JP2010102123A - ハードコートフィルム - Google Patents
ハードコートフィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010102123A JP2010102123A JP2008273540A JP2008273540A JP2010102123A JP 2010102123 A JP2010102123 A JP 2010102123A JP 2008273540 A JP2008273540 A JP 2008273540A JP 2008273540 A JP2008273540 A JP 2008273540A JP 2010102123 A JP2010102123 A JP 2010102123A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fine particles
- hard coat
- silica fine
- reactive
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
【解決手段】透明基材フィルムの一面側にハードコート層を設けたハードコートフィルムであって、ハードコート層は、平均1次粒径1〜100nmの官能基aを有する球状反応性シリカ微粒子A、平均1次粒径1〜100nmの球状シリカ微粒子3〜20個が無機化学結合により結合し官能基bを有する反応性異形シリカ微粒子B及び官能基cを有するバインダー成分Cを含み且つ官能基a、b、cはそれぞれ官能基間で架橋性を有するハードコート層用硬化性樹脂組成物の硬化物からなり、ハードコート層には異形シリカ微粒子Bの少なくとも一部がバインダー成分Cと架橋した異形シリカ微粒子が含まれ、架橋した異形シリカ微粒子はハードコート層の基材フィルムとは反対側の界面の最低面から50nm未満の高さで突出している又は突出していないことを特徴とする、ハードコートフィルム。
【選択図】図1
Description
前記ハードコート層は、平均1次粒径1〜100nmの粒子表面に反応性官能基aを有する球状の反応性シリカ微粒子(A)、平均1次粒径1〜100nmの球状のシリカ微粒子3〜20個が無機の化学結合により結合し表面に反応性官能基bを有する反応性異形シリカ微粒子(B)、及び反応性官能基cを有するバインダー成分(C)を含み、且つ、前記反応性官能基a、b並びにcは、それぞれ、同種及び異種の反応性官能基間で架橋反応性を有するハードコート層用硬化性樹脂組成物の硬化物からなり、
前記ハードコート層には前記異形シリカ微粒子(B)の少なくとも一部が前記バインダー成分(C)と架橋反応した異形シリカ微粒子が含まれ、当該架橋反応した異形シリカ微粒子は前記ハードコート層の透明基材フィルムとは反対側の界面の最低面から50nm未満の高さで突出している又は当該界面から突出していないことを特徴とする。
本発明において、「ハードコート層」とは、一般にJIS K5600−5−4(1999)で規定される鉛筆硬度試験(4.9N荷重)で「H」以上の硬度を示すものである。
また、本発明の光には、可視及び非可視領域の波長の電磁波だけでなく、電子線のような粒子線、及び、電磁波と粒子線を総称する放射線又は電離放射線が含まれる。
本発明において、膜厚とは乾燥時の膜厚(乾燥膜厚)を意味する。
本発明において、分子量とは、分子量分布を有する場合には、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)により測定したポリスチレン換算値である重量平均分子量を意味し、分子量分布を有しない場合には、化合物そのものの分子量を意味する。
本発明において、微粒子の平均粒径とは、溶液中の当該粒子を動的光散乱方法で測定し、粒径分布を累積分布で表したときの50%粒子径(d50 メジアン径)を意味する。当該平均粒径は、日機装(株)製のMicrotrac粒度分析計又はNanotrac粒度分析計を用いて測定することができる。
本発明に係るハードコートフィルムは、透明基材フィルムの一面側にハードコート層を設けたハードコートフィルムであって、
前記ハードコート層は、平均1次粒径1〜100nmの粒子表面に反応性官能基aを有する球状の反応性シリカ微粒子(A)、平均1次粒径1〜100nmの球状のシリカ微粒子3〜20個が無機の化学結合により結合し表面に反応性官能基bを有する反応性異形シリカ微粒子(B)、及び反応性官能基cを有するバインダー成分(C)を含み、且つ、前記反応性官能基a、b並びにcは、それぞれ、同種及び異種の反応性官能基間で架橋反応性を有するハードコート層用硬化性樹脂組成物の硬化物からなり、
前記ハードコート層には前記異形シリカ微粒子(B)の少なくとも一部が前記バインダー成分(C)と架橋反応した異形シリカ微粒子が含まれ、当該架橋反応した異形シリカ微粒子は前記ハードコート層の透明基材フィルムとは反対側の界面の最低面から50nm未満の高さで突出している又は当該界面から突出していないことを特徴とする。
ハードコートフィルム1は、透明基材フィルム10の一面側に、ハードコート層20が設けられている。
ハードコート層21には、反応性シリカ微粒子(A)が架橋したシリカ微粒子30及び反応性異形シリカ微粒子(B)が架橋した異形シリカ微粒子40が含まれている。
ハードコート層20の透明基材フィルムとは反対側の界面21には、ハードコート層の界面の最低面から50nm未満の高さまで突出した架橋した異形シリカ微粒子40が存在している。
また、図4は、本発明に係るハードコートフィルムのハードコート層の透明基材フィルムとは反対側の界面の一部の他の一例を模式的に示した断面図である。
ハードコート層20においては、ハードコート層の透明基材フィルムとは反対側の界面からは架橋した異形シリカ微粒子40が突出していない。
本発明に用いられる透明基材は、透明性(光透過性)の高いプラスチックフィルム又はシートであり、光学積層体の透明基材として用い得る物性を満たすものであれば特に限定されることはなく、適宜選んで用いることができる。
通常、光学積層体に用いられる基材フィルムには、透明、半透明、無色又は有色を問わないが、光透過性が要求される。なお、光透過率の測定は、紫外可視分光光度計(例えば、(株)島津製作所製 UV−3100PC)を用い、室温、大気中で測定した値を用いる。
シクロオレフィンポリマーとしては、例えば、ノルボルネン系重合体、単環の環状オレフィン系重合体、環状共役ジエン系重合体、ビニル脂環式炭化水素系重合体樹脂等が挙げられ、より具体的には、日本ゼオン(株)製のゼオネックスやゼオノア(ノルボルネン系樹脂)、住友ベークライト(株)製 スミライトFS−1700、JSR(株)製 アートン(変性ノルボルネン系樹脂)、三井化学(株)製 アペル(環状オレフィン共重合体)、Ticona社製の Topas(環状オレフィン共重合体)、日立化成(株)製 オプトレッツOZ−1000シリーズ(脂環式アクリル樹脂)等が挙げられる。
ポリカーボネートの具体例としては、ビスフェノール類(ビスフェノールA等)をベースとする芳香族ポリカーボネート、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート等の脂肪族ポリカーボネート等が挙げられる。
アクリレート系ポリマーの具体例としては、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル共重合体等が挙げられる。
ポリエステルの具体例としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等が挙げられる。
トリアセチルセルロースフィルム(TACフィルム)は、可視光域380〜780nmにおいて、平均光透過率を50%以上とすることが可能な光透過性基材である。基材フィルムの平均光透過率は70%以上、更に85%以上であることが好ましい。
TACフィルムは、光学的等方性を有するため、液晶ディスプレイ用途の場合においても好ましく用いることができる。
本発明のハードコート層は、平均1次粒径1〜100nmの粒子表面に反応性官能基aを有する球状の反応性シリカ微粒子(A)、平均1次粒径1〜100nmの球状のシリカ微粒子3〜20個が無機の化学結合により結合し表面に反応性官能基bを有する反応性異形シリカ微粒子(B)、及び反応性官能基cを有するバインダー成分(C)を含み、且つ、前記反応性官能基a、b並びにcは、それぞれ、同種及び異種の反応性官能基間で架橋反応性を有するハードコート層用硬化性樹脂組成物の硬化物からなり、ハードコート層には前記異形シリカ微粒子(B)の少なくとも一部が前記バインダー成分(C)と架橋反応した異形シリカ微粒子が含まれ、当該架橋反応した異形シリカ微粒子は前記ハードコート層の透明基材フィルムとは反対側の界面の最低面から50nm未満の高さで突出している又は当該界面から突出していない。
本発明のハードコート層用硬化性樹脂組成物は、平均1次粒径1〜100nmの粒子表面に反応性官能基aを有する球状の反応性シリカ微粒子(A)、平均1次粒径1〜100nmの球状のシリカ微粒子3〜20個が無機の化学結合により結合し表面に反応性官能基bを有する反応性異形シリカ微粒子(B)、及び反応性官能基cを有するバインダー成分(C)を含み、且つ、前記反応性官能基a、b並びにcは、それぞれ、同種及び異種の反応性官能基間で架橋反応性を有する。
その他、機能性付与を目的として防眩剤や防汚剤及び帯電防止剤、コーティング適正の制御としてレベリング剤や溶剤、ブロッキング防止を目的として易滑剤等を含有していても良い。
反応性シリカ微粒子(A)は、硬化してハードコート層の硬度向上に寄与する成分である。
ハードコート層用硬化性樹脂組成物には、平均1次粒径1〜100nmの球状の反応性シリカ微粒子(A)を含有させることにより、当該反応性シリカ微粒子(A)同士が架橋可能となり、また当該反応性シリカ微粒子(A)と後述するバインダー成分(C)が架橋するため、ハードコート層の硬度及び耐擦傷性を高めることができる。
反応シリカ微粒子(A)の反応性官能基aと反応性異形シリカ微粒子(B)の反応性官能基bは同じであっても異なっていても良い。
なお、単位面積当りの有機成分量は、以下の方法により求めることができる。まず、示差熱重量分析(DTG)により、有機成分重量を無機成分重量で割った値(有機成分重量/無機成分重量)を測定する。次に、無機成分重量と用いたシリカ微粒子の比重から無機成分全体の体積を計算する。また、被覆前のシリカ微粒子が真球状であると仮定し、被覆前のシリカ微粒子の平均粒径から被覆前のシリカ微粒子1個当りの体積、及び表面積を計算する。次に、無機成分全体の体積を被覆前のシリカ微粒子1個当たりの体積で割ることにより、反応性シリカ微粒子(A)の個数を求める。更に、有機成分重量を反応性シリカ微粒子(A)の個数で割ることにより、反応性シリカ微粒子(A)1個当たりの有機成分量を求める。最後に、反応性シリカ微粒子(A)1個当りの有機成分重量を、被覆前のシリカ微粒子1個当りの表面積で割ることにより、単位面積当たりの有機成分量を求めることができる。
中でも、本発明においては、被覆している有機成分が反応性シリカ微粒子(A)中に、被覆前のシリカ微粒子の単位面積当たり1.00×10−3g/m2以上含まれることが可能で、シリカ微粒子同士の凝集を抑制し、膜の硬度を向上させる点から、以下の(i)(ii)のシリカ微粒子のいずれかを適宜選択して用いることが好ましい。
(i)飽和又は不飽和カルボン酸、当該カルボン酸に対応する酸無水物、酸塩化物、エステル及び酸アミド、アミノ酸、イミン、ニトリル、イソニトリル、エポキシ化合物、アミン、β‐ジカルボニル化合物、シラン、及び官能基を有する金属化合物よりなる群から選択される1種以上の分子量500以下の表面修飾化合物の存在下、分散媒としての水及び/又は有機溶媒の中にシリカ微粒子を分散させることにより得られる、表面に反応性官能基aを有するシリカ微粒子。
(ii)被覆前のシリカ微粒子に導入する反応性官能基a、下記化学式(1)に示す基、及びシラノール基又は加水分解によってシラノール基を生成する基を含む化合物と、金属酸化物微粒子とを結合することにより得られる、表面に反応性官能基aを有するシリカ微粒子。
化学式(1)
−Q1−C(=Q2)−Q3−
化学式(1)中、Q1は、NH、O(酸素原子)、又はS(硫黄原子)を示し、Q2はO又はSを示し、Q3は、NH又は2価以上の有機基を示す。
(i)飽和又は不飽和カルボン酸、当該カルボン酸に対応する酸無水物、酸塩化物、エステル及び酸アミド、アミノ酸、イミン、ニトリル、イソニトリル、エポキシ化合物、アミン、β‐ジカルボニル化合物、シラン、及び官能基を有する金属化合物よりなる群から選択される1種以上の分子量500以下の表面修飾化合物の存在下、分散媒としての水及び/又は有機溶媒の中にシリカ微粒子を分散させることにより得られる、表面に反応性官能基aを有するシリカ微粒子。
上記(i)の反応性シリカ微粒子(A)を用いる場合には、有機成分含量が少なくても膜強度を向上できるというメリットがある。
例えば、疎水性分子残基としては、不活性化又は反発作用をもたらす、アルキル、アリール、アルカリル、アラルキル又はフッ素含有アルキル基等が挙げられる。親水性基としてはヒドロキシ基、アルコキシ基又はポリエステル基等が挙げられる。
アミノ酸の例としては、β−アラニン、グリシン、バリン、アミノカプロン酸、ロイシン及びイソロイシンが挙げられる。
分散媒は、蒸留(任意に減圧下)により容易に除去できる沸点を有することが好ましく、沸点が200℃以下、特に150℃以下の溶媒が好ましい。
化学式(1)
−Q1−C(=Q2)−Q3−
化学式(1)中、Q1は、NH、O(酸素原子)、又はS(硫黄原子)を示し、Q2はO又はSを示し、Q3は、NH又は2価以上の有機基を示す。
上記(ii)の反応性シリカ微粒子(A)を用いる場合には、有機成分量が高まり、分散性、及び膜強度がより高まるという利点がある。
上記反応性官能基修飾加水分解性シランにおいて、当該シリカ微粒子に導入したい反応性官能基aは、後述するバインダー成分と反応可能なように適宜選択すれば特に限定されない。上述したような重合性不飽和基を導入するのに適している。
[(RaO)mRb 3ーmSi−]で示される基としては、例えば、トリメトキシシリル基、トリエトキシシリル基、トリフェノキシシリル基、メチルジメトキシシリル基、ジメチルメトキシシリル基等を挙げることができる。このような基のうち、トリメトキシシリル基又はトリエトキシシリル基等が好ましい。
反応性異形シリカ微粒子(B)は、平均1次粒径1〜100nmの球状のシリカ微粒子の3〜20個が無機の化学結合により結合して異形シリカ微粒子を形成し、その異形シリカ微粒子表面に反応性官能基bを有する。当該反応性官能基bにより、反応性異形シリカ微粒子(B)とバインダー成分(C)が架橋し、ハードコート層の硬度及び耐擦傷性が向上する。
なお、反応性異形シリカ微粒子の大きさは、ハードコート層用硬化性樹脂組成物においては、上記反応性シリカ微粒子(A)と同様の方法で測定可能であり、ハードコート層においては当該ハードコート層の断面をSEM写真又はTEM写真を用いて観察し、観察された硬化した異形シリカ微粒子を100数え、その平均値として求める。
前記シリカ微粒子が無機の化学結合によって結合した当該微粒子数が3個未満では、実質的に単分散粒子と変わらず、透明基材フィルムとの密着性、耐擦傷性、鉛筆硬度に優れたハードコート層を得ることが困難である。また、当該シリカ微粒子が無機の化学結合によって結合した当該微粒子数が20個超過では、ハードコート層の透明性が低下し、透過率の悪化、ヘイズの上昇を招く。
なお、極性溶媒としては、例えば、水、並びにメタノール、及びエタノール、イソプロパノール等の低級アルコール等が挙げられる。
異形シリカ微粒子が反応性シリカ微粒子(A)が反応性官能基aにより3〜20個結合したものよりも硬度に優れる理由は定かではないが、異形シリカ微粒子の無機の化学結合は、有機成分である反応性官能基同士による結合よりも結合に柔軟性や自由度が少なく、強固にシリカ微粒子同士が結合しているためと推測される。
反応シリカ微粒子(A)の反応性官能基aと反応性異形シリカ微粒子(B)の反応性官能基bは同じであっても異なっていても良い。
ハードコート層用硬化性樹脂組成物に用いられるバインダー成分(C)は、反応性官能基cを有し、硬化した際に当該バインダー成分(C)同士で架橋し、ハードコート層のマトリクスとなる成分である。また、反応性官能基cは、前記反応性シリカ微粒子(A)の反応性官能基a及び反応性異形シリカ微粒子(B)の反応性官能基bと架橋反応性を有するため、バインダー成分(C)は前記反応性シリカ微粒子(A)及び反応性異形シリカ微粒子(B)と架橋し、網目構造が形成され、ハードコート層の硬度及び耐擦傷性を更に高める。
尚、変性体としては、EO(エチレンオキサイド)変性体、PO(プロピレンオキサイド)変性体、CL(カプロラクトン)変性体、及びイソシアヌル酸変性体等が挙げられる。
前記ポリアルキレンオキシド鎖含有ポリマー(D)は、下記化学式(4)で表され、末端に3つ以上の反応性官能基cを有する分子量が1000以上のポリアルキレンオキシド鎖含有ポリマーである。
ハードコート層を形成した際の硬度を維持しつつクラックを抑制する点から、n1、n2・・・nkはそれぞれ2〜500の数であることが好ましく、更に2〜300の数であることが好ましい。
Y1〜Ykが反応性官能基cそのものである場合、Y1〜Ykとしては例えば、(メタ)アクリロイル基、ビニル基(CH2=CH−)等の重合性不飽和基が挙げられる。
例えば、エチレン性不飽和基を有する化合物残基としては、具体的には例えば、以下の化合物のエチレン性不飽和基以外の反応性置換基又は反応性置換基の一部(水素等)を除いた残基が挙げられる。例えば、(メタ)アクリル酸、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレートなどが挙げられるがこれらに限定されるものではない。
2つ以上の反応性官能基cを有する分子量が10,000未満の化合物(E)は、前記反応性シリカ微粒子(A)及び反応性異形シリカ微粒子(B)と相俟って、ハードコート層の硬度を向上させ、十分な耐擦傷性を付与するものである。なお、上記ポリマー(D)の構造を有するものは、2つ以上の反応性官能基cを有する分子量が10,000未満の化合物(E)から除かれる。
本発明において当該化合物(E)は、前記ポリマー(D)及び前記反応性シリカ微粒子(A)並びに、前記ポリマー(D)及び前記反応性異形シリカ微粒子(B)との組み合わせにおいて、互いに反応可能な反応性官能基cを有し、十分な耐擦傷性を有する広範な化合物から適宜選択して用いることができる。当該化合物(E)としては、1種単独で用いても良く、2種以上を適宜混合して用いても良い。
2つ以上の反応性官能基cを有する分子量が10000未満の化合物(E)は、1分子中に含まれる反応性官能基cが3個以上であることが、硬化膜の架橋密度をあげて、硬度を付与する点から好ましい。ここで化合物(E)が分子量分布を有するオリゴマーの場合、反応性官能基c数は、平均の個数で表される。
また、化合物(E)の分子量は、硬度向上の点から、5,000未満であることが好ましい。
重合性不飽和基を有する具体例として、重合性不飽和基を1分子内に2つ以上有する多官能(メタ)アクリレート系モノマーとしては、例えば、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸エチレンオキサイド変性ジ(メタ)アクリレート等の2官能すなわち反応性官能基が2つの(メタ)アクリレート化合物;トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、及びそのEO、PO、エピクロルヒドリン変性品、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、グリセロールトリ(メタ)アクリレート、及びそのEO、PO、エピクロルヒドリン変性品、イソシアヌール酸EO変性トリ(メタ)アクリレート(東亞合成製アロニックスM−315等)、トリス(メタ)アクリロイルオキシエチルフォスフェート、フタル酸水素−(2,2,2−トリ−(メタ)アクリロイルオキシメチル)エチル、グリセロールトリ(メタ)アクリレート、及びそのEO、PO、エピクロルヒドリン変性品等の3官能(メタ)アクリレート化合物;ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、及びそのEO、PO、エピクロルヒドリン変性品、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート等の4官能(メタ)アクリレート化合物;ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、及びそのEO、PO、エピクロルヒドリン、脂肪酸、アルキル、ウレタン変性品等の5官能(メタ)アクリレート化合物;ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、及びそのEO、PO、エピクロルヒドリン、脂肪酸、アルキル、ウレタン変性品、ソルビトールヘキサ(メタ)アクリレート、及びそのEO、PO、エピクロルヒドリン、脂肪酸、アルキル、ウレタン変性品等の6官能(メタ)アクリレート化合物が挙げられる。
また、上記ウレタン(メタ)アクリレート類に用いられるポリオールとしては、例えば、1,6−ヘキサンジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ポリカプロラクトンジオール、ポリカーボネートジオール、ポリブタジエンポリオール、ポリエステルジオール等が挙げられる。上記ウレタン(メタ)アクリレート類に用いられるポリイソシアネートとしては、トリレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、ジフエニルメタンジイソシアネート、テトラメチルキシレンジイソシアネート、ヘキサメレチンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート等が挙げられる。上記ウレタン(メタ)アクリレート類に用いられる水酸基を含有する(メタ)アクリレートとしては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。
また、上記ポリエステルアクリレート類に用いられるポリエステルポリオールを形成するためのポリオールとしては、例えばエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4−ブタンジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等が挙げられ、多塩基酸としては、例えばコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸等が挙げられる。
分子量が10000以上100000未満のバインダー成分(C)の例としては、荒川化学工業(株)製のBS371、BS371MLV,DK1、DK2、DK3などが挙げられる。
ハードコート層硬化性樹脂組成物には、上記成分のほかに、更に溶剤、重合開始剤、帯電防止剤、防眩剤等を適宜添加することもできる。更に、反応性又は非反応性レベリング剤、各種増感剤等の各種添加剤が混合されていても良い。帯電防止剤及び/又は防眩剤を含む場合には、ハードコート層に、更に帯電防止性及び/又は防眩性を付与できる。
溶剤は特に限定されず、反応性シリカ微粒子(A)の分散性や塗布性を考慮して適宜選択して用いることができる。ハードコートフィルムの硬度を高める点から非浸透性溶剤が好ましい。ここで、浸透とは、透明基材フィルムを溶解又は膨潤させることを意味する。
透明基材フィルムがトリアセチルセルロースフィルム(TACフィルム)の場合には、非浸透性溶剤として、例えば、メチルイソブチルケトン、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ノルマルプロパノール、イソプロパノール、ノルマルブタノール、sec−ブタノール、イソブタノール、及びtert−ブタノール等が挙げられる。
上記ラジカル重合性官能基やカチオン重合性官能基の開始又は促進させるために、必要に応じてラジカル重合開始剤、カチオン重合開始剤、ラジカル及びカチオン重合開始剤等を適宜選択して用いても良い。これらの重合開始剤は、光照射及び/又は加熱により分解されて、ラジカルもしくはカチオンを発生してラジカル重合とカチオン重合を進行させるものである。
帯電防止剤の具体例としては、第4級アンモニウム塩、ピリジニウム塩、第1〜第3アミノ基等のカチオン性基を有する各種のカチオン性化合物、スルホン酸塩基、硫酸エステル塩基、リン酸エステル塩基、ホスホン酸塩基などのアニオン性基を有するアニオン性化合物、アミノ酸系、アミノ硫酸エステル系などの両性化合物、アミノアルコール系、グリセリン系、ポリエチレングリコール系などのノニオン性化合物、スズ及びチタンのアルコキシドのような有機金属化合物及びそれらのアセチルアセトナート塩のような金属キレート化合物等が挙げられ、さらに上記に列記した化合物を高分子量化した化合物が挙げられる。また、第3級アミノ基、第4級アンモニウム基、又は金属キレート部を有し、且つ、電離放射線により重合可能なモノマー又はオリゴマー、或いは電離放射線により重合可能な重合可能な官能基を有する且つ、カップリング剤のような有機金属化合物等の重合性化合物もまた帯電防止剤として使用できる。
防眩剤としては微粒子が挙げられ、微粒子の形状は、真球状、楕円状などのものであってよく、好ましくは真球状のものが挙げられる。また、微粒子は無機系、有機系のものが挙げられるが、好ましくは有機系材料により形成されてなるものが好ましい。微粒子は、防眩性を発揮するものであり、好ましくは透明性のものがよい。微粒子の具体例としては、プラスチックビーズが挙げられ、より好ましくは、透明性を有するものが挙げられる。プラスチックビーズの具体例としては、スチレンビーズ(屈折率1.59)、メラミンビーズ(屈折率1.57)、アクリルビーズ(屈折率1.49)、アクリル−スチレンビーズ(屈折率1.54)、ポリカーボネートビーズ、ポリエチレンビーズなどが挙げられる。微粒子の添加量は、樹脂組成物100重量部に対し、2〜30重量部、好ましくは10〜25重量部程度である。
本発明のハードコート層用硬化性樹脂組成物には、レベリング剤を添加することができ、中でも、フッ素系又はシリコーン系等のレベリング剤を添加することが好ましい。レベリング剤を添加したハードコート層用硬化性樹脂組成物は、塗布又は乾燥時に塗膜表面に対して塗工安定性、滑り性、防汚染性、及び耐擦傷性を付与することができる。
レベリング剤の添加量としては、ハードコート層用硬化性樹脂組成物の全固形分に対して0〜0.5重量%が好ましく、0〜0.2重量%がさらに好ましい。
レベリング剤として市販のものを使用することもできる。本発明において使用することができる市販のレベリング剤としては、例えば以下のものが挙げられる。
また(株)ネオス製のフタ―ジェントシリーズ(FTX218、250、245M、209F、222F、245F、208G、218G、240G、206D、240D等)やKBシリーズ等、ビックケミー・ジャパン(株)製のBYK333、300等、共栄社化学(株)製のKL600等も挙げられる。
ハードコートフィルムは、上記したように透明基材フィルム、及びハードコート層より基本的には構成されてなる。しかしながら、ハードコートフィルムとしての機能又は用途を加味して、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記ハードコート層の透明基材フィルム側又は透明基材フィルムとは反対側の面に、更に下記のような一又は二以上の層を設けてもよい。
帯電防止層は、帯電防止剤と硬化性樹脂を含む帯電防止層用硬化性樹脂組成物の硬化物からなる。帯電防止層の厚さは、30nm〜3μm程度であることが好ましい。
本発明の好ましい態様によれば、ハードコートフィルム最表面の汚れ防止を目的として防汚層を設けてもよい。防汚層は、ハードコートフィルムに対して防汚性と耐擦傷性のさらなる改善を図ることが可能となる。防汚層は、防汚剤と硬化性樹脂組成物を含む防汚層用硬化性樹脂組成物の硬化物からなる。
低屈折率層は、当該層の基材フィルム側に隣接する層よりも屈折率が低い層であり、低屈折率層用硬化性樹脂組成物の硬化物からなる。当該低屈折率層用硬化性樹脂組成物には、前記隣接する層よりも屈折率が低くなるように、適宜公知の低屈折率硬化性樹脂や微粒子を用いることができる。
ハードコートフィルムの硬度を更に向上させる点から、前記ハードコート層の透明基材フィルム側に表面が平滑な第2のハードコート層を設けても良い。
第2のハードコート層は前記ハードコート層と同様のものを用いることができ、当該二つのハードコート層の組成は同一であっても良く、異なっていても良い。
ハードコート層は、従来公知の方法で形成すれば良い。
例えば、調製したハードコート層用硬化性樹脂組成物を透明基材フィルムの一面側に塗布し、塗膜を形成し、乾燥を行い、次いで、前記塗膜を光及び/又は熱により硬化させ、ハードコート層を形成する。
また、透明基材フィルム上へのハードコート層用硬化性樹脂組成物の塗工量としては、得られるハードコートフィルムが要求される性能により異なるものであるが、乾燥後の膜厚が3〜25μmになるように適宜調節すればよく、塗工量が3g/m2〜30g/m2の範囲内、特に5g/m2〜25g/m2の範囲内であることが好ましい。
加熱する場合は、通常40℃〜120℃の温度にて処理する。また、室温(25℃)で24時間以上放置することにより反応を行っても良い。
透明基材フィルム上にその他の層を形成する場合は、ハードコート層用硬化性樹脂組成物を塗布する前に、その他の層の硬化性樹脂組成物を塗布し、乾燥させ、光照射及び/又は加熱してその他の層を形成し、その後、ハードコート層用硬化性樹脂組成物を塗布し、硬化させハードコート層を形成すればよい。
ハードコート層上にその他の層を形成する場合は、ハードコート層用硬化性樹脂組成物を塗布し、硬化させハードコート層を形成した後に、その他の層の硬化性樹脂組成物を塗布し、乾燥させ、光照射及び/又は加熱してその他の層を設ければよい。
球状反応性シリカ微粒子(A−2)として、日産化学工業(株)製、製品名MIBK−SD(平均1次粒径12nm、固形分30%、MIBK溶剤、反応性官能基aはメタクリレート基)を用いた。
球状反応性シリカ微粒子(A−3)として、日産化学工業(株)製、製品名MIBK−SDZL(平均1次粒径80nm、固形分30%、MIBK溶剤、反応性官能基aはメタクリレート基)を用いた。
球状反応性シリカ微粒子(A−4)として、平均1次粒径40nm、固形分30%、MIBK溶剤、反応性官能基aはアクリレート基の反応性シリカ微粒子を用いた。
球状反応性シリカ微粒子(A−5)として、平均1次粒径500nm、固形分30%、MIBK溶剤、反応性官能基aはメタクリレート基の反応性シリカ微粒子を用いた。
球状シリカ微粒子として、日産化学工業(株)製、製品名IPA−STL(平均1次粒径40nm、固形分30%、MIBK溶剤、反応性官能基なし)を用いた。
反応性異形シリカ微粒子(B−2)として、平均1次粒径20nmが5個無機の化学結合した平均2次粒径80nm、固形分40%、MIBK溶剤、反応性官能基bはメタクリレート基の反応性異形シリカ微粒子を用いた。
反応性異形シリカ微粒子(B−3)として、反応性官能基bはメタクリレート基、平均1次粒径30nmが8個無機の化学結合した平均2次粒径200nm、固形分40%、MIBK溶剤の反応性異形シリカ微粒子を用いた。
反応性異形シリカ微粒子(B−4)として、反応性官能基bはアクリレート基、平均1次粒径20nmが7個無機の化学結合した平均2次粒径100nm、固形分40%、MIBK溶剤の反応性異形シリカ微粒子を用いた。
反応性異形シリカ微粒子(B−5)として、反応性官能基bはメタクリレート基、平均1次粒径30nmが50個無機の化学結合した平均2次粒径1000nm、固形分40%、MIBK溶剤の反応性異形シリカ微粒子を用いた。
シリカ微粒子の凝集体として、日産化学工業(株)製、製品名IPA−STUP(平均2次粒径100nm、固形分40%、MIBK溶剤、反応性官能基なし)を用いた。
バインダー成分(C−2)として、日本化薬(株)製、ペンタエリスリトールトリアクリレート(PETA)を用いた。
バインダー成分(C−3)として、日本合成化学工業(株)製、UV1700Bを用いた。
バインダー成分(C−4)として、荒川化学工業(株)製、BS371を用いた。
バインダー成分(C−5)として、日本化薬(株)製、多官能メタクリレート(DPMHA)を用いた。
レベリング剤として、DIC(株)製、メガファックMCF350−5を用いた。
透明基材フィルムとして、TACフィルム(厚み40μm、トリアセチルセルロース樹脂フィルム、商品名:KC4UY、コニカ(株)製)を用いた。
各化合物の略語はそれぞれ、以下の通りである。
PETA:ペンタエリスリトールトリアクリレート
DPHA:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
MIBK:メチルイソブチルケトン
IPA:イソプロパノール
TAC:トリアセチルセルロース
下記に示す組成の成分を配合して硬化性樹脂組成物1〜21をそれぞれ、調製した。各硬化性樹脂組成物の粒子(A)の平均1次粒径、反応性異形シリカ微粒子(B)の平均2次粒径、バインダー成分(C)の種類、粒子(A)、反応性異形シリカ微粒子(B)、バインダー成分(C)の混合割合をまとめたものを表1に示す。
球状反応性シリカ微粒子(A−1):83重量部(固形分25重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−1):63重量部(固形分25重量部)
バインダー成分(C−1):50重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−2):83重量部(固形分25重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−1):63重量部(固形分25重量部)
バインダー成分(C−1):50重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−3):83重量部(固形分25重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−1):63重量部(固形分25重量部)
バインダー成分(C−1):50重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−1):83重量部(固形分25重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−2):63重量部(固形分25重量部)
バインダー成分(C−1):50重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−1):83重量部(固形分25重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−3):63重量部(固形分25重量部)
バインダー成分(C−1):50重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−1):83重量部(固形分25重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−1):63重量部(固形分25重量部)
バインダー成分(C−2):50重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−1):83重量部(固形分25重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−1):63重量部(固形分25重量部)
バインダー成分(C−3):50重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−1):83重量部(固形分25重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−1):63重量部(固形分25重量部)
バインダー成分(C−4):50重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−4):83重量部(固形分25重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−4):63重量部(固形分25重量部)
バインダー成分(C−1):50重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−1):83重量部(固形分25重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−1):63重量部(固形分25重量部)
バインダー成分(C−5):50重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−1):117重量部(固形分35重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−1):88重量部(固形分35重量部)
バインダー成分(C−1):30重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−1):67重量部(固形分20重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−1):50重量部(固形分20重量部)
バインダー成分(C−1):60重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−1):133重量部(固形分40重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−1):25重量部(固形分10重量部)
バインダー成分(C−1):50重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−1):33重量部(固形分10重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−1):100重量部(固形分40重量部)
バインダー成分(C−1):50重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−1):166重量部(固形分50重量部)
バインダー成分(C−1):50重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
球状反応性シリカ微粒子(A−1):166重量部(固形分50重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−1):125重量部(固形分50重量部)
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
球状シリカ微粒子:83重量部(固形分25重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−1):63重量部(固形分25重量部)
バインダー成分(C−1):50重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−1):83重量部(固形分25重量部)
凝集体:63重量部(固形分25重量部)
バインダー成分(C−1):50重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−5):83重量部(固形分25重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−1):63重量部(固形分25重量部)
バインダー成分(C−1):50重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−1):83重量部(固形分25重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−5):63重量部(固形分25重量部)
バインダー成分(C−1):50重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:54重量部
球状反応性シリカ微粒子(A−1):150重量部(固形分45重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−1):113重量部(固形分45重量部)
バインダー成分(C−1):10重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
球状反応性シリカ微粒子(A−1):17重量部(固形分5重量部)
反応性異形シリカ微粒子(B−1):13重量部(固形分5重量部)
バインダー成分(C−1):90重量部
イルガキュア184:4重量部
メガファックMCF350−5:0.2重量部(固形分)
MIBK:120重量部
TACフィルムの片面に、上記ハードコート層用硬化性樹脂組成物1を塗布し、温度70℃の熱オーブン中で60秒間乾燥し、塗膜中の溶剤を蒸発させ、紫外線を積算光量が200mJ/cm2になるように照射して塗膜を硬化させることにより、膜厚15μm、突出高さ10nmのハードコート層を形成し、実施例1のハードコートフィルムを作製した。
実施例1において、ハードコート層用硬化性樹脂組成物1を表1に示す組成物に代えた以外は実施例1と同様にして、実施例2〜14のハードコートフィルムをそれぞれ作製した。
実施例1において、表1に示す突出高さとした以外は実施例1と同様にして、実施例15及び16のハードコートフィルムをそれぞれ作製した。
実施例1において、表1に示す膜厚とした以外は実施例1と同様にして、実施例17及び18のハードコートフィルムをそれぞれ作製した。
実施例1において、ハードコート層用硬化性樹脂組成物1を表1に示す組成物に代えた以外は実施例1と同様にして、比較例1〜6のハードコートフィルムをそれぞれ作製した。
実施例1において、突出高さを70nmとした以外は実施例1と同様にして、比較例7のハードコートフィルムを作製した。
実施例1において、ハードコート層用硬化性樹脂組成物1を表1に示す組成物に代えた以外は実施例1と同様にして、参考例1〜2のハードコートフィルムをそれぞれ作製した。
作製した実施例1〜18、比較例1〜7及び参考例1〜2のハードコートフィルムについて、以下の様に鉛筆硬度、耐スチールウール性、ヘイズ及びグロス値を評価した。その結果を表2に示す。
鉛筆硬度試験;鉛筆引っ掻き試験の硬度は、作製したハードコートフィルムを温度25℃、相対湿度60%の条件で2時間調湿した後、JIS−S−6006が規定する試験用鉛筆を用いて、JIS K5600−5−4(1999)に規定する鉛筆硬度試験(4.9N荷重)を行い、傷がつかない最も高い鉛筆硬度を評価した。
作製したハードコートフィルムを#0000のスチールウールを用い、荷重500g/cm2をかけながら、速度100mm/secで10往復した時の傷の有無を目視により確認した。評価基準は以下の通りとした。
○:全く傷が認められないもの
×:傷が認められるもの
作製したハードコートフィルムのヘイズ値(%)を、ヘイズメーター(村上色彩技術研究所製、製品番号;HM−150)を用いてJIS K−7136に従って測定した。
○:1.0%以下
×:1.0%より大きい
グロスメーター((株)村上色彩技術研究所製、「GMX−203」)を用い、入射角60度の条件で、作製したハードコートフィルムの表面のグロス値を測定した。数字が高いほど高光沢であることを示し、数字が低いほど低光沢であることを示す。
バインダー成分(C)を含まない比較例2では鉛筆硬度がHと低く、耐スチールウール性、及びヘイズの評価も悪かった。
球状の反応性シリカ微粒子(A)の代わりに反応性官能基を持たない球状のシリカ微粒子を用いた比較例3、及び反応性異形シリカ微粒子(B)の代わりに反応性官能基を持たない凝集体を用いた比較例4では、架橋が不十分で鉛筆硬度が3Hと低く、耐スチールウール性も悪かった。
球状の反応性シリカ微粒子(A)の平均1次粒径が大きい比較例5、及び反応性異形シリカ微粒子(B)の平均2次粒径が大きい比較例6では、耐スチールウール性及びヘイズの評価が悪かった。
突出高さが70nmと大きい比較例7では、鉛筆硬度が4Hと低く、また耐スチールウール性の評価も悪かった。
10 透明基材フィルム
20 ハードコート層
21 ハードコート層の透明基材フィルムとは反対側の界面
30 架橋したシリカ微粒子
40 架橋した異形シリカ微粒子
Claims (4)
- 透明基材フィルムの一面側にハードコート層を設けたハードコートフィルムであって、
前記ハードコート層は、平均1次粒径1〜100nmの粒子表面に反応性官能基aを有する球状の反応性シリカ微粒子(A)、平均1次粒径1〜100nmの球状のシリカ微粒子3〜20個が無機の化学結合により結合し表面に反応性官能基bを有する反応性異形シリカ微粒子(B)、及び反応性官能基cを有するバインダー成分(C)を含み、且つ、前記反応性官能基a、b並びにcは、それぞれ、同種及び異種の反応性官能基間で架橋反応性を有するハードコート層用硬化性樹脂組成物の硬化物からなり、
前記ハードコート層には前記異形シリカ微粒子(B)の少なくとも一部が前記バインダー成分(C)と架橋反応した異形シリカ微粒子が含まれ、当該架橋反応した異形シリカ微粒子は前記ハードコート層の透明基材フィルムとは反対側の界面の最低面から50nm未満の高さで突出している又は当該界面から突出していないことを特徴とする、ハードコートフィルム。 - 前記無機の化学結合は共有結合であることを特徴とする、請求項1に記載のハードコートフィルム。
- 前記ハードコート層用硬化性樹脂組成物の全固形分に対する前記反応性シリカ微粒子(A)及び反応性異形シリカ微粒子(B)の含有量の総和は、30〜70重量%であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のハードコートフィルム。
- JIS K5600−5−4(1999)に規定する鉛筆硬度試験(4.9N荷重)の硬度が、5H以上であることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のハードコートフィルム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008273540A JP5157819B2 (ja) | 2008-10-23 | 2008-10-23 | ハードコートフィルム |
US12/580,406 US9284426B2 (en) | 2008-10-23 | 2009-10-16 | Hard coat film and curable resin composition for hard coat layer |
CN200910206098.5A CN101722691B (zh) | 2008-10-23 | 2009-10-21 | 硬涂膜及硬涂层用固化性树脂组合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008273540A JP5157819B2 (ja) | 2008-10-23 | 2008-10-23 | ハードコートフィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010102123A true JP2010102123A (ja) | 2010-05-06 |
JP5157819B2 JP5157819B2 (ja) | 2013-03-06 |
Family
ID=42292822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008273540A Active JP5157819B2 (ja) | 2008-10-23 | 2008-10-23 | ハードコートフィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5157819B2 (ja) |
Cited By (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010120182A (ja) * | 2008-10-23 | 2010-06-03 | Dainippon Printing Co Ltd | ハードコート層用硬化性樹脂組成物、及びハードコートフィルム |
WO2012043341A1 (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-05 | 大日本印刷株式会社 | 光学積層体、偏光板及び画像表示装置 |
JP2012173411A (ja) * | 2011-02-18 | 2012-09-10 | Seiko Epson Corp | 光学物品 |
JP2013068693A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Panasonic Corp | 光学部材 |
JP2013527879A (ja) * | 2010-05-11 | 2013-07-04 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 物品、コーティング組成物、及び方法 |
JPWO2012018009A1 (ja) * | 2010-08-02 | 2013-10-03 | 大日本印刷株式会社 | 光学積層体、偏光板及び画像表示装置 |
JP2015067681A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 住友大阪セメント株式会社 | ハードコート膜、プラスチック基材、ハードコート膜形成用組成物、タッチパネル |
JP5846121B2 (ja) * | 2010-08-06 | 2016-01-20 | 大日本印刷株式会社 | ハードコート層用硬化性樹脂組成物、ハードコートフィルムの製造方法、ハードコートフィルム、偏光板及びディスプレイパネル |
JP2017048300A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | 共栄社化学株式会社 | 活性エネルギー線硬化型ハードコート用樹脂組成物、ハードコート付き透明プラスチックシート及び光学部材 |
WO2017073316A1 (ja) * | 2015-10-26 | 2017-05-04 | 日東電工株式会社 | ハードコートフィルムおよび透明導電性フィルム |
KR20180125538A (ko) * | 2016-04-19 | 2018-11-23 | 후지필름 가부시키가이샤 | 적층 필름 및 그 제조 방법, 편광판, 액정 패널, 액정 표시 장치와 터치 패널 |
WO2020004973A1 (ko) * | 2018-06-29 | 2020-01-02 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
KR20200002640A (ko) * | 2018-06-29 | 2020-01-08 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
KR20200012644A (ko) * | 2018-07-27 | 2020-02-05 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
KR20200012646A (ko) * | 2018-07-27 | 2020-02-05 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
KR20200012648A (ko) * | 2018-07-27 | 2020-02-05 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
KR20200012645A (ko) * | 2018-07-27 | 2020-02-05 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
KR20200012647A (ko) * | 2018-07-27 | 2020-02-05 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
US10954409B2 (en) | 2017-09-15 | 2021-03-23 | Lg Chem, Ltd. | Hard coating film |
WO2023037707A1 (ja) * | 2021-09-10 | 2023-03-16 | 日東電工株式会社 | 積層体、積層体付光学部材および画像表示装置 |
WO2023037706A1 (ja) * | 2021-09-10 | 2023-03-16 | 日東電工株式会社 | 積層体、積層体付光学部材および画像表示装置 |
JP2023040663A (ja) * | 2021-09-10 | 2023-03-23 | 日東電工株式会社 | 積層体、積層体付光学部材および画像表示装置 |
JP2023040662A (ja) * | 2021-09-10 | 2023-03-23 | 日東電工株式会社 | 積層体、積層体付光学部材および画像表示装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000103987A (ja) * | 1998-07-31 | 2000-04-11 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | コ―ティング剤、および被覆層を有する樹脂成形品 |
JP2005181543A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Bridgestone Corp | 反射防止フィルム |
-
2008
- 2008-10-23 JP JP2008273540A patent/JP5157819B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000103987A (ja) * | 1998-07-31 | 2000-04-11 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | コ―ティング剤、および被覆層を有する樹脂成形品 |
JP2005181543A (ja) * | 2003-12-17 | 2005-07-07 | Bridgestone Corp | 反射防止フィルム |
Cited By (39)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010120182A (ja) * | 2008-10-23 | 2010-06-03 | Dainippon Printing Co Ltd | ハードコート層用硬化性樹脂組成物、及びハードコートフィルム |
JP2013527879A (ja) * | 2010-05-11 | 2013-07-04 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 物品、コーティング組成物、及び方法 |
JP6070190B2 (ja) * | 2010-08-02 | 2017-02-01 | 大日本印刷株式会社 | 光学積層体、偏光板及び画像表示装置 |
JPWO2012018009A1 (ja) * | 2010-08-02 | 2013-10-03 | 大日本印刷株式会社 | 光学積層体、偏光板及び画像表示装置 |
JP5846121B2 (ja) * | 2010-08-06 | 2016-01-20 | 大日本印刷株式会社 | ハードコート層用硬化性樹脂組成物、ハードコートフィルムの製造方法、ハードコートフィルム、偏光板及びディスプレイパネル |
US10073195B2 (en) | 2010-09-30 | 2018-09-11 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Optical layered body, polarizer and image display device |
JPWO2012043341A1 (ja) * | 2010-09-30 | 2014-02-06 | 大日本印刷株式会社 | 光学積層体、偏光板及び画像表示装置 |
WO2012043341A1 (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-05 | 大日本印刷株式会社 | 光学積層体、偏光板及び画像表示装置 |
JP5983410B2 (ja) * | 2010-09-30 | 2016-08-31 | 大日本印刷株式会社 | 光学積層体、偏光板及び画像表示装置 |
JP2012173411A (ja) * | 2011-02-18 | 2012-09-10 | Seiko Epson Corp | 光学物品 |
JP2013068693A (ja) * | 2011-09-21 | 2013-04-18 | Panasonic Corp | 光学部材 |
JP2015067681A (ja) * | 2013-09-27 | 2015-04-13 | 住友大阪セメント株式会社 | ハードコート膜、プラスチック基材、ハードコート膜形成用組成物、タッチパネル |
JP2017048300A (ja) * | 2015-09-01 | 2017-03-09 | 共栄社化学株式会社 | 活性エネルギー線硬化型ハードコート用樹脂組成物、ハードコート付き透明プラスチックシート及び光学部材 |
JP2017080951A (ja) * | 2015-10-26 | 2017-05-18 | 日東電工株式会社 | ハードコートフィルムおよび透明導電性フィルム |
WO2017073316A1 (ja) * | 2015-10-26 | 2017-05-04 | 日東電工株式会社 | ハードコートフィルムおよび透明導電性フィルム |
KR20180125538A (ko) * | 2016-04-19 | 2018-11-23 | 후지필름 가부시키가이샤 | 적층 필름 및 그 제조 방법, 편광판, 액정 패널, 액정 표시 장치와 터치 패널 |
US10974482B2 (en) | 2016-04-19 | 2021-04-13 | Fujifilm Corporation | Laminated film, production method thereof, polarizing plate, liquid crystal panel, liquid crystal display, and touch panel |
KR102175395B1 (ko) * | 2016-04-19 | 2020-11-06 | 후지필름 가부시키가이샤 | 적층 필름 및 그 제조 방법, 편광판, 액정 패널, 액정 표시 장치와 터치 패널 |
US10954409B2 (en) | 2017-09-15 | 2021-03-23 | Lg Chem, Ltd. | Hard coating film |
KR20200002640A (ko) * | 2018-06-29 | 2020-01-08 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
WO2020004971A1 (ko) * | 2018-06-29 | 2020-01-02 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적충체 및 디스플레이 장치 |
KR102255393B1 (ko) * | 2018-06-29 | 2021-05-24 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
WO2020004973A1 (ko) * | 2018-06-29 | 2020-01-02 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
KR102259911B1 (ko) * | 2018-07-27 | 2021-06-01 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
KR102273688B1 (ko) | 2018-07-27 | 2021-07-05 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
KR20200012647A (ko) * | 2018-07-27 | 2020-02-05 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
KR20200012645A (ko) * | 2018-07-27 | 2020-02-05 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
KR20200012648A (ko) * | 2018-07-27 | 2020-02-05 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
KR20200012646A (ko) * | 2018-07-27 | 2020-02-05 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
KR102259912B1 (ko) * | 2018-07-27 | 2021-06-01 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
KR20200012644A (ko) * | 2018-07-27 | 2020-02-05 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
KR102273690B1 (ko) | 2018-07-27 | 2021-07-05 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
KR102273689B1 (ko) * | 2018-07-27 | 2021-07-05 | 주식회사 엘지화학 | 광학 적층체 및 디스플레이 장치 |
WO2023037707A1 (ja) * | 2021-09-10 | 2023-03-16 | 日東電工株式会社 | 積層体、積層体付光学部材および画像表示装置 |
WO2023037706A1 (ja) * | 2021-09-10 | 2023-03-16 | 日東電工株式会社 | 積層体、積層体付光学部材および画像表示装置 |
JP2023040663A (ja) * | 2021-09-10 | 2023-03-23 | 日東電工株式会社 | 積層体、積層体付光学部材および画像表示装置 |
JP2023040664A (ja) * | 2021-09-10 | 2023-03-23 | 日東電工株式会社 | 積層体、積層体付光学部材および画像表示装置 |
JP2023040665A (ja) * | 2021-09-10 | 2023-03-23 | 日東電工株式会社 | 積層体、積層体付光学部材および画像表示装置 |
JP2023040662A (ja) * | 2021-09-10 | 2023-03-23 | 日東電工株式会社 | 積層体、積層体付光学部材および画像表示装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5157819B2 (ja) | 2013-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5157819B2 (ja) | ハードコートフィルム | |
JP5262609B2 (ja) | 光学シートの製造方法 | |
JP5332558B2 (ja) | ハードコートフィルム | |
JP5262610B2 (ja) | 光学シートの製造方法 | |
JP5353352B2 (ja) | 光学シートの製造方法及び光学シート | |
JP5526582B2 (ja) | ハードコートフィルム、及びハードコートフィルムの製造方法 | |
JP5453777B2 (ja) | ハードコートフィルム | |
JP5136336B2 (ja) | ハードコートフィルム及びハードコートフィルムの製造方法 | |
JP5540495B2 (ja) | ハードコート層用硬化性樹脂組成物、及びハードコートフィルム | |
JP5104698B2 (ja) | ハードコートフィルム、ハードコートフィルムの製造方法、及びハードコート層用硬化性樹脂組成物 | |
US9284426B2 (en) | Hard coat film and curable resin composition for hard coat layer | |
JP5088297B2 (ja) | ハードコートフィルム | |
JP2011031527A (ja) | ハードコートフィルム | |
JP2009084327A (ja) | ハードコートフィルム | |
JP2010237572A (ja) | 光学シート | |
JP2013210976A (ja) | 保護体およびタッチパネルモジュール | |
JP5206294B2 (ja) | ハードコートフィルムの製造方法及び光学機能部材の製造方法 | |
JP5186834B2 (ja) | ハードコートフィルム | |
JP5846251B2 (ja) | 光学シート | |
JP5532571B2 (ja) | ハードコートフィルム | |
JP5282630B2 (ja) | 光学シート及び光学シートの製造方法 | |
JP2016001320A (ja) | 光学シート | |
JP2013156638A (ja) | 光学シート | |
JP2013137559A (ja) | 光学シート | |
JP2010085864A (ja) | 光学フィルムの製造方法及び光学フィルム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110826 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120727 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120807 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121009 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121113 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121126 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5157819 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221 Year of fee payment: 3 |