JP2010094858A - 処理機の駆動制御方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】それぞれ別の駆動手段によって駆動される処理ユニット群間で被処理部材の受渡しを行う回転体相互の同期異常を瞬時に判断することを可能にする。
【解決手段】上流側原動モータ1Aによって駆動されるギア3と、該ギア3を介して上流側原動モータによって回転駆動されるギア2と、枚葉紙Wを保持する保持部を備え前記ギア2によって回転駆動される上流側印刷ユニット群20Aの圧胴23と、該圧胴の保持部より枚葉紙Wを受け取る保持部を備え下流側原動モータによって回転駆動される下流側印刷ユニット群20Bの渡胴24とを備えた枚葉印刷機において、前記圧胴23の周速を測定する圧胴側周速度測定器6Aと、前記渡胴24の周速を測定する渡胴側周速度測定器6Bとを更に備え、圧胴側周速度測定器及び渡胴側周速度測定器からの信号より、前記圧胴と渡胴の回転位相差を求める。
【選択図】図13

Description

本発明は、枚葉印刷機等処理機の駆動制御方法及び装置に関する。
従来の反転枚葉印刷機、及び、最近の印刷の高級化に伴う色数の増加や高付加価値化に伴う他の処理ユニット(コーティング処理やエンボス加工等)の増設によって多数の処理ユニットを備えた枚葉印刷機は、すべての処理ユニットを一つの原動モータで駆動していた。
その為、原動モータにかかる負荷が大きく、原動モータとして容量の大きいものを使用しなければならず、その結果、高価なモータを使用しなければならないと共に、駆動系の剛性も必要とされ、更に大型化する為、ますます容量の大きいモータを使用しなければならず、高速化にも対応することができない、という問題があった。
特開2006−305903号公報
そこで、特許文献1のように、紙流れ方向上流側の処理ユニット群(特許文献1で謂う印刷部)と下流側の処理ユニット群(特許文献1で謂う加工部)をそれぞれ別の原動モータで駆動するようにし、かつ、2つの原動モータ間で速度及び位相の同期制御を行うようにすることが考えられる。
ところが、多数の処理ユニットを備えた枚葉印刷機を例に挙げると、上流側の印刷ユニット群の最後に位置する圧胴の切欠部の存在による質量のバラツキ及び下流側の印刷ユニット群の最初に位置する渡胴の切欠部の存在による質量のバラツキにより、上流側の印刷ユニット群の圧胴のギアとその上流に隣接する渡胴のギア間の隙間による回転ムラ、及び、下流側の印刷ユニット群の渡胴のギアとその下流に隣接する圧胴のギア間の隙間による回転ムラが発生する。
加えて、各印刷ユニットでも版胴とゴム胴間の負荷変動(例えば、版胴の周面とゴム胴の周面が接し、その接触圧がかかっている状態と、版胴とゴム胴の切欠部が対向し、接触圧がかかっていない状態の間の負荷変動)によってギア間の隙間による回転ムラが発生する。
これにより、上流側の印刷ユニット群から下流側の印刷ユニット群に紙を受け渡す際、毎回正確な位置で紙を受け渡せなくなり、印刷障害が発生し、更に回転ムラが大きくなると、紙のくわえミスや紙端部の折れ等が発生し、復帰までに多大な時間がかかる、という問題があった。
よって、本発明の目的は、それぞれ別個の駆動手段によって駆動される処理ユニット群間で被処理部材の受渡しを行う回転体相互の周速を測定し、この測定した各々の周速より両回転体の回転位相差を求め、同期異常を瞬時に判断することを可能にして、上記問題を解決することにある。
前記目的を達成するための本発明に係る処理機の駆動制御方法は、
(1)第1の駆動手段によって駆動される第1の被駆動手段と、前記第1の被駆動手段を介して前記第1の駆動手段によって回転駆動される第2の被駆動手段と、被処理部材を保持する第1の保持部が設けられた切欠部を備え、前記第2の被駆動手段によって回転駆動される第1の回転体と、前記第1の回転体の前記第1の保持部より前記被処理部材を受け取る第2の保持部が設けられた切欠部を備え、第2の駆動手段によって回転駆動される第2の回転体と、を備えた処理機において、前記第1の回転体の周速を測定する第1の周速測定手段と、前記第2の回転体の周速を測定する第2の周速測定手段と、を更に備え、前記第1の周速測定手段及び前記第2の周速測定手段からの信号より、前記第1の回転体と前記第2の回転体の回転位相差を求めること、を特徴とする。
(2)前記(1)において、前記第1の周速測定手段及び前記第2の周速測定手段からの信号より、前記第1の回転体と前記第2の回転体の速度偏差を求め、前記速度偏差を積分して前記回転位相差を求めること、を特徴とする。
(3)前記(2)において、前記第1の周速測定手段からの信号より、前記第1の回転体の速度変動を求め、前記第2の周速測定手段からの信号より、前記第2の回転体の速度変動を求め、前記第1の回転体の速度変動と前記第2の回転体の速度変動の差より前記速度偏差を求めること、を特徴とする。
(4)前記(3)において、前記第1の周速測定手段からの信号より、前記第1の回転体の平均速度を求め、前記第1の周速測定手段からの信号より求めた前記第1の回転体の周速と前記第1の回転体の平均速度の差より前記第1の回転体の速度変動を求めると共に、前記第2の周速測定手段からの信号より、前記第2の回転体の平均速度を求め、前記第2の周速測定手段からの信号より求めた前記第2の回転体の周速と前記第2の回転体の平均速度の差より前記第2の回転体の速度変動を求めること、を特徴とする。
(5)前記(1)において、前記回転位相差に応じて、処理機の駆動を停止すること、
を特徴とする。
前記目的を達成するための本発明に係る処理機の駆動制御装置は、
(6)第1の駆動手段によって駆動される第1の被駆動手段と、前記第1の被駆動手段を介して前記第1の駆動手段によって回転駆動される第2の被駆動手段と、被処理部材を保持する第1の保持部が設けられた切欠部を備え、前記第2の被駆動手段によって回転駆動される第1の回転体と、前記第1の回転体の前記第1の保持部より前記被処理部材を受け取る第2の保持部が設けられた切欠部を備え、第2の駆動手段によって回転駆動される第2の回転体と、を備えた処理機において、前記第1の回転体の周速を測定する第1の周速測定手段と、前記第2の回転体の周速を測定する第2の周速測定手段と、前記第1の周速測定手段及び前記第2の周速測定手段からの信号より、前記第1の回転体と前記第2の回転体の回転位相差を求める制御手段と、を備えたことを特徴とする。
(7)前記(6)において、前記制御手段は、前記第1の周速測定手段及び前記第2の周速測定手段からの信号より、前記第1の回転体と前記第2の回転体の速度偏差を求め、前記速度偏差を積分して前記回転位相差を求めること、を特徴とする。
(8)前記(7)において、前記制御手段は、前記第1の周速測定手段からの信号より、前記第1の回転体の速度変動を求め、前記第2の周速測定手段からの信号より、前記第2の回転体の速度変動を求め、前記第1の回転体の速度変動と前記第2の回転体の速度変動の差より前記速度偏差を求めること、を特徴とする。
(9)前記(8)において、前記制御手段は、前記第1の周速測定手段からの信号より、前記第1の回転体の平均速度を求め、前記第1の周速測定手段からの信号より求めた前記第1の回転体の周速と前記第1の回転体の平均速度の差より前記第1の回転体の速度変動を求めると共に、前記第2の周速測定手段からの信号より、前記第2の回転体の平均速度を求め、前記第2の周速測定手段からの信号より求めた前記第2の回転体の周速と前記第2の回転体の平均速度の差より前記第2の回転体の速度変動を求めること、を特徴とする。
(10)前記(6)において、前記制御手段は、前記回転位相差に応じて、処理機の駆動を停止すること、を特徴とする。
前記構成の本発明によれば、各々別個に回転駆動される第1の回転体と第2の回転体の回転位相差(位置偏差)を求めることにより、同期異常を定量的に瞬時に判断することができ、その後の処理機の対応が迅速に行えて、印刷障害等の発生を最小限に抑えられると共に、機械の異常停止後復帰までの時間を短縮して稼働率を向上させることができる。
また、同期制御系とは別に、その外部に設けられ、第1及び第2の回転体の実際の周速を測定する周速測定手段によってそれらの実際の周速を測定し、測定した周速差より第1及び第2の回転体の実際の回転位相差(位置偏差)を求め、その回転位相差より紙等が正確に搬送されているかどうか判断しているため、異常搬送が正確に判断できる。
以下、本発明に係る処理機の駆動制御方法及び装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
図1A及び図1Bは本発明の一実施例を示す上流側印刷ユニット群駆動制御装置のハード・ブロック図、図2は下流側印刷ユニット群駆動制御装置のハード・ブロック図、図3A及び図3Bは同期異常判断装置のハード・ブロック図である。
また、図4A乃至図4Dは上流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図、図5A乃至図5Cは上流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図、図6A乃至図6Cは上流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図、図7A及び図7Bは上流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。
また、図8A及び図8Bは下流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図、図9A及び図9Bは下流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図、図10A及び図10Bは下流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。
また、図11A乃至図11Dは同期異常判断装置の動作フロー図である。
また、図12は枚葉印刷機の概略構成を示す側面図、図13は枚葉印刷機の駆動分離部を示す平面図である。
図12に示すように、枚葉印刷機(処理機)は、給紙部10と印刷部20と排紙部30とを有し、印刷部20は更に、第1色目から第5色目のオフセット印刷ユニット20a〜20eを有する上流側印刷ユニット群20Aと、第6色目のオフセット印刷ユニット20f,コーティング処理ユニット20g,乾燥ユニット20h,エンボス加工ユニット20i及び冷却ユニット20jを有する下流側印刷ユニット群20Bとからなる。
給紙部10には、給紙台11上の枚葉紙(被処理部材)Wを印刷部20に一枚ずつ送給するフィーダボード12が設けられ、このフィーダボード12の先端には、第1色目のオフセット印刷ユニット20aへ渡胴24を介して枚葉紙Wを受け渡すスイング装置13が設けられる。
第1色目から第6色目のオフセット印刷ユニット20a〜20fは、それぞれ版胴21,ゴム胴22,圧胴23を備え、それぞれ渡胴24を介して受け渡された枚葉紙Wに印刷を施して後続ユニットへと搬送する。
コーティング処理ユニット20gは圧胴23,ブラケット胴25を備え、渡胴24を介して受け渡された枚葉紙Wにコーティング処理を施して乾燥ユニット20hへ搬送する。乾燥ユニット20hは搬送胴26とUVランプ27を備え、渡胴24を介して受け渡された枚葉紙Wのインキ及びコーティング剤を乾燥させてエンボス加工ユニット20iへ搬送する。エンボス加工ユニット20iは凹,凸のエンボスロール28a,28bを備え、渡胴24を介して受け渡された枚葉紙Wにエンボス加工を施して冷却ユニット20jへ搬送する。冷却ユニット20jは搬送胴26を備え、該搬送胴26内を循環する冷却水で渡胴24を介して受け渡された枚葉紙Wを冷却して排紙部30へ搬送する。
排紙部30では、冷却ユニット20jの搬送胴26より受け渡された枚葉紙Wが、排紙胴31に掛け回された排紙チェーン32により搬送され、排紙台33上に排紙されるようになっている。
尚、前記圧胴23,渡胴24及び搬送胴26には、それぞれ切欠部内において、枚葉紙Wを保持するくわえ爪等の保持部が装着され、搬送される枚葉紙Wが各胴間において受渡しされるようになっている。
そして、本実施例では、図13に示すように、上流側印刷ユニット群20Aはベルト4A等の巻掛け伝動装置を介して上流側原動モータ(第1の駆動手段;電動モータ)1Aにより、また下流側印刷ユニット群20Bはベルト4B等の巻掛け伝動装置を介して下流側原動モータ(第2の駆動手段;電動モータ)1Bにより、それぞれ別個に駆動される。
即ち、上流側印刷ユニット群20Aの最後の圧胴(第1の回転体)23のギア(第2の被駆動手段)2と下流側印刷ユニット群20Bの最初の渡胴(第2の回転体)24のギア3とは噛み合ってはいなく、前記圧胴23のギア2は上流側印刷ユニット群20Aの最後の渡胴24のギア(第1の被駆動手段)3と噛み合って上流側印刷ユニット群20Aのギアトレインを構成し、前記上流側原動モータ1Aの駆動力を伝達する一方、下流側印刷ユニット群20Bの最初の渡胴24のギア3は下流側印刷ユニット群20Bの最初の圧胴23のギア2と噛み合って下流側印刷ユニット群20Bのギアトレインを構成し、前記下流側原動モータ1Bの駆動力を伝達するようになっている。尚、図13中5A,5Bは原動ピニオンである。
また、上流側印刷ユニット群20Aの最初の圧胴23のギア2と反対側の胴軸端には、カップリング7Aを介して上流側原動モータ用ロータリ・エンコーダ8Aが取り付けられると共に、下流側印刷ユニット群20Bの最初の圧胴23のギア2と反対側の胴軸端には、カップリング7Bを介して下流側原動モータ用ロータリ・エンコーダ8Bが取り付けられる。
また、前記上流側印刷ユニット群20Aの最後の圧胴23におけるベアラ23aの周面に対向する位置に、当該圧胴23の周速を測定する、ドップラー効果による周波数変位から移動物体を検出するドップラーセンサ等の圧胴側周速度測定器(第1の周速測定手段)6Aが設けられると共に、前記下流側印刷ユニット群20Bの最初の渡胴24におけるベアラ24aの周面に対向する位置に、当該渡胴24の周速を測定する、ドップラー効果による周波数変位から移動物体を検出するドップラーセンサ等の渡胴側周速度測定器(第2の周速測定手段)6Bが設けられる。
尚、ベアラ23a及び24aの圧胴側周速度測定器6A及び渡胴側周速度測定器6Bに対向する周面は、同じ半径の完全な円周面になっており、圧胴側周速度測定器6A及び渡胴側周速度測定器6Bが、上流側印刷ユニット群20Aの最後の圧胴23及び下流側の印刷ユニット群20Bの最初の渡胴24の周速を、正確に測定できるようになっている。
また、前記上流側原動モータ1Aは、後述する上流側印刷ユニット群駆動制御装置(制御手段)40により駆動制御されると共に、前記下流側原動モータ1Bは、後述する下流側印刷ユニット群駆動制御装置(制御手段)60により駆動制御される。
また、前記上流側原動モータ1Aと下流側原動モータ1Bは、前記上流側印刷ユニット群駆動制御装置40により、速度及び位相の同期制御が行われると共に、この同期制御の異常が後述する同期異常判断装置(制御手段)80により判断されるようになっている。即ち、同期異常判断装置80は、前記圧胴側周速度測定器6Aと渡胴側周速度測定器6Bとからの信号により、前記上流側印刷ユニット群20Aの最後の圧胴23と下流側印刷ユニット群20Bの最初の渡胴24との回転位相差(位置偏差)を求め、この回転位相差(位置偏差)から同期異常を判断するようになっている。
図1A及び図1Bに示すように、上流側印刷ユニット群駆動制御装置40は、CPU41とROM42とRAM43との他に、各入出力装置44a〜44f,インタフェース46及び内部クロック・カウンタ45がBUS(母線)で接続されてなる。
また、BUSには、緩動回転速度記憶用メモリM1,現在の設定回転速度記憶用メモリM2,前回の設定回転速度記憶用メモリM3,下流側印刷ユニット群駆動制御装置に現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信する時間間隔記憶用メモリM4,上流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタのカウント値記憶用メモリM5,上流側印刷ユニット群の現在の回転位相記憶用メモリM6,下流側印刷ユニット群の回転位相の補正値記憶用メモリM7,下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM8が接続される。
また、BUSには、指令回転速度記憶用メモリM9,増速時の回転速度修正値記憶用メモリM11,修正した現在の設定回転速度記憶用メモリM11,減速時の回転速度修正値記憶用メモリM12,上流側印刷ユニット群及び下流側印刷ユニット群の原動モータ用ロータリ・エンコーダに接続されたF/V変換器の出力記憶用メモリM13,現在の上流側印刷ユニット群及び下流側印刷ユニット群の回転速度記憶用メモリM14が接続される。
入出力装置44aには、同期運転開始スイッチ47と同期運転停止スイッチ48とキーボートや各種スイッチ及びボタン等の入力装置49とCRTやランプ等の表示器50とプリンタやフロッピィー・ディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置51が接続される。
入出力装置44bには、回転速度設定器52が接続される。
入出力装置44cには、D/A変換器53及び上流側原動モータ・ドライバ54を介して上流側原動モータ1Aが接続される。
入出力装置44dには、上流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ55を介して前記上流側原動モータ1Aに連結駆動される上流側原動モータ用ロータリ・エンコーダ8Aが接続される。また、上流側原動モータ用ロータリ・エンコーダ8Aは前記上流側原動モータ・ドライバ54にも接続される。
入出力装置44eには、A/D変換器56及びF/V変換器57を介して前述した上流側原動モータ用ロータリ・エンコーダ8Aが接続される。
入出力装置44fには、A/D変換器58及びF/V変換器59を介して下流側原動モータ用ロータリ・エンコーダ8Bが接続される。
そして、インタフェース46には、印刷機制御装置90と下流側印刷ユニット群駆動制御装置60と同期異常判断装置80が接続される。
図2に示すように、下流側印刷ユニット群駆動制御装置60は、CPU61とROM62とRAM63との他に、各入出力装置64a〜64c,インタフェース65がBUS(母線)で接続されてなる。
また、BUSには、現在の設定回転速度記憶用メモリM15,下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相記憶用メモリM16,下流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタのカウント値記憶用メモリM17,下流側印刷ユニット群の現在の回転位相記憶用メモリM18,下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差記憶用メモリM19が接続される。
また、BUSには、下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差の絶対値記憶用メモリM20,下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差の許容値記憶用メモリM21,指令回転速度記憶用メモリM22,下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差−設定回転速度の補正値変換テーブル記憶用メモリM23,設定回転速度の補正値記憶用メモリM24が接続される。
入出力装置64aには、キーボートや各種スイッチ及びボタン等の入力装置66とCRTやランプ等の表示器67とプリンタやフロッピィー・ディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置68が接続される。
入出力装置64bには、D/A変換器69及び下流側原動モータ・ドライバ70を介して下流側原動モータ1Bが接続される。
入出力装置64cには、下流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ71を介して前記下流側原動モータ1Bに連結駆動される下流側原動モータ用ロータリ・エンコーダ8Bが接続される。また、下流側原動モータ用ロータリ・エンコーダ8Bは前記下流側原動モータ・ドライバ70にも接続される。
そして、インタフェース65には、上流側印刷ユニット群駆動制御装置40が接続される。
図3A及び図3Bに示すように、同期異常判断装置80は、CPU81とROM82とRAM83との他に、各入出力装置84a,84b及びインタフェース85がBUS(母線)で接続されてなる。
また、BUSには、カウント値N記憶用メモリM25,周速度を測定する時間間隔記憶用メモリM26,圧胴側周速度測定器の出力記憶用メモリM27,渡胴側周速度測定器の出力記憶用メモリM28,圧胴の現在の周速度記憶用メモリM29,圧胴の周速度の平均値記憶用メモリM30,渡胴の現在の周速度記憶用メモリM31,渡胴の周速度の平均値記憶用メモリM32が接続される。尚、メモリM26に記憶される周速度を測定する時間間隔は、枚葉印刷機が通常印刷中に後記上流側及び下流側原動モータ用ロータリ・エンコーダ8A,8Bより発生されるクロック・パルスの時間間隔より、短い時間間隔に設定される。
また、BUSには、圧胴の速度変動記憶用メモリM33,渡胴の速度変動記憶用メモリM34,速度偏差記憶用メモリM35,位置偏差記憶用メモリM36,位置偏差の絶対値記憶用メモリM37,位置偏差の許容値記憶用メモリM38,現在までの圧胴の周速度の合計記憶用メモリM39,現在の圧胴の周速度の合計記憶用メモリM40,(カウント値N+1)記憶用メモリM41,現在までの渡胴の周速度の合計記憶用メモリM42,現在の渡胴の周速度の合計記憶用メモリM43が接続される。
入出力装置84aには、A/D変換器86を介して圧胴側周速度測定器6Aが接続される。
入出力装置84bには、A/D変換器87を介して渡胴側周速度測定器6Bが接続される。
そして、インタフェース85には、上流側印刷ユニット群駆動制御装置40が接続される。
このように構成されるため、上流側印刷ユニット群駆動制御装置40は、図4A乃至図4D,図5A乃至図5C,図6A乃至図6C,図7A及び図7Bに示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1で同期運転開始スイッチ47がONされたか否かを判断し、可であれば後述するステップP4に移行する一方、否であればステップP2で回転速度設定器52に設定回転速度が入力されたか否かを判断する。
次に、前記ステップP2で可であればステップP3で回転速度設定器52より設定回転速度を読込み、現在の設定回転速度記憶用メモリM2に記憶してステップP1に戻る一方、否であれば直にステップP1に戻る。
次に、前述したステップP4で下流側印刷ユニット群駆動制御装置60に同期運転開始指令を送信した後、ステップP5で下流側印刷ユニット群駆動制御装置60に原点合わせ開始指令を送信する。
次に、ステップP6で緩動回転速度をメモリM1から読込んだ後、ステップP7で現在の設定回転速度記憶用メモリM2及び前回の設定回転速度記憶用メモリM3に緩動回転速度を書き込む。
次に、ステップP8で内部クロック・カウンタ(経過時間のカウント用)45のカウントを開始した後、ステップP9で下流側印刷ユニット群駆動制御装置に現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信する時間間隔をメモリM4から読込む。
次に、ステップP10で内部クロック・カウンタ45のカウント値を読込んだ後、ステップP11で内部クロック・カウンタのカウント値≧下流側印刷ユニット群駆動制御装置に現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信する時間間隔か否かを判断する。
次に、前記ステップP11で可であればステップP12で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ55よりカウント値を読込み、メモリM5に記憶した後、ステップP13で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ55のカウント値より上流側印刷ユニット群の現在の回転位相を演算してメモリM6に記憶する。
次に、ステップP14で下流側印刷ユニット群の回転位相の補正値をメモリM7から読込んだ後、ステップP15で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相に下流側印刷ユニット群の回転位相の補正値を加算し、下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を演算してメモリM8に記憶する。
次に、ステップP16で現在の設定回転速度(緩動)をメモリM2から読込んだ後、ステップP17で下流側印刷ユニット群駆動制御装置60に現在の設定回転速度(緩動)及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信する。
次に、ステップP18で指令回転速度記憶用メモリM9に現在の設定回転速度(緩動)を上書きした後、ステップP19で上流側原動モータ・ドライバ54に指令回転速度を出力し、次いで、ステップP20で現在の設定回転速度(緩動)を前回の設定回転速度記憶用メモリM3に記憶してステップP8に戻る。
一方、前記ステップP11で否であればステップP21で下流側印刷ユニット群駆動制御装置60より原点合わせ完了信号が送信されたか否かを判断し、可であれば後述するステップP22へ移行する一方、否であればステップP9に戻る。
次に、前述したステップP22で下流側印刷ユニット群駆動制御装置に現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信する時間間隔をメモリM4から読込んだ後、ステップP23で内部クロック・カウンタ45のカウント値を読込む。
次に、ステップP24で内部クロック・カウンタのカウント値≧下流側印刷ユニット群駆動制御装置に現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信する時間間隔か否かを判断し、可であればステップP25で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ55よりカウント値を読込み、メモリM5に記憶する一方、否であればステップP22に戻る。
次に、ステップP26で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ55のカウント値より上流側印刷ユニット群の現在の回転位相を演算してメモリM6に記憶した後、ステップP27で下流側印刷ユニット群の回転位相の補正値をメモリM7から読込む。
次に、ステップP28で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相に下流側印刷ユニット群の回転位相の補正値を加算し、下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を演算してメモリM8に記憶した後、ステップP29で現在の設定回転速度(緩動)をM2から読込む。
次に、ステップP30で下流側印刷ユニット群駆動制御装置60に現在の設定回転速度(緩動)及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信した後、ステップP31で指令回転速度記憶用メモリM9に現在の設定回転速度(緩動)を上書きする。
次に、ステップP32で上流側原動モータ・ドライバ54に指令回転速度を出力した後、ステップP33で現在の設定回転速度(緩動)を前回の設定回転速度記憶用メモリM3に記憶する。
次に、ステップP34で印刷機制御装置90に印刷開始指令を送信した後、ステップP35で同期異常判断装置80に測定開始指令を送信する。
次に、ステップP36で内部クロック・カウンタ(経過時間のカウント用)45のカウントを開始した後、ステップP37で下流側印刷ユニット群駆動制御装置に現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信する時間間隔をメモリM4から読込む。
次に、ステップP38で内部クロック・カウンタ45のカウント値を読込んだ後、ステップP39で内部クロック・カウンタのカウント値≧下流側印刷ユニット群駆動制御装置に現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信する時間間隔か否かを判断する。
次に、前記ステップP39で可であれば後述するステップP41へ移行する一方、否であればステップP40で同期異常判断装置80より異常信号が送信されたか否かを判断する。ここで可であれば後述するステップP79へ移行する一方、否であればステップP37に戻る。
次に、前述したステップP41で前回の設定回転速度をメモリM3から読込んだ後、ステップP42で増速時の回転速度修正値をメモリM10から読込む。
次に、ステップP43で前回の設定回転速度に増速時の回転速度修正値を加算し、修正した現在の設定回転速度を演算してメモリM11に記憶した後、ステップP44で回転速度設定器52より設定回転速度を読込み、現在の設定回転速度記憶用メモリM2に記憶する。
次に、ステップP45で修正した現在の設定回転速度<現在の設定回転速度か否かを判断し、可であればステップP46で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ55よりカウント値を読込み、メモリM5に記憶する一方、否であれば後述するステップP55に移行する。
次に、ステップP47で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ55のカウント値より上流側印刷ユニット群の現在の回転位相を演算してメモリM6に記憶した後、ステップP48で下流側印刷ユニット群の回転位相の補正値をメモリM7から読込む。
次に、ステップP49で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相に下流側印刷ユニット群の回転位相の補正値を加算し、下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を演算してメモリM8に記憶した後、ステップP50で現在の設定回転速度記憶用メモリM2に修正した現在の設定回転速度を記憶する。
次に、ステップP51で下流側印刷ユニット群駆動制御装置60に現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信した後、ステップP52で指令回転速度記憶用メモリM9に現在の設定回転速度を上書きする。
次に、ステップP53で上流側原動モータ・ドライバ54に指令回転速度を出力した後、ステップP54で現在の設定回転速度を前回の設定回転速度記憶用メモリM3に記憶してステップP36に戻る。
次に、前述したステップP55で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ55よりカウント値を読込み、メモリM5に記憶した後、ステップP56で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ55のカウント値より上流側印刷ユニット群の現在の回転位相を演算してメモリM6に記憶する。
次に、ステップP57で下流側印刷ユニット群の回転位相の補正値をメモリM7から読込んだ後、ステップP58で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相に下流側印刷ユニット群の回転位相の補正値を加算し、下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を演算してメモリM8に記憶する。
次に、ステップP59で回転速度設定器52より設定回転速度を読込み、現在の設定回転速度記憶用メモリM2に記憶した後、ステップP60で下流側印刷ユニット群の駆動制御装置60に現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信する。
次に、ステップP61で指令回転速度記憶用メモリM9に現在の設定回転速度を上書きした後、ステップP62で上流側原動モータ・ドライバ54に指令回転速度を出力し、次いで、ステップP63で現在の設定回転速度を前回の設定回転速度記憶用メモリM3に記憶する。
次に、ステップP64で内部クロック・カウンタ(経過時間のカウント用)45のカウントを開始した後、ステップP65で下流側印刷ユニット群駆動制御装置に現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信する時間間隔をメモリM4から読込む。
次に、ステップP66で内部クロック・カウンタ45のカウント値を読込んだ後、ステップP67で内部クロック・カウンタのカウント値≧下流側印刷ユニット群駆動制御装置に現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信する時間間隔か否かを判断する。
次に、前記ステップP67で可であれば後述するステップP68へ移行する一方、否であればステップP77で同期異常判断装置80より異常信号が送信されたか否かを判断する。
次に、前記ステップP77で可であれば後述するステップP79へ移行する一方、否であればステップP78で同期運転停止スイッチ48がONか否かを判断する。ここで可であれば後述するステップP79へ移行する一方、否であればステップP65に戻る。
次に、ステップP68で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ55よりカウント値を読込み、メモリM5に記憶した後、ステップP69で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ55のカウント値より上流側印刷ユニット群の現在の回転位相を演算してメモリM6に記憶する。
次に、ステップP70で下流側印刷ユニット群の回転位相の補正値をメモリM7から読込んだ後、ステップP71で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相に下流側印刷ユニット群の回転位相の補正値を加算し、下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を演算してメモリM8に記憶する。
次に、ステップP72で回転速度設定器52より設定回転速度を読込み、現在の設定回転速度記憶用メモリM2に記憶した後、ステップP73で下流側印刷ユニット群駆動制御装置60に現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信し、次いで、ステップP74で指令回転速度記憶用メモリM9に現在の設定回転速度を上書きする。
次に、ステップP75で上流側原動モータ・ドライバ54に指令回転速度を出力した後、ステップP76で現在の設定回転速度を前回の設定回転速度記憶用メモリM3に記憶してステップP64に戻る。
一方、前述したステップP79で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ55よりカウント値を読込み、メモリM5に記憶した後、ステップP80で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ55のカウント値より上流側印刷ユニット群の現在の回転位相を演算してメモリM6に記憶する。
次に、ステップP81で下流側印刷ユニット群の回転位相の補正値をメモリM7から読込んだ後、ステップP82で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相に下流側印刷ユニット群の回転位相の補正値を加算し、下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を演算してメモリM8に記憶する。
次に、ステップP83で回転速度設定器52より設定回転速度を読込み、現在の設定回転速度記憶用メモリM2に記憶した後、ステップP84で下流側印刷ユニット群の駆動制御装置60に現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信する。
次に、ステップP85で指令回転速度記憶用メモリM9に現在の設定回転速度を上書きした後、ステップP86で上流側原動モータ・ドライバ54に指令回転速度を出力し、次いで、ステップP87で現在の設定回転速度を前回の設定回転速度記憶用メモリM3に記憶する。
次に、ステップP88で印刷機制御装置90に印刷停止指令を送信した後、ステップP89で同期異常判断装置80に測定停止指令を送信する。
次に、ステップP90で内部クロック・カウンタ(経過時間のカウント用)45のカウントを開始した後、ステップP91で下流側印刷ユニット群駆動制御装置に現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信する時間間隔をメモリM4から読込む。
次に、ステップP92で内部クロック・カウンタ45のカウント値を読込んだ後、ステップP93で内部クロック・カウンタのカウント値≧下流側印刷ユニット群駆動制御装置に現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信する時間間隔か否かを判断する。
次に、前記ステップP93で可であればステップP94で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ55よりカウント値を読込み、メモリM5に記憶した後、ステップP95で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ55のカウント値より上流側印刷ユニット群の現在の回転位相を演算してメモリM6に記憶する。
次に、ステップP96で下流側印刷ユニット群の回転位相の補正値をメモリM7から読込んだ後、ステップP97で上流側印刷ユニット群の現在の回転位相に下流側印刷ユニット群の回転位相の補正値を加算し、下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を演算してメモリM8に記憶する。
次に、ステップP98で前回の設定回転速度をメモリM3から読込んだ後、ステップP99で減速時の回転速度修正値をメモリM12から読込み、次いで、ステップP100で前回の設定回転速度より減速時の回転速度修正値を減算し、修正した現在の設定回転速度を演算してメモリM11に記憶する。
次に、ステップP101で修正した現在の設定回転速度<0か否かを判断し、可であればステップP102で修正した現在の設定回転速度をゼロに書換えて後述するステップP103へ移行する一方、否であれば直にステップP103へ移行する。次に、ステップP103で現在の設定回転速度記憶用メモリM2に修正した現在の設定回転速度を記憶する。
次に、ステップP104で下流側印刷ユニット群駆動制御装置60に現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を送信した後、ステップP105で指令回転速度記憶用メモリM9に現在の設定回転速度を上書きする。
次に、ステップP106で上流側原動モータ・ドライバ54に指令回転速度を出力した後、ステップP107で現在の設定回転速度を前回の設定回転速度記憶用メモリM3に記憶してステップP90に戻る。
一方、前記ステップP93で否であればステップP108で上流側印刷ユニット群20A及び下流側印刷ユニット群20Bの原動モータ用ロータリ・エンコーダ8A,8Bに接続されたF/V変換器57,59の出力をA/D変換器56,58から読み込んでメモリM13に記憶した後、ステップP109で上流側印刷ユニット群20A及び下流側印刷ユニット群20Bの原動モータ用ロータリ・エンコーダ8A,8Bに接続されたF/V変換器57,59の出力より現在の上流側印刷ユニット群及び下流側印刷ユニット群の回転速度を演算してメモリM14に記憶する。
次に、ステップP110で現在の上流側印刷ユニット群及び下流側印刷ユニット群の回転速度=ゼロか否かを判断し、可であればステップP111で下流側印刷ユニット群駆動制御装置60に同期運転停止指令を送信してステップP1に戻る一方、否であればステップP91に戻る。以後、この動作を繰り返す。
以上の動作フローによって、上流側印刷ユニット群駆動制御装置40は下流側印刷ユニット群駆動制御装置60に対し同期運転開始指令と同期運転停止指令を送信すると共に同期異常判断装置80に対し測定開始指令と測定停止指令を送信し、かつ印刷機制御装置90に対し印刷開始指令と印刷停止指令を送信する。
下流側印刷ユニット群駆動制御装置60は、図8A及び図8B,図9A及び図9B,図10A及び図10Bに示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1で上流側印刷ユニット群駆動制御装置40より同期運転開始指令が送信され、ステップP2で上流側印刷ユニット群駆動制御装置40より原点合わせ開始指令が送信され、次いで、ステップP3で上流側印刷ユニット群駆動制御装置40より現在の設定回転速度(緩動)及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相が送信されたら、ステップP4で上流側印刷ユニット群駆動制御装置40より現在の設定回転速度(緩動)及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を受信してメモリM15及びメモリM16に記憶する。
次に、ステップP5で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ71よりカウント値を読込み、メモリM17に記憶した後、ステップP6で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ71のカウント値より下流側印刷ユニット群の現在の回転位相を演算してメモリM18に記憶する。
次に、ステップP7で下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相より下流側印刷ユニット群の現在の回転位相を減算し、下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差を演算してメモリM19に記憶した後、ステップP8で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差より下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差の絶対値を演算してメモリM20に記憶する。
次に、ステップP9で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差の許容値をメモリM21から読込んだ後、ステップP10で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差の絶対値≦下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差の許容値か否かを判断する。
次に、前記ステップP10で可であれば後述するステップP17へ移行する一方、否であればステップP11で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差−設定回転速度の補正値変換テーブルをメモリM23から読込む。
次に、ステップP12で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差をメモリM19から読込んだ後、ステップP13で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差−設定回転速度の補正値変換テーブルを用いて、下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差より設定回転速度の補正値を求め、メモリM24に記憶する。
次に、ステップP14で現在の設定回転速度(緩動)をメモリM15から読込んだ後、ステップP15で現在の設定回転速度(緩動)に設定回転速度の補正値を加算し、指令回転速度を演算してメモリM22に記憶する。次いで、ステップP16で下流側原動モータ・ドライバ70に指令回転速度を出力してステップP3に戻る。
次に、前述したステップP17で現在の設定回転速度(緩動)をメモリM15から読込んだ後、ステップP18で指令回転速度記憶用メモリM22に現在の設定回転速度(緩動)を上書きする。
次に、ステップP19で下流側原動モータ・ドライバ70に指令回転速度を出力した後、ステップP20で上流側印刷ユニット群駆動制御装置40に原点合わせ完了信号を送信する。
次に、ステップP21で上流側印刷ユニット群駆動制御装置40より現在の設定回転速度(緩動)及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相が送信されたら、ステップP22で上流側印刷ユニット群駆動制御装置40より現在の設定回転速度(緩動)及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を受信してメモリM15及びメモリM16に記憶する。
次に、ステップP23で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ71よりカウント値を読込み、メモリM17に記憶した後、ステップP24で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ71のカウント値より下流側印刷ユニット群の現在の回転位相を演算してメモリM18に記憶する。
次に、ステップP25で下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相より下流側印刷ユニット群の現在の回転位相を減算し、下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差を演算してメモリM19に記憶した後、ステップP26で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差より下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差の絶対値を演算してメモリM20に記憶する。
次に、ステップP27で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差の許容値をメモリM21から読込んだ後、ステップP28で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差の絶対値≦下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差の許容値か否かを判断する。
次に、前記ステップP28で可であればステップP29で現在の設定回転速度(緩動)をメモリM15から読込んだ後、ステップP30で指令回転速度記憶用メモリM22に現在の設定回転速度(緩動)を上書きする。次いで、ステップP31で下流側原動モータ・ドライバ70に指令回転速度を出力して後述するステップP38へ移行する。
一方、前記ステップP28で否であればステップP32で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差−設定回転速度の補正値変換テーブルをメモリM23から読込んだ後、ステップP33で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差をメモリM19から読込む。
次に、ステップP34で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差−設定回転速度の補正値変換テーブルを用いて、下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差より設定回転速度の補正値を求め、メモリM24に記憶した後、ステップP35で現在の設定回転速度(緩動)をメモリM15から読込む。
次に、ステップP36で現在の設定回転速度(緩動)に設定回転速度の補正値を加算し、指令回転速度を演算してメモリM22に記憶した後、ステップP37で下流側原動モータ・ドライバ70に指令回転速度を出力する。
次に、前述したステップP38で上流側印刷ユニット群駆動制御装置40より現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相が送信されたか否かを判断し、可であれば後述するステップP40へ移行する一方、否であればステップP39で上流側印刷ユニット群駆動制御装置40より同期運転停止指令が送信されたか否かを判断する。ここで、可であればステップP1に戻る一方、否であればステップP38に戻る。
次に、前述したステップP40で上流側印刷ユニット群駆動制御装置40より現在の設定回転速度及び下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相を受信してメモリM15及びメモリM16に記憶した後、ステップP41で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ71よりカウント値を読込み、メモリM17に記憶する。
次に、ステップP42で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相検出用カウンタ71のカウント値より下流側印刷ユニット群の現在の回転位相を演算してメモリM18に記憶した後、ステップP43で下流側印刷ユニット群の仮想の現在の回転位相より下流側印刷ユニット群の現在の回転位相を減算し、下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差を演算してメモリM19に記憶する。
次に、ステップP44で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差より下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差の絶対値を演算してメモリM20に記憶した後、ステップP45で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差の許容値をメモリM21から読込む。
次に、ステップP46で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差の絶対値≦下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差の許容値か否かを判断し、可であればステップP47で現在の設定回転速度をメモリM15から読込む一方、否であれば後述するステップP50へ移行する。
次に、ステップP48で指令回転速度記憶用メモリM22に現在の設定回転速度を上書きした後、ステップP49で下流側原動モータ・ドライバ70に指令回転速度を出力してステップP38に戻る。
次に、前述したステップP50で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差−設定回転速度の補正値変換テーブルをメモリM23から読込んだ後、ステップP51で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差をメモリM19から読込む。
次に、ステップP52で下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差−設定回転速度の補正値変換テーブルを用いて、下流側印刷ユニット群の現在の回転位相の差より設定回転速度の補正値を求め、メモリM24に記憶した後、ステップP53で現在の設定回転速度をメモリM15から読込む。
次に、ステップP54で現在の設定回転速度に設定回転速度の補正値を加算し、指令回転速度を演算してメモリM22に記憶した後、ステップP55で下流側原動モータ・ドライバ70に指令回転速度を出力してステップP38に戻る。以後、この動作を繰り返す
以上の動作フローによって、下流側印刷ユニット群駆動制御装置60は上流側印刷ユニット群駆動制御装置40からの同期運転開始指令と同期運転停止指令に応動して下流側原動モータ1Bを上流側原動モータ1Aに対し同期制御する。
同期異常判断装置80は、図11A乃至図11Dに示す動作フローにしたがって動作する。
即ち、ステップP1でカウント値N記憶用メモリM25にゼロを記憶した後、ステップP2で上流側印刷ユニット群駆動制御装置40より測定開始指令が送信されると、ステップP3で内部クロック・カウンタ(経過時間のカウント用)88のカウントを開始する。
次に、ステップP4で周速度を測定する時間間隔をメモリM26から読込んだ後、ステップP5で内部クロック・カウンタ88のカウント値を読込む。
次に、ステップP6で内部クロック・カウンタのカウント値=回転速度を測定する時間間隔か否かを判断し、可であればステップP7で圧胴側周速度測定器6Aより出力を読込み、メモリM27に記憶する一方、否であればステップP4に戻る。
次に、ステップP8で渡胴側周速度測定器6Bより出力を読込み、メモリM28に記憶した後、ステップP9で圧胴側周速度測定器6Aの出力をメモリM27から読込む。
次に、ステップP10で圧胴側周速度測定器6Aの出力より圧胴23(上流側印刷ユニット群20Aの最後の圧胴で以下同じである)の現在の周速度を演算してメモリM29に記憶した後、ステップP11で圧胴23の現在の周速度を圧胴の周速度の平均値記憶用メモリM30に記憶する。
次に、ステップP12で渡胴側周速度測定器6Bの出力をメモリM28から読込んだ後、ステップP13で渡胴側周速度測定器6Bの出力より、渡胴24(下流側印刷ユニット群20Bの最初の渡胴で以下同じである)の現在の周速度を演算してメモリM31に記憶する。
次に、ステップP14で渡胴24の現在の周速度を渡胴の周速度の平均値記憶用メモリM32に記憶した後、ステップP15でカウント値NをメモリM25から読込む。
次に、ステップP16でカウント値Nに1を加算し、メモリM25に上書きした後、ステップP17で内部クロック・カウンタ(経過時間のカウント用)88のカウントを開始する。
次に、ステップP18で周速度を測定する時間間隔をメモリM26から読込んだ後、ステップP19で内部クロック・カウンタ88のカウント値を読込む。
次に、ステップP20で内部クロック・カウンタのカウント値=回転速度を測定する時間間隔か否かを判断し、可であれば後述するステップP22へ移行する一方、否であればステップP21で上流側印刷ユニット群駆動制御装置40より測定停止指令が送信されたか否かを判断する。ここで可であればステップP1に戻る一方、否であればステップP18に戻る。
次に、前述したステップP22で圧胴側周速度測定器6Aより出力を読込み、メモリM27に記憶した後、ステップP23で渡胴側周速度測定器6Bより出力を読込み、メモリM28に記憶する。
次に、ステップP24で圧胴側周速度測定器6Aの出力をメモリM27から読込んだ後、ステップP25で圧胴側周速度測定器6Aの出力より圧胴23の現在の周速度を演算してメモリM29に記憶する。
次に、ステップP26で圧胴23の周速度の平均値をメモリM30から読込んだ後、ステップP27で圧胴23の現在の周速度より圧胴23の周速度の平均値を減算し、圧胴23の速度変動を演算してメモリM33に記憶する。
次に、ステップP28で渡胴側周速度測定器6Bの出力をメモリM28から読込んだ後、ステップP29で渡胴側周速度測定器6Bの出力より渡胴24の現在の周速度を演算してメモリM31に記憶する。
次に、ステップP30で渡胴24の周速度の平均値をメモリM32から読込んだ後、ステップP31で渡胴24の現在の周速度より渡胴24の周速度の平均値を減算し、渡胴24の速度変動を演算してメモリM34に記憶する。
次に、ステップP32で圧胴23の速度変動より渡胴24の速度変動を減算し、速度偏差を演算してメモリM35に記憶した後、ステップP33で周速度を測定する時間間隔をメモリM26から読込む。
次に、ステップP34で速度偏差に周速度を測定する時間間隔を乗算し、位置偏差を演算してメモリM36に記憶した後、ステップP35で位置偏差より位置偏差の絶対値を演算してメモリM37に記憶する。
次に、ステップP36で位置偏差の許容値をメモリM38から読込んだ後、ステップP37で位置偏差の絶対値≦位置偏差の許容値か否かを判断する。
次に、前記ステップP37で可であれば後述するステップP39へ移行する一方、否であればステップP38で上流側印刷ユニット群駆動制御装置40に異常信号を送信してステップP1に戻る。
次に、前述したステップP39で圧胴23の周速度の平均値をメモリM30から読込んだ後、ステップP40でカウント値NをメモリM25から読込む。
次に、ステップP41で圧胴23の周速度の平均値にカウント値を乗算し、現在までの圧胴23の周速度の合計を演算してメモリM39に記憶した後、ステップP42で圧胴23の現在の周速度をメモリM29から読込む。
次に、ステップP43で現在までの圧胴23の周速度の合計に圧胴23の現在の周速度を加算し、現在の圧胴23の周速度の合計を演算してメモリM40に記憶した後、ステップP44でカウント値NをメモリM25から読込む。
次に、ステップP45でカウント値Nに1を加算し、(カウント値N+1)を演算してメモリM41に記憶した後、ステップP46で現在の圧胴23の周速度の合計を(カウント値N+1)で除算し、圧胴23の周速度の平均値を演算してメモリM30に上書きする。
次に、ステップP47で渡胴24の周速度の平均値をメモリM32から読込んだ後、ステップP48でカウント値NをメモリM25から読込む。
次に、ステップP49で渡胴24の周速度の平均値にカウント値を乗算し、現在までの渡胴24の周速度の合計を演算してメモリM42に記憶した後、ステップP50で渡胴24の現在の周速度をメモリM31から読込む。
次に、ステップP51で現在までの渡胴24の周速度の合計に渡胴24の現在の周速度を加算し、現在の渡胴24の周速度の合計を演算してメモリM43に記憶した後、ステップP52で(カウント値N+1)をメモリM41から読込む。
次に、ステップP53で現在の渡胴24の周速度の合計を(カウント値N+1)で除算し、渡胴24の周速度の平均値を演算してメモリM32に上書きした後、ステップP54でカウント値NをメモリM25から読込む。次いで、ステップP55でカウント値Nに1を加算し、メモリM25に上書きしてステップP17に戻る。以後、この動作を繰り返す。
以上の動作フローによって、同期異常判断装置80は、上流側印刷ユニット群駆動制御装置40からの測定開始指令と測定停止指令に応動して、圧胴側周速度測定器6Aと渡胴側周速度測定器6Bからの信号により上流側印刷ユニット群20Aの最後の圧胴23と下流側印刷ユニット群20Bの最初の渡胴24との回転位相差(位置偏差)を求め、これにより同期異常と判断した際には、上流側印刷ユニット群駆動制御装置40に異常信号を送信する。この結果、上流側印刷ユニット群駆動制御装置40は印刷機制御装置90に印刷停止指令を送信し、印刷機の駆動を停止する。
このように本実施例では、上流側原動モータ1Aにより回転駆動される上流側印刷ユニット群20Aの最後の圧胴23と下流側原動モータ1Bにより回転駆動される下流側印刷ユニット群20Bの最初の渡胴24との回転位相差(位置偏差)を求めることにより、前記圧胴23と渡胴24との同期異常を定量的に瞬時に判断することができ、その後の印刷機の対応(印刷機の停止,胴抜き等)が迅速に行えて、印刷障害の発生を最小限に抑えられると共に、印刷機の異常停止後復帰までの時間を短縮して稼働率を向上させることができる。
また、前記圧胴23及び渡胴24の周速度を測定する圧胴側周速度測定器6A及び渡胴側周速度測定器6Bは、圧胴23及び渡胴24のベアラ23a及び24aの周面に対向して設けられ、当該ベアラ23a及び24aの周面にて周速度を測定するので、切欠部を備える圧胴23及び渡胴24の胴周面にて周速度を測定するのと異なり、正確に周速度を測定することができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であることはいうまでもない。例えば、図示例では処理機として、コーティング処理ユニット20gやエンボス加工ユニット20iを備えた枚葉印刷機に例をとったが、その他の処理ユニットを備えた枚葉印刷機や反転枚葉印刷機にも適用することができる。
本発明の一実施例を示す上流側印刷ユニット群駆動制御装置のハード・ブロック図である。 本発明の一実施例を示す上流側印刷ユニット群駆動制御装置のハード・ブロック図である。 下流側印刷ユニット群駆動制御装置のハード・ブロック図である。 同期異常判断装置のハード・ブロック図である。 同期異常判断装置のハード・ブロック図である。 上流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 上流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 上流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 上流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 上流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 上流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 上流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 上流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 上流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 上流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 上流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 上流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 下流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 下流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 下流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 下流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 下流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 下流側印刷ユニット群駆動制御装置の動作フロー図である。 同期異常判断装置の動作フロー図である。 同期異常判断装置の動作フロー図である。 同期異常判断装置の動作フロー図である。 同期異常判断装置の動作フロー図である。 枚葉印刷機の概略構成を示す側面図である。 枚葉印刷機の駆動分離部を示す平面図である。
符号の説明
1A 上流側原動モータ
1B 下流側原動モータ
2 圧胴のギア
3 渡胴のギア
6A 圧胴側周速度測定器
6B 渡胴側周速度測定器
8A 上流側原動モータ用ロータリ・エンコーダ
8B 下流側原動モータ用ロータリ・エンコーダ
10 給紙部
20 印刷部
20A 上流側印刷ユニット群
20B 下流側印刷ユニット群
23 圧胴
24 渡胴
30 排紙部
40 上流側印刷ユニット群駆動制御装置
60 下流側印刷ユニット群駆動制御装置
80 同期異常判断装置
90 印刷機制御装置

Claims (10)

  1. 第1の駆動手段によって駆動される第1の被駆動手段と、
    前記第1の被駆動手段を介して前記第1の駆動手段によって回転駆動される第2の被駆動手段と、
    被処理部材を保持する第1の保持部が設けられた切欠部を備え、前記第2の被駆動手段によって回転駆動される第1の回転体と、
    前記第1の回転体の前記第1の保持部より前記被処理部材を受け取る第2の保持部が設けられた切欠部を備え、第2の駆動手段によって回転駆動される第2の回転体と、
    を備えた処理機において、
    前記第1の回転体の周速を測定する第1の周速測定手段と、
    前記第2の回転体の周速を測定する第2の周速測定手段と、
    を更に備え、
    前記第1の周速測定手段及び前記第2の周速測定手段からの信号より、前記第1の回転体と前記第2の回転体の回転位相差を求めること、
    を特徴とする処理機の駆動制御方法。
  2. 前記第1の周速測定手段及び前記第2の周速測定手段からの信号より、前記第1の回転体と前記第2の回転体の速度偏差を求め、
    前記速度偏差を積分して前記回転位相差を求めること、
    を特徴とする請求項1記載の処理機の駆動制御方法。
  3. 前記第1の周速測定手段からの信号より、前記第1の回転体の速度変動を求め、
    前記第2の周速測定手段からの信号より、前記第2の回転体の速度変動を求め、
    前記第1の回転体の速度変動と前記第2の回転体の速度変動の差より前記速度偏差を求めること、
    を特徴とする請求項2記載の処理機の駆動制御方法。
  4. 前記第1の周速測定手段からの信号より、前記第1の回転体の平均速度を求め、
    前記第1の周速測定手段からの信号より求めた前記第1の回転体の周速と前記第1の回転体の平均速度の差より前記第1の回転体の速度変動を求めると共に、
    前記第2の周速測定手段からの信号より、前記第2の回転体の平均速度を求め、
    前記第2の周速測定手段からの信号より求めた前記第2の回転体の周速と前記第2の回転体の平均速度の差より前記第2の回転体の速度変動を求めること、
    を特徴とする請求項3記載の処理機の駆動制御方法。
  5. 前記回転位相差に応じて、処理機の駆動を停止すること、
    を特徴とする請求項1記載の処理機の駆動制御方法。
  6. 第1の駆動手段によって駆動される第1の被駆動手段と、
    前記第1の被駆動手段を介して前記第1の駆動手段によって回転駆動される第2の被駆動手段と、
    被処理部材を保持する第1の保持部が設けられた切欠部を備え、前記第2の被駆動手段によって回転駆動される第1の回転体と、
    前記第1の回転体の前記第1の保持部より前記被処理部材を受け取る第2の保持部が設けられた切欠部を備え、第2の駆動手段によって回転駆動される第2の回転体と、
    を備えた処理機において、
    前記第1の回転体の周速を測定する第1の周速測定手段と、
    前記第2の回転体の周速を測定する第2の周速測定手段と、
    前記第1の周速測定手段及び前記第2の周速測定手段からの信号より、前記第1の回転体と前記第2の回転体の回転位相差を求める制御手段と、
    を備えたことを特徴とする処理機の駆動制御装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記第1の周速測定手段及び前記第2の周速測定手段からの信号より、前記第1の回転体と前記第2の回転体の速度偏差を求め、
    前記速度偏差を積分して前記回転位相差を求めること、
    を特徴とする請求項6記載の処理機の駆動制御装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記第1の周速測定手段からの信号より、前記第1の回転体の速度変動を求め、
    前記第2の周速測定手段からの信号より、前記第2の回転体の速度変動を求め、
    前記第1の回転体の速度変動と前記第2の回転体の速度変動の差より前記速度偏差を求めること、
    を特徴とする請求項7記載の処理機の駆動制御装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記第1の周速測定手段からの信号より、前記第1の回転体の平均速度を求め、
    前記第1の周速測定手段からの信号より求めた前記第1の回転体の周速と前記第1の回転体の平均速度の差より前記第1の回転体の速度変動を求めると共に、
    前記第2の周速測定手段からの信号より、前記第2の回転体の平均速度を求め、
    前記第2の周速測定手段からの信号より求めた前記第2の回転体の周速と前記第2の回転体の平均速度の差より前記第2の回転体の速度変動を求めること、
    を特徴とする請求項8記載の処理機の駆動制御装置。
  10. 前記制御手段は、
    前記回転位相差に応じて、処理機の駆動を停止すること、
    を特徴とする請求項6記載の処理機の駆動制御装置。
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