JP2010078739A - 薄型表示装置システムとその支持装置 - Google Patents

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俊行 守屋
Tatsuo Murai
龍生 村井
Takashi Yamamoto
俊 山本
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Abstract

【課題】重量のある薄型表示装置を使用形態に沿って旋回支持する構造を備えた表示装置システムとその支持装置を提供する。
【解決手段】固定軸P1を備えた固定支柱部110と、可動軸P2を備えた可動支柱部190と、2つの支柱部を連結するアーム部170と、薄型表示装置10を支持して可動軸P2に取り付けられる取付機構部200とを含んで構成され、固定支柱部110は、固定軸P1を中心に回転可能に取り付けられるアーム取付部112Aとを備え、可動支柱部190は、主可動支柱部191の下端部に取り付けられる自在車輪193と、可動軸P2を中心に取付機構部200を回転可能に支持する回転支持手段192とを備え、アーム部170は、アーム取付部112Aと主可動支柱部191とを連結し、取付機構部200は、表示画面21を固定支柱部110と平行な姿勢で支持する薄型表示装置取付部251を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、多様な断面形状を備えた押出成型部材(引抜部材)を、連結部材を介して連結し、薄型表示装置の設置性と取扱性の向上を図る薄型表示装置の支持装置に関する。
液晶表示装置やプラズマ表示装置の大型化に伴い、一般家庭に薄型表示装置が広く普及している。これら薄型表示装置は、機器自身は大型化と薄型化が進んでいるものの、これを支持するスタンドや支持脚部は、薄型表示装置の設置性を十分に活かせるものとはなっていない。例えば、42インチや50インチ程度の大型の表示画面を備えた薄型テレビジョン受像機では、本体下部を支持脚部で支持し、この支持脚部をテレビ台(スタンド)に設置するのが一般的である。しかし、薄型テレビジョン受像機は、大型化すればするほど、転倒防止を図る観点から、この薄型テレビジョン受像機を支持する支持脚部の底面積を大きくする必要がある。特に、前後方向の転倒防止を図るためには、支持脚部の前後方向の長さを表示画面の大きさに比例して大きくする必要がある。これに伴い、この支持脚部を下方より支持するスタンドも、大きな支持脚部を支持するために、前後方向が大きな広い面積が必要である。
このため、薄型テレビジョン受像機においては、折角、本体の奥行き寸法の薄型化が図れても、設置状態では従来のブラウン管テレビジョン受像機のテレビ台と差ほど変わらない設置面を備えたテレビ台を採用しなければならず、薄型の恩恵を受けるものではなかった。
これらの薄型テレビジョン受像機は、壁に取り付けることが最も薄型化を享受できるものであるが、いまだ重量があるため、強固な構造体を備えた壁面にしか設置することができず、これもまた、有効な設置構造とはいえない。
一方、従来のテレビ台(スタンド)は、小型のものにおいては、二重構造のアームをテレビ台に設けて、テレビを収納したり、あるいは多様な方向に旋回可能にしたものがある。また、隙間家具に二重アーム機構を備えて、テレビを引き出して多様な方向に回転させたり、あるいは、隙間家具内に収納可能としたものがある。更にまた、アーム機構を壁面に取り付けてテレビを支持し、旋回したり、壁面にぴったり収納したりする技術も開示されている。
また、従来のテレビ台は、家具と同様な構造を備えたものや、棒状部材をボルトなどで連結した構造のものが主流となっている。なお、建築分野においては、アルミ材料などの押出成型部材(引抜部材)を連結部材で取り外し可能に連結することで、多様な仕様の構造物を簡易的に設置できる技術が開示されている。
特開2007−209622号公報 特開平9−69993号公報 特開平7−71074号公報
薄型テレビジョン受像機で代表される大型の表示画面を備えた薄型表示装置は、表示画面に比較して全体の高さが大きくなるため転倒しやすい。このような薄型表示装置の転倒防止を図るためには、本体を支持する支持脚部やスタンドを大きくする必要があり、これに伴って支持脚部やスタンドの設置面積が大きくなる。一方、薄型表示装置の設置性を活かすためには、設置スペースを小さくすることが望ましいが、大画面に対して設置スペースを小さくすることは、安全対策上、十分ではないという課題がある。また、大きな表示画面は、使用時には視認性がある姿勢を取る事ができ、使用しない時はコンパクトに収納されることが有効である。しかし、従来例では、小型の表示装置に関しては、アーム機構を介して多用な方向に回転させたり、あるいは収納したりする提案が図られているものの、このようなアーム機構を重量のある大型の薄型表示装置に適用しようとすると、構造上の課題がある。
特に、これらの可動式のテレビ保持機構を備えた従来技術においては、旋回可能なアーム機構自身の構造は開示されているものの、これを支持する壁面構造やテレビ台は構造的に強固でなかったり、あるいは、設置性については開示されていない。しかも、特殊な仕様の構造を備えており、汎用性に富んだものとはいえない。
そこで、本発明の目的とするところは、重量のある薄型表示装置を使用形態に沿って旋回支持する構造を備えた表示装置システムとその支持装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、この発明に係る表示装置システムとその支持装置は、垂直姿勢の固定軸を備えた固定支柱部と、前記固定軸と平行な可動軸を備えた可動支柱部と、前記固定支柱部と前記可動支柱部を連結するアーム部と、前記薄型表示装置を支持して前記可動軸に取り付けられる取付機構部とを含んで構成され、前記固定支柱部は、前記固定軸を垂直な姿勢で支持する主固定支柱部と、この主固定支柱部を支持する固定手段と、前記固定軸を中心に回転可能に取り付けられるアーム取付部とを備え、前記可動支柱部は、前記可動軸を支持する主可動支柱部と、この主可動支柱部の下端部に取り付けられる自在車輪と、前記可動軸を中心に前記取付機構部を回転可能に支持する回転支持手段とを備え、前記アーム部は、前記アーム取付部と主可動支柱部とを連結し、前記取付機構部は、前記回転支持手段を介して水平方向に旋回可能に取り付けられるとともに、前記薄型表示装置の表示画面を前記固定支柱部と平行な姿勢で支持する薄型表示装置取付部を備えるようにする。
この発明によれば、重量のある薄型表示装置を使用形態に沿って旋回支持する構造を備えた表示装置システムとその支持装置が提供される。
以下、図1から図16を参照して、本発明に係る薄型表示装置と、その支持構造を具体的に説明する。ここで、以下に示す実施形態では、テレビジョン受像機に適用した事例で説明する。もちろん、この発明はテレビジョン受像機に限定されるものではなく、液晶表示装置やプラズマ表示装置などの薄型表示装置を支持する支持装置に適用可能である。図1から図10が第1の実施形態とその応用例を示し、図11から図16が第2の実施形態とその応用例を示している。なお、同一部材や部位あるいは矢印などは同一符号をもって示し、重複した説明を省略する。
(第1の実施形態)
先ず、図1を参照して、この第1の実施形態に係るテレビジョン受像機システムの概略構造を説明する。ここで、図1はテレビジョン受像機の部品展開図である。
図1において、符号1Aで総括的に示すのは、この実施形態に係るテレビジョン受像機システムであり、テレビジョン受像機10と、このテレビジョン受像機10を支持する支持装置100Aとから構成される。この実施形態に係るテレビジョン受像機システム1は、床面と部屋の天井面との間に固定支柱部110を支持し、この固定支柱部110の周りを、テレビジョン受像機10を床面で支持する可動支柱部190が旋回する構造を備えている。
破線で示したテレビジョン受像機10は、液晶表示装置やプラズマ表示装置で構成される薄型の表示装置内にテレビチューナを備えたものである。もちろん、このテレビジョン受像機10からテレビチューナを別体として分離したモニタ表示装置であってもよい。
一方、支持装置100Aは、固定支柱部110と、この固定支柱部110を支持するベース部150と、一端を固定支柱部110に取り付けられるアーム部170と、このアーム部170の他端に取り付けられる可動支柱部190と、この可動支柱部190に旋回可能に取り付けられてテレビジョン受像機10を支持する取付機構部200とから構成している。
この実施形態では、その長手方向Yを垂直な姿勢で保持される一対の支柱をアーム部170で連結し、ベース部150を介して一方の支柱を固定支柱部110とし、他の支柱は下端部に設けた自在車輪193を介して固定支柱部110の周囲を旋回することができる。また、可動支柱部190には、テレビジョン受像機10を垂直な姿勢で支持する取付機構部200が旋回可能に取り付けられている。言い換えれば、この実施形態は、固定軸P1の周りを旋回する可動軸P2を設け、更に、この可動軸P2の周囲を垂直な姿勢のテレビジョン受像機10を旋回可能にした構造を備えている。
即ち、固定支柱部110は、その長手方向Yを垂直な姿勢で保持された断面形状が円形の押出成型部材で構成される。具体的には、この固定支柱部110は、その主体を成す一対の主固定支柱部111Aと、この一対の主固定支柱部111Aの中間に取り付けられるアーム取付部112Aと、このアーム取付部112Aと主固定支柱部111Aとを回転可能に連結する回転連結部107とを含んで構成される。
主固定支柱部111Aとアーム取付部112Aとは、右側下部の吹出し内に示すように、同じ円形の断面形状を備えており、その断面形状は、中央に円形の貫通穴106が形成され、その周囲に90度の位置関係を成すように、その長手方向Yに沿って嵌合スリット101が形成されるアルミニウムや軽金属の材料で形成される押出成型部材で構成される。
回転連結部107は、一対の円盤107aと、この一対の円盤107aを貫通する回転軸棒107bを備えた構造であり、一対の円盤107aの間にアーム取付部112Aを配置し、上下端部を上下の主固定支柱部111Aの貫通穴106に挿入する。これにより、一対の主固定支柱部111Aとアーム取付部112とを1本の支柱として連結するとともに、この支柱の固定軸P1上でアーム取付部112を旋回可能とすることができる。
ベース部150は、主固定支柱部111Aの下端部に取り付けられる床面固定具160と、主固定支柱部111Aの上端部に取り付けられる天井面固定具161とで構成される。床面固定具160は、薄い円盤部の下部に滑り止め部材を備え、その上面には、主固定支柱部111Aの下端部に挿入して取り付けられる図示しない突起部が設けられている。また、天井面固定具161は、薄い円盤部の下部に主固定支柱部111Aの上端部に挿入して取り付けられる図示しない突起部が設けられている。この床面固定具160と天井面固定具161は、前記突起部に設けたネジ機構を介して床面固定具160と天井面固定具161との間の長さを調整することができる。
この固定支柱部110の両端に設けたベース部150の構造によれば、固定支柱部110の長さを天井面の高さに近い長さの押出成型部材を準備し、ネジ機構を介して、床面固定具160と天井面固定具161との間の長さを調整するように拡張することにより、固定支柱部110を部屋の任意の位置に固定することができる。ここで、必要により、天井面固定具161と天井面をネジ止めすれば、固定支柱部110Aをより確かに固定することができる。
アーム部170は、同じ構造を備えた2本の棒状の押出成型部材から構成される。この一対のアーム部170は、それぞれ、アーム本体171と、このアーム本体171の長手方向の両端部に取り付けられる一対の連結装置210とを含んで構成される。
可動支柱部190は、主固定支柱部110と同じ断面形状を備えた押出成型部材で構成される主可動支柱191と回転支柱192及び、主可動支柱191と回転支柱192とを回転可能に連結する連結軸部108と、主可動支柱191の下端部に取り付けられる自在車輪193とを含んで構成している。この主可動支柱191と回転支柱192とは、前記支柱部110の主固定支柱部111とアーム取付部112と同様な構造を備えており、違う点は長手方向Yの長さである。
ここで、主可動支柱191の嵌合スリット101にはアーム部170の一端が取り付けられ、回転支柱192の嵌合スリット101には取付機構部200に設けた連結装置210が取り付けられる。これにより、取付機構部200は、アーム部170に対して、主可動支柱191と回転支柱192の軸心である可動軸P2を中心に旋回させることができる。
取付機構部200は、連結装置210を備えた取付本体部250と、この取付本体部250に取り付けられてテレビジョン受像機10を支持するためのモニタ保持部251とから構成される。
そして、この実施形態の大きな特徴の1つは、支持装置100の主体的な構造部材を連結装置210で連結される押出成型部材で形成し、この押出成型部材に、薄型表示装置(テレビジョン受像機10)の表示画面21を平行に支持する取付機構部200を取り付けた点にある。
即ち、従来より、展示会場での展示施設や簡易建築施設では、棒状の押出成型部材を連結装置で連結して立体的な構造物を簡単に設置する方式が知られている(例えば、特許文献3参照)。これらは、押出方向に嵌合スリット101を形成した押出成型部材と、この嵌合スリットに嵌合する一対の嵌合部を備えた連結装置とを所定の規格で形成することで、押出成型部材同士を簡単に連結して所定の構造物に組み立てたり、あるいはこれを簡単に分解したりすることができる。
本発明者らは、この建築施設などで採用されている規格方式をテレビジョン受像機システム1に適用することを発想した。即ち、本発明者らは、押出成型部材と連結装置210とで支持装置100の骨格を形成する構造を着想した。アルミニウム材料や軽金属などで形成される押出成型部材は、多様な形状のものが普及していることから、この規格方式を採用することにより、多様な支持装置100が、安価に、しかも軽量化が図れ、更には、コンパクトな骨格構造を備えながらも重量のある大型表示装置(テレビジョン受像機10)を強固に支持することができる。
しかしながら、前記建築施設に採用されている規格方式では、建物や展示設備などの簡易的な構造物の適用に留まっているため、薄型表示装置(テレビジョン受像機10)のような、視認するための方向性のある大きな板材の外形状を備えつつ重量のある部材を支持する機構が準備されていない。
そこで、本発明者らは、薄型表示装置(テレビジョン受像機10)の表示画面21を押出成型部材である支柱部110と平行に支持する取付機構部200を発想した。この取付機構部200によれば、薄型表示装置(テレビジョン受像機10)を、その視認性を維持しながらコンパクトに支柱部110に取り付けることができる。
ここで、この実施形態で採用する公知の構造を備えた連結装置210の概略構造を、図1の上部吹出し内に示す。即ち、この実施形態の連結装置210は、連結装置本体211内に、固定ピン212を介して揺動可能に支持される一対の嵌合部材213を備える構造としている。嵌合部材213の一端は、連結装置本体211から露出しており、その露出している先端部は、互いに対向する方向に張り出した突出部214を備えている。そして、この一対の嵌合部材213は、固定ピン212を回転軸として、その先端部の突出部214が突出方向に広がったり、あるいは狭められるように、ネジ部材215により、その揺動範囲が制御される。一方、嵌合スリット101は、一対のスリット両端部102が、そのスリット内部103より狭められて形成される。
この構造によれば、一対の突出部214が狭められた状態で嵌合スリット101に挿入し、ネジ部材215を介して、一対の突出部214を広げれば、この拡張された一対の突出部214とスリット内部103とが嵌合する。また、ネジ部材215を介して、一対の突出部214を狭めれば、一対の突出部214とスリット内部103との嵌合を外すことができる。この実施形態では、連結装置本体211を押出成型部材の端部に挿入して取り付ける構造を採用する。したがって、押出成型部材の一端に設けた連結装置210を押出成型部材の側面に形成される嵌合スリット101に嵌合させれば、2つの押出成型部材を強固に連結し、また、この連結を簡単に解除することができる。
また、この実施形態の大きな特徴の1つは、可動支柱部190で支持されるテレビジョン受像機10を、アーム部170を介して、固定支柱部110に旋回可能に支持することで、重量物であるテレビジョン受像機10を安定支持し、しかも、その設置位置を変更可能とした点である。
即ち、この実施形態では、ベース部150に垂直な姿勢で支持された主固定支柱部111に、アーム取付部112が同じ垂直な姿勢(平行な姿勢)で回転可能に取り付けられている。これにより、この実施形態では、回転機構を備えた固定支柱部110がシンプルな1本の押出成型部材で構成される。そして、このシンプルな固定支柱部110に、同じシンプルな1本の押出成型部材で構成される可動支柱部190が水平な姿勢のアーム部170を介して連結される構造を備えているため、可動する部分が骨格的なシンプルな構造となる。このため、重量のあるテレビジョン受像機10を支持する可動支柱部190を違和感なく旋回させることができる。
また、この実施形態の大きな特徴の1つは、旋回可能に取り付けられる可動支柱部190に取付機構部200を旋回可能に取り付けた点にある。即ち、この実施形態では、アーム部170の両端に2つの回転軸である固定軸P1と可動軸P2を設け、この固定軸P1を介して可動軸P2を旋回させ、更に、可動軸P2を介して、薄型テレビジョン受像機を水平方向に旋回可能としたことにより、テレビジョン受像機10の視認角度を自由に変更することができる。
また、この実施形態の大きな特徴の1つは、床面固定具160と天井面固定具161から構成されるベース部150を介して、主固定支柱部110を床面と天井面に固定した点にある。
即ち、この実施形態では、固定支柱部110を天井面がある空間があれば、この天井面と床面とで固定支柱部110を自由に設置することができる。しかも、固定支柱部110は、仕切り壁などで見慣れた押出成型部材をポール状に設置できるから、その存在が部屋の調度品と調和しやすい。
そしてまた、この実施形態の大きな特徴の1つは、支持装置100全体を押出成型部材からなるシンプルでコンパクトな骨格構造とした点にある。
即ち、従来のスタンドは、強固な骨格に板材を貼り付けた構造であったり、あるいは、4本の支柱とガラスの板材の組み合わせだったり、あるいは、支柱とこれを支える大きなベース板とからなる構造が主流である。本実施形態に係る支持装置100では、これら従来のスタンドの構造とは大きく異なり、押出成型部材の組み合わせで構成される構造としている。
以下、図2から図10を参照して、更に、この第1の実施形態に係るテレビジョン受像機システム1Aを説明する。ここで、図2から図4が連結装置210の説明図、図5と図6が支持装置100の外観図、図7が取付機構部200の説明図、図8が使用状態の説明図、図9が他の設置態図を示す使用状態図、図10が取付機構部の他の応用例を示す斜視図である。
先ず、図2から図4を参照して連結装置を具体的に説明する。前記したように、この連結装置210を使用して、押出成型部材同士を連結する規格方式は広く知られている。この押出成型部材は、スリット内部103の内部の大きさと、スリット両端部102の間の距離Q1を同一寸法で形成した嵌合スリット101を備えることで同一の規格で統一したものを使用する。また、この嵌合スリット101は、前記嵌合スリット101に嵌合可能な一対の嵌合部材213を備える公知の連結装置210を採用する。ここでは、図1と図2で示した1つの実施形態に係る公知の連結装置210と、図3と図4に示した他の構造を備えた連結装置210aを参考までに具体的に説明する。この実施の形態では、連結装置210、210aの何れでも使用することができるし、市場に普及している他の構造を備えた連結装置でも採用することができる。
ここで、図2は、連結装置と嵌合スリットの連結構造を示す断面図であり、図2(a)が連結装置を嵌合スリットに挿入する状態を示す断面図、図2(b)が連結した状態を示す断面図である。また、図3は他の連結装置の構造図であり、図3(a)が断面図、図3(b)が一方の嵌合部材の平面図、図3(c)が他方の嵌合部材の平面図である。図4は、他の連結装置と嵌合スリットの連結構造を示す断面図であり、図4(a)が連結装置を嵌合スリットに挿入する状態を示す断面図、図4(b)が連結した状態を示す断面図である。
先ず、図1と図2を参照して、連結装置210と嵌合スリット101の連結構造を説明する。図1,2において、前記したように、この連結装置210は、一対の嵌合部材213が、その先端部に形成される一対の突出部214を連結装置本体211から露出するように一対の固定ピン212を介して連結装置本体211に取り付けられている。一対の嵌合部材213は、長手方向が平行となる姿勢で隣接して設けられ、中央寄りに設けた固定ピン212により、互いに揺動可能に取り付けられている。突出部214と対向する端部側には、バネ部材216が設けてあり、図2(a)に示すように、常に、一対の突出部214側を狭めるように設定されている。
狭められた一対の突出部214は、嵌合スリット101のスリット両端部102の間のスリットを通り抜ける大きさに設定されている。したがって、図2(a)の状態から図2(b)に示すように、一対の突出部214をスリット内部103に収めることができる。
また、一方の嵌合部材213は、固定ピン212と突出部214の間にネジ部材215が取り付けられている。このネジ部材215は、連結装置本体211に設けた開口部217を介してドライバーなどを挿入して回転させることができる。そして、このネジ部材215の先端は、他の嵌合部材213に当接しており、このネジ部材215を回転させることで、ネジ部材215の先端が張り出して、一対の突出部214の間の距離を広げることができる。つまり、ネジ部材215を介して一対の突出部214の間の距離を広げると、図2(b)に示すように、対向する方向に張り出した一対の突出部214と、向き合って張り出しているスリット両端部102とを嵌合させることができる。
なお、この嵌合状態は、ネジ部材215を逆に回転させて緩めれば、一対の突出部214の間の距離は狭められるので、図2(b)の状態から図2(a)の状態にすることができる。
次に、図3と図4は、他の連結装置210aを示している。図2の連結装置210は、一対の嵌合部材213が平行な配置のものを採用しているが、この発明で使用する連結装置は、この構造に限定されるものではなく、同様な作用効果を持つものであればよい。図3と図4に他の応用例を示す。
図3において、この連結装置210aの一方の嵌合部材213aと、他方の嵌合部材213bとが長手方向の中央で交差し、この交差した位置で固定ピン212を介して連結装置本体211に揺動可能に取り付けられている。嵌合部材213aと213bの一方の先端部は、対向する方向に突出部214が設けられ、連結装置本体211から露出している。
一方の嵌合部材213aは、中央に交差開口部218が形成され、他方の嵌合部材213bの他端側は前記交差開口部218を通るように細く形成されている。そして、他方の嵌合部材213bの他端が交差開口部218を通って交差して固定ピン212で回転可能に取り付けられる。
一方、他方の嵌合部材213bにはネジ部材215が取り付けられている。このネジ部材215は、図2の実施形態と同様に、連結装置本体211に形成した開口部217を通して回転させ、その先端部を一方の嵌合部材213aに張り出させることができる。
図4(a)において、この連結装置210aでも、一対の突出部214を狭めた状態で、スリット両端部102を通してスリット内部103に一対の突出部214を挿入させることができる。この図4(a)の状態から、ネジ部材215を回転させて、その先端部を突き出せば、嵌合部材213aと213bの他端側が広がり、これに伴って、固定ピン212に対して対向する側の一対の突出部214の間の距離も広げることができる。つまり、ネジ部材215を介して一対の突出部214の間の距離を広げると、図4(b)に示すように、対向する方向に張り出した一対の突出部214と、向き合って張り出しているスリット両端部102とを嵌合させることができる。
なお、この連結装置210aによれば、固定ピン212と突出部214までの距離Q2より、固定ピン212からネジ部材215までの距離Q3を長くしやすいから、てこの原理で、ネジ部材215を回転させる力を弱い力で回転させることができる。
このように、この実施形態では、図2や図3で説明した連結装置210や連結装置210aのように、統一した規格で形成される嵌合スリット101に対して、一対の突出部214を挿入して、これを広げる構造を備えた連結装置210であれば適用することができる。
次に、図5と図6を参照して、支持装置100Aの外観形状を説明する。図5は支持装置の外観図であり、図5(a)が正面図、図5(b)が右側面図である。図6は支持装置の回転機構部の構造図である。
図5において、この実施形態では、床面と天井面で支持される固定支柱部110と、テレビジョン受像機10を支持する可動支柱部190とが、アーム部170を介して連結されることで、その長手方向Yを上下方向とする姿勢で平行に配置される。固定支柱部110を床面と天井面で支持するベース部150は、床面固定具160と、この床面固定具160より小さい天井面固定具161とから構成される。床面固定具160と天井面固定具161の少なくとも一方には、図示しない高さ調整手段が設けられており、この高さ調整手段を介して床面固定具160と天井面固定具161の間の距離を伸縮させることで、天井面と床面の間で突っ張るように支持される。そして、必要により、この床面固定具160と天井面固定具161を床面や天井面にネジ止めすることにより、支持装置100A全体をより確かに固定することができる。
この実施形態では、上下に配置される一対のアーム部170を介して、平行な姿勢の固定支柱部110と可動支柱部190を連結することで、可動支柱部190の姿勢を安定支持することができる。更に、一対のアーム部170は、主固定支柱部111Aに回転可能に取り付けられるアーム取付部112と主可動支柱191とを連結することで、下端部に自在車輪193を備えた可動支柱部190を固定支柱部110を中心に旋回させることができる。
また、テレビジョン受像機10を支持する取付機構部200は、回転支柱192の周側面に取り付けられる。この回転支柱192は、その軸心(可動軸P2)を主可動支柱191の軸心と一致させるように回転可能に取り付けられる。この構造により、テレビジョン受像機10を2つの回転軸(固定軸P1と可動軸P2)を介して、任意に回転させることができる。
図6において、1本の固定支柱部110を構成する主固定支柱部111Aと、アーム取付部112Aとは、回転連結部107で回転可能に連結される。上下一対の主固定支柱部111Aは、回転連結部107の一対の円盤107aを介して、その間の距離が確保され、この一対の円盤107aの間に配置されるアーム取付部112が回転可能に構成される。
一方、可動支柱部190を構成する主可動支柱191と回転支柱192とは、互いの貫通穴106に挿入される連結軸部108によって回転可能に連結される。この実施形態の連結軸部108は、上部に回転支柱192の上部を覆う平面部を備え、その下端部を回転支柱192の貫通穴106を通して主可動支柱191の貫通穴106に取り付けることで、回転支柱192を回転可能に取り付けている。
アーム部170は、長手方向の両端に連結装置210をそれぞれ備えることで、アーム取付部112と主可動支柱191のそれぞれに設けた嵌合スリット101を連結する。そして、このアーム部170は、嵌合スリット101の長手方向に沿って、平行に2本配置することで、可動支柱部190の垂直な姿勢を確保している。
また、取付機構部200は、回転支柱192の嵌合スリット101に取り付けられることで、テレビジョン受像機10を可動軸P2を中心に旋回させることができる。この構造を図7で説明する。ここで、図7は取付機構部の構造図である。
図7において、取付機構部200は、連結装置210を備えた取付本体部221と、この取付本体部221に取り付けられるモニタ保持部252とから構成する。取付本体部221は左右寸法より奥行寸法が大きく、この奥行き寸法より高さ寸法が大きい左右方向に扁平な外観を備えている。一方、モニタ保持部252は、テレビジョン受像機10の表示画面11が、垂直と成る姿勢で保持する構造を備えている。
この取付機構部200は、1本の嵌合スリット101にテレビジョン受像機10の重量Pがかかる構造としている。このため、嵌合スリット101の長手方向Yの一部分の一点に負荷が加わると、嵌合スリット101の変形や破損の課題がある。そこで、この実施形態では、取付本体部221が嵌合スリット101に接する長さL2を大きく取り、かつ、長手方向Yに沿って連結装置210を複数個配置する構造としている。
また、この実施形態の取付機構部200は、垂直に立った一対のモニタ挿入部材257と、このモニタ挿入部材257の下端部を連結する水平連結材258と、この水平連結材258と取付本体部221とを連結する前後接続部材259とからモニタ保持部252を構成する。この実施形態では、取付本体部221を下方に張り出させることにより、開口穴256から露出するネジ部材215の締め付け作業にモニタ保持部252が邪魔にならないようにしている。
次に、図8を参照して、この実施形態に係るテレビジョン受像機10の支持装置100Aの動作方法を説明する。図8は、支持装置の動作方法を示す平面図である。
図8において、この実施形態の支持装置100Aは、2つの回転軸(固定軸P1と可動軸P2)を備えている。そして、可動軸P2には、自在車輪193が設けられている。このため、先ず、可動支柱部190に設けられる可動軸P2を中心に取付機構部200で支持されるテレビジョン受像機10を、首を振るように旋回させることができる。したがって、利用者に向かってテレビジョン受像機10の表示画面21を簡単に向けることができる。
また、このテレビジョン受像機10の首振り動作でも対応できない利用者に表示画面21を向ける場合は、取付機構部200が取り付けられる可動軸P2自体を移動させることができる。この実施形態では、固定支柱部110の固定軸P1を中心に360度の範囲で可動支柱部190を旋回させることができる。したがって、テレビジョン受像機10を、アーム部170の長さを半径とする旋回動作を行うことができる。しかも、このアームによる旋回動作と前記首振り旋回動作とを併用することで、多様な方向へ表示画面21を向けることができる。
次に、図9と図10を参照して、前記第1の実施形態の応用例を説明する。
先ず、図9において、この実施形態では、押出成型部材を組み合わせて、これを連結装置210で連結する構造を備えている。このため、連結装置210の連結を解除して簡単に分解したり、あるいは連結装置210を介して他の押出成型部材を簡単に増設することができる。
例えば、図9は、第1の実施形態のアーム部170を取り外して、取付機構部200を直接、主支固定柱部111Aに取り付けた設置例である。この実施形態では、取付機構部200をアーム取付部112Aに取り付けることにより、固定軸P1を中心にテレビジョン受像機10を回転させることができる。また、この実施形態では、アーム取付部112Aの長手方向Yの範囲内であれば、取付機構部200を任意の高さに設定できるので、テレビジョン受像機10の高さ調整も行うことができる。また、この実施形態では、モニタ保持部251により、テレビジョン受像機10が固定軸P1に近接して、しかも、固定支柱部110と平行な姿勢で保持されるので、主固定支柱部111Aを天井面や床面で支持するベース部150に大きな負荷を与えることが少ない。
次に、図10を参照して、取付機構部200の応用例を説明する。ここで、図10は取付機構部の他の応用例を示す斜視図である。
前記した実施形態に係る取付機構部200は、一対のモニタ挿入部材257を備えた事例で説明したが、これに限定されるものではない。つまり、取付機構部200は、その前面にテレビジョン受像機10を取り付ける構造を備えていればよい。例えば、図10では他の応用例を説明している。
先ず、図10(a)に示す取付機構部220aは、裏面にスタンド(支持装置)と連結するための取付ねじ穴を備えたタイプのテレビジョン受像機10に対応する構造を備えている。この取付機構部220aは、取付本体部221より大きな面積(部分)を備えたモニタ保持板252aを取付本体部221の前面に設けている。モニタ保持板252aは、取付本体部221にネジなどを介して取り付けられ、周囲の張り出した部分にテレビジョン受像機10に取り付けるためのネジ穴を備えている。
図10(b)に示す取付機構部220bは、取付機構部220aより第2の嵌合スリット101aと接する面積を広くした取付機構部220bを示している。
図10(c)に示す取付機構部220cは、前記取付機構部220aのモニタ保持板252aの下端部を前方に張り出すように、その断面形状をL型に形成したモニタ保持板252bとしたものである。この実施の形態によれば、テレビジョン受像機10を取り付ける際に、前方に張り出した部分が、位置合わせ部材として活用できるので、組立性が良好となる。
図10(d)に示す取付機構部220dは、テレビジョン受像機10を壁面に取り付けるために流通している壁面取付器具260をネジなどを介して直接、取付本体部221に取り付けるものである。このように、取付機構部220のモニタ保持部252は、取付本体部221と必ずしも一体不可分で形成するものでなく、ネジなどを介して連結する構造であってもよい。これにより、汎用性を図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、図11から図16を参照して、第2の実施形態とその応用例を具体的に説明する。ここで、図11から図14が第2の実施形態、図15、図16がその応用例を示している。なお、第1の実施形態と同様な部位や矢印などは同一符号をもって示し、重複した説明を省略する。
先ず、図11を参照して、この第2の実施形態に係るテレビジョン受像機システム1の概略構造を説明する。ここで、図11はテレビジョン受像機の部品展開図である。
図11において、この実施形態に係るテレビジョン受像機システム1は、テレビジョン受像機10と、このテレビジョン受像機10を支持する支持装置100とから構成される。
この実施形態の破線で示したテレビジョン受像機10もまた、液晶表示装置やプラズマ表示装置で構成される薄型の表示装置内にテレビチューナを備えたものである。もちろん、このテレビジョン受像機10からテレビチューナを別体として分離したモニタ表示装置であってもよい。
一方、支持装置100は、固定支柱部110と、この固定支柱部110を支持するベース部150と、一端を固定支柱部110に取り付けられるアーム部170と、このアーム部170の他端に取り付けられる可動支柱部190と、この可動支柱部190に旋回可能に取り付けられてテレビジョン受像機10を支持する取付機構部200とから構成している。
この実施形態では、その長手方向Yを垂直な姿勢で保持される一対の支柱をアーム部170で連結し、ベース部150を介して一方の支柱を固定支柱部110とし、他の支柱は下端部に設けた自在車輪193を介して固定支柱部110の周囲を旋回することができる。また、可動支柱部190には、テレビジョン受像機10を垂直な姿勢で支持する取付機構部200が旋回可能に取り付けられている。言い換えれば、この実施形態もまた、固定軸P1の周りを旋回する可動軸P2を設け、更に、この可動軸P2の周囲を垂直な姿勢のテレビジョン受像機10を旋回可能にした構造を備えている。
即ち、固定支柱部110は、その長手方向Yを垂直な姿勢で保持された断面形状が正八角形の押出成型部材で構成される。具体的には、この固定支柱部110は、その主体をなす主固定支柱部111と、この主固定支柱部111の上部に取り付けられるアーム取付部112と、このアーム取付部112と主固定支柱部111とを回転可能に連結する回転連結部105とを含んで構成される。
主固定支柱部111とアーム取付部112とは、図11の右側上部の吹出し内に示すように、同じ正八角形の断面形状を備えており、その断面形状は、中央に円形の貫通穴106が形成され、周囲の各辺(8辺)には長手方向Yに沿って嵌合スリット101が形成されるアルムニユウムや軽金属材料で形成される押出成型部材で構成される。
回転連結部105は、円盤105aの上下中央に回転軸棒105bを備えた構造を備え、この下部の回転軸棒105bを主固定支柱部111の貫通穴106に挿入し、上部の回転軸棒105bをアーム取付部112の貫通穴106に挿入することで、主固定支柱部111とアーム取付部112とを1本の支柱として連結するとともに、この支柱の固定軸P1上でアーム取付部112を旋回可能とすることができる。
なお、主固定支柱部111の下端部には滑止部材113、アーム取付部112の上端部には保護キャップ114が取り付けられている。また、必要により、嵌合スリット101には飾り部材115がそれぞれ取り付けることができる。
ベース部150は、同じ部材で形成される一対の脚部部材151で形成される。この脚部部材151は、棒状の押出成型部材からなるベース骨格部152と、このベース骨格部152に取り付けられる連結装置210と飾り部材153と滑止め部材154と端部キャップ155とを含んで構成される。
このベース骨格部152の断面形状は、図11の右側下部の吹出し内に示すように、長方形状の対向する短辺に嵌合スリット101を備え、その内部には矩形状の貫通穴106が形成される。この貫通穴106の一端には連結装置210が、他端には端部キャップ155がそれぞれ取り付けられる。また、嵌合スリット101の一方には飾り部材153が、他方には滑止め部材154がそれぞれ取り付けられる。
そして、この実施形態の脚部部材151は、滑止め部材154が床面と接する姿勢で、連結装置210を備えた一端が主固定支柱部111の下端部に取り付けられる。ここで、一対の脚部部材151は、図11の右上の吹出し内に示すように、主固定支柱部111に対して90度の位置関係をなす嵌合スリット101に連結装置210を介して取り付けられる。
アーム部170は、同じ構造を備えた2本の棒状の押出成型部材から構成される。この一対のアーム部170は、それぞれ、アーム本体171と、このアーム本体171の長手方向の両端部に取り付けられる一対の連結装置210とを含んで構成される。このアーム本体171は、嵌合スリット101が1本しかないが、他の構造は前記ベース骨格部152と同様な断面形状を備えた押出成型部材で形成される。もちろん、アーム本体171をベース骨格部152に変更しても可能である。
可動支柱部190は、断面形状が正八角形の一対の押出成型部材で構成される主可動支柱191と回転支柱192と、主可動支柱191と回転支柱192とを回転可能に連結する回転連結部105と、主可動支柱191の下端部に取り付けられる自在車輪193とを含んで構成している。この主可動支柱191と回転支柱192とは、前記支柱部110の主支固定柱部111とアーム取付部112と同様な構造を備えており、違う点は長手方向Yの長さである。
ここで、主可動支柱191の嵌合スリット101にはアーム部170の一端が取り付けられ、回転支柱192の嵌合スリット101には取付機構部200に設けた連結装置210が取り付けられる。これにより、取付機構部200は、アーム部170に対して、主可動支柱191と回転支柱192の軸心である可動軸P2を中心に旋回させることができる。
取付機構部200は、連結装置210を備えた取付本体部250と、この取付本体部250に取り付けられてテレビジョン受像機10を支持するためのモニタ保持部251とから構成される。
そして、この実施形態の大きな特徴の1つは、支持装置100の主体的な構造部材を連結装置210で連結される押出成型部材で形成し、この押出成型部材に、薄型表示装置(テレビジョン受像機10)の表示画面21を平行に支持する取付機構部200を取り付けた点にある。詳細については、第1の実施形態と同様のため省略する。
また、この実施形態の大きな特徴の1つは、可動支柱部190で支持されるテレビジョン受像機10を、アーム部120を介して、固定支柱部110に旋回可能に支持することで、重量物であるテレビジョン受像機10を安定支持して、しかも、その設置位置を変更可能とした点である。
即ち、この実施形態では、ベース部150に垂直な姿勢で支持された主固定支柱部111に、アーム取付部112が同じ垂直な姿勢で回転可能に取り付けられている。これにより、この実施形態では、回転機構を備えた固定支柱部110がシンプルな1本の押出成型部材で構成される。そして、このシンプルな固定支柱部110に、同じシンプルな1本の押出成型部材で構成される可動支柱190が水平な姿勢のアーム部170を介して連結される構造を備えているため、可動する部分が骨格的なシンプルな構造となる。このため、重量のあるテレビジョン受像機10を支持する可動支柱部190を違和感なく旋回させることができる。
また、この実施形態の大きな特徴の1つは、旋回可能に取り付けられる可動支柱部190に、取付機構部200を旋回可能に取り付けた点にある。即ち、この実施形態では、アーム部170の両端に2つの回転軸である固定軸P1と可動軸P2を設け、この固定軸P1を介して可動軸P2を旋回させ、更に、可動軸P2を介して、テレビジョン受像機10を水平方向に旋回可能としたことにより、テレビジョン受像機10の視認角度を自由に変更することができる。
また、この実施形態の大きな特徴の1つは、ベース部150を直角の角度で形成したので、部屋のコーナー部に、このテレビジョン受像機システム1を設置できるようにした点にある。
即ち、従来からテレビジョン受像機をコーナーに設置するためのテレビ台(スタンド)が広く普及している。しかし、ブラウン管型のテレビジョン受像機であれば、後部が細くなっているので、コーナーの隅スペースを有効に活用することができたが、薄型のテレビジョン受像機となると、コーナーの隅スペースはデッドスペースとなる。特に、表示画面が大型化すると、このデッドスペースも大きくなる課題がある。これに対して、従来のコーナー型のテレビ台などは、その上面にテレビジョン受像機を設置するだけの構造を備えているため、上記課題を解決することができない。
しかし、この実施形態では、コーナーの角部に支柱部110が設置され、この支柱部110に対してアーム部170を旋回可能とし、更に、アーム部170の先端に対して、テレビジョン受像機10が取り付けられる取付機構部200を旋回可能としたので、視認状態ではテレビジョン受像機10をコーナーに対して正対させ、使用しないときは、テレビジョン受像機10の裏面を一方の壁面に沿って収納することができる。
しかも、この実施形態では、視認状態では、細いシンプル構造の可動支柱部190によって、テレビジョン受像機10の重量が支持され、更に、アームを介して連結される固定支柱部110によって可動支柱部190の転倒が抑止されるので、安定設置が可能である。また、この実施形態では、裏面側を直角としているので、支柱部11をコーナー角部で、一対の脚部部材151を直角に開いた壁面に沿って設置できるから、使用しない状態では、前方への倒れこみをベース部150で支持し、裏面側への倒れこみは壁面自身に担わせることができる。
そしてまた、この実施形態の大きな特徴の1つは、支持装置100全体を押出成型部材からなるシンプルでコンパクトな骨格構造とした点にある。
即ち、従来のスタンドは、強固な骨格に板材を貼り付けた構造であったり、あるいは、4本の支柱とガラスの板材の組み合わせだったり、あるいは、支柱とこれを支える大きなベース板とからなる構造が主流である。本実施形態に係る支持装置100では、これら従来のスタンドの構造とは大きく異なり、押出成型部材の組み合わせで構成される構造としている。特に顕著なのがベース部150の構造である。この実施形態に係るベース部150は、支柱部110の下端部の直角方向に一対の脚部部材151を取り付けた構造である。
以下、図12から図14を参照して、更に、この第2の実施形態に係るテレビジョン受像機システム1を説明する。ここで、図12と図13が支持装置100の外観図、図14が使用状態の説明図を示している。
先ず、図12と図13を参照して、支持装置100の外観形状を説明する。図12は支持装置の外観図であり、図12(a)が平面図、図12(b)が固定支柱部の拡大図、図12(c)が可動支柱部の拡大図である。図13は支持装置の外観図であり、図13(a)が右側面図、図13(b)が正面図である。
図12において、この実施形態では、固定支柱部110と可動支柱部190とを同じ正八角形状の断面を備えた押出成型部材で形成している。図12(b)に示すように、この押出成型部材は、中央に円形の貫通穴106があり、この貫通穴106と各8辺との間にそれぞれ嵌合スリット101が形成される。この嵌合スリット101は、スリット内部103がその外周のスリット両端部102より広く形成されているので、連結装置本体211の先端部に形成される一対の突出部214が拡張されると、連結装置210を備えた脚部部材151とアーム部170の一端が固定される。
この実施形態では、固定支柱部110が正八角形状であるために、図12(b)に示すように、主固定支柱部111の1つ間をおいた2つの嵌合スリット101に脚部部材151の一端を取り付けることで、90度の角度を備えたベース部150を組み立てることができる。また、アーム取付部112の1つの嵌合スリット101に一対のアーム部170の一端を取り付けることで、可動支柱部190を一対の脚部部材151で形成される90度の範囲で旋回させることができる。
一方、図12(c)に示すように、可動支柱部190を構成する主可動支柱部191と回転支柱部192は、同じ可動軸P2上で上下に回転可能に配置されるので、主可動支柱部191の1つの嵌合スリット101にアーム部170の他端を取り付け、回転支柱部192の1つの嵌合スリット101に取付機構部200を取り付けることで、図12(a)に示すように、取付機構部200に取り付けられるテレビジョン受像機10をアーム部170に対して直交する姿勢にすることができる。
図13に示すように、この実施形態の固定支柱部110は、同じ固定軸P1上で主固定支柱部111とアーム取付部112が回転可能に取り付けられる。前記したように、この実施形態の主固定支柱部111とアーム取付部112は、長手方向Yに沿って形成される複数の嵌合スリット101を備えているので、アーム取付部112の嵌合スリット101の長さH3のどの位置でもアーム部170を旋回可能に取り付けることができる。また、この実施形態では、固定支柱部110と可動支柱部190とを、同じ押出成型部材で形成しているので、可動支柱部190の主可動支柱部191を長さの異なる物を準備すれば、他の部材を変更することなく、テレビジョン受像機10の高さを変更することができる。
また、取付機構部200は、連結装置210を備えた取付本体部221と、この取付本体部221に取り付けられるモニタ保持部252とから構成する。取付本体部221は、左右寸法より奥行寸法が大きく、この奥行き寸法より高さ寸法が大きい左右方向に扁平な外観を備えている。一方、モニタ保持部252は、テレビジョン受像機10の表示画面11が、垂直と成る姿勢で保持する構造を備えている。この構造は図7で説明しているので省略する。
次に、図14を参照して、「コーナータイプ」の支持装置100を採用したテレビジョン受像機システム1の設置方法を説明する。図14はテレビジョン受像機システムの設置状態図である。
図14において、この実施形態に係るテレビジョン受像機システム1では、直立した固定支柱部110が部屋の隅に配置され、この固定支柱部110に取り付けられる一対の脚部部材151が壁に沿って90度の角度で床面に設置される。この固定支柱部110に対して部屋側に伸びるようにアーム部170が旋回可能に取り付けられる。したがって、このアーム部170は、90度の範囲で旋回することができる。
アーム部170の先端には、可動支柱部190を介して、テレビジョン受像機10が取り付けられる。したがって、アーム部170がコーナーの中央に位置する使用状態Aでは、テレビジョン受像機10を部屋の中心に向かってテレビジョン受像機10を正対させる姿勢を取ることができる。この使用状態Aの状態であれば、従来のコーナー設置のテレビジョン受像機のように設置することができる。また、使用状態Aの状態は、テレビジョン受像機10の重量は、可動支柱部190によって支持され、また、その姿勢は、一対のアーム部170を介して接続される固定支柱部110を支持するベース部150で支持されるので、壁面などに取り付ける必要がない。
一方、この実施形態では、アーム部170を旋回可能としているので、一方の壁面側にアーム部170を旋回させることができる。しかし、アーム部170を旋回させると、テレビジョン受像機10の片側が壁面に当たることとなる。しかし、この実施例では、可動支柱部190を介してアーム部170の先端でテレビジョン受像機10を回転させることができるので、破線で示した使用状態Bのように、テレビジョン受像機10を壁と平行な姿勢とすることができる。この使用状態Bであれば、大きな表示画面を備えたテレビジョン受像機10であっても、壁際に沿って収納することができる。しかも、ベース部150は、壁に沿って形成される一対の脚部部材151で構成されるので、このベース部150が邪魔になることが少ない。
また、この使用状態Bであれば、テレビジョン受像機10の前方への転倒は、片側の前方に延びる脚部部材151で軽減することができるし、また後方への転倒は、壁面に近接して設けられることで、わずかな倒れこみの段階で、この倒れこみを壁面で支持できる。
更に、破線で示す使用状態Cでは、固定軸P1と可動軸P2の2つの回転軸を介して、テレビジョン受像機10を任意の角度の回転させることができるので、視認性を大きく向上することができる。
次に、図15、図16を参照して、第2の実施形態の他の応用例を説明する。
先ず、図15を参照して、可動支柱部190と取付機構部200との旋回構造に関する応用例を説明する。ここで、図15は可動支柱部と取付機構部との連結構造を示す説明図であり、図15(a)が部品展開図、図15(b)が可動支柱部と取付機構部との連結構造の断面図である。
前記第1、第2の実施形態では、取付機構部200を、主可動支柱191に回転連結部105を介して連結される回転支柱192に取り付ける構造を採用している。この実施形態は、回転支柱192と回転支柱192とを取付機構部200Aに組み込んだ構造としている。
即ち、この実施形態の取付機構部200Aは、回転軸部254を備えたL型支持部材253と、モニタ保持部252とから構成される。L型支持部材253は、垂直な部材と、その先端に形成される水平な部材からなるL型構造を備えている。回転軸部254の一端は、前記水平な部材の下面に取り付けられている。この下方に張り出した回転軸部254の他端を、主可動支柱191の貫通穴106に通して固定部255で固定することで、取付機構部200Aをアーム部170の先端に回転可能に取り付けることができる。
この構造によれば、第1の実施形態の第2部材192を小型化することができ、部品点数も減らすことができる。したがって、この構造は、第1の実施形態及び第2の実施形態でも簡単に採用することができる。
次に、図16を参照して、支持装置の他の応用例を説明する。ここで、図16は支持装置の他の応用例を説明する外観図である。
先ず、前記したように、この実施形態にかかる支持装置は、複数の押出成型部材を連結装置210を介して簡単に連結して増設し、また、簡単に分解できる構造を備えている。更にまた、押出成型部材に形成される嵌合スリット101を用いて、他の機器や補強部材を取り付けることができる。
図16(a)は、第2の実施形態に係る支持装置100のベース部150に底面156を取り付けることで、ベース部150の強度を強化した支持装置100Bの外観構造を示している。この実施形態では、一対の脚部部材151の角度を維持するように、一対の脚部部材151を連結する1/4円形状の底板156を設けたものである。この実施形態では、底板156の直角を成す辺部に折込部156aを形成し、この折込部156aを一対の脚部部材151に形成した嵌合スリット101に取り付ける構造としている。この構造によれば、一対の脚部部材151が直角の角度より開くことを軽減することができるので、テレビジョン受像機10の加重による固定支柱部110が前方に倒れ込むことを軽減することができる。
また、図16(b)に示す支持装置100Cは、主可動支柱191を無くして、アーム部170の支持だけで、テレビジョン受像機10の加重を支持する構造としたものである。この構造は、第2の実施形態の主可動支柱191を短くすることで、達成されるので、詳細構造は省略する。ただ、このアーム部170の支持だけでテレビジョン受像機10を支持するため、一対のアーム部170の1本は水平姿勢で支持され、他の1本は、水平姿勢の先端部とアーム取付部112とを連結するように斜めに連結する構造とするとよい。また、図16(a)の底板156もベース部150に採用すると、強度をより強くすることができる。
また、図16(c)に示す支持装置100Dは、主可動支柱191の自在車輪193を底板156の上面で移動可能とした構造を備えている。即ち、この実施形態では、テレビジョン受像機10の加重を自在車輪193で支持することとなる。したがって、自在車輪193が移動する床面が、表面が固いフロアであれば、テレビジョン受像機10の加重を受けることができる。しかし、畳やじゅうたんなどの床面では、自在車輪193が柔らかい床面に沈んでしまい、快適な移動ができない、あるいは、床面が傷つくなどの課題がある。
そこで、この実施形態では、底板156上を自在車輪193の移動路とする構造を備えている。この作用効果を備える構造は、図16(a)に破線で示した底板156bのように、底板156の半径を大きくすることで達成できる。
しかし、底板156の半径を大きくすると、図14の使用状態Cのように、テレビジョン受像機10を壁面に沿って収納した場合、せっかく開放された部屋のコーナー部が底板156の存在により、その開放感がそがれる課題がある。
そこで、図16(c)の実施形態では、底板156の半径をアーム部より小さくして、アーム部の中間部で支持される自在車輪193を設ける構造を採用している。即ち、この図16(c)の実施形態に係る支持装置100Dでは、アーム部170Dを主アーム部175と、この主アーム部より短いサブアーム部176とから構成する。主アーム部175の一端は、アーム取付部112に取り付けられ、他の一端は、第2の実施形態で説明した回転支柱192の嵌合スリット101に取り付ける。また、押出成型部材からなる脚部支柱177を準備し、その長手方向の一端に自在車輪193を取り付け、他の一端を主アーム部175の底面の嵌合スリット101に取り付ける。そして、この脚部支柱177の側面(嵌合スリット101)とアーム取付部112とをサブアーム部176で連結する。加えて、回転支柱192に取付機構部200Aの回転軸部254を取り付けるようにする。
この支持装置100Dによれば、第2の実施形態と同様な作用効果を得られるとともに、荷重のかかる自在車輪193を底板156で受け止めることができる。また、自在車輪193を支持する脚部支柱177は奥まって移動可能に配置されるので、この脚部支柱177の存在感を軽減できる。
第1の実施形態に係るテレビジョン受像機システムの部品展開図である。 第1の実施形態に係る連結装置と嵌合スリットの連結構造を示す断面図である。 第1の実施形態に係る他の連結装置の構造図である。 第1の実施形態に係る他の連結装置と嵌合スリットの連結構造を示す断面図である。 第1の実施形態に係る支持装置の外観図である。 第1の実施形態に係る支持装置の回転機構部の構造図である。 第1の実施形態に係る取付機構部の構造図である。 第1の実施形態に係る支持装置の動作方法を示す平面図である。 第1の実施形態に係る支持装置の応用例の外観図である。 第1の実施形態に係る取付機構部の他の応用例を示す外観図である。 第2の実施形態に係るテレビジョン受像機システムの部品展開図である。 第2の実施形態に係る支持装置の外観図である。 第2の実施形態に係る支持装置の外観図である。 第2の実施形態に係る支持装置の動作方法を示す平面図である。 第2の実施形態に係る支持装置の他の応用例を示す説明図である。 第2の実施形態に係る支持装置の他の応用例の外観図である。
符号の説明
1…テレビジョン受像機システム、10…テレビジョン受像機、21…表示画面、100…支持装置、100A…支持装置、100B…支持装置、101…嵌合スリット、102…スリット両端部、103…スリット内部、105…回転連結部、105a…円盤、105b…回転軸棒、106…貫通穴、107…回転連結部、107a…円盤、107b…回転軸棒、108…連結軸部、110…固定支柱部、111…主固定支柱部、111A…主固定支柱部、112…アーム取付部、112A…アーム取付部、113…滑止部材、114…保護キャップ、115…飾り部材、150…ベース部、151…脚部部材、152…ベース骨格部、153…飾り部材、154…滑止め部材、155…キャップ、156…底板、156a…折込部、160…床面固定具、161…天井面固定具、170…アーム部、171…アーム本体、172…飾り部材、190…可動支柱部、191…主可動支柱、192…回転支柱、193…自在車輪、200…取付機構部、200A…取付機構部、210…連結装置、210a…連結装置、211…連結装置本体、212…固定ピン、213…嵌合部材、214…突出部、215…ネジ部材、216…バネ部材、217…開口部、218…交差開口部、221…取付本体部、250…取付本体部、251…モニタ保持部、252…モニタ保持部、253…L型支持部材、254…回転軸部、P1…固定軸、P2…可動軸、Y…長手方向。

Claims (10)

  1. 薄型表示装置と、この薄型表示装置を支持する支持装置から構成される表示装置システムにおいて、
    前記支持装置は、垂直姿勢の固定軸を備えた固定支柱部と、前記固定軸と平行な可動軸を備えた可動支柱部と、前記固定支柱部と前記可動支柱部を連結するアーム部と、前記薄型表示装置を支持して前記可動軸に取り付けられる取付機構部とを含んで構成され、
    前記固定支柱部は、前記固定軸を垂直な姿勢で支持する主固定支柱部と、この主固定支柱部を支持する固定手段と、前記固定軸を中心に回転可能に取り付けられるアーム取付部とを備え、
    前記可動支柱部は、前記可動軸を支持する主可動支柱部と、この主可動支柱部の下端部に取り付けられる自在車輪と、前記可動軸を中心に前記取付機構部を回転可能に支持する回転支持手段とを備え、
    前記アーム部は、前記アーム取付部と主可動支柱部とを連結し、
    前記取付機構部は、前記回転支持手段を介して水平方向に旋回可能に取り付けられるとともに、前記薄型表示装置の表示画面を前記固定支柱部と平行な姿勢で支持する薄型表示装置取付部を備えている
    ことを特徴とする表示装置システム。
  2. 請求項1に記載の表示装置システムにおいて、
    前記固定軸を垂直な姿勢で支持する主固定支柱部は、前記固定軸の上下に配置される一対の固定支柱であり、
    前記アーム取付部は、前記一対の固定支柱の間に回転可能に支持され、
    前記固定手段は、前記下部の固定支柱の下端部に取り付けられて床面に設置される床面固定具と、前記上部の固定支柱の上端部に取り付けられて天井面に固定される天井面固定具とを含んでおり、
    前記床面固定具と前記天井面固定具とは、高さ調整手段を備えている
    ことを特徴とする表示装置システム。
  3. 請求項1または2に記載の表示装置システムにおいて、
    前記固定軸を垂直な姿勢で支持する前記主固定支柱部は、その上部に前記アーム取付部を回転可能に支持し、
    前記固定手段は、前記下部の固定支柱の下端部に取り付けられて前記主固定支柱部を床面上で支持するベース部である
    ことを特徴とする表示装置システム。
  4. 前記請求項1から3の何れかに記載の表示装置システムにおいて、
    前記固定手段は、前記自在車輪を支持する移動路支持板を備えている
    ことを特徴とする表示装置システム。
  5. 前記請求項1から4の何れかに記載の表示装置システムにおいて、
    前記アーム部は、その両端に連結装置を備え、この連結装置が前記固定支柱部と前記可動支柱部の長手方向に沿って形成される嵌合スリットに取り付けられて連結される
    ことを特徴とする表示装置システム。
  6. 垂直姿勢の固定軸を備えた固定支柱部と、前記固定軸と平行な可動軸を備えた可動支柱部と、前記固定支柱部と前記可動支柱部を連結するアーム部と、薄型表示装置を支持して前記可動軸に取り付けられる取付機構部とを含んで構成され、
    前記固定支柱部は、前記固定軸を垂直な姿勢で支持する主固定支柱部と、この主固定支柱部を支持する固定手段と、前記固定軸を中心に回転可能に取り付けられるアーム取付部とを備え、
    前記可動支柱部は、前記可動軸を支持する主可動支柱部と、この主可動支柱部の下端部に取り付けられる自在車輪と、前記可動軸を中心に前記取付機構部を回転可能に支持する回転支持手段とを備え、
    前記アーム部は、前記アーム取付部と前記主可動支柱部とを連結し、
    前記取付機構部は、前記回転支持手段を介して水平方向に旋回可能に取り付けられるとともに、前記薄型表示装置の表示画面を前記固定支柱部と平行な姿勢で支持する薄型表示装置取付部を備えている
    ことを特徴とする薄型表示装置の支持装置。
  7. 請求項6に記載の薄型表示装置の支持装置において、
    前記固定軸を垂直な姿勢で支持する前記主固定支柱部は、前記固定軸の上下に配置される一対の固定支柱であり、
    前記アーム取付部は、前記一対の固定支柱の間に回転可能に支持され、
    前記固定手段は、前記下部の固定支柱の下端部に取り付けられて床面に設置される床面固定具と、前記上部の固定支柱の上端部に取り付けられて天井面に固定される天井面固定具とを含んでおり、
    前記床面固定具と前記天井面固定具とは、高さ調整手段を備えている
    ことを特徴とする薄型表示装置の支持装置。
  8. 請求項6または7記載の薄型表示装置の支持装置において、
    前記固定軸を垂直な姿勢で支持する前記主固定支柱部は、その上部に前記アーム取付部を回転可能に支持し、
    前記固定手段は、前記下部の固定支柱の下端部に取り付けられて前記主固定支柱部を床面上で支持するベース部である
    ことを特徴とする薄型表示装置の支持装置。
  9. 前記請求項6から8の何れかに記載の薄型表示装置の支持装置において、
    前記固定手段は、前記自在車輪を支持する移動路支持板を備えている
    ことを特徴とする薄型表示装置の支持装置。
  10. 前記請求項6から9の何れかに記載の薄型表示装置の支持装置において、
    前記アーム部は、その両端に連結装置を備え、この連結装置が前記固定支柱部と前記可動支柱部の長手方向に沿って形成される嵌合スリットに取り付けられて連結される
    ことを特徴とする薄型表示装置の支持装置。
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