメータのうち、変更可能なパラメータについても、変更不可能なパラメータとは色を変えて表示する例について説明したが、文字列のフォントを変えて表示してもよい。

また、上述の実施形態の優先度管理テーブルに定義された、各パラメータの表示優先度は、ユーザが変更できるようにしてもよい。それによって、ジョブチケットに含まれるパラメータのうち、ユーザが表示してほしいパラメータの優先順位を高くすることで、優先順位が高く設定されたパラメータがアイコン上に表示されることになる。なお、この表示優先順位を変更する際にユーザが装置１０５にログインする際に入力するパスワードとは異なるパスワードの入力を必要としても良い。それによって、表示優先度を変更できる人を、管理者等の限られた人にすることができる。

また、以下に、図２２に示すメモリマップを参照して本発明に係る装置で読取可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。

図２２は、本発明に係る装置で読取可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。

なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報、作成者等も記憶され、プログラム読み出し側のＯＳ等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。

さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。

本実施形態におけるフローチャートに示す制御手順が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより実行されていてもよい。そして、その場合、ＣＤ−ＲＯＭやフラッシュメモリやＦＤ等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。

以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録したコンピュータ読取可能な記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ（またはＣＰＵやＭＰＵ）が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。

この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体は本発明を構成することになる。

従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、ＯＳに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。

プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、ＭＯ、ＣＤ−ＲＯＭ、ＣＤ−Ｒ、ＣＤ−ＲＷ、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ＲＯＭ、ＤＶＤなどを用いることができる。

この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

その他、プログラムの供給方法としては、次のようなものがある。例えば、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのものを、ＨＤＤ等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるＷＷＷサーバやｆｔｐサーバ等も本発明に含まれるものである。

また、本発明のプログラムを暗号化してＣＤ−ＲＯＭ等の記憶媒体に格納してユーザに配布することもできる。そして、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することもできる。

また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現される場合に限らない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているＯＳ（オペレーティングシステム）等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。

さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づいた制御を行うことも可能である。例えば、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるＣＰＵ等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。

本発明の実施形態に係る画像処理システムの構成を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る装置１０５の構成を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るジョブチケット管理サーバ１０２の構成を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るジョブチケット処理サーバ１０１の構成を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る管理者ＰＣ１０３の構成を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るジョブチケットを用いた処理の流れを説明するための図である。 本発明の実施形態に係る管理者ＰＣ１０３の制御手順の例を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係る管理者ＰＣ１０３の表示画面を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係る装置の制御手順の例を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係る装置の制御手順の例を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態に係る操作部２０５を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る表示画面を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る表示画面を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る表示画面を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る表示画面を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る表示画面を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る表示画面を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るジョブチケットを説明するための図である。 本発明の実施形態に係るジョブチケットを説明するための図である。 本発明の実施形態に係る表示優先度管理テーブルを説明するための図である。 本発明の実施形態に係る編集管理テーブルを説明するための図である。 本発明の実施形態に係るメモリマップを説明するための図である。

符号の説明

１０１ ジョブチケット処理サーバ
１０２ ジョブチケット管理サーバ
１０３ 管理者ＰＣ
１０５ 装置
２０２ ＣＰＵ
２１３ ＨＤＤ
２０５ 操作部

Claims (16)

1. ジョブチケットに定義された処理を実行可能な画像処理装置であって、
   格納手段に格納された、前記ジョブチケットに定義された処理内容を表示する表示手段と、
   前記ジョブチケットに定義された処理内容を表示するための表示パターンを記憶する記憶手段と、
   前記格納手段に格納されたジョブチケットに定義された処理内容を、前記記憶手段に記憶された表示パターンに従って、前記表示手段に表示するよう制御する制御手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
2. 前記制御手段は、前記格納手段に格納されたジョブチケットに定義された処理内容を、前記記憶手段に記憶された表示パターンに従って、処理種別を特定可能な図を用いて表示するよう制御することを特徴とする請求項１に記載の画像処理装置。
3. 前記制御手段は、前記ジョブチケットに変更可能な処理内容が含まれている場合と含まれていない場合とで、前記表示手段に表示される前記ジョブチケットの表示形態を変更するよう制御することを特徴とする請求項１または２に記載の画像処理装置。
4. 前記制御手段は、前記ジョブチケットに含まれる処理内容が変更された場合と、変更されていない場合とで、前記表示手段に表示される前記ジョブチケットの表示形態を変更するよう制御することを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の画像処理装置。
5. 前記ジョブチケットは、前記画像処理装置における複数の処理内容を定義するものであって、
   前記制御手段は、前記表示手段に表示される前記ジョブチケットを、前記複数の処理内容に対応する複数のパラメータと関連付けて表示することを特徴とする請求項１乃至４のいずれかに記載の画像処理装置。
6. 前記制御手段は、前記ジョブチケットに含まれる処理内容のうち、ユーザによって変更可能な処理内容を、ユーザに識別可能に表示するよう制御することを特徴とする請求項１乃至５のいずれかに記載の画像処理装置。
7. 前記制御手段は、前記ジョブチケットに含まれる処理内容のうち、ユーザによって変更された処理内容を、ユーザに識別可能に表示するよう制御することを特徴とする請求項１乃至６のいずれかに記載の画像処理装置。
8. ジョブチケットに定義された処理を実行可能な画像処理装置の制御方法であって、
   格納手段に格納された、前記ジョブチケットに定義された処理内容を表示手段に表示する表示工程と、
   前記格納手段に格納されたジョブチケットに定義された処理内容を、記憶手段に記憶された前記ジョブチケットに定義された処理内容を表示するための表示パターンに従って、前記表示手段に表示するよう制御する制御工程とを備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
9. 前記制御工程では、前記格納手段に格納されたジョブチケットに定義された処理内容を、前記記憶手段に記憶された表示パターンに従って、処理種別を特定可能な図を用いて表示するよう制御することを特徴とする請求項８に記載の画像処理装置の制御方法。
10. 前記制御工程では、前記ジョブチケットに変更可能な処理内容が含まれている場合と含まれていない場合とで、前記表示手段に表示される前記ジョブチケットの表示形態を変更するよう制御することを特徴とする請求項８または９に記載の画像処理装置の制御方法。
11. 前記制御工程では、前記ジョブチケットに含まれる処理内容が変更された場合と、変更されていない場合とで、前記表示手段に表示される前記ジョブチケットの表示形態を変更するよう制御することを特徴とする請求項８乃至１０のいずれかに記載の画像処理装置の制御方法。
12. 前記ジョブチケットは、前記画像処理装置における複数の処理内容を定義するものであって、
    前記制御工程では、前記表示手段に表示される前記ジョブチケットを、前記複数の処理内容に対応する複数のパラメータと関連付けて表示することを特徴とする請求項８乃至１１のいずれかに記載の画像処理装置の制御方法。
13. 前記制御工程では、前記ジョブチケットに含まれる処理内容のうち、ユーザによって変更可能な処理内容を、ユーザに識別可能に表示するよう制御することを特徴とする請求項８乃至１２のいずれかに記載の画像処理装置の制御方法。
14. 前記制御工程では、前記ジョブチケットに含まれる処理内容のうち、ユーザによって変更された処理内容を、ユーザに識別可能に表示するよう制御することを特徴とする請求項８乃至１３のいずれかに記載の画像処理装置の制御方法。
15. 請求項８乃至１４のいずれかに記載の画像処理装置の制御方法を、前記画像処理装置のコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶するコンピュータ読取可能な記憶媒体。
16. 請求項８乃至１４のいずれかに記載の画像処理装置の制御方法を、前記画像処理装置のコンピュータに実行させるためのプログラム。

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