JP2010104654A - パンツ型使い捨ておむつ及びその装着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】装着時にはかせ易くした使い捨ておむつ及びその装着方法を提供する。
【解決手段】サイドシール部40の中間に、左右を1組として、少なくとも1以上のシール間欠部41、41を有し、このシール間欠部41、41を折り線位置S1、S2として前身頃及び後身頃を胴周りに沿って折り返し容易とし、かつ前記シール間欠部41によって区切られる各サイドシール部42のおむつ長手方向長さを60mm以下とする。そして装着に当たり、シール間欠部41、41を折り線位置S1、S2として前身頃及び後身頃を胴周りに沿って折り返した状態で、この折返し部分を手で摘み、ウエスト部分の開口部を拡げて装着させた後、前記折返し部分を展開させ、装着させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、おむつ装着時に、前身頃及び後身頃をウエスト開口部から折り返すことにより、はかせ易くしたパンツ型使い捨ておむつ及びその装着方法に関する。
従来より、透液性の表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在された吸収性本体と、この吸収性本体と一体的に接合され、少なくとも前身頃と後身頃とを構成するとともに、前身頃及び後身頃のそれぞれの領域において、ウエスト部及び胴周り部に沿って多数の弾性伸縮部材が配設された外装シートとから構成され、前記外装シートの前身頃と後身頃とが両側端のサイドシール部において接合されることによりウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成されたパンツ型の使い捨ておむつが知られている。
かかる使い捨ておむつは、ウエスト周り及び胴周りのフィット性を確保して、おむつのずり落ちを防止するとともに、ウエスト周りからの漏れ防止などのために、着用者の腹部から腰部をある程度の幅で覆う必要がある。このためレッグ開口部の上端からウエスト開口部にかけてのおむつ脇部の長手方向長さは、ある程度長く形成されている。
このように前身頃及び後身頃のおむつ脇部の長手方向長さを長く形成することは、おむつの機能を確保する上で必要であるが、おむつ装着時には、この部分が着用者の脚や尻に引っ掛かって、おむつをはかせ難いという問題があった。
近年では、容易に装着できるようにするという観点から、種々の形態のおむつが開発されている。例えば下記特許文献1では、ウエスト開口部には弾性収縮部材を備えるとともに、その内面に高摩擦性部材を有するウエストフラップが形成されてなり、該ウエストフラップが一定幅外方に折り返されて仮保持状態にあるパンツ型おむつが開示されている。
また、下記特許文献2では、長手方向の外側へ延出して配設される一対の伸縮体を有する使い捨ておむつであって、おむつを装着後、前記伸縮体を吸収性本体の上に折り返して使用することができるように、伸縮体が吸収性本体端縁から外側へ十分な長さ延出している使い捨ておむつが開示されている。
特開2003−305083号公報 特開平10−52456号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のおむつでは、ウエスト開口部の内側に設けた高摩擦性部材が身体の肌面に接触して抵抗となるのを回避するため、高摩擦性部材を有するウエストフラップを一定幅だけ外方に折り返すようにしたものであり、おむつのウエスト部分が長いことによって装着時に脚や尻に引っ掛かるという問題を解決するものではない。また、ウエスト部分のおむつ長手方向長さが長いと、おむつ装着時にウエスト開口を掴んではかせるようにするため、ウエスト開口が拡げ難く、脚や尻への引っ掛かりが生じる場合が多い。
さらに、上記特許文献1記載のおむつでは、ウエストフラップを折り返した仮保持状態を安定させるため仮止めが施されているが、おむつ装着時にサイド部分を掴んで上に引っ張ると、装着中におむつが身体に引っ掛かったりした場合、折り返されたウエストフラップに手が引っ掛かって仮止めが解除される事態が想定し得る。このため、おむつ装着時に、サイド部分の上部を手で摘んで引き上げるのではなく、別の手法によっておむつを持ち上げるようにすることが重要となる。
一方、上記特許文献2記載のおむつでは、ウエスト周り開口部を形成している伸縮体が、吸収性本体の長手方向端部において端縁に沿って、長手方向の外側に延出してその一端が接合され、吸収体上部へは伸縮体の配置がほとんどないため、伸縮体は全体として伸縮を阻害されることがなく、伸縮性に優れ、また脚周りの開口部が大きいため着用者の装脱着が容易になるというものであるが、前記ウエスト周り開口部を形成している伸縮体がおむつ長手方向の外側へ延出して配設されるものであるため、装着時に前記伸縮体に脚や尻が引っ掛かってはかせ難いという問題が解決されるものではない。
そこで本発明の主たる課題は、装着時にはかせ易くしたパンツ型使い捨ておむつ及びその装着方法を提供することにある。
前記課題を解決するために請求項1に係る本発明として、透液性の表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在された吸収性本体と、この吸収性本体と一体的に接合され、少なくとも前身頃と後身頃とを構成するとともに、前身頃及び後身頃のそれぞれの領域において、ウエスト部及び胴周り部に沿って多数の弾性伸縮部材が配設された外装シートとから構成され、前記外装シートの前身頃と後身頃とが両側端のサイドシール部において接合されることによりウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成されたパンツ型使い捨ておむつにおいて、
前記サイドシール部の中間には、左右を1組として、少なくとも1以上のシール間欠部を有し、このシール間欠部を折り線位置として前記前身頃及び後身頃が胴周りに沿って折り返し容易とされ、かつ前記シール間欠部によって区切られる各サイドシール部のおむつ長手方向長さが60mm以下となっていることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項1記載の発明では、前記サイドシール部の中間に、左右を1組として、少なくとも1以上のシール間欠部を有し、このシール間欠部を折り線位置として前記前身頃及び後身頃が胴周りに沿って折り返し容易とされているため、装着時に前身頃及び後身頃を前記折り線位置にて容易に折り返すことができるようになる。すなわち、シール間欠部は薄く腰が無いため、折り返しが容易である。このため、おむつ装着時に持ちやすくなり、両側に引っ張るだけでおむつ開口部全体が簡単に拡がり、脚や尻に引っ掛かりにくくなる。したがって、従来の前身頃及び後身頃を伸ばしたまま装着させるおむつに比べて、脚や尻に引っ掛からずにはかせ易くすることができる。また、シール間欠部は薄く腰が無いため、折り状態が保持されやすく、装着作業中にも折り返し状態が解除されにくい。
ここで、成人女性の手の親指の長さがおよそ50〜60mmであることを考慮して、本発明では前記シール間欠部によって区切られる各サイドシール部のおむつ長手方向長さを60mm以下としている。このため、装着時に折り返し部分を親指などの手の指に引っ掛け易くなり、女性や手が不自由な人でも握力をさほど使うことなくおむつ開口部を拡げて容易に装着させることができるようになる。
請求項2に係る本発明として、前記シール間欠部は、前記サイドシール部の外縁位置で5mm以上10mm以下の長さで形成されている請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項2記載の発明では、シール間欠部のおむつ長手方向長さを規定しており、サイドシール部の外縁位置で5mm以上10mm以下の長さで形成することが好ましい。
請求項3に係る本発明として、前記サイドシール部は、おむつ長手方向に連続線状又は任意のドット形状シールを小間隔で連ねたパターンで形成されている請求項1、2いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項3記載の発明では、サイドシール部のシールパターンを規定しており、おむつ長手方向に連続線状又は任意のドット形状シールを小間隔で連ねたパターンのいずれであっても良い。前記「小間隔」とは、前記シール間欠部との関係から5mm未満の間隔であり、好ましくは0.5〜2mmの間隔である。
請求項4に係る本発明として、前記弾性伸縮部材は、前記吸収体と重なる領域の大部分が胴周り方向に収縮しないように切断されている請求項1〜3いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項4記載の発明は、吸収体と重なる領域におむつ幅方向の収縮力が作用すると、吸収体におむつ長手方向のシワがよって吸収体の折り返しを阻害する場合があるために規定されたものであり、この領域の弾性伸縮部材の大部分を切断して不連続とし、胴周り方向の伸縮性が付与されない構造としたものである。
請求項5に係る本発明として、前記折り線位置がおむつ長手方向に間隔を空けて2本設けられるとともに、シール間欠部によって区切られる各サイドシール部のおむつ長手方向長さは、前記折り線位置間に位置するサイドシール部の長さが、前記ウエスト開口部に最も近接するサイドシール部の長さ及び前記レッグ開口部に最も近接するサイドシール部の長さより長く形成されている請求項1〜4いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項5記載の発明では、前記折り線位置をおむつ長手方向に2本設けた場合に、シール間欠部によって区切られる各サイドシール部のおむつ長手方向長さについて規定しており、折り線位置間に位置するサイドシール部の長さが、ウエスト開口部に最も近接するサイドシール部(上段の折り線位置より上部のウエスト開口部までの間のサイドシール部)の長さ及びレッグ開口部に最も近接するサイドシール部(下段の折り線位置より下部のレッグ開口部までの間のサイドシール部)の長さより長く形成している。これにより、各折り線位置にて外側に折り返したとき、折り返し後の状態で、最も外側に折り線位置間に位置するサイドシール部の部分が位置することとなり、この部分のおむつ長手方向長さを他の部分より長く形成することにより、折り返し状態が保持されやすく、装着作業中にも折り返し状態が解除されにくいおむつとすることができる。
請求項6に係る本発明として、前記シール間欠部に対応する胴周りに沿った帯状領域には、前記弾性伸縮部材が配置されていない請求項1〜5いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項6記載の発明では、折り線位置での折り返しを容易にするため、各折り線位置に設けられるシール間欠部に対応する胴周りに沿った帯状領域には弾性伸縮部材を配設しないようにした。なお、前記「シール間欠部に対応する胴周りに沿った帯状領域」とは、少なくともシール間欠部のおむつ長手方向長さで胴周りに沿って形成した帯状領域が含まれていれば良く、この帯状領域より大きめの領域であっても構わない。
請求項7に係る本発明として、前記シール間欠部は、サイドシール部に形成した切欠きによって形成されている請求項1〜6いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
請求項8に係る本発明として、前記シール間欠部は、未シール部によって形成されている請求項1〜6いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項7、8記載の発明は、シール間欠部の形成手段を規定したものであり、切欠きあるいは未シール部によって形成することができる。
請求項9に係る本発明として、前記シール間欠部に対応する胴周りに沿った帯状領域では、前記吸収体のおむつ長手方向の剛度が20cN/50mm以下である請求項1〜8いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項9記載の発明では、折り線位置が吸収体と重なる場合に、吸収体とともに折り線位置から容易に折り返すことができるようにするため、前記シール間欠部に対応する胴周りに沿った帯状領域では、前記吸収体のおむつ長手方向の剛度を20cN/50mm以下に設定している。
請求項10に係る本発明として、前記シール間欠部に対応する胴周りに沿った帯状領域では、前記吸収体が他の部分より薄く形成されるか或いは吸収体が存在していない請求項1〜8いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項10記載の発明では、折り線位置が吸収体と重なる場合に、折り線位置から容易に折り返すことができるようにするため、前記シール間欠部に対応する胴周りに沿った帯状領域では、前記吸収体を他の部分より薄く形成するか或いは吸収体を存在させないようにしている。
請求項11に係る本発明として、前記レッグ開口部に最も近接する前記シール間欠部位置よりウエスト開口部側には、前記吸収体が存在していない請求項1〜8いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつが提供される。
上記請求項11記載の発明では、レッグ開口部に最も近接するシール間欠部位置(最下段の折り線位置)よりウエスト開口部側(上方側)には、前記吸収体を存在させないようにした。これにより、吸収体にかかわらず折り線位置での折り返しが容易になるとともに、よりコンパクトな製品状態にすることができる。
請求項12に係る本発明として、請求項1〜11いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつの装着に当たり、前記シール間欠部を折り線位置として前記前身頃及び後身頃を胴周りに沿って折り返す第1手順、前記折返し部分を手で摘み、ウエスト部分の開口部を拡げて装着させる第2手順、前記折返し部分を展開させる第3手順の手順で装着させることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつの装着方法が提供される。
上記請求項12記載の発明では、上記請求項1〜11いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつの装着方法であり、具体的には、シール間欠部を折り線位置として前記前身頃及び後身頃を胴周りに沿って折り返した状態で、前記折返し部分を手で摘み、ウエスト部分の開口部を拡げて装着させた後、前記折返し部分を展開させるようにする。このように、折り返し部分を手で摘んでウエスト開口部を拡げるため、持ちやすく、力を加えやすくなり、おむつが横に拡がりやすくなる。このため、脚や尻に引っ掛かりにくくなり、はかせ易い装着方法とすることができる。
請求項13に係る本発明として、前記折り線位置がおむつ長手方向に2本設けられるとともに、装着時に、前記ウエスト開口部から各折り線位置にて外側に折り返す請求項12記載のパンツ型使い捨ておむつの装着方法が提供される。
請求項14に係る本発明として、前記折り線位置がおむつ長手方向に2本設けられるとともに、装着時に、前記ウエスト開口部から前記折り線位置にて断面Z状に折り返す請求項12記載のパンツ型使い捨ておむつの装着方法が提供される。
上記13、14記載の発明では、折り線位置をおむつ長手方向に2本設けた場合の折り返し方法が規定しており、請求項13では各折り線位置にて外側に折り返し、請求項14では断面Z状に折り返すようにしている。
以上詳説のとおり本発明によれば、装着時にはかせ易くした使い捨ておむつ及びその装着方法が提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。なお、本発明における「おむつ長手方向」とは、おむつの腹側と背側を結ぶ方向(おむつ展開時の前後方向)を意味し、「おむつ幅方向」とは長手方向と直交する方向(おむつ展開時の左右方向)を意味する。
図1は本発明に係るパンツ型使い捨ておむつ1の製品状態外観図であり、図2はその展開図、図3はそのIII−III線矢視図、図4は図2のIV−IV線矢視図である。なお、図面の所要部位において接着部位を×印で明示している。
本発明に係るパンツ型使い捨ておむつ1(以下、単におむつという。)は、不織布などからなる透液性の表面シート11と、ポリエチレン等からなる防漏シート12との間に、綿状パルプなどからなる吸収体13を介在させた吸収性本体10と、この吸収性本体10と一体的に接合され、少なくとも前身頃Fと後身頃Bとを構成するとともに、前身頃F及び後身頃Bのそれぞれの領域に離隔して配置され、上層不織布及び下層不織布の間にウエスト部及び胴周り部に沿って多数の弾性伸縮部材が配置された外装シート20,30とから構成されている。そして、前記外装シート20,30の前身頃Fと後身頃Bとが両側部のサイドシール部40、40において接合されることにより、ウエスト開口部WO及び左右一対のレッグ開口部LO、LOが形成されたパンツ型となっている。
本発明に係るおむつ1は、前記外装シートが、上層不織布21A及び下層不織布21Bの間に少なくともウエスト部23及び胴周り部24に沿って多数の弾性伸縮部材26…、28…が配置され、前記吸収性本体10の後身頃B側に接合される後身頃用外装シート20と、上層不織布31A及び下層不織布31Bの間にウエスト部21及び胴周り部22に沿って多数の弾性伸縮部材25…、27…が配置され、前記吸収性本体10の前身頃F側に接合される前身頃用外装シート30とからなる2分割のシートで構成されている。
前記おむつ1は、前記サイドシール部40の中間に、左右を1組として、少なくとも1以上のシール間欠部41、41、図示例では2組のシール間欠部41…を有し、この左右1組のシール間欠部41、41を折り線位置S1、S2として前身頃及び後身頃が胴周りに沿って折り返し容易とされている。さらに、前記シール間欠部41によって区切られる各サイドシール部のおむつ長手方向長さが60mm以下とされている。
以下、前記吸収性本体10及び前記外装シート20、30の構造、折り返し構造、並びにおむつ1の装着方法及び組立構造について順に説明する。
(吸収性本体10の構造)
先ず最初に、吸収性本体10の構造の一例について図2〜図4に基づいて詳述する。
吸収性本体10は、前述したように、不織布などからなる透液性の表面シート11と、ポリエチレン等からなる裏面シート12との間に、綿状パルプ等の繊維集合体と高吸収性ポリマー等の高吸収材などからなる吸収体13を介在させた構造とされ、体液を吸収保持するものである。前記吸収体13は、坪量が50〜600g/m程度が好ましく、300〜500g/m程度がより好ましい。
前記高吸収性ポリマーとしては、たとえばポリアクリル酸塩架橋物、自己架橋したポリアクリル酸塩、アクリル酸エステル−酢酸ビニル共重合体架橋物のケン化物、イソブチレン・無水マレイン酸共重合体架橋物、ポリスルホン酸塩架橋物や、ポリエチレンオキシド、ポリアクリルアミドなどの水膨潤性ポリマーを部分架橋したもの等が挙げられる。これらの内、吸水量、吸水速度に優れるアクリル酸またはアクリル酸塩系のものが好適である。前記吸水性能を有する高吸収性ポリマーは製造プロセスにおいて、架橋密度および架橋密度勾配を調整することにより吸水力(吸収倍率)と吸水速度の調整が可能である。前記吸収体13における高吸収性ポリマーの含有比率は、30〜70%程度が適当であるが、これに限るものではない。また、図示例では平面形状を略方形状として成形されたものが使用され、その幅寸法は股間部への当たりによって着用者にゴワ付き感を与えない寸法幅となっている。
前記吸収体13は、被包シート14によって囲繞されている。被包シート14は、ティシュー等の紙材あるいは不織布等の透液性のシートを用いることができる。厚みは0.05〜0.5mm程度が好ましく、0.05〜0.2mm程度がより好ましい。坪量は5〜25g/m程度が好ましく、5〜15g/m程度がより好ましい。不織布を用いる場合は、スパンボンド法やSMS法により加工された不織布、特にSMS法により加工された不織布が、薄さと強度のバランスに優れる点で好適である。なお、被包シート14は、少なくとも吸収体13の表面側(肌当接面側)の面が撥水性でなければシートの親水度は特に問わない。
前記吸収体13の表面側(肌当接面側)を覆う透液性の表面シート11としては、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維は、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、SMS法、サーマルボンド法、エアスルー法、ポイントボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。特には、スパンボンド法やSMS法により加工された不織布が薄さと強度のバランスに優れる点で好適であり、エアスルー法により加工された不織布は低坪量でも吸収が速やかでかつドライタッチ性に優れるため好適である。これらは1層からなるシートでも2層以上(同一種類あるいは複数種類)からなるシートでもよいが、合計の坪量としては、10〜40g/mが好ましく、10〜22g/mがより好ましく、10〜15g/mが特に好ましい。厚みは1mm以下が好ましく、0.5mm以下がより好ましく、0.3mm以下が特に好ましい。表面シート11に多数の透孔を形成した場合には、尿などが速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。前記表面シート11は、吸収体13の側縁部を巻き込んで吸収体13の裏面側まで延在している。
前記吸収体13の裏面側(非肌当接面側)を覆う裏面シート12は、ポリエチレンまたはポリプロピレンなどの不透液性プラスチックシートが用いられるが、近年はムレ防止の点から透湿性を有するものが好適に用いられる。この遮水・透湿性シートは、たとえばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートであり、仮にシート厚が同じであれば無孔シートよりも剛性が低下するため、柔軟性の点で勝るものとなる。具体的には、JIS Z0208に準じて測定された透湿度が3000〜12000g/m2・24hr、好ましくは6000〜12000g/m2・24hr、より好ましくは8000〜12000g/m2・24hrの不透液性シートを使用するのが望ましい。
一方、立体ギャザーBSを形成するギャザー不織布15は、折返しによって二重シートとした不織布が用いられ、前記表面シート11によって巻き込まれた吸収体13の側縁部をさらにその上側から巻き込んで吸収体13の裏面側まで延在して接着されている。より具体的には、前記ギャザー不織布15は、おむつの長手方向中間部では、立体ギャザーBS形成部分を残し、幅方向中間部から吸収体13の裏面側に亘る範囲がホットメルト接着剤等によって接着され、また長手方向前後端部では、前記幅方向中間部から一方側端縁までの区間が吸収体13の裏面側に亘る範囲で接着されるとともに、前記立体ギャザーBSを形成する部分を吸収体13の上面部にて折り畳むようにしながらホットメルト接着剤等により接着している。
前記二重シート不織布によって形成されたギャザー不織布15の内部には、起立先端側部分に複数本の糸状弾性伸縮部材16、16…が配設されるとともに、吸収体13の側縁部近傍部位に糸状弾性伸縮部材17が配設され、さらに吸収体13の裏面がわ側部に糸状弾性伸縮部材18が夫々配設されている。前記先端部弾性伸縮部材16、16…は、主にはその弾性伸縮力により吸収体側縁部より突出する不織布部分を起立させて立体ギャザーBSを形成するためのものであり、前記糸状弾性伸縮部材17、18は、主にその弾性伸縮力により図5の製品状態図に示されるように、吸収体13の側部を屈曲させ、吸収体13の側部によって立体ギャザーBSの基端側部分を構成するためのものである。前記屈曲部から吸収体側縁までの吸収体13の起立高さHLは、5〜30mm、好ましくは20〜30mmとするのが望ましい。前記起立高さHLが5mm未満の場合には、短すぎて吸収体側部を屈曲させることが困難になるとともに、肌に対する十分なフィット性が確保できない。また、起立高さHLが30mmを超えると、起立長さが長過ぎて効果的に屈曲させることができないなどの問題が生じる。
前記糸状弾性伸縮部材17としては、通常使用されるスチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材を用いることができる。また、外側から見え難くするため、太さは940dtex以下、テンション(伸張率)は150〜350%として配設するのがよい。なお、糸状弾性伸縮部材に代えて、ある程度の幅を有するテープ状弾性伸縮部材を用いるようにしてもよい。
前述のギャザー不織布15を構成する素材繊維も前記表面シート11と同様に、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンボンド法、SMS法、サーマルボンド法、エアスルー法、ポイントボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法によって得られた不織布を用いることができる。具体的には、不織布の加工方法としてはスパンボンド法やSMS法によるものが薄さと強度のバランスに優れる点で好適であり、坪量としては、8〜30g/mが好ましく、10〜22g/mがより好ましく、10〜15g/mが特に好ましい。厚みは0.5mm以下が好ましく、0.3mm以下がより好ましく、0.2mm以下が特に好ましい。さらに前記ギャザー不織布16については、尿などの透過を防止するとともに、カブレを防止しかつ肌への感触性(ドライ感)を高めるために、シリコン系、パラフィン金属系、アルキルクロミッククロイド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いても良い。
さらに、図3及び図6に示されるように、後身頃用外装シート20と前身頃用外装シート30との間の股間部において、前記吸収性本体10の外面に股間部外装シート19を配設することが好ましい。この場合、前記股間部用外装シート19は、後身頃用外装シート20及び前身頃用外装シート30の下層不織布21B、31Bと同じ素材のものを用いるようにする。これにより、前記股間部用外装シート19と、後身頃用外装シート20及び前身頃用外装シート30との境界が目立たなくなる。また、前記股間部用外装シート19は、後身頃用外装シート20及び前身頃用外装シート30の下層不織布21B、31Bと異なる素材のものを用いるようにしてもよい。股間部に位置する前記股間部用外装シート19は、着用者の股の間で擦れることが多いため、前後身頃のシートよりも柔軟性、耐摩耗性に優れた不織布素材を用いることが好ましい。前記股間部用外装シート19の耐摩耗性を向上するためには、股間部用外装シート19の外面側からエンボスを施すことにより、股間部用外装シート19と防漏シート12との一体化を図るようにすることができる。股間部用外装シート19は前記吸収性本体10の全長にわたって設けてもよいが、離隔して配置されている後身頃用外装シート20と前身頃用外装シート30とを連結するように、股間部のみに設けるのが好ましい。
(外装シート20、30の構造)
前記後身頃用外装シート20は、不織布などからなる2枚の上層不織布21A、下層不織布21Bと、その間に少なくとも、ウエスト開口部23回りに伸長下で配置固定されたウエスト部弾性伸縮部材26、26…と、胴周り部24の上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って伸長下で配置固定された複数の腰回り弾性伸縮部材28、28…とを備えている。また、おむつ中間両側部に相当する部位に、夫々脚部開口を形成するための凹状の脚回りライン29、29が形成されている。
前記前身頃用外装シート30は、不織布などからなる2枚の上層不織布31A、下層不織布31Bと、その間に少なくとも、ウエスト開口部21回りに配置されたウエスト部弾性伸縮部材25、25…と、胴周り部22の上下方向に間隔をおいて水平方向に沿って配置された複数の腰回り弾性伸縮部材27、27…とを備えている。また、おむつ中間両側部に相当する部位に、夫々脚部開口を形成するための凹状の脚回りライン39、39が形成されている。
前記上層不織布21A、31A及び下層不織布21B、31Bの構成素材としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用い、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工方法にて得られた不織布を用いることができる。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型のバイコンポーネント不織布やサイドバイサイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維による不織布を用いることができる。前記バイコンポーネント不織布は、熱融着性に優れたものとすることができるため好ましい。
前記上層不織布21Aと下層不織布21Bとは、少なくとも弾性伸縮部材を配置する領域の実質的に全面に亘って、ホットメルト接着剤等で接着されていることが好ましい。そうすることで、弾性伸縮部材を細かく切断する場合は、弾性伸縮部材の断片がシート間を移動することがなくなるため、好ましい。また、弾性伸縮部材の固定をさらに確実にするために、コントロールシーム塗布、オメガ塗布又はシュアラップ塗布といった、公知の直接塗布方式により弾性伸縮部材の周面にホットメルト接着剤を塗布し、接着力を強化しても良い。接着力を強化しすぎると、細かく切断された弾性伸縮部材が外装シートを細かく収縮させ、外観を損ねることがある。そのような場合には、接着力を強化する必要がある部位のみ、弾性伸縮部材にホットメルト接着剤を直接塗布すれば良い。
(折り返し構造について)
本発明では、前記折り線位置S1、S2での折り返しを容易にするため、あるいは折り線位置S1、S2での折り返し状態を維持するため、おむつ1を以下のような種々の形態で構成することができる。
先ず、前記サイドシール部40の構造について詳述すると、後身頃用外装シート20と前身頃用外装シート30とは、両側部が、ヒートシールまたは超音波シール等からなる融着手段あるいはホットメルト接着剤による接着手段によって接合され、この接合部がサイドシール部40、40とされている。前記サイドシール部40は、おむつ長手方向に連続線状又はドット形状シールを小間隔で連ねたパターンで形成することができる。ドット形状シールの場合、ドット形状は長方形や菱形、円形、楕円、三角形等の図形、あるいは記号、文字等、任意の形状を採用することができる。また、小間隔とは具体的には5mm未満であり、好ましくは0.5〜2mmの間隔である。図7に示される例では、サイドシール部40は、長方形のドット形状シールを小間隔で連ねたパターンで形成されている。
そして本発明では、図7に示されるように、前記サイドシール部40の中間に、左右を1組として、少なくとも1以上のシール間欠部41を有し、このシール間欠部を折り線位置として前記前身頃及び後身頃がウエスト開口部WOから胴周りに沿って折り返し容易に形成されている。また、前記サイドシール部40は、シール間欠部41によって区切られる各サイドシール部の区間42…のおむつ長手方向長さが60mm以下、より好ましくは50mm以下とされている。これにより、おむつ装着時に、前記折り線位置にて折り返すことにより、前身頃及び後身頃が60mm以下となり、折り返し部分を手で摘みやすくなるとともに、両側に拡げやすくなり、はかせ易いおむつとすることができる。
ここで、折り返した後の前身頃及び後身頃のおむつ長手方向長さを60mm以下とする理由は、次の通りである。すなわち、従来、おむつの前身頃及び後身頃のおむつ長手方向長さが長いため、ウエスト開口部の両側を両手で掴んではかせるようにしなければならず、握力が小さい女性等の場合、手で掴んだ状態でウエスト開口部を外側に拡げるのが容易ではないため、脚や尻に引っ掛かって装着作業を困難にしていた。また、前身頃及び後身頃のおむつ長手方向長さが長いため、脚や尻に引っ掛かる場合が多かった。このため、発明者は、はかせ易いおむつとするため種々研究した結果、前身頃及び後身頃を折り返しておむつ長手方向長さを短くするとともに、この折り返し部分の両側部を親指などの指に引っ掛けて両側に拡げるだけで、容易におむつを拡げることができ、脚や尻に引っ掛かりにくくなることを知見するに至った。ここで、成人女性の親指の長さがおよそ50mm〜60mmであるため、本発明では、折り返した後のレッグ開口部からおむつ上端までの長さを60mm以下としたものである。これによって、女性や手が不自由な人でも握力をさほど使うことなくおむつを拡げることができるようになった。
前記折り線位置は、一般的なおむつのサイドシール部の長さに対して、本発明がシール間欠部41によって区切られる各サイドシール部の区間42のおむつ長手方向長さを60mm以下に規定する関係上、ウエスト開口部から胴周りに沿って2本以上設けられることが好ましい。図示例では、乳幼児用のおむつを想定して2本の折り線位置S1、S2が設けられている。
前記シール間欠部41は、サイドシール部40の外縁位置で5mm以上10mm以下の長さで形成されることが好ましい。すなわち、5mm未満ではサイドシール部40を任意のドット形状シールを小間隔で連ねたパターンで形成した場合に、この小間隔との区別が付きにくく、10mm以上では、折り線位置が特定され難いとともに、サイドシール部40の機能が損なわれるおそれがある。
前記シール間欠部41は、図7などに示される例では、外装シート20、30の両側の全長に亘ってサイドシール部40、40を形成した後、このサイドシール部40に形成した切欠きによって形成することができる。図示例では両側端縁から内側に向けて狭くなる三角形状で前記シール間欠部41が形成されているが、この形状に限らず、四角形、半円形などで形成してもよい。
また、前記シール間欠部は、図8に示されるように、サイドシール部40の未シール部41’によって形成されるようにすることもできる。この場合、前記切欠きは設けなくてもよいが、未シール部41’に前記切り欠きを設けるようにすると、より折り返しやすくなるため好ましい。
折り返し方法は、図9(A)に示されるように、ウエスト開口部WOから折り線位置S1にて外側に折り返した後、同図(B)に示されるように、この折り返した部分を折り線位置S2にてさらに外側に折り返し、同図(C)に示される折り返し後の状態とする。
このとき、折り返し部分の断面形状は、図10に示されるように、ウエスト部21、23が最も内側になるように渦巻き状に巻き込んでいる。このため、かかる折り返し方法によれば、折り返し状態が保持され、解除されにくくなる。
他の折り返し形態として、ウエスト開口部WOから折り線位置S1にて内側に折り返すとともに、折り線位置S2にて外側に折り返すことにより、図11に示されるように、断面Z状に折り返すようにしてもよい。これにより、おむつ装着後に折り返し部分を展開させる際、引き延ばしやすくなる。
他方、本おむつ1では、図7などに示されるように、胴周り部22、24に配設される弾性伸縮部材27、28は、吸収体13と重なる領域の大部分が胴周り方向に実質的に収縮しないように切断することが好ましい。これにより、吸収体13におむつ長手方向のシワがよりにくくなり、折り線位置S1、S2からの折り返しが阻害されにくくなる。
また、前記吸収体13のおむつ長手方向の剛度は、5〜35cN/50mm程度が適当だが、少なくとも、前記シール間欠部41に対応する胴周りに沿った帯状領域では、20cN/50mm以下であると、前記折り線位置S1、S2にて折り曲げやすいので特に好ましい。前記吸収体13のおむつ長手方向の剛度は、全体が20cN/50mm以下としてもよいが、前記シール間欠部41に対応する胴周りに沿った帯状領域のみを、剛度が20cN/50mm以下の低剛性部としてもよい。このように高剛性部と低剛性部を設ける場合は、高剛性部は、剛度が15〜50cN/50mm、好ましくは20〜35cN/50mm、低剛性部は、剛性が2〜20cN/50mm、好ましくは2〜15cN/50mmとする。
剛性(剛度)は、JIS K 7171(プラスチック−曲げ剛性の試験方法)に準拠し、次の方法で測定する。測定にはテンシロン試験機(圧子先端部の曲率半径R1=5.0±0.1mm、支持プレート先端部の曲率半径R2=5.0±0.2mm)を用い、内装体の製品前後方向の曲げ剛性を測定する。試験片は、内装体から測定に影響する弾性伸縮部材を取り除き、これをおむつ長手方向80mm、おむつ幅方向50mmの長方形に切り取ることにより作製する。曲げ剛性値の単位中の50mmは試験片の短辺の長さであり、試験時の圧子でたわませた試験片の幅である。それぞれ断面円弧状の先端部を有し、両先端部の先端(上端)間の間隔を位置を揃えて配置された一対の支持プレート上に、上記の試験片を、その長手方向を各プレートに直交する方向に向けて、掛け渡すように載置し、その試験片に僅かに接するように圧子先端部を配置する。ロードセル5kg(レンジ196cN)、速度30mm/minの条件で圧子を降下させ、荷重−たわみ曲線を得る。得られた曲げ応力の最大値を曲げ剛性値(cN/50mm)とする。
本おむつ1では、図12に示されるように、シール間欠部41に対応する胴周りに沿った帯状領域S1a、S2aには、吸収体13が他の部分より薄く形成されるか、或いは吸収体13が存在しないようにすることができる。これにより、折り線位置S1、S2が吸収体13の上に設けられる場合でも、折り線位置S1、S2にて容易に折り返すことができるようになるとともに、図13に示されるように、前身頃及び後身頃の折り返し部分に吸収体13(斜線部)が介在するため、折り返し状態が保持されやすくなる。さらに、おむつ上部まで吸収体13を介在させることができるため、漏れ防止ともなる。あるいは、シール間欠部41に対応する胴周りに沿った帯状領域S1a、S2a内に、吸収体13を水平方向に横断する線状のエンボスを設けることにより、折り線位置S1、S2での吸収体13の折り曲げを容易にすることができる。
一方、本おむつ1では、図14に示されるように、レッグ開口部LOに最も近接するシール間欠部41位置よりウエスト開口部側WOには、吸収体13を存在させないようにすることができる。すなわち、最下段のシール間欠部41より上方側には、吸収体13を介在させないようにする。これにより、折り線位置S1、S2に吸収体13が介在しないため、折り返しが容易になるとともに、よりコンパクトな製品状態となり、持ち運びに便利となる。
本おむつ1では、図1などに示されるように、前記シール間欠部41に対応する胴周りに沿った帯状領域には、前記弾性伸縮部材25〜28が配設されないようにすることが望ましい。これにより、折り線位置S1、S2では、弾性伸縮部材の収縮による縦方向のシワが減少し、折り線位置での折り返しが阻害されにくくなる。なお、前記シール間欠部41のおむつ長手方向の長さを5〜10mmとした場合、弾性伸縮部材を配設しない領域幅は10〜15mmとすることが好ましい。
本おむつ1では、図15(A)に示されるように、折り線位置S1の直下の弾性伸縮部材のテンションを他の部分より比較的きつめに設定することができる。これにより、折り返したとき、同図(B)に示されるように、折り返し部分の外側下端のテンションが最もきつくなり、折り返し部分を固定できるようになる。
また、本おむつ1では、各折り線位置S1、S2の上下の弾性伸縮部材を着色するなどして、前記折り線位置S1、S2を認識しやすくすることができる。
ところで、図16に示されるように、前記サイドシール部40の上端部40aは、斜めに切り落としておくことが好ましい。これにより、サイドシール部40の上端にカドが無くなるため、折り返したときにおむつが破れにくくなる。さらに、おむつ脱着時に、サイドシール部40を引き裂く際、破り始め位置のシール幅が狭いので、破り始めにかかる力を小さくでき、作業性が良好となる。
(おむつ1の装着方法)
次に、図17に基づいて、おむつ1の装着方法について説明する。先ず、図17(A)に示されるように、前記シール間欠部41、41を折り線位置として、おむつ1の前身頃及び後身頃を胴周りに沿って折り返す。次に、同図(B)に示されるように、この折り返し部分を手で摘み、ウエスト部分の開口部を拡げた状態で、おむつに脚を通して腰まで引き上げる。その後、同図(C)に示されるように、折り返し部分を展開させて、腹回りを覆う。ここで、おむつの股上を短くして装着させたいなどの場合は、適宜の幅で折り返した状態で装着させてもよい。
また、図18に示されるように、シール間欠部41、41を折り線位置として、おむつ1の前身頃及び後身頃を胴周りに沿って折り返した際、最後の折り返し端部の外側とおむつ1の外側とに跨って後処理テープTやワッペン等のテープ材を設けることによって、折り返し状態を仮固定するようにしてもよい。なお、前記後処理テープTとは、廃棄時におむつを小さく丸めた後に伸展し、自由端部の先端に設けられた止着部を胴開口部を越えた任意箇所に止着することにより、おむつを丸めた状態が解除されないようにするものである。
(おむつの組立)
前記吸収性本体10と後身頃用外装シート20と前身頃用外装シート30とは、図6に示されるように、後身頃用外装シート20及び前身頃用外装シート30の上面側に吸収性本体10がホットメルト等の接着剤によって接着され一体化される。そして、吸収性本体10が前後方向に折り重ねられ、前身頃Fのサイドシール部40、40と後身頃Bのサイドシール部40,40とを熱溶着またはホットメルト接着剤などによって接合することにより、図1に示されるパンツ型のおむつ1に組み立てられる。その後必要に応じて、前記サイドシール部40には、シール間欠部41の切欠きなどが施される。
おむつ1は、製品状態で、前身頃及び後身頃を折り返しておいてもよいし、折り返さない状態であってもよい。製品状態で折り返すようにした場合、この折り返し部分に、おむつの股下部分を折り返して挿入することにより、コンパクトにまとめることができる。
また、本おむつ1では、製品状態で折り返すようにした場合、最後の折り返し端部の内側とおむつ1の外面とをヒートシールまたは超音波シール等からなる融着手段あるいはホットメルト接着剤による接着手段によって仮接合しておいてもよい。これにより、折り返し状態を保持できるようになる。この仮接合部は、前身頃及び後身頃にそれぞれ1箇所以上の離散状に設けることが好ましい。
〔他の形態例〕
(1)上記形態例では、外装シート20は、上層不織布21A及び下層不織布21Bが、ホットメルト接着剤などにより接着された2層構造の不織布シートとしたが、この構造には特にこだわらず、公知の外装シートの構造を任意に採用することができる。
(2)上記形態例では、外装シートが前身頃外装シート30と後身頃外装シート20とに分離して設けられるものとしたが、前身頃Fから後身頃Bまで一体的に外装シートが設けられるものとしてもよい。
本発明に係るパンツ型使い捨ておむつ1の製品状態外観図である。 その展開図である。 図2のIII−III線矢視図である。 図2のIV−IV線矢視図である。 製品状態における図2のIII−III線矢視図である。 吸収性本体10と後身頃用外装シート20及び前身頃用外装シート30との分解斜視図である。 (A)はおむつ1の製品状態外観図であり、(B)はそのVII部拡大図である。 他の形態のおむつ1を示す図7(A)のVII部拡大図である。 おむつ1の折り返し手順を示す製品状態外観図である。 折り返し部分の断面図(その1)である。 折り返し部分の断面図(その2)である。 他の形態のおむつ1を示す製品状態外観図である。 図12のおむつ1の折り返し状態の製品状態外観図である。 他の形態のおむつ1を示す製品状態外観図である。 (A)は他の形態のおむつ1を示す製品状態外観図であり、(B)はその折り返し状態の製品状態外観図である。 他の形態のおむつ1を示す図7(A)のVII部拡大図である。 おむつ1の装着手順を示す手順図である。 他の形態のおむつ1の折り返し状態を示す製品状態外観図である。
符号の説明
1…使い捨ておむつ(おむつ)、10…吸収性本体、11…表面シート、12…防漏シート、13…吸収体、14…被包シート、15…ギャザー不織布、16〜18…糸状弾性伸縮部材、20…後身頃用外装シート、21A・31A…上層不織布、21B・31B…下層不織布、21・23…ウエスト部、22・24胴周り部、25・26…ウエスト部弾性伸縮部材、27・28…腰回り弾性伸縮部材、29・39…脚周りライン、30…前身頃用外装シート、40…サイドシール部、41…シール間欠部、S1・S2…折り線位置、LO…レッグ開口部、WO…ウエスト開口部

Claims (14)

  1. 透液性の表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在された吸収性本体と、この吸収性本体と一体的に接合され、少なくとも前身頃と後身頃とを構成するとともに、前身頃及び後身頃のそれぞれの領域において、ウエスト部及び胴周り部に沿って多数の弾性伸縮部材が配設された外装シートとから構成され、前記外装シートの前身頃と後身頃とが両側端のサイドシール部において接合されることによりウエスト開口部及び左右一対のレッグ開口部が形成されたパンツ型使い捨ておむつにおいて、
    前記サイドシール部の中間には、左右を1組として、少なくとも1以上のシール間欠部を有し、このシール間欠部を折り線位置として前記前身頃及び後身頃が胴周りに沿って折り返し容易とされ、かつ前記シール間欠部によって区切られる各サイドシール部のおむつ長手方向長さが60mm以下となっていることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつ。
  2. 前記シール間欠部は、前記サイドシール部の外縁位置で5mm以上10mm以下の長さで形成されている請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  3. 前記サイドシール部は、おむつ長手方向に連続線状又は任意のドット形状シールを小間隔で連ねたパターンで形成されている請求項1、2いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  4. 前記弾性伸縮部材は、前記吸収体と重なる領域の大部分が胴周り方向に収縮しないように切断されている請求項1〜3いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  5. 前記折り線位置がおむつ長手方向に間隔を空けて2本設けられるとともに、シール間欠部によって区切られる各サイドシール部のおむつ長手方向長さは、前記折り線位置間に位置するサイドシール部の長さが、前記ウエスト開口部に最も近接するサイドシール部の長さ及び前記レッグ開口部に最も近接するサイドシール部の長さより長く形成されている請求項1〜4いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  6. 前記シール間欠部に対応する胴周りに沿った帯状領域には、前記弾性伸縮部材が配置されていない請求項1〜5いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  7. 前記シール間欠部は、サイドシール部に形成した切欠きによって形成されている請求項1〜6いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  8. 前記シール間欠部は、未シール部によって形成されている請求項1〜6いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  9. 前記シール間欠部に対応する胴周りに沿った帯状領域では、前記吸収体のおむつ長手方向の剛度が20cN/50mm以下である請求項1〜8いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  10. 前記シール間欠部に対応する胴周りに沿った帯状領域では、前記吸収体が他の部分より薄く形成されるか或いは吸収体が存在していない請求項1〜8いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  11. 前記レッグ開口部に最も近接する前記シール間欠部位置よりウエスト開口部側には、前記吸収体が存在していない請求項1〜8いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつ。
  12. 請求項1〜11いずれかに記載のパンツ型使い捨ておむつの装着に当たり、前記シール間欠部を折り線位置として前記前身頃及び後身頃を胴周りに沿って折り返す第1手順、前記折返し部分を手で摘み、ウエスト部分の開口部を拡げて装着させる第2手順、前記折返し部分を展開させる第3手順の手順で装着させることを特徴とするパンツ型使い捨ておむつの装着方法。
  13. 前記折り線位置がおむつ長手方向に2本設けられるとともに、装着時に、前記ウエスト開口部から各折り線位置にて外側に折り返す請求項12記載のパンツ型使い捨ておむつの装着方法。
  14. 前記折り線位置がおむつ長手方向に2本設けられるとともに、装着時に、前記ウエスト開口部から前記折り線位置にて断面Z状に折り返す請求項12記載のパンツ型使い捨ておむつの装着方法。
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