JP2010103944A - 伝送回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号の歪みを低減することのできる低コストで規模の小さい伝送回路を提供する。
【解決手段】送信回路と受信回路との間に存在する分岐部と当該受信回路とを高電圧信号線路、及び低電圧信号線路からなる1対の信号線で結線する。さらに、ダイオードのカソードを高電圧信号線路と結線し、アノードを低電圧信号線路と結線する。送信回路は、伝送情報を取得し、分岐部と受信回路とを接続する高電圧信号線路と低電圧信号線路との間の電位差を、取得した伝送情報に応じた電位差にして差動信号を生成する。
【選択図】図2

Description

本発明は、伝送回路に関し、より特定的には、差動信号で情報を伝達する伝送回路に関する。
従来、信号経路の途中に容量を付加することによって生じる負荷反射や雑音に起因する信号の歪みを低減するために、信号経路の配線のインピーダンスと同じインピーダンスを持つ抵抗で終端を形成したり、当該抵抗の代わりにダイオードで終端を形成していた。ダイオードで終端を形成する従来技術として、特許文献1に記載の終端回路付き配線基板が、一例として挙げられる。
特開平5−152458号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来技術(以下、単に従来技術と称する)では、以下に述べる課題を有する。すなわち、従来技術では、信号線毎に2つのダイオードを必要とする。このため、伝送する情報に応じた電位差を1対の信号線に生じさせることによって、当該情報に応じた差動信号を生成して伝送する伝送回路に従来技術を適用すると、1対の信号線の終端には少なくとも4つのダイオードが必要となる。したがって、従来技術の終端回路を形成すると、伝送回路の規模が大きくなりコストが増加してしまう。また、従来技術では、例えば、上記特許文献1の図3に開示されているように、信号線をダイオードクランプするために1つの信号線に対して電源電圧Vcc、及びグランドがそれぞれ必要となるため、伝送回路の規模がさらに大きくなり、コストが増加してしまう。
したがって、本発明は、上記課題を解決するために、信号の歪みを低減することのできる低コストで規模の小さい伝送回路を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下に述べる特徴を有する。
第1の発明は、伝送する情報に応じた電位差を1対の信号線の間に生じさせることにより差動信号を生成する差動信号生成部と、差動信号生成部によって生成された差動信号を分岐する分岐部と、前記分岐部を介して取得した前記差動信号の電位差を検出し、検出した電位差に基づいて情報を認識する差動信号受信部と、1対の信号線に結線され、電位差を検出し、検出した電位差が予め定められたしきい値未満である期間を通じて、当該1対の信号線を短絡させる短絡部とを備える。
第2の発明は、上記第1の発明に従属する発明であって、1対の信号線は、差動信号生成部が予め定められた基準電圧以上の電圧を、分岐部を介して印加するための高電圧信号線路と、差動信号生成部が当該基準電圧以下の電圧を、分岐部を介して印加するための低電圧信号線路とからなり、高電圧信号線路にカソードが結線され、低電圧信号線路にアノードが結線されたダイオードを短絡部として備える。
第3の発明は、上記第1の発明に従属する発明であって、短絡部は、電位を検出する電位検出部と、電位検出部によって検出された電位が、しきい値未満である期間を通じて1対の信号線を導通することによって短絡させる導通部とを含む。
第4の発明は、上記第1の発明に従属する発明であって、移動体に搭載される装置によって生成される情報を伝送する。
第5の発明は、上記第1の発明に従属する発明であって、CANプロトコルに従って生成される前記情報を伝送する。
上記第1の発明によれば、差動信号の電位が予め定められたしきい値未満である期間を通じて、分岐部と差動信号受信部とを接続する1対の信号線を短絡させることにより、当該期間における電位、すなわち、差動信号の歪みを低減することができる。また、上記第1の発明によれば、短絡部を備えるだけの低コストで小規模な伝送回路で差動信号の歪みを低減することができる。
上記第2の発明によれば、低コストなダイオードで上記第1の発明における短絡部を実現することができる。
上記第3の発明によれば、差動信号の電位がしきい値未満である期間を通じて、1対の信号線を導通させることにより、当該1対の信号線を短絡させて、差動信号の歪みを低減することができる。
上記第4の発明によれば、上記第1の発明に係る伝送回路を自動車などの移動体に搭載される装置間で通信される情報を伝送する伝送回路に用いることができる。
上記第5の発明によれば、CANプロトコルに従って生成される情報を伝送するときの差動信号の歪みを低減できる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る伝送回路2を用いて構成されるネットワーク1の概略構成の一例を示す図である。本実施形態に係るネットワーク1は、複数のノードを伝送線路、及び分岐部を用いて互いに接続することによって構成される。伝送線路の末端にはそれぞれ終端回路で終端されている。ネットワーク1に接続されるノードは、それぞれ伝送情報dを送受信する。本実施形態の説明では、一例として、図1に示すノードSによって送信される伝送情報dをノードRが受信する場合を説明する。
図2は、ノードSとノードRとの間の詳細な結線図である。図2に示すように、ネットワーク1の一部は、ノードSに含まれる送信回路101と、高電圧信号線路102、及び低電圧信号線路103からなる1対の信号線と、ノードRに含まれる受信回路104と、ダイオード105と、分岐部106aと、分岐部106bとを備える伝送回路2からなる。
送信回路101は、前段の回路によって生成された伝送情報dに応じた電位差を有する高電圧信号Hsと低電圧信号Lsとをそれぞれ生成する。
高電圧信号線路102は、送信回路101によって生成された高電圧信号Hsを、分岐部106a、及び分岐部106bを介して受信回路104へ伝送する。低電圧信号線路103は、送信回路101によって生成された低電圧信号Lsを、分岐部106a、及び分岐部106bを介して受信回路104へ伝送する。
受信回路104は、高電圧信号線路102を伝わる高電圧信号Hsの電位HVと低電圧信号線路103を伝わる低電圧信号Lsの電位LVとの電位差を差動信号Ssの電位として検出し、検出した電位に基づき、送信回路101から伝送される伝送情報dを認識する。受信回路104によって検出される差動信号Ssの電位は、電位HV>電位LVであるとき正の電位となり、電位LV>電位HVであるとき負の電位となる。受信回路104は、認識した伝送情報dを後段の回路へ伝送する。また、高電圧信号Hs、及び低電圧信号Lsをそれぞれ効率よく受信するため、受信回路104のインピーダンスは、高電圧信号線路102、及び低電圧信号線路103のインピーダンスに対して十分に高いインピーダンスを有するように設計されるものとする。ダイオード105は、カソードが分岐部106bと受信回路104とを接続する高電圧信号線路102と結線され、アノードが分岐部106bと受信回路104とを接続する低電圧信号線路103と結線されている。分岐部106a、及び分岐部106bは、他の分岐部、或いはノードから送信される高電圧信号Hs、及び低電圧信号Lsのそれぞれを、他の分岐先(ノード、或いは分岐部)へ分岐する。
図3(a)は、伝送回路2によって伝送される伝送情報dの一例を示す図である。本実施形態の説明では、伝送回路2が図3(a)に示すように0と1とに変化するデジタル信号を伝送情報dとして伝送する場合を一例として説明をする。送信回路101は、図3(a)に示すようなデジタル信号を伝送情報dとして伝送するとき、図3(b)に示すように電位HV、及び電位LVをそれぞれ変化させる。
図3(b)は、伝送回路2が図3(a)に示すデジタル信号を伝送するときに、送信回路101によって生成される高電圧信号Hsの電位HV、及び低電圧信号Lsの電位LVの遷移をそれぞれ示す図である。図3(b)に示すように送信回路101は、伝送情報dが1である期間を通じて、電位HVを中心電圧よりも高い電位Hにし、電位LVを中心電圧よりも低い電位Lにして、高電圧信号Hsと低電圧信号Lsとの電位差を電位差ΔVにする。一方、伝送情報dが0である期間を通じて送信回路101は、図3(b)に示すように高電圧信号Hsの電位HV、及び低電圧信号Lsの電位LVをそれぞれ中心電圧と同じ電位(例えば、0)にして、高電圧信号Hsと低電圧信号Lsとの間の電位差を0にする。
尚、図3(b)に示す中心電圧は0であってもよいし、他の任意の電圧を中心電圧としてもよい。また、図3(b)に示す電位H、及び電位Lは、中心電圧との差の絶対値が互いに等しくなるようにそれぞれ予め定めてもよい。また、図3(b)に示す電位H、及び電位Lは、受信回路104が差動信号Ssの電位としきい値θとを比較することによって送信回路101から送信される伝送情報dを正確に認識できるのであれば、中心電圧との差の絶対値が互いに異なるようにそれぞれ予め定めてもよい。
図3(c)は、高電圧信号Hsの電位HVと低電圧信号Lsの電位LVとがそれぞれ図3(b)に示すように遷移する場合において、受信回路104によって検出される差動信号Ssの電位の遷移と、当該電位に基づいて受信回路104によって認識される伝送情報dを示す図である。
上述したように、受信回路104は、高電圧信号Hsの電位HVと低電圧信号Lsの電位LVとの間の電位差を差動信号Ssの電位として検出し、検出した差動信号Ssの電位と予め定められたしきい値θとを比較した結果に基づいて伝送情報dを認識する。より具体的には、受信回路104は、検出した差動信号Ssの電位を前述のしきい値θと比較し、図3(c)に示すように、比較した電位がしきい値θを超える期間を通じて伝送情報dが1であると認識する。一方、受信回路104は、図3(c)に示すように、差動信号Ssの電位がしきい値θ以下である期間を通じて伝送情報dが0であると認識する。そして、受信回路104は、認識した伝送情報dを後段の回路に伝送する。
図3(a)〜図3(c)を参照して説明したように、送信回路101は、伝送情報dが1を示す期間を通じて差動信号Ssの電位がしきい値θを超え、伝送情報dが0を示す期間を通じて差動信号Ssの電位が0となるように、それぞれの電位を変化させて高電圧信号Hsと低電圧信号Lsとを生成することによって図3(c)に示す差動信号Ssを生成する。そして、受信回路104は、高電圧信号Hsの電位HVと低電圧信号Lsの電位LVとの電位差を、上述したように差動信号Ssの電位として検出し、検出した電位を前述のしきい値θと比較した結果に基づいて伝送情報dを認識する。これにより、本実施形態に係るネットワーク1は伝送情報dを伝送することができる。
本実施形態に係るネットワーク1によれば上述したように伝送情報dを伝送することができる。しかしながら、図3(b)、及び図3(c)に示す電位の遷移はそれぞれ理想的な電位の遷移を示しており、実際のそれぞれの電位の遷移は、オーバーシュート、及びアンダーシュートを生じ、さらにノイズなどの影響を受けるため理想的な遷移をしない場合がある。
図4(a)は、分岐部106bと受信回路104とを接続する高電圧信号線路102の電位HV、及び分岐部106bと受信回路104とを接続する低電圧信号線路103の電位LVの実際の遷移の一例をそれぞれ示す図である。図4(a)は、伝送情報dが1から0に切り替わる時点HLから、再び伝送情報dが0から1に切り替わる時点LHが経過した後までにおける電位HV、及び電位LVをそれぞれ示している。また、図4(b)は、図4(a)に示すように電位HV、及び電位LVが遷移するときの差動信号Ssの電位の遷移を示す図である。さらに、図4(b)には、受信回路104が差動信号Ssの電位と比較する前述のしきい値θを破線で示している。
図4(b)から明らかなように、差動信号Ssの電位は、実際には、伝送情報dが0である期間においてもしきい値θを超えるときがあるため、受信回路104が伝送情報dを誤認識(伝送情報dがデジタル信号である場合は、ビットの誤認識)する可能性がある。
そこで、本実施形態に係る伝送回路2では、上述したように、ダイオード105のカソードを分岐部106bと受信回路104とを接続する高電圧信号線路102に結線し、アノードを分岐部106bと受信回路104とを接続する低電圧信号線路103に結線する。図5は、ダイオード105を図1に示すように結線した場合において、図4(a)に示すように高電圧信号Hs、及び低電圧信号Lsが電位がそれぞれ生じたときの、受信回路104によって検出される差動信号Ssの電位の遷移を示す図である。図5は、図4(b)と同様に前述の時点HLから前述の時点LHが経過した後までにおける差動信号Ssの電位の遷移を示す。図5には、比較のために、図4(b)に示す差動信号Ssの電位の遷移、すなわちダイオード105を結線していないときの差動信号Ssの電位の遷移を破線で重ねて示している。また、図5には、ダイオード105の順方向降下電圧Vfも破線で示している。
上述したように、受信回路104によって検出される差動信号Ssの電位は、電位HVと電位LVとの電位差であり、電位HV>電位LVのときに正の電位となり、電位HV<電位LVのときに負の電位となる。したがって、図3(a)〜図3(c)をそれぞれ参照して説明したように理想的な遷移をする差動信号Ssの電位は負の電位となることはない。しかしながら、図4(a)に示すように電位HV、及び電位LVがそれぞれ実際に遷移するときには、図4(b)に示すように電位LV>電位HVとなる期間が生じるため、差動信号Ssの電位が負の電位となるときがある。
ダイオード105を図2に示すように結線すると、図5に示すように、差動信号Ssの電位は、電位LV−電位HV>順方向降下電圧Vf(ダイオード105の順方向降下電圧Vf)となる期間を通じて、順方向降下電圧Vf以下に降下しなくなる。この理由について説明する。電位LV−電位HV>順方向降下電圧Vfとなるときは、図6に示すように、ダイオード105に流れる電流の向きがダイオード105の順方向となり、低電圧信号線路103から高電圧信号線路102へダイオード105を介して電流が流れようとして、低電圧信号線路103と高電圧信号線路102とが短絡する。電流がダイオード105の順方向に流れるとき、図7(a)に示すようにダイオード105は、微少な抵抗値を有する抵抗(以下、順方向抵抗と称する)と等価になる。
低電圧信号線路103と高電圧信号線路102とがダイオード105を介して短絡し、低電圧信号線路103から高電圧信号線路102へ電流が流れようとするときは、送信回路101、低電圧信号線路103、ダイオード105、高電圧信号線路102の順番に電流の流れる回路が生じる。この回路に生じる電気エネルギーは、電位LV−電位HV>順方向降下電圧Vfということが差動信号Ssの電位が負であるということに相当するため、差動信号Ssの負の電位に相当する負のエネルギーとなる。そして、この回路に生じる電気エネルギーは、前述の順方向抵抗の抵抗値に応じた量だけ消費され、消費されない残りのエネルギーは、低電圧信号線路103、及び高電圧信号線路102のそれぞれとダイオード105との結線箇所において、180°だけ移相して反射する。ここで、180°だけ移相して反射した負のエネルギーは、正のエネルギーへ符号が変化する。そして、ダイオード105の両端には、順方向抵抗で消費されたエネルギーに相当する電位差、すなわち、前述の順方向降下電圧Vfと等しい大きさの電位差が生じる。
受信回路104は、ダイオード105の両端に生じる電位差を、差動信号Ssの電位として検出する。このため、差動信号Ssの電位は、図5に示すように、電位LV−電位HV>順方向降下電圧Vfとなる期間を通じて、ダイオード105の順方向降下電圧Vf以下に降下しなくなる。以上が、ダイオード105を図2に示すように結線すると、電位LV−電位HV>順方向降下電圧Vfとなる期間を通じて、差動信号Ssの電位がダイオード105の順方向降下電圧Vf以下には降下しなくなる理由である。そして、ダイオード105を図2に示すように結線すると、電位LV−電位HV>順方向降下電圧Vfとなる期間を通じて、差動信号Ssの電位がダイオード105の順方向降下電圧Vf以下には降下しなくなるため、本実施形態に係る伝送回路2によれば、図5に示すように、電位LV−電位HV>順方向降下電圧Vfとなる期間における差動信号Ssの歪みを低減できる。
一方、電位LV−電位HV<順方向降下電圧Vfとなるときは、図6に示すように、ダイオード105を流れようとする電流の向きがダイオード105の逆方向となり、高電圧信号線路102と、低電圧信号線路103との間が略開放される。このため、高電圧信号Hsは、高電圧信号線路102を受信回路104まで伝わり、受信回路104は高電圧信号線路102のインピーダンスに対して十分に高いインピーダンスを有しているので、高電圧信号線路102と受信回路104との結線箇所で移相することなく略全反射する。同様に、低電圧信号Lsは、低電圧信号線路103を受信回路104まで伝わり、受信回路104は低電圧信号線路103のインピーダンスに対して十分に高いインピーダンスを有しているので、低電圧信号線路103と受信回路104との結線箇所で移相することなく略全反射する。
そして、それぞれ略全反射した高電圧信号Hs、及び低電圧信号Lsは、分岐部106bに到達する。ここで、分岐部106bのインピーダンスは、分岐部106bがさらに2つの高電圧信号線路102にそれぞれ接続されているため、分岐部106bと受信回路104とを接続する高電圧信号線路102のインピーダンスよりも低くなる。したがって、分岐部106bに到達した高電圧信号Hsは、受信回路104と分岐部106bとを接続する高電圧信号線路102と分岐部106bとの結線箇所で180°だけ移相して反射する。同様に、分岐部106bに到達した低電圧信号Lsは、受信回路104と分岐部106bとを接続する低電圧信号線路103と分岐部106bとの結線箇所で180°だけ移相して反射する。
そして、送信回路101で生成され、分岐部106bから受信回路104に伝わる高電圧信号Hsは、分岐部106bと高電圧信号線路102との結線箇所で180°だけ移相して反射した高電圧信号Hsと互いに打ち消しあうため、その電位HVは、反射した高電圧信号Hsの電位HVだけ降下する。同様に、分岐部106bから受信回路104に伝わる低電圧信号Lsは、分岐部106bと低電圧信号線路103との結線箇所で180°だけ移相して反射した低電圧信号Lsと互いに打ち消しあうため、その電位LVは、反射した低電圧信号Lsの電位LVだけ降下する。
したがって、電位LV−電位HV<順方向降下電圧Vfとなるときの差動信号Ssの電位は、それぞれ降下した高電圧信号Hsの電位HVと、低電圧信号Hsの電位LVとの電位差となる。このため、差動信号Ssの電位は、電位LV−電位HV<順方向降下電圧Vfとなる期間を通じて、図5に示すように、ダイオード105を結線していないときの電位よりも低くなる。
また、上述で説明した電位LV−電位HV>順方向降下電圧Vfとなる期間において、低電圧信号線路103、及び高電圧信号線路102のそれぞれとダイオード105との結線箇所において、180°だけ移相して反射した残りのエネルギーは、電位LV−電位HV<順方向降下電圧Vfとなる期間でも残留している。電位LV−電位HV<順方向降下電圧Vfとなる期間では、この残留した残留エネルギーによっても差動信号Ssの歪みが低減される。
より詳細には、電位LV−電位HV<順方向降下電圧Vfとなる期間では、この残留エネルギーも、低電圧信号線路103、及び高電圧信号線路102のそれぞれとダイオード105との結線箇所から、分岐部106bに到達する。このときの残留エネルギーは、上述で説明したとおり差動信号Ssの電位に応じた正のエネルギーである。そして、電位LV−電位HV<順方向降下電圧Vfとなる期間を通じて、分岐部106bに到達した残留エネルギーは、上述したように分岐部106bのインピーダンスが高電圧信号線路102、及び低電圧信号線路103のインピーダンスよりも低くなるため、受信回路104と分岐部106bとを接続する高電圧信号線路102、及び低電圧信号線路102のそれぞれと分岐部106bとの結線箇所で180°だけ移相して反射する。
このため、受信回路104と分岐部106bとを接続する高電圧信号線路102、及び低電圧信号線路102のそれぞれと分岐部106bとの結線箇所で反射した残留エネルギーは、正の残留エネルギーから負の残留エネルギーに符号が変化する。そして、電位LV−電位HV<順方向降下電圧Vfとなる期間を通じて送信回路101で生成され、分岐部106bから受信回路104に伝わる高電圧信号Hs、及び低電圧信号Lsのそれぞれの電位差と等しい電位の差動信号Ssのエネルギーは、電位LV−電位HV<順方向降下電圧Vfということが、差動信号Ssの電位が正であるということに相当するため、差動信号Ssの正の電位に相当する正のエネルギーとなる。したがって、送信回路101で生成され、分岐部106bから受信回路104に伝わる高電圧信号Hs、及び低電圧信号Lsのそれぞれの電位差と等しい電位に相当する差動信号Ssの正のエネルギーが、電位LV−電位HV<順方向降下電圧Vfとなる期間を通じて、前述の負の残留エネルギーと互いに打ち消しあう。このため、差動信号Ssの電位は、電位LV−電位HV<順方向降下電圧Vfとなる期間を通じて、図5に示すように、ダイオード105を結線していないときの電位よりも、さらに、打ち消しあったエネルギーに相当する電位だけ低くなる。
ダイオード105を図2に示すように結線したとしても、電位LV−電位HV<順方向降下電圧Vfとなる期間を通じて、差動信号Ssの電位は、図5に示すように、ダイオード105を結線していないときの電位よりも低くなるが、略等しいため、図5に示すように、伝送情報dが0から1に変わる時点LH以降の期間、すなわち、差動信号Ssの電位がしきい値θを超えるように送信回路101が高電圧信号Hs、及び低電圧信号Lsをそれぞれ生成する期間では、受信回路104が差動信号Ssの電位としきい値θを比較して伝送情報dが1であることを正確に認識できる。
上述したように、本実施形態に係る伝送回路2は、図2に示すようにダイオード105を結線することにより、電位LV−電位HV>順方向降下電圧Vfとなる期間を通じて、高電圧信号線路102と低電圧信号線路103とを短絡させて、差動信号Ssの歪みを低減することができる。単に高電圧信号線路102と、低電圧信号線路103とを短絡させるだけでは、伝送情報dが1を示す期間、すなわち、電位HV>電位LVとすべき期間でも差動信号Ssの電位がしきい値θを超えなくなってしまう。そこで、本実施形態では、高電圧信号線路102と、低電圧信号線路103とをダイオード105で結線することにより、伝送情報dが0を示す期間、すなわち、差動信号Ssの電位を0とすべき期間だけを通じて高電圧信号線路102と低電圧信号線路103とを短絡して、当該期間における差動信号Ssの歪みを低減できる。
以上より、本実施形態に係る伝送回路2によれば、ダイオード105のカソードを分岐部106bと受信回路104とを接続する高電圧信号線路102と結線し、アノードを分岐部106bと受信回路104とを接続する低電圧信号線路103と結線することにより、差動信号Ssの歪みを低減することができ、受信回路104における伝送情報dの誤認識、すなわち、本実施形態ではデジタル信号を伝送するときのビットの誤認識が生じる頻度を低減することができる。また、本実施形態に係る伝送回路2は、ダイオード105を高電圧信号線路102、及び低電圧信号線路103と結線するだけでよいので、規模が小さく、低コストで差動信号Ssの歪みを低減できる伝送回路を提供できる。
尚、本実施形態に係るネットワーク1の一例としては、CAN(Controller Area Network)プロトコルに従ったデジタル信号を送受信するネットワークが挙げられる。CANプロトコルは、例えば、自動車などの移動体に備えられている装置の間で情報通信をするときのプロトコルとして用いられることもあるため、本実施形態に係る伝送回路2を自動車に備えられている装置を互いに接続するときに用いることにより、これらの装置同士の通信において、ビットの誤認識が生じる頻度を低減することができる。
また、第1の実施形態では、ダイオード105の代わりに、図2に示すようにダイオードを結線した回路と等価となるようにトランジスタ、或いはMOS−FET(Metal Oxide Semiconductor-Field Effect Transistor)などを結線してもよい。
(第1の実施形態の変形例)
図8は、第1の実施形態に係る伝送回路2の変形例を示す図である。より具体的には、図8は、図2に示すダイオード105の代わりに、第1の実施形態に係る伝送回路2に適用することのできる電子部品、或いは電気素子を説明するための結線図である。図8に示す伝送回路3は、伝送回路2のダイオード105の代わりに、波形歪検出部201と、スイッチ202とを備える。尚、伝送回路3の構成の内、伝送回路2と同一の構成については、同一の参照符号を付し、説明を省略する。
波形歪検出部201は、高電圧信号線路102と、低電圧信号線路103と結線され、高電圧信号線路102の電位HVと、低電圧信号線路103の電位LVとをそれぞれ検出する。そして、波形歪検出部201は、それぞれ検出した電位HVと電位LVとの関係が電位LV>電位HVであると判断したとき、スイッチ202を閉じて、高電圧信号線路102と、低電圧信号線路103とを短絡させる。そして、波形歪検出部201は、それぞれ検出した電位HVと電位LVとの関係が電位LV>電位HVでないと判断したとき、スイッチ202を開いて、高電圧信号線路102と、低電圧信号線路103とが短絡しないようにする。
図2に示すダイオード105の代わりに本実施形態に係る伝送回路2に適用できる電気部品、或いは電気素子は、図8を参照して説明したように、電位LV>電位HVとなる期間を通じて高電圧信号線路102と低電圧信号線路103とを短絡させ、電位LV>電位HVでない期間を通じて高電圧信号線路102と低電圧信号線路103とを短絡しないようにできるのであれば、どのような電気部品、或いは電気素子を適用してもよい。
図8に示す伝送回路3によっても、伝送情報dが0を示すときに生じる差動信号Ssの歪みを低減できるのは、第1の実施形態の説明で述べたとおりである。ただし、ダイオード105の代わりに他の電気部品、或いは電気素子を適用する場合、適用する素子によっては、高電圧信号線路102と低電圧信号線路103とを短絡させたときに、順方向降下電圧Vfが生じない場合がある。
尚、第1の実施形態の変形例において、波形歪検出部201は、送信回路101の内部に備えられていてもよい。送信回路101の内部に波形歪検出部201を備えるときは、波形歪検出部201が送信回路101によって取得された伝送情報dが0を示すときにスイッチ202を閉じ、送信回路101によって取得された伝送情報dが1を示すときにスイッチ202を開くようにしてもよい。
また、第1の実施形態の変形例に係るスイッチ202は、開いているときに受信回路104のインピーダンスに影響を与えない程度に十分大きいインピーダンスを有するのが好ましい。
また、本発明における高電圧信号線路102、及び低電圧信号線路103は、それぞれ同軸ケーブルや回路基板上に設けられた信号線路などであってもよいし、それぞれの信号線路に相当する心線を1本のケーブルに収めてもよいし、上述で説明したように電位差を生じさせることのできるものであればどのような信号線路であってもよい。
以上、本発明を詳細に説明してきたが、上述の説明はあらゆる点において本発明の一例にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもない。
本発明によれば、差動信号の歪みを低減することのできる伝送回路を提供することができ、例えば、情報通信をする装置を接続するための伝送回路などに有用である。
本発明におけるネットワークの概略構成の一例を示す図 第1の実施形態に係る伝送回路の結線図 理想的な電位、及び電位差をそれぞれ示す図 実際の電位、及び電位差の遷移をそれぞれ示す図 ダイオードを備えているときの実際の電位、及び電位差の遷移をそれぞれ示す図 ダイオードに流れる電流の向きを説明する図 ダイオードに流れる電流の向きに応じた等価回路を示す図 第1の実施形態の変形例に係る伝送回路の結線図
符号の説明
1 ネットワーク
2,3 伝送回路
101 送信回路
102 高電圧信号線路
103 低電圧信号線路
104 受信回路
105 ダイオード
106a 分岐部
106b 分岐部
201 波形歪検出部
202 スイッチ

Claims (5)

  1. 伝送する情報に応じた電位差を1対の信号線の間に生じさせることにより差動信号を生成する差動信号生成部と、
    前記差動信号生成部によって生成された差動信号を分岐する分岐部と、
    前記分岐部を介して取得した前記差動信号の電位差を検出し、検出した電位差に基づいて前記情報を認識する差動信号受信部と、
    前記1対の信号線に結線され、前記電位差を検出し、検出した前記電位差が予め定められたしきい値未満である期間を通じて、当該1対の信号線を短絡させる短絡部とを備える、伝送回路。
  2. 前記1対の信号線は、前記差動信号生成部が予め定められた基準電圧以上の電圧を、前記分岐部を介して印加するための高電圧信号線路と、前記差動信号生成部が当該基準電圧以下の電圧を、前記分岐部を介して印加するための低電圧信号線路とからなり、
    前記高電圧信号線路にカソードが結線され、前記低電圧信号線路にアノードが結線されたダイオードを前記短絡部として備える、請求項1に記載の伝送回路。
  3. 前記短絡部は、
    前記電位を検出する電位検出部と、
    前記電位検出部によって検出された前記電位が、前記しきい値未満である期間を通じて前記1対の信号線を導通することによって短絡させる導通部とを含む、請求項1に記載の伝送回路。
  4. 移動体に搭載される装置によって生成される前記情報を伝送する、請求項1に記載の伝送回路。
  5. CANプロトコルに従って生成される前記情報を伝送する、請求項1に記載の伝送回路。
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