JP2010098525A - 基地局装置および通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】各端末局装置に、より適切なチャネル割り当てを決定することを可能とする基地局装置を提供する。
【解決手段】基地局装置200は、各チャネルの周波数と受信品質情報とに基づいて、複数のチャネルの中から前記各端末局装置への通信に割り当てるチャネルを決定するスケジューリング部を備え、スケジューリング部は、前記各チャネルの周波数に基づいて前記各端末局装置の各チャネルの割り当て優先度を決定し、前記各端末局装置の前記受信品質情報と前記割り当て優先度とに基づいて前記複数のチャネルの中から前記各端末局装置への通信に割り当てるチャネルを決定する。
【選択図】図2
【解決手段】基地局装置200は、各チャネルの周波数と受信品質情報とに基づいて、複数のチャネルの中から前記各端末局装置への通信に割り当てるチャネルを決定するスケジューリング部を備え、スケジューリング部は、前記各チャネルの周波数に基づいて前記各端末局装置の各チャネルの割り当て優先度を決定し、前記各端末局装置の前記受信品質情報と前記割り当て優先度とに基づいて前記複数のチャネルの中から前記各端末局装置への通信に割り当てるチャネルを決定する。
【選択図】図2
Description
本発明は、端末局装置が測定した各チャネルの受信品質に基づいて、各端末局装置へのチャネルの割り当てを決定する基地局装置および通信システムに関する。
通信の効率(システムのトータルスループットや、受信エラーの発生を勘案した実質的な伝送速度)を改善する方法として、受信信号電力やSINR(Signal to Interference plus Noise power Ratio:受信信号電力対干渉および雑音電力比)等の伝搬路状態及び受信品質を示す指標を基に、変調方式や、チャネル符号化率、誤り訂正符号化方式、拡散率、コード多重数、送信電力等の通信パラメータを、適応的に選択する方式が提案されている(下記非特許文献1参照)。特に、変調方式やチャネル符号化率などの変調パラメータを適応的に選択する方式は適応変調方式と呼ばれている。
また、基地局装置と複数の端末局装置とから構成され、基地局装置から端末局装置への通信(下りリンク)においてマルチキャリア通信を用いる通信システムでは、
下りリンク信号の各端末局装置における各チャネルの受信品質に応じて、チャネルを各端末局装置に割り当てるスケジューリングを行う。
下りリンク信号の各端末局装置における各チャネルの受信品質に応じて、チャネルを各端末局装置に割り当てるスケジューリングを行う。
さらに下りリンクに対して、1つのサブキャリアまたは幾つかのサブキャリアからなるチャネル毎に、適応変調を行う方式が検討されている(下記非特許文献1、非特許文献2参照)。
尚、端末局装置の受信品質に基づいたスケジューリングや適応変調方式を採用した通信システムでは、割り当てや変調パラメータを決定するために、通信に使用するチャネルの受信信号電力やSINR等の伝搬路状態および受信品質を示す指標を通信相手に通知する必要がある。
また、次世代の通信方式では、より高速な通信を実現するために、広い周波数帯域を用いて通信を行うことが考えられている。しかし、既存の他のシステムが使用している周波数帯域を避けなければならないため、連続で広い周波数帯域を割り当てることが難しい。そのため、不連続に配置された周波数帯域を集めて1つのシステムで利用する周波数アグリゲーション(Spectrum aggregation)技術が提案されている(下記非特許文献3参照)。
岸山他「下りリンクVSF−OFCDMブロードバンド無線アクセスにおける適応変復調・チャネル符号化のスループット特性の実験結果」、電子情報通信学会技術研究報告、2003年5月、RCS2003−25
前原他「サブキャリア適応変調を用いたOFDM/TDD伝送方式の検討」、2001年電子情報通信学会総合大会、2001年3月、B−5−100、p.498
「LTE−Advanced − LTE evolution towards IMT−Advanced」、3GPP、Workshop、IMT−Advanced、REV−080030、2008年4月
しかしながら、複数の周波数帯域を集めて利用する場合、各周波数帯域における伝搬路の変動速度がそれぞれ異なる。このため、これら複数の周波数帯域に配置されたチャネルから各端末局装置へ割り当てるチャネルを決定する際に、各周波数帯域に対して同一の基準を用いてチャネルの割り当てを行うことは適切ではなかった。
本発明は、各端末局装置から報告された受信品質情報に基づいて、基地局装置が複数の周波数帯域に配置されたチャネルから各端末局装置へのチャネルの割り当てを決定する際に、より適切なチャネル割り当てを決定することを可能とする基地局装置および通信システムを提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、複数の端末局装置に対して、複数の周波数に配置された複数のチャネルの中からチャネルを割り当てて通信を行う基地局装置であって、前記複数のチャネルの一部または全部における受信品質を表す受信品質情報を前記各端末局装置から受信する無線受信部と、各チャネルの周波数と前記受信品質情報とに基づいて、前記複数のチャネルの中から前記各端末局装置への通信に割り当てるチャネルを決定するスケジューリング部と
を備えることを特徴とする基地局装置が提供される。
を備えることを特徴とする基地局装置が提供される。
前記スケジューリング部は、前記各チャネルの周波数に基づいて前記各端末局装置の各チャネルの割り当て優先度を決定し、前記各端末局装置の前記受信品質情報と前記割り当て優先度とに基づいて前記複数のチャネルの中から前記各端末局装置への通信に割り当てるチャネルを決定することが好ましい。ここで、各チャネルの受信品質測定結果と前記選択優先度とに基づいて、受信品質が良く、優先度の高いチャネルを選択する。
前記スケジューリング部は、周波数の近接する複数のチャネルをグループ化し、前記グループ毎に前記割り当て優先度を決定することが好ましい。
また、前記スケジューリング部は、低い方の周波数に配置されたチャネルまたはチャネルのグループの前記割り当て優先度を、高い方の周波数に配置されたチャネルまたはチャネルのグループの前記割り当て優先度より高く設定することが好ましい。
さらに、前記各端末局装置の移動速度を測定する移動速度測定部を備え、前記スケジューリング部は、さらに前記移動速度測定結果に基づいて前記各端末局装置の各チャネルの割り当て優先度を決定することが好ましい。
さらに、前記各端末局装置の移動速度を測定する移動速度測定部を備え、前記スケジューリング部は、さらに前記移動速度測定結果に基づいて前記各端末局装置の各チャネルの割り当て優先度を決定することが好ましい。
前記スケジューリング部は、前記移動速度測定結果が第1の閾値以下、または前記第1の閾値より大きな第2の閾値以上である場合、前記割り当て優先度を全チャネルで等しくすることが好ましい。
前記スケジューリング部は、さらに前記各端末局装置に前回割り当てたチャネルまたは前記割り当てたチャネルの属するグループの前記割り当て優先度を高く設定することが好ましい。尚、前回割り当てたチャネルとは、今まで(現在)割り当てられている値という意味であり、前のフレームなどの直前のスケジューリング結果を表すものである。
前記スケジューリング部は、前記割り当て優先度に基づいて各チャネルの重み係数を算出して前記各チャネルの受信品質情報が表す受信品質に乗算し、前記乗算結果に基づいて前記複数のチャネルの中から前記各端末局装置へ割り当てるチャネルを決定することが好ましい。
また、複数の端末局装置に対して、複数の周波数に配置された複数のチャネルの中からチャネルを割り当てて複数の送信アンテナを用いて通信を行う基地局装置であって、前記複数のチャネルの一部または全部における受信品質を表す受信品質情報を前記各端末局装置から受信する無線受信部と、前記複数の送信アンテナを用いた送信モードの種類、各チャネルの周波数、および前記受信品質情報に基づいて前記複数のチャネルの中から前記各端末局装置への通信に割り当てるチャネルを決定するスケジューリング部と、を備えることを特徴とする端末局装置が提供される。
前記スケジューリング部は、前記送信モードが送信ダイバーシチの端末局装置について、前記周波数の低いチャネルの中から前記端末局装置に割り当てるチャネルの数を多くすることが好ましい。
前記スケジューリング部は、前記送信モードがMIMOの端末局装置について、前記周波数の高いチャネルの中から前記端末局装置に割り当てるチャネルの数を多くすることが好ましい。
また、複数の周波数に配置された複数のチャネルを用いて基地局装置から端末局装置への通信を行う通信システムであって、前記基地局装置は、前記複数のチャネルの一部または全部における受信品質を表す受信品質情報を前記各端末局装置から受信する無線受信部と、各チャネルの周波数と前記受信品質情報に基づいて前記複数のチャネルの中から前記各端末局装置へ割り当てるチャネルを決定するスケジューリング部とを備え、前記端末局装置は、前記複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、前記複数のチャネルの一部または全部における前記受信品質測定結果を表す受信品質情報を生成する受信品質情報生成部と、前記受信品質情報を前記基地局装置へ送信する無線送信部とを備えることを特徴とする通信システムが提供される。
本発明の他の観点によれば、複数の周波数に配置された複数のチャネルを用いて基地局装置から端末局装置への通信を行う通信方法であって、前記基地局装置は、前記複数のチャネルの一部または全部における受信品質を表す受信品質情報を前記各端末局装置から受信するステップと、各チャネルの周波数と前記受信品質情報に基づいて前記複数のチャネルの中から前記各端末局装置へ割り当てるチャネルを決定するステップとを有し、前記端末局装置は、前記複数のチャネルの受信品質を測定するステップと、前記複数のチャネルの一部または全部における前記受信品質測定結果を表す受信品質情報を生成するステップと、前記受信品質情報を前記基地局装置へ送信するステップとを有することを特徴とする通信方法が提供される。
本発明は、上記に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであっても良く、該プログラムを記録するコンピュータ読みとり可能な記録媒体であっても良い。このプログラムは、インターネットなどの伝送媒体によって取得されるものであっても良い。
本発明によれば、各端末局装置から報告された受信品質情報に基づいて、基地局装置が複数の周波数帯域に配置されたチャネルから各端末局装置へのチャネルの割り当てを決定する際に、より適切なチャネル割り当てを決定することを可能とする基地局装置および通信システムを提供することができる。
以下に、基地局装置から端末局装置への下りリンクの通信に、直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplex。以下OFDMと記す)を用いた多元接続方式である直交周波数分割多元接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access。以下OFDMAと記す)システムを採用し、少なくとも1つのサブキャリアからなるチャネル毎に適応スケジューリング(各端末局装置に対するチャネルの割り当て)を行うセルラーシステムにおいて、複数のチャネルから構成される周波数帯域を複数個集めて通信を行う周波数アグリゲーション方式を適用したシステムについて、本発明を適用した例を挙げて説明する。
尚、以下の各実施の形態の説明では、受信品質情報としてパイロットシンボルに基づき算出した指標、例えば、SINR(Signal to Interference plus Noise power Ratio:受信信号電力対干渉および雑音電力比)を用いるものとして説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態における通信技術における、下りリンクのチャネルの周波数配置の一例を示した図である。図1においては、下りリンクのチャネルは、周波数の離れた複数の搬送波で伝送される複数の周波数帯域を下りリンクの通信に使用し、各周波数帯域は複数のチャネルから構成されている。
図1は、本発明の第1の実施の形態における通信技術における、下りリンクのチャネルの周波数配置の一例を示した図である。図1においては、下りリンクのチャネルは、周波数の離れた複数の搬送波で伝送される複数の周波数帯域を下りリンクの通信に使用し、各周波数帯域は複数のチャネルから構成されている。
図1は、チャネル1からチャネル16までの16個のチャネルが周波数の低い方から順に配置されている場合の例を示す図である。
また図1(a)においては、各チャネルを伝送する搬送波(搬送波周波数fc1、fc2、fc3:fc1<fc2<fc3)毎に周波数帯域B1、B2、B3を定義した場合の例を示しており、周波数帯域B1にはチャネル1からチャネル4まで、周波数帯域B2にはチャネル5からチャネル8まで、周波数帯域B3にはチャネル9からチャネル16まで、が含まれている。
さらに、図1(b)においては、各周波数帯域が同じ帯域幅(チャネル数)となるように定義した場合の例を示しており、周波数帯域b1にはチャネル1からチャネル4まで、周波数帯域b2にはチャネル5からチャネル8まで、周波数帯域b3にはチャネル9からチャネル12まで、周波数帯域b4にはチャネル13からチャネル16まで、が含まれる。
尚、周波数帯域の定義としては、上記の例に限られるものではなく、周波数の近接するチャネルを含むように定義すれば、チャネルを伝送する搬送波や含まれるチャネル数が異なっている配置でも良い。
図2は、本実施の形態における基地局装置200の構成を示す概略ブロック図である。 図3は、本実施形態における端末局装置300の概略構成例を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、基地局装置200は、制御情報を受ける第1の符号化部201、下りリンクデータを受ける第2の符号化部202、第1の変調部203、第2の変調部204、パイロット生成部205、マッピング部206、周波数時間変換部207、GI(Guard Interval:ガード期間)挿入部208、無線送信部209、アンテナ部210、無線受信部211、復調部212、復号化部213、受信品質情報記憶部214、スケジューリング部215、パイロット分離部216、移動速度測定部217、移動速度記憶部218を有する。
図3に示すように、端末局装置300は、アンテナ部301、無線受信部302、GI除去部303、時間周波数変換部304、デマッピング部305、第1の復調部306、第2の復調部307、受信品質測定部308、第1の復号化部309、第2の復号化部310、チャネル選択部311、受信品質情報生成部312、符号化部313、変調部314、無線送信部315、パイロット挿入部316を有する。
次に、基地局装置200での下りリンクの送信動作について図2を参照しながら説明する。第1の符号化部201は、端末局装置300へ通知する制御情報、およびスケジューリング部215による下りリンクのスケジューリング結果であるスケジューリング情報を予め定めた符号化率によって誤り訂正符号化して符号化制御情報を生成し、出力する。第1の変調部203は、第1の符号化部201で生成した符号化制御情報を予め定めた変調方式で変調して制御情報の変調シンボルを生成し、出力する。
第2の符号化部202は、下りリンクで送信する下りリンクデータに対してスケジューリング情報に基づいて誤り訂正符号化を行い、符号化データを出力する。第2の変調部204は、第2の符号化部202で生成した符号化データをスケジューリング情報に基づいて変調し、下りリンクデータの変調シンボルを出力する。
パイロット生成部205は、端末局装置における受信品質測定のために送信信号へ挿入するパロットシンボルを生成し、出力する。
マッピング部206は、第1の変調部203で生成した制御情報の変調シンボルおよびパイロット生成部205で生成したパイロットシンボルを予め定めたマッピング位置(各チャネルの各サブキャリア、およびOFDMシンボル)へ割り当て(マッピングし)、第2の変調部204で生成した下りリンクデータの変調シンボルをスケジューリング情報に基づいて各チャネルの各サブキャリアへ割り当て、送信シンボルを出力する。
周波数時間変換部207は、マッピング部206が出力した送信シンボルを周波数時間変換、例えば高速逆フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform:IFFT)してOFDMの時間信号に変換し出力する。
GI挿入部208は、周波数時間変換部207で生成されたOFDMの時間信号にガード期間GIを付加する。
無線送信部209は、ガード期間を付加されたOFDMの時間信号をアナログ信号へ変換し、無線周波数へアップコンバートして、アンテナ部210より端末局装置300に送信する。
尚、本実施の形態では、第1の変調部203から無線送信部209(図2の一点鎖線で囲まれた部分)を各周波数帯域または各搬送波に対応してそれぞれ設けている場合の例を示しているが、一括して処理するように構成しても良い。
次に、端末局装置300での下りリンクの受信動作と、上りリンクでの受信品質情報の送信(通知)動作について図3を参照しながら説明する。
基地局装置200から送信された信号を、アンテナ部301を経て無線受信部302が受信し、無線周波数からダウンコンバートし、さらにデジタル信号へと変換し、OFDMの時間信号を出力する。
GI除去部303は、OFDMの時間信号からガード期間GIを除去し、ガード期間GIを除去したOFDMの時間信号を出力する。
時間周波数変換部304は、GI除去部303から出力されたOFDMの時間信号を時間周波数変換、例えば高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)することにより、変調シンボルを出力する。
デマッピング部305は、予め定めたマッピング位置から下りリンクの制御情報の変調シンボルとパイロットシンボルを、その他から下りリンクデータの変調シンボルをそれぞれ分離し、出力する。
第1の復調部306は、デマッピング部305から出力された制御情報の変調シンボルを、予め定めた変調方式に基づいて復調し、符号化制御情報を出力する。
第1の復号化部309は、第1の復調部306で復調した符号化制御情報に対して、予め定めた符号化率に基づいて誤り訂正復号化を行い、下りリンクの制御情報およびスケジューリング情報を出力する。
第2の復調部307は、デマッピング部305から出力された下りリンクデータの変調シンボルを、第1の復号化部309から出力された下りリンクのスケジューリング情報に基づいて復調し、符号化データを出力する。
第2の復号化部310は、第2の復調部307で復調した符号化データに対して、第1の復号化部309から出力された下りリンクのスケジューリング情報に基づいて誤り訂正復号化を行い、下りリンクデータを出力する。
受信品質測定部308は、デマッピング部305から出力されたパイロットシンボルに基づいて各チャネルの受信品質(SINR)を測定し出力する。
チャネル選択部311は、受信品質測定部308から出力された各チャネルの受信品質の測定結果(以下、単に受信品質と記す)の良好なチャネルから、基地局装置200に受信品質を通知するチャネルを所定数だけ選択し、選択したチャネルを示す選択チャネル情報と選択したチャネルの受信品質を出力する。
受信品質情報生成部312は、チャネル選択部311が出力した選択チャネル情報と受信品質を基地局装置200へ通知するための受信品質情報を生成し、出力する。
符号化部313は、受信品質情報生成部312の出力した受信品質情報に対して、予め定めた符号化率に基づいて誤り訂正符号化を行い、符号化受信品質情報を出力する。
変調部314は、符号化部313で生成した符号化受信品質情報を予め定めた変調方式に基づいて変調し、受信品質情報シンボルを出力する。
パイロット挿入部316は、受信品質情報シンボルにパイロットシンボルを多重し出力する。
無線送信部315は、パイロット挿入部316でパイロットシンボルを多重した受信品質情報シンボルをアナログ信号へ変換し、無線周波数へアップコンバートして、アンテナ部301から基地局装置200へ送信する。
なお、本実施の形態では、無線受信部302から受信品質測定部308まで(図3の一点鎖線で囲まれた部分)を各周波数帯域または各搬送波に対応してそれぞれ設けている場合の例を示しているが、一括して処理するように構成しても良い。
また、本実施の形態では、受信品質情報を単独で基地局装置200へ通知する場合を例にして説明したが、上りリンクデータに多重して、あるいは、上りリンクデータの一部として送信する構成としても良い。このとき、上りリンクデータの符号化率、変調方式に基づいて受信品質情報の誤り訂正符号化、変調を行っても良い。
さらに、本実施の形態では、各端末局装置が受信品質の良好なチャネルから所定数だけ選択した、一部のチャネルのみについての受信品質情報を基地局装置200へ通知する場合の例を説明した。本発明は、このケースに限られるものではなく、選択数は可変でも良いし、異なる基準によって所定数だけ選択したチャネルに関する受信品質情報を通知しても良いし、各端末局装置が全てのチャネルに関する受信品質情報を通知しても良いし、予め定めた一部のチャネルに関する受信品質情報を通知しても良い。
基地局装置200での上りリンクでの受信品質情報の受信動作について図2を参照して説明する。
端末局装置300から送信された信号を、アンテナ部210を経て無線受信部211が受信し、無線周波数からダウンコンバートし、さらにデジタル信号へと変換し、パイロットシンボルが多重された受信品質情報シンボルを出力する。
パイロット分離部216は、多重されたパイロットシンボルと受信品質情報シンボルとを分離し、それぞれ出力する。
復調部212は、受信品質情報シンボルを、予め定めた変調方式に基づいて復調し、符号化受信品質情報を出力する。
復号化部213は、復調部212の出力した符号化受信品質情報を、予め定めた符号化率に基づいて誤り訂正復号化を行い、受信品質情報を出力する。
受信品質情報記憶部214は、復号化部213の出力した受信品質情報を記憶する。
受信品質情報記憶部214は、復号化部213の出力した受信品質情報を記憶する。
移動速度測定部217は、パイロット分離部216で分離されたパイロットシンボルに基づいて、各端末局装置の移動速度を測定し、移動速度測定結果を出力する。尚、移動速度vは、パイロットシンボルの時間変動量からドップラー周波数fdを推定し、推定したドップラー周波数と搬送波周波数fcとから算出する方法(v=c・fd/fc、cは光速)などによって測定することができる。
移動速度記憶部218は、移動速度測定部が出力した移動速度測定結果を各端末局装置について記憶する。
スケジューリング部215は、受信品質情報記憶部214に記憶された各端末局装置の受信品質情報と、移動速度記憶部218に記憶された各端末局装置の移動速度測定結果とに基づいて、各端末局装置宛の下りリンクデータのチャネルへの割り当て、変調方式、および符号化率などを決定し、スケジューリング情報として出力する。尚、スケジューリング部215の詳細な動作については後述する。
尚、本実施の形態では、端末局装置の移動速度の測定を基地局装置が行う場合について説明したが、端末局装置において下りリンクの受信信号のパイロットシンボル等から同様の方法で移動速度を測定し、その結果を基地局装置へ通知する構成としても良い。
また、本実施の形態では、下りリンクの制御情報およびスケジューリング情報の誤り訂正符号化の符号化率、変調方式、およびマッピング位置と、パイロットシンボルのマッピング位置、および上りリンクの受信品質情報の誤り訂正符号化の符号化率、変調方式について、予め定めておく場合の例について説明した。但し、別途基地局装置から端末局装置へ通知される信号または情報などに基づいてこれらの情報が特定できるようにしても良い。
図4は、基地局装置200におけるスケジューリング部215の構成の一例を示すブロック図である。
受信品質情報記憶部214から出力された各チャネルの受信品質が優先度決定部241と割り当て決定部242に入力される。また移動速度記憶部218から出力された移動速度測定結果が優先度決定部241に入力される。
優先度決定部241は、各チャネルの属する各周波数帯域の(中心)周波数または搬送波周波数、あるいは各チャネルの(中心)周波数のいずれかと、移動速度測定結果とに基づいて、各端末局装置における各チャネルの割り当て優先度を決定し出力する。その際、該周波数が低い方のチャネルの割り当て優先度が高くなるように決定する。
或いは、優先度決定部241は、上記に加えて、前回の割り当て結果において各端末局装置宛の下りリンクデータが割り当てられていたチャネル、またはそのチャネルの属する周波数帯域あるいは搬送波周波数に属する各チャネルの割り当て優先度が高くなるように決定しても良い。このようにすることで、前回各端末局装置宛の下りリンクデータを割り当てたチャネル、または、そのチャネルの属する周波数帯域あるいは搬送波周波数に属するチャネルが選択される確率が高くなり、基地局装置によって各端末局装置へ割り当てられるチャネルや周波数帯域、搬送波周波数の頻繁な切り替えが抑えられ、該切り替えに要する処理の低減や、周辺の他のシステムへ与える干渉の変動の低減が可能となる。
割り当て決定部242は、優先度決定部241が決定した割り当て優先度を考慮してチャネルの割り当てを決定する。その際、各端末局装置宛の下りリンクデータ量および要求品質(Quality of Service:QoS。許容遅延時間、最低伝送レートなど)に基づいて、各端末局装置間の優先順位や割り当てるチャネル数などを決定しても良い。さらに割り当て決定部242は、各チャネルの割り当て結果と、割り当てられた端末局装置の該チャネルにおける受信品質情報とに基づいて、各チャネルの変調方式および誤り訂正の符号化率を選択し、チャネルの割り当て結果と各チャネルの変調方式および符号化率の選択結果をスケジューリング情報として出力する。
図8は、ある時刻t0における伝搬路と時刻t0から時間tが経過した後における伝搬路との相関と、移動速度と、の関係を示したグラフである。
図8に示すように、移動速度が大きくなるにつれて時刻t0と時刻t0+tにおける伝搬路の間の相関(以下、単に伝搬路相関と記す)は低下し、ある移動速度以上となると無相関となる。さらに、伝搬路相関の低下は、搬送波周波数が高いほど急峻となる。尚、図8においてfc1<fc2<fc3である。
ある移動速度v1における各搬送波周波数fc1,fc2、fc3に対応する伝搬路相関をr11、r12、r13とすると、図8に示すようにr11>r12>r13となる。また、v2>v1となる移動速度v2においては、同様に伝搬路相関をr21,r22、r23とするとr21>r22>r23となるが、それぞれの相関値の間の差(比)は異なってくる。
したがって、優先度決定部241では、上記の移動速度に対する各搬送波周波数における伝搬路相関の差に基づいて割り当て優先度を決定する。
また、移動速度が十分小さい場合は各搬送波周波数における伝搬路相関に差はなく、移動速度が非常に大きい場合はどの搬送波周波数における伝搬路相関も無相関となるため、これらの移動速度においては各チャネルの割り当て優先度は等しくなるように決定するのが好ましい。すなわち、伝搬路相関に差がないと見なせる十分小さな移動速度を第1の閾値として設定し、同様にどの搬送波周波数でも伝搬路相関が無相関となる大きな移動速度を第2の閾値として設定し、スケジューリング部は、移動速度測定結果が第1の閾値以下、または第2の閾値以上である場合、前記割り当て優先度を全チャネルで等しくするようにする。
尚、上記では搬送波周波数を用いて説明したが、各周波数帯域の(中心)周波数または各チャネルの(中心周波数)で適用しても良い。
図5は、16個のチャネルからなる下りリンクにおいて、2つの端末局装置T1とT2とに対して、チャネルの割り当てを決定する場合の一例を示す図である。ここで、端末局装置T1は静止状態(移動速度0km/h)、端末局装置T2は移動状態(例えば移動速度30km/h)であるとする。また、各端末局装置は16個のチャネルから6個を選択して、その選択した6個のチャネルに関する受信品質情報を基地局装置に通知するものとする。
図5(a)は、周波数方向のチャネル配置の一例を示した図である。最も低い搬送波周波数fc1にチャネル1からチャネル4が属し、中央の搬送波周波数fc2にチャネル5からチャネル8が属し、最も高い搬送波周波数fc3にはチャネル9からチャネル16が属している。以下では、各チャネルの属する搬送波周波数毎にチャネルをグループ化し、そのグループ毎に搬送波周波数に基づいて割り当て優先度を決定する場合の例を説明する。
図5(b)は、各端末局装置が基地局装置へ通知してきた受信品質情報の一例を示した図である。端末局装置T1(実線)と端末局装置T2(点線)とが、それぞれ6個のチャネルについて図のような受信品質を通知している様子を示している。
ここで、優先度決定部241は、入力された移動速度測定結果(端末局装置T1は0km/h、端末局装置T2は30km/h)と搬送波周波数に基づいて、各端末局装置の各チャネルについての割り当て優先度を決定する。まず、端末局装置T1は静止状態であるため、全チャネルの割り当て優先度を等しく「1」とする。端末局装置T2は移動状態であるため、最も低い搬送波周波数fc1に属するチャネル1からチャネル4のグループの割り当て優先度を最も高い「1」に、次に低い搬送波周波数fc2に属するチャネル5からチャネル8のグループの割り当て優先度を「2」に、最も高い搬送波周波数fc3に属するチャネル9からチャネル16のグループの割り当て優先度を最も低い「3」に決定する。上記のようにして決定した割り当て優先度が図5(c)である。
割り当て決定部242は、図5(b)に示した受信品質情報と図5(c)に示した割り当て優先度から、例えば、以下に示すようにチャネルの割り当てを決定する。尚、ここで、各端末局装置にチャネルを4個ずつ割り当てる必要がある場合を想定する。
(1)端末局装置T1が受信品質情報を通知してきたチャネルのうちで割り当て優先度 が最も高いチャネル(すなわち通知された全てのチャネル)の中から、受信品質の最も良いチャネルであるチャネル15を端末局装置T1に割り当てる。
(2)端末局装置T2が受信品質情報を通知してきたチャネルのうちで割り当て優先度が最も高いチャネル(すなわちチャネル2とチャネル4)の中から、受信品質の最も良いチャネルであるチャネル2を端末局装置T2に割り当てる。
(3)(1)と同様にして、端末局装置T1について、未割り当てのチャネルの中で最も割り当て優先度が高く(チャネル1、4、6、12)、かつ受信品質の最も良いチャネル6を端末局装置T1に割り当てる。
(4)(2)と同様にして、端末局装置T2について、未割り当てのチャネルの中で最も割り当て優先度が高く(チャネル4)、かつ受信品質の最も良いチャネル4を端末局装置T2に割り当てる。
(5)(1)と同様にして、端末局装置T1について、未割り当てのチャネルの中で最も割り当て優先度が高く(チャネル1、12)、かつ受信品質の最も良いチャネル12を端末局装置T1に割り当てる。
(6)(2)と同様にして、端末局装置T2について、未割り当てのチャネルの中で最も割り当て優先度が高く(チャネル8)、かつ受信品質の最も良いチャネル8を端末局装置T2に割り当てる。
(7)(1)と同様にして、端末局装置T1について、未割り当てのチャネルの中で最も割り当て優先度が高く(チャネル1)、かつ受信品質の最も良いチャネル1を端末局装置T1に割り当てる。
(8)(2)と同様にして、端末局装置T2について、未割り当てのチャネルの中で最も割り当て優先度が高く(チャネル10)、かつ受信品質の最も良いチャネル10を端末局装置T2に割り当てる。
上記の結果に基づいて、チャネルの割り当ては図5(d)のようになる。
割り当て決定部242は、さらに、割り当てられたチャネルに対応する受信品質情報に基づいて、割り当てられたチャネルの変調方式と符号化率を選択する。
尚、上記の例では、端末局装置T1のチャネル割り当てから始めて、端末局装置T2と交互に1個ずつチャネルを割り当てていくような手順について説明したが、各端末局装置宛の下りリンクデータ量および要求品質に基づいて各端末局装置間の優先順位を決定し、優先順位の高い端末局装置からチャネルの割り当てを行っても良い。
このように、本実施の形態によれば、各端末局装置から報告された受信品質情報に基づいて基地局装置が複数の周波数帯域に配置されたチャネルから各端末局装置へのチャネルの割り当てを決定する際に、各端末局装置の移動速度と、各チャネルが属する各周波数帯域の(中心)周波数または搬送波周波数、あるいは各チャネルの(中心)周波数のいずれかとに基づいて、各チャネルへの各端末局装置の割り当てを決定する。これにより、同じ受信品質のチャネルであっても、各チャネルの周波数に応じたチャネルの変動速度を考慮したチャネルの割り当てが可能となり、より安定性の高い(誤り率特性の良い)下りリンクのデータ通信を実現することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態による通信技術について説明する。本実施の形態における端末局装置300の構成は図3と同じである。また、基地局装置200の構成は図2のスケジューリング部215の構成が異なり、その他の構成は同じである。以下、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。
次に、本発明の第2の実施の形態による通信技術について説明する。本実施の形態における端末局装置300の構成は図3と同じである。また、基地局装置200の構成は図2のスケジューリング部215の構成が異なり、その他の構成は同じである。以下、第1の実施の形態と異なる部分について説明する。
図6は、本実施の形態における基地局装置200のスケジューリング部215の構成の一例を示すブロック図である。
受信品質情報記憶部214から出力された各チャネルの受信品質が優先度決定部241と重み乗算部262とに入力される。また、移動速度記憶部218から出力された移動速度測定結果が優先度決定部241に入力される。
優先度決定部241は、各チャネルの属する各周波数帯域の(中心)周波数または搬送波周波数、あるいは各チャネルの(中心)周波数のいずれかと、移動速度測定結果と、に基づいて、各端末局装置における各チャネルの割り当て優先度を決定し出力する。その際、この周波数が低い方のチャネルの割り当て優先度が高くなるように決定する。さらに、前回の割り当て結果において各端末局装置宛の下りリンクデータが割り当てられていたチャネル、または、そのチャネルの属する周波数帯域あるいは搬送波周波数に属する各チャネルの割り当て優先度が高くなるように決定しても良い。
重み算出部261は、優先度決定部241で決定した各チャネルの割り当て優先度に応じて、各チャネルの受信品質に乗算する重み係数を算出する。重み乗算部262は、各チャネルの受信品質に対して、重み算出部261で算出した各チャネルの重み係数を乗算し、重み付け受信品質を出力する。
割り当て決定部263は、重み付け受信品質に基づいてチャネルの割り当てを決定する。さらに、割り当て決定部263は、各チャネルの割り当て結果と、割り当てられた端末局装置の該チャネルにおける受信品質情報または重み付け受信品質と、に基づいて、各チャネルの変調方式および誤り訂正の符号化率を選択し、チャネルの割り当て結果と各チャネルの変調方式および符号化率の選択結果をスケジューリング情報として出力する。
図7は、16個のチャネルからなる下りリンクにおいて、2つの端末局装置T1とT2とに対してチャネルの割り当てを決定する場合の一例を示す図である。ここで、第1の実施の形態における図5の場合と同様に、端末局装置T1は静止状態(移動速度0km/h)、端末局装置T2は移動状態(例えば移動速度30km/h)であると仮定する。また、各端末局装置は、16個のチャネルから6個を選択して、その選択した6個のチャネルに関する受信品質情報を基地局装置に通知するものとする。
図7(b)は各端末局装置が基地局装置へ通知してきた受信品質情報の一例を示した図である。端末局装置T1(実線)と端末局装置T2(点線)とがそれぞれ6個のチャネルについて図のような受信品質を通知している様子を示している。
ここで、優先度決定部241は、入力された移動速度測定結果(端末局装置T1は0km/h、端末局装置T2は30km/h)と搬送波周波数とに基づいて、各端末局装置の各チャネルについての割り当て優先度を決定する。まず、端末局装置T1は静止状態であるため、全チャネルの割り当て優先度を等しく「1」とする。端末局装置T2は移動状態であるため、最も低い搬送波周波数fc1に属するチャネル1からチャネル4のグループの割り当て優先度を最も高い「1」に、次に低い搬送波周波数fc2に属するチャネル5からチャネル8のグループの割り当て優先度を「2」に、最も高い搬送波周波数fc3に属するチャネル9からチャネル16のグループの割り当て優先度を最も低い「3」に、それぞれ決定する。割り当て優先度の決定結果は、図5(c)の示した結果と同じである。
重み算出部261は、上記の割り当て優先度に応じて、図7(c)に示すように、重み係数を算出する。
重み乗算部262は、図7(b)に示す各チャネルの受信品質に対して、図7(c)の重みを乗算し、図7(d)の重み付け受信品質を算出する。
割り当て決定部263は、図7(d)の重み付け受信品質に基づいて、各端末局装置に対してチャネルの割り当てを決定する。例えば、各端末局装置に4個ずつのチャネルを割り当てる必要がある場合には、各端末局装置について重み付け受信品質が良好なチャネルから1個ずつ交互に割り当てを決定する手順は例えば以下のようになる。
(1)端末局装置T1が受信品質情報を通知してきたチャネルのうち、重み付け受信品質が最も高い(良好な)チャネルであるチャネル15を端末局装置T1に割り当てる。
(2)端末局装置T2が受信品質情報を通知してきたチャネルのうち、未割り当てのチャネルの中で最も重み付け受信品質が高いチャネル2を端末局装置T2に割り当てる。
(3)端末局装置T1が受信品質情報を通知してきたチャネルのうち、未割り当てのチャネルの中で最も重み付け受信品質が高いチャネル6を端末局装置T1に割り当てる。
(4)端末局装置T2が受信品質情報を通知してきたチャネルのうち、未割り当てのチャネルの中で最も重み付け受信品質が高いチャネル4を端末局装置T2に割り当てる。
(5)端末局装置T1が受信品質情報を通知してきたチャネルのうち、未割り当てのチャネルの中で最も重み付け受信品質が高いチャネル12を端末局装置T1に割り当てる。
(6)端末局装置T2が受信品質情報を通知してきたチャネルのうち、未割り当てのチャネルの中で最も重み付け受信品質が高いチャネル8を端末局装置T2に割り当てる。
(7)端末局装置T1が受信品質情報を通知してきたチャネルのうち、未割り当てのチャネルの中で最も重み付け受信品質が高いチャネル1を端末局装置T1に割り当てる。
(8)端末局装置T2が受信品質情報を通知してきたチャネルのうち、未割り当てのチャネルの中で最も重み付け受信品質が高いチャネル10を端末局装置T2に割り当てる。
上記の割り当て基準に基づく割り当ての結果、チャネルの割り当ては図7(e)に示すようになる。
割り当て決定部263は、さらに、割り当てられたチャネルに対応する受信品質情報または重み付け受信品質に基づいて、割り当てられたチャネルの変調方式と符号化率を選択する。
尚、上記の例では、端末局装置T1のチャネル割り当てから始めて、端末局装置T2と交互に1個ずつチャネルを割り当てていくような手順について説明したが、各端末局装置宛の下りリンクデータ量および要求品質に基づいて、各端末局装置間の優先順位を決定し、優先順位の高い端末局装置からチャネルの割り当てを行っても良い。
このように、本実施の形態によれば、各端末局装置から報告された受信品質情報に基づいて、基地局装置が複数の周波数帯域に配置されたチャネルから各端末局装置へのチャネルの割り当てを決定する際に、各端末局装置の移動速度と、各チャネルが属する各周波数帯域の(中心)周波数または搬送波周波数、あるいは各チャネルの(中心)周波数のいずれかと、に基づいて、各チャネルへの各端末局装置の割り当てを決定する。これにより、同じ受信品質のチャネルであっても、各チャネルの周波数に応じたチャネルの変動速度を考慮したチャネルの割り当てが可能となり、より安定性の高い(誤り率特性の良い)下りリンクのデータ通信が実現できる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態では、基地局装置200と端末局装置300とが、それぞれアンテナを複数備え、下りリンクにおいて複数の送信モードを切り替えて通信を行うシステムについて説明する。上記送信モードとしては、送信ダイバーシチ、MIMO(Multiple Input Multiple Output:多入力多出力)伝送、などがある。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態では、基地局装置200と端末局装置300とが、それぞれアンテナを複数備え、下りリンクにおいて複数の送信モードを切り替えて通信を行うシステムについて説明する。上記送信モードとしては、送信ダイバーシチ、MIMO(Multiple Input Multiple Output:多入力多出力)伝送、などがある。
端末局装置300はアンテナを複数備える以外は、図3の場合と基本的に同じである。また、基地局装置200の構成は、アンテナを複数備える以外は、図2に示す構成と基本的に同じであるが、スケジューリング部215に下りリンクの制御情報に含まれる各端末局装置に対する上記の送信モードを示す送信モード情報がさらに入力される。
本実施の形態におけるスケジューリング部215は、上記送信モード情報が送信ダイバーシチを示している端末局装置に対しては、各チャネルの属する各周波数帯域の(中心)周波数または搬送波周波数、あるいは各チャネルの(中心)周波数のいずれかに基づいて、該周波数が低い方のチャネルの中から割り当てられるチャネルがより多くなるように割り当て優先度を決定する。
また、上記送信モード情報がMIMOを示している端末局装置に対しては、上記周波数が高い方のチャネルの中から割り当てるチャネルがより多くなるように割り当て優先度を決定する。
尚、一般的に複数の送受信アンテナを用いて送信モードを切り替えて通信を行うシステムでは、端末局装置の移動速度が速い場合は伝搬路変動が激しいためアンテナ間でのダイバーシチ効果を狙って送信ダイバーシチを送信モードとして選択し、端末局装置の移動速度が遅い場合は高速伝送を狙ってMIMOを送信モードとして選択する。
このように、本実施の形態によれば、各端末局装置から報告された受信品質情報に基づいて基地局装置が複数の周波数帯域に配置されたチャネルから各端末局装置へのチャネルの割り当てを決定する際に、下りリンクの送信モードに応じて、各端末局装置の移動速度と、各チャネルが属する各周波数帯域の(中心)周波数または搬送波周波数、あるいは各チャネルの(中心)周波数のいずれかに基づいて、各チャネルへの各端末局装置の割り当てを決定する。これにより、送信モードに応じた適切なチャネルを優先的に割り当てることが可能となり、より効率的な(誤り率特性の良い、または伝送速度の高い)下りリンクのデータ通信が実現できる。
以上のように上記、各実施の形態では、下りリンクの伝送システムがマルチキャリア伝送システム(特にOFDMA伝送システム)であり、チャネル構成が少なくとも1つのサブキャリアを備えており、受信品質情報の単位がチャネル単位であり、下りリンクの適応スケジューリング(チャネルの端末局装置への割り当て)および適応変調:チャネル毎またはチャネルをさらに時間方向に分割したリソースブロック毎であるセルラーシステムにおいて、受信品質としてパイロットシンボルに基づき算出したSINRを用いて本発明を例示的に説明した。
しかしながら、本発明の適用できる、変調方式、チャネル構成、受信品質情報および適応変調の単位、適応スケジューリング、および受信品質は、上記に限定されるものではない。
例えば、下りリンクの伝送システムとして拡散技術を用いたMC−CDMA(Multi Carrier-Code Division Multiple Access)システムを、適応変調および適応スケジューリングの単位は、MIMO(Multiple Input Multiple Output)などのSDMA(Space Division Multiple Access:空間分割多元接続)において送信アンテナあるいは固有モードが示す複数のチャネル、CDMAにおける複数のコードチャネル、あるいは、これらの組み合わせとしてのチャネルなど、複数のチャネルを用いて通信を行なう他のシステムであっても、チャネル毎に受信品質が異なる可能性があるシステムにおいて、本発明を適用することができる。
また、受信品質としては、
1)RSSI(Received Signal Strength Indicator)、SNR、SIR(Signal to Interference power Ratio:受信信号電力対干渉電力比)、CNR(Carrier to Noise power Ratio:搬送波電力対雑音電力比)、CIR(Carrier to Interference power Ratio:搬送波電力対干渉電力比)、CINR(Carrier to Interference plus Noise power Ratio:搬送波電力対干渉電力および雑音電力比)、など受信信号電力や搬送波電力に関連して受信品質を示す指標、
1)RSSI(Received Signal Strength Indicator)、SNR、SIR(Signal to Interference power Ratio:受信信号電力対干渉電力比)、CNR(Carrier to Noise power Ratio:搬送波電力対雑音電力比)、CIR(Carrier to Interference power Ratio:搬送波電力対干渉電力比)、CINR(Carrier to Interference plus Noise power Ratio:搬送波電力対干渉電力および雑音電力比)、など受信信号電力や搬送波電力に関連して受信品質を示す指標、
2)変調方式とチャネル符号化率の組み合わせであるMCS(Modulation and Coding Scheme)や伝送レートなどの変調パラメータ等の伝搬路状態に応じて選択された変調パラメータなどの伝送速度にかかわる指標、であれば、特に限定されるものではない。
また、上記の各実施の形態では、基地局装置と端末局装置とから構成されるFDD(Frequency Division Duplex:周波数分割複信)を採用する通信システムであり、下りリンクの通信においてOFDMの適応変調システムを想定し、上りリンクの通信ではOFDMと適応変調は行わないシステムを想定しているが、これに限定されるものではない。
さらに、本発明は、複数の無線通信装置のいずれかがスケジューリング機能と適応変調を実施し、他の無線通信装置が受信品質情報送信機能を実施することができる関係にある無線通信装置同士へ適用することができる。
なお、2つの無線通信装置間で、チャネルの受信品質情報を通知する側(受信品質情報送信機能を有する側)を端末局装置、通知された受信品質情報に基づいて各端末局装置への送信データを各チャネルに割り当て適応変調を行う側(スケジューリング機能を行う側)を基地局装置として説明したが、一つの無線通信装置が両方の機能を有する場合もあり得る。
本明細書では、無線通信装置は、無線通信を行なう装置であり、例えば、基地局装置、端末局装置、無線機、携帯端末局装置、携帯電話等が含まれる。
本発明は、通信装置に利用可能である。
200…基地局装置、201…第1の符号化部、202…第2の符号化部、203…第1の変調部、204…第2の変調部、205…パイロット生成部、206…マッピング部、207…周波数時間変換部、208…GI(Guard Interval:ガード期間)挿入部、209…無線送信部、210…アンテナ部、211…無線受信部、212…復調部、213…復号化部、214…受信品質情報記憶部、215…スケジューリング部、216…パイロット分離部、217…移動速度測定部、218…移動速度記憶部、300…端末局装置、301…アンテナ部、302…無線受信部、303…GI除去部、304…時間周波数変換部、305…デマッピング部、306…第1の復調部、307…第2の復調部、308…受信品質測定部、309…第1の復号化部、310…第2の復号化部、311…チャネル選択部、312…受信品質情報生成部、313…符号化部、314…変調部、315…無線送信部、316…パイロット挿入部。
Claims (15)
- 複数の端末局装置に対して、複数の周波数に配置された複数のチャネルの中からチャネルを割り当てて通信を行う基地局装置であって、
前記複数のチャネルの一部または全部における受信品質を表す受信品質情報を前記各端末局装置から受信する無線受信部と、
各チャネルの周波数と前記受信品質情報とに基づいて、前記複数のチャネルの中から前記各端末局装置への通信に割り当てるチャネルを決定するスケジューリング部と
を備えることを特徴とする基地局装置。 - 前記スケジューリング部は、
前記各チャネルの周波数に基づいて前記各端末局装置の各チャネルの割り当て優先度を決定し、前記各端末局装置の前記受信品質情報と前記割り当て優先度とに基づいて前記複数のチャネルの中から前記各端末局装置への通信に割り当てるチャネルを決定することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。 - 前記スケジューリング部は、
周波数の近接する複数のチャネルをグループ化し、前記グループ毎に前記割り当て優先度を決定することを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。 - 前記スケジューリング部は、
低い方の周波数に配置されたチャネルまたはチャネルのグループの前記割り当て優先度を、高い方の周波数に配置されたチャネルまたはチャネルのグループの前記割り当て優先度より高く設定することを特徴とする請求項2または3に記載の基地局装置。 - さらに、前記各端末局装置の移動速度を測定する移動速度測定部を備え、
前記スケジューリング部は、さらに前記移動速度測定結果に基づいて前記各端末局装置の各チャネルの割り当て優先度を決定することを特徴とする請求項2から4までのいずれか1項に記載の基地局装置。 - 前記スケジューリング部は、
前記移動速度測定結果が第1の閾値以下、または前記第1の閾値より大きな第2の閾値以上である場合、前記割り当て優先度を全チャネルで等しくすることを特徴とする請求項5に記載の基地局装置。 - 前記スケジューリング部は、
さらに前記各端末局装置に前回割り当てたチャネルまたは前記割り当てたチャネルの属するグループの前記割り当て優先度を高く設定することを特徴とする請求項2から6までのいずれか1項に記載の基地局装置。 - 前記スケジューリング部は、
前記割り当て優先度に基づいて各チャネルの重み係数を算出して前記各チャネルの受信品質情報が表す受信品質に乗算し、前記乗算結果に基づいて前記複数のチャネルの中から前記各端末局装置へ割り当てるチャネルを決定することを特徴とする請求項2から7までのいずれか1項に記載の基地局装置。 - 複数の端末局装置に対して、複数の周波数に配置された複数のチャネルの中からチャネルを割り当てて複数の送信アンテナを用いて通信を行う基地局装置であって、
前記複数のチャネルの一部または全部における受信品質を表す受信品質情報を前記各端末局装置から受信する無線受信部と、
前記複数の送信アンテナを用いた送信モードの種類、各チャネルの周波数、および前記受信品質情報に基づいて前記複数のチャネルの中から前記各端末局装置への通信に割り当てるチャネルを決定するスケジューリング部と
を備えることを特徴とする基地局装置。 - 前記スケジューリング部は、
前記送信モードが送信ダイバーシチの端末局装置について、前記周波数の低いチャネルの中から前記端末局装置に割り当てるチャネルの数を多くすることを特徴とする請求項9に記載の基地局装置。 - 前記スケジューリング部は、
前記送信モードがMIMOの端末局装置について、前記周波数の高いチャネルの中から前記端末局装置に割り当てるチャネルの数を多くすることを特徴とする請求項9に記載の基地局装置。 - 複数の周波数に配置された複数のチャネルを用いて基地局装置から端末局装置への通信を行う通信システムであって、
前記基地局装置は、
前記複数のチャネルの一部または全部における受信品質を表す受信品質情報を前記各端末局装置から受信する無線受信部と、
各チャネルの周波数と前記受信品質情報に基づいて前記複数のチャネルの中から前記各端末局装置へ割り当てるチャネルを決定するスケジューリング部とを備え、
前記端末局装置は、
前記複数のチャネルの受信品質を測定する受信品質測定部と、
前記複数のチャネルの一部または全部における前記受信品質測定結果を表す受信品質情報を生成する受信品質情報生成部と、
前記受信品質情報を前記基地局装置へ送信する無線送信部とを備える
ことを特徴とする通信システム。 - 複数の周波数に配置された複数のチャネルを用いて基地局装置から端末局装置への通信を行う通信方法であって、
前記基地局装置は、
前記複数のチャネルの一部または全部における受信品質を表す受信品質情報を前記各端末局装置から受信するステップと、
各チャネルの周波数と前記受信品質情報に基づいて前記複数のチャネルの中から前記各端末局装置へ割り当てるチャネルを決定するステップとを有し、
前記端末局装置は、
前記複数のチャネルの受信品質を測定するステップと、
前記複数のチャネルの一部または全部における前記受信品質測定結果を表す受信品質情報を生成するステップと、
前記受信品質情報を前記基地局装置へ送信するステップと、を有することを特徴とする通信方法。 - 請求項13に記載の方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
- 請求項14に記載のプログラムを記録するコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
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