JP2010107554A - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】同期検知センサにレーザ光を導くための光路変更手段を設けないで、一つのレーザ光検出手段だけで主走査倍率の変化を検知することができる光走査装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】同期検知センサ91は、ポリゴンミラー84で偏向したレーザ光を検出するものであり、レーザ光Lの主走査方向の走査開始タイミングを設定するために走査開始側の有効露光領域外に設けられている。同期検知センサ91は、有効露光領域外において、fθレンズ85の走査開始側の端部の外側壁面85bで内面反射して導光された第1レーザ光L1と、fθレンズ85のレンズ部85aの走査開始側を透過して導光された第2レーザ光L2とをそれぞれ検出する。
【選択図】図3
【解決手段】同期検知センサ91は、ポリゴンミラー84で偏向したレーザ光を検出するものであり、レーザ光Lの主走査方向の走査開始タイミングを設定するために走査開始側の有効露光領域外に設けられている。同期検知センサ91は、有効露光領域外において、fθレンズ85の走査開始側の端部の外側壁面85bで内面反射して導光された第1レーザ光L1と、fθレンズ85のレンズ部85aの走査開始側を透過して導光された第2レーザ光L2とをそれぞれ検出する。
【選択図】図3
Description
本発明は、電子写真複写機、ファクシミリ、プリンタなどに用いられる光走査装置および画像形成装置に関する。
一般に光走査装置は、光源(レーザダイオード)から射出されたレーザ光を、回転するポリゴンミラーにより偏向させた後、fθレンズなどで構成された走査光学系を介して被走査面上を主走査方向に等速走査させるようにしたものである。特に、複数のレーザ光を用いたマルチビーム光走査装置は、ポリゴンミラーの回転数を上げることなく、複写機やプリンタなどの高解像度化、高速化に対応できるため、広く用いられている。
このマルチビーム光走査装置では、温度および経時変化によって光源から射出されるレーザ光の波長がずれたり、fθレンズなどの特性が変化したりして主走査倍率が変化することがある。主走査倍率が変化すると、ビームごとに主走査ドット位置がずれてしまい画像が劣化する。また、MEMSミラー等の往復走査する偏向器では、温度変化によって振り角の変化が起こり、主走査方向のドット位置精度が悪化し画像が劣化する。これを補正する手段として、特許文献1〜特許文献3には、各ビームの走査開始タイミングを設定するための同期検知センサを設けたマルチビーム光走査装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1の光走査装置は、走査開始側と終了側にそれぞれ同期検知センサを一つづつ設ける必要があった。特許文献2の光走査装置は、走査開始側の2箇所で検知して主走査倍率補正を行うものであるが、この光走査装置も二つの同期検知センサを設ける必要があった。また、特許文献3の光走査装置は、一つの同期検知センサだけで主走査倍率の補正を行うものであるが、同期検知センサにレーザ光を導くために、ミラー等の光路変更手段を設ける必要があった。
それゆえに、本発明の主たる目的は、同期検知センサにレーザ光を導くための光路変更手段を設けないで、一つのレーザ光検出手段だけで主走査倍率の変化を検知することができる光走査装置および画像形成装置を提供することである。
請求項1に係る発明は、レーザ光を射出する光源と、光源から射出されたレーザ光を偏向する偏向器と、偏向器で偏向されたレーザ光により被走査面上を走査する走査光学系と、走査光学系により主走査方向に走査されるレーザ光を検出する一つのレーザ光検出手段と、を備え、レーザ光検出手段が被走査面の有効露光領域外において、走査光学系を構成する光学素子の端部の壁面で反射して導光された第1レーザ光と、光学素子のレンズ部を透過して導光された第2レーザ光とをそれぞれ検出し、レーザ光検出手段からの検出信号を主走査方向の同期に用いることを特徴とする、光走査装置である。
請求項1の発明では、レーザ光を光学素子の端部の壁面で反射させてレーザ光検出手段に入射させる第1光路と、レーザ光を光学素子のレンズ部を透過させてレーザ光検出手段に入射させる第2光路とが形成されている。従って、一つのレーザ光検出手段だけで、主走査倍率の変化を検知することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明に従属する発明であって、レーザ光検出手段で検知される第1レーザ光検知タイミングと第2レーザ光検知タイミングとの時間差を測定する走査時間測定手段と、走査時間測定手段で測定した時間差を基準時間と比較して主走査倍率を補正する補正手段と、を設けたことを特徴とする、光走査装置である。
請求項2の発明では、第1レーザ光検知タイミングと第2レーザ光検知タイミングとの時間差を測定し、測定した時間差を基準時間と比較することにより、主走査倍率を高精度で制御して補正することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に係る発明に従属する発明であって、光学素子がfθレンズであることを特徴とする、光走査装置である。
請求項3の発明では、光学素子をfθレンズとすることにより、簡易かつ低コストで第1光路と第2光路を形成することができる。
また、請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光走査装置からのレーザ光により被走査面上に静電潜像を形成して記録媒体に画像を形成することを特徴とする、画像形成装置である。
請求項4の発明では、被走査面上に静電潜像を精度良く形成することができるため、容易に記録媒体に画像を精度良く形成することができる。
本発明によれば、レーザ光を光学素子の端部の壁面で反射させてレーザ光検出手段に入射させる第1光路と、レーザ光を光学素子のレンズ部を透過させてレーザ光検出手段に入射させる第2光路とが形成されているので、一つのレーザ光検出手段をだけで、主走査倍率の変化を検知することができる。
本発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
(画像形成装置の概略構成)
図1は画像形成装置1を示す概略構成図である。画像形成装置1の中央部に配設された感光体ドラム31は、駆動手段によって図示矢印の時計回り方向に所定速度で駆動される。感光体ドラム31の外周近傍には、帯電器32、現像器33、転写ローラ34、クリーニング摺擦部材35が設けられている。感光体ドラム31は帯電器32にてドラム面(被走査面)31aが一様に帯電される。感光体ドラム31の回転方向における帯電器32の下流側には、レーザースキャニングユニット(光走査装置)8が配置されている。画像データに基づいてレーザースキャニングユニット8から放射されたレーザ光Lは、ドラム面31aに照射され、静電潜像が形成される。
図1は画像形成装置1を示す概略構成図である。画像形成装置1の中央部に配設された感光体ドラム31は、駆動手段によって図示矢印の時計回り方向に所定速度で駆動される。感光体ドラム31の外周近傍には、帯電器32、現像器33、転写ローラ34、クリーニング摺擦部材35が設けられている。感光体ドラム31は帯電器32にてドラム面(被走査面)31aが一様に帯電される。感光体ドラム31の回転方向における帯電器32の下流側には、レーザースキャニングユニット(光走査装置)8が配置されている。画像データに基づいてレーザースキャニングユニット8から放射されたレーザ光Lは、ドラム面31aに照射され、静電潜像が形成される。
レーザースキャニングユニット8の下流側には、現像器33が配置されている。現像器33は、トナーを静電潜像が形成されたドラム面31aに付与することにより、ドラム面31aにトナー像を形成する。
現像器22の下流側には、転写ローラ34が配置されている。さらに、転写ローラ34の下流側には、ドラム面31aに残ったトナーを除去するためのクリーニング摺擦部材35が配置されている。
一方、ピックアップローラ22はトナー像と同期して給紙カセット21から記録媒体としての用紙を取り出し、その用紙を給紙ローラ23,24,25,26によって搬送路R1の水平部に送り出す。さらに、レジストローラ27によって用紙を一時待機させた後、所定のタイミングで感光体ドラム31に送り込む。なお、ピックアップローラ29は手差しトレイ28に載置された用紙を取り出し、その用紙を給紙ローラ24,26によって搬送路R1の水平部に送り出す。
感光体ドラム31に送り込まれた用紙は、転写ローラ34によって感光体ドラム31のドラム面31a上に形成されたトナー像が転写され、定着ローラ41,42に送り込まれる。トナー画像を転写された用紙は、定着ローラ41,42によって熱と圧力とでトナー像を定着された後、搬送路R1の垂直部に送り出され、印刷物として排出ローラ51で機外に排出されて排出トレイ5上に積載される。
また、搬送路R1の水平部と給紙カセット21との間には反転搬送路R2が設けられており、用紙の両面に画像を形成できるようになっている。さらに、定着ローラ41,42と排出ローラ51との間、および、反転搬送路R2には、搬送ローラ7が適所に配設されている。
(レーザースキャニングユニットの概略構成)
図2はレーザースキャニングユニット8を示す斜視図であり、図3はその平面図である。レーザースキャニングユニット8は、ハウジング80内にレーザダイオード81、シリンドリカルレンズ82,83、ポリゴンミラー(偏向器)84、fθレンズ85,86、折り返しミラー87、同期検知センサ(レーザ光検出手段)91を備えている。
図2はレーザースキャニングユニット8を示す斜視図であり、図3はその平面図である。レーザースキャニングユニット8は、ハウジング80内にレーザダイオード81、シリンドリカルレンズ82,83、ポリゴンミラー(偏向器)84、fθレンズ85,86、折り返しミラー87、同期検知センサ(レーザ光検出手段)91を備えている。
レーザダイオード81は、画像データ信号をレーザ光に変調して射出する。ポリゴンミラー84は、平面視正六角形の平板状に形成されており、所定方向(図3では時計回り方向)に一定の速度で回転しながらシリンドリカルレンズ83からのレーザ光Lをfθレンズ85に向けて偏向する。なお、ポリゴンミラー84は正六角形に限らず、正多角形であれば他の形状のものも用いることができる。また、ポリゴンミラー84の回転方向や回転速度もレーザースキャニングユニット8の仕様に合わせて適宜設定することができる。fθレンズ85,86はハウジング80内の適所に配設され、ポリゴンミラー84で偏向されたレーザ光Lを感光体ドラム31上で等速走査させる。折り返しミラー87はfθレンズ86からのレーザ光Lを反射して、ハウジング80の底面に設けたスリット開口部80aを通して感光体ドラム31に導く。
このレーザースキャニングユニット8においては、レーザダイオード81から射出されたレーザ光Lがシリンドリカルレンズ82,83を介してポリゴンミラー84へ導かれる。そして、回転するポリゴンミラー84に入射したレーザ光Lは、ポリゴンミラー84の鏡面で反射偏向された後、fθレンズ85,86を通って折り返しミラー87で反射され、スリット開口部80aを通過する。これにより、レーザ光Lが、所定の走査方向(図2の矢印A方向)に水平走査されながら主走査方向と直交する軸心回り方向(図2の矢印B方向)に回転する感光体ドラム31のドラム面31aの露光位置に導かれる。
(主走査倍率変化検知の第1実施形態)
次に、レーザースキャニングユニット8の主走査倍率変化検知の第1実施形態について説明する。図4はレーザースキャニングユニット8の光路の一部を示した概略図であり、図5はfθレンズ85の端部における光路の拡大図である。同期検知センサ91は、ポリゴンミラー84で偏向したレーザ光を検出するものであり、レーザ光Lの主走査方向の走査開始タイミングを設定するために走査開始側の有効露光領域外(画像形成領域外)に設けられている。なお、第1実施形態では、同期検知センサ91を走査開始側の有効露光領域外に配置しているが、同期検知センサ91を走査終了側に配置することも可能である。
次に、レーザースキャニングユニット8の主走査倍率変化検知の第1実施形態について説明する。図4はレーザースキャニングユニット8の光路の一部を示した概略図であり、図5はfθレンズ85の端部における光路の拡大図である。同期検知センサ91は、ポリゴンミラー84で偏向したレーザ光を検出するものであり、レーザ光Lの主走査方向の走査開始タイミングを設定するために走査開始側の有効露光領域外(画像形成領域外)に設けられている。なお、第1実施形態では、同期検知センサ91を走査開始側の有効露光領域外に配置しているが、同期検知センサ91を走査終了側に配置することも可能である。
同期検知センサ91は、有効露光領域外において、fθレンズ85の走査開始側の端部の外側壁面85bで内面反射して導光された第1レーザ光L1と、fθレンズ85のレンズ部85aの走査開始側を透過して導光された第2レーザ光L2とをそれぞれ検出する。
fθレンズ85と空気の境界での内面反射は、図6に示すように、fθレンズ85の媒質の屈折率が1.52の場合、入射角41.8°以上では全反射が起こる(臨界角)。第1実施形態では、第1レーザ光L1が外側壁面85bに入射するときの入射角θを78.74°に設定している。また、第2レーザ光L2がfθレンズ85の端部の内側壁面85cで外面反射を起こさないようにするため、第2レーザ光L2がfθレンズ85のレンズ部85aに入射するときの入射角度に対する内側壁面85cの角度θ1が正(+)になるように設定している。
同期検知センサ91は、第1レーザ光L1および第2レーザ光L2をそれぞれ検出したタイミングに応じて、図3に示す時間カウント部(走査時間測定手段)92に信号を出力する。時間カウント部92は、同期検知センサ91の第1レーザ光検知タイミングと第2レーザ光検知タイミングとの時間差を測定する。すなわち、第1レーザ光L1が同期検知センサ91に入射したタイミングから、第2レーザ光L2が同期検知センサ91に入射するタイミングまでの時間を測定する。温度および経時変化によってレーザダイオード81から射出されるレーザ光の波長がずれたり、fθレンズ85などの特性が変化したりして主走査倍率が変化すると、この時間が変化する(主走査倍率が増大すると時間が短くなる)。
時間カウント部92において測定された時間差は比較制御部93へ転送される。比較制御部93は予め基準時間のデータをメモリしており、転送された時間差を基準時間と比較し、基準時間からのずれを計算する。このずれに応じて、書込クロック生成部94において基準クロック発生部95から発生したビデオクロックを補正して書込クロックを生成し、レーザダイオード駆動部96へ送信する。レーザダイオード駆動部96では図示しない画像信号発生部から送信されてくる画像データ信号の周波数を書込クロックの周波数に変換することにより、主走査倍率を高精度で制御して補正することができる。この結果、画像の劣化を防止することができる。なお、第1実施形態では、画像データ信号の周波数を変更することにより主走査倍率を補正しているが、ポリゴンミラー84の回転速度を変更することにより主走査倍率を補正してもよい。
以上の構成からなるレーザースキャニングユニット8は、第1レーザ光L1をfθレンズ85の端部の外側壁面85bで内面反射させて同期検知センサ91に入射させる第1光路と、第2レーザ光L2をfθレンズ85のレンズ部85aを透過させて同期検知センサ91に入射させる第2光路とが形成されている。従って、一つの同期検知センサ91だけで主走査倍率の変化を検知できる。さらに、同期検知センサ91にレーザ光L1,L2を導くためのミラー等の光路変更部材を設ける必要がないので、部品点数の削減や組み付け工数の削減が可能となる。
(主走査倍率変化検知の第2実施形態)
図7および図8に示すように、主走査倍率変化検知の第2実施形態では、同期検知センサ91が、有効露光領域外において、fθレンズ85の走査終了側の端部の外側壁面85bで内面反射して導光された第1レーザ光L1と、fθレンズ85のレンズ部85aの走査開始側を透過して導光された第2レーザ光L2とをそれぞれ検出する。
図7および図8に示すように、主走査倍率変化検知の第2実施形態では、同期検知センサ91が、有効露光領域外において、fθレンズ85の走査終了側の端部の外側壁面85bで内面反射して導光された第1レーザ光L1と、fθレンズ85のレンズ部85aの走査開始側を透過して導光された第2レーザ光L2とをそれぞれ検出する。
外側壁面85bでの内面反射が全反射となるように、第2実施形態では、第1レーザ光L1が外側壁面85bに入射するときの入射角θを45.4°に設定している。また、内面反射した第1レーザ光L1が、fθレンズ85の端部の内側壁面85cで再度内面反射を起こさないようにするため、第1レーザ光L1が内側壁面85cに入射するときの入射角度θ2を30°以下に設定している。また、第1レーザ光L1が内側壁面85cで外面反射する場合は、fθレンズ85の入射面側に遮光材90(図8参照)を配設するとよい。
以上の構成からなるレーザースキャニングユニット8は、前記第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
(主走査倍率変化検知の第3実施形態)
図9に示すように、主走査倍率変化検知の第3実施形態では、同期検知センサ91が、有効露光領域外において、fθレンズ85の走査開始側の端部の内側壁面85cで外面反射して導光された第1レーザ光L1と、fθレンズ85のレンズ部85aの走査開始側を透過して導光された第2レーザ光L2とをそれぞれ検出する。
図9に示すように、主走査倍率変化検知の第3実施形態では、同期検知センサ91が、有効露光領域外において、fθレンズ85の走査開始側の端部の内側壁面85cで外面反射して導光された第1レーザ光L1と、fθレンズ85のレンズ部85aの走査開始側を透過して導光された第2レーザ光L2とをそれぞれ検出する。
fθレンズ85と空気の境界での外面反射は、図10に示すように、fθレンズ85の媒質の屈折率が1.52の場合、入射角80°付近では50%程度の反射(s偏光の場合)が起こる。第3実施形態では、第1レーザ光L1が内側壁面85cに入射するときの入射角θを79.02°に設定している。
また、第1レーザ光L1がfθレンズ85の端部の外側壁面85bで内面反射する場合は、fθレンズ85の入射面側に遮光材を配設したり、内面反射した第1レーザ光L1が感光体ドラム31や同期検知センサ91に入射しないように外側壁面85bの角度を変更したりする。また、外面反射を利用する場合は、反射率が低くなる(入射角80°でも光量が約50%低下する)ので、第1レーザ光L1の領域だけレーザダイオード81の駆動電圧を高くして発光光量を大きくしてもよい。あるいは、常にレーザダイオード81の駆動電圧を高くして発光光量を大きくし、有効露光領域の光路中に減光フィルタを配設するようにしてもよい。
以上の構成からなるレーザースキャニングユニット8は、前記第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変形される。fθレンズ85の外側壁面85bの内面反射部は、第1レーザ光L1を集光させるように凹面形状になっていてもよい。具体的には、図7において、第1レーザ光L1の入射光束幅3mm、入射角45.4°、外側壁面85bの内面反射部から同期検知センサ91までの距離136mmの場合、fθレンズ85の外側壁面85bの内面反射部を曲率半径392mmの面にすれば、同期検知センサ91上で第1レーザ光L1が集光する。あるいは、fθレンズ85の外側壁面85bで内面反射された第1レーザ光L1が出射するfθレンズ85の部分の面をレンズ形状にして、第1レーザ光L1を集光させてもよい。
1 画像形成装置
8 レーザースキャニングユニット
31 感光体ドラム
81 レーザダイオード
84 ポリゴンミラー
85 fθレンズ
85a レンズ部
85b 外側壁面
85c 内側壁面
91 同期検知センサ
L1 第1レーザ光
L2 第2レーザ光
8 レーザースキャニングユニット
31 感光体ドラム
81 レーザダイオード
84 ポリゴンミラー
85 fθレンズ
85a レンズ部
85b 外側壁面
85c 内側壁面
91 同期検知センサ
L1 第1レーザ光
L2 第2レーザ光
Claims (4)
- レーザ光を射出する光源と、前記光源から射出されたレーザ光を偏向する偏向器と、前記偏向器で偏向されたレーザ光により被走査面上を走査する走査光学系と、前記走査光学系により主走査方向に走査されるレーザ光を検出する一つのレーザ光検出手段と、を備え、
前記レーザ光検出手段が、前記被走査面の有効露光領域外において、前記走査光学系を構成する光学素子の端部の壁面で反射して導光された第1レーザ光と、前記光学素子のレンズ部を透過して導光された第2レーザ光とをそれぞれ検出し、前記レーザ光検出手段からの検出信号を主走査方向の同期に用いることを特徴とする、光走査装置。 - 前記レーザ光検出手段で検知される第1レーザ光検知タイミングと第2レーザ光検知タイミングとの時間差を測定する走査時間測定手段と、前記走査時間測定手段で測定した時間差を基準時間と比較して主走査倍率を補正する補正手段と、を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の光走査装置。
- 前記光学素子がfθレンズであることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の光走査装置。
- 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光走査装置からのレーザ光により被走査面上に静電潜像を形成して記録媒体に画像を形成することを特徴とする、画像形成装置。
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