JP2010088053A - 携帯端末、セキュリティドアロック解除システム及びセキュリティドアロック解除方法 - Google Patents

携帯端末、セキュリティドアロック解除システム及びセキュリティドアロック解除方法 Download PDF

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彰教 古谷
Takako Ishihara
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愛一郎 佐々木
Mitsuru Shinagawa
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Yuichi Kado
門  勇一
Seiji Yabe
誠司 矢部
Takeshi Murata
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Abstract

【課題】非正規ユーザのなりすましによるセキュリティドアのロック解除を確実に防止できるセキュリティドアロック解除システムを提供する。
【解決手段】携帯端末としての携帯電話機11に内蔵された電界通制御用のコンピュータ118が最初に、暗証番号認証アプリケーション120を起動してディスプレイ112に暗証番号入力画面を表示させ、操作部110からの暗証番号入力を受け付け、入力暗証番号をあらかじめ登録されている端末IDと共にトランシーバを通じて送信し、電界通信用の設置型トランシーバ6にて端末IDと暗証番号を受信して認証サーバ7に転送し、認証サーバにて、携帯電話機から電界通信にて送信されてきた端末IDと暗証番号とを照合し、両方の照合が共に成立したときにドアロック解除信号を送出してセキュリティドア5のドアロックを解除する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、携帯端末、セキュリティドアロック解除システム及びこれらを利用するセキュリティドアロック解除方法に関する。
近年、電界通信を行うウェアラブルコンピュータとしてのマイクロチップCPUと電界通信を行うトランシーバとを1枚のカードに組み込んだICカード型の携帯端末が開発されている。特開2006−86584号公報(特許文献1)にはそのような携帯端末が記載されている。
この従来の携帯端末101は、図12に示すようにユーザ102がこれを携帯していれば、ユーザ102の体の一部が別の電界通信装置103の電界通信電極104に触れることで伝送経路105が形成され、電界通信を開始し、逆に電界通信電極104から離れることで電界通信を終了することができる。
そこで、図12において、電界通信装置103がある部屋の入退出管理装置として、登録されたIDの人物しか入退室を許可しないセキュリティサービスを提供するものである場合、次のようにして電界通信技術を利用できる。ユーザ102の携帯する携帯端末101にはユーザ毎に割当てられたID番号を登録しておく。そして、電界通信装置103のトランシーバ(送受信機)、少なくともその電界通信電極104を出入り口のドア106あるいはドアの近くの壁に設置しておき、入室を許可されているユーザ102のID番号が登録されている携帯端末101であれば、それを携帯しているユーザがドア106若しくは壁の電界通信電極104にタッチすると携帯端末101と電界通信装置103との間で電界通信を行い、ID認証処理を行い、認証が成立すれば電界通信装置103がドアロック解除を許可してドアロックを解除させ、当該ユーザ102によるドア開操作を可能にしたり、自動ドアを開動させたりする。
このような電界通信ができる携帯端末をユーザに携帯させることで、ユーザに何らかのID入力操作をさせたりセキュリティICカードを読み取り装置に近づけたり挿入させたりする操作を要求することなく、本来のドアノブに触れるだけでドアロックを外してドアを開ける操作、あるいは自動ドアに向かって近づく動作だけでID照合を自動的に完了させることができる利便さがある。
ところが、このような電界通信機能を内蔵した携帯端末の場合、ユーザが常時携行するものであるので、ユーザがそれを置き忘れによって紛失したり、ポケットやカバンから気づかずに落下させて紛失したりすることが避けられない。そのような場合に、この電界通信機能を内蔵した携帯端末を拾った他者が正規ユーザになりすましてセキュリティドアのロック解除に使用する可能性がある。
特開2006−86584号公報
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みてなされたもので、非正規ユーザのなりすましによるセキュリティドアのロック解除を確実に予防できる携帯端末、セキュリティドアロック解除システム及びセキュリティドアロック解除方法を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、電界通信機能を司るトランシーバと、前記トランシーバの電界通信機能を制御するコンピュータと、電界通信用信号電極及びグランド電極と、文字数字入力用の操作部及び情報表示用のディスプレイとを備え、前記コンピュータは、前記ディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記操作部からの暗証番号入力を受け付け、あらかじめ登録されている電界通信用の端末IDと共に前記入力された暗証番号を前記トランシーバを通じて送信する制御をすることを特徴とする携帯端末である。
請求項2の発明は、請求項1の携帯端末において、前記コンピュータは、前記ディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記操作部からの暗証番号入力を受け付け、あらかじめ登録されている電界通信用の端末IDと共に前記入力された暗証番号を前記トランシーバを通じて送信する制御をし、かつ、前記入力された暗証番号をいったん送信した後は一定時間の間だけ前記暗証番号を記憶しておき、前記操作部からの暗証番号入力の受け付けに代えて記憶している暗証番号を呼び出して前記端末IDと共に送信することを特徴とする携帯端末である。
請求項3の発明は、電界通信機能を司るトランシーバと、前記トランシーバの電界通信機能を制御するコンピュータと、電界通信用信号電極及びグランド電極と、文字数字入力用の操作部及び情報表示用のディスプレイとを備え、前記コンピュータは、電界通信の開始時に端末IDを送信し、かつ、電界通信を通じて暗証番号認証アプリケーションの起動指令を受信した時に、あらかじめ組み込まれている暗証番号認証アプリケーションを起動し、前記ディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記操作部からの暗証番号入力を受け付けて前記トランシーバを通じて送信する制御をすることを特徴とする携帯端末である。
請求項4の発明は、請求項3の携帯端末において、前記コンピュータは、電界通信の開始時に端末IDを送信し、かつ、電界通信を通じて暗証番号認証アプリケーションの起動指令を受信した時に、あらかじめ組み込まれている暗証番号認証アプリケーションを起動し、前記ディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記操作部からの暗証番号入力を受け付けて前記トランシーバを通じて送信する制御をし、かつ、前記入力された暗証番号をいったん送信した後は一定時間の間だけ前記暗証番号を記憶しておき、前記操作部からの暗証番号入力の受け付けに代えて記憶している暗証番号を呼び出して送信することを特徴とする携帯端末である。
請求項5の発明は、電界通信機能を司るトランシーバと、前記トランシーバの電界通信機能を制御するコンピュータと、電界通信用信号電極及びグランド電極と、文字数字入力用の操作部及び情報表示用のディスプレイとを備え、前記コンピュータは、前記ディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記操作部からの暗証番号入力を受け付け、あらかじめ登録されている電界通信用の端末IDと共に前記入力された暗証番号を前記トランシーバを通じて送信する制御をする携帯端末と、前記携帯端末に内蔵されたトランシーバとの間で、前記電界通信用信号電極及びグランド電極を利用して電界通信を行う、ID認証を必要とする場所に設置された電界通信用の設置型トランシーバと、前記設置型トランシーバとネットワークを通じて接続され、セキュリティドアのロック・ロック解除を制御する認証サーバとを備え、前記認証サーバは、前記携帯端末に内蔵されたコンピュータから電界通信にて送信されてきた端末IDと暗証番号とを共に照合し、両照合が成立したときにドアロック解除指令を出力する制御をすることを特徴とするセキュリティドアロック解除システムである。
請求項6の発明は、請求項5のセキュリティドアロック解除システムにおいて、前記携帯端末におけるコンピュータは、前記ディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記操作部からの暗証番号入力を受け付け、あらかじめ登録されている電界通信用の端末IDと共に前記入力された暗証番号を前記トランシーバを通じて送信する制御をし、かつ、前記入力された暗証番号をいったん送信した後は一定時間の間だけ前記暗証番号を記憶しておき、前記操作部からの暗証番号入力の受け付けに代えて記憶している暗証番号を呼び出して前記端末IDと共に送信することを特徴とするセキュリティドアロック解除システムである。
請求項7の発明は、電界通信機能を司るトランシーバと、前記トランシーバの電界通信機能を制御するコンピュータと、電界通信用信号電極及びグランド電極と、文字数字入力用の操作部及び情報表示用のディスプレイとを備え、前記コンピュータは、電界通信の開始時に端末IDを送信し、かつ、電界通信を通じて暗証番号認証アプリケーションの起動指令を受信した時に、あらかじめ組み込まれている暗証番号認証アプリケーションを起動し、前記ディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記操作部からの暗証番号入力を受け付けて前記トランシーバを通じて送信する制御をする携帯端末と、前記携帯端末に内蔵されたトランシーバとの間で、前記電界通信用信号電極及びグランド電極を利用して電界通信を行う、ID認証を必要とする場所に設置された電界通信用の設置型トランシーバと、前記設置型トランシーバとネットワークを通じて接続され、セキュリティドアのロック・ロック解除を制御する認証サーバとを備え、前記認証サーバは、前記携帯端末に内蔵されたコンピュータから電界通信にて送信されてきた端末IDを照合し、ID照合が成立したときに前記電界通信を通じて暗証番号認証アプリケーションの起動指令を送信し、かつ、前記電界通信を通じて暗証番号が送られてきたときに暗証番号を照合し、照合が成立したときにドアロック解除指令を出力する制御をすることを特徴とするセキュリティドアロック解除システムである。
請求項8の発明は、請求項7のセキュリティドアロック解除システムにおいて、前記携帯端末におけるコンピュータは、電界通信の開始時に端末IDを送信し、かつ、電界通信を通じて暗証番号認証アプリケーションの起動指令を受信した時に、あらかじめ組み込まれている暗証番号認証アプリケーションを起動し、前記ディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記操作部からの暗証番号入力を受け付けて前記トランシーバを通じて送信する制御をし、かつ、前記入力された暗証番号をいったん送信した後は一定時間の間だけ前記暗証番号を記憶しておき、前記操作部からの暗証番号入力の受け付けに代えて記憶している暗証番号を呼び出して送信することを特徴とするセキュリティドアロック解除システムである。
請求項9の発明は、携帯端末に内蔵されたコンピュータが、電界通信の最初に、暗証番号認証アプリケーションを起動して、前記携帯端末のディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記携帯端末の操作部からの暗証番号入力を受け付け、入力された暗証番号をあらかじめ登録されている端末IDと共に当該携帯端末に内蔵された電界通信用トランシーバを通じて送信し、電界通信用の設置型トランシーバにて前記端末IDと暗証番号を受信して認証サーバに転送し、認証サーバにて、前記携帯端末のコンピュータから電界通信にて送信されてきた端末IDと暗証番号を照合し、両方の照合が成立したときにドアロック解除信号を送出することを特徴とするセキュリティドアロック解除方法である。
請求項10の発明は、請求項9のセキュリティドアロック解除方法において、前記携帯端末に内蔵されたコンピュータが、電界通信の最初に、暗証番号認証アプリケーションを起動して、前記携帯端末のディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記携帯端末の操作部からの暗証番号入力を受け付け、入力された暗証番号をあらかじめ登録されている端末IDと共に当該携帯端末に内蔵された電界通信用トランシーバを通じて送信し、かつ、前記入力された暗証番号をいったん送信した後は一定時間の間だけ前記暗証番号を記憶しておき、前記操作部からの暗証番号入力の受け付けに代えて記憶している暗証番号を呼び出して前記端末IDと共に送信することを特徴とするセキュリティドアロック解除方法である。
請求項11の発明は、携帯端末に内蔵された電界通信用トランシーバから端末IDを送信し、電界通信用の設置型トランシーバにて前記端末IDを受信して認証サーバに転送し、前記認証サーバにて、前記携帯端末のコンピュータから電界通信にて送信されてきた端末IDを照合し、照合が成立したときに前記設置型トランシーバから暗証番号認証アプリケーションの起動指令を前記携帯端末の電界通信用トランシーバに送信し、前記携帯端末に内蔵されたコンピュータにより、前記携帯端末の電界通信用トランシーバが前記暗証番号認証アプリケーションの起動指令を受信した時にあらかじめ登録されている暗証番号認証アプリケーションを起動して、前記携帯端末のディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記携帯端末の操作部からの暗証番号入力を受け付け、入力された暗証番号を前記トランシーバを通じて送信し、電界通信用の設置型トランシーバにて前記暗証番号を受信して認証サーバに転送し、前記認証サーバにて、前記暗証番号を照合し、照合が成立したときにドアロック解除信号を送出することを特徴とするセキュリティドアロック解除方法である。
請求項12の発明は、請求項11のセキュリティドアロック解除方法において、前記携帯端末に内蔵されたコンピュータが、前記携帯端末の電界通信用トランシーバが前記暗証番号認証アプリケーションの起動指令を受信した時にあらかじめ登録されている暗証番号認証アプリケーションを起動して、前記携帯端末のディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記携帯端末の操作部からの暗証番号入力を受け付け、入力された暗証番号を前記トランシーバを通じて送信し、かつ、前記入力された暗証番号をいったん送信した後は一定時間の間だけ前記暗証番号を記憶しておき、前記操作部からの暗証番号入力の受け付けに代えて記憶している暗証番号を呼び出して送信することを特徴とするセキュリティドアロック解除方法である。
本発明の携帯端末、セキュリティドアロック解除システム及びセキュリティドアロック解除方法によれば、電界通信機能を内蔵した携帯端末を携帯しているユーザがセキュリティドア近くに設置されている電界通信用の電極の上に立つことで携帯端末内のコンピュータと認証サーバとの間で電界通信用のトランシーバを介して電界通信を行い、ID認証処理を行うだけでなく、さらに、携帯端末のディスプレイにて暗証番号の入力をも促し、ID番号の認証と共に暗証番号の認証が成立して初めて認証サーバがセキュリティドアのロック解除を許可してドアロックを解除させて自動ドアを開動させたり、あるいは当該ユーザによるドア開操作を可能にしたりすることにより、非正規ユーザのなりすましによるセキュリティドアロックの解除を防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。
<第1の実施の形態>本発明の第1の実施の形態の携帯端末、セキュリティドアロック解除システム及びセキュリティドアロック解除方法について説明する。図1は本発明の第1の実施の形態のセキュリティドアロック解除システムに携帯端末として使用する電界通信機能を内蔵した折り畳み式の携帯電話機11の外観を示し、図2はその内部機能のブロック図である。
図1(a)、(b)に示すように、電界通信機能を内蔵した携帯電話機11は、操作部110に対してディスプレイ部111が折り畳み開閉回転可能な態様で接続されている。この携帯電話機11において、ディスプレイ部111のディスプレイ112に透明な電界通信用の信号電極又はグランド電極の一方(ここでは信号電極113とする)を設置し、ディスプレイ部111の背面に信号電極とグランド電極との他方(ここではグランド電極114)を設置してあり、これらの電極113,114は後述するトランシーバと電気的に接続してある。
尚、本発明においては、電界通信用の信号電極、グランド電極の設置場所や設置の形態は特に本実施の形態のものに限定されるものではない。また、携帯電話機11の形式も、図示の折り畳み式だけではなく、スライド式、ディスプレイ回転式、ストレート型等のいずれでもよい。
また、本発明の電界通信機能を内蔵した携帯端末としては、このような携帯電話機に限らず、PDAのようなコンピュータを内蔵し、操作部、ディスプレイを装備した携帯情報端末や電界通信専用の携帯端末のいずれをも使用することができる。
図2に示すように、携帯電話機11の内部には、携帯電話通信のための信号処理と諸機能を司る携帯電話部115、電源としての電池116に加えて、電界通信機能を司るトランシーバ117とコンピュータ(マイコン)118が組み込まれていて、電界通信用の信号電極(S)113とグランド電極(G)114はトランシーバ117に接続されている。
本発明の実施の形態の特徴として、コンピュータ118には暗証番号認証アプリケーション120が組み込まれていて、後述するようにその暗証番号認証アプリケーション120を起動することで、携帯電話部115のディスプレイ112に暗証番号入力画面を表示させ、また携帯電話部115の操作部110からの番号入力を受け付けて入力された暗証番号をあらかじめ登録されている端末IDと共にトランシーバ117にて送信するようにしてある。
次に、図3を用いて、本実施の形態の携帯電話機11を電界通信端末として、かつID認証装置として利用し、セキュリティゾーンのドアロック解除を行う場合の電界通信動作について説明する。セキュリティゾーンのドア5の近くの床に電極603が設置してあり、また、電界通信機能を内蔵した携帯電話機11と電界通信を執り行う相手方の電界通信用トランシーバ6がこの電極603に接続してある。さらに、コンピュータで構成される認証サーバ7がこの電界通信用トランシーバ6とLANのようなネットワークにて接続されている。
電界通信用トランシーバ6は、送信すべき情報に基づく電界を電界伝達媒体である生体に誘起させ、この誘起した電界を利用して情報の送受信を行うトランシーバである。尚、携帯電話機11の内部の電界通信用のトランシーバ117もこれと同様の内部構成である。どちらの電界通信用トランシーバも電界通信信号の送受信方式は電気式、光学式、あるいはその他の方式であってもよく、特に限定されるものではない。
図4に示すように、この電界通信用トランシーバ6は、認証サーバ7からの送信データを入出力(I/O)回路601を介して受け取ると、この送信データを送信部602を介して送受信電極603に供給し、該送受信電極603及び絶縁膜604を介して電界伝達媒体Aに電界を誘起させ、この電界を電界伝達媒体Aの他の部位に伝達させる。また逆に、電界伝達媒体Aに誘起されて伝達されてくる電界を絶縁膜604を介して送受信電極603で検出し、この電界の変化に対して信号処理回路606にて増幅、雑音除去などの信号処理を施し、さらに波形整形回路607で波形整形してから入出力(I/O)回路601を介して認証サーバ7に出力する。
認証サーバ7は、信号送受信部71、ID照合、セキュリティドア制御、その他の必要な演算制御をあらかじめ登録されているプログラムにしたがって実行する制御部72、正規資格者の電界通信端末それぞれのID番号、暗証番号を保持しているID−PWD記憶部73、複数の電界通信端末11との電界通信のログ、セキュリティドア5の制御ログ等を保持するログ情報記憶部74を備えている。
この認証サーバ7は後述するID及び暗証番号の照合が成立すればセキュリティドア5のドアロックの解除制御を行う。
このドアロックの解除制御について、図3の説明図と図5のフローチャートを用いて詳しく説明する。セキュリティゾーンのセキュリティドア5にユーザAが近づいて電界通信用トランシーバ6の電極603の上に立てば電界通信により、以下のID、暗証番号の照合処理を開始してセキュリティドア5のドアロックの解除制御が行われる。本実施の形態の認証システムの場合、ユーザAは電界通信機能内蔵の携帯電話機11を手に持って操作する必要がある。
ユーザAが電界通信用トランシーバ6の電極603の上に立つことにより、携帯電話機11のトランシーバ117と設置型トランシーバ6との間でユーザAの生体を介して電界通信が開始される(SQ11)。
電界通信が開始されると、携帯電話機11内蔵のコンピュータ118はあらかじめ組み込まれている暗証番号認証アプリケーション120を起動し、携帯電話機11のディスプレイ部111のディスプレイ112に暗証番号入力画面を表示する(SQ12)。
そこで、ユーザAが暗証番号入力画面を見て、操作部110からなんらかの暗証番号を入力すると(SQ13)、コンピュータ118はその入力された暗証番号を端末毎にあらかじめ組み込まれている端末IDと共にトランシーバ117を通じて送信する(SQ14)。
認証サーバ7は、トランシーバ6を通じてこの端末IDと暗証番号を受信すると、この端末IDと暗証番号をあらかじめ登録されている当該携帯電話機11の電界通信機能の端末ID、またユーザAの設定した暗証番号であるか否かを照合する(SQ15)。そして、端末IDとそれに対応するユーザAの暗証番号の照合が成立すれば、ドアロックの解除処理を行う(SQ16,SQ17)。
しかしながら、端末IDの照合が成立せず、あるいは暗証番号の照合が成立しなければ、照合不成立の通知を携帯電話機11に向けて送信する(SQ18)。
携帯電話機11側では、この照合不成立の通知を受信すると、コンピュータ118は暗証番号認証アプリケーション120を強制的に終了させる(SQ19)。
これにより、本実施の形態の携帯端末、セキュリティドアロック解除システム及び方法によれば、電界通信機能を内蔵した携帯電話機11を携帯しているユーザAがセキュリティドア5の近くの床に設置されている電界通信電極603の上に立つことで携帯電話機11内のコンピュータ118と認証サーバ7との間で設置型トランシーバ6及び内蔵型トランシーバ117を介して電界通信を開始しID認証処理を行うだけでなく、さらに、携帯電話機11のディスプレイ112にて暗証番号の入力をも促し、ID番号の照合と共に暗証番号の照合が成立して初めて認証サーバ7がセキュリティドア5をロック解除して自動ドアを開動させたり、あるいは当該ユーザによるドア開操作を可能にしたりするので、非正規ユーザのなりすましによるセキュリティドアロックの解除を確実に防止できる。
<第2の実施の形態>次に、本発明の第2の実施の形態の携帯端末、セキュリティドアロック解除システム及びセキュリティドアロック解除方法について、図6〜図9のフローチャートを参照して説明する。本実施の形態の特徴は、携帯電話機11の内蔵するコンピュータ118に組み込まれている暗証番号認証アプリケーション120の内容が以下に説明するように第1の実施の形態のものと異なる点にあり、その他の構成は第1の実施の形態と共通である。
本実施の形態の場合、認証サーバ7が電界通信にて携帯端末としての携帯電話機11側のコンピュータ118から端末IDを受信して照合し、照合が成立したときに携帯電話機11側に暗証番号認証アプリケーション120を起動させる指令を送信し、携帯電話機11側のコンピュータ118はこの指令を受けてあらかじめ組み込まれている暗証番号認証アプリケーション120を起動して暗証番号の入力画面を表示させるようにしている。
すなわち、図6のフローチャートに示すように、携帯電話機11を携帯しているユーザAが設置型の電界通信用トランシーバ6の電極603の上に立つことにより、携帯電話機11のトランシーバ117と設置型トランシーバ6との間で電界通信が開始される。そして電界通信が開始されると、携帯電話機11内蔵のコンピュータ118はあらかじめ組み込まれている端末IDを認証サーバ7にトランシーバ117を通じて送信する(SQ21)。
認証サーバ7は、設置型トランシーバ6を通じてこの端末IDを受信すると、この端末IDをあらかじめ登録されている携帯端末の端末IDであるか否かを照合する。そして、端末IDの認証が成立すれば、暗証番号認証アプリケーションの起動指令をトランシーバ6を通じて携帯電話機11側に送信する。端末IDの認証が成立し、認証サーバ7から暗証番号認証アプリケーションの起動指令を受信した携帯電話機11のコンピュータ118は、あらかじめ組み込まれている暗証番号認証アプリケーション120を起動し、暗証番号の入力画面を携帯電話機11のディスプレイ112に表示する(SQ22)。
この後、ユーザAが暗証番号入力画面を見て、暗証番号の認証処理が終了するまで、認証サーバ7は携帯電話機11側に接続確認を送信し(SQ23)、携帯電話機11側は接続確認応答を送信する(SQ24)。そして、この接続確認送信と接続確認応答送信とは、暗証番号が送信されるまで周期的に繰り返される(SQ25〜SQ28)。
ユーザAが暗証番号入力画面を見て、操作部110からなんらかの暗証番号を入力すると、コンピュータ118はその送られてきた暗証番号をトランシーバ117を通じて送信する(SQ29)。
認証サーバ7は、設置型トランシーバ6を通じてこの暗証番号を受信すると、暗証番号をあらかじめ登録されている当該携帯電話機11の暗証番号であるか否かを照合し、ユーザAの正規の暗証番号であると認証すれば暗証番号認証成立を通知し、携帯電話機11側では暗証番号認証アプリケーションを終了する(SQ210)。そして、認証サーバ7は、セキュリティドア5のドアロック解除を指令し、自動ドアを開動させたり、あるいは当該ユーザによるドア開操作を可能にしたりする。
携帯電話機11側で暗証番号認証アプリケーションを起動した後、ユーザAが電極603から離れて電界通信できなくなった場合、図7のシーケンスによりこのアプリケーションを終了してセキュリティドアロック解除ができないようにする。この場合、携帯電話機11を携帯しているユーザAが設置型の電界通信用トランシーバ6の電極603の上に立つことにより、携帯電話機11のトランシーバ117と設置型トランシーバ6との間で電界通信が開始される。そして電界通信が開始されると、携帯電話機11内蔵のコンピュータ118はあらかじめ組み込まれている端末IDを認証サーバ7にトランシーバ117を通じて送信する(SQ21)。
認証サーバ7は、設置型トランシーバ6を通じてこの端末IDを受信し、端末IDの認証が成立すれば暗証番号認証アプリケーションの起動指令をトランシーバ6を通じて携帯電話機11側に送信し、携帯電話機11のコンピュータ118は暗証番号認証アプリケーション120を起動し、暗証番号の入力画面を携帯電話機11のディスプレイ112に表示する(SQ22)。
この後、ユーザAが暗証番号入力画面を見て、暗証番号の認証処理が終了するまで、認証サーバ7は携帯電話機11側に接続確認を送信し(SQ23)、携帯電話機11側は接続確認応答を送信する(SQ24)。
この後に、ユーザAが電極603から離れて電界通信できなくなったとする。この場合でも、認証サーバ7は所定時間の間、接続確認送信を繰り返す(SQ25,SQ27,SQ211)。そして、所定時間の接続確認送信に対して携帯電話機11側から接続確認応答が来なくなると、認証サーバ7は電界通信を中断する。一方、携帯電話機11側も、電界通信が中断して認証サーバ7からの接続確認が一定時間以上受信できなくなると、暗証番号認証アプリケーション120を終了する。
携帯電話機11側から端末IDを送信しても、認証サーバ7側で端末IDの認証が成立しない場合、図8に示すシーケンスにて直ちに電界通信を中断する。すなわち、携帯電話機11を携帯しているユーザAが設置型の電界通信用トランシーバ6の電極603の上に立ち、携帯電話機11のトランシーバ117と設置型トランシーバ6との間で電界通信が開始されると、携帯電話機11内蔵のコンピュータ118はあらかじめ組み込まれている端末IDを認証サーバ7に送信する。認証サーバ7は受信した端末IDを登録してある端末IDと照合するが、端末IDの認証が成立しなければ、その後の電界通信を終了する(SQ21)。
次に、図9のシーケンスを用いて、ユーザAが入力する暗証番号の認証が不成立の場合について説明する。携帯電話機11を携帯しているユーザAが設置型の電界通信用トランシーバ6の電極603の上に立ち、携帯電話機11のトランシーバ117と設置型トランシーバ6との間で電界通信が開始されると、携帯電話機11内蔵のコンピュータ118はあらかじめ組み込まれている端末IDを認証サーバ7に送信する。認証サーバ7は受信した端末IDを登録してある端末IDと照合する(SQ21)。
認証サーバ7は、端末IDの認証が成立すれば暗証番号認証アプリケーションの起動指令を携帯電話機11側に送信し、携帯電話機11のコンピュータ118は暗証番号認証アプリケーション120を起動し、暗証番号の入力画面を携帯電話機11のディスプレイ112に表示する(SQ22)。
この後、ユーザAが暗証番号入力画面を見て、暗証番号の認証処理が終了するまで、認証サーバ7は携帯電話機11側に繰り返し接続確認を送信し、携帯電話機11側は接続確認応答を繰り返し送信する(SQ23〜SQ28)。
ユーザAが暗証番号入力画面を見て、操作部110からなんらかの暗証番号を入力すると、コンピュータ118はその送られてきた暗証番号をトランシーバ117を通じて送信する(SQ29)。
認証サーバ7は、設置型トランシーバ6を通じてこの暗証番号を受信すると、それをあらかじめ登録されている正規のユーザの暗証番号であるか否かを認証する。そして暗証番号の認証が不成立であれば、暗証番号認証不成立を通知し、ユーザAに暗証番号を再度入力するように促す(SQ212)。
ユーザAが正規の資格をもたず、それ故に正しい暗証番号を知らず、繰り返し暗証番号を入力して送信すると、認証サーバ7は暗証番号認証不成立が所定回数、例えば、3回繰り返されると認証処理を終了する。また、携帯電話機11側のコンピュータ117でも、暗証番号の入力操作が所定回数まで繰り返されると、暗証番号認証アプリケーションを終了する(SQ214〜SQ216)。
これにより、本実施の形態の携帯端末、セキュリティドアロック解除システム及びセキュリティドアロック解除方法によっても、電界通信機能を内蔵した携帯電話機11を携帯しているユーザAがセキュリティドア5の前の床に設置されている電界通信電極603の上に立つことで携帯電話機11内のコンピュータ118と認証サーバ7との間で設置型トランシーバ6及び内蔵型トランシーバ117を介して電界通信を行い、ID認証処理を行うだけでなく、さらに、携帯電話機11のディスプレイ112にて暗証番号の入力をも促し、ID番号の認証だけでなく、正規のユーザがあらかじめ登録している暗証番号の認証が成立して初めて認証サーバ7がセキュリティドア5をロック解除して自動ドアを開動させたり、あるいは当該ユーザによるドア開操作を可能にしたりするので、非正規ユーザのなりすましによるセキュリティドアロックの解除を確実に防止できる。
尚、本実施の形態にあって、暗証番号の再入力は3回まで許容することにしたが、これに限定されるものではない。
<第3の実施の形態>次に、本発明の第3の実施の形態の携帯端末、セキュリティドアロック解除システム及びセキュリティドアロック解除方法について説明する。本実施の形態の特徴は、携帯端末としての携帯電話機11が端末IDと暗証番号との認証がいったん成立した時には、端末側で暗証番号を保持していて、ロック解除後タイマにてカウントし、一定時間経過するまではロック解除のためにセキュリティドア5の前でユーザが暗証番号を手入力しなくても、端末側が記憶している暗証番号を自動的に再入力して、端末IDの認証成立だけで認証サーバ7がセキュリティドアのロック解除を行うことを特徴とする。
そこで、携帯端末である携帯電話機11は、その電界通信制御用のコンピュータ118に次の処理を実行する暗証番号認証アプリケーション120と共に暗証番号を記憶する機能も備えている。
そして、携帯電話機11は認証サーバ7との電界通信を開始した時、第1の実施の形態と同様に図5のシーケンス図の手順で認証サーバ7との間で電界通信を用いてデータ送受信を行う。その場合に、図10のフローチャートの手順にて端末IDと暗証番号とを認証サーバに送信する。図10のフローチャートは、認証サーバ7との電界通信を開始することでスタートする。そして最初に暗証番号認証アプリケーション120を起動し、タイマがカウントアップしていないかどうか判断する(ST11)。このタイマは、先に暗証番号が手入力され、端末IDと共に送信された時にカウントを開始し、所定時間、例えば3時間でタイムアップする。
タイマがタイムアップしていれば、第1の実施の形態と同様に、ユーザAに暗証番号を入力させる(ST12,ST13,ST14)。そして暗証番号が入力されれば、端末IDと暗証番号とを共に認証サーバ7に送信する。このとき、送信した暗証番号を記憶しておく(ST15)。その後にタイマのタイムカウントを開始させ(ST16)、さらにその後に、端末ID、暗証番号の認証手続が完了しドアロックが解除されれば暗証番号認証アプリケーション120を終了する(ST17)。
一方、暗証番号認証アプリケーション120を起動した時にタイマがタイムアップしていなければ、コンピュータ118は記憶している暗証番号を呼び出し(ST12,ST18)、端末IDと共に呼び出した暗証番号を認証サーバ7に送信する(ST19)。その後に、端末ID、暗証番号の認証手続が完了しドアロックが解除されれば暗証番号認証アプリケーション120を終了する(ST17)。
本実施の形態によれば、携帯端末としての携帯電話機11の端末IDと暗証番号との認証がいったん成立した時には、その後、一定時間経過するまではロック解除のためにセキュリティドア5の前でユーザが暗証番号を手入力しなくても、端末側が記憶している暗証番号を自動的に再入力してセキュリティドアのロック解除を行うことができ、ユーザAがセキュリティドア5の前に立つ度に暗証番号を手入力する煩わしさを解消でき、しかも、一定時間が経過すれば暗証番号の手入力を要求するようになるので、非正規のユーザによるなりすましも防止できる。
<第4の実施の形態>次に、本発明の第4の実施の形態の携帯端末、セキュリティドアロック解除システム及びセキュリティドアロック解除方法について説明する。本実施の形態の特徴も、携帯端末としての携帯電話機11が端末IDと暗証番号との認証がいったん成立した時には、端末側で暗証番号を保持していて、ロック解除後タイマにてカウントし、一定時間経過するまではロック解除のためにセキュリティドア5の前でユーザが暗証番号を手入力しなくても、端末側が記憶している暗証番号を自動的に再入力して、端末IDの認証成立だけで認証サーバ7がセキュリティドアのロック解除を行うことを特徴とする。
そこで、携帯端末である携帯電話機11は、その電界通信制御用のコンピュータ118に次の処理を実行する暗証番号認証アプリケーション120と共に暗証番号を記憶する機能も備えている。
そして、携帯電話機11は認証サーバ7との電界通信を開始した時、第2の実施の形態と同様に図6のシーケンス図の手順で認証サーバ7との間で電界通信を用いてデータ送受信を行う。そして電界通信を開始すると、携帯電話機11側のコンピュータは図11に示すフローチャートの処理を開始する。
そして、最初に携帯電話機11側のコンピュータ118はあらかじめ登録されている端末IDを認証サーバ7に送信する(ST21)。認証サーバ7側で端末IDの認証が成立すれば、暗証番号認証アプリケーション起動指令を携帯電話機11側に送信してくるので、携帯電話機11側のコンピュータ118は、この暗証番号認証アプリケーション起動指令を受信すると、あらかじめ保持している暗証番号認証アプリケーション120を起動し、タイマがカウントアップしていないかどうか判断する(ST22,ST23)。このタイマは、先に暗証番号が手入力され、端末IDと共に送信された時にカウントを開始し、所定時間、例えば3時間でタイムアップする。
タイマがタイムアップしていれば、第2の実施の形態と同様に、ユーザAに暗証番号を入力させる(ST24)。暗証番号が入力されれば、その暗証番号を認証サーバ7に送信する(ST25)。このとき、送信した暗証番号を記憶しておく(ST26)。その後にタイマのタイムカウントを開始させ(ST27)、さらにその後に、暗証番号の認証手続が完了しドアロックが解除されれば暗証番号認証アプリケーション120を終了する(ST28)。
一方、暗証番号認証アプリケーション120を起動した時にタイマがタイムアップしていなければ、コンピュータ118は記憶している暗証番号を呼び出し(ST23,ST29)、暗証番号を認証サーバ7に送信する(ST210)。そして、暗証番号の認証手続が完了しドアロックが解除されれば暗証番号認証アプリケーション120を終了する(ST28)。
本実施の形態によれば、携帯端末としての携帯電話機11の端末IDと暗証番号との認証がいったん成立した時には、その後、一定時間経過するまではロック解除のためにセキュリティドア5の前でユーザが暗証番号を手入力しなくても、端末側が記憶している暗証番号を自動的に再入力してセキュリティドアのロック解除を行うことができ、ユーザAがセキュリティドア5の前に立つ度に暗証番号を手入力する煩わしさを解消でき、しかも、一定時間が経過すれば暗証番号の手入力を要求するようになるので、非正規のユーザによるなりすましも防止できる。
<他の実施の形態>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、本発明の実施の形態に対して種々の変形や変更を施すことができる。
図1(a),(b)は、本発明の1つの実施の形態のセキュリティドアロック解除システムに使用する携帯端末としての電界通信内蔵の携帯電話機の折り畳み状態の側面図及び展開状態の側面図。 図2は、上記実施の形態の携帯端末の回路ブロック図。 図3は、上記実施の形態の携帯端末を使用するセキュリティドアロック解除システムのブロック図。 図4は、上記実施の形態のセキュリティドアロック解除システムにおける設置型トランシーバと認証サーバのブロック図。 図5は、上記実施の形態のセキュリティドアロック解除システムによるセキュリティドアロック解除方法のシーケンス図。 図6は、本発明の第2の実施の形態のセキュリティドアロック解除システムによるセキュリティドアロック解除方法のシーケンス図。 図7は、本発明の第2の実施の形態のセキュリティドアロック解除システムによる端末認証中断時のシーケンス図。 図8は、本発明の第2の実施の形態のセキュリティドアロック解除システムによる端末IDの認証不成立時のシーケンス図。 図9は、本発明の第2の実施の形態のセキュリティドアロック解除システムによるユーザの暗証番号認証不成立時のシーケンス図。 図10は、本発明の第3の実施の形態の携帯端末が実行するセキュリティドアロック解除動作のフローチャート図。 図11は、本発明の第4の実施の形態の携帯端末が実行するセキュリティドアロック解除動作のフローチャート図。 図12は、従来の電界通信システムの説明図。
符号の説明
5 セキュリティドア
6 トランシーバ
7 認証サーバ
11 携帯電話機
110 操作部
111 ディスプレイ部
112 ディスプレイ
113 信号電極
114 グランド電極
115 携帯電話部
116 電池
117 トランシーバ
118 コンピュータ
120 暗証番号認証アプリケーション
A ユーザ(電界伝達媒体)

Claims (12)

  1. 電界通信機能を司るトランシーバと、
    前記トランシーバの電界通信機能を制御するコンピュータと、
    電界通信用信号電極及びグランド電極と、
    文字数字入力用の操作部及び情報表示用のディスプレイとを備え、
    前記コンピュータは、前記ディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記操作部からの暗証番号入力を受け付け、あらかじめ登録されている電界通信用の端末IDと共に前記入力された暗証番号を前記トランシーバを通じて送信する制御をすることを特徴とする携帯端末。
  2. 前記コンピュータは、前記ディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記操作部からの暗証番号入力を受け付け、あらかじめ登録されている電界通信用の端末IDと共に前記入力された暗証番号を前記トランシーバを通じて送信する制御をし、かつ、前記入力された暗証番号をいったん送信した後は一定時間の間だけ前記暗証番号を記憶しておき、前記操作部からの暗証番号入力の受け付けに代えて記憶している暗証番号を呼び出して前記端末IDと共に送信することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末。
  3. 電界通信機能を司るトランシーバと、
    前記トランシーバの電界通信機能を制御するコンピュータと、
    電界通信用信号電極及びグランド電極と、
    文字数字入力用の操作部及び情報表示用のディスプレイとを備え、
    前記コンピュータは、電界通信の開始時に端末IDを送信し、かつ、電界通信を通じて暗証番号認証アプリケーションの起動指令を受信した時に、あらかじめ組み込まれている暗証番号認証アプリケーションを起動し、前記ディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記操作部からの暗証番号入力を受け付けて前記トランシーバを通じて送信する制御をすることを特徴とする携帯端末。
  4. 前記コンピュータは、電界通信の開始時に端末IDを送信し、かつ、電界通信を通じて暗証番号認証アプリケーションの起動指令を受信した時に、あらかじめ組み込まれている暗証番号認証アプリケーションを起動し、前記ディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記操作部からの暗証番号入力を受け付けて前記トランシーバを通じて送信する制御をし、かつ、前記入力された暗証番号をいったん送信した後は一定時間の間だけ前記暗証番号を記憶しておき、前記操作部からの暗証番号入力の受け付けに代えて記憶している暗証番号を呼び出して送信することを特徴とする請求項3に記載の携帯端末。
  5. 電界通信機能を司るトランシーバと、前記トランシーバの電界通信機能を制御するコンピュータと、電界通信用信号電極及びグランド電極と、文字数字入力用の操作部及び情報表示用のディスプレイとを備え、前記コンピュータは、前記ディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記操作部からの暗証番号入力を受け付け、あらかじめ登録されている電界通信用の端末IDと共に前記入力された暗証番号を前記トランシーバを通じて送信する制御をする携帯端末と、
    前記携帯端末に内蔵されたトランシーバとの間で、前記電界通信用信号電極及びグランド電極を利用して電界通信を行う、ID認証を必要とする場所に設置された電界通信用の設置型トランシーバと、
    前記設置型トランシーバとネットワークを通じて接続され、セキュリティドアのロック・ロック解除を制御する認証サーバとを備え、
    前記認証サーバは、前記携帯端末に内蔵されたコンピュータから電界通信にて送信されてきた端末IDと暗証番号とを共に照合し、両照合が成立したときにドアロック解除指令を出力する制御をすることを特徴とするセキュリティドアロック解除システム。
  6. 前記携帯端末におけるコンピュータは、前記ディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記操作部からの暗証番号入力を受け付け、あらかじめ登録されている電界通信用の端末IDと共に前記入力された暗証番号を前記トランシーバを通じて送信する制御をし、かつ、前記入力された暗証番号をいったん送信した後は一定時間の間だけ前記暗証番号を記憶しておき、前記操作部からの暗証番号入力の受け付けに代えて記憶している暗証番号を呼び出して前記端末IDと共に送信することを特徴とする請求項5に記載のセキュリティドアロック解除システム。
  7. 電界通信機能を司るトランシーバと、前記トランシーバの電界通信機能を制御するコンピュータと、電界通信用信号電極及びグランド電極と、文字数字入力用の操作部及び情報表示用のディスプレイとを備え、前記コンピュータは、電界通信の開始時に端末IDを送信し、かつ、電界通信を通じて暗証番号認証アプリケーションの起動指令を受信した時に、あらかじめ組み込まれている暗証番号認証アプリケーションを起動し、前記ディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記操作部からの暗証番号入力を受け付けて前記トランシーバを通じて送信する制御をする携帯端末と、
    前記携帯端末に内蔵されたトランシーバとの間で、前記電界通信用信号電極及びグランド電極を利用して電界通信を行う、ID認証を必要とする場所に設置された電界通信用の設置型トランシーバと、
    前記設置型トランシーバとネットワークを通じて接続され、セキュリティドアのロック・ロック解除を制御する認証サーバとを備え、
    前記認証サーバは、前記携帯端末に内蔵されたコンピュータから電界通信にて送信されてきた端末IDを照合し、ID照合が成立したときに前記電界通信を通じて暗証番号認証アプリケーションの起動指令を送信し、かつ、前記電界通信を通じて暗証番号が送られてきたときに暗証番号を照合し、照合が成立したときにドアロック解除指令を出力する制御をすることを特徴とするセキュリティドアロック解除システム。
  8. 前記携帯端末におけるコンピュータは、電界通信の開始時に端末IDを送信し、かつ、電界通信を通じて暗証番号認証アプリケーションの起動指令を受信した時に、あらかじめ組み込まれている暗証番号認証アプリケーションを起動し、前記ディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記操作部からの暗証番号入力を受け付けて前記トランシーバを通じて送信する制御をし、かつ、前記入力された暗証番号をいったん送信した後は一定時間の間だけ前記暗証番号を記憶しておき、前記操作部からの暗証番号入力の受け付けに代えて記憶している暗証番号を呼び出して送信することを特徴とする請求項7に記載のセキュリティドアロック解除システム。
  9. 携帯端末に内蔵されたコンピュータが、電界通信の最初に、暗証番号認証アプリケーションを起動して、前記携帯端末のディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記携帯端末の操作部からの暗証番号入力を受け付け、入力された暗証番号をあらかじめ登録されている端末IDと共に当該携帯端末に内蔵された電界通信用トランシーバを通じて送信し、
    電界通信用の設置型トランシーバにて前記端末IDと暗証番号を受信して認証サーバに転送し、
    認証サーバにて、前記携帯端末のコンピュータから電界通信にて送信されてきた端末IDと暗証番号を照合し、両方の照合が成立したときにドアロック解除信号を送出することを特徴とするセキュリティドアロック解除方法。
  10. 前記携帯端末に内蔵されたコンピュータが、電界通信の最初に、暗証番号認証アプリケーションを起動して、前記携帯端末のディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記携帯端末の操作部からの暗証番号入力を受け付け、入力された暗証番号をあらかじめ登録されている端末IDと共に当該携帯端末に内蔵された電界通信用トランシーバを通じて送信し、かつ、前記入力された暗証番号をいったん送信した後は一定時間の間だけ前記暗証番号を記憶しておき、前記操作部からの暗証番号入力の受け付けに代えて記憶している暗証番号を呼び出して前記端末IDと共に送信することを特徴とする請求項9に記載のセキュリティドアロック解除方法。
  11. 携帯端末に内蔵された電界通信用トランシーバから端末IDを送信し、
    電界通信用の設置型トランシーバにて前記端末IDを受信して認証サーバに転送し、
    前記認証サーバにて、前記携帯端末のコンピュータから電界通信にて送信されてきた端末IDを照合し、照合が成立したときに前記設置型トランシーバから暗証番号認証アプリケーションの起動指令を前記携帯端末の電界通信用トランシーバに送信し、
    前記携帯端末に内蔵されたコンピュータにより、前記携帯端末の電界通信用トランシーバが前記暗証番号認証アプリケーションの起動指令を受信した時にあらかじめ登録されている暗証番号認証アプリケーションを起動して、前記携帯端末のディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記携帯端末の操作部からの暗証番号入力を受け付け、入力された暗証番号を前記トランシーバを通じて送信し、
    電界通信用の設置型トランシーバにて前記暗証番号を受信して認証サーバに転送し、
    前記認証サーバにて、前記暗証番号を照合し、照合が成立したときにドアロック解除信号を送出することを特徴とするセキュリティドアロック解除方法。
  12. 前記携帯端末に内蔵されたコンピュータが、前記携帯端末の電界通信用トランシーバが前記暗証番号認証アプリケーションの起動指令を受信した時にあらかじめ登録されている暗証番号認証アプリケーションを起動して、前記携帯端末のディスプレイに暗証番号の入力画面を表示させ、前記携帯端末の操作部からの暗証番号入力を受け付け、入力された暗証番号を前記トランシーバを通じて送信し、かつ、前記入力された暗証番号をいったん送信した後は一定時間の間だけ前記暗証番号を記憶しておき、前記操作部からの暗証番号入力の受け付けに代えて記憶している暗証番号を呼び出して送信することを特徴とする請求項11に記載のセキュリティドアロック解除方法。
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