JP2010103368A - 電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子制御装置において、発熱部品から発生する熱を外部に放熱可能であると共に、発熱部品にかかるストレスを低減させ、プリント基板上の部品のレイアウト変更に容易に対応可能とし、さらに構成部材の個々に対する寸法精度の要求レベルを低減させる。
【解決手段】発熱部品3が実装されるプリント基板2と、該プリント基板2を収容する筐体4とを備える電子制御装置であって、上記プリント基板2に立設されると共に少なくとも一端が上記筐体4と接続され、上記発熱部品3から上記プリント基板2に伝熱された熱を上記プリント基板2から上記筐体4に伝熱する伝熱ピン5を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、発熱部品が実装されたプリント基板と、該プリント基板を収容する筐体とを備える電子制御装置に関するものである。
例えば四輪自動車や二輪自動車には、CPU(Central Processing Unit)やデバイスドライバ等の発熱部品が実装されたプリント基板と、該プリント基板を収容する筐体とを備え、四輪自動車や二輪自動車の搭載装置の電子制御を行う電子制御装置が設置されている。
このような電子制御装置では、プリント基板に実装された発熱部品を含む各種部品の良好な動作環境を得るために、発熱部品から発生する熱を外部に放熱する必要がある。
例えば、特許文献1には、筐体(シールドケース)の一部で内部に向けて突出された筒状の突出部を形成し、当該突出部をプリント基板上の発熱部品に当接させることによって、発熱部品から発生する熱を筐体に逃がす方法が開示されている。
また、特許文献2には、発熱部品を放熱部材を介して筐体(カバー)に接続し、筐体に固定された放熱部材を介して発熱部品から発生する熱を筐体に逃がす方法が開示されている(例えば、特許文献2の図6参照)。
また、特許文献3及び特許文献4には、発熱部品が実装されるプリント基板の領域に開口(貫通孔)を形成し、筐体の一部で内部に向けて突出された突出部を開口部を通過させて直接あるいはヒートシンクを介して発熱部品に接続することによって、発熱部品から発生する熱を筐体に逃がす方法が開示されている。
特開平10−190263号公報 特開2006−86536号公報 特開2003−115681号公報 特開2006−294754号公報
しかしながら、特許文献1〜4のように、発熱部品に対して、筐体の一部、筐体に固定された放熱部材、あるいは筐体に固定されたヒートシンクが当接する場合には、電子制御装置の組立ての際に、筐体、放熱部材あるいはヒートシンクによって発熱部品が押圧され、発熱部品にストレスがかかる。
また、発熱部品に対して接続される突出部や開口を形成した場合には、プリント基板に実装される発熱部品を含む部品を、上記突出部や開口に応じてレイアウトする必要が生じる。このため、プリント基板上における部品のレイアウトの変更に対して柔軟に対応することが難しい。
また、例えば筐体の一部を発熱部品に直接当接させる場合には、発熱部品のストレス軽減や効率的な伝熱のために、発熱部品に筐体の一部を正確に当接させる必要がある。このため、電子制御装置の構成部材に高い寸法精度が要求される。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、電子制御装置において、発熱部品から発生する熱を外部に放熱可能であると共に、発熱部品にかかるストレスを低減させ、プリント基板上の部品のレイアウト変更に容易に対応可能とし、さらに構成部材の個々に対する寸法精度の要求レベルを低減させることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、発熱部品が実装されたプリント基板と、該プリント基板を収容する筐体とを備える電子制御装置であって、上記プリント基板に立設されると共に少なくとも一端が上記筐体と接続され、上記発熱部品から上記プリント基板に伝熱された熱を上記プリント基板から上記筐体に伝熱する伝熱ピンを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記伝熱ピンが上記プリント基板に対してプレスフィット接続されているという構成を採用する。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記伝熱ピンの両端が上記筐体と接続されているという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、上記伝熱ピンが熱伝導材を介して上記筐体に接続されているという構成を採用する。
第5の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、上記伝熱ピンが直接上記筐体に接続されているという構成を採用する。
第6の発明は、上記第1〜第5いずれかの発明において、上記伝熱ピンが、上記発熱部品のリードの配置領域を避けかつ上記発熱部品に最も近い領域に立設されているという構成を採用する。
第7の発明は、上記第1〜第6いずれかの発明において、上記伝熱ピンを複数有するという構成を採用する。
本発明によれば、伝熱ピンによって発熱部品からプリント基板に伝熱された熱が筐体に伝熱される。このため、発熱部品から発生する熱を外部に放熱することが可能となる。
また、伝熱ピンは、少なくとも一端が筐体と接続されるようにプリント基板に立設されており、発熱部品との接触がない。このため、本発明によれば、伝熱ピンを介して発熱部品に押圧力が作用することがなく、発熱部品にかかるストレスを低減させることが可能となる。
また、伝熱ピンは、極小の領域に設置することが可能である。このため、プリント基板上における伝熱ピンを除く他の部品のレイアウトが決定された後に、空いているスペースに伝熱ピンを設置することができる。このため、本発明によれば、プリント基板上の部品のレイアウト変更に容易に対応することが可能となる。
また、伝熱ピンによって発熱部品から発生する熱を筐体に伝熱することによって、筐体の一部を発熱部品に対して直接当接させる必要がなくなり、電子制御装置の構成部材の個々に対する寸法精度の要求レベルを低減させることが可能となる。
したがって、本発明によれば、電子制御装置において、発熱部品から発生する熱をプリント基板の外部に放熱し、発熱部品にかかるストレスを低減させ、プリント基板上の部品のレイアウト変更に容易に対応することが可能となり、さらに構成部材の個々に対する寸法精度の要求レベルを低減させることが可能となる。
以下、図面を参照して、本発明に係る電子制御装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面においては、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態の電子制御装置1の一部を模式的に示した断面図である。この図に示すように電子制御装置1は、プリント基板2と、発熱部品3と、筐体4と、伝熱ピン5とを備えている。
プリント基板2は、配線パターンが形成された多層配線基板であり、CPU(Central Processing Unit)やデバイスドライバといった発熱部品3を含む複数の電子部品が実装されている。
また、プリント基板2は、伝熱ピン5を設置するための複数のスルーホール21を備えている。
なお、図2の拡大図に示すように、プリント基板2は、レーザビア22やベアホール23等を経由して発熱部品3の実装領域から上記スルーホール21に接続される伝熱経路24を備えている。
この伝熱経路24は、金属配線等で形成された熱伝達率の高い経路であり、発熱部品3から発生する熱を効率的に伝熱ピン5に伝熱するものである。
図1に戻り、発熱部品3は、上述のようにCPU(Central Processing Unit)やデバイスドライバといった通電されることによって発熱する部品であり、複数のリード3aによってプリント基板2と電気的及び物理的に接続されている。
筐体4は、プリント基板2を内部に収容するものであり、筐体4とプリント基板2との位置関係を固定する不図示の支持機構を有している。
そして、このような支持機構によってプリント基板2が支持されることによって、プリント基板2の部品実装面(表裏面)と筐体4とが一定距離離間された状態となる。
なお、筐体4は、亜鉛、アルミニウム、銅等の金属材料をプレス加工、切削加工、あるいはダイカスティングすることによって形成される。
そして、本実施形態の電子制御装置1は、発熱部品3からプリント基板2に伝熱された熱をプリント基板2から筐体4に伝熱する伝熱ピン5を複数備えている。
伝熱ピン5は、銅やステンレス鋼等の熱伝達率の高い材料によって形成されたピン部材であり、図2に示すように、プリント基板2とプレスフィット接続するための接触部5aを有している。この接触部5aは、伝熱ピン5の他の部位と比較して幅広く形状設定され、径方向への伸縮が可能な部位である。そして伝熱ピン5は、接触部5aがプリント基板2のスルーホール21に圧入されることによってプリント基板2に対して立設される。
このような伝熱ピン5は、プリント基板2に対してプレスフィット接続されていることから、力を加えてプリント基板2の厚さ方向に移動させることで、プリント基板2に対して位置調節を行うことができる。そして、接触部5aは、伝熱ピン5のプリント基板2に対する上記位置調整範囲を確保するために、プリント基板2の厚さ距離よりも伝熱ピン5の長さ方向に長く形成されている。
なお、図2においては、接触部5aがいわゆるアイレッド型とされているが、シグマ型、M型あるいは丸型等の他の型とされていても構わない。
そして、本実施形態の電子制御装置1においては、伝熱ピン5の両端5b,5cがグリス6(熱伝導材)を介して筐体4と接続されている。
図3は、本実施形態の電子制御装置1が備えるプリント基板2、発熱部品3及び伝熱ピン5のみを示す斜視図である。
この図に示すように、伝熱ピン5は、プリント基板2上における発熱部品3のリード3aの配置領域を避け発熱部品3に最も近い領域(近接領域)に立設されている。
なお、図3においては、本実施形態の電子制御装置1が備える発熱部品3が、QFP(Quad Flat Package)であるものとしており、このため伝熱ピン5が上記近接領域である発熱部品3の4隅に対応した領域に配置されている。
ただし、発熱部品3は、QFPである必要はなく、SOP(Small Outline Package)やBGA(Ball Grid Array)であっても良い。この場合には、図4に示すように、伝熱ピン5が発熱部品3のリード3aが形成されていない2辺に対応した領域(近接領域)に配置される。
このような構成を有する電子制御装置1においては、発熱部品3から発生する熱は、プリント基板2から伝熱ピン5を介して筐体4に伝熱されて放熱される。
以上のような本実施形態の電子制御装置1によれば、伝熱ピン5によって発熱部品3からプリント基板2に伝熱された熱が筐体4に伝熱される。このため、発熱部品3から発生する熱を外部に放熱することが可能となる。
また、伝熱ピン5は、両端5b,5cがグリス6を介して筐体4と接続されるようにプリント基板2に立設されており、発熱部品3との接触がない。このため、伝熱ピン5を介して発熱部品3に押圧力が作用することがなく、電子制御装置1の組み立ての際等において発熱部品3にかかるストレスを低減させることが可能となる。
また、伝熱ピン5は、プリント基板2上の極小の領域に設置することが可能であり、電気的な短絡さえ避ければ任意の箇所に設置することができる。このため、プリント基板2上における伝熱ピン5を除く他の部品のレイアウトが決定された後に、空いているスペースに伝熱ピン5を設置することができる。このため、本実施形態の電子制御装置1によれば、プリント基板2上の部品のレイアウト変更に容易に対応することが可能となる。
また、伝熱ピン5によって発熱部品3から発生する熱を筐体4に伝熱することによって、筐体4の一部を発熱部品に対して直接当接させる必要がなくなり、電子制御装置の構成部材(例えば筐体4等)の個々に対する寸法精度の要求レベルを低減させることが可能となる。
したがって、本実施形態の電子制御装置1によれば、発熱部品3から発生する熱をプリント基板2の外部に放熱し、発熱部品3にかかるストレスを低減させかつプリント基板2上の部品のレイアウト変更に容易に対応することが可能となり、さらに構成部材の個々に対する寸法精度の要求レベルを低減させることが可能となる。
また、本実施形態の電子制御装置1によれば、伝熱ピン5がプリント基板2に対してプレスフィット接続されている。
このため、電子制御装置1を組み立てる際や電子制御装置1が外部振動を受けた場合等に、延在方向(プリント基板の厚さ方向)から伝熱ピン5に外力が加わった場合であっても、伝熱ピン5がプリント基板2の厚さ方向に移動することができる。すなわち、本実施形態の電子制御装置1においては、伝熱ピン5が移動することによって外力を逃がす構造となっている。したがって、伝熱ピン5を介してプリント基板2に応力が作用することを抑止することが可能となる。
また、本実施形態の電子制御装置1によれば、伝熱ピン5の両端5b,5cが筐体4に対して接続されている。
このため、伝熱ピン5の両端5b,5cから筐体に発熱部品3から発生する熱を伝熱することができ、より放熱を素早く行うことが可能となる。
また、本実施形態の電子制御装置1によれば、伝熱ピン5がグリス6を介して筐体4と接続されている。
このため、伝熱ピン5と筐体4との位置関係を正確に合わせなくとも、グリス6の量等を調節することで伝熱ピン5と筐体4とを接続することができる。
また、本実施形態の電子制御装置1によれば、伝熱ピン5が発熱部品3のリード3aの配置領域を避け発熱部品3に最も近い領域に立設されている。
このため、発熱部品3のリード3aと伝熱ピン5が接触することによって短絡することを防止しつつ最も効率的に発熱部品3から発生する熱を筐体4に伝熱することができる。
また、本実施形態の電子制御装置1は、複数の伝熱ピン5を有している。
このため、複数の伝熱ピン5を介して発熱部品3から発生する熱を筐体4に伝熱される。よって、より放熱を素早く行うことが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図5は、本実施形態の電子制御装置1Aの一部を模式的に示した断面図である。この図に示すように、本実施形態の電子制御装置1Aが備える伝熱ピン5の両端5b,5cは筐体4に対して直接接続されている。
また伝熱ピン5の端5b側と端5c側とには、伝熱ピン5を筐体4に対してプレスフィット接続するための接触部5dが形成されている。この接触部5dは、接触部5aと同様に、伝熱ピン5の他の部位と比較して幅広く形状設定され、径方向への伸縮が可能な部位である。
そして、本実施形態の電子制御装置1Aにおいては、筐体4に伝熱ピン5を挿入する挿入孔4aが形成されており、当該挿入孔4aに伝熱ピン5の各端5b,5cが圧入されることによって伝熱ピン5が筐体4に対して直接接続される。
このような本実施形態の電子制御装置1Aによれば、伝熱ピン5と筐体4とが直接接続されているため、グリス等の熱伝導材を介して伝熱ピン5を筐体4に接続する場合と比較して、熱抵抗を減少させることができ、より効率的に放熱を行うことが可能となる。
また、本実施形態の電子制御装置1Aによれば、伝熱ピン5が筐体4に対してプレスフィット接続されているため、上記第1実施形態の電子制御装置1Aと同様に、伝熱ピン5を高さ方向に位置調節することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本第3実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図6は、本実施形態の電子制御装置1Bの一部を模式的に示した断面図である。この図に示すように、本実施形態の電子制御装置1Bが備える伝熱ピンの一端5bが筐体4に対して直接接続され、他端5cが筐体4に対してグリス6を介して接続されている。
また伝熱ピン5の端5b側には、伝熱ピン5を筐体4に対してプレスフィット接続するための接触部5dが形成されている。この接触部5dは、接触部5aと同様に、伝熱ピン5の他の部位と比較して幅広く形状設定され、径方向への伸縮が可能な部位である。
そして、本実施形態の電子制御装置1Bにおいては、筐体4に伝熱ピン5を挿入する挿入孔4aが形成されており、当該挿入孔4aに伝熱ピン5の端5bが圧入されることによって伝熱ピン5の一端5bが筐体4に対して直接接続される。
このような本実施形態の電子制御装置1Bによれば、伝熱ピン5の一端5bと筐体4とが直接接続されているため、グリス等の熱伝導材を介して伝熱ピン5の両端5b,5cを筐体4に接続する場合と比較して、熱抵抗を減少させることができ、より効率的に放熱を行うことが可能となる。
一方で、伝熱ピン5の他端5cは、グリス6を介して筐体4と接続されている。このため、伝熱ピン5と筐体4との位置関係を正確に合わせなくとも、グリス6の量等を調節することで伝熱ピン5と筐体4とを接続することができる。
(第4実施形態)
次に、本発明の第4実施形態について説明する。なお、本第4実施形態の説明においても、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図7は、本実施形態の電子制御装置1Cの一部を模式的に示した断面図である。この図に示すように、本実施形態の電子制御装置1Bが備える伝熱ピンの一端5cが筐体4に対して直接接続され、他端5bが筐体4に対してグリス6を介して接続されている。
また伝熱ピン5の端5c側には、伝熱ピン5を筐体4に対してプレスフィット接続するための接触部5dが形成されている。この接触部5dは、接触部5aと同様に、伝熱ピン5の他の部位と比較して幅広く形状設定され、径方向への伸縮が可能な部位である。
そして、本実施形態の電子制御装置1Bにおいては、筐体4に伝熱ピン5を挿入する挿入孔4aが形成されており、当該挿入孔4aに伝熱ピン5の端5cが圧入されることによって伝熱ピン5の一端5cが筐体4に対して直接接続される。
このような本実施形態の電子制御装置1Bによれば、伝熱ピン5の一端5cと筐体4とが直接接続されているため、グリス等の熱伝導材を介して伝熱ピン5の両端5b,5cを筐体4に接続する場合と比較して、熱抵抗を減少させることができ、より効率的に放熱を行うことが可能となる。
一方で、伝熱ピン5の他端5bは、グリス6を介して筐体4と接続されている。このため、伝熱ピン5と筐体4との位置関係を正確に合わせなくとも、グリス6の量等を調節することで伝熱ピン5と筐体4とを接続することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る電子制御装置の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、伝熱ピン5がプリント基板2に対してプレスフィット接続されている構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、伝熱ピンをプリント基板に対して固定する構成を採用することもできる。
また、上記実施形態においては、伝熱ピン5が真っ直ぐな棒形状を有する構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、伝熱ピン5が湾曲している形状や、複数に枝分かれしている形状を採用しても良い。
また、上記実施形態においては、伝熱ピン5の両端5b,5cが筐体に対して接続されている構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、伝熱ピン5の両端5b,5cのいずれかのみが筐体に対して接続されている構成を採用しても良い。
また、上記実施形態においては、本発明の熱伝導材としてグリス6を用いる構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の熱伝導材として、例えば、シリコンゲルや伝熱シートを用いることもできる。
また、上記実施形態においては、伝熱ピン5が発熱部品3のリード3aの配置領域を避け発熱部品3に最も近い領域に立設されている構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、プリント基板2上の他の領域に伝熱ピンを立設させても良い。
本発明の第1実施形態における電子制御装置の一部を模式的に示した断面図である。 本発明の第1実施形態における電子制御装置が備えるプリント基板の拡大断面図である。 本発明の第1実施形態における電子制御装置が備える伝熱ピンの配置を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態における電子制御装置が備える伝熱ピンの配置の変形例を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態における電子制御装置の一部を模式的に示した断面図である。 本発明の第3実施形態における電子制御装置の一部を模式的に示した断面図である。 本発明の第4実施形態における電子制御装置の一部を模式的に示した断面図である。
符号の説明
1,1A,1B,1C……電子制御装置、2……プリント基板、21……スルーホール、22……レーザビア、23……ベアホール、24……伝熱経路、3……発熱部品、4……筐体、4a……挿入孔、5……伝熱ピン、5a……接触部、5b,5c……端、5d……接触部、6……グリス(熱伝導材)

Claims (7)

  1. 発熱部品が実装されるプリント基板と、該プリント基板を収容する筐体とを備える電子制御装置であって、
    前記プリント基板に立設されると共に少なくとも一端が前記筐体と接続され、前記発熱部品から前記プリント基板に伝熱された熱を前記プリント基板から前記筐体に伝熱する伝熱ピンを備えることを特徴とする電子制御装置。
  2. 前記伝熱ピンが前記プリント基板に対してプレスフィット接続されていることを特徴とする請求項1記載の電子制御装置。
  3. 前記伝熱ピンの両端が前記筐体と接続されていることを特徴とする請求項1または2記載の電子制御装置。
  4. 前記伝熱ピンが熱伝導材を介して前記筐体に接続されていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の電子制御装置。
  5. 前記伝熱ピンが直接前記筐体に接続されていることを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の電子制御装置。
  6. 前記伝熱ピンが、前記発熱部品のリードの配置領域を避けかつ前記発熱部品に最も近い領域に立設されていることを特徴とする請求項1〜5いずれかに記載の電子制御装置。
  7. 前記伝熱ピンを複数有することを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の電子制御装置。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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