JP2010101864A - センサチップ、センサチップ装着ヘッド及び検出装置 - Google Patents

センサチップ、センサチップ装着ヘッド及び検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】皮膚等の生体組織を検査対象としてそのpHを安定して測定できるpHセンサを提供する。
【解決手段】検出窓23を開けた基板21の裏面側へシリコンチップ2を取り付ける。このシリコンチップ2はセンシング部3とシリコン基板5とを備え、そのセンシング部3が基板21に設けられた検出窓23から表出する。シリコンチップ2のシリコン基板5と基板21とを異方性導電材料等の接合部材で接着し、シリコン基板5のターミナルと基板21のターミナルとを電気回路的に接続する。シリコンチップ2と検出窓23の周壁とで浅い凹部が形成されてそこに生理食塩水等の導電性溶液が充填される。
【選択図】図2

Description

この本発明はセンサチップ、センサチップ装着ヘッド及び検出装置に関する。
累積型化学・物理現象検出装置を応用したシリコンチップにおけるセンシングエリア内へ複数の画素を二次元的に配列することによって、検査対象のpH分布(pHイメージング)を測定するpHセンサチップが提案されている(特許文献1、2参照)。
図1に示すように、シリコンチップ2はセンシングエリア3とシリコン基板5とを備えている。センシングエリア3には複数の画素が二次元的に配列されており、シリコン基板5の内部には制御回路が造り込まれて、センシングエリア3に配列される各画素へ制御信号を印加し、また各画素からの出力信号を検出する。
従来例のpHセンサチップ1は、シリコンチップ2をセラミックパッケージ7の表面に固定した構成である。セラミックパッケージ7の表面には配線がプリントされており、当該セラミックパッケージ7の配線とシリコンチップ2のシリコン基板5の表面の配線とがボンディングワイヤ8,9で連結される。
pHの測定は湿潤状態で行われるので、ボンディングワイヤ8・9及びそのボンディングパット領域はエポキシ樹脂等からなる防水樹脂(保護部材10)で保護されている。
シリコンチップの検査対象として、上記のイオン濃度の他、カルシウム、カリウム、ナトリウムなどのイオン濃度、DNAやアセチルコリン等を採用することができる。
特開2008−039523号公報 特開2002−221510号公報
検査対象が溶液であれば、当該pHセンサチップ1におけるシリコンチップ2のセンシングエリア3表面を検査対象である溶液に浸漬状態とすることにより、そのpHを正確に検出できる。
他方、皮膚の表面など固体が検査対象13になる場合、図1に示すように、センシングエリア3を検査対象13へ接触させることが困難である。ボンディングワイヤ8,9の保護部材10がスペーサとなるからである。
この発明は上記課題を解決するものであり、その構成は次のように規定される。
検出窓を開けた基板と、
センシングエリアとシリコン基板とを備えシリコンチップであって、前記センシングエリアが前記検出窓から表出するように前記基板へその裏面側から当て付けられるシリコンチップと、を備えることを特徴とするセンサチップ。
このように規定される第1の局面の発明によれば、シリコンチップが基板の裏面側に配置されるので、検査対象へ基板の表面を直接接触させることができる。これにより、シリコンチップのセンシング部と検査対象との距離は基板の厚さ(即ち、検出窓周縁部の厚さ)となり、検査対象へセンシング部を近接させられる。また、検出窓の裏側がシリコンチップで塞がれたかたちとなり、そこに浅い凹部が形成される。従って、例えばpHを検出対象とする場合、この凹部へ生理食塩水等のpH検出に無影響の水溶液を充填することができる。これにより、pH検出が安定する。
この発明の第2の局面は次のように規定される。即ち、
第1の局面に規定のセンサチップにおいて、前記シリコンチップのシリコン基板が前記基板の裏面において前記検出窓の周縁に接合部材により気密に接着され、かつ前記接合部材により、前記シリコン基板の配線と前記基板の配線とが電気的に結合される。
このように規定される第2の局面のセンサチップによれば、ボンディングワイヤなどを何ら用いることなく、シリコンチップを基板へ組み付けることができる。よって、製造に手間がかからず、また機械的にも安定したセンサチップとなる。
上記において、基板は従来のセラミック材料に代わってフレキシブルな耐水性の樹脂で形成することできる。シリコンチップが基板の中あるいは裏面に配置されるので、配線を基板の裏面側に集中することができる。したがって、検査対象に対向して湿潤状態になる基板の表面側から配線をなくすことができる。よって、配線の防水処理などの工程が不要となり、安価な装置を提供できる。
検出窓の形状は任意に設計できる。検査対象の状態にあわせてセンシングエリア3を対向させることができさえすれば、検出窓の大きさ、形状は任意である。センシング部を検査対象へ可及的に近づけるため、検出窓の中央に当該センシング部を位置させることが好ましい。
即ち、この発明の第3の局面は次のように規定される。
第1又は第2の局面で規定されるセンサにおいて、前記検出窓の中心軸上に前記センシング部の中心が位置している。
この発明の第2の局面においては、接合部材を用いて基板の配線とシリコンチップのシリコン基板の配線とを電気的に結線しているが、勿論、従来例のようにボンディングワイヤを用いて両者を電気的に結線してもよい。この場合、シリコンチップの周縁部と検出窓の周縁部との間を接着剤等で封止し、シリコンチップと検査対象との間に介在させる生理食塩水等が洩れ出ないようにする。
ここに接合部材とは異方性導電材料構造または半田バンプ構造等を意味する。ここに異方性導電材料構造とは当該材料層を厚さ方向に挟んで対抗する端子(ターミナル)間において導電パスを形成し、形成された導電パス間(即ち、異方性導電材料層の面方向)には絶縁性を有するものをいう。
また、半田バンプ構造とは、半田バンプを導電パスとして利用することをいい。間隔をあけて細幅の半田バンプを配置することにより半田バンプを導電パスとして利用できる。半田バンプの間には絶縁性かつ防水性の樹脂が充填される。充填の方法として、例えば半田バンプを配置後に熱可塑性の樹脂を加熱・流動状態として、半田バンプ間に流し込むことによる。半田バンプにより、基板21とシリコンチップ2とを結合した後にバンプ間の空隙を絶縁性かつ防水性の樹脂で充填してもよい。
異方性導電材料構造及び半田バンプ構造の導電パスは、シリコン基板の配線と基板の配線とを電気的に接合する。
参照電極はシリコンチップ及び基板の組立て体と別体とすることができる。参照電極をシリコンチップ及び基板の組立て体と一体とするには、検出窓の近傍において基板を裏面側から表面側へ貫通するように参照電極を配置することが好ましい。
皮膚等の生体組織であって導電性を有するものが検査対象となるときは、参照電極は当該検査対象に接触していればよい。参照電極を別体とするためには、検査窓とシリコンチップとで形成される凹部(生理食塩水等の導電性液体溜り)へ当該参照電極が接触するように配置することが必要である。センシングエリア内に存在する全ての画素における基準電位を一定とするためである。
以下、この発明の実施例について説明する。
実施例のpHセンサチップ20を図2に示す。なお、図1と同一の要素には同一の符号を付してその説明を部分的に省略する。
このpHセンサチップ20は基板21とシリコンチップ2を備えている。
基板21は樹脂フィルムを基材としてその樹脂フィルム内に配線パターンがプリントされている。基板21にはセンシング部の形状に対応した検出窓23が形成されている。この実施例では円形の検出窓23(直径20mm)を採用した。
シリコンチップ2は従来例で用いられたものと同一のものである。
センシング部3が載置されている面を上側にして基板21の裏面へ当て付け、センシング部3を検出窓23から表出させる。このとき、センシング部3の中心が検出窓23の中心軸上に位置するように配置することが好ましい。皮膚等の生体組織を検査対象13としたとき、これらは軟質であるため、検出窓23の中央において下方に垂れるので、センシング部3と検査対象13との距離がより近くなるからである。これにより、より正確にpH分布を計測できる。
シリコンチップ2のシリコン基板5の周縁部は、接合部材としての異方性導電材料25により基板21において検出窓23の周縁部裏面にシリコンチップ接着される。
シリコン基板5の周縁部には該シリコン基板5の配線部のターミナルが形成されており(従来例ではここにワイヤ8,9がボンディングされた)、他方、基板21において検出窓23の周縁部裏面にも配線パターンのターミナルが形成されている。
かかるシリコン基板5の周縁部の全周と検出窓23の周縁部裏面との間に異方性導電材料25を介在させ、所定の条件で加熱、加圧すると、両者のターミナル間にのみに導電パスが形成され、両者のターミナルが電気的に接続される。かかる異方性導電材料25として例えば日立化成工業(株)の提供するアルソニム(商標名)を用いることができる。このアルソニム(商標名)は厚さ数十μmのフィルム状であり、基板21の厚さに比較すれば、センシング部3と検査対象13との距離に影響をあたえることはない。また、接着性にも優れており、基板21に対してシリコンチップ2を安定的に固定し、かつ気密性(水溶液の漏れ防止)機能も有する。
接合部材として半田バンプ構造を採用するとき、予めシリコン基板5へ細幅の半田バンプを積層する。この半田バンプはシリコン基板5のターミナルに接触している。そして、半田バンプが基板の配線パターンのターミナルに接するようにシリコン基板5を基板21に対して位置あわせし、加熱して半田バンプを両ターミナルへ固定する。
シリコンチップ2と検出窓23とで浅い凹部(生理食塩水等の導電性溶液溜り)が形成される。この凹部へ生理食塩水30等の導電性溶液を充填する。これにより、検査対象13のpH情報がより正確にセンシング部3で読み取られる。
図中の符号40は参照電極であり、検出窓23の近傍において基板21を貫通し、その表面で表出する。これにより、検査対象13へ参照電極40が接触し、pH測定が安定する。参照電極40には内部が中空であり頂部にnmオーダ径の細孔が無数に開いた構造(中空糸構造と同様)を持つガラス細管に導電性溶液(KCl)を充填し、その下端へ配線を結合したものを採用している。
このように構成された実施例のpHセンサチップ20によれば、基板21の表面に何ら要素が存在せず、基板21の表面を直接検査対象13へ当て付けることができる。その結果、基板21の裏面に配設されているシリコンチップ2のセンシング部3と検査対象13との距離は基板21の厚さとほぼ等しくなり(正確には接合部材の厚さが加算される)、両者の距離はpH測定において十分に近接状態となる。更には、シリコンチップ2と検出窓23の周壁とで形成される凹部(生理食塩水等の導電性溶液溜り)に、生理食塩水等の導電性溶液を充填・保持できるので、湿潤環境が要求されるpHセンサとしてそのセンシング能力が安定する。
図3は他の実施例のpH検出装置50を示す。なお、図3において図2と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
このpH検出装置50は本体部51、基体部55及びプローブヘッド70と備えてなる。
本体部51には、制御部52、電源部53及び入出力部54が備えられる。制御部52はコンピュータ装置からなり、その記憶部に予め保存されたプログラムに基づき、制御部52につながれる各要素の動作を制御し、またシリコンチップ2の出力を処理する。電源部53は外部電源よりpH検出装置50の動作に必要な電力を取り込む。また、電源部53はバッテリを備えても良い。入出力部54はpH検出装置50を動作させるときに必要なパラメータを入力するための入力インターフェースとなり、また、シリコンチップ2の検出結果をディスプレイに表示し、またプリンタで印刷する。
基体部55は本体部51とケーブル59で連結される。基体部55には信号処理部56が備えられる。信号処理部56は第1のターミナル58の第1及び第2のポート58a、58bに接続する第1及び第2のライン57a、57bと第1のターミナルの第3のポート58cに接続する第3のライン57cを備える。
この実施例では本体部51と基体部55とをケーブル59で有線結合しているが、両者を無線でつないでもよい。例えば、図4に示すように、本体部51と基体部55に無線通信用の送受信部61、62を配設し、更に基体部55にバッテリ65を内蔵させる。かかる構成の基体部55は本体部51から分離するので、適用範囲が広くなる。また、基体部55に充分なシール性を与えてこれをカプセルとし、生体内へ導入することもできる。
プローブヘッド70はベース部71、シリコンチップ2及び第2のターミナル75を備えている。
ベース部71はソケット部73とチップ支持部81とを備えている。ソケット部73は第2のターミナル75を有し、基体部55へ着脱自在である。ソケット部73が基体部55へ結合されているとき、第2のターミナルの第1、第2及び第3のポート78a、78b、78cはそれぞれ第1のターミナルの第1、第2及び第3のポート58a、58b、58cへ電気的に接合される。
チップ支持部81の上面は基板82で構成され、この基板82は図2の基板21と同様に中央部に検出窓83を有する。基板82はフレキシブルな樹脂材料で形成され、その内部あるいは裏面に配線パターンが形成される。配線パターンは検出窓83の周縁に形成されるシリコンチップ用ターミナル84、85を含む。当該ターミナル84、85にはシリコンチップ用配線部87,88が接続される。この配線部87、88は第2のターミナル75の第1及び第2のポート78a、78bにそれぞれ電気的に接合される。基板82の厚さ及び検出窓83の形状及び大きさは、図2の例と同一である。
シリコンチップ2はそのセンシング部3を上側にして、センシング部3の中心が検出窓83に中心と一致するように、基板82の裏面へ当て付けられる。これにより、センシング部3は検出窓83から表出する。シリコンチップ2のシリコン基板5の周縁部は異方性導電材料25により基板82の裏面において検出窓83の周縁に接着される。
かかる構成を採用することにより、図2のpHセンサ20と同様に、シリコンチップ2と検出窓83とで浅い凹部(生理食塩水等の導電性溶液溜り)が形成され、この凹部へ生理食塩水等の導電性溶液30を充填できる。これにより、検査対象のpH情報をセンシング部3で正確に検出できる。
基板82の上面側において検出窓83の周縁には閉じた環状部材90がその全周を基板82へ密着して固定される。この環状部材90は検査対象13へ当接するので(図5参照)、当該検査対象13に対する干渉を緩和するため、合成ゴム等の軟質な材料で形成することが好ましい。検査対象13とシリコンチップ2との間に注入される生理食塩水等の導電性溶液がこの環状部材90によって保持されるので、検査対象13に対するpH測定が安定する。
この実施例では環状部材90を基板82と異なる材料で別体に形成したが、基板82と一体的な凸条部を環状に設けることによっても、生理食塩水の保持機能を確保できる。
この実施例では、環状部材90を円環状として、その中心を検出窓83の中心と一致させた。この場合の環状部材90の直径は検出窓の約2倍とし、その高さは基板82の厚さとほぼ同じとした。勿論、生理食塩水に対するシール機能を確保できれば、環状部材の形状及びその高さは特に限定されるものではない。
この実施例では、図6に示すように、環状部材90の外皮として合成ゴムのチューブ製を採用し、その中に中空糸膜を充填して、当該中空糸膜内に塩化カリウム溶液を保持させている。塩化銀にてコーティングした銀線からなる導電性ワイヤ91が環状部材90の中空糸膜の内側に全周にわたって配設されている。チューブ外皮の内周面には複数の穴93があけられている。この穴93は環状部材90の周方向の全周に渡って、所定の間隔をあけて形成される。この穴93は環状部材90において基板82に対向する部分、即ち下面側に形成することが好ましい。検査対象13に接した生理食塩水へより確実にこの穴93を浸漬するためである。この穴93を介して、検査対象13に接した生理食塩水と環状部材90内の塩化カリウム溶液とが接触し、導電性ワイヤ91に対して通電状態となる。
中空糸膜はそれ自体にnm〜μmの径を持つ孔が無数に開いており、その孔を通して中に充填されている塩化カリウム溶液と外部の例えば生理食塩水とが接触することで電荷の移動が発生して同電位となる。
中空糸膜へゲルを充填し、このゲルに塩化カリウム水溶液を吸収させることも可能である。
環状部材90の内部に仕込まれた導電性ワイヤ91は環状部材90の所定の部位で表出し、基板82に形成された参照電極用ターミナル95へ電気的に接合される。
参照電極用ターミナル95と第2のターミナル75の第3のポート78cとは参照電極用配線部96で電気的に接合される。
このように構成されたpH検出装置50よれば、プローブヘッド70の上面部分を検査対象13へ当て付けると、シリコンチップ2、検出窓83の周面及び環状部材90の内周面により形成される凹部に生理食塩水が安定して保持されるので、シリコンチップ2のセンシング部3による検査対象13のpH検出が安定する。
シリコンチップ2に対する制御、及びシリコンチップ2からの出力は信号処理部56が実行する。信号処理部56の出力は制御部52へ送られ、更に画像化されて入出力部54よりpHイメージとして出力される。
電源部53は、制御部52及び信号処理部56へ必要な電力を供給する。
図4における電源部53は制御部52及び送受信部61へ必要な電力を供給し、バッテリ65は信号処理部56及び送受信部62へ必要な電力を供給する。
プローブヘッド70が基体部55に対して着脱可能であるため、特に検査対象が生体である場合、生体に接触するプローブヘッド70がディスポーザブルになる。
以上、水素濃度を測定対象とする場合を例にとり説明を進めてきた。測定対象をカルシウム、カリウム及びナトリウム等のイオン濃度を測定対象とする場合、シリコンチップの構成は水素イオン測定用の窒化膜に代わり検出対象に適したイオン選択性感応膜を最表面に蒸着すればよく、構成自体は同様となる。
また、DNAやアセチルコリンを測定対象とする場合も同様に、シリコンチップの構成を、測定対象となる蛋白質内の特定元素に対応した
選択性感応膜とする事で成立する。
この発明は、上記発明の実施の形態及び実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
従来例のpHセンサの構成を示す模式図である。 この発明の実施例のpHセンサの構成を示す模式図である。 この発明の他の実施例のpH検出装置の構成を示す模式図である。 図3の実施例の変形態様を示す。 図3の実施例の部分拡大図である。 図6は環状部材の構造を示す部分断面図である。
符号の説明
1 pHセンサチップ
2 シリコンチップ
3 センシング部
5 シリコン基板
7、21、82 基板
13 検査対象
23、83 検出窓
25 異方性導電材料
50 pH検出装置
70 プローブヘッド
71 ベース部
73 ソケット部
75 第2のターミナル
81 チップ支持部
90 環状部材

Claims (11)

  1. 検出窓を開けた基板と、
    センシング部とシリコン基板とを備えたシリコンチップであって、前記センシング部が前記検出窓から表出するように前記基板へその裏面側から当て付けられるシリコンチップと、を備えることを特徴とするセンサチップ。
  2. 前記シリコンチップのシリコン基板が前記基板の裏面において前記検出窓の周縁に異方性導電材料又は半田バンプにより気密に接着され、かつ前記異方性導電材料により、前記シリコン基板の配線と前記基板の配線とが電気的に結合される、ことを特徴とする請求項1に記載のセンサチップ。
  3. 前記検出窓の中心軸上に前記センシング部の中心が位置している、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサチップ。
  4. 前記基板を貫通し、前記検出窓の近傍に配置される参照電極が更に備えられる、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のセンサチップ。
  5. pH検出装置の基体部へ取り付けられるpHセンサチップ装着プローブヘッドであって、
    前記基体部の第1のターミナルへ接触可能な第2のターミナルを有し、該基体部へ着脱可能なソケット部と検出窓を開けたチップ支持部とを有するベース部と、
    センシング部とシリコン基板とを備えたシリコンチップであって、前記センシング部が前記検出窓から表出するように前記ベース部材のチップ支持部へその裏面側から当て付けられ、前記チップ支持部のシリコンチップ用ターミナルへ電気的に結合されるシリコンチップと、
    前記チップ支持部の表面に配設される参照電極であって、前記チップ支持部の参照電極用ターミナルへ電気的に結合される参照電極と、を備え
    前記ベース部は前記シリコンチップ用ターミナル及び前記参照電極用ターミナルと前記第2のターミナルとをそれぞれ電気的に結合するシリコンチップ用配線部及び参照電極用配線部を備えている、
    ことを特徴とするセンサチップ装着プローブヘッド。
  6. 前記シリコンチップのシリコン基板が前記チップ支持部の裏面において前記検出窓の周縁に異方性導電材料又は半田バンプにより気密に接着され、かつ前記異方性導電材料により、前記シリコン基板のターミナルと前記チップ支持部のシリコンチップ用ターミナルとが電気的に結合される、ことを特徴とする請求項5に記載のセンサチップ装着プローブヘッド。
  7. 前記検出窓の中心軸上に前記センシング部の中心が位置している、ことを特徴とする請求項5又は6に記載のセンサチップ装着プローブヘッド。
  8. 前記参照電極は前記検出窓を囲むように形成された環状の凸条部からなる、ことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載のセンサチップ装着プローブヘッド。
  9. 前記参照電極は中空糸膜へ導電性溶液を充填してなる、ことを特徴とする請求項8に記載のセンサチップ装着プローブヘッド。
  10. 前記凸条部の軸方向に沿って導電性ワイヤが配設されている、ことを特徴とする請求項9に記載のセンサチップ装着プローブヘッド。
  11. 基体部と該基体部へ着脱自在に取り付けられるセンサチップ装着プローブヘッドとを備えるpH検出装置であって、
    前記基体部は第1のターミナルを備え、
    前記センサチップ装着プローブヘッドは、前記基体部の第1のターミナルへ接触可能な第2のターミナルを有し、該基体部へ着脱可能なソケット部と検出窓を開けたチップ支持部とを有するベース部と、
    センシング部とシリコン基板とを備えたシリコンチップであって、前記センシング部が前記検出窓から表出するように前記ベース部材のチップ支持部へその裏面側から当て付けられ、前記チップ支持部のシリコンチップ用ターミナルへ電気的に結合されるシリコンチップと、
    前記チップ支持部の表面に配設される参照電極であって、前記チップ支持部の参照電極用ターミナルへ電気的に結合される参照電極と、を備え、
    前記ベース部は前記シリコンチップ用ターミナル及び前記参照電極用ターミナルと前記第2のターミナルとをそれぞれ電気的に結合するシリコンチップ用配線部及び参照電極用配線部を備えている、
    ことを特徴とするpH検出装置。
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